説明

表示装置

【課題】スタティックメモリを有する画素回路構成を採用し、低消費電力の表示装置を提供する。
【解決手段】第1乃至第3のトランジスタ、第1及び第2のインバータを用いて、画素電極に電位を供給することで表示する表示装置により、静止画表示の場合に、ドライバやコントローラなどを停止させても、表示を維持することができ、低消費電力化をはかることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関し、特に発光素子を有する表示装置に関する。また、発光素子
を有する表示装置を含んだ電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、通信技術の進歩に伴って、携帯電話が普及している。今後は更に動画の伝送やよ
り多くの情報伝達が予想される。一方、パーソナルコンピュータ(PC)もその軽量化に
よって、モバイル対応の製品が生産されている。電子手帳に始まったPDAと呼ばれる情
報端末も多数生産され普及しつつある。また、表示装置の発展により、それらの携帯情報
機器のほとんどにはフラットパネルディスプレイが装備されている。
【0003】
また、アクティブマトリクス型の表示装置の中でも、近年、低温ポリシリコン薄膜トラ
ンジスタ(以下薄膜トランジスタをTFTと表記する)を用いた表示装置の製品化が進め
られている。低温ポリシリコンでは画素だけでなく、画素部の周囲に信号線駆動回路を一
体形成することが可能であるため、表示装置の小型化や、高精細化が可能であり、今後は
さらに普及が見込まれる。
【0004】
このようなモバイル機器用の表示装置においては、電子ブックなどの表示をおこなう場
合が考えられる。そのような場合においては、画面を静止させ、そのときには、表示装置
を駆動するためのコントローラ、ドライバを停止することによって、消費電力の低減をは
かることが考えられてきた。そのための1つとして画素領域にスタティックメモリ(通常
はSRAMであるがSRAMでなくとも良い)を配置し、そのスタティックメモリに静止
画の情報を記憶することによって、静止画を表示し続けるものがあった。その例を以下の
特許文献1に示す。
【0005】
また、携帯情報機器には小型液晶テレビ、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等も含
まれる。このような自然画を表示する携帯情報機器のディスプレイにはデルタ配列のディ
スプレイが使用されることが多い。デルタ配列とは図2に示すように1行ごとに画素をず
らして配列する方法である。デルタ配列は自然画を表示することにおいて、過去からよく
使用される配列であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001−222256号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前述した従来の表示装置には以下に示すような不具合があった。スタティックメモリを
構成するためには通常6個の素子が必要であり、1つの画素の中に、6個以上の素子を配
置しなければならなかった。
【0008】
図2に従来のデルタ配列をおこなった画素の図を示す。図2において、画素部分は画素
電極201とそれを駆動する回路素子202によって構成される。
【0009】
デルタ配列は主としてAV機器に用いられ、自然画を少ない画素数で表示しやすいとい
う特徴があるが、画素を1列おきに、半分ずつずらして配置するため、画素の素子に信号
または電源を供給するための配線が複雑となり、画素電極間面積を多く必要とし、配線の
寄生抵抗、寄生容量が増加させていた。これは図2において、回路素子202の周囲には
並行配線が多数配置されることからも容易に想定できることである。
【0010】
特に、前述した様にスタティックメモリを内蔵する場合はさらにこの効果が顕著となり
、寄生抵抗や寄生容量が増大し、信号の遅延時間を増加させる原因となっていた。また、
素子数は多くなくとも、容量素子などで多くの面積を必要とする場合においても同様に、
遅延時間を増加させる原因になっていた。
【0011】
以上のような問題を鑑み本発明ではデルタ配列を用い、且つ、画素内部にスタティック
メモリなど複数の素子を配置しても、寄生抵抗や寄生容量を小さくし、遅延時間の増大し
にくい表示装置、およびそれらを用いた電子機器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
以上のような問題を解決するため、本発明は、デルタ配置において、スタティックメモ
リなどの素子数が多い場合、または画素に含ませることが必要な素子の面積が大きい場合
に画素電極の形状を多角形として配列させることを特徴としている。
【0013】
本発明の一は、基板上にデルタ配列された複数の発光素子と、発光素子の各に配置され
た画素駆動素子とを有している表示装置である。この表示装置において、発光素子の少な
くとも一方の電極形状は、多角形としている。
【0014】
本発明の一は、基板上にデルタ配列された複数の発光素子と、発光素子の各に配置され
た画素駆動素子とを有している表示装置である。この表示装置において、発光素子の各に
対応して配置されたスタティックメモリを有し、該発光素子の少なくとも一方の電極形状
は、多角形としている。
【0015】
この場合において、画素駆動素子またはスタティックメモリに信号または電力を供給す
る配線は、多角形の画素電極に沿った斜め配線で配設されている。
【0016】
また、八辺を有し、ある一辺と、隣の一辺の長さの差が、ある一辺の長さの20%以下
、好ましくは10%以下となる辺により構成された多角形の形状を有する画素電極とする
ことが好ましい。すなわち、八角形若しくはそれに近い多角形とすることが好ましい。な
お、八角形若しくはそれに近い多角形が有する角部のうち、少なくとも一つの角部が丸み
を帯びていても良い。
【0017】
本発明の一は、上記発明の構成において、高階調を表示する第1の表示モードと、低階
調を表示する第2の表示モードとを有し、当該複数の表示モードを切替可能とする表示装
置である。この場合において、第1の表示モードは64階調以上の階調表示を可能とし、
第2の表示モードは2階調の表示を可能とする構成であってもよい。
【発明の効果】
【0018】
以上に示したように、本発明は、画素電極の形状を八角形にすることによって、デルタ
配列を行いながら、素子の配列を有効におこない、スタティックメモリなどを1つの画素
に1つ以上配置したとしても、配線の寄生抵抗や配線の寄生容量を低減でき、遅延時間の
増加を抑えることができる。また素子、配線の配置が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明のデルタ配列画素の概略図。
【図2】従来のデルタ配置画素の概略図。
【図3】本発明のデルタ配列画素の拡大図。
【図4】本発明の画素の実施例の等価回路を示す図。
【図5】本発明のサブフレームの実施例を示す図。
【図6】本発明のサブフレームの実施例を示す図。
【図7】コントローラのブロック図。
【図8】コントローラのブロック図。
【図9】本発明を用いた電子機器の実施例を示す図。
【図10】本発明の実施例を用いた携帯電話のブロック図。
【図11】本発明の実施例を用いたフォーマット変換回路のブロック図。
【図12】画素フォーマットの変換を示す図。
【図13】画素フォーマットの変換を示す図。
【図14】画素フォーマットの変換を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施の態様について、図面を参照して説明する。但し、本発明は多くの
異なる態様で実施することが可能であり、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することな
くその形態及び詳細をさまざまに変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従
って、本実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
【0021】
図1に八角形の画素電極を持つ画素の例を示す。101が1つの画素を表し、102が
画素を駆動する回路を配置する場所を表す。図1に示すように回路を配置する領域102
を都合良く得ることが可能になり、前述した従来の正方形または長方形の画素に比べて効
率的な配置が可能になる。
【0022】
図3に図1の画素を拡大した場合の構成例を示す。図3は図1の領域102を表してい
る。図3の310は画素電極を表し、311が画素電極310の電位を制御する回路を表
している。302は311に接続されるデータ線、307は他の画素電極を制御する回路
につながるデータ線、304は第1の走査線、305は第2の走査線である。また、30
8、309は他の画素を制御する走査線である。303は電源供給線、306は他の画素
の電源供給線である。301は配線を含めた画素回路を表している。また、312は低電
位側電源線である。
【0023】
ここで、データ線302、307、走査線304、305、308、309、低電位側
電源線312は図3にあるように八角形の画素の斜めの辺に沿った形で形成されている。
このような形状をとることによって、配線クロスによる不要な寄生容量の発生や、配線長
の増加による寄生抵抗の増加を防ぐことが可能になる。また素子、配線の配置を容易にす
ることが可能になる。
【0024】
以上、本実施の形態では、八角形の画素電極を持つ画素の例について説明したが、本発
明はこれに限定されず多角形の画素電極を適用することができる。特に、八辺を有し、あ
る一辺と、隣の一辺の長さの差が、ある一辺の長さの20%以下、好ましくは10%以下
となる辺により構成された多角形の形状を有する画素電極とすることが好ましい。すなわ
ち、八角形若しくはそれに近い多角形とすることが好ましい。
【実施例1】
【0025】
図4に図3の301の回路構成例を示す。図4の401が図3の311に対応する。図
4の402はデータ線、421は第1の走査線、404は第2の走査線、403は電源供
給線、405はスイッチングTFT、409は駆動TFT、415は発光素子、417は
発光素子の第1の電極、416は発光素子の第2の電極を表す。また410から413の
TFTはスタティックメモリを構成している。406はスタティックメモリに書き込みを
おこないやすくするためのスイッチTFTで、スイッチングTFT405と逆極性のTF
Tを用いる。また、407はスタティックメモリの出力を駆動TFT409のゲートに入
力するためのスイッチTFTである。スイッチTFT408は駆動TFT409のゲート
を電源供給線403に接続するもので、駆動TFT409をオフするために用いる。41
4はスタティックメモリの低電位側電源である。
【0026】
図4では、第1の走査線421の信号によりスイッチングTFT405をオンまたはオ
フすることで、データ線402のデータをスタティックメモリに記憶させるかどうかが決
まる。このスタティックメモリに記憶されたデータと第2の走査線404の信号によって
駆動TFT409がオンまたはオフするかが決まり、オンの時には発光素子が発光する。
【0027】
以下において、本実施形態における動作について説明をおこなう。
まず、発光素子を点灯させるデータを書き込む場合について説明する。データ線402
にはロウ電位の信号が入力される。次に、第1の走査線421がハイになるとスイッチン
グTFT405がオンして、データ線のロウ電位がTFT410、TFT411で構成さ
れるインバータに入力され、TFT410、411で構成されるインバータの出力はハイ
になる。このインバータ出力はTFT412、TFT413で構成されるインバータに入
力される。TFT412、413で構成されるインバータの出力はロウであり、スイッチ
TFT407を介して、駆動TFT409のゲートに入力される。
スイッチTFT406は第1の走査線がハイである間はオフとなっている。図4におい
て駆動TFT409はP型TFTであるので、ロウ電位がゲートに入力されるとオンし、
発光素子の第1の電極417と電源供給線403は電気的に接続(短絡)し、発光素子に
電流が流れ、発光がおこなわれる。このとき、第2の走査線404はハイであるものとす
る。
【0028】
次に、発光素子を点灯させないデータを書き込む場合について説明する。データ線40
2にはハイ電位の信号が入力される。次に、第1の走査線421がハイになるとスイッチ
ングTFT405がオンして、データ線のハイ電位がTFT410、TFT411で構成
されるインバータに入力され、TFT410、411で構成されるインバータの出力はロ
ウになる。このインバータ出力はTFT412、TFT413で構成されるインバータに
入力される。TFT412、413で構成されるインバータの出力はハイであり、スイッ
チTFT407を介して、駆動TFT409のゲートに入力される。
スイッチTFT406は第1の走査線421がハイである間はオフとなっている。図4
において、駆動TFT409はP型TFTであるので、ハイ電位がゲートに入力されると
オフし、発光素子の第1の電極417と電源供給線403は電気的に接続(短絡)せず、
発光素子に電流が流れず、発光がおこなわれない。このとき、第2の走査線404はハイ
であるものとする。
【0029】
次に、発光素子を消灯させる場合について説明する。消灯時には第1の走査線421は
ロウであるので、スイッチングTFT405はオフし、データ線402の電位は画素には
書き込まれない。スイッチTFT406がオンし、データはすでに書き込まれたものが保
持されている。第2の走査線404がロウとなり、スイッチTFT407はオフとなり、
駆動TFT409とスタティックメモリは遮断される。スイッチTFT408を介して、
電源供給線403の電位が駆動TFT409のゲートに入力される。
駆動TFT409はP型TFTであるので、電源供給線403の電位がゲートに入力さ
れるとオフし、発光素子の第1の電極417と電源供給線403は電気的に接続(短絡)
接続せず、発光素子に電流が流れず、消灯される。
以上のように本実施例は動作する。尚、スタティックメモリを用いた回路構成は本実施
例に記載したものに限定されず他の構成をとったものでも良い。
また、スタティックメモリは電源を切断しない限り、記憶状態を保持できるためドライ
バや後述するコントローラなどをすべて停止させることが可能となり、静止画を表示する
場合には低消費電力化をはかることが可能である。
【実施例2】
【0030】
スタティックメモリを用いた表示は、スタティックメモリの出力値が0または1を表す
デジタル値であるから、アナログ的な表示はできない。従って階調表示をおこなうときは
時間階調を用いる。時間階調の原理について説明をおこなう。
【0031】
時間階調はある一定の輝度で発光する素子の点灯時間を変化させて、階調を表示するも
のである。たとえば、1フレーム期間中すべて点灯すれば点灯率は100%となる。また
1フレーム期間中の半分の期間点灯すれば点灯率は50%となる。フレーム周波数がある
程度高ければ、一般的には60Hz以上であれば、人間の目では点滅が認識できず、中間
調として認識される。このようにして、点灯率を変化させることによって、階調を表現す
ることが可能である。
【0032】
図5(A)は横軸に時間をとり、縦軸に表示画面の画素の縦軸をとったものである。こ
の例では、表示画面は上から順に書き込みをおこなっており、そのため、表示が遅れるこ
とになる。この実施例では上から順に書き込みをおこなっているが、これには限定されな
い。以下4ビットを例にとり説明をおこなうが本発明は4ビットに限定されるものではな
い。
【0033】
図5(A)では、1フレームを4つのサブフレーム(Ts1、Ts2、Ts3、Ts4
)に分けている。それぞれのサブフレームの期間の長さの比は、Ts1:Ts2:Ts3
:Ts4=8:4:2:1となっている。これらのサブフレームを組み合わせることによ
って、点灯期間の長さを0〜15までのいずれかに設定することが可能である。このよう
に1フレームを2のべき乗のサブフレームに区切って階調を表現できる。
【0034】
また、Ts4では点灯期間が短いため、画面の下半分の書き込みが終了する前に、上半
分を消灯する必要があり、書き込みと消去を並行しておこなっている。
【0035】
図5(B)は図5(A)と異なる時間区分で階調表現をおこなったものである。図5(
A)の階調表現手段では上位ビットが変化したときに、疑似輪郭と呼ばれる不具合が発生
する。これは人間の目が、例えば7階調目と8階調目を交互に見たときに映像が本来の階
調とは異なって見えるように錯覚をする、というものである。
【0036】
従って、図5(B)では上位ビットを分割し、上述した疑似輪郭現象を軽減しているも
のである。具体的には、最上位ビット(ここではTs1)を4つに分割し、1フレーム内
部に配置している。また、第2ビット(ここではTs2)を2分割し、1フレーム内部に
配置している。このようにして、時間的に長いビットを分割し、疑似輪郭の軽減をおこな
っている。
【0037】
図6(A)は疑似輪郭が発生しないように、サブフレームを2のべき乗ではなく等間隔
で区分したものである。この方式では大きなビットの区切りがないので、疑似輪郭は発生
しないが、階調自体は荒くなる。すなわち、階調がサブフレームの倍数で表現されてしま
うため、サブフレームの倍数以外の階調をうまく表示できない。従って、FRC(フレー
ムレートコントロール)またはディザなどを用いて、階調補完をおこなう必要がある。
【0038】
図6(B)は2値表示のみをおこなう場合のものである。この場合は1フレーム中に1
サブフレームのみ存在するので、書き換え回数も1フレームに1回となり、コントローラ
、ドライバの消費電力を低減することが可能になる。
自然画を表示しない場合には、階調数は多くなくても良いので、消費電力を優先した表
示が可能となる。このような表示と前述した図5(A)、図5(B)、図6(A)などを
組み合わせることによって、大きな階調数が必要な場合と、少ない階調で十分な場合を使
い分けて、消費電力の削減が可能になる。
【0039】
図6(C)は4階調を表現するもので1フレーム期間に3回の書き込みをおこなって表
示をおこなう。これは図6(B)よりは階調数が多く必要であるが、図6(A)ほど多く
を必要としない場合などに適応される。
【0040】
このようにサブフレームの構成方法は多数あり、ここに記載されている方法には限定さ
れない。時間階調方式ではコントローラから入力する信号で上記の方式が設定できるので
ディスプレイが多くの切り替え機能を持たなくとも、上記のいずれかから選択が可能にな
る。
【0041】
本実施例は、発明を実施するための最良の形態、及び、実施例1と自由に組み合わせる
ことが可能である。
【実施例3】
【0042】
時間階調方式の駆動方法を行うための信号を、ディスプレイのソース信号線駆動回路及
びゲート信号線駆動回路に供給する回路について、図7及び図8を用いて説明する。
【0043】
本明細書中では、表示装置に入力される映像信号を、デジタルビデオ信号と呼ぶことに
する。なおここでは、4ビットのデジタルビデオ信号を入力して、画像を表示する表示装
置を例に説明する。ただし、本発明は4ビットに限定されるものではない。
【0044】
信号制御回路701にデジタルビデオ信号が読み込まれ、ディスプレイ700にデジタ
ル映像信号(VD)を出力する。また、本明細書中では、信号制御回路においてデジタル
ビデオ信号を編集し、ディスプレイに入力する信号に変換したものを、デジタル映像信号
と呼ぶ。ディスプレイ700の、ソース信号線駆動回路707及びゲート信号線駆動回路
708を駆動するための信号は、ディスプレイコントローラ702によって入力されてい
る。
【0045】
信号制御回路701及びディスプレイコントローラ702の構成について説明する。な
お、ディスプレイ700のソース信号線駆動回路707は、シフトレジスタ710、LA
T(A)711、LAT(B)712によって構成される。他に、図示していないが、レ
ベルシフタやバッファ等を設けてもよい。また、本発明はこのような構成に限定するもの
ではない。
【0046】
信号制御回路701は、CPU704、メモリ705、メモリ706及びメモリコント
ローラ703によって構成されている。信号制御回路701の詳細は図8に示す。
【0047】
信号制御回路701に入力されたデジタルビデオ信号は、メモリコントローラ703に
よって制御されるスイッチ713を介してメモリ705に入力される。ここで、メモリ7
05は、ディスプレイ700の画素部709の全画素分の4ビットのデジタルビデオ信号
を、記憶可能な容量を有する。メモリ705に1フレーム期間分の信号が記憶されると、
メモリコントローラ703によって、各ビットの信号が順に読み出される。デジタル映像
信号VDはスイッチ714を介して、ディスプレイ700に入力される。
【0048】
メモリ705に記憶された信号の読み出しが始まると、今度は、メモリ706に、スイ
ッチ713を介して、次のフレーム期間に対応するデジタルビデオ信号が入力され、記憶
され始める。メモリ706もメモリ705と同様に、表示装置の全画素分の4ビットのデ
ジタルビデオ信号を記憶可能な容量を有するとする。メモリ706に1フレーム期間分の
信号が記憶されると、メモリコントローラ703によって、各ビットの信号が順に読み出
される。デジタル映像信号VDはスイッチ714を介して、ディスプレイ700に入力さ
れる。メモリ706に記憶された信号の読み出しが始まると、メモリ705には次の書き
込みがはじまる。これを繰り返すことによって、ディスプレイに信号を供給する。
【0049】
このように、信号制御回路701は、それぞれ1フレーム期間分ずつの4ビットのデジ
タルビデオ信号を記憶することができるメモリ705及びメモリ706を有し、このメモ
リ705とメモリ706とを交互に用いて、デジタルビデオ信号をディスプレイ700に
供給する。
【0050】
ここでは、2つのメモリ705及びメモリ706を、交互に用いて信号を記憶する信号
制御回路701について示したが、一般に、複数フレーム分の情報を記憶することができ
るメモリを有し、これらのメモリを交互に用いることで時間階調表示に必要な信号を得る
ことが可能である。
【0051】
本実施例は、発明を実施するための最良の形態、実施例1、及び、実施例2と自由に組
み合わせることが可能である。
【実施例4】
【0052】
携帯電話ではQVGAのフォーマットが広く使用されている。従ってQVGAのフォー
マットが使用できれば、QVGA対応のソフトウエアがそのまま使用できるので、新たな
ソフト開発が不要となり、開発費の低減が可能になる。また、ユーザーも普段使用してい
る携帯電話と同様な機能を得ることが可能になり、利便性が向上する。
【0053】
従って、本発明では、QVGAのソフトで画像信号を処理し、その後、フォーマット変
換を用いて、QVGAのデータをHVGA(ハーフVGA)またはVGA、SVGAなど
の高解像モードに展開することによって、高解像ディスプレイを用いて、QVGAの画像
を得ることが可能になる。
【0054】
図10にセットのブロック図を示す。各ブロックはアンテナ1001、RF回路100
2、ベースバンド回路1003、コントローラ1004、ディスプレイ1007によって
構成される。ベースバンド部をQVGA対応のものとすることによって、携帯電話のシス
テムをそのまま使用することが可能になる。
コントローラの内部にはフォーマット変換回路1005、クロック制御信号発生回路1
006を有し、ベースバンド回路1003から送られる信号をQVGAから、その他の信
号に変換する。
【0055】
フォーマット変換の実施例として図11のようなものがあげられる。図11はメモリ1
101、メモリ1102、メモリ制御回路1103より構成される。ベースバンド回路か
ら送られた信号はまずメモリ1101に記憶される。次に配列を変えてメモリ1102に
データを転送する。メモリ制御回路1103はこれらメモリ1101、メモリ1102の
タイミングを制御する。
【0056】
次に図12に示すような変換をおこなうための動作について説明する。QVGAからV
GAに変換を行うためには、QVGAの画素数が240×320であり、VGAの画素数
が480×640であるため、縦横とも2倍にする必要がある。その変換動作としては縦
横に対して、メモリ1101より同じデータを2回読み出し、メモリ1102に書き込む
ことでフォーマット変換が可能になる。
【0057】
QVGAの画面を図12(A)に示すような2画素×2画素の単位に分割する。それを
メモリ1101からメモリ1102に送る際には、それぞれの画素データを4回ずつ読み
出し、図12(B)に示すように4×4のデータを作製する。このようにして縦横とも2
倍のデータをもつ表示に用いる画像データを構成することが可能である。
【0058】
次にQVGAからSVGAに変換を行う場合、QVGAの画素数が240×320であ
り、SVGAの画素数が600×800であるため、縦横とも2.5倍にする必要がある
。この場合は単純に読み出し回数を増やした場合では整数倍しかできないため、以下の方
法をおこなう。
【0059】
QVGAの画面を図13(A)に示すような2画素×2画素の単位に分割する。それを
メモリ1101からメモリ1102に送る際には、フレームによって画素ごとの読み出し
回数を変えることで2.5倍を実現する。
【0060】
まず、第1のフレームにおいては図13(B)に示すようにメモリ1101から画素A
のデータを9回、画素Bのデータを6回、画素Cのデータを6回、画素Dのデータを4回
読み出し、メモリ1102に記憶する。
【0061】
次に第2のフレームにおいては図13(C)に示すようにメモリ1101から画素Aの
データを6回、画素Bのデータを9回、画素Cのデータを4回、画素Dのデータを6回読
み出し、メモリ1102に記憶する。
【0062】
次に第3のフレームにおいては図13(D)に示すようにメモリ1101から画素Aの
データを6回、画素Bのデータを4回、画素Cのデータを9回、画素Dのデータを6回読
み出し、メモリ1102に記憶する。
【0063】
次に第4のフレームにおいては図13(E)に示すようにメモリ1101から画素Aの
データを4回、画素Bのデータを6回、画素Cのデータを6回、画素Dのデータを9回読
み出し、メモリ1102に記憶する。
【0064】
これによって、第1フレーム〜第4フレーム間において、どの画素も合計25回の読み
出しがおこなわれ、平均6.25回の読み出しがおこなわれる。縦横に関しては2.5倍
になっていることになる。このようにして縦横とも2.5倍のデータをもつ表示に用いる
画像データを構成することが可能である。
【0065】
次にQVGAからHVGAに変換を行う場合、QVGAの画素数が240×320であ
り、HVGAの画素数が320×480であるため、縦横とも1.333倍以上にする必
要がある。この場合は単純に読み出し回数を増やした場合では整数倍しかできないため、
以下の方法をおこなう。また、HVGAは画面アスペクト比が3:4でないため、一部表
示がおこなえない領域があるがこの場合はその部分を黒表示にするなどして対応する。
【0066】
QVGAの画面を図14(A)に示すような3画素×3画素の単位に分割する。それを
メモリ1101からメモリ1102に送る際には、フレームによって画素ごとに読み出し
回数を変えることで1.333倍を実現する。
【0067】
まず、第1のフレームにおいては図14(B)に示すようにメモリ1101から画素A
のデータを4回、画素Bのデータを2回、画素Cのデータを2回、画素Dのデータを2回
、画素Eのデータを1回、画素Fのデータを1回、画素Gのデータを2回、画素Hのデー
タを1回、画素Iのデータを1回読み出し、メモリ1102に記憶する。
【0068】
次に、第2のフレームにおいては図14(C)に示すようにメモリ1101から画素A
のデータを2回、画素Bのデータを4回、画素Cのデータを2回、画素Dのデータを1回
、画素Eのデータを2回、画素Fのデータを1回、画素Gのデータを1回、画素Hのデー
タを2回、画素Iのデータを1回読み出し、メモリ1102に記憶する。
【0069】
次に、第3のフレームにおいては図14(D)に示すようにメモリ1101から画素A
のデータを2回、画素Bのデータを2回、画素Cのデータを4回、画素Dのデータを1回
、画素Eのデータを1回、画素Fのデータを2回、画素Gのデータを1回、画素Hのデー
タを1回、画素Iのデータを2回読み出し、メモリ1102に記憶する。
【0070】
次に、第4のフレームにおいては図14(E)に示すようにメモリ1101から画素A
のデータを2回、画素Bのデータを1回、画素Cのデータを1回、画素Dのデータを4回
、画素Eのデータを2回、画素Fのデータを2回、画素Gのデータを2回、画素Hのデー
タを1回、画素Iのデータを1回読み出し、メモリ1102に記憶する。
【0071】
次に、第5のフレームにおいては図14(F)に示すようにメモリ1101から画素A
のデータを1回、画素Bのデータを2回、画素Cのデータを1回、画素Dのデータを2回
、画素Eのデータを4回、画素Fのデータを2回、画素Gのデータを1回、画素Hのデー
タを2回、画素Iのデータを1回読み出し、メモリ1102に記憶する。
【0072】
次に、第6のフレームにおいては図14(G)に示すようにメモリ1101から画素A
のデータを1回、画素Bのデータを1回、画素Cのデータを2回、画素Dのデータを2回
、画素Eのデータを2回、画素Fのデータを4回、画素Gのデータを1回、画素Hのデー
タを1回、画素Iのデータを2回読み出し、メモリ1102に記憶する。
【0073】
次に、第7のフレームにおいては図14(H)に示すようにメモリ1101から画素A
のデータを2回、画素Bのデータを1回、画素Cのデータを1回、画素Dのデータを2回
、画素Eのデータを1回、画素Fのデータを1回、画素Gのデータを4回、画素Hのデー
タを2回、画素Iのデータを2回読み出し、メモリ1102に記憶する。
【0074】
次に、第8のフレームにおいては図14(I)に示すようにメモリ1101から画素A
のデータを1回、画素Bのデータを2回、画素Cのデータを1回、画素Dのデータを1回
、画素Eのデータを2回、画素Fのデータを1回、画素Gのデータを2回、画素Hのデー
タを4回、画素Iのデータを2回読み出し、メモリ1102に記憶する。
【0075】
次に、第9のフレームにおいては図14(J)に示すようにメモリ1101から画素A
のデータを1回、画素Bのデータを1回、画素Cのデータを2回、画素Dのデータを1回
、画素Eのデータを1回、画素Fのデータを2回、画素Gのデータを2回、画素Hのデー
タを2回、画素Iのデータを4回読み出し、メモリ1102に記憶する。
【0076】
これによって、第1フレーム〜第9フレーム間において、どの画素も合計16回の読み
出しがおこなわれ、平均1.777回の読み出しがおこなわれる。縦横に関しては1.3
33倍になっていることになる。このようにして縦横とも1.333倍のデータをもつ表
示に用いる画像データを構成することが可能である。
【0077】
以上によって、QVGAからVGA、SVGA、HVGAへの変換が可能となる。尚、
フォーマット変換の方式は以上に述べた方式には限定されず、他の方式を用いても良い。
【0078】
本実施例は、発明を実施するための最良の形態、実施例1乃至実施例3と自由に組み合
わせることが可能である。
【実施例5】
【0079】
本発明の電気機器について図9を参照して説明する。
【0080】
図9(A)はデジタルカメラであり、本体3101、表示部3102、受像部3103
、操作キー3104、外部接続ポート3105、シャッター3106等を含む。このデジ
タルカメラにおいて、表示部3102は、実施の形態若しくは実施例1乃至4で説明した
ものと同様の画素を備えている。すなわち、画素の構成として、デルタ配列をおこないな
がら、素子の配列を有効におこない、スタティックメモリなどを1つの画素に1つ以上配
置したとしても、配線の寄生抵抗や配線の寄生容量を低減でき、遅延時間の増加を抑える
ことができる。また素子及び配線の配置が容易となるという特徴を有している。このよう
な特徴により、デジタルカメラにおいて、低消費電力化を図ることができる。それにより
、バッテリーを小型化することができ、軽量薄型化されたデジタルカメラを提供すること
ができる。また、動画及び静止画のいずれについても高品位な画像を表示することができ
る。
【0081】
図9(B)はコンピュータであり、本体3201、筐体3202、表示部3203、キ
ーボード3204、外部接続ポート3205、ポインティングマウス3206等を含む。
このコンピュータにおいて、表示部3203は、実施の形態若しくは実施例1乃至4で説
明したものと同様の画素を備えている。すなわち、画素の構成として、デルタ配列をおこ
ないながら、素子の配列を有効におこない、スタティックメモリなどを1つの画素に1つ
以上配置したとしても、配線の寄生抵抗や配線の寄生容量を低減でき、遅延時間の増加を
抑えることができる。また素子及び配線の配置が容易となるという特徴を有している。こ
のような特徴により、コンピュータにおいて、低消費電力化を図ることができる。それに
より、バッテリーを小型化することができ、軽量薄型化されたコンピュータを提供するこ
とができる。また、同じ用量のバッテリーを搭載した場合には、充電しないで使用するこ
とのできる時間を延ばすことができる。また、動画及び静止画のいずれについても高品位
な画像を表示することができる。
【0082】
図9(C)は携帯情報端末装置であり、本体3301、表示部3302、スイッチ33
03、操作キー3304、赤外線ポート3305等を含む。この携帯情報端末において、
表示部3302は、実施の形態若しくは実施例1乃至4で説明したものと同様の画素を備
えている。すなわち、画素の構成として、デルタ配列をおこないながら、素子の配列を有
効におこない、スタティックメモリなどを1つの画素に1つ以上配置したとしても、配線
の寄生抵抗や配線の寄生容量を低減でき、遅延時間の増加を抑えることができる。また素
子及び配線の配置が容易となるという特徴を有している。このような特徴により、携帯情
報端末装置において、低消費電力化を図ることができる。それにより、バッテリーを小型
化することができ、小型軽量化された携帯情報端末装置を提供することができる。また、
同じ用量のバッテリーを搭載した場合には、充電しないで使用することのできる時間を延
ばすことができる。また、動画及び静止画のいずれについても高品位な画像を表示するこ
とができる。
【0083】
図9(D)は記録媒体読み込み部を備えた画像再生装置(具体的にはDVD再生装置)
であり、本体3401、筐体3402、記録媒体(CD、LDまたはDVD等)読込部3
405、操作キー3406、表示部(a)3403、表示部(b)3404等を含む。こ
の画像再生装置において、表示部(a)3403、表示部(b)3404は、実施の形態
若しくは実施例1乃至4で説明したものと同様の画素を備えている。すなわち、画素の構
成として、デルタ配列をおこないながら、素子の配列を有効におこない、スタティックメ
モリなどを1つの画素に1つ以上配置したとしても、配線の寄生抵抗や配線の寄生容量を
低減でき、遅延時間の増加を抑えることができる。また素子及び配線の配置が容易となる
という特徴を有している。このような特徴により、画像再生装置において、低消費電力化
を図ることができる。それにより、バッテリーを小型化することができ、小型軽量化され
た画像再生装置を提供することができる。また、バッテリーモードで使用する場合には、
長時間の再生が可能であり、映像を鑑賞することのできる時間を延ばすことができる。
【0084】
図9(E)は折りたたみ式携帯表示装置であり、本体3501に表示部3502が設け
られている。この携帯表示装置において、表示部3502は、実施の形態若しくは実施例
1乃至4で説明したものと同様の画素を備えている。すなわち、画素の構成として、デル
タ配列をおこないながら、素子の配列を有効におこない、スタティックメモリなどを1つ
の画素に1つ以上配置したとしても、配線の寄生抵抗や配線の寄生容量を低減でき、遅延
時間の増加を抑えることができる。また素子及び配線の配置が容易となるという特徴を有
している。このような特徴により、携帯表示装置において、低消費電力化を図ることがで
きる。それにより、バッテリーを小型化することができ、本体3501の小型軽量化を図
ることができる。
【0085】
図9(F)は腕時計であり、ベルト3601、表示部3602、操作スイッチ3603
、音声出力部3604等を含む。この腕時計において、表示部3602は、実施の形態若
しくは実施例1乃至4で説明したものと同様の画素を備えている。すなわち、画素の構成
として、デルタ配列をおこないながら、素子の配列を有効におこない、スタティックメモ
リなどを1つの画素に1つ以上配置したとしても、配線の寄生抵抗や配線の寄生容量を低
減でき、遅延時間の増加を抑えることができる。また素子及び配線の配置が容易となると
いう特徴を有している。このような特徴により、腕時計において、低消費電力化を図るこ
とができる。それにより、バッテリーを小型化することができ、小型軽量化された腕時計
を提供することができる。
【0086】
図9(G)は携帯電話機であり、本体3701は、筐体3702、表示部3703、音
声入力部3704、アンテナ3705、操作キー3706、外部接続ポート3707など
を含む。この携帯電話機において、表示部3703は、実施の形態若しくは実施例1乃至
4で説明したものと同様の画素を備えている。すなわち、画素の構成として、デルタ配列
をおこないながら、素子の配列を有効におこない、スタティックメモリなどを1つの画素
に1つ以上配置したとしても、配線の寄生抵抗や配線の寄生容量を低減でき、遅延時間の
増加を抑えることができる。また素子及び配線の配置が容易となるという特徴を有してい
る。このような特徴により、携帯電話機において、低消費電力化を図ることができる。そ
れにより、バッテリーを小型化することができ、軽量化された携帯電話機を提供すること
ができる。また、同じ用量のバッテリーを搭載した場合には、充電しないで使用すること
のできる時間を延ばすことができる。また、動画及び静止画のいずれについても高品位な
画像を表示することができる。
【0087】
以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広く、あらゆる分野の電子機器に適用すること
が可能である。
【0088】
なお、本実施例は、発明を実施するための最良の形態、実施例1乃至実施例4と自由に
組み合わせることが可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のトランジスタと、第2のトランジスタと、第3のトランジスタと、第1のインバータと、第2のインバータと、画素電極と、を各画素に有し、
前記第1のインバータは第4のトランジスタ及び第5のトランジスタを有し、
前記第2のインバータは第6のトランジスタ及び第7のトランジスタを有し、
前記第1のインバータの出力端子は前記第2のインバータの入力端子に電気的に接続され、
前記第1のトランジスタにおいて、ソース又はドレインの一方は第1の配線に電気的に接続され、ソース又はドレインの他方は前記第1のインバータの入力端子及び前記第2のトランジスタのソース又はドレインの一方に電気的に接続され、
前記第2のトランジスタにおいて、ソース又はドレインの一方は前記第1のインバータの入力端子に電気的に接続され、ソース又はドレインの他方は前記第2のインバータの出力端子に電気的に接続され、
前記第3のトランジスタにおいて、ソース又はドレインの一方は第2の配線に電気的に接続され、ソース又はドレインの他方は前記画素電極に電気的に接続され、
前記第1のトランジスタは、前記第1の配線の電位を前記第1のインバータの入力端子に供給するかしないかを制御できる機能を有し、
前記第3のトランジスタは、前記第2の配線の電位を前記画素電極に供給するかしないかを制御できる機能を有し、
前記第2のインバータは、前記第2のインバータの出力端子の電位に応じて、前記第3のトランジスタのオン、オフを制御できる機能を有することを特徴とする表示装置。
【請求項2】
第1のトランジスタと、第2のトランジスタと、第3のトランジスタと、第1のインバータと、第2のインバータと、画素電極と、を各画素に有し、
前記第1のインバータは第4のトランジスタ及び第5のトランジスタを有し、
前記第2のインバータは第6のトランジスタ及び第7のトランジスタを有し、
前記第1のインバータの出力端子は前記第2のインバータの入力端子に電気的に接続され、
前記第1のトランジスタにおいて、ソース又はドレインの一方は第1の配線に電気的に接続され、ソース又はドレインの他方は前記第1のインバータの入力端子及び前記第2のトランジスタのソース又はドレインの一方に電気的に接続され、
前記第2のトランジスタにおいて、ソース又はドレインの一方は前記第1のインバータの入力端子に電気的に接続され、ソース又はドレインの他方は前記第2のインバータの出力端子に電気的に接続され、
前記第3のトランジスタにおいて、ソース又はドレインの一方は第2の配線に電気的に接続され、ソース又はドレインの他方は前記画素電極に電気的に接続され、
前記第1のトランジスタは、前記第1の配線の電位を前記第1のインバータの入力端子に供給するかしないかを制御できる機能を有し、
前記第3のトランジスタは、前記第2の配線の電位を前記画素電極に供給するかしないかを制御できる機能を有し、
前記第2のインバータは、前記第2のインバータの出力端子の電位に応じて、前記第3のトランジスタのオン、オフを制御できる機能を有し、
前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタとは、トランジスタの極性が逆であり、
前記第1のトランジスタがオンのとき、前記第2のトランジスタはオフであり、
前記第1のトランジスタがオフのとき、前記第2のトランジスタはオンであることを特徴とする表示装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2において、
前記画素はメモリを有し、
前記メモリは、前記第1のインバータと前記第2のインバータとを有することを特徴とする表示装置。
【請求項4】
請求項3において、
前記メモリにデータを書き込む場合は、前記第1のトランジスタはオンしていることを特徴とする表示装置。
【請求項5】
請求項3または請求項4において、
前記メモリに書き込まれたデータを保持する場合は、前記第2のトランジスタはオンしていることを特徴とする表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2013−77014(P2013−77014A)
【公開日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−258199(P2012−258199)
【出願日】平成24年11月27日(2012.11.27)
【分割の表示】特願2006−80563(P2006−80563)の分割
【原出願日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【出願人】(000153878)株式会社半導体エネルギー研究所 (5,264)
【Fターム(参考)】