説明

表示装置

【課題】表裏両面から観察可能な表示装置において、裏面側から観察させたくない情報を隠す。
【解決手段】表示装置1は、表示部1bと遮蔽部1cとを備える。表示部1bは、透明な画素が格子状に配列された画素面を有する。表示部1bに表示された画像はその表裏両面から観察可能である。遮蔽部1cは、表示部1bの裏面に重ねて配置され、マスクパターンを表示することにより表示部1bの画像を部分的に隠すことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電気的にオン・オフ可能な液晶製の遮蔽装置を液晶ディスプレイの表示画面に設け、所定の視線方向から表示画面を見えにくくすることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−107306号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、表裏両面から表示画像を観察可能な表示装置が、携帯電話や展示会用ディスプレイなどに利用されている。表示装置に表示される情報の中には、個人情報など他者に漏洩したくない情報が含まれる。しかし、従来の表示装置では、裏面側から観察させたくない情報を隠すことができなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明による表示装置は、透明な複数の画素が格子状に配列された画素面を有し、画素面の表裏両面から画素面を観察可能な表示部材と、表示部材の裏面に重ねて配置され、光を透過する透過状態と光を遮蔽する遮蔽状態とを取り得る遮蔽部材と、表示部材の画素面上に画像を表示する表示制御手段と、遮蔽部材の所定領域を遮蔽状態とし、画素面上の所定の表示領域を、表示部材の裏面側から観察不可にする遮蔽制御手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
表裏両面から観察可能な表示装置において、裏面側から観察させたくない情報を隠すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の一実施形態である表示装置を備える携帯機器の表面図の一例である。
【図2】本発明の一実施形態である表示装置を備える携帯機器の断面図の一例である。
【図3】本発明の一実施形態である表示装置を備える携帯機器のブロック構成図の一例である。
【図4】表示装置の表示部に表示される画面の一例である。
【図5】表示装置の遮蔽部に表示されるマスクパターンの一例である。
【図6】表示装置を表示部側から観察した状態を例示する図である。
【図7】表示装置を遮蔽部側から観察した状態を例示する図である。
【図8】遮蔽部にマスクパターンを表示するために実行される処理に関するフローチャートの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、本発明の一実施形態である表示装置を備える携帯機器の表面図の一例である。
図1に示す携帯機器100は、カメラ付携帯電話やデジタルカメラであって、表示装置1と、操作部材2と、撮像部3とを備える。
【0009】
表示装置1は透過型の表示画面を備える。表示装置1は、表示画面上に画像(文字や記号を含む)を表示することができる。ユーザは、表示装置1の表示画面に表示された文字や画像だけでなく、携帯機器100の裏面側の景色を観察することができる。
【0010】
操作部材2はスイッチボタン、キーボード、タッチパネルなどを含む。ユーザは、操作部材2を操作して携帯機器100へ所定の入力を行うことができる。携帯機器100は、操作部材2が操作されると、表示装置1に所定の文字や画像を表示したり、撮像部3により静止画像や動画像を撮像したりすることができる。
【0011】
図2は、携帯機器100の断面図の一例である。図2には、携帯機器100に備えられている保護パネル1aと、表示部1bと、遮蔽部1cと、保護パネル1dと、操作部材2と、撮像部3と、メイン基板4と、バッテリ5と、記録媒体6とが示されている。
【0012】
保護パネル1aと、表示部1bと、遮蔽部1cと、保護パネル1dとは、図1の表示装置1を構成する。保護パネル1aは、携帯機器100の表面側に設けられ、外部から課せられる荷重や衝撃から表示部1bなどを保護している。保護パネル1dは、携帯機器100の裏面側に設けられており、外部から課せられる荷重や衝撃から遮蔽部1cなどを保護している。保護パネル1aおよび1dは、硬質ガラスやアクリルパネルなど光を透過する材料で構成される。
【0013】
表示部1bは、複数の有機発光ダイオード(OLED)が透明画素として格子状に配置されたものであって、各画素が自己発光することにより所定の画像の表示を行う。表示部1bは、携帯機器100の表面側と裏面側との両方向に光を発する。また、表示部1bにおいて自己発光していない有機発光ダイオードは透明であるため、表示画面を観察時に正面の景色も透過して確認できる。画素が格子状に配置されることによってできる平面のことを画素面と称する。
【0014】
遮蔽部1cは、表示部1bよりも携帯機器100の裏面側に表示部1bに重ねて配置される。遮蔽部1cは、ドットマトリクス液晶により構成され、そのドットマトリクス液晶面上の所定領域にマスクパターンを表示することができる。遮蔽部1cのマスクパターンを表示していない領域は表示部1bが透けて見える透過状態にある。一方、遮蔽部1cのマスクパターンを表示している領域は表示部1bが透けて見えない遮蔽状態にある。遮蔽部1cにおいてマスクパターンを表示できる領域は、表示部1bの画素面全体より広い。遮蔽部1cの解像度の値は、表示部1bの解像度の値以下である。
【0015】
表示部1bの画素面にある画素は携帯機器100の表面側と裏面側との両方向に向けて発光するため、表示部1bに表示された画像は遮蔽部1cのマスクパターンにより遮蔽される場合を除いて、携帯機器100の表面側と裏面側との両方向から観察することができる。たとえば、表示装置1を撮像部3用のファインダとして用いる場合に被撮影者からも撮像画像を確認することができる。特に撮影者が撮影者自身を撮影するときは有用である。
【0016】
メイン基板4は、表示部1bや、遮蔽部1c、操作部材2、撮像部3、バッテリ5などと電気的に接続されている。携帯機器100の操作部材2は、メイン基板4に接続されている。操作部材2がユーザにより操作されると、その入力信号がメイン基板4へ送信される。また、携帯機器100は、バッテリ5を有し、バッテリ5から所定の電力が供給される。
【0017】
記録媒体6は、フラッシュメモリなどの不揮発性の記録媒体である。記録媒体6には、表示部1bに表示される静止画像や動画像の画像データなどが記憶されている。また、撮像部3において撮像された静止画像や動画像の画像データも、記録媒体6に記憶される。
【0018】
図3は、携帯機器100のブロック構成図の一例である。図3のブロック構成図には、表示部1bと、遮蔽部1cと、操作部材2と、撮像部3と、メイン基板4と、バッテリ5と、記録媒体6とが示されている。図3では、メイン基板4には、CPU40と、ROM41と、RAM42と、表示制御部43と、VRAM44とが含まれることが示されている。
【0019】
CPU40は、操作部材2からの入力信号に基づいて、ROM41等に記憶されたプログラムを読み出し、RAM42を作業領域としてそのプログラムを実行する。そして、CPU40は、そのプログラムに基づいて、撮像部3や、記録媒体6、表示制御部43などを制御する。
【0020】
表示制御部43は、VRAM44を介して表示部1bへ画像を表示し、遮蔽部1cへマスクパターンを表示する。これらの処理は、CPU40からのアプリケーション画面の描画命令に基づいて実行される。CPU40からの描画命令は、表示部1bに文字や画像等を表示するための表示制御信号と、遮蔽部1cにマスクパターンを表示するための遮蔽制御信号とからなる。
【0021】
表示制御信号は、CPU40が生成する信号であって、アプリケーション画面を表示部1bに表示するためのテキストデータや、画像データなどの各種データを含む。遮蔽制御信号は、CPU40が生成する信号であって、アプリケーション画面に表示する情報のうち、表示装置1の裏面側から観察不可とすべき情報を指定する。たとえば、ユーザがパスワード等の情報を入力する入力フォームや、ソフトウェアキーボードなどを表示装置1の裏面側から観察不可とすべき情報として指定する。
【0022】
VRAM44は、表示部1b用のメモリ領域である描画プレーンと、遮蔽部1c用のメモリ領域である遮蔽プレーンとを有する。表示制御部43は、CPU40が生成した表示制御信号に基づいて、表示部1bに表示すべきアプリケーション画面の画像をVRAM44の描画プレーンに描画する。また、表示制御部43は、遮蔽制御信号に基づいて、遮蔽部1cに表示すべきマスクパターンをVRAM44の遮蔽プレーンに描画する。描画プレーンに描画された画像は、表示部1bに表示される。また、遮蔽プレーンに描画されたマスクパターンは、遮蔽部1cに表示される。
【0023】
表示制御部43が描画するマスクパターンは、たとえば長方形であって、裏面側から観察不可とすべき情報に関する画像の表示に用いられる画素の総面積より広い範囲を覆い隠す。マスクパターンは、表示部1bに描画された画像に重なる位置に描画される。
【0024】
表示制御部43の処理により、表示装置1に表示される画像について図4から図7を用いて説明する。
【0025】
図4は、表示部1bに表示されるアプリケーション画面の一例を示す図である。図4の例では、表示部1bにパスワード入力画面110が表示される。図4のパスワード入力画面110には、パスワードを入力するための入力フォーム111と、ソフトウェアキーボード112とが含まれる。
【0026】
CPU40は、パスワード入力画面110を表示するための表示制御信号と、入力フォーム111とソフトウェアキーボード112とを表示装置1の裏面側から観察不可とするための遮蔽制御信号とを生成する。表示制御信号には、たとえば入力フォーム111を表示するためのタグを含むHTMLを含む。遮蔽制御信号では、入力フォーム111と、ソフトウェアキーボード112とが指定される。
【0027】
表示制御部43は、表示制御信号に基づいて、入力フォーム111やソフトウェアキーボード112などの画像を描画プレーンに描画する。たとえば、HTMLに含まれるタグに基づいて、入力フォーム111を描画する場所や大きさを決定し、入力フォーム111に関する画像を描画プレーンに描画する。描画プレーンに描画された入力フォーム111やソフトウェアキーボード112などの画像は、パスワード入力画面110として図4のように表示部1bに表示される。
【0028】
図5は、遮蔽部1cに表示される画面の一例を示す図である。図5の遮蔽画面120は、図4のパスワード入力画面110に関する表示制御信号と共に生成した遮蔽制御信号に基づいて表示されたものである。CPU40は、パスワード入力画面110に関する遮蔽制御信号において、入力フォーム111と、ソフトウェアキーボード112とを、表示装置1の裏面側から観察不可とすべき画像に指定している。表示制御部43は、入力フォーム111を覆い隠すようなマスクパターン121と、ソフトウェアキーボード112を覆い隠すようなマスクパターン122を遮蔽プレーンに描画する。遮蔽プレーンに描画されたマスクパターン121とマスクパターン122とは、図5の遮蔽画面120のように遮蔽部1cに表示される。図5の遮蔽部1cでは、マスクパターン121とマスクパターン122とが表示されている領域が遮蔽状態となり、それ以外の領域は透過状態となっている。
【0029】
図6および図7は、表示部1bにパスワード入力画面110を表示し、遮蔽部1cに遮蔽画面120を表示したときの携帯機器100を示している。図6は、携帯機器100を
表示装置1の表面側から観察した状態を示している。図7は、携帯機器100を表示装置1の裏面側から観察した状態を示している。図6では、入力フォーム111およびソフトウェアキーボード112を観察することができる。また、入力フォーム111の後ろにはマスクパターン121を観察することができる。さらに、ソフトウェアキーボード112の後ろにはマスクパターン122を観察することができる。しかし、図7では、入力フォーム111およびソフトウェアキーボード112は、マスクパターン121およびマスクパターン122により隠され、観察することができない。
【0030】
なお、図5、図6、および図7では、マスクパターン121およびマスクパターン122を図示する際ハッチングを用いているが、実際に遮蔽部1cに表示されるマスクパターンは所定の色による塗りつぶしであることが望ましい。
【0031】
図8は、表示装置1の遮蔽部1cにマスクパターンによる遮蔽画面を描画するために表示制御部43が実行する処理を示すフローチャートである。ステップS100では、表示制御部43は、CPU40から遮蔽制御信号を受信する。ステップS110では、表示制御部43は、ステップS100で受信した遮蔽制御信号に基づいて、マスクパターンを表示する遮蔽部1c上の領域を決定する。ステップS120では、表示制御部43は、ステップS110で遮蔽部1c上の領域を決定されたマスクパターンをVRAM44の遮蔽プレーンに描画する。遮蔽部1cには、遮蔽プレーンに描画されたマスクパターンが表示される。
【0032】
ステップS130では、表示制御部43は、次の遮蔽画面を表示するための遮蔽制御信号を受信したか否かを判定する。表示制御部43は、次の遮蔽画面を表示するための遮蔽制御信号を受信するまでステップS130で待機し、次の遮蔽画面を表示するための遮蔽制御信号を受信したら処理をステップS140に進める。ステップS140では、表示制御部43は、表示部1bに次画面が表示されたか否かを判定する。たとえば、表示制御部43が次画面の画像をVRAM44の描画プレーンに描画し終えたか否かを判定する。表示制御部43は、表示部1bに次画面が表示されるまでステップS140で待機し、次画面が表示部1bに表示されたと判定されたら処理をステップS150に進める。ステップS150では、遮蔽部1cに表示されていたマスクパターンを消去し、処理をステップS110に戻す。そして、次画面用のマスクパターンを表示する領域を決定する。
【0033】
以上説明した各実施の形態によれば、次の作用効果を奏する。
表示装置1は、自己発光型の透明な画素が格子状に配列された画素面を有する表示部1bを備える。表示部1bの画素は、その表裏両面に向かって発光しており、その光は表示装置1の表裏両面から観察可能である。また、表示装置1は遮蔽部1cを備える。遮蔽部1cは、表示部1bの裏面に重ねて配置され、マスクパターンを表示することにより光を遮蔽する遮蔽状態と、マスクパターンを表示しないことにより光を透過する透過状態とを取り得る。表示部1bへの画像の表示処理は、表示制御部43がVRAM44の描画プレーンを介して実行する。遮蔽部1cへのマスクパターンの表示処理は、表示制御部43がVRAM44の遮蔽プレーンを介して実行する。これにより、表裏両面から表示画像を観察可能な表示装置1において、裏面側から観察させたくない情報を隠すことができる。
【0034】
遮蔽部1cにおいてマスクパターンを表示することができる領域は、表示部1bの画素面全体より広い。表示部1bは画素面に対して垂直の方向から観察されるとは限らない。マスクパターンを表示できる領域を画素面全体より広くすることによって、画素面を斜め方向からも観察できないようにすることができる。
【0035】
マスクパターンが描画される遮蔽部1cの領域は、表示装置1の裏面側から観察不可とすべき画像が表示される表示部1bの領域を覆い隠すように重なり、マスクパターンの表示領域は、観察不可にすべき表示部1bの画素の総面積よりも広い。これにより、観察不可にすべき表示部1bの画素を斜め方向からも観察できないようにすることができる。
【0036】
描画プレーンへの画像の描画と、遮蔽プレーンへのマスクパターンの描画とは、共に表示制御部43が実行する。同一の部材が実行することにより、表示装置1を含む機器における部材数の低減に貢献する。
【0037】
遮蔽部1cの解像度の値は、表示部1bの解像度の値以下である。これにより、マスクパターンを高速に描画でき、表示部1bに表示される画面の切替えに対するレスポンスがよくなる。
【0038】
以上の各実施の形態は、以下のように変形して実施できる。
上記の実施形態では、表示部1bは、自己発光型のOLEDとしたが、それに限定しない。たとえば、自己発光しない半透過型の液晶表示部材を利用してもよい。この際に、裏面からの光がバックライトとして使用されるが、裏面側が暗いときのために透過式のバックライトを設けてもよい。
【0039】
上記の実施形態では、表示制御部43が描画するマスクパターンは、表示装置1の裏面側から観察不可とすべき画像の表示に用いられる画素の総面積より広い範囲を覆い隠すこととし、その形状は長方形であるものとした。これは、表示装置1の裏面側から観察不可とすべき画像が含まれる場合は、遮蔽部1c全体にマスクパターンを表示することを含む。また、ユーザが操作部材2を介して所定の操作を行ったときに、遮蔽部1c全体にマスクパターンを表示することにしてもよい。なお、遮蔽部全体にマスクパターンを表示するための専用の操作部材を表示装置1の外縁に設けてもよい。
【0040】
以上で説明した各実施の形態や各種変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されない。たとえば、発明の特徴が損なわれない範囲で各実施形態や各種変形例を任意に組み合わせて実行してもよい。
【符号の説明】
【0041】
1 表示装置
1a,1d 保護パネル
1b 表示部
1c 遮蔽部
2 操作部材
4 メイン基板
6 記録媒体
40 CPU
41 ROM
43 表示制御部
44 VRAM
121,122 マスクパターン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明な複数の画素が格子状に配列された画素面を有し、前記画素面の表裏両面から前記画素面を観察可能な表示部材と、
前記表示部材の裏面に重ねて配置され、光を透過する透過状態と光を遮蔽する遮蔽状態とを取り得る遮蔽部材と、
前記表示部材の前記画素面上に画像を表示する表示制御手段と、
前記遮蔽部材の所定領域を遮蔽状態とし、前記画素面上の所定の表示領域を、前記表示部材の裏面側から観察不可にする遮蔽制御手段と、
を備えることを特徴とする表示装置。
【請求項2】
請求項1に記載の表示装置において、
前記遮蔽状態となり得る前記遮蔽部材の領域は、前記画素面全体よりも広く、前記画素面全体を前記表示部材の裏面側から観察不可にすることができることを特徴とする表示装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の表示装置において、
前記遮蔽制御手段は、前記表示部材の裏面側から観察不可にする前記画素面上の所定の表示領域よりも広い前記遮蔽部材の領域を前記遮蔽状態とすることを特徴とする表示装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の表示装置において、
前記表示制御手段と前記遮蔽制御手段とは、同一部材によって実行されることを特徴とする表示装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載の表示装置において、
操作部材を前記表示装置の表面側に備え、
前記表示部材の表面側は、前記表示装置の表面側に向いていることを特徴とする表示装置。
【請求項6】
請求項5に記載の表示装置において、
前記操作部材を介して所定の操作が行われたとき、前記遮蔽部材の全域を前記遮蔽状態とすることを特徴とする表示装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の表示装置において、
前記遮蔽部材は、前記所定領域に所定の遮蔽用画像を表示することにより前記遮蔽状態となり、
前記遮蔽部材の解像度の値は前記表示部材の解像度の値以下であることを特徴とする表示装置。
【請求項8】
請求項1から7に記載の表示装置において、
前記表示部材における前記透明な複数の画素は自己発光型の画素であって、前記画素面の表裏両面に向かって光を射出することを特徴とする表示装置。
【請求項9】
請求項1から7に記載の表示装置において、
前記表示部材における前記透明な複数の画素は半透過型液晶であることを特徴とする表示装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−194243(P2012−194243A)
【公開日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−56481(P2011−56481)
【出願日】平成23年3月15日(2011.3.15)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】