説明

血管形成及び心臓血管新生の促進又は阻害

【課題】ヒトを含む哺乳動物における血管形成及び/又は心臓血管形成を刺激又は阻害するための組成物及び方法の提供。
【解決手段】製薬組成物は、これらの用途の一又は複数について同定されたポリペプチド又はそれに対するアンタゴニストに基づく。ここでの組成物により診断、予防又は治療される疾患は、創傷等の外傷、種々の癌、及びアテローム性硬化症及び心臓肥大を含む血管疾患を含み、新規なポリペプチド及びこれらのポリペプチドをコードする核酸分子を対象とする。またここで、これらの核酸配列を含むベクター及び宿主細胞、異種ポリペプチドに融合したポリペプチドを含むキメラ分子、ポリペプチドに結合する抗体、及びポリペプチドの製造方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチド、又はそのアゴニスト又はアンタゴニストを、製薬的に許容される担体と混合されて含有する組成物。
【請求項2】
前記ポリペプチド、又はその前記アゴニスト又はアンタゴニストの治療的有効量を含有する請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
アゴニストが、抗-PRO175、抗-PRO200、抗-PRO198、抗-PRO364、抗-PRO356、抗-PRO535、抗-PRO819、抗-PRO1002、抗-PRO1308、抗-PRO1304、抗-PRO183、抗-PRO202、抗-PRO861、抗-PRO877、抗-PRO879、抗-PRO882又は抗-PRO1710抗体である請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
アンタゴニストが、抗-PRO175、抗-PRO200、抗-PRO198、抗-PRO364、抗-PRO356、抗-PRO535、抗-PRO819、抗-PRO1002、抗-PRO1308、抗-PRO1304、抗-PRO183、抗-PRO202、抗-PRO861、抗-PRO877、抗-PRO879、抗-PRO882又は抗-PRO1710抗体である請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
心臓血管、内皮、血管形成又は血管新生抑制薬をさらに含む請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチド、又はそのアゴニスト又はアンタゴニストを、製薬的に許容される担体と混合することを含んでなる請求項1に記載の組成物の製造方法。
【請求項7】
(1)(a)PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチド、(b)PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドのアゴニスト、又は(c)PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドを製薬的に許容される担体と混合されて含有する組成物と;
(2)前記組成物を収容する容器と;
(3)前記組成物の心臓血管、内皮、及び血管形成疾患の治療における使用を表示する、前記容器に貼付されたラベル、又は前記容器に収納された包装挿入物と、
を含んでなる製造物品。
【請求項8】
前記アゴニストが、抗-PRO175、抗-PRO200、抗-PRO198、抗-PRO364、抗-PRO356、抗-PRO535、抗-PRO819、抗-PRO1002、抗-PRO1308、抗-PRO1304、抗-PRO183、抗-PRO202、抗-PRO861、抗-PRO877、抗-PRO879、抗-PRO882又は抗-PRO1710抗体である請求項7に記載の製造物品。
【請求項9】
前記アンタゴニストが、抗-PRO175、抗-PRO200、抗-PRO198、抗-PRO364、抗-PRO356、抗-PRO535、抗-PRO819、抗-PRO1002、抗-PRO1308、抗-PRO1304、抗-PRO183、抗-PRO202、抗-PRO861、抗-PRO877、抗-PRO879、抗-PRO882又は抗-PRO1710抗体である請求項7に記載の製造物品。
【請求項10】
前記組成物が、前記製薬的に許容される担体と混合された、前記ポリペプチド又はそのアゴニスト又はアンタゴニストの治療的有効量を含む請求項7に記載の製造物品。
【請求項11】
PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドのアゴニストを同定する方法であって:
(a)細胞とスクリーニングすべき試験化合物とを、PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドによって通常誘発される細胞性反応の誘発に適した条件下で接触させ;
(b)前記細胞性反応の誘発を測定して、試験化合物が有効なアゴニストであるか否かを決定することを含んでなり、前記細胞性反応の誘発が前記試験化合物が有効なアゴニストであることを示す方法。
【請求項12】
前記ポリペプチドによって通常誘発される細胞性反応が、細胞増殖の刺激である請求項11に記載の方法。
【請求項13】
PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドの活性を阻害する化合物の同定方法であって、試験化合物を前記ポリペプチドと、試験化合物とポリペプチドとが相互作用するのに十分な条件及び時間で接触させ、前記ポリペプチドの活性が阻害されるか否かを測定することを含んでなる方法。
【請求項14】
PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドの活性を阻害する化合物の同定方法であって:
(a)細胞とスクリーニングすべき試験化合物とを、前記ポリペプチドの存在下で、前記ポリペプチドによって通常誘発される細胞性反応の誘発に適した条件下で接触させ;
(b)前記細胞性反応の誘発を測定して、試験化合物が有効なアンタゴニストであるか否かを決定する工程を含んでなる方法。
【請求項15】
前記ポリペプチドによって通常誘発される細胞性反応が、細胞増殖の刺激である請求項14に記載の方法。
【請求項16】
PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドの、該ポリペプチドを通常発現する細胞における発現を阻害する化合物の同定方法であって、細胞と試験化合物とを、前記ポリペプチドを発現させるのに適した条件下で接触させ、前記ポリペプチドの発現が阻害されるか否かを測定することを含んでなる方法。
【請求項17】
PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドのアゴニスト。
【請求項18】
PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドのアンタゴニスト。
【請求項19】
PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドの、前記ポリペプチドを発現する哺乳動物細胞における発現を阻害する化合物。
【請求項20】
前記化合物が、アンチセンスオリゴヌクレオチドである請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドに結合する単離された抗体。
【請求項22】
モノクローナル抗体である請求項21に記載の抗体。
【請求項23】
抗体断片である請求項21に記載の抗体。
【請求項24】
一本鎖抗体である請求項21に記載の抗体。
【請求項25】
PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドのコード化核酸配列の突然変異に関連する疾患又は疾患に対する感受性を診断する方法であって、前記ポリペプチドのコード化核酸配列における前記突然変異の有無を測定することを含んでなり、前記突然変異の有無が前記疾患又は前記疾患に対する感受性の存在を示す方法。
【請求項26】
哺乳動物における心臓血管、内皮又は血管形成疾患を診断する方法において、(a)前記哺乳動物から得た組織細胞の試験試料、及び(b)同じ細胞型の公知の正常組織細胞の対照試料におけるPRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドをコードする遺伝子の発現レベルを分析することを含んでなり、対照試料に比較した場合の試験試料中の発現レベルの高低が、前記哺乳動物における心臓血管、内皮又は血管形成疾患の存在を示す方法。
【請求項27】
哺乳動物における心臓血管、内皮又は血管形成疾患を診断する方法において、前記哺乳動物から得た組織細胞の試験試料におけるPRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドの有無を検出することを含んでなり、前記試験試料における前記ポリペプチドの有無が前記哺乳動物における心臓血管、内皮又は血管形成疾患の存在を示す方法。
【請求項28】
哺乳動物における心臓血管、内皮又は血管形成疾患を診断する方法において、(a)前記哺乳動物から得た組織細胞の試験試料を抗-PRO175、抗-PRO200、抗-PRO198、抗-PRO364、抗-PRO356、抗-PRO535、抗-PRO819、抗-PRO1002、抗-PRO1308、抗-PRO1304、抗-PRO183、抗-PRO202、抗-PRO861、抗-PRO877、抗-PRO879、抗-PRO882又は抗-PRO1710抗体と接触させ、そして(b)試験試料中での前記抗体とPRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドとの複合体形成を検出することを含んでなり、前記複合体の形成が前記哺乳動物における心臓血管、内皮又は血管形成疾患の存在を示す方法。
【請求項29】
試料中のPRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドの存在を測定する方法において、前記ポリペプチドを含有すると推測される試料を抗-PRO175、抗-PRO200、抗-PRO198、抗-PRO364、抗-PRO356、抗-PRO535、抗-PRO819、抗-PRO1002、抗-PRO1308、抗-PRO1304、抗-PRO183、抗-PRO202、抗-PRO861、抗-PRO877、抗-PRO879、抗-PRO882又は抗-PRO1710と接触させ、前記抗体の前記試料の成分への結合を測定することを含んでなる方法。
【請求項30】
抗-PRO175、抗-PRO200、抗-PRO198、抗-PRO364、抗-PRO356、抗-PRO535、抗-PRO819、抗-PRO1002、抗-PRO1308、抗-PRO1304、抗-PRO183、抗-PRO202、抗-PRO861、抗-PRO877、抗-PRO879、抗-PRO882又は抗-PRO1710抗体と担体とを適切な包装内に含んでなる心臓血管、内皮又は血管形成疾患の診断キット。
【請求項31】
哺乳動物における心臓血管、内皮又は血管形成疾患を治療する方法において、PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチド、又はそのアゴニスト又はアンタゴニストの治療的有効量を当該哺乳動物に投与することを含んでなる方法。
【請求項32】
哺乳動物がヒトである請求項31に記載の方法。
【請求項33】
ヒトが心筋梗塞に罹患している請求項32に記載の方法。
【請求項34】
ヒトが心臓肥大、外傷、癌、又は加齢性黄斑変性を有する請求項32に記載の方法。
【請求項35】
心臓肥大がPGFαのレベル上昇の存在によって特徴づけられる請求項34に記載の方法。
【請求項36】
PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドが心臓血管、内皮又は血管形成薬と共に投与される請求項31に記載の方法。
【請求項37】
PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドが一次血管形成術に続いて投与される請求項34に記載の方法。
【請求項38】
心臓血管、内皮又は血管形成疾患が癌である請求項31に記載の方法。
【請求項39】
PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドが、化学治療薬、成長阻害薬又は細胞毒性薬と組み合わせて投与される請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記アゴニストが抗-PRO175、抗-PRO200、抗-PRO198、抗-PRO364、抗-PRO356、抗-PRO535、抗-PRO819、抗-PRO1002、抗-PRO1308、抗-PRO1304、抗-PRO183、抗-PRO202、抗-PRO861、抗-PRO877、抗-PRO879、抗-PRO882又は抗-PRO1710抗体である請求項31に記載の方法。
【請求項41】
前記アンタゴニストが抗-PRO175、抗-PRO200、抗-PRO198、抗-PRO364、抗-PRO356、抗-PRO535、抗-PRO819、抗-PRO1002、抗-PRO1308、抗-PRO1304、抗-PRO183、抗-PRO202、抗-PRO861、抗-PRO877、抗-PRO879、抗-PRO882又は抗-PRO1710抗体である請求項31に記載の方法。
【請求項42】
哺乳動物における心臓血管、内皮又は血管形成疾患を治療する方法において、PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチド、又はそのアゴニスト又はアンタゴニストをコードする核酸分子を当該哺乳動物に投与することを含んでなる方法。
【請求項43】
前記アゴニストが抗-PRO175、抗-PRO200、抗-PRO198、抗-PRO364、抗-PRO356、抗-PRO535、抗-PRO819、抗-PRO1002、抗-PRO1308、抗-PRO1304、抗-PRO183、抗-PRO202、抗-PRO861、抗-PRO877、抗-PRO879、抗-PRO882又は抗-PRO1710抗体である請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記アンタゴニストが抗-PRO175、抗-PRO200、抗-PRO198、抗-PRO364、抗-PRO356、抗-PRO535、抗-PRO819、抗-PRO1002、抗-PRO1308、抗-PRO1304、抗-PRO183、抗-PRO202、抗-PRO861、抗-PRO877、抗-PRO879、抗-PRO882又は抗-PRO1710抗体である請求項42に記載の方法。
【請求項45】
哺乳動物がヒトである請求項42に記載の方法。
【請求項46】
核酸分子がエキソビボ遺伝子治療を介して投与される請求項42に記載の方法。
【請求項47】
(1)プロモータ、(2)PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチド又はそのアゴニスト又はアンタゴニストをコードする核酸、及び(3)当該ポリペプチドの細胞性分泌のためのシグナル配列から本質的になるレトロウイルスベクターを含み、該レトロウイルスベクターがレトロウイルス構造タンパク質に関連している組換えレトロウイルス粒子。
【請求項48】
レトロウイルス構造タンパク質を発現し、(1)プロモータ、(2)PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチド又はそのアゴニスト又はアンタゴニストをコードする核酸、及び(3)当該ポリペプチドの細胞分泌のためのシグナル配列から本質的になるレトロウイルスベクター核酸構造を含むエキソビボ産生細胞であって、前記産生細胞が構造タンパク質に関連するレトロウイルスベクターを包含して組換えレトロウイルス粒子を産生する産生細胞。
【請求項49】
哺乳動物における内皮細胞成長を阻害する方法において、PRO175、PRO183、PRO198、PRO202、PRO364、PRO535、PRO819、PRO877、PRO879、PRO1002又はPRO1304ポリペプチド又はそのアゴニストを当該哺乳動物に投与することを含み、前記哺乳動物における内皮細胞成長が阻害される方法。
【請求項50】
哺乳動物における内皮細胞成長を刺激する方法において、PRO356、PRO861、PRO1308又はPRO1710ポリペプチド又はそのアゴニストを当該哺乳動物に投与することを含み、前記哺乳動物における内皮細胞成長が刺激される方法。
【請求項51】
哺乳動物における内皮細胞成長を阻害する方法において、PRO356、PRO861、PRO1308又はPRO1710ポリペプチドのアンタゴニストを当該哺乳動物に投与することを含み、前記哺乳動物における内皮細胞成長が阻害される方法。
【請求項52】
哺乳動物における内皮細胞成長を刺激する方法において、PRO175、PRO183、PRO198、PRO202、PRO364、PRO535、PRO819、PRO877、PRO879、PRO1002又はPRO1304ポリペプチドのアンタゴニストを当該哺乳動物に投与することを含み、前記哺乳動物における内皮細胞成長が刺激される方法。
【請求項53】
哺乳動物における心臓肥大を誘発する方法において、当該哺乳動物にPRO183、PRO200、PRO202又はPRO882ポリペプチド又はそのアゴニストを投与することを含んでなり、前記哺乳動物における心臓肥大が誘発される方法。
【請求項54】
哺乳動物において心臓肥大を低減する方法において、PRO183、PRO200、PRO202又はPRO882ポリペプチド又はそのアンタゴニストを当該哺乳動物に投与することを含み、前記哺乳動物における前記心臓肥大が低減される方法。
【請求項55】
哺乳動物においてPRO861ポリペプチドによって誘発される血管形成を阻害する方法において、抗-PRO861抗体の治療的有効量を当該哺乳動物に投与することを含み、それにより前記血管形成が阻害される方法。
【請求項56】
哺乳動物においてPRO861ポリペプチドによって誘発される血管形成を刺激する方法において、前記ポリペプチドの治療的有効量を当該哺乳動物に投与することを含み、それにより前記血管形成が刺激される方法。
【請求項57】
哺乳動物における血管形成を阻害する方法において、PRO198、PRO877、PRO1002又はPRO1304ポリペプチドの治療的有効量を当該哺乳動物に投与することを含み、それにより前記血管形成が阻害される方法。
【請求項58】
哺乳動物における血管形成を刺激する方法において、抗-PRO198、抗-PRO877、抗-PRO1002又は抗-PRO1304ポリペプチドの治療的有効量を当該哺乳動物に投与することを含み、それにより前記血管形成が刺激される方法。
【請求項59】
図2(配列番号:2)、図4(配列番号:4)、図6(配列番号:6)、図8(配列番号:8)、図10(配列番号:10)、図12(配列番号:12)、図14(配列番号:14)、図16(配列番号:16)、図18(配列番号:18)、図20(配列番号:20)、図22(配列番号:22)、図24(配列番号:24)、図26(配列番号:26)、図28(配列番号:28)、図30(配列番号:30)、図32(配列番号:32)及び図34(配列番号:34)に示すアミノ酸配列からなる群から選択されるアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列と少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項60】
図1(配列番号:1)、図3(配列番号:3)、図5(配列番号:5)、図7(配列番号:7)、図9(配列番号:9)、図11(配列番号:11)、図13(配列番号:13)、図15(配列番号:15)、図17(配列番号:17)、図19(配列番号:19)、図21(配列番号:21)、図23(配列番号:23)、図25(配列番号:25)、図27(配列番号:27)、図29(配列番号:29)、図31(配列番号:31)及び図33(配列番号:33)に示すヌクレオチド配列からなる群から選択されるヌクレオチド配列と少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項61】
図1(配列番号:1)、図3(配列番号:3)、図5(配列番号:5)、図7(配列番号:7)、図9(配列番号:9)、図11(配列番号:11)、図13(配列番号:13)、図15(配列番号:15)、図17(配列番号:17)、図19(配列番号:19)、図21(配列番号:21)、図23(配列番号:23)、図25(配列番号:25)、図27(配列番号:27)、図29(配列番号:29)、図31(配列番号:31)及び図33(配列番号:33)に示すヌクレオチド配列の全長コード化配列からなる群から選択されるヌクレオチド配列と少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項62】
ATCC登録番号209466、209653、209283、209436、209422、203013、203006、209881、203254、又は203219の下で寄託されたDNAの全長コード化配列と少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項63】
請求項59から62のいずれか一項に記載の核酸を含むベクター。
【請求項64】
当該ベクターで形質転換された宿主細胞によって認識されるコントロール配列に作用可能に結合した請求項63に記載のベクター。
【請求項65】
請求項63に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項66】
前記細胞がCHO細胞である請求項65に記載の宿主細胞。
【請求項67】
前記細胞が大腸菌である請求項65に記載の宿主細胞。
【請求項68】
前記細胞が酵母菌細胞である請求項65に記載の宿主細胞。
【請求項69】
前記細胞がバキュウロウイルス感染昆虫細胞である請求項65に記載の宿主細胞。
【請求項70】
PRO175、PRO200、PRO198、PRO364、PRO356、PRO535、PRO819、PRO1002、PRO1308、PRO1304、PRO183、PRO202、PRO861、PRO877、PRO879、PRO882又はPRO1710ポリペプチドの製造方法において、請求項65に記載の宿主細胞を前記ポリペプチドの発現に適した条件下で培養し、そして前記ポリペプチドを培養培地から回収することを含んでなる方法。
【請求項71】
図2(配列番号:2)、図4(配列番号:4)、図6(配列番号:6)、図8(配列番号:8)、図10(配列番号:10)、図12(配列番号:12)、図14(配列番号:14)、図16(配列番号:16)、図18(配列番号:18)、図20(配列番号:20)、図22(配列番号:22)、図24(配列番号:24)、図26(配列番号:26)、図28(配列番号:28)、図30(配列番号:30)、図32(配列番号:32)及び図34(配列番号:34)に示すアミノ酸配列からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列同一性を有する単離されたポリペプチド。
【請求項72】
図2(配列番号:2)、図4(配列番号:4)、図6(配列番号:6)、図8(配列番号:8)、図10(配列番号:10)、図12(配列番号:12)、図14(配列番号:14)、図16(配列番号:16)、図18(配列番号:18)、図20(配列番号:20)、図22(配列番号:22)、図24(配列番号:24)、図26(配列番号:26)、図28(配列番号:28)、図30(配列番号:30)、図32(配列番号:32)及び図34(配列番号:34)に示すアミノ酸配列からなる群から選択されるアミノ酸配列と比較したとき少なくとも80%ポジティブのスコアとされる単離されたポリペプチド。
【請求項73】
ATCC登録番号209466、209653、209283、209436、209422、203013、203006、209881、203254、又は203219の下で寄託されたDNAの全長コード化配列にコードされるアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列同一性を有する単離されたポリペプチド。
【請求項74】
異種アミノ酸配列に融合した請求項71から73のいずれか1項に記載のポリペプチドを含むキメラ分子。
【請求項75】
前記異種アミノ酸配列がエピトープタグ配列である請求項74に記載のキメラ分子。
【請求項76】
前記異種アミノ酸配列が免疫グロブリンのFc領域である請求項74に記載のキメラ分子。
【請求項77】
請求項71から73のいずれか一項に記載のポリペプチドに特異的に結合する抗体。
【請求項78】
前記抗体がモノクローナル抗体、ヒト化抗体又は一本鎖抗体である請求項77に記載の抗体。
【請求項79】
(a)図2(配列番号:2)、図4(配列番号:4)、図6(配列番号:6)、図8(配列番号:8)、図10(配列番号:10)、図12(配列番号:12)、図14(配列番号:14)、図16(配列番号:16)、図18(配列番号:18)、図20(配列番号:20)、図22(配列番号:22)、図24(配列番号:24)、図26(配列番号:26)、図28(配列番号:28)、図30(配列番号:30)、図32(配列番号:32)又は図34(配列番号:34)に示すポリペプチドであって、それに関連するシグナルペプチドを欠くものをコードするヌクレオチド配列;
(b)図2(配列番号:2)、図4(配列番号:4)、図6(配列番号:6)、図8(配列番号:8)、図10(配列番号:10)、図12(配列番号:12)、図14(配列番号:14)、図16(配列番号:16)、図18(配列番号:18)、図20(配列番号:20)、図22(配列番号:22)、図24(配列番号:24)、図26(配列番号:26)、図28(配列番号:28)、図30(配列番号:30)、図32(配列番号:32)又は図34(配列番号:34)に示すポリペプチドの細胞外ドメインであって、それに関連するシグナルペプチドを有するものをコードするヌクレオチド配列;又は
(c)図2(配列番号:2)、図4(配列番号:4)、図6(配列番号:6)、図8(配列番号:8)、図10(配列番号:10)、図12(配列番号:12)、図14(配列番号:14)、図16(配列番号:16)、図18(配列番号:18)、図20(配列番号:20)、図22(配列番号:22)、図24(配列番号:24)、図26(配列番号:26)、図28(配列番号:28)、図30(配列番号:30)、図32(配列番号:32)又は図34(配列番号:34)に示すポリペプチドの細胞外ドメインであって、それに関連するシグナルペプチドを欠くものをコードするヌクレオチド配列と、少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項80】
(a)図2(配列番号:2)、図4(配列番号:4)、図6(配列番号:6)、図8(配列番号:8)、図10(配列番号:10)、図12(配列番号:12)、図14(配列番号:14)、図16(配列番号:16)、図18(配列番号:18)、図20(配列番号:20)、図22(配列番号:22)、図24(配列番号:24)、図26(配列番号:26)、図28(配列番号:28)、図30(配列番号:30)、図32(配列番号:32)又は図34(配列番号:34)に示すポリペプチドであって、それに関連するシグナルペプチドを欠くもの;
(b)図2(配列番号:2)、図4(配列番号:4)、図6(配列番号:6)、図8(配列番号:8)、図10(配列番号:10)、図12(配列番号:12)、図14(配列番号:14)、図16(配列番号:16)、図18(配列番号:18)、図20(配列番号:20)、図22(配列番号:22)、図24(配列番号:24)、図26(配列番号:26)、図28(配列番号:28)、図30(配列番号:30)、図32(配列番号:32)又は図34(配列番号:34)に示すポリペプチドの細胞外ドメインであって、それに関連するシグナルペプチドを有するもの;又は
(c)図2(配列番号:2)、図4(配列番号:4)、図6(配列番号:6)、図8(配列番号:8)、図10(配列番号:10)、図12(配列番号:12)、図14(配列番号:14)、図16(配列番号:16)、図18(配列番号:18)、図20(配列番号:20)、図22(配列番号:22)、図24(配列番号:24)、図26(配列番号:26)、図28(配列番号:28)、図30(配列番号:30)、図32(配列番号:32)又は図34(配列番号:34)に示すポリペプチドの細胞外ドメインであって、それに関連するシグナルペプチドを欠くものと、少なくとも80%のアミノ酸配列同一性を有する単離されたポリペプチド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【公開番号】特開2009−19032(P2009−19032A)
【公開日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−145176(P2008−145176)
【出願日】平成20年6月2日(2008.6.2)
【分割の表示】特願2001−500757(P2001−500757)の分割
【原出願日】平成12年5月17日(2000.5.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.UNIX
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】