説明

表示制御装置、画像表示装置、表示システム、表示システムの制御方法、及び、プログラム

【課題】画像を出力する複数の画像供給装置の中から所望の画像供給装置を容易に選択できるようにする。
【解決手段】それぞれ画像データを出力する複数のPC13B〜13Dとともにプロジェクター11に接続されたPC13Aは、各々のPC13A〜13Dが出力する画像データに基づく画像をモニター14に表示する表示処理部130Aと、一部のPC13を選択する選択部130Bと、選択部130Bにより選択されたPC13が出力する画像データに基づく画像をプロジェクター11により表示させる表示装置制御部130Cとを備え、表示処理部130Aは、各PC13が出力中の画像データに基づいて生成されたサムネイル画像を表示し、選択部130Bは、表示されたサムネイル画像のうち一部を選択する操作に対応して、選択されたサムネイル画像に対応するPC13を選択する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像表示装置における表示を制御する表示制御装置、画像表示装置、表示システム、表示システムの制御方法、及び、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、表示領域を複数に分割して異なる複数の画像を表示する態様(いわゆる分割表示)と、表示領域全体に一つの画像を表示する通常の態様(いわゆる全画面表示)とを切り替え可能な表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の表示装置は、複数のパーソナルコンピューター等の画像供給装置に接続され、複数の画像供給装置の一部または全部が出力する画像を表示する分割表示と、いずれかの画像供給装置が出力する画像を表示する全画面表示とを切り替え可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−330468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、どの画像供給装置が出力する画像を表示させるかを手動で選択する場合、画像供給装置の数が多いと、各画像供給装置がどのような画像を出力しているか把握することが難しく、選択が困難になるという問題があった。
本発明は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、画像を出力する複数の画像供給装置の中から所望の画像供給装置を容易に選択できる表示制御装置、画像表示装置、表示システム、表示システムの制御方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、それぞれ画像データを出力する複数の画像供給装置とともに画像表示装置に接続された表示制御装置であって、各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を表示画面に表示するとともに、各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づいて生成されたサムネイル画像を前記表示画面に表示する表示手段と、前記表示画面に表示された前記サムネイル画像のうち一部を選択する操作に対応して、選択された前記サムネイル画像に対応する前記画像供給装置を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を、前記画像表示装置により表示させる表示装置制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、表示画面に表示されたサムネイル画像から所望の画像を選択する操作によって、複数の画像供給装置の中から所望の画像供給装置を容易に選択し、選択した画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を表示させることができる。
【0006】
また、本発明は、上記表示制御装置において、前記画像供給装置と同様に前記画像表示装置に画像データを出力する画像出力手段を備え、前記表示手段は、各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づいて生成された前記サムネイル画像とともに、前記画像出力手段が出力する画像データに基づいて生成された前記サムネイル画像を前記表示画面に表示することを特徴とする。
本発明によれば、画像供給装置を選択する表示制御装置それ自体が画像供給装置と同様に画像データを出力できる。そして、表示画面に表示されるサムネイル画像に基づいて、この表示制御装置および画像供給装置が出力する画像データの中から、容易に所望の画像データを選択できる。
【0007】
また、本発明は、上記表示制御装置において、前記表示手段は、前記選択手段により選択された前記画像供給装置に対応する前記サムネイル画像を、他の前記画像供給装置に対応する前記サムネイル画像とは異なる表示態様で表示することを特徴とする。
本発明によれば、画像表示装置により表示されている画像を、サムネイル画像を見ることで容易に確認できる。
【0008】
また、本発明は、上記表示制御装置において、前記表示手段は、前記表示画面に表示する前記サムネイル画像を所定時間毎に更新することを特徴とする。
本発明によれば、各画像供給装置が出力する画像の状態が変化しても、この変化がサムネイル画像に反映されるので、より適切に画像供給装置を選択できる。
【0009】
また、本発明は、上記表示制御装置において、前記表示手段は、各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づいて生成された前記サムネイル画像が前記画像表示装置から送信された場合に、この前記サムネイル画像を受信して前記表示画面に表示することを特徴とする。
本発明によれば、表示制御装置においてサムネイル画像を生成するための処理負荷及び通信データ量を抑えることができる。
【0010】
また、上記課題を解決するため、本発明は、画像データを出力する複数の画像供給装置に接続され、表示面に画像を表示する画像表示手段と、前記画像供給装置から送信される画像データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信した画像データに基づいてサムネイル画像を生成する画像処理手段と、前記画像処理手段により生成された前記サムネイル画像を、複数の前記画像供給装置のうち少なくとも一部に送信する送信手段と、前記サムネイル画像を送信した前記画像供給装置から、いずれか一または複数の前記画像供給装置を指定する制御情報が送信された場合に、この前記制御情報により指定された前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を前記表示手段により表示する画像選択表示手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像供給装置において、表示装置が生成して送信するサムネイル画像に基づいて、各画像供給装置が出力している画像データの内容を容易に把握することができ、このサムネイル画像に基づいて選択した画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を表示させることができる。
【0011】
また、上記課題を解決するため、本発明は、それぞれ画像データを出力する複数の画像供給装置と、これら複数の画像供給装置から出力される画像データに基づく画像を表示する画像表示装置とを備え、少なくとも一部の前記画像供給装置は、各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を表示画面に表示するとともに、各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づいて生成されたサムネイル画像を前記表示画面に表示する表示手段と、前記表示画面に表示された前記サムネイル画像のうち一部を選択する操作に対応して、選択された前記サムネイル画像に対応する前記画像供給装置を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を、当該選択された画像表示装置により表示させる表示装置制御手段と、を備え、前記画像表示装置は、いずれかの前記画像供給装置が備える前記表示装置制御手段により送信される制御情報に従って、選択された前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を表示することを特徴とする。
本発明によれば、画像供給装置において、表示画面に表示されたサムネイル画像から所望のサムネイル画像を選択する操作により、複数の画像供給装置の中から所望の画像供給装置を容易に選択し、選択した画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を表示させることができる。
【0012】
また、上記課題を解決するため、本発明は、それぞれ画像データを出力する複数の画像供給装置と、これら複数の画像供給装置から出力される画像データに基づく画像を表示する画像表示装置とを備えた表示システムの制御方法であって、少なくとも一部の前記画像供給装置により、各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を表示画面に表示するとともに、各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づいて生成されたサムネイル画像を前記表示画面に表示し、前記表示画面に表示された前記サムネイル画像のうち一部を選択する操作に対応して、選択された前記サムネイル画像に対応する前記画像供給装置を選択し、選択された前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を表示するための制御情報を前記画像表示装置に送信し、前記画像表示装置により、いずれかの前記画像供給装置が送信する制御情報に従って、選択された前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を表示することを特徴とする。
本発明の制御方法を実行することにより、画像供給装置において、表示画面に表示されたサムネイル画像から所望のサムネイル画像を選択する操作により、複数の画像供給装置の中から所望の画像供給装置を容易に選択し、選択した画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を表示させることができる。
【0013】
また、上記課題を解決するため、本発明は、それぞれ画像データを出力する複数の画像供給装置とともに画像表示装置に接続された表示制御装置を制御するコンピューターが実行可能なプログラムであって、前記コンピューターを、各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を表示画面に表示するとともに、各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づいて生成されたサムネイル画像を前記表示画面に表示する表示手段と、前記表示画面に表示された前記サムネイル画像のうち一部を選択する操作に対応して、選択された前記サムネイル画像に対応する前記画像供給装置を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を前記画像表示装置により表示させる表示装置制御手段と、して機能させるためのプログラムである。
本発明のプログラムを実行することにより、表示制御装置において、表示画面に表示されたサムネイル画像から所望のサムネイル画像を選択する操作により、複数の画像供給装置の中から所望の画像供給装置を容易に選択し、選択した画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を表示させることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、画像を出力する複数の画像供給装置の中から所望の画像供給装置を容易に選択できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明を適用した実施形態に係るプロジェクターの構成を示すブロック図である。
【図2】PCによる選択操作の様子を示す説明図であり、(A)はPCのモニターに表示される選択制御用画面を示し、(B)はプロジェクターの投射画像を示す。
【図3】PCによる選択操作の様子を示す説明図であり、(A)はPCのモニターに表示される選択制御用画面を示し、(B)はプロジェクターの投射画像を示す。
【図4】PCによる選択操作の様子を示す説明図であり、(A)はPCのモニターに表示される選択制御用画面を示し、(B)はプロジェクターの投射画像を示す。
【図5】表示システムの動作を示すフローチャートであり、(A)はPCの動作を示し、(B)は画像データの出力を開始するPCの動作を示し、(C)はプロジェクターの動作を示す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した画像表示装置としてのプロジェクター11を含む表示システム10の機能的構成を示すブロック図である。プロジェクター11は、画像供給装置としての複数のPC(パーソナルコンピューター)13Aに通信ネットワーク17を介して接続され、これら複数のPC13から入力される画像データに基づく画像をスクリーンSC(表示面)に投射する。プロジェクター11に画像を供給する画像供給装置としては、ビデオ再生装置、DVD再生装置、テレビチューナー装置、CATVのセットトップボックス、ビデオゲーム装置等の映像出力装置、パーソナルコンピューター等が挙げられ、画像データを供給するものであれば特に制限されない。本実施形態では一例として、PC13からデジタル画像データが入力される場合について説明する。なお、本実施形態では表示システム10が4台のPC13A〜13Dを備えた例を挙げて説明するが、PCの数については特に制限はない。また、以下の説明においてPC13A〜13Dを総称する場合はPC13と表記する。
通信ネットワーク17は、有線又は無線通信回線により構成されるLAN(Local Area Network)等の双方向通信可能なネットワークであり、各々のPC13とプロジェクター11とを相互に通信可能に接続し、PC13間の相互の通信も可能とする。
【0017】
表示システム10を構成する複数のPC13は、いずれも同一構成を有するので、ここでは一つのPC13Aについて機能的構成を図示する。
図1に示すように、PC13は、所定のプログラムを実行してPC13の各部を制御するCPU、CPUが実行する基本制御プログラムや基本制御プログラムに係るデータ等を不揮発的に記憶したROM、及び、CPUが実行するプログラムやデータを一時的に記憶するRAM等を備えた制御部130と、制御部130が実行するアプリケーションプログラム等を記憶する記憶部134と、キーボードやマウス等の入力デバイス(図示略)による入力操作を検出する入力部135と、制御部130の制御に従って各種画面をモニター14(表示画面)に表示する表示部136と、制御部130の制御に従って通信ネットワーク17を介して各種データを送受信する通信I/F137とを備え、これらの各部はバス138を介して相互に接続されている。
【0018】
PC13は、入力部135が検出した操作に従って動作を開始し、この操作により指定されたアプリケーションプログラムを実行し、例えば、プレゼンテーション用に複数の画像を含むプレゼンテーションファイル等の各種のデータを作成する。また、PC13は、プロジェクター11を制御するためのプロジェクター制御プログラムを実行する。このプロジェクター制御プログラムの実行時、PC13は、表示部136の機能によりモニター14上に画像を表示するとともに、このモニター14に表示されている画面と同じ画面を表示するための画像データをプロジェクター11に送信する。
【0019】
本実施形態においては、通信I/F137はLANインターフェースにより構成され、この通信I/F137を介して画像データ及び制御情報が送受信される。ここで、通信I/F137がDVI規格やHDMI規格等に準拠したデジタル画像インターフェースを備え、このデジタル画像インターフェースを介してプロジェクター11に画像を送信し、LANインターフェースを介して制御情報を送信するものとしてもよい。
記憶部134は、制御部130が実行する制御プログラム134Aを、制御部130のCPUが読み取り可能な態様で記憶する。
【0020】
プロジェクター11は、静止画像および動画像(映像)のいずれであっても表示可能である。本実施形態では、PC13から入力される静止画像を表示出力する場合を例に挙げて説明するが、以下の説明において入力画像を表示する処理は、動画像を表示する場合にもそのまま適用可能である。また、スクリーンSCはほぼ直立しており、スクリーン面は矩形形状とされている。
【0021】
プロジェクター11は、複数のPC13から入力される画像データに基づく画像を、スクリーンSC上の表示領域を分割して並べて表示する分割表示状態と、複数のPC13のうち一つから入力される画像データに基づく画像をスクリーンSC上の表示領域全体に表示する全領域表示状態とを切り替え可能である。分割表示状態では、プロジェクター11に接続された複数のPC13が出力する画像データに基づく画像を並べて表示し、2つのPC13が出力する画像を並べて表示する2画面分割表示状態、4つのPC13が出力する画像データに基づく画像を並べて表示する4画面分割表示状態を含む複数の表示状態とすることができる。分割表示状態において、画像データを出力しているPC13の数が、画面の分割数すなわち同時表示される画像の数を超えている場合には、表示制御装置として機能するPC13(本実施形態の説明ではPC13A)から送信される制御情報に従って、必要数のPC13を選択する。例えば、4画面表示状態では、複数のPC13の中から4つのPC13A〜13Dを選択して、選択された4つのPC13A〜13Dが出力する画像データに基づく画像を並べて表示する。
【0022】
複数のPC13の少なくとも一部(本実施形態ではPC13A)は、記憶部134に記憶している表示制御用の制御プログラム134Aを実行して、表示制御装置として機能し、プロジェクター11に対して分割表示状態でPC13を選択させる等の制御を行う。
すなわち、制御部130は、制御プログラム134Aを実行することにより、プロジェクター11を制御するための、後述する制御用画面200(図2(A))をモニター14に表示する表示処理部130A、制御用画面200の表示中の操作により選択されたPC13を特定する選択部130B、選択部130Bにより特定されたPC13をプロジェクター11によって選択させる制御情報を生成する表示装置制御部130C、及び、プロジェクター11に対して画像データを出力する画像出力部130Dとして機能する。
【0023】
画像出力部130D(画像出力手段)は、プロジェクター11に画像データを出力する全てのPC13が備えている。PC13は、通常時は制御部130が実行する基本ソフトウェア(オペレーティングシステム:OS)の機能として生成される背景画面に、実行中のアプリケーションプログラムの操作画像を重ねた画面をモニター14に表示する。アプリケーションプログラムとしては、例えば、文書作成・編集、画像編集、インターネットブラウザー、データベース、電子メール等の各種のプログラムが挙げられる。
【0024】
ここで、例えばPC13Aがプロジェクター11に接続され、PC13Aにおいてプロジェクター11に対する画像出力の開始が指示されると、画像出力部130Dは、モニター14に表示中の画面全体、あるいは当該画面に表示されている実行中のアプリケーションプログラムの操作画像の画像データを、通信I/F137を介してプロジェクター11に送信する。例えば、OSが提供する背景画面にアプリケーションプログラムの操作画像が矩形のウィンドウとして表示され、OSがマルチタスクをサポートしている場合は複数のウィンドウが背景画面に表示される。この場合、画像出力部130Dは、操作中の(アクティブな)ウィンドウを表示するための画像データを生成してプロジェクター11に出力する。さらに、操作中のウィンドウを表示する画像データを出力中に、PC13Aにおいて全画面表示が指示された場合、PC13AのOSの機能によって操作中のウィンドウ内の画像が全画面に表示されるが、このとき画像出力部130Dは、画面全体の画像データをプロジェクター11に出力する。この動作はPC13B〜13Dも同様である。
プロジェクター11への画像データの出力は、入力部135を介して検出した操作によって、画像出力の停止が指示されるまで継続する。また、出力する画像データの具体的態様は制限されないが、例えば、リフレッシュレートや解像度をモニター14に表示される画像と同じものとすることができる。
【0025】
また、通信ネットワーク17を介してプロジェクター11に接続された複数のPC13のうち、少なくとも一部は、表示処理部130A、選択部130B、及び表示装置制御部130Cの機能を備えている。
表示処理部130A(表示手段)は、各PC13からプロジェクター11に対して出力されている画像データの内容を、後述する制御用画面200(図2(A))に一覧表示する。表示処理部130Aが表示する画像は、各PC13が実際にプロジェクター11に出力している画像データに基づいて生成されたサムネイル画像(縮小画像)である。このサムネイル画像は、各PC13が出力した画像データのサイズを縮小するリサイズ処理、または、表示解像度を低下させる解像度変換処理によって生成された、もとの画像データよりサイズが小さい画像であり、表示色の階調を落とす減色処理が施されていてもよい。
【0026】
表示処理部130Aは、各PC13から出力された画像データを取得してサムネイル画像を生成し、表示する構成としてもよいが、本実施形態では、各PC13A〜13Dがプロジェクター11に出力した画像データに基づいて、プロジェクター11がサムネイル画像を生成し、PC13A〜13Dのうち制御プログラム134Aを実行中のもの(例えばPC13A、或いは、PC13A〜13Dの全て)に対してサムネイル画像を送信する構成とする。
【0027】
表示処理部130Aは、制御用画面200において、PC13毎にサムネイル画像を表示する。この制御用画面200の表示中に、入力部135が検出した操作によって、いずれかのサムネイル画像を選択する操作により、プロジェクター11が投射する画像を選択することができる。
選択部130B(選択手段)は、表示処理部130Aが制御用画面200を表示した状態で、制御用画面200における操作によって、いずれかのサムネイル画像が表示対象として選択された場合に、この操作を検出して、選択されたサムネイル画像に対応するPC13を、プロジェクター11の表示対象として決定する。
表示装置制御部130C(表示装置制御手段)は、選択部130Bが表示対象として決定したPC13を指定し、指定された1または複数のPC13を選択するように指示する制御情報を生成して、プロジェクター11に出力する。この制御情報を受信したプロジェクター11は、指定されたPC13を選択する。各PC13は、各PC13に予め付与されたID、あるいは、通信ネットワーク17におけるネットワークアドレス等により識別される。また、表示装置制御部130Cは、制御用画面200の表示中における操作に応じて、プロジェクター11の表示態様を指定する制御情報を生成してプロジェクター11に出力する。この制御情報に従って、プロジェクター11は、全領域表示状態、2画面分割表示状態、4画面分割表示状態等、表示状態を切り替えて実行する。
【0028】
プロジェクター11は、大きく分けて光学的な画像の形成を行う投射部30(画像表示手段)と、この投射部30に入力される表示信号を電気的に処理する画像処理系とからなる。投射部30は、照明光学系31、照明光学系31からの光を変調する光変調装置32、及び投射光学系33から構成されている。照明光学系31は、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)等からなる光源を備えている。また、照明光学系31は、光源が発した光を光変調装置32に導くリフレクター及び補助リフレクターを備えていてもよく、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群(図示略)、偏光板、或いは光源が発した光の光量を光変調装置32に至る経路上で低減させる調光素子等を備えたものであってもよい。
【0029】
光変調装置32は、例えば透過型液晶パネルを備えて構成され、この液晶パネルに後述する画像処理系からの信号を受けて画像を形成する。この場合、光変調装置32は、カラーの投影を行うため、RGBの三原色に対応した3枚の液晶パネルを備え、照明光学系31からの光はRGBの3色の色光に分離され、各色光は対応する各液晶パネルに入射する。各液晶パネルを通過して変調された色光はクロスダイクロイックプリズム等の合成光学系によって合成され、投射光学系33に射出される。
なお、光変調装置32は、3枚の透過型液晶パネルを用いた構成に限らず、例えば3枚の反射型の液晶パネルを用いることも可能であるし、1枚の液晶パネルとカラーホイールを組み合わせた方式、3枚のデジタルミラーデバイス(DMD)を用いた方式、1枚のデジタルミラーデバイスとカラーホイールを組み合わせた方式等により構成してもよい。光変調装置32として1枚のみの液晶パネルまたはDMDを用いる場合には、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系に相当する部材は不要である。また、液晶パネル及びDMD以外にも、光源が発した光を変調可能な構成であれば問題なく採用できる。
【0030】
投射光学系33は、投射する画像の拡大・縮小および焦点の調整を行うズームレンズ、ズームレンズを駆動してズームの度合いを調整するズーム調整用モーター及びフォーカスの調整を行うフォーカス調整用モーター等を備えている。投射光学系33は、光変調装置32で変調された入射光を、ズームレンズを用いてスクリーンSC(表示面)上に投射し、結像させる。
投射部30には、制御部103の制御に従って投射光学系33が備える各モーターを駆動する投射光学系駆動部121、及び、制御部103の制御に従って照明光学系31が備える光源を駆動する光源駆動部117が接続されている。
【0031】
画像処理系は、プロジェクター11全体を統合的に制御する制御部103を中心に構成され、制御部103が処理するデータや制御部103が実行する制御プログラム105Aを記憶した記憶部105、操作パネル45及びリモコン受光部41を介した操作を検出する入力処理部123、通信I/F101に入力された画像データを処理する表示制御部107、通信I/F101から入力される入力画像を一時的に格納するバッファー部110、及び、表示制御部107から出力される表示信号に基づいて光変調装置32を駆動して描画を行う光変調装置駆動部119を備えている。
【0032】
制御部103は、記憶部105に記憶された制御プログラム105Aを読み出して実行することにより、プロジェクター11の各部を制御する。制御部103は、入力処理部123から入力される操作信号に基づいて、ユーザーが行った操作の内容を検出し、この操作に応じて表示制御部107、光変調装置駆動部119、投射光学系駆動部121及び光源駆動部117を制御して、スクリーンSCに画像を投射させる。
【0033】
プロジェクター11の本体には、ユーザーが操作を行うための各種スイッチ及びインジケーターランプを備えた操作パネル45が配置されている。操作パネル45は入力処理部123に接続されており、入力処理部123は、制御部103の制御に従い、プロジェクター11の動作状態や設定状態に応じて操作パネル45のインジケーターランプを適宜点灯或いは点滅させる。この操作パネル45のスイッチが操作されると、操作されたスイッチに対応する操作信号が入力処理部123から制御部103に出力される。
また、プロジェクター11は、ユーザーが使用するリモコン(図示略)を有する。リモコンは各種のボタンを備えており、これらのボタンの操作に対応して赤外線信号を送信する。プロジェクター11の本体には、リモコンが発する赤外線信号を受光するリモコン受光部41が配置されている。リモコン受光部41は、リモコンから受光した赤外線信号をデコードして、リモコンにおける操作内容を示す操作信号を生成し、制御部103に出力する。
【0034】
通信I/F101には、PC13から入力された画像データを一時的に格納するバッファー部110が接続されている。バッファー部110には、複数のPC13から入力される画像データをPC13毎に格納するため、独立した格納領域である複数の画像バッファー110Aが設けられている。画像バッファー110Aは、一つの記憶領域を仮想的に分割したものであってもよい。画像バッファー110Aの数は任意であるが、投射画像300(図2(B))を分割する分割数の最大値に応じた画像バッファー110Aが設けられていることが好ましい。
【0035】
制御部103は、通信I/F101を介してPC13から入力された制御情報及び画像データを取得する通信制御部103A(受信手段、送信手段)と、通信制御部103Aが取得した画像データをもとにサムネイル画像を生成するサムネイル画像処理部103B(画像処理手段)と、通信制御部103Aが取得した制御情報に基づいて、分割表示状態において表示する画像を選択する画像選択表示部103C(画像選択表示手段)とを備えている。
通信制御部103Aは、通信I/F101により受信されたデータが画像データであるか制御情報であるかを判別するとともに、当該データを送信(出力)した送信元のPC13を、PC13のIDまたはネットワークアドレス等に基づいて特定する。通信制御部103Aは、受信されたデータが画像データであると判別した場合は、この画像データを取得して、送信元のPC13に対応する画像バッファー110Aに格納するように、表示制御部107を制御する。
【0036】
サムネイル画像処理部103Bは、通信制御部103Aが判別した画像データに基づいて、解像度変換、リサイズ、減色等の処理を実行し、サムネイル画像を生成する。サムネイル画像処理部103Bは、生成したサムネイル画像を、送信元のPC13のIDまたはネットワークアドレス等と対応づけて、通信制御部103Aの機能により通信I/F101を介して各PC13に送信する。ここでサムネイル画像を送信する送信先は、上記の表示装置制御部130Cの機能によりプロジェクター11に制御情報を送信しているPC13のみとしてもよいし、プロジェクター11に対して画像データを送信している全てのPC13としてもよい。
【0037】
画像選択表示部103Cは、通信制御部103Aが判別した制御情報に従って、投射部30による表示状態を決定し、表示制御部107の画面分割処理部107Bを制御して指定された表示状態への切り替えを実行する。また、画像選択表示部103Cは、制御情報により指定されたPC13からの画像データに基づく画像を表示するため、画面分割処理部107Bを制御する。具体的には、画像選択表示部103Cは、制御情報により指定されたPC13が出力した画像データに基づく画像を表示するよう画面分割処理部107Bを制御し、全領域表示状態では選択した一つのPC13が出力した画像データに基づく画像を表示させ、分割表示状態では分割された各領域のうち、制御情報により指定された位置の表示領域に、制御情報により指定されたPC13が出力した画像データに基づく画像を表示させる。
【0038】
表示制御部107は、制御部103の制御に従って、バッファー部110の画像バッファー110Aに格納された画像データに基づいて表示信号を生成し、光変調装置駆動部119に出力する。表示制御部107は、分割表示状態と全領域表示状態との切り替え、分割表示状態における分割数の切り替え、及び、分割表示状態における画像の配置の制御を行う画面分割処理部107Bを備えている。画面分割処理部107Bは、分割表示状態では、表示領域の分割数に対応した数の画像バッファー110Aを選択し、選択した画像バッファー110Aに格納された画像を分割された各領域に割り当てて配置する。また、画面分割処理部107Bは、全領域表示状態では、画面分割処理部107Bはいずれか一つの画像バッファー110Aを選択し、選択した画像バッファー110Aの画像を表示領域の中央に配置する。
各画像バッファー110Aに格納された画像データを分割された表示領域のどの領域に割り当てるかは、画像選択表示部103Cの制御により決定される。画面分割処理部107Bは、画像選択表示部103Cにより指定されたPC13が出力した画像データに基づく画像を、指定された表示領域に配置する。
【0039】
表示制御部107は、画面分割処理部107Bが選択及び配置した通りに、画像バッファー110A内の画像を配置して表示用の画像を生成する画像生成部107Cを備えている。画像生成部107Cは、バッファー部110から読み出したデジタル画像データに対して、明度、コントラスト、色の濃さ、色合い、投射画像の形状等の画像の表示状態を調整してフレーム毎の表示用画像を生成し、生成した表示用画像をフレームメモリー115に展開する。表示制御部107は、フレームメモリー115から表示用画像を読み出し、読み出した画像を表示するための表示信号を光変調装置駆動部119に対して出力する。光変調装置駆動部119は、表示制御部107から入力される表示信号に基づいて、光変調装置32を駆動する。これにより、PC13より入力されたデジタル画像データに基づいて表示制御部107で処理された画像が、光変調装置32に描画され、この画像が投射光学系33を介して、スクリーンSC上に投射画像として投射される。
【0040】
図2〜図5は、PC13による選択操作の様子を示す説明図であり、一例としてPC13Aにより選択操作を行う場合を示す。各図の(A)はモニター14に表示される選択制御用画面を示し、(B)はプロジェクター11の投射画像を示す。
図2(A)には表示処理部130Aが生成する制御用画面200の一例を示す。制御用画面200は、モニター14上に一つのウィンドウとして表示される。制御用画面200は、入力部135に接続されたポインティングデバイス(マウス、デジタイザー等)によって操作できるようGUI(Graphical User Interface)として構成され、制御用画面200に表示された画像やアイコンへのクリック操作、ドラッグ操作によって各種設定を行える。
【0041】
制御用画面200には、プロジェクター11の表示(投射)態様を指定するための表示状態指定アイコン201が並べて表示されている。表示状態指定アイコン201は、それぞれ特定の表示状態を指定する複数のアイコンにより構成され、図2(A)の例では、プロジェクター11の表示領域に一つのPC13が出力する画像データを表示する全領域表示状態を指定するアイコン201Aと、2つのPC13が出力する画像データを表示する分割表示状態を指定するアイコン201Bと、4つのPC13が出力する画像データを表示する分割表示状態を指定するアイコン201Cとが配置されている。これらのアイコン201A〜201Cのいずれかが選択指定されると、表示装置制御部130Cは、指定されたアイコンに対応する分割表示状態を指定する制御情報を生成してプロジェクター11に出力する。
【0042】
制御用画面200にはPC13Aが画像出力部130Dにより出力中の画像データに対応するサムネイル画像202が表示されている。サムネイル画像202は、PC13Aの画像出力部130Dがプロジェクター11に出力した画像データに基づいてプロジェクター11が生成し、プロジェクター11からPC13Aに送信されたサムネイル画像である。また、制御用画面200には、他のPC13B〜13Dがプロジェクター11に出力している画像データに対応する複数のサムネイル画像204が表示されている。これらサムネイル画像204も、プロジェクター11によって生成され、プロジェクター11からPC13Aに送信された画像である。サムネイル画像202とは区分されたサムネイル画像表示領域205には、PC13B〜13Dにそれぞれ対応する複数のサムネイル画像204が並べて表示されている。また、サムネイル画像202の下方にはPC13Aに付与されたIDが表示され、サムネイル画像204の下方には、各サムネイル画像に対応するPC13B〜13Dに付与されたIDが表示され、PC13A〜13Dがどのような画像を出力しているかを示している。
【0043】
制御用画面200の表示中、PC13Aを操作することにより、サムネイル画像202、204に対して操作を行うことで、PC13A〜13Dの中から、プロジェクター11が表示する候補を選択できる。この候補とは、プロジェクター11に表示できるように予め選択され、候補となっているPC13の中からさらに選択されたPC13が出力している画像データに基づく画像が、プロジェクター11によって表示される。図2(A)の例では、PC13A(図中のPC1に対応)とPC13C(図中のPC3)が候補として選択され、制御用画面200に設けられた候補表示領域208にPC13A(PC1)とPC13C(図中PC3)の拡大サムネイル画像209が表示されている。拡大サムネイル画像209は、画面下部に表示されたサムネイル画像202、204を拡大した画像である。なお、図2(A)の例では、表示状態指定アイコン201Cが示すように最大分割数が4であるから、候補表示領域208には最大で4つの拡大サムネイル画像209を表示可能である。図2(A)の例では2つの拡大サムネイル画像209が表示されているので、残り2つの拡大サムネイル画像209を表示するためのスペースが空いており、この空きスペースには空き領域表示画像211が表示されている。また、画面下部に表示されたサムネイル画像202、204のうち、候補として選択されたPC13A、13Cが出力中の画像データに対応するサムネイル画像には、選択枠206が表示され、候補となっていることを示している。
【0044】
候補表示領域208に表示された拡大サムネイル画像209のうち、入力部135が検出した操作によって、プロジェクター11が表示する表示対象の画像が選択された場合、選択された拡大サムネイル画像209は、選択枠210によって囲まれるように表示される。図2(A)の例では分割数が2であるため2つの画像が選択枠210で囲まれている。なお、拡大サムネイル画像209が表示されていない場合、表示対象として空き領域表示画像211を選択することが可能であり、このとき空き領域表示画像211に対応する位置は空白として表示される。
すなわち、図2(B)に示すように、スクリーンSCに投射される投射画像300は、PC13Aが出力中の画像データに基づく出力画像301と、空白画像305とが表示された2画面分割表示状態となっている。空白画像305は、分割表示状態においてどの画像も割り当てられていない表示領域であり、図2(A)に示す空き領域表示画像211に対応している。
図2(A)の制御用画面200においては、選択枠210に囲まれた拡大サムネイル画像209に対応するサムネイル画像202に選択枠212が表示され、このサムネイル画像202と同じ内容の画像がプロジェクター11により投射されていることを示している。
【0045】
さらに、制御用画面200には、この制御用画面200を表示中のPC13Aによる画像の出力状態を制御するための出力制御アイコン群214が配置されている。PC13Aは、画像出力部130Dの機能により、モニター14に表示中の画面と同じ画面を表示するための画像データをプロジェクター11に出力するが、この出力の停止や開始などを出力制御アイコン群214の各アイコンにより操作できる。図2(A)の例では、出力制御アイコン群214に、プロジェクター11への画像データの出力について、出力の一時停止(フリーズ)を指示する停止アイコン215、出力再開を指示する出力実行アイコン216、及び、画像データの出力を一時的に止めるミュートアイコン217が配置されている。
【0046】
停止アイコン215が操作されると、画像出力部130Dはプロジェクター11へ出力する画像データの更新を停止する。これにより、このPC13Aからプロジェクター11に対しては、停止アイコン215の操作時点でモニター14に表示されていた画像に対応する画像データが継続して出力される。このため、PC13Aの機能により他のアプリケーションプログラムが起動する等して、モニター14に表示される画面が変化しても、変化後の内容はプロジェクター11により投射されない。
また、PC13Aが出力する画像の投射そのものを停止する場合には、PC13Aが表示する制御用画面200上の候補表示領域208において、PC13Aに対応する拡大サムネイル画像209を候補表示領域208の外にドラッグする操作を行えば良い。この場合、PC13Aの画像出力部130Dは、プロジェクター11への画像データの出力を停止し、表示装置制御部130Cは、PC13Aからの画像データに対応する画像の投射終了を指示する制御情報をプロジェクター11に出力する。この制御情報を受信したプロジェクター11は、画像選択表示部103Cの制御により、送信元のPC13Aに対応する画像を画像バッファー110Aから削除して、表示不可とするとともに、この画像を含まない画像の表示信号を画像生成部107Cにより生成させる。
【0047】
停止アイコン215の操作後、出力実行アイコン216が操作されると、画像出力部130Dはプロジェクター11へ出力する画像の更新を再開する。画像出力部130Dは、出力実行アイコン216の操作時点または操作直後から、モニター14に表示中の画像と同じ画像を表示するための画像データを生成してプロジェクター11に出力し、その後は所定時間毎に画像データを更新して出力する。
また、ミュートアイコン217が操作されると、画像出力部130Dは、プロジェクター11へ出力する画像データを、ミュート用の画像データに置き換えて出力する。ミュート用の画像データは、例えば全面が黒一色となった画像のデータである。これにより、ミュートアイコン217の操作中はプロジェクター11が投射する画像が黒一色に切り替わる。ミュートアイコン217は、停止アイコン215とほぼ同様に、モニター14における画面をスクリーンSCに投射されないようにすることができるが、停止アイコン215とは異なり、スクリーンSC上の画像そのものをブラックアウトさせることができる。このため、例えば、一時的に、一つのPC13が出力した画像データに対応する画像のみがスクリーンSCに投射される状態に切り替えることができる。
【0048】
ここで、選択されていないPC13(ここではPC13B(図中PC2)、PC13D(図中PC4))が出力する画像データに基づく画像をプロジェクター11により投射させる場合には、図3(A)に示すように、サムネイル画像表示領域205に表示されたサムネイル画像204を、候補表示領域208にドラッグする操作を行えばよい。図3(A)の例ではPC13D(図中PC4)に対応するサムネイル画像204がドラッグ操作される。この操作に対応して、制御用画面200では、例えば図3(A)に示すように、ポインター218とともにサムネイル画像204が移動するように表示される。ドラッグ操作が行われている間は、図3(B)に示すように、プロジェクター11がスクリーンSCに投射する投射画像300に変化はない。
【0049】
図4(A)に示すように、ドラッグされたサムネイル画像204が候補表示領域208の選択枠210内に移動された場合、このサムネイル画像204に対応するPC13Dが出力する画像データに基づく画像が、表示対象として選択される。PC13Aの選択部130Bは、ドラッグ操作により選択されたPC13Dを特定し、表示装置制御部130Cは、PC13Dが出力する画像データに基づく画像を投射するよう指示する制御情報を生成して、プロジェクター11に出力する。これにより、図4(B)に示すように、プロジェクター11は、新たに選択されたPC13Dが出力する画像データに基づく出力画像311を含む投射画像310を、スクリーンSCに投射する。この操作後は、図4(A)に示すように、PC13Dに対応するサムネイル画像204に、選択枠213が表示される。
【0050】
なお、図3(A)に示すようなドラッグ操作によって、すでに拡大サムネイル画像209が配置された位置に別のPC13に対応するサムネイル画像204が移動された場合には、先に配置されていた拡大サムネイル画像209に対応するPC13の画像の出力は停止され、このPC13は非選択状態となる。この操作を検出したPC13Aの選択部130Bは各PC13の選択状態を変更し、表示装置制御部130Cは、変更後の各PC13の選択状態に対応する制御情報を生成してプロジェクター11に出力する。また、制御用画面200においては、非選択状態となったPC13に対応するサムネイル画像202、204から、選択枠212または選択枠213が消去される。ここで、PC13のIDに付された選択枠206も消去してもよい。
【0051】
このように、プロジェクター11に接続されたPC13のうち少なくとも一部が、制御用画面200を表示し、制御用画面200の表示中における操作に応じて、プロジェクター11が投射する画像を選択することが可能であり、制御用画面200においては各PC13が出力する画像データに対応するサムネイル画像が表示される。このため、各PC13が実際に出力している画像データの内容を確認しながら、選択操作を行えるという利点がある。
【0052】
ところで、図2〜図4を参照して説明した操作は、いずれか一つのPC13(上記の例ではPC13A)で実行されるほか、複数のPC13において同時に実行されてもよい。すなわち、通信ネットワーク17に接続された複数のPC13のうち、複数のPC13が制御プログラム134Aを実行して、制御用画面200を表示し、各PC13において個別に操作が行われてもよい。この場合、各PC13は独立して、ユーザーによる操作に応じて制御情報を生成し、プロジェクター11に出力する。プロジェクター11は、いずれのPC13から送信された制御情報であっても受信し、受信した制御情報に従って制御部103が動作する。ここで、制御部103は、制御情報の受信順に動作し、プロジェクター11の投射状態は、最新の制御情報に従った表示状態となる。これにより、PC13相互間でプロジェクター11の制御に関する調整を行う必要がないので、通信ネットワーク17及び各PC13の負荷の増大を抑え、PC13を操作するユーザーは自由に投射状態を制御できる。
【0053】
また、本実施形態では、各PC13が出力している画像データに対応するサムネイル画像をプロジェクター11が生成し、プロジェクター11から各PC13に送信する構成となっている。ここで、PC13が画像データを出力し、プロジェクター11がサムネイル画像を送信する一連の動作について、フローチャートを参照して説明する。
【0054】
図5は、表示システム10の動作を示すフローチャートであり、(A)はPC13の動作を示し、(B)は新たに画像データの出力を開始するPC13の動作を示し、(C)はプロジェクター11の動作を示す。
新たに画像データを出力するPC13は、ユーザーの操作に応じて画像出力部130Dの機能を実行し(図5(B)ステップS11)、ユーザーの操作によってプロジェクター11の画像投射に参加するよう指示されると(ステップS12)、参加を指示するコマンドと、当該PC13を識別するIDやネットワークアドレス等を含む制御情報をプロジェクター11に出力する(ステップS13)。さらに、PC13は、モニター14に表示中の画像と同じ画像を表示するための画像データを生成してプロジェクター11に出力する(ステップS14)。
【0055】
プロジェクター11は、PC13から参加を指示するコマンドを含む制御情報を受信すると(図5(C)ステップS21)、このPC13からの画像データを受信するまで待機する(ステップS22)。そして、新たに参加するPC13からの画像データを受信すると(ステップS22;Yes)、受信した画像データを画像バッファー110Aに格納するとともに、この画像データに基づくサムネイル画像を生成する(ステップS23)。また、プロジェクター11は、以前から画像データを出力している各PC13から受信した画像データに基づいてサムネイル画像を生成し、更新する(ステップS24)。その後、プロジェクター11は、新たに参加したPC13に対応するサムネイル画像と、既存の各PC13の更新後のサムネイル画像とを、通信ネットワーク17を介して接続された全てのPC13に送信する(ステップS25)。
【0056】
新たに参加したPC13は、プロジェクター11から送信されたサムネイル画像を受信して(ステップS15)、受信したサムネイル画像を、制御用画面200に表示する(ステップS16)。ここで、新たに参加したPC13が制御用画面200を表示しない場合は、ステップS16を行わず処理を終了する。
一方、既存のPC13においても、プロジェクター11から送信されたサムネイル画像を受信して(図5(A)ステップS31)、受信したサムネイル画像を、制御用画面200に表示する(ステップS32)。
【0057】
以上のように、本発明を適用した実施形態に係る表示システム10によれば、それぞれ画像供給装置として画像を出力する複数のPC13と、プロジェクター11とを備え、少なくとも一部のPC13は、画像供給装置としての各PC13が出力する画像データに基づく画像をモニター14に表示する表示処理部130Aと、制御用画面200の表示中に入力部135が検出した操作に応じて一部のPC13を選択する選択部130Bと、選択部130Bにより選択されたPC13が出力する画像データに基づく画像をプロジェクター11により表示させる表示装置制御部130Cとを備え、表示処理部130Aは、各PC13が出力中の画像に対応するサムネイル画像をモニター14に表示し、選択部130Bは、モニター14に表示されたサムネイル画像のうち一部を選択する操作に対応して、選択されたサムネイル画像に対応するPC13を選択し、表示装置制御部130Cは、選択されたPC13が出力する画像データに基づく画像をスクリーンSCに投射するよう指示する制御情報を生成して、プロジェクター11に出力する。これにより、制御用画面200に並べて表示されたサムネイル画像の中から所望のサムネイル画像を選択する操作によって、複数のPC13から所望のPC13を容易に選択し、選択したPC13が出力する画像データに基づく画像をプロジェクター11により表示させることができる。
【0058】
また、プロジェクター11は、画像を出力する複数のPC13に接続され、スクリーンSCに画像を表示する投射部30と、PC13から送信される画像を通信I/F101を介して受信する通信制御部103Aと、通信制御部103Aにより受信した画像に基づいてサムネイル画像を生成するサムネイル画像処理部103Bとを備え、生成されたサムネイル画像を、通信制御部103Aにより、複数のPC13のうち少なくとも一部に送信し、サムネイル画像を送信したPC13から、いずれか一または複数のPC13を指定する制御情報が送信された場合に、画像選択表示部103Cによって、この制御情報により指定されたPC13が出力する画像データに基づく画像をスクリーンSCに投射する。
また、PC13の表示処理部130Aは、各々のPC13が出力中の画像データに基づくサムネイル画像がプロジェクター11から送信された場合に、このサムネイル画像を受信してモニター14に並べて表示する。
これにより、PC13は、プロジェクター11が送信したサムネイル画像を受信して表示することで、サムネイル画像を生成するための処理負荷及び通信データ量を抑えることができる。そして、並べて表示されたサムネイル画像204に基づいて各PC13が出力する画像データの内容を容易に把握することができる。
【0059】
また、PC13は、表示処理部130Aによって、選択部130Bにより選択されたPC13に対応するサムネイル画像を、他のPC13に対応するサムネイル画像とは異なる表示態様で表示する。例えば、図2(A)に示す制御用画面200において、選択されたPC13に対応する拡大サムネイル画像209を、選択枠210により強調表示する。これにより、プロジェクター11により表示されている画像を容易に確認できる。
【0060】
また、制御プログラム134Aを実行してプロジェクター11を制御するPC13は、他のPC13と同様にプロジェクター11に画像データを出力する画像出力部130Dを備え、表示処理部130Aは、他の各PC13が出力する画像データに基づいて生成されたサムネイル画像とともに、画像出力部130Dが出力する画像に基づいて生成されたサムネイル画像をモニター14に並べて表示する。
例えば、図2(A)に示す制御用画面200において、PC13Aが出力する画像データに対応するサムネイル画像202とともに、他のPC13B〜13Dが出力する画像データに対応するサムネイル画像204を表示する。これにより、プロジェクター11を制御してPC13A〜13Dを選択するPC13Aそれ自体が、他のPC13B〜13Dと同様に画像を出力できる。また、PC13Aを含む複数のPC13A〜13Dが出力する画像データの中から、簡単な操作によって所望の画像データを選択できる。
【0061】
また、表示処理部130Aは、各PC13が出力中の画像の変化に対応して、モニター14に表示するサムネイル画像の表示を所定時間毎に更新するので、各PC13が出力する画像の状態がサムネイル画像に良好に反映される。
【0062】
上記構成においては、各PC13が出力している画像データに対応するサムネイル画像をプロジェクター11が生成し、プロジェクター11から各PC13に送信する構成となっているが、通信ネットワーク17に接続された少なくとも一つのPC13がサムネイル画像配信サーバーとして機能し、サムネイル画像を生成して各PC13に送信することも可能である。当該PC13は、他の各PC13が出力する画像データを、通信ネットワーク17を介して取得し、各PC13に対応するサムネイル画像を、他のPC13に送信する。この場合のサムネイル画像の送信先は、制御用画面200による制御を行うPC13に限定してもよい。また、各PC13が、プロジェクター11とともに、サムネイル画像配信サーバーとして機能するPC13に対しても画像データを出力する構成としてもよく、この場合には、サムネイル画像配信サーバーとなるPC13は、他のPC13から送信される画像データを順次取得してサムネイル画像を生成及び配信すれば良い。
【0063】
なお、上述した実施形態は本発明を限定するものではなく、上記実施形態とは異なる態様として本発明を適用することも可能である。例えば、上記実施形態において、通信ネットワーク17に接続されるPC13の数には制限はなく、通信ネットワーク17を介してプロジェクター11に接続するPC13の数も制限されない。また、プロジェクター11が分割表示状態で表示を行う場合の表示数についても任意である。
また、例えば、上記実施形態ではスクリーンSCの正面に設置されたプロジェクター11が、前方に画像を投射する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、スクリーンSCが透過型のスクリーンとして構成され、プロジェクター11がスクリーンSCの背面側から画像を投射する構成に本発明を適用することも勿論可能である。さらに、本発明の表示装置は、スクリーンSCに画像を投射するプロジェクターに限定されず、液晶表示パネルに画像を表示する液晶モニターまたは液晶テレビ、或いは、PDP(プラズマディスプレイパネル)に画像を表示するモニター装置またはテレビ受像機、OLED(Organic Light-emitting-diode)、OEL(Organic Electro-Luminescence)等と呼ばれる有機EL表示パネルに画像を表示するモニター装置またはテレビ受像機等の自発光型の表示装置など、各種の表示装置も本発明の表示装置に含まれ、入力された画像信号に基づく画像をカラー表示することができる携帯型の表示装置も含まれる。この場合、液晶表示パネル、プラズマディスプレイパネル、有機EL表示パネルが変調手段に相当する。
【0064】
また、例えば、上記実施形態では、プロジェクター11に画像データを供給する画像供給装置としてPC13を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、プロジェクター11と通信可能に接続され、画像データをプロジェクター11に出力する機能を有する装置であれば特に制限はなく、例えば、携帯型電話としての通話機能及び無線電話回線を介した通信機能を有する装置や、携帯型ビデオゲーム機、電子書籍閲覧端末等の各種の携帯機器に本発明を適用することも可能である。
【0065】
さらに、上記実施形態において、記憶部134が記憶していた制御プログラム134Aや記憶部105が記憶していた制御プログラム105A等を、可搬型の記録媒体に記憶した構成とすることも可能であるし、PC13及びプロジェクター11が、通信ネットワーク17を介して接続された他の装置からダウンロード可能な構成としてもよい。
また、図2に示した表示システム10の各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現されている機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現されている機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、表示システム10の具体的な細部構成について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
【符号の説明】
【0066】
10…表示システム、11…プロジェクター(画像表示装置)、13、13A〜13D…PC、14…モニター(表示画面)、17…通信ネットワーク、30…投射部(画像表示手段)、103…制御部、103A…通信制御部(受信手段、送信手段)、103B…サムネイル画像処理部(画像処理手段)、103C…画像選択表示部(画像選択表示手段)、105…記憶部、105A…制御プログラム、107…表示制御部、107B…画面分割処理部、107C…画像生成部、110…バッファー部、110A…画像バッファー、130…制御部、130A…表示処理部(表示手段)、130B…選択部(選択手段)、130C…表示装置制御部(表示装置制御手段)、130D…画像出力部(画像出力手段)、134…記憶部、134A…制御プログラム、200…制御用画面、202…サムネイル画像、204…サムネイル画像、209…拡大サムネイル画像、206、210、212、213…選択枠、SC…スクリーン(表示面)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれ画像データを出力する複数の画像供給装置とともに画像表示装置に接続された表示制御装置であって、
各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を表示画面に表示するとともに、各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づいて生成されたサムネイル画像を前記表示画面に表示する表示手段と、
前記表示画面に表示された前記サムネイル画像のうち一部を選択する操作に対応して、選択された前記サムネイル画像に対応する前記画像供給装置を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を、前記画像表示装置により表示させる表示装置制御手段と、
を備えたことを特徴とする表示制御装置。
【請求項2】
前記画像供給装置と同様に前記画像表示装置に画像データを出力する画像出力手段を備え、
前記表示手段は、各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づいて生成された前記サムネイル画像とともに、前記画像出力手段が出力する画像データに基づいて生成された前記サムネイル画像を前記表示画面に表示すること、を特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記表示手段は、前記選択手段により選択された前記画像供給装置に対応する前記サムネイル画像を、他の前記画像供給装置に対応する前記サムネイル画像とは異なる表示態様で表示すること、を特徴とする請求項1または2記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記表示手段は、前記表示画面に表示する前記サムネイル画像を所定時間毎に更新すること、を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記表示手段は、各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づいて生成された前記サムネイル画像が前記画像表示装置から送信された場合に、この前記サムネイル画像を受信して前記表示画面に表示すること、を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の表示制御装置。
【請求項6】
画像データを出力する複数の画像供給装置に接続され、
表示面に画像を表示する画像表示手段と、
前記画像供給装置から送信される画像データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した画像データに基づいてサムネイル画像を生成する画像処理手段と、
前記画像処理手段により生成された前記サムネイル画像を、複数の前記画像供給装置のうち少なくとも一部に送信する送信手段と、
前記サムネイル画像を送信した前記画像供給装置から、いずれか一または複数の前記画像供給装置を指定する制御情報が送信された場合に、この前記制御情報により指定された前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を前記表示手段により表示する画像選択表示手段と、
を備えることを特徴とする画像表示装置。
【請求項7】
それぞれ画像データを出力する複数の画像供給装置と、これら複数の画像供給装置から出力される画像データに基づく画像を表示する画像表示装置とを備え、
少なくとも一部の前記画像供給装置は、
各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を表示画面に表示するとともに、各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づいて生成されたサムネイル画像を前記表示画面に表示する表示手段と、
前記表示画面に表示された前記サムネイル画像のうち一部を選択する操作に対応して、選択された前記サムネイル画像に対応する前記画像供給装置を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を、当該選択された画像表示装置により表示させる表示装置制御手段と、を備え、
前記画像表示装置は、いずれかの前記画像供給装置が備える前記表示装置制御手段により送信される制御情報に従って、選択された前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を表示すること、
を特徴とする表示システム。
【請求項8】
それぞれ画像データを出力する複数の画像供給装置と、これら複数の画像供給装置から出力される画像データに基づく画像を表示する画像表示装置とを備えた表示システムの制御方法であって、
少なくとも一部の前記画像供給装置により、
各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を表示画面に表示するとともに、各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づいて生成されたサムネイル画像を前記表示画面に表示し、
前記表示画面に表示された前記サムネイル画像のうち一部を選択する操作に対応して、選択された前記サムネイル画像に対応する前記画像供給装置を選択し、
選択された前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を表示するための制御情報を前記画像表示装置に送信し、
前記画像表示装置により、
いずれかの前記画像供給装置が送信する制御情報に従って、選択された前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を表示する、
ことを特徴とする表示システムの制御方法。
【請求項9】
それぞれ画像データを出力する複数の画像供給装置とともに画像表示装置に接続された表示制御装置を制御するコンピューターが実行可能なプログラムであって、
前記コンピューターを、
各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を表示画面に表示するとともに、各々の前記画像供給装置が出力する画像データに基づいて生成されたサムネイル画像を前記表示画面に表示する表示手段と、
前記表示画面に表示された前記サムネイル画像のうち一部を選択する操作に対応して、選択された前記サムネイル画像に対応する前記画像供給装置を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された前記画像供給装置が出力する画像データに基づく画像を前記画像表示装置により表示させる表示装置制御手段と、
して機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−61380(P2013−61380A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−197983(P2011−197983)
【出願日】平成23年9月12日(2011.9.12)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】