説明

表示装置

【課題】周囲の明るさによって表示を調整する表示装置を提供する。
【解決手段】デジタルフォトフレーム100は表示部108に画像を表示する。撮像部114により当該デジタルフォトフレーム100から表示部108の表示面側を撮像し、その画像に基づいてメインCPU102は人物の位置を特定する。人物が当該デジタルフォトフレーム100から離れているときは、周囲の明るさを測定した照度センサ122の出力値に基づいて表示部108の輝度を調整する。一方、人物が当該デジタルフォトフレーム100の近くにいるときは、その人物の影が照度センサ122にかかっている可能性が高いので照度センサ122の出力値に基づいた表示部108の輝度の調整は行わない。人感センサ124を用いて人物の位置を特定して上記と同様に制御してもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般にデジタルフォトフレームやテレビ等の表示装置において、見やすさのため環境に合わせて表示を変更する技術が知られている。例えば液晶ディスプレイを利用した表示装置の場合、例えば照度センサを利用して当該表示装置の設置環境の明るさの測定を行い、測定された明るさに応じて液晶ディスプレイのバックライトの輝度制御を行う技術が知られている。例えば特許文献1には、天候と周囲環境の明るさと観察位置とによって、バックライトの明るさや入力映像の画質を補正する表示装置に係る技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−043533号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような表示装置のうちで照度センサを有する表示装置においては、当該照度センサの位置に応じて次のような課題がある。
【0005】
表示装置の表示面の裏面側に照度センサを配置した場合、例えば当該表示装置が出窓に設置されると、表示面が向いている部屋の中が比較的暗くても出窓から入射する光によって周囲は明るいと当該表示装置は誤判断することがある。また例えば当該表示装置が棚の中に設置されると、表示面が向いている部屋の中が比較的明るくても棚の中が暗いため周囲は暗いと当該表示装置は誤判断することがある。
【0006】
また表示装置の表示面側に照度センサを配置した場合、当該表示装置は例えば部屋の中の明るさを正確に判断しやすい。その反面、観察者が近寄って覗き込むように当該表示装置を観察する場合、当該表示装置がその観察者の影に入ってしまい部屋が暗くなったと当該表示装置は誤判断することがある。
【0007】
そこで本発明は周囲の明るさによって表示を調整する誤判断が少ない表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を果たすため、本発明の表示装置の一態様は、画像を表示する表示部と、前記表示部の表示輝度を調整する制御部と、前記表示部の周囲の明るさである照度値を前記制御部に出力する照度センサと、前記表示部に対して該表示部を観察する側を撮像した画像を前記制御部に出力する撮像部と、を具備する表示装置であって、前記制御部は、前記画像に基づいて該画像に写る被写体の前記表示部に対する位置を特定し、前記位置に基づいて前記照度センサが前記被写体の影に入るか否かを判断し、前記判断の結果に応じて前記照度値に基づいて前記表示輝度を調整する、ことを特徴とする
また、前記目的を果たすため、本発明の表示装置の一態様は、画像を表示する表示部と、前記表示部の表示輝度を調整する制御部と、前記表示部の周囲の明るさである照度値を前記制御部に出力する照度センサと、前記表示部に対して該表示部を観察する側に存在する物体の移動量を表す移動信号を前記制御部に出力する赤外線センサと、を具備する表示装置であって、前記制御部は、前記移動信号に基づいて前記物体の前記表示部に対する位置を特定し、前記位置に基づいて前記照度センサが前記物体の影に入るか否かを判断し、前記判断の結果に応じて前記照度値に基づいて前記表示輝度を調整する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば周囲の明るさによって表示を調整する誤判断が少ない表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の各実施形態に係る画像表示装置の構成例を示すブロック図。
【図2】第1の実施形態に係る画像処理装置の動作例を示すフローチャート。
【図3】第1の実施形態の撮像部が取得する画像の例を説明するための図。
【図4】第2の実施形態に係る画像処理装置の動作例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[第1の実施形態]
まず本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態に係るデジタルフォトフレーム100の構成例を図1に示す。デジタルフォトフレーム100は、メインCPU102と、DRAM等からなるRAM104と、ROM106と、例えば液晶ディスプレイである表示部108と、外部メモリI/F110と、無線LANデバイス112と、撮像部114と、メモリが内蔵されたワンチップマイコンのサブCPU116と、入力部118と、LED120と、照度センサ122と、例えば焦電型赤外線センサによる人感センサ124と、縦横センサ126と、電源128と、バス130と、を備える。
【0012】
ROM106と外部メモリI/F110と無線LANデバイス112とはバス130を介してメインCPU102に接続されている。またRAM104と表示部108と撮像部114とはそれぞれメインCPU102に接続されている。
【0013】
メインCPU102とサブCPU116とは例えばシリアル通信で接続されている。入力部118とLED120と照度センサ122と人感センサ124と縦横センサ126とはそれぞれサブCPU116に接続されている。電源128は各部に接続して電源を供給する。
【0014】
メインCPU102は各種演算を行いデジタルフォトフレーム100全体の動作を制御する。RAM104はメインCPU102による演算のため各種データを一時記憶したり画像データを展開したりするためのメモリである。ROM106は例えばデジタルフォトフレーム100の制御プログラム等が保存されており、これらプログラム等はメインCPU102の要求に応じて適宜メインCPU102に出力される。
【0015】
表示部108は例えば液晶ディスプレイである。表示部108はメインCPU102の制御の下で種々の画像を表示するとともに表示部108に表示させる画像の輝度を変化させる。表示部108が液晶ディスプレイであればバックライトの出力を変化させることで表示部108に表示される画像の輝度を変化させることができる。表示部108は液晶ディスプレイに限らず有機ELディスプレイやプラズマディスプレイでもよい。本実施形態においては表示部108は液晶ディスプレイであるとして以下の説明を行う。他のディスプレイを用いる場合も輝度の調整方法は異なるが輝度を調整することは同じである。
【0016】
外部メモリI/F110は例えばデジタルフォトフレーム100への画像の入出力を行う際に用いる外部メモリを接続するためのインタフェースである。無線LANデバイス112はデジタルフォトフレーム100をネットワークと接続させ、ネットワーク上の機器とデータの交換を行う際に用いられるデバイスである。
【0017】
撮像部114は例えば撮像素子とレンズとを有しており画像を撮影する。撮像部114はデジタルフォトフレーム100の表示部108が備えられている表示面側(以降、正面側と称する)に備えられている。撮像部114はデジタルフォトフレーム100から正面側を例えばVGAの解像度で30fpsにて撮像することができる。撮影データはメインCPU102に出力される。メインCPU102はこの撮影データに基づいて画像処理を行って人の検知を行うことができる。
【0018】
サブCPU116は、入力部118を介したユーザによる操作の受け付け、照度センサ122、人感センサ124、縦横センサ126等の各種センサの管理、電源128の管理等を行っている。入力部118は、スイッチ、スライダ、キーボード、タッチパネル等であり、ユーザの操作を取得する。入力部118はユーザの操作を表す信号をサブCPU116に出力する。LED120はサブCPU116の制御の下でユーザに各種情報を提示する。例えば電源のON/OFF等のデジタルフォトフレーム100の状態を表示する。
【0019】
照度センサ122は環境の明るさに合わせた電圧値をサブCPU116に出力する。照度センサ122は置き場所による影響を受けにくくするためにデジタルフォトフレーム100の正面側に設置されている。サブCPU116は照度センサ122から入力されたデータに基づいて、サブCPU116内のAD変換器で明るさを示す値に変換し、そのデジタル値をメインCPU102に出力する。メインCPU102は入力された環境照度に応じた値に基づいて表示部108の表示輝度を調整する。照度センサ122は環境の明るさに合わせた電流値をサブCPU116に出力するようにしてもよい。
【0020】
人感センサ124は例えば焦電型赤外線センサによって構成される。人感センサ124はデジタルフォトフレーム100の正面側に設置されている。人感センサ124はデジタルフォトフレーム100に対して正面側の温度時間変化を取得する。人感センサ124は取得した温度時間変化を例えばアナログ値としてサブCPU116に出力する。サブCPU116は人感センサ124から入力されたデータに基づいて、サブCPU116内のAD変換器でデジタル値に変換してメインCPU102に出力する。メインCPU102は温度時間変化値が設定された閾値を超える又は下回るといった比較によって人の有無を判定する。またこの閾値を変える事で人感センサ124の感度調節を行うことができる。
【0021】
縦横センサ126はデジタルフォトフレーム100の設置向きが縦横の何れであるかを検出する。縦横センサ126は検出した傾斜方向をデジタル値としてサブCPU116に出力する。
【0022】
このように、例えば表示部108は画像を表示する表示部として機能し、例えばメインCPU102は前記表示部の表示輝度を調整する制御部として機能し、例えば照度センサ122は表示部の周囲の明るさである照度値を制御部に出力する照度センサとして機能し、例えば撮像部114は表示部に対して表示部を観察する側を撮像した画像を制御部に出力する撮像部として機能する。
【0023】
次にデジタルフォトフレーム100の動作を説明する。ユーザが電源を投入するように入力部118を操作すると、入力部118から出力されたユーザの指示を表す信号はサブCPU116に入力される。サブCPU116は電源128を起動させて電源128に各部に電源を供給させる。
【0024】
電源が供給されたメインCPU102はROM106に内蔵された制御プログラムをRAM104上に展開して制御プログラムを実行する。メインCPU102は外部メモリI/F110に接続された外部メモリ内の画像、又は無線LANデバイス112を介してネットワークから入手した画像、をRAM104上に展開する。メインCPU102はこれら画像を表示部108に出力して表示部108にこれらの画像を表示させる。
【0025】
一般に周囲の明るさ即ち環境照度に基づいて、デジタルフォトフレームの表示輝度を調整する技術が知られている。液晶ディスプレイを用いている場合、表示輝度はバックライトの輝度で調整することができる。例えば暗い環境においてはバックライトの輝度を低くし、明るい環境においてはバックライトの輝度を高くすることで、見やすい表示を実現する。
【0026】
このような一般的な液晶ディスプレイに用いられているバックライト輝度の制御について説明する。液晶ディスプレイのバックライト輝度はPWM(Pulse Width Modulation)によって制御されている。サブCPU116は照度センサ122の出力をAD変換して得られた値を環境照度としてメインCPU102に通知する。メインCPU102は入力された環境照度を変換テーブルと照合することで、対応する液晶ディスプレイのバックライトのPWM値を取得する。得られたPWM値を用いて、メインCPU102は表示部108のバックライトの輝度制御を行う。以上のような制御を行うことで、照度センサ122が検知した照度に応じて表示部108の表示輝度が調整される。
【0027】
本実施形態に係るデジタルフォトフレーム100においても、離れた場所に人が居ると判断されるときは上記の動作に従ってバックライトの輝度を調整している。
【0028】
撮像部114を利用した人検出動作に基づく、デジタルフォトフレーム100におけるバックライト輝度の制御について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。この制御では例えば人物がデジタルフォトフレーム100を覗き込んだときなどを考慮した制御である。即ち当該人物の影のために照度センサ122の出力が暗いことを表す信号となることに起因して、必要以上に表示部108の表示輝度が変化させられることを防止する。
【0029】
ステップS101において、メインCPU102は撮像部114に撮像を実行させて撮像により得られた画像データを取得する。
ステップS102において、メインCPU102は取得した画像データに基づいて当該画像中の顔を検出する。顔の検出には例えばテンプレートマッチングの手法を用いることができる。
【0030】
ステップS103において、メインCPU102は前フレームにおける処理で検出された顔の位置と、本フレームのステップS102で検出された顔の位置と、を比較して移動方向を検出する。顔の位置は例えば顔の上下方向の上端位置として求めることができる。
【0031】
ステップS104において、メインCPU102は検出された顔のうちで画像に対する顔の比率が第1の閾値より大きい顔について、その比率と位置と移動方向とを取得する。
【0032】
顔の比率は例えば観察者の顔のピクセル数を算出して画像の総ピクセル数との比をとることで、面積比率として求めることができる。また顔の比率は例えば観察者の顔の上下方向の長さと画像の上下方向の長さとの比をとることで、上下方向の長さ比率として求めることができる。また顔の比率は例えば観察者の顔の左右方向の長さと画像の左右方向の長さとの比をとることで、左右方向の長さ比率として求めることができる。
【0033】
ステップS105において、メインCPU102は検出された顔の比率が第2の閾値より大きいか否か、即ちその人物が一定の距離より近くにいるか否かを判定する。ここで、第2の閾値は第1の閾値よりも大きいものとする。例えば一番近くにいる観察者の顔の比率から簡易的にその人物(観察者)とデジタルフォトフレーム100との距離を推定できる。
【0034】
顔の比率が第2の閾値より大きいとき、即ちその人物とデジタルフォトフレーム100との距離が一定の値よりも近いときは、メインCPU102は処理を終了する。即ちバックライトの輝度について調整を行わずに引き続き同じ輝度とする。
一方、ステップS105の判定で顔の比率が第2の閾値以下であり、その人物が一定の距離以上デジタルフォトフレーム100から離れているときは、メインCPU102は処理をステップS106に進める。
【0035】
なおステップS105の判定において顔の移動方向を考慮に入れてもよい。例えば人物がデジタルフォトフレーム100の表示面の中心側に近づくように移動しているときは処理を中止するが、遠ざかるように移動しているときは処理をステップS106に進めるような条件を加重してもよい。
【0036】
ステップS106において、メインCPU102は画像における顔の位置が一定の位置よりも上側であるか否かを判定する。即ちメインCPU102は顔の位置の重力方向に対する位置関係を判定する。例えば画像の下側から3分の2の水平線を設定し、顔の上端位置がこの水平線よりも上側であるか否かで判定するように設定できる。顔の位置が一定の位置よりも上側にあれば、メインCPU102は処理を終了する。即ちバックライトの輝度について調整を行わずに引き続き同じ輝度とする。一方、ステップS106の判定で顔の位置が一定の位置以上に下側にあれば、メインCPU102は処理をステップS107に進める。
【0037】
なおステップS106の判定において顔の移動方向を考慮に入れてもよい。例えば人物が画像の上方向に移動しているときは処理を中止するが、下方向に移動しているときは処理をステップS106に進めるような条件を加重してもよい。
【0038】
以上のような経過でステップS107に進む場合は、人物が遠くにいる又は人物が近くにいるがデジタルフォトフレーム100に比べて比較的低い位置にいる場合である。即ちデジタルフォトフレーム100に人物の影がかからないと考えられる場合である。このとき照度センサ122の出力は人物の影の影響を受けず信頼できる値となっていると考えられる。そこで以降の処理では照度センサ122の出力値に基づいてバックライトの輝度の調整を行う。
【0039】
ステップS107において、メインCPU102は照度センサ122に照度の検出を実行させる。メインCPU102は上述の通りサブCPU116を介して環境照度に係る情報を照度センサ122から取得する。
【0040】
なお照度センサ122の測定値が真っ暗に近い一定の値よりも暗い値を示した場合には、部屋が消灯された場合に実施する動作、例えば表示部108の表示を消す動作を行うようにしてもよい。これは人の影がかかる程度では真っ暗な状況にはなり難いため、照度センサ122の測定値が一定の値よりも暗い値を示した場合には室内の電灯が消されたとみなせるからである。
【0041】
ステップS108において、メインCPU102はステップS107において取得した環境照度に基づいてバックライトのPWM値を算出する。
ステップS109において、メインCPU102はステップS108において算出したPWM値に基づいて表示部108のバックライトの輝度を変更させる。その後メインCPU102は処理を終了する。
メインCPU102は上記のステップS101乃至ステップS109の処理を繰り返し連続的に実施する。
【0042】
この動作によれば、例えば図3(a)に示すように人物がデジタルフォトフレーム100から離れた位置にいるときは、当該人物の影は照度センサ122を覆わないと考えられる。このような場合ステップS104において、人物の顔の比率は第1の閾値以下と判定され第1の閾値よりも大きい比率の顔はないとされる。即ち顔の位置や比率等は取得されない。このときステップS105の判定では顔の比率は取得されていないので、顔の比率は第2の閾値以下であるとして処理はステップS106に進む。さらにステップS106の判定では顔の位置は取得されていないので、顔の位置は一定の位置よりも上側でないとして処理はステップS107に進む。その結果ステップS107乃至ステップS109において、メインCPU102は通常のバックライト制御と同様の処理を実行して必要に応じてバックライトの輝度を変化させる。
【0043】
一方、例えば図3(b)に示すように人物がデジタルフォトフレーム100の非常に近くにいるとき、当該人物の影は照度センサ122を覆うと考えられる。このとき照度センサ122が出力する値は環境照度を適切に表していないと考えられる。このような場合ステップS105において、顔の比率が第2の閾値よりも大きいと判定されて処理が終了される。即ちステップS107乃至ステップS109において、実施されるバックライトの輝度調整が実施されないことになる。その結果、表示部108のバックライトの輝度は変化しない。
【0044】
また例えば図3(c)に示すように人物がデジタルフォトフレーム100の比較的近くにおり、さらに人物がデジタルフォトフレーム100を高い位置から見ているとき、当該人物の影が照度センサ122を覆うと考えられる。このときも照度センサ122が出力する値は環境照度を適切に表していないと考えられる。このような場合ステップS104において当該顔の比率と位置等が取得され、ステップS105では第2の閾値以下であると判定されるが、ステップS106において顔の位置が一定の位置よりも上側にあると判定されて処理が終了される。即ちステップS107乃至ステップS109において実施されるバックライトの輝度調整が実施されないことになる。その結果、表示部108のバックライトの輝度は変化しない。
【0045】
一方、例えば図3(d)に示すように人物がデジタルフォトフレーム100の比較的近くにおり、さらに人物がデジタルフォトフレーム100を低い位置から見ているとき、当該人物の影は照度センサ122を覆わないと考えられる。このとき照度センサ122の出力は人物の影の影響を受けず信頼できる値となっていると考えられる。このような場合ステップS104において当該顔の比率と位置等が取得されるが、ステップS105では第2の閾値以下であると判定されステップS106では顔の位置が一定の位置よりも下側にあると判定されて処理はステップS107に進む。従ってステップS107乃至ステップS109において、メインCPU102は通常のバックライト制御と同様の処理を実行して必要に応じてバックライトの輝度を変化させる。
【0046】
本実施形態によれば撮像部114で取得された画像に基づいて、デジタルフォトフレーム100が人物の影に入っているか否か、即ち照度センサ122の出力に基づいて表示輝度を調整することが適当か否か判断される。この判断の結果、照度センサ122の出力に基づいて表示輝度を調整することが適当であれば当該表示輝度の調整を行うが、不適であると判断されれば当該表示輝度の調整を行わない。その結果、デジタルフォトフレーム100は人物の有無に関わらず輝度を適切に調整して見やすい表示を行うことができる。
【0047】
なお本実施形態ではデジタルフォトフレーム100と人物との距離と、デジタルフォトフレーム100と人物との位置関係と、に基づいて表示部108の輝度調整を行うか否かを判定する構成としているが、何れか一方に基づいて判定するようにしてもよい。
【0048】
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態について説明する。ここでは第1の実施形態との相違点について説明し、同一の部分については同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態では人感センサ124を利用した人検出動作に基づいてバックライト輝度を制御する。
【0049】
人感センサ124には焦電型赤外線センサを用いることができる。焦電型赤外線センサは人の動きを検知して出力電圧を時間変化させる。この時間変化の度合いは温度時間変化の量に依存しており、大きく人が動いたとき程出力電圧の時間変化は大きい。近距離であれば小さな動きでも出力電圧の時間変化が起きる。従って大きな電圧時間変化があるときは人の動きがあり、その後小さな電圧時間変化が検出され続けた場合には人が近くに居続けていると判断することができる。逆に大きな電圧時間変化が検出された後、一定期間電圧時間変化が検出されない場合には人が移動していなくなったと判断できる。このような焦電型赤外線センサを用いた人感センサ124を用いて、第1の実施形態の撮像部114を用いた場合と同様に人物の位置に応じてバックライトの輝度を調整することができる。
【0050】
このように、例えば人感センサ124は、表示部に対して表示部を観察する側に存在する物体の移動量を表す移動信号を制御部に出力する赤外線センサとして機能する。
【0051】
本実施形態に係る動作を図4に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS201において、メインCPU102は人感センサ124から出力されてサブCPU116でデジタル変換されたデジタル値であるセンサ値を取得する。
ステップS202において、メインCPU102はステップS201で取得したセンサ値を履歴として保存する。
ステップS203において、メインCPU102はセンサ値に対してローパスフィルタリング等のフィルタリング処理を行う。
【0052】
ステップS204において、メインCPU102はステップS202で保存された履歴を参照して、フィルタリング処理したセンサ値の時間変化量が第3の閾値よりも大きいか否かを判定する。ここで第3の閾値は人物の大きな移動がある場合には、その値よりも大きくなるような値である。センサ値の時間変化量が第3の閾値よりも大きければ、ステップS205においてウェイトタイマーを初期化する。その後メインCPU102は処理を終了させる。一方、センサ値の時間変化量が第3の閾値以下であれば、処理をステップS206に移す。
【0053】
ステップS206において、メインCPU102はウェイトタイマーが終了値となっているか否かを判定する。終了値でなければメインCPU102はステップS207に処理を移す。
【0054】
ステップS207において、メインCPU102はセンサ値の時間変化量が第4の閾値よりも大きいか否かを判定する。ここで第4の閾値は第3の閾値よりも小さい値であり、デジタルフォトフレーム100の近くで人物が静止しているときのセンサ値の時間変化量が、その値よりも大きくなるような値である。即ちセンサ値の時間変化量が第4の閾値よりも大きいときに人物はデジタルフォトフレーム100の近くにおり、センサ値の時間変化量が第4の閾値以下であるときに人物はデジタルフォトフレーム100の近くにいないと判断できる。センサ値の時間変化量が第4の閾値よりも大きければ、処理をステップS205に移してウェイトタイマーを初期化する。一方、センサ値の時間変化が第4の閾値以下であれば、メインCPU102は処理をステップS208に移す。
【0055】
ステップS208において、メインCPU102はウェイトタイマーのカウントアップを開始させる。すでにウェイトタイマーのカウントアップが行われているときは、そのカウントアップを継続させる。その後メインCPU102は処理を終了させる。
【0056】
ステップS206の判定においてウェイトタイマーが終了値であれば、メインCPU102は処理をステップS209に移す。
ステップS209において、メインCPU102はウェイトタイマーを停止させる。
【0057】
ステップS210において、メインCPU102は上述のようにして照度センサ122から出力されてサブCPU116によってデジタル変換された環境照度に係る情報を取得する。
なお照度センサ122の測定値が真っ暗に近い一定の値よりも暗い値を示した場合には、部屋が消灯された場合に実施する動作、例えば表示部108の表示を消す動作を行うようにしてもよい。これは人の影がかかる程度では真っ暗な状況にはなり難いため、照度センサ122の測定値が一定の値よりも暗い値を示した場合には室内の電灯が消されたとみなせるからである。
【0058】
ステップS211において、メインCPU102はステップS210において取得した環境照度に基づいてバックライトのPWM値を算出する。
ステップS212において、メインCPU102はステップS211において算出したPWM値に基づいて表示部108のバックライトの輝度を変更する。その後メインCPU102は処理を終了する。
【0059】
メインCPU102は上記のステップS201乃至ステップS212の処理を繰り返し連続的に実施する。本実施形態によれば、人物が大きく移動しているときはステップS204の判定でステップS205へと処理が進んでウェイトタイマーが初期化される。この間ステップS210乃至ステップS212におけるバックライトの制御は実行されない。また人物が大きく移動していないがデジタルフォトフレーム100の近くにいるときには、ステップS207の判定でステップS205へと処理が進んでウェイトタイマーが初期化される。この間ステップS210乃至ステップS212におけるバックライトの制御は実行されない。
【0060】
一方、人物の大きな動きが検出されず人物がデジタルフォトフレーム100の近くにいない状態が続くと、ステップS208においてタイマーがカウントアップされ、やがてタイマーの値がステップS206におけるタイマーの終了値となる。この場合次にステップS204において人物の移動が検知されるまでの間、ステップS210乃至ステップS212においてバックライト輝度の制御が行われる。
【0061】
本実施形態によっても、人が近くにいると判断されるときは第1の実施形態の場合と同様に、照度センサ122の検出値をバックライトのPWM制御に適用することを停止する。一方で、人が近くにいないと判断された場合には照度センサ122の検出値をバックライトのPWM制御に適用する。以上のようにしてデジタルフォトフレーム100において、液晶ディスプレイのバックライト輝度制御を誤動作の少ないように実現できる。
【0062】
なお第1の実施形態においても第2の実施形態においても、デジタルフォトフレーム100は撮像部114及び人感センサ124の両方備える構成として説明した。しかしながら、第1の実施形態ではデジタルフォトフレーム100は人感センサ124を備えていなくてもよいし、第2の実施形態ではデジタルフォトフレーム100は撮像部114を備えていなくてもよい。また人感センサ124は焦電型赤外線センサに限らず、その他の赤外線センサや超音波センサ等を用いてもよい。
【0063】
これまではデジタルフォトフレームを例に挙げて説明したが、第1の実施形態及び第2の実施形態はデジタルフォトフレームに限らず、テレビや時計やその他の機器等の画像を表示する装置であれば、どのような表示装置にも用いることができる。デジタルフォトフレーム等の小型の表示装置においては人が覗き込むように観察する、即ち当該表示装置が観察者の影に入ることが多いために特に効果がある。
【0064】
第1の実施形態及び第2の実施形態の説明では、人物が例えばデジタルフォトフレーム100の近くにいるときは表示部108の表示輝度の調整を行わないとした。しかしながら、表示輝度の調整を行わないとしなくとも、例えば照度センサ122の出力値を人物の影の分だけ補正して、その補正値を用いて表示輝度の調整を行うように構成してもよい。
【0065】
なお本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても発明が解決しようとする課題の欄で述べられた課題が解決でき、かつ発明の効果が得られる場合には、この構成要素が削除された構成も発明として抽出され得る。さらに異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【0066】
以下に本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0067】
[1]
画像を表示する表示部と、
前記表示部の表示輝度を調整する制御部と、
前記表示部の周囲の明るさである照度値を前記制御部に出力する照度センサと、
前記表示部に対して該表示部を観察する側を撮像した画像を前記制御部に出力する撮像部と、
を具備する表示装置であって、
前記制御部は、
前記画像に基づいて該画像に写る被写体の前記表示部に対する位置を特定し、
前記位置に基づいて前記照度センサが前記被写体の影に入るか否かを判断し、
前記判断の結果に応じて前記照度値に基づいて前記表示輝度を調整する、
ことを特徴とする表示装置。
【0068】
[2]
前記制御部は、
前記画像に基づいて前記表示部と前記被写体との距離及び/又は前記表示部と前記被写体との重力方向に対する位置関係を求め、
前記距離及び/又は前記位置関係に基づいて、前記照度センサが前記被写体の影に入るか否かを判断する、
ことを特徴とする[1]に記載の表示装置。
【0069】
[3]
前記制御部は、前記照度センサが前記被写体の影に入ると判断した場合に、前記照度値を用いた前記表示部の前記表示輝度の調整を行わない、
ことを特徴とする[1]に記載の表示装置。
【0070】
[4]
前記制御部は、前記照度センサが前記被写体の影に入ると判断した場合に、前記照度値を前記影の分だけ補正した補正照度値を求め、前記補正照度値を用いて前記表示部の前記表示輝度を調整する、
ことを特徴とする[1]に記載の表示装置。
【0071】
[5]
前記被写体は人物であることを特徴とする[1]乃至[4]の何れかに記載の表示装置。
【0072】
[6]
前記制御部は、前記画像に基づいて前記人物の顔を検出し、前記画像に対する前記顔の比率が第1の閾値よりも大きい場合に前記照度センサに対する前記顔の位置を特定する、
ことを特徴とする[5]に記載の表示装置。
【0073】
[7]
前記制御部は、前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値に対して、前記顔の前記比率が前記第1の閾値よりも大きく且つ前記第2の閾値よりも大きいときに前記照度センサが前記人物の影に入ると判断する、
ことを特徴とする[6]に記載の表示装置。
【0074】
[8]
前記制御部は、前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値に対して、前記顔の前記比率が前記第1の閾値よりも大きく且つ前記第2の閾値以下のときに、前記顔の位置が前記画像の一定の位置よりも上側であれば前記照度測定部が前記影に入ると判断する、
ことを特徴とする[6]に記載の表示装置。
【0075】
[9]
画像を表示する表示部と、
前記表示部の表示輝度を調整する制御部と、
前記表示部の周囲の明るさである照度値を前記制御部に出力する照度センサと、
前記表示部に対して該表示部を観察する側に存在する物体の移動量を表す移動信号を前記制御部に出力する焦電型赤外線センサと、
を具備する表示装置であって、
前記制御部は、
前記移動信号に基づいて前記物体の前記表示部に対する位置を特定し、
前記位置に基づいて前記照度センサが前記物体の影に入るか否かを判断し、
前記判断の結果に応じて前記照度値に基づいて前記表示輝度を調整する、
ことを特徴とする表示装置。
【0076】
[10]
前記制御部は、
前記移動信号に基づいて、前記表示部と前記物体との位置関係が所定の値よりも大きく変化しているか否かを表す変化情報と、前記物体と前記表示部との距離が所定の距離よりも近いか否かを表す距離情報とを求め、
前記変化情報と前記距離情報とに基づいて前記照度センサが前記物体の影に入るか否かを判断する、
ことを特徴とする[9]に記載の表示装置。
【0077】
[11]
前記制御部は、前記照度センサが前記物体の影に入ると判断した場合に、前記表示輝度を変更させないことを特徴とする[9]に記載の表示装置。
【0078】
[12]
前記制御部は、前記照度センサが前記物体の影に入ると判断した場合に、前記照度値を前記影の分だけ補正した補正照度値を用いて前記表示輝度を調整することを特徴とする[9]に記載の表示装置。
【0079】
[13]
前記物体は人物であることを特徴とする[9]乃至[12]の何れかに記載の表示装置。
【0080】
[14]
前記赤外線センサは前記人物の温度に依存する電圧を出力し、前記制御部は前記電圧の時間変化量に基づいて前記照度測定部に対する前記人物の位置を特定する、
ことを特徴とする[13]に記載の表示装置。
【0081】
[15]
前記制御部は、前記電圧の前記時間変化量が第3の閾値よりも大きい場合に前記照度センサが前記人物の影に入ると判断する、
ことを特徴とする[14]に記載の表示装置。
【0082】
[16]
前記制御部は、前記電圧の前記時間変化量が第3の閾値以下の場合に、前記第3の閾値よりも小さい第4の閾値に対して、前記電圧の前記時間変化量が前記第4の閾値よりも大きければ、前記照度センサが前記人物の影に入ると判断する、
ことを特徴とする[14]に記載の表示装置。
【符号の説明】
【0083】
100…デジタルフォトフレーム、102…メインCPU、104…RAM、106…ROM、108…表示部、112…無線LANデバイス、114…撮像部、116…サブCPU、118…入力部、120…LED、122…照度センサ、124…人感センサ、126…縦横センサ、128…電源、130…バス。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する表示部と、
前記表示部の表示輝度を調整する制御部と、
前記表示部の周囲の明るさである照度値を前記制御部に出力する照度センサと、
前記表示部に対して該表示部を観察する側を撮像した画像を前記制御部に出力する撮像部と、
を具備する表示装置であって、
前記制御部は、
前記画像に基づいて該画像に写る被写体の前記表示部に対する位置を特定し、
前記位置に基づいて前記照度センサが前記被写体の影に入るか否かを判断し、
前記判断の結果に応じて前記照度値に基づいて前記表示輝度を調整する、
ことを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記画像に基づいて前記表示部と前記被写体との距離及び/又は前記表示部と前記被写体との重力方向に対する位置関係を求め、
前記距離及び/又は前記位置関係に基づいて、前記照度センサが前記被写体の影に入るか否かを判断する、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記照度センサが前記被写体の影に入ると判断した場合に、前記照度値を用いた前記表示部の前記表示輝度の調整を行わない、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記照度センサが前記被写体の影に入ると判断した場合に、前記照度値を前記影の分だけ補正した補正照度値を求め、前記補正照度値を用いて前記表示部の前記表示輝度を調整する、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記被写体は人物であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の表示装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記画像に基づいて前記人物の顔を検出し、前記画像に対する前記顔の比率が第1の閾値よりも大きい場合に前記照度センサに対する前記顔の位置を特定する、
ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値に対して、前記顔の前記比率が前記第1の閾値よりも大きく且つ前記第2の閾値よりも大きいときに前記照度センサが前記人物の影に入ると判断する、
ことを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値に対して、前記顔の前記比率が前記第1の閾値よりも大きく且つ前記第2の閾値以下のときに、前記顔の位置が前記画像の一定の位置よりも上側であれば前記照度測定部が前記影に入ると判断する、
ことを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
【請求項9】
画像を表示する表示部と、
前記表示部の表示輝度を調整する制御部と、
前記表示部の周囲の明るさである照度値を前記制御部に出力する照度センサと、
前記表示部に対して該表示部を観察する側に存在する物体の移動量を表す移動信号を前記制御部に出力する赤外線センサと、
を具備する表示装置であって、
前記制御部は、
前記移動信号に基づいて前記物体の前記表示部に対する位置を特定し、
前記位置に基づいて前記照度センサが前記物体の影に入るか否かを判断し、
前記判断の結果に応じて前記照度値に基づいて前記表示輝度を調整する、
ことを特徴とする表示装置。
【請求項10】
前記制御部は、
前記移動信号に基づいて、前記表示部と前記物体との位置関係が所定の値よりも大きく変化しているか否かを表す変化情報と、前記物体と前記表示部との距離が所定の距離よりも近いか否かを表す距離情報とを求め、
前記変化情報と前記距離情報とに基づいて前記照度センサが前記物体の影に入るか否かを判断する、
ことを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
【請求項11】
前記制御部は、前記照度センサが前記物体の影に入ると判断した場合に、前記表示輝度を変更させないことを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
【請求項12】
前記制御部は、前記照度センサが前記物体の影に入ると判断した場合に、前記照度値を前記影の分だけ補正した補正照度値を用いて前記表示輝度を調整することを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
【請求項13】
前記物体は人物であることを特徴とする請求項9乃至12の何れかに記載の表示装置。
【請求項14】
前記赤外線センサは前記人物の温度に依存する電圧を出力し、前記制御部は前記電圧の時間変化量に基づいて前記照度測定部に対する前記人物の位置を特定する、
ことを特徴とする請求項13に記載の表示装置。
【請求項15】
前記制御部は、前記電圧の前記時間変化量が第3の閾値よりも大きい場合に前記照度センサが前記人物の影に入ると判断する、
ことを特徴とする請求項14に記載の表示装置。
【請求項16】
前記制御部は、前記電圧の前記時間変化量が第3の閾値以下の場合に、前記第3の閾値よりも小さい第4の閾値に対して、前記電圧の前記時間変化量が前記第4の閾値よりも大きければ、前記照度センサが前記人物の影に入ると判断する、
ことを特徴とする請求項14に記載の表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−74613(P2013−74613A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−214702(P2011−214702)
【出願日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】