説明

製品を塗布するための2つ折り形状装置

ワックス掛け・艶出し装置であって、互いに取り外し可能に取り付けられた少なくとも2つの部分、すなわち、支持体(4)を有するワックス部分であって、ワックスを含浸させたパッド(5)を剥離可能なカバー(6)で覆ったものがこの支持体の上に取り付けられるワックス部分(2)と、袋状であり、少なくとも1つの艶出し用薄片(24、25)を備える艶出し部分(3)とを有する装置。本装置(1)は、2つ折り形状であり、ワックス部分(2)および艶出し部分(3)は、互いに1つの側縁(12、27)に取り付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、とりわけ革靴のワックス掛けおよび艶出しのための手入れ用製品など、製品の塗布装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の靴のワックス掛け方法は、革にワックスを塗布し、布を用いて靴の表面全体または一部にこのワックスを広げた後、別の布を用いて靴を艶出しすることからなり、この方法は、ワックス掛けと艶出しとを組み合わせた装置を使用する現代の方法に取って代わられ、この現代の方法は、従来の方法よりも汚れにくく、コンパクトであり、何よりも使い捨て可能であるために、移動中にワックス掛けするのに適している。
【0003】
ワックス掛けと艶出しを組み合わせた装置の一例が、本発明者による仏国特許第2924323号(または国際特許第2009/098407号)に記載されている。この装置は、互いに取り外し可能に取り付けられた2つの部分、すなわち、ワックスを含浸させたパッドを剥離可能なカバーで覆ったものが取り付けられたフィルム支持体を有するワックス部分、および袋状で、艶出し用のパッドを取り付けたフィルムポケットを有する艶出し部分である。艶出し部分のワックス部分への取り付けは、装置の3つの縁に実施し、1つの縁は、袋のように手を入れるために開けておく。
【0004】
ワックス部分および艶出し部分は、分離してから続けて使用する。ワックス用袋に手を入れ、まずカバーを剥がし、靴に塗布するワックスを含浸させたパッドを曝露する。その後、艶出し用袋に手を入れ、ワックス掛けした靴を摩擦して所望の光沢を得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】仏国特許第2924323号
【特許文献2】国際特許第2009/098407号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この装置は満足のいくものである。しかし、発明者の見解から、より簡易でより効果的な使用にするために、改良する価値がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そのため、本発明の第1の目的は、ワックス掛け・艶出し装置であって、互いに取り外し可能に取り付けられた少なくとも2つの部分、すなわち、
− 支持体を有するワックス部分であって、ワックスを含浸させたパッドを剥離可能なカバーで覆ったものがこの支持体の上に取り付けられるワックス部分と、
− 袋状であり、少なくとも1つの艶出し用薄片を備える艶出し部分と
を有する装置である。
【0008】
本装置は、2つ折り形状であり、ワックス部分および艶出し部分は、互いに1つの側縁に取り付けられる。
【0009】
艶出し部分のワックス部分への取り付けは、例えば熱溶着により実施される。艶出し部分は、ワックス部分のカバー側に取り付けることができる。
【0010】
好適な一実施形態によれば、ワックス部分の支持体は、不織布(例えば2つの方向を向いた繊維など、とりわけポリエステル系のもの)で作製された薄片を有する。
【0011】
このほか、ワックス部分の支持体は、熱溶着可能な高分子材料で作製された薄片を有することができ、ワックス部分の不織布は、熱溶着可能な高分子層(ポリエチレンなど)でコーティングされることが好ましい。
【0012】
艶出し部分は、3つの縁で合わさる2つの不織布製薄片を有することができる。
【0013】
本発明の第2の目的は、少なくとも1つの製品を塗布する装置であって、互いに取り外し可能に取り付けられた少なくとも2つの部分、すなわち、
− 袋状で、支持体を有する第1の部分であって、製品を含浸させたパッドをこの支持体の上に取り付ける第1の部分と、
− 袋状の第2の部分と
を有する装置である。
【0014】
本装置は、2つ折り形状であり、第1の部分および第2の部分は、互いに1つの側縁に取り付けられる。
【0015】
本発明のその他の目的および利点は、添付の図面を参照して記載した実施形態に沿った説明に照らせば明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明によるワックス掛け・艶出し装置の使用前の斜視図であり、部分的に持ち上げた艶出し部分がまだワックス部分に付着している図である。
【図2】本発明によるワックス掛け・艶出し装置の平面図であり、ワックス部分と艶出し部分を分離した様子を示す図である。
【図3】右にワックス部分の構造、左に艶出し部分の構造を示す、分解斜視図である。
【図4】ワックス部分の使用方法を示す斜視図である。
【図5】艶出し部分の使用方法を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図には、ワックス掛け・艶出し装置1を示した。長方形の本装置1は、取り外し可能な2つの部分、すなわち、
− ワックス部分またはワックス面と称する、1足の(または複数足の)靴をワックス掛けするようになっている第1の部分2と、
− 艶出し部分または艶出し面と称する、この(またはこれらの)靴を艶出しするようになっている第2の部分3と
を有する。
【0018】
ワックス面2は、支持体4を有し、この支持体の上に、ワックスを含浸させたパッド5と、気密性材料で作製されこのパッド5を覆う剥離可能なカバー6とを取り付ける。
【0019】
図2を見ればよくわかるように、ワックスパッド5の寸法は、支持体4よりも小さい。カバー6は、支持体4よりも特に幅が小さい寸法だが、ワックスパッド5より大きい寸法(幅、長さ)であり、カバーはワックスパッド5を完全に覆う。
【0020】
図面に対応する好適な一実施形態によれば、ワックス面2は、袋状で、長方形(損傷を避けるために角が丸い)の輪郭である。支持体4は、形および寸法が同一(またはほぼ同一)で、互いに3つの縁に沿って取り付けられる2つの薄片、すなわち、
− 好ましくは弾性重合体製の気密性(または他の好適な気密性)フィルムで構成される上方薄片7と、
− 不織布で構成される下方薄片8と
を有する。
【0021】
好適な一実施形態によれば、フィルム7は、パッド5を収容する区画の気密性を保つ防水層を熱溶着可能な表面層で二重にしたものを有する、多層プラスチックフィルムで構成されることが好ましい。好適な一実施形態によれば、フィルム7は、ポリエチレンテレフタラート(PET)製の中心フィルムを有し、この中心フィルムは、遮断層を形成し、フィルム7にいくらかの弾性を与え、フィルム7を(取り付ける際にフィルム7がどの向きであっても)カバー6および薄片8への溶着性を保つ2枚のポリエチレン(PE)製フィルムの間に挟まれる。第2の実施形態によれば、フィルム7は、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)製の中心フィルムを有し、この中心フィルムは、遮断層を形成し、フィルム7にいくらかの弾性を与え、フィルム7の(取り付ける際にフィルム7がどの向きであっても)カバー6および薄片8への溶着性を保つ2枚のPEフィルムの間に挟まれる。
【0022】
一方、下方薄片8の不織布は、ポリエステルの不織布であり、上方薄片7の方を向いた上面9がPE層で覆われ、上方薄片7を下方薄片8に熱溶着することで取り付けられるようになっている。実際、通常の技術手段では、PEとPEとの熱溶着が容易であっても、PEとポリエステルとの熱溶着は困難であり、さらには不可能である。PEへ溶着することにより、超音波または高周波を用いるタイプの溶着とは逆に、PETの弾性特徴を保持した状態で気密溶着を実施することができる。
【0023】
薄片7、8を固定しない自由縁を後縁10、その反対側の縁を前縁11、そして縁10と11とを結ぶ平行縁を側縁12、13と呼ぶ。側縁12、13に平行な方向を縦方向、前縁11および後縁10に平行な方向を横方向と呼ぶ。
【0024】
下方薄片8の不織布は、縦方向の繊維が多くを占める2つの方向を向いた繊維であることが好ましく、袋2に手を通すことができるいくらかの横の拡張性と、ワックスを塗布する際の十分な機械的耐性を袋2に与えるいくらかの縦の剛性とを備えるようにする。繊維密度は、製品に良好な気密性を持たせるのに十分なように決定する。
【0025】
図面のうちとりわけ図1および図2から明らかなように、下方薄片8は、後縁に、袋2に指を入れる際に薄片7、8を開きやすくするためのV字型の切り込み14を備える。
【0026】
ワックスパッド5は、ワックス掛けで劣化しない不織布(例えばポリエステル)で作製されるのが好ましく、このパッドの周囲または下面15の全面もしくは一部に、不織布製の下方薄片8と対面するフィルム7の上面16に取り付けられる。
【0027】
この取り付けは、超音波または高周波を用いる溶着、あるいは熱溶着による接着によって実施できる。熱溶着の場合、不織布の内面はPE層で覆われ、パッド5の含浸は、パッドをフィルム7に熱溶着した後に実施する。
【0028】
図2を見ればよくわかるように、ワックスパッド5は、太い矢印の形状をしており、2つの直線状側縁17、18、および輪郭がV字型の尖った2つの横縁19、20を有し、この尖った先は、袋2の後縁10の方を向く。この形状により、正確なワックス掛けを実現できる。前縁11側にあるパッド5の鋭角21、22は、アッパーと靴底との接合部など、通常はアクセスしにくい靴の領域にワックスを浸透させることができる。
【0029】
カバー6は、気密溶着することによって、ワックスパッド5を最も近くで包囲するライン23に沿ってフィルム7に取り付けられる。カバー6は、剥がす際に(図4)カバー6を把持しやすいように、袋2の後縁10側が両サイドを切り取った形状になっている。変形例では、カバー6は、局所的に接着するようにするか、またはカバー6の両側に接着性を維持するサイドテープを残す、フィルムと接着剤との複合形態にすることができる。
【0030】
カバー6は、パッド5を収容する区画の気密性を保つ防水層を熱溶着可能な表面層で二重にしたものを有する、多層プラスチックフィルムで構成されることが好ましい。好適な一実施形態によれば、カバー6は、遮断層を形成してカバー6にいくらかの弾性を与えるPETフィルムと、(取り付ける際にカバー6がどの向きであっても)上方薄片7に対するカバー6の溶着性を保つPEフィルムとを有する。第2の実施形態によれば、カバー6は、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)製の中心フィルムを有し、この中心フィルムは、遮断層を形成し、カバー6にいくらかの弾性を与え、(取り付ける際にフィルム7がどの向きであっても)上方薄片7に対するカバー6の溶着性を保つ2枚のPEフィルムの間に挟まれる。
【0031】
同じく袋状で、角が丸い長方形の輪郭をした艶出し面3は、不織布の2つの薄片24、25を有する。薄片24、25は、形および寸法が同一(またはほぼ同一)であり、互いに3つの縁に沿って固定される。3つの縁とは、前縁26および2つの側縁27、28であり、後縁29は固定されないままである。
【0032】
薄片24、25は、ポリエステルの不織布で作製されることが好ましく、この不織布は、弾性で、触り心地がよく、疎水性であるという利点があり、これによって、艶出し作業の際にワックスから水性要素を吸収しすぎるのを回避する。不織布は、縦方向の繊維が多くを占める2つの方向を向いた繊維であることが好ましく、薄片24、25を合わせることで形成される袋3に手を通すことができるいくらかの横の拡張性と、艶出しの際の十分な機械的耐性を袋3に与えるいくらかの縦の剛性とを備えるようにする。繊維密度は、製品に気密性を持たせるように決定する。
【0033】
溶着性を確保するため、ポリエステル不織布製の薄片24、25は、各面をPEなどの熱溶着可能な重合体層でコーティングされる。この熱溶着可能な層によって、薄片24、25同士の溶着だけでなく、熱溶着による艶出し用袋3のワックス用袋2への取り付けも可能になる。PEへ溶着することにより、超音波または高周波を用いるタイプの溶着とは逆に、PETの弾性特徴を保持した状態で気密溶着を実施することができる。
【0034】
艶出し用袋3のワックス用袋2への取り付けは、1つの側縁に沿って実施され、この側縁の境界は、図2で、ワックス用袋2の左の側縁12および艶出し用袋3の右の側縁27に鎖線で示した。したがって、装置1は、2つ折り形状である。
【0035】
さらに正確には、熱溶着は、艶出し用袋3の薄片のうちの1枚24と、ワックス用袋2のフィルム7との間に実施され、それぞれの材料(この場合はPE)は、熱溶着と両立可能なものである。図2を見ればわかるように、艶出し用袋2の薄片のうちの1枚(例えばワックス用袋2に熱溶着した薄片24)は、その自由縁29に、艶出し用袋3に指を入れる際に薄片24、25を開きやすくするためのV字型の切り込み30を備える。
【0036】
ワックス掛け・艶出し装置1の製造は、図3に示した通りであり、この図では、構成要素を分解し、左にワックス用袋2、および右に艶出し用袋3を示している。
【0037】
ワックス用袋2を製造するには、まず高分子フィルム製(この場合はPE/PET/PE)の上方薄片7にワックスパッド5を接着または熱溶着により取り付ける。次に、パッド5に製品を含浸させる。その後、ワックスを含浸させたパッド5にカバー6をかける。そして、パッド5の縁17、18、19、20に沿ってカバー6をフィルム7に熱溶着する段階に進み、溶着ライン23を作製する。カバー6の幅がフィルム7の幅よりも小さいことから、カバー6の側縁はフィルム7の側縁から内側に離れており、これによって側縁12に沿ったフィルムの帯部31が空いた状態になるため、この帯部31に艶出し用袋3を溶着により取り付けられるようにする。その後、不織布の下方薄片8と上方薄片7とを重ね、この2つを前縁11および側縁12、13に沿って熱溶着で固定し、後縁10は、ワックス用袋2を形成するために溶着しないでおく。
【0038】
艶出し用袋3を製造するには、不織布の薄片24、25を重ねる。その後、この2つを前縁26および側縁27、28に沿って熱溶着で固定し、後縁29は、艶出し用袋3を形成するために溶着しないでおく。
【0039】
そして、艶出し用袋3をワックス用袋2に取り付ける。こうするために、艶出し用袋3をワックス用袋2のカバー6側(つまり、ワックスパッド5側)に当てる。そして、艶出し用袋3を側縁12、27のみに沿って熱溶着でワックス用袋2に取り付ける。溶着は、フィルム7の空いた帯部31か、(不織布8がフィルム7よりも幅広い場合は)不織布8の上面9側の空いた帯部32に実施する。
【0040】
このようにして構成した本装置1は、商品化の面で、プラスチックケース、紙ケース、またはあらゆる包装装置内にパッケージ化することができる。
【0041】
本装置1の使用方法を、図4および図5に示す。
【0042】
図4は、ワックス用袋2の使用方法を示しており、ワックス用袋から艶出し用袋3を分離した後の図である。
【0043】
ワックス用袋2に手の指を何本か挿入し、カバー6を手の平側に向ける。そして、剥離可能なカバー6の切り込みの入った自由部分を後縁10側から引っ張ってこのカバーを取り除く(図4)。カバー6を取り除いた後、パッド5を靴に擦り付けてワックスを靴に塗布することができる。この作業が終了すると、ワックス用袋2を直接捨てるか、または脇に置いておくことができる。
【0044】
一旦ワックスを塗布すると、図5に示す艶出し作業に移る。艶出し用袋3に手の指を何本か挿入し、ワックス掛けした靴を摩擦して靴に光沢を出す。この作業が終了すると、艶出し用袋3を直接捨てるか、または使用していないワックスの散乱を回避するためにワックス用袋2の貯蔵袋として使用することができる。また、ワックス作業の際に靴を持つ手を保護する物として艶出し用袋3を使用してもよい。
【0045】
本装置1の使用方法は単純であることがわかる。艶出し用袋3とワックス用袋2との切り離しは、本装置1を2つ折り形状にすることで容易になる。
【0046】
この切り離しをさらに一層容易にするために、艶出し用袋3の貼付縁27および/またはワックス用袋2の貼付縁12にあらかじめ切取線を設けてもよい。
【0047】
このほか、本装置1の使用をさらに快適にするために、ワックス用袋2の内側のフィルム7を不織布の内層でコーティングしてもよい。同じく、フィルム7を、ワックスパッド5の周囲で、反対側の不織布の外層でコーティングしてもよい。その際、フィルム7に直接カバーを溶着または接着できるようにするため、この不織布の外層を設けてもワックスパッドの周りに十分なスペースが残るように注意する必要がある。
【0048】
ワックスパッド5を完全なものにするため、フィルム7の外側に、不織布で好ましくは製品を含浸させていない二次パッド33を接着または溶着することもでき、これによって手の中指の先端が覆われてワックス用袋2の使用上の快適さが増大する。このパッド33は、あらゆる形態を取ることができ、とりわけ長方形、三角形、または図2に示したように、この2つの形状を組み合わせたものでもよい。このパッドは、ワックスパッド5の前縁20と、ワックス用袋2の前縁11との間で、溶着部21の外側に位置する。製品を含浸させていなくても、パッド5によって付着されたワックスを、とりわけワックス掛けする靴の特定のアクセスしにくい領域に広げるのに役立つ。
【0049】
さらに、本装置1の構造は、単一のワックス用袋2および単一の艶出し用袋3に限定されるものではない。変形例では、本装置1は、単一の包装物の中にある単一の装置1で何度も繰り返しワックス掛けができるように、2つ以上の(ワックス用および/または艶出し用)袋を備えてもよい。
【0050】
本装置1は、ワックスの塗布に限定されるものではないことに注意されたい。実際、第1の面2は、ワックス掛け以外の機能を果たすことができ、その他の製品(例えば化粧品)を含浸させたり、あるいは1つまたは複数の物品を受容したりすることができる。
【0051】
同じく、本装置1の第2の面3は、艶出し以外の機能を果たすことができ、検討する用途に応じて、製品を含浸させ、かつ1つまたは複数の物品を受容することもできる。
【0052】
さらに、袋の数が2つを上回る本装置1は、異なる製品を連続して塗布し、異なる機能を果たすことができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワックス掛け・艶出し装置であって、互いに取り外し可能に取り付けられた少なくとも2つの部分、すなわち、
− 支持体(4)を有するワックス部分であって、ワックスを含浸させたパッド(5)を剥離可能なカバー(6)で覆ったものが前記支持体の上に取り付けられるワックス部分(2)と、
− 袋状であり、少なくとも1つの艶出し用薄片(24、25)を備える艶出し部分(3)と
を有する装置において、
前記装置は2つ折り形状であり、前記ワックス部分(2)および前記艶出し部分(3)は、互いに1つの側縁(12、27)に取り付けられることを特徴する装置(1)。
【請求項2】
前記艶出し部分(3)の前記ワックス部分(2)への取り付けは、熱溶着により実施されることを特徴する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記艶出し部分(3)は、前記ワックス部分(2)の前記カバー側(6)に取り付けられることを特徴する、請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記ワックス部分(2)の前記支持体(4)は、不織布で作製された薄片(8)を有することを特徴する、請求項1〜2のうちいずれか一項に記載の装置(1)。
【請求項5】
前記不織布は、ポリエステル系のものであることを特徴する、請求項4に記載の装置(1)。
【請求項6】
前記不織布は、2つの方向を向いた繊維からなることを特徴する、請求項5に記載の装置(1)。
【請求項7】
前記ワックス部分(2)の前記支持体(4)は、熱溶着可能な高分子材料で作製された薄片(7)を有することを特徴する、請求項4〜6のうちいずれか一項に記載の装置(1)。
【請求項8】
前記不織布は、熱溶着可能な高分子層でコーティングされることを特徴する、請求項7に記載の装置(1)。
【請求項9】
前記高分子は、ポリエチレンであることを特徴する、請求項7または8に記載の装置(1)。
【請求項10】
前記艶出し部分(2)は、3つの縁(26、27、28)で合わさる2つの不織布製薄片(24、25)を有することを特徴する、請求項1〜9のうちいずれか一項に記載の装置(1)
【請求項11】
少なくとも1つの製品を塗布する装置であって、互いに取り外し可能に取り付けられた少なくとも2つの部分、すなわち、
− 袋状で、支持体(4)を有する第1の部分であって、製品を含浸させたパッド(5)が前記支持体の上に取り付けられる第1の部分(2)と、
− 袋状の第2の部分(3)と
を有する装置において、
前記装置は2つ折り形状であり、前記第1の部分(2)および前記第2の部分(3)は、互いに1つの側縁(12、27)に取り付けられることを特徴とする、装置(1)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2013−517874(P2013−517874A)
【公表日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−550486(P2012−550486)
【出願日】平成23年1月14日(2011.1.14)
【国際出願番号】PCT/FR2011/000026
【国際公開番号】WO2011/092395
【国際公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【出願人】(512198718)
【Fターム(参考)】