説明

衣料用経編地とそれを用いた運動用衣服

【課題】簡単な構成で安価であり、生地の伸縮性の設定が容易に可能であり、通気性及び吸湿性、速乾性が良く着用感が良好な衣料用経編地とそれを用いた運動用衣服を提供する。
【解決手段】第一の筬L1により編成された基本組織14と、第二の筬L2により形成され、基本組織14とともに編成された第一の凹凸用編組織15を有する。第三の筬L3により形成され、基本組織14と第一の凹凸用編組織15とともに編成され、第一の凹凸用編組織15と対称な形状に編成された第二の凹凸用編組織17を備える。基本組織14が一方の面全面に表れて基本編地16を形成する。第一、第二の凹凸用編組織15,17が他方の面全面に表れて、凹凸編地18を形成する。凹凸編地18は、経糸12,13の編成方向に沿って、経糸12,13が密に編成された突部20と、経糸12,13が交差していない開口部22とを交互に備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、スポーツ用のアンダーウェア等に用いられる伸縮性に富んだ衣料用経編地とそれを用いた運動用衣服に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、運動用衣服として、吸汗性の高いアンダーウェアが種々提供されている。このアンダーウェアには、伸縮性と吸汗性を備えた編地が用いられ、スパンデックス糸等を用いて伸縮性が良好に形成されている。
【0003】
さらに例えば、特許文献1に開示されているように、より発汗時の着用感が良好な編組織として、表編地層と裏編地層が疎水性フィラメント糸で構成された両面編地であって、裏編地層は表編地層と接結された凹部と接結されてない凸部からなるものも提案されている。この凹部と凸部は柄を形成し、凹部の糸の太さは凸部の糸の1/2以下であり、凹部の糸が延伸糸もしくは捲縮率15%以下の加工糸からなる疎水性フィラメントで構成され、かつ凹部の編地面が2目以上のメッシュで構成されている。
【0004】
また、特許文献2に開示されている運動用衣服は、裏側の編部が0.2mm以上2mm以下の高低差を有する凹凸部を有し、凹凸部の中の凹部は単繊維繊度1デニール以上5デニール以下のレーヨンマルチフィラメント糸またはポリエステルマルチフィラメント糸およびレーヨンマルチフィラメント糸よりなる混繊糸によって構成されている。凹凸部の中の凸部と表側の編部は、ポリエステルマルチフィラメント糸によって構成されるものである。そして、着用初期の気相状発汗によるムレ感を軽減し、液状発汗も肌側から表側に素早く吸水・拡散されることでベタツキ感を抑えたものである。
【0005】
特許文献3に開示された編地は、経方向および緯方向に連続し、かつその内部に空洞を有する凸部が表面に形成されてなるものである。この凸部は、水との接触角が80度以上の撥水性繊維で構成されている。そして、運動用衣料として用いた際、多量に発汗した場合でもぬれ感やベタツキ感が発生しにくくしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平8−218253号公報
【特許文献2】特開平10−131000号公報
【特許文献3】特開2006−249595号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来のポリウレタン弾性繊維のスパンデックス糸による経編の伸縮性編地の場合、伸縮性はその糸の弾性限度までの伸びが限界であり、生地の伸縮性を任意に設定できるものではなかった。また、この生地の応力-歪み曲線(Stress-Strain Curve SSカーブ)は、歪量である伸びが大きくなると急激に応力が大きくなる特性を有し、生地の伸張量により着用感が大きく変わるものであった。従って、例えば体格の大きな人が着用した場合や、大きく伸張する部位に位置する生地は伸び量が大きくなり、締め付け感が強くなりすぎる等の問題があった。
【0008】
また、特許文献1,2のような凹凸を有する編地の場合も、生地内外の通気性が十分に得られず、吸湿性の良い繊維を用いているので、体表面の汗が生地に吸着され、生地が肌に密着してしまうベタツキ感が拭えず、速乾性も良好なものではなかった。さらに、汗をかいた状態でアンダーウェアを脱ぐ際には、肌に密着した生地によりなかなか脱げないと言う問題もあった。その他、上記と同様に、生地の伸縮性を適宜に設定することができず、編地を形成する糸の弾性により生地の伸縮性が制限されるものであった。
【0009】
この発明は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、簡単な構成で安価であり、生地の伸縮性の設定が容易に可能であり、通気性及び吸湿性、速乾性が良く着用感が良好な衣料用経編地とそれを用いた運動用衣服を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は第一の筬により一様に編成された基本組織と、第二の筬により形成され前記基本組織とともに編成された第一の凹凸用編組織と、第三の筬により形成され前記基本組織と前記第一の凹凸用編組織とともに編成され前記第一の凹凸用編組織と対称な形状に編成された第二の凹凸用編組織から成り、前記基本組織が一方の面に表れて基本編地が形成され、前記第一、第二の凹凸用編組織が他方の面に表れて凹凸編地が形成され、前記凹凸編地には、経糸の編成方向に沿って前記経糸が密に編成された突部と、前記経糸が交差していない開口部とが交互に編成されている衣料用経編地である。前記突部と前記開口部は、縦横方向に互いに交互に形成されているものである。
【0011】
さらに、前記衣料用経編地は、前記第二、第三の筬で形成され前記凹凸編地を有する部分と、前記凹凸編地から連続するとともに前記開口部を有しない経編地が、編地の経方向又は緯方向に所定間隔で互いに交互に編成されているものである。又は、前記衣料用経編地は、前記第二、第三の筬で形成され前記凹凸編地を有する部分と、前記凹凸編地から連続するとともに前記開口部を有しない経編地が、編地の経方向及び緯方向に所定間隔で互いに交互に編成されているものでも良い。
【0012】
前記基本組織は弾性糸によるデンビー編により形成され、前記第一、第二の凹凸用編組織は高吸水性糸によるアトラス編により形成されているものである。
【0013】
またこの発明は、上記衣料用経編地を用いて、上半身に着用可能な上衣を形成した運動用衣服である。
【0014】
またこの発明は、上記衣料用経編地を用いて、下半身に着用可能な下衣を形成した運動用衣服である。
【0015】
またこの発明は、上記衣料用経編地を部分的に用いて、適宜の形状に裁断した生地とともに縫製した運動用衣服でも良い。
【発明の効果】
【0016】
この発明の衣料用経編地とそれを用いた運動用衣服は、簡単な構造で安価であり、生地の伸縮性を編組織のパターンを変えることにより、任意に設定可能であり、さらに、適宜のパターンの組み合わせや、異なる経編地を組み合わせることにより、身体にフィットして動きに追従しやすく、着用感の良い衣服を形成することができる。
【0017】
さらに、この発明の衣料用経編地とそれを用いた運動用衣服は、通気性及び吸湿性が良く、運動時や夏期の発汗時の着用感が良好なものである。特に、この発明の運動用衣服は、適宜の位置に凹凸編地による開口部が形成され、通気性があり、アンダーウェア等の運動用衣服として用いた場合には、空気の流れが良好であり速乾性が高く、突部によりさらにムレやベタツキ感を抑えることができる。また、開口部があっても、突部により、斜めからの日射を効果的に遮蔽し、紫外線等の遮蔽効果も大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】この発明の第一実施形態の衣料用経編地の経糸毎の編組織を示す正面図である。
【図2】この発明の第一実施形態の衣料用経編地の編組織を示す正面図である。
【図3】この発明の第一実施形態の衣料用経編地の伸縮のようすを示す模式図である。
【図4】この発明の第二実施形態の経編地の編組織を示す正面図である。
【図5】この発明の第三実施形態の経編地の編組織を示す正面図である。
【図6】この発明の第四実施形態の経編地の編組織を示す正面図である。
【図7】この発明の第四実施形態の衣料用経編地の編組織の組み合わせの例を示す模式図である。
【図8】この発明の第四実施形態の衣料用経編地の変形例の経糸毎の編組織を示す正面図である。
【図9】この発明の第四実施形態の変形例の経編地の編組織を示す正面図である。
【図10】この発明の運動用衣服の一実施形態を示す模式図である。
【図11】この発明の運動用衣服の他の実施形態を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、この発明の実施形態の衣料用経編地について、図面に基づいて説明する。図1、図2はこの発明の第一実施形態の衣料用経編地を示す。この実施形態の衣料用経編地10は、トリコットの経編地を形成するもので、第一の筬L1により糸位置番号(1−0/1−2)で経糸11により一様に編成されたデンビー編の基本組織14を備えている。基本組織14は、経糸11により衣料用経編地10の一方の面に現れる基本編地16を形成している。基本組織14は、第二の筬L2及び第3の筬L3による凹凸編地18を形成するための、後述する凹凸用編組織15,17とともに編成されている。
【0020】
第二の筬L2による凹凸用編組織15は、経糸12により1コース毎に、コード編で2往復し、反対方向にアトラス編により、2針位置だけ横に移行し開き目を形成し、さらに2針位置同方向に移動し、閉じ目を形成して、再びコード編で往復し、反対方向へ上記と同様にアトラス編を行い、これを繰り返す。この編成は、糸位置番号(1−0/2−3/1−0/2−3/4−5/3−2/4−5/3−2)の繰り返しで表される。第三の筬L3による凹凸用編組織17は、経糸13により、第二の筬L2による凹凸用編組織15と対称な形状で、進行方向が反対の対称な位置に編糸が運ばれて編成されている。各経糸12,13は、各々2本が同じ動きで編まれたもので、いわゆる2イン2アウトにより編成されている。
【0021】
凹凸用編組織15,17により、衣料用経編地10の他方の面に凹凸が表れる凹凸編地18を形成している。凹凸編地18は、編目が密になり組織が突出した突部20と、経糸12,13が交差していない開口部22が、4コース毎に互い違いに市松模様に表れる。
【0022】
ここで、基本編地16の経糸11は、ポリウレタン弾性繊維の弾性糸であるスパンデックス等の伸縮性の大きい編糸により形成され、伸縮自在の組織として形成されている。また、凹凸用編組織15,17は、例えば異形断面のポリエステル繊維等から成り、疎水性のポリエステルに親水性化合物を練り込んで共重合させ親水性にし、高吸水性・速乾性の高吸水性糸により形成されている。そして、この衣料用経編地10は、凹凸編地18の開口部22が変形して、図3(b)(c)に示すように、伸縮性の低い経糸12,13を用いても、大きな伸張性が得られるものである。しかも、伸張した後の収縮は、経糸11による基本編地16により、容易に収縮し元の状態に戻る。なお、この伸縮性は、経編地の場合、経方向に伸縮性が高く、凹凸編地18により大きな伸縮性を有するものである。
【0023】
この実施形態の衣料用経編地10によれば、編組織に突部20と開口部22が形成され、編地内外の通気性が良いものである。しかも、開口部22があっても、光の入射角に応じて突部20による日陰が開口部22に形成され、紫外線遮蔽効果も高い。さらに、凹凸編地18を外側にして着用した場合、突部20が外側に位置して、外気に露出した表面積が広くなり、汗が乾きやすく着用感がよい。また、凹凸編地18を内側にして着用した際には、突部20が肌にあたり、大量の汗をかいた状態でも、生地が肌に密着せず、脱ぎやすいものである。さらに、突部22を内側にして着用した場合、突部22間に空気が保持され、保温性があり、冬季等の着用時には暖かいものである。その他、基本組織14にスパンデックスを用い、凹凸用編組織15,17には、高吸水性・速乾性の糸を用いてアトラス編により構成されているので、生地の伸縮性が極めて高く、吸水性、速乾性も良いものである。
【0024】
次に、この発明の衣料用経編地の第二実施形態について、図4を基にして説明する。ここで、上記実施形態と同様の部材は、同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態の衣料用経編地28は、凹凸編地のアトラス編の経糸12,13の運びを変えたもので、筬L2の糸位置番号が(1−0/1−2/2−3/2−1)の繰り返しで表され、経糸12により編成されたアトラス編による凹凸用編組織23が形成されている。第三の筬L3による凹凸用編組織25は、経糸13により、第二の筬L2による凹凸用編組織23と対称な形状で、編糸の進行方向が反対の対称な位置に編成されている。そして、凹凸用編組織23,25により、衣料用経編地28の他方の面に現れる凹凸編地26を形成している。
【0025】
この実施形態の衣料用経編地28によれば、凹凸編地26の突部20と開口部22をより多く密に形成することができ、通気性や速乾性がより高く、発汗の多い運動や夏期の運動時に用いるアンダーウェアに適している。
【0026】
次に、この発明の衣料用経編地の第三実施形態について、図5を基にして説明する。ここで、上記実施形態と同様の部材は、同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態の衣料用経編地30も、凹凸編地の経糸12,13の運びを変えたもので、筬L2の糸位置番号が(1−0/1−2/2−3/3−4/4−5/4−3/3−2/2−1)の繰り返しで表され、経糸12により編成されたアトラス編による凹凸用編組織27が形成されている。第三の筬L3による凹凸用編組織29は、経糸13により、第二の筬L2による凹凸用編組織27と対称な形状で、編糸の進行方向が反対の対称な位置に編成されている。そして、凹凸用編組織27,29により、衣料用経編地30の他方の面に現れる凹凸編地32を形成している。
【0027】
この実施形態の衣料用経編地30によれば、凹凸編地32の開口部22を減らして突部20をさらに密に高く形成することができ、速乾性が高く、紫外線遮蔽効果が高く、屋外での運動時の用いるアンダーウェアに適している。
【0028】
次に、この発明の衣料用経編地の第四実施形態について、図6、図7を基にして説明する。ここで、上記実施形態と同様の部材は、同一の符号を付して説明を省略する。上述の実施形態の衣料用経編地は、生地全体に凹凸編地18等が設けられたものであるが、編成時に所定のパターンを繰り返すように上述の筬L2、L3と同様にセットして、図6、図7(a)に示すように、図面上下方向を経方向として、図面左右の幅方向(緯方向)に交互に、凹凸編地18を有する部分と、突部20や開口部22のない他の経編地18aであるプレーントリコットやハーフトリコット、サテントリコット等の編地を形成するように図示しない筬を設けて、これらの編地の組み合わせで形成した衣料用経編地33でも良い。これにより、衣料用経編地33は、緯方向である幅方向には、凹凸編地18部分が伸びて、より大きな伸縮性を有することができる。
【0029】
さらに、図7(b)に示すように、経方向に凹凸編地18と他の経編地18aを繰り返した衣料用経編地34を形成しても良い。これにより、経方向にさらに伸縮性の大きい経編地を形成することができる。その他、図7(c)に示すように、市松模様に凹凸編地18と他の経編地18aを繰り返す衣料用経編地35とすることにより、縦横に伸縮性の良い経編地を形成することができ、市松模様の大きさや縦横の比率を変えることにより、任意の伸縮性の経編地を形成することができる。その他、図7(d)に示すように、斜め方向に凹凸編地18と他の経編地18aを繰り返す衣料用経編地36でも良い。
【0030】
なお、突部20や開口部22のない他の経編地18aの組織は、図8、図9に示す衣料用経編地38のように、筬L1〜L4を用いて、凹凸編地18の凹凸用編組織15,17とは異なるコード編の編組織39で編成しても良い。この衣料用経編地38によっても、上記実施形態と同様の作用、効果を有するものである。
【0031】
次に、この衣料用経編地10等を利用した運動用衣服の実施形態について、図10、図11を用いて説明する。この実施形態の運動用衣服は、肌に密着して着用され、運動時に着用するアンダーウェアとしてのシャツやタイツ等であり、図面矢印方向で示す身体の動きや伸びに対して、伸縮の大きい部位には伸縮性の高い生地を用い、伸縮の小さい部位には伸縮性の小さい生地を用いたものである。例えば、図10に示すように、上半身の体表面にフィットしたアンダーシャツ40の背中部分や肘が位置する腕の外側は、伸びやすい衣料用経編地10,34の経方向と、身体の伸びの方向を一致させて用いる。これにより、身体を圧迫することなくアンダーシャツ40がフィットし、動きやすいものとする。さらに、身体の脇部分や腕の内側は、幅方向に伸びやすいい方向を合わせて衣料用経編地33,36等を用いる。そして、各衣料用経編地10,33,34,35,36は、所定の形状に裁断して縫製によりつなぎ合わせる。
【0032】
また、タイツ42に用いる場合は、図11に示すように、臀部や腹部、大腿部は、身体の上下方向に伸びやすい編地構成とするために、経編地の経方向と身体の上下方向を合わせて、衣料用経編地10,34を用い、タイツの側方部分には、衣料用経編地33,36の経方向と身体の上下方向を合わせるように用いると良い。
【0033】
ここで、各部位に用いる生地の編成パターンは、衣料用経編地10,33,34,35,36に限らず、適宜必要とする伸縮性に合わせたパターンに編成可能なものであり、適宜凹凸編地18及び他の経編地18a部分の幅や長さを調整して、所望の伸縮性を備えた経編地を形成することができる。
【0034】
なお、この発明の衣料用経編地とそれを用いた運動用衣服は前記実施形態に限定されるものではなく、トリコット編やラッセル編等を利用して、各基本組織や凹凸用編組織のパターンや経糸の本数は適宜設定可能である。
【符号の説明】
【0035】
10,30,32,34,36,38 衣料用経編地
11,12,13 経糸
14 基本組織
15,17,23,25,27,29 凹凸用編組織
16 基本編地
18,26,31 凹凸編地
18a 他の経編地
20 突部
22 開口部
L1,L2,L3 筬


【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一の筬により一様に編成された基本組織と、第二の筬により形成され前記基本組織とともに編成された第一の凹凸用編組織と、第三の筬により形成され前記基本組織と前記第一の凹凸用編組織とともに編成され前記第一の凹凸用編組織と対称な形状に編成された第二の凹凸用編組織から成り、前記基本組織が一方の面に表れて基本編地が形成され、前記第一、第二の凹凸用編組織が他方の面に表れて凹凸編地が形成され、前記凹凸編地には、経糸の編成方向に沿って前記経糸が密に編成された突部と、前記経糸が交差していない開口部とが交互に編成されていることを特徴とする衣料用経編地。
【請求項2】
前記突部と前記開口部は、縦横方向に互いに交互に形成されている請求項1記載の衣料用経編地。
【請求項3】
前記衣料用経編地は、前記第二、第三の筬で形成され前記凹凸編地を有する部分と、前記凹凸編地から連続するとともに前記開口部を有しない経編地が、編地の経方向又は緯方向に所定間隔で互いに交互に編成されている請求項2記載の衣料用経編地。
【請求項4】
前記衣料用経編地は、前記第二、第三の筬で形成され前記凹凸編地を有する部分と、前記凹凸編地から連続するとともに前記開口部を有しない経編地が、編地の経方向及び緯方向に所定間隔で互いに交互に編成されている請求項2記載の衣料用経編地。
【請求項5】
前記基本組織は弾性糸によるデンビー編により形成され、前記第一、第二の凹凸用編組織は高吸水性糸によるアトラス編により形成されている請求項1記載の衣料用経編地。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかに記載の衣料用経編地を用いて、上半身に着用可能な上衣を形成した運動用衣服。
【請求項7】
請求項1乃至5のいずれかに記載の衣料用経編地を用いて、下半身に着用可能な下衣を形成した運動用衣服。
【請求項8】
請求項1乃至5のいずれかに記載の衣料用経編地を部分的に用いた運動用衣服。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−77391(P2012−77391A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−221171(P2010−221171)
【出願日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【特許番号】特許第4740390号(P4740390)
【特許公報発行日】平成23年8月3日(2011.8.3)
【出願人】(508357659)
【Fターム(参考)】