説明

衛生紙の収納容器

【課題】本発明の課題は、衛生紙を収納するフイルムレスの収納箱であって、大きなごみが入りにくく、衛生紙の取り出し感が滑らかであり、さらに上面に保持された衛生紙が落下したり前かがみに崩れたりすることなく、しかも衛生紙が前記箱の上面で引き離される際、滑らかに引き離され、また箱や衛生紙の材質に応じて取り出しの滑らかさを調節できる安定した衛生紙の収納箱を開発し、提供することである。
【解決手段】2つの羽部を開口部をもち共通の切り込み線状に凹凸の谷部、山部を設け、互いにかみ合うようにして、さらに衛生紙の収納箱の羽部に各種切り込みをいれ、またそのスリットの端部に加工をし、取り出し口全体を、効果が高まる方向へ回転させ、斜めに配置したりする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衛生紙の収納容器に関する。
【背景技術】
【0002】
衛生紙の収納容器は、収納容器の取り出し口と、出てくる衛生紙が接触することで円滑な取り出しに必要な、適度な摩擦が生み出される構造になっている。前記生み出された摩擦は、箱の中から出てきた、クの字上に連続する衛生紙の先端にある衛生紙を1枚だけ切り離す力として働き、また衛生紙収納箱の上面に残された連続する衛生紙の最上方の1枚を箱の上面に支持、また保持させる力となり、さらに衛生紙を箱の中に落下させたり、箱の上面に落下させたりすることがないための力を生み出している。
実用新案文献1にはフイルムレスで羽部に波線を使用したものが開示されている。
また特許文献2には、いわゆる開口部を切り取る形で、かつ開口部を斜めに配置したものが開示されている。
また、特許文献3には、取り出し口に開口部に2枚羽をつかい衛生紙の取り出し性能を改善したティッシュボックスが開示されている。
【特許文献1】実案3071502号公報
【特許文献2】特開2005−225563号公報
【特許文献3】特許2006−385376号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の課題は、衛生紙を収納するフイルムレスの収納箱であって、大きなごみが入りにくく、衛生紙の取り出し感が滑らかであり、さらに上面に保持された衛生紙が落下することなく、しかも衛生紙が前記箱の上面で、引き離される際、滑らかに引き離される、衛生紙の収納箱を開発し、提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の課題を解決するために
開口部を介して取り出される衛生紙が重ねられることにより構成され、かつ重ねられる前記衛生紙に応じた所定の厚みを有する束を内部に収納する箱部と、当該箱部の上面には、二つの部分が、箱の短辺に沿って反対方向に切り開かれることにより、衛生紙を取り出すことができる取出口を連結して形成する、二つの羽部を備え、且つ、前記二つの羽部の付け根部は、当該箱部の長辺に対し略平行で、また長辺に沿って互いに重なる部分をもち、且つ、相対する羽部に属する付け根部の端点からはじまり、前記重なる部分に属する当該羽部の付け根部の端点までつながる共通の切り込み線が設けられ、且つ、前記共通の切り込み線は、谷部を形成するように湾曲したあと、続いて山部を形成するように湾曲し、さらに続いて谷部を形成するように湾曲していることを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
開口部を介して取り出される衛生紙が重ねられることにより構成され、かつ重ねられる前記衛生紙に応じた所定の厚みを有する束を内部に収納する箱部と、当該箱部の上面には、二つの部分が、箱の短辺に沿って反対方向に切り開かれることにより、衛生紙を取り出すことができる取出口を連結して形成する、二つの羽部を備え、且つ、前記二つの羽部の付け根部は、当該箱部の長辺に対し略平行で、また長辺に沿って互いに重なる部分をもち、且つ、前記重なる部分に属しまた相対する羽部に属する付け根部の端点からはじまり、前記重なる部分に属する当該羽部の付け根部の端点までつながる共通の切り込み線が設けられ、且つ、前記共通の切り込み線は、前記重なる部分に属しまた相対する羽部に属する付け根部の端点側で、自身の両端部を結んだ直線と当該羽根部の付け根部との間に谷部を形成するように湾曲したあと、前記重なる部分に属する当該羽部の付け根部の端点側で、相対する羽根部の付け根部と前記直線との間に、続いて山部を形成するように湾曲し、さらに続いて谷部を形成するように湾曲していることを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
開口部を介して取り出される衛生紙が重ねられることにより構成され、かつ重ねられる前記衛生紙に応じた所定の厚みを有する束を内部に収納する箱部と、当該箱部の上面には、二つの部分が、箱の短辺に沿って反対方向に切り開かれることにより、衛生紙を取り出すことができる取出口を連結して形成する、二つの羽部を備え、且つ、前記二つの羽部の付け根部は、当該箱部の長辺に対し略平行で、また長辺に沿って互いに重なる部分をもち、且つ、相対する羽部に属する付け根部の一方の端点からはじまり、当該羽部の付け根部の他方の端点までつながる共通の切り込み線が設けられ、且つ、前記共通の切り込み線は、相対する羽部に属する付け根部の一方の端点側で、自身の両端部を結んだ直線と当該羽根部の付け根部との間に谷部を形成するように湾曲したあと、当該羽部の付け根部の他方の端点側で、相対する羽根部の付け根部と前記直線との間に、続いて山部を形成するように湾曲し、さらに続いて谷部を形成するように湾曲していることを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
開口部を介して取り出される衛生紙が重ねられることにより構成され、かつ重ねられる前記衛生紙に応じた所定の厚みを有する束を内部に収納する箱部と、当該箱部の上面には、二つの部分が、箱の短辺に沿って反対方向に切り開かれることにより、衛生紙を取り出すことができる取出口を連結して形成する、二つの羽部を備え、且つ、前記二つの羽部の付け根部は、当該箱部の長辺に対し略平行で、また長辺に沿って互いに重なる部分をもち、且つ、相対する羽部に属する付け根部の一方の端点からはじまり、当該羽部の付け根部の他方の端点までつながる共通の切り込み線が設けられ、且つ、前記一方の端点あるいは他方の端点のいずれかが、二つの羽部の付け根部の前記長辺に沿った部分の中の互いに重なる部分には含まれず、且つ、前記共通の切り込み線は、相対する羽部に属する付け根部の一方の端点側で、自身の両端部を結んだ直線と当該羽根部の付け根部との間に谷部を形成するように湾曲したあと、当該羽部の付け根部の他方の端点側で、相対する羽根部の付け根部と前記直線との間に、続いて山部を形成するように湾曲し、さらに続いて谷部を形成するように湾曲していることを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
衛生紙の束を内部に収納し、この衛生紙を取り出すための取りだし口が設けられた箱であり、前記箱の一面には、折り線が互いに平行でまた箱の長辺に沿って互いに重なる部分をもち、且つ互いが向き合う第一の羽根部と第二の羽根部が切り込み線を形成することにより設けられ、前記切り込み線は、前記第一の羽根部の先端部から前記第二の羽根部の先端部まで結ぶ共通の切り込み線を含み、前記共通の切り込み線は、前記第一の羽根部の先端部と前記第二の羽根部の先端部を結んだ直線に対して蛇行するように形成されていて、前記共通の切り込み線は、前記第一の羽根部の先端部側で前記直線よりも第二の羽根部側に食い込むように突出する第一の山部を第一の羽根部に形成し、第二の羽根部の先端部側で前記直線よりも第一の羽根部側に食い込むように突出する第二の山部を第二の羽根部に形成するように蛇行し、前記第一の山部は前記第二の羽根部の付け根部の折線よりも前記直線側に位置し、前記第二の山部は前記第一の羽根部の付け根部の折線より前記直線側に位置することを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
衛生紙の束を内部に収納し、この衛生紙を取り出すための取りだし口が設けられた箱であり、前記箱の一面には、折り線が互いに平行で且つ互いが向き合う第一の羽根部と第二の羽根部が切り込み線を形成することにより設けられ、前記切り込み線は、前記第一の羽根部の付け根部の一方の端点から前記第二の羽根部の付け根部の他方の端点まで結ぶ共通の切り込み線を含み、前記共通の切り込み線は、前記第一の羽根部の付け根部の一方の端点と前記第二の羽根部の付け根部の他方の端点を結んだ直線に対して蛇行するように形成されていて、前記共通の切り込み線は、前記第一の羽根部の付け根部の一方の端点側で前記直線よりも第二の羽根部側に食い込むように突出する第一の山部を第一の羽根部に形成し、前記第二の羽根部の付け根部の他方の端点側で前記直線よりも第一の羽根部側に食い込むように突出する第二の山部を第二の羽根部に形成するように蛇行し、前記第一の山部は前記第二の羽根部の付け根部の折線よりも前記直線側に位置し、前記第二の山部は前記第一の羽根部の付け根部の折線より前記直線側に位置することを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
衛生紙の束を内部に収納し、この衛生紙を取り出すための取りだし口が設けられた箱であり、前記箱の一面には、折り線が互いに平行で且つ互いが向き合う第一の羽根部と第二の羽根部が切り込み線を形成することにより設けられ、前記切り込み線は、前記第一の羽根部の先端部から前記第二の羽根部の先端部まで結ぶ共通の切り込み線を含み、前記共通の切り込み線は、前記第一の羽根部の先端部と前記第二の羽根部の先端部を結んだ直線に対して蛇行するように形成されていて、前記共通の切り込み線は、前記第一の羽根部の先端部側で前記直線よりも第二の羽根部側に食い込むように突出する第一の山部を第一の羽根部に形成し、第二の羽根部の先端部側で前記直線よりも第一の羽根部側に食い込むように突出する第二の山部を第二の羽根部に形成するように蛇行し、前記第一の山部は前記第二の羽根部の付け根部の折線よりも前記直線側に位置し、前記第二の山部は前記第一の羽根部の付け根部の折線より前記直線側に位置することを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
特許請求の範囲に記載した請求項1、2、3、4、5または6に記載の箱において、前記共通の切り込み線でできる羽部の山部の、当該根元部からの距離が、当該羽部の根元部からの最長の長さに対しその比率が、約55パーセントから約95パーセントの間であることを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
特許請求の範囲に記載した請求項1、2、3、4、5、6または7に記載の箱において、前記2つの羽部は、共通の切り込み線の中間点を対称点とした、ほぼ点対称であることを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
特許請求の範囲に記載した請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の箱において、前記共通の切り込み線で造られる、互いの羽部の山部はそれぞれ1つであることを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。前記「共通の切りこみ線で造られる」という意味は「共通の切りこみ線のみで造られる」という意味である。
特許請求の範囲に記載した請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9に記載の箱において、前記共通の切り込み線のみで造られる、互いの羽部の山部はそれぞれ1つであることを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
特許請求の範囲に記載した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10に記載の箱において前記二つの羽部の根元部同士の距離は約25ミリメートルから約60ミリメートル以下であり、前記二つの羽部で作られる開口部の、箱の長辺方向に沿った長さに対する、内包された衛生紙の長辺方向の長さに対する比率が、約70パーセントから約90パーセント以下であることを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
特許請求の範囲に記載した請求項1,2,3,4、5、6、7、8、9、10または11に記載の箱において、当該箱の前記取出口の中心を回転軸として、当該箱の前記取出口の両端の二つの羽部が、羽部の先端同士の距離が広がる方向へ、当該箱の前記取出口が回転することで、前記取出口の長手方向が当該箱の長辺方向に対し斜めに設置されていることを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
特許請求の範囲に記載した請求項1,2,3,4、5、6、7、8、9、10、11または12に記載の箱において、当該箱の前記取出口の中心を回転軸として、当該箱の前記取出口の両端の二つの羽部が、羽部の共通する切りこみ線の両端部同士の箱の短辺に沿った距離が広がる方向へ、当該箱の前記取出口が回転することで、前記取出口の長手方向が当該箱の長辺方向に対し斜めに設置されていることを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
特許請求の範囲に記載した請求項1.2.3.4、5、6、7、8、9、10、11、12または13に記載の箱において、前記共通の切れ目線上の谷部から、前記谷部を有する羽部の付け根部まで、あるいは、前記共通の切れ目線上の山部から相対する羽部の付け根部まで、切り込み線を入れたことを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
開口部を介して取り出される衛生紙が重ねられることにより構成され、かつ重ねられる前記衛生紙に応じた所定の厚みを有する束を内部に収納する箱部と、当該箱部の上面には、二つの部分が箱の短辺方向に沿って反対方向に切り開かれることにより、衛生紙を取り出すことができる取出口を、前記二つの部分が連結して、一つ形成する、二つの羽部を備え、且つ、一つの羽部の付け根部の端点と端点を結ぶ切れ目が、二つの羽部の共通の切れ目として結ばれていることを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
特許請求の範囲に記載した請求項15に記載の箱において、前記共通の切れ目から羽部の付け根部まで、切り込み線を入れたことを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
特許請求の範囲に記載した請求項15または16に記載の箱において、当該箱の前記取出口は、その長手方向が当該箱の長辺方向に対し、斜めに設置されていることを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
特許請求の範囲に記載した請求項1.2.3.4、5、6、7、8,9,10、11、12、13、13、14、15、16または17に記載の箱において、前記付け根部には、略直線状の折目用線が設けられていることを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
開口部を介して取り出される衛生紙が重ねられることにより構成され、かつ重ねられる前記衛生紙に応じた所定の厚みを有する束を内部に収納する箱部において、取り出し口を構成する前記羽部の端部から根元まで切り込み線を入れたことを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
開口部を介して取り出される衛生紙が重ねられることにより構成され、かつ重ねられる前記衛生紙に応じた所定の厚みを有する束を内部に収納する箱部において、取り出し口を構成する前記羽部の端部が波線形状であり、且つ、前記波線形状の谷部から当該羽部の根元まで切り込み線を入れたことを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
特許請求の範囲に記載した請求項2、3、4、5または6に記載の箱において当該羽根部の周縁部より、当該羽根部の付け根部の折線部まで切り込み線が入れられていることを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
特許請求の範囲に記載した請求項2、3、4、5,6,または21において、第一の羽根部と第二の羽根部の先端部同士の箱の短辺に沿った距離が広がる方向へ、取出口全体が回転し前記取出口の長手方向が当該箱の長辺方向に対し斜めに設置されていることを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
特許請求の範囲に記載した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15,16,17,18,19,20、21または22に記載の箱において、羽根部の付け根部の一部あるいは当該付け根部の折線の一部が切り込み線で構成されていることを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
特許請求の範囲に記載した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15,16,17,18,19,20,21、22または23に記載の箱において、当該共通の切り込み線上から当該羽根部の根元部の折線部まで入れられた切り込み線の終端部が湾曲し、あるいは当該切り込み線の終端部が他の切り込み線に接していること、あるいは請求項17において当該付け根部の折線と接する側の当該切り込み線の端部が湾曲し、あるいは他の切り込み線に接していることを特徴とする衛生紙収納用箱が望ましい。
【0005】
衛生紙を収納する箱は、大きくわけて2つある。1つは、衛生紙の取り出し口に、フイルムの中央に切り込み線が入れられたものを箱の取り出し口に貼ったものであり、また2つ目は取り出し口に前記フイルムが貼られていないものである。
【0006】
取り出し口にフイルムが貼られている収納容器の場合、衛生紙と接触する取り出し口の部分は、弾力性のあるソフトなフイルムで構成されている。前記フイルムの中央には細長いカット線が施してあり、衛生紙はそのカット線を通して収納箱の中から取り出される。前記収納箱の場合、細長いカット線の取り出し口以外は密封される構造になっているので、外からごみも入りにくく優れた構造となっている。
【0007】
しかし、フイルムが貼られた箱は、リサイクルのとき、フイルムをはがさなければならないので、消費者に手間を強いることになる。しかも、省資源やエコが叫ばれる現在、いくら取り出し時のスムーズ感やごみの入りにくい収納箱でも、省資源に逆行する前記収納箱は敬遠され、フイルムを貼っていない箱でスムーズな取り出し効果の収納箱が求められる。
【発明の効果】
【0008】
前記フイルムをはっていずに、フイルムを貼った箱に負けないスムーズな取り出し効果をもった衛生紙収納箱が開発されると、エコが求められている社会状況において、普及することは間違いないと考える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
従来のフイルムレスの技術を検証しよう。[特許文献1]の場合、収納箱の上面に作られた、開口部の羽部の長さは、[特許文献3]の羽部にくらべて、羽部の根元部から羽部の端部までの長さが半分ほどになる。よって羽部によるクッション効果と衛生紙に摩擦を加える力は弱くなり、シート状の平面的衛生紙を立体構造に変形させる力は弱いと考える。
【0010】
[特許文献2]の場合、取り出し口が、切り取ったままの、まさに穴であり、その端面は弾力性がないので、条件が悪い。後述するが、[特許文献1]や[特許文献3]等で利用されている、羽部のクッションを利用していないので基本的発想で劣るといえる。
【0011】
さて、フイルムレスの収納箱の場合の構造を精査する。その取り出し口の構造は、収納箱の上面または側面の一部を切りとった、まさに穴であるか、収納箱の一部の部分の3辺に切り込みをいれ、切込みを入れていない1辺を羽部の回転軸とした開閉可能な羽状の開口部のいずれかである。
【0012】
衛生紙の収納箱は一般にダンボール等でできている。よって、開口部の衛生紙と接触する部分は、フイルムにくらべて弾力性が少ない。また、開封時に力を加えて、あけるので、その力で変形することも少なくない。よって、羽部の構造を利用し、その羽部のもつ、弾力機能をつかった取り出し口が便利ではあるが、その計算も、金属を用いた、構造計算とは正確さで劣ってくる。しかし、基本的構造の優劣はそれなりにつけられる。
【0013】
前記特許文献3の場合を考える。この特許文献では取り出し口が、2つの羽部のある開口部で構成されている。このような羽上の開封穴を利用した取り出し口の場合でも、開口部と外に出てくる衛生紙との接触部は、動かない固形の縁と、動く羽部の縁の二通りある。
【0014】
この2つの縁について論じる。その中で、収納箱の、動かない固形部分の縁は、前記開封穴とほとんど同じである。よってこの部分を使った取り出し効果ではスムーズな取り出し効果は期待できないといえる。この縁に加わる摩擦が非常に強い場合、消費者は、取り出し時、不快な抵抗感と不快な摩擦音を感じる。よって、収納箱の中央部分にあまりにも近く羽部のある、また前記羽部の開閉方向が収納箱の短辺方向のむきに開閉する羽部を用いた開口部を設けると摩擦が強すぎ、よくない。
【0015】
さて、前記羽部の端部を利用した取り出し口を考える。この場合、開閉可能な動く羽部の縁は箱の下方向からの衛生紙の動きと力に対し、羽部の縁でその衛生紙を受け止めて、抵抗を受けると、いち早く前記羽部の折り線を軸に、箱の外方向にモーメントにより回転
する。この抵抗を受けて羽部の端部が動くことで、受けた力をソフトに受け流し、軽減する。つまり、大きな力を羽部の弾力性で吸収するので、弾力性のあるフイルムと同じ機能をはたす。また、前記外側方向に動いた羽部は、自重により再度はこの箱の内側方向に下がるので、次に衛生紙から力を受けると、この羽部が、弾力性のある、繰り返しクッションの役割を果たす。
【0016】
上記説明により、フイルムレスの収納箱の場合は、羽部の端部の、このクッションの原理を利用した構造が、取り出し効果はソフトで、フイルムを利用した取り出し効果に近く、優れているといえる。私の発明した構造の図1をみてほしい。
【0017】
図1には、取り出し口が2つの羽部でできており、前記2つの羽部は互いに向かい合って、さらに根元部の折線は開口部の左右の長さに近く、長くなっている。またなおかつ、2つの羽部がそれぞれ、2つの山部をもつ羽部となっていて、しかも2つの羽部の山部は交互に相手の羽部の谷部にむかって押し合うように構成され、2つの羽部のあいだから出てきた衛生紙をその羽部の間に挟み込むようになっている。
【0018】
[特許文献3]の場合、根元部の左右の長さは開口部の左右の長さの約半分になっている。またそれにあわせた、直線状の羽部の端部も同じ長さになっているので、書く羽部の山部が大きくなっている。よって衛生紙を取り出すときの大きな山部と、衛生紙がすれあう摩擦が強く、消費者は強い抵抗感と摩擦を感じる。また前記大きな山部に対する開口部も、箱の長辺方向に対し長く、大きなごみが入りやすい。
【0019】
また、2枚の羽部に挟まれた衛生紙は開口部の中心で1方向にねじれてはいるが、衛生紙の両端部には力は加えられていないので、その部分から衛生紙は、箱の上面にくずれやすい。
【0020】
一方、図1の場合は、相対する4つの山部が反対方向に交互に押し合っているので、衛生紙をしっかり、反対方向から押し合い、衛生紙がねじれて、回転して箱の上面にくずれおちることはない。
【0021】
また、衛生紙が1枚とりだされるときのスムーズさについても論じると、図1の場合は、箱の上面より最も高く位置しているのは、取り出し口両端の山部である。またそれに続いて、その高さより低く、中ほどの2つの山部が位置している。よって、衛生紙が1枚だけ収納箱から取り出されていくとき、前記内側にある2つの山部の支持展が衛生紙と外側の支持点より先に離れ、次に前記外側にある山部の支持点がはなれるという、2段階の力の変化につながり、全部の高さが同じ設計より、よりソフトな衛生紙の取り出し効果を得られる。
【0022】
図6、7によると、この設計では、羽部の谷部から、自身の羽部の根元部までスリットが入れられている。
【0023】
一般に、スリットのない羽部で、かつ山部が2つある羽の場合は、理論上は衛生紙との接触点は山部のある2つであるが、前述したとおり、衛生紙の収納箱の素材は固形の素材ではあるが、人の力で、変形しやすいダンボール等の素材である。よって、前記同一の羽上の2つの山部も多少ゆがんでいる可能性もある。
【0024】
よって2枚のうちの1枚の山部が向かい合う羽部の谷部としっかりホールドしたときでも、同じ回転軸上の残った山部は、同じようにホールドしていない可能性が高いといえる。
【0025】
また、衛生紙の動きも、持ち上げる手のむき、力で、複雑に変形する。つまり、1つの回転軸である折軸に対し、羽部の端部に山部が2つある羽部は、2つの山部が共通の回転軸を中心に連動するため、最適な衛生紙をホールドをする山部は1箇所だけである。
【0026】
残りの1箇所は前記他の山部と連動して、いわば同体として動かざるをえないので、最適なホールドができず、浮き上がることが考えられる。
【0027】
一方、羽部の根元までスリットの入ったものは、前記羽部の2つの山部がそれぞれ独立した動きをすることが可能となり、支持部の圧力で無限の立体的構造に変化する衛生紙を前記2つの羽部の端部の山部は状況に合わせて、確実にホールドすることが可能になる。
【0028】
よって、前記スリットがないものに比べ、より安定した保持が実現する。このことは、車でたとえると、スリットのない羽部は、いわば、前輪駆動の自動車であり、スリットの入ったものは、4輪すべてにエンジンの駆動力がある、いわば4輪駆動自動車といえる。
【0029】
図7によると、当該箱の前記取出口の両端の二つの羽部が、当該箱の前記取出口の中心を回転軸として、羽部の先端同士の距離が広がる方向へ、当該箱の前記取出口全体が回転することで、前記取出口の長手方向が当該箱の長辺方向に対し斜めに設置されている。
【0030】
つまり、衛生紙を支える。両端部の羽部の支持点が、箱の短辺方向にみると広がっている。よって短辺方向に広い、幅の広い支持部で衛生紙を支えられることになり、そのぶん、箱の支持部の衛生紙を保持する力は強くなり、また安定するので平行のものより優れる。
【0031】
もともと前記衛生紙は、収納容器の中では、2枚に折り重ねられた平面的なシート紙である。シート紙のまま箱の上面に立てても、そのままでは立たない。
【0032】
平面的な衛生紙が、収納箱の取り出し口との摩擦により、複雑に形状変化し、ジャングルジムのような、支えのある、立体的な形状に大きく変化し、その上で初めて収納箱の上方で安定して保持される。
【0033】
そういう意味でも図1のような、箱の支持部が入りくんでいるものが優れているといえる。
【0034】
図8をみてほしい。この設計は、2つの羽部が向かい合い、2つの山部が向かい合う一つの山部と押し合っている。よって、2つの羽部は、確実に互いにホールドし、しっかりした支持部を造る。
【0035】
また、図9に表されるように、この場合も羽部にスリットが入っている。よってスリットが入った場合は、より、柔軟なより、確実な衛生紙の保持が可能となる。
【0036】
また、図10をみてほしい。この場合、取り出し口が斜めに配置されている。よって、互いの羽部の支持点が箱の短辺方向にそって広く配置されるので、斜めに配置されたほうが、衛生紙の保持力はたかまることになる。
【0037】
今まで説明した図1から図10までの説明を改めてする。説明の中で蓋部と羽部は同じ意味である。
【0038】
図1は、特に請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、18にかかわる、実施形態のティッシュボックスの概略的な斜視図である。衛生紙収納用箱の長辺短辺高さが、A、B,Cで記されている。蓋部31等が開口し、その中から衛生紙2が出てきている。
【0039】
図2は、図1の上面図であり、また取り出し口が開口していない図である。Aは箱の長辺であり、Bは箱の短辺である。Dは取り出し口の箱の短辺に沿った幅であり、Eが取り出し口の幅である。Fは蓋部32および31の付け根部の折線である。34は蓋部32の単独の切り込み線であり、35も蓋部31の単独の切り込み線である。蓋部31と32の共通の切り込み線が前記二つの単独の切り込みの間にあって、両者をつなげている。
【0040】
図3は、開口部が開封された、図1の正面図である。衛生紙は描かれていない。蓋部31と32が開口した様子が描かれている。
【0041】
図4は、開口部が開封された、図1の左側面図である。また図3の端側面側よりみた図である。衛生紙は描かれていない。蓋ぶ31と32がそれぞれの付け根部を軸に角度もって上に開かれている様子が描かれている。蓋部31と32の付け根部の幅がDとして描かれている。
【0042】
図5は、開口部が開封された、図1の上面図で、90度左側に回転したものである。蓋部31と32が開口し、前記二つの蓋部の共通する切り込み線58と59が開き、別れその間に衛生紙の出てくる空間が描かれている。
【0043】
図6は、図2に加えて、蓋部31と32に共通する切りこみ線上から各蓋部の付け根部に向かって短い切り込み線(羽部スリット線)38と39が描かれている。この切りこみ線で、各蓋部がそれぞれさらに2つに分かれて、合計4枚の蓋部で構成される取り出し口になった。
【0044】
図7は、図6の変形であり、取り出し口全体が回転している。その回転方向は、取出し口の共通する切りこみ線の両端部が取り出し口が箱の短辺に沿ってその間の距離が広がる方向に規定される。
【0045】
図8は、蓋部41と42により構成されている。一見、図1に代表されるものと異なるようであるが、相対する蓋部である羽根部の互いの山部で互いに押し合っているという原理はまったく同じである。つまり、図2における蓋部の一部分と理解される。
【0046】
図9は、図8に加えて、蓋部41と42に共通する切りこみ線上から各蓋部の付け根部に向かって短い切り込み線(羽部スリット線)48と49が描かれている。この切りこみ線で、各蓋部がそれぞれさらに2つに分かれて、合計4枚の蓋部で構成される取り出し口になった。
【0047】
図10は、図9の変形であり、取り出し口全体が回転している。その回転方向は、取出し口の共通する切りこみ線の両端部が取り出し口が箱の短辺に沿ってその間の距離が広がる方向に規定される。しかし、図10の場合、前記取り出し口の共通する切り込み線の両端部の箱の短辺に沿った位置が同じであるので、回転する方向は、右回りでも左回りでも結局は差がなくなり、同じになる。
【0048】
さて、前述した内容説明において、「図1」は、図1の関連図である「図2」、「図3」、「図4」、「図5」を総称する図であり、「図1によると」とは、同時に「図1あるいは図2あるいは図3あるいは図4あるいは図5によると」という意味である。
【0049】
本特許願における文章の中の「羽根部の根元」と「羽根部の付け根」は同義語とする。
【0050】
本特許願における文章の中の「羽根」と「羽」は同義語とする。
【0051】
本特許願における文章の中の「羽根部の先端」あるいは「羽根部の先端部」とは、羽根部の付け根部の端部の中で、前記羽根部が
向かい合う羽根部と共有する切り込み線と接する側の端部のことをいうこととする。
【0052】
さて、これから前述の発明より優れた更なる発明の発展技術を紹介しよう。
【0053】
図11−1は、取り出し口の羽根部の付け根部の一部に切り込み線が入れられている図である。共通する切り込み線は太く強調表示されている。一方、単独の切り込み線は細く表示されている。羽根部の付け根部に入れられた切り込み線は太く強調表示されている。羽根部付け根部の折線は点線表示されている。
【0054】
図11−2は、取り出し口の羽根部の付け根部の一部に切り込み線が入れられている図である。共通する切り込み線は太く強調表示されている。一方、単独の切り込み線は細く表示されている。羽根部の付け根部に入れられた切り込み線は太く強調表示されている。羽根部付け根部の折線は点線表示されている。
【0055】
図11−3は、取り出し口の羽根部の付け根部の一部に入れられた切り込み線の端部が釣り針状に丸く加工されたり、T字状になったり、L字状になったりした図である。この釣り針状の加工では、
共通する切り込み線は太く強調表示されている。一方、単独の切り込み線は細く表示されている。羽根部の付け根部に入れられた切り込み線は太く強調表示されている。羽根部付け根部の折線は点線表示されている。また共通する切り込み線から付け根部折線まで入れられた切り込み線の終端部も丸く釣り針状等に加工されたりしている。
【0056】
図11−4は、取り出し口の羽根部の付け根部の一部に入れられた切り込み線の端部が釣り針上に丸く加工されたり、T字状になったり、L字状になったりした図である。共通する切り込み線は太く強調表示されている。一方、単独の切り込み線は細く表示されている。羽根部の付け根部に入れられた切り込み線は太く強調表示されている。羽根部付け根部の折線は点線表示されている。また共通する切り込み線から付け根部折線まで入れられた切り込み線の終端部も丸く釣り針状等に加工されたりしている。
【0057】
図11−1および図11−2に示されるように、第一の羽根部と、第二の羽根部の付け根部の折線上に11−1−1、11−1−2、11−1−3、11−1−4、11−2−1、11−2−2、11−2−3,11−2−4と4つの切り込み線が入れられている。
この切り込み線は羽根部の回転をソフトにするという効果がある。この切り込み線は、羽根部付け根部の両端と羽根部付け根部の中央寄りに入れられたものとがある。両端のものは羽根部付け根部の折線にそって折るとき折りやすくなるという効果もあわせ持つ。また、中央寄りに当該切りこみ線が入れられたものは羽根部の付け根部の両端に当該切りこみ線が入れられていないので、羽根部の回転軸が安定した上で羽根部の回転がソフトになるという効果を併せ持つ。
【0058】
羽根部の開閉において、付け根部の折線の長さに応じて、羽根部の開閉する滑らかさが決まる。つまり、折線の長さが長い羽根部は、開閉の際、回転軸となる折線の長いなりの摩擦を受ける。つまり、羽根部において、回転軸となる、付け根部の折線が長い羽根部はその開閉に伴う摩擦が強いし、一方、短い羽根部はその開閉に伴う摩擦が少なくなる。
【0059】
羽根部の付け根部の長さは、その取り出し口を構成する長さにより、必然的に規定される。よって、その付け根部の長さを意図的に長くしたり、また短くしたりすることはできない。
しかし、図11や図11−2のうように、羽根部の付け根部に意図的に切り込み線をいれることで、羽根部の開閉する摩擦をソフトにできるし、また、その切り込み線の長さを調節することで、その必要なソフトさも自由に調節できる。
【0060】
また特に、11−2−2をみてほしい。羽根部の付け根部の中央部に切り込み線が入れられている。この切り込み線は、中央部に切り込み線が入れられて、羽根部の折線が短くなっているので、羽根部の開閉がソフトになっているし、また羽根部の付け根部の両端部の位置は変わらないので、羽根部の回転の安定さは損なわれないので、他の切り込み線よりもさらに優れた切り込み線であり、より安定した羽根部の開閉ができる優れた構造である。
【0061】
11−2−3をみてほしい。羽根部の先細になった付け根部の両端の折線に切り込み線が入れられている。
この切り込み線は、前述した羽根部の開閉をソフトにする効果以外に、箱を開口する際、羽根部の付け根部、あるいは、羽根部の付け根部の折線部を折って開口するが、11−2−3のように折線の端部が先細になっていると、折りにくいという状況が発生する。このとき、両端に切り込み線がいれられていると、開口する作業が非常に作業しやすいという効果が生まれる。
【0062】
優れた構造である。いずれにしても、11-2-1と11-2-2共にその効果を切り込み線の長さや、設置する場所によって、その効果を調節できるので、大変優れた構造といえる。
図11−3と図11−4をみてほしい。前述した図11−1と図11−2の羽根部の付け根部に入れられた切り込み線の折線との接触部が釣り針状に丸く加工されたり、また他の切り込み線と接し、T字状やL字状になっている。
【0063】
こうすることで、羽根部にいれられた、各種の切り込み線にそって開封するときに、勢いあまって切り込み線にそって、箱が切り込み線にない切り込み線の延長線上方向に裂開することを防止する効果が生まれる。
[発明にいたる流れの説明]
【0064】
さて筆者は今までの発明を、フイルムレスの原点、つまり、箱の上面中央部分に小さく穴が開いている取出し口から今一度説明したいと思う。
【0065】
図12−1は、衛生紙収納用箱の上面図である。上面中央部に取り出し口12−11がある。
【0066】
図12−2は、一枚の衛生紙が二つに折られたものを折線に垂直に断裁したものの断裁面である。図左側部分が折線に相当する断面図である。
【0067】
図13は、図12−1の中央取り出し口を箱の長辺に沿って広げたものである。13−1が取り出し口である。
【0068】
図14は、中央の取り出し口を、破りとらない形式の、つまり箱の短辺に平行な方向に互いに逆方向に開く方式の2枚の羽根形式にしたものである。羽根部の付け根部の折線は点線で示されている。また二つの羽根部に共通する切り込み線は太線で強調表示されている。XXは共通する切り込み線の箱の長辺に沿った長さである。DDは前記共通する切り込み線の箱の短辺に沿った長さである。羽根部付け根部の折線が点線で示されている。
【0069】
図15は、図14の共通する切り込み線を丸みを帯びるように加工したものである。特許文献3に例示されている実施例を図示したものである。
【0070】
図16は、図14の取り出し口の共通する切り込み線をあえて取り出し口の両辺まで広げたものである。
【0071】
図17は、図16の共通する切り込み線を丸みを帯びるように加工したものである。
【0072】
図18は、図16に加えて、共通する切り込み線上に、向かって右から谷部と山部と谷部を加工し加えたものである。
共通する切り込み線近くに書かれている矢印WW1、TT1、UU1、VV1は、頂部WW、TT、UU、VVが両端部を結ばれた共通する切り込み線ZZに沿った衛生紙を両方向から交錯するように押し合う力をあらわしてある。
【0073】
図18−1は、図18に描かれた4つの矢印で示される共通する切り込み線上の4つの頂部の中の向かって左から三つの様子を、点線で示された楕円で囲ったものである。この三つの頂部の構造がそのまま発展して、図8に結びつく。図18は結局図8の構造が連続して二つ組み合ったものと理解される。
【0074】
図18−2は、図18に描かれた4つの矢印で示される共通する切り込み線上の4つの頂部の中の向かって右から三つの様子を、点線で示された楕円で囲ったものである。この三つの頂部の構造がそのまま発展して、図18−1と同じように図8に結びつく。図18は結局図8の構造が連続して二つ組み合ったものと理解される。
【0075】
図19は、図18の共通する切り込み線上から各羽根部の付け根部の折線に向かって切り込み線が入れられ、その終端部が釣り針状に丸く加工されたり、他の切り込み線に接して、終端部がT字状態に見えたりしているものを図示してある。図18のときは取り出し口は二枚の羽根部で構成されていたが、図19では、MMMM、NNNN、OOOO、PPPPの四枚の羽根部で構成されることになった。
【0076】
図20は、図19に加えて羽根部付け根部の折り線上に切り込み線QQ、TT、RR,SS等を入れたものである。
この切り込み線で羽根部の開閉はソフトになる。
【0077】
図21は、図18の羽根部の単独の切り込み線を丸く加工したものである。単独の切り込み線とは、この場合取り出し口の箱の長辺に沿った両端部に位置する切り込み線のことである。
【0078】
図22は、図21の取り出し口を羽根部の共通する切り込み線の両端部が箱の短辺に沿った距離が広がる方向に斜めに回転させたものである。
【0079】
図22−1は、図22に加えて、共通する切り込み線上から各羽根部の付け根部の折線に向かって切り込み線JJとKKが入れられている図である。
【0080】
図22−2は、図21の羽根部の先端部の折り線上に切り込み線PPとQQを加えた図である。
【0081】
図23は、図22−2に羽根部に共通する切り込み線上から羽根部付け根部の折線まで切り込み線を入れた図である。
【0082】
図22−3は、図23の取り出し口を羽根部の共通する切り込み線の両端部が箱の短辺に沿った距離が広がる方向に斜めに回転させたものである。
【0083】
図24は、特許文献1の基本構造の箱の上面を図示したものである。AAは箱の長辺であり、BBは箱の短辺である。CCは二つの羽根部の取り出し口全体の箱の長辺に沿った主な幅であり、DDは二つの羽根部の取り出し口全体の箱の短辺に沿った幅である。X5とX6は各羽根部の箱の短辺に沿った長さである。YYは二つの羽根部の共通する切り込み線の箱の短辺に沿った幅である。YYYは共通する切り込み線の山部と山部の箱の長辺に沿った長さであり、いわゆるピッチである。YYYYは共通する切り込み線の山部と谷部の箱の長辺に沿った長さである。
【0084】
図25は、図21のほぼ左右対称の図である。このように、羽根部先端部の方向を変えても、前述した発明の内容は損なわれない。
【0085】
図26は、図25において、共通する切り込み線の両端部が箱の短辺に沿った幅が広がる方向に、取り出し口全体を回転させ、斜めに配置したものである。この場合も発明の内容は損なわれない。
【0086】
図29は、図26に二つの羽根部の共通する切り込み線上から各羽根部の付け根部の折線に向かって切り込み線を入れた図である。この場合も発明の内容は損なわれない。あえてここで申し上げると、図25をはじめ、図24までのすべての発明の内容において、左右対称にしたすべての図において今回の発明の内容は損なわれない。
【0087】
図27は、特許文献3の内容で、「丸みがつけられていれば如何なる形状であっても良く、例えば、一方の羽根部3 の付け根対向部3 c が他方の羽根部3 の羽本体部3 b に十分にえぐり込むようにして丸みがつけられたような形状であっても良い。」という内容の一例を図示したものである。共通する切り込み線が、箱の長手方向に交錯していることが特徴である。
【0088】
図28は、図27の取り出し時の二つの羽根部の開閉状況において、その構造的弱点から、仕方なく羽根部の位置が偏って位置される場合の、箱の端側面からみた図である。
【0089】
図30は、特許文献3の構成を基本にその一部を連続して設置した場合の図である。PPPPPPとQQQQQQが各羽根部付け根部の折線に接していることが特徴である。
【0090】
図31は、図11−3と図11−4に示された一部内容を取り出して拡大したものである。
【0091】
図12−1をみてほしい。
収納箱の上面部の中央近くに、箱の左右の辺からの距離が長く取られ、箱の中央部に小さく配置されたほぼ四角形の開口部12−11が設けられている。
【0092】
衛生紙は、この開口部を通して箱の中から出てくる。衛生紙は箱の中では、箱の短辺に沿った方向にクの字に折られて、交互に向かい合い、互いの折られた上片をくわえあうことを繰り返し、連続して重ねられて収納されている。よって、箱の短辺と平行な方向に対する取出し口の幅が狭くても、最初の衛生紙を取り出すことができれば、次の衛生紙は、衛生紙の厚さの幅だけあれば次の衛生紙は問題なく出てくるが、箱の長辺に平行な方向に対する取り出し口の幅が狭い場合、衛生紙はスムーズには出てこず、衛生紙と取り出し口の短い幅の間で摩擦が生じ、衛生紙が箱の長辺に平行な方向に圧縮されて箱の外側に出てくる。
【0093】
図12−1の上記説明に示されるように、この部分的に圧縮されて、衛生紙自体に多数の折り目がつくことで、薄い平面的衛生紙は複雑な立体空間に変形する。図12−2に示されるように、また前記折り目線自体が、圧縮されながら直線状に前記衛生紙のほぼ2倍の厚さになり、固く強化され、立体空間を支えるジャングルジムのような細く長い柱としての機能をはたすようになる。この折り目線自体が衛生紙を支える柱としての機能をはたすようになることは、たとえば、1枚のコピー用紙を2つに折ったり、くしゃくしゃに丸めたりすると、類似の現象が確認されることで理解されると思う。そして結局衛生紙は自身の力で箱の上面に問題なく保持される。
【0094】
ただし、この摩擦が異常に必要以上に強すぎる場合、つまり前記取り出し口の、箱の長辺方向に対する幅が積み重ねられた平面状の衛生紙の同幅に対し極端に短い場合、衛生紙を取り出すとき、消費者は強い不快な抵抗感と、耳障りな強い摩擦音を感じる。
【0095】
この摩擦に伴う不快感を少しでも軽減することが大切な課題であるが、摩擦を取りすぎて、衛生紙が箱の中に落下してはならない。一見相反する2つの課題の解決つまり、ソフトさと摩擦のバランスが大切である。
【0096】
筆者は、この極度なこの不快感を軽減する第一歩として、常識を覆してまず取り出し口の箱の長辺方向の幅を図12−1より広く、かつ衛生紙の幅より若干短くした。(図13)
こうすることで、当然取り出し口F1からF2の間の辺と衛生紙との摩擦で生じる力はゼロではないが、弱くなる。つまり取り出し口13−1と衛生紙の間で生まれる摩擦は弱くなり、かつそこから生まれる衛生紙の立体空間への形状変化は少なくなり、その結果当然衛生紙に対する箱の支持力、保持力は弱くなる。
つまり、いままでは、取り出し口の箱の長辺方向に対する幅を短くすることで摩擦力を生み出すことが保持力を生み出していたのに、その条件が弱くなったわけであるから、困ったものである。
【0097】
ここで、もう少し図13の取り出し口の形状について論じたい。またこのほぼ長四角形に切り取られた取り出し口の特徴として言えることは、この取り出し口では、箱の短辺に平行な方向に対する衛生紙の形状変化は、取り出される衛生紙が変形して取り出し口の周縁13−2あるいは周縁13−3に接触しないかぎり、衛生紙が立体形状に変化するための抵抗が生まれないということである。つまり、消費者が衛生紙を箱の中からとりだすとき、衛生紙には、最初から箱の短辺に平行な方向から抵抗が与えられているわけではないということである。
【0098】
つまり、もし、衛生紙をつまみ出すとき、最初から衛生紙に抵抗を、有効なソフトな抵抗を与えられる取出し口があると仮定すると、その取り出し口より図13の取り出し口13−1は衛生紙の迅速な形状変化としての機能として劣ることになる。
【0099】
筆者はこの弱点を克服するために、1案を思いついた。つまり筆者は、この衛生紙の取り出し口である開口部を切り込み構造で破りとる方式の従来の取り出し口から、破りとらない形式の、つまり箱の短辺に平行な方向に互いに逆方向に開く方式の2枚の羽根形式にした。(図14)
【0100】
前述したとおり、この類似の形式はすでに特許文献3により開示されている。(図15)
すると、図13と異なり、消費者が箱の中から衛生紙を取り出すとき、衛生紙は取り出しはじめる最初から常に羽根部の周縁部FF2およびFF4と接し、箱の短辺方向に平行な方向からの抵抗を受けることになる。
【0101】
また、この形状では羽根部の周縁部FF2とFF4は互いに向かいあう二つの羽根部の根元部の折り線の延長線上にある。よって、前記周縁部FF2とFF4は箱の短辺に沿った方向ではDDの幅の広い二つの支持点で挟み込み、一枚の衛生紙に互いに反対方向の圧力を加え、衛生紙にねじれを生じさせ、支えることになる。ここでの特徴は羽根部の共通する切り込み線の箱の短辺にそった幅が羽根部の根元部から周縁部の最長の幅と同じ長さを持っているということである。
【0102】
つまり、図24で示した特許文献1の構造とは大きく異なっている。特許文献1を図示すると、図24になるが、その中の、YYの部分が図24の二つの羽根部の共通する切り込み線の箱の短辺に沿った長さになる。見るとわかるように、この幅が狭く、とてもこの部分で衛生紙を挟みこむことと、もし挟み込んだ場合の効果は特許文献3ほど大きくないといえる。
【0103】
また、取り出し口を構成する羽根部の周縁部の部位で、折線からの幅がもっとも長い、最大の幅であるX5およびX6の長さも、取り出し口を構成する二つの羽根部の折線と折線の幅DDより短い。また、これは、特許文献3にもいえることであるが、合い向かい合う羽根部で作られえる共通する切り込み線の波状の山部と谷部の、箱の長辺に沿った幅であるYYYYが、短いので、前記共通する切り込み線で波線状の山部と隣り合う谷部の、箱の長辺方向にも、また短辺方向にも前記共通する切り込み線でしっかり、はさまれる衛生紙に、安定したねじれの効果を与えることは難しいと思う。
【0104】
さて、特許文献3では、折線FF1と衛生紙との接触点との羽根部の腕の長さ、つまりFFF1およびFFF3の長さが特許文献1より長いので、よりソフトな安定した羽根部となっている。前述したが、当該衛生紙に対し、図15でみると、向かって左回りに回転するねじれを加える構造になっている。つまり、この箱から出てくる衛生紙はすべて向かって左にねじれながらでてくるので、ねじれている分だけそのねじれに対する衛生紙自体の反発力で衛生紙は箱の中に落ちにくい。つまり、箱の上面に保持される力が増すことになる。
【0105】
また、前述したが、もちろんこのねじれは、取り出し口を切り取っただけの。固定された取り出し口の周縁部から生まれる抵抗と異なり、いわば緩衝作用のある羽根部の回転モーメントを利用したソフトな抵抗であるので、消費者は不快な抵抗感や、不快な摩擦音を強く感じにくい。
【0106】
しかし、この構造は、もっと改良する余地が多く残されている。理由を述べる。
特許文献3を精読すると分かるが、例えば図3の場合は2枚の羽根部の共通する切り込み線部分の箱の長辺方向に対する長さXXが短いという特徴がある。というのは、特許文献3の説明では、具体的に図示もされているが、「家庭用薄葉紙収納箱の長手方向に並んだ該上面の二つの部分」とあり、前記二つの部分は箱の長手方向に並んでいる。よって長手方向に並んでいない部分、つまり重なった部分でありまた共通する切り込み線の部分は、家庭用薄葉紙収納箱の長手方向に長くはないということが前提に感じられる。
決して「短手方向に並んだ」とは書かれていない。
これは、特許文献1との差別化を図るために、条件をつけて特許取得されたものと思う。また特許文献3の図にもある羽根部周縁部にFF2とFF4という直線状の周縁部があるので、その長さの分だけでも、XXの箱の長辺に沿った長さは短いといえる。
【0107】
結局、前記特徴からすると、筆者はその取り出し性能に大きな限界を感じる。理由は図15の場合は、箱の中から衛生紙が取り出されるとき、その共通する切り込み線の箱の長辺に平行な方向への幅が短いという構造的特徴から、衛生紙が取り出されるとき、共通する切り込み線の箱の短辺に沿った傾斜角度大きくならざるを得ず、2枚の羽根部の周縁部FF2およびFF4が箱の上方高く上がらないと衛生紙が箱の中から取り出されるとき、2枚の羽根部の共通する切り込み線の間を通り抜ける空間が作れないという条件が発生し、衛生紙の取り出しに羽根部を高く持ち上げるという無駄なエネルギーが必要となる。
【0108】
また特許文献3の内容からすると、「共通する切り込み線は丸みをおびていればその形状は自由でいい」という趣旨が説明されていると思うが、筆者は次の条件の時にはたとえ丸みが帯びていても、その取り出し性能に著しい不具合が生じるということに気づいた。特許文献3によると「丸みがつけられていれば如何なる形状であっても良く、例えば、一方の羽根部3 の付け根対向部3 c が他方の羽根部3 の羽本体部3 b に十分にえぐり込むようにして丸みがつけられたような形状であっても良い。」とあるが、この特許文献3をよく読むと、特許文献の前提に「当該家庭用薄葉紙収納箱の上面には、前記家庭用薄葉紙収納箱の長手方向に並んだ該上面の二つの部分が」と、長手方向とあり、前記「えぐりこむようにして」とあるのは箱の長辺に沿って双方向にえぐり込むとまず理解される。よって、前記内容を図示すると、図27になる。
【0109】
この状態のときの衛生紙のソフトな取出し状態を検証したい。
図27の場合等は、衛生紙を取り出すとき、共通する切り込み線内の27−0から衛生紙を取り出そうとすると、うまく取り出せない。また共通する切り込み線でない部分27−6の下にある衛生紙をつまんで取り出そうとすると、羽根部の一方が高く跳ね上がり、他方の羽根部が低く一方の羽根部を支える図28の状態に開かないと、衛生紙をうまく取り出せない。
【0110】
また、この特許文献3の構造上の特徴点を図15で説明する。図15では長い周縁部FF2とFF4がある。つまり共通する切り込み線の端部F5からさらに折り線に沿って外側に直線状に延長する羽根部の端部F4があり、またそこからさらにそれぞれ根元部F3までつながる切り込み線FFF3に続いている。一方、共通する切り込み線の端部F6からさらに折り線に沿って外側に直線状に延長する羽根部の端部F2があり、またそこからさらにそれぞれ根元部F1までつながる切り込み線FFF1に続いている。以上のことから、端部F2とF6はそれぞれ同一方向に衛生紙が抵抗を受け、また端部F4とF5は端部F2とF6と逆の向きに抵抗を受ける。よって取り出される衛生紙は図15で見ると左に回転するねじれの力を受ける。
【0111】
以上からわかることは、F2とF6は、1抵抗方向に対し連続した2箇所の同一方向の抵抗点として位置し、また、F4とF5も1抵抗方向に対し連続した2箇所の同一方向の抵抗点として位置しているということである。1抵抗方向に対し、上記2箇所の抵抗点がそれぞれあるぶん、同一方向の抵抗はダブルの力で、どうしても強くならざるを得ず、ソフトな効果的な取り出しは悪くなる。
また悪いことに、F2の抵抗を受けた衛生紙は、F6の抵抗点が同一方向の抵抗点であるので、衛生紙自体が上に引き上げられたとき、F2に対応する衛生紙の上辺がそのまま下に落ちることにつながる。つまり、F2の衛生紙の上方部分が箱の上面に向け、拝み落ちることにつながる。同じことはF4にも言える。
【0112】
上記欠点を考えると、FF2とFF4の二つの周縁部を後述する図18の端部に構造変更することが優れていると思う。後述する図18の場合は、衛生紙の交錯する抵抗方向の設計を、効率よく1箇所の山部で設計し、また互いに反対方向に交互に交錯し押し合うように設計されているので、特許文献3の場合より、ソフトで安定した効率のいい取り出し設計が可能となる。
【0113】
前述した内容をまとめると、二つの羽根部の共通する切り込み線は、箱の長辺に平行な方向に広くとることがまず大切であり、
かつ箱の長辺に平行な向きには凹凸がなく、箱の長辺に沿った方向には、できる限り平均してなだらかに、且つ箱の短辺に平行な方向には大きくウェーブすることが、衛生紙のソフトな取出しには大切であるということである。
【0114】
まだ少し、衛生紙を取り出す際の、衛生紙への抵抗の方向について論述したい。
箱の中の衛生紙のみが積み重ねられた状態で、箱がない状態を考えていただきたい。衛生紙の一枚目の折られた先端の中央部分を折られた辺に垂直な方向に沿ってそのまま上に持ち上げると、当初は、当該一枚目の衛生紙の折られた下の部分は一緒には上がってこない。前記上の部分が持ち上げられた後、折られた辺が上がり始め、そのあと初めて下の部分が上に持ち上げられていく。よって、衛生紙が上に持ち上げられて行く過程で、一枚目の折られた上の部分と折られた下の部分では、上に持ち上げられるのに、時間のずれが生じる。つまり、衛生紙が持ち上げられる際、変形して変形した部分から生じる抵抗は、一枚目の上の部分から始まり、時間をおいて下の部分が続き、結局少しずつ時間を追って段階を追って生じるので、後述する方法よりソフトといえる。
【0115】
一方、一番上にある一枚目の衛生紙の折られた部分の上の部分を、衛生紙の折られた辺に沿って衛生紙をつまみ上げると、つまみあげられた一枚目の衛生紙の折られた下に位置する残りの部分もほとんど同時に順に上に上がってくる。理由は1枚の衛生紙が折られて、折られた辺そのものが、言わば、つっかい棒の働きをし、当該折られて真下に位置する部分の衛生紙も一緒に上に上がってくるからだ。
【0116】
すると、先頭に位置する一枚目の衛生紙の間に挟まれた、二枚目の折られた上の部分も一緒に上に持ち上げられ、結局この作業の連続で、複数枚の衛生紙が殆んど同時に上に持ち上げられることになる。
結局、衛生紙の折られた辺に沿って衛生紙をつかみ上げる構造設計では抵抗が強すぎて、難があることになる。衛生紙の取り出しはソフトになりにくいのである。
【0117】
以上で衛生紙は箱の長辺にそった抵抗を受けるのではなく、できれば、箱の短辺に沿った抵抗を主に受けるようにするほうがソフトな取り出しにつながるということがお分かりいただけたと思うが、このことをこの図15において説明すると、取り出される衛生紙が抵抗を受け変形する作業を行う共通する切り込み線部分が箱の長辺方向に短いという短所を改善し、特許文献3の「家庭用薄葉紙収納箱の長手方向に並んだ該上面の二つの部分」という条件を覆し、筆者は、図16のように2枚の羽根部の共通する切り込み線の、箱の長辺方向に対する長さを図15より大幅に長くし、つまり、取り出し口羽根部の共通する切り込み線のXXの幅を取り出し口の横幅に近くした。
【0118】
その結果、2枚の羽根部は羽根部の周縁部FF2およびFF4の長さが大幅に短くなり、殆んどゼロに近くなった。結局、図16で説明すると、XXの長さが長くなる。すると図15の場合より、羽根部の開閉で羽根部の周縁部の箱の上面からの高さが低い位置でも箱の中の衛生紙が出てくる空間、幅が十分にでき、羽根部を上に開く余分な力を使わず、衛生紙を楽に取り出すことができるようになり、それだけソフトな取出しができるようになる。
【0119】
またこのようにすることで、図15より図16のほうが、箱の上面の羽根部の、箱の長辺に沿った長さが長くなるので、羽根部に箱の長辺方向の高さがそなわり、その部分からのゴミの侵入を防ぐ効果も同時に備わることになる。
【0120】
しかし、筆者は上記羽根部の共通する切り込み線の箱の長辺に平行な方向の長さを長くすることで、前述の羽根部の効果を取得したが、同時に羽根部自体の折線の長さが長くなり、折線の部分から生じる羽根部の抵抗が増え、回転がソフトでなくなるという問題1に直面した。また羽根部自体が箱の長辺に平行な向きに長く大きくなったので、その分消費者が折線に沿って折ったり、最初に箱の取り出し口を開封する際に、扱いにくくなるという問題2にも直面した。
【0121】
さて、前記問題1の解決策として、次のアイデアを思いついた。具体的に説明すると、前記羽根部回転機能を滑らかにするために、羽根部の折線部の端部から折り線の中央に向かってカット線をいれたのである。また、折線の中央部分に折線に沿ってカット線をいれた。
【0122】
図11−1、図11−2、図11−3、図11−4および図20を見てほしい。羽根部の根本部折り線の端部から共通する切り込み線方向に向かい折り線上に図20には、切り込み線PPとQQとRRとSSが入れられている。また、
図11−1、図11−2、図11−3、図11−4にも類似の切り込み線、11−1−1等が入れられている。
【0123】
特に図11-1には、羽根部の折線の中間部に切り込み線が入っている。この切り込み線が入れられることで羽根部の先細くなった部位の折りが折りやすくなる効果が備わることになる。また羽根部の折れ線自体が、加えられた切り込み線の分だけ短くなることで、羽根部根元部の折線を軸とした開閉に伴う回転の動きが、より軽く、よりソフトになる効果が備わることになる。
2よって前述した問題1が解決したことになる。
【0124】
また前記ゴミの侵入防止という長所も、折り線に沿って折り線自体をカットすることで、羽根部が開閉のために回転しても、カット線自体は、回転に関係なく、常に箱の上面に位置しているので、新しく箱自体に余分な空間が発生し、ゴミが侵入する空間が新しく作られることもないので、前述した長所も前記の切り込み線を入れることで損なわれることはない。
【0125】
しかしこのカット線は長ければ長いほどいいというだけのものでもない。
カット線が折り線の長さに比べて極端に長い場合、つまり折り線の長さが極端に短い場合、その羽根部は回転軸が不安定になる。
【0126】
しかし、このカット線の長さは短くまたは長く自由に設定できるので、羽根部の回転方向に必要ななめらかさと安定さを自由に調節できるようになり、状況に応じなめらかな取り出しに最適な羽根部を構成できることとなる。
【0127】
図 中間部かっと線 図 丸 図いかり 釣鐘 破れにくい
ただしここで注意してほしいことは、この図16のままでは、衛生紙が出てくるとき、図15より羽根部を必要以上に上に上げる余分な力を必要としなくなっただけで、衛生紙の保持能力が高まったわけではないということである。逆に図15では摩擦は強いが衛生紙の保持能力としては、共通する切り込み線の箱の長辺方向に対する衛生紙との接触点F5とF6が確実に箱の中央に近く、抵抗箇所も多いので、保持能力は図15のほうが図16より高いといえる。
【0128】
さて、これからこの問題点の本格的改良につとめる。
この発明の課題は、最終的に衛生紙を取り出すときの箱の切り込み構造で作られる合成力で、衛生紙がソフトにふわっと取り出せ、且つ衛生紙が箱の上面にきちんと保持されているかどうかであるからだ。
【0129】
図18をみてほしい。共通する切込み線F2とF4の間に波線形状の山部TTが羽根部HH上に、また山部UUが羽根部GG上に設けられている。
【0130】
この山部TTとUUは,山部VVとWWと同じように、山部VVとWWとを結んだ衛生紙に対し、側面から垂直な力を交互に交錯するように与えている。
【0131】
つまり、山部WWとTTとUUとVVは、取り出される衛生紙に対し、交錯するように側面から交互に力を与えている。具体的には図18に向かって左からWW1、TT1、UU1、VV1と4つの矢印で示されている。
【0132】
図18−1で示される山部WWとUUは羽根部HH側に向けて衛生紙を押し、山部TTは羽根部GG側に向けて衛生紙を押している。
【0133】
よって衛生紙は三つの山部でしっかりホールドされている。また、図18−2で示される山部TTとVVは羽根部GG側に向けて衛生紙を押し、山部UUは羽根部HH側に向けて衛生紙を押している。
【0134】
よって衛生紙は三つの山部でしっかりホールドされている。
【0135】
上記より、このTTとUUをもうけることで、直線XXに沿って出てくる衛生紙が複雑に立体的に折られながらジャングルジムのように変形し、また折られて変形することで衛生紙自体を支える折部分の直線状の柱の力が生まれ、より安定した衛生紙の保持力が生み出されることになる。
【0136】
また、WWとTTとUUとVVは、箱の長辺に平行な方向にほぼ等間隔に並んでいる。このほぼ等間隔で並んでいることも大切である。この間隔の中で短い間隔があると、その間隔を通過する衛生紙は他の間隔に比べて、箱の上面からより高い位置まで羽根部の周縁部が上がらないと衛生紙が取り出せず、結局その分、余分な力を必要とし、衛生紙のソフトな取出しに支障をきたすことになる。つまり、ほぼ等間隔に配置することで、図3で論じた衛生紙を取り出すとき、各羽根部の頂部が少しでも低く設定し、余分な力を使わないことに効果を発揮する。
【0137】
筆者の実験では、図21−1の場合、あるいは図22の場合、衛生紙を取り出し、開いた羽根部を軽く上から押し、蓋を閉めるようにした状態で、上面に出ている衛生紙を取り出すと、中から、連続する次の衛生紙がでてくることを確認できている。もちろん衛生紙の厚さによっても異なるだろうが、ほとんど上面の羽根部の取り出し口の羽根部が閉じた状態に近くても衛生紙を取り出せる場合もあり、このような使い方をすれば、ほとんどゴミが入らない取り出し口構造に近くできる。
【0138】
図18を見てほしい。
共通する切込み線上の二つの頂部TTとUUがVVとWWに比べ各羽根部の折線からの距離が短くなっている。このことで、2つの羽根部が箱の上方に立ち上がった場合、頂部WWとVVとの折線からの距離が長くなり、一方、頂部TTとUUの羽根部の折線からの距離が短くなり、衛生紙と4つの頂部が離れるとき、時間の差ができる。つまり、図24と比べて、2段階のソフトな衛生紙の取出しができることになる。
【0139】
図19をみてほしい。
山部TTとUUから各山部の位置する羽根部の折線に向けて、切り込み線が入れられている。こうすることで相対する2枚の羽根部が相対する4枚の羽根部MMMMとNNNNとOOOOとPPPPに変化し、それぞれの4枚の羽根部が複雑な衛生紙の変化に対応し、効率的な、ソフトな衛生紙の取出しを可能にする。その様子は、前述で、車の2輪駆動と4輪駆動のエンジンで説明してあるのでお分かりいただけると思う。また、消費者が、箱の取り出し口の偏った部分から衛生紙を引き出した際、四つに取り出し口の羽根部が分かれていることで、四つの羽根部のうち一部の羽根部が開閉すればよく、残りの羽根部が閉じたままでも、あるいは少し開いただけでも取り出すことが可能であり、その結果、閉じた羽根部の部分からゴミが侵入する可能性も少なくなり、結果として、ゴミが入りにくくなる。
【0140】
また、上記4つの羽根部の隣り合う羽根部同士の境目は図19に示されている場合、JJあるいはKKであるが、その境目を示すJJあるいはKKは長さが短くなっていて、各羽根部周縁部の谷部から当該根元部までの切り込み線である。よって、切り込み線が入れられることで、取り出される衛生紙が、この切り込み線に引っかかり、とり出しにくくなることはない。
【0141】
また、この切り込み線は、当該切り込み線が入れられて折線を同一線上に持つ、隣り合う二つの羽根部が、箱の端側面からみて、当該二つの羽根部の根元部の折線から同じ角度に羽根部が保たれた場合、実質的に当該切り込み線の間からゴミが侵入することはまったくなくなるので、衛生紙収納用箱の衛生の保持に貢献する。また前記2つの羽根部の開いた角度が異なる場合でも、当該切り込み線を通して作られる空間は小さく、当該切り込み線からのゴミの侵入は考えにくい。
【0142】
一方図30に示される場合、つまり、共通する切り込み線がウェーブしながらその頂部が二つの羽根部の折線に接している場合であるが、羽根部が開いた場合、前記切り込み線に相当する図30の部分の羽根部の端部は大きく羽根が上に開くので、この作られる空間からの
ゴミの侵入は大きいといえる。
【0143】
さてさらに別な角度の長所、つまり前記切り込み線を入れることで取り出し口の羽根部の開閉がソフトになることも論じたい。
さて、一例として、一枚の羽根部を考えていただきたい。この一枚の1羽根部の中ほどの周縁部から折線に向かって切り込み線を入れる。すると一枚の羽根部が二枚の羽根部になる。折線自体は長さが約半分の2つの折線になる。羽根部に加えられる力は、羽根部が一枚の時も、二枚の時も同じである。しかし衛生紙の接触部が前記二枚の羽根部のうちの一枚に限られた場合、当該接触部を通じて、抵抗を受ける羽根部の根元部の折線はひとつであり、よってこの場合は必ず羽根部は切り込み線のない場合に比べてソフトになる。つまり羽根部が二枚になると、羽根部の折線が短い二つの折線になっているので、羽根部の回転がソフトになるということである。
【0144】
次に切り込み線の終端部の加工について論じたい。
図19では、切り込み線の折線に向かう終端部が、KKKのように丸く加工されたり、JJJのように、T字に加工されたりしている。こうすることで、羽根部を切り込み線にそって開封する際、力の方向が90度転回したり、180度転回したりし、あるいは自由な角度に回転させて、切り込み線に沿って開ける勢いで切り込み線がその延長線上に裂開することを防ぐ効果が生まれる。また、図31に示すように、このKKKの丸加工をよく見ると、釣り張りのようになっていて、丸部分が完全な丸ではない(31−1)。T字状(31−2)の場合はもちろん、開封時この丸加工部分が上面部分から切り離されることはないので、この部分がゴミとなることもなくなる。またT字状の場合は接する切り込み線が直線ではなく、いかなる切り込み線でもかまわない。例えば円周部分のようにカーブした切り込み線でもかまわない。この円周部分の場合は、いわゆる碇状となる。(31−3)
【0145】
図21をみてほしい。F1からF2にかけて、またF3からF4にかけた切り込み線が、図20に比べて、直線から曲線に変化している。これは衛生紙が中から出てくるときに、取り出し口の丸く広がった部分が箱の長辺に沿った方向に広がるので、取り出し口がソフトになる効果と、衛生紙が中に落下したときに、指をいれて中の衛生紙を取り出しやすくなる効果を併せ持つ。
【0146】
図22を見てほしい。取り出し口全体が、例えば、取り出し口の両端部の羽根部GGGとHHHHの根元部から最も遠い距離にある頂部F2とF4の箱の短辺方向に沿った距離が広がる方向に回転して設置されている。
こうすることで、衛生紙の保持点が箱の短辺方向に沿って長く設置され、より安定した保持が可能となる。
また、取り出し口全体が回転することで、箱の長辺に平行に折られた衛生紙が、箱の中からでてくるとき、 前述したねじれの効果がさらにまして、より安定した衛生紙の箱の上面における保持が可能となる。
【0147】
また図24に示されるように、[特許文献1]の場合、収納箱の上面に作られた、開口部の羽根部の長さは、[特許文献3]の羽根部にくらべて、羽根部の根元部から羽根部の端部までの長さX5、X6が約半分近くになっている。また波線状の切り込み線自身の短辺に沿った距離YYは図18のDDに比べて非常に短くなっている。また一つ一つの共通する切り込み線の山部と山部の間の箱の長辺に沿った距離が図15に比較して極端に短いことから、今まで論じた観点から考えると、その取出し効果は到底効果のあるソフトさとはいえないと思う。
【0148】
つまり、羽根部によるクッション効果と衛生紙に摩擦を加える力は弱くなり、シート状の平面的衛生紙を立体構造に変形させる力は弱いし、また衛生紙をねじらせる力はほとんどないと考える。
【0149】
本発明の実施の形態は、上述したものに限定されない。箱部の形状は任意であり、必ずしも直方体に限られない。束の形状は任意であり、直方体に限られない。束は、トイレットペーパーのような円柱状のものであっても構わない。衛生紙が積層される態様は任意である。フィルムレスな取出口のときに、本発明は特に有効であるが、箱部に設けられる取出口には、フィルムが貼られていても構わない。取り出し口は、箱部の側面および底面に設けてもよい。また二面に渡る開口部を、また三面に渡る開口部を設けても良い。上面と下面また側面にそれぞれに取出口を設けて、上面と下面、側面のどちらの方向からもティッシュを取り出すことができるように構成してもよい。
また前述した発明を説明する図において、図の垂直線を軸に左右対称にした図による構成による箱でもかまわない。
【図面の簡単な説明】
【0150】
【図1】特に請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、18にかかわる、実施形態のティッシュボックスの概略的な斜視図である。
【図2】図1の上面図である。
【図3】開口部が開封された、図1の正面図である。
【図4】開口部が開封された、図1の左側面図である。
【図5】開口部が開封された、図1の上面図で、90度左側に回転したものである
【図6】特に請求項14にかかわる、実施形態のティッシュボックスの上面図である。
【図7】特に請求項13、14にかかわる、実施形態のティッシュボックスの上面図である。
【図8】特に請求項15にかかわる、実施形態のティッシュボックスの上面図である。
【図9】特に請求項16にかかわる、実施形態のティッシュボックスの上面図である。
【図10】特に請求項17にかかわる、実施形態のティッシュボックスの上面図である。
【図11−1】第一の羽根部と、第二の羽根部の付け根部の折線上に11−1−1、11−1−2、11−1−3、11−1−4、11−2−1、11−2−2、11−2−3,11−2−4と4つの切り込み線が入れられている。この切り込み線は羽根部の回転をソフトにするという効果がある。この切り込み線は、羽根部付け根部の両端と羽根部付け根部の中央寄りに入れられたものとがある。両端のものは羽根部付け根部の折線にそって折るとき折りやすくなるという効果もあわせ持つ。また、中央寄りに入れられたものは羽根部の回転軸が安定する効果を併せ持つ。取り出し口の羽根部の付け根部の一部に切り込み線が入れられている図である。共通する切り込み線は太く強調表示されている。一方、単独の切り込み線は細く表示されている。羽根部の付け根部に入れられた切り込み線は太く強調表示されている。羽根部付け根部の折線は点線表示されている。
【図11−2】取り出し口の羽根部の付け根部の一部に切り込み線が入れられている図である。共通する切り込み線は太く強調表示されている。一方、単独の切り込み線は細く表示されている。羽根部の付け根部に入れられた切り込み線は太く強調表示されている。羽根部付け根部の折線は点線表示されている。
【図11−3】取り出し口の羽根部の付け根部の一部に入れられた切り込み線の端部が釣り針状に丸く加工されたり、T字状になったり、L字状になったりした図である。共通する切り込み線は太く強調表示されている。一方、単独の切り込み線は細く表示されている。羽根部の付け根部に入れられた切り込み線は太く強調表示されている。羽根部付け根部の折線は点線表示されている。また共通する切り込み線から付け根部折線まで入れられた切り込み線の終端部も丸く釣り針状等に加工されたりしている。
【図11−4】取り出し口の羽根部の付け根部の一部に入れられた切り込み線の端部が釣り針状に丸く加工されたり、T字状になったり、L字状になったりした図である。共通する切り込み線は太く強調表示されている。一方、単独の切り込み線は細く表示されている。羽根部の付け根部に入れられた切り込み線は太く強調表示されている。羽根部付け根部の折線は点線表示されている。また共通する切り込み線から付け根部折線まで入れられた切り込み線の終端部も丸く釣り針状等に加工されたりしている。
【図12−1】衛生紙収納用箱の上面図である。上面中央部に取り出し口12−11がある。
【図12−2】一枚の衛生紙が二つに折られたものを折線に垂直に断裁したものの断裁面である。図左側部分が折線に相当する断面図である。
【図13】図12−1の中央取り出し口を箱の長辺に沿って広げたものである。
【図14】中央の取り出し口を、破りとらない形式の、つまり箱の短辺に平行な方向に互いに逆方向に開く方式の2枚の羽根形式にしたものである。
【図15】図14の共通する切り込み線を丸みを帯びるように加工したものである。
【図16】図14の取り出し口の共通する切り込み線をあえて取り出し口の両辺まで広げたものである。
【図17】16の共通する切り込み線を丸みを帯びるように加工したものである。
【図18】図16に加えて、共通する切り込み線上に、向かって右から谷部と山部と谷部を加工し加えたものである。
【図18−1】図18に描かれた4つの矢印で示される共通する切り込み線上の4つの頂部の中の向かって左から三つの様子を、点線で示された楕円で囲ったものである。
【図18−2】図18に描かれた4つの矢印で示される共通する切り込み線上の4つの頂部の中の向かって右から三つの様子を、点線で示された楕円で囲ったものである。
【図19】図18の共通する切り込み線上から各羽根部の付け根部の折線に向かって切り込み線が入れられ、その終端部が釣り針状に丸く加工されたり、他の切り込み線に接して、終端部がT字状に見えたりしているものを図示してある。
【図20】図19に加えて羽根部付け根部の折り線上に切り込み線QQ、TT、RR,SS等をを入れたものである。
【図21】図18の羽根部の単独の切り込み線を丸く加工したものである。
【図22】図21の取り出し口を羽根部の共通する切り込み線の両端部が箱の短辺に沿った距離が広がる方向に斜めに回転させたものである。
【図22−1】図22に加えて、共通する切り込み線上から各羽根部の付け根部の折線に向かって切り込み線JJとKKが入れられている図である。
【図22−2】図21の羽根部の先端部の折り線上に切り込み線PPとQQを加えた図である。
【図22−3】図23の取り出し口を羽根部の共通する切り込み線の両端部が箱の短辺に沿った距離が広がる方向に斜めに回転させたものである。
【図23】図22−2に羽根部に共通する切り込み線上から羽根部付け根部の折線まで切り込み線を入れた図である。
【図24】特許文献1の基本構造の箱の上面を図示したものである。
【図25】図21のほぼ左右対称の図である。
【図26】図22−3において、共通する切り込み線の両端部が箱の短辺に沿った幅が広がる方向に、取り出し口全体を回転させ、斜めに配置したものである。
【図27】特許文献3の内容で、「丸みがつけられていれば如何なる形状であっても良く、例えば、一方の羽根部3 の付け根対向部3 c が他方の羽根部3 の羽本体部3 b に十分にえぐり込むようにして丸みがつけられたような形状であっても良い。」という内容の一例を図示したものである。
【図28】図27の取り出し時の二つの羽根部の開閉状況において、その構造的弱点から、仕方なく羽根部の位置が偏って位置される場合の、箱の端側面からみた図である。
【図29】図26に二つの羽根部の共通する切り込み線上から各羽根部の付け根部の折線に向かって切り込み線を入れた図である。
【図30】特許文献3の構成を基本にその一部を連続して設置した場合の図である。
【図31】図19の一部を拡大して、その内容を抜き出して図化したものである。
【符号の説明】
【0151】
図1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10における符号の中で
1 箱部
2 衛生紙
31 蓋部
32 蓋部
33 蓋部共通の切り込み線
34 蓋部単独の切り込み線
35 蓋部単独の切り込み線
36 蓋部の根元部折線
37 蓋部の根元部折線
38 羽部スリット線
39 羽部スリット線
41 蓋部
42 蓋部
43 蓋部共通の切り込み線
44 蓋部単独の切り込み線
45 蓋部単独の切り込み線
46 蓋部の根元部折線
47 蓋部の根元部折線
48 羽部スリット線
49 羽部スリット線
58 羽部共通の切り込み線
59 羽部共通の切り込み
A 収納箱長辺
B 収納箱短辺
C 収納箱高さ
D 取り出し口幅
E 取り出し口長さ
F 羽部折り線
G 羽部根元部折線
H 収納箱長辺
I 収納箱短辺
K 取り出し口幅
L 取り出し口長さ
【0152】
図11−1の符号の中で
A 収納箱長辺の幅
B 収納箱短辺の幅
D 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
E 取り出し口箱の短辺に沿った幅
F 羽部折り線の幅
11−1−1 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
11−1−2 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
11−1−3 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
131 羽根部
132 羽根部
133 共通の切りこみ線
134 羽根部単独の切りこみ線
135 羽根部単独の切りこみ線
136 羽根部付け根部の折線
【0153】
図11−2の符号の中で
H 収納箱長辺の幅
I 収納箱短辺の幅
K 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
L 取り出し口箱の短辺に沿った幅
M 羽部折り線の幅
G 羽部折り線の幅
11−2−1 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
11−2−2 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
11−2−3 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
11−2−4 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
141 羽根部
142 羽根部
143 共通の切りこみ線
144 羽根部単独の切りこみ線
145 羽根部単独の切りこみ線
146 羽根部付け根部の折線
147 羽根部付け根部の折線
【0154】
図11−3の符号の中で
A 収納箱長辺の幅
B 収納箱短辺の幅
D 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
E 取り出し口箱の短辺に沿った幅
F 羽部折り線の幅
131 羽根部
132 羽根部
133 共通の切りこみ線
134 羽根部単独の切りこみ線
135 羽根部単独の切りこみ線
136 羽根部付け根部の折線
137 羽根部付け根部の折線
138 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線
139 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線
【0155】
図11−4の符号の中で
H 収納箱長辺の幅
I 収納箱短辺の幅
K 取り出し口の箱の長辺に沿った幅
L 取り出し口箱の短辺に沿った幅
M 羽部折り線の幅
G 羽部折り線の幅
11−2−1 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
11−2−2 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
11−2−3 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
11−2−4 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
141 羽根部
142 羽根部
143 共通の切りこみ線
144 羽根部単独の切りこみ線
145 羽根部単独の切りこみ線
146 羽根部付け根部の折線
147 羽根部付け根部の折線
148 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線
【0156】
図12−1の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
FF 衛生紙取出し口
12−11 衛生紙取出し口
【0157】
図12−2の符号の中で
12−2−2 衛生紙
【0158】
図13の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
F1 取り出し口端点。取り出し口13−1の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口13−1の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口13−1の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口13−1の四角の角である。
13−1 取り出し口
13−2 取り出し口上辺
13−3 取り出し口下辺
【0159】
図14の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
XX 共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
【0160】
図15の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
XX 共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
【0161】
図16の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
GG 羽根部
HH 羽根部
II 共通する切りこみ線
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
XX 共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
【0162】
図17の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
GG 羽根部
HH 羽根部
II 共通する切りこみ線
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
XX 共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
【0163】
図18の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅または共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
GG 羽根部
HH 羽根部
II 共通する切りこみ線
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
WW 共通する切りこみ線の頂部
TT 共通する切りこみ線の頂部UU
UU 共通する切りこみ線の頂部
VV 共通する切りこみ線の頂部
WW1 共通する切りこみ線の頂部から衛生紙に加えられる力のベクトル
TT1 共通する切りこみ線の頂部から衛生紙に加えられる力のベクトル
UU1 共通する切りこみ線の頂部から衛生紙に加えられる力のベクトル
VV1 共通する切りこみ線の頂部から衛生紙に加えられる力のベクトル
【0164】
図18−1の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅または共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
GG 羽根部
HH 羽根部
II 共通する切りこみ線
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
WW 共通する切りこみ線の頂部
TT 共通する切りこみ線の頂部UU
UU 共通する切りこみ線の頂部
VV 共通する切りこみ線の頂部
WW1 共通する切りこみ線の頂部から衛生紙に加えられる力のベクトル
TT1 共通する切りこみ線の頂部から衛生紙に加えられる力のベクトル
UU1 共通する切りこみ線の頂部から衛生紙に加えられる力のベクトル
VV1 共通する切りこみ線の頂部から衛生紙に加えられる力のベクトル
WW1TT1UU1 共通する切りこみ線の頂部WW1、TT1、UU1の頂部選択範囲図
【0165】
図18−2の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅または共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
GG 羽根部
HH 羽根部
II 共通する切りこみ線
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
WW 共通する切りこみ線の頂部
TT 共通する切りこみ線の頂部UU
UU 共通する切りこみ線の頂部
VV 共通する切りこみ線の頂部
WW1 共通する切りこみ線の頂部から衛生紙に加えられる力のベクトル
TT1 共通する切りこみ線の頂部から衛生紙に加えられる力のベクトル
UU1 共通する切りこみ線の頂部から衛生紙に加えられる力のベクトル
VV1 共通する切りこみ線の頂部から衛生紙に加えられる力のベクトル
TT1UU1VV1 共通する切りこみ線の頂部TT1、UU1、VV1の頂部の選択範囲図
【0166】
図19の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅または共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
GGG 羽根部MMMMと羽根部GGGGの合体した部
HHH 羽根部NNNNと羽根部PPPPの合体した部
II 共通する切りこみ線
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
WW 共通する切りこみ線の頂部
TT 共通する切りこみ線の頂部UU
UU 共通する切りこみ線の頂部
VV 共通する切りこみ線の頂部
JJ 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線
KK 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線
JJJ 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線のT字状加工部
KKK 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線の釣り針状加工部
【0167】
図20の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅または共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
GGG 羽根部MMMMと羽根部GGGGの合体した部
HHH 羽根部NNNNと羽根部PPPPの合体した部
II 共通する切りこみ線
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
WW 共通する切りこみ線の頂部
TT 共通する切りこみ線の頂部UU
UU 共通する切りこみ線の頂部
VV 共通する切りこみ線の頂部
JJ 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線
KK 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線
QQ 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
RR 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
SS 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
PP 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
JJJ 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線のT字状加工部
KKK 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線の釣り針状加工部
【0168】
図21の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅または共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
GG 羽根部
HH 羽根部
II 共通する切りこみ線
ZZ 共通する切りこみ線の両端部を結んだ直線
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
【0169】
図22の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅または共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
GGG 羽根部
HHH 羽根部
II 共通する切りこみ線
ZZ 共通する切りこみ線の両端部を結んだ直線
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
【0170】
図22−1の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅または共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
GGG 羽根部
GGGG 羽根部
HHH 羽根部
HHHH 羽根部
II 共通する切りこみ線
JJ 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線
KK 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線
ZZ 共通する切りこみ線の両端部を結んだ直線
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
【0171】
図22−2の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅または共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
GG 羽根部
HH 羽根部
II 共通する切りこみ線
ZZ 共通する切りこみ線の両端部を結んだ直線
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
PP 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
QQ 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
【0172】
図22−3の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅または共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
GGG 羽根部
GGGG 羽根部
HHH 羽根部
HHHH 羽根部
II 共通する切りこみ線
JJ 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線
KK 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線
ZZ 共通する切りこみ線の両端部を結んだ直線
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
PP 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
QQ 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
【0173】
図23の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅または共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
GGG 羽根部
GGGG 羽根部
HHH 羽根部
HHHH 羽根部
II 共通する切りこみ線
JJ 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線
KK 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線
ZZ 共通する切りこみ線の両端部を結んだ直線
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
PP 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
QQ 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
【0174】
図24の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅または共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
WWWW 羽根部
WWWWW 羽根部
WWWWWW 共通する切りこみ線
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
【0175】
図25の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅または共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
GG 羽根部
HH 羽根部
II 共通する切りこみ線
ZZ 共通する切りこみ線の両端部を結んだ直線
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
【0176】
図26の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅または共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
GGG 羽根部
GGGG 羽根部
HHH 羽根部
HHHH 羽根部
II 共通する切りこみ線
JJ 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線
KK 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線
ZZ 共通する切りこみ線の両端部を結んだ直線
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
PP 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
QQ 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
【0177】
図27の符号の中で
27−0 羽根部共通の切りこみ線の中間部
27−1 羽根部
27−2 羽根部
27−3 羽根部共通の切りこみ線の中間部
27−4 羽根部付け根部折線
27−5 羽根部付け根部折線
27−6 羽根部の部位
27−7 羽根部個別の切りこみ線で直線部
27−8 羽根部個別の切りこみ線で直線部
【0178】
図28の符号の中で
27−1 羽根部
27−2 羽根部
【0179】
図29の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅または共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
GGG 羽根部
GGGG 羽根部
HHH 羽根部
HHHH 羽根部
II 共通する切りこみ線
JJ 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線
KK 羽根部共通の切りこみ線上から羽根部付け根部の折線まで入れられた切りこみ線
ZZ 共通する切りこみ線の両端部を結んだ直線
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
PP 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
QQ 羽根部付け根部の折線上に入れられた切りこみ線
【0180】
図30の符号の中で
AA 収納箱長辺の幅
BB 収納箱短辺の幅
CC 取り出し口の箱の長辺に沿った幅または共通する切りこみ線の箱の長辺に沿った幅
DD 取り出し口の箱の短辺に沿った幅
EE 衛生紙収納用箱
GG 羽根部
GGGG 羽根部
HH 羽根部
HHHH 羽根部
II 共通する切りこみ線
ZZ 共通する切りこみ線の両端部を結んだ直線
SSS1 共通する切りこみ線の頂が折線と接触する部
SSS2 共通する切りこみ線の頂が折線と接触する部
F1 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F2 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F3 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
F4 取り出し口端点。取り出し口の四角の角である。
【0181】
図31の符号の中で
31−1 切り込み線終端部釣り針状加工部分
31−2 切り込み線終端部と他の切り込み線との接触部分でT字状に見える部分
31−3 切り込み線終端部と他の切り込み線との接触部分で碇状に見える部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部を介して取り出される衛生紙が重ねられることにより構成され、かつ重ねられる前記衛生紙に応じた所定の厚みを有する束を内部に収納する箱部と、当該箱部の上面には、二つの部分が、箱の短辺に沿って反対方向に切り開かれることにより、衛生紙を取り出すことができる取出口を連結して形成する、二つの羽部を備え、且つ、前記二つの羽部の付け根部は、当該箱部の長辺に対し略平行で、また長辺に沿って互いに重なる部分をもち、且つ、相対する羽部に属する付け根部の端点からはじまり、前記重なる部分に属する当該羽部の付け根部の端点までつながる共通の切り込み線が設けられ、
且つ、前記共通の切り込み線は、谷部を形成するように湾曲したあと、続いて山部を形成するように湾曲し、さらに続いて谷部を形成するように湾曲していることを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項2】
開口部を介して取り出される衛生紙が重ねられることにより構成され、かつ重ねられる前記衛生紙に応じた所定の厚みを有する束を内部に収納する箱部と、当該箱部の上面には、二つの部分が、箱の短辺に沿って反対方向に切り開かれることにより、衛生紙を取り出すことができる取出口を連結して形成する、二つの羽部を備え、且つ、前記二つの羽部の付け根部は、当該箱部の長辺に対し略平行で、また長辺に沿って互いに重なる部分をもち、且つ、前記重なる部分に属しまた相対する羽部に属する付け根部の端点からはじまり、前記重なる部分に属する当該羽部の付け根部の端点までつながる共通の切り込み線が設けられ、且つ、前記共通の切り込み線は、前記重なる部分に属しまた相対する羽部に属する付け根部の端点側で、自身の両端部を結んだ直線と当該羽根部の付け根部との間に谷部を形成するように湾曲したあと、前記重なる部分に属する当該羽部の付け根部の端点側で、相対する羽根部の付け根部と前記直線との間に、続いて山部を形成するように湾曲し、さらに続いて谷部を形成するように湾曲していることを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項3】
開口部を介して取り出される衛生紙が重ねられることにより構成され、かつ重ねられる前記衛生紙に応じた所定の厚みを有する束を内部に収納する箱部と、当該箱部の上面には、二つの部分が、箱の短辺に沿って反対方向に切り開かれることにより、衛生紙を取り出すことができる取出口を連結して形成する、二つの羽部を備え、且つ、前記二つの羽部の付け根部は、当該箱部の長辺に対し略平行で、また長辺に沿って互いに重なる部分をもち、且つ、相対する羽部に属する付け根部の一方の端点からはじまり、当該羽部の付け根部の他方の端点までつながる共通の切り込み線が設けられ、且つ、前記共通の切り込み線は、相対する羽部に属する付け根部の一方の端点側で、自身の両端部を結んだ直線と当該羽根部の付け根部との間に谷部を形成するように湾曲したあと、当該羽部の付け根部の他方の端点側で、相対する羽根部の付け根部と前記直線との間に、続いて山部を形成するように湾曲し、さらに続いて谷部を形成するように湾曲していることを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項4】
開口部を介して取り出される衛生紙が重ねられることにより構成され、かつ重ねられる前記衛生紙に応じた所定の厚みを有する束を内部に収納する箱部と、当該箱部の上面には、二つの部分が、箱の短辺に沿って反対方向に切り開かれることにより、衛生紙を取り出すことができる取出口を連結して形成する、二つの羽部を備え、且つ、前記二つの羽部の付け根部は、当該箱部の長辺に対し略平行で、また長辺に沿って互いに重なる部分をもち、且つ、相対する羽部に属する付け根部の一方の端点からはじまり、当該羽部の付け根部の他方の端点までつながる共通の切り込み線が設けられ、且つ、前記一方の端点あるいは他方の端点のいずれかが、二つの羽部の付け根部の前記長辺に沿った部分の中の互いに重なる部分には含まれず、且つ、前記共通の切り込み線は、相対する羽部に属する付け根部の一方の端点側で、自身の両端部を結んだ直線と当該羽根部の付け根部との間に谷部を形成するように湾曲したあと、当該羽部の付け根部の他方の端点側で、相対する羽根部の付け根部と前記直線との間に、続いて山部を形成するように湾曲し、さらに続いて谷部を形成するように湾曲していることを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項5】
衛生紙の束を内部に収納し、この衛生紙を取り出すための取りだし口が設けられた箱であり、前記箱の一面には、折り線が互いに平行で且つ互いが向き合う第一の羽根部と第二の羽根部が切り込み線を形成することにより設けられ、前記切り込み線は、前記第一の羽根部の付け根部の一方の端点から前記第二の羽根部の付け根部の他方の端点まで結ぶ共通の切り込み線を含み、前記共通の切り込み線は、前記第一の羽根部の付け根部の一方の端点と前記第二の羽根部の付け根部の他方の端点を結んだ直線に対して蛇行するように形成されていて、前記共通の切り込み線は、前記第一の羽根部の付け根部の一方の端点側で前記直線よりも第二の羽根部側に食い込むように突出する第一の山部を第一の羽根部に形成し、前記第二の羽根部の付け根部の他方の端点側で前記直線よりも第一の羽根部側に食い込むように突出する第二の山部を第二の羽根部に形成するように蛇行し、前記第一の山部は前記第二の羽根部の付け根部の折線よりも前記直線側に位置し、前記第二の山部は前記第一の羽根部の付け根部の折線より前記直線側に位置することを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項6】
衛生紙の束を内部に収納し、この衛生紙を取り出すための取りだし口が設けられた箱であり、前記箱の一面には、折り線が互いに平行で且つ互いが向き合う第一の羽根部と第二の羽根部が切り込み線を形成することにより設けられ、前記切り込み線は、前記第一の羽根部の先端部から前記第二の羽根部の先端部まで結ぶ共通の切り込み線を含み、前記共通の切り込み線は、前記第一の羽根部の先端部と前記第二の羽根部の先端部を結んだ直線に対して蛇行するように形成されていて、前記共通の切り込み線は、前記第一の羽根部の先端部側で前記直線よりも第二の羽根部側に食い込むように突出する第一の山部を第一の羽根部に形成し、第二の羽根部の先端部側で前記直線よりも第一の羽根部側に食い込むように突出する第二の山部を第二の羽根部に形成するように蛇行し、前記第一の山部は前記第二の羽根部の付け根部の折線よりも前記直線側に位置し、前記第二の山部は前記第一の羽根部の付け根部の折線より前記直線側に位置することを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項7】
請求項1、2、3、4、5または6に記載の箱において、前記共通の切り込み線でできる羽部の山部の、当該根元部からの距離が、当該羽部の根元部からの最長の長さに対しその比率が、約55パーセントから約95パーセントの間であることを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項8】
請求項1、2、3、4、5、6または7に記載の箱において、前記2つの羽部は、共通の切り込み線の中間点を対称点とした、ほぼ点対称であることを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項9】
請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の箱において、前記共通の切り込み線で造られる、互いの羽部の山部はそれぞれ1つであることを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項10】
請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9に記載の箱において、前記共通の切り込み線のみで造られる、互いの羽部の山部はそれぞれ1つであることを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項11】
請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10に記載の箱において前記二つの羽部の根元部同士の距離は約25ミリメートルから約60ミリメートル以下であり、前記二つの羽部で作られる開口部の、箱の長辺方向に沿った長さに対する、内包された衛生紙の長辺方向の長さに対する比率が、約70パーセントから約90パーセント以下であることを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項12】
請求項1,2,3,4、5、6、7、8、9、10または11に記載の箱において、当該箱の前記取出口の中心を回転軸として、当該箱の前記取出口の両端の二つの羽部が、羽部の先端同士の距離が広がる方向へ、当該箱の前記取出口が回gh転することで、前記取出口の長手方向が当該箱の長辺方向に対し斜めに設置されていることを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項13】
請求項1,2,3,4、5、6、7、8、9、10、11または12に記載の箱において、当該箱の前記取出口の中心を回転軸として、当該箱の前記取出口の両端の二つの羽部が、羽部の共通する切りこみ線の両端部同士の箱の短辺に沿った距離が広がる方向へ、当該箱の前記取出口が回転することで、前記取出口の長手方向が当該箱の長辺方向に対し斜めに設置されていることを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項14】
請求項1.2.3.4、5、6、7、8、9、10、11、12または13に記載の箱において前記共通の切れ目線上の谷部から、前記谷部を有する羽部の付け根部まで、あるいは、前記共通の切れ目線上の山部から相対する羽部の付け根部まで、切り込み線を入れたことを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項15】
開口部を介して取り出される衛生紙が重ねられることにより構成され、かつ重ねられる前記衛生紙に応じた所定の厚みを有する束を内部に収納する箱部と、当該箱部の上面には、二つの部分が箱の短辺方向に沿って反対方向に切り開かれることにより、衛生紙を取り出すことができる取出口を、前記二つの部分が連結して、一つ形成する、二つの羽部を備え、且つ、一つの羽部の付け根部の端点と端点を結ぶ切れ目が、二つの羽部の共通の切れ目として結ばれていることを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項16】
請求項15に記載の箱において、前記共通の切れ目から羽部の付け根部まで、切り込み線を入れたことを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項17】
請求項15または16に記載の箱において、当該箱の前記取出口は、その長手方向が当該箱の長辺方向に対し、斜めに設置されていることを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項18】
請求項1.2.3.4、5、6、7、8,9,10、11、12、13、13、14、15、16または17に記載の箱において、前記付け根部には、略直線状の折目用線が設けられていることを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項19】
開口部を介して取り出される衛生紙が重ねられることにより構成され、かつ重ねられる前記衛生紙に応じた所定の厚みを有する束を内部に収納する箱部において、取り出し口を構成する前記羽部の端部から根元まで切り込み線を入れたことを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項20】
開口部を介して取り出される衛生紙が重ねられることにより構成され、かつ重ねられる前記衛生紙に応じた所定の厚みを有する束を内部に収納する箱部において、取り出し口を構成する前記羽部の端部が波線形状であり、且つ、前記波線形状の谷部から当該羽部の根元まで切り込み線を入れたことを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項21】
請求項2、3、4、5または6に記載の箱において当該羽根部の周縁部より、当該羽根部の付け根部の折線部まで切り込み線が入れられていることを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項22】
請求項2、3、4、5,6,または21において、第一の羽根部と第二の羽根部の先端部同士の箱の短辺に沿った距離が広がる方向へ、取出口全体が回転し前記取出口の長手方向が当該箱の長辺方向に対し斜めに設置されていることを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項23】
請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15,16,17,18,19,20、21または22に記載の箱において、羽根部の付け根部の一部あるいは当該付け根部の折線の一部が切り込み線で構成されていることを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項24】
請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15,16,17,18,19,20,21、22または23に記載の箱において、当該共通の切り込み線上から当該羽根部の根元部の折線部まで入れられた切り込み線の終端部が湾曲し、あるいは当該切り込み線の終端部が他の切り込み線に接していること、あるいは請求項17において当該付け根部の折線と接する側の当該切り込み線の端部が湾曲し、あるいは他の切り込み線に接していることを特徴とする衛生紙収納用箱。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11−1】
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【図11−2】
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【図11−3】
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【図11−4】
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【図12−1】
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【図12−2】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図18−1】
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【図18−2】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図22−1】
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【図22−2】
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【図22−3】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【公開番号】特開2010−13181(P2010−13181A)
【公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−215149(P2008−215149)
【出願日】平成20年8月25日(2008.8.25)
【出願人】(506369933)有限会社あんど企画 (8)
【Fターム(参考)】