説明

薬品供給装置

【課題】ペレット状次亜塩素酸カルシウムを用いる場合に、炭酸カルシウムの堆積物を生成することに対処して、薬品供給装置の取付け部に装着された薬品貯蔵容器を提供する。
【解決手段】薬品貯蔵容器(74)は、主要部分が次亜塩素酸カルシウムから成る前記薬品と、前記薬品を収容し、また、開放下端と、閉鎖上端と、前記下端に隣接する雄ねじが切られた部位とを有し、相補形の雌ねじが切られた取付け部に螺合された成形プラスチック本体と、前記容器の開口を横断して延在し、少なくとも部分的に前記薬品を支承し、さらに、水体中央部の局部隆起に浸される中央部を有する多孔カバー(70)とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水処理に係わり、より具体的にはスイミング・プールなどからの再循環水に処理薬品を加えるための供給装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
スイミング・プールの水は、処理を施さないと、細菌、藻類、および他の好ましくなく、また、体に害を及ぼす恐れがある微生物が繁殖する快適な場所となる。従って、そのような微生物を殺菌/制御するために、処理薬品を用いてプール水を定期的に、かつ、継続して処理することが一般的になっている。
【0003】
そのような処理は、典型的には、好ましくない微生物を殺菌する、または、制御するために効果的な量の塩素をプール水に加えることによって行われる。塩素供給源は、液状または固形であり、固形の場合にはプール水に溶解される。固形の塩素供給源としては、次亜塩素酸カルシウム(カル・ハイポ)、ジクロロイソシアヌール酸(ダイ・クロル)、およびトリクロロイソシアヌール酸(トリ・クロル)がある。
【0004】
種々の供給装置が、固形薬品の錠剤などから塩素を供給するために用いられる。薬品を継続して供給するためには、「フローター」または「フィーダー」としても知られている浮遊侵食型供給装置を用いることが知られている。フローターには、固形薬品が格納されており、薬品が制御してプール水に浸されるために、塩素をプール水に加えるために固形薬品が水に侵食される速さが制御される。例示としてのフローターは、特許文献1および特許文献2と特許文献3に開示されている。また、プール水の濾過機能も備えた循環装置に組み込まれた外付けフィーダーに、プール水をポンプによって送水することも知られている。そのような装置には、間欠噴霧装置、侵食型装置、および周期的部分浸漬装置がある。そのような装置の例は、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9、特許文献10、および特許文献11、さらに特許文献12に示されている。別の背景技術としては、固形次亜塩素酸カルシウムの種々の配合が、特許文献13と特許文献14に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第54917868号明細書
【特許文献2】米国意匠特許第297857号明細書
【特許文献3】米国意匠特許第309493号明細書
【特許文献4】米国特許第5932093号明細書
【特許文献5】米国特許第5928608号明細書
【特許文献6】米国特許第5441711号明細書
【特許文献7】米国特許第5427748号明細書
【特許文献8】米国特許第5429355号明細書
【特許文献9】米国特許第5384102号明細書
【特許文献10】米国特許第5133381号明細書
【特許文献11】米国特許第4208376号明細書
【特許文献12】米国再発行特許第33861号明細書
【特許文献13】米国特許第5112521号明細書
【特許文献14】米国特許第5004549号明細書
【特許文献15】米国特許第60457076号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
処理薬品を適切に溶解させて、好ましくない堆積または残渣を回避することが、フィーダーを設計する上での課題であった。市販のペレット状次亜塩素酸カルシウムを用いる場合には、炭酸カルシウムの堆積物を生成するために、特別な問題が存在する。例えば、特許文献14が参照される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一観点は、水流に薬品を加えるための供給装置に関し、供給装置は、フィーダー流入口ならびにフィーダー流出口と、多孔下部を有して、固形の薬品を収容する貯蔵容器と、流出口を有して、少なくとも第一フィーダー状態のときにフィーダー流入口に連通し、また、前記導管流出口を浸す水体を保持している第一導管と、少なくとも前記第一フィーダー状態のときに水体からの溶解薬品を含有する溢水を受け入れるとともに、フィーダー流出口に連通する流出水室とを含む。
【0008】
本発明の別の観点は、水流に薬品を加えるための供給装置に関し、供給装置は、フィーダー流入口ならびにフィーダー流出口と、多孔下部を有するとともに、固形の薬品を収容する貯蔵容器と、流出口を有して、少なくとも第一フィーダー状態のときにフィーダー流入口に連通する第一導管と、少なくとも前記第一フィーダー状態のときに、前記導管流出口を浸す水体を維持する手段と、水体が、貯蔵容器内の薬品と接触して薬品を溶解する前記第一フィーダー状態のときの第一高さ、または、水体が、貯蔵容器内の薬品と接触しない第二フィーダー状態のときの第二高さになるように、前記水体の表面を局部的に隆起させるための導管の水流を切り換える手段と、少なくとも前記第一フィーダー状態のときに溶解した薬品を含有する水流を水体からフィーダー流出口に向けて送るための手段とを含む。
【0009】
本発明のさらに別の観点は、スイミング・プールから取水して戻される水流に塩素含有のプール処理薬品から塩素を加えるための装置に関し、装置は、水流からの水を受け入れるフィーダー流入口と、多孔下部を有して、固形の薬品を収容する貯蔵容器と、流出口を有して、少なくとも第一フィーダー状態のときにフィーダー流入口に連通する第一導管と、導管流出口を取り囲んで上向きに延出し、少なくとも前記第一フィーダー状態のときに前記導管流出口を浸す水体を保持する壁と、少なくとも前記第一フィーダー状態のときに、前記溶解した薬品を受け入れる流出水室と、前記溶解した薬品を水流に戻すフィーダー流出口とを含み、さらに、第一導管が、前記第一フィーダー状態のときに、前記水体の第一水面部を前記水体の別の水面部より3.2〜25.4mm(0.125〜1.0in.)の範囲の高さだけ局部的に隆起させることができる流量と流速で前記導管流出口から放水することにより、前記第一水面部が、前記薬品と接触して前記薬品を溶解する。
【0010】
本発明のさらに別の観点は、水体に調整された量の処理薬品を加えるための方法に関し、流入口と流出口とを有し、また、薬品貯蔵容器に固形薬品が収容されているフィーダーを配置する行為と、フィーダーを安定した少なくとも第一状態で運転するために、水体から流入口を介してフィーダーに流入し、さらに、流出口から放出されて水体に戻る水流を発生させる行為と、を含む方法において、水流の少なくとも第一部分が、第一水体の表面の一部に少なくとも一つの局部隆起を生じさせるために導管流出口を介して第一水体に向けて送られ、局部隆起が、前記処理薬品を溶解するために、前記固形処理薬品の貯蔵容器の多孔下部と接触し、また、前記溶解した処理薬品が前記流出口に向けて送られ、さらに、第一水体と貯蔵容器との接触を解除するために少なくとも第一水流部が制限されて、フィーダーが安定した少なくとも第二状態になる。
【0011】
本発明のさらに別の観点は、薬品供給装置の取付け部に装着された状態の薬品貯蔵容器に関し、薬品貯蔵容器は、主要部分が次亜塩素酸カルシウムから成る前記薬品と、薬品を収容し、また、開放下端と、閉鎖上端と、該下端に隣接する雄ねじが切られた部位とを有し、相補形の雌ねじが切られた取付け部に螺合された成形プラスチック本体と、容器の開口を横断して延在し、少なくとも部分的に薬品を支承し、さらに、水体中央部の局部隆起に浸される中央部を有する多孔カバーとを含む。
【0012】
本発明の一つ、または、複数の形態の詳細が、添付図面と明細書の以下の部分に示されている。本発明のその他の特徴、目的、および利点は、明細書、図面、および特許請求の範囲から明白であろう。種々の図面に用いられている類似の参照番号と符号は、類似の構成部品を示す。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】例示としてのプール循環装置の概念図。
【図2】フィーダーの塩素添加部を半模式的に示す部分断面図。
【図3】フィーダーの正面図。
【図4】図3のフィーダーの側面図。
【図5】図4のフィーダーの垂直断面図。
【図6】図3のフィーダーのマニホルドを示す。
【図7】図3のフィーダーのマニホルドを示す。
【図8】図3のフィーダー基部の下側を示す。
【図9】図3のフィーダーの弁構成部品を示す。
【図10】図9の弁構成部品の展開図。
【図11】図3のフィーダー基部の排出水室を示す。
【図12】図3のフィーダーの下側を示す。
【図13】図3のフィーダーの流出水室を示す。
【図14】図3のフィーダーの部分展開図。
【図15】図3のフィーダー基部のカバーの下側を示す。
【図16】図3のフィーダー用の処理薬品貯蔵容器の展開図。
【図17】図3のフィーダーの展開図。
【図18】別の弁構成部品の下部フランジを示す。
【図19】図18の下部フランジを含む別の弁構成部品を示す。
【図20】図18の下部フランジを含む別の弁構成部品を示す。
【図21】図19と図20の弁構成部品に用いられる導管組立体の部分展開図。
【図22】別の例示としてのプール循環装置のダイアグラム。
【図23】別のフィーダーの基部の下側を示す。
【図24】図22の循環装置に好適な第一マニホルドと第二マニホルドを示す。
【図25】図22の循環装置に好適な第一マニホルドと第二マニホルドを示す。
【図26】図24と図25のマニホルドを示す。
【図27】図24と図25のマニホルドを示す。
【実施例1】
【0014】
図1は、プールの水体22を収容し、かつ、循環装置24が接続されたプール20を示す。例示したプールは地上設置型であるが、この型に制限していると見なすべきではない。循環装置は、プールから水を取水するプール流出管26とプールに水を戻すプール戻り管28を含む。水は、低圧(吸入)側をプール流出管に向け、高圧側をプール戻り管に向けて配置されたポンプ30によって導管内を送られる。ポンプの下流には、ポンプから吐出された水のごみなどを濾過する濾過装置32と、水流に塩素を加えるフィーダーつまり塩素添加装置34が配置される。フィーダーは、各々符号36と38が付された流入口と流出口を有する。代替としては、フィーダー34に替えてマニホルドを直列に用いてもよい。この場合、フィーダーつまり塩素添加装置34は、分岐した形態でマニホルドに接続される。
【0015】
図2は、発明力を要するフィーダーのある観点の例を模式的に示す。フィーダー内には、多孔下部44を有する貯蔵容器42に収容された固形の水処理薬品40が格納されている。貯蔵容器は、水体48を収容している壁構造体46またはその一部分より上方に配置されている。水は、流出口またはノズル52を有する導管50を通って水体48に加わる。流出口またはノズル52は、水体48に浸されている。流出口52は、貫流する水54が十分な流速になって水体の表面にかなりの大きさの局部隆起つまり中央定在波56を発生することができるように、その寸法が決められている。隆起つまり定在波56は、多孔部44から浸入して、薬品40と接触することができるほどの十分な高さを有する。薬品は、この接触によって溶解して、水体48に加えられる。
【0016】
水体表面の周縁部58は、隆起56よりかなり下、つまり多孔部44より下の位置になるようにする方が有利である。水体の表面張力のために、部位58の高さは、壁構造体46の縁またはそこに設けられた不連続の排水口より僅かに高くなる。水体からの溢水60は、上記の縁を乗り越えてまたは上記の排水口を通って、例えば、壁構造体64によって収容されて、導管50を取り囲んでいる第二水体62に合流する。溶解した薬品が加えられた排水流68は、排水口66を通って、フィーダー流出口に向けて送られるが、排水口66それ自体が、フィーダー流出口を形成するようにしてもよい。水体をほぼ完全に排水するために、排水口を第二水体62の最下部に隣接して設ける方が有利である。
【0017】
フィーダーが(導管50の水流を遮断するなどして)停止されると、壁構造体46は、蒸発しがちではあるが、水体48を保持して流出口52を覆われた状態に維持する。しかし、主流54がない状態では隆起56も存在しないために、薬品40は、水体48から完全に隔離されている。別の排水口(例えば、非常に小さい開口)を壁構造体46に設けて、オフの状態のときに水体48を排水することもできるが、そのような排水口はない方が有利である。オフの期間中に水体48を保持しておく方が、運転再開時の問題を最小限に止めることができて有利である。具体的には、水体48がない場合に別の手段を採らないで運転再開すると、水流54が噴流となって多孔部44と薬品40に直接注がれて薬品が掻き回されるために、非常に大きい初期溶解が発生する。オフの状態のときに、流出口52を水体48の表面より深い位置に維持しておくと、それが上記の噴流を弱める効果を有し、フィーダーの水流が再開された場合に、隆起部が、静かに波形つまり隆起形に形成されることになり有利である。
【0018】
図3〜図5は、フィーダー34の実施例の詳細を示す。図3と図4は、フィーダーの上部塩素添加部35と下部本体つまり基部86、およびフィーダー内の水流を停止/排水位置から最大流量まで調節する制御ノブ39を含む流量制御部開口37を示す。フィーダー流入口36とフィーダー流出口38も、また、図示されている。図5に例示したフィーダーは、中央垂直軸500を有し、オンの状態が示されている。フィーダーの上部塩素添加部では、溶解用の水体504の中央隆起502が、薬品76を収容している貯蔵容器74の本体72の開口周囲に固定された多孔カバー70から内部に浸入している。例示したブリケット状の薬品は、重量比で65%が次亜塩素酸カルシウムであり、一個が約7gの重量を有し、寸法は、長さ32mm、幅19mm、厚さ13mmであり、テネシー州チャールストンのアーチ・ケミカルズ社(Arch Chemicals,Inc.)が市販している。
【0019】
水体504には、流出水506を放出するフラット・ファン・ノズル(平面扇状放出ノズル)78が浸されている。大きさを例示すると、ノズルは、フィーダーが次のような特定の圧力の下で実際に運転されるか否かにかかわらず、34.5kPa(5psi)のときに、0.8〜8リットル/min(0.2〜2gal/min)の範囲の送水を可能にする大きさを有している。例示したノズルは、イリノイ州セントチャールズのレクラー社(Lechler,Inc.)が販売している50°フラット・ファン、モデル632.884.5E.BC、である。ノズル78は、水体504を収容している壁構造体82と同様に、導管80の上端に固定されている。代替として、ノズルを、導管80と同一の材料を用いて導管80の上端内部に形成してもよい。水体504からの溢水508は、フィーダーの下部本体つまり基部86の流出水室84の中に落下する。
【0020】
例示した基部は、例えば、ポリマー(例えばポリカーボネート)を一体成形して形成された主要部材を含む。流出水室の底部には、第二水体つまり流出水体510が導管80を取り囲むように収容されている。
【0021】
フィーダーの流入口36と流出口38は、各々マニホルド94の第一端部90と第二端部92の位置に合わされている。これらの例示した端部は、循環装置の導管と嵌合するために管状である。以下でより詳細に説明するように、マニホルドは、流入水を受け入れ、受け入れた流入水の少なくとも一部をフィーダーの塩素添加部に向けて送水し、塩素が加えられた水を塩素添加部から受け入れ、さらに受け入れた塩素添加水をプールに向けて送水する役をする。導管に入る上向きの水流と流出水室からの下向きの水流を制御する弁構造体95が、一方をマニホルドに、そして他方を導管80と流出水室84に挟まれて配置されている。
【0022】
マニホルド(図6と図7)は、中央に垂直に延在する管状壁98を有して形成されており、それは、軸500の周囲の中央開口96と境を接している。以下に説明するように、弁駆動軸を開口96に挿入することができる。マニホルドの外側壁100が内側壁98から間隔を空けて配置されているために、壁98,100の間の隙間を介して流入口と流出口とが連通する。マニホルドは、中央軸と壁98から各々流入口側と流出口側にかけて、一対の上向き開放領域102,104を有する。これらの開放領域によって、フィーダーを流れる水の一部の進路を、塩素添加部に行って戻るように変えることが可能になる。例示した実施例では、フィーダーへの流入水520とフィーダーからの流出水522は、等量であって、概ね76〜151リットル/min(20〜40gpm)である。塩素添加部に行って戻る分水流は、概ね1〜2リットル/min(0.2〜0.6gpm)であり、差分は、塩素添加部を迂回するために壁98,100の間を通過する迂回流528の流量である。
【0023】
例示したマニホルドは、ポリカーボネートのようなポリマーを成形して形成される。例示したマニホルドは、管状の流入部および流出部から各々上向きに延在して、基部86の下面と係合して超音波溶接などによって固定するための上面を含む一対の装着用ブラケット106を備えて成形されている。基部下面の係合部(図8)は、流出水室の底壁を画成している基部の一部に設けられた二組の装着用リブ107を含む。これらの間には、概ね円筒形の弁構成部品区画108が設けられている。区画の底部には、図6のマニホルド開口96と同様の寸法の開口112を有する概ね水平な中央ウェブ(腹板部分)110が設けられている。組み立てる場合には、開口96,112の位置を合わせて、壁98の縁がウェブ110に密封固定される。壁100と開放領域102,104を取り囲む延長部分も、同様に、ウェブに密封固定される。一対の流入スクープ116と流出スクープ118(図5と図8)がウェブから垂下しており、それは、組み立てられたときに、マニホルドの開放領域に入り込む。スクープ116,118は、マニホルドの流入口90からウェブを貫流して上向きに、そしてウェブを下向きに貫流してマニホルドの流出口92へと、水流524,526(図5)を各々案内する。
【0024】
例示した実施例では、水流524,526は、各々弁構造体95を貫流して塩素添加部に行って戻るように流れる。弁構造体は、上部フランジ132と下部フランジ134によって形成された中空で、ほぼ円筒形の部位を有する弁構成部品130(図9と図10)を含み、フランジは、互いに接合されて側壁136を形成する。例示した実施例では、上部フランジ132は、低密度ポリエチレン(LDPE)のようなポリマーで一体成形されており、下部フランジ134も同様に(例えばLDPEで)成形され、熱板溶接によって互いに密封固定される。弁構成部品は、下部フランジに第一ポート138と第二ポート140(図10)を、そして、上部フランジに第一ポート142と第二ポート144を備えて形成される。上部フランジの第一ポート142は、中央に位置して、導管80に通じる下部流入口150(図5)と位置が合わされている。下部フランジの第一ポート138は、軸500とは間隔を空けられており、弁がオンの向きのときに流入スクープ116と位置が合って流入水を受け入れる。下部フランジの第一ポートと上部フランジの第一ポートは、弁構成部品の内部を介して、他とは独立して互いに通じている。下部フランジの第二ポートと上部フランジの第二ポートは、軸500とは間隔を空けられており、下部フランジの第一ポートとは正反対の位置にある。両方の第二ポートは、上部フランジから垂下しているスリーブ部152を介して、他とは独立して互いに通じている。運転状態のときのオンの向きにすると、両方の第二ポートは、少なくとも部分的に流出スクープ118と位置が合い、水流526が、上記のポートとスクープを通って流れる。同様に、下部フランジの第一ポートも流入スクープ116と位置が合って、水流524を貫流させる。従って、下部フランジの第一ポートと第二ポートは、弁構成部品の各々流入ポートおよび流出ポートとしての役を果たし、スクープ116,118は、上方の塩素添加部の流入ポートおよび流出ポートとしての役を果たす。ガスケット154(図11)が、下部フランジと基部のウェブ上面との間を密封する。ガスケットは、同心の内側部と外側部、および、その間にあってスクープと位置が合わされている中間部を含み、また、ウェブは排水口つまりポート158を有しており、(以下でさらに詳細に説明するように)スリーブ160がそこから垂下している。
【0025】
駆動軸170(図9と図10)が、弁構成部品から垂下して、弁構成部品の回転を制御するために弁構成部品に固定されている。例示した軸170(図10)は、弁構成部品の下部フランジ134と係合するための上部装着フランジ172を有する。相対回転を防止するために、複数の杭状突起173が装着フランジから上向きに突出しており、それらは弁構成部品の下部フランジ134の相補形受口175に受承される。軸は、レバーつまり制御アーム180(図12)の隣接端部の相補形状部と係合するための切子面部または他の形状を下端に有している。軸は、マニホルドの中央開口を貫通する。使用者がレバー180末端のノブを動かすと、弁構成部品が、軸500を中心にして複数の向きに回動する。先に説明したように、一連のオンの向きのとき、ポート138,140の位置は、スクープ116,118の各々の位置に合わせられる。この位置合わせの程度によって流量を調節することが可能であり、ポート138,140をスクープ116,118と部分的に重ね合わされた場合には、流量が幾分制限される。例示した実施例では、流出ポート140は、全体がカーブした長円形となるよう半径方向が相対的に長くなっている。流入ポート138は一連の小孔であって、制限状態のときに好ましくない水の滞留を回避するため、流入水の方が、流出水より強く制限されるように構成されている。この一連の孔は、感度が低くなるように穿設されており、使用者は、塩素添加部を流れる流量を、そして、それにより添加率を、容易に調節することができる。別の向き、つまりオフ/排水の向きのときには、ポート140は、排水スリーブ160に合わされ、ポート138は、ウェブによって完全に閉鎖される。この状態では、スクープ116,118を通る水流が実質上存在しない。代わって、ドレン流が、弁構成部品とスリーブ160を貫流して、ドレン・パン190(図5)の中へと流れる。
【0026】
弁構成部品の上に例示した導管80(図13)は、大部分が(例えばポリカーボネート製の)一体成形構造体202の管状部つまり筒200によって形成されている。例示した導管の流出口には、筒200の上端に切られた雌ねじに螺合したノズル78が設けられている。筒の下端からは、フランジ204が半径方向外向きに延出し、(後で説明する)構造補強リブ206と開口208が設けられている。フランジの段面は、垂直方向上向きに延出し、雄ねじが切られた外壁部212(図14)を有している。部位212の上端で、フランジは、さらに外向きに延出して、縁214を形成している。フランジの縁に沿う少なくとも一点には、互いに交差する半径方向部と円周方向部を有する溝218によって画成されたつめ部216が設けられている。構造体202は、弁構成部品の上に隣接する弁区画108の上部に収容されている。ねじ部212は、弁区画の壁の段面に隣接して形成された相補形のねじ部220(図11)によって受承される。代替として、フランジ204を、ねじ構造ではなくプラスチック(PVC)製ボルトを用いて基部86に固定してもよい。組み立てるために所定の位置に螺合されると、つめ216の突起224が、流出水室の底壁上面の複数の回り止め用ぎざぎざ226の一つと係合して、構造体202を円周方向の所定の位置に固定する。このように固定されると、フランジ204の下面が、弁構成部品の上部フランジ(図14)上面の溝に嵌合された内側Oリング230と外側Oリング232(図17)を押圧する。Oリングは、各々流入水路と流出水路を密封し、また、構造体は、流入スクープと排水スリーブの位置が合っているときに、開口208の一つが流出スクープの位置に合わされて、弁区画内に締着され、これにより各々流出水の流れとドレンの流れが促進される。
【0027】
例示した実施例では、成形された流出水室蓋部材250(図14)は、溶解室を画成する壁構造体82(図5)を中央に形成することを含む複数の機能を果たす。その部材の中央管状部252は、壁構造体82の下端の位置にあり、導管80の上端を受承して、導管の溝に嵌合されたOリングを介して導管に密封固定される。壁構造体82は、管状部252の上端から半径方向外向きに延出する第一フランジ部254と、部位254の外側上端部から上向きかつ半径方向外向きに延出する第一円錐台形部256を含む。第二フランジ部258は、部位256の外側上端部から半径方向外向きに延出する。第二円錐台形部260は、部位258の外側端部から上向きかつ外向きに延出する。例示した部位260は、複数の隙間262を有しており、溶解室から流出水室へ溢流できるようになっている。部位260の上端の位置には、上部フランジ264(図14と図15)が、半径方向外向きに延出し、雌ねじが切られたカラー部266が、さらに上方に延出する。導管構造体202が基部に装着されると、流出水室蓋部材250が、下向きに配置して導管構造体の上に装着される。
【0028】
一対のつめ270(図14)が、上部フランジの周縁沿いの二位置から垂下するように例示されている。つめ270の突起は、流出水室の側壁の相補形凹み272と係合する。上部フランジ周縁の一つまたは複数の溝274は、流出水室の側壁の相補形垂直リブ276を受承して、部材250の円周方向位置を定める。上部フランジの上に滞留する水は、すべて、カラー266の下部と上部フランジ264の基部に隣接する開口278を通して排出される。雌ねじが切られたカラーは、貯蔵容器の役をする処理薬品容器に切られた相補形の雄ねじを受承する。
【0029】
図16は、例示としての容器74をより詳細に示しており、容器は、(例えば、HDPEを成形した)多孔カバー70、(例えば、HDPEを成形した)本体72、および容器をフィーダーに装着する前に取り外される輸送/保管時用キャップつまり蓋271を含む。例示した蓋271は、容器をフィーダーに装着するときに用いられる本体72の雄ねじと係合する。
【0030】
例示した実施例では、フィーダー・カバー300(図5)は、薬品の容器を格納しているフィーダーの基部の上部に固定されて、流出水室の上部空間を密封する。例示したカバーは、ポリカーボネートのようなプラスチック材から成形されており、淡彩を施すことが好ましいが、実質的には透明である方が有利である。例示したカバーは、半径方向外向きに延出するフランジ304に終端を有するほぼ放物線形のドーム302を含む。カバーと基部との間は、フィーダー基部の縁の環状溝に収容されたOリング306によって密封される。フランジ304と基部との加圧係合を維持するために、固定部材320(図17)が配置されている。例示した固定部材は、雌ねじが切られた第一固定リング部322とリング上の対向する二つの位置から上向きに延出するハンドル324を含む。例示した部材320は、ポリマー(例えばポリカーボネート)を一体成形したものである。リング322は、リングの下向きの内部段面がフランジの上面と係合した形態にして、フランジ304の上に装着できる寸法を有している。リング322は、Oリング306外側の基部の縁に切られた雄ねじ部に螺合されて、フランジ304をOリングに向けて押圧する。ハンドル324は、装着されたときにドーム302の上にアーチ形を形成するようにその寸法が定められている。
【0031】
例示した実施例を運転する場合にオンの状態にすると、フィーダー内の主流は、マニホルドの流入口からマニホルドの流出口へと、塩素添加部を通過することなく流れる。比較的少量の流入水が、流入スクープによって塩素添加部の方へと進路を変えらる(使用者は、弁構成部品を回動させることによって正確にその割合を調節することができる)。分水流は、弁構成部品と導管の内部を上向きに流れて、溶解室に入り、そこで生ずる水面の隆起によって薬品貯蔵容器の内部に入り込む。溶解室からの溢水は、溶解した処理薬品を含有しており、隙間262を通って流出水室の中に落下する。壁260の隙間262と隙間262の間の一体部は、波を反射し、反射波が入射波を打ち消すように作用するために有利であると信じられている。このために、水体504の中央隆起つまり波502は単一体となって、隆起に沿ったより安定した表面形状を形成することができる。
【0032】
分水流は、流出水室から弁構成部品と流出スクープを通って、マニホルドから流出する主流に再合流する。容器内の薬品が溶解して空間ができると、残った薬品が落下する。容器本体は密閉されているために、処理薬品の層の落下によって生じた空間は、流出水室の上部空間から流入する空気で充満される。この状態が発生すると、その程度に応じて、流出水室の水位が次第に上昇する。上部空間を密封して大部分の空気を貯留するカバー300は、流出水室の水位が高くなり過ぎることを防止する。流出水室の水位は、容器の薬品より十分下方に維持しておく方が有利であり、導管80に沿う中間点程度の高さである方が好ましい。上部空間は、運転中には高い圧力、例えば、0〜55kPa(ゲージ圧)(0〜8psig)、典型的には21〜28kPa(ゲージ圧)(3〜4psig)、に維持される。本体とカバーは、いかなる運転圧力にも安全に対する余裕を持って耐えることができる十分な堅牢性を有する。この場合、上部空間の圧力が69kPa(ゲージ圧)(10psig)に達しても耐えることができるようにしておく方が有利である。
【0033】
フィーダーは、例えば、容器を取り替えるとき、または、単に水流に薬品を加えたくないときにはオフの状態に置かれる。オフの状態にするとき、使用者は、弁構成部品を単にオフの位置に回動させればよい。この位置では、流入口90に流入する全水量が、塩素添加部を通過することなく流出口92へ向けて送られる。この状態のとき、流出水室からは弁構成部品を貫通してドレン・パン190へと排水される。カバーの固定部材320はねじ戻すことによって取り外され、次にカバー300が取り外される。ここで、容器74をねじ戻して交換することができる。カバー300、および固定部材320が元の位置に取り付けられると、必要に応じてフィーダーをオンの状態に復帰させることができる。
【0034】
この装置に対して小さい変更がなされた形態では、フィーダー内のほぼ全流量がオンの状態のときに塩素添加部に向けて送られる。この形態は、フィーダーを循環装置の主要流路の中に配置する代わりに、循環装置を流れる全流量のうち分水された少量だけがフィーダー内を流れるように配置した場合に特に採用される。
【実施例2】
【0035】
図18は、代替としてのフィーダー基部360の詳細を示しており、それは、大部分が基部86に類似している。基部86同様に、基部360も弁構成部品を含む。この弁構成部品は、下部フランジ362の構成が構成部品130のそれとは異なる。この下部フランジは、第一ポートとしての役を果たす一群の孔を含む。図18は、第一孔364から複数の中間部孔366を経て最終孔368までほぼ円周方向に一列に配置された孔を示す。この弁構成部品を一連のオンの向きにすると、これらの一つの孔から全ての孔まで順次、その下方にあるフィーダー基部の流入口の位置に合わされる。例示した実施例では、第一孔364は1.4mm(0.055in.)の直径を有し、他の孔366は0.8mm(0.033in.)の直径を有しており、各々の孔は、弁構成部品の軸を中心にして5°の間隔が空けられている。第一孔364は、約0.6リットル/min(0.15gpm)の基本流量となるように寸法が定められている。他の孔366は、この流量を付加的に増量する。オプションとして、最終孔368を比較的大径にすることにより最後の増量分を大きくし、衝撃処理モードのときにとりわけ大きい流量になるようにしてもよい。
【0036】
図19と図20は、下部フランジ362を含む弁構成部品370を示す。下部フランジは、下向きのキー係合用突起372(図19)を有し、それは、溝374(図11)に嵌合して構成部品の回動範囲を制限する。
【0037】
構成部品370と構成部品130の第二の違いは、導管組立構造体376(図21)と図13の構造体202との間の差異に関連している。具体的には、構成部品370の上部フランジ380は、(例えば、PTFEとグラファイトからなるVITONフッ素系エラストマー(fluoroelastomer)(デラウェア州ウィルミントン、デュポン・ダウ・エラストマーズ社)で成形された)内側Oリング384と外側Oリング386(図17)に押圧される上部平坦面382を有する。これらのOリングは、上部が矩形で下部が半円形に類似した断面を有するように形成され、矩形部分が、構造体376のフランジ部388の下面に設けられた下向きに開いた溝に挟持されている。また、例示した構造体376のノズルは、別体としてではなく一体的に組み込まれている。
【実施例3】
【0038】
図22は、プール414から取水して戻す循環装置412に装着されたフィーダー410を示す。プールから取水して戻される主流は、最初に上層水濾過箱416を通り、ヘア・リント濾過器418を経てポンプ420に入り、そこから戻り管422でプールに戻る。分水器(diverter)424は、戻り管422に装着されており、フィーダー410(図22)に送って戻すための各々第一管路430と第二管路432を有する。第一管路と第二管路は、フィーダー基部(図23)の下面に装着された第一取付け部品440と第二取付け部品442(図23)に接続されて、フィーダー34のマニホルドとスクープを代替する。
【0039】
図24は、分水器424を示す。分水器は、上流側の流入端から下流側の流出端まで延在する概ね円筒形の一体成形本体450を有する。成形された流入端キャップ452と流出端キャップ454は、段差を有する管状構造体であり、小径部と大径部が、各々小径と大径の可撓性ホース(例えば、32mmと38mmの内径)(1.25in.と1.5in.の内径)と接続されて、プールへの戻り管422を形成する。第一上流側ポート取付け部品456と第二下流側ポート取付け部品458が、本体の胴部分から突出して、各々管路430,432と接続される。例示した取付け部品456は、本体の制水部460に隣接して配置される。傾斜面462が、例示した制水部460(図26では流入端キャップが取り外されている)に内向きに延在して形成されており、本体横断面積のかなりの部分を遮蔽する。取付け部品456の管状延長部464は、本体内部に延出して傾斜面462と交わるとともに、上流側を向く開口466を有している。水が分水器内を流れるときに、一部は、開口466を強制的に通るように仕向けられ、フィーダーへの流入水としての役を果たす。フィーダーからの流出水は、ポート458を通って戻る。例示した分水器424の適用例は、プールへの戻り管の流量が、約76〜189リットル/min(20〜50gpm)という比較的小さい場合である。このように比較的小流量の場合には、比較的強い制水効果を与えて、分水器の流入口と流出口との間に適切な圧力差を発生させ、それによって、フィーダー内に適切な水流を生じさせることが好ましい。例えば傾斜面462は、分水器の断面積の半分を僅かに超える面積を遮蔽する。
【0040】
図25と図27は、傾斜面が断面積の半分より僅かに小さい面積を遮蔽する代替としての分水器を示す。これは、フィーダー内に同様の水流を生じさせるが、戻り管内により大きい流量(例えば、170〜379リットル/min(45〜100gpm))を発生させる場合に好適である。これは、比較的大きいプール(典型的には地下式)の場合であり、戻り管には可撓性ホースではなく硬質導管が用いられる。従って、この代替としての分水器にはホースの取付け部品が設けられていない。
【0041】
例示を目的とするために、フィーダーの多くの主要構造部が、あたかも厚い壁の製品であるかのように断面図に示されている。しかし、市販品は、射出成形のような技術によって薄壁の製品として成形されることが好ましい。また、図に、図面を起こすために用いられる特にCADの手法や種々の技術的簡素化のような他の技術を反映させることもできるが、当業者にとっては、どれも開示した技術に影響を与えるものではない。
【0042】
本技術の一つまたはそれ以上の実施例について説明した。しかし、本発明の精神と範囲から逸脱することなく種々の変更を行うことができることは了解できるであろう。例えば、概要を説明した基本的な機能に関する原理を、種々のマニホルドに対して物理的に実施することができる。種々の製造上の配慮によって、製造されたフィーダーの形状は、影響を受けるであろう。スイミング・プール以外の適用(例えば、工業上の適用)としては、種々の薬品(例えば、ペーハー度の制御に有用な硫酸水素ナトリウム)を添加する場合にも用いられる。従って、別の実施例も以下の特許請求の範囲に入る。ここに引用した全ての特許申請、特許、および他の出版物の全記載内容を本明細書の記載として援用する。
【符号の説明】
【0043】
20 プール
22 水体
24 循環装置
26 プール流出管
28 プール戻り管
30 ポンプ
32 濾過装置
34 フィーダー/塩素添加装置
35 上部塩素添加部
36 流入口
37 流量制御部開口
38 流出口
39 制御ノブ
40 薬品
42 貯蔵容器
44 多孔下部
46 壁構造体
48 水体
50 導管
52 流出口/ノズル
54 水
56 局部隆起/中央定在波
58 周縁部
60 溢水
62 第二水体
64 壁構造体
66 排水口
68 排水流
70 多孔カバー
72 本体
74 貯蔵容器
76 薬品
78 フラット・ファン・ノズル
80 導管
82 壁構造体
84 流出水室
86 下部本体/基部
90 第一端部
92 第二端部
94 マニホルド
95 弁構造体
96 中央開口
98 管状壁
100 外側壁
102 上向き開放領域
104 上向き開放領域
106 装着用ブラケット
107 装着用リブ
108 弁構成部品区画
110 ウェブ
112 開口
116 流入スクープ
118 流出スクープ
130 弁構成部品
132 上部フランジ
134 下部フランジ
136 側壁
138 第一ポート
140 第二ポート
142 第一ポート
144 第二ポート
150 下部流入口
152 スリーブ部
154 ガスケット
158 排水口/排水ポート
160 スリーブ
170 駆動軸
172 上部装着フランジ
173 杭状突起
175 相補形受口
180 レバー/制御アーム
190 ドレン・パン
200 管状部/筒
202 一体成形構造体
204 フランジ
206 構造補強リブ
208 開口
212 外壁部
214 縁
216 つめ部
218 溝
220 ねじ部
224 突起
226 ぎざぎざ
230 内側Oリング
232 外側Oリング
250 流出水室蓋部材
252 中央管状部
254 第一フランジ部
256 第一円錐台形部
258 第二フランジ部
260 第二円錐台形部
262 隙間
264 上部フランジ
266 カラー部
270 つめ
271 キャップ/蓋
272 凹み
274 溝
276 垂直リブ
278 開口
300 フィーダー・カバー
302 ドーム
304 フランジ
306 Oリング
320 固定部材
322 第一固定リング部
324 ハンドル
360 フィーダー基部
362 下部フランジ
364 第一孔
366 中間部孔
368 最終孔
370 弁構成部品
372 キー係合用突起
374 溝
376 導管組立構造体
380 上部フランジ
382 上部平坦面
384 内側Oリング
386 外側Oリング
388 フランジ部
410 フィーダー
412 循環装置
414 プール
416 上層水濾過箱
418 ヘア・リント濾過器
420 ポンプ
422 戻り管
424 分水器
430 第一管路
432 第二管路
440 第一取付け部品
442 第二取付け部品
450 一体成形本体
452 流入端キャップ
454 流出端キャップ
456 第一上流側ポート取付け部品
458 第二下流側ポート取付け部品
460 制水部
462 傾斜面
464 延長部
466 開口
500 中央垂直軸
502 中央隆起
504 水体
506 流出水
508 溢水
510 第二水体/流出水体
520 流入水
522 流出水
524 分水流
526 分水流
528 迂回流

【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬品供給装置の取付け部に装着された状態の薬品貯蔵容器(74)において、
主要部分が次亜塩素酸カルシウムから成る前記薬品と、
前記薬品を収容し、また、開放下端と、閉鎖上端と、前記下端に隣接する雄ねじが切られた部位とを有し、相補形の雌ねじが切られた取付け部に螺合された成形プラスチック本体と、
前記容器の開口を横断して延在し、少なくとも部分的に前記薬品を支承し、さらに、水体中央部の局部隆起に浸される中央部を有する多孔カバー(70)とを含む薬品供給装置の取付け部に装着された状態の薬品貯蔵容器。
【請求項2】
前記本体と多孔カバーが、事実上ポリエチレンから成る請求項33に記載された薬品供給装置の取付け部に装着された状態の薬品貯蔵容器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate


【公開番号】特開2010−195490(P2010−195490A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−47420(P2010−47420)
【出願日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【分割の表示】特願2003−548965(P2003−548965)の分割
【原出願日】平成14年12月3日(2002.12.3)
【出願人】(500000175)アーチ ケミカルズ,インコーポレイテッド (19)
【Fターム(参考)】