説明

表示システムおよび浴室システム

【課題】浴室において観視者に対して裸眼の立体像を提供する。
【解決手段】浴槽と、浴室に設置される表示システムと、を備える浴室システムであって、表示システムは、浴槽内の専用メガネを装着しない観視者の右眼に対して右眼用画像を与え、観視者の左眼に対して左眼用画像を与えることにより、立体的画像を表示する表示部と、観視者の頭部の位置を規制する頭部規制部と、を備える浴室システムを提供する。表示部は、4視点以下の視点に対して右眼用画像および左眼用画像を与え、表示部の表示面には、曇りを防止する曇り防止機能が設けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示システムおよび浴室システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、浴室内に設けられる表示装置が知られている。このよう表示装置によれば、入浴をしながら映像を鑑賞することができる。
[先行技術文献]
[特許文献1]特開2010−171628号公報
[特許文献2]特開2011−087019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、入浴中において立体映像を鑑賞できる表示装置は存在しなかった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の第1の態様においては、浴室に設置される表示システムであって、浴槽内の専用メガネを装着しない観視者に対して立体的画像を表示する表示部と、前記観視者の頭部の位置を規制する頭部規制部と、を備える表示システム、および、このような表示システムを備える浴室システムを提供する。
【0005】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本実施形態に係る表示システム10を示す。
【図2】本実施形態に係る再生装置34の構成の一例を示す。
【図3】本実施形態に係る変換部48の構成を示す。
【図4】画像生成部52により生成される右眼用画像および左眼用画像の一例を示す。
【図5】右眼用画像および左眼用画像のそれぞれの端部に対する第1処理例を示す。
【図6】右眼用画像および左眼用画像のそれぞれの端部に対する第2処理例を示す。
【図7】右眼用画像および左眼用画像のそれぞれの端部に対する第3処理例を示す。
【図8】右眼用画像および左眼用画像のそれぞれの端部に対する第4処理例を示す。
【図9】本実施形態に係る端部処理部54の構成を示す。
【図10】順方向および逆方向を繰り返して再生する再生処理の第1例を示す。
【図11】順方向および逆方向を繰り返して再生する再生処理の第2例を示す。
【図12】再生位置を不規則に変更して繰り返して再生する再生処理の一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0008】
図1は、本実施形態に係る表示システム10を示す。表示システム10は、例えば家庭用の浴室に設けられる。表示システム10は、表示部30と、頭部規制部32と、再生装置34とを備える。
【0009】
表示部30は、浴槽22内の専用メガネを装着しない観視者に対して立体的画像を表示する。表示部30は、一例として、裸眼立体視用の表示装置である。より具体的には、例えば、表示部30は、レンチキュラーレンズおよびパララックスバリア等により、観視者の右眼に右眼用画像の光のみを与え、観視者の左眼に左眼用画像の光のみを与えるように、それぞれの画像の光を分離して出射する。
【0010】
表示部30は、浴室20における観視者の足側の壁であって、浴槽22に入っている観視者により鑑賞ができる位置に設置される。また、表示部30は、壁の上側に設けられ、浴槽22に入っている観視者が斜め上を向いて鑑賞できる位置に設けられる。また、表示部30は、水平位置よりも下側の視点方向に光が出射されるように、すなわち、浴槽22に入っている観視者に対して光が出射されるように、有効視野の方向が予め調整されている。
【0011】
また、表示部30は、一例として、対角線の長さが40インチ以上の画面サイズである。また、表示部30は、複数の位置から立体像が鑑賞できるように、多視点位置から立体像が観察できる表示装置であってもよい。表示部30は、一例として、4視点以下の各視点に対して右眼用画像および左眼用画像を与える表示装置である。
【0012】
また、表示部30は、表示面42と、枠縁44とを有する。表示面42には、曇りを防止する曇り防止機能が設けられる。曇り防止機能は、表示面42上に貼り付けられた曇り防止用のシートであってもよいし、表示面42に風を吹きつける装置等であってもよい。
【0013】
枠縁44は、表示面42の周囲に設けられる。枠縁44は、例えば、窓枠のようなデザインである。これにより、表示システム10は、風景等を表示した場合に、浴室20内から外を見ているように感じさせることができる。また、枠縁44は、交換可能であってもよい。
【0014】
また、表示部30は、全体が防水機能により水分および湿気から保護される。表示部30は、一例として、表示面42側が透明なガラス等により覆われて、水分および湿気から保護される。また、表示面42側を覆うガラスに枠縁44のような装飾が施されていてもよい。また、表示部30は、再生装置34から無線により動画像データの信号を受け取り、動画像データを再生する。
【0015】
また、表示部30は、枠縁44に代えて、表示領域の右端から予め定められた範囲、左端の予め定められた範囲、上端から予め定められた範囲および下端から予め定められた範囲に枠画像を表示してもよい。これにより、表示部30は、枠縁44が設けられなくても、浴室20内から外を見ているように感じさせることができる。
【0016】
頭部規制部32は、浴槽22内に入っている観視者の頭部の位置を規制する。これにより、頭部規制部32は、観視者の視点の位置を固定して、立体像を正しい位置から鑑賞させることができる。頭部規制部32は、一例として、浴槽22の頭部が接触する上縁の部分に形成されたヘッドレストである。また、頭部規制部32は、浴槽22とは別体に形成されていてもよい。
【0017】
再生装置34は、右眼用画像および左眼用画像を含む動画像データを再生して、表示部30に無線送信する。再生装置34は、記録媒体に記録された動画像データを再生してもよいし、放送波を受信してもよいし、ネットワークを介して外部サーバから動画像データを取得してもよい。
【0018】
また、再生装置34は、浴室20の外部に設けられる。これにより、再生装置34は、浴室20内の水分および湿気等から保護される。
【0019】
このような表示システム10によれば、浴槽22内に入っている観視者に対して、立体像を鑑賞させることができる。例えば、表示システム10は、風景等を表示することにより、浴室20から屋外を見ているように感じさせることができる。
【0020】
なお、表示部30は、裸眼立体視用の表示装置ではなく、偏光分離メガネを装着して立体像を鑑賞させる表示装置であってもよい。この場合、表示システム10は、観視者の視点と表示部30との間に配置された偏光分離板を更に備える。偏光分離板は、表示部30に表示された右眼用画像の偏光成分のみを透過させて観視者の右眼に与える右分離面と、表示部30に表示された左眼用画像の偏光成分のみを透過させて観視者の左眼に与える左分離面とを有する。
【0021】
偏光分離板は、一例として、浴槽22と一体的に設けられる。また、偏光分離板は、浴槽22に入っている水の上に浮かんだ支持台に設けられていてもよい。また、偏光分離板は、浴室20の天井等に設けられ、立体像の鑑賞時において、上部から下降して観視者の顔と表示部30との間に配置されてもよい。
【0022】
図2は、本実施形態に係る再生装置34の構成の一例を示す。再生装置34は、一例として、2次元画像の動画像データを立体視用の動画像データに変換する機能を有する。この場合、再生装置34は、画像出力部46と、変換部48と、送信部50とを有する。
【0023】
画像出力部46は、2次元画像の動画像データを出力する。変換部48は、画像出力部46から出力された2次元画像の動画像データを、右眼用画像および左眼用画像を含む立体視用の動画像データに変換する。送信部50は、変換部48から出力された立体視用の動画像データを表示部30へと無線送信する。
【0024】
図3は、本実施形態に係る変換部48の構成を示す。変換部48は、画像生成部52と、端部処理部54とを含む。
【0025】
画像生成部52は、2次元画像を表示領域内において相対的に左右にずらした右眼用画像および左眼用画像を生成する。より詳しくは、画像生成部52は、2次元画像を表示領域内において右側にずらして右眼用画像を生成する。また、画像生成部52は、2次元画像を表示領域内において左側にずらして左眼用画像を生成する。なお、画像生成部52は、動画像データの各フレームに対して、右眼用画像および左眼用画像のそれぞれを生成する。
【0026】
端部処理部54は、右眼用画像の左側における空白部分に画像を付加する。また、端部処理部54は、左眼用画像の右側における空白部分内に画像を付加する。これにより、端部処理部54は、右眼用画像の左側に生じる空白部分を埋めることができる。また、端部処理部54は、左眼用画像の右側に生じる空白部分を埋めることができる。そして、端部処理部54は、画像付加した右眼用画像および左眼用画像を送信部50へと供給する。
【0027】
図4は、画像生成部52により生成される右眼用画像および左眼用画像の一例を示す。図4に示されるように、画像生成部52は、1つの2次元画像を右側にずらして右眼用画像を生成する。また、画像生成部52は、同一の2次元画像を左側にずらして左眼用画像を生成する。
【0028】
これにより、画像生成部52は、立体視用として生成されていない画像から、簡単な処理で立体視用の右眼用画像および左眼用画像を生成することができる。特に、画像生成部52は、風景等を撮像した画像をこのように処理することにより、奥行き感のある自然な立体像を提供することができる。
【0029】
また、観視者の瞳孔間距離をLとした場合、画像生成部52は、表示部30上における左眼用画像および右眼用画像の水平方向における相対位置の差を、L以下とする。画像生成部52は、一例として、表示部30上において、2次元画像を左にL/2ずらした画像を左眼用画像とし、2次元画像を右にL/2ずらした画像を右眼用画像とする。
【0030】
ここで、瞳孔間距離Lは、観視者の瞳間の距離(40mmから90mm)である。瞳孔間距離Lだけ離した位置に左眼用画像および右眼用画像を表示すると、観視者は、左眼で見た左眼用画像の表示物と右眼で見た右眼用画像の表示物とを融合して一つの像として認識することができ、且つ、融合した像を無限遠に認識することができる。従って、画像生成部52は、右眼用画像と左眼用画像との相対位置の差を瞳孔間距離L以下とすることにより、観視者に立体像を提示することができる。
【0031】
図5は、右眼用画像および左眼用画像のそれぞれの端部に対する第1処理例を示す。2次元画像を左右にずらして右眼用画像および左眼用画像を生成した場合、右眼用画像の左端に空白部分が生じる。同様に、左眼用画像の右端にも空白部分が生じる。これらの空白は、観視者に自然な立体感を与える上で障害となることがある。
【0032】
そこで、端部処理部54は、右眼用画像の左側における空白部分に画像を付加する。また、端部処理部54は、左眼用画像の右側における空白部分内に画像を付加する。これにより、端部処理部54は、右眼用画像の左側に生じる空白部分および左眼用画像の右側に生じる空白部分を埋めて、自然な立体像を提供することができる。
【0033】
端部処理部54は、一例として、右眼用画像の左側および左眼用画像の右側に単一色の画像を付加する。端部処理部54は、一例として、右眼用画像の左側および左眼用画像の右側に黒等の暗色または白等の明色の画像を付加する。
【0034】
端部処理部54は、このような画像を付加することにより、表示領域における右端および左端において、枠を意識させるような表示をすることができる。これにより、表示システム10は、窓枠から外の風景を見ているような自然な立体画像を観視者に提供することができる。
【0035】
図6は、右眼用画像および左眼用画像のそれぞれの端部に対する第2処理例を示す。端部処理部54は、一例として、右眼用画像における表示領域の右端から予め定められた範囲内に表示される部分画像をコピーして、左眼用画像の右側に付加してもよい。また、端部処理部54は、一例として、左眼用画像における表示領域の左端から予め定められた範囲内に表示される部分画像をコピーして、右眼用画像の左側に付加してもよい。これにより、表示システム10は、表示領域の右端部または左端部において輻輳が生起された場合であっても、画像がかけ離れていないので視野闘争を軽減して、不自然に感じない画像を提供することができる。
【0036】
また、端部処理部54は、一例として、左眼用画像の右側に、右眼用画像における表示領域の右端から予め定められた範囲内に表示される部分をぼかした画像を付加してもよい。また、端部処理部54は、一例として、右眼用画像の左側に、左眼用画像における表示領域の左端から予め定められた範囲内に表示される部分をぼかした画像を付加してもよい。これにより、表示システム10は、表示領域の右端部または左端部において輻輳が生起された場合、視野闘争を軽減することができる。
【0037】
図7は、右眼用画像および左眼用画像のそれぞれの端部に対する第3処理例を示す。端部処理部54は、一例として、右眼用画像を左に拡大することにより、空白部分に画像を付加した右眼用画像を生成してもよい。また、端部処理部54は、一例として、左眼用画像を右に拡大することにより、空白部分に画像を付加した左眼用画像を生成してもよい。
【0038】
この場合において、端部処理部54は、右眼用画像を左の端部に近いほど大きい拡大率で左側に拡大する。また、この場合において、端部処理部54は、右眼用画像の予め定められた位置(例えば中央位置)から右側の画像を拡大しなくてもよい。また、端部処理部54は、左眼用画像を右の端部に近いほど大きい拡大率で右側に拡大する。また、この場合において、端部処理部54は、左眼用画像の予め定められた位置(例えば中央位置)から左側の画像を拡大しなくてもよい。これにより、表示システム10は、端部において画像が連続した自然な画像を提供することができる。
【0039】
図8は、右眼用画像および左眼用画像のそれぞれの端部に対する第4処理例を示す。端部処理部54は、一例として、右眼用画像の左側に画像を付加することに代えて、左眼用画像の左側の予め定められた範囲を削除してもよい。また、端部処理部54は、左眼用画像の右側に画像を付加することに代えて、右眼用画像の右側の予め定められた範囲を削除してもよい。
【0040】
このような端部処理部54は、立体画像を提供することができない画像領域を無くした画像を表示することができる。ここで、表示部30は、表示領域中における画像が削除された部分から、暗色(例えば黒画像)等を出力する。これにより、表示システム10は、外枠を設けた場合と同様に、自然な立体画像を提供することができる。
【0041】
図9は、本実施形態に係る端部処理部54の構成を示す。端部処理部54は、一例として、動画像データの一部の期間内を順方向および逆方向に交互に繰り返して出力してもよい。この場合、画像出力部46は、記憶部62と、指定部64と、再生部66とを有する。
【0042】
記憶部62は、動画像データを記憶する。指定部64は、記憶部62に記憶された動画像データにおける一部の区間を指定区間として指定する。再生部66は、動画像データの指定区間内において、順方向から逆方向への折返しおよび逆方向から順方向への折返しを交互に繰り返して再生する。以上のような表示システム10は、比較的に短い動画像データを、途切れ無く自然に連続して表示することができる。
【0043】
図10は、順方向および逆方向を繰り返して再生する処理の第1例を示す。本実施形態に係る表示システム10により再生される指定区間の一例を示す。指定部64は、一例として、動画像データにおける1秒以上2秒以下の再生時間の区間を、指定区間として指定する。そして、再生部66は、このような指定区間を順方向および逆方向に連続して再生する。これにより、表示システム10は、動画像データから、例えば現実に風景を見ているような、自然に揺らぎのある静止画的な画像を表示することができる。
【0044】
また、指定部64は、一例として、非可逆的な動作をするオブジェクトが表示されない区間を、指定区間として指定する。非可逆的な動作をするオブジェクトとは、例えば、上から下へ落下するオブジェクト、一方向へ移動中の人および自動車等のオブジェクトである。
【0045】
指定部64は、一例として、画像フレーム内に含まれるオブジェクトの動きを検出して、一方に動くオブジェクトを非可逆的な動作をするオブジェクトとして検出する。これにより、再生部66は、逆方向に再生されることにより不自然となるオブジェクトを含まない指定区間を順方向および逆方向に繰返して再生することができる。これにより、表示システム10によれば、樹木が揺らめいている風景のような、逆方向に再生しても違和感の無い自然な画像を表示することができる。
【0046】
図11は、順方向および逆方向を繰り返して再生する処理の第2例を示す。再生部66は、一例として、順方向から逆方向への折返し位置および逆方向から順方向への折返し位置を、折返し毎に変更してもよい。この場合、再生部66は、例えば、ランダムに折り返し位置を決定する。これにより、表示システム10によれば、樹木が揺らめいている様子を、より自然な揺らぎで表示することができる。
【0047】
図12は、再生位置を不規則に変更して繰り返して再生する処理の一例を示す。再生部66は、一例として、動画像データにおける一部の指定区間内において、再生位置を毎回変更しながら、当該指定区間内より短い区間を順方向のみに(または逆方向のみに)繰り返して再生してもよい。この場合、再生部66は、例えば、再生位置をランダムに変更し、さらに、それぞれの再生時間をランダムに変更する。これにより、表示システム10によれば、画像が不規則に揺らいでいるように表示することができる。
【0048】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0049】
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0050】
10 表示システム、20 浴室、22 浴槽、30 表示部、32 頭部規制部、34 再生装置、42 表示面、44 枠縁、46 画像出力部、48 変換部、50 送信部、52 画像生成部、54 端部処理部、62 記憶部、64 指定部、66 再生部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
浴室に設置される表示システムであって、
浴槽内の専用メガネを装着しない観視者に対して立体的画像を表示する表示部と、
前記観視者の頭部の位置を規制する頭部規制部と、
を備える表示システム。
【請求項2】
前記表示部は、前記観視者の右眼に対して右眼用画像を与え、前記観視者の左眼に対して左眼用画像を与える
請求項1に記載の表示システム。
【請求項3】
前記表示部は、4視点以下の視点に対して右眼用画像および左眼用画像を与える
請求項2に記載の表示システム。
【請求項4】
前記表示部の表示面には、曇りを防止する曇り防止機能が設けられる
請求項1から3の何れか1項に記載の表示システム。
【請求項5】
前記表示部は、2次元画像を表示領域内において左右にずらした右眼用画像および左眼用画像を表示する
請求項1から4の何れか1項に記載の表示システム。
【請求項6】
前記2次元画像を表示領域内において相対的に右側にずらして前記右眼用画像を生成し、前記2次元画像を表示領域内において相対的に左側にずらして前記左眼用画像を生成する画像生成部と、
前記右眼用画像の左側における空白部分に画像を付加し、前記左眼用画像の右側における空白部分内に画像を付加する端部処理部と、
を更に備える
請求項5に記載の表示システム。
【請求項7】
前記端部処理部は、
前記右眼用画像の左側に、前記左眼用画像における前記表示領域の左端から予め定められた範囲内に表示される部分画像を付加し、
前記左眼用画像の右側に、前記右眼用画像における前記表示領域の右端から予め定められた範囲内に表示される部分画像を付加する
請求項6に記載の表示システム。
【請求項8】
前記端部処理部は、
前記右眼用画像を左に拡大することにより、前記空白部分に画像を付加した右眼用画像を生成し、
前記左眼用画像を右に拡大することにより、前記空白部分に画像を付加した左眼用画像を生成する
請求項7に記載の表示システム。
【請求項9】
前記端部処理部は、
前記右眼用画像の左側に画像を付加することに代えて、前記左眼用画像の左側の予め定められた範囲を削除し、
前記左眼用画像の右側に画像を付加することに代えて、前記右眼用画像の右側の予め定められた範囲を削除する
請求項8に記載の表示システム。
【請求項10】
前記表示部は、表示領域の右端から予め定められた範囲および左端の予め定められた範囲に枠画像を表示する
請求項5に記載の表示システム。
【請求項11】
動画像データの指定区間内において、順方向から逆方向への折返しおよび逆方向から順方向への折返しを交互に繰り返して再生する再生部を更に備え、
前記表示部は、前記再生部により再生された動画像を表示する
請求項1から10の何れか1項に記載の表示システム。
【請求項12】
前記再生部は、順方向から逆方向への折返し位置および逆方向から順方向への折返し位置を、折返し毎に変更する
請求項11に記載の表示システム。
【請求項13】
前記動画像データにおける非可逆的な動作をするオブジェクトが表示されない区間を前記指定区間として指定する指定部を更に備える
請求項11または12に記載の表示システム。
【請求項14】
浴室システムであって、
浴槽と、
請求項1から13の何れか1項に記載の表示システムと、
を備える浴室システム。
【請求項15】
前記表示部は、浴室における前記観視者の足側の壁に設けられ、
前記頭部規制部は、前記浴槽の前記観視者の頭側の上縁に設けられる
請求項14に記載の浴室システム。
【請求項16】
前記表示部は、浴室の外部に設けられた再生装置から画像データを受信して表示する
請求項14または15に記載の浴室システム。
【請求項17】
前記表示部は、表示面の周囲に設けられる枠縁を有する
請求項14から16の何れか1項に記載の浴室システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−93743(P2013−93743A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−234599(P2011−234599)
【出願日】平成23年10月26日(2011.10.26)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】