説明

薬剤放散装置

【課題】目的の異なる種類の薬剤を、お互いに影響し合うことなしに大気に放散でき、複数の電池を有すると共に、装置全体を小型にできる薬剤放散装置とする。
【解決手段】複数の筒状部1aを有する装置本体1と、その複数の筒状部1a内に設けた送風機2、薬剤保持体3とを備え、各送風機2を駆動することで各筒状部1aから薬剤が大気にそれぞれ放散してお互いに影響し合うことがないようにし、前記筒状部1aの外周面に電池収容部6を設け、この電池収容部6内に電池7を筒状部1aの長手方向に向けて周方向に複数収容して複数の電池7を有すると共に、装置全体を小型にできるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、快適な生活空間を得るために、芳香、消臭、除菌、殺虫、害虫忌避などの目的に供する薬剤を放散する装置に関し、さらに詳しくは、複数の目的を達成することができる薬剤放散装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から装置本体内に形成した吸込口と吐出口との気流通路にファンを具備し、その吸込口、又は吐出口に薬剤を保持した薬剤保持体を取付け、ファンを回転することで、薬剤を吐出口から空間に放散するようにした薬剤放散装置が種々提案されている。
この薬剤放散装置は、快適な生活空間を得るために、各目的に応じて芳香剤、消臭剤、除菌剤、殺虫剤、あるいは害虫忌避剤などの薬剤を空間に放散させ、香りを楽しんだり、臭いを消したり、あるいは害虫を防除するなどのいろいろな目的に使用される。
一方、薬剤放散装置の使用場面は、ダイニングキッチン室、寝室、子供室、浴室、トイレなどの居室空間と様々であり、その空間は大中小と広さが異なる。
また、ペット小屋周辺、園芸仕事、散歩などの行動周辺などの屋外空間、さらに一般家庭の他に、販売店、食堂、旅館、病院、乗り物などでも使用される。
【0003】
前述した様々な場面において、1台の薬剤放散装置で複数の目的に使用できること、又は同時に複数の目的に使用できることを満足した薬剤放散装置が好ましい。
例えば、同時に複数の目的に使用することができる薬剤放散装置が特許文献1に開示されている。
この薬剤放散装置は、送風機を備えた装置本体の吸込口と吐出口とに薬剤取付部をそれぞれ設け、送風機を駆動することで各々の薬剤取付部に取付けた揮散性薬剤を保持した薬剤保持体に空気を触れ、薬剤を揮散し、その薬剤を空間に放散するようにしてある。
【0004】
【特許文献1】特開2003−304791号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述した従来の薬剤放散装置にように、吸込口及び吐出口の各薬剤取付部に、目的の違う異なる種類の薬剤(薬剤保持体)を取付けて使用することは、吸込気流や吐出気流の空気の流通を妨げる問題がある。すなわち、吸込口に取付けた薬剤と吐出口に取付けた薬剤がお互いに影響し合い、その薬剤の空間への放出(速度、距離、放散量)を妨げる。このことから、目的とする効果が不充分であったり、使用できる薬剤が制限されるなどの問題が生じる。
【0006】
前述の問題を解決するには、独立した送風機を有する薬剤放散器具を複数備えた薬剤放散装置とすることが考えられる。
しかし、この場合、それぞれの送風機の電源である電池を多く必要とする。その電池の取付けスペースを確保するために装置全体が大型化する。このことから複数の送風機を備えた薬剤放散装置とすることは難しい。
【0007】
本発明の目的は、複数の薬剤保持体と複数の送風機を備え、目的の異なる種類の薬剤を、お互いに影響し合うことなしに大気に放散でき、前記送風機用の電池を複数備えていると共に、装置全体を小型にできる薬剤放散装置とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、複数の筒状部1aを有した装置本体1と、
前記筒状部1a内にそれぞれ設けた送風機2、薬剤保持体3と、
前記筒状部1aの外周面に設けた電池収容部6と、
この電池収容部6内に、筒状部1aの長手方向に向けて周方向に順次収容した複数の電池7を備え、
この電池7を電源として前記各送風機2を駆動することで、各薬剤保持体3に空気が触れて薬剤が揮散し、その揮散した薬剤がそれぞれ独立して空気とともに大気に放散するように構成したことを特徴とする薬剤放散装置である。
【0009】
本発明においては、複数の外面10aを有した中空で多面体形状の連結体10と、
この連結体10の複数の外面10aに、その連結体10の内部10bと連通してそれぞれ連結した複数の筒体11とで、複数の筒状部1aを有した装置本体1とし、
前記連結体10に空気取入口16を形成し、前記筒体11内に設けた送風機2を駆動することで空気取入口16から流入した空気が、各筒体11内をそれぞれ流通して各筒体11からそれぞれ大気に排出するように構成できる。
また、本発明においては、複数の外面10aを有した中空で多面体形状の連結体10と、
この連結体10の複数の外面10aに、その連結体10の内部10bと連通してそれぞれ連結した複数の筒体11とで、複数の筒状部1aを有した装置本体1とし、
前記連結体10に、前記各筒体11とそれぞれ連通した独立の複数の排出通路17を形成し、前記筒体11内に設けた送風機2を駆動することで各筒体11内をそれぞれ流通した空気が前記各排出通路17から大気にそれぞれ排出するように構成できる。
【0010】
このようにすれば、連結体10に筒体11を連結することで装置本体1とすることができるし、筒体11内に送風機2、薬剤保持体3を設けた状態で、その筒体11を連結体10に連結できるから、装置本体1を容易に組み立てできる。
【0011】
本発明においては、放射状に連結した複数の筒体11と、この連結部に連結した上向きの筒体11で装置本体1とし、
前記放射状に連結した複数の筒体11内に、送風機2、薬剤保持体3をそれぞれ設け、
前記上向きの筒体11の内部を、前記放射状に連結した複数の筒体11の内部に連通して空気取入口16とし、この空気取入口16から流入した空気が各筒体11からそれぞれ大気に排出され、
前記上向きの筒体11の外周面にのみ電池収納部6を設けた構成とすることができる。
また、本発明においては、放射状に連結した複数の筒体11と、この連結部に連結した上向きの筒体11で装置本体1とし、
前記放射状に連結した複数の筒体11内に、送風機2、薬剤保持体3をそれぞれ設け、
前記上向きの筒体11の内部に、前記放射状に連結した複数の筒体11の内部にそれぞれ独立して連通した複数の排出通路17を形成し、各筒体11内を流通した空気が前記各排出通路17から大気にそれぞれ排出するようにし、
前記上向きの筒体11の外周面にのみ電池収納部6を設けた構成とすることができる。
【0012】
このようにすれば、装置本体1をコンパクトにして装置全体をより小型とすることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、複数の筒状部1a内に設けた送風機2を駆動することで各薬剤保持体3から薬剤が揮散し、その薬剤が独立して空気とともに大気に放散するので、前述の薬剤保持体3を目的の異なる種類の薬剤を揮散するものとすることにより、目的の異なる複数の薬剤を、お互いに影響し合うことなしに大気に放散できる。
また、前記筒状部1aの外周面に電池収納部6を設けたことによって、前記送風機2用の電池7を複数備えることができると共に、装置全体を小型にできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の第1の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
装置本体1は複数の筒状部1aを備えている。
前記各筒状部1a内には、送風機2、薬剤保持体3がそれぞれ設けてある。
前記送風機2は、モータ4と、このモータ4で回転されるファン5を備えている。
前記薬剤保持体3は、通気性を有する容器3a内に、揮散性の薬剤を含浸した粒状の薬剤含浸体3bを多数充填してある。
前記モータ4でファン5を回転して送風機2を駆動すると、筒状部1a内に空気が流通して薬剤保持体3に空気が触れて薬剤が揮散し、その揮散した薬剤は空気とともにそれぞれ独立して筒状部1aから大気にそれぞれ放散される。
【0015】
このようであるから、各筒状部1aに取付けた薬剤保持体3が保持している薬剤を、目的の異なる種類の薬剤とすることで、目的の異なる種類の薬剤を、各筒状部1aからそれぞれ独立して大気に放散するので、それらの薬剤を、お互いに影響し合うことなしに大気に放散することができる。
【0016】
前記筒状部1aの外周面1bには電池収容部6が設けてある。
この電池収容部6に電池7が、筒状部1aの長手方向に向けて周方向に順次複数収容してある。この電池7を電源として前記モータ4が回転する。
【0017】
このようであるから、装置本体1の筒状部1aの長さはモータ4、ファン5(つまり、送風機2)、薬剤保持体3を設けることができる長さであれば良く、電池7の数量に関係なく短くできる。
また、装置本体1の筒状部1aの内径を電池7の大きさに関係なく決定できるので、ファン5、薬剤保持体3の径方向の大きさを電池7の大きさに関係なく任意の大きさにできる。
また、装置本体1の筒状部1aの外周面1bに沿って電池7を、その筒状部1aの長手方向に向けて周方向に順次収容するようにしたので、多数本の電池7を収容でき、しかも装置全体が径方向に大きくなることがなくコンパクトにできる。
【0018】
次に、各部の詳細を説明する。
前記装置本体1は、中空の連結体10に複数の筒体11を連結してある。例えば、筒体11の長手方向一端部が連結体10に連結してある。
前記各筒体11内に、前述の送風機2と薬剤保持体3がそれぞれ設けてある。例えば、前記送風機2のモータ4をプレート12に取付け、そのプレート12を筒体11の内周面における長手方向一端寄りに形成した突起13に固着して送風機2を筒体11内に取付けてある。このプレート12は流通口14を有する。
前記薬剤保持体3は、筒体11の内周面における長手方向他端寄りに嵌合して取付けてある。
つまり、筒体11が前述の筒状部1aである。
【0019】
これによって、ファン5を回転すると筒体11の一端開口部11aから空気を吸い込み、その空気は、前記流通口14を通して薬剤保持体3の容器3a内を流通し、薬剤含浸体3bに触れて薬剤を揮散する。
この揮散した薬剤が筒体11の他端開口部11bから大気に放散する。
要するに、筒体11、送風機2、薬剤保持体3で薬剤放散器具としてある。
【0020】
前記筒体11の外周面11dに筒20を嵌合し、この筒20に収納用空間21を有したブロック22を、周方向に間隔を置いて複数設け、その各ブロック22の開口部に蓋23を着脱自在に取付けて電池収容部6としてある。
このようであるから、電池収容部6を筒体11とは別に作製し、その筒体20を筒体11に嵌合して電池収容部6とすることができる。
【0021】
前記連結体10は複数の外面10aを有した多面体の中空形状で、その外面10aにおける筒体11が連結する外面10aには、前記筒体11の一端開口部11aと連通する孔15が形成され、各筒体11は連結体10の内部10bにそれぞれ連通している。
前記外面10aにおける筒体11が連結されない外面10aには空気取入口16が形成されている。
【0022】
このようであるから、空気取入口16から内部10bに流通した空気は、孔15から筒体11の一端開口部11aに流入するので、各ファン5を回転することで各筒体11の他端開口部11bから薬剤が空気とともに大気に放散する。
したがって、同一形状の薬剤放散器具を複数形成し、その筒体11を連結体10の外面10aに取付けることで、本発明の薬剤放散装置とすることができる。
【0023】
図1と図2に示すように、連結体10の相対向した左右の2つの外面10aに筒体11を左右に向けて連結し、2つの筒体11を一直線状とする。
前記連結体10の上の外面10aに筒体11を上向きに連結して、装置本体1を逆T字形状としてある。
前記電池収容部6の2つのブロック22が図2に示すように、設置面aに当接するようにして、設置面aに安定して設置できるようにしてある。
【0024】
前述の実施の形態では、連結体10に2つの筒体11を一直線状に連結したが、3つ以上の筒体11を放射状に連結体10に連結しても良い。
この場合には、連結体10の上方の外面10aには筒体11を連結せずに、その上方の外面10aに空気取入口16を形成することが好ましい。
【0025】
前述の実施の形態では、各筒体11内に送風機2、薬剤保持体3を設けたが、送風機2、薬剤保持体3を設けない筒体11(筒状部1a)を備えても良い。
例えば、前述の連結体10の上方の外面10aに連結した筒体11内に送風機2、薬剤保持体3を設けずに、その筒体11を空気取入用として利用する。
【0026】
前述の実施の形態では、各筒体11に電池収容部6をそれぞれ設けたが、電池収容部6を設けない筒体11(筒状部1a)を備えても良い。
例えば、前述の連結体10の左右の外面10aに連結した筒体11には電池収容部6を設けずに、上の外面10aに連結した筒体11の外周面に電池収容部6を設ける。
【0027】
前述の実施の形態では、筒体11を連結体10に連結して装置本体1としたが、連結体10を用いずに複数の筒体11を一体としても良い。
また、連結体10の複数の外面10aに3本以上の筒体11を放射状に連結しても良いし、3本以上の筒体10を放射状に一体としても良い。
【0028】
本発明の第2の実施の形態を図4〜図6に基づいて説明する。
前述した薬剤放散器具を構成する筒体11を十文字に一体に連結すると共に、その連結部に他の筒体11を上向きに設け、放射状の複数の筒体11と上向きの筒体11を有し、かつ各筒体11が連通した装置本体1とする。
前記放射状の複数の筒体11の内部に送風機2、薬剤保持体3をそれぞれ設けて前述した薬剤放散器とする。
前記上向きの筒体11の内部は、前記放射状の筒体11の連結部の内部1cに連通し、この上向きの筒体11を空気取入口16として利用する。
【0029】
前記上向きの筒体11(筒状部1a)の外周面に、穴あき円板状の底板24を有した筒25を嵌合し、その底板24を筒体11の上面に当接して環状の空間部26を形成する。
この空間部26内に電池7を周方向に順次複数収容し、その空間部26の上部開口を蓋27で閉塞して電池収容部6とする。
【0030】
このようにすれば、放射状筒体11には電池収容部6が存在せずに、上向きの筒体11に電池収容部6を設けたので、装置全体をより小型とすることができる。
【0031】
前述の図4〜図6に示す実施の形態において、電池収容部6は、そのままとし、各筒体11を連結体10で連結するようにしても良い。
また、筒体11は、そのままとし、各筒体11の外周面に電池収容部6をそれぞれ設けても良い。
【0032】
前述の各実施の形態では、電池収容部6を筒体11と別体としたが、その電池収容部6を筒体11と一体としても良い。
また、前述の各実施の形態では2つの筒体11、1つの筒体を一直線状としたが、鉤形状、L字形状、円弧形状などとすることもできる。
【0033】
前述の各実施の形態では、ファン5から吐出した空気が薬剤保持体3に触れるようにしたが、ファン5が吸い込む空気が薬剤保持体3に触れるようにしても良い。
例えば、図7に示すように連結体10の内部10bに、各筒体11の内部に連通した独立した複数の排出通路17を形成する。
これによって、各筒体11内を流通した空気は各排出通路17から、それぞれ独立して大気に排出されるので、各薬剤保持体3から揮散した薬剤は、各排出通路17から独立して空気とともに大気に放散される。
【0034】
また、図8に示すように、上向きの筒体11と、連結部の内部1cに亘って独立した複数の排気通路17を形成する。
これによって、各筒体11内を流通した空気は各排気通路17から、それぞれ独立して大気に排出されるので、各薬剤保持体3から揮散した薬剤は、各排気通路17から独立して空気とともに大気に放散される。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す薬剤放散装置の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す薬剤放散装置の側面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す薬剤放散装置の正面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す薬剤放散装置の断面図である。
【図6】図4のB−B断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示す薬剤放散装置の断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示す薬剤放散装置の断面図である。
【符号の説明】
【0036】
1…装置本体、1a…筒状部、2…送風機、3…薬剤保持体、4…モータ、5…ファン、6…電池収容部、7…電池、10…連結体、10a…外面、11…筒体、12…プレート、14…流通口、16…空気取入口、17…排出通路。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の筒状部1aを有した装置本体1と、
前記筒状部1a内にそれぞれ設けた送風機2、薬剤保持体3と、
前記筒状部1aの外周面に設けた電池収容部6と、
この電池収容部6内に、筒状部1aの長手方向に向けて周方向に順次収容した複数の電池7を備え、
この電池7を電源として前記各送風機2を駆動することで、各薬剤保持体3に空気が触れて薬剤が揮散し、その揮散した薬剤がそれぞれ独立して空気とともに大気に放散するように構成したことを特徴とする薬剤放散装置。
【請求項2】
複数の外面10aを有した中空で多面体形状の連結体10と、
この連結体10の複数の外面10aに、その連結体10の内部10bと連通してそれぞれ連結した複数の筒体11とで、複数の筒状部1aを有した装置本体1とし、
前記連結体10に空気取入口16を形成し、前記筒体11内に設けた送風機2を駆動することで空気取入口16から流入した空気が、各筒体11内をそれぞれ流通して各筒体11からそれぞれ大気に排出するようにした請求項1記載の薬剤放散装置。
【請求項3】
複数の外面10aを有した中空で多面体形状の連結体10と、
この連結体10の複数の外面10aに、その連結体10の内部10bと連通してそれぞれ連結した複数の筒体11とで、複数の筒状部1aを有した装置本体1とし、
前記連結体10に、前記各筒体11とそれぞれ連通した独立の複数の排出通路17を形成し、前記筒体11内に設けた送風機2を駆動することで各筒体11内をそれぞれ流通した空気が前記各排出通路17から大気にそれぞれ排出するようにした請求項1記載の薬剤放散装置。
【請求項4】
放射状に連結した複数の筒体11と、この連結部に連結した上向きの筒体11で装置本体1とし、
前記放射状に連結した複数の筒体11内に、送風機2、薬剤保持体3をそれぞれ設け、
前記上向きの筒体11の内部を、前記放射状に連結した複数の筒体11の内部に連通して空気取入口16とし、この空気取入口16から流入した空気が各筒体11からそれぞれ大気に排出され、
前記上向きの筒体11の外周面にのみ電池収納部6を設けた請求項1記載の薬剤放散装置。
【請求項5】
放射状に連結した複数の筒体11と、この連結部に連結した上向きの筒体11で装置本体1とし、
前記放射状に連結した複数の筒体11内に、送風機2、薬剤保持体3をそれぞれ設け、
前記上向きの筒体11の内部に、前記放射状に連結した複数の筒体11の内部にそれぞれ独立して連通した複数の排出通路17を形成し、各筒体11内を流通した空気が前記各排出通路17から大気にそれぞれ排出するようにし、
前記上向きの筒体11の外周面にのみ電池収納部6を設けた請求項1記載の薬剤放散装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−63421(P2010−63421A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−234398(P2008−234398)
【出願日】平成20年9月12日(2008.9.12)
【出願人】(000112853)フマキラー株式会社 (155)
【Fターム(参考)】