説明

表示画面作成装置

【課題】描画部品を作業用画面に配置する際に、等間隔に配置することが容易な表示画面作成装置を提供する。
【解決手段】
画面上に描画部品103を配置する際に、一直線上に配置されている2つ以上の描画部品101、102と、等間隔に配置できる位置にガイドライン104を表示させ、描画部品103の配置段階での等間隔配置を可能にする。又、描画部品103をガイドライン104に近づけた場合に、ガイドライン104上に吸着されるように強制配置することで、ガイドライン104を表示した位置に描画部品103を瞬時に移動させ、配置することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は表示画面作成装置、特にポインティングデバイスを使用して描画部品を配置することで、プログラマブル表示器などに用いられる表示画面を作成する表示画面作成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年コンピュータのアプリケーション操作を行うためのインタフェースはGUI(Graphical User Interface)になっており、ユーザが操作を行うにはマウスやキーボードなどのポインティングデバイスを利用することが一般的である。
【0003】
そして、オブジェクト設定機能を備えたアプリケーションにおいては、特に画面上における描画部品の「配置」を指定する場合、マウスを利用することが多い。又、マウスを用いて画面に描画部品を配置する際に役立つ機能としては、ガイドライン表示機能がある。
【0004】
図9は、従来のガイドライン表示機能を備えたアプリケーションにおける作業用画面の一例である。11はアプリケーションで実行可能な操作の一覧を示すメニュー表示部、12および13はアプリケーションで実行可能な操作をアイコンで示すツールバー表示部であり、12は一般的なアプリケーションにおいてほぼ共通的なイメージに統一されているプロジェクト操作アイコンを有するツールバー、13は前記アプリケーション例で特有の整列アイコンを有するツールバーである。なお、一般的にツールバーの表示位置はユーザの任意の位置に配置可能である。
【0005】
又、14は描画部品を配置する為の作業用画面、15は配置された描画部品を示している。16は描画部品を配置する際に表示されるガイドラインであり、このガイドラインに沿って描画部品を配置することで複数の描画部品の縦位置を合わせて配置することができる。尚、17はマウスポインタを示している。
【0006】
しかし、この図に示す従来のガイドライン表示機能では、描画部品を等間隔に配置することはできない。
【0007】
図10−1、図10−2は、他の従来のアプリケーションを用いて等間隔配置を行う手順の一例を示している。図10−1に示すように、まず対象の描画部品を画面に配置する。配置後、等間隔配置したい描画部品21,22,23をマウスを用いて選択し、ツールバーから「均等配列」ボタン24を選択、或いは、メニューから「均等配列」25を選択する。図10−2は、等間隔配置を実施した作業用画面の例である。描画部品21、23を基準とし、等間隔に配置される位置に描画部品22が移動している(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2002−023910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記のとおり、従来のアプリケーションにて等間隔配置を行う場合、描画部品を一度作業用画面に配置し、等間隔配置したい描画部品を全て選択(第一の選択操作)した後に、メニューやツールバーから「均等整列」を選択(第二の選択操作)する必要があったので、手間がかかり、作業効率が悪かった。
【0010】
また、すでに等間隔配置されている描画部品郡に対して、更に描画部品を端に追加配置する場合、これら描画部品全てを選択して「均等配列」を選択すると、両端の描画部品を基準として移動する為、両端以外の全ての描画部品の座標が変化する可能性があった。すなわち、描画部品を端に追加して等間隔配置する場合には、すでに等間隔配置されている他の描画部品の位置に合わせて個別に位置を修正しなくてはならないという問題があった。
【0011】
さらに、各描画部品の決められた一点(左上端、中心点など)を基準として座標計算を行うため、大きさや形の異なる描画部品を等間隔配置できないなど、配置における自由度が低かった。
【0012】
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、作業用画面上に描画部品を配置する際、一直線上に配置されている2つ以上の他の描画部品と等間隔配置できる位置にガイドラインを表示することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
この発明に係る表示画面作成装置は、作業用画面上に外部からの指示に基づいて複数の描画部品を配置することで表示用の画面を作成する表示画面作成装置であって、上記作業用画面を表示する表示手段と、上記複数の描画部品それぞれの位置に関する情報を記憶する記憶手段と、外部から上記描画部品の移動の指示を受け付ける入力手段と、上記外部からの指示で移動対象とされた描画部品とは異なる複数の描画部品が上記作業用画面に一直線上に配置されている場合に、上記記憶手段に記憶されている情報に基づいて、上記移動対象とされた描画部品と上記一直線上に配置されている複数の描画部品のいずれかとの間隔が、上記一直線上に配置されている複数の描画部品間の間隔と所望の比率になる位置を計算する計算手段と、上記計算手段により計算された位置にガイドラインを表示する表示制御手段と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0014】
この発明によれば、他の描画部品と等間隔配置できる位置にガイドラインを表示でき、従来の技術と比較して描画部品の等間隔配置の作業効率が向上するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】実施の形態1に係る表示画面作成装置を用いたガイドライン表示による描画部品の等間隔配置の動作を示す図である。
【図2】実施の形態1に係る表示画面作成装置の概略構成図である。
【図3】実施の形態1に係る表示画面作成装置を用いた描画部品の等間隔配置処理のフローを示す図である。
【図4−1】実施の形態2に係る表示画面作成装置を用いたガイドライン表示による描画部品の等間隔配置の動作を示す図である(描画部品が同一形状の場合)。
【図4−2】実施の形態2に係る表示画面作成装置を用いたガイドライン表示による描画部品の外郭の間隔が等しくなるように配置する動作を示す図である(描画部品が大きさが異なる場合)。
【図4−3】実施の形態2に係る表示画面作成装置を用いたガイドライン表示による描画部品の基準点の間隔が等しくなるように配置する動作を示す図である(描画部品が大きさが異なる場合)。
【図5】実施の形態3に係る表示画面作成装置を用いたガイドライン表示による描画部品の等間隔配置の動作を示す図である。
【図6】実施の形態4に係る表示画面作成装置を用いたガイドライン表示による描画部品の等間隔配置の動作を示す図である。
【図7】実施の形態5に係る表示画面作成装置を用いたガイドライン表示による描画部品の等間隔配置の動作を示す図である。
【図8】実施の形態6に係る表示画面作成装置を用いたガイドライン表示による描画部品の等間隔配置の動作を示す図である。
【図9】従来の表示画面作成装置によるガイドライン表示の例を示す図である。
【図10−1】従来の表示画面作成装置による描画部品の等間隔配置の動作を順に示す図である。
【図10−2】従来の表示画面作成装置による描画部品の等間隔配置の動作を順に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下にこの発明にかかる表示画面作成装置の好適な実施の形態を説明する。なお、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。
【0017】
実施の形態1.
図1は、この実施の形態に係る表示画面作成装置を用いたガイドライン表示による描画部品の等間隔配置の動作の一例を示す図であり、複数の描画部品101、102が同一直線上に連続して配置されている作業用画面において、描画部品103を等間隔配置する際の動作を示している。
【0018】
この実施の形態に係る表示画面作成装置では、メニューやツールバーから描画部品103を追加、或いは作業用画面内に既にある描画部品103を選択し、配置場所にマウスポインタを近づけた際に、描画部品101と描画部品102の座標を計算し、等間隔に配置できる位置にガイドライン104を表示する。
尚、ガイドライン104を表示するだけでなく、ポインティングデバイスにより描画部品103をガイドライン104に近づけた場合に、ガイドライン104上に吸着されるように強制配置するようにしても良い。このようにすることで、ガイドラインを表示した位置に、キーボード操作、或いはマウス操作等により、配置対象の描画部品を瞬時に移動させ、配置することができる。
【0019】
図2は、この実施の形態に係る表示画面作成装置1の概略構成図である。
図2において、2は表示画面を作成する為の作業用画面における操作を行う為に、使用者が図示しないマウスやキーボードなどのポインティングデバイスを用いて操作を行った際の入力を受け付ける入力部、3は複数のガイドラインの表示方法からいずれの表示方法を用いてガイドラインを表示するかを予め設定するためのガイドライン設定部である。
【0020】
4はガイドライン設定部3により予め設定された情報(後述のガイドライン設定情報9b)に基づいて、作業用画面におけるガイドラインの表示位置を計算するガイドライン表示位置計算部、5はガイドライン表示位置計算部4により求められた作業用画面上の表示位置にガイドラインを表示させるガイドライン表示制御部、6は使用者が入力部2に接続されるポインティングデバイスを用いて、ガイドライン表示制御部5により表示されたガイドラインに描画部品を近づけたとき、この描画部品をガイドラインの表示位置に吸着されるように配置して等間隔配置を実現する描画部品配置部、7は作業用画面を表示する表示部である。
【0021】
8は、各種の描画部品のデータなどからなる描画部品情報9a、及び、図1に示したガイドラインの表示方法や後述の各実施の形態におけるガイドラインの表示方法のうち、いずれの表示方法にてガイドラインを表示するかを設定する為の情報であるガイドライン設定情報9bを記憶する記憶部であり、10は各部の処理を制御する制御部である。
【0022】
図3は、この実施の形態に係る表示画面作成装置を用いた描画部品の等間隔配置処理のフローを示す図である。尚、描画部品情報9a及びガイドライン設定情報9bを、この等間隔配置処理のフローに入る前に予め記憶部8に記憶しておく。
【0023】
先ず、使用者はポインティングデバイスを用いて移動対象となる描画部品を選択する(ステップST1)。尚、このとき必要であれば、作業用画面に予め対象となる描画部品を追加しておく。
【0024】
次に、作業用画面上に既に複数の他の描画部品が表示され、これらが同一直線状に配置されているかを検索する(ステップST2)。
ここで、複数の他の描画部品が一直線上に配置されている場合には、これら他の描画部品との間隔が等しくなるようなガイドラインの表示位置をガイドライン表示位置計算部4が計算する(ステップST3)。図1に示したガイドラインの表示方法や、後述の各実施の形態におけるガイドラインの表示方法のうち、いずれの表示方法にてガイドラインを表示するかを予めガイドライン設定情報9bに設定しているので、この情報を用いてガイドラインの表示位置をガイドライン表示位置計算部4が計算する。
【0025】
一方、ステップST2にて、作業用画面上に予め複数の他の描画部品が存在しない場合、もしくは、存在しても一直線上に配置されていない場合には、ガイドラインを表示することなく、選択された描画部品を使用者がポインティングデバイスを用いて移動させた位置に、当該描画部品を留めて移動を完了させる(ステップST7)。
【0026】
次に、ステップST3にて求められた計算値を用い、作業用画面上にガイドラインをガイドライン表示制御部5が表示部7に表示させる(ステップST4)。
【0027】
ガイドラインが表示された後、選択された描画部品をガイドラインに近づける操作を使用者が行ったか否か制御部10が判断する(ステップST5)。
そして、描画部品がガイドラインに近づいていると判断された場合は、この選択された移動対象の描画部品をガイドラインの表示位置に合せて描画部品配置部6が吸着するように移動させ、等間隔配置を実現する(ステップST6)。
一方、ガイドライン表示位置から遠ざけるような操作を使用者が行った場合には、ガイドライン表示位置に合せて配置することなく、使用者が描画部品を移動させた位置に当該描画部品を留め、移動を完了させる(ステップST7)。
【0028】
ステップST7における描画部品の移動完了後に、ガイドライン表示を行っていたかを制御部10が判断し(ステップST8)、表示を行っていた場合にはガイドライン表示制御部5にガイドラインの消去を行わせることで、描画部品の等間隔配置処理を終了する(ステップST9)。
【0029】
尚、この実施の形態においては、ガイドライン設定情報9bを、この等間隔配置処理のフローに入る前に予め記憶部8に記憶していたが、ステップST3における表示位置の計算前であれば、この等間隔配置処理のフローに入った後に設定しても良い。
【0030】
実施の形態2.
図4−1は、描画部品201、202が同一直線上に離れあって配置されている作業用画面において、描画部品203を等間隔配置する際の動作を示す図である。メニューやツールバーから描画部品203を追加、或いは作業用画面に既にある描画部品203を選択し、等間隔となる配置場所にマウスポインタを近づけた際に、描画部品201と描画部品202の座標を計算し、これら3つの描画部品の配置が等間隔となる位置にガイドライン204を表示する。
【0031】
尚、等間隔配置を助けるガイドラインの表示位置は、各描画部品の外郭(外形の輪郭)どうしの間隔が等しくなる位置に表示するか、各描画部品の基準点(具体的には、描画部品の左上、中央などの特定の点)が等間隔となる位置に表示するか、を選択することができる。又、この選択は、等間隔配置処理の実行前にガイドライン設定情報9bとして予め設定しておいてもよいし、描画部品を選択した後、選択できるようにしても良い。
【0032】
図4−2は、移動対象となる描画部品の大きさが他の描画部品の大きさと異なる場合において、各描画部品の外郭同士の間隔が等しくなる位置にガイドラインを表示した場合の一例を示す図であり、図4−3は、移動対象となる描画部品の大きさが他の描画部品の大きさと異なる場合において、各描画部品の基準点が等間隔となる位置にガイドラインを表示した場合の一例を示す図である。
【0033】
これらの図からわかるように、前者を選択することにより、大きさの異なる描画部品に対しても、等間隔に配置することができ、配置における自由度が向上する。
一方、後者を選択することにより、例えば、他の描画部品201、202が垂直方向に多数整列している状態において、大きさの異なる描画部品205を縦方向に複数整列させる場合、図4−3の例では、描画部品205の左側面を揃えて縦方向に整列させることができる。
【0034】
尚、本実施の形態においては、各描画部品の基準点を、水平方向(左、中央、右)、垂直方向(上、中央、下)からそれぞれ任意に設定可能とする。
【0035】
実施の形態3.
図5は、描画部品301、302が同一直線上に配置されている作業用画面において、移動対象となる描画部品303を配置する際に、ガイドラインの表示位置が他の描画部品間の間隔の何倍になっているかを併せて表示する場合の一例を示している。
メニューやツールバーから描画部品303を追加、或いは作業用画面に既にある描画部品303を選択し、配置位置にマウスポインタを近づけた際に、描画部品301と描画部品302の座標を計算し、各描画部品と配置対象の描画部品との間隔比率を数値などで表示する。図5の例では、描画部品302と303の間隔a5は、描画部品301と302の間隔a1の2倍なので、「200%」と数値305を表示している。
【0036】
実施の形態4.
図6は、描画部品401、402、403が同一直線431上に配置されている作業用画面に、描画部品404を等間隔配置する際の動作を示している。メニューやツールバーから描画部品404を追加、或いは作業用画面に既にある描画部品404を選択し、配置場所にマウスポインタを近づけた際に、描画部品401、402、403の座標を計算し、直線431上の等間隔配置できる位置にガイドライン451を表示するが、直線431と垂直に交わる線432上にも、同等の間隔を開けて配置できる位置にガイドライン452を表示する。
【0037】
この実施の形態によれば、ガイドラインに従い配置することで、1次元方向だけでなく、2次元方向にも等間隔配置を行うことが容易となる。
【0038】
実施の形態5.
図7は、描画部品501、502が同一直線上に配置されている画面に、描画部品503を配置する際の動作を示している。メニューやツールバーから描画部品503を追加、或いは作業用画面に既にある描画部品503を選択し、配置場所にマウスポインタを近づけた際に、描画部品501と描画部品502の中心点の座標を計算し、描画部品501、502を含む同一円周531上で、選択された描画部品を等間隔配置できる位置にガイドライン551を表示する。
【0039】
実施の形態6.
図8は、描画部品602a、602bが同一直線上に配置されており、これら2つの描画部品を一組として選択して、他の描画部品601に合わせて等間隔配置する際の例を示している。一組の描画部品602aと602bの選択を行うと、これらの描画部品の座標を計算し、描画部品601と等間隔に配置できる位置にガイドライン603a、603bを表示する。
【0040】
尚、上述の各実施の形態において、ガイドラインを表示するタイミングは、移動対象の描画部品を他の描画部品と同一直線上またはその近隣に近づけた時か、又は、移動対象の描画部品をマウスなどのポインティングデバイスで選択した時か、のいずれかを選択できる。
【0041】
これらの実施の形態に係る表示画面作成装置によれば、移動対象の描画部品を配置する際に、容易に他の描画部品と等間隔となる位置に配置することが可能になるため、表示画面作成の作業効率が向上し、画面作成工数の削減につながる。
【産業上の利用可能性】
【0042】
以上のように、本発明にかかる表示画面作成装置は、プログラマブル表示器などの表示画面を作成する際して、描画部品を等間隔配置させる場合に有用である。
【符号の説明】
【0043】
1 表示画面作成装置
2 入力部
3 ガイドライン設定部
4 描画部品配置部
5 表示部
6 ガイドライン表示位置計算部
7 ガイドライン表示制御部
8 記憶部
9a 描画部品情報
9b ガイドライン設定情報
10 制御部
11 メニュー表示部
12、13 ツールバー表示部
14 作業用画面
15、21〜23、101〜103 描画部品
16、104 ガイドライン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業用画面上に外部からの指示に基づいて複数の描画部品を配置することで表示用の画面を作成する表示画面作成装置であって、
上記作業用画面を表示する表示手段と、
上記複数の描画部品それぞれの位置に関する情報を記憶する記憶手段と、
外部から上記描画部品の移動の指示を受け付ける入力手段と、
上記外部からの指示で移動対象とされた描画部品とは異なる複数の描画部品が上記作業用画面に一直線上に配置されている場合に、上記記憶手段に記憶されている情報に基づいて、上記移動対象とされた描画部品と上記一直線上に配置されている複数の描画部品のいずれかとの間隔が、上記一直線上に配置されている複数の描画部品間の間隔と所望の比率になる位置を計算する計算手段と、
上記計算手段により計算された位置にガイドラインを表示する表示制御手段と、
を備えた表示画面作成装置。
【請求項2】
移動対象とされた描画部品と一直線上に配置されている複数の描画部品のいずれかとの間隔が、上記一直線上に配置されている複数の描画部品間の間隔と等しいことを特徴とする請求項1に記載の表示画面作成装置。
【請求項3】
移動対象とされた描画部品と一直線上に配置されている複数の描画部品のいずれかとの間隔が、上記一直線上に配置されている複数の描画部品間の間隔の半分であることを特徴とする請求項1に記載の表示画面作成装置。
【請求項4】
移動対象とされた描画部品と一直線上に配置されている複数の描画部品のいずれかとの間隔が、上記一直線上に配置されている複数の描画部品間の間隔の整数倍であることを特徴とする請求項1に記載の表示画面作成装置。
【請求項5】
表示制御手段は、一直線上に配置されている複数の描画部品が配置されている直線と垂直に交わる直線上に、ガイドラインを表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示画面作成装置。
【請求項6】
表示制御手段は、一直線上に配置されている複数の描画部品のいずれか2つの距離を直径とし当該2つの描画部品を通る円上に、移動対象とされた描画部品を移動した場合に、上記2つの描画部品と上記移動対象とされた描画部品との間隔が等しくなる位置にガイドラインを表示することを特徴とする請求項1記載の表示画面作成装置。
【請求項7】
作業用画面上に外部からの指示に基づいて複数の描画部品を配置することで表示用の画面を作成する表示画面作成装置であって、
上記作業用画面を表示する表示手段と、
上記複数の描画部品それぞれの位置に関する情報を記憶する記憶手段と、
外部から上記描画部品の移動の指示を受け付ける入力手段と、
上記外部からの指示で移動対象とされた描画部品が複数であって、当該複数の移動対象とされた描画部品とは異なる描画部品が上記作業用画面に配置されている場合に、上記記憶手段に記憶されている情報に基づいて、上記移動対象とされた複数の描画部品のいずれかと上記作業用画面に配置されている描画部品との間隔が、上記移動対象とされた複数の描画部品間の間隔と所望の比率になる位置を計算する計算手段と、
上記計算手段により計算された位置にガイドラインを表示する表示制御手段と、
を備えた表示画面作成装置。
【請求項8】
計算手段は、描画部品の間隔を、各描画部品の基準点の間隔を用いて、又は上記描画部品のそれぞれの外郭同士の間隔を用いて、計算することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の表示画面作成装置。
【請求項9】
表示制御手段は、移動対象とされた描画部品が外部からの指示で一直線上に配置されている複数の描画部品に近づけられたとき、上記移動対象とされた描画部品が外部からの指示で上記一直線上に配置されている複数の部品が配置されている直線上に近づけられたとき、又は、描画部品が外部からの指示で移動対象とされた直後に、ガイドラインを表示することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の表示画面作成装置。
【請求項10】
表示制御手段がガイドラインを表示した位置に、移動対象とされた描画部品を強制的に移動させる描画部品配置手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の表示画面作成装置。
【請求項11】
移動対象とされた描画部品と一直線上に配置されている複数の描画部品のいずれかとの間隔と、上記一直線上に配置されている複数の描画部品間の間隔と、の間の比率を表示することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の表示画面作成装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4−1】
image rotate

【図4−2】
image rotate

【図4−3】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10−1】
image rotate

【図10−2】
image rotate


【公開番号】特開2011−3145(P2011−3145A)
【公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−147842(P2009−147842)
【出願日】平成21年6月22日(2009.6.22)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】