説明

薬液収容容器および識別方法

【課題】収容される試薬または試薬を含んだ試料を確実に識別することができる薬液収容容器および識別方法を提供すること。
【解決手段】試薬または試薬を含んだ試料を収容する収容容器110と、量子ドット121と、量子ドット121を分散させる分散媒体122とを有する蛍光部120と、紫外線および量子ドット121が発する可視光を透過する合成樹脂材料からなり、蛍光部120を収容容器110の外面に保持する保持部130とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、収容される試薬または試薬を含んだ試料の種類を識別できる薬液収容容器および識別方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、血清や尿等の試料を各分析項目に応じた試薬を用いて自動分析する際に、試薬または試薬を含んだ試料等の薬液が種類ごとに収容され、収容される薬液を自動で識別するためのバーコードラベルが貼られた専用の薬液収容容器が一般的に利用されている。
【0003】
しかし、自動分析装置専用の薬液収容容器であっても、例えば、試薬の補充または装置トラブルによる稼働中断からの復帰時に、人が薬液収容容器を取り扱わなければならなくなる。これにより、薬液収容容器に収容される薬液の識別を間違えると、正確な分析結果が得られなくなるという問題があった。
【0004】
そこで、薬液収容容器のそれぞれに英数字が印刷または刻印された識別表示を取り付け、この識別表示と収容される薬液の種類とを対応させることにより、薬液収容容器に収容される薬液の種類を識別できる薬液収容容器が記載されている。(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】特開平5−273216号公報
【特許文献2】特開2004−61231号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、印刷または刻印により表示された識別表示は、薬液収容容器を取り扱う室内の照明の光の反射方向に影響して見え方が異なるため目視を誤り易く、確実に識別することができないという問題があった。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、収容される試薬または試薬を含んだ試料を確実に識別することができる薬液収容容器および識別方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明にかかる薬液収容容器は、試薬または試薬を含んだ試料を収容する収容容器と、励起光の照射を受けて可視光を発する蛍光体を少なくとも含んだ蛍光部と、前記励起光および前記可視光を透過する材質からなり、前記蛍光部を前記収容容器の外面に保持する保持部と、を備え、前記収容容器内に収容される試薬または試薬を含んだ試料の種類と前記蛍光部が発する可視光の色とを対応づけたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明にかかる薬液収容容器は、上記の発明において、前記蛍光部は、発する可視光の色が異なる複数の蛍光部を有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明にかかる薬液収容容器は、上記の発明において、前記蛍光部は、前記蛍光体を分散させる分散媒体を含むことを特徴とする。
【0011】
また、本発明にかかる薬液収容容器は、上記の発明において、前記蛍光体は、粒径の違いによって異なる色の可視光を発する量子ドットであることを特徴とする。
【0012】
また、本発明にかかる識別方法は、収容容器に収容される試薬または試薬を含んだ試料の種類を識別する識別方法において、励起光の照射を受けて可視光を発する蛍光体であって、前記収容容器に収容される試薬または試薬を含んだ試料の種類にそれぞれ対応する可視光を発する蛍光体を各収容容器に取り付ける蛍光体対応ステップと、前記蛍光体に励起光を照射してそれぞれに対応する可視光を発する発光ステップと、を含むことを特徴とする。
【0013】
また、本発明にかかる識別方法は、収容容器に収容される試薬または試薬を含んだ試料の種類を識別する識別方法において、励起光の照射を受けて可視光を発する蛍光体であって、前記収容容器に収容される試薬または試薬を含んだ試料の種類にそれぞれ対応する可視光を発する蛍光体を各収容容器内に含ませる蛍光体対応ステップと、前記蛍光体に励起光を照射してそれぞれに対応する可視光を発する発光ステップと、を含むことを特徴とする。
【0014】
また、本発明にかかる識別方法は、上記の発明において、前記蛍光体は、粒径の違いにより異なる色の可視光を発光する量子ドットであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、試薬または試薬を含んだ試料を収容する収容容器と、励起光の照射を受けて可視光を発する蛍光体を少なくとも含んだ蛍光部と、前記励起光および前記可視光を透過する材質からなり、前記蛍光部を前記収容容器の外面に保持する保持部とを備え、前記蛍光体が励起光の照射を受けると、前記蛍光部が、前記収容容器内に収容される試薬または試薬を含んだ試料の種類に対応した色の可視光を3次元的に発する。このため、薬液収容容器に収容される試薬または試薬を含んだ試料の種類を確実に識別することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる薬液収容容器の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、各実施の形態により本発明が限定されるものではない。
【0017】
(実施の形態1)
先ず、本発明の実施の形態1である試薬容器100に収容される試薬を用いて血液や体液等の検体を自動的に分析する自動分析装置の構成について説明する。図1は、自動分析装置10の構成を示す概略斜視図である。この実施の形態1の自動分析装置10は、検体が収容された検体容器21を順次搬送する検体供給部20と、測定部30と、検体分注機構40と、試薬分注機構50と、紫外線照射部60とを備える。
【0018】
測定部30は、回転することにより反応容器としての複数のキュベット400を搬送する反応槽31と、回転することにより複数の試薬容器100を搬送する試薬収納庫32−1および試薬収納庫32−2と、キュベット400内部に収容された試薬を含む検体を攪拌して反応させる第1攪拌装置33−1および第2攪拌装置33−2と、光源35から出射してキュベット400内部に収容された試薬を含む検体を透過させた分析光を測定センサ36で測光する測定光学系34と、キュベット400内部に収容された試薬を含む検体を吸引して廃棄し、キュベット400内部を洗浄して乾燥する洗浄・乾燥ユニット37とを有する。また、検体分注機構40は、検体容器21からキュベット400に検体を分注するもので、検体供給部20と反応槽31との間に設けてある。また、試薬分注機構50は、試薬容器100からキュベット400に試薬を分注するもので、試薬分注機構50−1と試薬分注機構50−2とを有する。試薬分注機構50−1が、反応槽31と試薬収納庫32−1との間に設けてあり、試薬分注機構50−2が、反応槽31と試薬収納庫32−2との間に設けてある。
【0019】
紫外線照射部60は、紫外線照器60aと照射ボタン60bとを有する。紫外線照器60aは、紫外線を発生して照射するものである。照射ボタン60bは、紫外線照器60aから紫外線を照射開始するための押ボタンスイッチである。この実施の形態1では、紫外線照射部60は、後述する量子ドット121を含む蛍光部120に紫外線を照射するものである。
【0020】
自動分析装置10では、順次搬送される複数のキュベット400に対して、試薬分注機構50−1が試薬容器100内の試薬を分注し、検体分注機構40が検体容器21中の検体を分注する。続いて、第1攪拌装置33−1がキュベット400内の試薬を含む検体を撹拌して反応させた後、測定光学系34が反応させた状態の検体の分光強度測定を行う。また、必要に応じて試薬分注機構50−2が試薬容器100中の試薬を分注する。続いて、第2攪拌装置33−2がキュベット400内の試薬を含む検体を撹拌して反応させた後、測定光学系34が反応させた状態の検体の分光強度測定を行う。そして、図示しない分析部が測定結果を分析し、検体の成分分析等を自動的に行う。また、洗浄・乾燥ユニット37が測定光学系34による測定が終了したキュベット400の洗浄・乾燥を行い、一連の分析動作が連続して繰り返し行われる。
【0021】
図2および図3は、本発明の実施の形態1である試薬容器100の構成を示す図である。この試薬容器100は、試薬を収容する収容容器110と、量子ドット121を含む蛍光部120と、蛍光部120を収容容器110の外面に保持する保持部130とを備えている。
【0022】
蛍光部120は、量子ドット121と、分散媒体122とを有する。量子ドット121は、紫外線の照射を受けると粒径の違いによって異なる色の可視光を発する蛍光体である。励起光の照射を受けて可視光を発する一般的な蛍光体と比較して、単一の光源で粒径を変えるのみで複数の色を同時に励起させることができ、輝度が高く、光退色が起こりにくいという性質がある。
【0023】
分散媒体122は、紫外線および量子ドット121が発する可視光が透過する材質からなり量子ドット121を分散させるものである。分散媒体122は、例えば、ポリエチレングリコールを用いるとよい。
【0024】
保持部130は、紫外線および量子ドット121が発する可視光を透過する材質からなり、箱型形状に形成された内部に蛍光体120封入して、蛍光体120を収容容器110の外面に保持するものである。保持部130は、例えば、合成樹脂材料を用いるとよい。
【0025】
このような試薬容器100を用いて、収容容器110に収容される試薬の種類を識別するには、収容容器110に収容される試薬の種類と、収容容器110の外面に保持する蛍光部120が発する可視光の色とを予めに対応させておき、量子ドット121が励起されて発光して、蛍光部120が発する可視光の色によって、試薬容器100の収容容器110に収容される試薬の種類を識別する。例えば、量子ドット121の粒径が2nmの場合は、図4に示すように、蛍光部120へ向けて紫外線L1を照射すると、量子ドット121は紫外線L1によって励起されて青色に発光し、この青色の可視光L2は、保持部130を透過して外部へ3次元に広がる。一方、量子ドット121の粒径が5nmの場合は、同様に紫外線L1を照射すると、量子ドット121は紫外線L1によって励起されて赤色に発光し、この赤色の可視光L2は、保持部130を透過して外部へ3次元に広がる。
【0026】
なお、この実施の形態1では、量子ドット121を用いているが、これに限らず、励起光の照射を受けると可視光を発する蛍光体であればその他の蛍光体を用いてもよい。また、保持部130は、箱型形状ものを一例として示したが、これに限らず、保持部130は、蛍光部120を収容容器110の外面に保持できれば、例えば、略板状のものであってもよい。
【0027】
この実施の形態1では、蛍光部120が、紫外線の照射を受けると、収容容器110内に収容される試薬または試薬を含んだ試料の種類に対応した色の高輝度可視光を3次元的に発するため、試薬容器100の収容容器110に収容される試薬の種類を確実に識別することができる。
【0028】
(実施の形態2)
上述した実施の形態1では一つの試薬容器100が、一色の可視光を発する蛍光部120を収容容器110の外面に保持するようにしているが蛍光部120が発する可視光の色は一色に限らない。この実施の形態2では、蛍光部120が、二色の可視光を発し、この二色の配置組み合わせによって、識別するようにしている。図5および図6は、本発明の実施の形態2である試薬容器200を示したものである。以下、これらの図を参照しながら実施の形態2について説明する。なお、以下の説明において実施の形態1における試薬容器100と同一の構成を有するものには同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略する。
【0029】
実施の形態2にかかる試薬容器200は、図5および図6に示すように、実施の形態1と蛍光部220が異なる。蛍光部220は、仕切り部210によって蛍光部220aと蛍光部220bとに仕切られている。蛍光部220aは、量子ドット121aを含んでいる。一方、蛍光部220bは、量子ドット121aと粒径の異なる量子ドット121bを含んでいる。なお、この実施の形態2では、蛍光部220が仕切り部210によって二つの蛍光部に仕切られるものを一例として示したが、これに限らず、蛍光部220が、二つ以上の蛍光部に仕切られてもよい。また、仕切り部210による仕切り位置は、仕切られてできたそれぞれの蛍光部が発する可視光の色が目視しやすい位置に適宜調整するとよい。また、蛍光部220aと蛍光部220bとを別個に設けてもよい。
【0030】
この実施の形態2では蛍光部220がそれぞれ粒径の異なる量子ドットを含む蛍光部220aと蛍光部220bとに仕切られているため、蛍光部220aおよび蛍光部220bのそれぞれが発する可視光の色の組み配置合わせにより、試薬容器200に収容される試薬を識別することが可能となる。
【0031】
また、蛍光部220が紫外線の照射を受けると、それぞれ粒径の異なる量子ドットを含む蛍光部220aおよび蛍光部220bが、収容容器110内に収容される試薬または試薬を含んだ試料の種類に対応した色の高輝度可視光を3次元的に発するため、試薬容器200の収容容器110に収容される試薬の種類を確実に識別することができる。
【0032】
なお、上述した実施の形態1、2では、収容容器110の平面形状が三角形状であり、蛍光部120、蛍光部220は、保持部130によって箱型形状で囲われ、収容容器110の外面の上方領域に保持するものを一例として示したが、これに限らず、それぞれの形状および蛍光部120を保持する位置は、例えば、試薬容器が用いられる自動分析装置10の試薬収納庫32の構造に合わせて適宜調整するとよい。
【0033】
また、上述した実施の形態1、2では、蛍光部120、蛍光部220は、試薬容器に用いるものを一例として示したが、これに限らず、例えば、蛍光部120、蛍光部220は、自動分析装置の測定に影響を与えない位置に保持して、試薬を含んだ試料が収容される反応容器としてのキュベット400、または試薬を含んだ試料が収容される凹状の収容容器310がマトリクス状に設けられたマイクロプレート300(図7,図8参照)に適用してもよい。
【0034】
さらに、上述した実施の形態1、2では、蛍光部120、蛍光部220に含まれる量子ドット121の粒径を変えることによって、蛍光部120、蛍光部220が発する可視光の色に違いを与えるものを一例として示したが、これに限らず、蛍光部120、蛍光部220に含まれる量子ドット121の密度、または粒径が異なる量子ドット121の混合比を変えることによって、蛍光部120、蛍光部220が発する可視光の色に違いを与えてもよい。
【0035】
また、上述した実施の形態では、収容容器110の外面の一部に蛍光部120、蛍光部220を保持するものを一例として示したが、これに限らず、例えば、図9に示すように、遮光性能を必要とする試薬容器500の場合は、収容容器510の外面のほぼ全体に蛍光部520を保持するようにしてもよい。ここで、量子ドット121が、遮光性能を得られる程度の濃度であることが好ましい。
【0036】
また、上述した実施の形態では、収容容器110の外面に量子ドット121を含む蛍光部120、蛍光部220を保持して、蛍光部120、蛍光部220が3次元的に発する可視光の色で収容容器110に収容される試薬の種類を識別するものを一例として示したが、これに限らず、例えば、量子ドット121を高分子で包んだナノビーズを試薬と混合して収容容器110に収容し、ナノビーズに向けて励起光を照射して、試薬に混合したナノビーズが励起光を受けて3次元的に発する可視光の色で試薬の種類を識別するようにしてもよい。ここで、収容容器110は、ナノビーズを励起する励起光および励起したナノビーズが発する可視光を透過する材質であることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の実施の形態1である試薬容器に収容される試薬を用いる自動分析装置の構成を示す概略斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1である試薬容器の構成を示す断面側面図である。
【図3】図2に示した試薬容器のA―A線断面図である。
【図4】図2に示した蛍光部に紫外線を照射し、蛍光部が可視光を発することを説明する図である。
【図5】本発明の実施の形態2である試薬容器の構成を示す図3と同様の断面図である。
【図6】図5に示した試薬容器のB―B線断面図である。
【図7】本発明の変形例であるマイクロプレートの構成を示す正面図である。
【図8】図7に示したマイクロプレートのC―C線断面図である。
【図9】本発明の変形例である試薬容器の構成を示す断面側面図である。
【符号の説明】
【0038】
10 自動分析装置
20 検体供給部
21 検体容器
22 検体ラック
30 測定部
31 反応槽
32−1,32−2 試薬収納庫
33−1 第1攪拌装置
33−2 第2攪拌装置
34 測定光学系
35 光源
36 測光センサ
37 洗浄・乾燥ユニット
40 検体分注機構
50,50−1,50−2 試薬分注機構
60 紫外線照射部
60a 紫外線照射器
60b 照射スイッチ
100,200,500 試薬容器
110,310,510 収容容器
120,220,220a,220b,520 蛍光部
121,121a,121b 量子ドット
122 分散媒体
130 保持部
210 仕切り部
300 マイクロプレート
400 キュベット
L1 紫外線
L2 可視光

【特許請求の範囲】
【請求項1】
試薬または試薬を含んだ試料を収容する収容容器と、
励起光の照射を受けて可視光を発する蛍光体を少なくとも含んだ蛍光部と、
前記励起光および前記可視光を透過する材質からなり、前記蛍光部を前記収容容器の外面に保持する保持部と、
を備え、前記収容容器内に収容される試薬または試薬を含んだ試料の種類と前記蛍光部が発する可視光の色とを対応づけたことを特徴とする薬液収容容器。
【請求項2】
前記蛍光部は、発する可視光の色が異なる複数の蛍光部を有することを特徴とする請求項1に記載の薬液収容容器。
【請求項3】
前記蛍光部は、前記蛍光体を分散させる分散媒体を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の薬液収容容器。
【請求項4】
前記蛍光体は、粒径の違いによって異なる色の可視光を発する量子ドットであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の薬液収容容器。
【請求項5】
収容容器に収容される試薬または試薬を含んだ試料の種類を識別する識別方法において、
励起光の照射を受けて可視光を発する蛍光体であって、前記収容容器に収容される試薬または試薬を含んだ試料の種類にそれぞれ対応する可視光を発する蛍光体を各収容容器に取り付ける蛍光体対応ステップと、
前記蛍光体に励起光を照射してそれぞれに対応する可視光を発する発光ステップと、
を含むことを特徴とする識別方法。
【請求項6】
収容容器に収容される試薬または試薬を含んだ試料の種類を識別する識別方法において、
励起光の照射を受けて可視光を発する蛍光体であって、前記収容容器に収容される試薬または試薬を含んだ試料の種類にそれぞれ対応する可視光を発する蛍光体を各収容容器内に含ませる蛍光体対応ステップと、
前記蛍光体に励起光を照射してそれぞれに対応する可視光を発する発光ステップと、
を含むことを特徴とする識別方法。
【請求項7】
前記蛍光体は、粒径の違いにより異なる色の可視光を発光する量子ドットであることを特徴とする請求項5または6に記載の識別方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2009−74873(P2009−74873A)
【公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−243070(P2007−243070)
【出願日】平成19年9月19日(2007.9.19)
【出願人】(000000376)オリンパス株式会社 (11,466)
【Fターム(参考)】