説明

表示装置

【課題】矩形のコーナー部がカットされた異形6角形である表示領域において、輝度むらや色むらを防止する。
【解決手段】走査線20と映像信号線30に囲まれた領域にサブ画素11が形成され、前記サブ画素11が3個組になって画素10が形成されている。表示領域60は、矩形のコーナー部がカットされた形状である表示領域傾斜部61を含む異形6角形である。表示領域傾斜部61において、走査線20が延在する方向におけるサブ画素11の数は、走査線20をまたぐ毎に表示領域60の片側で、3サブ画素あるいはその倍数で、均一に変化する。サブ画素11の数を均一に変化させることによって、ソースドライバ80における映像信号の大きさの調整を容易に行うことが出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表示装置に係り、特に特殊な形状の表示装置に対応するように、外形を矩形から変形させた異形となっている表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置に使用される液晶表示パネルは、画素電極および薄膜トランジスタ(TFT)等を有する画素がマトリクス状に形成されたTFT基板と、TFT基板に対向して、TFT基板の画素電極と対応する場所にカラーフィルタ等が形成された対向基板が配置され、TFT基板と対向基板の間に液晶が挟持されている。そして液晶分子による光の透過率を画素毎に制御することによって画像を形成している。
【0003】
液晶表示装置はフラットで軽量であることから、色々な分野で用途が広がっている。最近では、自動車の計器盤に取り付けられる速度計等の表示にも利用されている。自動車の計器盤は、スペースを節約するために、矩形ではなく、計器盤の形状に合わせるようにコーナーをカットした形状の液晶表示装置が要求されている。この場合、表示領域も外形に合わせてコーナーがカットされた異形となる。
【0004】
このような、コーナーがカットされた液晶表示装置の例として「特許文献1」には、コーナーをカットして、異形6角形とした液晶表示装置が記載されている。このような異形6角形とした構成において、映像信号線に接続される負荷、特に、走査線と映像信号線との容量による負荷が異なることによる輝度むらを対策するために、「特許文献1」には、表示領域の外で、映像信号線と走査線を交差させて、映像信号線に対する容量負荷を均一化させる構成が記載されている。
【0005】
同様に、表示領域が異形になることによって負荷が異なることによって、場所ごとに輝度が変化する現象を対策する構成として、「特許文献2」には、表示領域の外で、映像信号線と走査線を公差させるともに、ダミー画素を形成して、映像信号線に対する容量負荷を均一化させる構成が記載されている。この他の異形の外形を有する液晶表示装置として、「特許文献3」が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】WO02008/062575号公報
【特許文献2】WO02007/105700号公報
【特許文献3】特開2008−261938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
矩形のコーナーをカットしたような異形の表示領域を有する液晶表示装置において、映像信号線の負荷が異なることによる輝度むらを補正するために、「特許文献1」あるいは「特許文献2」に記載のように走査線と映像信号線を表示領域外において交差させる、あるいは、表示領域の外側にダミー画素を設けるという構成は、表示領域以外にこのためのスペースを確保する必要があり、その分、コーナーカット部において、液晶表示装置の外形を大きくしてしまうという問題を有する。
【0008】
本発明は、このような異形の表示装置において、表示領域の外側において、映像信号線の負荷を均一にするための走査線と映像信号線の交差部あるいは、映像信号線の負荷を均一にするためのダミー画素を設けることなく、輝度むらの発生を抑えた表示装置を実現することである。また、出来るだけ外形を小さくした異形の表示領域を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は上記問題を克服するものであり、主な具体的な手段は次のとおりである。主な具体的な手段の第1は、走査線が第1の方向に延在して第2の方向に配列し、映像信号線が第2の方向に延在して第1の方向に配列し、前記走査線と前記映像信号線に囲まれた領域にサブ画素が形成され、前記サブ画素が3個組になって画素が形成された表示装置であって、表示領域は、矩形のコーナー部がカットされた形状である表示領域傾斜部を含む異形6角形であり、前記表示領域傾斜部において、前記走査線が延在する方向における前記サブ画素の数は、前記走査線をまたぐ毎に表示領域の片側で、3サブ画素あるいはその倍数で、均一に数が変化することを特徴とする表示装置である。
【0010】
主な手段の第2は、走査線が第1の方向に延在して第2の方向に配列し、映像信号線が第2の方向に延在して第1の方向に配列し、前記走査線と前記映像信号線に囲まれた領域にサブ画素が形成され、前記サブ画素が3個組になって画素が形成された表示装置であって、表示領域は、矩形のコーナー部がカットされた形状である表示領域傾斜部を含む異形6角形であり、前記表示領域傾斜部の前記走査線に対する角度は、画素の横径をpx、画素の縦径をpyとした場合、tan−1(yp/xp)で表され、前記表示領域傾斜部において、前記走査線が延在する方向における前記サブ画素の数は、前記走査線をまたぐ毎に表示領域の片側で、3サブ画素あるいはその倍数で、均一に数が変化することを特徴とする表示装置である。
【0011】
本発明は、画素あるいはサブ画素がマトリクスに配置されている液晶表示装置あるいは有機EL表示装置に適用することが出来る。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、表示領域が、矩形のコーナー部がカットされた形状である表示領域傾斜部を含む異形6角形であるような表示装置において、画面の輝度むらを生じないように、ソースドライバにおける映像信号線の大きさの調整が容易になる。したがって、異形6角形の表示領域を有する表示装置において、輝度むらあるいは色むらの発生を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の液晶表示装置の平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】実施例1の表示領域傾斜部付近の拡大図である。
【図4】実施例1のサブ画素および画素の平面図である。
【図5】実施例1の表示領域傾斜部付近の映像信号線である。
【図6】比較例の表示領域傾斜部付近の拡大図である。
【図7】比較例の表示領域傾斜部付近の映像信号線である。
【図8】実施例2の表示領域傾斜部付近の拡大図である。
【図9】実施例2の表示領域傾斜部付近の映像信号線である。
【図10】実施例3の表示領域傾斜部付近の拡大図である。
【図11】実施例3のサブ画素および画素の平面図である。
【図12】実施例3の表示領域傾斜部付近の映像信号線である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に本発明の内容を実施例を用いて詳細に説明する。なお、以下の実施例では、液晶表示装置を例に説明するが、本発明は液晶表示装置に限らず、画素あるいはサブ画素がマトリクス状に形成された、例えば、有機EL表示装置等にも適用することが出来る。
【実施例1】
【0015】
図1は、本発明による液晶表示装置の平面図である。図1の液晶表示装置は、矩形のコーナーをカットした異形の6角形をしている。図2は図1のA−A断面図である。図1あるいは図2において、画素10がマトリクス状に形成されたTFT基板100の上にカラーフィルタ等が形成された対向基板200が配置されている。TFT基板100と対向基板200の間には図示しない液晶層が挟持されている。
【0016】
図1において、TFT基板100は対向基板200よりも大きく形成されており、TFT基板100が対向基板200よりも大きくなっている部分には走査線20を駆動するゲートドライバ70あるいは映像信号線30を駆動するソースドライバ80が配置されている。表示領域60には走査線20が横方向に延在し、縦方向に配列している。また、映像信号線30が縦方向に延在し、横方向に配列している。走査線20とゲートドライバ70は走査線引出し線21によって接続しており、映像信号線30とソースドライバ80は映像信号線引き出し線31によって接続している。ソースドライバ80は全ての映像信号線30と接続しているが、図1では、図が複雑となるのを防ぐために、最も左側のソースドライバ80のみ全ての映像信号線30と接続する映像信号線引き出し線31を記載している。
【0017】
図1において、画素形成領域50は太線で囲ってある。画素10は3個のサブ画素11、すなわち、Rサブ画素11(赤サブ画素11)、Gサブ画素11(緑サブ画素11)、Bサブ画素11(青サブ画素11)で構成されている。図1において、画素形成領域50と表示領域60は一致しているが、コーナーカットした部分では、表示領域60は画素形成領域50の包絡線となっている。この包絡線を表示領域傾斜部61という。今後、特に必要な場合を除いて、画素形成領域50と表示領域60を同意義で使用する。。
【0018】
図1において、表示領域傾斜部61では、上側にいくにしたがって、横方向の画素10の数が減少している。図1では、1走査線ごとに、左右合計で2画素、すなわち、6サブ画素分減少している。図1において、走査線20と映像信号線30で囲まれた領域にサブ画素11が形成されている。また、サブ画素毎に画素電極およびTFTが形成されている。すなわち、表示領域60はサブ画素11を単位として構成されている。したがって、表示領域60に傾斜をつける場合、サブ画素11を単位として傾斜をつければ、包絡線が最もスムースに形成される。しかし、本発明では、表示領域傾斜部61においては、3サブ画素を単位として表示領域60を形成している。すなわち、表示領域傾斜部61における包絡線は画素基準で、あるいは、3個のサブ画素基準で形成されている。これが本発明の特徴である。
【0019】
すなわち、画素10はR、G、Bのサブ画素11から構成されているが、表示領域60の傾斜部をできるだけスムースにしようとしてサブ画素を基準として表示領域傾斜部61の包絡線を形成すると、画素10内において、映像信号線30の長さが異なることになり、画素10内での色むらが生ずることになる。本発明では、表示領域傾斜部61における画素10内の色むらを防止することを、表示領域傾斜部61が幾何学的にスムースに形成されることよりも優先している。
【0020】
図3は図1における表示領域傾斜部61の拡大平面図である。図3において、映像信号線30がサブ画素11毎に縦方向に延在している。表示領域傾斜部61において、水平方向のサブ画素11の数は上に行くにしたがって、減少している。サブ画素11は1走査線20ごとに、表示領域片側で3個ずつ減少しているので、表示領域両側では、6個ずつ減少していることになる。図3において、n0,n1,n2等を水平方向の表示領域片側のサブ画素11の数を表している。n0はフルサイズにおける水平方向の表示領域片側のサブ画素11の数である。したがって、n0−n1=3、n1−n2=3、n3−n2=3等となっている。
【0021】
図4は、画素10とサブ画素11の関係を示す平面図である。図4において、サブ画素3個で1画素が形成されている。サブ画素11の大きさは横径xsが例えば、50〜100μm、縦径ypが例えば、150〜300μmであり、画素全体としては横径xpと縦径ypが等しい正方形となっている。
【0022】
図5は図3における映像信号線30のみを取り出した図である。図5において1pは1画素分の映像信号線を示している。図5に示すように、映像信号線30の長さは3本の映像信号線毎に変化している。3本の映像信号線は、3個のサブ画素に対応している。図5の構成では、映像信号線3本毎に映像信号線30の負荷が変化することになる。したがって、ソースドライバ80において、同じ映像信号を供給すると、映像信号線30が短い部分において、負荷が小さい分、各サブ画素11における映像信号が大きくなり、輝度むらを生ずることになる。
【0023】
しかし、図5のように、規則的に映像信号線30の長さを変化させることにより、ソースドライバ80にこの情報を入力しておくことによって、映像信号線30毎に映像信号の大きさを調整することを容易に行うことが出来る。また、映像信号線30の長さは、3サブ画素を含む1画素毎に同じ長さとしているので、仮に、映像信号の大きさの調整が完全でなくとも、色むらが生ずることは防止することが出来る。
【0024】
図6は、比較例としての、図1における表示領域傾斜部61の拡大平面図である。図6において、映像信号線30がサブ画素11毎に縦方向に延在している。表示領域傾斜部61において、水平方向のサブ画素11の数は上に行くにしたがって減少している。しかし、減少の仕方は本発明の場合と異なる。図6においては、サブ画素が1走査線ごとに、片側3個ずつ、すなわち、両側合計で6個ずつ減少している場所と、片側6個ずつ、すなわち、両側合計で12個ずつ減少している場所が存在している。
【0025】
図6において、n0,n1,n2等は水平方向の表示領域片側のサブ画素11の数を表している。n0はフルサイズにおける水平方向の表示領域片側のサブ画素の数である。図6においては、したがって、n0−n1=6、n1−n2=3、n3−n2=6等となっており、サブ画素11の数の変化が均一ではない。
【0026】
図7は図6における映像信号線30のみを取り出した図である。図7において、映像信号線30の長さは6本おきに変化したり、3本おきに変化したりして均一な変化ではない。映像信号線30がこのような均一ではない変化をすると、ソースドライバ80における映像信号の形成が複雑になり、ソースドライバ80の製造コストが増大する。
【0027】
これに対して、本発明では、映像信号線30の長さの変化が、走査線毎に均一なので、ソースドライバ80における映像信号の修正を容易に行うことが出来る。このように、本発明によれば、液晶表示装置の外形に合わせて表示領域60の形状を異形にした場合であっても、液晶表示装置の外形を大きくすることなく、色むら、あるいは、輝度むらを防止することが出来る。
【実施例2】
【0028】
図8は本発明の第2の実施例を示す液晶表示装置におけるコーナーカット部の平面図である。図8は図1における表示領域傾斜部61の拡大平面図である。図8において、サブ画素は1走査線ごとに、表示領域片側で6個ずつ減少しており、表示領域両側では、12個ずつ減少していることを除いて、実施例1の図3と同様である。すなわち、図8において、n0,n1,n2等は水平方向の表示領域片側のサブ画素11の数を表している。n0はフルサイズにおける水平方向の表示領域片側のサブ画素の数である。したがって、n0−n1=6、n1−n2=6、n3−n2=6等となっている。画素10の形状は図4と同様である。
【0029】
図9は図8における映像信号線30のみを取り出した図である。図9において1pは1画素分の映像信号線を示している。図9に示すように、映像信号線30の長さは6本の映像信号線30毎に変化している。6本の映像信号線30は、6個のサブ画素に対応している。図9の構成では、映像信号線6本毎に映像信号線の負荷が変化することになる。しかし、図9のように、規則的に映像信号線30の長さを変化させることにより、ソースドライバ80にこの情報を入力しておくことによって、映像信号線毎に映像信号の大きさを調整することが出来る。
【0030】
その他の効果は実施例1で説明したのと同様である。また、本実施例では、1走査線あたり表示領域片側6本の映像信号線の数を変化させているが、これに限らず、9本でも12本でも同様な効果を得ることが出来る。
【実施例3】
【0031】
実施例1あるいは2の場合、画素10は3個のサブ画素11から構成され、画素10の形状は図4に示すように、正方形である。実施例1あるいは実施例2の場合、表示領域傾斜部61の傾斜角θは、tan−1(yp/xp)あるいは1/2tan−1(yp/xp)等となり、限定される。したがって、種々の表示領域傾斜角度θに対応することが困難である。
【0032】
本実施例は、画素10の形状、あるいはサブ画素11の形状を表示領域傾斜角度θに合わせて変化させることによって、本発明を任意の角度の表示領域傾斜角度θに対応可能とするものである。図10は本発明の第3の実施例を示す液晶表示装置におけるコーナーカット部の平面図である。図10は図1における表示領域傾斜部61の拡大平面図である。
【0033】
図10において、サブ画素は1走査線ごとに、表示領域片側3個ずつ減少していることは実施例1の図3と同じである。また、図10において、n0,n1,n2等を水平方向の表示領域片側のサブ画素11の数とし、n0をフルサイズにおける水平方向の表示領域片側のサブ画素の数とした場合、n0−n1=3、n1−n2=3、n3−n2=3等となっていることも図3と同様である。
【0034】
しかし、図10における画素形状においては、図11に示すように、サブ画素11の縦横比は、図4の場合とは異なっており、画素10の形状は、正方形ではなく、横に長い長方形となっている。したがって、tan−1(yp/xp)で表される表示領域傾斜角度θは、実施例1の場合よりも小さくなっている。すなわち、表示領域傾斜角度θを任意の角度としたい場合は、サブ画素11すなわち画素10形状を変化させることによって、本発明を任意の表示領域傾斜角度θに対して適用することが出来る。
【0035】
図12は図11から映像信号線30のみを取り出した図である。図12において1pは1画素分の映像信号線30を示している。すなわち、映像信号線30を3本単位で走査線毎に均一に変化させることによって、ソースドライバ80における映像信号の大きさの調整を容易にしていることは、実施例1等と同様である。
【0036】
図10では、表示領域傾斜角度θは45度よりも小さくする場合を記載したが、θを45度よりも大きくする場合も同様である。すなわち、この場合は、画素10の形状を正方形でなく、縦長の長方形とすればよい。このように、画素10形状を表示領域傾斜部61に合わせて変化させることにより、本発明を任意の表示領域傾斜角度θに対応することが出来る。
【0037】
以上は液晶表示装置について説明した。しかし、本発明は液晶表示装置のみでなく、表示領域60に画素10あるいはサブ画素11がマトリクス状に形成された表示装置に適用することが出来る。例えば、有機EL表示装置は素子基板に発光素子と制御TFTを有するサブ画素11が形成され、このようなサブ画素11がマトリクス状に形成されている。また、各々赤、緑、青の光を発色する3個のサブ画素11によって画素10が形成されている。そして、素子基板は、例えば、ガラス板によって封止されている。このような有機EL表示装置の表示領域についても以上で説明したような本発明を適用することが出来る。
【0038】
更に、本発明は、図1に示すような2つのコーナーをカットした6角形の形状に限定されることなく、例えば4つのコーナーをカットした形状など、矩形形状からコーナーをカットした形状の表示領域を有する表示装置についても以上で説明したような本発明を適用することが出来る。
【符号の説明】
【0039】
10…画素、 11…サブ画素、 20…走査線、 21…走査線引出し線、 30…映像信号線、 31…映像信号線引き出し線、 50…画素形成領域、 60…表示領域、 61…表示領域傾斜部、 70…ゲートドライバ、 80…ソースドライバ、 100…TFT基板、 200…対向基板、 θ…表示領域傾斜角度。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
走査線が第1の方向に延在して第2の方向に配列し、映像信号線が第2の方向に延在して第1の方向に配列し、前記走査線と前記映像信号線に囲まれた領域にサブ画素が形成され、前記サブ画素が3個組になって画素が形成された表示装置であって、
表示領域は、矩形のコーナー部がカットされた形状である表示領域傾斜部を含む異形6角形であり、
前記表示領域傾斜部において、前記走査線が延在する方向における前記サブ画素の数は、前記走査線をまたぐ毎に表示領域の片側で、3サブ画素あるいはその倍数で、均一に数が変化することを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記表示領域傾斜部において、前記走査線が延在する方向における前記サブ画素の数は、前記走査線をまたぐ毎に表示領域の片側で、3サブ画素で、均一に数が変化することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
走査線が第1の方向に延在して第2の方向に配列し、映像信号線が第2の方向に延在して第1の方向に配列し、前記走査線と前記映像信号線に囲まれた領域にサブ画素が形成され、前記サブ画素が3個組になって画素が形成された表示装置であって、
表示領域は、矩形のコーナー部がカットされた形状である表示領域傾斜部を含む異形6角形であり、
前記表示領域傾斜部の前記走査線に対する角度は、画素の横径をpx、画素の縦径をpyとした場合、tan−1(yp/xp)で表され、
前記表示領域傾斜部において、前記走査線が延在する方向における前記サブ画素の数は、前記走査線をまたぐ毎に表示領域の片側で、3サブ画素あるいはその倍数で、均一に数が変化することを特徴とする表示装置。
【請求項4】
前記表示領域傾斜部において、前記走査線が延在する方向における前記サブ画素の数は、前記走査線をまたぐ毎に表示領域の片側で、3サブ画素で、均一に数が変化することを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記表示装置は液晶表示装置であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項6】
前記表示装置は有機EL表示装置であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−103335(P2012−103335A)
【公開日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−249766(P2010−249766)
【出願日】平成22年11月8日(2010.11.8)
【出願人】(502356528)株式会社 日立ディスプレイズ (2,552)
【Fターム(参考)】