説明

裁断装置

【課題】印刷紙に対して印刷部(画像領域)が傾斜して印刷された場合でも、印刷紙から印刷部を画像外周部で裁断することが可能な用紙供給部を備えた裁断装置を得る。
【解決手段】用紙供給部に載置され印刷部(画像領域)100aが印刷された印刷紙(印刷シート)100に対して、前記印刷紙の搬送経路に設けた直刃カッターによる印刷紙の搬送方向に直交する方向の切断と、前記直刃カッターより搬送先側に設けたスリッタによる印刷紙の搬送方向の切断とにより、前記印刷部を印刷紙から分離するよう裁断する裁断装置において、前記用紙供給部は、前記裁断装置に対して固定された下段ベース部30と、下段ベース部に対して搬送先端側で軸支することで回動可能な上段移動部40とを備え、上段移動部は、下段ベース部の反搬送先端側に設けられ下段ベース部に対して前記印刷紙の幅方向にスライド移動するスライド手段33により移動可能な構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の印刷部が印刷された印刷紙を所望の大きさに裁断する裁断装置に関し、特に、印刷紙に対して印刷部(画像領域)が傾斜して印刷される場合であっても、印刷紙から印刷部(画像領域)を画像外周部で裁断することが可能な裁断装置に関する。
裁断装置は、例えば、搬送された印刷紙(印刷シート)に対して搬送方向と直角な方向にカッターで切断し、搬送方向に沿ってスリッタで切断することで、1枚の印刷紙(印刷シート)から複数の名刺やはがきを作成する際に使用される。
【背景技術】
【0002】
裁断装置としては、複数の名刺を印刷した所定の大きさの印刷シートを、印刷された各名刺の上下の端縁をカッターで切断し、左右の側縁の切断及び各名刺の分離をスリッタで行う構造が、例えば、特許文献1に記載されている。すなわち、この裁断装置によれば、1枚の用紙に複数の名刺を行列状に印刷し、その後、印刷シートに印刷された各名刺の上下端縁及び左右側縁を裁断し、名刺を個々に分離して排出する。
また、図9(a)に示すように、1枚の印刷シートに一つの画像が印刷されている場合、印刷シートに印刷された上下端縁及び左右側縁をカッター及びスリッタでそれぞれ裁断して印刷シートから画像部分を分離して排出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10−76495号公報。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
印刷シートに印刷される画像は、印刷機の用紙搬送誤差等に起因して印刷誤差が発生し、印刷シートの四辺と画像外周四辺との平行が出ていない場合がある。例えば図9(b)に示すように、印刷シート100に対する上縁右端と印刷シートの縁との長さがXで、印刷シート100に対する下縁右端と印刷シートの縁との長さがYであるような場合である。
このような印刷シート100の画像領域100aの外周を裁断する場合、カッター及びスリッタに対して搬送を行う用紙供給部が固定された関係で取り付けられていると、傾斜された画像領域の外周を裁断することができない。
このような場合、印刷シート100の印刷のやり直しを行って裁断装置で切断する、又は、目視により画像領域100aの外周に定規を当ててカッターにより不要な部分を切断するという煩雑な作業が行われていた。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みて提案されたもので、印刷紙に対して印刷部(画像領域)が傾斜して印刷された場合でも、印刷紙から印刷部(画像領域)を画像外周部で裁断することが可能な用紙供給部を備えた裁断装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため本発明は、用紙供給部に載置され印刷部(画像領域)が印刷された印刷紙(印刷シート)に対して、前記印刷紙の搬送経路に設けた直刃カッターによる印刷紙の搬送方向に直交する方向の切断と、スリッタによる印刷紙の搬送方向の切断とにより、前記印刷部を印刷紙から分離するよう裁断する裁断装置において、
前記用紙供給部は、
前記裁断装置に対して固定された下段ベース部と、
前記下段ベース部に対して搬送先端側で軸支することで回動可能な上段移動部とを備え、
前記上段移動部は、下段ベース部の反搬送先側に設けられ前記下段ベース部に対して前記印刷紙の幅方向にスライド移動するスライド手段により移動可能に構成する
ことを特徴としている。
【0007】
請求項2の裁断装置は、請求項1において、
前記スライド手段は、
前記下段ベース部の側面に装着された把持部の軸に対して、前記把持部の回動に応じて移動するよう装着された移動板と、
前記移動板に固定され前記上段移動部の下面に対して嵌合するよう配置される移動ピンと、
前記移動板と前記下段ベース部に設けた支持部との間に装着されたバネと、
を備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明の裁断装置によれば、下段ベース部に対して回動可能な上段移動部を備えた用紙供給部とすることで、上段移動部に載置される印刷紙を搬送方向に沿った中心線に対して傾斜させて搬送経路に送り出すことができ、印刷紙に対して印刷部(画像領域)が傾斜して印刷された場合でも、印刷紙から印刷部(画像領域)を画像外周部で裁断することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の裁断装置の一例を示す斜視説明図である。
【図2】裁断装置の概略構成を示す構造説明図である。
【図3】裁断装置により裁断される印刷シートの一例を示す平面説明図である。
【図4】裁断装置に装着された用紙供給部に印刷部が傾斜した印刷シートを載置した状態を示す平面説明図である。
【図5】用紙供給部の平面説明図である。
【図6】用紙供給部から上段移動部を外して下段ベース部を臨ませた状態を示す平面説明図である
【図7】図5の用紙供給部のA−A線断面説明図である。
【図8】図5の用紙供給部の正面説明図である。
【図9】(a)(b)は、裁断装置により裁断される印刷シートの一例を示す平面説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の裁断装置の実施態様の一例について、図1乃至図8を参照しながら説明する。
裁断装置1は、図1に示すように一端側に用紙供給部となる給紙ユニット2を備え、給紙ユニット2から供給された印刷シートが内部において、搬送方向に直交する方向及び搬送方向でそれぞれ切断され、裁断紙が排紙ローラで排出され、他端側に装着された排紙トレイ内に積載される。給紙ユニット2上には、載置された複数の印刷シートを給紙ローラに押し付けるための用紙台20が装着されている。
【0011】
印刷シート100は、例えば図3に示されるように、A4サイズの用紙において、複数の名刺(印刷部)N、N・・が長手方向(図の上下方向)に5列(第1列L1乃至第5列L5)及び左右方向に2行(第1行M1及び第2行M2)に配置するように印刷されている。
印刷シート100の周囲には、上余白部分102,下余白部分103,左余白部分104,右余白部分105がそれぞれ形成され、第1行M1と第2行M2の間には縦余白部分106が形成され、隣接する列の間には横余白部分121〜124が形成されている。
各名刺(印刷部)は、左側縁107及び側縁108、側縁109及び右側縁110と、上端縁111又は端縁112〜120で囲まれた領域であり、縦余白部分106及び横余白部分121〜124は、各名刺Nの側縁108、109又は端縁112〜119に隣接し、各名刺の文字、図形の印刷インキや着色料が隣接する名刺上にはみ出すことを防止する。また、縦余白部分106内の上側(搬送先側)に位置マーク101が印刷されている。位置マーク101の上端縁は、印刷シート100の第1列L1の名刺の上端縁111と一直線をなすようになっている。
【0012】
排紙トレイ10は、上側が開口するとともに、排出先の先方が深くなるような底面を有することで、排出された裁断紙の積載を整頓するようになっている。
コントロールパネル部5は、印刷シート100を所望位置で裁断するための各種情報を入力するものであり、テンキー等を有して構成されている。
【0013】
裁断装置1の内部には、図2に示すように、給紙ユニット2の用紙台20に載置された印刷シートをピックアップする給紙ローラ61、印刷シートを搬送する上下一対の分離ローラ62,63、印刷シートの位置マークを検知するマークセンサ80、マークセンサ80の奥側に配され給紙された印刷シートの先端及び切断された切り屑残りを検出する先端センサ(図示せず)、印刷シートを搬送する上下一対のカッター前搬送ローラ64,65、印刷シートを搬送方向と直交する方向に切断する往復運動可能な直刃を有する直刃ユニット66,67、印刷シートを搬送する上下一対のカッター後搬送ローラ68,69、印刷シートを搬送方向に切断するスリッタユニット(上刃)71及びスリッタユニット(下刃)72が設けられている。
【0014】
給紙ユニット2の用紙台20上へ供給された複数の印刷シートは、後述する一対の側板21a,21bの位置を調節することで用紙台20の中央位置に配置され、給紙ローラ61でピックアップされて上下一対の分離ローラ62,63間に搬送され、更に上下一対の搬送ローラ64,65間に搬送され、直刃ユニット66,67へ供給される。
そして、各種センサ(マークセンサ80及び先端センサ)からの信号により、直刃ユニット66,67へ供給される印刷シートの第1列の名刺の上端縁を検出して上端縁検出信号を出力し、直刃ユニット66,67が、前記上端縁検出信号により制御され、直刃ユニット66,67により印刷シートを第1列の名刺の上端縁に沿って裁断する。
【0015】
次に、第1列の名刺の下端縁を直刃ユニット66,67により裁断し、その後、順次、各列の上端縁及び下端縁を裁断し、それにより名刺の各列を順次裁断分離する。
続いて、カッター後搬送ローラ68,69が直刃ユニット66,67において裁断分離された名刺の各列をスリッタユニット71,72へ順次供給し、スリッタユニット71,72が有する複数組の円形上刃及び円形下刃により、カッター後搬送ローラ68,69から供給された各列の各名刺の右側縁及び左側縁を切断し名刺を個々に分離して裁断紙とし、排紙ローラ3,4を介して排紙トレイ10へ排出する。
【0016】
次に、本発明の特徴部分となる給紙ユニット2の詳細構成について、図4乃至図8を参照しながら説明する。
給紙ユニット(用紙供給部)2は、下段ベース部30と、下段ベース部30上に移動可能に連結された上段移動部40から構成されている。
下段ベース部30は、裁断装置1に装着された左右の機器フレーム6a,6bに対して、裁断装置のカッターと平行となるように架設された軸7,7に固定することで裁断装置1の搬送先の中心に位置するように装着されている。下段ベース部30の搬送先端側の中心位置には軸状の支点ピン31が固定され、この支点ピン31が上段移動部40の搬送先端側の中心位置の下面に設けた支点ボス41に嵌合することで下段ベース部30に対して上段移動部40が軸支され、上段移動部40が下段ベース部30上を支点ピン31及び支点ボス41を中心に回動して傾斜可能に構成されている。また、上段移動部40は、下段ベース部30の反搬送先側に設けられ下段ベース部30に対して印刷紙100の幅方向にスライド移動するスライド手段33を介することで、下段ベース部30に対して移動可能に装着されている。
【0017】
スライド手段33は、下段ベース部30の裏面30aに固定された調整片331を備えている。調整片331は、折曲片の断面コ字状部分の上面が裏面30aに固定される一方、コ字状の対片部分を貫通するようにガイド軸332が回動可能なように一方側がナット333で固定され、下段ベース部30の側面に位置するガイド軸332の他方側にダイヤル状の把持部334が装着されている。
【0018】
把持部334とともに回動するガイド軸332にはネジ山が形成され、断面がコ字状の折曲片から構成される移動板335の一端側の立片336aに設けた孔部337が螺着されている。また、移動板335には円柱状の移動ピン338が固定され、下段ベース部30の上面から突出して配置されている。移動板335の他端側の立片336bには下段ベース部30の裏面に設けた支持部35との間に、移動板335を支持部側に常時付勢するバネ339が装着されている。
【0019】
調整片331のバネ339配置側には延長片331aが連結され、その下面が移動板335に当接する位置とすることで、移動板335が延長片331aに沿ってスライド動作するようになっている。調整片331の延長片331aには、移動板335がスライド動作可能なように移動ピン338が移動するための長孔331bが形成されている。
【0020】
上段移動部40には、移動ピン338が貫通するための孔部42が設けられている。孔部42は、図5の上下方向で移動ピン338の径より一回り大きい径で形成されている。これは、孔部42や移動ピン338の各々に部品の製造誤差や組み立て誤差があっても、移動ピン338が上部移動部40の孔部42に挿入可能とすることを主な目的としている。
また、上段移動部40の上面側には移動ピン338を左右方向で挟む位置に移動ピン当接部43a,43bを設けることで、移動ピン338の直線運動を上段移動部40の回転運動に変換し移動ピン338のスライド動作に応じて上段移動部40が下段ベース部30上で支点ピン31及び支点ボス41を中心に回動可能としている(移動ピン338に対して上部移動部40が上下方向で若干移動する)。
また、上段移動部40には、突起部44,44が形成され、突起部44,44の先端位置が下部ベース部30上に接触することで、下段ベース部30上において上段移動部40が円滑に移動できるようにしている。
【0021】
上段移動部40の搬送方向と反対側の左右の面には、矢視部46を有するプレートで形成されたインジケータ部45,45がそれぞれ固定され、下段ベース部30に対して上段移動部40が傾斜した場合にその割合に応じてインジケータ部45の矢視部46が下段ベース部30に対応して設けた目盛部36,36の目盛を指示するようになっている。目盛部36は、中心位置に対して左右にどれだけずれたかを示すように構成されている。尚、インジケータ部45及び目盛部36は左右に一対設けたが、同じ情報を表示するものであるので片方のみ設置してもよい。
【0022】
上述したスライド手段33の構成によれば、把持部334を廻すとガイド軸332が回転しバネ339による引っ張り力を受けながら調整片331の延長片331aに沿って移動板335がスライド移動する。バネ339の存在により、把持部334の回動に対して「アソビ」を無くし、ガイド軸332の回転に対する移動板335の移動を滑らかにすることができる。
移動板335の移動と共に移動ピン338が移動し、上段移動部40が印刷シートの幅方向に移動することで、下段ベース部30に対して上段移動部40が支点ピン31及び支点ボス41を中心に回動して傾斜する。傾斜の割合は、インジケータ部45の矢視部46が目盛部36を示すことで目視することができる。目盛部36は、下部ベース部30と上段移動部40とが完全に重なる場合に、目盛部36における中央位置の目盛をインジケータ部45の矢視部46が示し、把持部334の回動により下部ベース部30に対して上段移動部40が傾斜する場合に、中央位置に対して左右にずれた目盛を矢視部46が示すように構成している。
【0023】
上段移動部40上に設置された側板21a,21bは、それぞれ幅方向に長いガイドレール22内を移動するガイド材23上に固定されている。側板21a,21bの下面には、ガイドレール22と平行となるラックギヤ24がそれぞれ装着され、各ラックギヤ24は上段移動部40上の中央に装着された円盤ギヤ25に噛合するように構成されている。従って、側板21a,21bのどちらかをガイドレール22に沿ってスライド移動させると、他方の側板も同じ距離移動することで、側板21a,21b間に配置される印刷シートの幅に合わせて側板21a,21bの距離を調整できる。
また、側板21aの外側位置には、側板21の縦板に当接して移動を制限する側板固定材26が固定ネジ27で固定可能なように構成されている。側板21a,21bの間隔を固定したい場合には、側板固定材26を装着すればよい。
【0024】
上記構造の裁断装置を使用して印刷シートの裁断を行う場合について説明する。
給紙ユニット2上に装着された用紙台20上に印刷シート100を載置し、印刷シート100の幅に合致するように側板21a,21bの間隔を調整する。
この際、図4及び図9(b)に示すように、印刷シート100の四隅に対して印刷部(画像領域)100aが傾斜して印刷されている場合、それに応じて下段ベース部30に対して上段移動部40を傾斜させる。
【0025】
すなわち、把持部334を回動させることでガイド軸332が回動し、移動板335が下部ベース部30の幅方向(印刷シートの幅方向)に対して回動方向に応じてスライド動作する。移動板335がスライド動作すると、移動板335に固定された移動ピン338も同時に移動し、移動ピン338が嵌合された上段移動部40が印刷シートの幅方向に移動することで、下段ベース部30に対して上段移動部40が支点ピン31及び支点ボス41を中心に回動して傾斜する。傾斜の割合は、インジケータ部45の矢視部46が目盛部36を示すことで目視することができるが、例えば、図9(b)の画像領域101aの傾斜が(X−Y)mmであれば、上部移動部40の長さ(一定値)を画像領域101aの長さ(ランダム値)で除した値を前記(X−Y)に乗じ、その値の目盛に矢視部46を合わせるまで把持部334を回動させる。
【0026】
その結果、印刷シート100の印刷部(画像領域)100aのスリッタによる切断面が搬送方向に沿うように印刷シート100を配置させることで、直刃ユニット66,67による裁断及びスリッタユニット71,72による裁断を画像領域100aの外周に沿った切断面で行うことができ、印刷紙100に対して印刷部(画像領域)100aが傾斜して印刷された場合でも、印刷紙100から印刷部(画像領域)100aを画像外周部で裁断することができる。
【符号の説明】
【0027】
1…裁断装置、 2…給紙ユニット(用紙供給部)、 3…排紙ローラ、 4…排紙ローラ、 6a,6b…機器フレーム、 10…排紙トレイ、 20…用紙台、 30…下段ベース部、 31…支点ピン、 33…スライド手段、 35…支持部、 36…目盛部、 40…上段移動部、 41…支点ボス、 42…孔部、 100…印刷シート(印刷紙)、 100a…印刷部(画像領域)、 331…調整片、 332…ガイド軸、 333…ナット、 334…把持部、 335…移動板、 338…移動ピン、 339…バネ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
用紙供給部に載置され印刷部が印刷された印刷紙に対して、前記印刷紙の搬送経路に設けた直刃カッターによる印刷紙の搬送方向に直交する方向の切断と、スリッタによる印刷紙の搬送方向の切断とにより、前記印刷部を印刷紙から分離するよう裁断する裁断装置において、
前記用紙供給部は、
前記裁断装置に対して固定された下段ベース部と、
前記下段ベース部に対して搬送先端側で軸支することで傾斜可能な上段移動部とを備え、
前記上段移動部は、下段ベース部の反搬送先側に設けられ前記下段ベース部に対して前記印刷紙の幅方向にスライド移動するスライド手段により移動可能に構成する
ことを特徴とする裁断装置。
【請求項2】
前記スライド手段は、
前記下段ベース部の側面に装着された把持部の軸に対して、前記把持部の回動に応じて移動するよう装着された移動板と、
前記移動板に固定され前記上段移動部の下面に対して嵌合するよう配置される移動ピンと、
前記移動板と前記下段ベース部に設けた支持部との間に装着されたバネと、
を備えた請求項1に記載の裁断装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2011−5614(P2011−5614A)
【公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−154048(P2009−154048)
【出願日】平成21年6月29日(2009.6.29)
【出願人】(000000181)岩崎通信機株式会社 (133)
【Fターム(参考)】