虚血性疾患および他の疾患を治療するための薬剤および方法
本発明は、TRPM7遺伝子およびタンパク質活性によって生じる哺乳類細胞損傷の調節因子をスクリーニングする方法、TRPM7遺伝子およびタンパク質活性を調節する化合物、ならびにマウスTRPM7遺伝子およびタンパク質活性の調節因子を用いる、哺乳類細胞損傷の治療の方法に関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】
の化合物またはその医薬として許容し得る塩を含む医薬組成物であって、式中、
【化2】
は、単結合または二重結合であり、
Z、Z’、J、J’、E、E’、L、M、およびM’は各々独立して、S、O、N、またはCであり、式中、NまたはCは各場合において、X、X’、Y、またはY’にさらに共有結合することができ、
XおよびX’は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和または不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、ニトロ、および任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族もしくはヘテロ芳香族であり得、またはOは、該Oの結合するCとともに、カルボニルを形成し、
YおよびY’は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和または不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、ニトロ、および任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族もしくはヘテロ芳香族であり得、または結合するCとともにカルボニルを形成するOであり、
Aは、NRa、SO2、(CR1R2)x、または―(CR1=CR2)-xであり、式中、xは、0〜4の整数であり、
Dは、カルボニル、スルホキシド、O、S、または(CR3R4)yであり、式中、yは、0〜4の整数であり、
Gは、NRb、SO2、(CR5R6)z、(CR5R6-O)z、または―(CR5=CR6) -zであり、式中、zは、0〜4の整数であり、
UはC-(R7)qであり、式中、RおよびR’にさらに共有結合するC-(R7)q、またはNであり、式中、qが1でありかつpが0である場合、C-R7は、互いにカルボニルを形成するかまたは、R7は下記に説明されるとおりであり、
pは、1または0であり、
qは、1または0であり、
tは、1または0であり、
uは、1または0であり、
Rは、水素、任意に置換されたC1-C6アルキル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、任意に置換された(フェニル)-NH-、および任意に置換された5〜10員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、
R’は、ヒドロキシル、任意に置換されたC1-C6アルキル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、および任意に置換された5〜10員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、
あるいはRおよびR’は、Uとともに、任意に置換された5〜10員の環、二環、複素環、または複素二環式環を形成し、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、かつ
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、Ra、およびRbは各々独立して、水素、任意に置換されたC1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、任意に置換されたベンゾイル、および任意に置換された5〜10員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得る、該医薬組成物。
【請求項2】
請求項1に記載の医薬組成物であって、この中で前記化合物は、式II
【化3】
の化合物またはその医薬として許容し得る塩であり、この中で、
Zは、S、O、N-H、またはC-Hであり、
Xは、ハロゲンであり、
YおよびY'は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和もしくは不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、ニトロ、および任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族もしくはヘテロ芳香族であり得、または結合するCとともにカルボニルを形成するOであり、
Aは、NRaまたは(CR1R2)xであり、式中、xは、0〜4の整数であり、
Dは、カルボニルまたは(CR3R4)yであり、式中、yは0〜4の整数であり、
Gは、NRbまたは(CR5R6)zであり、式中、zは0〜4の整数であり、
Uは、C-(R7)qであり、式中、RおよびR'にさらに共有結合するC-(R7)q、またはNあり、式中、qが1でありかつpが0である場合、C-R7は、ともにカルボニルを形成するよう採用されることができ、またはR7は、下記に説明されるとおりであり、
pは、1または0であり、
qは、1または0であり、
Rは、水素、任意に置換されたC1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、および任意に置換された5〜10員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、
R'は、任意に置換されたC1-C6アルキル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、および任意に置換された5〜10員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、
あるいは、RおよびR'は、Uとともに、任意に置換された5〜10員の環、二環、複素環、または複素二環式環を形成し、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、かつ
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、Ra、およびRbは各々独立して、置換C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、任意に置換された5〜10員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得る、該医薬組成物。
【請求項3】
請求項1に記載の医薬組成物であって、式中、pは1であり、かつR、R'、およびUは互いに、
【化4】
からなる群から選択される環を形成するよう採用され、
式中、V、V1、V2、V3、およびV4は各場合において、独立してN、C、およびOからなる群から選択され、この中で、NまたはCは、Q"、Q1、Q2、Q3、Q4、またはQ5にさらに共有結合することができ、
gは、0、1、または2であり、かつ
Q、Q'、Q"、Q1、Q2、Q3、Q4、およびQ5は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換されたC1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、C1-C6アルコキシ、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、ニトロ、任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族もしくはヘテロ芳香族、任意に置換されたC5-C7アリール-チアミドもしくはヘテロアリール-チアミド、任意に置換されたC5-C7アリール-カルボキシ、もしくはヘテロアリール-カルボキシ、任意に置換されたC5-C10アリール-S-、任意に置換されたフェニル-SO2-、任意に置換されたフェニル-NH(CO)-、および任意に置換されたC5-C7アリール-(C1-C6)アルキルもしくはヘテロアリール-(C1-C6)アルキルであり得、または結合するCとともにカルボニルを形成するOである、該医薬組成物。
【請求項4】
前記環は、以下の構造
【化5】
を有する、請求項3に記載の医薬組成物。
【請求項5】
ZはSである、請求項2に記載の医薬組成物。
【請求項6】
Xは塩素である、請求項2に記載の医薬組成物。
【請求項7】
YおよびY'は各々、水素である、請求項2に記載の医薬組成物。
【請求項8】
Dはカルボニルであり、
xは0であり、かつ
zは0である、
請求項2に記載の医薬組成物。
【請求項9】
QおよびQ'は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換されたC1-C6アルキル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、C1-C6アルコキシ、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-( C1-C6)アルキルアミノ、およびハロゲンからなる群から選択される、請求項8に記載の医薬組成物。
【請求項10】
Qは、水素、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、メチル、エチル、またはプロピルであり、かつQ'は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、メチル、エチル、またはプロピルである、請求項9に記載の医薬組成物。
【請求項11】
前記化合物は、
【化6】
からなる群から選択される、請求項10に記載の医薬組成物。
【請求項12】
前記化合物は、式III
【化7】
の化合物である、請求項2に記載の医薬組成物。
【請求項13】
Zは、Sであり、
Xは、塩素であり、
YおよびY'は各々、水素であり、かつ
Uは、C-(R7)qであり、RおよびR'にさらに共有結合しているC-(R7)qである、
請求項12に記載の医薬組成物。
【請求項14】
RおよびR'はUとともに、任意に置換された5〜10員の環、二環、複素環、または複素二環式環を形成し、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得る、請求項12に記載の医薬組成物。
【請求項15】
前記化合物は、
【化8】
である、請求項14に記載の医薬組成物。
【請求項16】
Dは、カルボニルであり、
xは、0であり、
zは、0であり、かつ
Uは、Nである、
請求項2に記載の組成物。
【請求項17】
Rは、水素、任意に置換されたC1-C6アルキル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、および任意に置換された5〜10員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、かつ
R'は、任意に置換されたC1-C6アルキル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、および任意に置換された5〜10員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得る、請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
Rは、水素またはC1-C6アルキルであり、かつ
R'は、置換C1-C6アルキルまたは任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキルである、
請求項17に記載の医薬組成物。
【請求項19】
前記化合物は、
【化9】
からなる群から選択される、請求項18に記載の医薬組成物。
【請求項20】
前記化合物は、式IV
【化10】
の化合物である、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項21】
E、E'、M、およびM'は、C-Yであり、かつその他はC-Hである、請求項20に記載の医薬組成物。
【請求項22】
Yは、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和もしくは不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-( C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、およびニトロからなる群から選択されるかまたは、結合するCとともにカルボニルを形成するOであり、かつ
XおよびX'は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和もしくは不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、およびニトロからなる群から選択されるかまたは、結合するCとともにカルボニルを形成するOである、請求項21に記載の医薬組成物。
【請求項23】
前記化合物は、式V
【化11】
の化合物である、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項24】
Yは、水素、ヒドロキシル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルキル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、またはハロゲンであり、
X'は、水素、ヒドロキシル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルキル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、またはハロゲンであり、あるいは、結合するCとともにカルボニルを形成するOであり、
Xは、水素、ヒドロキシル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルキル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、またはハロゲンであり、あるいは、結合するCとともにカルボニルを形成するOであり、
Jは、C-H、CH2、またはOである、
請求項23に記載の医薬組成物。
【請求項25】
Aは、(CR1R2)xまたは―(CR1=CR2)-xであり、式中xは、0〜1の整数であり、
Dは、(CR3R4)yであり、式中、yは0であり、
Gは、(CR5R6)zであり、式中、zは0である、
請求項20に記載の医薬組成物。
【請求項26】
RおよびR'は、任意に置換された5〜10員の環、二環、複素環、または複素二環式環を形成するようUとともに採用され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得る、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項27】
前記化合物は、式VI
【化12】
の化合物であり、式中、
X'は、水素、ヒドロキシル、C1-C6アルコキシ、またはC1-C6アルキルであり、
Yは、水素、ヒドロキシル、C1-C6アルコキシ、またはC1-C6アルキルであり、かつ
QおよびQ'は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換されたC1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、C1-C6アルコキシ、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、ニトロ、任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族もしくはヘテロ芳香族、任意に置換されたC5-C7アリール-チアミドもしくはヘテロアリール-チアミド、任意に置換されたC5-C7アリール-カルボキシもしくはヘテロアリール-カルボキシ、任意に置換されたC5-C10アリール-S-、任意に置換されたフェニル-SO2-、任意に置換されたフェニル-NH(CO)-、および任意に置換されたC5-C7アリール-(C1-C6)アルキルもしくはヘテロアリール-(C1-C6)アルキルからなる群から選択され、または結合するCとともにカルボニルを形成するOである、請求項26に記載の医薬組成物。
【請求項28】
前記化合物は、
【化13】
である、請求項28に記載の医薬組成物。
【請求項29】
前記化合物は、以下の式VIIまたはVIII
【化14】
の化合物であり、式中、
Yは、水素、ヒドロキシル、C1-C6アルコキシ、またはC1-C6アルキルであり、かつ
QおよびQ'は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換されたC1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、C1-C6アルコキシ、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、ニトロ、任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族もしくはヘテロ芳香族、任意に置換されたC5-C7アリール-チアミドもしくはヘテロアリール-チアミド、任意に置換されたC5-C7アリール-カルボキシもしくはヘテロアリール-カルボキシ、任意に置換されたC5-C10アリール-S-、任意に置換されたフェニル-SO2-、任意に置換されたフェニル-NH(CO)-、および任意に置換されたC5-C7アリール-(C1-C6)アルキルもしくはヘテロアリール-(C1-C6)アルキル、または結合するCとともにカルボニルを形成するOであり得る、請求項26に記載の医薬組成物。
【請求項30】
QおよびQ'は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換されたC1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、C1-C6アルコキシ、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、ニトロ、および任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得る、請求項29に記載の医薬組成物。
【請求項31】
前記化合物は、
【化15】
からなる群から選択される、請求項30に記載の医薬組成物。
【請求項32】
式IX:
【化16】
の化合物またはその医薬として許容し得る塩を含み、式中、
Eは、C-R20、N、S、またはOであり、
R20、R21、R22、およびR23は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和もしくは不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、ニトロ、および任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、
Aは、NRc、SO2、またはカルボニルであり、
Gは、NRc、SO2、またはカルボニルであり、
この中で、Rcは、水素、任意に置換された飽和または不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、シアノおよびシアノ(C1-C6)アルキル、またはCR22R23、および6員もしくは7員の飽和複素環に互いに由来するAからなる群から選択され、
Dは、(CR24R25)pまたは-(CR24=CR25)p-であり、この中で、
R24およびR25は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換した飽和もしくは不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、およびニトロからなる群から選択され、
pは、0〜5の整数であり、
nは、0〜5の整数であり、かつ
Uは、CR26R27R28であり、この中で、
R26は、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和もしくは不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、ニトロ、および任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、もしくは複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は芳香族またはヘテロ芳香族であり得、
R27は、-T'-R29であり、この中で、T'は、O、S、または-(C=C)-であり、かつR29は任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環であり、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、
R28は、水素、ヒドロキシル、またはC1-C6アルキルであり、
あるいは、Uは、任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環であり、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、但し、AおよびGのうちの1つがカルボニルまたはSO2であり、かつその他がNRcであるという条件付きである、医薬組成物。
【請求項33】
Uは、CR26R27R28である、請求項32に記載の医薬組成物。
【請求項34】
R26は、任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環であり、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、
T'は、Sまたは-(C=C)-であり、
R29は、任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環であり、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、かつ
R28は、水素である、請求項33に記載の医薬組成物。
【請求項35】
R26は、任意に置換された6員環であり、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、かつ
R29は、任意に置換された6員環であり、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得る、請求項34に記載の医薬組成物。
【請求項36】
式X:
【化17】
の化合物を含み、式中、R30、R31、R32、およびR33は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和または不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、およびニトロからなる群から選択される、請求項35に記載の医薬組成物。
【請求項37】
R21、R30、R31、R32、およびR33は各々独立して、水素、任意に置換された飽和または不飽和C1-C6アルキル、およびハロゲンからなる群から選択され、
nは、0であり、
pは、0であり、かつ
Eは、C-R20であり、この中で、R20は水素である、
請求項36に記載の医薬組成物。
【請求項38】
前記化合物は、
【化18】
である、請求項36に記載の組成物。
【請求項39】
式XI:
【化19】
の化合物またはその医薬として許容し得る塩を含み、式中、
【化20】
は、単結合または二重結合であり、
A、B、D、E、およびGは各々独立して、S、O、N、またはCであり、この中で、各場合におけるNまたはCは、L、L'、R40、またはR41にさらに共有結合することができ、但し、A、B、D、E、およびGのうちの少なくとも2はC以外であることを条件とし、
Lは、-CR44R45-、-CR44R45-SO2-、-CR44R45-S-、C1-C6アルケニル、カルボニル、もしくはSO2であり、または
【化21】
が二重結合の場合、Lは-CR44-であり、
Qは、1または0であり、
R42は、任意に置換された5〜7員の芳香環またはヘテロ芳香環であり、
R40およびR41は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和もしくは不飽和のC1-C6アルキル、(C1-C6)アルキル-S-(C1-C6)アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、およびニトロからなる群から選択され、または結合するCとともにカルボニルを形成するOであり、
L'は、カルボニル、(CO)O、SO2、-(CR46R47)m-、ピペリジニル、またはピペラジニルであり、
mは、1〜4の整数であり、
L"は、O、S、(CO)NH、(COO)NH、または-(CR46=CR47)n-であり、
nは、1〜4の整数であり、
sは、1または0であり、
tは、1または0であり、かつ
R43は、水素または任意に置換された5〜7員の芳香環もしくはヘテロ芳香環である、医薬組成物。
【請求項40】
qは、0であり、かつ
R42は、単置換、二置換、または三置換の5員または6員の芳香環またはヘテロ芳香環である、請求項39に記載の医薬組成物。
【請求項41】
R42は、単置換、二置換、または三置換のフェニルである、請求項39に記載の医薬組成物。
【請求項42】
前記化合物は、以下の式XII、XIII、XIV、XV、XVI、XVII、XVIII、およびXIX
【化22】
の化合物またはその医薬として許容し得る塩である、請求項39に記載の医薬組成物。
【請求項43】
式XII
【化23】
の化合物を含み、式中、
qは、0であり、
R42は、単置換、二置換、または三置換のフェニルであり、
R40およびR41は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和または不飽和C1-C6アルキル、(C1-C6)アルキル-S-(C1-C6)アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノメチル、およびシアノからなる群から選択され、
L'は、-(CR46R47)m-であり、
この中で、mは1〜3の整数であり、
L"は、Sまたは-(CR46=CR47)n-であり、
この中で、nは、1であり、
sは、1であり、
tは、1であり、かつ
R43は、任意に置換された5〜7員の芳香環またはヘテロ芳香環である、請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項43】
R40およびR41は各々独立して、水素およびC1-C6アルキルからなる群から選択され、かつ
R43は、単置換、二置換、または三置換のフェニルである、請求項43に記載の組成物。
【請求項45】
前記化合物は、
【化24】
からなる群から選択される、請求項44に記載の医薬組成物。
【請求項46】
前記組成物は、前記化合物を欠失する対照アッセイに対して少なくとも50%、TRPM7仲介性細胞死を阻害する、請求項1〜45のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項47】
前記化合物またはその医薬として許容し得る塩は、その製造由来の夾雑物が少なくとも95%(w/w)または99%(w/w)ない、請求項1〜46のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項48】
医薬として許容し得る塩とヒト投与のために許容し得る担体とをさらに含む、請求項1〜47のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項49】
単位用量の前記化合物またはその医薬として許容し得る塩を含有する、請求項1〜48のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項50】
経口投与のために製剤化された、請求項1〜49のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項51】
丸剤またはカプセル剤として製剤化された、請求項49に記載の医薬組成物。
【請求項52】
非経口投与のために製剤化された、請求項1〜46のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項53】
単位用量の前記薬剤を含有するバイアルに包装された、請求項52に記載の医薬組成物。
【請求項54】
疾患の予防または治療における使用のための、請求項1〜46のいずれか一項に記載の医薬組成物または化合物もしくはその医薬として許容し得る塩。
【請求項55】
虚血性疾患の予防または治療における使用のための、請求項1〜46のいずれか一項に記載の医薬組成物または化合物もしくはその医薬として許容し得る塩。
【請求項56】
前記虚血は、心虚血、腎虚血、網膜虚血、または中枢神経系虚血である、請求項55に記載の医薬組成物または化合物もしくはその医薬として許容し得る塩。
【請求項57】
癌の予防または治療における使用のための、請求項1〜46のいずれか一項に記載の医薬組成物または化合物もしくはその医薬として許容し得る塩。
【請求項58】
前記癌は、腎癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、結腸癌、網膜芽細胞腫、乳癌、黒色腫、副腎癌、子宮頚癌、または骨肉腫である、請求項57に記載の医薬組成物または化合物もしくはその医薬として許容し得る塩。
【請求項59】
虚血を有するかまたは虚血の危険にある哺乳類対象に、有効処方の請求項1〜46のいずれか一項に記載の医薬組成物、化合物、またはその医薬として許容し得る塩を投与することを含む、哺乳類対象における虚血の損傷効果の予防または治療の方法。
【請求項60】
前記虚血は、心虚血、腎虚血、網膜虚血、または中枢神経系虚血である、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
癌を有するかまたは癌の危険にある哺乳類対象に、有効処方の請求項1〜46のいずれか一項に指定された医薬組成物、化合物、またはその医薬として許容し得る塩を投与することを含む、哺乳類対象における癌の予防または治療の方法。
【請求項62】
前記癌は、腎癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、結腸癌、網膜芽細胞腫、乳癌、黒色腫、副腎癌、子宮頚癌、または骨肉腫である、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
虚血、疼痛、緑内障、または癌の治療または予防における使用のための、式Vの化合物(化合物M21および関連化合物)またはその医薬として許容し得る塩。
【請求項64】
脳卒中の治療または予防における使用のための、式Vの化合物またはその医薬として許容し得る塩。
【請求項65】
癌の治療または予防における使用のための、式IIIの化合物(化合物M6および関連化合物)またはその医薬として許容し得る塩。
【請求項66】
虚血または癌の治療または予防における使用のための、式IXの化合物(M11および関連化合物)。
【請求項67】
虚血または癌の治療または予防における使用のための式XIの化合物(M14および関連化合物)。
【請求項68】
TRPM7の阻害剤をスクリーニングする方法であって、
TRPM7を発現する細胞においてTRPM7を活性化させること、
該細胞を薬剤と接触させること、
該薬剤が細胞死を阻害するかどうかを決定すること、
該化合物が細胞死を阻害する場合、該薬剤が、該TRPM7チャネルを通じてイオン電流を阻害するかどうかを決定し、イオン電流の阻害は、該薬剤がTRPM7チャネルの阻害剤であることを示すことを含む、該方法。
【請求項69】
前記薬剤は、虚血障害の細胞または動物モデルにおける虚血の損傷効果を阻害するかどうかを決定することをさらに含む、請求項68に記載の方法。
【請求項1】
式I:
【化1】
の化合物またはその医薬として許容し得る塩を含む医薬組成物であって、式中、
【化2】
は、単結合または二重結合であり、
Z、Z’、J、J’、E、E’、L、M、およびM’は各々独立して、S、O、N、またはCであり、式中、NまたはCは各場合において、X、X’、Y、またはY’にさらに共有結合することができ、
XおよびX’は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和または不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、ニトロ、および任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族もしくはヘテロ芳香族であり得、またはOは、該Oの結合するCとともに、カルボニルを形成し、
YおよびY’は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和または不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、ニトロ、および任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族もしくはヘテロ芳香族であり得、または結合するCとともにカルボニルを形成するOであり、
Aは、NRa、SO2、(CR1R2)x、または―(CR1=CR2)-xであり、式中、xは、0〜4の整数であり、
Dは、カルボニル、スルホキシド、O、S、または(CR3R4)yであり、式中、yは、0〜4の整数であり、
Gは、NRb、SO2、(CR5R6)z、(CR5R6-O)z、または―(CR5=CR6) -zであり、式中、zは、0〜4の整数であり、
UはC-(R7)qであり、式中、RおよびR’にさらに共有結合するC-(R7)q、またはNであり、式中、qが1でありかつpが0である場合、C-R7は、互いにカルボニルを形成するかまたは、R7は下記に説明されるとおりであり、
pは、1または0であり、
qは、1または0であり、
tは、1または0であり、
uは、1または0であり、
Rは、水素、任意に置換されたC1-C6アルキル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、任意に置換された(フェニル)-NH-、および任意に置換された5〜10員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、
R’は、ヒドロキシル、任意に置換されたC1-C6アルキル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、および任意に置換された5〜10員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、
あるいはRおよびR’は、Uとともに、任意に置換された5〜10員の環、二環、複素環、または複素二環式環を形成し、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、かつ
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、Ra、およびRbは各々独立して、水素、任意に置換されたC1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、任意に置換されたベンゾイル、および任意に置換された5〜10員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得る、該医薬組成物。
【請求項2】
請求項1に記載の医薬組成物であって、この中で前記化合物は、式II
【化3】
の化合物またはその医薬として許容し得る塩であり、この中で、
Zは、S、O、N-H、またはC-Hであり、
Xは、ハロゲンであり、
YおよびY'は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和もしくは不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、ニトロ、および任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族もしくはヘテロ芳香族であり得、または結合するCとともにカルボニルを形成するOであり、
Aは、NRaまたは(CR1R2)xであり、式中、xは、0〜4の整数であり、
Dは、カルボニルまたは(CR3R4)yであり、式中、yは0〜4の整数であり、
Gは、NRbまたは(CR5R6)zであり、式中、zは0〜4の整数であり、
Uは、C-(R7)qであり、式中、RおよびR'にさらに共有結合するC-(R7)q、またはNあり、式中、qが1でありかつpが0である場合、C-R7は、ともにカルボニルを形成するよう採用されることができ、またはR7は、下記に説明されるとおりであり、
pは、1または0であり、
qは、1または0であり、
Rは、水素、任意に置換されたC1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、および任意に置換された5〜10員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、
R'は、任意に置換されたC1-C6アルキル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、および任意に置換された5〜10員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、
あるいは、RおよびR'は、Uとともに、任意に置換された5〜10員の環、二環、複素環、または複素二環式環を形成し、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、かつ
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、Ra、およびRbは各々独立して、置換C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、任意に置換された5〜10員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得る、該医薬組成物。
【請求項3】
請求項1に記載の医薬組成物であって、式中、pは1であり、かつR、R'、およびUは互いに、
【化4】
からなる群から選択される環を形成するよう採用され、
式中、V、V1、V2、V3、およびV4は各場合において、独立してN、C、およびOからなる群から選択され、この中で、NまたはCは、Q"、Q1、Q2、Q3、Q4、またはQ5にさらに共有結合することができ、
gは、0、1、または2であり、かつ
Q、Q'、Q"、Q1、Q2、Q3、Q4、およびQ5は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換されたC1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、C1-C6アルコキシ、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、ニトロ、任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族もしくはヘテロ芳香族、任意に置換されたC5-C7アリール-チアミドもしくはヘテロアリール-チアミド、任意に置換されたC5-C7アリール-カルボキシ、もしくはヘテロアリール-カルボキシ、任意に置換されたC5-C10アリール-S-、任意に置換されたフェニル-SO2-、任意に置換されたフェニル-NH(CO)-、および任意に置換されたC5-C7アリール-(C1-C6)アルキルもしくはヘテロアリール-(C1-C6)アルキルであり得、または結合するCとともにカルボニルを形成するOである、該医薬組成物。
【請求項4】
前記環は、以下の構造
【化5】
を有する、請求項3に記載の医薬組成物。
【請求項5】
ZはSである、請求項2に記載の医薬組成物。
【請求項6】
Xは塩素である、請求項2に記載の医薬組成物。
【請求項7】
YおよびY'は各々、水素である、請求項2に記載の医薬組成物。
【請求項8】
Dはカルボニルであり、
xは0であり、かつ
zは0である、
請求項2に記載の医薬組成物。
【請求項9】
QおよびQ'は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換されたC1-C6アルキル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、C1-C6アルコキシ、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-( C1-C6)アルキルアミノ、およびハロゲンからなる群から選択される、請求項8に記載の医薬組成物。
【請求項10】
Qは、水素、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、メチル、エチル、またはプロピルであり、かつQ'は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、メチル、エチル、またはプロピルである、請求項9に記載の医薬組成物。
【請求項11】
前記化合物は、
【化6】
からなる群から選択される、請求項10に記載の医薬組成物。
【請求項12】
前記化合物は、式III
【化7】
の化合物である、請求項2に記載の医薬組成物。
【請求項13】
Zは、Sであり、
Xは、塩素であり、
YおよびY'は各々、水素であり、かつ
Uは、C-(R7)qであり、RおよびR'にさらに共有結合しているC-(R7)qである、
請求項12に記載の医薬組成物。
【請求項14】
RおよびR'はUとともに、任意に置換された5〜10員の環、二環、複素環、または複素二環式環を形成し、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得る、請求項12に記載の医薬組成物。
【請求項15】
前記化合物は、
【化8】
である、請求項14に記載の医薬組成物。
【請求項16】
Dは、カルボニルであり、
xは、0であり、
zは、0であり、かつ
Uは、Nである、
請求項2に記載の組成物。
【請求項17】
Rは、水素、任意に置換されたC1-C6アルキル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、および任意に置換された5〜10員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、かつ
R'は、任意に置換されたC1-C6アルキル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、および任意に置換された5〜10員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得る、請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
Rは、水素またはC1-C6アルキルであり、かつ
R'は、置換C1-C6アルキルまたは任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキルである、
請求項17に記載の医薬組成物。
【請求項19】
前記化合物は、
【化9】
からなる群から選択される、請求項18に記載の医薬組成物。
【請求項20】
前記化合物は、式IV
【化10】
の化合物である、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項21】
E、E'、M、およびM'は、C-Yであり、かつその他はC-Hである、請求項20に記載の医薬組成物。
【請求項22】
Yは、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和もしくは不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-( C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、およびニトロからなる群から選択されるかまたは、結合するCとともにカルボニルを形成するOであり、かつ
XおよびX'は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和もしくは不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、およびニトロからなる群から選択されるかまたは、結合するCとともにカルボニルを形成するOである、請求項21に記載の医薬組成物。
【請求項23】
前記化合物は、式V
【化11】
の化合物である、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項24】
Yは、水素、ヒドロキシル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルキル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、またはハロゲンであり、
X'は、水素、ヒドロキシル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルキル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、またはハロゲンであり、あるいは、結合するCとともにカルボニルを形成するOであり、
Xは、水素、ヒドロキシル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルキル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、またはハロゲンであり、あるいは、結合するCとともにカルボニルを形成するOであり、
Jは、C-H、CH2、またはOである、
請求項23に記載の医薬組成物。
【請求項25】
Aは、(CR1R2)xまたは―(CR1=CR2)-xであり、式中xは、0〜1の整数であり、
Dは、(CR3R4)yであり、式中、yは0であり、
Gは、(CR5R6)zであり、式中、zは0である、
請求項20に記載の医薬組成物。
【請求項26】
RおよびR'は、任意に置換された5〜10員の環、二環、複素環、または複素二環式環を形成するようUとともに採用され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得る、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項27】
前記化合物は、式VI
【化12】
の化合物であり、式中、
X'は、水素、ヒドロキシル、C1-C6アルコキシ、またはC1-C6アルキルであり、
Yは、水素、ヒドロキシル、C1-C6アルコキシ、またはC1-C6アルキルであり、かつ
QおよびQ'は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換されたC1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、C1-C6アルコキシ、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、ニトロ、任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族もしくはヘテロ芳香族、任意に置換されたC5-C7アリール-チアミドもしくはヘテロアリール-チアミド、任意に置換されたC5-C7アリール-カルボキシもしくはヘテロアリール-カルボキシ、任意に置換されたC5-C10アリール-S-、任意に置換されたフェニル-SO2-、任意に置換されたフェニル-NH(CO)-、および任意に置換されたC5-C7アリール-(C1-C6)アルキルもしくはヘテロアリール-(C1-C6)アルキルからなる群から選択され、または結合するCとともにカルボニルを形成するOである、請求項26に記載の医薬組成物。
【請求項28】
前記化合物は、
【化13】
である、請求項28に記載の医薬組成物。
【請求項29】
前記化合物は、以下の式VIIまたはVIII
【化14】
の化合物であり、式中、
Yは、水素、ヒドロキシル、C1-C6アルコキシ、またはC1-C6アルキルであり、かつ
QおよびQ'は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換されたC1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、C1-C6アルコキシ、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、ニトロ、任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は、芳香族もしくはヘテロ芳香族、任意に置換されたC5-C7アリール-チアミドもしくはヘテロアリール-チアミド、任意に置換されたC5-C7アリール-カルボキシもしくはヘテロアリール-カルボキシ、任意に置換されたC5-C10アリール-S-、任意に置換されたフェニル-SO2-、任意に置換されたフェニル-NH(CO)-、および任意に置換されたC5-C7アリール-(C1-C6)アルキルもしくはヘテロアリール-(C1-C6)アルキル、または結合するCとともにカルボニルを形成するOであり得る、請求項26に記載の医薬組成物。
【請求項30】
QおよびQ'は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換されたC1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、任意に置換されたフェニル(C1-C6)アルキル、C1-C6アルコキシ、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、ニトロ、および任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得る、請求項29に記載の医薬組成物。
【請求項31】
前記化合物は、
【化15】
からなる群から選択される、請求項30に記載の医薬組成物。
【請求項32】
式IX:
【化16】
の化合物またはその医薬として許容し得る塩を含み、式中、
Eは、C-R20、N、S、またはOであり、
R20、R21、R22、およびR23は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和もしくは不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、ニトロ、および任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環から選択され、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、
Aは、NRc、SO2、またはカルボニルであり、
Gは、NRc、SO2、またはカルボニルであり、
この中で、Rcは、水素、任意に置換された飽和または不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、シアノおよびシアノ(C1-C6)アルキル、またはCR22R23、および6員もしくは7員の飽和複素環に互いに由来するAからなる群から選択され、
Dは、(CR24R25)pまたは-(CR24=CR25)p-であり、この中で、
R24およびR25は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換した飽和もしくは不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、およびニトロからなる群から選択され、
pは、0〜5の整数であり、
nは、0〜5の整数であり、かつ
Uは、CR26R27R28であり、この中で、
R26は、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和もしくは不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、ニトロ、および任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、もしくは複素二環式環からなる群から選択され、この中で、該環は芳香族またはヘテロ芳香族であり得、
R27は、-T'-R29であり、この中で、T'は、O、S、または-(C=C)-であり、かつR29は任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環であり、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、
R28は、水素、ヒドロキシル、またはC1-C6アルキルであり、
あるいは、Uは、任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環であり、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、但し、AおよびGのうちの1つがカルボニルまたはSO2であり、かつその他がNRcであるという条件付きである、医薬組成物。
【請求項33】
Uは、CR26R27R28である、請求項32に記載の医薬組成物。
【請求項34】
R26は、任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環であり、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、
T'は、Sまたは-(C=C)-であり、
R29は、任意に置換された5〜7員の環、複素環、二環、または複素二環式環であり、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、かつ
R28は、水素である、請求項33に記載の医薬組成物。
【請求項35】
R26は、任意に置換された6員環であり、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得、かつ
R29は、任意に置換された6員環であり、この中で、該環は、芳香族またはヘテロ芳香族であり得る、請求項34に記載の医薬組成物。
【請求項36】
式X:
【化17】
の化合物を含み、式中、R30、R31、R32、およびR33は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和または不飽和C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、およびニトロからなる群から選択される、請求項35に記載の医薬組成物。
【請求項37】
R21、R30、R31、R32、およびR33は各々独立して、水素、任意に置換された飽和または不飽和C1-C6アルキル、およびハロゲンからなる群から選択され、
nは、0であり、
pは、0であり、かつ
Eは、C-R20であり、この中で、R20は水素である、
請求項36に記載の医薬組成物。
【請求項38】
前記化合物は、
【化18】
である、請求項36に記載の組成物。
【請求項39】
式XI:
【化19】
の化合物またはその医薬として許容し得る塩を含み、式中、
【化20】
は、単結合または二重結合であり、
A、B、D、E、およびGは各々独立して、S、O、N、またはCであり、この中で、各場合におけるNまたはCは、L、L'、R40、またはR41にさらに共有結合することができ、但し、A、B、D、E、およびGのうちの少なくとも2はC以外であることを条件とし、
Lは、-CR44R45-、-CR44R45-SO2-、-CR44R45-S-、C1-C6アルケニル、カルボニル、もしくはSO2であり、または
【化21】
が二重結合の場合、Lは-CR44-であり、
Qは、1または0であり、
R42は、任意に置換された5〜7員の芳香環またはヘテロ芳香環であり、
R40およびR41は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和もしくは不飽和のC1-C6アルキル、(C1-C6)アルキル-S-(C1-C6)アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、およびニトロからなる群から選択され、または結合するCとともにカルボニルを形成するOであり、
L'は、カルボニル、(CO)O、SO2、-(CR46R47)m-、ピペリジニル、またはピペラジニルであり、
mは、1〜4の整数であり、
L"は、O、S、(CO)NH、(COO)NH、または-(CR46=CR47)n-であり、
nは、1〜4の整数であり、
sは、1または0であり、
tは、1または0であり、かつ
R43は、水素または任意に置換された5〜7員の芳香環もしくはヘテロ芳香環である、医薬組成物。
【請求項40】
qは、0であり、かつ
R42は、単置換、二置換、または三置換の5員または6員の芳香環またはヘテロ芳香環である、請求項39に記載の医薬組成物。
【請求項41】
R42は、単置換、二置換、または三置換のフェニルである、請求項39に記載の医薬組成物。
【請求項42】
前記化合物は、以下の式XII、XIII、XIV、XV、XVI、XVII、XVIII、およびXIX
【化22】
の化合物またはその医薬として許容し得る塩である、請求項39に記載の医薬組成物。
【請求項43】
式XII
【化23】
の化合物を含み、式中、
qは、0であり、
R42は、単置換、二置換、または三置換のフェニルであり、
R40およびR41は各々独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換された飽和または不飽和C1-C6アルキル、(C1-C6)アルキル-S-(C1-C6)アルキル、C1-C6アルケニル、C1-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、C1-C6アルコキシカルボニル、アミノ、C1-C6アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、ハロゲン、チオール、シアノメチル、およびシアノからなる群から選択され、
L'は、-(CR46R47)m-であり、
この中で、mは1〜3の整数であり、
L"は、Sまたは-(CR46=CR47)n-であり、
この中で、nは、1であり、
sは、1であり、
tは、1であり、かつ
R43は、任意に置換された5〜7員の芳香環またはヘテロ芳香環である、請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項43】
R40およびR41は各々独立して、水素およびC1-C6アルキルからなる群から選択され、かつ
R43は、単置換、二置換、または三置換のフェニルである、請求項43に記載の組成物。
【請求項45】
前記化合物は、
【化24】
からなる群から選択される、請求項44に記載の医薬組成物。
【請求項46】
前記組成物は、前記化合物を欠失する対照アッセイに対して少なくとも50%、TRPM7仲介性細胞死を阻害する、請求項1〜45のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項47】
前記化合物またはその医薬として許容し得る塩は、その製造由来の夾雑物が少なくとも95%(w/w)または99%(w/w)ない、請求項1〜46のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項48】
医薬として許容し得る塩とヒト投与のために許容し得る担体とをさらに含む、請求項1〜47のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項49】
単位用量の前記化合物またはその医薬として許容し得る塩を含有する、請求項1〜48のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項50】
経口投与のために製剤化された、請求項1〜49のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項51】
丸剤またはカプセル剤として製剤化された、請求項49に記載の医薬組成物。
【請求項52】
非経口投与のために製剤化された、請求項1〜46のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項53】
単位用量の前記薬剤を含有するバイアルに包装された、請求項52に記載の医薬組成物。
【請求項54】
疾患の予防または治療における使用のための、請求項1〜46のいずれか一項に記載の医薬組成物または化合物もしくはその医薬として許容し得る塩。
【請求項55】
虚血性疾患の予防または治療における使用のための、請求項1〜46のいずれか一項に記載の医薬組成物または化合物もしくはその医薬として許容し得る塩。
【請求項56】
前記虚血は、心虚血、腎虚血、網膜虚血、または中枢神経系虚血である、請求項55に記載の医薬組成物または化合物もしくはその医薬として許容し得る塩。
【請求項57】
癌の予防または治療における使用のための、請求項1〜46のいずれか一項に記載の医薬組成物または化合物もしくはその医薬として許容し得る塩。
【請求項58】
前記癌は、腎癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、結腸癌、網膜芽細胞腫、乳癌、黒色腫、副腎癌、子宮頚癌、または骨肉腫である、請求項57に記載の医薬組成物または化合物もしくはその医薬として許容し得る塩。
【請求項59】
虚血を有するかまたは虚血の危険にある哺乳類対象に、有効処方の請求項1〜46のいずれか一項に記載の医薬組成物、化合物、またはその医薬として許容し得る塩を投与することを含む、哺乳類対象における虚血の損傷効果の予防または治療の方法。
【請求項60】
前記虚血は、心虚血、腎虚血、網膜虚血、または中枢神経系虚血である、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
癌を有するかまたは癌の危険にある哺乳類対象に、有効処方の請求項1〜46のいずれか一項に指定された医薬組成物、化合物、またはその医薬として許容し得る塩を投与することを含む、哺乳類対象における癌の予防または治療の方法。
【請求項62】
前記癌は、腎癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、結腸癌、網膜芽細胞腫、乳癌、黒色腫、副腎癌、子宮頚癌、または骨肉腫である、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
虚血、疼痛、緑内障、または癌の治療または予防における使用のための、式Vの化合物(化合物M21および関連化合物)またはその医薬として許容し得る塩。
【請求項64】
脳卒中の治療または予防における使用のための、式Vの化合物またはその医薬として許容し得る塩。
【請求項65】
癌の治療または予防における使用のための、式IIIの化合物(化合物M6および関連化合物)またはその医薬として許容し得る塩。
【請求項66】
虚血または癌の治療または予防における使用のための、式IXの化合物(M11および関連化合物)。
【請求項67】
虚血または癌の治療または予防における使用のための式XIの化合物(M14および関連化合物)。
【請求項68】
TRPM7の阻害剤をスクリーニングする方法であって、
TRPM7を発現する細胞においてTRPM7を活性化させること、
該細胞を薬剤と接触させること、
該薬剤が細胞死を阻害するかどうかを決定すること、
該化合物が細胞死を阻害する場合、該薬剤が、該TRPM7チャネルを通じてイオン電流を阻害するかどうかを決定し、イオン電流の阻害は、該薬剤がTRPM7チャネルの阻害剤であることを示すことを含む、該方法。
【請求項69】
前記薬剤は、虚血障害の細胞または動物モデルにおける虚血の損傷効果を阻害するかどうかを決定することをさらに含む、請求項68に記載の方法。
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図85】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図85】
【公表番号】特表2013−513621(P2013−513621A)
【公表日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−543324(P2012−543324)
【出願日】平成22年12月10日(2010.12.10)
【国際出願番号】PCT/US2010/059976
【国際公開番号】WO2011/072275
【国際公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
【出願人】(509011178)ノノ インコーポレイテッド (8)
【住所又は居所原語表記】88 Strath Avenue Toronto,Ontario Canada
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年12月10日(2010.12.10)
【国際出願番号】PCT/US2010/059976
【国際公開番号】WO2011/072275
【国際公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
【出願人】(509011178)ノノ インコーポレイテッド (8)
【住所又は居所原語表記】88 Strath Avenue Toronto,Ontario Canada
【Fターム(参考)】
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