表示装置
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は表示装置特に露出補正機能を有する撮像装置に用いられる表示装置に関する。
〔従来の技術〕
従来かかる機能を有する表示装置の例として、例えば電子スチルカメラに用いられる表示装置が挙げられる。かかる電子スチルカメラには、露出補正値の設定,IDナンバーの設定,時計,カレンダーの設定等ができるものがあり、設定の方法及びその表示は例えば第4図に示すものが知られている。第4図において100は露出補正値設定用のカーソルである。露出補正の設定は第4図に示すように表示部に露出補正専用の表示セグメントを持っている。第4図では
とあるものが露出補正値の表示で、その設定した値の数字をカーソル1によって示している。このカーソル1の不図示のUPスイツチまたはdownスイツチによって希望する補正値の位置へ移動させることで、補正値も設定される。
〔発明が解決しようとしている課題〕
しかし、上記のような、独立した露出補正表示専用のセグメントを設ける場合、表示が繁雑になる或いは表示が小さくなり見にくくなるという問題点がある。
つまり、電子カメラの場合、露出補正値以外にも撮影枚数や、撮影モード等さまざまな情報を表示する必要があり、これらを限られたスペースに表示するために無理が生じていた。
また表示セグメントも増す効果、これに伴う電気的配線も複雑になり、実装スペースの不足、表示駆動ICのコストアツプ等をまねき好ましくない。
かかる問題は通常の銀塩を用いるカメラやテープを用いるVTR等においても同様に発生する問題である。
本発明はかかる課題を解決し、構成が簡単でかつ表示内容が確認し易い表示装置を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 上述の目的を達成するため本発明の表示装置は被写体を撮像し、得た画像信号を該画像信号の固有の識別信号とともに記録する撮像記録手段、該画像信号の記録に係る情報をセグメント表示部に表示させる表示制御手段、前記撮像記録手段の撮像状態を与えられた相対補正値に従って補正する補正手段とを有し、 前記表示制御手段は前記補正手段の補正によって撮像が行われる際には前記セグメント表示部に該補正状態を表示させ、前記補正手段の補正によって補正が行われない際には前記固有の識別信号を前記セグメント表示部に表示させることを特徴とする。
〔実施例〕
以下、説明する本発明の実施例においては電子スチルビデオカメラに本発明を適用した例について説明する。
更に詳しくは露出補正値の表示を他の表示セグメントと共用するとともに、露出補正値設定時は表示部の表示画面を切り換えて、露出補正値のみを表示して見やすくし、さらに、表示画面が複数種類切り換える場合、一番始めに表示する第1画面を露出補正表示画面として使い易くした表示装置が開示される。
第2図に本発明の実施例の構成を示した。
1は撮影レンズ、2は絞り等の露光制御部材、3は露光制御部材2を駆動する駆動回路、4はCCD等の撮像素子、5はシステム全体を総合的に制御する制御回路、6は撮像素子4より出力された信号にガンマ補正、ブランキング処理、同期信号の付加等を始めとする信号処理を行う信号処理回路、7は信号処理回路6によって処理された信号を磁気シート上に記録するのに適した形にする為の変調等を行う記録回路、8は磁気ヘツド、9はビデオフロツピーすなわち磁気シート、10は磁気シートと回転させる為のモータ、11はモータ10を回転制御させるモータ制御回路、12は磁気ヘッド8を磁気シートの半径方向に移動させ、記録トラツクを変更するための移送機構、13は撮影スイツチ、14は撮影モード切換時に表示画面を切り換える為のモードスイツチ、15は表示画面中の設定内容を選択する為のセレクトスイツチ、16はフレーム記録とフイールド記録を選択するフレーム・フイールド切換スイツチ、17はUPスイツチ、18はdownスイツチ、19は撮影モード等を表示する表示装置である。
20はヘツド8の出口を検出することにより磁気シート9上の各同心円トラツクの記録の有無を判別する記録有無検出回路、21はヘツド8を検出回路20又は加算器25側に切り換えるスイツチ回路、27は制御回路5から出力されるデータをDPSK変調するDPSK回路、かかるデータとしては画像信号とともに記録される4ケタの数字データ即ち後述するIDナンバー,時分秒,年月日及び露出補正データ等である。
28は設定された露出補正データに応じて露光制御部材2の駆動を行う駆動回路3の動作を補正する露出補正回路である。30は後述する年月日,時分秒をカウントして表示するためのタイマーであり、該タイマー30の内部には年,月,日,時,分,秒の夫々のデータに対応するレジスタが有り、制御回路5の指示に応じて中のデータが書き換えられる。32は後述するブローの中で用いられるタイマーであり、制御回路5の出力によってカウント値がロードされる。又タイマー32は後述する様にスイツチ13〜18の操作が所定時間以上に行われない際に表示状態を所定の状態に自動復帰させるためのタイマーである。35は4ケタのIDナンバーをカウントするカウンタである。
又、表示部19はLCDで構成される表示部であり、その詳細は第3図に示す。
尚、第3図は表示部19の表示内容で全セグメントを点灯したときの図である。
第3図に示す様に本実施例では、通常の7セグメントの数字表示ブロツクを6桁分(A〜F)用いる。そして一番左側のブロツクGには第8のセグメントを配置している。
また、2桁目Bと3桁目Cのブロツク間にコロン「:」と「.」、4桁目Dと5桁目Eのブロツク間にコロン「:」、2桁目右上に「M」、右下に「H」、4桁目右上に「D」、右下に「M」、6桁目右上に「Y」、右下に「S」を配置している。
さらに5桁目と6桁目の上下に
のセグメントを配し、さらに
の上に「TRACK」のセグメントと「REMAIN」のセグメントを配置している。
また以下の説明においてはA〜Fの7セグメントとGに示すセグメントの各々の構造の詳細については第22図に示した通りである。
次に第1図の表示側及び第5〜20図のフローチヤートを用いて本実施例の動作を説する。
まずStep1で、スイツチ類が何も操作されずに所定の時間が経過したら電源が自動的に切れるように、POWER OFFタイマを初期値にセツトする。
尚、タイマはハードウエアで構成されていても、ソフトウエアで構成されていてもよい。
次にstep2でモードスイツチ14が何回押されたかを計数する為のモードカウンタをゼロにクリアする。このモードカウンタは、マイコンのソフトウエア上のレジスタ又はメモリを用いればよい。
次に、Step3で撮影スイツチ13がONになっているか否か調べる。ONであればStep14でモードカウンタをゼロ(φ)にクリアする。そしてStep15で通常撮影表示(第1図1図400)を行う。そしてStep16にて撮影シーケンスが実行される。この撮影シーケンスについては本発明とは直接関係ないので、ここでは簡単に述べる。つまり、絞り、シヤツタ等の露光制御部材2によって制御された被写体像を撮像素子4で受光したその出力を信号処理回路6で処理し、記録回路7で変調し、回転している磁気シート9にヘツド8を通して記録するというものである。こうしてStep16の実行が終了すると再び■に戻る。
次にStep3で撮影スイツチ13がOFFであれば、Step4でパワーオフタイマを調べ所定の値を経過したか否かを調べ、経過していればStep24で撮影表示を行い。Step25で電源をOFFする。
タイマー値が所定の値を経過していなければStep5でモードスイツチ14がONか否かをチエツクする。OFFであればStep8へ進む、ONであればStep6でパワーオフタイマの値を再設定する。これで、電源が自動的に切れるまでの時間が延長される。次にStep7モードカウンタをインクリメント(1増加)させる。Step8でこのモードカウンタの値を調べ、6であればStep17でカウンタをゼロにクリアし、Step18で表示器に第1図400のような通常撮影表示をして■に戻る。
Step9でモードカウンタがゼロの場合はStep18へ進み、後はモードカウンタが6のときと同様に■に戻る。
またStep10でモードカウンタが1のときはStep19で後に示すようなフローチヤートに従って露出補正設定ルーチンを実行後■へ戻る。以下Step10〜13のフローに従ってモードカウンタが2のときはSstep20で記録モード設定ルーチンを実行後■へ戻る。以下モードカウンタが3のときはStep21でID設定ルーチン、モードカウンタが4のときはStep22で時計設定ルーチン、モードカウンタが5のときはStep23年月日設定ルーチンをそれぞれ実行後■へ戻る。
次に、Step19の露出補正設定ルーチンの詳細を第6図を用いて説明する。まず、Step600で
セグメントを点灯させる。その時の補正値に応じて、次にStep601で一桁の数字やセグメントについては第22図に示すようにe,f,gとhセグメントを使用して「+」,g,hセグメントを使用して「−」を表示する。
そして2,3,4桁目を用いてその時の露出補正値を点滅させる。ここで制御回路5のコントロールマイコンのソフト上この露出補正値にEXPCというラベル名とし、この値をEXPC値として、以下の説明に用いる。
次にStep602でEXPCセグメントと1,2,3,4桁目以外のセグメントを全て消す。これにより、今何を設定しようとしているか使用者にわかりやすくする。
Step603ではUPスイツチ17が押されたか否かを調べ、押されていればStep604でその時のEXPC値が+1.50以上かを調べ、+1.50以上でなければStep605でEXPC値に0.25を加算して新たなEXPC値とし、Step609へ移る。Step604で+1.50以上であればそのままStep609へ移る。
またStep603でUPスイツチが押されていない場合、Step606にてdownスイツチが押されたか否かを調べ、押されていればStep607で現在のEXPC値が−1.50以下かを調べ、以下であればStep609へ、以下でなければStep608でその時のEXPC値から0.25を減算してその結果を新たなEXPC値とし、Stepへ移る。
Step606でdownスイツチ18が押されていなければ直接Step609へ移る。Step609ではその時のEXPC値を点滅表示させる。
これにより表示は例えば第1図の411又は413のようになる。
次に第7図を用いて記録モード設定ルーチン(第5図Step20に示す)を説明する。ここで記録モードは本実施例では3種類設けており、それぞれNORAMLモード、SKIPモードINSERTモードと呼ばれている。
ここで上述の3種類のモードについて第23図を用いて説明する。
第23図においてI)は磁気シート9上に形成される50の同心円状トラツクの記録の有無の状態の例を示す図である。I)において横軸の数字はトラツク番号を示す。かかるトラツク番号は磁気シート9の外周から順に番号が付されている。I)に示す例では1〜4、6〜9、11、13〜15のトラツクは既に記録が行われている記録済トラツクであり、5、10、12、16以降のトラツクは未だ記録が行われていない空きトラツクである。
上述したNORMALモードとは第23図II)に示す様に磁気シート9上の空きトラツクの中で以下の条件を満たすトラツクに記録を行うモードをいう。即ち注目トラツクよりも内周側のトラツクが全て空きトラツクであり、かつかかる空きトラツクの中で最外周のトラツクに順に記録を行うモードである。即ち第23図II)に示す様に最初((1)と図示)には16トラツクを記録し、次((2)と図示)には17トラツクを記録し、以下図示する様な順序で記録を行うモードである。
次に、SKIPモードとは第23図III)に示す様な順序で記録を行うモードをいう。即ち、NORAMLモードにおいて記録順に似ているが、記録を行う前に1トラツク分の空きトラツクを設ける様に順次記録を行うモードである。かかるモードにおいては既に記録された映像信号に対応する情報信号を記録すべき領域を予め設ける様にする。これに依り既に記録された映像信号に対応する例えば音声信号を記録する領域が確保出来、使い易い装置とすることが出来る。
次に、INSERTモードとは第23図IVに示す順序で記録を行うモードをいう。即ち、磁気シート9上の空きトラツクの中で最外周のトラツクから順に記録を行うモードに対応する。
即ち、SKIPモードで記録された磁気シートに対して空きトラツクを設けない様に全トラツク順次記録出来る様にするためにも本実施例ではかかるINSERTモードを設けている。
尚、上述の各種記録モードを実行するために磁気シート9上の空きトラツク、記録済トラツクの判別が必要となるが本実施例では第2図20に示す記録有無検出回路、ヘツド8を記録回路7或いは記録有無検出回路20のいずれかに接続するスイツチ回路21を有している。
まず、Step700で記録モードのうち何が設定中かを記憶するメモリ(ラベル名RECM)を1つ増加させる。そしてStep702でPOWER OFFタイマの値を更新させるStep703へ進む。Step700でセレクトスイツチ15がOFFであればStep703へ進む。
Step703ではRECMが3以上であるかを調べ3以上であればStep705でRECMTをゼロにし、Step706へ進む。Step703でRECMTが0又は1又は2であればStep704へ進む。“0"ならばStep706へ進む。
次に、IDナンバーの設定方法について第8図を用いて説明する。IDナンバーとは磁気シート9上の各同心円トラツクに映像信号とともに記録される4ケタの数字である。かかる数字は撮影が行われる毎に“1"づつ自動的に更新させることが出来る。
かかるIDナンバーの設定方法について第8図に従って述べる。まず、Step800でSELECTスイツチ14が押された(ONされた)か否かを調べる。ONであれば、Step801で、パワーオフタイマの値を更新させる。そしてStep802でSelectスイツチ14が何回押されたかを計数するカウンタ ラベル:SELCNTの値が0かどうか調べる。0であればSELCNTをStep803で6にし、Step805へ移る。Step802でSELCNTが0でなければStep804でSELCNTの値を1つ減少させStep805へ移る。Step800でスイツチ14が押されていなければStep805へ移る。Step805ではSELCNTが0か否かを調べ、0であればStep806へ、0でなければStep807へ移る。Step806ではUPスイツチ17又はdownスイツチ18が押されたか否かを調べ、いずれかが押されればStep818でIDナンバーの自動更新モードか否かを記憶しているメモリ:ラベル名IDINCの値を反転させる。つまり、IDINCが1であれば0にし、0であれば1にする。そして、STEP819でこのIDINCが1であればStep820で“IDINCON"のセグメントを点滅表示(第1図431)され、“0"であればStep821で“IDINCOFF"のセグメントを点滅第4図430させ■へ戻る。
Step807、808、809、810、811ではSELCNTの値により、Step812,813,814,815,816,817へ進む。
Step812、813、814、815、816、817ではSELCNTが1であればLCD表示の7セグブロツク、第1桁目をSEWLCNTが2であれば2桁目…というように、SELCNTの値に対応する桁の7セグメントの数字ブロツクの表示ルーチンを実行する。
step812、813、814、815、816、817のそれぞれのルーチンは表示するセグメントの位置が異なるだけであり、その他は同じであるので、ここでは第1桁目のセグメントを点滅させるルーチンについて第9図を用いて説明する。
まず、step900でUPスイツチが押されたかを調べ、押されていればstep907で1桁目のセグメントの値を記憶しているメモリラベル名SEG1の値が9か否かを調べ、9であればstep908でSEG1を0にする。step907で9でなければstep909でSEG1の値を1つ増加させる。そしてstep905へ移る。
次に、step900でUPスイツチ17が押されていいなくstep901でdownスイツチ18が押されいればstep902でSEG1が0か否かを調べる。SEG1が0であればstep904でSEG1を9にし、SEG1が0でなければstep903でSEG1を1つ減少させる。
step905ではUPスイツチ又はdownスイツチのいずれかがONされた場合であるから、ここでPOWER OFFタイマの値を更新させstep906へ移る。step901でUPスイツチもdownスイツチもONされていない場合はstep906へ直接移る。そしてstep906ではSEG1の値を点滅表示させる。この表示例を第1図433に示す。
step813,814,815,816,817においても同様に他の桁もメモリSEG2,3,4,5,6を設け、それぞれの値を点滅させればよい。尚、説明を簡単にするために細かい説明は省くが、IDナンバー設定中は設定するセグメントのみを点滅させ、その値のIDやセグメントは点灯にしておく(第1図R>図430〜435参照)。
7セグメントブロツクの1,2,3桁目に「OFF」を表示し、step707で“SKIP"のセグメントと“INSRT"のセグメントを同時に点滅させる(第1図420)。これによってSKIPモード、INSERTモードいずれのモードもセツトされていないことを表示することが出来、更にSKIPモード、INSERTモードもセツト可能であることを知らせることが出来る。そしてAへ戻る。
step704でRECMTが0でなければstep708で7セグメントブロツクの1,2桁目に「On」を表示しstep709へ進む。step709ではRECMTが1か否か調べ、1であればstep710で“SKIP"のセグメントを点滅させる(第1図421)。これに依りSKIPモードが設定されたことを知ることが出来る。そして■へ戻る。step709でRECMが1でなければstep711で“INS"を点滅(第1図423)させる。これに依りINSERTモードが設定されたことを知ることが出来る。そしてAへ戻る。
次に第5図のstep22に示す時計の設定ルーチンを第10図を用いて説明する。
まずstep1000では第1図440に示す様に時・分・秒を意味するHMSのセグメントを点灯させ、さらに数字セグメントの2桁面と3桁目の間、4桁目と5桁目の間にコロン「:」を表示する。
次にstep1001でSELECTスイツチ15がONであればstep1002でPOWER OFFタイマの値を更新させてstep1003へ、ONでなければstep1006へ移る。step1003では時・分・秒のうちいずれを設定するかを記憶するメモリ(ラベル名をHMSMEMとする。以下HMSMEMと称す)が“2"であるかを調べる。2であればstep1005でHMSMEMを0にしてstep1008へ進む。2でなければstep1004でHMSMEMを1増加させstep1006へ進む。
以下、step1006〜1010のフローに従ってHMSMEMが0であればstep1008の“秒”設定ルーチンHMSMEMが1であればstep1010の“分”設定ルーチン、HMSMEMが2であればstep1009の“時”設定ルーチンへ移る。
以下それぞれのルーチンを説明する。
秒設定ルーチンは第11図に示すフローチヤートに従って実行される。
まず、step1100でUPスイツチ17がONであればstep1106へ移り時計を1分加算させ、step1102へ移る。また、step1100でUPスイツチ17がOFFのときstep1101でdownスイツチ18がONであればstep1102へ、OFFであればstep1104へ移る。
step1102では時計の秒をリセツトし0にし、step1103でPOWER OFFタイマを更新させる。
次に、step1104でCCDの数字セグメントブロツクの1〜6桁目にその時の時刻を表示させ、5,6桁目、つまり秒の表示を点滅させる。この状態を第1図441に示す。
次に秒設定の別の実施例を第12図のフローチヤートに従って説明する。
この実施例はUP又はdownスイツチが押されたとき、秒が30秒を経過していれば秒をリセツトすると伴に1分加算し、秒が30秒を経過していなければ秒のみをリセツトするものである。
以下、順に説明する。
まずstep1200,1201でUP又はdownのいずれかのスイツチがONであればstep1202へ進む。
step1202で時刻の秒が30秒を経過していればsteo1203で時計を1分加算し、step1204へ進む。step1202で30秒を経過していなければそのままstep1204へ進む。
step1204では秒をリセツトし、step1205に7 POWER OFFタイマを更新する。
又、UP,downスイツチのいずれもONでないときはstep1206へ進む。
step1206ではその時の時計の時刻を表示するとともに、秒のセグメントを点滅させ■へ戻る。
秒設定ルーチンについてさらにもう1つの実施例を第13図で説明する。この実施例はUP又はdownのいずれかのスイツチがONになれば秒のみをリセツトするものである。以下第13図に従って説明する。
まず、step1300,1301でUP又はdownのいずれかのスイツチがONであればstep1302へ、どちらもOFFであればstep1304へ進む。
step13step02では時計の秒をリセツトし、step1303ではPOWER OFFタイマを更新する。
step1304ではその時の時計の時刻を表示し、LCDの秒のセグメントを点滅させる。そしてAへ戻る。
次に“分”の設定ルーチンを説明する。
第14図でstep1400でUPスイツチ17がONであればstep1407で時計の“分”か“59"であるか調べる。ここで“59"であればstep1409で“分”を0にし、“59"でなければ1408で“分”を1分進めてstep1405へ移る。
step1400でUPスイツチがOFFであればstep1401にてdownスイツチを調べ、ここでONであればstep1402で“分”が“0"であるか否か調べる。“分”が0であればstep1404にて“分”を“59"にしstep1405へ、“分”が0でなければstep1403にて“分”を1分減少させ、step1405へ進む。
step1405ではPOWER OFFタイマの値を更新させ、step1406へ進む。
step1401でdownスイツチもOFFであればstep1406へ進む。
step1406ではその時の時計の時刻を表示し、LCDセグメントの“分”を点滅させ、■へ戻る。
次に“時”の設定ルーチンを説明する。
第15図でstep1500でUPスイツチ17がONであればstep1507で時計の“時”か“24"であるか調べる。ここで“24"であればstep1509で“時”を0にし、24でなければ“時”を1時間進めてstep1505へ移る。
step1500でUPスイツチかOFFであればstep1501にてdownスイツチを調べ、ここでONであればstep1502で“時”が“0"であるか否か調べる。“時”が0であればstep1504にて“時”を“24"にしstep1505へ、“時”が0でなければstep1503にて“時”を1時間減少させ、それぞれstep1505へ進む。
step1505ではPOWER OFFタイマの値を更新させ、step1506へ進む。
step1501でdownスイツチもOFFであればstep1506へ進む。
step1506ではその時の時計の時刻を表示し、LCDセグメントの“時”を点滅させ、Aへ戻る。この状態を第1図R>図442に示す。
次に年月日の設定ルーチンを第16図を用いて説定する。
まずstep1600で月・日・年を意味するMDYセグメントを点灯させる。これを第1図450に示す。
次にstep1601でSELECTスイツチがONであればstep1602でPOWER OFFタイマを更新しstep1603へ、OFFであればstep1605へ進む。
step1603では月・日・年のうちいずれかを設定するかを記憶するメモリ(ラベル名をMDYMEMとする。以下MDYMEM)が2であるかを調べる。2であればstep1608でMDYMEMを0にし、step1609へ移る。
dtep1603でMDYHMSが2でなければstep1604でMDYHMSを1増加させstep1605へ進む。
以下step1605から1610のフローに従ってMDYHMSが0であればstep1609の年設定ルーチン、1であればstep1607の日設定ルーチン、2であればstep1610の月設定ルーチンをそれぞれ実行しAへ戻る。
以下それぞれのルーチンを説明する。
まず、年設定ルーチンを第7図のフローチヤートに従って説明する。step1700でUPスイツチ17がONであればstep1707へ進み、年が“99"であるか調べる。ここで“99"であればstpe1709で年を“00"にしstep1704へ進み、“99"でなければstep1708で年を1増加させstep1704へ進み、step1700でUPスイツチがOFFで、step1701でdownスイツチ18がONであればstep1702で年が“00"であるかを調べる。“00"であればstep1705で年を99にし、step1704へ、“00"でなければstep1703で年を“1"減少させstep1704へ進む。
step1704ではPOWER OFFタイマを更新させstep1706へ進む。step1701でdownスイツチ18もOFFの場合はstep1706へ進む。
step1706ではその時の時計の年月日をLCDに表示し、年のセグメント、第5,6桁を同時点滅させAへ戻る。この状態を第4図451に示す。
次に、月設定ルーチンを第18図のフローチヤートに従って説明する。step1800でUPスイツチ17がONであればstep1807へ進み、月が“12"であるか調べる。ここで“12"であればstpe1809で月を“01"にしstep1805へ進み、“12"でなければstep1808で月を1増加させ、step1805へ進む。step1800でUPスイツチがOFFで、step1801がdownスイツチがONであればstep1802で月が“01"であるかを調べる。“01"であればstep1804で月を“12"にし、step1805へ、“01"でなければstep1803で月を“1"減少させstep1805へ進む。
step1804ではPOWER OFFタイマを更新させstep1806へ進む。step1801でdownスイツチをOFFの場合はstep1806へ進む。
step1806ではその時の時計の年月日をLCDに表示し、月のセグメント、第1,2桁を同時点滅させAへ戻る。この状態を第1図452に示す。
次に、日設定ルーチンを第19図のフローチヤートに従って説明する。setp1900でUPスイツチがONであればsetp1907へ進み、日が“31"であるか調べる。ここで“31"であればstpe1909で日を“01"にしstep1905へ進み、“31"でなければ日を1増加させ、step1908へ進む。step1900でUPスイツチがOFFで、step1901でdownスイツチがONであればstep1902で年が“00"であるかを調べる。“01"であればstep1905で日を“31"にしstep1905へ、“01"でなければstep1903で日を“1"減少させstep1905へ進む。
step1905ではPOWER OFFタイマを更新させstep1906へ進む。step1901でdownスイツチもOFFの場合はstep1906へ進む。
step1906ではその時の時計の生年月日をLCDに表示し、日のセグメント、第3,4桁を同時点滅させAへ戻る。
ここでは説明を簡単にするために、2月が28日又は29日まで、4,6,9,11月が30日までであることは特に考慮せず、日を31日まで設定できるようにしたが、これらを考慮するよう実施してもよい。この場合、UPまたはdownスイツチが押されたとき、その時の“月”が何月であるか調べ、その結果により“日”の上限を“30"又は“28"とか“29"にすればよい。ここではそのフローチヤートは複雑になるので省く。
第5図中で撮影表示のシーケンス(step24,16,18)では、以上の第6〜19図で説明したフローチヤートに従って、設定された内容が表示される。
本実施例では露出補正値は第1図の412,414に示すように数字セグメントの1,2,3,4桁目を使用して表示される。第6図のフローチヤートの実施例では省いたが、露出補正値が“0"のときは第4図400に示す様に撮影表示としては表示しなくてもよい。また、IDの値は撮影時には特に必要なデータはないので、撮影表示としてはIDの自動更新のON,OFFのみを表示する。これは第4図435に示される。これに依って撮影時に煩雑な表示がされることがない。
同様に時計、カレンダも1度合わせれば撮影の毎に見る必要は特にないものであるので、撮影表示では表示しないようにしている。これは第4図443,453に示される。これに依って撮影時に煩雑な表示がされることがない。また、記録モードもNORMALモードでは特にその表示はせず、SKIPモード時は第4図422に示すようにSKIPのセグメントを点灯させ、INSERTモードのときは第4図424のようにINSRTのセグメントを点灯させている。又第4図R>図420,421,423に示される様な「On」「OFF」の表示は撮影表示では点灯させないようにしている。これに依って撮影表示中煩雑な表示が行われることなく見易い表示が行われることになる。
以上の様な表示を行う撮影表示シーケンス(第5図step29に示す)は第20図の様なフローチヤートになる。
まずstep2000で装填されたフロツピーが記録済か否か調べ記録済であればstep2004で第21図に示すように数字セグメント1,2,3桁を使用して「End」と表示する。かかる記録済か否かの判別は第2図に示すスイツチ回路21を記録有無検出回路20側に切り換えることによって行う。第23図に各記録モードについて説明した様に記録済か否かの判断は記録モードによって異なる。step2000で記録済ではなければ、step2001で露光補正値を記録したメモリEXPCの値を調べる。EXPCが0であればstep2003で数字セグメントの1,2,3,4桁目を消灯、つまりブランクにし、step2005へ進む。
step2001でEXPCが0でなければ2002でEXPC値を数字セグメントの1,2,3,4桁目に表示する。
次にstep2005で記録モードを記録したメモリ、RECMTの値を調べる。ここでRECMが0であればNORMALモードであるので、INSRTのセグメントとSKIPのセグメントのクリアし、即ち表示させない様にし、step2008へ進む。
RECMTが1であればSKIPモードであるので2010でSKIPのセグメントを点灯し、INSRTのセグメントを消灯し、step2008へ進む。
RECMTが2であればINSERTモードであるので2007でINSRTのセグメントを点灯し、SKIPのセグメントを消灯し、step2008へ進む。
step2008ではIDの自動更新モードであるか否かを記憶してメモリIDINCを調べIDINCが0であれば2012でID INC OFFのセグメントを点灯し、ID INC ONのセグメントを消灯し、終了する。
ID INCが1であれば2011でID INC ONのセグメントを点灯し、ID INC OFFのセグメントを消灯し、終了する。
〔他の実施例〕
前記実施例中、各ルーチンの各スイツチの開閉状態のチエツクは、そのチエツクのタイミングで閉になっていれば常にONと判断して処理した。従ってスイツチが閉になりつづけた場合、そのスイツチのチエツクルーチンでONを処理する。従って例えばモードスイツチを閉にし続けるとある時間毎に表示画面が切り換わる。これを、スイツチを1度閉にしたら、1度開にしないと次の閉を受けつけないようにしてもよい。
この場合、モードスイツチを閉にすると表示画面が切り換わり、その後スイツチを押し続けても表示画面は切り変わらない。画面を切り換えたい場合は使用者は一度スイツチを開状態にし、再び閉にすればよい。
以上説明したように、本実施例に依れば露出補正値の表示セグメントを、IDナンバー、時計、カレンダー、撮影モードのON,OFF等の表示セグメントと共用することにより、各々の表示セグメントのサイズを大きく見やすくすることを可能にした。さらに表示種類の量に比べ相対的にセグメント数が減少することにより、表示駆動用の周辺IC等の回路規模を削減し低コスト化、小型化が可能となった。
また、各種の設定に画面切換方式を用い、画面のうち、撮影時に表示される画面の次の最初の画面を撮影時に比較的操作頻度の高い露出補正画面とすることにより、撮影までの操作時間の短縮、操作内容の単純化を可能にすることができた。
上述の実施例においては、表示手段として例えばLCDに依る表示を行ったが、他の手段、例えばプラズマデイスプレイやCRT表示或いはEL等の表示であってもよい。
又、本実施例では情報を設定中のセグメントについては第1図に示す様に点滅表示をくり返す様にしたが、これに限らず、セグメントの色をかえたり、濃度をかえたりする様にしてもよい。
又、露出補正手段として本実施例では駆動回路3による露光制御部材2の制御を行う様にしたが、これに限らず撮像素子4の駆動条件を変える様にしてもよく他の手段に従ってもかまわない。
又、本実施例においては第1図に示す様な種々の表示の各々を行うことをその特徴とするものである。
<発明の効果> 以上説明したように本発明に依れば撮像記録手段の補正状態を表示するためのセグメント表示部を特別に設けることなく、かかる補正が必要な撮像の際には、記録すべき画像信号の記録に固有の識別信号の表示用のセグメント表示部に、かかる補正状態を相対値として表示させることが出来るので、与えられた相対補正値に従って補正する際の補正状態を誤りなく適切に設定し得、もって撮像記録を良好に行えるばかりか撮像記録手段の補正状態の表示のための構成を簡単なものとすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図,第21図は本発明の一実施例の表示装置の表示状態を示す図、
第2図は本実施例の構成を示すブロツク図、
第3図は表示部19の全セグメントを表示状態とした図、
第4図は従来の表示装置の一例を示す図、
第5図〜第20図は第2図示制御回路5の動作を示すフローチヤート、
第22図は第3図に示したA〜Fの各セグメント及びGセグメントの拡大図、
第23図は本実施例装置の記録モードであるSKIPモード、NORMALモード、INSERTモードの動作を説明する図である。
3……駆動回路
5……制御回路
13〜18……スイツチ
19……表示部
28……露出補正回路
〔産業上の利用分野〕
本発明は表示装置特に露出補正機能を有する撮像装置に用いられる表示装置に関する。
〔従来の技術〕
従来かかる機能を有する表示装置の例として、例えば電子スチルカメラに用いられる表示装置が挙げられる。かかる電子スチルカメラには、露出補正値の設定,IDナンバーの設定,時計,カレンダーの設定等ができるものがあり、設定の方法及びその表示は例えば第4図に示すものが知られている。第4図において100は露出補正値設定用のカーソルである。露出補正の設定は第4図に示すように表示部に露出補正専用の表示セグメントを持っている。第4図では
とあるものが露出補正値の表示で、その設定した値の数字をカーソル1によって示している。このカーソル1の不図示のUPスイツチまたはdownスイツチによって希望する補正値の位置へ移動させることで、補正値も設定される。
〔発明が解決しようとしている課題〕
しかし、上記のような、独立した露出補正表示専用のセグメントを設ける場合、表示が繁雑になる或いは表示が小さくなり見にくくなるという問題点がある。
つまり、電子カメラの場合、露出補正値以外にも撮影枚数や、撮影モード等さまざまな情報を表示する必要があり、これらを限られたスペースに表示するために無理が生じていた。
また表示セグメントも増す効果、これに伴う電気的配線も複雑になり、実装スペースの不足、表示駆動ICのコストアツプ等をまねき好ましくない。
かかる問題は通常の銀塩を用いるカメラやテープを用いるVTR等においても同様に発生する問題である。
本発明はかかる課題を解決し、構成が簡単でかつ表示内容が確認し易い表示装置を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 上述の目的を達成するため本発明の表示装置は被写体を撮像し、得た画像信号を該画像信号の固有の識別信号とともに記録する撮像記録手段、該画像信号の記録に係る情報をセグメント表示部に表示させる表示制御手段、前記撮像記録手段の撮像状態を与えられた相対補正値に従って補正する補正手段とを有し、 前記表示制御手段は前記補正手段の補正によって撮像が行われる際には前記セグメント表示部に該補正状態を表示させ、前記補正手段の補正によって補正が行われない際には前記固有の識別信号を前記セグメント表示部に表示させることを特徴とする。
〔実施例〕
以下、説明する本発明の実施例においては電子スチルビデオカメラに本発明を適用した例について説明する。
更に詳しくは露出補正値の表示を他の表示セグメントと共用するとともに、露出補正値設定時は表示部の表示画面を切り換えて、露出補正値のみを表示して見やすくし、さらに、表示画面が複数種類切り換える場合、一番始めに表示する第1画面を露出補正表示画面として使い易くした表示装置が開示される。
第2図に本発明の実施例の構成を示した。
1は撮影レンズ、2は絞り等の露光制御部材、3は露光制御部材2を駆動する駆動回路、4はCCD等の撮像素子、5はシステム全体を総合的に制御する制御回路、6は撮像素子4より出力された信号にガンマ補正、ブランキング処理、同期信号の付加等を始めとする信号処理を行う信号処理回路、7は信号処理回路6によって処理された信号を磁気シート上に記録するのに適した形にする為の変調等を行う記録回路、8は磁気ヘツド、9はビデオフロツピーすなわち磁気シート、10は磁気シートと回転させる為のモータ、11はモータ10を回転制御させるモータ制御回路、12は磁気ヘッド8を磁気シートの半径方向に移動させ、記録トラツクを変更するための移送機構、13は撮影スイツチ、14は撮影モード切換時に表示画面を切り換える為のモードスイツチ、15は表示画面中の設定内容を選択する為のセレクトスイツチ、16はフレーム記録とフイールド記録を選択するフレーム・フイールド切換スイツチ、17はUPスイツチ、18はdownスイツチ、19は撮影モード等を表示する表示装置である。
20はヘツド8の出口を検出することにより磁気シート9上の各同心円トラツクの記録の有無を判別する記録有無検出回路、21はヘツド8を検出回路20又は加算器25側に切り換えるスイツチ回路、27は制御回路5から出力されるデータをDPSK変調するDPSK回路、かかるデータとしては画像信号とともに記録される4ケタの数字データ即ち後述するIDナンバー,時分秒,年月日及び露出補正データ等である。
28は設定された露出補正データに応じて露光制御部材2の駆動を行う駆動回路3の動作を補正する露出補正回路である。30は後述する年月日,時分秒をカウントして表示するためのタイマーであり、該タイマー30の内部には年,月,日,時,分,秒の夫々のデータに対応するレジスタが有り、制御回路5の指示に応じて中のデータが書き換えられる。32は後述するブローの中で用いられるタイマーであり、制御回路5の出力によってカウント値がロードされる。又タイマー32は後述する様にスイツチ13〜18の操作が所定時間以上に行われない際に表示状態を所定の状態に自動復帰させるためのタイマーである。35は4ケタのIDナンバーをカウントするカウンタである。
又、表示部19はLCDで構成される表示部であり、その詳細は第3図に示す。
尚、第3図は表示部19の表示内容で全セグメントを点灯したときの図である。
第3図に示す様に本実施例では、通常の7セグメントの数字表示ブロツクを6桁分(A〜F)用いる。そして一番左側のブロツクGには第8のセグメントを配置している。
また、2桁目Bと3桁目Cのブロツク間にコロン「:」と「.」、4桁目Dと5桁目Eのブロツク間にコロン「:」、2桁目右上に「M」、右下に「H」、4桁目右上に「D」、右下に「M」、6桁目右上に「Y」、右下に「S」を配置している。
さらに5桁目と6桁目の上下に
のセグメントを配し、さらに
の上に「TRACK」のセグメントと「REMAIN」のセグメントを配置している。
また以下の説明においてはA〜Fの7セグメントとGに示すセグメントの各々の構造の詳細については第22図に示した通りである。
次に第1図の表示側及び第5〜20図のフローチヤートを用いて本実施例の動作を説する。
まずStep1で、スイツチ類が何も操作されずに所定の時間が経過したら電源が自動的に切れるように、POWER OFFタイマを初期値にセツトする。
尚、タイマはハードウエアで構成されていても、ソフトウエアで構成されていてもよい。
次にstep2でモードスイツチ14が何回押されたかを計数する為のモードカウンタをゼロにクリアする。このモードカウンタは、マイコンのソフトウエア上のレジスタ又はメモリを用いればよい。
次に、Step3で撮影スイツチ13がONになっているか否か調べる。ONであればStep14でモードカウンタをゼロ(φ)にクリアする。そしてStep15で通常撮影表示(第1図1図400)を行う。そしてStep16にて撮影シーケンスが実行される。この撮影シーケンスについては本発明とは直接関係ないので、ここでは簡単に述べる。つまり、絞り、シヤツタ等の露光制御部材2によって制御された被写体像を撮像素子4で受光したその出力を信号処理回路6で処理し、記録回路7で変調し、回転している磁気シート9にヘツド8を通して記録するというものである。こうしてStep16の実行が終了すると再び
次にStep3で撮影スイツチ13がOFFであれば、Step4でパワーオフタイマを調べ所定の値を経過したか否かを調べ、経過していればStep24で撮影表示を行い。Step25で電源をOFFする。
タイマー値が所定の値を経過していなければStep5でモードスイツチ14がONか否かをチエツクする。OFFであればStep8へ進む、ONであればStep6でパワーオフタイマの値を再設定する。これで、電源が自動的に切れるまでの時間が延長される。次にStep7モードカウンタをインクリメント(1増加)させる。Step8でこのモードカウンタの値を調べ、6であればStep17でカウンタをゼロにクリアし、Step18で表示器に第1図400のような通常撮影表示をして
Step9でモードカウンタがゼロの場合はStep18へ進み、後はモードカウンタが6のときと同様に
またStep10でモードカウンタが1のときはStep19で後に示すようなフローチヤートに従って露出補正設定ルーチンを実行後
次に、Step19の露出補正設定ルーチンの詳細を第6図を用いて説明する。まず、Step600で
セグメントを点灯させる。その時の補正値に応じて、次にStep601で一桁の数字やセグメントについては第22図に示すようにe,f,gとhセグメントを使用して「+」,g,hセグメントを使用して「−」を表示する。
そして2,3,4桁目を用いてその時の露出補正値を点滅させる。ここで制御回路5のコントロールマイコンのソフト上この露出補正値にEXPCというラベル名とし、この値をEXPC値として、以下の説明に用いる。
次にStep602でEXPCセグメントと1,2,3,4桁目以外のセグメントを全て消す。これにより、今何を設定しようとしているか使用者にわかりやすくする。
Step603ではUPスイツチ17が押されたか否かを調べ、押されていればStep604でその時のEXPC値が+1.50以上かを調べ、+1.50以上でなければStep605でEXPC値に0.25を加算して新たなEXPC値とし、Step609へ移る。Step604で+1.50以上であればそのままStep609へ移る。
またStep603でUPスイツチが押されていない場合、Step606にてdownスイツチが押されたか否かを調べ、押されていればStep607で現在のEXPC値が−1.50以下かを調べ、以下であればStep609へ、以下でなければStep608でその時のEXPC値から0.25を減算してその結果を新たなEXPC値とし、Stepへ移る。
Step606でdownスイツチ18が押されていなければ直接Step609へ移る。Step609ではその時のEXPC値を点滅表示させる。
これにより表示は例えば第1図の411又は413のようになる。
次に第7図を用いて記録モード設定ルーチン(第5図Step20に示す)を説明する。ここで記録モードは本実施例では3種類設けており、それぞれNORAMLモード、SKIPモードINSERTモードと呼ばれている。
ここで上述の3種類のモードについて第23図を用いて説明する。
第23図においてI)は磁気シート9上に形成される50の同心円状トラツクの記録の有無の状態の例を示す図である。I)において横軸の数字はトラツク番号を示す。かかるトラツク番号は磁気シート9の外周から順に番号が付されている。I)に示す例では1〜4、6〜9、11、13〜15のトラツクは既に記録が行われている記録済トラツクであり、5、10、12、16以降のトラツクは未だ記録が行われていない空きトラツクである。
上述したNORMALモードとは第23図II)に示す様に磁気シート9上の空きトラツクの中で以下の条件を満たすトラツクに記録を行うモードをいう。即ち注目トラツクよりも内周側のトラツクが全て空きトラツクであり、かつかかる空きトラツクの中で最外周のトラツクに順に記録を行うモードである。即ち第23図II)に示す様に最初((1)と図示)には16トラツクを記録し、次((2)と図示)には17トラツクを記録し、以下図示する様な順序で記録を行うモードである。
次に、SKIPモードとは第23図III)に示す様な順序で記録を行うモードをいう。即ち、NORAMLモードにおいて記録順に似ているが、記録を行う前に1トラツク分の空きトラツクを設ける様に順次記録を行うモードである。かかるモードにおいては既に記録された映像信号に対応する情報信号を記録すべき領域を予め設ける様にする。これに依り既に記録された映像信号に対応する例えば音声信号を記録する領域が確保出来、使い易い装置とすることが出来る。
次に、INSERTモードとは第23図IVに示す順序で記録を行うモードをいう。即ち、磁気シート9上の空きトラツクの中で最外周のトラツクから順に記録を行うモードに対応する。
即ち、SKIPモードで記録された磁気シートに対して空きトラツクを設けない様に全トラツク順次記録出来る様にするためにも本実施例ではかかるINSERTモードを設けている。
尚、上述の各種記録モードを実行するために磁気シート9上の空きトラツク、記録済トラツクの判別が必要となるが本実施例では第2図20に示す記録有無検出回路、ヘツド8を記録回路7或いは記録有無検出回路20のいずれかに接続するスイツチ回路21を有している。
まず、Step700で記録モードのうち何が設定中かを記憶するメモリ(ラベル名RECM)を1つ増加させる。そしてStep702でPOWER OFFタイマの値を更新させるStep703へ進む。Step700でセレクトスイツチ15がOFFであればStep703へ進む。
Step703ではRECMが3以上であるかを調べ3以上であればStep705でRECMTをゼロにし、Step706へ進む。Step703でRECMTが0又は1又は2であればStep704へ進む。“0"ならばStep706へ進む。
次に、IDナンバーの設定方法について第8図を用いて説明する。IDナンバーとは磁気シート9上の各同心円トラツクに映像信号とともに記録される4ケタの数字である。かかる数字は撮影が行われる毎に“1"づつ自動的に更新させることが出来る。
かかるIDナンバーの設定方法について第8図に従って述べる。まず、Step800でSELECTスイツチ14が押された(ONされた)か否かを調べる。ONであれば、Step801で、パワーオフタイマの値を更新させる。そしてStep802でSelectスイツチ14が何回押されたかを計数するカウンタ ラベル:SELCNTの値が0かどうか調べる。0であればSELCNTをStep803で6にし、Step805へ移る。Step802でSELCNTが0でなければStep804でSELCNTの値を1つ減少させStep805へ移る。Step800でスイツチ14が押されていなければStep805へ移る。Step805ではSELCNTが0か否かを調べ、0であればStep806へ、0でなければStep807へ移る。Step806ではUPスイツチ17又はdownスイツチ18が押されたか否かを調べ、いずれかが押されればStep818でIDナンバーの自動更新モードか否かを記憶しているメモリ:ラベル名IDINCの値を反転させる。つまり、IDINCが1であれば0にし、0であれば1にする。そして、STEP819でこのIDINCが1であればStep820で“IDINCON"のセグメントを点滅表示(第1図431)され、“0"であればStep821で“IDINCOFF"のセグメントを点滅第4図430させ
Step807、808、809、810、811ではSELCNTの値により、Step812,813,814,815,816,817へ進む。
Step812、813、814、815、816、817ではSELCNTが1であればLCD表示の7セグブロツク、第1桁目をSEWLCNTが2であれば2桁目…というように、SELCNTの値に対応する桁の7セグメントの数字ブロツクの表示ルーチンを実行する。
step812、813、814、815、816、817のそれぞれのルーチンは表示するセグメントの位置が異なるだけであり、その他は同じであるので、ここでは第1桁目のセグメントを点滅させるルーチンについて第9図を用いて説明する。
まず、step900でUPスイツチが押されたかを調べ、押されていればstep907で1桁目のセグメントの値を記憶しているメモリラベル名SEG1の値が9か否かを調べ、9であればstep908でSEG1を0にする。step907で9でなければstep909でSEG1の値を1つ増加させる。そしてstep905へ移る。
次に、step900でUPスイツチ17が押されていいなくstep901でdownスイツチ18が押されいればstep902でSEG1が0か否かを調べる。SEG1が0であればstep904でSEG1を9にし、SEG1が0でなければstep903でSEG1を1つ減少させる。
step905ではUPスイツチ又はdownスイツチのいずれかがONされた場合であるから、ここでPOWER OFFタイマの値を更新させstep906へ移る。step901でUPスイツチもdownスイツチもONされていない場合はstep906へ直接移る。そしてstep906ではSEG1の値を点滅表示させる。この表示例を第1図433に示す。
step813,814,815,816,817においても同様に他の桁もメモリSEG2,3,4,5,6を設け、それぞれの値を点滅させればよい。尚、説明を簡単にするために細かい説明は省くが、IDナンバー設定中は設定するセグメントのみを点滅させ、その値のIDやセグメントは点灯にしておく(第1図R>図430〜435参照)。
7セグメントブロツクの1,2,3桁目に「OFF」を表示し、step707で“SKIP"のセグメントと“INSRT"のセグメントを同時に点滅させる(第1図420)。これによってSKIPモード、INSERTモードいずれのモードもセツトされていないことを表示することが出来、更にSKIPモード、INSERTモードもセツト可能であることを知らせることが出来る。そしてAへ戻る。
step704でRECMTが0でなければstep708で7セグメントブロツクの1,2桁目に「On」を表示しstep709へ進む。step709ではRECMTが1か否か調べ、1であればstep710で“SKIP"のセグメントを点滅させる(第1図421)。これに依りSKIPモードが設定されたことを知ることが出来る。そして
次に第5図のstep22に示す時計の設定ルーチンを第10図を用いて説明する。
まずstep1000では第1図440に示す様に時・分・秒を意味するHMSのセグメントを点灯させ、さらに数字セグメントの2桁面と3桁目の間、4桁目と5桁目の間にコロン「:」を表示する。
次にstep1001でSELECTスイツチ15がONであればstep1002でPOWER OFFタイマの値を更新させてstep1003へ、ONでなければstep1006へ移る。step1003では時・分・秒のうちいずれを設定するかを記憶するメモリ(ラベル名をHMSMEMとする。以下HMSMEMと称す)が“2"であるかを調べる。2であればstep1005でHMSMEMを0にしてstep1008へ進む。2でなければstep1004でHMSMEMを1増加させstep1006へ進む。
以下、step1006〜1010のフローに従ってHMSMEMが0であればstep1008の“秒”設定ルーチンHMSMEMが1であればstep1010の“分”設定ルーチン、HMSMEMが2であればstep1009の“時”設定ルーチンへ移る。
以下それぞれのルーチンを説明する。
秒設定ルーチンは第11図に示すフローチヤートに従って実行される。
まず、step1100でUPスイツチ17がONであればstep1106へ移り時計を1分加算させ、step1102へ移る。また、step1100でUPスイツチ17がOFFのときstep1101でdownスイツチ18がONであればstep1102へ、OFFであればstep1104へ移る。
step1102では時計の秒をリセツトし0にし、step1103でPOWER OFFタイマを更新させる。
次に、step1104でCCDの数字セグメントブロツクの1〜6桁目にその時の時刻を表示させ、5,6桁目、つまり秒の表示を点滅させる。この状態を第1図441に示す。
次に秒設定の別の実施例を第12図のフローチヤートに従って説明する。
この実施例はUP又はdownスイツチが押されたとき、秒が30秒を経過していれば秒をリセツトすると伴に1分加算し、秒が30秒を経過していなければ秒のみをリセツトするものである。
以下、順に説明する。
まずstep1200,1201でUP又はdownのいずれかのスイツチがONであればstep1202へ進む。
step1202で時刻の秒が30秒を経過していればsteo1203で時計を1分加算し、step1204へ進む。step1202で30秒を経過していなければそのままstep1204へ進む。
step1204では秒をリセツトし、step1205に7 POWER OFFタイマを更新する。
又、UP,downスイツチのいずれもONでないときはstep1206へ進む。
step1206ではその時の時計の時刻を表示するとともに、秒のセグメントを点滅させ
秒設定ルーチンについてさらにもう1つの実施例を第13図で説明する。この実施例はUP又はdownのいずれかのスイツチがONになれば秒のみをリセツトするものである。以下第13図に従って説明する。
まず、step1300,1301でUP又はdownのいずれかのスイツチがONであればstep1302へ、どちらもOFFであればstep1304へ進む。
step13step02では時計の秒をリセツトし、step1303ではPOWER OFFタイマを更新する。
step1304ではその時の時計の時刻を表示し、LCDの秒のセグメントを点滅させる。そしてAへ戻る。
次に“分”の設定ルーチンを説明する。
第14図でstep1400でUPスイツチ17がONであればstep1407で時計の“分”か“59"であるか調べる。ここで“59"であればstep1409で“分”を0にし、“59"でなければ1408で“分”を1分進めてstep1405へ移る。
step1400でUPスイツチがOFFであればstep1401にてdownスイツチを調べ、ここでONであればstep1402で“分”が“0"であるか否か調べる。“分”が0であればstep1404にて“分”を“59"にしstep1405へ、“分”が0でなければstep1403にて“分”を1分減少させ、step1405へ進む。
step1405ではPOWER OFFタイマの値を更新させ、step1406へ進む。
step1401でdownスイツチもOFFであればstep1406へ進む。
step1406ではその時の時計の時刻を表示し、LCDセグメントの“分”を点滅させ、
次に“時”の設定ルーチンを説明する。
第15図でstep1500でUPスイツチ17がONであればstep1507で時計の“時”か“24"であるか調べる。ここで“24"であればstep1509で“時”を0にし、24でなければ“時”を1時間進めてstep1505へ移る。
step1500でUPスイツチかOFFであればstep1501にてdownスイツチを調べ、ここでONであればstep1502で“時”が“0"であるか否か調べる。“時”が0であればstep1504にて“時”を“24"にしstep1505へ、“時”が0でなければstep1503にて“時”を1時間減少させ、それぞれstep1505へ進む。
step1505ではPOWER OFFタイマの値を更新させ、step1506へ進む。
step1501でdownスイツチもOFFであればstep1506へ進む。
step1506ではその時の時計の時刻を表示し、LCDセグメントの“時”を点滅させ、Aへ戻る。この状態を第1図R>図442に示す。
次に年月日の設定ルーチンを第16図を用いて説定する。
まずstep1600で月・日・年を意味するMDYセグメントを点灯させる。これを第1図450に示す。
次にstep1601でSELECTスイツチがONであればstep1602でPOWER OFFタイマを更新しstep1603へ、OFFであればstep1605へ進む。
step1603では月・日・年のうちいずれかを設定するかを記憶するメモリ(ラベル名をMDYMEMとする。以下MDYMEM)が2であるかを調べる。2であればstep1608でMDYMEMを0にし、step1609へ移る。
dtep1603でMDYHMSが2でなければstep1604でMDYHMSを1増加させstep1605へ進む。
以下step1605から1610のフローに従ってMDYHMSが0であればstep1609の年設定ルーチン、1であればstep1607の日設定ルーチン、2であればstep1610の月設定ルーチンをそれぞれ実行しAへ戻る。
以下それぞれのルーチンを説明する。
まず、年設定ルーチンを第7図のフローチヤートに従って説明する。step1700でUPスイツチ17がONであればstep1707へ進み、年が“99"であるか調べる。ここで“99"であればstpe1709で年を“00"にしstep1704へ進み、“99"でなければstep1708で年を1増加させstep1704へ進み、step1700でUPスイツチがOFFで、step1701でdownスイツチ18がONであればstep1702で年が“00"であるかを調べる。“00"であればstep1705で年を99にし、step1704へ、“00"でなければstep1703で年を“1"減少させstep1704へ進む。
step1704ではPOWER OFFタイマを更新させstep1706へ進む。step1701でdownスイツチ18もOFFの場合はstep1706へ進む。
step1706ではその時の時計の年月日をLCDに表示し、年のセグメント、第5,6桁を同時点滅させAへ戻る。この状態を第4図451に示す。
次に、月設定ルーチンを第18図のフローチヤートに従って説明する。step1800でUPスイツチ17がONであればstep1807へ進み、月が“12"であるか調べる。ここで“12"であればstpe1809で月を“01"にしstep1805へ進み、“12"でなければstep1808で月を1増加させ、step1805へ進む。step1800でUPスイツチがOFFで、step1801がdownスイツチがONであればstep1802で月が“01"であるかを調べる。“01"であればstep1804で月を“12"にし、step1805へ、“01"でなければstep1803で月を“1"減少させstep1805へ進む。
step1804ではPOWER OFFタイマを更新させstep1806へ進む。step1801でdownスイツチをOFFの場合はstep1806へ進む。
step1806ではその時の時計の年月日をLCDに表示し、月のセグメント、第1,2桁を同時点滅させAへ戻る。この状態を第1図452に示す。
次に、日設定ルーチンを第19図のフローチヤートに従って説明する。setp1900でUPスイツチがONであればsetp1907へ進み、日が“31"であるか調べる。ここで“31"であればstpe1909で日を“01"にしstep1905へ進み、“31"でなければ日を1増加させ、step1908へ進む。step1900でUPスイツチがOFFで、step1901でdownスイツチがONであればstep1902で年が“00"であるかを調べる。“01"であればstep1905で日を“31"にしstep1905へ、“01"でなければstep1903で日を“1"減少させstep1905へ進む。
step1905ではPOWER OFFタイマを更新させstep1906へ進む。step1901でdownスイツチもOFFの場合はstep1906へ進む。
step1906ではその時の時計の生年月日をLCDに表示し、日のセグメント、第3,4桁を同時点滅させAへ戻る。
ここでは説明を簡単にするために、2月が28日又は29日まで、4,6,9,11月が30日までであることは特に考慮せず、日を31日まで設定できるようにしたが、これらを考慮するよう実施してもよい。この場合、UPまたはdownスイツチが押されたとき、その時の“月”が何月であるか調べ、その結果により“日”の上限を“30"又は“28"とか“29"にすればよい。ここではそのフローチヤートは複雑になるので省く。
第5図中で撮影表示のシーケンス(step24,16,18)では、以上の第6〜19図で説明したフローチヤートに従って、設定された内容が表示される。
本実施例では露出補正値は第1図の412,414に示すように数字セグメントの1,2,3,4桁目を使用して表示される。第6図のフローチヤートの実施例では省いたが、露出補正値が“0"のときは第4図400に示す様に撮影表示としては表示しなくてもよい。また、IDの値は撮影時には特に必要なデータはないので、撮影表示としてはIDの自動更新のON,OFFのみを表示する。これは第4図435に示される。これに依って撮影時に煩雑な表示がされることがない。
同様に時計、カレンダも1度合わせれば撮影の毎に見る必要は特にないものであるので、撮影表示では表示しないようにしている。これは第4図443,453に示される。これに依って撮影時に煩雑な表示がされることがない。また、記録モードもNORMALモードでは特にその表示はせず、SKIPモード時は第4図422に示すようにSKIPのセグメントを点灯させ、INSERTモードのときは第4図424のようにINSRTのセグメントを点灯させている。又第4図R>図420,421,423に示される様な「On」「OFF」の表示は撮影表示では点灯させないようにしている。これに依って撮影表示中煩雑な表示が行われることなく見易い表示が行われることになる。
以上の様な表示を行う撮影表示シーケンス(第5図step29に示す)は第20図の様なフローチヤートになる。
まずstep2000で装填されたフロツピーが記録済か否か調べ記録済であればstep2004で第21図に示すように数字セグメント1,2,3桁を使用して「End」と表示する。かかる記録済か否かの判別は第2図に示すスイツチ回路21を記録有無検出回路20側に切り換えることによって行う。第23図に各記録モードについて説明した様に記録済か否かの判断は記録モードによって異なる。step2000で記録済ではなければ、step2001で露光補正値を記録したメモリEXPCの値を調べる。EXPCが0であればstep2003で数字セグメントの1,2,3,4桁目を消灯、つまりブランクにし、step2005へ進む。
step2001でEXPCが0でなければ2002でEXPC値を数字セグメントの1,2,3,4桁目に表示する。
次にstep2005で記録モードを記録したメモリ、RECMTの値を調べる。ここでRECMが0であればNORMALモードであるので、INSRTのセグメントとSKIPのセグメントのクリアし、即ち表示させない様にし、step2008へ進む。
RECMTが1であればSKIPモードであるので2010でSKIPのセグメントを点灯し、INSRTのセグメントを消灯し、step2008へ進む。
RECMTが2であればINSERTモードであるので2007でINSRTのセグメントを点灯し、SKIPのセグメントを消灯し、step2008へ進む。
step2008ではIDの自動更新モードであるか否かを記憶してメモリIDINCを調べIDINCが0であれば2012でID INC OFFのセグメントを点灯し、ID INC ONのセグメントを消灯し、終了する。
ID INCが1であれば2011でID INC ONのセグメントを点灯し、ID INC OFFのセグメントを消灯し、終了する。
〔他の実施例〕
前記実施例中、各ルーチンの各スイツチの開閉状態のチエツクは、そのチエツクのタイミングで閉になっていれば常にONと判断して処理した。従ってスイツチが閉になりつづけた場合、そのスイツチのチエツクルーチンでONを処理する。従って例えばモードスイツチを閉にし続けるとある時間毎に表示画面が切り換わる。これを、スイツチを1度閉にしたら、1度開にしないと次の閉を受けつけないようにしてもよい。
この場合、モードスイツチを閉にすると表示画面が切り換わり、その後スイツチを押し続けても表示画面は切り変わらない。画面を切り換えたい場合は使用者は一度スイツチを開状態にし、再び閉にすればよい。
以上説明したように、本実施例に依れば露出補正値の表示セグメントを、IDナンバー、時計、カレンダー、撮影モードのON,OFF等の表示セグメントと共用することにより、各々の表示セグメントのサイズを大きく見やすくすることを可能にした。さらに表示種類の量に比べ相対的にセグメント数が減少することにより、表示駆動用の周辺IC等の回路規模を削減し低コスト化、小型化が可能となった。
また、各種の設定に画面切換方式を用い、画面のうち、撮影時に表示される画面の次の最初の画面を撮影時に比較的操作頻度の高い露出補正画面とすることにより、撮影までの操作時間の短縮、操作内容の単純化を可能にすることができた。
上述の実施例においては、表示手段として例えばLCDに依る表示を行ったが、他の手段、例えばプラズマデイスプレイやCRT表示或いはEL等の表示であってもよい。
又、本実施例では情報を設定中のセグメントについては第1図に示す様に点滅表示をくり返す様にしたが、これに限らず、セグメントの色をかえたり、濃度をかえたりする様にしてもよい。
又、露出補正手段として本実施例では駆動回路3による露光制御部材2の制御を行う様にしたが、これに限らず撮像素子4の駆動条件を変える様にしてもよく他の手段に従ってもかまわない。
又、本実施例においては第1図に示す様な種々の表示の各々を行うことをその特徴とするものである。
<発明の効果> 以上説明したように本発明に依れば撮像記録手段の補正状態を表示するためのセグメント表示部を特別に設けることなく、かかる補正が必要な撮像の際には、記録すべき画像信号の記録に固有の識別信号の表示用のセグメント表示部に、かかる補正状態を相対値として表示させることが出来るので、与えられた相対補正値に従って補正する際の補正状態を誤りなく適切に設定し得、もって撮像記録を良好に行えるばかりか撮像記録手段の補正状態の表示のための構成を簡単なものとすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図,第21図は本発明の一実施例の表示装置の表示状態を示す図、
第2図は本実施例の構成を示すブロツク図、
第3図は表示部19の全セグメントを表示状態とした図、
第4図は従来の表示装置の一例を示す図、
第5図〜第20図は第2図示制御回路5の動作を示すフローチヤート、
第22図は第3図に示したA〜Fの各セグメント及びGセグメントの拡大図、
第23図は本実施例装置の記録モードであるSKIPモード、NORMALモード、INSERTモードの動作を説明する図である。
3……駆動回路
5……制御回路
13〜18……スイツチ
19……表示部
28……露出補正回路
【特許請求の範囲】
【請求項1】被写体を撮像し、得た画像信号を該画像信号の固有の識別信号とともに記録する撮像記録手段、該画像信号の記録に係る情報をセグメント表示部に表示させる表示制御手段、前記撮像記録手段の撮像状態を与えられた相対補正値に従って補正する補正手段とを有し、前記表示制御手段は前記補正手段の補正によって撮像が行われる際には前記セグメント表示部に該補正状態を表示させ、前記補正手段の補正によって補正が行われない際には前記固有の識別信号を前記セグメント表示部に表示させることを特徴とする表示装置。
【請求項1】被写体を撮像し、得た画像信号を該画像信号の固有の識別信号とともに記録する撮像記録手段、該画像信号の記録に係る情報をセグメント表示部に表示させる表示制御手段、前記撮像記録手段の撮像状態を与えられた相対補正値に従って補正する補正手段とを有し、前記表示制御手段は前記補正手段の補正によって撮像が行われる際には前記セグメント表示部に該補正状態を表示させ、前記補正手段の補正によって補正が行われない際には前記固有の識別信号を前記セグメント表示部に表示させることを特徴とする表示装置。
【第1図】
【第2図】
【第3図】
【第21図】
【第4図】
【第7図】
【第22図】
【第5図】
【第6図】
【第8図】
【第9図】
【第23図】
【第10図】
【第11図】
【第12図】
【第13図】
【第14図】
【第15図】
【第16図】
【第17図】
【第18図】
【第19図】
【第20図】
【第2図】
【第3図】
【第21図】
【第4図】
【第7図】
【第22図】
【第5図】
【第6図】
【第8図】
【第9図】
【第23図】
【第10図】
【第11図】
【第12図】
【第13図】
【第14図】
【第15図】
【第16図】
【第17図】
【第18図】
【第19図】
【第20図】
【特許番号】第2935496号
【登録日】平成11年(1999)6月4日
【発行日】平成11年(1999)8月16日
【国際特許分類】
【出願番号】特願昭63−163110
【出願日】昭和63年(1988)6月29日
【公開番号】特開平2−13070
【公開日】平成2年(1990)1月17日
【審査請求日】平成6年(1994)8月30日
【審判番号】平9−17501
【審判請求日】平成9年(1997)10月16日
【出願人】(999999999)キヤノン株式会社
【合議体】
【参考文献】
【文献】特開 昭62−272237(JP,A)
【登録日】平成11年(1999)6月4日
【発行日】平成11年(1999)8月16日
【国際特許分類】
【出願日】昭和63年(1988)6月29日
【公開番号】特開平2−13070
【公開日】平成2年(1990)1月17日
【審査請求日】平成6年(1994)8月30日
【審判番号】平9−17501
【審判請求日】平成9年(1997)10月16日
【出願人】(999999999)キヤノン株式会社
【合議体】
【参考文献】
【文献】特開 昭62−272237(JP,A)
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