説明

表示制御装置および方法、並びにプログラム

【課題】装置のソフトウェアのバージョンに対応した部品であるかを一目で確認させる。
【解決手段】確認画面表示制御部は、写真シール作成装置を構成する部品が、写真シール作成装置のソフトウェアのバージョンに対応した部品であるかの確認を受け付けるための確認画面の表示を制御し、入力受付制御部は、確認画面に対する確認の入力の受け付ける。このとき、確認画面表示制御部は、確認画面に、記憶部に記憶されている、ソフトウェアのバージョンに対応した部品のデザインを表すデザイン画像を表示させ、入力受付制御部は、写真シール作成装置を構成する部品が、表示されたデザイン画像に対応するかの確認の入力の受け付ける。本発明は、例えば、写真シール作成装置に適用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示制御装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、装置のソフトウェアのバージョンに対応した部品であるかを一目で確認させることができるようにする表示制御装置および方法、並びにプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
利用者を撮影し、撮影画像に対して利用者に編集を行わせ、編集後の画像をシール紙に印刷して提供する写真シール機が知られている。このような写真シール機は娯楽(遊戯)施設等の店舗に設置される。
【0003】
従来、店舗側は、設置されている写真シール機のバージョンアップキットが発売されると、これを購入し、写真シール機のバージョンアップを行っている(例えば、特許文献1参照)。バージョンアップキットには、ソフトウェアのバージョンアップ用CD(Compact Disc)と、写真シール機の筐体を構成する、そのバージョンに対応した部品(例えば、カーテン等)とが含まれる。写真シール機のバージョンアップの際には、写真シール機のメンテナンスモードのバージョンアップメニューから、バージョンアップ用CDを用いてソフトウェアのバージョンアップが行われるとともに、筐体を構成する部品がそのバージョンに対応する部品(以下、バージョン対応部品ともいう)に取り替えられる。
【0004】
一方で、店舗側は、写真シール機の新機種発売時などにその新機種を購入した場合、既に設置されている写真シール機(以下、既設機種ともいう)を移動する等して、店舗内の配置替えを行い、新機種を設置する。しかしながら、店舗の面積に対して、写真シール機の台数が超えてしまい、新機種を設置できない場合もある。このような場合、店舗側は、利用者のニーズを考慮し、新機種の設置を優先させるために、既設機種を別店舗に移設したりする。移設先の店舗においては、移設された写真シール機(既設機種)を構成する部品が全て揃っているか等の確認が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−112335号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、店舗側においては、既設機種のバージョンアップキットを購入した際、ソフトウェアのバージョンアップだけを行い、バージョン対応部品への取り替えを行わないことがある。このような店舗から別店舗へ既設機種が移設された場合、移設先の店舗側においては、移設された写真シール機(既設機種)を構成する部品がソフトウェアのバージョンに対応していないことに気づかずに、移設された写真シール機を設置してしまう恐れがある。
【0007】
また、店舗側において、既設機種のバージョンアップキットを購入したものの、写真シール機のバージョンアップを行うより前に新機種を購入した際、ソフトウェアのバージョンアップもバージョン対応部品への取り替えも行わずに、既設機種を別店舗へ移設する場合がある。このような場合、移設先の店舗側において、移設された写真シール機(既設機種)のソフトウェアのバージョンアップとバージョン対応部品への取り替えが行われることになるが、ソフトウェアのバージョンに、バージョン対応部品が正しく対応しているかを確認する術はなかった。
【0008】
このように、写真シール機の移設前にソフトウェアのバージョンアップを行った場合や、移設後にソフトウェアのバージョンアップを行う場合など、移設前の店舗でバージョンアップキットが購入された場合には、移設後の店舗において、筐体を構成する部品がソフトウェアのバージョンに対応する部品であるかを確認することができなかった。
【0009】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、装置のソフトウェアのバージョンに対応した部品を一目で確認させることができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一側面の表示制御装置は、装置を構成する部品が、前記装置のソフトウェアのバージョンに対応した前記部品であるかの確認を受け付けるための確認画面の表示を制御する表示制御手段と、前記確認画面に対する確認の入力の受け付ける入力受付手段と、前記ソフトウェアの前記バージョンに対応した前記部品のデザインを表すデザイン画像を記憶する記憶手段とを備え、前記表示制御手段は、前記確認画面に、前記記憶手段に記憶されている前記デザイン画像を表示させ、前記入力受付手段は、前記装置を構成する部品が、表示された前記デザイン画像に対応するかの確認の入力を受け付ける。
【0011】
前記記憶手段には、前記ソフトウェアの更新に用いられた更新用プログラムのバージョンに対応した前記部品の前記デザイン画像である更新後デザイン画像と、更新前の前記ソフトウェアの更新に用いられた前記更新用プログラムのバージョンに対応した前記部品の前記デザイン画像である更新前デザイン画像とを記憶させ、前記表示制御手段には、前記確認画面に、前記記憶手段に記憶されている前記更新後デザイン画像と前記前記更新前デザイン画像とを表示させ、前記入力受付手段には、前記装置を構成する部品が、表示された前記更新後デザイン画像または前記更新前デザイン画像のいずれに対応するかの確認の入力の受け付けさせることができる。
【0012】
前記記憶手段には、前記ソフトウェアの更新に用いられた更新用プログラムの全てのバージョンに対応した前記部品の前記デザイン画像を記憶させ、前記表示制御手段には、前記更新用プログラムの全てのバージョンのうちのいずれかの選択を受け付ける選択画面を表示させた後、前記確認画面に、前記記憶手段に記憶されている前記デザイン画像のうちの、前記選択画面において選択された前記更新用プログラムの前記バージョンに対応した前記部品の前記デザイン画像を表示させることができる。
【0013】
前記表示制御手段には、前記確認画面に、前記ソフトウェアの前記バージョンに対応した前記部品の前記デザイン画像とともに、前記装置を構成する前記部品が適切な状態であるか否かの入力を受け付けるためのGUI画像を表示させ、前記入力受付手段には、前記GUI画像に対する前記部品が適切な状態であるか否かの入力の受け付けさせ、前記表示制御装置には、前記GUI画像への入力に基づいて、前記装置を構成する前記部品の状態を表すチェック結果データを生成する生成手段をさらに設けることができる。
【0014】
前記表示制御装置には、前記チェック結果データの印刷を制御する印刷制御手段をさらに設けることができる。
【0015】
前記印刷制御手段には、前記チェック結果データに基づいて、前記装置を構成している前記部品であって、前記ソフトウェアの前記バージョンに対応していない前記部品のリストの印刷を制御させることができる。
【0016】
前記表示制御装置には、通信ネットワークを介して接続されているサーバであって、前記装置の前記ソフトウェアの前記バージョンを管理するサーバへの、前記チェック結果データの送信を制御する送信制御部をさらに設けることができる。
【0017】
前記装置は、利用者を被写体として撮影し、得られた画像に対して利用者に編集入力を行わせ、前記画像を所定のシール紙に印刷して写真シール紙を作成する写真シール作成装置であるようにすることができる。
【0018】
本発明の一側面の表示制御方法は、装置を構成する部品が、前記装置のソフトウェアのバージョンに対応した前記部品であるかの確認を受け付けるための確認画面の表示を制御する表示制御手段と、前記確認画面に対する確認の入力の受け付ける入力受付手段と、前記ソフトウェアの前記バージョンに対応した前記部品のデザインを表すデザイン画像を記憶する記憶手段とを備える表示制御装置の表示制御方法であって、前記表示制御手段が、前記確認画面に、前記記憶手段に記憶されている前記デザイン画像を表示させ、前記入力受付手段が、前記装置を構成する部品が、表示された前記デザイン画像に対応するかの確認の入力の受け付ける。
【0019】
本発明の一側面のプログラムは、装置を構成する部品が、前記装置のソフトウェアのバージョンに対応した前記部品であるかの確認を受け付けるための確認画面の表示を制御する表示制御ステップと、前記確認画面に対する確認の入力の受け付ける入力受付ステップとを含む処理をコンピュータに実行させ、前記表示制御ステップの処理は、前記確認画面に、前記ソフトウェアの前記バージョンに対応した前記部品のデザインを表すデザイン画像を記憶する記憶手段に記憶されている前記デザイン画像を表示させ、前記入力受付ステップの処理は、前記装置を構成する部品が、表示された前記デザイン画像に対応するかの確認の入力の受け付ける。
【0020】
本発明においては、装置を構成する部品が、装置のソフトウェアのバージョンに対応した部品であるかの確認を受け付けるための確認画面の表示が制御され、確認画面に対する確認の入力が受け付けられ、ソフトウェアのバージョンに対応した部品のデザインを表すデザイン画像が記憶される。確認画面には、記憶されているデザイン画像が表示され、装置を構成する部品が、表示されたデザイン画像に対応するかの確認の入力が受け付けられる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、装置のソフトウェアのバージョンに対応した部品を一目で確認させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】写真シール作成装置の外観の構成例を示す斜視図である。
【図2】カーテンを取り付けた状態の写真シール作成装置の外観を示す斜視図である。
【図3】写真シール作成装置の外観を他の角度からみた斜視図である。
【図4】利用者の移動について説明する図である。
【図5】撮影部の構成例を示す図である。
【図6】撮影部の色について説明する図である。
【図7】背景部の構成例を示す図である。
【図8】編集部の構成例を示す図である。
【図9】事後接客部の構成例を示す図である。
【図10】写真シール作成装置の内部の構成例を示すブロック図である。
【図11】制御部の構成例を示す機能ブロック図である。
【図12】バージョン確認処理について説明するフローチャートである。
【図13】バージョン確認処理における確認画面の表示例を示す図である。
【図14】バージョン確認処理における確認画面の表示例を示す図である。
【図15】バージョン確認処理における確認画面の表示例を示す図である。
【図16】バージョン確認処理における選択画面の表示例を示す図である。
【図17】サーバの構成例を示す機能ブロック図である。
【図18】管理データの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
[写真シール作成装置の外観構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る写真シール作成装置1の外観の構成例を示す斜視図である。
【0024】
写真シール作成装置1は、撮影や編集等の作業を利用者にゲームとして行わせ、撮影画像や編集済み画像を提供する代わりに利用者より代金を受け取るゲーム機である。写真シール作成装置1はゲームセンタなどの店舗に設置される。利用者は1人であることもあるし、複数人であることもある。
【0025】
写真シール作成装置1が提供するゲームで遊ぶ利用者は、代金を投入し、自身が被写体となって撮影を行い、撮影によって得られた撮影画像の中から選択した編集対象の画像に対して、手書きの線画やスタンプ画像を合成する編集機能を用いて編集を行うことにより、撮影画像を彩り豊かな画像にする。利用者は、編集済みの画像が印刷されたシール紙を受け取って一連のゲームを終了させることになる。
【0026】
図1に示すように、写真シール作成装置1は、主に、撮影ユニット11、編集部12、および事後接客部13から構成される。撮影ユニット11と編集部12が接した状態で設置され、編集部12と事後接客部13が接した状態で設置される。
【0027】
撮影ユニット11は、撮影部21と背景部22から構成される。撮影部21と背景部22は所定の距離だけ離れて設置され、撮影部21と背景部22の間に形成される空間である撮影空間において撮影処理が行われる。
【0028】
撮影部21は撮影処理を利用者に行わせる装置である。撮影部21は、撮影空間に入り、撮影処理を行っている利用者の正面に位置する。撮影空間を正面に望む面を構成する撮影部21の正面パネル41には、撮影処理時に利用者により用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。撮影空間にいる利用者から見て左側の面を左側面、右側の面を右側面とすると、撮影部21の左側面が側面パネル42Aにより構成され、右側面が側面パネル42Bにより構成される。
【0029】
背景部22は、正面を向いて撮影処理を行っている利用者の背面側に位置する板状の部材である背面パネル51、背面パネル51の左端に取り付けられ、側面パネル42Aより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52A、および、背面パネル51の右端に取り付けられ、側面パネル42Bより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52B(図3)から構成される。
【0030】
撮影部21の左側面を構成する側面パネル42Aと背景部22の側面パネル52Aは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Aによって連結される。また、撮影部21の右側面を構成する側面パネル42Bと背景部22の側面パネル52Bは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Bによって連結される。
【0031】
撮影部21の側面パネル42A、連結部23A、および背景部22の側面パネル52Aに囲まれることによって形成される開口が撮影空間の出入り口G1となる。撮影部21の側面パネル42B、連結部23B、および背景部22の側面パネル52Bに囲まれることによって形成される開口も撮影空間の出入り口G2となる。
【0032】
背景部22の上部には、背面パネル51、側面パネル52A、および側面パネル52Bに支持される形で背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25には、色または柄の異なる、背景に利用する巻き取り式の背景カーテンが複数収納される。背景カーテンユニット25は、撮影部21に設けられたカメラ等による撮影と連動して動作し、撮影の際に、例えば利用者により選択された色のカーテンを下ろし、その他のカーテンを巻き取る。なお、複数のカーテンを1枚のクロマキ用のカーテンとし、昇降式の背景カーテンとして用意してもよい。また、クロマキ用のカーテンを予め撮影空間の背面に張り付けるとともに、合成用の背景画像を複数種類用意し、編集処理において利用者が所望する背景画像をカーテンの部分に合成することができるようにしてもよい。
【0033】
撮影空間の上方には、撮影部21の正面パネル41、連結部23A、連結部23B、および背景カーテンユニット25に囲まれる開口が形成され、その開口の一部を覆うように天井ストロボユニット24が設けられる。天井ストロボユニット24の一端が連結部23Aに固定され、他端が連結部23Bに固定される。天井ストロボユニット24は、撮影に合わせて撮影空間内に向けて発光するストロボを内蔵する。天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部には蛍光灯が設けられており、撮影空間の照明としても機能する。
【0034】
図2に示すように、撮影空間の上方に形成される開口のうち、天井ストロボユニット24を挟んで前方の部分は天井前方カーテン61で覆われ、後方の部分は天井後方カーテン62で覆われる。天井前方カーテン61の少なくとも内側の色は黒色などの暗い色とされ、天井後方カーテン62の少なくとも内側の色は白色などの明るい色とされる。
【0035】
また、図2に示すように、撮影空間の出入り口G1には側面カーテン63が取り付けられる。側面カーテン63は、2枚のカーテン63Aおよびカーテン63Bから構成される。反対側の出入り口である出入り口G2にも図示せぬ側面カーテンが取り付けられる。撮影空間の出入り口G1およびG2に取り付けられる側面カーテンの少なくとも内側の色は黒色などの暗い色とされる。
【0036】
図1の説明に戻り、編集部12は、撮影処理によって得られた画像を編集する処理である編集処理を利用者に行わせる装置である。編集部12は、一方の側面が撮影部21の正面パネル41の背面に接するように撮影ユニット11に連結して設けられる。編集部12には、編集処理時に利用者により用いられるタブレット内蔵モニタなどの構成が設けられる。
【0037】
図1に示す編集部12の構成を正面側の構成とすると、2組の利用者が同時に編集処理を行うことができるように、編集部12の正面側と背面側には編集処理に用いられる構成がそれぞれ設けられる。
【0038】
編集部12の正面側は、床面に対して垂直な面であり、側面パネル42Aとほぼ平行な面である面71と、面71の上方に形成された斜面72から構成され、編集処理に用いられる構成が斜面72に設けられる。斜面72の左側には、柱状の形状を有し、照明装置74の一端を支持する支持部73Aが設けられる。支持部73Aの上面にはカーテンレール26を支持する支持部75が設けられる。斜面72の右側にも、照明装置74の他端を支持する支持部73B(図3)が設けられる。
【0039】
編集部12の上方にはカーテンレール26が取り付けられる。カーテンレール26は、上から見たときの形状がコの字状となるように3本のレール26A乃至26Cを組み合わせて構成される。平行に設けられるレール26Aと26Bの一端は、連結部23Aと連結部23Bにそれぞれ固定され、他端に残りの一本のレール26Cの両端が接合される。
【0040】
カーテンレール26には、編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間の内部が外から見えないようにカーテンが取り付けられる。カーテンレール26に取り付けられたカーテンにより囲まれる編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間が、利用者が編集処理を行う編集空間となる。
【0041】
図3は、写真シール作成装置1を別の角度から見た斜視図である。
【0042】
事後接客部13は事後接客処理を利用者に行わせる装置である。事後接客処理には、撮影画像や編集済みの画像を携帯電話機などの携帯端末に送信する処理、ミニゲームを利用者に行わせる処理、アンケートに答えさせる処理などが含まれる。
【0043】
図3に示すように、事後接客部13は、所定の厚さを有する板状の筐体を有しており、その背面が編集部12の左側面に接するように編集部12に連結して設けられる。事後接客部13の正面には、事後接客処理時に利用者により用いられるタブレット内蔵モニタや、撮影画像や編集済みの画像が印刷されたシール紙が排出される排出口などが設けられる。事後接客部13の正面前方の空間が、シール紙への印刷が終わるのを待っている利用者が事後接客処理を行う事後接客空間となる。
【0044】
ここで、写真シール作成ゲームの流れと、それに伴う利用者の移動について図4を参照して説明する。図4は、写真シール作成装置1を上から見た平面図である。
【0045】
写真シール作成装置1の利用者は、白抜き矢印#1で示すように出入り口G1から、または白抜き矢印#2で示すように出入り口G2から、撮影部21と背景部22の間に形成された撮影空間A1に入り、撮影部21に設けられたカメラやタッチパネルモニタなど利用して撮影処理を行う。
【0046】
撮影処理を終えた利用者は、白抜き矢印#3で示すように出入り口G1を使って撮影空間A1から出て編集空間A2−1に移動するか、白抜き矢印#4で示すように出入り口G2を使って撮影空間A1から出て編集空間A2−2に移動する。
【0047】
編集空間A2−1は、編集部12の正面側の編集空間であり、編集空間A2−2は、編集部12の背面側の編集空間である。編集空間A2−1と編集空間A2−2のいずれの空間に移動するのかが、撮影部21のタッチパネルモニタの画面表示などによって案内される。例えば2つの編集空間のうちの空いている方の空間が移動先として案内される。編集空間A2−1または編集空間A2−2に移動した利用者は編集処理を開始する。編集空間A2−1の利用者と、編集空間A2−2の利用者は同時に編集処理を行うことができる。
【0048】
編集処理が終了した後、撮影画像や編集済みの画像の中から選択された画像の印刷が開始される。画像の印刷中、編集処理を終えた利用者は、編集空間A2−1で編集処理を行っていた場合には白抜き矢印#5で示すように編集空間A2−1から事後接客空間A3に移動して事後接客処理を行う。また、編集処理を終えた利用者は、編集空間A2−2で編集処理を行っていた場合には白抜き矢印#6で示すように編集空間A2−2から事後接客空間A3に移動し、事後接客空間A3において事後接客処理を行う。
【0049】
画像の印刷が終了したとき、利用者は、事後接客部13に設けられた排出口からシール紙を受け取り、一連の写真シール作成ゲームを終えることになる。
【0050】
[各装置の構成]
次に、各装置の構成について説明する。
【0051】
図5は、撮影部21の正面の構成例を示す図である。撮影部21は、正面パネル41、側面パネル42A、および側面パネル42Bが、箱状の形状を有するベース部43に取り付けられることによって構成される。
【0052】
正面パネル41は撮影空間A1で撮影処理を行う利用者の正面に位置し、側面パネル42Aと側面パネル42Bは、それぞれ、撮影空間A1で撮影処理を行う利用者の左側、右側に位置する。側面パネル42Aの上方には連結部23Aが固定され、側面パネル42Bの上方には連結部23Bが固定される。
【0053】
正面パネル41のほぼ中央には撮影・表示ユニット81が設けられる。撮影・表示ユニット81は、カメラ91、正面ストロボ92、およびタッチパネルモニタ93から構成される。
【0054】
カメラ91は、CCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により構成され、撮影空間A1にいる利用者を撮影する。カメラ91により取り込まれた動画像は、タッチパネルモニタ93にリアルタイムで表示される。利用者により撮影が指示されたときなどの所定のタイミングでカメラ91により取り込まれた画像は撮影画像(静止画像)として保存される。
【0055】
カメラ91を囲むように発光面が設けられた正面ストロボ92は、他のストロボと同様にカメラ91による撮影に合わせて発光し、被写体としての利用者の顔付近を正面から照射する。
【0056】
カメラ91の下側に設けられたタッチパネルモニタ93は、LCD(Liquid Crystal Display)などのモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ93は、カメラ91により取り込まれた動画像を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種のGUI(Graphical User Interface)画像を表示し、利用者の選択操作をタッチパネルにより受け付ける機能とを備えている。タッチパネルモニタ93には、適宜、背景等の画像が合成された後の動画像が表示される。
【0057】
正面パネル41には、撮影・表示ユニット81の位置を基準として、上方に上ストロボ82が設置される。また、左方に左ストロボ83が設置され、右方に右ストロボ84が設置される。撮影・表示ユニット81の下方の位置には、ベース部43の上面が一部突出する形で下ストロボ85が設けられる。
【0058】
上ストロボ82は、利用者を上前方から照射する。左ストロボ83は、利用者を左前方から照射し、右ストロボ84は、利用者を右前方から照射する。下ストロボ85は、利用者を下前方から照射する。
【0059】
ベース部43には利用者の足元を照射する足元ストロボ86も設けられる。上ストロボ82、左ストロボ83、右ストロボ84、下ストロボ85、および足元ストロボ86の内部には蛍光灯が設けられており、天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部の蛍光灯と合わせて、撮影空間A1内の照明として用いられる。
【0060】
足元ストロボ86の右側には、利用者がお金を投入する硬貨投入返却口87が設けられる。
【0061】
下ストロボ85を挟んでベース部43の上面の左右に形成されるスペース43Aおよび43Bは、撮影処理を行う利用者が手荷物等を置くための荷物置き場として用いられる。正面パネル41の例えば天井付近には、撮影処理の案内音声、BGM(Back Ground Music)、効果音等の音を出力するスピーカも設けられる。
【0062】
このような構成を有する撮影部21の各部のうち、正面パネル41、側面パネル42A、側面パネル42B、およびベース部43の撮影空間A1に面する部分の色と、連結部23A、連結部23Bの内側の色は、図6に色を付して示すように黒色などの暗い色とされる。図2を参照して説明したように、撮影空間A1の天井前方の開口に取り付けられる天井前方カーテン61の内側の色と、出入り口G1およびG2に取り付けられるカーテンの内側の色が暗い色であることもあって、撮影空間A1の前方の色は全体的に暗い色となる。
【0063】
後述するように、背景部22には撮影空間A1にいる利用者を背面側から照射するストロボが設けられる。撮影空間A1の前方の色を全体的に暗い色にすることによって、背景部22に設けられるストロボからの光が撮影空間A1内で反射し、利用者を照射してしまうことを防ぐことができ、意図した明るさで撮影を行うことが可能になる。
【0064】
すなわち、背景部22の両端に設けられたストロボからの光のうち、利用者にあたらない光の反射は出入り口G1およびG2に取り付けられた側面カーテンの内側で防ぐことができる。また、撮影部21の正面に設けられた例えば下ストロボ85からの光のうち、利用者にあたらない光の反射は天井前方カーテン61の内側で防ぐことができる。撮影部21の正面に設けられた左ストロボ83および右ストロボ84からの光のうち、利用者にあたらない光の反射は側面パネル42A、側面パネル42Bの内側で防ぐことができる。
【0065】
また、図2を参照して説明したように、撮影空間A1の天井後方の開口に取り付けられる天井後方カーテン62の内側の色は明るい色であり、撮影空間A1の後方の色は全体的に明るい色となる。
【0066】
撮影空間A1の後方の色を全体的に明るい色にすることによって、撮影部21に設けられるストロボからの光を撮影空間A1内で反射させ、利用者を後方から照射することが可能になる。利用者を後方から照射して撮影を行うことによって、逆光で撮影したときと同様に、利用者の輪郭が柔らかい雰囲気で写っている画像を撮影することが可能になる。また、撮影画像から抽出した利用者の部分を他の画像と合成する場合などにクロマキ処理が行われるが、背景を明るくすることによってクロマキ処理を正しく行うことが可能になる。
【0067】
図7は、背景部22の撮影空間A1側の構成例を示す図である。
【0068】
上述したように、背面パネル51の上方には背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25のほぼ中央には、撮影空間A1内で撮影処理を行っている利用者を後方中央から照射する背面中央ストロボ101が取り付けられる。
【0069】
背面パネル51の上方であって、出入り口G1側の位置には、撮影空間A1内で撮影処理を行っている利用者を左後方から照射する背面左ストロボ102が取り付けられる。また、背面パネル51の上方であって、出入り口G2側の位置には、撮影空間A1内で撮影処理を行っている利用者を右後方から照射する背面右ストロボ103が取り付けられる。
【0070】
図8は、編集部12の正面側(編集空間A2−1側)の構成例を示す図である。
【0071】
斜面72のほぼ中央には、タブレット内蔵モニタ131が設けられる。タブレット内蔵モニタ131を挟んで左側にタッチペン132Aが設けられ、右側にタッチペン132Bが設けられる。
【0072】
タブレット内蔵モニタ131は、タッチペン132Aまたは132Bを用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ131には、例えば、編集対象画像として選択された撮影画像の編集に用いられる画面である編集画面が表示される。2人で同時に編集作業を行う場合、タッチペン132Aは一方の利用者により用いられ、タッチペン132Bは他方の利用者により用いられる。
【0073】
編集部12の左側には事後接客部13が設けられる。
【0074】
図9は、事後接客部13の正面側の構成例を示す図である。
【0075】
事後接客部13の上方中央にはタブレット内蔵モニタ161が設けられる。タブレット内蔵モニタ161を挟んで左側にタッチペン162Aが設けられ、右側にタッチペン162Bが設けられる。タブレット内蔵モニタ161もタブレット内蔵モニタ131と同様に、タッチペン162Aまたは162Bを用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ161には、ミニゲームなどの事後接客処理に用いられる画面が表示される。
【0076】
タブレット内蔵モニタ161の下には非接触型ICリーダ/ライタ163が設けられ、非接触型ICリーダ/ライタ163の下には写真シール排出口164が設けられる。写真シール排出口164の下にはスピーカ165が設けられる。
【0077】
非接触型ICリーダ/ライタ163は、近接された非接触型ICと通信を行い、非接触型ICからのデータの読み出しや非接触型ICに対するデータの書き込みを行う。
【0078】
写真シール排出口164には、編集空間A2−1の利用者が編集処理を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙、または、編集空間A2−2の利用者が編集処理を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙が排出される。編集部12の内部にはプリンタが設けられており、画像の印刷がそのプリンタにより行われる。
【0079】
スピーカ165は、事後接客処理の案内音声、BGM、効果音等の音を出力する。
【0080】
[写真シール作成装置の内部構成]
次に、写真シール作成装置1の内部構成について説明する。図10は、写真シール作成装置1の内部の構成例を示すブロック図である。上述した構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
【0081】
制御部201はCPU(Central Processing Unit)などよりなり、ROM(Read Only Memory)206や記憶部202に記憶されているプログラムを実行し、写真シール作成装置1の全体の動作を制御する。制御部201には、記憶部202、通信部203、ドライブ204、ROM206、RAM(Random Access Memory)207が接続される。制御部201には、撮影部208、編集部209、事後接客部210、および印刷部211の各構成も接続される。
【0082】
記憶部202は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体からなり、制御部201から供給された各種の設定情報や画像情報(画像)を記憶する。記憶部202に記憶されている情報は制御部201により適宜読み出される。
【0083】
通信部203はインターネットなどのネットワークのインタフェースであり、制御部201による制御に従って外部の装置と通信を行う。
【0084】
ドライブ204には、光ディスクや半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア205が適宜装着される。ドライブ204によりリムーバブルメディア205から読み出されたコンピュータプログラムやデータは、制御部201に供給され、記憶部202に記憶されたり、インストールされたりする。
【0085】
ROM206には、制御部201において実行されるプログラムやデータが記憶されている。RAM207は、制御部201が処理するデータやプログラムを一時的に記憶する。
【0086】
撮影部208は、撮影空間A1における撮影処理を行う構成である硬貨処理部221、背景制御部222、照明制御部223、カメラ91、タッチパネルモニタ93、およびスピーカ224から構成される。
【0087】
硬貨処理部221は、硬貨投入返却口87に対する硬貨の投入を検出する。硬貨処理部221は、300円などの所定の金額分の硬貨が投入されたことを検出した場合、そのことを表す起動信号を制御部201に出力する。
【0088】
背景制御部222は、制御部201より供給される背景制御信号に従って背景カーテンユニット25に収納されている背景カーテンの上げ下ろしを行う。背景カーテンの選択が利用者により手動で行われるようにしてもよい。
【0089】
照明制御部223は、制御部201より供給される照明制御信号に従って、撮影空間A1内の各ストロボの発光を制御する。上述したように、撮影空間A1には、天井ストロボユニット24のストロボの他に、撮影部21に設けられる上ストロボ82、左ストロボ83、右ストロボ84、下ストロボ85、足元ストロボ86と、背景部22に設けられる背面中央ストロボ101、背面左ストロボ102,背面右ストロボ103が設けられる。各ストロボの内部には蛍光灯も設けられる。
【0090】
カメラ91は、制御部201による制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた画像を制御部201に出力する。
【0091】
編集部209Aは、編集空間A2−1における編集処理を行う構成として編集部12の正面側に設けられるタブレット内蔵モニタ131、タッチペン132A,132B、およびスピーカ231から構成される。編集部209Bも編集部209Aと同一の構成を有しており、編集空間A2−2における編集処理を行う。
【0092】
タブレット内蔵モニタ131は、制御部201による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対する利用者の操作を検出する。利用者の操作の内容を表す信号は制御部201に供給され、編集対象の撮影画像の編集が行われる。
【0093】
事後接客部210は、事後接客空間A3における事後接客処理を行う構成であるタブレット内蔵モニタ161、タッチペン162A,162B、非接触型ICリーダ/ライタ163、およびスピーカ165から構成される。
【0094】
印刷部211は、印刷処理を行う構成であるプリンタ241、およびシール紙ユニット242から構成される。プリンタ241は、撮影画像、または編集処理によって得られた編集済みの画像を、プリンタ241に装着されたシール紙ユニット242に収納されているシール紙に印刷し、写真シール排出口164に排出する。一点鎖線で囲んで示す事後接客部210と印刷部211が、事後接客空間A3にいる利用者を相手とした処理を行う構成となる。
【0095】
以上のような構成により、写真シール作成装置1は、利用者に対して写真シール作成ゲームを提供することができる。一方で、写真シール作成装置1は、写真シール作成装置1が設置される店舗の店員や、写真シール作成装置1を管理する事業者から派遣された保守員に対して、写真シール作成装置1のメンテナンス作業を行わせることもできる。具体的には、写真シール作成装置1の動作モードには、写真シール作成ゲームを提供するゲームモードと、メンテナンス作業を行わせるメンテナンスモードとがあり、写真シール作成装置1の所定の部分に設けられているモード切り替えボタンが操作されることで、写真シール作成装置1の動作モードが切り替わるようになっている。
【0096】
メンテナンスモードには、定期的にまたは必要に応じて写真シール作成装置1のメンテナンス作業を行わせる通常モードと、新規に購入されて設置されるかまたは他の店舗から移設されて設置されるときに写真シール作成装置1のメンテナンス作業(チェック作業)を行わせる設置モードとがある。
【0097】
モード切り替えボタンが操作され、写真シール作成装置1の動作モードがゲームモードからメンテナンスモードに切り替わり、例えば、撮影部21のタッチパネルモニタ93上の隠しボタンが操作されると、写真シール作成装置1は設置モードとなり、タッチパネルモニタ93には、店舗の店員や、写真シール作成装置1を管理する事業者の保守員(以下、作業者という)に対して、設置時のチェック作業(確認作業)を行わせるための画面が表示される。
【0098】
[制御部の構成]
ここで、写真シール作成装置1を設置モードで動作させる制御部201の構成について説明する。図11は、制御部201がROM206などに格納されているプログラムを実行することにより実現される機能ブロックの構成例を示している。
【0099】
制御部201は、バージョン取得部231、確認画面表示制御部232、入力受付制御部233、確認結果データ生成部234、印刷制御部235、および送信制御部236から構成される。
【0100】
バージョン取得部231は、写真シール作成装置1の機種名および写真シール作成装置1にインストールされ、写真シール作成装置1を動作させるソフトウェアのバージョンを取得する。ここで、具体的には、ソフトウェアのバージョンは、写真シール作成装置1のバージョンアップに用いられるバージョンアップキット(写真シール作成装置1のソフトウェアの更新に用いられるバージョンアップ用CDに記録されている更新用プログラム)のバージョンを示すが、以下においては、基本的に、単にソフトウェアのバージョンと称する。
【0101】
確認画面表示制御部232は、作業者に、筐体を構成する各種の部品がソフトウェアのバージョンに対応する部品であるかを確認させるための確認画面をタッチパネルモニタ93に表示させたり、それらの画面上における各種のGUI画像の表示に関する処理を行う。
【0102】
入力受付制御部233は、タッチパネルモニタ93に表示される各種のGUI画像に対して作業者により行われる操作入力を受け付ける処理を行う。
【0103】
確認結果データ生成部234は、タッチパネルモニタ93に表示される各種のGUI画像に対する操作入力の受付内容に基づいて、作業者による確認画面における確認の結果を表すデータである確認結果データを生成する。
【0104】
印刷制御部235は、印刷部211を制御し、生成された確認結果データのシール紙への印刷を制御する。
【0105】
送信制御部236は、通信部203を制御し、インターネットなどのネットワークを介した通信に関する処理を行う。
【0106】
[設置モードにおける写真シール作成装置の動作]
次に、図12のフローチャートを参照して、メンテナンスモードの設置モードにおける写真シール作成装置1のバージョン確認処理について説明する。図12のバージョン確認処理は、モード切り替えボタンが操作され、写真シール作成装置1の動作モードがゲームモードからメンテナンスモードに切り替わり、撮影部21のタッチパネルモニタ93上の隠しボタンが操作されると開始される。
【0107】
ステップS31において、写真シール作成装置1の制御部201のバージョン取得部231は、写真シール作成装置1の機種名および写真シール作成装置1にインストールされているソフトウェアのバージョンを取得する。そして、確認画面表示制御部232は、タッチパネルモニタ93に、写真シール作成装置1の機種名およびソフトウェアのバージョンを作業者に確認させるための確認画面を表示させ、入力受付制御部233は、その確認画面に対する確認の入力を受け付ける。
【0108】
図13は、写真シール作成装置1の機種名およびソフトウェアのバージョンを確認させるための確認画面の表示例を示している。
【0109】
図13の確認画面においては、機種名を表す「機種名:○○○○○」が表示されているとともに、ソフトウェアのバージョンがバージョン3であることを表す「バージョン:Ver.03.00.00」が表示されている。また、図13の確認画面の下部には、処理を次に進めるための「はい」ボタンと、処理を終了させるための「いいえ」ボタンとが表示されている。図13の確認画面において、作業者によって、機種名およびソフトウェアのバージョンが確認され、「はい」ボタンが選択されると、処理はステップS32に進む。また、図13の確認画面において、「いいえ」ボタンが選択されると処理は終了する。以下においては、「はい」ボタンが選択されたものとして説明する。
【0110】
ステップS32において、確認画面表示制御部232および入力受付制御部233は、写真シール作成装置1の左側面、すなわち、撮影部21の側面パネル42A側の部材が適切な状態であるかを作業者に確認させる。具体的には、確認画面表示制御部232は、タッチパネルモニタ93に、写真シール作成装置1の左側面に取り付けられる外装カーテンである、カーテン63A,Bおよびレール26Aに取り付けられるカーテン(図示せず)に、破れや、マジック等での落書きがないかを確認させる確認画面を表示させ、入力受付制御部233は、その確認画面に対する確認の入力を受け付ける。
【0111】
図14は、写真シール作成装置1の左側面の部材が適切な状態であるかを確認させる確認画面の表示例である。図14の確認画面においては、その上段に、現在の確認項目を示す「確認1.部材の確認(左側面)」と、確認内容を示す「外装カーテンに破れ・マジックでの落書がないか確認してください。」の文言が表示されている。また、その下には、上述した3枚の外装カーテン(カーテン63A,Bおよびレール26Aに取り付けられるカーテン)それぞれの名称、品番、外装カーテン(部材)のデザイン(色、図柄、形状等)を表すデザイン画像331−1乃至331−3、およびGUI画像の1つであるチェックボックス332−1乃至332−3が表示されている。各部材の名称、品番、およびデザイン画像は、例えば、写真シール作成装置1のソフトウェアのバージョンアップ時(更新時)に、バージョンアップ用CDからコピーされる等して記憶部202に記憶され、バージョン確認処理において、制御部201により記憶部202から読み出される。
【0112】
具体的には、カーテン63Aについては、「名称:撮影カーテンA(左)」、「品番:F502428-1」、デザイン画像331−1、およびチェックボックス332−1が表示されており、カーテン63Bについては、「名称:撮影カーテンB(左)」、「品番:F502430-1」、デザイン画像331−2、およびチェックボックス332−2が表示されており、レール26Aに取り付けられるカーテンについては、「名称:落書カーテン(左)」、「品番:F502432-1」、デザイン画像331−3、およびチェックボックス332−3が表示されている。
【0113】
図14の確認画面においては、名称、品番、およびデザイン画像331−1乃至331−3はそれぞれ、ソフトウェアのバージョンであるバージョン3(以下、V3ともいう)に対応したものが表示される。すなわち、図14の確認画面は、写真シール作成装置1の外装カーテンが、ソフトウェアのバージョンに対応した外装カーテンであるかの確認を受け付ける画面である。これにより、作業者は、実際に取り付けられている(または、これから取り付けようとしている)外装カーテンと、確認画面に表示されているデザイン画像331−1乃至331−3とを比較することで、実際に取り付けられている(または、これから取り付けようとしている)外装カーテンがソフトウェアのバージョンに対応したものであるかを確認することができる。
【0114】
また、チェックボックス332−1乃至332−3には、それぞれの部材(外装カーテン)に破れや落書きがあったり、実際に取り付けられている(または、これから取り付けようとしている)外装カーテンがデザイン画像331−1乃至331−3と異なっていた場合にチェックマークが作業者の操作によって入力されるようになっている。
【0115】
そして、作業者が左側面の部材の確認を終え、図14の確認画面において、作業者によって確認完了ボタン333が操作されると、入力受付制御部233は、確認画面に対する確認の結果を表す情報を確認結果データ生成部234に供給し、処理はステップS33に進む。
【0116】
ステップS33において、確認画面表示制御部232および入力受付制御部233は、写真シール作成装置1の右側面、すなわち、撮影部21の側面パネル42B側の部材が適切な状態であるかを確認させる。具体的には、確認画面表示制御部232は、タッチパネルモニタ93に、図14と同様の、写真シール作成装置1の右側面に取り付けられる外装カーテンである、撮影空間の出入り口G2に取り付けられる側面カーテン(図示せず)およびレール26Bに取り付けられるカーテン(図示せず)に、破れやマジック等での落書きがないか、および、それらの部材がソフトウェアのバージョンに対応しているかを確認させる確認画面を表示させ、入力受付制御部233は、その確認画面に対する確認の入力を受け付ける。作業者が右側面の部材の確認を終え、確認画面において、作業者によって確認完了ボタンが操作されると、入力受付制御部233は、確認画面に対する確認の結果を表す情報を確認結果データ生成部234に供給し、処理はステップS34に進む。
【0117】
ステップS34において、確認画面表示制御部232および入力受付制御部233は、写真シール作成装置1の前面および背面の部材が適切な状態であるかを確認させる。具体的には、確認画面表示制御部232は、タッチパネルモニタ93に、図14と同様の、写真シール作成装置1の前面に取り付けられる外装カーテンであるレール26Cに取り付けられるカーテン(図示せず)および背面パネル51に、破れやマジック等での落書きがないか、および、それらの部材がソフトウェアのバージョンに対応しているかを確認させる確認画面を表示させ、入力受付制御部233は、その確認画面に対する確認の入力を受け付ける。作業者が前面および背面の部材の確認を終え、確認画面において、作業者によって確認完了ボタンが操作されると、入力受付制御部233は、確認画面に対する確認の結果を表す情報を確認結果データ生成部234に供給し、処理はステップS35に進む。
【0118】
ステップS35において、確認画面表示制御部232および入力受付制御部233は、デザインシール類が適切な状態であるかを確認させる。具体的には、確認画面表示制御部232は、タッチパネルモニタ93に、図14と同様の、写真シール作成装置1に取り付けられる外装カーテン以外の筐体部分に貼り付けられるシールに、破れやマジック等での落書きがないか、および、それらデザインシール類がソフトウェアのバージョンに対応しているかを確認させる確認画面を表示させ、入力受付制御部233は、その確認画面に対する確認の入力を受け付ける。作業者がデザインシール類の確認を終え、確認画面において、作業者によって確認完了ボタンが操作されると、入力受付制御部233は、確認画面に対する確認の結果を表す情報を確認結果データ生成部234に供給し、処理はステップS36に進む。
【0119】
ステップS36において、確認画面表示制御部232および入力受付制御部233は、その他の部材が適切な状態であるかを確認させる。具体的には、確認画面表示制御部232は、タッチパネルモニタ93に、図14と同様の、写真シール作成装置1を構成する撮影ユニット11、編集部12、事後接客部13、天井ストロボユニット24、背景カーテンユニット25等が破損してないか、および、ソフトウェアのバージョンに対応しているかを確認させる確認画面を表示させ、入力受付制御部233は、その確認画面に対する確認の入力を受け付ける。作業者がその他の部材の確認を終え、確認画面において、作業者によって確認完了ボタンが操作されると、入力受付制御部233は、確認画面に対する確認の結果を表す情報を確認結果データ生成部234に供給し、処理はステップS37に進む。
【0120】
ステップS37において、確認結果データ生成部234は、入力受付制御部233からの情報に基づいて、ステップS32乃至S36において表示された確認画面において確認(チェック)された各部材(各部品)の状態を表す部品チェック結果データを生成する。部品チェック結果データには、現在のソフトウェアのバージョンを表す情報、および確認画面における各部品についてのチェックボックスへのチェックマークの入力の有無を表す情報が含まれている。
【0121】
ステップS38において、印刷制御部235は、印刷部211を制御し、確認結果データ生成部234により生成された部品チェック結果データをシール紙に印刷させ、写真シール排出口164に排出させる。
【0122】
このとき、印刷制御部235は、部品チェック結果データに基づいて、確認画面において、チェックボックスにチェックマークが入力された部品のみのリスト、すなわち、破れや落書き、破損等があるか、または、ソフトウェアのバージョンに対応していない部品のリストである欠品リストを、部品チェック結果データが印刷されたシール紙とは別のシール紙に印刷させ、写真シール排出口164に排出させるようにしてもよい。
【0123】
ステップS39において、送信制御部236は、通信部203を制御し、インターネットなどのネットワークを介して、確認結果データ生成部234により生成された部品チェック結果データを、写真シール作成装置1のソフトウェアのバージョンを管理しているサーバに送信し、処理は終了する。
【0124】
以上の処理によれば、確認画面に、ソフトウェアのバージョンに対応した部品のデザインを表すデザイン画像が表示されるので、作業者は、実際に取り付けられている(または、これから取り付けようとしている)部品と、デザイン画像とを比較することにより、実際に取り付けられている(または、これから取り付けようとしている)部品がソフトウェアのバージョンに対応した部品であるかを確認することができる。したがって、移設前の店舗でバージョンアップキットが購入された場合であっても、移設後の店舗において、作業者に、筐体を構成する部品がソフトウェアのバージョンに対応する部品であるかを一目で確認させることができる。
【0125】
また、欠品リストをシール紙に印刷し出力するようにもできるので、作業者は、交換や補充が必要な部品を一目で把握することができ、それらを部品メーカ等に即座に発注し、写真シール作成装置1に取り付けることができるようになる。
【0126】
なお、以上においては、確認画面表示制御部232は、部品の確認画面(図14)に、写真シール作成装置1にインストールされているソフトウェアの更新に用いられた更新用プログラムのバージョンに対応する部品のデザイン画像を表示するようにしたが、現在のバージョンに対応する部品のデザイン画像とともに、更新前のソフトウェアの更新に用いられた更新用プログラムのバージョンに対応する部品のデザイン画像を表示するようにしてもよい。
【0127】
図15は、現在のソフトウェア(現在のソフトウェアの更新に用いられた更新用プログラム)のバージョンに対応する部品のデザイン画像とともに、更新前のソフトウェア(更新前のソフトウェアの更新に用いられた更新用プログラム)のバージョンに対応する部品のデザイン画像を表示するようにした部品の確認画面の表示例を示している。
【0128】
図15の確認画面においては、図14の確認画面に表示されている、バージョン3(V3)に対応する部品のデザイン画像331−1乃至331−3に加え、バージョン3の1つ前のバージョンであるバージョン2(V2)に対応する部品のデザイン画像334−1乃至334−3が表示されている。
【0129】
このように、現在のソフトウェア(現在のソフトウェアの更新に用いられた更新用プログラム)のバージョンに対応する部品のデザイン画像とともに、更新前のソフトウェア(更新前のソフトウェアの更新に用いられた更新用プログラム)のバージョンに対応する部品のデザイン画像を表示させることで、移設後の店舗において写真シール作成装置1のバージョンアップを行う際に、実際に取り付けられている(または、これから取り付けようとしている)部品が、更新前のバージョンに対応する部品であるかを確認することができるようになる。
【0130】
また、移設前の店舗において、例えば、バージョン2からバージョン3へ、ソフトウェアのバージョンアップ(更新)だけが行われていた場合に、移設後の店舗においては、移設前の店舗でバージョン対応部品への取り替えが行われなかったことを把握することができる。これにより、店舗における写真シール機に対するバージョン管理の実態を把握することができるようになる。
【0131】
また、確認画面表示制御部232は、図16に示されるように、ソフトウェアの更新に用いられた更新用プログラムの全てのバージョンのうちのいずれかを選択させ、選択されたバージョンに対応する部品のデザイン画像を表示するようにしてもよい。
【0132】
図16の左側には、写真シール作成装置1にインストールされているソフトウェアの更新に用いられた更新用プログラムの全てのバージョンから、いずれか1つを選択させるための選択画面が示されている。この選択画面においては、バージョン1(V1)を選択させるためのボタン351、バージョン2(V2)を選択させるためのボタン352、およびバージョン3(V3)を選択させるためのボタン353が表示されている。この選択画面において、例えば、作業者によりボタン353が選択された場合には、図16の右側に示される確認画面が表示される。なお、図16の確認画面は、基本的には、図14に示される確認画面と同一であるが、その右上に、バージョン3が選択された旨を示す「※V3が表示されています。」が表示されている点で異なる。また、図16の選択画面において、作業者によりボタン351またはボタン352が選択された場合には、それぞれ、バージョン1またはバージョン2に対応する部品の名称、品番、およびデザイン画像が表示された確認画面が表示されるが、ここでは、その図示は省略する。
【0133】
このように、ソフトウェアの更新に用いられた更新用プログラムの全てのバージョンのうちのいずれかを選択させることで、写真シール作成装置1に実際に取り付けられている(または、これから取り付けようとしている)部品が、どのバージョンに対応する部品であるのかを確認することができるようになる。
【0134】
ところで、上述したように、部品チェック結果データは、写真シール作成装置1のソフトウェアのバージョンを管理しているサーバに送信される。
【0135】
ここで、写真シール作成装置1から送信される部品チェック結果データに基づいて、写真シール作成装置1のソフトウェアのバージョンを管理するサーバの構成について説明する。
【0136】
[サーバの構成例]
図17は、写真シール作成装置1のソフトウェアのバージョンを管理するサーバの構成例を示している。
【0137】
図17のサーバ401は、例えば、写真シール作成装置1を管理する事業者に所有され、写真シール作成装置1から送信されてくる部品チェック結果データに基づいて、その写真シール作成装置1のソフトウェアのバージョンを管理する。
【0138】
サーバ401は、通信処理部411およびバージョン管理部412を備えている。
【0139】
通信処理部411は、インターネットなどのネットワークを介して、写真シール作成装置1と通信する。バージョン管理部412は、写真シール作成装置1から送信されてくる部品チェック結果データに基づいて、写真シール作成装置1のソフトウェアのバージョンを管理するための管理データを更新する。管理データは、各店舗に設置されている写真シール作成装置毎に、図示せぬデータベースに記憶されている。具体的には、管理データは、写真シール作成装置それぞれを特定する機器IDに対応付けられて、図示せぬデータベースに記憶されている。
【0140】
図18は、バージョン管理部412によって管理される管理データの例を示している。
【0141】
図18の管理データは、受信日時、バージョン、および部品チェック結果から構成される。
【0142】
受信日時は、写真シール作成装置1からの部品チェック結果データが通信処理部411によって受信された日時である。バージョンは、部品チェック結果データが送信されてきたときに写真シール作成装置1にインストールされているソフトウェアのバージョンを示している。部品チェック結果は、部品チェック結果データが送信されてきたときの写真シール作成装置1における部品1乃至20それぞれの状態(破れ、落書き、破損等があるか否か、または、ソフトウェアのバージョンに対応しているか否か)、すなわち、部品1乃至20それぞれの交換や補充の要否を示している。
【0143】
具体的には、2011年4月28日に部品チェック結果データを受信したときの写真シール作成装置1は、ソフトウェアのバージョンがバージョン3であり、部品3の交換または補充が必要とされている。また、2010年12月10日に部品チェック結果データを受信したときの写真シール作成装置1は、ソフトウェアのバージョンがバージョン2であり、部品2の交換または補充が必要とされている。
【0144】
このように、管理データは、部品チェック結果データを履歴として蓄積したものであり、バージョン管理部412は、部品チェック結果データの履歴に基づいて、写真シール作成装置1のバージョンを管理している。
【0145】
また、管理データは、写真シール作成装置1が店舗側に購入され設置されたときに生成され、写真シール作成装置1が移設された移設先の店舗側においてバージョン確認処理が実行されて部品チェック結果データが送信されてくる度に更新される。
【0146】
これにより、サーバ401においては、写真シール作成装置1のソフトウェアのバージョンが管理されるとともに、その写真シール作成装置1における部品の交換・補充の要否が管理されるようになる。したがって、サーバ401を所有する事業者は、写真シール作成装置1において、交換や補充が必要な部品を容易に把握することができ、部品メーカ等に即座に発注し、写真シール作成装置1に取り付けることができるようになる。
【0147】
[変形例]
以上においては、バージョン確認処理における確認画面は、撮影部21のタッチパネルモニタ93に表示されるものとしたが、編集部12のタブレット内蔵モニタ131や、事後接客部13のタブレット内蔵モニタ161に表示されるようにしてもよい。
【0148】
また、写真シール作成装置1と別体として構成されるパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に、上述の制御部201の機能を備えるようにして、その情報処理装置に、バージョン確認処理を実行させるようにしてもよい。この場合、情報処理装置を写真シール作成装置1に接続させ、写真シール作成装置1の機種名およびソフトウェアのバージョンを取得させることで、情報処理装置にバージョン確認処理を実行させることができる。なお、デザイン画像は、情報処理装置に予め記憶させるようにしてもよいし、写真シール作成装置1から取得させるようにしてもよい。この場合、バージョン確認の対象となる装置は、写真シール作成装置1に限らず、その他の装置とすることもできる。
【0149】
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0150】
1 写真シール作成装置
201 制御部
231 バージョン取得部
232 確認画面表示制御部
233 入力受付制御部
234 確認結果データ生成部
235 印刷制御部
236 送信制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置を構成する部品が、前記装置のソフトウェアのバージョンに対応した前記部品であるかの確認を受け付けるための確認画面の表示を制御する表示制御手段と、
前記確認画面に対する確認の入力の受け付ける入力受付手段と、
前記ソフトウェアの前記バージョンに対応した前記部品のデザインを表すデザイン画像を記憶する記憶手段と
を備え、
前記表示制御手段は、前記確認画面に、前記記憶手段に記憶されている前記デザイン画像を表示させ、
前記入力受付手段は、前記装置を構成する部品が、表示された前記デザイン画像に対応するかの確認の入力の受け付ける
表示制御装置。
【請求項2】
前記記憶手段は、前記ソフトウェアの更新に用いられた更新用プログラムのバージョンに対応した前記部品の前記デザイン画像である更新後デザイン画像と、更新前の前記ソフトウェアの更新に用いられた前記更新用プログラムのバージョンに対応した前記部品の前記デザイン画像である更新前デザイン画像とを記憶し、
前記表示制御手段は、前記確認画面に、前記記憶手段に記憶されている前記更新後デザイン画像と前記前記更新前デザイン画像とを表示させ、
前記入力受付手段は、前記装置を構成する部品が、表示された前記更新後デザイン画像または前記更新前デザイン画像のいずれに対応するかの確認の入力の受け付ける
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記記憶手段は、前記ソフトウェアの更新に用いられた更新用プログラムの全てのバージョンに対応した前記部品の前記デザイン画像を記憶し、
前記表示制御手段は、前記更新用プログラムの全てのバージョンのうちのいずれかの選択を受け付ける選択画面を表示させた後、前記確認画面に、前記記憶手段に記憶されている前記デザイン画像のうちの、前記選択画面において選択された前記更新用プログラムの前記バージョンに対応した前記部品の前記デザイン画像を表示させる
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記表示制御手段は、前記確認画面に、前記ソフトウェアの前記バージョンに対応した前記部品の前記デザイン画像とともに、前記装置を構成する前記部品が適切な状態であるか否かの入力を受け付けるためのGUI画像を表示させ、
前記入力受付手段は、前記GUI画像に対する前記部品が適切な状態であるか否かの入力の受け付け、
前記GUI画像への入力に基づいて、前記装置を構成する前記部品の状態を表すチェック結果データを生成する生成手段をさらに備える
請求項1乃至3のいずれかに記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記チェック結果データの印刷を制御する印刷制御手段をさらに備える
請求項4に記載の表示制御装置。
【請求項6】
前記印刷制御手段は、前記チェック結果データに基づいて、前記装置を構成している前記部品であって、前記ソフトウェアの前記バージョンに対応していない前記部品のリストの印刷を制御する
請求項5に記載の表示制御装置。
【請求項7】
通信ネットワークを介して接続されているサーバであって、前記装置の前記ソフトウェアの前記バージョンを管理するサーバへの、前記チェック結果データの送信を制御する送信制御部をさらに備える
請求項4乃至6のいずれかに記載の表示制御装置。
【請求項8】
前記装置は、利用者を被写体として撮影し、得られた画像に対して利用者に編集入力を行わせ、前記画像を所定のシール紙に印刷して写真シール紙を作成する写真シール作成装置である
請求項1乃至7のいずれかに記載の表示制御装置。
【請求項9】
装置を構成する部品が、前記装置のソフトウェアのバージョンに対応した前記部品であるかの確認を受け付けるための確認画面の表示を制御する表示制御手段と、
前記確認画面に対する確認の入力の受け付ける入力受付手段と、
前記ソフトウェアの前記バージョンに対応した前記部品のデザインを表すデザイン画像を記憶する記憶手段と
を備える表示制御装置の表示制御方法であって、
前記表示制御手段が、前記確認画面に、前記記憶手段に記憶されている前記デザイン画像を表示させ、
前記入力受付手段が、前記装置を構成する部品が、表示された前記デザイン画像に対応するかの確認の入力の受け付ける
表示制御方法。
【請求項10】
装置を構成する部品が、前記装置のソフトウェアのバージョンに対応した前記部品であるかの確認を受け付けるための確認画面の表示を制御する表示制御ステップと、
前記確認画面に対する確認の入力の受け付ける入力受付ステップと
を含む処理をコンピュータに実行させ、
前記表示制御ステップの処理は、前記確認画面に、前記ソフトウェアの前記バージョンに対応した前記部品のデザインを表すデザイン画像を記憶する記憶手段に記憶されている前記デザイン画像を表示させ、
前記入力受付ステップの処理は、前記装置を構成する部品が、表示された前記デザイン画像に対応するかの確認の入力の受け付ける
プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate


【公開番号】特開2012−239094(P2012−239094A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−107894(P2011−107894)
【出願日】平成23年5月13日(2011.5.13)
【出願人】(307010096)フリュー株式会社 (210)
【Fターム(参考)】