説明

補助室を有するティッシュ容器

ティッシュ容器(70)は、ティッシュ収容筐体と、ティッシュを取り出すための開閉可能開口(28)と、ティッシュと関連して使用する調剤品を収容するための付属補助室(52)とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ティッシュ容器と、当該容器からティッシュ、ペーパタオル等を取り出すためのディスペンサとに関する。さらに詳しくは、関連する調剤品を簡単に使用可能とするティッシュ容器およびディスペンサに関する。
【0002】
背景技術
乾いたタイプあるいは湿ったタイプのティッシュ(例えば、フェイシャルティッシュ、トイレットティッシュなどのティッシュ、紙タオル、パッド、包帯等)を使用する際、調剤品およびその調剤品を都合良く利用できる手段があると便利なことが多い。例えば、赤ん坊のおむつを交換する時、新しいおむつを当てる前に赤ん坊にローションやクリームを塗りたい場合がある。そのローションが汚れ落としである場合、ティッシュを使う前にローションを使うこともある。
【0003】
本明細書および請求項における用語「調剤品」は、最も広義に使用し、軟膏、オイル、膏薬、保湿剤、抗菌剤、消毒用アルコール、香水、洗剤等の液体または局所剤、あるいは衛生、医療、化粧、清浄、表面処理等に使用する粉末材料を意味する。
【0004】
現在、チューブあるいは瓶等の容器に軟膏を入れ、ティッシュとは別に持ち歩く必要がある。使用に際しては、軟膏を探し、1以上の品を手に持つ状況に対処しなければならない。これは、人前で赤ん坊のおむつを交換するような状況において極めて問題である。多くの品を持ち歩き、置き、使用するため、忘れたり置き忘れる可能性がある。
【0005】
調剤品およびティッシュが一体にあるいは相補的にパッケージされていれば、全体の行動はより快適になる。例えばおむつ交換の場所に軟膏チューブを置き忘れる可能性を予防できる。調剤品容器を忘れる可能性も防止できる。
【0006】
米国特許第6,457,434号、第6,170,426号、第5,509,593号等の従来技術は、様々なタイプのティッシュディスペンサを開示している。これらは補助的な小室、容器、箱等を含むが、乾いたティッシュを湿らせたり、湿ったティッシュ用および乾いたティッシュ用の小室を提供したりするよう設計しているに過ぎない。これらの補助室は、ティッシュ使用前または使用後に塗布するローションを収容するのには適していない。
【0007】
米国特許第5,439,104号は、区画した容器を含むメガネレンズ洗浄器を開示する。この容器は、レンズ洗浄液の供給瓶と、使い捨て清掃ティッシュの供給箱とを収容する。
【0008】
本発明の目的は、補助室を取り付けたあるいは一体にしたティッシュ容器を提供することである。この補助室は、ティッシュに関連して使用する調剤品を収容する。
【0009】
発明の概要
本発明が提供するティッシュ容器は、ティッシュ収容筐体と、ティッシュを取り出すための開閉可能開口と、前記容器に付属させた補助室とを備える。この補助室は、前記ティッシュに関連して使用する調剤品を収容する。前記補助室は、前記容器に取り付けるかあるいは一体にする。ティッシュ容器内に遊合しても良い。
【0010】
一実施例において提供するディスペンサは、開閉可能第1蓋と開閉可能補助室とを有するティッシュ取り出し開口を備える。
【0011】
本発明の他の態様は、ティッシュ容器と共に使用するティッシュディスペンサを提供する。このディスペンサは、ティッシュ取り出し開口と、補助室を形成する収容器と、前記取り出し開口を開閉する開閉蓋とを備える。一実施例において、前記補助室は開閉可能である。
【0012】
本発明のさらに他の態様は、ティッシュに関連して使用する調剤品を備えた小室を提供する。この小室は、ティッシュ容器に含めるかティッシュ容器に取り付ける補助室である。
【0013】
実施形態の詳細な説明
図1A〜図1Dに示すティッシュ取り出しカバー20は、ティッシュ容器(図示せず)と共に使用する。カバー20は、様々なティッシュ容器と共に使用可能である。例えば、柔軟性容器や剛性容器と共に使用可能である。このカバーは、ティッシュ取り出し開口を有する。この開口は、通常の広い開口でも良く、公知のティッシュ分離手段を設けて1度に1枚のティッシュを取り出せるようにしても良い。
【0014】
カバー20は、容器(図示せず)と一体かそれに取り付けた基部24を備える。基部24の取り付けは、例えば接着剤、溶接、あるいはスナップ型アタッチメントによって行う。前記カバーのティッシュ取り出し開口は、前記容器に形成した対応する開口の反対側に延びる。
【0015】
カバー20は、ティッシュ取り出し開口28(図1D)を備える。一般にこの開口は、最初の使用まで密封しておく(図1Bおよび図1C)。これは例えば取り外し可能薄片、あるいはプラスチック材の破壊可能または破断可能フィルム30(図1Bおよび図1C)によって行う。このシールは、ティッシュ容器内の湿気を保持すると共に、不正開封防止の役割を果たす。
【0016】
前記カバーは、第1蓋40を備える。第1蓋40は、一体の蝶番により42において基部24に結合し、閉位置(図1A)と開位置(図1C)との間で変位する。第1蓋40は、ティッシュ取り出し開口28を密閉し、水分の蒸発を防止する。一実施例において、第1蓋40は、ずらすことによって開位置に跳ね上がる。これは例えば、一体のバネ構成またはシリコンバネ等によって実現する。前記第1蓋は、スナップ型のラッチ構成48によって閉位置(図1A)に保持する。
【0017】
第1蓋40内には補助室52がある。補助室52は第2蓋54によって密閉できる。第2蓋54は、第1蓋40に蝶番結合する。また、第1蓋にスナップ結合する。これは横方向に突き出たラッチ58によって実現する。このラッチ58は、第1蓋40に形成した対応する凹部とスナップ結合する。
【0018】
補助室52は、異なる種類の調剤品を収容する。例えば赤ん坊の尻に塗布する鎮痛剤や軟膏、スキンクリーム、清浄剤等を収容する。前記補助室のサイズおよびその密閉手段は、補助室内に収容する調剤品の性質等によって決定する。
【0019】
ティッシュ容器から乾燥したあるいは湿ったティッシュを取り出す場合、ラッチ48を押して第1蓋40を開ける。ティッシュは容易に取り出せる。その後、第1蓋を閉じる。次に、補助室に収容した調剤品を使用する必要がある場合、例えば赤ん坊の尻に鎮痛クリームを塗布する場合、第2蓋54を開け、補助室52への進入を可能にする。
【0020】
図2Aおよび図2Bは、本発明の他の実施例に基づくティッシュ容器70を示す。ティッシュ容器70は、剛性円筒形容器である。この容器内において、ティッシュは、公知の通り、ティッシュ間に分離目打ちを有して巻いてある。容器70は、取り出しカバー72を有する。取り出しカバー72は、取り出しスリット74(図2B)を有する。取り出しスリット74はX形であり、ティッシュから余分な水分を抜き出すと共に、先頭のティッシュを容器から取り出せるよう各ティッシュの分離を確実にする。
【0021】
本発明に基づき、カバー72は環状溝78を有する。環状溝78は補助室を形成し、共通蓋82によって密閉する。共通蓋82は、前記ティッシュ取り出し開口と補助室78とを密閉する。
【0022】
図2Bに示す通り、補助室78はU形の断面を有し、補助室78に収容した軟膏等を指先によって簡単にすくえる。また、軟膏を最後まで使用でき、補助室内に調剤品を無駄に残さない。
【0023】
蓋82は、カバー72を密閉し、補助室内に収容した調剤品の漏れを防止すると共に、容器70内の水分の蒸発を防止する。
【0024】
図3Aおよび図3Bに示す実施例は、円筒形ティッシュ容器88であり、ロール状の湿ったティッシュを収容する。このティッシュは、取り出しカバー92から取り出す。取り出しカバー92は、取り出し開口94に取り付ける。取り出し開口94は、公知の通り蓋98(図3B)によって密閉可能である。
【0025】
容器88の反対側(実際には容器の底部)には、補助室100を取り付ける。補助室100は、容器88の底部に形成した凹部であり、調剤品を収容し、例えば薄片104等の開閉蓋によって密閉可能である。薄片104は、再密閉用の接着周囲部によって底部の周囲部106に取り付ける。この部分は、図3Aに点線で示す。使い勝手を良くするため、薄片104にはタブ108を取り付ける。
【0026】
変更形態(図示せず)において、前記補助室は、アドオンタイプとし、容器の底部に取り付けても良い。この取り付けは、スナップ結合、接着等で実現できる。さらに他の実施例(図示せず)において、前記補助室は、ティッシュ容器が空になったら取り外し、新しいティッシュ容器に取り付け可能としても良い。
【0027】
図4は、本発明のさらに他の実施例に基づくティッシュ容器120を示す。この容器も円筒形である。この容器は、ティッシュ取り出しカバー122を有する。ティッシュ取り出しカバー122は、ティッシュ取り出し開口124を有する。この開口は、ティッシュ取り出し蓋126によって密閉可能である。蓋126の上部には、補助室128を形成する。補助室128は、第2蓋130によって密閉可能である。第2蓋130は、例えば密閉可能薄片またはスナップ型カバーである。本発明において、ティッシュ取り出し蓋126は、一体の蝶番131によってカバー122に取り付ける。
【0028】
図5Aおよび図5Bに示す実施例は、ティッシュ容器148である。この容器は、柔軟性容器であり、剛性取り出しカバー150を備える。カバー150は、蓋152を有する。蓋152は、図5Aにおいて開いており、図5Bにおいて閉じている。
【0029】
前記容器の取り出し開口は、取り出しカバー150の取り出し開口と整列し、取り外し可能薄片156(図5Bには図示せず)によって密封している。薄片156は再密封可能である。取り出し開口158には、前記したような分離手段(図示せず)を設けても良い。これは、当業者に知られている通り、1度に1枚のティッシュを分離するための便宜を提供する。
【0030】
蓋152は、取り出しカバー150に対し164において一体に蝶番結合し、引き上げタブ166を有する。蓋152は、ラッチ170に対してスナップ結合する。ラッチ170は、取り出し開口158内に突き出る。
【0031】
蓋152は、補助室174を有する。補助室174は、蓋の内面から延び、例えば接着薄片176によって、あるいは蝶番結合した開閉蓋または取り外し可能開閉蓋(図示せず)によって密閉できる。補助室174は、図5Aおよび図5Bに示すように、矩形断面を有することができる。あるいは補助室174は、いくつかの副補助室(図示せず)に分割できる。この場合、各副補助室は、個別に密閉可能あるいは再密閉可能とする。
【0032】
1以上の補助室を提供する場合、異なる調剤品を収容できる。例えば異なるタイプの調剤品、薬剤、清浄剤等を収容できる。
【0033】
図6は、図5Aおよび図5Bに示した実施例と同様の実施例を示す。この実施例の取り出しカバー177は、補助室178を有する。補助室178は、複数の凹部179を有し、凹部の各々が副補助室を形成する。各副補助室は、薄片180によって密閉可能である。これら副補助室は、1回の使用に適した量の調剤品を収容できるようなサイズとしても良い。この場合の薄片は、取り外し可能シールで良い。補助室に収容した調剤品の量が1回の使用以上であるなら、薄片は再密閉可能とする。
【0034】
図7は、さらに別の実施例を示す。この実施例の取り出しカバー181は、基本的に図5Aに示したものと似ている。異なる点は、第1蓋184に形成した補助室182が第2蓋186または再密閉可能薄片を備えることである。また補助室182は、調剤品を収容するのに適している。
【0035】
図8Aおよび図8Bはさらに別の実施例を示す。この実施例において、取り出しカバー194は、図5および図6に示した一般タイプである。一方、ティッシュ取り出し蓋198は、密閉可能に取り出し開口201(図8A)を開閉可能である。ティッシュ取り出し蓋198の外面には、補助室202を形成する。補助室202は、再密閉可能薄片206によって密閉可能である。再密閉可能薄片ではなく、蓋198に取り付けるかそれと一体の開閉蓋でも良い。
【0036】
さらに他のいくつかの実施例として、均一な補助室ではなく、例えば図9に示すように補助室を分割しても良い。複数の副補助室212A〜212Eは、各々が対応する薄片部214A〜214Eによって個別に密閉できる。副補助室212A〜212Eは、U形状の断面を有し、容易に調剤品をすくい出せるようにしても良い。
【0037】
図面を参照していくつかの実施例を説明し図示したが、当業者には明らかな通り、本発明の範囲から逸脱することなく、本発明には様々な変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1A−1D】本発明の一実施例に基づく取り出しカバーを示す図である。
【図1A】前記取り出しカバーの閉じた状態を示す等角図である。
【図1B】ティッシュ取り出し蓋を部分的に開けた状態を示す一部断面等角図である。
【図1C】第1蓋を開状態にした取り出しカバーを示す等角図である。
【図1D】第1蓋を閉状態にし第2蓋を開状態にした等角図である。
【図2A】本発明の一実施例に基づく円筒形ティッシュ容器とそれに取り付けた取り出しカバーとを示す斜視図である。
【図2B】図2AのII−II線に沿った縦断面図である。
【図3A】本発明の他の実施例に基づく円筒形ティッシュ容器を示す等角図である。
【図3B】図3AのIII−III線に沿った縦断面図である。
【図4A】本発明のさらに他の実施例に基づく円筒形ティッシュ容器の上部を示し、蓋を部分的に開けた状態を示す等角図である。
【図4B】図4Aに示した容器の上部であって同一の蓋位置を示す断面図である。
【図5A】本発明の一実施例に基づく取り出しカバーを取り付けた柔軟性ティッシュ容器を示し、取り出し蓋を開けた状態を示す等角図である。
【図5B】図5Aの容器の上部を示し、前記蓋を閉めた状態を示す断面図である。
【図6】図5Aに示した実施例の変更形態に基づく取り出しカバーの開状態を示す等角図である。
【図7】本発明の一実施例に基づく取り出しカバーを示す等角図である。
【図8A】本発明の他の実施例に基づく、ティッシュ容器と共に使用する取り出しカバーを示す等角上面図である。
【図8B】図8AのVIII−VIII線に沿った断面図である。
【図9】図8Aの取り出しカバーの他の変更形態を示す上面図である。







【特許請求の範囲】
【請求項1】
ティッシュ収容筐体と、ティッシュを取り出すための開閉可能開口と、前記ティッシュに関連して使用する調剤品を収容するために付属させた補助室とを備える、ティッシュ容器。
【請求項2】
前記補助室は、前記容器に取り付けるか、前記容器と一体にするか、前記容器内に遊合する、請求項1に基づくティッシュ容器。
【請求項3】
前記ティッシュ収容筐体は、複数の湿ったティッシュを収容し、前記開口は、1度に1枚のティッシュを取り出すためのディスペンサを有する、請求項1に基づくティッシュ容器。
【請求項4】
前記補助室は、前記ディスペンサと一体であるか、前記ディスペンサに取り付ける、請求項3に基づくティッシュ容器。
【請求項5】
前記ディスペンサは、開閉可能第1蓋を取り付けたティッシュ取り出し開口と、開閉可能補助室とを備える、請求項4に基づくティッシュ容器。
【請求項6】
前記補助室は、開閉可能第2蓋を備える、請求項5に基づくティッシュ容器。
【請求項7】
前記第2蓋は、前記第1蓋に蝶番結合する、請求項6に基づくティッシュ容器。
【請求項8】
前記第1蓋および前記第2蓋は、平行して延びる蝶番を介して前記ディスペンサに蝶番結合する、請求項6に基づくティッシュ容器。
【請求項9】
前記第1蓋と前記第2蓋とは、前記ディスペンサの近接対向する縁部に蝶番結合する、請求項8に基づくティッシュ容器。
【請求項10】
前記補助室は、前記第1蓋内に形成し、再密閉可能薄片によって開閉可能である、請求項5に基づくティッシュ容器。
【請求項11】
前記補助室は、前記第1蓋内に形成し、取り外し可能カバーによって開閉可能である、請求項5に基づくティッシュ容器。
【請求項12】
前記補助室は、前記第1蓋の内面に形成する、請求項11に基づくティッシュ容器。
【請求項13】
前記補助室は、前記第1蓋の外面に形成する、請求項11に基づくティッシュ容器。
【請求項14】
ティッシュ取り出し開口と前記補助室を構成する収容器とで形成したティッシュディスペンサと、前記取り出し開口と前記補助室とを閉じるための開閉可能第1蓋とをさらに備える、請求項1に基づくティッシュ容器。
【請求項15】
前記補助室は、密閉開閉可能第2蓋を有する、請求項14に基づくティッシュ容器。
【請求項16】
前記ティッシュ取り出し開口と前記補助室とは同軸である、請求項14に基づくティッシュ容器。
【請求項17】
前記補助室は環状溝である、請求項14に基づくティッシュ容器。
【請求項18】
前記容器は、円筒形であり、前記ティッシュ取り出し開口と前記補助室とに対して同軸の長手軸を有する、請求項14に基づくティッシュ容器。
【請求項19】
前記第1蓋と第2蓋の一方または両方は、ずらすことによって跳ね上げ開口する、請求項6に基づくティッシュ容器。
【請求項20】
前記第1蓋と第2蓋の一方または両方は、スナップ型開閉機構を有する、請求項6に基づくティッシュ容器。
【請求項21】
前記ティッシュ取り出し開口と前記補助室の一方または両方は、薄片によってあらかじめ密封する、請求項5に基づくティッシュ容器。
【請求項22】
前記補助室は、前記ティッシュ容器の底部に1以上の収容器を取り付けるか形成して成る、請求項1に基づくティッシュ容器。
【請求項23】
前記補助室は、当該補助室の周縁に接着可能な薄片によって再密閉可能である、請求項1に基づくティッシュ容器。
【請求項24】
前記補助室はいくつかの収容器からなり、各収容器は個別に開閉可能である、請求項1に基づくティッシュ容器。
【請求項25】
前記補助室は、指ですくうことが可能な断面を有する、請求項1に基づくティッシュ容器。
【請求項26】
前記補助室は、前記容器のティッシュ収容筐体内に取り出し可能に収納する、請求項1に基づくティッシュ容器。
【請求項27】
前記容器は柔軟性容器である、請求項1に基づくティッシュ容器。
【請求項28】
前記容器は剛性容器である、請求項1に基づくティッシュ容器。
【請求項29】
前記容器は携帯可能である、請求項1に基づくティッシュ容器。
【請求項30】
ティッシュ取り出し開口と、補助室を構成する収容器と、前記取り出し開口を開閉する開閉可能第1蓋とを備える、ティッシュ容器用取り出しカバー。
【請求項31】
前記補助室は、密閉開閉可能第2蓋を有する、請求項30に基づく取り出しカバー。
【請求項32】
前記ティッシュ取り出し開口と補助室の長手軸は、前記ティッシュ容器の長手軸と同軸である、請求項30に基づく取り出しカバー。
【請求項33】
前記第1蓋と第2蓋の一方または両方は、ずらすことによって跳ね上げ開口する、請求項31に基づく取り出しカバー。
【請求項34】
前記第1蓋と第2蓋の一方または両方は、スナップ型開閉機構を有する、請求項31に基づく取り出しカバー。
【請求項35】
前記ティッシュ取り出し開口と前記補助室の一方または両方は、薄片によってあらかじめ密封する、請求項31に基づく取り出しカバー。
【請求項36】
前記補助室は、当該補助室の周縁に接着可能な薄片によって再密閉可能である、請求項31に基づく取り出しカバー。
【請求項37】
前記補助室はいくつかの収容器からなり、各収容器は個別に開閉可能である、請求項31に基づく取り出しカバー。
【請求項38】
前記補助室は、指ですくうことが可能な断面を有する、請求項31に基づく取り出しカバー。
【請求項39】
ティッシュに関連して使用する調剤品を収容し、補助室としてティッシュ容器に含めるか取り付ける、小室。
【請求項40】
前記補助室は、前記容器に取り付けたティッシュディスペンサと一体である、請求項39に基づく小室。
【請求項41】
前記補助室は、前記容器の外面に付着する、請求項39に基づく小室。
【請求項42】
前記補助室は、前記容器のティッシュ収容筐体内に収納可能である、請求項39に基づく小室。
【請求項43】
ティッシュ容器の底部に取り外し可能に結合する基部を備える、請求項39に基づく小室。
【請求項44】
前記基部は、円筒形ティッシュ容器の基部に結合する、請求項43に基づく小室。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)ティッシュ取り出し用第1開口を有し、ティッシュ容器に取り付ける基部と、
(b)前記基部に蝶番結合し、前記第1開口に対して閉位置と開位置との間を変位可能な第1蓋と、
(c)ティッシュに関連して使用する調剤品を収容するための少なくとも1つの補助室とを備え、前記少なくとも1つの補助室は、少なくとも前記第1蓋が開位置にある時に開閉可能な第2開口を有する、ティッシュ容器と共に使用するカバー。
【請求項2】
前記補助室あるいは前記各補助室は、前記カバーと一体であるかそれに取り付ける、請求項1に基づくカバー。
【請求項3】
前記補助室あるいは前記各補助室は、前記第1蓋に形成する、請求項1に基づくカバー。
【請求項4】
前記補助室あるいは前記各補助室は、前記第1蓋の外面に形成する、請求項3に基づくカバー。
【請求項5】
前記補助室あるいは前記各補助室は、前記第1蓋の内面に形成する、請求項3に基づくカバー。
【請求項6】
前記補助室あるいは前記各補助室は、再密閉可能可動薄片、プラスチック材料の破壊可能フィルム、プラスチック材料の破断可能フィルム、または取り外し可能カバーのいずれかによって開閉可能である、請求項4または5のいずれかに基づくカバー。
【請求項7】
前記補助室あるいは前記各補助室は、第2蓋によって密閉開閉可能である、請求項4または5のいずれかに基づくカバー。
【請求項8】
前記補助室あるいは前記各補助室は、前記第1蓋内に形成し、前記第2蓋は前記第1蓋に蝶番結合する、請求項7に基づくカバー。
【請求項9】
前記第1蓋および前記第2蓋は、平行して延びる蝶番を介して前記ディスペンサに蝶番結合する、請求項7に基づくカバー。
【請求項10】
前記第1蓋と前記第2蓋とは、前記カバーの近接対向する縁部に蝶番結合する、請求項9に基づくカバー。
【請求項11】
前記補助室は、前記第1開口の周囲に環状溝として形成する、請求項1に基づくカバー。
【請求項12】
前記第1蓋と第2蓋の一方または両方は、ずらすことによって跳ね上げ開口する、請求項7に基づくカバー。
【請求項13】
前記第1蓋と第2蓋の一方または両方は、スナップ型開閉機構を有する、請求項7に基づくカバー。
【請求項14】
前記カバーは、収容器の形状をした複数の前記補助室を備え、各収容器は個別に開閉可能である、請求項1に基づくカバー。
【請求項15】
前記補助室あるいは前記各補助室は、指ですくうことが可能な断面を有する、請求項1に基づくカバー。
【請求項16】
前記カバーは実質的に円筒形である、請求項1に基づくカバー。
【請求項17】
前記第2開口は、前記第1蓋が閉位置にある時、開閉可能である、請求項1に基づくカバー。
【請求項18】
前記少なくとも1つの補助室は、適切な調剤品を備える、請求項1に基づくカバー。
【請求項19】
前記調剤品は、軟膏、オイル、膏薬、保湿剤、抗菌剤、消毒用アルコール、香水、洗剤等の液体または局所剤、あるいは衛生、医療、化粧、清浄、表面処理等に使用する粉末材料等のいずれかである、請求項18に基づくカバー。
【請求項20】
前記補助室は、前記第1開口および第1蓋のいずれかに付属する、請求項1に基づくカバー。
【請求項21】
ティッシュ収容筐体と、ティッシュを取り出すためのティッシュ取り出し用第1開口と、請求項1から請求項20のいずれかに記載のカバーとを備え、前記第1開口は前記第1蓋によって開閉可能である、ティッシュ容器。
【請求項22】
(i)ティッシュ収容筐体と、ティッシュを取り出すためのティッシュ取り出し用第1開口と、前記第1開口を開閉する第1蓋と、
(ii)前記第1開口と前記第1蓋との一方に付属する少なくとも1つの補助室とを備え、
(iii)前記補助室は、ティッシュに関連して使用する調剤品を収容する、ティッシュ容器。
【請求項23】
前記調剤品を利用するための開閉可能第2開口をさらに備える、請求項22に基づくティッシュ容器。
【請求項24】
前記補助室あるいは前記各補助室は、前記容器と一体であるかそれに取り付ける、請求項1に基づくカバー。
【請求項25】
前記補助室あるいは前記各補助室は、前記第1蓋内に形成する、請求項22に基づくティッシュ容器。
【請求項26】
前記第1蓋は、基部に蝶番結合し、前記第1開口に対して閉位置と開位置との間を変位可能である、請求項25に基づくティッシュ容器。
【請求項27】
前記補助室あるいは前記各補助室は、前記第1蓋の外面に形成する、請求項26に基づくティッシュ容器。
【請求項28】
前記補助室あるいは前記各補助室は、前記第1蓋の内面に形成する、請求項26に基づくティッシュ容器。
【請求項29】
前記補助室あるいは前記各補助室は、再密閉可能可動薄片、プラスチック材料の破壊可能フィルム、プラスチック材料の破断可能フィルム、または取り外し可能カバーのいずれかによって開閉可能である、請求項27または28のいずれかに基づくティッシュ容器。
【請求項30】
前記補助室あるいは前記各補助室は、第2蓋によって密閉開閉可能である、請求項27または28のいずれかに基づくカバー。
【請求項31】
前記補助室あるいは前記各補助室は、前記第1蓋内に形成し、前記第2蓋は前記第1蓋に蝶番結合する、請求項30に基づくティッシュ容器。
【請求項32】
前記第1蓋および前記第2蓋は、平行して延びる蝶番を介して前記ディスペンサに蝶番結合する、請求項31に基づくティッシュ容器。
【請求項33】
前記第1蓋と前記第2蓋とは、前記カバーの近接対向する縁部に蝶番結合する、請求項32に基づくティッシュ容器。
【請求項34】
前記補助室は、前記第1開口の周囲に環状溝として形成する、請求項22に基づくティッシュ容器。
【請求項35】
前記第1蓋と第2蓋の一方または両方は、ずらすことによって跳ね上げ開口する、請求項30に基づくティッシュ容器。
【請求項36】
前記第1蓋と第2蓋の一方または両方は、スナップ型開閉機構を有する、請求項30に基づくティッシュ容器。
【請求項37】
前記補助室は、当該補助室の周縁に接着可能な薄片によって再密閉可能である、請求項22に基づくティッシュ容器。
【請求項38】
前記容器は収容器の形状をした複数の前記補助室を備え、各収容器は個別に開閉可能である、請求項22に基づくティッシュ容器。
【請求項39】
前記補助室あるいは前記各補助室は、指ですくうことが可能な断面を有する、請求項22に基づくティッシュ容器。
【請求項40】
前記第2開口は、少なくとも前記第1蓋が開位置にあるとき、開閉可能である、請求項22に基づくティッシュ容器。
【請求項41】
前記第2開口は、前記第1蓋が閉位置にある時、開閉可能である、請求項22に基づくティッシュ容器。
【請求項42】
前記調剤品は、軟膏、オイル、膏薬、保湿剤、抗菌剤、消毒用アルコール、香水、洗剤等の液体または局所剤、あるいは衛生、医療、化粧、清浄、表面処理等 に使用する粉末材料等のいずれかである、請求項22に基づくティッシュ容器。
【請求項43】
前記ティッシュ収容筐体は複数の湿ったティッシュを収容し、前記開口は1度に1枚のティッシュを取り出すためのディスペンサを有する、請求項22に基づくティッシュ容器。
【請求項44】
ティッシュ取り出し開口を形成したカバーと、前記補助室あるいは前記各補助室を構成する少なくとも1つの収容器と、前記取り出し開口と前記補助室を開閉する開閉可能第1蓋とをさらに備える、請求項22に基づくティッシュ容器。
【請求項45】
前記容器は円筒形であり、前記ティッシュ取り出し開口と前記補助室とに対して同軸の長手軸を有する、請求項22に基づくカバー。
【請求項46】
前記ティッシュ取り出し開口と前記補助室とは同軸である、請求項45に基づくティッシュ容器。
【請求項47】
前記補助室は、前記容器のティッシュ収容筐体内に取り外し可能に収納する、請求項22に基づくティッシュ容器。
【請求項48】
前記容器は柔軟性容器である、請求項22に基づくティッシュ容器。
【請求項49】
前記容器は剛性である、請求項22に基づくティッシュ容器。
【請求項50】
前記容器は携帯可能である、請求項22に基づくティッシュ容器。

【図6】
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【図7】
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【図9】
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【公表番号】特表2006−506280(P2006−506280A)
【公表日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−551119(P2004−551119)
【出願日】平成15年9月2日(2003.9.2)
【国際出願番号】PCT/IL2003/000722
【国際公開番号】WO2004/043824
【国際公開日】平成16年5月27日(2004.5.27)
【出願人】(505176132)
【Fターム(参考)】