説明

表示器及びそれを用いた表示システム

【課題】接続される外部機器を想定した設定画面を作成する必要の無い表示器及びそれを用いた表示システムを提供する。
【解決手段】画像を表示する表示部1と、表示部1に表示される画像の任意の領域に対する操作入力を受け付けると当該領域に対応する操作信号を出力する操作入力部2と、操作入力部2からの操作信号を受けると所定の領域に割り当てられた処理を実行する制御部3と、自身に接続される外部機器Bとの間で信号の送受信を行う通信部4と、外部機器Bの機器名と当該外部機器B専用の設定画面C1とを対応付けて記憶する記憶部6とを備え、制御部3は、自身の周囲に存在する外部機器Bを探索して外部機器Bの接続を認識する接続処理と、接続処理の際に当該外部機器Bから機器名を取得するとともに、当該機器名に基づいて当該外部機器B専用の設定画面C1を記憶部6から読み出して表示部1に表示させる表示処理とを行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部機器の設定画面や外部機器の状態を示す画面等を表示する表示器及びそれを用いた表示システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば工場の生産設備やエレベータ、又は自動ドア等を制御する制御装置としてPLC(Programmable Logic Controller)が広く知られている。このPLCは、各種のセンサや機械的なスイッチ等の入力機器から信号を取り込み、取り込んだ入力信号と予め決められたプログラムとに従ってリレーやモータ等の出力機器を制御することができるようになっている。このPLCには、出力機器の制御や利用者への報知等に係る情報のやり取りを利用者との間で行うためのHMI(Human Machine Interface)として、近年ではプログラマブル表示器が広く利用されている。
【0003】
プログラマブル表示器は、工場の生産設備やエレベータ等の制御対象についての各種制御項目の設定値等の入力を受け付ける入力機能と、入力用の設定画面や前記制御対象の状態を示す画面を表示する出力機能とを併せ持つ。また、このようなプログラマブル表示器には、前記PLCが接続されるのみならず、例えばビルや工場等において電気設備などの電力監視を目的として多数分散配置された計測機器が接続される。そして、プログラマブル表示器では、これら計測機器についての各種計測項目の設定値等の入力を受け付ける入力機能、及び入力用の設定画面や当該計測機器の状態を示す画面を表示する出力機能を併せ持つ。
【0004】
近年、このようなプログラマブル表示器には様々な機能が盛り込まれており、機能の種類は年々増加する傾向にある。機能の増加は利用者の多様な要望を叶えることができる反面、その操作を複雑なものとし、却って利用者にとって利便性を損ねる虞がある。そこで、利用者にとって利便性の高い、即ち、各種機能の操作を行い易い設定画面を利用者がカスタマイズすることのできる表示器が知られており、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1に記載の表示器では、画面に表示させる例えばスイッチ、テンキー、メータ表示器といった部品の各種設定を可能とする画像の表示を利用者がタッチパネル上で変更することのできるカスタマイズモードを有している。而して、利用者が操作したいと考える画像のみを表示させたり、画像の表示を大きくしたり等、利用者にとって最適な設定画面をカスタマイズすることができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−226521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来例では、表示器に新たに計測機器等の外部機器を接続し、表示器が当該外部機器の接続を認識したとしても、当該外部機器専用の設定画面を表示することができないという問題があった。このため、利用者はどのような外部機器が接続されても対応できるように、接続される外部機器を想定した設定画面として予め複数の外部機器の設定を可能とする汎用画面をカスタマイズする必要があった。このような汎用画面では、複数の外部機器の画像が表示されるため、煩雑な画面表示となって利用者にとって利便性が損なわれる虞があった。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、接続される外部機器を想定した設定画面を作成する必要の無い表示器及びそれを用いた表示システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の表示器は、画像を表示する表示部と、前記表示部に表示される画像の任意の領域に対する操作入力を受け付けるとともに、所定の領域に対する操作入力を受け付けると当該所定の領域に対応する操作信号を出力する操作入力部と、前記操作入力部からの操作信号を受けると前記所定の領域に割り当てられた処理を実行する制御部と、自身に接続される外部機器との間で信号の送受信を行う通信部と、前記外部機器の有する所定の情報と当該外部機器専用の設定画面とを対応付けて記憶する記憶部とを備え、前記制御部は、自身の周囲に存在する前記外部機器を探索して前記外部機器の接続を認識する接続処理と、前記接続処理の際に当該外部機器から所定の情報を取得するとともに、当該所定の情報に基づいて当該外部機器専用の設定画面を記憶部から読み出して前記表示部に表示させる表示処理とを行うことを特徴とする。
【0009】
この表示器において、前記各外部機器専用の設定画面は、前記記憶部又は外部メモリに記憶されることが好ましい。
【0010】
本発明の表示システムは、上記何れかの表示器と、負荷に接続されて前記負荷に係る各種計測値を計測する1乃至複数の前記外部機器である計測機器とを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の表示システムは、上記何れかの表示器と、1乃至複数の負荷から成る負荷系統に接続されて前記負荷系統を制御する1乃至複数の前記外部機器であるプログラマブルコントローラとを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、表示器が外部機器の接続を認識した際に当該外部機器専用の設定画面を表示させることができる。このため、接続される外部機器を想定した汎用の設定画面を予め作成する必要が無く、利用者の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係る表示システムの実施形態を示す図で、(a)は表示器のブロック図で、(b)は表示器に接続される計測機器の設定画面の表示例を示す図である。
【図2】(a)は同上の表示器の動作を示すフローチャート図で、(b)は同上の全体概略図である。
【図3】(a)は同上の表示器の他の動作を示すフローチャート図で、(b)は同上の表示器に接続される計測機器の外観の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明に係る表示器及びそれを用いた表示システムの実施形態について図面を用いて説明する。先ず、本発明に係る表示器Aの実施形態について図面を用いて説明する。表示器Aは、図1(a)に示すように、表示部1と、操作入力部であるタッチパネル部2と、制御部3と、通信部4と、計時部5と、記憶部6とを備える。また、表示器Aには、通信部4を介して外部機器Bが接続される。尚、本実施形態では、例えばビルや工場等の電力設備の負荷に接続されて当該負荷に係る各種計測値を計測する計測機器を外部機器Bに相当するものとして説明する。
【0015】
表示部1は、例えばブラウン管ディスプレイや液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ等から成る。表示部1は、制御部3で実行される処理に応じて表示器Aに接続される外部機器B専用の設定画面C1や外部機器Bの状態を示す外観画像C2を表示する(図1(b),図3(b)参照)。
【0016】
タッチパネル部2は、表示部1に表示される外部機器B専用の設定画面C1での設定等を行うためのものであり、ガラス板及び感圧材及び偏光材等を貼り合わせて成るタッチパネルを表示部1の表示面に設置して成る。タッチパネル部2は、タッチパネル上の任意の領域に対して押圧操作が行われると、その操作を示す操作信号を制御部3に送信する。
【0017】
制御部3は、例えばマイコン(マイクロコンピュータ)等から成り、メモリに格納された種々のプログラムをCPUで実行することによって各種の機能を実現する。制御部3は、タッチパネル部2からの操作信号に応じたコマンドを生成し、当該コマンドを外部機器Bに送信する処理を行う。また、制御部3は、表示器A自身の周囲に存在する外部機器Bを探索して外部機器Bの接続を認識する接続処理を行う。更に、制御部3は、以下に示す表示処理も行う。この表示処理では、先ず接続処理の際に探索した外部機器Bから所定の情報(本実施形態では外部機器Bの機器名)を取得する。そして、制御部3は、当該所定の情報に基づいて当該外部機器B専用の設定画面C1を記憶部6から読み出して表示部1に表示させる。
【0018】
通信部4は、外部機器Bとの間で信号の送受信を行うためのインタフェースであり、アンテナ(図示せず)より無線信号を送信する送信回路部(図示せず)及びアンテナより無線信号を受信する受信回路部(図示せず)を具備する。尚、この種の通信部4は従来周知であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0019】
計時部5は、例えば制御部3を構成するマイコン内蔵のタイマから成る。計時部5は、後述するように制御部3から外部機器Bに向けてマルチキャストされる探索メッセージの送信間隔を計時する。また、計時部5は、タッチパネル部2において最後に操作入力があった時点からの所定時間を計時する。
【0020】
記憶部6は、例えば書換え可能な不揮発性メモリ(一例としてはフラッシュメモリ)より成る。ここで、本実施形態では、表示器A及び表示器Aに接続される種々の外部機器Bそれぞれに固有のアドレスが設定され、当該アドレスによって無線信号の送信先及び送信元の機器を特定可能としている。したがって、記憶部6には、表示器A及び各外部機器Bのアドレスが記憶される。また、記憶部6には、表示器Aに接続可能であって且つ表示器Aに接続されると想定される各外部機器B専用の設定画面C1が各外部機器Bの機器名と対応付けて記憶される。尚、表示器Aに設けられた操作部(図示せず)を操作して記憶部6を書き換えることで、記憶部6に記憶されていない新たな外部機器B専用の設定画面C1及び当該外部機器Bの機器名を記憶部6に追加することも可能となっている。
【0021】
以下、本実施形態における接続処理の動作について図面を用いて説明する。尚、表示器A及び各外部機器Bは、相互に無線通信が可能となるように予め無線通信に関する設定及び登録が行われているものとする。このような無線通信に関する設定及び登録は周知であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0022】
先ず、図2(a)に示すように、表示器Aの操作部を操作することで表示器Aが探索する、即ち、表示器Aに接続させたい外部機器Bの機器番号を登録し、表示器Aの記憶部6に記憶させる。次に、表示器Aの制御部3は、自身に登録された機器番号を含む探索メッセージを計時部5で計時される所定時間毎に順次マルチキャストで通信部4を介して送信する。例えば、登録された機器番号が「0001」〜「0004」であれば、機器番号「0001」を含む探索メッセージを先ず送信し、その後「0002」,「0003」と順次送信する。尚、探索メッセージの送信間隔は、計時部5によって計時される。
【0023】
この探索メッセージを受信可能な範囲(即ち、表示器Aの通信範囲)に存在する外部機器Bは、探索メッセージを受信すると当該探索メッセージに自身の機器番号が含まれているか否かを解析し、含まれていない場合は当該探索メッセージを破棄する。探索メッセージに自身の機器番号が含まれている場合には、当該外部機器Bは当該探索メッセージを受信した旨を知らせる応答メッセージを表示器Aに返信する。ここで、当該外部機器Bから表示器Aに返信する応答メッセージには、当該外部機器Bの機器名のデータが含まれる。
【0024】
例えば、図2(b)に示すように、表示器Aの通信範囲(同図の破線の左側)内に外部機器B2が存在し、通信範囲外に外部機器B1,B3が存在するものとする。尚、同図において、外部機器B4は表示器Aとの間で無線通信に関する設定及び登録が行われているものの、表示器Aが設置されている現場には存在していない。そして、各外部機器B1〜B4にそれぞれ機器番号「0001」〜「0004」が設定されているものとする。この場合、表示器Aから機器番号「0002」を含む探索メッセージが送信されると、外部機器B2が表示器Aに対して自身の機器名のデータを含む応答メッセージを返信する。
【0025】
何れかの外部機器Bからの応答メッセージを受信した表示器Aの制御部3は、次に表示処理を行う。先ず、表示器Aの制御部3は、応答メッセージに含まれる対象となる外部機器Bの機器名を取得する。そして、制御部3は、この外部機器Bの機器名に基づいて対応する外部機器B専用の設定画面C1を記憶部6から探索する。その後、制御部3は、当該設定画面C1を表示部1に表示させることで、表示処理を終了する。而して、利用者は表示器Aの表示部1に表示された設定画面C1を見ながらタッチパネル部2で操作入力を行う事で外部機器Bの設定を行うことができる。尚、設定画面C1において各種設定を行う場合には、タッチパネル部2において設定したい項目に該当する表示領域を押圧操作すればよい。また、数値入力を行う場合には、タッチパネル部2において数値入力したい項目に該当する表示領域を押圧操作することで仮想テンキーパッドを表示させ、当該仮想テンキーパッドを押圧操作することで数値入力を行えばよい。
【0026】
例えば、図2(b)に示す外部機器B2がパナソニック電工製のエコパワーメータKW1M−Rである場合、図1(b)に示すように、当該エコパワーメータの設定画面C1が表示部1に表示される。そして、利用者は、例えばCT(カレントトランス)の種類を5Aに設定したい場合には、タッチパネル部2において「CT種類」の「5A」と表示されている領域を押圧操作すればよい。すると、タッチパネル部2から操作信号が制御部3に出力される。そして、制御部3は、「CT種類」を「5A」に変更するコマンドを生成し、当該コマンドを含む無線信号を通信部4を介して外部機器B2に対して送信する。外部機器B2では、当該無線信号を受信すると、当該無線信号に含まれるコマンドに応じて「CT種類」を「5A」に変更する。
【0027】
尚、上記表示処理の際に、計時部5では、タッチパネル部2において操作入力が行われた時点からの経過時間を計時している。そして、計時部5がタッチパネル部2において最後に操作入力が行われた時点から所定時間を計時した場合、制御部3は、表示部1における外部機器B専用の設定画面C1の表示を消去する。そして、制御部3は、当該外部機器Bの外観画像C2(図3(b)参照)を記憶部6から読み出して表示部1に表示させる。即ち、利用者が外部機器Bの設定を終了した後は、自動的に当該外部機器Bの状態を示す外観画像C2が表示されるようになっている。
【0028】
上述のように、本実施形態では、表示器Aが外部機器Bの接続を認識した際に当該外部機器B専用の設定画面C1を表示させることができる。このため、接続される外部機器Bを想定した汎用の設定画面を予め作成する必要が無く、利用者の利便性を向上させることができる。
【0029】
尚、本実施形態では、操作入力部として表示部1の表示面にタッチパネル部2を設ける構成となっているが、当該構成に限定される必要は無い。例えば、表示器Aに付属するマウスやキーボードといった入力装置を操作入力部として用い、表示部1に表示される設定画面C1を見ながらマウスやキーボードを操作して各種設定や数値入力を行うように構成してもよい。
【0030】
また、本実施形態では、表示器Aと各外部機器Bとの間で無線通信を行っているが、通信形式は無線通信に限定される必要は無い。例えば、RS−232C規格に準拠したポートやUSB規格に準拠したポートを表示器A及び各外部機器Bに設け、各ポートにシリアルケーブル等の通信ケーブルを接続することで表示器Aと各外部機器Bとの間で有線通信を行ってもよい。
【0031】
ところで、本実施形態では、表示器Aの制御部3は、外部機器Bの接続を認識した際に当該外部機器B専用の設定画面C1を表示する表示処理を実行している。一方、当該外部機器Bを直接操作して既に設定が為されている場合には、当該外部機器B専用の設定画面C1を表示させる必要が無い。そこで、表示器Aの制御部3に異なる表示処理を実行させるようにしてもよい。
【0032】
以下、この表示処理について図面を用いて説明する。先ず、外部機器Bは、既に設定が為されている場合には、自身の機器番号を含む探索メッセージを受信した際に、自身の機器名のデータと、計測値等の自身の表示部(図示せず)に表示される表示データとを含む応答メッセージを表示器Aに返信させる。表示器Aの制御部3は、図3(a)に示すように、表示処理を開始すると対象となる外部機器Bから返信された応答メッセージに含まれる機器名のデータ及び表示データを取得する。ここで、表示器Aの制御部3は、表示データを取得した場合には当該外部機器B専用の設定画面C1の探索を行わずに、当該外部機器Bの外観画像C2の探索を行う。そして、記憶部6から読み出された当該外部機器Bの外観画像C2に表示データを表すデータ画像C3を埋め込み、表示部1に表示させる(図3(b)参照)。而して、探索した外部機器Bにおいて既に設定が為されている場合には、当該外部機器B専用の設定画面C1の表示を経ることなく外観画像C2を表示させることができる。
【0033】
また、本実施形態では、表示器Aに内蔵されている記憶部6に各外部機器B専用の設定画面C1及び外観画像C2を記憶させているが、例えばメモリーカード等の外部メモリに各外部機器B専用の設定画面C1及び外観画像C2を記憶させてもよい。この場合、表示器Aには外部メモリが着脱可能なスロットを設ける必要がある。そして、制御部3は、上記表示処理等を行う際は、記憶部6のみならず外部メモリからも各外部機器B専用の設定画面C1又は外観画像C2を読み出す。而して、表示器Aに内蔵されている記憶部6のみを使用する場合と比較して、より多くの各外部機器B専用の設定画面C1及び外観画像C2を記憶させることができる。更に、記憶部6に記憶されていない新たな外部機器B専用の設定画面C1及び外観画像C2を追加したい場合には、当該設定画面C1及び外観画像C2を記憶させた外部メモリを表示器Aのスロットに装着させるだけでよく、表示器Aの記憶部6の書き換え等の操作をする必要が無い。
【0034】
また、本実施形態では、表示器Aに外部機器Bとして計測機器のみを接続した構成を開示しているが、1乃至複数の負荷から成る負荷系統に接続されて負荷系統を制御するPLCも併せて接続してもよいことは言うまでもない。PLCを表示器Aに接続する場合にも、PLCの接続を認識した際に当該PLC専用の設定画面C1を表示することで、上記と同様の効果を奏することができる。
【符号の説明】
【0035】
1 表示部
2 タッチパネル部(操作入力部)
3 制御部
4 通信部
6 記憶部
A 表示器
B 外部機器
C1 設定画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する表示部と、前記表示部に表示される画像の任意の領域に対する操作入力を受け付けるとともに、所定の領域に対する操作入力を受け付けると当該所定の領域に対応する操作信号を出力する操作入力部と、前記操作入力部からの操作信号を受けると前記所定の領域に割り当てられた処理を実行する制御部と、自身に接続される外部機器との間で信号の送受信を行う通信部と、前記外部機器の有する所定の情報と当該外部機器専用の設定画面とを対応付けて記憶する記憶部とを備え、前記制御部は、自身の周囲に存在する前記外部機器を探索して前記外部機器の接続を認識する接続処理と、前記接続処理の際に当該外部機器から所定の情報を取得するとともに、当該所定の情報に基づいて当該外部機器専用の設定画面を記憶部から読み出して前記表示部に表示させる表示処理とを行うことを特徴とする表示器。
【請求項2】
前記各外部機器専用の設定画面は、前記記憶部又は外部メモリに記憶されることを特徴とする請求項1記載の表示器。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の表示器と、負荷に接続されて前記負荷に係る各種計測値を計測する1乃至複数の前記外部機器である計測機器とを備えたことを特徴とする表示システム。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の表示器と、1乃至複数の負荷から成る負荷系統に接続されて前記負荷系統を制御する1乃至複数の前記外部機器であるプログラマブルコントローラとを備えたことを特徴とする表示システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−8652(P2012−8652A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−141783(P2010−141783)
【出願日】平成22年6月22日(2010.6.22)
【出願人】(000106221)パナソニック電工SUNX株式会社 (578)
【Fターム(参考)】