説明

血管系の特異的凝固のための方法および組成物

【課題】特異的凝固、例えば、腫瘍血管系中の凝固を達成する使用のための、
副作用が制限された新規な組成物および方法を提供することによる、先行技術の
制限を克服、および特定の血液凝固の達成に使用される種々の組成物および方法
の提供。
【解決手段】以下の(a)および(b):(a)疾患細胞、疾患関連血管系の
成分、または疾患関連支質の成分に結合する第1結合領域;該第1結合領域が作
動可能に連結した、(b)凝固因子、または凝固因子に結合する第2結合領域、
を含むリガンド。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の(a)および(b)を含む、腫瘍血管系における凝固を刺激するための結合リガンド:
(a)腫瘍血管系に結合する第1結合領域であって、ここで該第1結合領域は腫瘍血管系における細胞表面VEGF/VPFレセプターに結合するVEGF/VPFであり、(b)に作動可能に連結している、領域;
(b)可溶性組織因子、または可溶性組織因子に結合する第2結合領域であって、該第2結合領域は、抗体または該可溶性組織因子に結合する抗体の抗原結合性領域である、領域。
【請求項2】
前記第1結合領域が、前記可溶性組織因子に作動可能に連結する、請求項1に記載の結合リガンド。
【請求項3】
前記第1結合領域が、前記可溶性組織因子に結合する前記第2結合領域に作動可能に連結する、請求項1に記載の結合リガンド。
【請求項4】
前記第2結合領域に結合した前記可溶性組織因子をさらに含む、請求項3に記載の結合リガンド。
【請求項5】
前記第1結合領域が、共有結合を介して前記可溶性組織因子または前記第2結合領域に作動可能に連結する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の結合リガンド。
【請求項6】
前記第1結合領域が、選択的に切断可能なペプチド結合を介して前記可溶性組織因子に連結する、請求項5に記載の結合リガンド。
【請求項7】
前記結合リガンドは、宿主細胞中で組換えベクターを発現させることによって調製される融合タンパク質であり、該ベクターは、同じリーディングフレーム中に、前記可溶性組織因子または第2結合領域をコードするDNAセグメントに作動可能に連結した前記第1結合領域をコードするDNAセグメントを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の結合リガンド。
【請求項8】
前記可溶性組織因子は、VII因子を活性化する能力が欠損した変異組織因子である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の結合リガンド。
【請求項9】
前記変異組織因子は、158位のTrpがArgに変化し;162位のSerがAlaに変化し;164位のGlyがAlaに変化し;または158位のTrpがArgに変化し、かつ162位のSerがAlaに変化する変異組織因子である、請求項8に記載の結合リガンド。
【請求項10】
腫瘍血管系に可溶性組織因子を送達することにより、治療において使用するための、請求項1〜9のいずれか1項に記載の結合リガンド。
【請求項11】
明細書に記載の結合リガンド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−298805(P2009−298805A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−208734(P2009−208734)
【出願日】平成21年9月9日(2009.9.9)
【分割の表示】特願2008−196859(P2008−196859)の分割
【原出願日】平成7年6月7日(1995.6.7)
【出願人】(591217403)ボード オブ リージェンツ, ザ ユニバーシティ オブ テキサス システム (49)
【氏名又は名称原語表記】BOARD OF REGENTS,THE UNIVERSITY OF TEXAS SYSTEM
【出願人】(593052785)ザ スクリップス リサーチ インスティテュート (91)
【Fターム(参考)】