説明

装着型センサを使った早期健康および予防ケアのための患者使用可能な方法、機器、およびシステム

【課題】患者使用可能な早期健康および予防のためのいくつかのシステム等を提供する。
【解決手段】患者予防衛生システム200は、患者に対して位置決めされた1つまたは複数のセンサ205からデータを受信するためのモニタリングアプリケーションインタフェース211を含む。システム200は、1つまたは複数のセンサ205からの受信データを処理して、受信データに基づいて1つまたは複数の示度を識別するためのセンサデータプロセッサ214を含み、1つまたは複数の示度を処理して、事象出力を生成するための事象アナライザ218を含む。システム200は、事象出力に基づいて患者に通知を行うための患者通知装置219を含む。システム200は、1つまたは複数の示度に基づいて、バイオマーカを識別し、臨床研究クラウド230に送信するためのバイオマーカ送信機220を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は概して、患者の健康状態予測に関する。詳細には、本発明は、装着型センサからのデータを使う、患者の早期健康および予防ケアのためのシステム、方法、および機器に関する。
【背景技術】
【0002】
ヘルスケアは、電子データおよび記録管理を軸にしている。ヘルスケアにおける情報システムは、たとえば、ヘルスケア情報システム(HIS)、放射線情報システム(RIS)、臨床情報システム(CIS)、および循環器部門情報システム(CVIS)、ならびに画像保管通信システム(PACS)、ライブラリ情報システム(LIS)、および電子医療記録(EMR)などの記憶システムを含む。格納される情報は、たとえば、患者病歴、撮像データ、検査結果、診断情報、管理情報、および/またはスケジューリング情報を含み得る。特定の情報システム用の内容は、集中的に格納しても、複数の場所に分けてもよい。医療従事者は、ヘルスケアワークフローにおける様々な時点で患者情報または他の情報にアクセスすることを望み得る。データが利用可能であることにより、ヘルスケア分析論の機会も与えられる。
【発明の概要】
【0003】
いくつかの例では、患者使用可能な早期健康および予防のためのシステム、方法、および機器が提供される。
【0004】
いくつかの例では、患者に対して位置決めされた1つまたは複数のセンサからデータを受信するためのモニタリングアプリケーションインタフェースを含む患者予防衛生システムが提供される。本システムは、1つまたは複数のセンサからの受信データを処理して、受信データに基づいて1つまたは複数の示度を識別するためのセンサデータプロセッサを含む。本システムは、1つまたは複数の示度を処理して、事象出力を生成するための事象アナライザを含む。本システムは、事象出力に基づいて患者に通知するための患者通知装置を含む。本システムは、1つまたは複数の示度に基づいて、バイオマーカを識別し、臨床研究クラウドに送信するためのバイオマーカ送信機を含む。
【0005】
いくつかの例では、コンピュータプロセッサによって実行されると、コンピュータに患者予防衛生システムを実装させる実行可能プログラム命令を含む有形コンピュータ可読記憶媒体が提供される。本システムは、1つまたは複数のセンサからの受信データを処理して、受信データに基づいて1つまたは複数の示度を識別するためのセンサデータプロセッサを含む。本システムは、1つまたは複数の示度を処理して、事象出力を生成するための事象アナライザを含む。システムは、事象出力に基づいて患者に通知するための患者通知装置を含む。システムは、1つまたは複数の示度に基づいて、バイオマーカを識別し、臨床研究クラウドに送信するためのバイオマーカ送信機を含む。
【0006】
いくつかの例では、患者使用可能な早期健康および予防ケアを提供するコンピュータ実施方法が提供される。本方法は、病気および医学的状態の少なくとも一方に関連した患者罹患性情報に基づいて、患者のための予防計画を提案することを含む。本方法は、患者に対して位置決めされた1つまたは複数のセンサから、患者健康状況に関連したデータを受信することを含む。本方法は、患者のための予防計画を、1つまたは複数のセンサからの受信データに基づいて調整することを含む。本方法は、受信データに1つまたは複数のフィルタを適用して、1つまたは複数の異常センサ示度を識別することを含む。本方法は、患者による検討および同意に基づいて、1つまたは複数の異常センサ示度に関するデータを、さらに処理するために臨床データ集約および予測分析に提供することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】患者使用可能な早期健康および予防的ケアのための例示的方法を示すフロー図である。
【図2】患者使用可能な早期健康および予防的ケアシステム例を示す図である。
【図3】本明細書に記載するシステム、機器、および方法を実装するのに使うことができる例示的プロセッサシステムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
上記の要約、ならびに本発明のいくつかの実施形態の以下の詳細な説明は、添付の図面と併せ読むと、よりよく理解されよう。本発明を解説する目的で、いくつかの実施形態を図面に示す。ただし、本発明は、添付の図面に示す構成および手段に限定されないことを理解されたい。
【0009】
以下では、他の構成要素の中でも、ハードウェア上で実行されるソフトウェアを含む例示的方法、システム、製造品、および機器を開示するが、このような方法および機器は例示に過ぎず、限定と見なされるべきでないことに留意されたい。たとえば、こうしたハードウェアおよびソフトウェア構成要素のいずれかまたはすべては、専らハードウェアで、専らソフトウェアで、専らファームウェアで、またはハードウェア、ソフトウェア、および/もしくはファームウェアのどの組合せでも実施され得ることが企図される。したがって、以下では、例示的方法、システム、製造品、および機器について記載するが、挙げてある例は、このような方法、システム、製造品、および機器の唯一の実装法ではない。
【0010】
添付の請求項が、純粋にソフトウェアおよび/またはファームウェア実装をカバーするものと読み取られる場合、ある実施形態では、要素の少なくとも1つは、ソフトウェアおよび/またはファームウェアを格納する、たとえばメモリ、DVD、CD、ブルーレイなどの有形媒体を含むように、本明細書によって明白に定義される。
【0011】
いくつかの例では、消費者(たとえば、患者)が、自分が罹患しやすい(たとえば、遺伝子的、遺伝的、環境的などによって、罹患しやすい、またはかかる傾向がある)病気に関連した分子医学および臨床研究などのヘルスケアにおける進歩に関係させられる。さらに、いくつかの例では、ユーザが専門家介入を求めるように誘導することを含む、早期警報システム、機器、および方法が提供される。いくつかの例では、スマートフォンおよび装着型センサを使う、患者向けの「早期健康」知識交換クリアリングハウスが提供される。
【0012】
携帯電話が世界規模で急増したことにより、まだ開発されてはいないが、無線遠隔医療が可能になる。さらに、利用可能データの急増により、「ビッグデータ」分析論(たとえば、医療の質向上コンソーシアム(MQIC)分析論および/または他の臨床決定サポート)の機会がもたらされる。消費者に権限を与え、予防的ケアおよび早期健康に焦点を当てることにより、ヘルスケアの総コストを削減するのを助けることができる。
【0013】
さらに、分子医学における進歩により、ビッグデータおよび情報共有の課題が生じる。いくつかの進歩では、新たな発見および学習を消費者にどのようにして直接分け与えるかに焦点を当ててきた。遺伝子検査は手頃な価格になったが、消費者は、自分が罹患しやすい病気により気づくようになると、病気をどのようにして予防し管理するかにもより関心をもつようになる。患者の医学的素因および治療に関連した入手可能情報の量は、医師が対応できない速さで増え続けている。実際、医師が一生の間に読むことができないほど多くの医学文献が毎年刊行されている。いくつかの例では、こうした傾向を特定し分析し、早期健康および病気予防のための知識の共有を可能にする。
【0014】
遺伝子検査を受けたことがあり、かつ/または家族歴について知っている可能性がある消費者(たとえば、患者)は、たとえば、自分の生涯において後になって発現するかもしれない、潜在的に罹患しやすい病気(複数可)に気づいている場合がある。消費者は、専門家によるカウンセリングを受けたことがあってもなくてもよいが、罹患しやすい病気が発現するのを予防する上で、より能動的な役割に関心をもち、そのような役割を担いたいと思う場合がある。ただし、医学および予防ケアにおける関連のある最新の進歩について知識を養い、情報を受け続けることは容易ではなく、常に可能なわけでもない。新たな発見が共有されるのに伴い、大量の情報が入手可能になり、絶えず変化し続けている。モバイルコンピューティング、セル電話、スマートフォンなど、および装着型センサ技術における進歩を利用して、たとえば生命兆候、心機能、ブドウ糖、癌バイオマーカなどの個人統計を消費者がモニタリングできるようにすることが可能である。このモニタリングは、たとえば、消費者が、病気が発現しつつある場合は高度な警報を受け取り、かつ/または慢性疾患を管理できるようにするのを助ける。
【0015】
病気および予防ケア方法が、複数の患者集団に渡って調べられると、研究者および科学者は、新たな知見を得ることができる。残念ながら、こうした新たな発見および予防ケア方法が、日常的な患者ケアに前進するには、長い時間がかかり得る(たとえば、根拠に基づく医療には最大17年)。スマートフォンセンサ(たとえば、心臓モニタリング、バイオマーカ皮膚検査、ブドウ糖検査のための皮膚パッチ、および/または他の生命兆候センサなど)は、効果的な早期警報システムとして働き得る。ただし、こうしたタイプのモバイルアプリケーションは、特定の状態を探すように設計されている場合がある。センサデータに加え、患者の完全な病歴および遺伝子プロファイルにアクセスすることにより、病気を早期に特定し、適切な予防措置(複数可)を開始する、医者の能力が向上し得る。いくつかの例では、エコシステムおよびクリアリングハウスが、たとえば、センサ製造品、臨床データアグリゲータおよび高度な分析論、臨床研究者、医師、患者ならびに医療給付プランをまとめることを可能にすることを助ける。
【0016】
図1は、図2に示す例示的システムならびに/またはこうしたおよび/もしくは他のシステムの1つもしくは複数のシステムのいくつかの部分を実装するように実行することができる例示的マシン可読命令を表すフロー図を表す。図1の例示的プロセス(複数可)は、プロセッサ、コントローラおよび/または他の適切などの処理装置を使っても実施することができる。たとえば、図1の例示的プロセス(複数可)は、フラッシュメモリ、読出し専用メモリ(ROM)、および/またはランダムアクセスメモリ(RAM)などの有形コンピュータ可読媒体に格納されたコード化命令(たとえば、コンピュータ可読命令)を使って実装することができる。本明細書で使用する場合、有形コンピュータ可読媒体という用語は、どのタイプのコンピュータ可読ストレージも含み、伝播信号を除くように明白に定義される。さらにあるいは代替的には、図1の例示的プロセス(複数可)は、フラッシュメモリ、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュ、または情報が任意の持続期間(たとえば、長期間、永久、一瞬、一時的にバファリングする間、および/もしくは情報をキャッシュする間)格納される、他のあらゆる記憶媒体などの非一時的コンピュータ可読媒体に格納されたコード化命令(たとえば、コンピュータ可読命令)を使って実装することができる。本明細書で使用する場合、非一時的コンピュータ可読媒体という用語は、どのタイプのコンピュータ可読媒体も含み、伝播信号を除くように明白に定義される。
【0017】
あるいは、図1の例示的プロセス(複数可)の一部または全部は、特定用途向け集積回路(複数可)(ASIC(複数可))、プログラム可能論理素子(複数可)(PLD(複数可))、フィールドプログラム可能論理素子(複数可)(FPLD(複数可))、個別論理、ハードウェア、ファームウェアなどのどの組合せ(複数可)を使っても実装することができる。また、図1の例示的プロセス(複数可)の一部または全部は、手作業でも、上記技法のどの組合せ(複数可)としても、たとえば、ファームウェア、ソフトウェア、個別論理および/またはハードウェアのどの組合せとしても実装することができる。さらに、図1の例示的プロセス(複数可)は、図1のフロー図を参照して記載されるが、図1のプロセス(複数可)を実装する他の方法も利用することができる。たとえば、ブロックの実行順序を変えてもよく、かつ/または記載するブロックの一部を変え、削除し、細分し、もしくは組み合わせてもよい。さらに、図1の例示的プロセス(複数可)のいずれかまたはすべては、たとえば、別個の処理スレッド、プロセッサ、装置、個別論理、回路などによって、続けて、および/または並列に実施することができる。
【0018】
図1は、患者使用可能な早期健康および予防的ケアのための例示的方法100のためのフロー図を示す。ブロック1で、消費者(たとえば、患者)が、自分の疾病罹患性情報を入力し、または更新する。この情報は、たとえば、遺伝子検査に由来し、かつ/または家族歴および/もしくは患者環境情報から導出され得る。この情報は、たとえば、患者によって、および/または医療従事者によって、臨床情報システムワークステーション、電子医療記録(EMR)、電子健康記録(EHR)、個人健康記録(PHR)などに入力することができる。
【0019】
ブロック2で、罹患性情報に基づいて、予防計画(複数可)、モバイルセンサ(複数可)、および/または家庭用健康装置が識別され、消費者に提案され得る。センサおよび装置製造元は、たとえば、その製品をマーケットプレイスで広告することができ、消費者は、センサまたは家庭用健康装置を購入し、自分の健康保険および/または従業員給付からの払い戻しの可能性に関する情報を受け取ることができる。
【0020】
ブロック3で、自己モニタリングフェーズにおいて、消費者は、1つまたは複数のセンサを、スマートフォンおよび/または他のタイプの家庭用健康モニタリング装置とともに装着する。センサ(複数可)は、たとえば使い捨てでよい。こうしたセンサ(複数可)に関連づけられた1つまたは複数のモバイルおよび/またはウェブベースのアプリケーションは、たとえば、情報クリアリングハウスと統合し、関連システムにセンサ示度を送信することができる。
【0021】
ブロック4で、消費者が、センサ支援型自己モニタリングを通して自分の健康状況についてさらに学習するのに合わせて、予防計画に対して調整を行うことができる。
【0022】
ブロック5で、「知的」フィルタにより、正常なセンサ示度を、異常な示度から切り離すことができる。消費者は、たとえば、異常センサ示度が検出されると、通知を受ける。
【0023】
ブロック6で、消費者は次いで、異常示度について検討し、(たとえば、識別されていない形の)異常監視データが、臨床データ集約および予測分析サービス(たとえば、臨床データウェアハウスおよび/またはデータストア)にフォワードされることを認可するかどうか決定することができる。いくつかの例では、消費者は、個々の示度ごとにデータ共有を認可することができる。いくつかの例では、消費者は、全体の電子記録に加わることを選ぶことができ、オプションとして、個人ベースで脱退することができる。さらに、消費者は、自分のかかりつけ医と結果を共有することができる。
【0024】
ブロック7で、集団ベースの予測分析サービスにより、たとえば、消費者の病歴、遺伝子プロファイルなどに対する高度な分析論が実施され、患者集団全体に渡るパターンと比較される。自己モニタリングフェーズからのセンサおよびバイオマーカデータが評価されて、たとえば、消費者の健康状況が、以前の示度と比較して進展しているかどうか判定される。この分析は、たとえば、クラウドコンピューティング環境において高性能コンピュータによって稼働することができる。
【0025】
ブロック8で、コンピュータ分析からの結果を、追加の忠告および/またはガイドラインとともにパッケージ化し、消費者に提供することができる。分析および/または追加情報は、たとえば、専門的な臨床医の言葉を使うのではなく、消費者に分かりやすい提示の仕方で定式化することができる。
【0026】
ブロック9で、消費者は、発見および/または学習について通知を受け、新規情報を異常示度と突き合わせて検討することができる。
【0027】
ブロック10で、消費者は、所見を医療従事者(たとえば、自分のかかりつけ医)と共有するかどうか、また、専門家によるカウンセリングおよび/または介入を求めるかどうか、再度決定すればよい。あるいは、消費者のかかりつけ医は、消費者の希望に応じて、自動的に通知を受けることができる。
【0028】
ブロック11で、専門家介入が求められる場合であって、また、医師の評価の後、臨床データウェアハウスは、最新の所見で再度アップデートされる。医師は、たとえば、コンピュータベースの分析からの所見を、専門的な言語形式で検討することができる。
【0029】
ブロック12で、介入が行われる場合、治療の間の経過が、臨床データウェアハウスにおいてアップデートされる。
【0030】
図2は、患者使用可能な早期健康および予防的システム例200を示す。いくつかの例では、システム200は、クラウドによるモバイルコンピューティング統合PaaS(サービス型プラットフォーム)である。たとえば、サードパーティセンサ製造元およびモバイルコンピューティングアプリケーション開発者は、アプリケーションを、プラットフォーム上で開発することも、モニタリングアプリケーションインタフェースと統合することもできる。サードパーティアプリケーションは次いで、たとえば、アプリケーションストアにおいて広告され、罹患しやすい病気(複数可)に関連づけられる。サードパーティアプリケーションは、たとえば、ポータルを介して消費者にとって利用可能になる。消費者対面(たとえば、患者対面)ウェブベースおよび/またはモバイルアプリのセットにより、消費者は、クリアリングハウスと対話することが可能になる。
【0031】
例示的アプリケーションは、罹患性情報(たとえば、遺伝子検査結果、家族歴情報など)の入力およびアップデート、自己モニタリングからの異常結果の検討(たとえば、結果検討アプリケーション)、センサデータおよび結果を臨床医および分析論データウェアハウスと共有することへの同意(たとえば、患者同意アプリケーション)、初期医療提供者および他の医療専門家との情報の共有(たとえば、メッセージ通信センタ)、予防計画および遺伝子罹患性調査の検討および調査(たとえば、情報センタアプリケーション)などを含む。
【0032】
いくつかの例では、開発者にとって利用可能なプラットフォームは、1つまたは複数のサービスモジュールを含む。たとえば、開発プラットフォームは、特定のモニタリングアプリケーションおよびセンサ用のアダプタならびに異常センサ示度を検出するためのプログラム可能フィルタとともに、センサデータプロセッサを含む。プラットフォームは、センサ示度を、たとえば、下流の分析論サービスによって理解される規格化形式に標準化するための用語サブシステムを含み得る。プラットフォームは、たとえば、時系列データを分析して、消費者に警告を行うかどうか判定するための事象アナライザを含み得る。異常示度のケースにおいて、ならびに/または、たとえば臨床データウェアハウスおよび/もしくは他のデータソースから新規情報が入手可能になった場合に消費者に警告するための「患者通知装置」サービスが提供され得る。規格化されたセンサデータを、匿名の形で、たとえば臨床研究クラウドおよび予測分析サービスにフォワードする「バイオマーカ送信機」が設けられ得る。
【0033】
いくつかの例では、サードパーティアプリケーション開発者が、そのアプリケーションおよび/またはセンサを広告するためのアプリケーションストアが提供され得る。臨床用語を、たとえば消費者に分かりやすい言語に翻訳することができる「消費者言語」変換サービスが提供され得る。消費者がセンサおよび装置を市場交換において格付けし、かつ、たとえば特定の病気および予防計画に関するソーシャルネットワークグループを形成できるようにする「社会経験」モジュールをプラットフォームに含めることができる。消費者が、自分の初期医療提供者および他の専門医を、臨床分析論サービスからの(たとえば、臨床研究クラウドを介した)センサ示度、所見、および/または忠告にリンクできるようにするための「専門家介入」統合モジュールが提供され得る。いくつかの例では、バイオマーカ(たとえば、センサデータ)、罹患性情報、遺伝子プロファイル、家族歴などを、臨床研究クラウドと交換するためのサービスエンドポイントが提供される。いくつかの例では、知識ベースリポジトリが提供され、たとえば、臨床研究クラウドからの発見および学習でアップデートされる。
【0034】
開発プラットフォーム、センサ、および分析論システムを様々なデータソースとともに使うことにより、より高度な分析論および発見が可能になり、その結果、こうした製品およびサービスの価値が増す。いくつかの例では、臨床決定サポートおよび臨床データサービスは、健康情報交換と統合することによって、追加データソースと対話することができる。いくつかの例では、モバイルセンサ(および/または家庭用健康装置)が、スマートフィルタリングおよびデータ標準化を通して、臨床データウェアハウスにデータを供給することができる。こうすることにより、たとえば、臨床研究を前進させるのを助け、予防ケア方法の有効性および医薬業界に向けられた未検討の要求の識別への新たな知見を提供することができる。
【0035】
図2の例示的早期健康モニタリングおよび分析システム200に示すように、1つまたは複数のセンサ205が取り付けられ、かつ/またはそうでなければ患者201に対して位置決めされる。センサ(複数可)205は、スマートフォンおよび/または他の電子データ送受信装置など、外部受信機207と通信する。センサ(複数可)205から収集されたデータおよび/または患者201によって入力された追加詳細が、受信機207からモバイルクラウドコンピューティングPaaS(サービス型プラットフォーム)210に送信される。
【0036】
早期健康PaaS210は、受信機207からデータを受信するモニタリングアプリケーションインタフェース211を含む。モニタリングインタフェース211は、受信データを、センサデータプロセッサ214用に受信データを処理し、かつ/またはフォーマットするように設計された1つまたは複数のアダプタ213を介して、センサデータプロセッサ214に与える。受信データはまた、センサ示度データストア212に格納される。
【0037】
センサデータプロセッサ214は、データを、1つまたは複数の用語マッピング216に従って処理する。センサデータプロセッサ214は、1つまたは複数の事象および/または受信センサデータ中の示度を識別する。センサデータプロセッサ214によって処理されたデータは、たとえば、1つまたは複数の基準、パラメータ、閾値などに基づいて異常示度(複数可)217を識別するための1つまたは複数のフィルタ215を使ってフィルタリングされる。
【0038】
異常示度(複数可)217は、事象アナライザ218に与えられる。事象アナライザ218は、異常示度(複数可)データ217を、1つまたは複数の基準、パラメータ、閾値、好みなどに従って処理し、データに基づいて患者通知装置219に出力を与える。異常示度(複数可)が、患者についての通知を保証する場合、患者通知装置219は、警告ならびに/またはテキスト、音声、および/もしくは映像/アニメーション通知による他の通知(たとえば、受信機207および/または患者のコンピュータ、個人健康記録、電子医療記録などを介した)を容易にする。
【0039】
異常示度(複数可)217は、異常示度(複数可)データ217から1つまたは複数のバイオマーカを識別するバイオマーカ送信機220にも与えることができる。バイオマーカ送信機220は、アノニマイザ221と対話して、バイオマーカデータが匿名で(たとえば、非識別で)確実に送信されるようにするのを助けることができる。匿名バイオマーカ情報は、たとえば、1つまたは複数のエンドポイント222を介して臨床研究クラウド230に送信することができる。
【0040】
図2の例に示すように、消費者言語翻訳機223が、臨床用語を、たとえば、消費者に分かりやすい言語に翻訳する。社会経験モジュール224が、消費者がセンサおよび装置を(たとえば、市場交換において)格付けし、かつ/または、たとえば特定の病気および/もしくは予防計画に関するソーシャルネットワークグループ(複数可)を形成できるようにするのを助ける。専門家介入モジュール225が、消費者が自分の初期医療提供者および他の専門医を、臨床分析論サービスからの(たとえば、臨床研究クラウド230を介した)センサ示度、所見、および/または忠告にリンクできるようにするのを助ける。
【0041】
臨床研究クラウド230は、たとえば、臨床データおよび関連分析を格納し、処理し、分配するための複数の分析論およびリポジトリを含む。図2の例に示すように、バイオマーカデータは、予測分析231、生物情報科学リポジトリ232、非識別臨床データリポジトリ233などに与えることができる。たとえば、予測分析231は、受信バイオマーカおよび/または他のデータを分析して、患者201および/または同様の人が罹患しやすい可能性がある病気(複数可)および/または他の状態(複数可)を予測する。リポジトリ232、233の1つまたは複数にあるデータは、分析論231によって、ならびに/あるいは外部のユーザ(たとえば、識別されたデータに関して許可されたユーザおよび/または匿名もしくは非識別データに対する比較的広いユーザグループ)によって、掘り出し、共有し、かつ/またはそうでなければ使うことができる。図2の例に示すように、臨床研究クラウド230からのデータは、知識ベース226への格納により、クラウドPaaS210と共有することができる。
【0042】
図2の例示的システム200に示すように、PaaS210は、モニタリングアプリケーションストア227を含み得る。モニタリングアプリケーションストア227を介して、患者および/または他のユーザは、たとえば、患者データモニタリングおよび/または分析を容易にするための1つまたは複数のモニタリングアプリケーションおよび/またはセンサを識別し、(たとえば、アプリケーションを無料で購入し、かつ/またはインストールすることによって)ダウンロードすることができる。1つまたは複数のサードパーティモニタリングアプリケーション240が、たとえば、アプリケーションストア227を介して入手可能にされ得る。
【0043】
さらに、1つまたは複数の患者対面SaaS(サービス型ソフトウェア)アプリケーション250が、たとえば、アプリケーションストア227を介して提供され得る。患者対面SaaSアプリケーション250は、罹患性入力アプリケーション251、患者同意アプリケーション252、情報センタ253、メッセージ通信センタ254、結果検討装置255、マーケットプレイスポータル256などを含み得る。罹患性入力アプリケーション251により、患者および/または別のユーザは、病気および/または他の状態罹患性情報(たとえば、遺伝子検査結果、家族歴情報など)を入力し更新することができる。患者同意アプリケーション252により、臨床医、分析論データウェアハウス、および/または臨床研究クラウド230などとセンサデータおよび結果を共有する上で、患者の同意が得やすくなる。情報センタ253は、検討および調査のための、予防計画、遺伝子罹患性調査などのような情報を提供する。メッセージ通信センタ254により、たとえば、初期医療提供者および他の医療専門家と情報を共有しやすくなる。結果検討255により、ユーザは、自己モニタリングデータなどからの異常結果を検討することができる。
【0044】
早期健康PaaS210からの情報(たとえば、センサデータ、バイオマーカ、分析など)に基づいて、スケジューラ260を介して臨床医と介入をスケジュールすることができる。臨床研究クラウド230にある分析センサデータ、患者遺伝子/履歴、データおよび分析論からの情報などに基づいて、PaaS210は、たとえば、予測的計画立案、患者治療、および/または他の相談のための介入が賢明または有益であると判定し得る。スケジューラ260は、PaaS210ならびに/または他の臨床および/もしくはスケジューリング資源と共同して、たとえば、1人または複数の臨床医および関連機器との、患者201のための1つまたは複数の予約をスケジュールすることができる。
【0045】
したがって、いくつかの例では、早期健康および予防のための、パートナーおよび重要な提携、知識交換クリアリングハウスサービスなどの強力なエコシステムを提供し、かつ/または容易にするのを助ける。いくつかの例では、消費者は、健康予測、計画立案、および管理に関与し、開始するのを助けることが可能になる。いくつかの例では、モバイルセンサデータ統合のための方法、機器、およびシステムが提供され、早期健康のためのマーケットプレイスおよび知識交換クリアリングハウスが可能になる。いくつかの例では、個々の健康課題に焦点を当てること、ならびに包括的であり統合型のエコシステムの両方が提供される。
【0046】
いくつかの例では、システム200は、複数の情報システムの1つまたは複数を含み、かつ/または通信し得る。情報システムは、たとえば、放射線情報システム(RIS)、画像保管通信システム(PACS)、医師向けのコンピュータによるオーダーエントリ(CPOE)、電子医療記録(EMR)、臨床情報システム(CIS)、循環器部門情報システム(CVIS)、ライブラリ情報システム(LIS)、および/または他のヘルスケア情報システム(HIS)を含み得る。患者記録にアクセスしやすくする統合型ユーザインタフェースは、臨床コンテキストオブジェクトワークグループ(CCOW)コンテキストマネージャおよび/または他の規則ベースのコンテキストマネージャなどのコンテキストマネージャを含み得る。構成要素は、コンピュータ、医療システム、スマートフォン、記憶装置、カスタムプロセッサ、および/または他の処理ユニットなど、1つまたは複数の処理ユニットにおける有線および/または無線接続を介して通信することができる。構成要素は、たとえば、ハードウェア、ソフトウェアおよび/またはファームウェアとして様々な形で、別々に実装し、かつ/または統合することができる。
【0047】
いくつかの例では、患者記録により、たとえば、識別情報、アレルギーおよび/または不調情報、履歴情報、指示、投薬、経過メモ、フローシート、実験、画像、モニタ、要約、管理情報、および/または他の情報が提供される。患者記録は、たとえば、医療従事者および/または患者向けの作業のリストを含み得る。患者記録により、たとえば、患者の治療提供者および/または場所を特定することもできる。
【0048】
いくつかの例では、たとえば、正常な結果、異常な結果、および/または重大な結果についての指示を与えることができる。たとえば、指示は、アイコンなど、グラフィカルでよい。ユーザは、インジケータを選択して、より多くの情報を得ることができる。たとえば、ユーザは、アイコンをクリックして、なぜ結果が異常だったのかについての詳細を見ることができる。いくつかの例では、ユーザは、ある特定のタイプの結果のみを閲覧することができ得る。たとえば、ユーザは、重大な結果を閲覧する資格しかない場合があり、かつ/またはその結果を選択することしかできない場合がある。
【0049】
図3は、本明細書に記載するシステム、機器、および方法を実装するのに使うことができる例示的プロセッサシステム310のブロック図である。図3に示すように、プロセッサシステム310は、相互接続バス314に結合されたプロセッサ312を含む。プロセッサ312は、たとえば、適切などのプロセッサ、処理ユニット、またはマイクロプロセッサでもよい。図3には示さないが、システム310は、マルチプロセッサシステムでよく、したがって、プロセッサ312と同一または同様であるとともに相互接続バス314に通信可能に結合された1つまたは複数の追加プロセッサを含み得る。たとえば、「クラウド」および/または「グリッド」ベースのコンピューティングを、上述したように、ユークリッドベクトルおよび線形代数を使う3次元処理に利用することができる。いくつかの例では、ベイズのアルゴリズムは、複数のアルゴリズムの複数の実行を組み合わせる発展的モデルにおいて使うことができる。いくつかのマッピングが解決されると、それ以外の残りのマッピングに関連づけられた確率が変わる。
【0050】
図3のプロセッサ312は、メモリコントローラ320および入力/出力(「I/O」)コントローラ322を含むチップセット318に結合される。公知のように、チップセットは通常、チップセット318に結合された1つまたは複数のプロセッサによってアクセス可能であり、または使われるI/Oおよびメモリ管理機能ならびに複数の汎用および/または特殊目的レジスタ、タイマなどを提供する。メモリコントローラ320は、プロセッサ312(または、複数のプロセッサがある場合は複数のプロセッサ)がシステムメモリ324および大容量記憶メモリ325にアクセスできるようにする機能を実施する。
【0051】
システムメモリ324は、たとえば、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)、フラッシュメモリ、読出し専用メモリ(ROM)などのような、所望のどのタイプの揮発性および/または不揮発性メモリも含み得る。大容量記憶メモリ325は、ハードディスクドライブ、光ドライブ、テープ記憶装置などを含む、所望のどのタイプの大容量記憶装置も含み得る。
【0052】
I/Oコントローラ322は、プロセッサ312がI/Oバス332を介して周辺入出力(「I/O」)装置326、328およびネットワークインタフェース330と通信することを可能にする機能を実施する。I/O装置326、328は、たとえば、キーボード、ビデオディスプレイまたはモニタ、マウスなどのような、所望のどのタイプのI/O装置でもよい。ネットワークインタフェース330は、たとえば、プロセッサシステム310が別のプロセッサシステムと通信することを可能にする、イーサネット(商標)装置、非同期転送モード(「ATM」)装置、802.11装置、DSLモデム、ケーブルモデム、セルラーモデムなどでよい。
【0053】
メモリコントローラ320およびI/Oコントローラ322は、図3ではチップセット318内の別個のブロックとして示してあるが、こうしたブロックによって実施される機能は、単一の半導体回路内に統合してもよく、2つ以上の別個の集積回路を使って実装してもよい。
【0054】
いくつかの実施形態は、上述した機能性を実装するための、任意のマシン可読媒体上の方法、システムおよびコンピュータプログラム製品を企図する。いくつかの実施形態は、たとえば、既存のコンピュータプロセッサを使っても、この目的または別の目的のために組み込まれた専用コンピュータプロセッサによっても、配線接続および/またはファームウェアシステムによっても実装することができる。
【0055】
上述したシステム、機器、および/または製造品構成要素もしくはそのパーツの一部または全部は、マシンアクセス可能または可読な媒体に格納されるとともに、たとえば、プロセッサシステム(たとえば、図3の例示的プロセッサシステム310)によって実行可能な、命令、コード、ならびに/または他のソフトウェアおよび/もしくはファームウェアなどを使って実装することができる。添付の請求項のいずれかが、純粋にソフトウェアおよび/またはファームウェア実装をカバーするものと読み取られる場合、構成要素の少なくとも1つは、ソフトウェアおよび/またはファームウェアを格納する、たとえばメモリ、DVD、CD、ブルーレイディスクなどの有形媒体を含むように、本明細書によって明白に定義される。
【0056】
いくつかの実施形態は、上述した機能性を実装するための、任意のマシン可読媒体上の方法、システムおよびコンピュータプログラム製品を企図する。いくつかの実施形態は、たとえば、既存のコンピュータプロセッサを使っても、この目的または別の目的のために組み込まれた専用コンピュータプロセッサによっても、配線接続および/またはファームウェアシステムによっても実装することができる。
【0057】
いくつかの実施形態は、コンピュータ実行可能命令またはデータ構造を搬送し、またはこうした命令もしくは構造が格納されたコンピュータ可読媒体を含む。このようなコンピュータ可読媒体は、汎用もしくは専用コンピュータまたはプロセッサを有する他のマシンによってアクセスすることができる、どの利用可能媒体でもよい。例として、このようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、Flash、CD−ROM、DVD、ブルーレイまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、あるいは所望のプログラムコードをコンピュータ実行可能命令またはデータ構造の形で搬送し、または格納するのに使うことができるとともに汎用もしくは専用コンピュータまたはプロセッサを有する他のマシンによってアクセスすることができる他のどの媒体も含み得る。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲に含まれる。コンピュータ実行可能命令は、たとえば、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または特殊目的処理マシンに、ある特定の機能または機能グループを実施させる命令およびデータを含む。
【0058】
概して、コンピュータ実行可能命令は、特定のタスクを実施し、または特定の抽象データタイプを実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造などを含む。コンピュータ実行可能命令、関連データ構造、およびプログラムモジュールは、本明細書で開示したいくつかの方法およびシステムのステップを実行するプログラムコードの例を表す。特定の一連のこのような実行可能命令または関連データ構造は、このようなステップにおいて記載した機能を実装する、対応する作用の例を表す。
【0059】
本発明の実施形態は、プロセッサを有する1つまたは複数のリモートコンピュータへの論理接続を使う、ネットワーク接続された環境において実施することができる。論理接続は、ここでは限定ではなく例として提示されるローカルエリアネットワーク(LAN)およびワイドエリアネットワーク(WAN)を含み得る。このようなネットワーク接続環境は、事業所規模または企業規模のコンピュータネットワーク、イントラネットおよびインターネットにおいてよく見られ、非常に様々な異なる通信プロトコルを使うことができる。このようなネットワークコンピューティング環境は通常、パーソナルコンピュータ、ハンドヘルド装置、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースまたはプログラム可能な家庭用電子機器、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータなどを含む多くのタイプのコンピュータシステム構成を包含することが当業者には理解されよう。本発明の実施形態は、通信ネットワークを介して(配線接続リンク、無線リンクによって、または配線接続もしくは無線リンクの組合せによって)リンクされるローカルおよびリモート処理装置によってタスクが実施される分散型コンピューティング環境においても実施することができる。分散型コンピューティング環境において、プログラムモジュールは、ローカルおよびリモートメモリ記憶装置内両方に配置することができる。
【0060】
本発明を、いくつかの実施形態を参照して記載したが、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更を行ってよく、等価物を置き換えてよいことが当業者には理解されよう。さらに、本発明の範囲から逸脱することなく、ある特定の状況または物質を本発明の教示に適応させるように、多くの修正を行ってよい。したがって、本発明は、開示した特定の実施形態に限定されるのではなく、本発明は、添付の請求項の範囲内であるすべての実施形態を含むことを意図するものである。
【符号の説明】
【0061】
100 フロー図
200 患者使用可能な早期健康および予防的システム
201 患者
205 センサ(複数可)
207 受信機
210 モバイルクラウドコンピューティングPaaS(サービス型プラットフォーム)
211 モニタリングアプリケーションインタフェース
212 センサ示度データストア
213 アダプタ(複数可)
214 センサデータプロセッサ
215 フィルタ(複数可)
216 用語マッピング(複数可)
217 異常示度(複数可)
218 事象アナライザ
219 患者通知装置
220 バイオマーカ送信機
221 アノニマイザ
222 エンドポイント(複数可)
223 消費者言語翻訳機
224 社会経験モジュール
225 専門家介入モジュール
226 知識ベース
227 モニタリングアプリケーションストア
230 臨床研究クラウド
231 予測分析論
232 生物情報科学リポジトリ
233 非識別臨床データリポジトリ
240 サードパーティモニタリングアプリケーション(複数可)
250 SaaS(サービス型ソフトウェア)アプリケーション(複数可)
251 罹患性入力アプリケーション
252 患者同意アプリケーション
253 情報センタ
254 メッセージ通信センタ
255 結果検討
256 マーケットプレイスポータル
260 スケジューラ
310 プロセッサシステム
312 プロセッサ
314 相互接続バス
318 チップセット
320 メモリコントローラ
322 入出力コントローラ
324 システムメモリ
325 大容量記憶メモリ
326、328 周辺入力/出力装置
330 ネットワークインタフェース
332 入出力バス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者に対して位置決めされた1つまたは複数のセンサ(205)からデータを受信するためのモニタリングアプリケーションインタフェース(211)と、
前記1つまたは複数のセンサ(205)からの前記受信データを処理して、前記受信データに基づいて1つまたは複数の示度を識別するためのセンサデータプロセッサ(214)と、
前記1つまたは複数の示度を処理して、事象出力を生成するための事象アナライザ(218)と、
前記事象出力に基づいて前記患者に通知を行うための患者通知装置(219)と、
前記1つまたは複数の示度に基づいて、バイオマーカを識別し、臨床研究クラウド(230)に送信するためのバイオマーカ送信機(220)とを備える患者予防衛生システム(200)。
【請求項2】
前記患者からデータを集め、前記データを、移動受信機(207)に中継して、前記モニタリングアプリケーションインタフェース(211)に与えるための、前記患者に対して位置決めされる1つまたは複数のセンサ(205)をさらに備える、請求項1記載のシステム(200)。
【請求項3】
前記センサデータプロセッサ(214)が、前記受信データを、1つまたは複数の用語マッピング(216)に従って処理するためのものである、請求項1記載のシステム(200)。
【請求項4】
前記センサデータプロセッサ(214)によって処理された前記1つまたは複数の示度における、1つまたは複数の異常示度を識別するための1つまたは複数のフィルタ(215)をさらに備える、請求項1記載のシステム(200)。
【請求項5】
前記バイオマーカを、前記臨床研究クラウド(230)に送信するために匿名化するためのアノニマイザ(221)をさらに備える、請求項1記載のシステム(200)。
【請求項6】
前記バイオマーカを分析して、前記患者が罹患しやすい可能性がある病気および状態の少なくとも一方を予測するための予防分析論(231)をさらに備える、請求項1記載のシステム(200)。
【請求項7】
前記臨床研究クラウド(230)から情報を受信し、格納するための知識ベース(226)をさらに備える、請求項1記載のシステム(200)。
【請求項8】
前記モニタリングアプリケーションインタフェース(211)、前記センサデータプロセッサ(214)、前記事象アナライザ(218)、前記患者通知装置(219)、および前記バイオマーカ送信機(220)の1つまたは複数が、サービス型プラットフォーム(210)として実装されるべきである、請求項1記載のシステム(200)。
【請求項9】
前記事象出力および前記バイオマーカの少なくとも一方に基づいて、臨床医と介入をスケジュールするためのスケジューラ(260)をさらに備える、請求項1記載のシステム(200)。
【請求項10】
患者使用可能な早期健康および予防ケアを提供するコンピュータ実施方法(100)であって、
病気および医学的状態の少なくとも一方に関連した患者罹患性情報に基づいて、前記患者のための予防計画を提案するステップ(1、2)と、
前記患者に対して位置決めされた1つまたは複数のセンサ(205)から、患者健康状況に関連したデータを受信するステップ(3)と、
前記患者のための前記予防計画を、前記1つまたは複数のセンサ(205)からの受信データに基づいて調整するステップ(3、4)と、
前記受信データに1つまたは複数のフィルタ(215)を適用して、1つまたは複数の異常センサ示度を識別するステップ(5)と、
前記患者による検討および同意に基づいて、前記1つまたは複数の異常センサ示度に関するデータを、さらに処理するために臨床データ集約および予測分析に提供するステップ(6)とを含む方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−139492(P2012−139492A)
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−280738(P2011−280738)
【出願日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FLASH
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【Fターム(参考)】