説明

補瀉絶縁型ダイオード入り治療器具

【課題】固定治療に適した治療器具を提供する。
【解決手段】上部接触面(瀉的)1と下部接触面(補的)2を接着剤で絶縁しダイオード5の整流作用を高め、さらに前記の上部、下部接触面は広く、長さを短く、また患部への固定を容易にした治療器具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は薄型で皮膚つまり患部への接触面を広くし、ダイオードの整流作用を及ぼすようにした治療器具である。
【背景技術】
【0002】

部に刺激を与えた。また、固定の場合には数本束ねて使用するため治療部位によっては、固定が容易ではなかった。身体が本来有している微小電流に無電源で鍼に対してダイオードの整流作用を及ぼすことによって、血行不良その他の要因により身体局部に偏在した負電荷または正電荷中和させ、これにより身体のバランスを正常状態に回復するようにしたダイオード鍼が、特開平8−206170号公報
として公知となっている。(特許文献1)
【特許文献1】特開平8−206170号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】

く、長さ約20mm前後とし患部に固定しながら、他の手技治療など併用出来ることを目的としたものである。
【0004】

ものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、上部接触面(瀉的)と下部接触面(補的)を絶縁し、ダイオードの整流作用を高め、さらに前記の上、下部接触面は広く、長さを短く、また患部への固定も容易にした治療器具を提供したものである。
【発明の効果】
【0006】
図1のように長さを短く、接触面を大きく上部接触面(瀉的)、下部接触面(補的)が接着剤で絶縁されダイオードの整流作用を利用したため、以前より治療効果を高めることが出来る。
【0007】
本発明の補瀉絶縁型ダイオード入り治療器具は、電源が不要で半永久的に使用でき、場所を問わず使用することができる。
【発明を実施するために最良の形態】
【0008】
以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
本発明の補瀉絶縁型ダイオード治療器は、図1で示す上部接触面金属(瀉的)1、及び下部接触面金属(補的)2の黄銅製導電材からできている。溝3は、上部接触面外筒部7の上半分に溝3を付けることにより上部接触面1と下部接触面2の区別をわかりやすくしたものである。図2に示すように上部接触面1の内部面及び下部接触面2の内部面にそれぞれダイオード5の特性を一方向に向けて溶接したものである。そして図3に示す上部外筒部7及び下部内筒部8の隙間に接着剤9を入れ上部接触面1と下部接触面2を組み合わせて絶縁したものである。図4に示す上部接触面1及び下部接触面2の直径は約40mmあり、また上部接触面1、下部接触面2の間は約20mmの薄型となり、マジックベルト等で固定できるものとする。皮膚に傷を付けないように面取り4をほどこした。そして、上部接触面1、下部接触面2の間に人差し指と中指を挟んでのマッサージ治療も出来るものとする。図5に示す従来の

mmでは、長すぎて固定治療には適していなかった。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明に係る補瀉絶縁型ダイオード入り治療器具を示す外観図である。
【図2】上部接触面部と下部接触面部に方向性を持たせてダイオードを溶接した断面図である。
【図3】上部外筒部と下部内筒部の隙間に接着剤を入れ、絶縁した図である。
【図4】本発明を実施した斜面図である。
【図5】

【符号の説明】
1、上部接触面
2、下部接触面
3、溝
4、上部、下部接触面の面取り
5、ダイオード
6、溶接部
7、上部外筒部
8、下部内筒部
9、接着剤
10、従来の外観

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部接触面(瀉的)と下部接触面(補的)を絶縁し、ダイオードの整流作用を高め、さらに前記の上、下部接触面は広く、長さを短く、また患部への固定も容易にした治療器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−222573(P2007−222573A)
【公開日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−77701(P2006−77701)
【出願日】平成18年2月21日(2006.2.21)
【出願人】(506095087)
【Fターム(参考)】