説明

表示装置

【課題】 視野角が広く、表示速度が速く、自ら発光でき、消費電力も少なく、ディスプレイ部分内部を真空にする必要もなく、各画素のマトリクス配線及び駆動も不要で、薄型及び軽量、且つ高精細、大型化、低コスト化を実現する。
【解決手段】 発光スクリーン10,20,30は少なくとも光導電膜と発光層と透明電極とを有する。光源13は光を発生し、スポット光学系12は発光スクリーン上に光スポットを形成する。映像信号発生部16から光変調素子21は、発光スクリーン上に形成される光スポットを映像信号に基づいて変調する。ミラー駆動制御部9からマイクロミラー14は、発光スクリーン上で光スポットを矢印S方向に走査させる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンピュータ用ディスプレイ装置やテレビジョン受像機など各種の情報や画像等を表示する場合に好適な表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばコンピュータ用ディスプレイ装置やテレビジョン受像機などに使用される情報や画像等を表示する表示装置としては、例えばCRT(陰極線管)を用いた表示装置が存在する。
【0003】このCRT表示装置は、奥行きが大きく、設置スペースを多く必要とすることが欠点となっている。また、近年のCRT表示装置は、大画面化が著しく、このため更なる奥行き及び設置スペースの増大と同時に重量も非常に重くなってきている。このようなことから、CRT表示装置に代わる薄型で軽量な表示装置が望まれている。
【0004】一方、薄型で軽量の表示装置としては、例えば液晶ディスプレイ装置やプラズマディスプレイ装置などが存在し、これらの表示装置は、従来のCRT表示装置に代わって台頭しつつある。
【0005】しかし、液晶ディスプレイ装置の場合、視野角が狭いこと、表示速度が遅いこと、バックライトが必要であることなどの課題がある。
【0006】また、プラズマディスプレイ装置では、消費電力が大きいこと、ディスプレイ部分内部を最終的に真空としなければならないため、コストが高くなるなどの課題がある。
【0007】また、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置ともに、各画素に対応してアクティブマトリクス配線若しくは単純マトリクス配線を施す必要があり、そのため、例えば高精細になるほど若しくは大型化するほど、その作成が難しくなり、コストが上昇するといった問題を有している。
【0008】これに対して、近年は、有機材料の薄膜に一定の電流を与えることで高輝度に発光する有機タイプの発光ダイオード(LED)を使用した表示装置が注目されている。
【0009】当該有機タイプのLEDを使用したこの表示装置は、自ら発光すること、高速表示が可能であること、ディスプレイ部分内部を真空にする必要がないなどの特徴を有し、液晶ディスプレイ装置やプラズマディスプレイ装置の欠点を補うことが可能な新しい表示装置として期待されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した有機タイプのLEDを用いた表示装置においても、液晶ディスプレイ装置やプラズマディスプレイ装置と同様に、各画素のマトリクス配線及びその駆動が必要であり、それらに関する問題についてはなんら解決されていない。
【0011】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、視野角を広くでき、表示速度が速く、自ら発光でき、消費電力も少なく、ディスプレイ部分内部を真空にする必要もなく、さらに各画素のマトリクス配線及びその駆動も不要で、薄型及び軽量、且つ高精細、大型化を容易にし、低コストに製造可能な表示装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明に係る表示装置は、上述の課題を解決するために、少なくとも、光が照射された部分の電気的抵抗値が変化する光導電膜と電流が加えられた部分が発光する発光層と透明材料からなり且つ前記光導電膜に電圧を印加する一対の透明電極とを有する発光スクリーンと、前記発光スクリーン上に照射するための光を発生する光源と、前記光源からの光を集光して前記発光スクリーン上に光スポットとして形成する光学系と、前記発光スクリーン上に形成される光スポットを映像信号に基づいて変調する変調手段と、前記発光スクリーン上で前記光スポットを走査させるための光スポット走査手段とを備える。
【0013】請求項2に記載の本発明に係る表示装置は、上述の課題を解決するために、前記発光スクリーンが電子を高効率に生成する中間電極を備え、当該中間電極のサイズ、若しくは中間電極と光導電膜のサイズを、前記光スポットのサイズより同等以下の面積として、前記発光スクリーン上に複数配置している。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る表示装置の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】本発明の第1の実施の形態の表示装置は、図1に示すように、ガラス等の透明材料からなる透明基板1と、透明材料からなり且つ電圧を印加することが可能な透明電極2及び6と、光の照射により電気的抵抗値が変化(低下)する光導電膜3と、電子を大量且つ高効率に生成することが可能な中間電極4と、電流が加えられた部分が発光する発光材料からなる発光層5とが配された発光スクリーン10を有し、この発光スクリーン10上に、スポット光学系12による光スポットを照射することにより、当該発光スクリーン10を発光させるようにたものである。なお、透明電極6は、鑑賞者から見て発光スクリーン10の表面側に配置されるため、以下適宜、表面透明電極6と呼ぶことにし、透明電極2は、鑑賞者から見て発光スクリーン10の裏面側に配置されるため、以下適宜、裏面透明電極2と呼ぶことにする。
【0016】先ず、図1のような層構造を有する発光スクリーン10に対して光スポットを照射することによって、当該発光スクリーン10が発光する原理について説明する。
【0017】図1において、裏面透明電極2と表面透明電極6には、電圧源11から電圧を印加する。これら裏面透明電極2と表面透明電極6に電圧が印加された状態で、後述する光源からの光をスポット光学系12により集光して形成した光スポットを、当該発光スクリーン10の裏面側から照射する。
【0018】当該光スポットの光は、透明基板1及び裏面透明電極2を通り、光導電膜3に到達し、これにより、当該光導電膜3では、光スポットが照射されている部分SPの抵抗値が低下することになる。
【0019】このとき、裏面透明電極2と表面透明電極6には電圧が印加されているため、光導電膜3の当該抵抗値が低下した部分SPには、裏面透明電極2と表面透明電極6による電流が加えられ、これにより、当該抵抗値が低下した部分SPに対応した発光層5の発光材料が発光することになる。
【0020】次に、本発明実施の形態では、良好に発光する発光スクリーン10を作製するために、当該発光スクリーン10を構成する透明電極2及び6、光導電膜3、中間電極4、発光層5の各材料として、それぞれ以下のような条件を満たす材料を使用している。
【0021】本実施の形態では、発光層5の発光材料として、有機材料の薄膜に一定の電流を与えることで高輝度に発光する有機LEDを用いている。
【0022】ここで、有機LEDは半導体デバイスであるLEDと発光原理は異なるが、当該有機LEDを発光させるためには、半導体デバイスのLEDの場合と同様に、ホール(正孔)とエレクトロン(電子)を注入し、それらを発光材料内部若しくは界面で再結合させる必要がある。
【0023】したがって、発光層5の有機LEDを高輝度で発光させるためには、当該有機LEDに対して正孔輸送、電子輸送を効率良く行うことのできる電極材料を選定しなければならない。
【0024】一方で、本実施の形態の発光スクリーン10は、鑑賞者から見て裏面側から光スポットを照射し、その光スポット照射に応じて発光層5から発せられた光を、鑑賞者から見て表面側に出射させるようにしている。
【0025】このため、発光層5の有機LEDに対して正孔輸送、電子輸送を行う電極材料としては、当該発光スクリーン10の裏面側、表面側ともに、透明な電極材料を用いる必要がある。なお、透明な電極として有効な材料には、ITO(酸化インジウム錫)などがあり、当該ITOは正孔輸送層としての機能を果たすことが可能である。
【0026】また、本実施の形態では、発光スクリーン10の裏面側の透明電極(裏面透明電極2)と発光層5との間に光導電膜3と中間電極4が設けられている。
【0027】光導電膜3には、光スポットの光を受けて電気的抵抗値が大きく変化する材料が用いられる。なお、当該光を受けて電気的抵抗値が大きく変化する材料としては、例えばアモルファスシリコン、CdS、CdTeなどが挙げられる。ただし、これらアモルファスシリコン、CdS、CdTeなどの材料は、発光層5の有機LEDに対する電子輸送層としては向いていない。
【0028】中間電極4には、特開昭63−295695号公報などに書かれているように、電子を大量に高効率に生成するために、仕事関数の低い金属材料を使用することが望ましい。
【0029】以上のようなことから、本発明の第1の実施の形態では、透明基板1をガラスとし、裏面透明電極2を例えば厚さが200nmのITOとし、光導電膜3を例えば厚さが4μmのアモルファスシリコンとし、中間電極4を例えば厚さが1nmのリチウムとし、発光層5を2層構造とし、例えば発光層兼電子輸送層としてアルミ−キノリノール錯体であるAlq3を50nm、その上に正孔輸送材料としてトリフェニルジアミンを80nm形成し、さらに、表面透明電極6を例えば厚さ200nmのITOとした発光スクリーン10を用いることで、良好に発光する発光スクリーン10を実現している。
【0030】次に、本発明の第2の実施の形態について、図2を用いて説明する。なお、この図2において、図1の各構成要素と対応するものにはそれぞれ図1と同じ指示符号を付して、それらの詳細な説明は省略する。
【0031】第2の実施の形態の発光スクリーン20を構成する透明基板1、裏面透明電極2、光導電膜3、発光層5、表面透明電極6の各材料及び膜厚については、それぞれ第1の実施の形態の発光スクリーン10の例と同じである。
【0032】ここで、図1に示した第1の実施の形態の発光スクリーン10では、中間電極4を連続したリチウム薄膜により形成している。このように中間電極4を連続薄膜にすると、光導電膜3に照射された光スポットによる電界が、当該連続薄膜内で光スポットの径よりも大きく広がり、その結果、発光層5の発光径が拡散してしまう。このように発光層5の発光径が広がると、解像度が低下して画像がぼけることになる。
【0033】したがって、本発明の第2の実施の形態の発光スクリーン20では、中間電極を連続薄膜とするのではなく、光スポット径Daよりも小さい幅Db(面積)の島状配列の膜からなる中間電極41として形成している。より具体的に説明すると、第2の実施の形態では、光導電膜3としてのアモルファスシリコン上に、光スポット径Daよりも小さい例えば縦横幅Dbがそれぞれ5μmの四角形で、膜厚が100nmのアルミ薄膜を、7μmピッチ間隔でスクリーン全面に配列するように形成している。
【0034】これにより、本発明の第2の実施の形態によれば、発光層5の発光径が光スポット径より広がることはなく、解像度の低下を防ぐことが可能となる。
【0035】次に、本発明の第3の実施の形態について、図3を用いて説明する。なお、この図3において、図2の各構成要素と対応するものにはそれぞれ図2と同じ指示符号を付して、それらの詳細な説明は省略する。
【0036】第3の実施の形態の発光スクリーン30を構成する透明基板1、裏面透明電極2、中間電極41、発光層5、表面透明電極6の各材料及び膜厚については、それぞれ第2の実施の形態の発光スクリーン20の例と同じである。
【0037】ここで、前述した第2の実施の形態では、中間電極41を島状配列の膜として形成することにより、発光層5の発光径の拡散を防ぎ、解像度の低下を抑えているが、第2の実施の形態のように中間電極41のみを島状配列の膜とすると、それら中間電極41の隙間部分に、発光スクリーン20の表面側から外部光が入り込み、光導電膜3上に到達してしまうことになる。このように、光導電膜3上に外部光が入り込むと、その部分の光電動膜3の抵抗値が低下し、暗電流が増加してしまうことになる。
【0038】そこで、本発明の第3の実施の形態では、光導電膜31を中間電極41と同一形状とするようにしている。すなわち、第3の実施の形態では、光導電膜31を、図2の例のように連続薄膜とするのではなく、図3R>3に示すように、中間電極41と同じ位置で且つ同じ形状の島状配列としている。
【0039】これにより、本発明の第3の実施の形態によれば、発光スクリーン30の表面からの外部光が光導電膜31上に到達することがなくなり、したがって、外部光による暗電流の増加も発生しない。
【0040】次に、図4を用いて、上述した第1から第3の実施の形態の発光スクリーン10、20、30の何れかを備えた本発明実施の形態の表示装置の一構成例及び動作例について説明する。
【0041】図4において、光源13は、例えば波長640nmのレーザ光を出射するレーザ発振器からなる。
【0042】この光源13のレーザ発振器から出射されたレーザ光は、後述する光変調素子21と、スポット光学系12を介し、マイクロミラー14により反射されて、発光スクリーン(10、20、30)上に光スポットとして形成される。
【0043】ここで、マイクロミラー14は、例えばシリコンウェハーをエッチング加工してミラー形状にしたものであり、ミラー駆動部15からの駆動信号によって、スポット光学系12を介したレーザ光をロスなくその反射方向を高速に移動させることが可能となされている。
【0044】ミラー駆動部15は、ミラー駆動制御部19からの制御信号に応じてマイクロミラー14を駆動することにより、当該マイクロミラー14により反射されて発光スクリーン上に形成される光スポットを、図中矢印Sに示すようにスキャンさせる。なお、発光スクリーン上での光スポットのスキャンの仕方は、飛び越しスキャン方式、順次スキャン方式の何れであってもよい。
【0045】一方、映像信号発生部16は、発光スクリーン(10、20、30)上に表示すべき映像に対応した映像信号を発生する。当該映像信号発生部16からの映像信号は変調信号生成部17に送られる。
【0046】変調信号生成部17は、映像信号発生部16からの映像信号に基づいて、発光スクリーン上に形成される光スポットを輝度若しくはパルス変調するための光変調信号を生成し、その光変調信号を光変調素子駆動部18に送る。
【0047】光変調素子駆動部18は、光変調素子21を、光変調信号に応じて駆動する。これにより、発光スクリーン上に形成される光スポットは、映像信号に基づいて輝度若しくはパルス変調されることになる。
【0048】本実施の形態の表示装置においては、上述したように、発光スクリーン上の光スポットを映像信号に基づいて輝度若しくはパルス変調し、且つ、当該光スポットを発光スクリーン上でスキャンさせることにより、発光スクリーン上には発光映像が表示されることになる。
【0049】また、発光スクリーン上にカラー映像を発光表示させる場合には、例えば、発光層5として異なった波長で発光(例えば赤、緑、青の光)する複数の材料を配列したものを用いるか、或いは、発光層5として白色発光する材料を使用し、当該発光層5の上面(或いは発光スクリーンの表面側)に複数色のカラーフィルタ(例えば赤、緑、青の原色系のカラーフィルタ)を配列すればよい。
【0050】以上説明したように、本発明実施の形態の表示装置によれば、少なくとも裏面透明電極2と、光導電膜3(31)と、中間電極4(41)と、発光層5と、表面透明電極層6からなる発光スクリーン10(20、30)の裏面側へ、映像信号に基づいて輝度若しくはパルス変調された光スポットを照射して当該発光スクリーンを発光させることにより、従来の表示装置のようなマトリクス配線の必要がなく、自発光と高速表示が可能で、さらにディスプレイ部分を真空にする必要がなく、低コストで大画面化且つ高解像度の映像を表示することが可能である。すなわち、本発明実施の形態の表示装置は、視野角を広くでき、表示速度が速く、自ら発光でき、消費電力も少なく、ディスプレイ部分内部を真空にする必要もなく、さらに各画素のマトリクス配線及びその駆動も不要で、薄型及び軽量、且つ高精細、大型化が容易で、低コストに製造可能となる。
【0051】最後に、上述した各実施の形態の説明は本発明の一例であり、本発明は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。例えば、図4に示した構成では、光源13からの光を光変調素子21により光変調する例を挙げたが、例えば、光源13の発光動作を映像信号に基づく変調信号により直接に駆動制御するようにしても良い。
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明に係る表示装置によれば、少なくとも、光が照射された部分の電気的抵抗値が変化する光導電膜と電流が加えられた部分が発光する発光層と透明材料からなり且つ光導電膜に電圧を印加する一対の透明電極とを有する発光スクリーンと、発光スクリーン上に照射するための光を発生する光源と、光源光を集光して発光スクリーン上に光スポットとして形成する光学系と、発光スクリーン上に形成される光スポットを映像信号に基づいて変調する変調手段と、発光スクリーン上で光スポットを走査させるための光スポット走査手段とを備えることにより、視野角を広くでき、表示速度が速く、自ら発光でき、消費電力も少なく、ディスプレイ部分内部を真空にする必要もなく、さらに各画素のマトリクス配線及びその駆動も不要で、薄型及び軽量、且つ高精細、大型化が容易で、低コストに製造可能となる。
【0053】請求項2に記載の本発明に係る表示装置によれば、発光スクリーンは電子を高効率に生成する中間電極をも備え、当該中間電極のサイズと光導電膜のサイズのうち少なくとも一つを、光スポットのサイズより同等以下の面積として、発光スクリーン上に複数配置することにより、高解像度(高精細度)を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の発光スクリーンの構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の発光スクリーンの構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の発光スクリーンの構成を示す断面図である。
【図4】本発明の第1乃至第3の実施の形態の発光スクリーンが適用される表示装置の概略構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…透明基板、2…裏面透明電極、3…光電動膜、4,41…中間電極、5…発光層、6…表面透明電極、10…第1の実施の形態の発光スクリーン、11…電圧源、12…スポット光学系、13…光源、14…マイクロミラー、15…ミラー駆動部、16…映像信号発生部、17…変調信号生成部、18…光変調素子駆動部、19…ミラー駆動制御部、21…光変調素子

【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも、光が照射された部分の電気的抵抗値が変化する光導電膜と、電流が加えられた部分が発光する発光層と、透明材料からなり且つ前記光導電膜に電圧を印加する一対の透明電極とを有する発光スクリーンと、前記発光スクリーン上に照射するための光を発生する光源と、前記光源からの光を集光して前記発光スクリーン上に光スポットとして形成する光学系と、前記発光スクリーン上に形成される光スポットを映像信号に基づいて変調する変調手段と、前記発光スクリーン上で前記光スポットを走査させるための光スポット走査手段とを備えることを特徴とする表示装置。
【請求項2】 前記発光スクリーンは、電子を高効率に生成する中間電極を備え、当該中間電極のサイズ、若しくは中間電極と光導電膜のサイズを、前記光スポットのサイズより同等以下の面積として、前記発光スクリーン上に複数配置したことを特徴とする請求項1記載の表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2001−52876(P2001−52876A)
【公開日】平成13年2月23日(2001.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平11−221469
【出願日】平成11年8月4日(1999.8.4)
【出願人】(000004329)日本ビクター株式会社 (3,896)
【Fターム(参考)】