説明

被搬送物の搬送方法およびベルトコンベヤ

【課題】湾曲部において、双方のベルトに速度差が生じても、被搬送物を確実に搬送できるようにすること。
【解決手段】搬送路16は、直線部16A、16B、16Cと、湾曲部16D、16Eとを有する。搬送路16において、双方のベルト12、14の幅方向の両端部分を除いた中間部分により被搬送物38を挟んで搬送させるように、双方のベルト12、14の幅方向の両端部分を圧接する圧接用ローラ18A、18Bと、ベルト14を駆動する駆動部20とを備える。圧接用ローラ18A、18Bにより互いに圧接される第1のベルト12と第2のベルト14の幅方向の両端部分の表面に、湾曲部16D、16Eにおいて双方のベルト12、14をそれらベルト12、14の移動方向に滑らせ、双方のベルト12、14の速度差を吸収する滑り層40が形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2枚のベルトの幅方向の両端部分を圧接用ローラにより圧接し、両端部分を除いた双方のベルトの幅方向の中間部分により被搬送物を挟んで搬送する被搬送物の搬送方法と、この搬送方法が適用されたベルトコンベヤに関する。
【背景技術】
【0002】
石炭などの採掘物や、トンネル工事などで生じる掘削土砂などのようなばら物を鉛直方向に搬送する場合に、従来、急傾斜ベルトコンベヤ(垂直ベルトコンベヤを含む)が用いられている(特許文献1、2、3、4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平6−305530
【特許文献2】特開平9−71311
【特許文献3】特開平9−183504
【特許文献4】特開平10−181823
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種のベルトコンベヤの搬送路は、2枚のベルトの幅方向の両端部分を圧接用ローラにより圧接し、両端部分を除いた双方のベルトの幅方向の中間部分により被搬送物を挟んで被搬送物を搬送するように構成されている。
また、搬送路は、被搬送物が供給される供給用直線部と、被搬送物を鉛直方向の上方に直線状に搬送する搬送用直線部と、被搬送物が排出される排出用直線部と、湾曲状に延在し供給用直線部と搬送用直線部とを接続する供給側湾曲部と、湾曲状に延在し排出用直線部と搬送用直線部とを接続する排出側湾曲部とを有している。
【0005】
しかしながらこのような構成では、搬送用直線部において被搬送物を上方に搬送できるものの、この直線部の両端に接続された供給側湾曲部と排出側湾曲部では、曲率半径の差異に起因して2枚のベルトに速度差が生じる。
そして、それら湾曲部ではベルトを構成するゴムの摩擦により2枚のベルトが密着しており、速度差があることから双方のベルトが円滑に追従して移動できず、湾曲部において被搬送物がこぼれ落ちる不具合があった。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、搬送路が直線部と湾曲部とを有し、被搬送物を2枚のベルトで挟んで搬送する搬送方法およびベルトコンベヤにおいて、湾曲部における被搬送物のこぼれを防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため本発明の被搬送物の搬送方法は、第1のベルトを往路と復路とを含む無端環状に配置し、第2のベルトを往路と復路とを含む無端環状に配置し、前記第1のベルトの往路と前記第2のベルトの往路とにより、直線状に延在する直線部と、前記直線部に接続され湾曲状に延在する湾曲部とを含んだ被搬送物の搬送路を形成し、前記搬送路を構成する双方のベルトの幅方向の両端部分を圧接用ローラにより圧接し、前記両端部分を除いた双方のベルトの幅方向の中間部分により被搬送物を挟み、双方のベルトのうちの少なくとも一方のベルトを駆動させて被搬送物を搬送する搬送方法において、前記湾曲部において前記圧接用ローラにより互いに圧接される双方のベルトの圧接面の間で、双方のベルトをそれらベルトの移動方向に滑らせ、前記湾曲部における曲率半径の差異に起因する双方のベルトの速度差を吸収するようにしたことを特徴とする。
また、本発明のベルトコンベヤは、往路と復路とを含んで無端環状に配置された第1のベルトと、往路と復路とを含んで無端環状に配置された第2のベルトと、前記第1のベルトの往路と前記第2のベルトの往路とで形成され、直線状に延在し被搬送物を搬送する直線部と、湾曲状に延在し前記直線部に接続された湾曲部とを含む搬送路と、前記搬送路において、双方のベルトの幅方向の両端部分を除いた中間部分により被搬送物を挟んで搬送させるように、双方のベルトの幅方向の両端部分を圧接する圧接用ローラと、双方のベルトのうちの少なくとも一方のベルトを駆動する駆動部とを備え、前記圧接用ローラにより互いに圧接される第1のベルトと第2のベルトの幅方向の両端部分の表面に、前記供給側湾曲部において双方のベルトをそれらベルトの移動方向に滑らせ、前記湾曲部における曲率半径の差異に起因する双方のベルトの速度差を吸収する滑り層が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の搬送方法およびベルトコンベヤによれば、湾曲部において圧接用ローラにより互いに圧接される双方のベルトの圧接面の間で、双方のベルトがそれらベルトの移動方向に滑り、双方のベルトの速度差が吸収される。
したがって、湾曲部において2枚のベルトが円滑に追従して円弧上を移動し、湾曲部において被搬送物がこぼれ落ちる不具合が解消される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】ベルトコンベヤの正面図である。
【図2】搬送路部分の断面図である。
【図3】ベルトの拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、ベルトコンベヤ10は、第1のベルト12と、第2のベルト14と、被搬送物38(図2参照)を搬送する搬送路16と、圧接用ローラ18A、18Bと、駆動部20とを含んで構成されている。
第1のベルト12は、上側従動プーリ22と下側従動プーリ24との間に往路12Aと復路12Bを有するように無端環状に配置されている。
往路12Aは、圧接用ローラ18Aによりその延在方向が規制されて形成され、復路12Bは、案内ローラ26によりその延在方向が規制されて形成されている。
なお、往路12Aは、第1のベルト12が搬送路16を構成する箇所で、被搬送物38が供給される箇所28から被搬送物38を排出する箇所30に至り、また、復路12Bは、搬送物を排出する箇所30から被搬送物38が供給される箇所28に至っている。
【0010】
第2のベルト14は、上側駆動プーリ32と下側従動プーリ34との間に往路14Aと復路14Bを有するように無端環状に配置されている。
往路14Aは、第1のベルト12の往路12Aに重なるように、圧接用ローラ18Bによりその延在方向が規制されて形成され、復路14Bは、案内ローラ36によりその延在方向が規制されて形成されている。
なお、往路14Aは、第2のベルト14が搬送路16を構成する箇所で、被搬送物38が供給される箇所28から被搬送物38を排出する箇所30に至り、また、復路14Bは、搬送物を排出する箇所30から被搬送物38が供給される箇所28に至っている。
【0011】
搬送路16は、第1のベルト12の往路12Aと、第2のベルト14の往路14Aとで形成されている。
図2に示すように、圧接用ローラ18A、18Bは、搬送路16において、双方のベルト12、14の幅方向の両端部分を除いた中間部分により被搬送物38を挟んで搬送させるように、互いに対向して配置され、双方のベルト12、14の幅方向の両端部分を圧接している。
圧接用ローラ18A、18Bは回転可能に配設され、したがって、圧接用ローラ18A、18Bは第1、第2のベルト12、14の移動に追従して回転する。
【0012】
駆動部20は、第1のベルト12と第2のベルト14の少なくとも一方のベルトを駆動するように構成されている。
本実施の形態では、上側駆動プーリ32を回転駆動することで第2のベルト14を移動(走行)させるように構成されている。すなわち、第2のベルト14が駆動されることで、この第2のベルト14に追従して第1のベルト12が移動する。
駆動部20は、例えば、単一のモータ、減速機、歯車機構など、従来公知の様々な構成が採用可能である。
なお、垂直ベルトコンベヤには種々の形式が提供されており、第1のベルト12と第2のベルト14の双方を駆動するベルトコンベヤにも本発明は無論適用される。
この場合にも、駆動部20は、第1のベルト専用のモータ、減速機、第2のベルト専用のモータ、減速機、それらモータを同一の速度で回転させる制御部など、従来公知の様々な構成が採用可能である。
【0013】
搬送路16は、被搬送物供給用直線部16Aと、搬送用傾斜直線部16Bと、被搬送物排出用直線部16Cと、供給側湾曲部16Dと、排出側湾曲部16Eとを含んで構成されている。
被搬送物供給用直線部16Aは、第1のベルト12が第2のベルト14の上方に位置し、それらベルト面を水平面に位置させて水平方向に直線状に延在している。
被搬送物供給用直線部16Aは、被搬送物38が載せられるように、第2のベルト14の往路14Aの端部が第1のベルト12の往路12Aの端部よりも突出している。
搬送用傾斜直線部16Bは、鉛直方向で上下に延在している。したがって、ベルトコンベヤ10は垂直ベルトコンベヤである。
被搬送物排出用直線部16Cは、第1のベルト12が第2のベルト14の上方に位置し、それらベルト面を水平面に位置させて水平方向に直線状に延在している。
被搬送物排出用直線部16Cは、被搬送物38が円滑に排出されるように、第2のベルト14の往路14Aの端部が第1のベルト12の往路12Aの端部よりも突出している。
【0014】
供給側湾曲部16Dは、湾曲状(円弧状)に延在し被搬送物供給用直線部16Aの下流端と、搬送用傾斜直線部16Bの上流端とを接続している。
供給側湾曲部16Dにおいて、第1のベルト12の厚さ方向の中心を通る円弧の曲率半径R1と、第2のベルト14の厚さ方向の中心を通る円弧の曲率半径R2は異なる。
すなわち、内側に位置する第1のベルト12の厚さ方向の中心を通る円弧の曲率半径R1は、外側に位置する第2のベルト14の厚さ方向の中心を通る円弧の曲率半径R2よりも小さい。
排出側湾曲部16Eは、湾曲状(円弧状)に延在し、搬送用傾斜直線部16Bの下流端と、被搬送物排出用直線部16Cの上流端とを接続している。
排出側湾曲部16Eにおいて、第1のベルト12の厚さ方向の中心を通る円弧の曲率半径R3と、第2のベルト14の厚さ方向の中心を通る円弧の曲率半径R4は異なる。
すなわち、排出側湾曲部16Eでは、供給側湾曲部16Dとは反対に、内側に位置する第2のベルト14の厚さ方向の中心を通る円弧の曲率半径R4は、外側に位置する第1のベルト12の厚さ方向の中心を通る円弧の曲率半径R3よりも小さい。
【0015】
したがって、供給側湾曲部16Dにおいて、第1のベルト12と第2のベルト14とが圧接用ローラ18A、18Bにより圧接されているものの、曲率半径R1、R2の差異に起因して第1のベルト12の速度(周速度)と第2のベルト14の速度(周速度)とは異なった値となる。
また、排出側湾曲部16Eにおいても、第1のベルト12と第2のベルト14とが圧接用ローラ18A、18Bにより圧接されているものの、曲率半径R3、R4の差異に起因して第1のベルト12の速度(周速度)と第2のベルト14の速度(周速度)とは異なった値となる。
【0016】
図2に示すように、圧接用ローラ18A、18Bにより互いに圧接される第1のベルト12と第2のベルト14の幅方向の両端部分の表面に、供給側湾曲部16Dおよび排出側湾曲部16Eにおいて双方のベルト12、14をそれらベルト12、14の移動方向に滑らせ、双方のベルト12、14の速度差を吸収する滑り層40が設けられている。
滑り層40は、本実施の形態では、図3(A)に示すように、往路12Aにおいて第2のベルト14に対向する第1のベルト12の表面全域に、また、図3(B)に示すように、往路14Aにおいて第1のベルト12に対向する第2のベルト14の表面全域に形成されている。
この滑り層40は、第1、第2のベルト12、14の一方の面の全域に形成された低摺動性(小さい摩擦係数)を有するカバーゴム層で構成することができる。
このカバーゴム層は、例えば、ゴムに超高分子量ポリエチレンを配合することで構成することができ、あるいは、従来公知の様々な低摺動性ゴムを用いて構成できる。
なお、滑り層40は、圧接用ローラ18A、18Bにより互いに圧接される第1のベルト12と第2のベルト14の幅方向の両端部分における速度差を吸収するものであるので、圧接される第1のベルト12と第2のベルト14の幅方向の両端部分の表面のみに設けてもよいことは無論のことであるが、実施の形態のようにカバーゴム層として、第1、第2のベルト12、14の一方の面の全域に形成すると、コストダウンを図る上で有利となる。
【0017】
したがって、供給側湾曲部16Dにおいて、曲率半径R1、R2の差異に起因して第1のベルト12の速度(周速度)と第2のベルト14の速度(周速度)とに差異が生じても、双方のベルト12、14は圧接状態を維持しつつ滑り層40によってそれらベルト12、14の移動方向(円弧方向)に円滑に滑り、速度差が吸収される。
また、排出側湾曲部16Eにおいて、曲率半径R3、R4の差異に起因して第1のベルト12の速度(周速度)と第2のベルト14の速度(周速度)とに差異が生じても、双方のベルト12、14は圧接状態を維持しつつ滑り層40によってそれらベルト12、14の移動方向(円弧方向)に円滑に滑り、速度差が吸収される。
【0018】
本実施の形態によれば、第1のベルト12と第2のベルト14とが搬送用傾斜直線部16Bで同一の速度で移動し、供給側湾曲部16D及び排出側湾曲部16Eにおいて、曲率半径の差異に起因して双方のベルト12、14に速度差が生じるものの、この速度差は滑り層40により吸収され、双方のベルト12、14は圧接常態を維持しつつそれらの移動方向に円滑に追従して移動し、湾曲部16D、16Eにおいても被搬送物38を確実に搬送できる。
すなわち従来のように、湾曲部16D、16Eにおいて、摩擦係数が大きい2枚のベルト12、14が密着することで、曲率半径の差異に起因した速度差により双方のベルト12、14が円滑に追従して移動できず、湾曲部16D、16Eにおいて被搬送物38がこぼれ落ちる不具合を解消できる。
【0019】
なお、本発明が適用されるベルトコンベヤ10は垂直ベルトコンベヤに限定されず、その他の急傾斜ベルトコンベヤにも無論適用され、さらに、搬送路が直線部と湾曲部とを有し、湾曲部で速度差が生じる全てのベルトコンベヤに広く適用される。
【符号の説明】
【0020】
10……ベルトコンベヤ、12……第1のベルト、14……第2のベルト、16……搬送路、16A……被搬送物供給用直線部、16B……搬送用傾斜直線部、16C……被搬送物排出用直線部、16D……供給側湾曲部、16E……排出側湾曲部、18A、18B……圧接用ローラ、20……駆動部、38……被搬送物、40……滑り層。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のベルトを往路と復路とを含む無端環状に配置し、
第2のベルトを往路と復路とを含む無端環状に配置し、
前記第1のベルトの往路と前記第2のベルトの往路とにより、直線状に延在する直線部と、前記直線部に接続され湾曲状に延在する湾曲部とを含んだ被搬送物の搬送路を形成し、
前記搬送路を構成する双方のベルトの幅方向の両端部分を圧接用ローラにより圧接し、前記両端部分を除いた双方のベルトの幅方向の中間部分により被搬送物を挟み、双方のベルトのうちの少なくとも一方のベルトを駆動させて被搬送物を搬送する搬送方法において、
前記湾曲部において前記圧接用ローラにより互いに圧接される双方のベルトの圧接面の間で、双方のベルトをそれらベルトの移動方向に滑らせ、前記湾曲部における曲率半径の差異に起因する双方のベルトの速度差を吸収するようにした、
ことを特徴とする被搬送物の搬送方法。
【請求項2】
前記直線部は、被搬送物が供給され水平方向に延在する被搬送物供給用直線部と、水平方向に対して傾斜した方向に被搬送物を搬送する搬送用傾斜直線部と、水平方向に直線状に延在し被搬送物が排出される被搬送物排出用直線部を有し、
前記湾曲部は、前記被搬送物供給用直線部と前記搬送用傾斜直線部とを接続する供給側湾曲部と、前記搬送用傾斜直線部と前記被搬送物排出用直線部とを接続する排出側湾曲部とを含み、
前記双方のベルトの速度差の吸収は、前記供給側湾曲部と前記排出側湾曲部の双方で行なわれる、
ことを特徴とする請求項1記載の被搬送物の搬送方法。
【請求項3】
往路と復路とを含んで無端環状に配置された第1のベルトと、
往路と復路とを含んで無端環状に配置された第2のベルトと、
前記第1のベルトの往路と前記第2のベルトの往路とで形成され、直線状に延在し被搬送物を搬送する直線部と、湾曲状に延在し前記直線部に接続された湾曲部とを含む搬送路と、
前記搬送路において、双方のベルトの幅方向の両端部分を除いた中間部分により被搬送物を挟んで搬送させるように、双方のベルトの幅方向の両端部分を圧接する圧接用ローラと、
双方のベルトのうちの少なくとも一方のベルトを駆動する駆動部とを備えたベルトコンベヤにおいて、
前記圧接用ローラにより互いに圧接される第1のベルトと第2のベルトの幅方向の両端部分の表面に、前記供給側湾曲部において双方のベルトをそれらベルトの移動方向に滑らせ、前記湾曲部における曲率半径の差異に起因する双方のベルトの速度差を吸収する滑り層が形成されている、
ことを特徴とするベルトコンベヤ。
【請求項4】
前記直線部は、被搬送物が供給され水平方向に延在する被搬送物供給用直線部と、水平方向に対して傾斜した方向に被搬送物を搬送する搬送用傾斜直線部と、水平方向に直線状に延在し被搬送物が排出される被搬送物排出用直線部を有し、
前記湾曲部は、前記被搬送物供給用直線部と前記搬送用傾斜直線部とを接続する供給側湾曲部と、前記搬送用傾斜直線部と前記被搬送物排出用直線部とを接続する排出側湾曲部とを含み、
前記被搬送物供給用直線部において、前記圧接用ローラにより圧接される双方のベルトの幅方向の両端部分は水平面上に位置し、被搬送物は水平方向に搬送される、
ことを特徴とする請求項3記載のベルトコンベヤ。
【請求項5】
前記搬送用傾斜直線部は鉛直方向に延在している、
ことを特徴とする請求項4記載のベルトコンベヤ。
【請求項6】
前記滑り層は、前記第1のベルトが前記往路において前記第2のベルトに対向する面の全域に、また、前記第2のベルトが前記往路において前記第1のベルトに対向する面の全域にそれぞれカバーゴム層として設けられている、
ことを特徴とする請求項3乃至5に何れか1項記載のベルトコンベヤ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−219183(P2011−219183A)
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−86996(P2010−86996)
【出願日】平成22年4月5日(2010.4.5)
【出願人】(000006714)横浜ゴム株式会社 (4,905)
【Fターム(参考)】