説明

薬剤耐性微生物を処置するためのメチルスルホニルメタン(MSM)

本発明の態様は、概して、薬剤感受性微生物および薬剤耐性微生物を治療するための、メチルスルホニルメタン(MSM)および1種または複数種の治療剤を含む組成物の使用に関する。いくつかの態様において、このような組成物は薬剤耐性感染症、例えばMRSAの治療において有効である。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬剤耐性細菌性病原体を阻害する方法であって、以下の工程を含む方法:
薬剤耐性細菌性病原体を選択する工程;ならびに
細菌性病原体を、治療的有効量のMSMおよび薬剤耐性細菌性病原体の薬剤感受性型のものを阻害する治療的有効量の剤を含む組成物と接触させる工程であって、それによって、薬剤耐性細菌性病原体を阻害する、工程。
【請求項2】
薬剤耐性細菌性病原体が耐性を有する薬物に対する、薬剤耐性細菌性病原体の感受性を増加させる方法であって、以下の工程を含む方法:
薬剤耐性細菌性病原体を選択する工程;ならびに
細菌性病原体を、治療的有効量のMSMを含む組成物と接触させる工程であって、それによって、薬剤耐性細菌性病原体が耐性を有する薬物に対する、薬剤耐性細菌性病原体の感受性を増加させる、工程。
【請求項3】
薬剤感受性細菌性病原体が薬剤耐性を発現するのを阻害する方法であって、以下の工程を含む方法:
薬剤感受性細菌性病原体を選択する工程;ならびに
薬剤感受性細菌性病原体を、治療的有効量のMSMおよび薬剤感受性細菌性病原体を阻害する治療的有効量の剤を含む組成物と接触させる工程であって、それによって、薬剤感受性細菌性病原体が薬剤耐性を発現するのを阻害する、工程。
【請求項4】
細菌性病原体がMRSAである、請求項1または2記載の方法。
【請求項5】
細菌性病原体が黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)である、請求項3記載の方法。
【請求項6】
剤がβラクタム系抗生物質である、請求項4記載の方法。
【請求項7】
剤が、ペニシリン誘導体、セファロスポリン、ペネム、モノバクタム、カルバペネム、βラクタマーゼ阻害剤、またはこれらの2つ以上の組み合わせを含む、請求項6記載の方法。
【請求項8】
剤がメチシリンまたはオキサシリンを含む、請求項6記載の方法。
【請求項9】
有効量のMSMが、約5〜20%MSM、約5〜16%MSM、約5〜10%MSM、約5〜8%MSM、約9〜16%MSM、または約10〜15%MSMである、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項10】
有効量のMSMが、約5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%、15%、または16%のMSMである、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項11】
有効量のMSMが約5〜10%MSMである、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項12】
細菌性病原体が表面にいる、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項13】
細菌性病原体が対象の中にいる、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項16】
組成物が局所投与される、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項14】
組成物が吸入装置を用いて投与される、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項15】
細菌性病原体が組成物と約24時間、36時間、48時間、60時間、72時間、84時間、96時間、108時間、または120時間接触する、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項16】
組成物が0〜5%の塩化ナトリウムを含む、前記請求項のいずれか一項記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3A】
image rotate

【図3B】
image rotate

【図3C】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公表番号】特表2013−509437(P2013−509437A)
【公表日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−537140(P2012−537140)
【出願日】平成22年10月29日(2010.10.29)
【国際出願番号】PCT/US2010/054837
【国際公開番号】WO2011/053848
【国際公開日】平成23年5月5日(2011.5.5)
【出願人】(512111979)バイオジェニック イノベーションズ, リミテッド ライアビリティ カンパニー (2)
【Fターム(参考)】