説明

袋充填用補助装置

【課題】簡易な構造でありながら、袋への中詰め材の充填作業の作業性を向上し得る袋充填用補助装置を提供する。
【解決手段】袋4に中詰め材esを充填するために用いられる袋充填用補助装置1であって、上下に開口し、前記袋を収容し得る筒状本体10を備え、該筒状本体には、その下端外周縁部11bから外方に向けて延出する鍔部13aが周設されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、袋に中詰め材を充填するために用いられる袋充填用補助装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、土木工事や建設工事等において、土砂等の中詰め材を土嚢袋に充填して土嚢の製作がなされている。また、木材等や建設廃材等の粉砕物や破砕物、或いは堆肥や飼料、穀物類、樹脂ペレット、ガラスカレット等の粉粒体状の中詰め材を、運搬や保管等のためにフレキシブルコンテナバッグ等の袋に充填することが行われている。
上述のような中詰め材を袋等に充填する際には、工場内等では、大型のホッパー装置に、袋の開口部を取付け、該袋に中詰め材を充填した後、ベルトコンベア等で搬送して、その充填作業及びその搬送作業等がなされている。
【0003】
しかしながら、土木工事や建設工事等の工事現場、或いは採土場や材料保管場、資材置場等においては、上述のようなホッパー装置やベルトコンベア等の設置は、費用、設置スペース等の種々の観点から制約があるため、一般的には、手作業により袋詰め作業を行ったり、バックホウやパワーショベル等の重機を用いて袋詰め作業を行ったりしている。
特に、大型の袋への中詰め材の充填作業は、手作業では困難であり、種々の補助具が提案されている。
【0004】
例えば、下記特許文献1では、残土を保管袋に投入する際に用いられる残土保管袋の開口固定具が提案されている。
この開口固定具は、保管袋を収容する枠体と、保管袋の開口端部に取付けられた掛止紐の他端を掛止する複数の掛止部材とを備えている。上記枠体は、複数のパイプ状の支柱と、複数のパイプ状の横材とからなり、該横材には、掛止部材が着脱自在に固定されている。
上記構成とされた開口固定具では、保管袋の掛止紐を、掛止部材に掛止させることで、保管袋の開口部を広げた状態に保持可能とされている。
この開口固定具を用いた保管袋への残土の充填作業は、上記のように拡げた状態に保持された開口部から残土を投入して、該保管袋に残土を充填する構成とされている。また、その充填がなされた後は、開口固定具の掛止部材から保管袋の掛止紐を取外し、バックホウ等のバケットのフック部等に、保管袋の吊り上げロープを掛止して吊り上げることで、該開口固定具から充填後の保管袋を取り出すことができる、と説明されている。
【0005】
また、下記特許文献2では、土砂や穀類等の粉粒体を保管する粉粒体保管袋の掛止紐等の掛止体を掛止する掛止部材及びそれを備えた粉粒体案内具が提案されている。
この粉粒体案内具は、漏斗状に形成された筒体と、該筒体の外側面の二箇所に対称状に略水平に張り出して配設された掛止部材とを備えている。
上記構成とされた粉粒体案内具を用いた保管袋への粉粒体の充填作業は、まず、筒体の上端部に取付けられたワイヤを、油圧ショベル等のバケットに引掛けて、該筒体を宙吊りにし、この状態で、袋体の開口部に筒体の下部を収容させるようにして、袋体の開口部に筒体を挿通し、該袋体の掛止紐を、上記掛止部材に掛止させる。
次いで、上記バケットから上記ワイヤを取外し、筒体の上部開口から土砂等の粉粒体を油圧ショベルのバケット等を用いて投入する。該筒体内に所定量の粉粒体を充填した後、上記ワイヤを再度、バケットに引掛けて吊り上げるとともに、袋体を粉粒体案内具に取付けたまま所望する位置まで移動させる構成とされている。これにより、筒体内に充填された粉粒体は、その自重により、袋体内に投入されるとともに、筒体に取付けたまま粉粒体が充填された袋体を移動させることができる、と説明されている。
【0006】
また、下記特許文献3では、砂、土砂などの中詰め材を充填して、重し、土留め、せき止めやコンテナバッグなどとして使用する土のう袋及びこの土のう袋を用いた土のうの製作方法が提案されている。
この土のうの製作方法では、上下に開口部を有した直方体状の製作枠に、土のう袋の開口部を広げて入れ、中詰め材として砂や土砂などを充填する構成とされている。また、中詰め材を充填した後は、土のう袋の開口部を閉じ紐で括り、土のう袋の吊りロープをクレーンのフックに引掛けて、土のうを吊り上げて製作枠から取り出す構成とされている。
【特許文献1】特開2005−82209号公報(図1参照)
【特許文献2】特開2008−7183号公報(図3〜図6参照)
【特許文献3】特開2008−63837号公報(図3及び図4参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1に記載された残土保管袋の開口固定具を用いた保管袋への残土の充填作業は、パイプ状の支柱及び横材で枠組み形成された枠体に残土保管袋を収容させ、その収容させた保管袋の開口部を掛止部材に掛止させて該開口部を開口させた状態に保持し、残土を投入する構成とされている。この状態では、該保管袋は、その上端の開口部が保持されているのみで、保管袋の下部の周囲を拘束或いは規制するものがないため、残土の投入に伴って保管袋が変形し、その充填量が、充填された保管袋毎に異なる場合があった。
また、保管袋に残土を充填させた後、当該保管袋を吊り上げて該枠体から移動させる際に、保管袋が枠体に引掛かり、枠体が倒れたり、或いは、枠体とともにクレーン等の吊下げ手段で吊り上げたりしてしまう恐れがあり、作業性の改善が望まれていた。
【0008】
また、上記特許文献2に記載された粉粒体案内具を用いて粉粒体を袋体へ充填する際において、該粉粒体案内具への袋体の取付けは、該粉粒体案内具の筒体に取付けられたワイヤを、油圧ショベル等のバケットに引掛けて該筒体を宙吊りにした状態で、袋体の開口部に筒体を挿通し、袋体の掛止紐を、掛止部材に掛止させて取付ける必要があり、該粉粒体案内具が宙吊りの不安定な状態であることから作業性の悪いものであった。
【0009】
また、上記粉粒体案内具では、当該粉粒体案内具に袋体を取付けた後、該袋体に粉粒体を充填する際には、油圧ショベル等のバケットを傾動(下動)させて、該粉粒体案内具を床面に置き、該粉粒体案内具のワイヤを上記バケットから取外し、該粉粒体案内具の筒体の上部開口から土砂等の粉粒体を油圧ショベルのバケット等を用いて所定量、充填する。その充填した後、該袋体を移動させる際には、上記ワイヤを再度、バケットに引掛けて、吊り上げるとともに、袋体を粉粒体案内具に取付けたまま所望する位置まで移動させ、該粉粒体案内具から袋体の掛止紐を取外し、該粉粒体案内具を吊り上げて、次に充填する袋体を取付ける構成とされている。このような構成では、粉粒体案内具のワイヤのバケットへの取付け及び取外し、袋体の掛止紐の粉粒体案内具への取付け及び取外し作業が煩雑であり、更なる作業性の改善が望まれていた。
【0010】
また、上記特許文献3に記載の土のうの製作方法では、土のう袋に中詰め材を充填するために用いられた製作枠から、土のうを吊り上げて取り出すと説明されているが、土のう袋に中詰め材を充填した状態では、該土のう袋は製作枠内において拡開し、製作枠と密着状態とされている。このような状態で、製作枠から土のうを吊り上げて取り出そうとすれば、スムーズに取外しが出来ず、該製作枠が倒れたり、或いは、該製作枠とともに吊り上げてしまったりする恐れがあり、作業性の改善が望まれていた。
【0011】
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、簡易な構造でありながら、袋への中詰め材の充填作業の作業性を向上し得る袋充填用補助装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記目的を達成するために、本発明に係る袋充填用補助装置は、袋に中詰め材を充填するために用いられる袋充填用補助装置であって、上下に開口し、前記袋を収容し得る筒状本体を備え、該筒状本体には、その下端外周縁部から外方に向けて延出する鍔部が周設されていることを特徴とする。
【0013】
ここに、上記中詰め材は、土砂等の他、木材等や建設廃材等の粉砕物や破砕物、或いは堆肥、飼料、穀物類、樹脂ペレット、ガラスカレット等、どのようなものでもよい。
また、上記筒状本体に収容される袋は、土砂等を充填するための土嚢袋や上記のような種々の中詰め材を充填して運搬するためのフレキシブルコンテナバッグ、或いは、種々の中詰め材を充填して保管するための保管用袋等、どのようなものでもよい。
【0014】
本発明の前記袋充填用補助装置においては、前記筒状本体に収容されて折り返された前記袋の開口端部を拘束する拘束手段を備えたものとしてもよい。
この拘束手段を備えた上記袋充填用補助装置においては、前記拘束手段を、前記袋の折り返された開口端部を外周から締め付ける止め輪で構成してもよい。
【0015】
本発明の前記袋充填用補助装置においては、前記筒状本体の外側上端部に、前記袋に設けられた吊持用紐を係止する紐係止具を設けるようにしてもよい。
本発明の前記袋充填用補助装置においては、前記筒状本体を、平面視して略円形状或いは六角形以上の略正多角形状としてもよい。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る前記袋充填用補助装置によれば、上下に開口する筒状本体の上方の開口から袋を収容させて、該袋に中詰め材を充填できる。これにより、筒状本体の内周側壁によって該袋が規制されるので、例えば、中詰め材を充填した袋毎に、充填量がバラツクようなことがなく、均一量の中詰め材を各袋に充填することができるとともに、各袋を同形状のものとできる。よって、保管時や運搬時、施工時等に、中詰め材充填後の袋を、整然かつ崩れるようなことなく積重ねることができる。
また、筒状本体を、所定位置に設置した後は、該筒状本体を吊り上げたりする必要がないので、袋への中詰め材の充填作業の作業性を飛躍的に向上させることができる。すなわち、該筒状本体の上記上方の開口から、袋を収容させ、中詰め材を充填した後は、中詰め材充填後の袋を、重機等によって抜き出し、所定の保管場或いは現場等に当該袋を移動させ、再度、袋を上記筒状本体内に収容させて、中詰め材を充填する、というように、充填作業、中詰め材充填後の袋の移動が上記筒状本体を移動させることなく、繰り返し行える。
【0017】
さらに、該筒状本体の下端外周縁部には、外方に向けて延出する鍔部が周設されているので、該筒状本体の安定性が高まる。これにより、例えば、バックホウやパワーショベル等の重機で中詰め材を袋に充填するような際にも、該筒状本体が倒れるようなことがない。
さらにまた、上記鍔部に、例えば、重し等を載置したり、土砂等の中詰め材を堆積させたりすることによって、より安定性が高められるとともに、当該鍔部が、地盤等の基礎面に対して上記筒状本体を堅固に固定させるための固定部として機能する。これにより、上述のように、中詰め材を充填した後に、袋を上記筒状本体から抜き取る際にも、該筒状本体が倒れたり、該袋とともに当該筒状本体が引き上げられたりすることを防止できる。また、上述のように、上記鍔部に、例えば、重機等で土砂等を堆積させるような場合に、上記筒状本体内に土砂等が入る場合があるが、上記のように筒状本体は、下方が開口しているので、該筒状本体を移動させる必要が生じた場合にも該筒状本体内に土砂等が残存するようなことがない。
また、上下に開口する形状とされているので、例えば、下端が閉塞された筒状体のものと比べて、地盤等の基礎に設置する際、地盤等の不陸を吸収でき、筒状本体が傾くようなことを低減できる。
【0018】
本発明に係る前記袋充填用補助装置において、前記筒状本体に収容されて折り返された前記袋の開口端部を拘束する拘束手段を備えたものとすれば、該袋の開口端部が拘束されるので、中詰め材を当該袋に投入する際に、該袋が上記筒状本体内にズレ落ちたり、該袋が外れて上記筒状本体内に落ち込んでしまったりするようなことを防止でき、作業性を向上させることができる。
この拘束手段を備えた上記袋充填用補助装置において、前記拘束手段を、前記袋の折り返された開口端部を外周から締め付ける止め輪で構成すれば、該袋の折り返された開口端部が外周から全周に亘って止め輪により締め付けられるので、袋の開口端部が強固に固定保持され、上述のような袋のズレ落ちや落ち込みを確実に防止できる。
【0019】
本発明に係る前記袋充填用補助装置において、前記筒状本体の外側上端部に、前記袋に設けられた吊持用紐を係止する紐係止具を設けるようにすれば、以下のような効果を奏する。特に、大型の土嚢袋やフレキシブルコンテナバッグ等の袋を、上記筒状本体内に収容して、その開口端部を筒状本体の上端部に固定等する際に、該袋の開口端部が外れて筒状本体内に外れ落ちた際には、該袋を拾い上げる作業が、大型であることから面倒かつ困難な作業となるが、袋の吊持用紐を係止する紐係止具を備えているので、外れ落ちるようなことがなく、作業性に優れたものとなる。
また、該紐係止具が、上述のような袋のズレ落ちや落ち込みを防止する袋保持用としても機能する。
さらに、上記紐係止具に、例えば、当該袋充填用補助装置を重機等で吊持するための吊りベルト等を係止させることで、当該袋充填用補助装置を重機等で吊持する際の吊り部としても機能する。
【0020】
本発明の前記袋充填用補助装置において、前記筒状本体を、平面視して略円形状或いは六角形以上の略正多角形状とすれば、特に、大型円筒形(丸型タイプ)の土嚢袋(いわゆる1トン土嚢用の袋)や大型円筒形のフレキシブルコンテナバッグ等の円筒形状の袋に好適である。すなわち、円筒形状の袋への中詰め材の充填を効率的に行うことができる。
また、例えば、四角筒状のような筒状本体と比べて、剛性が高められる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下に本発明の最良の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る袋充填用補助装置を模式的に示す概略斜視図、図2(a)、(b)は、いずれも同袋充填用補助装置を模式的に示し、(a)は、概略平面図、(b)は、概略正面図、図3(a)〜(c)は、いずれも同袋充填用補助装置の部分拡大図であり、(a)は、図2(b)におけるX1部の概略拡大縦断面図、(b)は、図2(b)におけるX2部の概略拡大図、(c)は、図2(b)におけるX3部の概略拡大縦断面図である。
図4(a)〜(c)は、いずれも同袋充填用補助装置を用いた中詰め材充填方法を説明するための説明図であり、(a)、(b)は、概略正面図、(c)は、一部破断概略正面図、図5(a)〜(c)は、いずれも同中詰め材充填方法を説明するための概略正面図、図6(a)、(b)は、いずれも同中詰め材充填方法を説明するための概略正面図、(c)は、同中詰め材充填方法によって製作された土嚢の概略正面図である。
【0022】
本実施形態に係る袋充填用補助装置1は、図1に示すように、大略的に、後記する土嚢袋4(図4(c)参照)を収容するための筒状本体10と、該筒状本体10に収容させた土嚢袋4の折り返された開口端部(延出部)4dを拘束するための拘束手段を構成する止め輪20とを備えている。
この袋充填用補助装置1は、本実施形態では、大型の円筒形状とされた袋(図例では土嚢袋4)に中詰め材を充填する際に用いられる補助装置として好適な例を示している。
【0023】
上記筒状本体10は、上下に開口する中空筒状の筒部11と、該筒部11の側壁上端部から水平方向外方に向けて突出するように設けられた上端突条部12(図3(a)参照)と、該筒部11の側壁下端部から水平方向外方に向けて延出するように形成された鍔部13a(図3(c)参照)と、該筒部11の外側上端部に設けられた一対の紐係止具14,14とを備えている。
該筒部11は、図2(a)に示すように、平面視して略正多角形状とされており、本実施形態では、略正十角形状とされている。また、該筒部11は、図2(b)に示すように、上から下まで同径の筒形状であり、水平面に載置した際には、その側壁が鉛直上方に向けて垂直とされている。該筒部11の側壁は、後記するように、土砂esを充填した後の土嚢袋4を、当該袋充填用補助装置1から上方に向けてスムーズに抜き取れるよう、筒部11の側壁を上記のように垂直とさせたものとすることが好ましく、或いは、上方に向けて徐々に、やや拡開するような形状としてもよい。
【0024】
上記上端突条部12は、図3(a)に示すように、本実施形態では、縦断面略円形状とされ、筒部11の上端外周縁部11aの全周に亘って溶接等によって付設されている。このように、筒部11の上端に、断面略円形状とされた上端突条部12を全周に亘って付設することで、後記するように、土嚢袋4を収容して開口端部4dを折り返して固定した場合に、その折り返された開口端部4dが損傷したり、引っ掛かったりするようなことがない。
尚、このような態様に代えて、筒部11の上端内周縁部をR面取り形状とし、筒部11の上端外周部に断面略半円形状とされた上端突条部を設けるようにしてもよい。
すなわち、上記態様のいずれによっても筒状本体10の上端内外周縁部がR面形状となり、これにより、上述のように、土嚢袋4の折り返された開口端部4dが損傷したり、引っ掛かったりするようなことを防止できる。
【0025】
上記鍔部13aは、図3(c)に示すように、断面略L字状のアングル部材13の水平片とされ、該アングル部材13の垂直片13bが筒部11の下端部の全周に亘って溶接等によって固着されている。このアングル部材13は、図2(a)に示すように、筒部11の下端外周縁部11bの全周に亘って設けられている。
この鍔部13aは、後記するように、筒状本体10に土嚢袋4を収容して土砂esを充填する際に、筒状本体10を地盤等の基礎bs(図4(c)参照)に安定して固定させるための装置固定部として機能する。
尚、鍔部13aの平面視における形状は、図例のような筒部11の平面視における形状に合わせた形状とせずに、異なる形状、例えば、外周が円形状のものとしたり、外周部から外方に向けて突出する突出片を適所に間隔を空けて設けたりしてもよい。
【0026】
上記紐係止具14は、図1に示すように、土嚢袋4に設けられた一対の吊持用紐(吊ベルト)4b,4b(図4(c)参照)に対応させて、上記筒部11の外側上端部の両側に、それぞれ設けられている。
該紐係止具14は、筒部11の外側壁に溶接等によって固着されたベース部15と、該ベース部15に揺動自在に支持されたレバー部16とを備えている。
上記ベース部15には、上方に向けて開口するように切欠形成された紐係止用凹部15aが設けられている。
また、上記レバー部16の基端部には、図3(b)に示すように、上記紐係止用凹部15aの形状に対応させて形成された鉤状の凹部閉塞部16aが設けられている。
尚、上記紐係止具14は、上下を反転させて筒部11の外側壁に固着させるようにしてもよい。
【0027】
上記構成とされた紐係止具14では、上記レバー部16を起立回動させることで、図3(b)に示すように、該レバー部16の凹部閉塞部16aによって、上記紐係止用凹部15aの上方開口が閉塞される(ロック状態)。一方、上記レバー部16を倒伏回動させることで、図2(b)に示すように、上記凹部閉塞部16aの凹部と紐係止用凹部15aとが正面視して整合し、紐係止用凹部15aの上方開口の閉塞が解除される(ロック解除状態)。
上記紐係止具14の固着箇所は、筒状本体10の筒部11に収容させる袋に応じて適宜、設定可能であるが、図4(c)に示すように、土嚢袋4を筒状本体10に収容させて、該土嚢袋4の底部が基礎bsに当接した状態で、土嚢袋4の吊持用紐4bを、適度な緊張状態で係止可能な高さに固着するようにしてもよい。
尚、上記紐係止具14の構成は、上記した例に限られず、土嚢袋4等に設けられた吊持用紐を係止可能なものとすれば良いが、上記例のように、レバー等の操作部を操作することで、ロックとロック解除の可能な係止具とすることが好ましい。
【0028】
上記筒部11の高さや内径、厚み、及び上記鍔部13aの筒部11の側壁からの延出幅等は、当該袋充填用補助装置1の用途(収容する袋の大きさや、中詰め材の種類)や、筒状本体10の素材、重量等に応じて、適宜、設計可能である。例えば、後記するように、大型円筒形状の土嚢袋4(高さ1100mm、径1100mm)に土砂esを充填して土嚢5(図6(c)参照)を製作する場合には、筒状本体10の各部を金属材で形成し、筒部11の高さを、1100mm程度〜1300mm程度、筒部11の内径を、1000mm程度〜1100mm程度、筒部11の厚みを、5mm程度〜15mm程度、鍔部13aの延出幅を、50mm程度〜150mm程度としてもよい。
【0029】
上記筒状本体10の筒部11を、上記のように大型円筒形状の袋に対応させた形状、大きさとすることにより、大型円筒形状の袋へ中詰め材を充填するための補助装置として好適である。すなわち、このような形状、大きさとすることにより、大型円筒形状の袋に効率的に中詰め材を充填することができる。
尚、上記筒状本体10は、安定性及び強度的な観点から金属製とすることが好ましいが、FRP(Fiber Reinforced Plastics、繊維強化プラスチック)等の他の材料からなるものとしてもよい。
また、本実施形態では、上記筒部11の上端に設けられた上端突条部12及び下端に設けられた鍔部13aを、溶接等によって固着させた態様を例示しているが、これら上端突条部12及び鍔部13aを、例えば、板金や絞り、プレス加工等によって、筒部11と一体的に形成して筒状本体10を構成するようにしてもよい。
【0030】
上記止め輪20は、図2(a)に示すように、非ループ状の略リング形状とされた金属ワイヤ21と、該金属ワイヤ21の外周面を被覆するゴムチューブ22と、該金属ワイヤ21の一端部に固着された紐状部材23と、該紐状部材23の一端部に固着されたハンドル部24とを備えている。
上記金属ワイヤ21の上記一端部には、上記紐状部材23が巻回される紐固定部21aが設けられ、該金属ワイヤ21の他端部には、上記紐状部材23が挿通されたリング部21bが設けられている。
【0031】
上記構成とされた止め輪20では、上記ハンドル部24を外方に向けて引っ張ることで、上記金属ワイヤ21の両端部が引き寄せられて、該止め輪20の径が小さくなる(締め付け状態)。次いで、上記ハンドル部24に固着された紐状部材23を、上記紐固定部21aに巻回させて固定することで、該止め輪20の締め付け状態の保持がなされる。
また、上記紐状部材23を上記紐固定部21aから解いて、その固定状態を解除すれば、上記金属ワイヤ21の弾性復元力により、当該止め輪20の径が大きくなる(締め付け解除状態)。
この止め輪20によれば、該金属ワイヤ21には、外周面にゴムチューブ22が被覆されているので、後記するように、土嚢袋4の折り返された開口端部4dを締め付ける際に、該土嚢袋4を損傷させるようなことがなく、また、該ゴムチューブ22が滑り止めとなり、土嚢袋4のズレ等を、より効果的に低減できる。
【0032】
尚、上記筒状本体10に収容させた土嚢袋4の折り返された開口端部4dを拘束するための拘束手段としては、上記のような止め輪20に限られず、例えば、全周に亘って締め付けられるクランプ状の締め付け具や、ホースの締め付け等に採用される締め付けバンド状のものとしてもよい。或いは、下方に開口する凹溝を全周に亘って有した環状リム部材を、上記筒状本体10の上端開口の縁部に嵌め込むようなものとしてもよい。
このようなものでも、上記した例と同様、土嚢袋4の折り返された開口端部4dを、全周に亘って拘束できる。
【0033】
次に、上記構成とされた袋充填用補助装置1を用いた中詰め材充填方法の一例を図4〜図6に基づいて説明する。
尚、以下の中詰め材充填方法では、袋充填用補助装置1の移動、中詰め材の充填、及び中詰め材充填後の袋の移動を、バックホウやパワーショベル等のショベル掘削機2にて行う例を示し、また、大型円筒形状の土嚢袋4に土砂esを充填する例を示している。
【0034】
上記ショベル掘削機2の構成は、どのようなものでもよいが、一般的に、図4(a)に示すように、アーム2aの先端部に揺動自在に設けられたバケット2bを有し、該バケット2bの基部には、各種器具等を引掛けるためのフック2cが設けられている。
また、上記土嚢袋4は、図4(a)及び図6(c)に示すように、外袋4aと、内袋4cとからなり、開口4eを有した二重袋構造とされ、該外袋4aには、一対の吊持用紐4b,4bが縫着されている。上記内袋4cは、外袋4aの開口上端部から延出する延出部4dを有しており、該内袋4cの延出部4dが開口端部を構成する。
【0035】
まず、図4(a)に示すように、一対の紐係止具14,14に、袋充填用補助装置1を吊持(吊り上げ、吊下げ)するための吊りベルト3の両端部のリング部3aをそれぞれ係止させ、該吊りベルト3を、ショベル掘削機2のフック2cに引掛けて、袋充填用補助装置1を吊持し、移動させて、基礎bs上の所定位置に設置する。
この際、基礎bsの袋充填用補助装置1を設置する箇所が略平坦となるように、予め地均し等を施すようにしてもよい。
次いで、吊りベルト3を、紐係止具14から脱離させ、図4(b)に示すように、筒状本体10の鍔部13aの全周に亘って、土砂esを堆積させて、鍔部13aを基礎bsに対して固定させる。
尚、このように土嚢袋4に土砂esを充填する前に、予め鍔部13aに土砂esを堆積させる態様に代えて、後記するように、土嚢袋4に土砂esを充填させる際に、筒状本体10の四周に零れ落ちた土砂esによって鍔部13a上に堆積させるような態様としてもよい。或いは、該鍔部13aに重し等を載置するようにしてもよい。
【0036】
次いで、図4(c)に示すように、土嚢袋4の一対の吊持用紐4b,4bを、一対の紐係止具14,14に係止させ、図5(a)に示すように、上記土嚢袋4の内袋4cの延出部4dを、筒状本体10の外周壁上端部に添わせるように折り返す。また、このように折り返された延出部4dの周囲に、止め輪20を配置する。
そして、図5(b)に示すように、上述のように止め輪20のハンドル部24を引張り、紐状部材23を紐固定部21aに巻回させて固定し、止め輪20の締め付け状態を固定保持させる。
この際、図例のように、上記止め輪20を、一対の紐係止具14,14の近傍下方位置に配置して締め付けるようにしても良い。これにより、該紐係止具14,14が止め輪20のズレ止めとなる。或いは、筒状本体10の上端部に設けられた上端突条部12の近傍下方位置に、上記止め輪20を配置して締め付けるようにしてもよい。このような態様によっても、上端突条部12が止め輪20のズレ止めとなる。
【0037】
上記した状態で、図5(c)に示すように、上記ショベル掘削機2のバケット2bで掬った土砂esを、土嚢袋4の開口4eから投入し、土砂esを土嚢袋4に充填する。
尚、土砂esを充填した後に、充填した土砂esを均すようにしてもよい。これにより、均一量に充填された土嚢5(図6(c)参照)をより効果的に製作できる。
上記のように土嚢袋4に土砂esを充填した後に、図6(a)に示すように、一対の紐係止具14,14の係止をそれぞれ解除して一対の吊持用紐4b,4bを解放させ、また、延出部4dを結束用紐4f等で縛って開口4eを封止する。
【0038】
次いで、図6(b)に示すように、土嚢袋4の一対の吊持用紐4b,4bを、上記ショベル掘削機2のフック2cに引掛けて、該土嚢5を筒状本体10から上方に向けて抜き出し、図6(c)に示すように、製作した土嚢5を、ショベル掘削機2によって吊持し、移動させて目的の箇所に載置する。
複数個の土嚢5を製作する場合には、図4(c)に示したように、新たな土嚢袋4を、筒状本体10に収容させて、上記工程を繰り返すようにすればよい。
尚、上記中詰め材充填方法は、一例であり、上記工程は、前後させてもよく、また、他の工程によって土嚢を製作するようにしてもよい。
【0039】
以上のように、本実施形態に係る袋充填用補助装置1によれば、土砂es等の中詰め材を土嚢袋4に充填する際に、当該袋充填用補助装置1を、所定位置に固定状態として移動させる必要がない。すなわち、上述のように、土嚢袋4を筒状本体10内に収容させ、土砂esを充填し、土嚢5を移動させる工程を繰り返すことで、複数個の土嚢5を製作することができ、土嚢袋4への土砂esの充填作業の作業性を飛躍的に向上させることができる。
また、土嚢袋4は、筒状本体10の内周側壁によって、その周囲が規制されるので、土砂esを充填した袋毎に、充填量がバラツクようなことがなく、均一量の土砂esを各土嚢袋4に充填することができるとともに、同形状の土嚢5を容易に製作できる。よって、土木工事の現場等への施工時に、土嚢5を、整然かつ崩れるようなことなく積重ねることができる。
【0040】
さらに、該筒状本体10の下端外周縁部11bには、外方に向けて延出する鍔部13aが周設されているので、該筒状本体10の安定性が高まる。これにより、上述のように、ショベル掘削機2で土砂esを土嚢袋4に充填する際に、該筒状本体10が倒れるようなことがない。
さらにまた、上記鍔部13aに、上述のように、土砂esを堆積させることによって、より安定性が高められるとともに、当該鍔部13aが、基礎bs面に対して、筒状本体10を堅固に固定させるための固定部として機能する。これにより、上述のように、土砂esを充填した後に、土嚢袋4を上記筒状本体10から抜き取る際にも、該筒状本体10が倒れたり、該土嚢袋4(土嚢5)とともに当該筒状本体10が引き上げられたりすることを防止できる。また、上述のように、上記鍔部13aに、ショベル掘削機2で土砂esを堆積させる際に、上記筒状本体10内に土砂esが投入されたような場合にも、上記のように筒状本体10は、下方が開口しているので、該筒状本体10を移動させる必要が生じた場合にも該筒状本体10内に土砂esが残存するようなことがない。
また、上下に開口する形状とされているので、例えば、下端が閉塞された筒状体のものと比べて、地盤等の基礎bsに設置する際、地盤等の不陸を吸収でき、筒状本体10が傾くようなことを低減できる。
【0041】
また、本実施形態に係る袋充填用補助装置1は、上記筒状本体10に収容されて折り返された上記土嚢袋4の延出部4dを外周から締め付ける止め輪20を備えている。従って、土嚢袋4の延出部4dが拘束されるので、土砂esを土嚢袋4に投入する際に、該土嚢袋4が上記筒状本体10内にズレ落ちたり、該土嚢袋4が外れて上記筒状本体10内に落ち込んでしまったりするようなことを防止でき、作業性を向上させることができる。
さらに、上記筒状本体10の外側上端部には、一対の紐係止具14,14が設けられているので、土嚢袋4の吊持用紐4b,4bを係止させることができ、これによっても上述のような土嚢袋4のズレ落ちや落ち込みを防止することができる。
【0042】
さらにまた、上記のように一対の紐係止具14,14に、土嚢袋4の吊持用紐4b,4bを、まず係止させることで、例えば、止め輪20を締め付ける前に、不意に土嚢袋4が、筒状本体10内に落ち込むようなことも防止できる。特に、本実施形態のように、大型の土嚢袋4に土砂esを充填する場合には、土嚢袋4が筒状本体10内に落ち込んだ際には、該土嚢袋4を拾い上げる作業が、大型であることから面倒かつ困難な作業となるが、上記構成により、そのようなことを防止でき、作業性に優れたものとなる。
【0043】
尚、本実施形態に係る袋充填用補助装置1の筒状本体10の筒部11は、大型円筒形状の土嚢袋4に対応させて、また、剛性の観点から平面視略正十角形状とされているが、他の形状としてもよい。例えば、平面視した形状が略円形状のものとしたり、他の略正多角形状のものとしたりしてもよい。或いは、直方体形状の袋に中詰め材を充填するための補助装置として、筒状本体の筒部を四角筒状のものとしてもよい。
【0044】
次に、本実施形態に係る袋充填用補助装置が備える筒状本体の一変形例を図7に基づいて説明する。
図7(a)、(b)は、いずれも同袋充填用補助装置が備える筒状本体の一変形例をそれぞれ示し、図3(c)に対応させた図である。
尚、上記した例の筒状本体10とは、主に、鍔部の構成が異なり、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略或いは簡略に説明する。
【0045】
第1変形例に係る筒状本体10Aは、図7(a)に示すように、その下部に固着されたアングル部材13Aの鍔部13Aaに、周方向に沿って複数個の貫通孔13cを開設している。
この例によれば、上述のように、基礎bsに筒状本体10Aを設置した後、上記貫通孔13cに、例えば、杭stを挿通して、該杭stを基礎bsに打ち込むようにしてもよい。これにより、より強固に筒状本体10Aを、基礎bsに対して固定させることができる。
【0046】
尚、上記貫通孔13cの開設個数は、例えば、3個〜6個程度を等間隔に開設するような態様としてもよい。
また、上記のように貫通孔13cに杭stを挿通して打ち込んだ後に、上述のように、鍔部13Aaに土砂es等を堆積させるようにしてもよい。
【0047】
第2変形例に係る筒状本体10Bは、図7(b)に示すように、その下部に固着されたアングル部材13Bの鍔部13Baの裏面に、周方向に沿って複数個のピン部材17を固着している。
該ピン部材17は、括れ部17aと、下方に向けて先細り円錐状の尖頭部17bとを有した異形円柱状体とされている。
この例によれば、上述のように、地盤等の基礎bsに、筒状本体10Bを設置した際に、該ピン部材17が基礎bsに食い込んで埋入され、強固に筒状本体10Bを、基礎bsに対して固定させることができる。
【0048】
尚、上記ピン部材17の形設個数は、例えば、3個〜10個程度を等間隔に設けるような態様としてもよい。
また、上記のようにピン部材17を、基礎bsに食い込ませて埋入させた後に、上述のように、鍔部13Baに土砂es等を堆積させるようにしてもよい。
さらに、上記ピン部材17の形状は、図例のようなものに限られず、板状体のものや、尖頭部を角錐状とした異形角柱状体、引掛け爪(鉤爪)を有したフック形状のもの等としてもよい。或いは、下方に向けて先細りの単なる逆円錐形状又は逆角錐形状のものとしてもよい。
また、本変形例に係る筒状本体10Bの上記鍔部13Baに、上記第1変形例において説明した杭等挿通用の貫通孔を適所に開設するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明に係る袋充填用補助装置の一実施形態を模式的に示す概略斜視図である。
【図2】(a)、(b)は、いずれも同袋充填用補助装置を模式的に示し、(a)は、概略平面図、(b)は、概略正面図である。
【図3】(a)〜(c)は、いずれも同袋充填用補助装置の部分拡大図であり、(a)は、図2(b)におけるX1部の概略拡大縦断面図、(b)は、図2(b)におけるX2部の概略拡大図、(c)は、図2(b)におけるX3部の概略拡大縦断面図である。
【図4】(a)〜(c)は、いずれも同袋充填用補助装置を用いた中詰め材充填方法を説明するための説明図であり、(a)、(b)は、概略正面図、(c)は、一部破断概略正面図である。
【図5】(a)〜(c)は、いずれも同中詰め材充填方法を説明するための概略正面図である。
【図6】(a)、(b)は、いずれも同中詰め材充填方法を説明するための概略正面図、(c)は、同中詰め材充填方法によって製作された土嚢の概略正面図である。
【図7】(a)、(b)は、いずれも同袋充填用補助装置が備える筒状本体の一変形例をそれぞれ示し、図3(c)に対応させた図である。
【符号の説明】
【0050】
1 袋充填用補助装置
4 土嚢袋(袋)
4b 土嚢袋の吊持用紐
4d 延出部(土嚢袋の折り返された開口端部)
10,10A,10B 筒状本体
11b 筒状本体の下端外周縁部
13a,13Aa,13Ba 鍔部
14 紐係止具
20 止め輪(拘束手段)
es 土砂(中詰め材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
袋に中詰め材を充填するために用いられる袋充填用補助装置であって、
上下に開口し、前記袋を収容し得る筒状本体を備え、該筒状本体には、その下端外周縁部から外方に向けて延出する鍔部が周設されていることを特徴とする袋充填用補助装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記筒状本体に収容されて折り返された前記袋の開口端部を拘束する拘束手段を備えていることを特徴とする袋充填用補助装置。
【請求項3】
請求項2において、
前記拘束手段は、前記袋の折り返された開口端部を外周から締め付ける止め輪であることを特徴とする袋充填用補助装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記筒状本体の外側上端部には、前記袋に設けられた吊持用紐を係止する紐係止具が設けられていることを特徴とする袋充填用補助装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項において、
前記筒状本体は、平面視して略円形状或いは六角形以上の略正多角形状とされていることを特徴とする袋充填用補助装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−37865(P2010−37865A)
【公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−203798(P2008−203798)
【出願日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【特許番号】特許第4304227号(P4304227)
【特許公報発行日】平成21年7月29日(2009.7.29)
【出願人】(508240339)有限会社カヤノ (1)
【Fターム(参考)】