説明

袋保持枠および水切りごみ袋取り付け構造

【課題】内部にごみが溜まった水切りごみ袋を、水切りごみ袋に触れることなく捨てることができるように保持する袋保持枠および該袋保持枠を使用した水切り袋取り付け構造を提供する。
【解決手段】シンクの底面に設けられる排水口に収納される水切かご4と、排水口の上端に設けられる袋保持枠5と、袋保持枠5外周に開口部が保持される水切りごみ袋6とからなり、袋保持枠5外周には引っ掛け部である溝部27が形成されており、前記水切りごみ袋6は開口部に設けられた弾性糸31が溝部27に係止されて袋保持枠5外周に保持され、弾性糸31が弾性変形することによって開口部が溝部27から離脱可能に構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流し台の排水口に取り付けて、排水口に流れ込むゴミを収納する水切りごみ袋を保持する袋保持枠および水切りごみ袋取り付け構造に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載される流し台のごみ収納袋では、排水口に水切かごが設置されており、水切かごの内部には水切りごみ袋が設けられる。水切りごみ袋の開口部は保持部材に挟まれた状態で水切かごの開口部に保持される。水切りごみ袋に溜まったごみを捨てる場合には、水切りごみ袋が水切かごの開口部から取り外される。水切りごみ袋に溜まったごみは、水切りごみ袋とともに捨てられる。
【0003】
特許文献2に記載される流し台のごみ収納袋は、ごみが収納される袋部と、袋部の上部に設置され菊割りの開口が形成された蓋部とを備えている。袋部に溜まったごみを捨てる場合には、蓋部の取手を摘んでごみ収納袋が排水口から取り外される。袋部に溜まったごみは、ごみ収納袋とともに捨てられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平5−51954号公報
【特許文献2】特開2008−110873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の水切り用袋では、水切りごみ袋に溜まったごみを捨てるときに、保持部材を取り外した水切りごみ袋を掴んで取り出さなければならないので手が汚れる。
特許文献2に記載のごみ収納袋では、袋部とともに蓋部も捨てられる。蓋部を繰り返し使うことができればごみ収納に係るコストを削減することができる。
本発明の目的は、内部にごみが溜まった水切りごみ袋を、水切りごみ袋に触れることなく捨てることができるように保持する袋保持枠および該袋保持枠を使用した水切り袋取り付け構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、外周に水切りごみ袋の開口部に設けられた弾性糸が係止される引っ掛け部が形成されており、弾性糸が弾性変形することによって開口部が引っ掛け部から離脱可能に構成されるものである。
【0007】
請求項2に記載の発明では、引っ掛け部は袋保持枠の全周に形成された溝状部である。請求項3に記載の発明では、引っ掛け部は袋保持枠の周方向の一部が分断された溝状部である。請求項4に記載の発明では、引っ掛け部は袋保持枠の周方向適当間隔おきに形成された溝状部である。請求項5に記載の発明では、引っ掛け部は袋保持枠の全周に形成された突状部である。請求項6に記載の発明では、引っ掛け部は袋保持枠の周方向の一部が分断された突状部である。請求項7に記載の発明では、引っ掛け部は袋保持枠の周方向適当間隔おきに形成された突状部である。請求項8に記載の発明では、袋保持枠外周に近い裏面に鉤状のフックを設け、このフックを設けた位置に対向した位置において溝状部または突状部などの引っ掛け部が形成されていないものである。請求項9に記載の発明では、水切りごみ袋保持用袋保持枠を使用する水切りごみ袋取り付け構造であって、シンクの底面に水切りかごが収納される排水口が設けられ、この排水口の上端に前記袋保持枠がセットされるように構成されている。
【発明の効果】
【0008】
水切りごみ袋は、開口部に設けられた弾性糸が引っ掛け部に係止された状態でごみ箱まで運ばれ、袋保持枠を揺することによって引っ掛け部に係止された弾性糸が外れ、水切りごみ袋に溜まったごみが水切りごみ袋とともにごみ箱に落下するので、排水口の袋保持枠に取り付けられ内部にごみが溜まった水切りごみ袋を水切りごみ袋に触れることなく捨てることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る水切り袋取り付け構造の断面図である。
【図2】袋保持枠を上方から見た斜視図である。
【図3】袋保持枠を下方から見た斜視図である。
【図4】袋保持枠の断面図である。
【図5】水切りごみ袋の斜視図である。
【図6】水切りごみ袋が保持された袋保持枠を排水口から持ち上げた状態の斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る袋保持枠を上方から見た斜視図である。
【図8】袋保持枠を下方から見た斜視図である。
【図9】水切りごみ袋が袋保持枠から離脱する状態を示す斜視図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る水切りごみ袋がフックに引っ掛けられた状態の斜視図である。
【図11】本発明の第4の実施形態に係る水切りごみ袋が袋保持枠に保持された状態の斜視図である。
【図12】フックに水切りごみ袋が引っ掛けられた状態の斜視図である。
【図13】突状部が形成された袋保持枠を下方から見た斜視図である。
【図14】突状部の一部が分断された袋保持枠を下方から見た斜視図である。
【図15】突状部の一部が分断され、さらにフックが設けられた袋保持枠を下方から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の第1の実施の形態について図1〜図6に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る水切り袋取り付け構造1の断面図である。図2は袋保持枠5を上方から見た斜視図である。図3は袋保持枠5を下方から見た斜視図である。図4は袋保持枠5の断面図である。図5は水切りごみ袋6の斜視図である。図6は水切りごみ袋6が保持された袋保持枠5を排水口から持ち上げた状態の斜視図である。
【0011】
水切り袋取り付け構造1は、シンク2の排水口に取り付けられるストレーナ3と、ストレーナ3の内部に設置される水切かご4と、水切かご4の上部であってストレーナ3の開口部に設置される袋保持枠5と、袋保持枠5の下部に保持される水切りごみ袋6とを備える。
【0012】
ストレーナ3は筒状に形成され、上端開口部の外周にフランジ部7が設けられる。シンク2の底部には貫通孔8が形成されており、ストレーナ3は、フランジ部7が貫通孔8周縁部に当接した状態で貫通孔8に嵌め込まれる。貫通孔8に嵌め込まれたストレーナ3は、シンク2の裏面側から締め付けナット9が螺合されてシンク2の底部に固定される。ストレーナ3の内周には、下方に向かって縮径されるように2つの段付き部12,13が形成される。
【0013】
水切かご4は上部に開口部を備えた円筒形のかごである。水切かご4の外周面には金網が形成されており、水切かご4の開口部から内部に流れ込んだ排水は外周面の金網から流れ出る。開口部の外周にはフランジ部14が形成されており、水切かご4は、フランジ部14が段付き部13に当接した状態でストレーナ3の内部に設置される。
【0014】
袋保持枠5はたとえば弾性を有する樹脂で形成され、環状の外縁部21と外縁部21の内側に形成される菊割りの開口部22とを備える。外縁部21の外周端は下方に折れ曲がり所定の長さの外周壁23が形成されている。外周壁23の高さは、外周壁23の下端をストレーナ3の段付き部12に当接させて袋保持枠5をストレーナ3に装着したとき、袋保持枠5の外縁部21とストレーナ3のフランジ部7とが略同じ高さとなるように調整される。外縁部21の内周端は下方に折れ曲がり、所定の長さの内周壁25が形成されている。菊割りの開口部22は、内周壁25の下端から内側に連設されている。本実施形態において、袋保持枠5の開口部22には菊割りが形成されているが、これに限定されるものではなく開口部22が菊割りを備えていないものでも良い。
【0015】
内周壁25の外面下部には全周に亘って突出した環状の凸部26が形成されており、凸部26には環状の溝部27が形成される。本実施の形態において溝部27は断面が矩形とされるが、これに限定されるものではない。外縁部21上面28の対向する位置には各々取っ手29と取っ手30とが形成されており、使用者は取っ手29と30とを摘んでストレーナ3に装着された袋保持枠5を排水口から持ち上げることができる。
【0016】
水切りごみ袋6は全面に網目が形成されたナイロン製の袋であり、開口部に沿って環状の弾性糸31が設けられている。水切りごみ袋6は、弾性糸31が溝部27に係止された状態で袋保持枠5に保持される。水切りごみ袋6が保持された袋保持枠5は、外周壁23の下端が段付き部12に当接した状態でストレーナ3に装着される。排水口に流れ込むごみは、菊割りの開口部22を通って水切りごみ袋6に溜まる。
【0017】
図6は、水切りごみ袋6が保持された袋保持枠5を排水口から持ち上げた状態の斜視図である。水切りごみ袋6に溜まったごみを捨てる手順について説明する。使用者が、袋保持枠5の取っ手29と30とを摘んで、水切りごみ袋6が保持された袋保持枠5を排水口から持ち上げると、水切かご4に受けられている水切りごみ袋6は、袋保持枠5に吊り下げられた状態で排水口から取り出される。水切りごみ袋6が吊り下げられた袋保持枠5を不図示のごみ箱まで持ち運び、ごみ箱の上部で袋保持枠5を揺すると、溝部27の下側壁部32が環状の弾性糸31に押されて下側に折れ曲がる。弾性糸31は、下側に折れ曲がる下側壁部32に沿って拡径しながら下方に移動して、下側壁部32から離脱する。弾性糸31が溝部27から離脱すると水切りごみ袋6はごみ箱に落下して、水切りごみ袋6に溜まったごみは水切りごみ袋6とともにごみ箱に捨てられる。
【0018】
溝部27と下側壁部32とは、袋保持枠5を揺すったとき、溝部27の下側壁部32が弾性糸31に押されて下側に折れ曲がり、弾性糸31が下側壁部32に沿って拡径して下側壁部32から離脱することができる形状とされる。
【0019】
本発明の第2の実施の形態について図7〜図9に基づいて説明する。図7は、本発明の第2の実施形態に係る袋保持枠41を上方から見た斜視図である。図8は、袋保持枠41を下方から見た斜視図である。図9は、水切りごみ袋6が袋保持枠41から離脱する状態を示す斜視図である。第1の実施の形態の説明と重複する部分については説明を省略し、同一の参照符を用いる。
【0020】
袋保持枠41に形成される溝部43は、取っ手29が設けられている部分の内周壁42の外面44には形成されず、外面44を除いた部分に形成される。溝部43は、袋保持枠41の周方向の一部が分断された状態で形成される。なお、外面44は内周壁42外周に対して40%前後の範囲を占めており、溝部43が形成される凸部45の端面46は傾斜面とされる。
使用者は、取っ手29と30とを摘んで、水切りごみ袋6が吊り下げられた袋保持枠41をごみ箱まで運ぶ。外面44と対向する位置にある取っ手30から手を離すと、袋保持枠41は斜めに傾き、内周壁42のうち溝部43が形成されていない外面44が上方に位置するようになる。外面44に位置し溝部43に係止されていない弾性糸31が、外面44から袋保持枠41の開口部裏面側に移動する。図9に示すように溝部43に係止されている弾性糸31は、端面46側から徐々に溝部43から外れて行く。弾性糸31が溝部43から外れた水切りごみ袋6はごみ箱に落下して、水切りごみ袋6に溜まったごみは水切りごみ袋6とともにごみ箱に捨てられる。本実施の形態においては、袋保持枠41を斜めに傾けるので溝部43に係止された弾性糸31を容易に外すことができる。
【0021】
本発明の第3の実施の形態について図10に基づいて説明する。図10は、本発明の第3の実施形態に係る水切りごみ袋6がフック51に引っ掛けられた状態の斜視図である。第2の実施の形態の説明と重複する部分については説明を省略し、同一の参照符を用いる。本実施形態においては、内周壁42の外面44と対向する位置にある開口部裏面の周縁部には樹脂製のフック51が設けられる。フック51の鉤部52は袋保持枠41の内側に向いている。取っ手は29が1つだけ設けられる。
【0022】
使用者が取っ手29を摘んで水切りごみ袋6が吊り下げられた袋保持枠41を排水口から持ち上げると、袋保持枠41は、溝部43が形成されていない内周壁42の外面44が上方に位置した状態で斜めに傾く。弾性糸31のうち外面44に位置し溝部43に係止していない部分が内周壁42から外れて袋保持枠41の開口部裏面側に移動する。溝部43に係止されている弾性糸31は、端面46側から徐々に外れて行く。弾性糸31が溝部43から外れた水切りごみ袋6の側面が鉤部52に引っ掛けられる。使用者は、水切りごみ袋6の側面が引っ掛けられた袋保持枠41をごみ箱まで運び、取っ手29を摘んだ状態で、傾いた袋保持枠41を起こしながらフック51に引っ掛けられた水切りごみ袋6を外してごみ箱に落下させる。
【0023】
本発明の第4の実施の形態について図11および図12に基づいて説明する。図11は、本発明の第4の実施形態に係る水切りごみ袋56が保持された袋保持枠41の斜視図である。図12は、フック51に水切りごみ袋56が引っ掛けられた状態の斜視図である。第3の実施の形態の説明と重複する部分については説明を省略し、同一の参照符を用いる。
【0024】
水切りごみ袋56の側面であって開口部周縁には、開口部を囲むように環状の弾性糸57が設けられる。弾性糸57は、弾性糸57の一部分である係合部58を除いて水切りごみ袋56の側面に縫い付けられている。係合部58は、水切りごみ袋56の側面に縫い付けられることなく、水切りごみ袋56の側面から内側に突出している。水切りごみ袋56は、フック51の鉤部52が水切りごみ袋56の側面と係合部58との間に差し込まれた状態で、開口部の弾性糸31が溝部43に係止されて、袋保持枠41に保持される。取っ手は29が1つだけ設けられる。
【0025】
使用者が、取っ手29を摘んで水切りごみ袋56が吊り下げられた袋保持枠41を排水口から持ち上げて袋保持枠41を斜めに傾けると、弾性糸31が袋保持枠41から外れる。水切りごみ袋56は袋保持枠41から落下し、図12に示すように弾性糸57の係合部58がフック51の鉤部52に引っ掛けられて、弾性糸57によって開口部が絞めこまれる。使用者は、取っ手29を摘んだ状態で袋保持枠41を起こしながら弾性糸57の係合部58をフック51から外して、水切りごみ袋56をごみ箱に落下させる。
【0026】
第1の実施の形態〜第4の実施の形態では、水切りごみ袋6,56の弾性糸31が係止される溝部27,43は、袋保持枠5,41の内周壁25,42に一体的に形成されているが、これに限定されるものではない。溝部は、内周壁25,42の外面に適当間隔をおいて複数個所に分けて形成された溝部片であってもよい。水切りごみ袋6,56が保持された袋保持枠5,41を揺すったとき、溝部片の下側壁部は弾性糸31に押されて容易に下側に折れ曲がるので、弾性糸31を溝部からいっそう容易に外すことができる。
【0027】
図13は内周壁65の外面に環状の突状部68が形成された袋保持枠61の斜視図である。図14は一部が分断された突状部78を備えた袋保持枠71を下方から見た斜視図である。図15は一部が分断された突状部78を備え、さらにフック51が設けられた袋保持枠81を下方から見た斜視図である。水切りごみ袋6,56の弾性糸31が係止される引っ掛け部は溝部27,43に限定されるものではない。たとえば袋保持枠61,71,81の内周壁65,75外面に凸状の突状部68,78が形成され、水切りごみ袋6,56の弾性糸31がこの突状部68,78に係止されるものでもよい。この場合には突状部68,78を覆うようにして容易に弾性糸31を突状部68,78に係止させることができる。
【0028】
突状部68,78は、内周壁65,75に一体的に連続した形状とされているが、これに限定されるものではない。突状部は、適当間隔をおいて複数個所に分けて形成されるものでもよい。この場合には、突状部が弾性糸31に押されて容易に下側に折れ曲がるので、弾性糸31を突状部からいっそう容易に外すことができる。
【0029】
このように、袋保持枠5は、外周に水切りごみ袋6の開口部に設けられた弾性糸31が係止される引っ掛け部が形成されており、弾性糸31が弾性変形することによって開口部が溝部27から離脱可能に構成されるので、水切りごみ袋6は、開口部に設けられた弾性糸31が引っ掛け部に係止された状態でごみ箱まで運ばれ、袋保持枠5を揺することによって引っ掛け部に係止された弾性糸31が外れ、水切りごみ袋6に溜まったごみが水切りごみ袋6とともにごみ箱に落下し、排水口の袋保持枠5に取り付けられ内部にごみが溜まった水切りごみ袋6を水切りごみ袋6に触れることなく捨てることができる。
【0030】
さらに、引っ掛け部は袋保持枠5の全周に形成された溝部27とされるので、弾性糸31が溝部27に容易に係止される。
さらに引っ掛け部は袋保持枠41の周方向の一部が分断された溝部43であるので、使用者は袋保持枠41を斜めに傾けて溝部43に係止された弾性糸31を容易に外すことができる。
【0031】
さらに、引っ掛け部が袋保持枠5,41の周方向適当間隔おきに形成された溝部であるので、弾性糸31を溝部からいっそう容易に外すことができる。
さらに、引っ掛け部が袋保持枠61の全周に形成された突状部68であるので、弾性糸31を突状部68に容易に係止することができる。
【0032】
さらに、引っ掛け部は袋保持枠71の周方向の一部が分断された突状部78であるので、使用者は袋保持枠71を斜めに傾けて突状部78に係止された弾性糸31を容易に外すことができる。
【0033】
さらに、引っ掛け部は袋保持枠の周方向適当間隔おきに形成された突状部であるので、弾性糸31は溝部からいっそう容易に外れる。
さらに、袋保持枠41外周に近い裏面に鉤状のフック51を設け、このフック51を設けた位置に対向した位置において溝部43または突状部68などの引っ掛け部が形成されていないので、弾性糸31は溝部43または突状部68からいっそう容易に外れる。
【0034】
さらに、水切りごみ袋取り付け構造1は、シンク2の底面に水切りかご4が収納される排水口が設けられ、この排水口の上端に袋保持枠5がセットされるように構成されているので、水切りごみ袋6の開口部に設けられた弾性糸31が袋保持枠5の溝部27に係止された状態で水切りごみ袋6をごみ箱まで運び、袋保持枠5を揺することによって溝部27に係止された弾性糸31を外し、水切りごみ袋6に溜まったごみを水切りごみ袋6とともにごみ箱に落下させて水切りごみ袋6に触れることなく捨てることができる。
【符号の説明】
【0035】
1 水切り袋取り付け構造
2 シンク
3 ストレーナ
4 水切かご
5,41,61,71,81 袋保持枠
6,56 水切りごみ袋
7 フランジ部
8 貫通孔
9 締め付けナット
12,13 段付き部
14 フランジ部
21 外縁部
22 開口部
23 外周壁
28 上面
25,42,65,75 内周壁
26,45 凸部
27,43 溝部
29,30 取っ手
31,57 弾性糸
32 下側壁部
44 外面
46 端面
51 フック
52 鉤部
58 係合部
68,78 突状部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
外周に水切りごみ袋の開口部に設けられた弾性糸が係止される引っ掛け部が形成されており、弾性糸が弾性変形することによって開口部が引っ掛け部から離脱可能に構成されたことを特徴とする袋保持枠。
【請求項2】
引っ掛け部は袋保持枠の全周に形成された溝状部であることを特徴とする請求項1に記載の袋保持枠。
【請求項3】
引っ掛け部は袋保持枠の周方向の一部が分断された溝状部であることを特徴とする請求項1に記載の袋保持枠。
【請求項4】
引っ掛け部は袋保持枠の周方向適当間隔おきに形成された溝状部であることを特徴とする請求項1に記載の袋保持枠。
【請求項5】
引っ掛け部は袋保持枠の全周に形成された突状部であることを特徴とする請求項1に記載の袋保持枠。
【請求項6】
引っ掛け部は袋保持枠の周方向の一部が分断された突状部であることを特徴とする請求項1に記載の袋保持枠。
【請求項7】
引っ掛け部は袋保持枠の周方向適当間隔おきに形成された突状部であることを特徴とする請求項1に記載の袋保持枠。
【請求項8】
袋保持枠外周に近い裏面に鉤状のフックを設け、このフックを設けた位置に対向した位置において溝状部または突状部などの引っ掛け部が形成されていないことを特徴とする請求項1に記載の袋保持枠。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか1つに記載の水切りごみ袋保持用袋保持枠を使用する水切りごみ袋取り付け構造であって、シンクの底面に水切りかごが収納される排水口が設けられ、この排水口の上端に前記袋保持枠がセットされるように構成されていることを特徴とする水切りごみ袋取り付け構造。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2013−1562(P2013−1562A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−137900(P2011−137900)
【出願日】平成23年6月22日(2011.6.22)
【出願人】(592197315)ユニチカトレーディング株式会社 (84)
【出願人】(593014484)有限会社アーネス (4)
【Fターム(参考)】