説明

装置の物理的な位置を決定するための方法およびシステム

【課題】ネットワークの監視と電力管理装置とを利用することによって、ネットワークデバイスの特性を決定するためのシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】方法は、ネットワークデバイスの機能的なタイプを自動的に決定するために採用される。この方法は、配電デバイスにおいてネットワークデバイスによって引出される電力を監視し、引出される電力に基づいてネットワークデバイスの機能的なタイプを決定するためにコンピュータベースのシステムを採用し得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明の少なくとも1つの実施の形態は、一般的に、情報技術ネットワークデバイスの特性を自動的に発見するための方法およびシステムに関し、特に、ネットワークの監視や電力管理装置を介してネットワークデバイスの特性を発見するための方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
情報ベースの経済に対する要求の高まりに応じて、情報技術ネットワークは世界中で発達し続けている。この広がりは、地理的に隔てられたコンピュータのリソースを互いに結び付ける広く分散されたコンピュータネットワークや、共有された電力、冷却、電気通信のインフラストラクチャを配置されたネットワークデバイスのホストへと提供する中央ネットワークデータセンターを含むさまざまな様相を呈する。これらの情報技術ネットワークの種類、規模、複雑さが増すにつれて、これらの運用に関するコストがかかるようになる。これらのコストには、ネットワークデバイスおよびインフラストラクチャを取得したり維持したりするためのコスト、ネットワークデバイスおよび冷却システムによって消費される電力のコスト、ネットワーク管理スタッフの給料などが含まれる。
【0003】
情報技術ネットワークに関するコストの規模が増大するにつれて、市場は組織をそれらをよりよく管理できるようにすることに焦点を当てるようになる。組織がそれらのネットワークデバイスやインフラストラクチャを取得したり維持したりするための費用を低減しやすくなるように、ソフトウェア会社は組織の情報技術ハードウェアおよびソフトウェアのリストや追跡を効率化する資産管理アプリケーションを開発してきた。たとえば、RFIDタグあるいはバーコードラベルは、ネットワークデバイスの位置を追跡することを支援するために、ネットワークデバイスに添付され得る。これらのツールを介して、ソフトウェアのライセンスの遵守、ハードウェアおよびソフトウェアのアップグレード、リースされた装置の交換などのような活動が、リスト情報の中央に集められた格納場所から、計画され調整され得る。関連分野においては、情報技術ネットワークをサポートするために必要とされるネットワーク管理スタッフを減らすために、ソフトウェア会社は集中型のソフトウェアの分散や情報技術ネットワーク装置の監視を可能にするプログラムを開発してきた。このように、ネットワーク管理者は、離れた位置から、ソフトウェアのアップグレード、問題のあるネットワークデバイスの特定、修復ステップの実行を含むソフトウェアのメンテナンスを実行することができる。
【0004】
類似の方法によって、ネットワークデバイスのアップタイムを最大化したり電力の使用量を最少化したりするという要望は、電力管理技術においていくらかの進歩をもたらしてきた。たとえば、伝統的に、電力をあるネットワークデバイスに途切れることなく流すことを確実なものとすることに力を注いできたネットワークの物理的なインフラストラクチャの会社は、ネットワークデバイスによる電力の消費を遠隔で監視し、個々の電力コンセント(アウトレット)への電力の供給をコントロールする技術を作り上げてきた。これらの進歩のお蔭で、ネットワークデバイスの製造者達は、どのデバイスの機能が利用されるのかということに基づいて、電力消費のレベルを低減することができるネットワークデバイスを製造してきた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明の実施の形態は、ネットワークの監視と電力管理装置とを利用することによって、ネットワークデバイスの特性を決定するためのシステムおよび方法を提供する。少な
くとも1つの実施の形態は、ネットワークデバイスの物理的な位置を決定するためのシステムおよび方法を提供する。他の実施の形態は、ネットワークデバイスの機能的なタイプを決定するためのシステムおよび方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の局面は、物理的な位置を有し、ネットワークデバイスに電力を供給するためにネットワークデバイスに接続される配電デバイスにおける電力の変化を検出することによって、ネットワークデバイスの物理的な位置を決定する方法へと向けられている。この第1の局面は、配電デバイスの物理的な位置に基づいて、ネットワークデバイスの物理的な位置を決定することも含む。ネットワークデバイスの物理的な位置を決定することは、電力の変化をネットワークデバイスの利用の変化と比較することを含み得る。
【0007】
この方法は、第1のステップとして、イベントが発生することを待つことをさらに含み得る。このイベントは、新たなネットワークデバイスを設置することや、ネットワークデバイスを取り替えることや、ネットワークデバイスに、すぐに、あるいは将来に予め定められた時間に、電力の消費を変化させるように指示することを含み得る。指示された電力消費の変化は、減少あるいは増大を含み得る。また、ネットワークデバイスに電力消費を変化させるように指示することは、ネットワークを介してネットワークデバイスにアクセスすることを含み得る。
【0008】
この方法は、ネットワークデバイスの物理的な位置を、配電デバイスの物理的な位置に関連付けることをさらに含み得る。また、この方法は、グラフィカルなディスプレイを用いることによって、物理的な状況を示す形態(physical context)でネットワークデバイスの画像を表示することをさらに含み得る。最後に、この方法は、配電デバイスと、当該配電デバイスに関連付けられたネットワークデバイスの画像を表示することをさらに含み得る。
【0009】
第2の局面は、配電デバイスにおいてネットワークデバイスによる電力の引出しを監視することを含む、ネットワークデバイスの機能的なタイプを決定する方法と、電力の引出しに基づいてネットワークデバイスの機能的なタイプを決定する方法とに向けられる。
【0010】
ネットワークデバイスが第1の電力供給のための第1のインプットと第2の電力供給のための第2のインプットとを有する変換スイッチを含む場合、この方法は、第1の電力供給を供給する配電デバイスを識別することと、第2の電力供給を供給する配電デバイスを識別することとをさらに含み得る。
【0011】
第3の局面は、コンピュータ読取可能な信号が格納されたコンピュータ読取可能な媒体に向けられる。当該信号は、プロセッサによって実行される結果として、プロセッサに、物理的な位置を有しネットワークデバイスに電力を供給するために当該ネットワークデバイスに接続される配電デバイスにおける電力の変化を検出させ、配電デバイスの物理的な位置に基づいてネットワークデバイスの物理的な位置を決定させるように指示する指令を定義する。ネットワークデバイスの物理的な位置を決定することは、電力の変化とネットワークデバイスの利用の変化とを比較することを含み得る。
【0012】
この発明の別の局面は、コンピュータ読取可能な信号が格納されるコンピュータ読取可能な媒体に向けられる。当該信号は、プロセッサによって実行される結果として、プロセッサに、配電デバイスにおけるネットワークデバイスによる電力の引出しを監視させ、当該電力の引出しに基づいてネットワークデバイスの機能的なタイプを決定させるように指示する指令を定義する。
【0013】
他の局面は、ネットワークデバイスの物理的な位置を検出するためのシステムに向けられる。当該システムは、ネットワークデバイス情報を受け取るように配置され構成される少なくとも1つのインプットと、物理的な位置を有しネットワークデバイスに接続される配電デバイスにおける電力の変化を検出するように配置され構成され、さらにネットワークデバイスの物理的な位置を決定するように配置され構成される少なくとも1つのコントローラと、ネットワークデバイスの物理的な位置を表示するように配置され構成される少なくとも1つのアウトプットとを含む。最後に、当該コントローラは、さらに、少なくとも1つのネットワークデバイスに、電力の消費を変化させるように指示するように配置され構成され得る。
【0014】
この発明の他の局面は、ネットワークデバイスの機能的なタイプを自動的に検出するためのシステムに向けられる。当該システムは、ネットワークデバイス情報を受け取るように配置され構成される少なくとも1つのインプットと、配電デバイスにおける電力の需要に基づいて配電デバイスによって供給される潜在的なネットワークデバイスの機能的なタイプのリストを作成するように配置され構成される少なくとも1つのコントローラと、当該潜在的なネットワークデバイスの機能的なタイプのリストを選択のために表示するように配置され構成される少なくとも1つのアウトプットと、選択を記録するように配置され構成される少なくとも1つの入力とを含む。
【0015】
少なくとも1つのコントローラは、さらに、少なくとも1つのネットワークデバイスを決定するように配置され構成され得る。ネットワークデバイスは、第1の電力の供給のための第1のインプットと第2の電力の供給のための第2のインプットとを有する変換スイッチを含む。少なくとも1つのアウトプットは、さらに、変換スイッチを含む少なくとも1つのネットワークデバイスを表示するように配置され構成され得る。最後に、少なくとも1つのアウトプットは、さらに、第1の電力供給を供給する配電デバイスと第2の電力供給を供給する配電デバイスとを表示するように配置され構成され得る。
【0016】
添付の図面は測定するために描かれることを意図していない。図面においては、さまざまな形状で描かれた同一あるいは同様の要素は、同様の符号によって表わされる。明快さのために、すべての図面においてすべての要素に名前が付されているわけではない。図面は以下のようになっている。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の1つの実施の形態に従うネットワークデバイスの物理的な位置を自動的に決定するための処理のフローチャートである。
【図2】本発明の1つの実施の形態に従うネットワークデバイスの機能的なタイプを自動的に決定するための処理のフローチャートである。
【図3】本文中における、本発明の1つの実施の形態に従うネットワークデバイスの物理的な位置を自動的に決定するためのシステムを示す。
【図4】本文中において、本発明の1つの実施の形態に従うネットワークデバイスの機能的なタイプを自動的に決定するためのシステムを示す。
【図5】本発明のさまざまな実施の形態が実現できる一般的な目的のためのコンピュータシステムを示す。
【図6】一般的な目的のためのコンピュータシステムの格納デバイスを示す。
【図7】一般的な目的のためのコンピュータシステムのネットワークを示す。
【図8】本発明の1つの実施の形態に従うネットワークデバイスの物理的な位置と機能的なデバイスタイプとを自動的に決定するためのシステムが存在するデータセンターを示す。
【図9】本発明の1つの実施の形態に従うネットワークデバイスの物理的な位置を自動的に決定するためのシステムが存在する他のデータセンターを示す。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明は、この出願において、以下の説明の中の、あるいは図面に示された構成の詳細および要素の配置に限定されるものではない。この発明は、他の実施の形態に利用することもできるし、さまざまな方法で実施されたり実行されたりすることが可能である。また、ここで使用される表現や用語は、説明する目的のためのものであって、限定とみなされるべきではない。「含む(including)」、「備える(comprising)」、「有する(having)」、「内包する(containing)」、「含む(involving)」、それらの変化の使用は、非制限(open-ended)であることを意味し、すなわちそれらのものを含むがそれらのもの限定するものではないということを意味するものである。
【0019】
本発明の少なくとも1つの局面は、ネットワークデバイスの物理的な位置を自動的に決定するためのシステムおよび方法に関する。このようなシステムあるいは方法は、ネットワークデータセンターに関して、APC(American Power Conversion Corporation)のInfraStruXure(登録商標)のセントラルサーバ、品番AP9475のような、オートメーション化された中央ネットワークマネージャを利用することによって実現され得る。少なくとも1つの実施の形態においては、ネットワークマネージャは、ネットワークデバイスにその電力消費を変化させるように指示する。そして、ネットワークマネージャは、ネットワーク配電ユニット(PDU:power distribution units)を監視することによって、特定の電力コンセントで要求される電力の変化を検出する。これらのPDUは、電力要求のレベルを取得することが可能な配電装置であり得る。配電装置は、発生器、三相PDU、途切れることのない電力供給(UPS:Uninterruptible power Supplies)、自動変換スイッチ(ATS:automatic transfer switches)、電力が与えられた電話装置、PoE(Power Over Ethernet(登録商標))ルータおよびスイッチ、APCのスイッチドラックBEU、品番AB7900のようなラックPDUを含む。ネットワークデバイスの位置、すなわちサーバのラック内の特定の位置、はサービスを提供している電力コンセントの位置に基づいて特定され得る。他の実施の形態においては、ネットワークマネージャは、通常のネットワークデバイスの動作によって生じる電力変化を監視し記録し、ネットワークデバイスの位置を特定するために、それらの変化を電力需要の変化と比較する。
【0020】
図1は、本発明の1つの実施の形態に従うネットワークデバイスの物理的な位置を自動的に決定するための例示的なプロセス200を示す。このプロセスは、上述したInfraStruXure(登録商標)セントラルサーバ、あるいは下記の図5に関して説明される一般的な目的のためのコンピュータシステムを利用することによって実現され得る。ブロック202においてプロセス200が開始する。ブロック204において、ネットワークデバイス情報が取得される。ネットワークデバイスは、たとえば、ネットワークを介して通信することが可能な装置を含み得る。ネットワークデバイスの例は、サーバ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ルータ、PDU、ADS、ネットワーク可能なプリンタ、スイッチ、VoIP PBX(Voice over Internet Protocol Private Branch eXchanges)、サーバ装置、IP電話を含む。1つの実施の形態においては、取得されたネットワークデバイス情報は、1または複数のネットワークデバイスの識別情報や機能的なタイプを含み得る。ネットワークデバイスをユニークに識別するためのさまざまな方法が、この分野において知られているが、最も普及している例としては、恐らく、TCP/IPアドレス、ネットワークデバイス名、あるいはSNMP(Simple Network Management Protocol)オブジェクト識別子を介するものが挙げられる。ネットワークデバイスの機能的なタイプは、デバイス、たとえばサーバ、プリンタ、ルータ、PDU、ADSなど、が実行する機能に基づくものであり得る。最後に、取得されるネットワークデバイス情報は、ネットワークデバイスにアクセスするために必要とされるセキュリティ証明書を含み得る。
【0021】
ブロック206において、ネットワークデバイスは、ネットワークを介して、電力消費を変化させるように指示され得る。典型的には、指示の開始プログラムが、指示の開始のためのセキュリティ証明書を供給するように要求されるだろう。そのため、そのような情報が当該指示へと加えられ得る。当該指示は、遠隔のプロシージャ呼出の形式、あるいはネットワークデバイスが電力消費の変化を実行するように指示され得る際の他のプロトコルを採用し得る。電力消費の変化は、増大あるいは減少であり得る。当該変化は、特定の時間に発生するように、そして特定の期間を有するように指定され得る。
【0022】
ブロック208において、確立されている物理的な位置を有する特定の電力コンセントにおける電力需要の変化が検出される。1つの実施の形態においては、電力コンセントは、ラックPDUに関連付けられる。ラックPDUの物理的な位置は、当該ラックPDUが設置される際に入力され記録されるものであって、時間が経過しても比較的一定で維持されるものである。他の実施の形態においては、各々の電力コンセントの物理的な位置は、個々に、ラックPDUの設置の際に入力されるものである。他の実施の形態においては、間取りシステムを用いることによって、物理的な位置情報が、インターフェイスを介して入力され得る。そして、ラックPDUは、電力需要の変化に関して電力コンセントを監視し、中央電力管理システムに実質的な変化を通知する。このような変化は、変化率として、あるいはしきい値を超えるあるいは下回る電力需要を招く変化として定義され得る。変化を構成する定義は、ユーザが設定可能であってもよい。さらに他の実施の形態においては、ネットワークデバイスの電力需要は、後でネットワークデバイスの物理的な位置を決定することに使用されるために、記録された日付と時間と共に、連続的にあるいは断続的に記録され得る。
【0023】
選択的なブロック209において、ネットワークデバイスの利用の変化が検出される。1つの実施の形態においては、これらの変化は、ディスクI/O、CPUの利用、あるいは通常のネットワークデバイスの操作によって開始された電力モードの変化の増加を含み得る。これらの変化は、変化率として、あるいはしきい値を超えるあるいは下回るネットワークデバイスの利用を生じる変化として定義され得る。変化を構成するものの定義は、ユーザによって設定可能であってもよい。他の実施の形態においては、ネットワークデバイスの利用は、後でネットワークデバイスの物理的な位置を決定するために使用するために、記録した日付と時間と共に、連続的にあるいは断続的に記録され得る。
【0024】
ブロック210においては、記録された電力コンセントの物理的な位置に基づいて、ネットワークデバイスの物理的な位置が決定される。1つの実施の形態においては、この決定は、電力需要の変化を経験したラックPDUあるいは電力コンセントの記録された物理的な位置を、電力消費の変化の指示を実行したネットワークデバイスに割当てることによって行なわれ得る。他の実施の形態においては、この決定は、ラックPDUあるいは電力コンセントの電力需要の経過を、ネットワークデバイスの利用の経過と比較することによってなされ得る。このシステムは、記録されたラックPDUあるいは電力コンセントの物理的な位置を、利用の経過がラックPDUあるいは電力コンセントの電力需要の経過とマッチするネットワークデバイスに割当て得る。
【0025】
選択的なブロック212において、ネットワークデバイスの電力パスは、時間の関数としての電力需要に基づいて決定され得る。1つの実施の形態においては、この決定は、一連の特定時間におけるネットワークデバイス間の電力需要の変化を比較することと、電力需要の変化を実質的に等しく共有する配電の階層の異なるレベルにおけるネットワークデバイスを関連付けることとによってなされる。たとえば、サーバは、電力消費を変更するように指示される。その結果として、発生器、三相PDU、UBS、ATS、ラックPDUが供給を行い、サーバが電力需要の低下を経験し得る。このように、この方法の実行は、6つのすべてのネットワークデバイスによって経験された電力需要の変化に基づいて、サーバへの電力パスを決定し得る。他の実施の形態においては、指令が発行されない。電力変換は、ネットワークデバイスの利用の変化のように、通常のネットワークデバイスの操作から生じる結果と比較される。このような変化は、ディスクI/O、CPUの利用、あるいは通常のネットワークデバイスの操作によって開始される電力モードの変化を含み得る。
【0026】
ブロック214において、出力は、記録されたネットワークデバイスの特性に基づいて生成される。より詳細には、このような出力は、たとえば、ネットワークデバイスに関連付けられた電力コンセントのリスト、ネットワークデバイスに関連付けられていない電力コンセントのリスト、電力コンセントに関連付けられたネットワークデバイスのリスト、情報技術ネットワークの画像を含む。他の例としての出力は、ラックPDUの電力コンセントのリスト、ラック内のラックPDUのリスト、部屋内のラックのリスト、建物内の部屋のリストを含み得る。このような図面は、特定のネットワークデバイス、ラック、冷却システムを備えたデータセンターのレイアウトを含み得る。代替的に、図面は、建物全体に配置された種類別のネットワークデバイスを描いたものであり得る。他の実施の形態においては、データセンターの電源からのネットワークデバイスを介したおよびネットワークデバイスへの電力の流れが表示され得る。
【0027】
ブロック216において、プロセス200が終了する。
1つの実施の形態においては、ブロック204、206、208、209、210、212は、ネットワークに接続される他のネットワークデバイスに関して繰り返される。代替的な実施の形態においては、プロセス200は、特定のネットワークサブネット内のネットワークデバイスに関してのみ繰り返される。プロセス200は、要求に応じて、あるいは電力コンセントにおける電力需要の実質的な変化が検出された際に実行される。たとえば、1つの実施の形態においては、ネットワークデバイスが追加されたり取り替えられたりしたときに、電力の変化が検出され、プロセス200が実行され得る。加えて、プロセス200は、一度限りの処理、あるいは繰返しの処理としてスケジュールされ得る。
【0028】
図2は、本発明の1つの実施の形態に従う、1または複数のネットワークデバイスの機能的なタイプを自動的に決定するための例示的な処理を示す。このプロセスは、機能的なタイプの体系的な問い合わせ、あるいは電力消費の変化の遠隔からの指令に対応していないネットワークデバイスの機能的なタイプを決定することに使われ得る。このプロセスは、上述したInfraStruXure(登録商標)のセントラルサーバや、以下の図5に関連して説明されるような一般的な目的のためのコンピュータシステムを利用することによって実現され得る。ブロック402において、プロセス400が開始する。ブロック404において、ネットワークデバイスおよび電力コンセントの情報が、ネットワーク管理システムインターフェイスを介して、あるいはユーザによるデータの入力を介して、さまざまなソースから取得され得る。1つの実施の形態においては、この情報は、ネットワークに接続されるネットワークデバイスの識別や、ネットワークデバイスにアクセスするために要求されるセキュリティ証明書や、ネットワークデバイスの電力需要経過および使用経過を含み得る。この情報は、ラックPDUあるいは電力コンセントの識別、ラックPDUあるいは電力コンセントの位置、個々のラックPDUあるいは電力コンセントに対応するネットワークデバイスのリストをも含み得る。
【0029】
ブロック406において、潜在的なネットワークデバイスの機能的なタイプのリストを作成するために、ネットワークデバイスの電力消費が、電力消費のベンチマークと比較される。この比較は、時間の経過に従って、あるいは要求に応じて、電力消費に基づいて行なわれ得る。ある実施の形態においては、ベンチマークは、消費される電力の最小値、最大値、平均値、時間の関数としての電力消費、たとえば1週間のうちの1日あるいは1年のうちの1週間に消費される電力など、電力消費の変化が要求されたときに実際に消費された電力、ネットワークデバイスの利用の関数としての使用された電力を含み得る。潜在的なネットワークデバイスのリストは、ベンチマークが実質的に電力コンセントにおける実際の電力需要に近いネットワークデバイスを含み得る。1つの実施の形態においては、実際の電力需要がユーザによって設定されたようなベンチマークの範囲へと落ち着く場合、当該ベンチマークは、電力コンセントにおける実際の電力需要に実質的に近いものとなる。
【0030】
ブロック408においては、ネットワークデバイスの機能的なタイプが選択される。1つの実施の形態においては、機能的なタイプがデフォルトで選択され得る。たとえば、それは、作成された潜在的なデバイスの機能的なタイプだけである。あるいは、ネットワークデバイスの機能的なタイプは、潜在的な機能的なタイプのリストから、人間によってその人間の情報技術ネットワークに関する知識に基づいて、あるいは人間によってネットワークデバイスの物理的な検査に基づいて、選択され得る。他の実施の形態においては、装置の製造番号や型番のような、さらに詳しい情報が選択される。
【0031】
選択的なブロック410においては、ラックPDUは、主要な電力コンセントによって電力の供給が余っているネットワークデバイスへと供給される電力を変化させるように指示される。この指示は、ラックPDU、電力コンセント、対象となる電力レベルを含み得る。加えて、1つの実施の形態においては、電力供給が余っているものとして記憶されるデバイスに関連付けられた主要な電力コンセントに対する対象となる電力レベルが、適切な電力の設定をテストするために、電力コンセントを切断するなどして、ネットワークデバイスに、その余分な電力の供給をアクティブにさせるようなレベルに設定され得る。
【0032】
選択的なブロック412においては、第2の電力コンセントにおける電力需要の変化が検出される。このような変化は、しきい値を超えるあるいは下回る電力需要を生じる変化率あるいは変化として定義され得る。変化を構成する定義は、ユーザによって設定可能であり得る。1つの実施の形態においては、電力の需要の増大よりも先行して、ラックPDUによる主要な電力供給に供給される電力の低下がステップ410において起こる。電力需要の増大は、どの電力コンセントが電力供給が余分なネットワークデバイスに供給を行なっているかを決定するのに利用される。
【0033】
ブロック414においては、記録されたネットワークデバイスの特性に基づいて出力が生成される。実施の形態においては、たとえば、このような出力は、各々のネットワークデバイスの、機能的なタイプ、製造番号、型番をリストしたレポートを含む。他のアウトプットは、電力の供給が余分なネットワークデバイスとそれらを供給するラックPDUおよび電力コンセントをリストしたレポートを含み得る。このような出力は、たとえば、複数の電力供給のための装置が適切に設置されたことを確かめるために使用され得る。代替的に、ネットワークデバイスの機能的なタイプを備えたデータセンターの絵入りの画像が表示され得る。
【0034】
ブロック416において、プロセス400が終了する。
1つの実施の形態においては、ブロック404、406、408、410、412が、当該ネットワークに接続される他のネットワークデバイスのために繰り返される。代替的な実施の形態においては、プロセス400は、特定のネットワークサブネット内のネットワークデバイスのためだけに繰り返される。プロセス400は、要求に応じて、あるいは電力コンセントの電力需要の実質的な変化の発生に応じて実行され得る。たとえば、1つの実施の形態においては、ネットワークデバイスが追加されたり取り替えられたりしたときに、電力の変化が検出され、プロセス400が実行される。加えて、プロセス400は、1度のあるいは繰返しの処理として予定されてもよい。
【0035】
図3は、本発明の1つの実施の形態に従うネットワークデバイスの物理的な位置を自動的に決定するためのシステム300を示す。記載されたモジュールは、専用のソフトウェアコードや、GUI、eメール、FTP、バッチシステムインターフェイス、データベースシステムのデータ移動ツール、ミドルウェア、OCR(optical character recognition)を用いたスキャン、それらの組合せ、あるいはその他のものを含む現行のソフトウェアを利用することによって実現され得る。さらに、モジュールの構造および下記の内容は、例示を目的とするものであって、図3に示されるような特定の構造に本発明を制限することを意図するものではない。この分野の当業者にとっては明らかであるが、多くの異なるモジュールの構造が、本発明から逸れない範囲内で設計され得る。図3に示される特別なモジュールの配列は、説明をより明快にするために選択されたものである。1つの実施の形態においては、システム300は上述されたInfraStruXure(登録商標)セントラルサーバのような、オートメーション化された中央のネットワークマネージャの要素として実現され得る。
【0036】
システム300は、ネットワークデバイス情報取得モジュール302と、ネットワークデバイスシステムインターフェイスモジュール304と、配電システムインターフェイスモジュール306と、ネットワークデバイス位置特定モジュール308と、出力インターフェイス310とを含み得る。モジュール302は、さまざまなソースからネットワークデバイス情報を受取り、当該ネットワークデバイス情報をモジュール304、308、310に受渡す。モジュール304は、モジュール302からネットワークデバイス情報を、ネットワークデバイスからネットワークデバイス利用情報を受取り、ネットワークデバイスに電力消費変更指示を与える。モジュール306は、モジュール308に電力コンセント電力需要情報を与える。モジュール308は、モジュール310に、電力コンセントおよびネットワークデバイスの情報を与える。情報は、この分野において知られている技術を利用することによって当該モジュール間を流れ得る。このような技術は、TCP/IPを介してネットワーク上で情報を伝達すること、メモリ内においてモジュール間で情報を伝達すること、ファイル、データベース、あるいは他の不揮発性の格納装置に書込むことによって情報伝達することを含む。
【0037】
モジュール302は、図1のブロック204に関して上述されたように、ネットワークデバイス情報を取得する。1つの実施の形態においては、TCP/IPアドレス、機能的なデバイスタイプ、セキュリティ証明書の情報のような、ユニークなネットワークデバイスの識別子が、カスタム実装されたブラウザベースのデータ入力画面を介して手動でシステムに入力され得る。代替的に、システムは、当該情報を、他のシステムのインターフェイス、暗号化されたデータストリーム、あるいは格納装置の暗号化されたデータファイルからインポートし得る。他の実施の形態においては、ネットワークデバイスが機能的なタイプ情報を要求する問い合わせに応じることができ、モジュール302は、ネットワークデバイスの機能的なタイプを記録するためにユニークなネットワークデバイスの識別子およびセキュリティ証明書を利用し得る。
【0038】
モジュール304は、コマンドを発し、ネットワークデバイスからの応答を受け取る。実施の形態においては、モジュール304は特定のネットワークデバイスでの電力消費の変更を開始し、ネットワークデバイスからネットワークデバイスの利用情報を受け取る。モジュール304は、ネットワークデバイスの利用情報を受取り、このような通信をサポートする、BIOS(Basic Input/Output System)コールや、オペレーティングシステ
ムコールや、IPMI(Intelligent Platform Management Interface)コールや、PS
MI(Power Supply Management Interface)コールや、ACPI(Advanced Configuration & Power Interface)コールや、SNMPコールを含むプロトコルを用いることによ
って、電力消費の変更を開始し得る。たとえば、モジュール304は、ネットワークデバイスにおいて実行されるクライアントアプリケーションに対する遠隔のプロシージャの呼出を実行するために、ネットワークデバイスの名前を利用するサーバアプリケーションを含み得る。遠隔のプロシージャの呼出に応じて、ネットワークデバイス上のクライアントアプリケーションは、ネットワークデバイスの電力消費モードをフルパワーに変更し、代替的には、電力消費を最小値に低減するためのオペレーティングシステムのコマンドを実行し得る。同様に、オペレーティングシステムのコマンドは、ネットワークデバイスに、CPUの利用情報をモジュール304に供給させ得る。他の実施の形態においては、モジュール304は、ネットワークデバイス自体に装備され、予め定められた予定表に従って、あるいはシステムイベント、たとえばネットワークデバイスのブート、に応じて、オペレーティングシステムの電力消費の変更コマンドを実行し得る。
【0039】
モジュール306は、さまざまなPDUに接続され、それらを監視する。ある実施の形態においては、モジュール306は、電力コンセントにおける電力需要の変化を監視し得る。電力需要の変化が発生すると、モジュール306は電力コンセントの情報を要求し得る。このように要求された情報は、電力コンセントの識別子と、電力コンセントの物理的な位置と、電力コンセントにおける電力需要と、電力コンセントにおける電力需要の変化とを含み得る。代替的な実施の形態においては、モジュール306は、後でネットワークデバイスの物理的な位置を決定するために用いられるために、記録される日付と時間とともに、ネットワークデバイスが必要とする電力を連続的にあるいは断続的に記録し得る。
【0040】
モジュール308は、ネットワークデバイスの物理的な位置を特定する。ある実施の形態においては、このことは、電力需要の変化を経験した電力コンセントの物理的な位置を、電力消費を変換するように指示されたネットワークデバイスの物理的な位置として、記録することによって行なわれる。他の実施の形態においては、記録されたネットワークデバイスの電力需要の経過が、ネットワークデバイスに供給を行なうラックPDUあるいは電力コンセントを決定するために、ディスクI/Oの増加、CPUの利用、あるいは通常のネットワークデバイスの操作によって開始される電力モードの変化などのような、ネットワークデバイスの利用の変化と比較され得る。一旦識別されると、このラックPDUあるいは電力コンセントの物理的な位置は、ネットワークデバイスに割当てられ得る。
【0041】
モジュール310は、他のモジュールおよびネットワーク管理要員が、取得された電力コンセントおよびネットワークデバイスの情報を利用できるように、さまざまな形式の情報を出力する。ある実施の形態においては、たとえば、ネットワークデバイスに関連付けられた電力コンセントのリスト、ネットワークデバイスに関連付けられていない電力コンセントのリスト、電力コンセントに関連付けられたネットワークデバイスのリスト、情報技術ネットワークの画像が生成される。この図柄は、ネットワークデバイスの画像、たとえばブレードサーバやラック、のデータベースから作成され、データセンターとの関係においてネットワークデバイスを示し得る。他の実施の形態においては、データセンターのソースから、ネットワークデバイスを介した、およびネットワークデバイスへの電力の流れが表示され得る。
【0042】
システム300が、InfraStruXure(登録商標)センターサーバのようなオートメーション化された中央ネットワークマネージャの要素として実現される場合、ネットワークマネージャはさまざまなAPCおよび他の製造業者のPDUに直接的に接続され得る。このようなPDUの非制限のリストは、APC発生器、三相PDU、UPS、ATS、ラックPDUを含む。これは、APCのスイッチドラックPDU、型番AP7900のようなものである。
【0043】
図4は、本発明の1つの実施の形態に従うネットワークデバイスの機能的なタイプを自動的に決定するためのシステム500を示す。記載されたモジュールは、専用のソフトウェアコード、あるいはGUI、eメール、FTP、バッチシステムインターフェイス、データベースシステムのデータ移動ツール、ミドルウェア、OCR(optical character recognition)を用いたスキャン、それらの組合せ、あるいはその他のものを含む現在のソフトウェアを利用することによって実現され得る。さらに、モジュールの構成および下記の内容は、例示を目的としたものであって、図4に示される特定の構造に本発明を制限することを意図するものではない。この分野の当業者に明らかであるが、多くのさまざまなモジュールの構成は、本発明から逸れることなく設計され得るものである。図4に表わされる特定のモジュールの配列は、説明をより明快にするために選ばれたものである。ある実施の形態においては、システム500はInfraStruXure(登録商標)センターサーバのような、オートメーション化された中央ネットワークマネージャによって実現される。
【0044】
システム500は、ネットワークデバイス機能タイプ電力消費ベンチマークデータベース502と、ネットワークデバイス機能的タイプ電力消費比較モジュール504と、配電システムインターフェイスモジュール506と、ネットワークデバイス機能タイプ選択モジュール508と、ネットワークデバイスインストール認証モジュール510と、出力インターフェイス512とを含み得る。データベース502は、ネットワークデバイスの機能的なタイプに基づいて電力消費のベンチマークを格納し、モジュール504にこのベンチマーク情報を与える。モジュール504は、モジュール310から電力コンセントおよびネットワークデバイスの情報、たとえばどの電力コンセントがどのネットワークデバイスに供給するのかということ、を受取り、モジュール506から電力コンセント電力需要情報を受取り、データベース502からネットワークデバイスの機能的タイプの電力消費ベンチマーク情報を受け取る。モジュール504は、モジュール508に、潜在的なネットワークデバイスの機能的なタイプ情報を与える。モジュール506は、PDUから電力コンセント電力需要情報を受取り、PDUに電力変更指示を与え、モジュール510に電力コンセント電力需要情報を与える。モジュール508は、モジュール504から潜在的なネットワークデバイスの基本的なタイプ情報を受取り、モジュール512にネットワークデバイス情報を与え、モジュール510に電力の供給が余っているネットワークデバイスに関する情報を与える。モジュール510は、モジュール508から電力の供給が余っているネットワークデバイスに関する情報を受取り、モジュール506に電力変更指示情報を与え、モジュール512にネットワークデバイス情報を与える。モジュール512は、モジュール508からネットワークデバイス情報を受取り、モジュール510からネットワークデバイスインストール情報を受け取る。情報はこの分野で知られている技術を用いることによって、上記モジュール間を流れ得る。このような技術は、TCP/IPを介してネットワーク上で情報を伝達すること、メモリ内でモジュール間に情報を伝達すること、ファイル、データベース、あるいは他の不揮発性の格納装置に書込むことによって情報を伝達することを含む。
【0045】
データベース502は、ネットワークデバイスの機能的なタイプの電力消費ベンチマーク情報を格納する。特に、この情報は、リストされたネットワークデバイスの機能的なタイプの電力消費の最小値、最大値、平均値を含み得る。潜在的なネットワークデバイスの機能的なタイプは、たとえばサーバ、PDU、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ルータ、ネットワーク利用可能なプリンタ、スイッチ、VIOP PBX、サーバ機器、IP電話、などのようなネットワークデバイスのグループを含む。
【0046】
モジュール504は、ネットワークデバイスのために潜在的ネットワークデバイスの機能的なタイプのセットを得るために、実際の電力コンセント消費情報をベンチマークと比較する。ある実施の形態においては、モジュール504は、ネットワークデバイスによって消費された実際の電力を決定するために、モジュール310によって与えられたネットワークデバイスのマッピングに対する電力コンセントとモジュール506によって与えられた電力コンセント電力消費情報とを利用し得る。次に、モジュール504は、データベース502によって与えられたベンチマーク情報を利用することによって、ベンチマークの平均的な電力消費がネットワークデバイスの実際の平均電力消費に実質的に近づくデバイスの機能的なタイプをリストに含めることによってネットワークデバイスのための潜在的なネットワークデバイスの機能的なタイプのリストを生成する。他の実施の形態においては、モジュール504は、モジュール310によって提供されるネットワークデバイスの利用経過を利用することによって、利用の関数としてのベンチマークの電力消費が利用の関数としての実際の電力消費に実質的に近づくデバイスの機能的なタイプをリストに含めることによって、ネットワークデバイスのための潜在的ネットワークデバイスの機能的なタイプのリストを生成する。ある実施の形態においては、実際の電力需要がユーザによって設定されるベンチマークの範囲内に落ち着く場合、ベンチマークは電力コンセントにおいて実際の電力需要に実質的に近づく。
【0047】
モジュール506は、PDUに接続され、それを監視する。ある実施の形態においては、このインターフェイスは電力コンセントによって実際の電力消費統計量を探知し得る。モジュール506は、モジュール510からの要求に応じて、PDUに電力供給の変化の指示を発し得る。代替的な実施の形態においては、モジュール506は、記録の日付および時間とともに、ネットワークデバイスによって要求される電力を連続的にあるいは断続的に記録し得る。
【0048】
モジュール508は、ネットワークデバイスに関して機能的なタイプを決定する。1つの実施の形態においては、このことは、ユーザに、ユーザインターフェイスを介して潜在的なデバイスが機能的なタイプのリストから選択させることによって行なわれる。ユーザは、個人の知識あるいはネットワークデバイスの物理的な検査に基づいて選択することができる。他の実施の形態においては、このシステムが、予め定義された一連のルールに基づいて機能的なタイプを選択し得る。たとえば、特定のデバイスに関して、システムが1つの潜在的なネットワークデバイスの機能的なタイプを特定することができる場合、当該システムは自動的に当該ネットワークデバイスに関するデバイスの機能的なタイプを選択し得る。
【0049】
モジュール510は、ネットワークデバイスの電力の供給が適切なラックPDUに接続されていることを認証する。ある実施の形態においては、モジュール510は、どのネットワークデバイスが余分な電力の供給を得ているのかを決定するために、モジュール508によって与えられるネットワークデバイスの機能的なタイプの電力要求情報を使用し、ネットワークデバイスの主要な電力供給を供給する電力コンセントが実質的に減るように要求する電力供給変更指示をモジュール506に発する。ネットワークデバイスの主要な供給は電力の実質的な減少を経験すると、ネットワークデバイスは余分なソースの1つに切り替える。この時点において、モジュール506は、モジュール510に、第2の電力供給を供給する電力コンセントの識別子を報告し得る。たとえば、モジュール510は、ネットワークデバイスが適正に設置された場合のように、異なるラックPDUに2つの電力コンセントが設置されるか否かを決定し得る。
【0050】
モジュール512は、他のモジュールおよびネットワーク管理要員が、取得された電力コンセントおよびネットワークデバイスの情報を使用できるように、さまざまな形式の情報を出力する。たとえば、ある実施の形態においては、不適切に設置されたネットワークデバイスやネットワークデバイスやそれらの関連する機能のタイプをリストするレポートが生成される。他の実施の形態においては、データセンターのラックの図柄が表示され。ここでは、記録された各々の機能的なタイプに従って、個々のネットワークデバイスが描かれる。
【0051】
システム500がInfraStruXure(登録商標)のセントラルサーバのようなオートメーション化された中央のネットワークマネージャの要素として実現される場合、ネットワークマネージャは、さまざまなAPCや他の製造業者のPDUに直接的に接続され得る。このようなPDUの非制限のリストが、APC発生器、三相PDU、UPS、ATS、ラックPDUなどを含む。これは、APGのスイッチドラックPDU、型番AP7900などである。
【0052】
本発明の1つの実施の形態に従うと、上述のプロセス200および400は、一または複数の一般的な目的のためのコンピュータシステムによって実現され得る。たとえば、本発明のさまざまな局面は、図5に示すような一般的な目的のためのコンピュータシステム400において特別なソフトウェアが実行されることによって実現され得る。コンピュータシステム400は、一または複数の出力デバイス401と、一または複数の入力デバイス402と、相互接続メカニズム405を介して一または複数の記憶デバイス404に接続されるプロセッサ403と、相互接続メカニズム405に接続される一または複数の格納デバイス406とを含み得る。出力デバイス401は、典型的には外部への表示のために情報を表示し、たとえばモニタやプリンタなどを含む。入力デバイスは、典型的には、外部のソースから情報を受取り、たとえばキーボードやマウスなどを含む。プロセッサ403は、典型的には、データ操作を生じる一連の指示を実行する。プロセッサ403は、典型的には、インテルのペンティアム(登録商標)や、モトローラのパワーPCや、SGIのMIPSや、サンのUltraSPARCや、ヒューレットパッカードのPA−RISCプロセッサなどのような商用のプロセッサであり、しかしながらどのようなタイプのプロセッサでもあり得る。ディスクドライブや、メモリや、あるいは他のデータを記録するためのデバイスのような記憶デバイス404は、典型的には、コンピュータシステムの動作中にプログラムやデータを格納するために使用される。コンピュータシステム400のデバイスは、少なくとも1つの相互接続メカニズム405によって接続され得る。相互接続メカニズム405は、たとえば、システム400内においてデータを通信する一または複数の通信要素(たとえばバス)を含み得る。
【0053】
図6でより詳細に示される格納デバイス406は、典型的には、コンピュータが読取可能および書込可能な不揮発の記録媒体911を含む。当該記録媒体911においては、プロセッサによって実行されるプログラムや当該プログラムによって処理される媒体911に格納される情報を定義する信号が格納される。たとえば、媒体は、ディスクあるいはフラッシュメモリであり得る。典型的に、プロセッサは、実行中に、データを不揮発記録媒体911から、当該媒体911よりもプロセッサによる情報のアクセスがより高速に行なえる他のメモリ912へと読出す。このメモリ912は、典型的には、DRAM(dynamic random access memory)、SRAM(static memory)、あるいはフラッシュメモリのような揮発性のランダムアクセスメモリである。図に示すように、これは格納デバイス406あるいは記憶デバイス404内に配置され得る。プロセッサ403は、一般的に、メモリ404、912内においてデータを操作し、その後処理が完了した後に当該データを媒体911へとコピーする。媒体911とメモリ404、912との間でデータを移動するためのさまざまなメカニズムが知られており、本発明は上述のものに限定されるものではない。本発明は、特定の記憶デバイス404あるいは格納デバイス406に限定されるものではない。
【0054】
コンピュータシステム400は、特別にプログラムされた、特別の目的のためのハードウェアを利用することによって実現され得るし、高レベルのコンピュータプログラミング言語を利用することによってプログラム可能な一般的な目的を持ったコンピュータシステムでもあり得る。コンピュータシステム400は、通常、オペレーティングシステムを実行する。オペレーティングシステムは、たとえば、Windows(登録商標) 95、Windows(登録商標) 98、Windows(登録商標) NT、Windows(登録商標) 2000、Windows(登録商標) ME、Windows(登録商標) XP、Windows(登録商標) Vista、あるいはマイクロソフト社の利用可能な他のオペレーティングシステムや、アップルコンピュータの利用可能なMAC OS System Xや、サンマイクロシスの利用可能なソラリスオペレーティングシステムや、さまざまなソース(たとえばLinux(登録商標) )の利用可能なunixオペレーティングシステムであり得る。多くの他のオペレーティングシステムも利用可能であって、本発明は特定の実装に限定されるものではない。たとえば、本発明の実施の形態は、サンのUltraSPARCプロセッサを備える一般的な目的のためのコンピュータシステムが、ソラリスオペレーティングシステムを実行することによって、ネットワークデバイスに電力消費を変更するように指示し得る。
【0055】
コンピュータシステム400は、本発明のさまざまな局面が実現可能なコンピュータシステムの1つのタイプとして例示的に示されたものであるが、当然のことながら、本発明は、図5に示されるコンピュータシステムによって実現されるものに限定されるものではない。本発明のさまざまな局面は、図5に示される以外の異なった設計あるいは要素を有する一または複数のコンピュータによって実現される。説明のために、本発明のある実施の形態は、モトローラのパワーPCプロセッサを備え、MAC OS System Xを実行するいくつかの一般的な目的のためのコンピュータシステムと、個人のハードウェアとオペレーティングシステムとを利用するいくつかの専用のコンピュータシステムとを利用することによって、ネットワークデバイス情報を取得し得る。
【0056】
図7に示すように、このシステムの一または複数の部分は、通信ネットワーク108に接続される一または複数のコンピュータ(たとえばシステム109−111)に分割され得る。これらのコンピュータシステム109−111は、一般的な目的のためのコンピュータシステムであり得る。たとえば、本発明のさまざまな局面は、一または複数のクライアントコンピュータにサービスを提供する(たとえばサーバ)ように、あるいは分割されたシステムの部分としての全体的な役割を果たすように構成された、一または複数のコンピュータシステムに分割され得る。より詳細には、本発明のさまざまな局面は、本発明のさまざまな実施の形態に従うさまざまな機能を実行する一または複数のサーバシステムに分割された要素を含むクライアント−サーバシステムにおいて実行され得る。これらの要素は、通信プロトコル(たとえばTCP/IP)を利用することによって、通信ネットワーク(たとえばインターネット)を介して通信する、実行可能な、中間的な(たとえばIL)あるいは中間(Java(登録商標))コードであり得る。説明のために、ある実施の形態は、HTML形式を解釈するブラウザを介してネットワークデバイス情報を取得し、別々のサーバ上で実行されるデータ変換サービスを利用することによってPDUと接続され得る。
【0057】
本発明のさまざまな実施の形態は、SmallTalk、Java(登録商標)、C++、Ada、あるいはC♯(C-シャープ)のようなオブジェクト指向のプログラミング言語を利用することによってプログラムされ得る。他のオブジェクト指向のプログラム言語も使用可能である。代替的に、関数型の、スクリプトの、および/あるいは論理的なプログラミング言語が使用され得る。本発明のさまざまな局面は、プログラムによらない環境においても実現され得る(たとえば、HTML、XML、あるいはブラウザプログラムのウィンドウに表示される際に、GUI(graphical-user interface)のイメージを表示し、あるいは他の機能を実行する他の形式で生成されたドキュメント)。本発明のさまざまな局面は、プログラムされた、あるいはプログラムによらない要素、あるいはそれらの組合せとして実現され得る。たとえば、セキュリティ証明書情報データの入力画面は、マイクロソフトのワード文書を利用することによって実現され、ネットワークデバイスの電力消費の変化を開始するように設計されたアプリケーションはC++によって書かれ得る。
【0058】
当然のことながら、本発明に従う一般的な目的のためのコンピュータシステムは、本発明の範囲外の機能も実行可能である。たとえば、このシステムの局面は、たとえばワシントン州のシアトルにあるマイクロソフトの利用可能なSQLサーバ、カリフォルニア州の
Redwood Shoresにあるオラクルの欧米データベース、スウェーデンのUPPSALAのMySQL ABのMySQLや、ニューヨーク州のハーモンクにあるIBMのWebSphereミドルウェアのようなデータベース管理システムのような、現存する商品を利用することによって実現され得る。SQLサーバが、本発明の実施の形態を実現するために一般的な目的のためのコンピュータシステムにインストールされると、同様の一般的な目的のためのコンピュータシステムがさまざまなアプリケーションのためのデータベースをサポートできるようになる。
【0059】
上述の説明に基づいて、本発明が、特定のコンピュータシステムのプラットホーム、プロセッサ、オペレーティングシステム、ネットワーク、あるいは通信プロトコルに限定されるものではないということが、この分野の当業者にとって明らかである。また、本発明が、特定のアーキテクチャあるいはプログラミング言語に限定されないことも明らかである。
【0060】
図8は、本発明に従う、中央のデータセンター環境によって実現される1つの実施の形態を示す。ネットワーク管理機器800はネットワーク802に接続される。ネットワーク802は、ラックPDU804、806、808や、ブレードサーバ826、828、830のようなラック812、814、816に収納されるネットワークデバイスに接続される。ネットワーク802は、IP電話818、プリンタ820、サーバ822、セキュリティカメラ824へも接続される。ラックPDU804、806、808は、ラック812、814、816のそれぞれに収容されるネットワークデバイスに電力を供給する。PDU810は、IP電話818、プリンタ820、サーバ822、セキュリティカメラ824に電力を供給する。
【0061】
ある実施の形態においては、図3に示すように、自動的なネットワークデバイスの位置識別子300のインスタンスが、ネットワーク管理機器800においてアクティブであり得る。代替的に、図4に示すように、自動的なネットワークデバイスのタイプ識別子500のインスタンスが、ネットワーク管理機器800においてアクティブであり得る。ネットワーク管理機器800は、たとえば、InfraStruXure(登録商標)のセントラルサーバを含む、中央のネットワーク管理ソフトウェアを実行することが可能なデバイスであり得る。ネットワーク管理機器およびネットワークデバイスが存在するネットワークは、一般的な目的のためのLAN/WANから、より基本的で、単一の、専用の電力管理ネットワークまでおよぶ、コンピュータネットワークであり得る。
【0062】
本発明の実施の形態に従うと、ネットワーク管理機器800は、ネットワーク802を介して、セキュリティカメラ824、プリンタ820、ブレードサーバ826、828、830のようなさまざまなネットワークデバイスに、電力消費を変更するための指令を発行し得る。ネットワーク管理機器800は、どの電力コンセントが電力消費を変更する指令の対象に対してサービスするものであるのかを決定するために、ネットワーク802を介して、PDU804、806、808、810における各々の電力コンセントにおける電力需要のレベルを監視し得る。PDUは、スタンドアローンであり得るし、サーバラックに物理的に組み込まれていたり、ネットワークデバイスに囲まれていたりし得る。電力コンセントにおける電力需要レベルを監視するために利用され得るプロトコルは、SMTPおよびINPIを含む。ネットワーク機器800は、物理的な位置を発見する対象となる各々のネットワークデバイスに関して、このプロセスを繰返し得る。物理的な位置の発見の正確さは、数フィート、たとえば電力コンセントのネットワークデバイスとの間の距離、からラック内のネットワークデバイスの特定の位置までに及び得る。
【0063】
図9は、中央のデータセンター環境によって実現される、本発明に従う他の実施の形態を示す。ネットワーク管理機器900はネットワーク904に接続される。ネットワーク904は、発生器902、主PDU906、第2のPDU908、主UPS910、第2のUPS912、ラックATS914、ラックPDU916、サーバ918を含む複数のネットワークデバイスに接続される。ユーティリティ入力922および発生器902は、主PDU906および第2のPDU908のそれぞれに電力を供給する。主PDU906および第2のPDU980は、主UPS910および第2のUPS912に電力を供給する。主UPS910および第2のUPS912は、ラックATS914に電力を供給する。ラックATS914は、ラックPDU916に電力を供給する。ラックPDU916は、サーバ918に電力を供給する。ラック920は、ラックATS914、主UPS910、第2のUPS912、ラックPDU916、サーバ918を収納する。
【0064】
1つの実施の形態においては、図3に示すように、自動的なネットワークデバイスの位置識別子300のインスタンスが、ネットワーク管理機器900においてアクティブであり得る。ネットワーク管理機器900は、たとえば、InfraStruXure(登録商標)のセントラルサーバを含む、中央のネットワーク管理ソフトウェアを実行することが可能なデバイスであり得る。ネットワーク管理機器およびネットワークデバイスが存在するネットワークは、一般的な目的のためのLAN/WANから、より基本的な、分離した、専用の電力管理ネットワークまでにおよぶ、コンピュータネットワークであり得る。
【0065】
本発明のある実施の形態に従うと、ネットワーク管理機器900は、ネットワーク904を介して、サーバ918、ラックATS914、主UPS910、第2のUPS912、ラックPDU916、主PDU906、第2のPEU908、発生器902のような、さまざまなネットワークデバイスにおける、時間が経過して中での電力需要の変化を感知し記録し得る。そして、ネットワーク管理機器900は、主PDU906のさまざまなブレーカの位置における電力需要の変化を、主UPS910、ラックATS914、ラックPDU916、サーバ918における電力需要の変化と比較し得る。そして、ネットワーク機器900は、主UPS910としての電力需要の同様の変化を実質的に経験したブレーカの位置を主UPS910に関連付け得る。同様の方法によって、ネットワーク機器900は、主UPS910をラックATS914に関連付け、ラックATS914をラックPDU916に関連付け、ラックPDU916をサーバ918に関連付け得る。最後に、このような比較手順を利用することによって、ネットワーク機器が、発生器902、第2のPDU908、第2のUPS912、ラックATS914、ラックPDU916、サーバ918も関連付け得る。
【0066】
そして、ネットワーク機器900は、これらの対応関係に基づいて、これらのネットワークデバイス間の電力パスを図示し得る。同様の方法で、他のネットワークデバイスも電力バスに追加され得る。
【0067】
本発明に関するいくつかの説明のための実施の形態を説明してきたが、上述の説明は単なる説明に過ぎず、限定するものではなく、例示のためだけに示されるものであるということが、この分野の当業者にとって明らかである。この開示の大部分は、データセンターに関する実施の形態に焦点を合わせたものであるが、本発明の局面は、たとえばLANおよびWANのような、情報技術ネットワークの他のタイプにも適用可能なものである。同様に、本発明の局面は、電力の節約およびネットワークデバイスの管理を含む他の課題を解決するためにも利用可能である。多数の修正および他の説明のための実施の形態が、本発明の当業者の思考領域に属し、本発明の範囲内であることが意図される。特に、ここで示される例の多くは、方法における動作あるいはシステムにおける要素の具体的な組合せを含むものであるが、これらの動作や要素が、同様の課題を解決するために異なる方法によっても組合せ得ることが理解される。1つの実施の形態に関連して説明された動作、要素、特徴は、他の実施の形態における同様の役割から排除されることが意図されるものではない。
【符号の説明】
【0068】
300 システム、302 ネットワークデバイス情報取得モジュール、304 ネットワークデバイスシステムインターフェイスモジュール、306 配電システムインターフェイスモジュール、308 ネットワークデバイス位置特定モジュール、310 出力インターフェイス。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークデバイスの機能的なタイプを決定するための方法であって、
配電デバイスにおける前記ネットワークデバイスによる電力の引き出しを監視し、
前記電力の引き出しに基づいて前記ネットワークデバイスの機能的なタイプを決定する、方法。
【請求項2】
コンピュータ読取可能な信号を格納するコンピュータ読取可能な媒体であって、
前記信号は、プロセッサに実行される結果として、前記プロセッサに請求項1に記載の方法を実行するように指示する指令を定義する、媒体。
【請求項3】
自動的にネットワークデバイスの機能的なタイプを検出するためのシステムであって、
ネットワークデバイス情報を受け取るように配置され構成される少なくとも1つの入力手段と、
配電デバイスにおける電力需要に基づいて、当該配電デバイスから供給を受ける潜在的なネットワークデバイスの機能的なタイプのリストを作成するように配置され構成される少なくとも1つのコントローラと、
前記潜在的なネットワークデバイスの機能的なタイプのリストを選択のために表示するように配置され構成される少なくとも1つの出力手段と、
当該選択を記録するように配置され構成される入力手段とを備える、システム。
【請求項4】
前記少なくとも1つのコントローラは、さらに、第1の電力供給のための第1の入力手段と第2の電力供給のための第2の入力手段とを有する変換スイッチを含む少なくとも1つのネットワークデバイスを決定するように配置され構成され、
前記少なくとも1つの出力手段は、さらに、前記変換スイッチを含む少なくとも1つのネットワークデバイスを表示するように配置され構成される、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記少なくとも1つの出力手段は、さらに、前記第1の電力供給を供給する配電デバイスと前記第2の電力供給を供給する配電デバイスとを表示するように配置され構成される、請求項4に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−65346(P2013−65346A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−270331(P2012−270331)
【出願日】平成24年12月11日(2012.12.11)
【分割の表示】特願2010−513400(P2010−513400)の分割
【原出願日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.UNIX
【出願人】(501439828)アメリカン パワー コンバージョン コーポレイション (13)
【Fターム(参考)】