袋口扇折込装置
【課題】包装体の袋口の蛇腹折り不良を原因とするタグ結束不良を回避できるようにする。
【解決手段】袋口扇成形駆動ユニット40にはクランクギヤ逆止機構57a,57bが設けられる。クランクギヤ逆止機構57aは、クランクアーム56aの他端がクランク軸551 に回転自在に係合され、下部フレーム21a,21bの側に設けられて回転軸から伝達される回転力をクランクアーム56aの往復運動に変換するクランクギヤ55aに噛合され、又は、クランクギヤ55aの回転軸に取り付けられて当該クランクギヤ55aの回転方向を一の方向に規制し、クランクギヤ逆止機構57bも同様にして構成されるものである。
【解決手段】袋口扇成形駆動ユニット40にはクランクギヤ逆止機構57a,57bが設けられる。クランクギヤ逆止機構57aは、クランクアーム56aの他端がクランク軸551 に回転自在に係合され、下部フレーム21a,21bの側に設けられて回転軸から伝達される回転力をクランクアーム56aの往復運動に変換するクランクギヤ55aに噛合され、又は、クランクギヤ55aの回転軸に取り付けられて当該クランクギヤ55aの回転方向を一の方向に規制し、クランクギヤ逆止機構57bも同様にして構成されるものである。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
被折り面を有した包装体の袋口を折り込んで扇形状にする袋口扇折込装置であって、
前記包装体の挿入方向から見て上弦状の円弧形状を成す第1の案内部材を有し、かつ、一端が当該案内部材に摺動自在に係合され、他端が回転軸部に係合されて前記包装体の袋口の被折り面に扇形状の折り目を付ける第1の折り機構を有した第1の枠部材と、
前記包装体の挿入方向から見て上弦状の円弧形状を成す第2の案内部材を有し、かつ、一端が当該案内部材に摺動自在に係合され、他端が回転軸部に係合されて前記第1の折り機構と共に前記包装体の袋口の被折り面に扇形状の折り目を付ける第2の折り機構を有して、前記第1の枠部材と支点軸部で係合された第2の枠部材と、
前記第1及び第2の折り機構と第1及び第2の枠部材とを駆動する駆動ユニットとを備え、
前記駆動ユニットにはクランク駆動機構が設けられ、
前記クランク駆動機構は、
少なくとも、一端が前記第1の折り機構の所定の位置に回転自在に係合されたクランクアームと、
クランク軸及び回転軸を有して前記クランクアームの他端が当該クランク軸に回転自在に係合され、前記第2の枠部材の側に設けられて前記回転軸から伝達される回転力を前記クランクアームの往復運動に変換するクランクギヤと、
前記クランクギヤに噛合され、又は、前記クランクギヤの回転軸に取り付けられて当該クランクギヤの回転方向を一の方向に規制するクランクギヤ逆止機構とを有することを特徴とする袋口扇折込装置。
【請求項2】
前記クランクギヤ逆止機構には、前記クランクギヤに噛合される逆止ギヤが設けられ、
前記逆止ギヤは軸部を有し、
前記軸部にはワンウェイクラッチが取り付けられ、当該軸部の回転方向を一の方向に規制することを特徴とする請求項1に記載の袋口扇折込装置。
【請求項3】
前記クランクギヤ逆止機構には、前記クランクギヤの回転軸に取り付け可能なワンウェイクラッチが設けられ、
当該ワンウェイクラッチは、前記クランクギヤの回転方向を一の方向に規制することを特徴とする請求項1に記載の袋口扇折込装置。
【請求項4】
前記クランクギヤを回転するモーターが備えられることを特徴とする請求項1乃至3に記載の袋口扇折込装置。
【請求項5】
前記駆動ユニットには、
前記第1及び第2の折り機構と第1及び第2の枠部材とを制御する制御ユニットが設けられ、
前記制御ユニットは、
前記第1の折り機構及び前記第2の折り機構の其々が拡開した状態で前記第1の枠部材及び第2の枠部材を閉じて、前記第1の折り機構及び前記第2の折り機構を略噛合させて前記包装体の袋口の被折り面を挟む制御と、
前記第1及び第2の枠部材を閉じた状態で前記第1の折り機構を前記第1の案内部材に沿って摺動させて縮閉させると共に前記第2の折り機構を前記第2の案内部材に沿って摺動させて縮閉させる制御と、
前記第1の折り機構を拡開すると共に前記第2の折り機構を拡開する制御と、
前記第1の折り機構及び前記第2の折り機構を拡開する制御とを実行することを特徴とする請求項1に記載の袋口扇折込装置。
【請求項6】
前記第1及び第2の折り機構によって集束された前記包装体の袋口の結束部位にタグを結束するタグ取り付け機構が備えられることを特徴とする請求項1に記載の袋口扇折込装置。
【請求項1】
被折り面を有した包装体の袋口を折り込んで扇形状にする袋口扇折込装置であって、
前記包装体の挿入方向から見て上弦状の円弧形状を成す第1の案内部材を有し、かつ、一端が当該案内部材に摺動自在に係合され、他端が回転軸部に係合されて前記包装体の袋口の被折り面に扇形状の折り目を付ける第1の折り機構を有した第1の枠部材と、
前記包装体の挿入方向から見て上弦状の円弧形状を成す第2の案内部材を有し、かつ、一端が当該案内部材に摺動自在に係合され、他端が回転軸部に係合されて前記第1の折り機構と共に前記包装体の袋口の被折り面に扇形状の折り目を付ける第2の折り機構を有して、前記第1の枠部材と支点軸部で係合された第2の枠部材と、
前記第1及び第2の折り機構と第1及び第2の枠部材とを駆動する駆動ユニットとを備え、
前記駆動ユニットにはクランク駆動機構が設けられ、
前記クランク駆動機構は、
少なくとも、一端が前記第1の折り機構の所定の位置に回転自在に係合されたクランクアームと、
クランク軸及び回転軸を有して前記クランクアームの他端が当該クランク軸に回転自在に係合され、前記第2の枠部材の側に設けられて前記回転軸から伝達される回転力を前記クランクアームの往復運動に変換するクランクギヤと、
前記クランクギヤに噛合され、又は、前記クランクギヤの回転軸に取り付けられて当該クランクギヤの回転方向を一の方向に規制するクランクギヤ逆止機構とを有することを特徴とする袋口扇折込装置。
【請求項2】
前記クランクギヤ逆止機構には、前記クランクギヤに噛合される逆止ギヤが設けられ、
前記逆止ギヤは軸部を有し、
前記軸部にはワンウェイクラッチが取り付けられ、当該軸部の回転方向を一の方向に規制することを特徴とする請求項1に記載の袋口扇折込装置。
【請求項3】
前記クランクギヤ逆止機構には、前記クランクギヤの回転軸に取り付け可能なワンウェイクラッチが設けられ、
当該ワンウェイクラッチは、前記クランクギヤの回転方向を一の方向に規制することを特徴とする請求項1に記載の袋口扇折込装置。
【請求項4】
前記クランクギヤを回転するモーターが備えられることを特徴とする請求項1乃至3に記載の袋口扇折込装置。
【請求項5】
前記駆動ユニットには、
前記第1及び第2の折り機構と第1及び第2の枠部材とを制御する制御ユニットが設けられ、
前記制御ユニットは、
前記第1の折り機構及び前記第2の折り機構の其々が拡開した状態で前記第1の枠部材及び第2の枠部材を閉じて、前記第1の折り機構及び前記第2の折り機構を略噛合させて前記包装体の袋口の被折り面を挟む制御と、
前記第1及び第2の枠部材を閉じた状態で前記第1の折り機構を前記第1の案内部材に沿って摺動させて縮閉させると共に前記第2の折り機構を前記第2の案内部材に沿って摺動させて縮閉させる制御と、
前記第1の折り機構を拡開すると共に前記第2の折り機構を拡開する制御と、
前記第1の折り機構及び前記第2の折り機構を拡開する制御とを実行することを特徴とする請求項1に記載の袋口扇折込装置。
【請求項6】
前記第1及び第2の折り機構によって集束された前記包装体の袋口の結束部位にタグを結束するタグ取り付け機構が備えられることを特徴とする請求項1に記載の袋口扇折込装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図85】
【図86】
【図87】
【図88】
【図89】
【図90】
【図91】
【図92】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【図99】
【図100】
【図101】
【図102】
【図103】
【図104】
【図105】
【図106】
【図107】
【図108】
【図109】
【図110】
【図111】
【図112】
【図113】
【図114】
【図115】
【図116】
【図117】
【図118】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図85】
【図86】
【図87】
【図88】
【図89】
【図90】
【図91】
【図92】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【図99】
【図100】
【図101】
【図102】
【図103】
【図104】
【図105】
【図106】
【図107】
【図108】
【図109】
【図110】
【図111】
【図112】
【図113】
【図114】
【図115】
【図116】
【図117】
【図118】
【公開番号】特開2010−47279(P2010−47279A)
【公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−212268(P2008−212268)
【出願日】平成20年8月20日(2008.8.20)
【出願人】(000006301)マックス株式会社 (1,275)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年8月20日(2008.8.20)
【出願人】(000006301)マックス株式会社 (1,275)
【Fターム(参考)】
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