説明

表示装置、操作装置及び画像形成装置

【課題】 簡単な構成で、車椅子使用者等にとっても容易に使用可能な表示装置。
【解決手段】 正像表示と鏡像表示とに切り換え可能な表示部と、前記表示部を鏡像表示に切り換えたときに前記表示部を反射させる反射鏡と、を備えたこと。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、健常者と共に車椅子使用者も容易に使用可能な表示装置、操作装置、及びこれらを備えた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの諸機能を備えた複合機等の画像形成装置においては、画像形成を行うための情報を表示する表示部や画像形成を行うために操作する操作部が、一般的に装置の上面に配置されている。従って、通常は使用者が立った姿勢で表示部を視認し、操作部を操作している。
【0003】
特に、複写機においては、原稿台に原稿を載置する際の作業性を確保するため、使用者の胸から腹の位置に原稿台があり、原稿台と略同等の高さで上方に向けて表示部や操作部を配置することにより、操作性を良好にし、複写機全体の構成を単純化して低原価にしている。
【0004】
しかるに、車椅子使用者等が画像形成装置を使用する場合があるが、従来の装置は健常者の使用を想定した構成になっているので、車椅子使用者等にとっては表示部が高すぎて見難く、特に表示部が液晶パネルからなる場合には斜めから見ることになって非常に見難いものであった。また、操作部の近傍には何のための操作部であるかを表示してあるが、同様にこの表示も非常に見難いものであった。
【0005】
このような問題に対処するため、操作部や表示部の角度を可変にして、車椅子使用者にとっても使い易くした装置がある(特許文献1,2参照)。
【0006】
また、表示部を上下移動させ、車椅子使用者が使用するときは表示部を下方に移動させて、視認し易くした装置がある(特許文献3参照)。
【0007】
また、操作表示部を斜め下方に引き出して、車椅子使用者にとっても使い易くした装置がある(特許文献4参照)。
【0008】
更に、操作部を水平に回転・突出させ、車椅子使用者が無理な姿勢を取らずとも装置に接近し易いようにした装置がある(特許文献5参照)。
【特許文献1】特開2003−246114号公報
【特許文献2】特開平11−272185号公報
【特許文献3】特開平11−345356号公報
【特許文献4】特開2003−94763号公報
【特許文献5】特開2003−305918号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
近年は、表示と操作の点で自由度が高いタッチパネル式の液晶表示板が多用されるようになってきた。しかし、このような液晶表示板は大きくて重く、しかも内部で電気的に接続されているため、上述の各特許文献に記載されているように移動させる構成にすると、身体的にハンディキャップのある使用者にとって非常に扱い難いものになる。また、液晶表示板を移動させるためには複雑で大型の機構を設けることになり、原価高になる。
【0010】
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、反射鏡を用いた簡単な構成で、車椅子使用者等にとっても容易に使用可能な表示装置、操作装置及びこれらを備えた画像形成装置を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的は下記の手段によって達成される。
【0012】
[請求項1]正像表示と鏡像表示とに切り換え可能な表示部と、前記表示部を鏡像表示に切り換えたときに前記表示部を反射させる反射鏡と、を備えたことを特徴とする表示装置。
【0013】
[請求項2]前記表示部は操作部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【0014】
[請求項3]前記反射鏡は前記表示部を反射させる状態と前記表示部を反射させない状態とに切り換え可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
【0015】
[請求項4]前記反射鏡の切り換え動作と、前記表示部における正像表示と鏡像表示との切り換え動作とが連動していることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
【0016】
[請求項5]正像表示を行う表示部と、前記表示部を偶数回反射させる複数の反射鏡と、を備えたことを特徴とする表示装置。
【0017】
[請求項6]前記表示部は操作部を備えていることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
【0018】
[請求項7]前記反射鏡は前記表示部を反射させる状態と前記表示部を反射させない状態とに切り換え可能であることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の表示装置。
【0019】
[請求項8]前記反射鏡が着脱自在であることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の表示装置。
【0020】
[請求項9]所定の操作を行う操作部と、前記操作部の上面若しくは前記操作部の近傍に位置し、正像と鏡像とで表記した表記部と、前記操作部及び少なくとも鏡像で表記した表記部を反射させる反射鏡と、を備えたことを特徴とする操作装置。
【0021】
[請求項10]所定の操作を行う操作部と、前記操作部の上面若しくは前記操作部の近傍に位置し、正像で表記した表記部と、前記操作部及び表記部を偶数回反射させる複数の反射鏡と、を備えたことを特徴とする操作装置。
【0022】
[請求項11]前記反射鏡は前記表記部を反射させる状態と前記表記部を反射させない状態とに切り換え可能であることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の操作装置。
【0023】
[請求項12]前記反射鏡が着脱自在であることを特徴とする請求項9〜11の何れか1項に記載の操作装置。
【0024】
[請求項13]前記表示部は画像形成を行うための情報を表示し、請求項1〜8の何れか1項に記載の表示装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【0025】
[請求項14]前記操作部を画像形成を行うために操作し、請求項9〜12の何れか1項に記載の操作装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【発明の効果】
【0026】
本発明の表示装置、操作装置及び画像形成装置によれば、表示部や操作部の像を反射鏡で正像として映して側方から視認することができるので、表示部や操作部に上方から正対することができない車椅子使用者等であっても容易に操作することができる。このように、従来の如く大型で複雑で重く、且つ内部で電気的に接続された表示部や操作部を移動させることがないので、簡単で安価な構成で、車椅子使用者等も容易に操作できる装置を提供できる。また、車椅子使用者は表示部や操作部を反射鏡を介して側方から視認でき、健常者は表示部や操作部を上方から視認できるので、どちらにとっても視認性や操作性が低下することがない。
【0027】
更に、ソフトウエアの書き換えやROMの交換によって表示部に鏡像表示することができるので、反射鏡を接着等により固定したり、操作部の周辺に鏡像文字を追加したりするのみで、既存の装置に対しても容易に対応可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
先ず、本発明の基本構成を図1乃至図4に基づいて説明する。図1は複写機を正面から見た斜視図、図2は健常者が使用するときの表示装置の拡大図、図3は車椅子使用者が使用するときの操作装置の拡大図、図4は車椅子使用者が使用するときの表示装置の拡大図である。
【0029】
図1に示す複写機は複写機本体HとADFとからなる。複写機本体Hの上面には操作パネルH1が設けられ、操作パネルH1には表示と操作が可能なタッチパネル1(表示部、操作部)、及び多数の操作釦からなる操作釦群2(操作部)が配置されている。タッチパネル1においては、紙サイズ、倍率、コピー濃度、コピー面等を選択し、設定できる。また、操作釦群2においては、コピー枚数を設定するテンキイやスタート釦等が配置されている。このように、タッチパネル1及び操作釦群2は画像形成を行うために種々の情報を表示し、操作するものである。
【0030】
そして、タッチパネル1及び操作釦群2の近傍にて使用者の反対側の位置に、支持枠で保持された反射鏡3,4が略45度の角度で操作パネルH1に固定され、タッチパネル1及び操作釦群2を前方に反射している。
【0031】
健常者である使用者が複写機を使用するとき、タッチパネル1は例えば図2に示す如き表示をしており、複写機の前に立ってタッチパネル1を視認して操作する。また、操作釦群2は例えば図3の如く形成され、各操作釦の操作内容は釦の上面若しくは釦の近傍に記載されている。このとき、使用者が真上からタッチパネル1及び操作釦群2を見ると、反射鏡3,4が邪魔になるが、体を僅かに後に反らして斜めから見れば、タッチパネル1及び操作釦群2を容易に視認でき操作可能である。
【0032】
また、車椅子使用者等が複写機を使用するときは、複写機の前面にある表示変換釦5を押すと、タッチパネル1は図2に示す正像の表示から図4に示す鏡像の表示に切り換わる。従って、車椅子使用者等が反射鏡3を横から、タッチパネル1の面と略平行な水平な方向から見れば、タッチパネル1の鏡像が反射鏡3で反射されて正像に映るので、タッチパネル1を容易に視認して適切に操作できる。なお、表示変換釦5を設けずに、タッチパネル1内に鏡像表示させる操作部を設けてもよい。
【0033】
一方、操作釦群2においては、図3に示す如く、各操作釦の操作内容は釦の近傍に正像文字と共に鏡像文字でも表記されているので(表記部)、同様に車椅子使用者等が反射鏡4を横から見れば、操作釦と少なくとも鏡像文字が反射鏡4で反射され、鏡像文字が正像文字として映るので、操作釦群2を適切に操作できる。
【0034】
なお、各操作釦に関する正像文字及び鏡像文字の表記は操作釦の上面でも近傍でもよい。
【0035】
また、図1乃至図4においては、2枚の反射鏡3,4を設けたが、一体化して1枚の反射鏡としてもよいし、タッチパネル1及び操作釦群2の数や配置によっては3枚以上の反射鏡を設けてもよい。
【0036】
以上の如き複写機においては、複雑で大型の機構を設けずとも、車椅子使用者や背の低い子供であっても、タッチパネル1及び操作釦群2を容易に視認でき操作可能になる。また、ソフトウエアの書き換えやROMの交換によってタッチパネル1に鏡像表示することができるので、反射鏡3,4を接着等により固定し、操作釦群2の周辺に鏡像文字を追加するのみで、既存の複写機に対しても容易に対応可能である。
【0037】
しかし、実際には複写機を使用する頻度は健常者の方が車椅子使用者より多く、上記の構成においては健常者にとって反射鏡3,4が少々煩わしい。そこで、健常者が使用するときは反射鏡3,4を退避させる構成の説明を以下に記す。なお、以下はタッチパネル1の反射鏡に関して記すが、操作釦群2の反射鏡に関しても同様である。
【0038】
図5はタッチパネル1を反射させる反射鏡13を操作パネルH1に設けた保持部15に挿脱自在に構成した一例である。
【0039】
健常者が使用するときは、反射鏡13を装着せず、正像に表示したタッチパネル1を上方から視認することになる。このときは、複写機の前面や側面における車椅子使用者の手が届く範囲にラック等を設け、その中に反射鏡13を配置しておく。
【0040】
一方、車椅子使用者が使用するときは、反射鏡13を保持部15に装着すれば、反射鏡13はタッチパネル1に対して略45度の角度で傾斜して保持される。このとき、前述の如く表示変換釦5を押してタッチパネル1を鏡像表示させれば、車椅子使用者でもタッチパネル1を容易に視認することができる。
【0041】
また、保持部15にスイッチ等を設け、反射鏡13の装脱に連動してタッチパネル1の正像・鏡像の切り換えを自動的に行ってもよい。
【0042】
なお、反射鏡13としてプラスチックにアルミ蒸着したものを用いれば軽くなるので、車椅子使用者でも容易に反射鏡13を装着することが可能である。
【0043】
このように非常に簡単な構成で、健常者にも車椅子使用者にも容易に使用可能な表示装置が実現できる。
【0044】
図6はタッチパネル1を反射させる反射鏡23を操作パネルH1上で手動で操作して移動可能に構成した一例である。
【0045】
健常者が使用するときは、図6(A)に示す如く、反射鏡23をタッチパネル1より左方摺動・退避させ、反射面を下方に位置させて倒伏させる。また、車椅子使用者が使用するときは、図6(B)に示す如く、反射鏡23をタッチパネル1の近傍に摺動させた後、略45度の角度で起立させる。この反射鏡23の移動操作に連動して、タッチパネル1の正像・鏡像の切り換えが自動的に行われる。
【0046】
このように反射鏡23を移動させる機構の一例を図7の断面図を参照して説明する。図7(A)は図6(A)に対応する反射鏡23等の縦断面図、図7(B)は図6(B)に対応する反射鏡23等の縦断面図である。
【0047】
支持枠24に支持された反射鏡23は支軸24aによって摺動部材25に回動自在に保持されている。また、摺動部材25には操作パネルH1に設けた摺動軸26が貫通しており、反射鏡23、即ち支持枠24を手動で左右に摺動させることにより摺動部材25は摺動軸26に沿って摺動する。また、板バネ27の一端が止めネジ28によって摺動部材25に固定されてタンブラー動作を行い、反射鏡23は倒伏したときと起立したときとに安定して保持される。
【0048】
なお、図示していないが、反射鏡23の起伏に連動するスイッチを設け、タッチパネル1の正像・鏡像の切り換えを行う。
【0049】
このように、健常者の使用時と車椅子使用者の使用時で反射鏡23の位置を手動で切り換えることができるので、健常者にも車椅子使用者にも容易に使用可能な表示装置が実現できる。
【0050】
図8はタッチパネル1を反射させる反射鏡33が自動的に起伏する構成の一例である。
【0051】
反射鏡33を支持する支持枠34の両端には支軸34aが突出しており、操作パネルH1に設けた一対の保持部材35に穿孔したカム溝35aに嵌合している。従って、健常者が使用するときは、図8(A)に示す如く、支軸34aをカム溝35aに沿って後方に移動させ、反射鏡33をタッチパネル1より後方に移動させて倒伏させる。車椅子使用者が使用するときは、図8(B)に示す如く、支軸34aをカム溝35aに沿って前方に移動させ、反射鏡33を前方に移動させてタッチパネル1に対して略45度の角度で起立させる。この反射鏡33の移動操作に連動して、タッチパネル1の正像・鏡像の切り換えが自動的に行われる。
【0052】
このように反射鏡33を自動的に移動させる機構の一例を図9の断面図を参照して説明する。図9(A)は図8(A)に対応する反射鏡33等の縦断面図、図9(B)は図8(B)に対応する反射鏡33等の縦断面図である。
【0053】
支持枠34の後端部はクランク状に形成され、後端部に設けた突部34bにコの字形の摺動部材36が嵌合している。摺動部材36はワイヤー37に保持され、ワイヤー37の移動に伴って左右に摺動する。ワイヤー37は不図示のモータによって駆動される。
【0054】
従って、健常者が使用するときは、表示変換釦5を押せば、図9(A)の如く、モータが駆動してワイヤー37を介して摺動部材36が右方に移動し、支持枠34即ち反射鏡33はカム溝35aに沿って倒伏する。一方、車椅子使用者が使用するときは、表示変換釦5を押せば、図9(B)の如く、モータが駆動してワイヤー37を介して摺動部材36が左方に移動し、支持枠34即ち反射鏡33はカム溝35aに沿って前方に移動してタッチパネル1に対して略45度の角度で起立する。なお、タッチパネル1の正像・鏡像の切り換えは、表示変換釦5の押圧や、支持枠34、摺動部材35、若しくはワイヤー36の移動に連動するスイッチの作動により自動的に行われる。
【0055】
なお、健常者が使用するときと車椅子使用者が使用するときとで反射鏡の位置を切り換える機構は、手動であっても自動であっても上述の機構に限定されるものではなく、種々の機構を採用することができる。そして、車椅子使用者の目の高さに応じてタッチパネル1に対する反射鏡の角度を45度以外の適切な角度に変更できるようにすることが一層望ましい。
【0056】
このようにして、車椅子使用者が複写機を使用するときには、低い視線であってもタッチパネル1の鏡像を反射鏡で正像にして映し、視認することができるので、タッチパネル1を容易に操作することが可能になる。
【0057】
但し、操作する車椅子使用者の指は鏡像となって視認されるので、慣れないと違和感が生ずる人がいるかも知れない。このような点を考慮した構成を図10に示す。図10は
図10においては、2枚の第1反射鏡43及び第2反射鏡44から構成され、第1反射鏡43を支持する支持枠45は支軸45aによって操作パネルH1に回動自在に保持され、第2反射鏡44を支持する支持枠46は支軸46aによって支持枠45に回動自在に保持されている。そして、健常者が使用するときは、図10(A)に示す如く、支持枠45即ち第1反射鏡43及び支持枠46即ち第2反射鏡44をタッチパネル1の後方に折り畳んで退避させる。一方、車椅子使用者が使用するときは、図10(B)に示す如く、支持枠45即ち第1反射鏡43及び支持枠46即ち第2反射鏡44を所定の角度で起伏させる。但し、タッチパネル1は常に正像の表示のままで鏡像の表示は行わない。従って、タッチパネル1の正像は2枚の第1反射鏡43及び第2反射鏡44に反射されて正像のままで第2反射鏡44より視認できるので、使用者の指も正像のままで違和感が生じない。
【0058】
なお、第1反射鏡43及び第2反射鏡44の起伏は手動に構成しても自動に構成してもよい。
【0059】
また、タッチパネル1を反射させる反射鏡の枚数は場合によっては4枚でもよく、要は偶数枚であるならば正像の表示のタッチパネル1を正像で視認することができる。
【0060】
その他に、上述のタッチパネル1は表示と操作を兼用し、操作釦群2は操作のみを行うものであったが、操作をせずに表示のみを行う表示部を設ける場合もある。このような場合にも、図1乃至図10に示した構成が適用できるが、他の構成も考えられる。この一例を以下に記す。
【0061】
表示部の近傍に支軸を中心に回動自在にて起伏可能なハーフミラーを配置する。そして、健常者が使用するときはハーフミラーを表示部の上に倒伏させると、表示部は自動的に正像表示する。このときは、使用者はハーフミラーを透過した正像を上方から視認することができる。一方、車椅子使用者が使用するときは、手動でも自動でもよいが、ハーフミラーを略45度に起立させると、表示部は自動的に鏡像表示する。このときは、使用者はハーフミラーで反射した表示部の像を横から視認する。このように、表示部のみのときは特に簡単な構成にすることができる。
【0062】
以上は複写機に付随した構成として説明したが、本発明は複写機に限定されるものではなく、プリンタ、ファクシミリ、並びに複写機、プリンタ及びファクシミリの諸機能を備えた複合機等の画像形成装置に適用でき、更に類似した機能を有する他の電子装置にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】複写機を正面から見た斜視図である。
【図2】健常者が使用するときの表示装置の拡大図である。
【図3】車椅子使用者が使用するときの操作装置の拡大図である。
【図4】車椅子使用者が使用するときの表示装置の拡大図である。
【図5】反射鏡を操作パネルに着脱自在にした表示装置の斜視図である。
【図6】反射鏡を操作パネル上で手動操作で移動させる表示装置の斜視図である。
【図7】図6の構成の縦断面図である。
【図8】反射鏡を自動的に起伏させる表示装置の斜視図である。
【図9】図8の構成の縦断面図である。
【図10】正像の表示部を2枚の反射鏡で視認する表示装置の斜視図である。
【符号の説明】
【0064】
H1 操作パネル
1 タッチパネル
2 操作釦群
3,4,13,23,33 反射鏡
5 表示変換釦
43 第1反射鏡
44 第2反射鏡

【特許請求の範囲】
【請求項1】
正像表示と鏡像表示とに切り換え可能な表示部と、
前記表示部を鏡像表示に切り換えたときに前記表示部を反射させる反射鏡と、
を備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記表示部は操作部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記反射鏡は前記表示部を反射させる状態と前記表示部を反射させない状態とに切り換え可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記反射鏡の切り換え動作と、前記表示部における正像表示と鏡像表示との切り換え動作とが連動していることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
正像表示を行う表示部と、
前記表示部を偶数回反射させる複数の反射鏡と、
を備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項6】
前記表示部は操作部を備えていることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記反射鏡は前記表示部を反射させる状態と前記表示部を反射させない状態とに切り換え可能であることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
前記反射鏡が着脱自在であることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の表示装置。
【請求項9】
所定の操作を行う操作部と、
前記操作部の上面若しくは前記操作部の近傍に位置し、正像と鏡像とで表記した表記部と、
前記操作部及び少なくとも鏡像で表記した表記部を反射させる反射鏡と、
を備えたことを特徴とする操作装置。
【請求項10】
所定の操作を行う操作部と、
前記操作部の上面若しくは前記操作部の近傍に位置し、正像で表記した表記部と、
前記操作部及び表記部を偶数回反射させる複数の反射鏡と、
を備えたことを特徴とする操作装置。
【請求項11】
前記反射鏡は前記表記部を反射させる状態と前記表記部を反射させない状態とに切り換え可能であることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の操作装置。
【請求項12】
前記反射鏡が着脱自在であることを特徴とする請求項9〜11の何れか1項に記載の操作装置。
【請求項13】
前記表示部は画像形成を行うための情報を表示し、請求項1〜8の何れか1項に記載の表示装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項14】
前記操作部を画像形成を行うために操作し、請求項9〜12の何れか1項に記載の操作装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−109201(P2006−109201A)
【公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−294642(P2004−294642)
【出願日】平成16年10月7日(2004.10.7)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】