説明

表示装置

【課題】スクリーンの変形によるスクリーンと表示機構との貼りつきを防止すること。
【解決手段】表示装置は、表示機構と、表示機構の少なくとも一部を覆うスクリーンと、表示機構とスクリーンとの間に配されるスペーサと、を備える。表示装置は、表示機構、スクリーン及びスペーサによって形成される空間が外部と導通するための導通孔を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)等の表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯端末機等の表示装置として使用されるLCD装置は、LCDと、LCDを外部から保護するスクリーンと、LCDとスクリーン間に配置されるスペーサと、を備える(例えば、特許文献1及び2参照)。
【0003】
例えば、特許文献1に記載の表示装置は、基板および基板によって保持された表示媒体層を有する表示パネルと、表示パネルの周縁部に設けられたフレームと、表示パネルのパネル面に対向するように設けられた防塵ガラスと、表示パネルと防塵ガラスとの間に挟まれ、表示パネルと防塵ガラスとの間隔を所定の間隔に保つためのスペーサとを備える。
【0004】
また、特許文献2に記載の電気機器の防塵構造は、筺体の開口部を覆うスクリーンと、開口部の内側に実装され、スクリーンに対向するデバイス面を有する実装デバイスとを備え、デバイス面の端部付近に弾性力を有する樹脂(スペーサ)が塗布され、樹脂はスクリーンとの間で押圧されることにより、スクリーンとデバイス面の間の気密をとる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−58065号公報
【特許文献2】特開2006−41185号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以下の分析は、本発明の観点から与えられる。
【0007】
図27に、本発明が解決しようとする課題を説明するための、背景技術に係る表示装置の概略断面図を示す。表示装置900において、LCDユニット902上に、スペーサ904を介してスクリーン905が接合材906によって貼り付けられている。
【0008】
このような表示装置900に対して、スクリーン905上から押圧力が加わると(図27(a))、スクリーン905は図27(b)のように撓む。このとき、LCDユニット902、スペーサ904及びスクリーン905によって形成される空間A内の空気が外に押し出される。次に、スクリーン905への押圧力がなくなると、スクリーン905は元の形状に戻ろうとする。しかし、スペーサ904とLCDユニット902間の密着性及びスペーサ904とスクリーン905間の密着性が高いと、スペーサ904が気密性を高めるパッキンとして機能することになる。すなわち、空間Aは密閉性の高い空間となり、空間Aの外部から空気を取り込むことができない。したがって、空間Aには負圧が生じたままになってしまい、スクリーン905は元の形状に復元せず、LCDユニット902に貼り付いたような状態のままとなってしまうという問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1視点によれば、表示装置は、表示機構と、表示機構の少なくとも一部を覆うスクリーンと、表示機構とスクリーンとの間に配されるスペーサと、を備える。表示装置は、表示機構、スクリーン及びスペーサによって形成される空間が外部と導通するための導通孔を有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、以下の効果のうち少なくとも1つを有する。
【0011】
本発明においては、表示機構、スクリーン及びスペーサによって形成される空間と当該空間の外部とが連通されている。これにより、当該空間内の内圧を外圧と等しくすると共に、当該空間が密閉されることを防止することができる。したがって、スクリーンが変形後に復元する際に、外部から当該空間に空気を取り込むことができ、スクリーンの変形を解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の第1実施形態に係る表示装置の概略斜視図。
【図2】図1に示す表示装置の概略分解斜視図。
【図3】図1のIII−III線における表示装置の概略断面図。
【図4】図3に示す断面における導通孔部分の概略部分断面図。
【図5】図1のV−V線における表示装置の概略断面図。
【図6】図5に示す断面における導通孔部分の概略部分断面図。
【図7】図1のVII−VII線における表示装置の導通孔部分の概略部分断面図。
【図8】第1実施形態におけるスペーサの概略平面図。
【図9】第1実施形態に係る表示装置の動作を説明するための概略断面図。
【図10】スクリーンとスペーサ間に接合材を有しない形態の導通孔部分の概略部分断面図。
【図11】複数の部品から形成されるスペーサの一例を示す概略断面図。
【図12】第2実施形態に係る表示装置における導通孔部分の概略部分断面図。
【図13】第3実施形態に係る表示装置における導通孔部分の概略部分断面図。
【図14】第3実施形態におけるスペーサの概略部分断面図。
【図15】第4実施形態に係る表示装置における導通孔部分の概略部分断面図。
【図16】第4実施形態に係る表示装置における導通孔部分の概略部分断面図。
【図17】図15及び図16に示すスペーサの概略平面図。
【図18】第5実施形態に係る表示装置における導通孔部分の概略部分断面図。
【図19】第5実施形態に係る表示装置における導通孔部分の概略部分断面図。
【図20】図18及び図19に示すスクリーンの概略平面図。
【図21】第6実施形態に係る表示装置における導通孔部分の概略部分断面図。
【図22】第6実施形態に係る表示装置における導通孔部分の概略部分断面図。
【図23】図21及び図22に示す接合材の概略平面図。
【図24】第3実施形態に係る表示装置における導通孔部分の概略部分断面図。
【図25】第3実施形態に係る表示装置における導通孔部分の概略部分断面図。
【図26】図24とは異なる形態の表示装置における導通孔部分の概略部分断面図を示す。
【図27】本発明が解決しようとする課題を説明するための、背景技術に係る表示装置の概略断面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
上記第1視点の好ましい形態を以下に記載する。
【0014】
上記第1視点の好ましい形態によれば、スペーサは、導通孔の少なくとも一部を形成する第1流通路を有する。
【0015】
上記第1視点の好ましい形態によれば、スペーサの形状は枠状である。第1流通路は、スペーサの内周と外周とを結ぶ溝である。
【0016】
上記第1視点の好ましい形態によれば、スペーサは、複数の部品が枠状に形成されたものである。第1流通路は、部品間の領域である。
【0017】
上記第1視点の好ましい形態によれば、スクリーンは、導通孔の少なくとも一部を形成する第2流通路を有する。
【0018】
上記第1視点の好ましい形態によれば、第2流通路は、スクリーンの外縁から内方に向かう溝である。
【0019】
上記第1視点の好ましい形態によれば、表示装置は、スペーサとスクリーンとを接合する接合材をさらに備える。接合材は、導通孔の少なくとも一部を形成する第3流通路を有する。
【0020】
上記第1視点の好ましい形態によれば、接合材は、複数の部品が枠状に形成されたものである。第3流通路は、部品間の領域である。
【0021】
本発明の第1実施形態に係る表示装置について説明する。図1に、本発明の第1実施形態に係る表示装置の概略斜視図を示す。図2に、図1に示す表示装置の概略分解斜視図を示す。図3に、図1のIII−III線における表示装置の概略断面図を示す。図4に、図3に示す断面における導通孔部分の概略部分断面図を示す。図5に、図1のV−V線における表示装置の概略断面図を示す。図6に、図5に示す断面における導通孔部分の概略部分断面図を示す。図7に、図1のVII−VII線における表示装置の導通孔部分の概略部分断面図を示す。図面においては、表示装置の一例としてLCD装置を示す。
【0022】
表示装置100は、ケース101と、表示機構として、LCD103を有し、ケース101に収容されるLCDユニット102と、LCD103を保護するスクリーン105と、LCD103とスクリーン105との間に空間を確保するためのスペーサ104と、を備える。ケース101は、内部に突出するフランジ101aを有する。スクリーン105は、接合材106によってフランジ101aに貼り付けられている。スペーサは、LCDユニット102の形状に沿った枠状(環状)形状を有する。スペーサ104は、接合材106によってスクリーン105に貼り付けられ、スクリーン105とLCDユニット102との間に配されている。接合材106としては、例えば、両面テープを使用することができる。
【0023】
LCDユニット102上面には、スクリーン105とスペーサ104によって当該上面を被覆されることによって空間A(図3及び図5における楕円印)が形成されている。空間Aは、密閉空間とならないようにする。すなわち、空間Aとその外部とで気体が流通できるようにする。
【0024】
図8に、スペーサの概略平面図を示す。第1実施形態においては、スペーサ104は、空間Aが外部と連通できるように、少なくとも1箇所に溝状の第1流通路104aを形成する。図8に示す形態においては、各第1流通路104aは、スペーサの内周と外周とを結ぶように延在している。
【0025】
図4は、第1流通路104aがある部分の表示装置の概略断面図であり、図6は、第1流通路104aが無い部分の表示装置の概略断面図である。図7は、図2〜図4に示す形態の断面図である。図2〜図4及び図7に示す形態においては、第1流通路104aは、LCDユニット102側に面しており、スペーサ104とLCDユニット102を重ね合わせることによって第1流通路104aが空間Aと外部とを導通させるための導通孔Bを形成する。
【0026】
スクリーン105は、外部からの押圧により変形したとしても元の形状に復元できる弾性を有すると好ましい。
【0027】
スペーサ104の形状、第1流通路104aを形成する箇所及び第1流通路104aの個数は、図示の形態に限定されず、適宜好適な形態を選択することができる。また、図2に示す形態においては、溝状の流通路104aはすべて同じ方向を向いているが、すべての流通路104aが同じ方向を向いている必要は無く、例えば、1つがLCDユニット102側に面し、1つがスクリーン105に面してもよい。
【0028】
スペーサ104は、LCD103とスクリーン105との間に空間を保持できるような材料であると好ましい。スペーサ104は、1つの部品又は材料から形成する必要は無く、複数の部品又は材料から形成してもよい。図9に、複数の部品から形成されるスペーサの一例を示す概略断面図を示す。図9に示すスペーサ104においては、枠状の第1部材104bと、枠を部分的に形成する第2部材104cとを貼り合わせることによって溝状の第1流通路104aを形成している。
【0029】
図3〜図7に示す形態においては、スクリーン105とスペーサ104とを接合材で接合しているが、表示装置100は、スクリーン105をケース101に接合できるのであれば、接合材はスクリーン105とスペーサ104間に介在していなくてもよい。図10に、スクリーンとスペーサ間に接合材を有しない形態の導通孔部分の概略部分断面図を示す。その場合には、図10に示すように、スクリーン105とスペーサ104とが直接接触すると好ましい。
【0030】
第1実施形態に係る表示装置の動作を説明する。図11に、第1実施形態に係る表示装置の動作を説明するための概略断面図を示す。外部からスクリーン105に押圧力が加えられると、図11(a)に示すように、スクリーン105が撓み、空間A中の気体が外部に押し出される。しかしながら、本発明の表示装置によれば、図11(a)に示すように、スクリーン105の形状が復元する際に(白矢印)、導通孔Bから気体が空間Aに流入することができ(黒矢印)、スクリーン105は元の形状に戻ることができる(図11(b))。
【0031】
次に、本発明の第2実施形態に係る表示装置について説明する。図12に、第2実施形態に係る表示装置における導通孔部分の概略部分断面図を示す。図7に示す形態においては、第1流通路104aはLCDユニット102に対向していたが、第1流通路104aの面する方向は、LCDユニット102側に限定されず、第1流通路104aは、スクリーン105又は接合材106と対向してもよい。この場合、図12に示すように、導通孔Bは、スペーサ104とスクリーン105又は接合材106とを重ね合わせることによって形成される。それ以外の形態は、第1実施形態と同様である。
【0032】
次に、本発明の第3実施形態に係る表示装置について説明する。図13に、第3実施形態に係る表示装置における導通孔部分の概略部分断面図を示す。図13は、図4に対応する部分の概略断面図である。図14に、第3実施形態におけるスペーサの第1流通路部分の概略部分断面図を示す。第1及び第2実施形態においては、第1流通路は溝状に形成されていたが、図9及び図11に示す第3実施形態においては、スペーサ114は、スペーサ114の枠の内壁(内周面)と外壁(外周面)とを貫通する貫通孔を第1流通路114aとして有する。この場合、第1流通路114a自体が導通孔Bとなる。それ以外の形態は、第1実施形態と同様である。
【0033】
次に、本発明の第4実施形態に係る表示装置について説明する。図15及び図16に、第4実施形態に係る表示装置における導通孔部分の概略部分断面図を示す。図15は、図4と対応する部分の概略断面図であり、図16は、図7と対応する部分の概略断面図である。図17に、図15及び図16に示すスペーサの概略平面図を示す。スペーサ124は、完全な枠状(環状)に形成されておらず、切欠部分となる第1流通路124aを有する。すなわち、スペーサ124は、複数の部品124b〜124eを間隙124aを介して配置することによって1つの部材として形成されている。LCDユニット102、スペーサ124、及びスクリーン105(接合材106)を重ね合わせることによって、間隙124aが、空間Aとその外部とを導通させるための導通孔Bとなる。それ以外の形態は、第1実施形態と同様である。
【0034】
次に、本発明の第5実施形態に係る表示装置について説明する。図18及び図19に、第5実施形態に係る表示装置における導通孔部分の概略部分断面図を示す。図18及び図19において、第1実施形態と同じ要素には同じ符号を付してある。図18は、図4と対応する断面図であり、図19は、図7と対応する断面図である。図20に、図18及び図19に示すスクリーンの概略平面図を示す。第1実施形態においては、スペーサに第1流通路が形成されていたが、第2実施形態に係る表示装置おいては、スクリーン205に溝状の第2流通路205aが形成されている。
【0035】
第2流通路205aは、空間Aとその外部とを導通するように形成されている。すなわち、第2流通路205aは、スクリーン205の一方の面の外縁から内側に向かって少なくともスペーサ204及び接合材106上を通る溝又は凹部として形成されている。この場合、図19に示すように、スクリーン205とスペーサ204又は接合材106とが重ね合わされることによって、空間Aとその外部とを導通させるための導通孔Bが形成される。
【0036】
第2流通路205aを形成する箇所は特に限定されない。また、第2流通路205aは、1つ以上形成することができる。
【0037】
第5実施形態の上記以外の形態は、第1実施形態と同様である。
【0038】
本発明の第6実施形態に係る表示装置について説明する。図21及び図22に、第6実施形態に係る表示装置における導通孔部分の概略部分断面図を示す。図21及び図22において、第1及び第2実施形態と同じ要素には同じ符号を付してある。図21は、図4と対応する断面図であり、図22は、図7と対応する断面図である。図23に、図21及び図22に示す接合材の概略平面図を示す。第6実施形態においては、接合材306の層の少なくとも一部が導通孔Bとなる。
【0039】
接合材306は、完全な枠状(環状)に形成されておらず、部分的に接合材が存在しない領域を有し、当該領域が第3流通路306aとなる。すなわち、接合材306は、複数の部品306b〜306eを間隙306aを介して配置することによって形成されている。スペーサ204、接合材306及びスクリーン105を重ね合わせることによって、間隙306aが、空間Aとその外部とを導通させるための導通孔Bとなる。
【0040】
第3流通路306aを形成する箇所は特に限定されない。また、第3流通路306aは、1つ以上形成することができる。
【0041】
第6実施形態の上記以外の形態は、第1実施形態と同様である。
【0042】
本発明の第7実施形態に係る表示装置について説明する。図24及び図25に、第3実施形態に係る表示装置における導通孔部分の概略部分断面図を示す。図24及び図25において、第1及び第2実施形態と同じ要素には同じ符号を付してある。第1〜第6実施形態においては、流通路は1つの要素のみに形成されていたが、第7実施形態においては、スペーサ104、接合材406、スクリーン405のうちの少なくとも2つの要素に流通路が形成されている。好ましくは、スペーサ104、接合材406、及びスクリーン405が重ね合わされることにより、スペーサ104、接合材406、及びスクリーン405の複数の流通路104a,406a,405aが一体化して1つの導通孔Bが形成される。
【0043】
スペーサ104は、溝状の第1流通路104aを有する。接合材406は、部分的に接合材406が形成されていない領域である第3流通路406aを有する。スクリーン405は、外縁付近に凹部状の第2流通路405aを有する。第1流通路104a、第3流通路406a及び第2流通路405aは、スペーサ104、接合材406及びスクリーン405を重ね合わせたときに重ね合わさり、空間Aとその外部とを導通させるための導通孔Bが形成される。
【0044】
図26に、図24とは異なる形態の表示装置における導通孔部分の概略部分断面図を示す。図24に示す形態においては、接合材406の第3流通路406a及びスクリーン405の第2流通路405aは、それぞれ外縁にまで達しないように形成されていたが、第5実施形態及び第6実施形態のように、外縁にまで達するような流通路205a,306aを形成してもよい。
【0045】
第7実施形態において、スペーサは、第3実施形態又は第4実施形態におけるスペーサであってもよい。また、スペーサは、第1流通路を有さないものであってもよい。
【0046】
第7実施形態の上記以外の形態は、第1実施形態と同様である。
【0047】
本発明の表示装置は、上記実施形態に基づいて説明されているが、上記実施形態に限定されることなく、本発明の範囲内において、かつ本発明の基本的技術思想に基づいて、上記実施形態に対し種々の変形、変更及び改良を含むことができることはいうまでもない。また、本発明の請求の範囲の枠内において、種々の開示要素の多様な組み合わせ・置換ないし選択が可能である。
【0048】
本発明のさらなる課題、目的及び展開形態は、請求の範囲を含む本発明の全開示事項からも明らかにされる。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明の表示装置は、例えば、携帯電話、ポータブルオーディオ、携帯型ゲーム機、タッチセンサ式ポータブルパソコン等の携帯端末機に適用することができる。
【符号の説明】
【0050】
100 表示装置
101 ケース
101a フランジ
102 LCDユニット
103 LCD
104,114,124,204 スペーサ
104a,114a,124a 第1流通路
104b,104c 第1〜第2部材
124b〜124e スペーサの一部
105,205,405 スクリーン
106,306,406 接合材
205a,405a 第2流通路
306a,406a 第3流通路
306b〜306e 接合材の一部
900 表示装置
901 ケース
901a フランジ
902 LCDユニット
903 LCD
904 スペーサ
905 スクリーン
906 接合材
A 空間
B 導通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示機構と、
前記表示機構の少なくとも一部を覆うスクリーンと、
前記表示機構と前記スクリーンとの間に配されるスペーサと、を備え、
前記表示機構、前記スクリーン及び前記スペーサによって形成される空間が外部と導通するための導通孔を有することを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記スペーサは、前記導通孔の少なくとも一部を形成する第1流通路を有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記スペーサの形状は枠状であり、
前記第1流通路は、前記スペーサの内周と外周とを結ぶ溝であることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記スペーサは、複数の部品が枠状に形成されたものであり、
前記第1流通路は、前記部品間の領域であることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項5】
前記スクリーンは、前記導通孔の少なくとも一部を形成する第2流通路を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項6】
前記第2流通路は、前記スクリーンの外縁から内方に向かう溝であることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記スペーサと前記スクリーンとを接合する接合材をさらに備え、
前記接合材は、前記導通孔の少なくとも一部を形成する第3流通路を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項8】
前記接合材は、複数の部品が枠状に形成されたものであり、
前記第3流通路は、前記部品間の領域であることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【公開番号】特開2012−88389(P2012−88389A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−232793(P2010−232793)
【出願日】平成22年10月15日(2010.10.15)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】