表面的に両親媒性のポリマー及びオリゴマーならびにそれらの使用
【課題】抗微生物剤及びヘパリン治療と関連する出血性合併症のための解毒薬としてのポリマー及びオリゴマーの提供。
【解決手段】新規な表面的に両親媒性のポリマー及びオリゴマーならびに製薬学的組成物を含むそれらの組成物。抗微生物剤及びヘパリン治療と関連する出血性合併症のための解毒薬としてのポリマー及びオリゴマーの製薬学的使用を含む、表面的に両親媒性のポリマー及びオリゴマーの使用方法。さらに、表面的に両親媒性のポリマー及びオリゴマーの設計及び合成を開示する。
【解決手段】新規な表面的に両親媒性のポリマー及びオリゴマーならびに製薬学的組成物を含むそれらの組成物。抗微生物剤及びヘパリン治療と関連する出血性合併症のための解毒薬としてのポリマー及びオリゴマーの製薬学的使用を含む、表面的に両親媒性のポリマー及びオリゴマーの使用方法。さらに、表面的に両親媒性のポリマー及びオリゴマーの設計及び合成を開示する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
R1−[−x−A1−y−x−A2−y−]m−R2 (I)
[式中:
xはNR8であり;yはC=Oであり;R8は水素であり;
A1及びA2は:
(i)A1及びA2は独立して、場合により置換されているアリーレンまたは場合により置換されているヘテロアリーレンであり、ここでA1及びA2は独立して場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせを有し、
(ii)A1は場合により置換されていることができるアリーレン又は場合により置換されていることができるヘテロアリーレンであり、A2はC3−C8シクロアルキル又は−(CH2)q−であり、ここでqは1〜7であり、ここでA1及びA2は独立して、場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;あるいは
(iii)A2は場合により置換されていることができるアリーレン又は場合により置換されていることができるヘテロアリーレンであり、A1はC3−C8シクロアルキル又は−(CH2)q−であり、ここでqは1〜7であり、ここでA1及びA2は独立して、場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができ;
R1は
(i)水素、極性(PL)基又は非−極性(NPL)基であり、R2は−x−A1−y−R11であり、ここでR11は水素、極性(PL)基又は非−極性(NPL)基であるか;あるいは
(ii)R1及びR2は独立して水素、極性(PL)基又は非−極性(NPL)基であるか;あるいは
(iii)R1及びR2は一緒になって単結合であり;
NPLは−B(OR4)2及び−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'より成る群から独立して選ばれる非極性基であり、
ここで:
R3、R3'及びR3"は独立して水素、アルキル及びアルコキシより成る群から選ばれ;
R4及びR4'は独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアルキルもしくはハロ基で置換されていることができ;
UNPLは不在であるか、又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−及び−C(=O)−NR3−O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができるか、あるいは非置換であり;
pNPLは0〜8であり;
q1NPL及びq2NPLは独立して0,1又は2であり;
PLはハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン及び−(NR5')q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5')q2PL−Vより成る群から選ばれ
る極性基であり、ここで:
R5及びR5'は独立して水素、アルキル及びアルコキシより成る群から選ばれ;
UPLは不在であるか、又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−及び−C(=O)−NR5−O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
Vはニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ又はベンジルオキシカルボニルで置換されていることができ;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができるか、あるいは非置換であり;
pPLは0〜8であり;
q1PL及びq2PLは独立して0,1又は2であり;
mは1〜約20である]
のオリゴマー又は許容され得るその塩もしくは溶媒和物ならびに製薬学的に許容され得る担体もしくは希釈剤を含んでなる、微生物によって引き起こされる疾患を処置するためのまたは低分子量ヘパリン過剰投与への解毒薬を与えるための製薬学的組成物。
【請求項2】
前記式Iのオリゴマーにおいて、A1が置換されたアリーレンであり、A2が−(CH2)q−であり、qが1又は2であり、且つA1及びA2の一方が1個もしくはそれより多い極性(PL)基で置換されており、A1及びA2の他方が1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基で置換されている請求項1の組成物。
【請求項3】
前記式Iのオリゴマーにおいて、A1が置換されたm−フェニレンであり、qが1であり、且つA1及びA2の一方が1個の極性(PL)基で置換されており、A1及びA2の他方が1個の非−極性(NPL)基で置換されている請求項2の組成物。
【請求項4】
前記式Iのオリゴマーにおいて、A2が置換されたアリーレンであり、A1が−(CH2)q−であり、qが1又は2であり、且つA1及びA2の一方が1個もしくはそれより多い極性(PL)基で置換されており、A1及びA2の他方が1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基で置換されている請求項1の組成物。
【請求項5】
前記式Iのオリゴマーにおいて、A2が置換されたm−フェニレンであり、qが1であり、且つA1及びA2の一方が1個の極性(PL)基で置換されており、A1及びA2の他方が1個の非−極性(NPL)基で置換されている請求項4の組成物。
【請求項6】
前記式Iのオリゴマーにおいて、A1が場合により置換されていることができるo−、m−もしくはp−フェニレンであり、A2が−(CH2)q−であり、ここでqは1であり、且つここでA1及びA2の一方は1個もしくは2個の極性(PL)基で置換されており、A1及びA2の他方は1個もしくは2個の非−極性(NPL)基で置換されているか;あるいは
A2が場合により置換されていることができるo−、m−もしくはp−フェニレンであり、A1が−(CH2)q−であり、ここでqは1であり、且つここでA1及びA2の一方は1
個もしくは2個の極性(PL)基で置換されており、A1及びA2の他方は1個もしくは2個の非−極性(NPL)基で置換されており;
R1及びR2が独立して水素、極性(PL)基又は非−極性(NPL)基であり;
NPLが−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'であり、ここで:
R4'はC1−C10アルキル、C3−C18分枝鎖状アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル及びC6−C10アリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアルキルもしくはハロ基で置換されていることができ;
UNPLは不在であるか、又はNH、−C(=O)−、O及びSより成る群から選ばれ;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されていることができ;
pNPLは0〜8であり;
q1NPL及びq2NPLは0であり;
PLが−(NR5')q1PL−UPL−(CH2)PL−(NR5')q2PL−Vであり、ここで:
UPLは不在であるか、又はO、S、NH及び−C(=O)より成る群から選ばれ;
Vはアミノ、C1−C6アルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ及びグアニジノより成る群から選ばれ;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されていることができ;
pPLは0〜8であり;
q1PL及びq2PLは0であり;
mが4又は5である
請求項1の組成物。
【請求項7】
前記式Iのオリゴマーにおいて、A1が場合により置換されていることができるm−フェニレンであり、A2が−(CH2)q−であり、qが1であり、且つA1及びA2の一方が1個の極性(PL)基で置換されており、A1及びA2の他方が1個の非−極性(NPL)基で置換されている請求項6の組成物。
【請求項8】
前記式Iのオリゴマーにおいて、A2が場合により置換されていることができるm−フェニレンであり、A1が−(CH2)q−であり、qが1であり、且つA1及びA2の一方が1個の極性(PL)基で置換されており、A1及びA2の他方が1個の非−極性(NPL)基で置換されている請求項6の組成物。
【請求項9】
前記式Iのオリゴマーにおいて、A1が1個の非−極性(NPL)基で置換されており、A2が1個の極性(NPL)基で置換されている請求項8の組成物。
【請求項10】
前記式Iのオリゴマーが
【化1】
の1つである請求項1の組成物。
【請求項11】
疾患がバクテリア感染、菌・カビ感染又はウルイス感染である請求項1の組成物。
【請求項12】
微生物を請求項1に定義されたオリゴマーの有効量と接触させることを含んでなる、微生物を殺害するかもしくはその発育を阻害するインビトロの方法。
【請求項13】
微生物がバクテリア細胞、菌・カビ又はウルイスである請求項12のインビトロの方法。
【請求項14】
動物における低分子量ヘパリン過剰投薬への解毒薬を与えるために用いられる請求項1記載の組成物。
【請求項15】
式II:
R1−[−x−A1−x−y−A2−y−]m−R2 (II)
[式中:
xはNR8であり;yはC=Oであるか;あるいは
ここでR8は水素であり;
A1及びA2は独立して、場合により置換されていることができるアリーレン又は場合により置換されていることができるヘテロアリーレンであり、ここでA1及びA2は独立して、場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができ;
R1は
(i)水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、R2は−x−A1−x−R1であり、ここでA1は上記で定義した通りであり、且つ場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;あるいは
(ii)水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、R2は−x−A'−x−R1であり、ここでA'はアリール又はヘテロアリールであり、且つ場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;
(iii)−y−A2−y−R2であり、R2は水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であるか;あるいは
(iv)−y−A'であり、R2は−x−A'であり、ここでA'はアリール又はヘテロアリールであり、且つ場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;あるいは
(v)R1及びR2は独立して極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であるか;あるいは
(vi)R1及びR2は一緒になって単結合を形成し;
NPLは−B(OR4)2及び−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'より成る群から独立して選ばれる非極性基であり、
ここで:
R3、R3'及びR3"は独立して水素、アルキル及びアルコキシより成る群から選ばれ;
R4及びR4'は独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアルキルもしくはハロ基で置換されていることができ;
UNPLは不在であるか、又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−及び−C(=O)−NR3−O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができるか、あるいは非置換であり;
pNPLは0〜8であり;
q1NPL及びq2NPLは独立して0,1又は2であり;
PLはハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン及び−(NR5')q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5')q2PL−Vより成る群から選ばれる極性基であり、ここで:
R5及びR5'は独立して水素、アルキル及びアルコキシより成る群から選ばれ;
UPLは不在であるか、又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−及び−C(=O)−NR5−O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
Vはニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ又はベンジルオキシカルボニルで置換されていることができ;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができるか、あるいは非置換であり;
pPLは0〜8であり;
q1PL及びq2PLは独立して0,1又は2であり;
mは1〜約20である]
のオリゴマー又は許容され得るその塩もしくは溶媒和物ならびに製薬学的に許容され得る担体もしくは希釈剤を含んでなる、必要な動物において微生物によって引き起こされる疾患を処置するためのまたは低分子量ヘパリン過剰投与への解毒薬を与えるための製薬学的組成物。
【請求項16】
前記式IIのオリゴマーにおける、
A1及びA2が独立して、場合により置換されていることができるo−、m−もしくはp−フェニレン又はピリミジニレンであり、ここでA1及びA2は独立して、場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができ;
R1が水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、R2が−x−A1−x−R1であり、ここでA1は上記で定義した通りであり、且つ場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができ;
NPLが−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'であり、ここで:
R3、R3'及びR3"は独立して水素、C1−C6アルキル及びC1−C6アルコキシより成る群から選ばれ;
R4'は水素、C1−C10アルキル、C3−C18分枝鎖状アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、C3−C8シクロアルキル、C6−C10アリール及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いC1−C6アルキルもしくはハロ基で置換されていることができ;
UNPLは不在であるか、又はO、S、NH、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NH−、−C(=O)−NH−N=N−、−N=N−NH−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−R3S−及び−R3O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができ;
pNPLは0〜6であり;
q1NPL及びq2NPLは0であり;
PLが−(NR5')q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5')q2PL−Vであり、ここで:
R5及びR5'は独立して水素、C1−C6アルキル及びC1−C6アルコキシより成る群から選ばれ;
UPLは不在であるか、又はO、S、NH、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NH−、−C(=O)−NH−N=N−、−N=N−NH−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−R5O−及び−R5S−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
Vはニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、C6−C10アリール、複素環及びヘテロアリールより成る群から選ばれ;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができ;
pPLは0〜6であり;
q1PL及びq2PLは0であり;
mが1〜10である
請求項15の組成物。
【請求項17】
前記式IIのオリゴマーにおいて、A1及びA2が独立して、場合により置換されていることができるo−、m−もしくはp−フェニレンである請求項13の組成物。
【請求項18】
前記式IIのオリゴマーにおいて、A1及びA2が独立して、場合により置換されていることができるm−フェニレンである請求項17の組成物。
【請求項19】
前記式IIのオリゴマーにおいて、A1及びA2の一方がo−、m−もしくはp−フェニレンであり、A1及びA2の他方がヘテロアリーレンである請求項13の組成物。
【請求項20】
前記式IIのオリゴマーにおいて、A1及びA2の一方がm−フェニレンであり、A1及びA2の他方がピリミジニレンである請求項19の組成物。
【請求項21】
前記式IIのオリゴマーにおいて、A1及びA2が独立して、場合により置換されていることができるアリーレン又は場合により置換されていることができるヘテロアリーレンであり、A1及びA2の一方が1個もしくはそれより多い極性(PL)基及び1個もしくはそれより非極性(NPL)基で置換されており、A1及びA2の他方が非置換である請求項15の組成物。
【請求項22】
前記式IIのオリゴマーにおいて、A1及びA2が場合により置換されていることができるm−フェニレンであり、A1及びA2の一方が1個の極性(PL)基及び1個の非極性(NPL)基で置換されており、A1及びA2の他方が非置換である請求項21の組成物。
【請求項23】
前記式IIのオリゴマーにおいて、R1が水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、R2が−x−A1−x−R1であり、ここでA1は請求項13で定義した通りであり、且つ1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されている請求項13の組成物。
【請求項24】
前記式IIのオリゴマーにおいて、R1が極性(PL)基であり、R2が−x−A1−x−R1であり、ここでA1は1個もしくは2個の極性(PL)基及び1個の非−極性(NPL)基で置換されている請求項23の組成物。
【請求項25】
NPLが前記式IIのオリゴマーの−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'である請求項13の組成物。
【請求項26】
前記式IIのオリゴマーにおいて、R3、R3'及びR3"が独立して水素、C1−C6アルキル又はC1−C6アルコキシである請求項25の組成物。
【請求項27】
前記式IIのオリゴマーにおいて、R3、R3'及びR3"が水素である請求項26の組成物。
【請求項28】
前記式IIのオリゴマーにおいて、R4'がC1−C10アルキル、C3−C18分枝鎖状アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル又はC6−C10アリールである請求項25の組成物。
【請求項29】
前記式IIのオリゴマーにおいて、R4'がフェニル、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、tert−ブチル又はn−ペンチルである請求項28の組成
物。
【請求項30】
前記式IIのオリゴマーにおいて、UNPLがO、S、NH、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NH−、−C(=O)−NH−N=N−、−N=N−NH−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−R3S−又は−R3O−である請求項25の組成物。
【請求項31】
前記式IIのオリゴマーにおいて、UNPLが−C(=O)−である請求項30の組成物。
【請求項32】
前記式IIのオリゴマーにおいて、UNPLが不在である請求項30の組成物。
【請求項33】
前記式IIのオリゴマーにおいて、NPLがn−プロピル、イソプロピル、n−ブチル又はtert−ブチルである請求項13の組成物。
【請求項34】
前記式IIのオリゴマーにおいて、pNPLが0〜2であり;q1NPL及びq2NPLが独立して0又は1である請求項25の組成物。
【請求項35】
前記式IIのオリゴマーにおいて、NPL中の−(CH2)pNPL−アルキレン鎖が1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されている請求項25の組成物。
【請求項36】
前記式IIのオリゴマーにおいて、PLが−(CN5')q1PL−UPL−(CH2)qPL−(NR5')q2PL−Vである請求項13の組成物。
【請求項37】
前記式IIのオリゴマーにおいて、R5、R5'及びR5"が独立して水素、C1−C6アルキル又はC1−C6アルコキシである請求項36の組成物。
【請求項38】
前記式IIのオリゴマーにおいて、UPLがO、S、NH、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NH−、−C(=O)−NH−N=N−、−N=N−NH−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−R5S−又は−R5O−である請求項36の組成物。
【請求項39】
前記式IIのオリゴマーにおいて、UPLがO、S、−C(=O)であるか、又は不在である請求項38の組成物。
【請求項40】
前記式IIのオリゴマーにおいて、Vがアミノ、C1−C6アルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ又はグアニジノである請求項36の組成物。
【請求項41】
前記式IIのオリゴマーにおいて、pPLが2〜4であり、q1PL及びq2PLが0である請求項36の組成物。
【請求項42】
前記式IIのオリゴマー中のPL中の−(CH2)pPL−アルキレン鎖が1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されている請求項36の組成物。
【請求項43】
前記式IIのオリゴマーにおいて、mが1〜5である請求項15の組成物。
【請求項44】
前記式IIのオリゴマーにおいて、mが1、2又は3である請求項15の組成物。
【請求項45】
前記式IIのオリゴマーにおいて、
A1及びA2が独立して、場合により置換されていることができるm−フェニレンであり、ここで
(i)A1及びA2の一方は1個の極性(PL)基及び1個の非極性(NPL)基で置換されており、A1及びA2の他方は非置換であるか;あるいは
(ii)A1及びA2の一方は1個の極性(PL)基及び1個の非極性(NPL)基で置換されており、A1及びA2の他方は1個もしくは2個の極性(PL)基で置換されており;
R1が水素又は極性基(PL)であり、R2が−x−A1−x−R1であり、ここでA1は上記で定義した通りであり、且つ場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができ;
NPLが−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'であり、ここで:
R3、R3'及びR3"は独立して水素、C1−C6アルキル及びC1−C6アルコキシより成る群から選ばれ;
R4'は水素、C1−C10アルキル、C3−C18分枝鎖状アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、C3−C8シクロアルキル、C6−C10アリール及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いC1−C6アルキルもしくはハロ基で置換されていることができ;
UNPLは不在であるか、又はO、S、NH、−C(=O)−、−R3S−及び−R3O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されていることができ;
pNPLは0〜6であり;
q1NPL及びq2NPLは0であり;
PLが−(NR5')q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5')q2PL−Vであり、ここで:
R5及びR5'は独立して水素、C1−C6アルキル及びC1−C6アルコキシより成る群から選ばれ;
UPLは不在であるか、又はO、S、NH、−C(=O)−、−R5O−及び−R5S−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
Vはアミノ、ヒドロキシ、C1−C6アルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ及びグアニジノより成る群から選ばれ;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されていることができ;
pPLは0〜6であり;
q1PL及びq2PLは0であり;
mが1,2又は3である
請求項13の組成物。
【請求項46】
式IV:
R1−[−x−A1−x−z−y−A2−y−z]m−R2 (IV)
[式中:
xはNR8であり;yはNR8またはC=Oであり;R8は水素であり;
zはC=Oであり;
A1及びA2は独立して、場合により置換されていることができるアリーレン又は場合により置換されていることができるヘテロアリーレンであり、ここでA1及びA2は独立して、
場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができ;
R1は
(i)水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、R2は−x−A1−x−R1であり、ここでA1は上記で定義した通りであり、且つ場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;あるいは
(ii)水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、R2は−x−A1−x−z−y−A2−y−R1であり、ここでA1及びA2は上記で定義した通りであり、且つそれらのそれぞれは場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;あるいは
(iii)水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、R2は−x−A'−x−R1であり、ここでA'はアリール又はヘテロアリールであり、且つ場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;あるいは
(iv)水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、R2は−x−A1−x−z−y−A'−y−R1であり、ここでA1は上記で定義した通りであり、A'はアリール又はヘテロアリールであり、且つA1及びA'のそれぞれは場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;あるいは
(v)−z−y−A'であり、R2は水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、ここでA'はアリール又はヘテロアリールであり、且つ場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;あるいは
(vi)−z−y−A'であり、R2は−x−A"であり、ここでA'及びA"は独立してアリール又はヘテロアリールであり、且つA'及びA"のそれぞれは場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;あるいは
(vii)R1及びR2は独立して極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であるか;あるいは
(viii)R1及びR2は一緒になって単結合を形成し;
NPLは−B(OR4)2及び−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'より成る群から独立して選ばれる非極性基であり、
ここで:
R3、R3'及びR3"は独立して水素、アルキル及びアルコキシより成る群から選ばれ;
R4及びR4'は独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、
アリール及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアルキルもしくはハロ基で置換されていることができ;
UNPLは不在であるか、又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)
−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N
−及び−C(=O)−NR3−O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができるか、あるいは非置換であり;
pNPLは0〜8であり;
q1NPL及びq2NPLは独立して0,1又は2であり;
PLはハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン及び−(NR5')q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5')q2PL−Vより成る群から選ばれる極性基であり、ここで:
R5及びR5'は独立して水素、アルキル及びアルコキシより成る群から選ばれ;
UPLは不在であるか、又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−及び−C(=O)−NR5−O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
Vはニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ又はベンジルオキシカルボニルで置換されていることができ;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができるか、あるいは非置換であり;
pPLは0〜8であり;
q1PL及びq2PLは独立して0,1又は2であり;
mは1〜約20である]
のオリゴマー又は許容され得るその塩もしくは溶媒和物ならびに製薬学的に許容され得る担体もしくは希釈剤を含んでなる、微生物によって引き起こされる疾患を処置するためのまたは低分子量ヘパリン過剰投与への解毒薬を与えるための製薬学的組成物。
【請求項47】
式IVa、式IVb又は式IVc:
R1−x−A1−x−z−y−A2−y−R2 (IVa)
R1−x−A1−x−z−y−A2−y−z−x−A1−x−R2 (IVb)
R1−x−A1−x−z−y−A2−y−z−x−A1−x−z−y−A2−y−R2
(IVc)[式中:
xはNR8であり;yはNR8またはC=Oであり;R8は水素であり;
zはC=Oであり;
A1及びA2は独立して、場合により置換されていることができるアリーレン又は場合により置換されていることができるヘテロアリーレンであり、ここでA1及びA2は独立して、場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができ;
R1は水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、R2はR1であり;
NPLは−B(OR4)2及び−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'より成る群から独立して選ばれる非極性基であり、
ここで:
R3、R3'及びR3"は独立して水素、アルキル及びアルコキシより成る群から選ばれ;
R4及びR4'は独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアルキルもしくはハロ基で置換されていることができ;
UNPLは不在であるか、又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−及び−C(=O)−NR3−O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができるか、あるいは非置換であり;
pNPLは0〜8であり;
q1NPL及びq2NPLは独立して0,1又は2であり;
PLはハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン及び−(NR5')q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5')q2PL−Vより成る群から選ばれる極性基であり、ここで:
R5及びR5'は独立して水素、アルキル及びアルコキシより成る群から選ばれ;
UPLは不在であるか、又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−及び−C(=O)−NR5−O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
Vはニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ又はベンジルオキシカルボニルで置換されていることができ;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができるか、あるいは非置換であり;
pPLは0〜8であり;
q1PL及びq2PLは独立して0,1又は2である]
のオリゴマー又は許容され得るその塩もしくは溶媒和物ならびに製薬学的に許容され得る担体もしくは希釈剤を含んでなる、微生物によって引き起こされる疾患を処置するためのまたは低分子量ヘパリン過剰投与への解毒薬を与えるための製薬学的組成物。
【請求項48】
製薬学的組成物が:
A1及びA2が独立して場合により置換されていることができるo−、m−もしくはp−フェニレンであり;
NPLが−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'であり、ここで:
R4'は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのそれぞれは場合により1個もしくはそれより多いアルキルもしくはハロ基で置換されていることができ;
UNPLはO、S、NR3、−C(=O)−、−R3O−及び−R3S−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとること
ができ;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されていることができ;
pNPLは0〜8であり;
q1NPL及びq2NPLは0であり;
PLが−(NR5')q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5')qPL−V、であり、ここで:
UPLはO、S、NR5、−C(=O)、−R5O−及び−R5S−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
Vはアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アリール、複素環及びヘテロアリールより成る群から選ばれ;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されていることができ;
pPLは0〜8であり;
q1PL及びq2PLは0である
式IVbのオリゴマーを含んでなる請求項47の組成物。
【請求項49】
式IVa、式IVbまたは式IVcのオリゴマーが
【化2】
の1つである請求項47の組成物。
【請求項50】
疾患がバクテリア感染、菌・カビ感染又はウルイス感染である請求項46又は47の組成物。
【請求項51】
微生物を請求項46又は請求項47のオリゴマーの有効量と接触させることを含んでなる、微生物を殺害するかもしくはその発育を阻止するインビトロの方法。
【請求項52】
微生物がバクテリア細胞、菌・カビ又はウルイスである請求項51のインビトロの方法。
【請求項53】
動物における低分子量ヘパリン過剰投薬への解毒薬を与えるために用いられる請求項46または47の組成物。
【請求項54】
式I:
R1−[−x−A1−y−x−A2−y−]m−R2 (I)
[式中:
xはNR8であり、yはC=Oであり、R8は水素であり;
A1は場合により置換されていることができるo−、m−もしくはp−フェニレンであり、A2は−(CH2)q−であり、ここでqは1であり、ここでA1及びA2の一方は1個もしくは2個の極性(PL)基で置換されており、A1及びA2の他方は1個もしくは2個の非−極性(NPL)基で置換されており;
R1及びR2は独立して水素、極性(PL)基又は非−極性(NPL)基であり;
NPLは−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'であり、ここで:
R4'はC1−C10アルキル、C3−C18分枝鎖状アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル及びC6−C10アリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアルキルもしくはハロ基で置換されていることができ;
UNPLは不在であるか、又はNH、−C(=O)−、O及びSより成る群から選ばれ;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されていることができ;
pNPLは0〜8であり;
q1NPL及びq2NPLは0であり;
PLは−(NR5')q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5')q2PL−V
であり、ここで:
R5'は水素、アルキル及びアルコキシから成る群より選択され、
UPLは不在であるか、又はO、S、NH及び−C(=O)より成る群から選ばれ;
Vはアミノ、C1−C6アルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ及びグアニジノより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニル、グアニジノ又はアミノアルコキシで置換されていることができ;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されていることができ;
pPLは0〜8であり;
q1PL及びq2PLは0であり;
mは4又は5である]
のオリゴマー又は許容され得るその塩もしくは溶媒和物。
【請求項55】
A1が場合により置換されているアリーレンまたは場合により置換されているヘテロアリーレンであり、A1がC3からC8のシクロアルキルまたは−(CH2)q−であり、ここでqは1から7であり、そしてここでA1およびA2は独立して場合により前記式Iのオリゴマー中の1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、または1以上の極性(PL)基および1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されている、請求項1または14の製薬学的組成物。
【請求項56】
R1およびR2が独立して、前記式Iのオリゴマー中の、水素、極性(PL)基、または非極性(NPL)基である、請求項1または14の製薬学的組成物。
【請求項57】
前記式Iのオリゴマーにおいて、R1が水素であり、R2がアミノ基である、請求項1または14の製薬学的組成物。
【請求項1】
式I:
R1−[−x−A1−y−x−A2−y−]m−R2 (I)
[式中:
xはNR8であり;yはC=Oであり;R8は水素であり;
A1及びA2は:
(i)A1及びA2は独立して、場合により置換されているアリーレンまたは場合により置換されているヘテロアリーレンであり、ここでA1及びA2は独立して場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせを有し、
(ii)A1は場合により置換されていることができるアリーレン又は場合により置換されていることができるヘテロアリーレンであり、A2はC3−C8シクロアルキル又は−(CH2)q−であり、ここでqは1〜7であり、ここでA1及びA2は独立して、場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;あるいは
(iii)A2は場合により置換されていることができるアリーレン又は場合により置換されていることができるヘテロアリーレンであり、A1はC3−C8シクロアルキル又は−(CH2)q−であり、ここでqは1〜7であり、ここでA1及びA2は独立して、場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができ;
R1は
(i)水素、極性(PL)基又は非−極性(NPL)基であり、R2は−x−A1−y−R11であり、ここでR11は水素、極性(PL)基又は非−極性(NPL)基であるか;あるいは
(ii)R1及びR2は独立して水素、極性(PL)基又は非−極性(NPL)基であるか;あるいは
(iii)R1及びR2は一緒になって単結合であり;
NPLは−B(OR4)2及び−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'より成る群から独立して選ばれる非極性基であり、
ここで:
R3、R3'及びR3"は独立して水素、アルキル及びアルコキシより成る群から選ばれ;
R4及びR4'は独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアルキルもしくはハロ基で置換されていることができ;
UNPLは不在であるか、又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−及び−C(=O)−NR3−O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができるか、あるいは非置換であり;
pNPLは0〜8であり;
q1NPL及びq2NPLは独立して0,1又は2であり;
PLはハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン及び−(NR5')q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5')q2PL−Vより成る群から選ばれ
る極性基であり、ここで:
R5及びR5'は独立して水素、アルキル及びアルコキシより成る群から選ばれ;
UPLは不在であるか、又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−及び−C(=O)−NR5−O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
Vはニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ又はベンジルオキシカルボニルで置換されていることができ;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができるか、あるいは非置換であり;
pPLは0〜8であり;
q1PL及びq2PLは独立して0,1又は2であり;
mは1〜約20である]
のオリゴマー又は許容され得るその塩もしくは溶媒和物ならびに製薬学的に許容され得る担体もしくは希釈剤を含んでなる、微生物によって引き起こされる疾患を処置するためのまたは低分子量ヘパリン過剰投与への解毒薬を与えるための製薬学的組成物。
【請求項2】
前記式Iのオリゴマーにおいて、A1が置換されたアリーレンであり、A2が−(CH2)q−であり、qが1又は2であり、且つA1及びA2の一方が1個もしくはそれより多い極性(PL)基で置換されており、A1及びA2の他方が1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基で置換されている請求項1の組成物。
【請求項3】
前記式Iのオリゴマーにおいて、A1が置換されたm−フェニレンであり、qが1であり、且つA1及びA2の一方が1個の極性(PL)基で置換されており、A1及びA2の他方が1個の非−極性(NPL)基で置換されている請求項2の組成物。
【請求項4】
前記式Iのオリゴマーにおいて、A2が置換されたアリーレンであり、A1が−(CH2)q−であり、qが1又は2であり、且つA1及びA2の一方が1個もしくはそれより多い極性(PL)基で置換されており、A1及びA2の他方が1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基で置換されている請求項1の組成物。
【請求項5】
前記式Iのオリゴマーにおいて、A2が置換されたm−フェニレンであり、qが1であり、且つA1及びA2の一方が1個の極性(PL)基で置換されており、A1及びA2の他方が1個の非−極性(NPL)基で置換されている請求項4の組成物。
【請求項6】
前記式Iのオリゴマーにおいて、A1が場合により置換されていることができるo−、m−もしくはp−フェニレンであり、A2が−(CH2)q−であり、ここでqは1であり、且つここでA1及びA2の一方は1個もしくは2個の極性(PL)基で置換されており、A1及びA2の他方は1個もしくは2個の非−極性(NPL)基で置換されているか;あるいは
A2が場合により置換されていることができるo−、m−もしくはp−フェニレンであり、A1が−(CH2)q−であり、ここでqは1であり、且つここでA1及びA2の一方は1
個もしくは2個の極性(PL)基で置換されており、A1及びA2の他方は1個もしくは2個の非−極性(NPL)基で置換されており;
R1及びR2が独立して水素、極性(PL)基又は非−極性(NPL)基であり;
NPLが−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'であり、ここで:
R4'はC1−C10アルキル、C3−C18分枝鎖状アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル及びC6−C10アリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアルキルもしくはハロ基で置換されていることができ;
UNPLは不在であるか、又はNH、−C(=O)−、O及びSより成る群から選ばれ;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されていることができ;
pNPLは0〜8であり;
q1NPL及びq2NPLは0であり;
PLが−(NR5')q1PL−UPL−(CH2)PL−(NR5')q2PL−Vであり、ここで:
UPLは不在であるか、又はO、S、NH及び−C(=O)より成る群から選ばれ;
Vはアミノ、C1−C6アルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ及びグアニジノより成る群から選ばれ;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されていることができ;
pPLは0〜8であり;
q1PL及びq2PLは0であり;
mが4又は5である
請求項1の組成物。
【請求項7】
前記式Iのオリゴマーにおいて、A1が場合により置換されていることができるm−フェニレンであり、A2が−(CH2)q−であり、qが1であり、且つA1及びA2の一方が1個の極性(PL)基で置換されており、A1及びA2の他方が1個の非−極性(NPL)基で置換されている請求項6の組成物。
【請求項8】
前記式Iのオリゴマーにおいて、A2が場合により置換されていることができるm−フェニレンであり、A1が−(CH2)q−であり、qが1であり、且つA1及びA2の一方が1個の極性(PL)基で置換されており、A1及びA2の他方が1個の非−極性(NPL)基で置換されている請求項6の組成物。
【請求項9】
前記式Iのオリゴマーにおいて、A1が1個の非−極性(NPL)基で置換されており、A2が1個の極性(NPL)基で置換されている請求項8の組成物。
【請求項10】
前記式Iのオリゴマーが
【化1】
の1つである請求項1の組成物。
【請求項11】
疾患がバクテリア感染、菌・カビ感染又はウルイス感染である請求項1の組成物。
【請求項12】
微生物を請求項1に定義されたオリゴマーの有効量と接触させることを含んでなる、微生物を殺害するかもしくはその発育を阻害するインビトロの方法。
【請求項13】
微生物がバクテリア細胞、菌・カビ又はウルイスである請求項12のインビトロの方法。
【請求項14】
動物における低分子量ヘパリン過剰投薬への解毒薬を与えるために用いられる請求項1記載の組成物。
【請求項15】
式II:
R1−[−x−A1−x−y−A2−y−]m−R2 (II)
[式中:
xはNR8であり;yはC=Oであるか;あるいは
ここでR8は水素であり;
A1及びA2は独立して、場合により置換されていることができるアリーレン又は場合により置換されていることができるヘテロアリーレンであり、ここでA1及びA2は独立して、場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができ;
R1は
(i)水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、R2は−x−A1−x−R1であり、ここでA1は上記で定義した通りであり、且つ場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;あるいは
(ii)水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、R2は−x−A'−x−R1であり、ここでA'はアリール又はヘテロアリールであり、且つ場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;
(iii)−y−A2−y−R2であり、R2は水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であるか;あるいは
(iv)−y−A'であり、R2は−x−A'であり、ここでA'はアリール又はヘテロアリールであり、且つ場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;あるいは
(v)R1及びR2は独立して極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であるか;あるいは
(vi)R1及びR2は一緒になって単結合を形成し;
NPLは−B(OR4)2及び−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'より成る群から独立して選ばれる非極性基であり、
ここで:
R3、R3'及びR3"は独立して水素、アルキル及びアルコキシより成る群から選ばれ;
R4及びR4'は独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアルキルもしくはハロ基で置換されていることができ;
UNPLは不在であるか、又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−及び−C(=O)−NR3−O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができるか、あるいは非置換であり;
pNPLは0〜8であり;
q1NPL及びq2NPLは独立して0,1又は2であり;
PLはハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン及び−(NR5')q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5')q2PL−Vより成る群から選ばれる極性基であり、ここで:
R5及びR5'は独立して水素、アルキル及びアルコキシより成る群から選ばれ;
UPLは不在であるか、又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−及び−C(=O)−NR5−O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
Vはニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ又はベンジルオキシカルボニルで置換されていることができ;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができるか、あるいは非置換であり;
pPLは0〜8であり;
q1PL及びq2PLは独立して0,1又は2であり;
mは1〜約20である]
のオリゴマー又は許容され得るその塩もしくは溶媒和物ならびに製薬学的に許容され得る担体もしくは希釈剤を含んでなる、必要な動物において微生物によって引き起こされる疾患を処置するためのまたは低分子量ヘパリン過剰投与への解毒薬を与えるための製薬学的組成物。
【請求項16】
前記式IIのオリゴマーにおける、
A1及びA2が独立して、場合により置換されていることができるo−、m−もしくはp−フェニレン又はピリミジニレンであり、ここでA1及びA2は独立して、場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができ;
R1が水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、R2が−x−A1−x−R1であり、ここでA1は上記で定義した通りであり、且つ場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができ;
NPLが−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'であり、ここで:
R3、R3'及びR3"は独立して水素、C1−C6アルキル及びC1−C6アルコキシより成る群から選ばれ;
R4'は水素、C1−C10アルキル、C3−C18分枝鎖状アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、C3−C8シクロアルキル、C6−C10アリール及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いC1−C6アルキルもしくはハロ基で置換されていることができ;
UNPLは不在であるか、又はO、S、NH、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NH−、−C(=O)−NH−N=N−、−N=N−NH−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−R3S−及び−R3O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができ;
pNPLは0〜6であり;
q1NPL及びq2NPLは0であり;
PLが−(NR5')q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5')q2PL−Vであり、ここで:
R5及びR5'は独立して水素、C1−C6アルキル及びC1−C6アルコキシより成る群から選ばれ;
UPLは不在であるか、又はO、S、NH、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NH−、−C(=O)−NH−N=N−、−N=N−NH−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−R5O−及び−R5S−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
Vはニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、C6−C10アリール、複素環及びヘテロアリールより成る群から選ばれ;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができ;
pPLは0〜6であり;
q1PL及びq2PLは0であり;
mが1〜10である
請求項15の組成物。
【請求項17】
前記式IIのオリゴマーにおいて、A1及びA2が独立して、場合により置換されていることができるo−、m−もしくはp−フェニレンである請求項13の組成物。
【請求項18】
前記式IIのオリゴマーにおいて、A1及びA2が独立して、場合により置換されていることができるm−フェニレンである請求項17の組成物。
【請求項19】
前記式IIのオリゴマーにおいて、A1及びA2の一方がo−、m−もしくはp−フェニレンであり、A1及びA2の他方がヘテロアリーレンである請求項13の組成物。
【請求項20】
前記式IIのオリゴマーにおいて、A1及びA2の一方がm−フェニレンであり、A1及びA2の他方がピリミジニレンである請求項19の組成物。
【請求項21】
前記式IIのオリゴマーにおいて、A1及びA2が独立して、場合により置換されていることができるアリーレン又は場合により置換されていることができるヘテロアリーレンであり、A1及びA2の一方が1個もしくはそれより多い極性(PL)基及び1個もしくはそれより非極性(NPL)基で置換されており、A1及びA2の他方が非置換である請求項15の組成物。
【請求項22】
前記式IIのオリゴマーにおいて、A1及びA2が場合により置換されていることができるm−フェニレンであり、A1及びA2の一方が1個の極性(PL)基及び1個の非極性(NPL)基で置換されており、A1及びA2の他方が非置換である請求項21の組成物。
【請求項23】
前記式IIのオリゴマーにおいて、R1が水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、R2が−x−A1−x−R1であり、ここでA1は請求項13で定義した通りであり、且つ1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されている請求項13の組成物。
【請求項24】
前記式IIのオリゴマーにおいて、R1が極性(PL)基であり、R2が−x−A1−x−R1であり、ここでA1は1個もしくは2個の極性(PL)基及び1個の非−極性(NPL)基で置換されている請求項23の組成物。
【請求項25】
NPLが前記式IIのオリゴマーの−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'である請求項13の組成物。
【請求項26】
前記式IIのオリゴマーにおいて、R3、R3'及びR3"が独立して水素、C1−C6アルキル又はC1−C6アルコキシである請求項25の組成物。
【請求項27】
前記式IIのオリゴマーにおいて、R3、R3'及びR3"が水素である請求項26の組成物。
【請求項28】
前記式IIのオリゴマーにおいて、R4'がC1−C10アルキル、C3−C18分枝鎖状アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル又はC6−C10アリールである請求項25の組成物。
【請求項29】
前記式IIのオリゴマーにおいて、R4'がフェニル、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、tert−ブチル又はn−ペンチルである請求項28の組成
物。
【請求項30】
前記式IIのオリゴマーにおいて、UNPLがO、S、NH、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NH−、−C(=O)−NH−N=N−、−N=N−NH−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−R3S−又は−R3O−である請求項25の組成物。
【請求項31】
前記式IIのオリゴマーにおいて、UNPLが−C(=O)−である請求項30の組成物。
【請求項32】
前記式IIのオリゴマーにおいて、UNPLが不在である請求項30の組成物。
【請求項33】
前記式IIのオリゴマーにおいて、NPLがn−プロピル、イソプロピル、n−ブチル又はtert−ブチルである請求項13の組成物。
【請求項34】
前記式IIのオリゴマーにおいて、pNPLが0〜2であり;q1NPL及びq2NPLが独立して0又は1である請求項25の組成物。
【請求項35】
前記式IIのオリゴマーにおいて、NPL中の−(CH2)pNPL−アルキレン鎖が1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されている請求項25の組成物。
【請求項36】
前記式IIのオリゴマーにおいて、PLが−(CN5')q1PL−UPL−(CH2)qPL−(NR5')q2PL−Vである請求項13の組成物。
【請求項37】
前記式IIのオリゴマーにおいて、R5、R5'及びR5"が独立して水素、C1−C6アルキル又はC1−C6アルコキシである請求項36の組成物。
【請求項38】
前記式IIのオリゴマーにおいて、UPLがO、S、NH、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NH−、−C(=O)−NH−N=N−、−N=N−NH−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−R5S−又は−R5O−である請求項36の組成物。
【請求項39】
前記式IIのオリゴマーにおいて、UPLがO、S、−C(=O)であるか、又は不在である請求項38の組成物。
【請求項40】
前記式IIのオリゴマーにおいて、Vがアミノ、C1−C6アルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ又はグアニジノである請求項36の組成物。
【請求項41】
前記式IIのオリゴマーにおいて、pPLが2〜4であり、q1PL及びq2PLが0である請求項36の組成物。
【請求項42】
前記式IIのオリゴマー中のPL中の−(CH2)pPL−アルキレン鎖が1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されている請求項36の組成物。
【請求項43】
前記式IIのオリゴマーにおいて、mが1〜5である請求項15の組成物。
【請求項44】
前記式IIのオリゴマーにおいて、mが1、2又は3である請求項15の組成物。
【請求項45】
前記式IIのオリゴマーにおいて、
A1及びA2が独立して、場合により置換されていることができるm−フェニレンであり、ここで
(i)A1及びA2の一方は1個の極性(PL)基及び1個の非極性(NPL)基で置換されており、A1及びA2の他方は非置換であるか;あるいは
(ii)A1及びA2の一方は1個の極性(PL)基及び1個の非極性(NPL)基で置換されており、A1及びA2の他方は1個もしくは2個の極性(PL)基で置換されており;
R1が水素又は極性基(PL)であり、R2が−x−A1−x−R1であり、ここでA1は上記で定義した通りであり、且つ場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができ;
NPLが−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'であり、ここで:
R3、R3'及びR3"は独立して水素、C1−C6アルキル及びC1−C6アルコキシより成る群から選ばれ;
R4'は水素、C1−C10アルキル、C3−C18分枝鎖状アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、C3−C8シクロアルキル、C6−C10アリール及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いC1−C6アルキルもしくはハロ基で置換されていることができ;
UNPLは不在であるか、又はO、S、NH、−C(=O)−、−R3S−及び−R3O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されていることができ;
pNPLは0〜6であり;
q1NPL及びq2NPLは0であり;
PLが−(NR5')q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5')q2PL−Vであり、ここで:
R5及びR5'は独立して水素、C1−C6アルキル及びC1−C6アルコキシより成る群から選ばれ;
UPLは不在であるか、又はO、S、NH、−C(=O)−、−R5O−及び−R5S−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
Vはアミノ、ヒドロキシ、C1−C6アルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ及びグアニジノより成る群から選ばれ;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されていることができ;
pPLは0〜6であり;
q1PL及びq2PLは0であり;
mが1,2又は3である
請求項13の組成物。
【請求項46】
式IV:
R1−[−x−A1−x−z−y−A2−y−z]m−R2 (IV)
[式中:
xはNR8であり;yはNR8またはC=Oであり;R8は水素であり;
zはC=Oであり;
A1及びA2は独立して、場合により置換されていることができるアリーレン又は場合により置換されていることができるヘテロアリーレンであり、ここでA1及びA2は独立して、
場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができ;
R1は
(i)水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、R2は−x−A1−x−R1であり、ここでA1は上記で定義した通りであり、且つ場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;あるいは
(ii)水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、R2は−x−A1−x−z−y−A2−y−R1であり、ここでA1及びA2は上記で定義した通りであり、且つそれらのそれぞれは場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;あるいは
(iii)水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、R2は−x−A'−x−R1であり、ここでA'はアリール又はヘテロアリールであり、且つ場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;あるいは
(iv)水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、R2は−x−A1−x−z−y−A'−y−R1であり、ここでA1は上記で定義した通りであり、A'はアリール又はヘテロアリールであり、且つA1及びA'のそれぞれは場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;あるいは
(v)−z−y−A'であり、R2は水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、ここでA'はアリール又はヘテロアリールであり、且つ場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;あるいは
(vi)−z−y−A'であり、R2は−x−A"であり、ここでA'及びA"は独立してアリール又はヘテロアリールであり、且つA'及びA"のそれぞれは場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができるか;あるいは
(vii)R1及びR2は独立して極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であるか;あるいは
(viii)R1及びR2は一緒になって単結合を形成し;
NPLは−B(OR4)2及び−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'より成る群から独立して選ばれる非極性基であり、
ここで:
R3、R3'及びR3"は独立して水素、アルキル及びアルコキシより成る群から選ばれ;
R4及びR4'は独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、
アリール及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアルキルもしくはハロ基で置換されていることができ;
UNPLは不在であるか、又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)
−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N
−及び−C(=O)−NR3−O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができるか、あるいは非置換であり;
pNPLは0〜8であり;
q1NPL及びq2NPLは独立して0,1又は2であり;
PLはハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン及び−(NR5')q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5')q2PL−Vより成る群から選ばれる極性基であり、ここで:
R5及びR5'は独立して水素、アルキル及びアルコキシより成る群から選ばれ;
UPLは不在であるか、又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−及び−C(=O)−NR5−O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
Vはニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ又はベンジルオキシカルボニルで置換されていることができ;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができるか、あるいは非置換であり;
pPLは0〜8であり;
q1PL及びq2PLは独立して0,1又は2であり;
mは1〜約20である]
のオリゴマー又は許容され得るその塩もしくは溶媒和物ならびに製薬学的に許容され得る担体もしくは希釈剤を含んでなる、微生物によって引き起こされる疾患を処置するためのまたは低分子量ヘパリン過剰投与への解毒薬を与えるための製薬学的組成物。
【請求項47】
式IVa、式IVb又は式IVc:
R1−x−A1−x−z−y−A2−y−R2 (IVa)
R1−x−A1−x−z−y−A2−y−z−x−A1−x−R2 (IVb)
R1−x−A1−x−z−y−A2−y−z−x−A1−x−z−y−A2−y−R2
(IVc)[式中:
xはNR8であり;yはNR8またはC=Oであり;R8は水素であり;
zはC=Oであり;
A1及びA2は独立して、場合により置換されていることができるアリーレン又は場合により置換されていることができるヘテロアリーレンであり、ここでA1及びA2は独立して、場合により1個もしくはそれより多い極性(PL)基、1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基又は1個もしくはそれより多い極性(PL)基と1個もしくはそれより多い非−極性(NPL)基の組み合わせで置換されていることができ;
R1は水素、極性基(PL)又は非−極性基(NPL)であり、R2はR1であり;
NPLは−B(OR4)2及び−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'より成る群から独立して選ばれる非極性基であり、
ここで:
R3、R3'及びR3"は独立して水素、アルキル及びアルコキシより成る群から選ばれ;
R4及びR4'は独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアルキルもしくはハロ基で置換されていることができ;
UNPLは不在であるか、又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−及び−C(=O)−NR3−O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができるか、あるいは非置換であり;
pNPLは0〜8であり;
q1NPL及びq2NPLは独立して0,1又は2であり;
PLはハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン及び−(NR5')q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5')q2PL−Vより成る群から選ばれる極性基であり、ここで:
R5及びR5'は独立して水素、アルキル及びアルコキシより成る群から選ばれ;
UPLは不在であるか、又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−及び−C(=O)−NR5−O−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
Vはニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ又はベンジルオキシカルボニルで置換されていることができ;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノもしくはヒドロキシ基で置換されていることができるか、あるいは非置換であり;
pPLは0〜8であり;
q1PL及びq2PLは独立して0,1又は2である]
のオリゴマー又は許容され得るその塩もしくは溶媒和物ならびに製薬学的に許容され得る担体もしくは希釈剤を含んでなる、微生物によって引き起こされる疾患を処置するためのまたは低分子量ヘパリン過剰投与への解毒薬を与えるための製薬学的組成物。
【請求項48】
製薬学的組成物が:
A1及びA2が独立して場合により置換されていることができるo−、m−もしくはp−フェニレンであり;
NPLが−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'であり、ここで:
R4'は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロアリールより成る群から選ばれ、それらのそれぞれは場合により1個もしくはそれより多いアルキルもしくはハロ基で置換されていることができ;
UNPLはO、S、NR3、−C(=O)−、−R3O−及び−R3S−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとること
ができ;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されていることができ;
pNPLは0〜8であり;
q1NPL及びq2NPLは0であり;
PLが−(NR5')q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5')qPL−V、であり、ここで:
UPLはO、S、NR5、−C(=O)、−R5O−及び−R5S−より成る群から選ばれ、ここで2個の化学的に同等でない末端を有する基は可能な配置方向の両方をとることができ;
Vはアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アリール、複素環及びヘテロアリールより成る群から選ばれ;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されていることができ;
pPLは0〜8であり;
q1PL及びq2PLは0である
式IVbのオリゴマーを含んでなる請求項47の組成物。
【請求項49】
式IVa、式IVbまたは式IVcのオリゴマーが
【化2】
の1つである請求項47の組成物。
【請求項50】
疾患がバクテリア感染、菌・カビ感染又はウルイス感染である請求項46又は47の組成物。
【請求項51】
微生物を請求項46又は請求項47のオリゴマーの有効量と接触させることを含んでなる、微生物を殺害するかもしくはその発育を阻止するインビトロの方法。
【請求項52】
微生物がバクテリア細胞、菌・カビ又はウルイスである請求項51のインビトロの方法。
【請求項53】
動物における低分子量ヘパリン過剰投薬への解毒薬を与えるために用いられる請求項46または47の組成物。
【請求項54】
式I:
R1−[−x−A1−y−x−A2−y−]m−R2 (I)
[式中:
xはNR8であり、yはC=Oであり、R8は水素であり;
A1は場合により置換されていることができるo−、m−もしくはp−フェニレンであり、A2は−(CH2)q−であり、ここでqは1であり、ここでA1及びA2の一方は1個もしくは2個の極性(PL)基で置換されており、A1及びA2の他方は1個もしくは2個の非−極性(NPL)基で置換されており;
R1及びR2は独立して水素、極性(PL)基又は非−極性(NPL)基であり;
NPLは−(NR3')q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3")q2NPL−R4'であり、ここで:
R4'はC1−C10アルキル、C3−C18分枝鎖状アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル及びC6−C10アリールより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアルキルもしくはハロ基で置換されていることができ;
UNPLは不在であるか、又はNH、−C(=O)−、O及びSより成る群から選ばれ;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されていることができ;
pNPLは0〜8であり;
q1NPL及びq2NPLは0であり;
PLは−(NR5')q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5')q2PL−V
であり、ここで:
R5'は水素、アルキル及びアルコキシから成る群より選択され、
UPLは不在であるか、又はO、S、NH及び−C(=O)より成る群から選ばれ;
Vはアミノ、C1−C6アルキルアミノ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ及びグアニジノより成る群から選ばれ、それらのいずれも場合により1個もしくはそれより多いアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、pが1〜4である−NH(CH2)pNH2、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニル、グアニジノ又はアミノアルコキシで置換されていることができ;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は場合により1個もしくはそれより多いアミノ基で置換されていることができ;
pPLは0〜8であり;
q1PL及びq2PLは0であり;
mは4又は5である]
のオリゴマー又は許容され得るその塩もしくは溶媒和物。
【請求項55】
A1が場合により置換されているアリーレンまたは場合により置換されているヘテロアリーレンであり、A1がC3からC8のシクロアルキルまたは−(CH2)q−であり、ここでqは1から7であり、そしてここでA1およびA2は独立して場合により前記式Iのオリゴマー中の1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、または1以上の極性(PL)基および1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されている、請求項1または14の製薬学的組成物。
【請求項56】
R1およびR2が独立して、前記式Iのオリゴマー中の、水素、極性(PL)基、または非極性(NPL)基である、請求項1または14の製薬学的組成物。
【請求項57】
前記式Iのオリゴマーにおいて、R1が水素であり、R2がアミノ基である、請求項1または14の製薬学的組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【公開番号】特開2012−21012(P2012−21012A)
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−184851(P2011−184851)
【出願日】平成23年8月26日(2011.8.26)
【分割の表示】特願2006−507278(P2006−507278)の分割
【原出願日】平成16年3月17日(2004.3.17)
【出願人】(505352655)ザ・トラステイーズ・オブ・ザ・ユニバーシテイ・オブ・ペンシルベニア・センター・フオー・テクノロジー・トランスフアー (2)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年8月26日(2011.8.26)
【分割の表示】特願2006−507278(P2006−507278)の分割
【原出願日】平成16年3月17日(2004.3.17)
【出願人】(505352655)ザ・トラステイーズ・オブ・ザ・ユニバーシテイ・オブ・ペンシルベニア・センター・フオー・テクノロジー・トランスフアー (2)
【Fターム(参考)】
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