説明

装置、方法、及びプログラム

【課題】使用されていない機能が実行中のまま放置されてしまうことを防止すること。
【解決手段】装置(例えば、スマートフォン)1は、タッチスクリーン2Bと、ボタン3と、照度センサ4と、近接センサ5と、通信ユニット6と、レシーバ7と、マイク8と、ストレージ9と、コントローラ10と、スピーカ11と、カメラ12及び13と、コネクタ14と、加速度センサ15と、方位センサ16と、ジャイロスコープ17とを有する。そして、コントローラ10は、制御プログラム9Aを実行することにより、例えば、所定のアプリケーションが実行中である旨を利用者に通知するための所定の画面が、この所定の画面とは異なる他の画面を透過するように、所定の画面に表示される画像と他の画面に表示される画像とをディスプレイ2A上に重ねて表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、装置、方法、及びプログラムに関する。特に、本出願は、タッチスクリーンディスプレイを有する装置、その装置を制御する方法、及びその装置を制御するためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
タッチスクリーンディスプレイを備えるタッチスクリーンデバイスが知られている。タッチスクリーンデバイスには、例えば、スマートフォン及びタブレットが含まれる。タッチスクリーンデバイスは、タッチスクリーンディスプレイを介して指、ペン、又はスタイラスペンのジェスチャを検出する。そして、タッチスクリーンデバイスは、検出したジェスチャに従って動作する。検出したジェスチャに従った動作の例は、例えば、特許文献1に記載されている。
【0003】
タッチスクリーンデバイスの基本的な動作は、デバイス装置に搭載されるAndroid(登録商標)、BlackBerry(登録商標) OS、iOS、Windows(登録商標) Phone等のOS(Operating System)によって実現される。タッチスクリーンデバイスに搭載されるOSは、例えば、Android(登録商標)、BlackBerry(登録商標) OS、iOS、Symbian(登録商標) OS、Windows(登録商標) Phoneである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2008/086302号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
タッチスクリーンデバイスの多くは、通話機能などの複数のアプリケーションをマルチタスクの機能により並列に実行することができるが、ユーザの不注意などにより、利用されていないアプリケーションが、実行されたままの状態で放置されてしまうことがある。例えば、通話相手との会話の終了後、通話機能の終了操作が受け付けられておらず、通話状態が維持されたままの状態で放置されてしまう場合がある。
【0006】
一般に、マルチタスクの機能により複数のアプリケーションを並列に実行する場合、並列に実行されるアプリケーション数の増加に応じて、装置に搭載されたCPUまたはメモリなどの情報処理資源の負担が大きくなるので、装置のパフォーマンスが低下する。
【0007】
一方で、複数のアプリケーションを並列に実行することが可能な装置の多くにおいて、複数のアプリケーションが並列に実行されている場合に、現在ユーザにより操作されているアプリケーション以外の他のアプリケーションについては、小さめのアイコンまたは吹き出しなどにより控えめな表示等が行われるのみで、必ずしもユーザが容易に認知できる態様での表示等が行われていないのが現状である。このため、装置のパフォーマンスが低下した状態が継続してしまい、ユーザは、意識することなく、パフォーマンスが低下した状態での装置を利用するという弊害も生じうる。
【0008】
このような理由により、使用されていない機能が実行中のまま放置されてしまうことを防止できる装置、方法、及びプログラムの必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
1つの態様に係る装置は、ディスプレイと、第1の機能の実行中に前記第1の機能とは異なる第2の機能で実行される実行画面を表示させる場合、前記第1の機能が実行中である旨を通知する通知画面を、前記実行画面に重ねて表示させるコントローラとを備える。
【0010】
1つの態様に係る方法は、ディスプレイを備える装置を制御する方法であって、第1の機能が実行中であるか否かを判定するステップと、第1の機能の実行中に前記第1の機能とは異なる第2の機能で実行される実行画面を表示させる場合、前記第1の機能が実行中である旨を通知する通知画面を、前記実行画面に重ねて表示させるステップとを含む。
【0011】
1つの態様に係るプログラムは、ディスプレイを備える装置に、第1の機能が実行中であるか否かを判定するステップと、第1の機能の実行中に前記第1の機能とは異なる第2の機能で実行される実行画面を表示させる場合、前記第1の機能が実行中である旨を通知する通知画面を、前記実行画面に重ねて表示させるステップとを実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、実施形態に係るスマートフォンの外観を示す斜視図である。
【図2】図2は、実施形態に係るスマートフォンの外観を示す正面図である。
【図3】図3は、実施形態に係るスマートフォンの外観を示す背面図である。
【図4】図4は、ホーム画面の一例を示す図である。
【図5】図5は、実施形態に係るスマートフォンの機能を示すブロック図である。
【図6】図6は、ホーム画面を概略化した図である。
【図7】図7は、通話のためのプログラムが実行中であるときの画面の一例を示す図である。
【図8】図8は、通話のためのプログラムが実行中であるときの画面の一例を示す図である。
【図9】図9は、通話のためのプログラムが実行中である旨をユーザに通知するための画面の一例を示す図である。
【図10】図10は、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像とホーム画面に表示される画像とを重ねて表示する例を示す図である。
【図11】図11は、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像とホーム画面に表示される画像とを重ねて表示する例を示す図である。
【図12】図12は、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像とホーム画面に表示される画像とを重ねて表示する例を示す図である。
【図13】図13は、ロック画面の一例を示す図である。
【図14】図14は、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像とロック画面に表示される画像とを重ねて表示する例を示す図である。
【図15】図15は、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像とロック画面に表示される画像とを重ねて表示する例を示す図である。
【図16】図16は、利用者の操作に応じた画面の切替表示の一例を示す図である。
【図17】図17は、装置を振る操作の一例を示す図である。
【図18】図18は、ウェブブラウザによりアクセスされた所定の検索エンジンに対応するWEBページの画面の一例を示す図である。
【図19】図19は、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像と、ウェブページの画面に表示される画像とを重ねて表示する例を示す図である。
【図20】図20は、ブラウザアプリケーションが実行中である旨を利用者に通知するための画面の一例を示す図である。
【図21】図21は、利用者の操作に応じた画面の切替表示の一例を示す図である。
【図22】図22は、利用者の操作に応じた画面の切替表示の一例を示す図である。
【図23】図23は、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像とホーム画面に表示される画像とを重ねて表示する制御の処理手順の一例を示す図である。
【図24】図24は、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像とロック画面に表示される画像とを重ねて表示する制御の処理手順の一例を示す図である。
【図25】図25は、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像と、ウェブページの画面に表示される画像とを重ねて表示する制御の処理手順の一例を示す図である。
【図26】図26は、透過表示設定画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図面を参照しつつ実施形態を詳細に説明する。以下では、マルチタスクにより複数のアプリケーションを並列に実行する装置の一例として、タッチスクリーンを備えるデバイスの1つであるスマートフォンについて説明する。
【0014】
(実施形態)
図1から図3を参照しながら、本実施形態に係るスマートフォン1の全体的な構成について説明する。図1から図3に示すように、スマートフォン1は、ハウジング20を有する。ハウジング20の表面をなす面には、フロントフェイス1Aと、フロントフェイス1Aの背面に相当するバックフェイス1Bと、フロントフェイス1Aとバックフェイス1Bとを接続するサイドフェイス1C1〜1C4とが含まれる。なお、以下では、サイドフェイス1C1〜1C4を、どの面であるかを特定することなく、サイドフェイス1Cと総称することがある。
【0015】
スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bと、ボタン3A〜3Cと、照度センサ4と、近接センサ5と、レシーバ7と、マイク8と、カメラ12とをフロントフェイス1Aに有する。スマートフォン1は、スピーカ11と、カメラ13とをバックフェイス1Bに有する。スマートフォン1は、ボタン3D〜3Fと、コネクタ14とをサイドフェイス1Cに有する。以下では、ボタン3A〜3Fを、どのボタンであるかを特定することなく、ボタン3と総称することがある。
【0016】
タッチスクリーン2Bは、ディスプレイ2Aと、タッチスクリーン2Bとを有する。ディスプレイ2Aは、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)、有機ELパネル(Organic Electro−Luminescence panel)、又は無機ELパネル(Inorganic Electro−Luminescence panel)等の表示デバイスを備える。ディスプレイ2Aは、文字、画像、記号、及び図形等を表示する。
【0017】
タッチスクリーン2Bは、タッチスクリーン2Bに対する指、ペン、又はスタイラスペン等の接触を検出する。タッチスクリーン2Bは、複数の指、ペン、又はスタイラスペン等がタッチスクリーン2Bに接触した位置を検出することができる。
【0018】
タッチスクリーン2Bの検出方式は、静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式(又は超音波方式)、赤外線方式、電磁誘導方式、及び荷重検出方式等の任意の方式でよい。以下では、説明を簡単にするため、タッチスクリーン2Bがタッチスクリーン2Bに対する接触を検出する指、ペン、又はスタイラスペン等を単に「指」ということがある。
【0019】
スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bにより検出された接触及び、接触が検出された位置、接触が検出された間隔、及び接触が検出された回数の少なくとも1つに基づいてジェスチャの種別を判別する。ジェスチャは、タッチスクリーン2Bに対して行われる操作である。スマートフォン1によって判別されるジェスチャには、タッチ、ロングタッチ、リリース、スワイプ、タップ、ダブルタップ、ロングタップ、ドラッグ、フリック、ピンチイン、ピンチアウト等が含まれる。
【0020】
「タッチ」は、タッチスクリーン2Bに指が触れるジェスチャである。スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bに指が接触するジェスチャをタッチとして判別する。「ロングタッチ」とは、タッチスクリーン2Bに指が一定時間以上触れるジェスチャである。スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bに指が一定時間以上接触するジェスチャをロングタッチとして判別する。
【0021】
「リリース」は、指がタッチスクリーン2Bから離れるジェスチャである。スマートフォン1は、指がタッチスクリーン2Bから離れるジェスチャをリリースとして判別する。「スワイプ」は、指がタッチスクリーン2B上Bに接触したままで移動するジェスチャである。スマートフォン1は、指がタッチスクリーン2B上に接触したままで移動するジェスチャをスワイプとして判別する。
【0022】
「タップ」は、タッチに続いてリリースをするジェスチャである。スマートフォン1は、タッチに続いてリリースをするジェスチャをタップとして判別する。「ダブルタップ」は、タッチに続いてリリースをするジェスチャが2回連続するジェスチャである。スマートフォン1は、タッチに続いてリリースをするジェスチャが2回連続するジェスチャをダブルタップとして判別する。
【0023】
「ロングタップ」は、ロングタッチに続いてリリースをするジェスチャである。スマートフォン1は、ロングタッチに続いてリリースをするジェスチャをロングタップとして判別する。「ドラッグ」は、移動可能なオブジェクトが表示されている領域を始点としてスワイプをするジェスチャである。スマートフォン1は、移動可能なオブジェクトが表示されている領域を始点としてスワイプをするジェスチャをドラッグとして判別する。
【0024】
「フリック」は、タッチに続いて指が一方方向へ高速で移動しながらリリースするジェスチャである。スマートフォン1は、タッチに続いて指が一方方向へ高速で移動しながらリリースするジェスチャをフリックとして判別する。フリックは、指が画面の上方向へ移動する「上フリック」、指が画面の下方向へ移動する「下フリック」、指が画面の右方向へ移動する「右フリック」、指が画面の左方向へ移動する「左フリック」等を含む。
【0025】
「ピンチイン」は、複数の指が近付く方向にスワイプするジェスチャである。スマートフォン1は、複数の指が近付く方向にスワイプするジェスチャをピンチインとして判別する。「ピンチアウト」は、複数の指が遠ざかる方向にスワイプするジェスチャである。スマートフォン1は、複数の指が遠ざかる方向にスワイプするジェスチャをピンチアウトとして判別する。
【0026】
スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bを介して判別するこれらのジェスチャに従って動作を行う。したがって、利用者にとって直感的で使いやすい操作性が実現される。判別されるジェスチャに従ってスマートフォン1が行う動作は、タッチスクリーン2Bに表示されている画面に応じて異なる。以下では、説明を簡単にするために、「タッチスクリーン2Bがジェスチャを検出し、検出されたジェスチャの種別をスマートフォン1がXと判別すること」を、「スマートフォン1がXを検出する」、又は「コントローラがXを検出する」と記載することがある。
【0027】
図4を参照しながら、ディスプレイ2Aに表示される画面の例について説明する。図4は、ホーム画面の一例を示している。ホーム画面は、デスクトップ、又は待受画面と呼ばれることもある。ホーム画面は、ディスプレイ2Aに表示される。ホーム画面は、スマートフォン1にインストールされているアプリケーションのうち、どのアプリケーションを実行するかを利用者に選択させる画面である。スマートフォン1は、ホーム画面で選択されたアプリケーションをフォアグランドで実行する。フォアグランドで実行されるアプリケーションは、ホームの画面とは、異なる画面をディスプレイ2Aに表示させる。
【0028】
スマートフォン1は、ホーム画面にアイコンを配置することができる。図4に示すホーム画面40には、複数のアイコン50が配置されている。それぞれのアイコン50は、スマートフォン1にインストールされている特定のアプリケーションと予め対応付けられている。スマートフォン1は、アイコン50に対する特定のジェスチャ(例えば、タップ)を検出すると、そのアイコン50に対応付けられているアプリケーションを実行する。例えば、スマートフォン1は、メールアプリケーションに対応付けられたアイコン50に対するタップが検出されると、メールアプリケーションを実行する。
【0029】
アイコン50は、画像と文字列を含む。アイコン50は、画像に代えて、記号又は図形を含んでもよい。アイコン50は、画像又は文字列のいずれか一方を含まなくてもよい。アイコン50は、配置パターンに基づいて所定の規則に従って配置される。アイコン50の背後には、壁紙41が表示される。壁紙は、フォトスクリーン又はバックスクリーンと呼ばれることもある。スマートフォン1は、任意の画像を壁紙41として用いることができる。画像は、例えば、利用者の設定に従って任意の画像が壁紙41として決定されてもよい。
【0030】
スマートフォン1は、ホーム画面の数を増減することができる。スマートフォン1は、例えば、ホーム画面の数を利用者による設定に従って決定する。スマートフォン1は、ホーム画面を表示する場合、ホーム画面の数が複数であっても、それらのうちから選択された1つをディスプレイ2Aに表示する。
【0031】
スマートフォン1は、ホーム画面上に、1つ又は複数のロケータを表示する。ロケータの数は、ホーム画面の数と一致する。ロケータは、どのホーム画面が現在表示されているホーム画面の位置かを示す。現在表示されているホーム画面に対応するロケータは、他のロケータと異なる態様で表示される。
【0032】
図4に示す例では、4つのロケータ51が表示されている。これは、ホーム画面40の数が4つであることを示す。またさらに、図4に示す例では、左から2番目のシンボルが他のシンボルと異なる態様で表示されている。これは、左から2番目のホーム画面が現在ディスプレイ2Aに表示されていることを示している。
【0033】
スマートフォン1は、ホーム画面を表示中に特定のジェスチャを検出すると、ディスプレイ2Aに表示するホーム画面を切り替える。例えば、スマートフォン1は、右フリックを検出すると、ディスプレイ2Aに表示するホーム画面を1つ左のホーム画面に切り替える。例えばまた、スマートフォン1は、左フリックを検出すると、ディスプレイ2Aに表示するホーム画面を1つ右のホーム画面に切り替える。
【0034】
ディスプレイ2Aの上端には、領域42が設けられている。領域42には、充電池の残量を示す残量マーク43、及び通信用の電波の電界強度を示す電波レベルマーク44が表示される。スマートフォン1は、領域42に、現在時刻、天気の情報、実行中のアプリケーション、通信システムの種別、電話のステータス、装置のモード、装置に生じたイベント等を表示してもよい。このように、領域42は、利用者に対して各種の通知を行うために用いられる。領域42は、ホーム画面40以外の画面でも設けられることがある。領域42が設けられる位置は、ディスプレイ2Aの上端に限定されない。
【0035】
なお、図4に示したホーム画面40は、一例であり、各種の要素の形態、各種の要素の配置、ホーム画面40の数、及びホーム画面40での各種の操作の仕方等は上記の説明の通りでなくてもよい。
【0036】
図5は、スマートフォン1の構成を示すブロック図である。スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bと、ボタン3と、照度センサ4と、近接センサ5と、通信ユニット6と、レシーバ7と、マイク8と、ストレージ9と、コントローラ10と、スピーカ11と、カメラ12及び13と、コネクタ14と、加速度センサ15と、方位センサ16と、ジャイロスコープ17とを有する。
【0037】
タッチスクリーン2Bは、上述したように、ディスプレイ2Aと、タッチスクリーン2Bとを有する。ディスプレイ2Aは、文字、画像、記号、又は図形等を表示する。タッチスクリーン2Bは、ジェスチャを検出する。
【0038】
ボタン3は、利用者によって操作される。ボタン3は、ボタン3A〜ボタン3Fを有する。コントローラ10はボタン3と協働することによってボタン3に対する操作を検出する。ボタン3に対する操作は、例えば、クリック、ダブルクリック、トリプルクリック、プッシュ、及びマルチプッシュである。
【0039】
例えば、ボタン3A〜3Cは、例えば、ホームボタン、バックボタン、又はメニューボタンである。例えば、ボタン3Dは、例えば、スマートフォン1のパワーオン/オフボタンである。ボタン3Dは、スリープ/スリープ解除ボタンを兼ねてもよい。例えば、ボタン3E及び3Fは、例えば、音量ボタンである。
【0040】
照度センサ4は、照度を検出する。例えば、照度とは、光の強さ、明るさ、又は輝度等を示す。照度センサ4は、例えば、ディスプレイ2Aの輝度の調整に用いられる。近接センサ5は、近隣の物体の存在を非接触で検出する。近接センサ5は、例えば、タッチスクリーン2Bが顔に近付けられたことを検出する。照度センサ4及び近接センサ5は、一つのセンサとして構成されていてもよい。
【0041】
通信ユニット6は、無線により通信する。通信ユニット6によって行われる通信方式は、無線通信規格である。例えば、無線通信規格として、例えば、2G、3G、4G等のセルラーフォンの通信規格がある。例えば、セルラーフォンの通信規格として、例えば、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA2000、PDC(Personal Digital Cellular)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、PHS(Personal Handy−phone System)等がある。例えば、無線通信規格として、例えば、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、IEEE802.11、Bluetooth(登録商標)、IrDA(Infrared Data Association)、NFC(Near Field Communication)等がある。通信ユニット6は、上述した通信規格の1つ又は複数をサポートしていてもよい。
【0042】
レシーバ7及びスピーカ11は、コントローラ10から送信される音声信号を音声として出力する。レシーバ7は、例えば、通話時に相手の声を出力するために用いられる。スピーカ11は、例えば、着信音及び音楽を出力するために用いられる。レシーバ7及びスピーカ11の一方が、他方の機能を兼ねてもよい。マイク8は、利用者等の音声を音声信号へ変換してコントローラ10へ送信する。
【0043】
ストレージ9は、プログラム及びデータを記憶する。また、ストレージ9は、コントローラ10の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。ストレージ9は、半導体記憶デバイス、及び磁気記憶デバイス等の任意の非一過的(non−transitory)な記憶デバイスを含んでよい。また、ストレージ9は、複数の種類の記憶デバイスを含んでよい。また、ストレージ9は、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。
【0044】
ストレージ9に記憶されるプログラムには、フォアグランド又はバックグランドで実行されるアプリケーションと、アプリケーションの動作を支援する制御プログラムとが含まれる。アプリケーションは、例えば、ディスプレイ2Aに画面を表示させ、タッチスクリーン2Bによって検出されるジェスチャに応じた処理をコントローラ10に実行させる。制御プログラムは、例えば、OSである。アプリケーション及び制御プログラムは、通信ユニット6による無線通信又は非一過的な記憶媒体を介してストレージ9にインストールされてもよい。
【0045】
ストレージ9は、例えば、制御プログラム9A、メールアプリケーション9B、ブラウザアプリケーション9C、使用状況データ9Y、及び設定データ9Zを記憶する。メールアプリケーション9Bは、電子メール機能を提供する。電子メール機能は、例えば、電子メールの作成、送信、受信、及び表示等を可能にする。ブラウザアプリケーション9Cは、WEBブラウジング機能を提供する。WEBブラウジング機能は、例えば、WEBページの表示、及びブックマークの編集等を可能にする。使用状況データ9Yは、スマートフォン1にインストールされているアプリケーションの使用状況に関する情報を含む。設定データ9Zは、スマートフォン1の動作に関する各種の設定に関する情報を含む。
【0046】
制御プログラム9Aは、スマートフォン1を稼働させるための各種制御に関する機能を提供する。制御プログラム9Aは、例えば、通信ユニット6、レシーバ7、及びマイク8等を制御することによって、通話を実現させる。制御プログラム9Aが提供する機能には、実行中のアプリケーションに応じて、ディスプレイ2Aに表示されている情報を変更する等の各種制御を行う機能が含まれる。制御プログラム9Aが提供する機能は、メールプログラム9B等の他のプログラムが提供する機能と組み合わせて利用されることがある。
【0047】
コントローラ10は、演算回路である。演算回路は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、SoC(System−on−a−chip)、MCU(Micro Control Unit)、又はFPGA(Field−Programmable Gate Array)である。コントローラ10は、通信ユニット6等の他の構成要素が統合されたSoC(System−on−a−chip)等の集積回路であってもよい。コントローラ10は、スマートフォン1の動作を統括的に制御して各種の機能を実現する。
【0048】
具体的には、コントローラ10は、ストレージ9に記憶されているデータを必要に応じて参照しつつ、ストレージ9に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行する。そして、コントローラ10は、データ及び命令に応じてディスプレイ2A及び通信ユニット6等機能部を制御することし、それによって各種機能を実現する。コントローラ10は、タッチスクリーン2B、ボタン3、加速度センサ15等の各種検出部の検出結果に応じて、制御を変更することがある。機能部は、ディスプレイ2A、通信ユニット6、マイク8、及びスピーカ11を含むが、これらに限定されない。検出部は、タッチスクリーン2B、ボタン3、照度センサ4、近接センサ5、レシーバ7、カメラ12、カメラ13、加速度センサ15、方位センサ16、及びジャイロスコープ17を含むがこれらに限定されない。
【0049】
コントローラ10は、例えば、制御プログラム9Aを実行することにより、実行中のアプリケーションに応じて、ディスプレイ2Aに表示されている情報を変更する等の各種制御を実行する。
【0050】
カメラ12は、フロントフェイス1Aに面している物体を撮影するインカメラである。カメラ13は、バックフェイス1Bに面している物体を撮影するアウトカメラである。
【0051】
コネクタ14は、他の装置が接続される端子である。コネクタ14は、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)(登録商標)、ライトピーク(サンダーボルト(登録商標))、イヤホンマイクコネクタのような汎用的な端子であってもよい。コネクタ14は、Dockコネクタのような専用の端子でもよい。コネクタ14に接続される装置は、例えば、外部ストレージ、スピーカ、及び通信装置である。
【0052】
加速度センサ15は、スマートフォン1に働く加速度の方向及び大きさを検出する。方位センサ16は、地磁気の向きを検出する。ジャイロスコープ17は、スマートフォン1の回転角度及び角速度を検出する。加速度センサ15、方位センサ16及びジャイロスコープ17の検出結果は、スマートフォン1の位置及び姿勢の変化を検出するために、組み合わせて利用される。
【0053】
なお、図5においてストレージ9が記憶することとしたプログラムの一部又は全部は、通信ユニット6による無線通信で他の装置からダウンロードされてもよい。また、図5においてストレージ9が記憶することとしたプログラムの一部又は全部は、ストレージ9に含まれる読み取り装置が読み取り可能な非一過的な記憶媒体に記憶されていてもよい。また、図5においてストレージ9が記憶することとしたプログラムの一部又は全部は、コネクタ14に接続される読み取り装置が読み取り可能なCD、DVD、又はBlu−ray等の非一過的な記憶媒体に記憶されていてもよい。非一過的な記憶媒体は、例えば、CD(登録商標)、DVD(登録商標)、Blu−ray(登録商標)等の光ディスク、光磁気ディスク、又はメモリカードである。
【0054】
また、図5に示したスマートフォン1の構成は一例であり、本発明の要旨を損なわない範囲において適宜変更してよい。例えば、ボタン3の数と種類は図5の例に限定されない。例えば、スマートフォン1は、画面に関する操作のためのボタンとして、ボタン3A〜3Cに代えて、QWERTY配列のボタンを備えていてもよい。また、スマートフォン1は、画面に関する操作のために、ボタンを1つだけ備えてよいし、ボタンを備えなくてもよい。また、図5に示した例では、スマートフォン1が2つのカメラを備えることとしたが、スマートフォン1は、1つのカメラのみを備えてもよいし、カメラを備えなくてもよい。また、図5に示した例では、スマートフォン1が姿勢を検出するために3種類のセンサを備えることとしたが、スマートフォン1は、このうちいくつかのセンサを備えなくてもよいし、姿勢を検出するための他の種類のセンサを備えてもよい。
【0055】
図6から図22を参照しながら、制御プログラム9Aが提供する機能に基づく制御の例について説明する。制御プログラム9Aが提供する機能には、第1の機能の実行中に第1の機能とは異なる第2の機能で実行される実行画面を表示させる場合、第1の機能が実行中である旨を利用者に通知する通知画面を、実行画面に重ねて表示させる機能が含まれる。例えば、制御プログラム9Aが提供する機能には、所定のアプリケーションが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像と、所定のアプリケーションとは異なる他のアプリケーションで実行される画面に表示される画像とをディスプレイ2A上に重ねて表示させる機能が含まれる。以下に、所定のアプリケーションが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像と、所定のアプリケーションとは異なる他のアプリケーションで実行される画面に表示される画像とをディスプレイ2A上に重ねて表示させる複数の例を示す。
【0056】
図6は、上述した図4に示すホーム画面を概略化した図を示している。図7および図8は、通話のためのプログラムが実行中であるときの画面の一例を示している。例えば、スマートフォン1は、スマートフォン1にインストールされている通話のためのプログラムに対応付けられたアイコン50に対するタップが検出されると、通話のためのプログラムを起動する。そして、起動された通話のためのプログラムにより、通話のためのプログラムの起動時の画面として、図7に示す通話画面45aがタッチスクリーン2Bのディスプレイ2Aに表示出力される。図7に示す通話画面45aは、発信操作が行われる前の画面の一例であり、発信前の状態に対応する受話器を模したキャラクターの画像と、ダイアル操作を行うためのキーパッドと、発信操作を行うための発信ボタンとを有する。
【0057】
また、発信ボタンに対するタップが検出されると、通話のためのプログラムにより、図7に示す通話画面45aは、図8に示す通話画面45bに遷移する。図8に示す通話画面45bは、通話中の画面の一例であり、通話中の状態に対応する受話器を模したキャラクターの画像と、ダイアル操作を行うためのキーパッドと、通話の終了操作を行うための終了ボタンとを有する。
【0058】
図9は、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面の一例を示している。図9に示す画面は、通話のためのプログラム実行中、例えば、図8に示す通話画面45bが表示されている状態で、ホーム画面などの表示が行われたり、他のアプリケーションが新たに起動されたりした場合に、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面として、図8に示す通話画面45bとは別個に新たに生成される画像レイヤである。図9に示す画面には、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画像Gが表示される。画像Gは、図8に示す通話中に対応する受話器を模したキャラクターの拡大画像の領域と、「通話中」と表記された網掛けの領域とで構成される。
【0059】
図10は、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像とホーム画面に表示される画像とを重ねて表示する場合の表示例の1つを示している。図10は、通話のためのプログラム実行中に、ホーム画面が表示される場合の表示の一例である。スマートフォン1は、例えば、通話のためのプログラム実行中に、ホーム画面の表示操作が行われると、図9に示す画面が図6に示すホーム画面40を透過するように、図9に示す画面に表示される画像と図6に示すホーム画面40に表示される画像とを重畳させて、タッチスクリーン2Bのディスプレイ2Aに表示させる。本実施形態では、例えば、図9に示す画面に表示される画像の上に図6に示すホーム画面40に表示される画像を重ねて表示させ、図9に示す画面を通して図6に示すホーム画面を視認できるようにしている。よって、仮に、利用者が通話の途中でホーム画面に戻ったとしても、通話が終了していないことを忘れてしまうことがないので、使用されていない機能が実行中のまま放置されてしまうことを防止できる。なお、タッチスクリーン2B上では、ホーム画面40の操作が有効な状態となっている。
【0060】
図11は、図10と同様に、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像とホーム画面に表示される画像とを重ねて表示する場合の表示例の1つを示している。図11は、ホーム画面に無地以外の壁紙が設定されている場合の表示の一例である。スマートフォン1は、ホーム画面に無地以外の壁紙41が設定されている場合であっても、図9に示す画面が、図6に示すホーム画面40を透過するように、図9に示す画面に表示される画像と図6に示すホーム画面40に表示される画像とを重ねて、タッチスクリーン2Bのディスプレイ2Aに表示させる。本実施形態では、例えば、図9に示す画面に表示される画像の上に図6に示すホーム画面40に表示される画像を重ねて表示させ、図9に示す画面を通して図6に示すホーム画面を視認できるようにしている。
【0061】
なお、図10または図11において、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像とホーム画面に表示される画像の両方の画像が見えれば、重ね方はどのようにしてもよい。前後関係は関係ない。例えば、それぞれの画像を層として重ねてもよい。他のアプリケーションの層の間に、通話中の画像を表示させてもよい。他のアプリケーションの画像に通話中の画像を合成してもよいし、他のアプリケーションの背景、壁紙の画像として通話中の画像を表示させる設定としてもよい。
【0062】
図12は、図10および図11と同様に、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像とホーム画面に表示される画像とを重ねて表示する場合の表示例の1つを示している。図12は、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面として、所定の配色と「通話中」の文字で構成された画像Gを採用した場合の表示の一例である。スマートフォン1は、図12に示す画面が、図6に示すホーム画面40を透過するように、図12に示す画面に表示される画像と図6に示すホーム画面40に表示される画像とを重ねて、タッチスクリーン2Bのディスプレイ2Aに表示させる。なお、所定の配色のみの画像、または所定の配色が施され一定間隔で点滅する画像など、通話中であることが利用者に明示することが可能な種々の態様で、所定の画面を構成することが可能である。
【0063】
図13は、ロック画面の一例を示している。ロック画面とは、スマートフォン1の起動時または待機状態からの復帰時にディスプレイ2Aに最初に表示される画面であり、ロック状態を解除することで、例えば、図4に示すようなホーム画面が表示される。ここで、待機状態とは、電源はONされた状態であるが、ディスプレイ2Aが消灯してタッチスクリーン2Bに対する操作を行えないスマートフォン1の状態をいう。例えば、本実施形態では、ロック画面46の一例として、錠前のイラスト画像と、ロック状態を解除操作するための解除ボタンとを備えた画面を取り上げて説明する。
【0064】
図14は、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像とロック画面に表示される画像とを重ねて表示する場合の表示例の1つを示している。図14は、通話のためのプログラム実行中に、ロック画面が表示される場合の表示の一例である。スマートフォン1は、例えば、通話のためのプログラム実行中に、ロック画面の表示操作が行われると、図9に示す画面が、図13に示すロック画面を透過するように、図9に示す画面に表示される画像と図13に示すロック画面46に表示される画像とを重ねて、タッチスクリーン2Bのディスプレイ2Aに表示させる。本実施形態では、例えば、図9に示す画面に表示される画像の上に図13に示すロック画面46に表示される画像を重ねて表示させ、図9に示す画面を通して図13に示すロック画面46を視認できるようにしている。よって、仮に、利用者が通話の終了操作をしたつもりで、スマートフォン1を待機状態にした場合であっても、再び、ロック画面を表示させるタイミングで通話状態のままであることを迅速に気づくことができるので、使用されていない機能が実行中のまま放置されてしまうことをできるだけ防止できる。なお、タッチスクリーン2B上では、ロック画面46の操作が有効な状態となっている。
【0065】
図15は、図14と同様に、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像とロック画面に表示される画像とを重ねて表示する場合の表示例の1つを示している。図15は、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面として、所定の配色と「通話中」の文字で構成された画像Gを採用した場合の表示の一例である。スマートフォン1は、図12に示す画面が、図13に示すロック画面を透過するように、図12に示す画面に表示される画像と図13に示すロック画面に表示される画像とを重ねて、タッチスクリーン2Bのディスプレイ2Aに表示させる。
【0066】
図16は、利用者の操作に応じた画面の切替表示の一例を示している。図16は、上述した図10の表示がされている場合に、利用者の操作に応じて画面表示を変更する例である。図16に示すステップS11では、タッチスクリーン2B上に、図6のホーム画面40に表示される画像と図9の画面に表示される画像とが重ねて表示されている。そして、ステップS11〜S12にかけて、利用者の指がタッチスクリーン2Bに接触したまま画面の中央部付近を下方向へ移動している。
【0067】
ステップS11〜S12にかけての利用者の操作が行われると、スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bを介して、図6のホーム画面40に表示される画像と図9の画面に表示される画像とが重ねて表示されている画面上での下方向へのスイープを検出する。続いて、スマートフォン1は、下方向へのスイープが検出されなくなった時点で、図16のステップS13に示すように、タッチスクリーン2Bのディスプレイ2Aに、図6のホーム画面40に表示される画像と図9の画面に表示される画像とが重ねて表示されている画面を、実行中である通話のためのプログラムの通話画面45b(図8)に切り替えて表示する。この表示の切替により、タッチスクリーン2B上では、通話画面45bに対する操作が可能な状態へと切り替えられる。なお、スマートフォン1は、下方向へのスイープの距離を測定し、測定したスイープの距離がディスプレイ2Aの表示面に沿った垂直方向の最大寸法の半分以上である場合に、画面の切替を行うようにすることで、利用者の操作に敏感に反応しすぎることにより、画面の切替が不安定にならないようにすることもできる。
【0068】
また、図17に示すように、加速度センサ15等を介して検出されるスマートフォン1を振る操作に応じて、図6の画面に表示される画像と図9の画面に表示される画像とが重ねて表示されている画面を、通話画面45bに切り替えて表示するようにすることもできる。なお、スマートフォン1は、振る操作が行われた回数が所定の回数に到達した時点で切り替えるようにすることにより、例えば、マルチタスクで複数のアプリケーションが並列に実行されている場合に、他のアプリケーションに対する操作との抵触が起こらないようにすることもできる。
【0069】
図18は、ウェブブラウザ機能によりアクセスされた所定の検索エンジンに対応するWEBページの画面の一例を示している。例えば、スマートフォン1は、スマートフォン1にインストールされているブラウザアプリケーションに対応付けられたアイコン50に対するタップが検出されると、ブラウザアプリケーションを起動する。そして、起動されたブラウザアプリケーションにより、ブラウジングされた所定の検索エンジンを表示する画面として、図18に示すウェブページの画面47が、タッチスクリーン2Bのディスプレイ2Aに表示出力される。図18に示すウェブページの画面47は、熊のキャラクターの画像と、検索クエリを入力する入力ボックスと、検索の実行を要求する検索ボタンとを有する所定のウェブページ上に、ブラウザアプリケーションが実行中であることを示すマークが表示された状態にある。
【0070】
図19は、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像と、ウェブページの画面に表示される画像とを重ねて表示する場合の表示例の1つを示している。図19は、通話のためのプログラム実行中に、ウェブページの画面47が表示される場合の表示の一例である。スマートフォン1は、例えば、通話のためのプログラム実行中に、ウェブページへのアクセスが行われると、図9に示す画面が、図18に示すウェブページの画面47を透過するように、図9に示す画面に表示される画像と図18に示すウェブページの画面47に表示される画像とを重ねて、タッチスクリーン2Bのディスプレイ2Aに表示させる。本実施形態では、例えば、図9に示す画面に表示される画像の上に図18に示すウェブページの画面47に表示される画像を重ねて表示させ、図9に示す画面を通して図18に示すウェブページの画面47を視認できるようにしている。よって、仮に、利用者が通話の途中でウェブページにアクセスしたとしても、通話が終了していないことを忘れてしまうことがない。なお、タッチスクリーン2B上では、ウェブページの画面47の操作が有効な状態となっている。
【0071】
図20は、ブラウザアプリケーションが実行中である旨を利用者に通知するための画面の一例を示している。図20に示す画面は、ブラウザアプリケーション実行中、ホーム画面などの表示が行われたり、他のアプリケーションが新たに起動されたりした場合に、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面として、ブラウザアプリケーションによりアクセスされたウェブサイトまたはウェブページの画像とは別個に新たに生成される画像Gを含む画像レイヤである。
【0072】
図21は、利用者の操作に応じた画面の切替表示の一例を示している。図21は、上述した図19の画面が表示されている場合に、利用者の操作に応じて画面表示を変更する例である。図21に示すステップS21では、タッチスクリーン2B上に、図9の画面に表示される画像と図18のウェブページの画面47に表示される画像とが重ねて表示されている。そして、ステップS21〜S22にかけて、利用者の指が、タッチスクリーン2Bに接触したまま、画面の中央部付近を画面の下部から上方向へ移動している。
【0073】
ステップS21〜S22にかけての利用者の操作が行われると、スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bを介して、図9の画面に表示される画像と図18の画面に表示される画像とが重ねて表示されている画面上での上方向へのスイープを検出する。続いて、スマートフォン1は、上方向へのスイープが検出されなくなった時点で、図21のステップS23に示すように、タッチスクリーン2Bのディスプレイ2Aに、図9の画面に表示される画像と図18のウェブページ画面47に表示される画像とが重ね合わされて表示されている画面を、実行中である通話のためのプログラムの通話画面45b(図8)に対する操作が可能となるように切り替えて表示する。すなわち、スマートフォン1は、図20の画面が図8の通話画面45bを透過するように、図20の画面に表示されている画像Gと図8の通話画面45bに表示されている画像とを重ねて表示する。本実施形態では、例えば、図20に示す画面に表示されている画像Gの上に図8に示す通話画面45bに表示される画像を重ねて表示させ、図8に示す通話画面45bを通して図20に示す画面を視認できるようにしている。なお、本実施形態では、図20に示す画面に表示される画像Gの上に図8に示す通話画面45bに表示される画像を重ねて表示させる。この表示の切替により、タッチスクリーン2B上では、通話画面45bに対する操作が可能な状態へと切り替えられる。
【0074】
図22は、利用者の操作に応じて、図21に示す状態から、再び、図19に示す状態への画面の表示切替の一例を示している。図22に示すステップS31では、タッチスクリーン2B上に、図8の通話画面45bに表示される画像と図20の画面に表示される画像Gとが重ねて表示されている。そして、ステップS31〜S32にかけて、利用者の指が、タッチスクリーン2Bに接触したまま、画面の中央部付近を画面の下方向へ移動、つまり、図21に示す指の移動方向とは逆の方向に移動している。
【0075】
ステップS31〜S32にかけての利用者の操作が行われると、スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bを介して、図8の通話画面45bに表示される画像と図20の画面に表示される画像Gとが重ねて表示されている画面上での下方向へのスイープを検出する。続いて、スマートフォン1は、下方向へのスイープが検出されなくなった時点で、図22のステップS33に示すように、タッチスクリーン2Bのディスプレイ2Aに、図8の通話画面45bに表示される画像と図20の画面に表示される画像Gとが重ねて表示されている画面を、図21に示す場合とは逆に、実行中であるブラウザアプリケーションにより表示されるウェブページの画面47(図18)が操作可能となるように切り替えて表示する。すなわち、図19と同様に、スマートフォン1は、図9の画面が図18のウェブページの画面47を透過するように、図9の画面に表示されている画像と図18のウェブページの画面47に表示されている画像とを重ねて表示する。この表示の切替により、タッチスクリーン2B上では、ウェブページの画面47に対する操作が可能な状態へと切り替えられる。
【0076】
なお、図17に示すように、スマートフォン1を振る操作によって、通話画面45bとウェブページの画面47とを切り替えて表示するようにしてもよい。また、図19または図21、図22などに示すように、通話のためのプログラムとブラウザアプリケーションとが並列して実行中である場合に、どちらかのプログラムが終了操作された場合には、実行中のプログラムに対応する画面のみを表示させる。
【0077】
図23〜25を参照しながら、制御プログラム9Aが提供する機能に基づく制御の処理手順の例について説明する。図23は、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像とホーム画面に表示される画像とを重ねて表示する制御の処理手順の一例を示している。図24は、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像とロック画面に表示される画像とを重ねて表示する制御の処理手順の一例を示している。図25は、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像と、ウェブページの画面に表示される画像とを重ねて表示する制御の処理手順の一例を示している。
【0078】
なお、図23〜25に示す処理手順は、コントローラ10が、制御プログラム9Aを実行することによって実現される。
【0079】
まず、図23を参照しつつ、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像とホーム画面に表示される画像とを重ねて表示する制御の処理手順の一例を説明する。
【0080】
コントローラ10は、ステップS101として、ホーム画面40の表示を実行するか否かの判定処理を実行する。例えば、コントローラ10は、スマートフォン1が待機状態に移る前の状態(アプリケーションが実行されている状態)で、利用者によるボタン3Bなどの押下げ操作を受け付けた場合には、ホーム画面40の表示を実行する旨の判定結果を導出し、利用者によるボタン3Bなどの押下げ操作を受け付けていない場合には、ホーム画面40の表示を実行しない旨の判定結果を導出し、ステップS101の判定を「No」として、ステップS101の同判定を繰り返し実行する。
【0081】
コントローラ10は、ホーム画面40の表示を実行する旨の判定結果を導出した場合には(ステップS101,Yes)、続いて、ステップS102として、通話のためのプログラムが実行中の状態にあるか否かを判定する。例えば、コントローラ10は、通話のためのプログラムのタスクが実行中である場合には、通話のためのプログラムが実行中である旨の判定結果を導出する。
【0082】
コントローラ10は、通話のためのプログラムが実行中である旨の判定結果を導出した場合には(ステップS102,Yes)、ステップS103として、ホーム画面40を透過するように、ホーム画面40(図6)に表示される画像のレイヤと、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面(図9)に表示される画像Gのレイヤとを、タッチスクリーン2Bのディスプレイ2Aに重ねて表示して、処理を終了する。
【0083】
一方、コントローラ10は、通話のためのプログラムが実行中ではない旨の判定結果を導出した場合には(ステップS102,No)、ステップS104として、ホーム画面40をタッチスクリーン2Bのディスプレイ2Aに表示して、処理を終了する。
【0084】
次に、図24を参照しつつ、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像とロック画面に表示される画像とを重ねて表示する制御の処理手順の一例を説明する。
【0085】
コントローラ10は、ステップS201として、ロック画面46の表示を実行するか否かの判定処理を実行する。例えば、コントローラ10は、スマートフォン1が待機状態中で、利用者によるボタン3Bまたは3Dなどの押下げ操作を受け付けた場合には、ロック画面46の表示を実行する旨の判定結果を導出し、利用者によるボタン3Bまたは3Dなどの押下げ操作を受け付けていない場合には、ロック画面46の表示を実行しない旨の判定結果を導出し、ステップS201の判定を「No」として、ステップS201の同判定を繰り返し実行する。
【0086】
コントローラ10は、ロック画面46の表示を実行する旨の判定結果を導出した場合には(ステップS201,Yes)、続いて、ステップS202として、通話のためのプログラムが実行中の状態にあるか否かを判定する。例えば、コントローラ10は、通話のためのプログラムのタスクが実行中である場合には、通話のためのプログラムが実行中である旨の判定結果を導出する。
【0087】
コントローラ10は、通話のためのプログラムが実行中である旨の判定結果を導出した場合には(ステップS202,Yes)、ステップS203として、ロック画面46を透過するように、ロック画面46(図13)に表示される画像のレイヤと、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面(図9)に表示される画像Gのレイヤとを、タッチスクリーン2Bのディスプレイ2Aに重ねて表示して、処理を終了する。
【0088】
一方、コントローラ10は、通話のためのプログラムが実行中ではない旨の判定結果を導出した場合には(ステップS202,No)、ステップS204として、ロック画面46をタッチスクリーン2Bのディスプレイ2Aに表示して、処理を終了する。
【0089】
次に、図25を参照しつつ、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像と、ウェブページの画面に表示される画像とを重ねて表示する制御の処理手順の一例を説明する。なお、図25では、通話のためのプログラム実行中に、ウェブブラウザを起動して所定のウェブページにアクセスする場合の画面表示の制御の手順について説明する。
【0090】
コントローラ10は、ステップS301として、ウェブブラウザを起動するか否かを判定する。判定の結果、ウェブブラウザを起動する場合には(ステップS301,Yes)、コントローラ10は、ステップS302として、ブラウザによる表示画面(図18)を透過させるように、ブラウザによる表示画面の画像のレイヤと、通話のためのプログラムが実行中である旨を利用者に通知するための画面に表示される画像Gのレイヤとを、タッチスクリーン2Bのディスプレイ2Aに重ねて表示する。
【0091】
続いて、コントローラ10は、ステップS303として、ウェブブラウザが終了したか否かを判定する。判定の結果、ウェブブラウザが終了していない場合には(ステップS330,No)、ステップS303の判定を繰り返し実行する。一方、判定の結果、ウェブブラウザが終了した場合には(ステップS303,Yes)、コントローラ10は、ステップS304として、実行中である通話のためのプログラムの画面(図8)のみを、タッチスクリーン2Bのディスプレイ2Aに重ねて表示し、上述したステップS301に戻る。
【0092】
また、コントローラ10は、ステップS301において、ウェブブラウザを起動しない場合には(ステップS301,No)、そのまま、実行中である通話のためのプログラムの画面表示を継続して(ステップS305)、上述したステップS301に戻る。
【0093】
添付の請求項に係る技術を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施形態に関し記載してきた。しかし、添付の請求項は、上記実施形態に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成を具現化するように構成されるべきである。
【0094】
例えば、図5に示した各プログラムは、複数のモジュールに分割されていてもよい。あるいは、図5に示した各プログラムは、他のプログラムと結合されていてもよい。
【0095】
また、上記の実施形態では、タッチスクリーンディスプレイを備える装置の一例として、スマートフォンについて説明したが、添付の請求項に係る装置は、スマートフォンに限定されない。例えば、添付の請求項に係る装置は、スマートフォン以外のモバイルフォン、携帯型パソコン、デジタルカメラ、メディアプレイヤ、電子書籍リーダ、ナビゲータ、又はゲーム機等の携帯電子機器であってもよい。携帯電子機器は、例えば、モバイルフォン、タブレット、携帯型パソコン、デジタルカメラ、メディアプレイヤ、電子書籍リーダ、ナビゲータ、及びゲーム機である。またあるいは、添付の請求項に係る装置は、デスクトップパソコン、テレビ受像器等の据え置き型の電子機器であってもよい。据え置き型の電子機器は、例えば、デスクトップパソコン、及びテレビ受像器である。
【0096】
また、上記の実施形態では、通話のためのプログラムが実行中であることを利用者に通知するための画面が、ホーム画面40などの他の画面を透過するように重ねて表示させる場合を説明したが、スマートフォン1に搭載された機能やアプリケーションのうち、実行中であることを利用者に通知するものを利用者自らが任意に設定するようにしてもよい。図26は、透過表示設定画面の一例を示している。利用者は、スマートフォン1上で、例えば、図26に示す透過表示設定画面をディスプレイ2Aに表示させ、実行中に他の画面を透過させるように表示する対象処理機能(プログラム)については、「ON」のチェックボックスを有効にし、実行中に他の画面を透過させるように表示しない対象処理機能(プログラム)については、「OFF」のチェックボックスを有効にすることで、実行中に他の画面を透過させるように表示する対象処理機能を選択することができる。これにより、プログラムが実行中であることを通知させるアプリケーションの数を自由に変更できる。
【0097】
例えば、実行中であることを利用者に通知する所定のアプリケーションとしては、当該アプリケーションを実行している時間に応じて、課金されるアプリケーションとすることが好ましい。つまり、アプリケーションを実行している時間が長くなると料金が高くなるアプリケーションに用いることが好ましい。これにより、他のアプリケーションの実行中も課金が発生していることを把握することができ、不要な場合に迅速に当該機能を終了させることができる。また、課金されるアプリケーションとしておけば、利用者に甚大な料金請求が発生してしまう事態を回避することもできる。
【0098】
また、実行中であることを利用者に通知する対象を、プログラム(または、アプリケーション)で実行される機能としてもよい。例えば、通話のためのプログラム(または、通話アプリケーション)が実行され、かつ通話機能が実行されている場合、上記制御(図22または図23など)を実行するようにし、通話のためのプログラムが実行され、通話機能が実行されていない場合、上記制御を実行しないようにしてもよい。
【0099】
また、上記の実施形態では、通話のためのプログラムが実行中であることを利用者に通知するための画面(例えば、図9参照)と、他の画面とを重ねて表示する場合を説明したが、通話ためのプログラムの実行中に表示される画面(例えば、図8参照)と他の画面とを重ねて表示させてもよい。
【0100】
また、上記の実施形態では、例えば、図10に示すように、図9に示す画面が図6に示すホーム画面40を透過するように、図9に示す画面に表示される画像と図6に示すホーム画面40に表示される画像とを重ねて、タッチスクリーン2Bのディスプレイ2Aに表示させる。そして、図9に示す画面を通して図6に示すホーム画面を視認できるようにしているが、例えば、ホーム画面の透明度を変化させることにより、図9に示す画面が図6に示すホーム画面40を透過するようにしてもよく、一方で、図9に示す画面の透明度を変化させて、図9に示す画面が図6に示すホーム画面40を透過させるようにしてもよい。図9に示す画面が図6に示すホーム画面40を透過させるようにする場合、ホーム画面40に表示された画像の上に図9に示す画面に表示された画像を重ねて表示する。また、画面を透過させることなく、例えば、図6に示すホーム画面40に表示される画像(レイヤ)に、図9に示す画面に表示される画像(レイヤ)を単純に重ねて表示するようにしてもよい。
【0101】
また、上記の実施形態において、スマートフォン1に対する所定の操作が受け付けられた場合に、実行中であることが通知されたアプリケーションを終了させるようにしてもよい。例えば、図10に示すように、通話のためのプログラムが実行中であることを利用者に通知するための画面が、ホーム画面40を透過するように重ねて表示されている場合に、ボタン3Bを所定の時間押し続ける操作を受け付けた場合、または所定時間内に所定回数の押す操作を受け付けた場合に、実行中である通話のためのプログラムのみを終了させるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0102】
1 スマートフォン
2 タッチスクリーンディスプレイ
2A ディスプレイ
2B タッチスクリーン
3 ボタン
4 照度センサ
5 近接センサ
6 通信ユニット
7 レシーバ
8 マイク
9 ストレージ
9A 制御プログラム
9B メールアプリケーション
9C ブラウザアプリケーション
9Y 使用状況データ
9Z 設定データ
10 コントローラ
11 スピーカ
12、13 カメラ
14 コネクタ
15 加速度センサ
16 方位センサ
17 ジャイロスコープ
20 ハウジング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイと、
第1の機能の実行中に前記第1の機能とは異なる第2の機能で実行される実行画面を表示させる場合、前記第1の機能が実行中である旨を通知する通知画面を、前記実行画面に重ねて表示させるコントローラと
を備える装置。
【請求項2】
前記コントローラは、前記通知画面および前記実行画面の少なくとも一方を透過させて表示させる請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記実行画面である、ロック画面、ホーム画面、または前記第1の機能を実行する第1のアプリケーションと異なる第2のアプリケーションが実行中である場合に前記ディスプレイに表示されるアプリケーション画面の少なくとも1つの画面に、前記通知画面を重ねて表示させる請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記第1の機能は、通話アプリケーションで実行する通話機能を含み、
前記コントローラは、前記通話アプリケーションで通話中である場合、通話中であることを示す通知画面を、前記実行画面に重ねて表示させる請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記コントローラは、受け付けられるユーザ操作に応じて、前記ディスプレイに表示させる画面を、前記通知画面と前記実行画面とを重ねた画面から前記第1の機能の実行画面に切り替える請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記コントローラは、第1のユーザ操作を受け付けた場合に、実行中である第1のアプリケーションを終了させる請求項5に記載の装置。
【請求項7】
ディスプレイを備える装置を制御する方法であって、
第1の機能の実行中であるか否かを判定するステップと、
第1の機能の実行中に前記第1の機能とは異なる第2の機能で実行される実行画面を表示させる場合、前記第1の機能が実行中である旨を通知する通知画面を、前記実行画面に重ねて表示させるステップと
を含む方法。
【請求項8】
ディスプレイを備える装置に、
第1の機能の実行中であるか否かを判定するステップと、
第1の機能の実行中に前記第1の機能とは異なる第2の機能で実行される実行画面を表示させる場合、前記第1の機能が実行中である旨を通知する通知画面を、前記実行画面に重ねて表示させるステップと
を実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【公開番号】特開2013−114419(P2013−114419A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−259500(P2011−259500)
【出願日】平成23年11月28日(2011.11.28)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】