製品位置登録システム
【課題】読取ミスを防止することができる製品位置登録システムを提供する。
【解決手段】部品識別子13が表示された太陽電池セル12がm行×n列に複数個配置された太陽電池モジュール11において、各行の一端側にそれぞれ行情報を有するスタート識別子1a〜7aと、各行の他端側にそれぞれ行情報を有するエンド識別子1b〜7bと、各識別子を読み取るバーコードリーダ17とを有し、バーコードリーダ17は、任意の行のスタート識別子1aを読み取り、任意の行における各太陽電池セル12の各部品識別子13をそれぞれ読み取り、任意の行のエンド識別子1bを読み取って任意の行の読み取りを終了し、読み取った情報から各太陽電池セル12が任意の行におけるいずれの列の位置であるかを判断して各太陽電池セル12の各部品識別子13の情報を位置情報とともに登録する。
【解決手段】部品識別子13が表示された太陽電池セル12がm行×n列に複数個配置された太陽電池モジュール11において、各行の一端側にそれぞれ行情報を有するスタート識別子1a〜7aと、各行の他端側にそれぞれ行情報を有するエンド識別子1b〜7bと、各識別子を読み取るバーコードリーダ17とを有し、バーコードリーダ17は、任意の行のスタート識別子1aを読み取り、任意の行における各太陽電池セル12の各部品識別子13をそれぞれ読み取り、任意の行のエンド識別子1bを読み取って任意の行の読み取りを終了し、読み取った情報から各太陽電池セル12が任意の行におけるいずれの列の位置であるかを判断して各太陽電池セル12の各部品識別子13の情報を位置情報とともに登録する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、複数の部品が複数の行列に配置されているような被検出体において、各部品の読取ミスを防止することができる製品位置登録システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来は、製品に関する情報を表すバーコードラベルを当該製品やそのパッケージに貼り付けて、製品を梱包する際に携帯型バーコード読取機で人手によりバーコードを読み込み、バーコードに含まれる梱包ケース番号や製品番号を読取機に接続された処理端末にデータ転送し、処理端末が取込み可能な形式で蓄積されている製品情報データベースの梱包番号または製品番号に紐づいているデータを上記処理端末の記憶領域に取込んでいた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−230827号公報([0002])
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術によれば、例えば複数の部品としての太陽電池セルが複数の行列に配置されているような太陽電池モジュールのような製品において、部品の情報と位置情報とを関連付けて確認するような場合、太陽電池セルの読み取り順を間違えたり、太陽電池セルの読み取りを読み飛ばしたり等の人為的なポカが発生する可能性があるという問題点がある。
【0005】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、複数の部品が複数の行列に配置されているような被検出体において、読取ミスを防止することができる製品位置登録システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の製品位置登録システムは、
部品識別子が表示された部品がm行×n列に複数個配置された被検出体の、上記部品識別子の情報を上記被検出体における位置情報とともに登録する製品位置登録システムにおいて、
上記被検出体の各行の一端側にそれぞれ行情報を有するスタート識別子と、上記被検出体の各行の他端側にそれぞれ行情報を有するエンド識別子と、上記各識別子を読み取る読取手段とを有し、
上記読取手段は、任意の行の上記スタート識別子を読み取り、上記任意の行における上記各部品の上記各部品識別子をそれぞれ読み取り、上記任意の行の上記エンド識別子を読み取って上記任意の行の読み取りを終了し、当該読み取った情報から当該各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかを判断して上記各部品の上記各部品識別子の情報を位置情報とともに登録するものである。
【0007】
また、この発明の製品位置登録システムは、
部品識別子が表示された部品がm行×n列に複数個配置された被検出体の、上記部品識別子の情報を上記被検出体における位置情報とともに登録する製品位置登録システムにおいて、
上記被検出体の各行の一端側に有する行発光部または行受光部と、上記被検出体の各行の他端側に有する行受光部または行発光部と、上記各識別子を読み取る読取手段とを有し、
上記行発光部または行受光部は、行情報を有し、
上記読取手段は、上記任意の行の上記行発光部および上記行受光部間の発光を遮断しながら、上記任意の行における上記各部品の上記各部品識別子をそれぞれ読み取って上記任意の行の読み取りを終了し、当該読み取った情報から当該各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかを判断して上記各部品の上記各部品識別子の情報を位置情報とともに登録するものである。
【発明の効果】
【0008】
この発明の製品位置登録システムは、
部品識別子が表示された部品がm行×n列に複数個配置された被検出体の、上記部品識別子の情報を上記被検出体における位置情報とともに登録する製品位置登録システムにおいて、
上記被検出体の各行の一端側にそれぞれ行情報を有するスタート識別子と、上記被検出体の各行の他端側にそれぞれ行情報を有するエンド識別子と、上記各識別子を読み取る読取手段とを有し、
上記読取手段は、任意の行の上記スタート識別子を読み取り、上記任意の行における上記各部品の上記各部品識別子をそれぞれ読み取り、上記任意の行の上記エンド識別子を読み取って上記任意の行の読み取りを終了し、当該読み取った情報から当該各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかを判断して上記各部品の上記各部品識別子の情報を位置情報とともに登録するので、
任意の行の各列にて各部品の部品識別子の情報を登録することができるため、読取ミスを防止することができる。
【0009】
また、この発明の製品位置登録システムは、
部品識別子が表示された部品がm行×n列に複数個配置された被検出体の、上記部品識別子の情報を上記被検出体における位置情報とともに登録する製品位置登録システムにおいて、
上記被検出体の各行の一端側に有する行発光部または行受光部と、上記被検出体の各行の他端側に有する行受光部または行発光部と、上記各識別子を読み取る読取手段とを有し、
上記行発光部または行受光部は、行情報を有し、
上記読取手段は、上記任意の行の上記行発光部および上記行受光部間の発光を遮断しながら、上記任意の行における上記各部品の上記各部品識別子をそれぞれ読み取って上記任意の行の読み取りを終了し、当該読み取った情報から当該各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかを判断して上記各部品の上記各部品識別子の情報を位置情報とともに登録するので、
任意の行の各列にて各部品の部品識別子の情報を登録することができるため、読取ミスを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明の実施の形態1の製品位置登録システムの構成を示す図である。
【図2】図1に示した製品位置登録システムを利用する被検出体としての太陽電池モジュールの構成を示す図である。
【図3】図1に示した製品位置登録システムに図2に示した太陽電池モジュールを設置した状態を示した図である。
【図4】図1に示した製品位置登録システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】図1に示した製品位置登録システムの動作を説明するための図である。
【図6】この発明の実施の形態2の製品位置登録システムの構成を示す図である。
【図7】図6に示した製品位置登録システムの動作を説明するための図である。
【図8】この発明の実施の形態3の製品位置登録システムの構成を示す図である。
【図9】この発明の実施の形態4の製品位置登録システムの構成を示す図である。
【図10】この発明の実施の形態5の製品位置登録システムの構成を示す図である。
【図11】この発明の実施の形態6の製品位置登録システムの構成を示す図である。
【図12】この発明の実施の形態7の製品位置登録システムの構成を示す図である。
【図13】この発明の実施の形態8の製品位置登録システムの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
実施の形態1.
以下、本願発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態1における製品位置登録システムの構成を示す図、図2は図1に示した製品位置登録システムを利用する被検出体としての太陽電池モジュールの構成を示す図、図3は図1に示した製品位置登録システムに図2に示した太陽電池モジュールを設置した状態を示した図、図4は図1に示した製品位置登録システムの動作を説明するためのフローチャート、図5は図1に示した製品位置登録システムの動作を説明する、太陽電池モジュールの1行目の詳細を示した図である。
【0012】
図2において、太陽電池モジュール11は、部品識別子13が表示された部品としての太陽電池セル12がm行×n列に複数個配置されたものである。ここでは1例として、7行×4列で太陽電池セル12が28個設置されている例を示している。この各太陽電池セル12の裏面側には部品識別子13がそれぞれ印字され表示されている。部品識別子13とは、例えばバーコードで示されたものである。そして、各部品識別子13の情報は、例えば各太陽電池セル12毎のシリアルナンバで、各太陽電池セル12における固有の情報が表示されたものである。
【0013】
図1において、太陽電池モジュール11の各行の一端側にそれぞれ行情報を有するスタート識別子1a、2a、3a、4a、5a、6a、7aと、太陽電池モジュール11の各行の他端側にそれぞれ行情報を有するエンド識別子1b、2b、3b、4b、5b、6b、7bと、各識別子1a〜7a、1b〜7bを読み取る読取手段としてのバーコードリーダ17と、各太陽電池セル12の各部品識別子13の情報を太陽電池モジュール11における位置情報とともに登録保存する保存手段としてのパソコン16とを有する。
【0014】
ここでは、スタート識別子1a、エンド識別子1bが1行目である行情報を、スタート識別子2a、エンド識別子2bが2行目である行情報を、スタート識別子3a、エンド識別子3bが3行目である行情報を、スタート識別子4a、エンド識別子4bが4行目である行情報を、スタート識別子5a、エンド識別子5bが5行目である行情報を、スタート識別子6a、エンド識別子6bが6行目である行情報を、スタート識別子7a、エンド識別子7bが7行目である行情報をそれぞれ有している。
【0015】
そして、バーコードリーダ17は、任意の行のスタート識別子1a、2a、3a、4a、5a、6a、7aを読み取り、読取方向8において、任意の行における各太陽電池セル12の各部品識別子13をそれぞれ読み取り、任意の行のエンド識別子1b、2b、3b、4b、5b、6b、7bを読み取って任意の行の読み取りを終了する。そして、読み取った情報から当該各太陽電池セル12が任意の行におけるいずれの列の位置であるかを判断して各太陽電池セル12の各部品識別子13の情報を位置情報とともにパソコン16に登録保存する。
【0016】
そして、読み取った情報から各太陽電池セル12が任意の行におけるいずれの列の位置であるかの判断において、いずれかの列において太陽電池セル12が判断できない場合は、再度任意の行における各太陽電池セル12の各部品識別子13をそれぞれ読み取りを行う。また、任意の行の各太陽電池セル12の登録を、太陽電池モジュール11の全ての行について行う。図5において、太陽電池モジュール11の1行目を示したものであり、部品識別子13a、13b、13c、13dがそれぞれ表示された太陽電池セル12a、12b、12c、12dである。そして、スタート識別子1a、太陽電池セル12a、12b、12c、12d、エンド識別子1bとの間隔が等間隔にて配置されているものである。
【0017】
次に、上記のように構成された実施の形態1の製品位置登録システムの動作について図4に基づいて説明する。まず、読取開始が指示されると(図4のステップS1)、バーコードリーダ17は、スタート識別子1a、太陽電池セル12a〜12dの部品識別子13a〜13d、および、エンド識別子1bを読み取る。次に、スタート識別子1aの行情報と、エンド識別子1bの行情報とから行情報をチェックする(図4のステップS2)。例えば、現在のスタート識別子1aおよびエンド識別子1bの行情報が、前回のエンド識別子の行情報から1行分加算されたか否かを判断して、読み取りをチェックする。よって、ここでは最初の行であり前回のエンド識別子はないため、0であり、1行分加算された、1行目であるか否かがチェックされることとなる。
【0018】
よって、スタート識別子1aおよびエンド識別子1bの行情報がいずれも1行目である場合は(OK)、次のステップにすすむ。また、いずれかが1行目でない場合(NG)には、読み取りミスとしてオペレータに警告を発し、再びステップS1に戻り、読み取りを行う。次に、読み取った各識別子1a、1b、13a、13b、13c、13dの情報から、1行分の読み取りが行われたか否かを判断する(図4のステップS3)。そして、1行分の読み取りが行われたと判断された場合は(OK)、次のステップにすすむ。また、1行分の読み取りが行われていないと判断された場合(NG)には、読み取りミスとしてオペレータに警告を発し、再びステップS1に戻り、読み取りを行う。
【0019】
次に、読み取った各部品識別子13a、13b、13c、13dの情報を、行内の位置情報、すなわち行内の列情報と関連付けた位置情報とともに登録する(図4のステップS4)。次に、行情報が最終行であるか否かを判断する(図4のステップS5)。そして、最終行でない場合(NG)には、再びステップS1に戻り、次の行の読み取りを行う。また、最終行である場合(OK)には、処理を終了する(図4のステップS6)。
【0020】
上記に示した、ステップS3およびステップS4の動作の詳細を図5に基づいて説明する。まず、図5(a)に示すように、通常は、バーコードリーダ17にて、スタート識別子1aを読み取り、次に、太陽電池セル12aの部品識別子13aを読み取り、次に、太陽電池セル12bの部品識別子13bを読み取り、次に、太陽電池セル12cの部品識別子13cを読み取り、次に、太陽電池セル12dの部品識別子13dを読み取り、次に、エンド識別子1bを読み取る。
【0021】
よって、各読取方向8a〜読取方向8dは、スタート識別子1a、太陽電池セル12a、12b、12c、12d、エンド識別子1bとの間隔が等間隔にて配置されているため、各読取時間t、t1、t2、t3、t4はほぼ同一の時間となる。よって、読取時間tを基準とすると、これに対し、読取時間t1〜t4がt±Tの閾値の範囲内である場合、現在の行について、読み取り順が図面上左から順番に読み取りが成功した判断することができる(図4のステップS3の「1行分の読取チェック」でOKとなる)。そして、この各読取時間t1〜t4から列情報を確認することができ、読み取った各部品識別子13a、13b、13c、13dの情報を、行情報および列情報と関連付けた位置情報とともに登録する(図4のステップS4の「行内位置情報登録」)。
【0022】
しかしながら、図5(b)に示すように、バーコードリーダ17が太陽電池セル12の各部品識別子13の読み取りの順番を間違え、例えば、バーコードリーダ17にて、スタート識別子1aを読み取り、次に、太陽電池セル12aの部品識別子13aを読み取り、次に、太陽電池セル12dの部品識別子13dを読み取り、次に、太陽電池セル12bの部品識別子13bを読み取り、次に、太陽電池セル12cの部品識別子13cを読み取り、次に、エンド識別子1bを読み取ってしまった場合、読取時間は、t≠t1’≠t2’≠t4’、t=t3’となる。よって、読み取り順が失敗と判断され(図4のステップS3の「1行分の読取チェック」においてNGとなる)、再び、図4のステップS1に戻り、読み取りを行う。
【0023】
上記のように構成された実施の形態1の製品位置登録システムによれば、任意の行のスタート識別子を読み取り、各部品の各部品識別子をそれぞれ読み取り、任意の行のエンド識別子を読み取って任意の行の読み取りを終了し、読み取った情報から各部品の任意の行におけるいずれの列の位置であるかを判断して各部品の各部品識別子の情報を位置情報とともに登録しているので、任意の行にて各部品の部品識別子の情報を登録することができるため、読取ミスを防止することができる。
【0024】
また、読み取った情報から各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかの判断において、いずれかの列の部品が判断できない場合は、再度任意の行における各部品の各部品識別子をそれぞれ読み取りを行うので、任意の行の各列にて各部品の部品識別子の情報を登録することが確実に行うことができる。
【0025】
また、任意の行の各部品の登録を、被検出体の全ての行について行うため、被検出体の全ての各部品の部品識別子の情報と位置情報とを得ることができる。
【0026】
また、読み取った情報から各部品が任意の行におけるいずれの列の位置であるかの判断を、読取手段の各部品間の各部品識別子の読取時間により判断しているため、簡便に列情報を得ることができる。
【0027】
尚、本実施の形態1においては、スタート識別子、各太陽電池セルの各部品識別子、エンド識別子の間隔を同一の間隔にて配設する例を示したが、これに限られることはなく、例えば、スタート識別子、各太陽電池セルの各部品識別子、エンド識別子の間隔があらかじめ登録され、それにかかる読取時間があらかじめ登録されている場合は、読取時間と、あらかじめ登録されている時間とを比較することにより、上記実施の形態1と同様に行うことができる。
【0028】
また、1行目から読み取りを行う例を示したが、これに限られることはなく、例えば、途中の行から行い、最終的に全ての行の読み取りが終了すれば、作業性が煩雑となるが、上記実施の形態1と同様に行うことができる。
【0029】
また、全ての行において上記読み取りを行う例を示したが、これに限られることはなく、例えば、位置情報を必要としている行のみについて行うようにしてもよい。
【0030】
また、読取時間にて、列情報を判断する例を示したが、これに限られることはなく、例えば、GPS情報や三角測量等を用いることで行情報や行内の列情報から位置情報を確認することができる。
また、オペレータへの警告方法としては、例えばブザー等による警告を行うのが望ましい。
【0031】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2における製品位置登録システムについて説明する。図6はこの発明の実施の形態2における製品位置登録システムの構成を示す図、図7は図6に示した製品位置登録システムの動作を説明するための図である。図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態2においては、バーコードリーダ17に加速度センサ9を備えたことを特徴とする。
【0032】
次に、上記のように構成された実施の形態2の製品位置登録システムの動作について説明する。まず、製品位置登録システムの動作の処理は上記実施の形態1の図4を用いて行ったフローとほぼ同様に行う。本実施の形態2においては、各行における列の判断を、加速度センサ9により行うものであり、図7に示すように、加速度センサ9は加速度を計測し、読取方向8、および、移動距離の値が正であるか負であるかで、加速度センサ9の読取方向8、8a、8b、8c、8dから各列を判断することができ、上記実施の形態1と同様に、部品識別子13の情報を太陽電池モジュール11における位置情報とともに登録することができる。
【0033】
尚、上記実施の形態2においては読取方向8にて読み取る場合を説明したが、これに限られることはなく、加速度センサ9の加速度の計測を用いれば、読み取り方向が正であるか負であるかも判断することができため、図面上左から右に順番に読み取らなくともいずれの列であるかを判断することも可能である。
【0034】
上記のように構成された実施の形態2の製品位置登録システムによれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、各太陽電池セル間の距離が均等に配設されてなくとも、方向性により容易に列情報を判断することができる。
【0035】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3における製品位置登録システムについて説明する。図8はこの発明の実施の形態3における製品位置登録システムの構成を示す図である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態3においては、太陽電池モジュール11の各列の一端側に例えばレーザ光を列レーザ方向10にてそれぞれ発光する列発光部31a、32a、33a、34aと、太陽電池モジュール11の各列の他端側に例えばレーザ光を受光する列受光部31b、32b、33b、34bとを備える。
【0036】
ここでは、列発光部31a、列受光部31bのいずれかが1行目である行情報を、列発光部32a、列受光部32bのいずれかが2行目である行情報を、列発光部33a、列受光部33bのいずれかが3行目である行情報を、列発光部34a、列受光部34bのいずれかが4行目である行情報をそれぞれ有している。また、列受光部31b〜34bに隣接するレーザ光がノイズとして乗らないように、列発光部31a〜34aと列受光部31b〜34bは千鳥配置となるように配設されている。尚、ノイズを考慮に入れる必要がない場合などは、千鳥配置でなくても同様に対応することができる。
【0037】
次に、上記のように構成された実施の形態3の製品位置登録システムの動作について説明する。まず、製品位置登録システムの動作の処理は上記実施の形態1の図4を用いて行ったフローとほぼ同様に行う。本実施の形態3においては、各行における列の判断を、列発光部31a、32a、33a、34aと、列受光部3b、32b、33b、34bとにおいて、列レーザ方向10にレーザ光が発光されている。よって、バーコードリーダ17が各部品識別子13を読み取る際に、このレーザ光が遮断される。よって、列発光部31a、32a、33a、34aと、列受光部3b、32b、33b、34bとはいずれかが列情報を有しているため、このことにより、いずれの列の読み取りを行っているかを判断することができ、上記各実施の形態と同様に、部品識別子13の情報を太陽電池モジュール11における位置情報とともに登録することができる。
【0038】
尚、上記実施の形態3においては、読み取りの手順が簡便となるため、読取方向8にて読み取る場合を説明したが、これに限られることはなく、いずれの列であるかは、列発光部31a、32a、33a、34aと、列受光部3b、32b、33b、34bとの遮断による判断できるため、これに限られるものではない。
【0039】
上記のように構成された実施の形態3の製品位置登録システムによれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、各太陽電池セル間の距離が均等に配設されてなくとも、遮断により容易かつ確実に列情報を判断することができる。
【0040】
実施の形態4.
この発明の実施の形態4における製品位置登録システムについて説明する。図9はこの発明の実施の形態4における製品位置登録システムの構成を示す図である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態4においては、
太陽電池モジュール11の各行の一端側に例えばレーザ光を行レーザ方向14にてそれぞれ発光する行発光部21a、22a、23a、24a、25a、26a、27aと、
太陽電池モジュール11の各行の他端側に例えばレーザ光を受光する行受光部21b、22b、23b、24b、25b、26b、27bとを備える。
【0041】
ここでは、行発光部21a、行受光部21bのいずれかが1行目である行情報を、行発光部22a、行受光部22bのいずれかが2行目である行情報を、行発光部23a、行受光部23bのいずれかが3行目である行情報を、行発光部24a、行受光部24bのいずれかが4行目である行情報を、行発光部25a、行受光部25bのいずれかが5行目である行情報を、行発光部26a、行受光部26bのいずれかが6行目である行情報を、行発光部27a、行受光部27bのいずれかが7行目である行情報をそれぞれ有している。また、行発光部21a〜27aに隣接するレーザ光がノイズとして乗らないように、行発光部21a〜27aと行受光部21b〜27bは千鳥配置となるように配設されている。尚、ノイズを考慮に入れる必要がない場合などは、千鳥配置でなくても同様に対応することができる。
【0042】
次に、上記のように構成された実施の形態4の製品位置登録システムの動作について説明する。まず、製品位置登録システムの動作の処理は上記実施の形態1の図4を用いて行ったフローとほぼ同様に行う。本実施の形態4においては、各行の判断を、行発光部21a、22a、23a、24a、25a、26a、27aと、行受光部21b、22b、23b、24b、25b、26b、27bとにおいて、行レーザ方向14にレーザ光が発光されている。よって、バーコードリーダ17が各部品識別子13を読み取る際に、このレーザ光が遮断される。よって、行発光部21a、22a、23a、24a、25a、26a、27aと、行受光部21b、22b、23b、24b、25b、26b、27bとにおいてはいずれかが行情報を有しているため、このことにより、いずれの行の読み取りを行っているかを判断することができ、上記各実施の形態と同様に、部品識別子13の情報を太陽電池モジュール11における位置情報とともに登録することができる。
【0043】
尚、上記実施の形態4においては、上記各実施の形態に示した、スタート識別子1a〜7aおよびエンド識別子1b〜7bは存在せず、これらの読み取りは不要となる。
【0044】
上記のように構成された実施の形態4の製品位置登録システムによれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、遮断により容易かつ確実に行情報を判断することができる。
【0045】
尚、上記実施の形態4では、列情報を確認するために、上記実施の形態3と同様に、被検出体の各列の一端側に有する列発光部または列受光部と、被検出体の各列の他端側に有する列受光部または列発光部とを用いる例を示したが、これに限られることはなく、上記実施の形態1と同様に、読取手段の各部品間の各部品識別子の読み取り時間により判断するもの、または、上記実施の形態2と同様に、加速度センサからの情報により判断するものを組み合わせても、上記各実施の形態と同様に行うことができ、同様の効果を奏するものである。
【0046】
実施の形態5.
実施の形態5から以降の実施の形態においては、上記各実施の形態における製品位置登録システムのいずれかの動作を行い、各太陽電池セル12の部品識別子13の情報を太陽電池モジュール11における位置情報とともに登録された後、太陽電池モジュール11における不良の検査を行い、不良太陽電池セルが認定された場合について説明する。尚、太陽電池モジュール11における不良の検査は、太陽電池モジュール11の太陽電池セル12の部品識別子13の表示されている面と異なる裏面側にて行われる。
【0047】
この発明の実施の形態5における製品位置登録システムについて説明する。図10はこの発明の実施の形態5における製品位置登録システムの構成を示す図である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。太陽電池モジュール11において不良の部品と認定された不良太陽電池セル15、不良太陽電池セル15と交換されるリペアの部品としてのリペア太陽電池セル28、不良太陽電池セル15の位置情報における不良太陽電池セル15の部品識別子13の情報を、リペア太陽電池セル28の部品識別子13の情報に更新された更新情報18である。
【0048】
次に、上記のように構成された実施の形態5の製品位置登録システムの動作について説明する。まず、太陽電池モジュール11における不良の検査を行い、不良太陽電池セル15が認定される。次に、パソコン16にて登録されている不良太陽電池セル15の位置情報から選択する(図10のステップS7)。尚、これを、リペアの部品の交換のタイミングとする。次に、リペア太陽電池セル28を不良太陽電池セル15の位置に設置し、部品識別子13をバーコードリーダ17により読み取る(図10のステップS8)。次に、不良太陽電池セル15の部品識別子13の情報を、リペア太陽電池セル28の部品識別子13の情報に、不良太陽電池セル15の位置情報とともにパソコン16に更新情報18として更新する(図10のステップS9)。そして、更新を完了する(図10のステップS10)。
【0049】
上記のように構成された実施の形態5の製品位置登録システムによれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、リペアの更新を簡便に行うことができる。
【0050】
実施の形態6.
この発明の実施の形態6における製品位置登録システムについて説明する。図11はこの発明の実施の形態6における製品位置登録システムの構成を示す図である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。バーコードリーダ17が読み取ることによりリペア太陽電池セル28の交換を行うためのリペア識別子19である。
【0051】
次に、上記のように構成された実施の形態6の製品位置登録システムの動作について説明する。まず、太陽電池モジュール11における不良の検査を行い、不良太陽電池セル15が認定される。次に、バーコードリーダ17によりリペア識別子19を読み取る(図11のステップS11)。尚、これを、リペアの部品の交換のタイミングとする。次に、取り出された不良太陽電池セル15の部品識別子13をバーコードリーダ17により読み取る(図11のステップS12)。次に、リペア太陽電池セル28の部品識別子13をバーコードリーダ17により読み取る(図11のステップS8)。次に、不良太陽電池セル15の部品識別子13の情報を、リペア太陽電池セル28の部品識別子13の情報に、不良太陽電池セル15の位置情報とともにパソコン16に更新情報18として更新する(図11のステップS9)。そして、更新を完了する(図11のステップS10)。
【0052】
上記のように構成された実施の形態6の製品位置登録システムによれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、リペアの更新を太陽電池モジュールに設置することなく行うことができる。
【0053】
実施の形態7.
この発明の実施の形態7における製品位置登録システムについて説明する。図12はこの発明の実施の形態7における製品位置登録システムの構成を示す図である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。リペア太陽電池セル28の部品識別子13の列情報を有するリペア列識別子20である。
【0054】
次に、上記のように構成された実施の形態7の製品位置登録システムの動作について説明する。まず、太陽電池モジュール11における不良の検査を行い、不良太陽電池セル15が認定される。次に、バーコードリーダ17によりリペア識別子19を読み取る(図12のステップS11)。次に、取り出された不良太陽電池セル15の部品識別子13をバーコードリーダ17により読み取る(図12のステップS12)。次に、交換する行の行情報をスタート識別子1aをバーコードリーダ17により読み取る(図12のステップS13)。次に、リペア太陽電池セル28の部品識別子13をバーコードリーダ17により読み取る(図12のステップS8)。次に、交換する列の列情報をリペア列識別子20をバーコードリーダ17により読み取る(図12のステップS14)。次に、不良太陽電池セル15の部品識別子13の情報を、リペア太陽電池セル28の部品識別子13の情報に、先のスタート識別子1aの行情報およびリペア列識別子20の列情報からの位置情報とともにパソコン16に更新情報18として更新する(図12のステップS9)。そして、更新を完了する(図12のステップS10)。
【0055】
上記のように構成された実施の形態7の製品位置登録システムによれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、リペアの更新をスタート識別子およびリペア列識別子の位置情報にて確実に設定することができる。尚、上記実施の形態6ではスタート識別子を読み取る例を示したが、これに限られることはなく、エンド識別子の行情報、または、不良の部品の行における行発光部および行受光部の発光の遮断における行情報を読み取ることにより行っても同様に行うことができる。
【0056】
また、上記実施の形態5ないし実施の形態7の位置情報の取得は、これに限られることはなく、上記実施の形態1ないし実施の形態4のいずれかに示した位置情報の取得により行ってもよい。特に、1行において複数の部品をリペアする場合などは有効であると考える。
【0057】
実施の形態8.
上記各実施の形態における製品位置登録システムのいずれかの動作を行い、各太陽電池セル12の部品識別子13の情報を太陽電池モジュール11における位置情報とともに登録された後、または、リペア太陽電池セル28が交換され、情報が更新された後の場合について説明する。
【0058】
この発明の実施の形態8における製品位置登録システムについて説明する。図13はこの発明の実施の形態8における製品位置登録システムの構成を示す図である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。太陽電池モジュール11のあらかじめ設定されている太陽電池モジュール11における位置情報とともに設定された各太陽電池セル12の性能情報とからなる設計情報29、各太陽電池セル12の各部品識別子13毎に各太陽電池セル12の性能情報が登録されているグレードデータベース30である。
【0059】
次に、上記のように構成された実施の形態8の製品位置登録システムの動作について説明する。まず、太陽電池モジュール11の各太陽電池セル12の部品識別子13の情報から、グレードデータベース30を用いて、各太陽電池セル12の各性能情報を抽出する。そして、太陽電池モジュール11の各位置において配置されている各太陽電池セル12の性能情報を位置情報と関連付ける。そして、あらかじめ設定されている太陽電池モジュール11における位置情報とともに設定された各太陽電池セル12の性能情報とからなる設計情報29と比較する。そして、設計情報29通り太陽電池モジュール11が製造されているか否かを判断する。一致しない場合には、太陽電池モジュール11が正常に製造されていないことが判断できる。また、一致している場合には、太陽電池モジュール11が正常に製造されていると判断することができる。
【0060】
上記のように構成された実施の形態8の製品位置登録システムによれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、被検出体のあらかじめ設定されている性能情報と製造された性能情報との一致を判断し、正常に製造されているか否かを判断することができる。
【0061】
尚、本実施の形態8においては、各太陽電池セル12の各部品識別子13の性能情報をグレードデータベース30から得る例を示したが、これに限られることはなく、各部品識別子13に各太陽電池セル12の性能情報を含むようにすれば、グレードデータベース30を備えることなく、上記実施の形態8と同様に行うことができる。
【0062】
尚、上記各実施の形態においては、太陽電池モジュールを例に示したが、これに限られることはなく、他の被検出体であっても、部品識別子が表示された部品がm行×n列に複数個配置されたものであれば、上記各実施の形態と同様に行うことができ、同様の効果を奏することができる。また、部品はXY軸方向に配設されている例を示したが、これに限られることはなく、斜め方向に配設されているものであっても、上記各実施の形態と同様に行うことができ、同様の効果を奏することができる。
【符号の説明】
【0063】
1a,2a,3a,4a,5a,6a,7a スタート識別子、
1b,2b,3b,4b,5b,6b,7b エンド識別子、8 読取方向、
9 加速度センサ、10 列レーザ方向、11 太陽電池モジュール、
12,12a,12b,12c,12d 太陽電池セル、
13,13a,13b,13c,13d 部品識別子、14 行レーザ方向、
15 不良太陽電池セル、16 パソコン、17 バーコードリーダ、18 更新情報、19 リペア識別子、20 リペア列識別子、
21a,22a,23a,24a,25a,26a,27a 列発光部、
21b,22b,23b,24b,25b,26b,27b 列受光部、
28 リペア太陽電池セル、29 設計情報、30 グレードデータベース、
31a,32a,33a,34a 行発光部、
31b,32b,33b,34b 行受光部。
【技術分野】
【0001】
この発明は、複数の部品が複数の行列に配置されているような被検出体において、各部品の読取ミスを防止することができる製品位置登録システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来は、製品に関する情報を表すバーコードラベルを当該製品やそのパッケージに貼り付けて、製品を梱包する際に携帯型バーコード読取機で人手によりバーコードを読み込み、バーコードに含まれる梱包ケース番号や製品番号を読取機に接続された処理端末にデータ転送し、処理端末が取込み可能な形式で蓄積されている製品情報データベースの梱包番号または製品番号に紐づいているデータを上記処理端末の記憶領域に取込んでいた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−230827号公報([0002])
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術によれば、例えば複数の部品としての太陽電池セルが複数の行列に配置されているような太陽電池モジュールのような製品において、部品の情報と位置情報とを関連付けて確認するような場合、太陽電池セルの読み取り順を間違えたり、太陽電池セルの読み取りを読み飛ばしたり等の人為的なポカが発生する可能性があるという問題点がある。
【0005】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、複数の部品が複数の行列に配置されているような被検出体において、読取ミスを防止することができる製品位置登録システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の製品位置登録システムは、
部品識別子が表示された部品がm行×n列に複数個配置された被検出体の、上記部品識別子の情報を上記被検出体における位置情報とともに登録する製品位置登録システムにおいて、
上記被検出体の各行の一端側にそれぞれ行情報を有するスタート識別子と、上記被検出体の各行の他端側にそれぞれ行情報を有するエンド識別子と、上記各識別子を読み取る読取手段とを有し、
上記読取手段は、任意の行の上記スタート識別子を読み取り、上記任意の行における上記各部品の上記各部品識別子をそれぞれ読み取り、上記任意の行の上記エンド識別子を読み取って上記任意の行の読み取りを終了し、当該読み取った情報から当該各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかを判断して上記各部品の上記各部品識別子の情報を位置情報とともに登録するものである。
【0007】
また、この発明の製品位置登録システムは、
部品識別子が表示された部品がm行×n列に複数個配置された被検出体の、上記部品識別子の情報を上記被検出体における位置情報とともに登録する製品位置登録システムにおいて、
上記被検出体の各行の一端側に有する行発光部または行受光部と、上記被検出体の各行の他端側に有する行受光部または行発光部と、上記各識別子を読み取る読取手段とを有し、
上記行発光部または行受光部は、行情報を有し、
上記読取手段は、上記任意の行の上記行発光部および上記行受光部間の発光を遮断しながら、上記任意の行における上記各部品の上記各部品識別子をそれぞれ読み取って上記任意の行の読み取りを終了し、当該読み取った情報から当該各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかを判断して上記各部品の上記各部品識別子の情報を位置情報とともに登録するものである。
【発明の効果】
【0008】
この発明の製品位置登録システムは、
部品識別子が表示された部品がm行×n列に複数個配置された被検出体の、上記部品識別子の情報を上記被検出体における位置情報とともに登録する製品位置登録システムにおいて、
上記被検出体の各行の一端側にそれぞれ行情報を有するスタート識別子と、上記被検出体の各行の他端側にそれぞれ行情報を有するエンド識別子と、上記各識別子を読み取る読取手段とを有し、
上記読取手段は、任意の行の上記スタート識別子を読み取り、上記任意の行における上記各部品の上記各部品識別子をそれぞれ読み取り、上記任意の行の上記エンド識別子を読み取って上記任意の行の読み取りを終了し、当該読み取った情報から当該各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかを判断して上記各部品の上記各部品識別子の情報を位置情報とともに登録するので、
任意の行の各列にて各部品の部品識別子の情報を登録することができるため、読取ミスを防止することができる。
【0009】
また、この発明の製品位置登録システムは、
部品識別子が表示された部品がm行×n列に複数個配置された被検出体の、上記部品識別子の情報を上記被検出体における位置情報とともに登録する製品位置登録システムにおいて、
上記被検出体の各行の一端側に有する行発光部または行受光部と、上記被検出体の各行の他端側に有する行受光部または行発光部と、上記各識別子を読み取る読取手段とを有し、
上記行発光部または行受光部は、行情報を有し、
上記読取手段は、上記任意の行の上記行発光部および上記行受光部間の発光を遮断しながら、上記任意の行における上記各部品の上記各部品識別子をそれぞれ読み取って上記任意の行の読み取りを終了し、当該読み取った情報から当該各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかを判断して上記各部品の上記各部品識別子の情報を位置情報とともに登録するので、
任意の行の各列にて各部品の部品識別子の情報を登録することができるため、読取ミスを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明の実施の形態1の製品位置登録システムの構成を示す図である。
【図2】図1に示した製品位置登録システムを利用する被検出体としての太陽電池モジュールの構成を示す図である。
【図3】図1に示した製品位置登録システムに図2に示した太陽電池モジュールを設置した状態を示した図である。
【図4】図1に示した製品位置登録システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】図1に示した製品位置登録システムの動作を説明するための図である。
【図6】この発明の実施の形態2の製品位置登録システムの構成を示す図である。
【図7】図6に示した製品位置登録システムの動作を説明するための図である。
【図8】この発明の実施の形態3の製品位置登録システムの構成を示す図である。
【図9】この発明の実施の形態4の製品位置登録システムの構成を示す図である。
【図10】この発明の実施の形態5の製品位置登録システムの構成を示す図である。
【図11】この発明の実施の形態6の製品位置登録システムの構成を示す図である。
【図12】この発明の実施の形態7の製品位置登録システムの構成を示す図である。
【図13】この発明の実施の形態8の製品位置登録システムの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
実施の形態1.
以下、本願発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態1における製品位置登録システムの構成を示す図、図2は図1に示した製品位置登録システムを利用する被検出体としての太陽電池モジュールの構成を示す図、図3は図1に示した製品位置登録システムに図2に示した太陽電池モジュールを設置した状態を示した図、図4は図1に示した製品位置登録システムの動作を説明するためのフローチャート、図5は図1に示した製品位置登録システムの動作を説明する、太陽電池モジュールの1行目の詳細を示した図である。
【0012】
図2において、太陽電池モジュール11は、部品識別子13が表示された部品としての太陽電池セル12がm行×n列に複数個配置されたものである。ここでは1例として、7行×4列で太陽電池セル12が28個設置されている例を示している。この各太陽電池セル12の裏面側には部品識別子13がそれぞれ印字され表示されている。部品識別子13とは、例えばバーコードで示されたものである。そして、各部品識別子13の情報は、例えば各太陽電池セル12毎のシリアルナンバで、各太陽電池セル12における固有の情報が表示されたものである。
【0013】
図1において、太陽電池モジュール11の各行の一端側にそれぞれ行情報を有するスタート識別子1a、2a、3a、4a、5a、6a、7aと、太陽電池モジュール11の各行の他端側にそれぞれ行情報を有するエンド識別子1b、2b、3b、4b、5b、6b、7bと、各識別子1a〜7a、1b〜7bを読み取る読取手段としてのバーコードリーダ17と、各太陽電池セル12の各部品識別子13の情報を太陽電池モジュール11における位置情報とともに登録保存する保存手段としてのパソコン16とを有する。
【0014】
ここでは、スタート識別子1a、エンド識別子1bが1行目である行情報を、スタート識別子2a、エンド識別子2bが2行目である行情報を、スタート識別子3a、エンド識別子3bが3行目である行情報を、スタート識別子4a、エンド識別子4bが4行目である行情報を、スタート識別子5a、エンド識別子5bが5行目である行情報を、スタート識別子6a、エンド識別子6bが6行目である行情報を、スタート識別子7a、エンド識別子7bが7行目である行情報をそれぞれ有している。
【0015】
そして、バーコードリーダ17は、任意の行のスタート識別子1a、2a、3a、4a、5a、6a、7aを読み取り、読取方向8において、任意の行における各太陽電池セル12の各部品識別子13をそれぞれ読み取り、任意の行のエンド識別子1b、2b、3b、4b、5b、6b、7bを読み取って任意の行の読み取りを終了する。そして、読み取った情報から当該各太陽電池セル12が任意の行におけるいずれの列の位置であるかを判断して各太陽電池セル12の各部品識別子13の情報を位置情報とともにパソコン16に登録保存する。
【0016】
そして、読み取った情報から各太陽電池セル12が任意の行におけるいずれの列の位置であるかの判断において、いずれかの列において太陽電池セル12が判断できない場合は、再度任意の行における各太陽電池セル12の各部品識別子13をそれぞれ読み取りを行う。また、任意の行の各太陽電池セル12の登録を、太陽電池モジュール11の全ての行について行う。図5において、太陽電池モジュール11の1行目を示したものであり、部品識別子13a、13b、13c、13dがそれぞれ表示された太陽電池セル12a、12b、12c、12dである。そして、スタート識別子1a、太陽電池セル12a、12b、12c、12d、エンド識別子1bとの間隔が等間隔にて配置されているものである。
【0017】
次に、上記のように構成された実施の形態1の製品位置登録システムの動作について図4に基づいて説明する。まず、読取開始が指示されると(図4のステップS1)、バーコードリーダ17は、スタート識別子1a、太陽電池セル12a〜12dの部品識別子13a〜13d、および、エンド識別子1bを読み取る。次に、スタート識別子1aの行情報と、エンド識別子1bの行情報とから行情報をチェックする(図4のステップS2)。例えば、現在のスタート識別子1aおよびエンド識別子1bの行情報が、前回のエンド識別子の行情報から1行分加算されたか否かを判断して、読み取りをチェックする。よって、ここでは最初の行であり前回のエンド識別子はないため、0であり、1行分加算された、1行目であるか否かがチェックされることとなる。
【0018】
よって、スタート識別子1aおよびエンド識別子1bの行情報がいずれも1行目である場合は(OK)、次のステップにすすむ。また、いずれかが1行目でない場合(NG)には、読み取りミスとしてオペレータに警告を発し、再びステップS1に戻り、読み取りを行う。次に、読み取った各識別子1a、1b、13a、13b、13c、13dの情報から、1行分の読み取りが行われたか否かを判断する(図4のステップS3)。そして、1行分の読み取りが行われたと判断された場合は(OK)、次のステップにすすむ。また、1行分の読み取りが行われていないと判断された場合(NG)には、読み取りミスとしてオペレータに警告を発し、再びステップS1に戻り、読み取りを行う。
【0019】
次に、読み取った各部品識別子13a、13b、13c、13dの情報を、行内の位置情報、すなわち行内の列情報と関連付けた位置情報とともに登録する(図4のステップS4)。次に、行情報が最終行であるか否かを判断する(図4のステップS5)。そして、最終行でない場合(NG)には、再びステップS1に戻り、次の行の読み取りを行う。また、最終行である場合(OK)には、処理を終了する(図4のステップS6)。
【0020】
上記に示した、ステップS3およびステップS4の動作の詳細を図5に基づいて説明する。まず、図5(a)に示すように、通常は、バーコードリーダ17にて、スタート識別子1aを読み取り、次に、太陽電池セル12aの部品識別子13aを読み取り、次に、太陽電池セル12bの部品識別子13bを読み取り、次に、太陽電池セル12cの部品識別子13cを読み取り、次に、太陽電池セル12dの部品識別子13dを読み取り、次に、エンド識別子1bを読み取る。
【0021】
よって、各読取方向8a〜読取方向8dは、スタート識別子1a、太陽電池セル12a、12b、12c、12d、エンド識別子1bとの間隔が等間隔にて配置されているため、各読取時間t、t1、t2、t3、t4はほぼ同一の時間となる。よって、読取時間tを基準とすると、これに対し、読取時間t1〜t4がt±Tの閾値の範囲内である場合、現在の行について、読み取り順が図面上左から順番に読み取りが成功した判断することができる(図4のステップS3の「1行分の読取チェック」でOKとなる)。そして、この各読取時間t1〜t4から列情報を確認することができ、読み取った各部品識別子13a、13b、13c、13dの情報を、行情報および列情報と関連付けた位置情報とともに登録する(図4のステップS4の「行内位置情報登録」)。
【0022】
しかしながら、図5(b)に示すように、バーコードリーダ17が太陽電池セル12の各部品識別子13の読み取りの順番を間違え、例えば、バーコードリーダ17にて、スタート識別子1aを読み取り、次に、太陽電池セル12aの部品識別子13aを読み取り、次に、太陽電池セル12dの部品識別子13dを読み取り、次に、太陽電池セル12bの部品識別子13bを読み取り、次に、太陽電池セル12cの部品識別子13cを読み取り、次に、エンド識別子1bを読み取ってしまった場合、読取時間は、t≠t1’≠t2’≠t4’、t=t3’となる。よって、読み取り順が失敗と判断され(図4のステップS3の「1行分の読取チェック」においてNGとなる)、再び、図4のステップS1に戻り、読み取りを行う。
【0023】
上記のように構成された実施の形態1の製品位置登録システムによれば、任意の行のスタート識別子を読み取り、各部品の各部品識別子をそれぞれ読み取り、任意の行のエンド識別子を読み取って任意の行の読み取りを終了し、読み取った情報から各部品の任意の行におけるいずれの列の位置であるかを判断して各部品の各部品識別子の情報を位置情報とともに登録しているので、任意の行にて各部品の部品識別子の情報を登録することができるため、読取ミスを防止することができる。
【0024】
また、読み取った情報から各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかの判断において、いずれかの列の部品が判断できない場合は、再度任意の行における各部品の各部品識別子をそれぞれ読み取りを行うので、任意の行の各列にて各部品の部品識別子の情報を登録することが確実に行うことができる。
【0025】
また、任意の行の各部品の登録を、被検出体の全ての行について行うため、被検出体の全ての各部品の部品識別子の情報と位置情報とを得ることができる。
【0026】
また、読み取った情報から各部品が任意の行におけるいずれの列の位置であるかの判断を、読取手段の各部品間の各部品識別子の読取時間により判断しているため、簡便に列情報を得ることができる。
【0027】
尚、本実施の形態1においては、スタート識別子、各太陽電池セルの各部品識別子、エンド識別子の間隔を同一の間隔にて配設する例を示したが、これに限られることはなく、例えば、スタート識別子、各太陽電池セルの各部品識別子、エンド識別子の間隔があらかじめ登録され、それにかかる読取時間があらかじめ登録されている場合は、読取時間と、あらかじめ登録されている時間とを比較することにより、上記実施の形態1と同様に行うことができる。
【0028】
また、1行目から読み取りを行う例を示したが、これに限られることはなく、例えば、途中の行から行い、最終的に全ての行の読み取りが終了すれば、作業性が煩雑となるが、上記実施の形態1と同様に行うことができる。
【0029】
また、全ての行において上記読み取りを行う例を示したが、これに限られることはなく、例えば、位置情報を必要としている行のみについて行うようにしてもよい。
【0030】
また、読取時間にて、列情報を判断する例を示したが、これに限られることはなく、例えば、GPS情報や三角測量等を用いることで行情報や行内の列情報から位置情報を確認することができる。
また、オペレータへの警告方法としては、例えばブザー等による警告を行うのが望ましい。
【0031】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2における製品位置登録システムについて説明する。図6はこの発明の実施の形態2における製品位置登録システムの構成を示す図、図7は図6に示した製品位置登録システムの動作を説明するための図である。図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態2においては、バーコードリーダ17に加速度センサ9を備えたことを特徴とする。
【0032】
次に、上記のように構成された実施の形態2の製品位置登録システムの動作について説明する。まず、製品位置登録システムの動作の処理は上記実施の形態1の図4を用いて行ったフローとほぼ同様に行う。本実施の形態2においては、各行における列の判断を、加速度センサ9により行うものであり、図7に示すように、加速度センサ9は加速度を計測し、読取方向8、および、移動距離の値が正であるか負であるかで、加速度センサ9の読取方向8、8a、8b、8c、8dから各列を判断することができ、上記実施の形態1と同様に、部品識別子13の情報を太陽電池モジュール11における位置情報とともに登録することができる。
【0033】
尚、上記実施の形態2においては読取方向8にて読み取る場合を説明したが、これに限られることはなく、加速度センサ9の加速度の計測を用いれば、読み取り方向が正であるか負であるかも判断することができため、図面上左から右に順番に読み取らなくともいずれの列であるかを判断することも可能である。
【0034】
上記のように構成された実施の形態2の製品位置登録システムによれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、各太陽電池セル間の距離が均等に配設されてなくとも、方向性により容易に列情報を判断することができる。
【0035】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3における製品位置登録システムについて説明する。図8はこの発明の実施の形態3における製品位置登録システムの構成を示す図である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態3においては、太陽電池モジュール11の各列の一端側に例えばレーザ光を列レーザ方向10にてそれぞれ発光する列発光部31a、32a、33a、34aと、太陽電池モジュール11の各列の他端側に例えばレーザ光を受光する列受光部31b、32b、33b、34bとを備える。
【0036】
ここでは、列発光部31a、列受光部31bのいずれかが1行目である行情報を、列発光部32a、列受光部32bのいずれかが2行目である行情報を、列発光部33a、列受光部33bのいずれかが3行目である行情報を、列発光部34a、列受光部34bのいずれかが4行目である行情報をそれぞれ有している。また、列受光部31b〜34bに隣接するレーザ光がノイズとして乗らないように、列発光部31a〜34aと列受光部31b〜34bは千鳥配置となるように配設されている。尚、ノイズを考慮に入れる必要がない場合などは、千鳥配置でなくても同様に対応することができる。
【0037】
次に、上記のように構成された実施の形態3の製品位置登録システムの動作について説明する。まず、製品位置登録システムの動作の処理は上記実施の形態1の図4を用いて行ったフローとほぼ同様に行う。本実施の形態3においては、各行における列の判断を、列発光部31a、32a、33a、34aと、列受光部3b、32b、33b、34bとにおいて、列レーザ方向10にレーザ光が発光されている。よって、バーコードリーダ17が各部品識別子13を読み取る際に、このレーザ光が遮断される。よって、列発光部31a、32a、33a、34aと、列受光部3b、32b、33b、34bとはいずれかが列情報を有しているため、このことにより、いずれの列の読み取りを行っているかを判断することができ、上記各実施の形態と同様に、部品識別子13の情報を太陽電池モジュール11における位置情報とともに登録することができる。
【0038】
尚、上記実施の形態3においては、読み取りの手順が簡便となるため、読取方向8にて読み取る場合を説明したが、これに限られることはなく、いずれの列であるかは、列発光部31a、32a、33a、34aと、列受光部3b、32b、33b、34bとの遮断による判断できるため、これに限られるものではない。
【0039】
上記のように構成された実施の形態3の製品位置登録システムによれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、各太陽電池セル間の距離が均等に配設されてなくとも、遮断により容易かつ確実に列情報を判断することができる。
【0040】
実施の形態4.
この発明の実施の形態4における製品位置登録システムについて説明する。図9はこの発明の実施の形態4における製品位置登録システムの構成を示す図である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態4においては、
太陽電池モジュール11の各行の一端側に例えばレーザ光を行レーザ方向14にてそれぞれ発光する行発光部21a、22a、23a、24a、25a、26a、27aと、
太陽電池モジュール11の各行の他端側に例えばレーザ光を受光する行受光部21b、22b、23b、24b、25b、26b、27bとを備える。
【0041】
ここでは、行発光部21a、行受光部21bのいずれかが1行目である行情報を、行発光部22a、行受光部22bのいずれかが2行目である行情報を、行発光部23a、行受光部23bのいずれかが3行目である行情報を、行発光部24a、行受光部24bのいずれかが4行目である行情報を、行発光部25a、行受光部25bのいずれかが5行目である行情報を、行発光部26a、行受光部26bのいずれかが6行目である行情報を、行発光部27a、行受光部27bのいずれかが7行目である行情報をそれぞれ有している。また、行発光部21a〜27aに隣接するレーザ光がノイズとして乗らないように、行発光部21a〜27aと行受光部21b〜27bは千鳥配置となるように配設されている。尚、ノイズを考慮に入れる必要がない場合などは、千鳥配置でなくても同様に対応することができる。
【0042】
次に、上記のように構成された実施の形態4の製品位置登録システムの動作について説明する。まず、製品位置登録システムの動作の処理は上記実施の形態1の図4を用いて行ったフローとほぼ同様に行う。本実施の形態4においては、各行の判断を、行発光部21a、22a、23a、24a、25a、26a、27aと、行受光部21b、22b、23b、24b、25b、26b、27bとにおいて、行レーザ方向14にレーザ光が発光されている。よって、バーコードリーダ17が各部品識別子13を読み取る際に、このレーザ光が遮断される。よって、行発光部21a、22a、23a、24a、25a、26a、27aと、行受光部21b、22b、23b、24b、25b、26b、27bとにおいてはいずれかが行情報を有しているため、このことにより、いずれの行の読み取りを行っているかを判断することができ、上記各実施の形態と同様に、部品識別子13の情報を太陽電池モジュール11における位置情報とともに登録することができる。
【0043】
尚、上記実施の形態4においては、上記各実施の形態に示した、スタート識別子1a〜7aおよびエンド識別子1b〜7bは存在せず、これらの読み取りは不要となる。
【0044】
上記のように構成された実施の形態4の製品位置登録システムによれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、遮断により容易かつ確実に行情報を判断することができる。
【0045】
尚、上記実施の形態4では、列情報を確認するために、上記実施の形態3と同様に、被検出体の各列の一端側に有する列発光部または列受光部と、被検出体の各列の他端側に有する列受光部または列発光部とを用いる例を示したが、これに限られることはなく、上記実施の形態1と同様に、読取手段の各部品間の各部品識別子の読み取り時間により判断するもの、または、上記実施の形態2と同様に、加速度センサからの情報により判断するものを組み合わせても、上記各実施の形態と同様に行うことができ、同様の効果を奏するものである。
【0046】
実施の形態5.
実施の形態5から以降の実施の形態においては、上記各実施の形態における製品位置登録システムのいずれかの動作を行い、各太陽電池セル12の部品識別子13の情報を太陽電池モジュール11における位置情報とともに登録された後、太陽電池モジュール11における不良の検査を行い、不良太陽電池セルが認定された場合について説明する。尚、太陽電池モジュール11における不良の検査は、太陽電池モジュール11の太陽電池セル12の部品識別子13の表示されている面と異なる裏面側にて行われる。
【0047】
この発明の実施の形態5における製品位置登録システムについて説明する。図10はこの発明の実施の形態5における製品位置登録システムの構成を示す図である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。太陽電池モジュール11において不良の部品と認定された不良太陽電池セル15、不良太陽電池セル15と交換されるリペアの部品としてのリペア太陽電池セル28、不良太陽電池セル15の位置情報における不良太陽電池セル15の部品識別子13の情報を、リペア太陽電池セル28の部品識別子13の情報に更新された更新情報18である。
【0048】
次に、上記のように構成された実施の形態5の製品位置登録システムの動作について説明する。まず、太陽電池モジュール11における不良の検査を行い、不良太陽電池セル15が認定される。次に、パソコン16にて登録されている不良太陽電池セル15の位置情報から選択する(図10のステップS7)。尚、これを、リペアの部品の交換のタイミングとする。次に、リペア太陽電池セル28を不良太陽電池セル15の位置に設置し、部品識別子13をバーコードリーダ17により読み取る(図10のステップS8)。次に、不良太陽電池セル15の部品識別子13の情報を、リペア太陽電池セル28の部品識別子13の情報に、不良太陽電池セル15の位置情報とともにパソコン16に更新情報18として更新する(図10のステップS9)。そして、更新を完了する(図10のステップS10)。
【0049】
上記のように構成された実施の形態5の製品位置登録システムによれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、リペアの更新を簡便に行うことができる。
【0050】
実施の形態6.
この発明の実施の形態6における製品位置登録システムについて説明する。図11はこの発明の実施の形態6における製品位置登録システムの構成を示す図である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。バーコードリーダ17が読み取ることによりリペア太陽電池セル28の交換を行うためのリペア識別子19である。
【0051】
次に、上記のように構成された実施の形態6の製品位置登録システムの動作について説明する。まず、太陽電池モジュール11における不良の検査を行い、不良太陽電池セル15が認定される。次に、バーコードリーダ17によりリペア識別子19を読み取る(図11のステップS11)。尚、これを、リペアの部品の交換のタイミングとする。次に、取り出された不良太陽電池セル15の部品識別子13をバーコードリーダ17により読み取る(図11のステップS12)。次に、リペア太陽電池セル28の部品識別子13をバーコードリーダ17により読み取る(図11のステップS8)。次に、不良太陽電池セル15の部品識別子13の情報を、リペア太陽電池セル28の部品識別子13の情報に、不良太陽電池セル15の位置情報とともにパソコン16に更新情報18として更新する(図11のステップS9)。そして、更新を完了する(図11のステップS10)。
【0052】
上記のように構成された実施の形態6の製品位置登録システムによれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、リペアの更新を太陽電池モジュールに設置することなく行うことができる。
【0053】
実施の形態7.
この発明の実施の形態7における製品位置登録システムについて説明する。図12はこの発明の実施の形態7における製品位置登録システムの構成を示す図である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。リペア太陽電池セル28の部品識別子13の列情報を有するリペア列識別子20である。
【0054】
次に、上記のように構成された実施の形態7の製品位置登録システムの動作について説明する。まず、太陽電池モジュール11における不良の検査を行い、不良太陽電池セル15が認定される。次に、バーコードリーダ17によりリペア識別子19を読み取る(図12のステップS11)。次に、取り出された不良太陽電池セル15の部品識別子13をバーコードリーダ17により読み取る(図12のステップS12)。次に、交換する行の行情報をスタート識別子1aをバーコードリーダ17により読み取る(図12のステップS13)。次に、リペア太陽電池セル28の部品識別子13をバーコードリーダ17により読み取る(図12のステップS8)。次に、交換する列の列情報をリペア列識別子20をバーコードリーダ17により読み取る(図12のステップS14)。次に、不良太陽電池セル15の部品識別子13の情報を、リペア太陽電池セル28の部品識別子13の情報に、先のスタート識別子1aの行情報およびリペア列識別子20の列情報からの位置情報とともにパソコン16に更新情報18として更新する(図12のステップS9)。そして、更新を完了する(図12のステップS10)。
【0055】
上記のように構成された実施の形態7の製品位置登録システムによれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、リペアの更新をスタート識別子およびリペア列識別子の位置情報にて確実に設定することができる。尚、上記実施の形態6ではスタート識別子を読み取る例を示したが、これに限られることはなく、エンド識別子の行情報、または、不良の部品の行における行発光部および行受光部の発光の遮断における行情報を読み取ることにより行っても同様に行うことができる。
【0056】
また、上記実施の形態5ないし実施の形態7の位置情報の取得は、これに限られることはなく、上記実施の形態1ないし実施の形態4のいずれかに示した位置情報の取得により行ってもよい。特に、1行において複数の部品をリペアする場合などは有効であると考える。
【0057】
実施の形態8.
上記各実施の形態における製品位置登録システムのいずれかの動作を行い、各太陽電池セル12の部品識別子13の情報を太陽電池モジュール11における位置情報とともに登録された後、または、リペア太陽電池セル28が交換され、情報が更新された後の場合について説明する。
【0058】
この発明の実施の形態8における製品位置登録システムについて説明する。図13はこの発明の実施の形態8における製品位置登録システムの構成を示す図である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。太陽電池モジュール11のあらかじめ設定されている太陽電池モジュール11における位置情報とともに設定された各太陽電池セル12の性能情報とからなる設計情報29、各太陽電池セル12の各部品識別子13毎に各太陽電池セル12の性能情報が登録されているグレードデータベース30である。
【0059】
次に、上記のように構成された実施の形態8の製品位置登録システムの動作について説明する。まず、太陽電池モジュール11の各太陽電池セル12の部品識別子13の情報から、グレードデータベース30を用いて、各太陽電池セル12の各性能情報を抽出する。そして、太陽電池モジュール11の各位置において配置されている各太陽電池セル12の性能情報を位置情報と関連付ける。そして、あらかじめ設定されている太陽電池モジュール11における位置情報とともに設定された各太陽電池セル12の性能情報とからなる設計情報29と比較する。そして、設計情報29通り太陽電池モジュール11が製造されているか否かを判断する。一致しない場合には、太陽電池モジュール11が正常に製造されていないことが判断できる。また、一致している場合には、太陽電池モジュール11が正常に製造されていると判断することができる。
【0060】
上記のように構成された実施の形態8の製品位置登録システムによれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、被検出体のあらかじめ設定されている性能情報と製造された性能情報との一致を判断し、正常に製造されているか否かを判断することができる。
【0061】
尚、本実施の形態8においては、各太陽電池セル12の各部品識別子13の性能情報をグレードデータベース30から得る例を示したが、これに限られることはなく、各部品識別子13に各太陽電池セル12の性能情報を含むようにすれば、グレードデータベース30を備えることなく、上記実施の形態8と同様に行うことができる。
【0062】
尚、上記各実施の形態においては、太陽電池モジュールを例に示したが、これに限られることはなく、他の被検出体であっても、部品識別子が表示された部品がm行×n列に複数個配置されたものであれば、上記各実施の形態と同様に行うことができ、同様の効果を奏することができる。また、部品はXY軸方向に配設されている例を示したが、これに限られることはなく、斜め方向に配設されているものであっても、上記各実施の形態と同様に行うことができ、同様の効果を奏することができる。
【符号の説明】
【0063】
1a,2a,3a,4a,5a,6a,7a スタート識別子、
1b,2b,3b,4b,5b,6b,7b エンド識別子、8 読取方向、
9 加速度センサ、10 列レーザ方向、11 太陽電池モジュール、
12,12a,12b,12c,12d 太陽電池セル、
13,13a,13b,13c,13d 部品識別子、14 行レーザ方向、
15 不良太陽電池セル、16 パソコン、17 バーコードリーダ、18 更新情報、19 リペア識別子、20 リペア列識別子、
21a,22a,23a,24a,25a,26a,27a 列発光部、
21b,22b,23b,24b,25b,26b,27b 列受光部、
28 リペア太陽電池セル、29 設計情報、30 グレードデータベース、
31a,32a,33a,34a 行発光部、
31b,32b,33b,34b 行受光部。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
部品識別子が表示された部品がm行×n列に複数個配置された被検出体の、上記部品識別子の情報を上記被検出体における位置情報とともに登録する製品位置登録システムにおいて、
上記被検出体の各行の一端側にそれぞれ行情報を有するスタート識別子と、上記被検出体の各行の他端側にそれぞれ行情報を有するエンド識別子と、上記各識別子を読み取る読取手段とを有し、
上記読取手段は、任意の行の上記スタート識別子を読み取り、上記任意の行における上記各部品の上記各部品識別子をそれぞれ読み取り、上記任意の行の上記エンド識別子を読み取って上記任意の行の読み取りを終了し、当該読み取った情報から当該各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかを判断して上記各部品の上記各部品識別子の情報を位置情報とともに登録することを特徴とする製品位置登録システム。
【請求項2】
部品識別子が表示された部品がm行×n列に複数個配置された被検出体の、上記部品識別子の情報を上記被検出体における位置情報とともに登録する製品位置登録システムにおいて、
上記被検出体の各行の一端側に有する行発光部または行受光部と、上記被検出体の各行の他端側に有する行受光部または行発光部と、上記各識別子を読み取る読取手段とを有し、
上記行発光部または行受光部は、行情報を有し、
上記読取手段は、上記任意の行の上記行発光部および上記行受光部間の発光を遮断しながら、上記任意の行における上記各部品の上記各部品識別子をそれぞれ読み取って上記任意の行の読み取りを終了し、当該読み取った情報から当該各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかを判断して上記各部品の上記各部品識別子の情報を位置情報とともに登録すること特徴とする製品位置登録システム。
【請求項3】
上記各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかの判断において、
いずれかの列の部品が判断できない場合は、
再度上記任意の行における上記各部品の上記各部品識別子をそれぞれ読み取りを行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の製品位置登録システム。
【請求項4】
上記任意の行の上記各部品の登録を、上記被検出体の全ての行について行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の製品位置登録システム。
【請求項5】
上記各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかの判断を、
上記読取手段の上記各部品間の上記各部品識別子の読取時間により判断することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の製品位置登録システム。
【請求項6】
上記読取手段に、加速度センサを備え、
上記各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかの判断を、
上記加速度センサからの情報により判断することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の製品位置登録システム。
【請求項7】
上記被検出体の各列の一端側に有する列発光部または列受光部と、上記被検出体の各列の他端側に有する列受光部または列発光部とを備え、
上記列発光部または列受光部は、列情報を有し、
上記各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかの判断を、
上記読取手段が、上記各列の上記列発光部および上記列受光部間の発光を遮断することにより判断することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の製品位置登録システム。
【請求項8】
上記各部品の上記各部品識別子の情報を上記被検出体における位置情報とともに登録保存する保存手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の製品位置登録システム。
【請求項9】
上記被検出体において、不良の部品が認定されると、部品識別子の表示されているリペアの部品を交換する製品位置登録システムにおいて、
上記不良の部品の位置情報における上記不良の部品の部品識別子の情報を、上記リペアの部品の部品識別子の情報に更新することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の製品位置登録システム。
【請求項10】
上記リペアの部品の交換は、
上記不良の部品の位置情報を指定することにより行うか、
上記読取手段がリペア識別子を読み取ることにより行うかのいずれかであることを特徴とする請求項9に記載の製品位置登録システム。
【請求項11】
上記リペアの部品の部品識別子の情報の更新は、
上記読取手段が、上記不良の部品の部品識別子を読み取り上記不良の部品の位置情報を定義して、当該位置情報に上記リペアの部品の部品識別子を読み取り更新することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の製品位置登録システム。
【請求項12】
上記リペアの部品の部品識別子の情報の更新は、
上記読取手段が、上記不良の部品の行における上記スタート識別子または上記エンド識別子の行情報、または、上記不良の部品の行における上記行発光部および上記行受光部の発光の遮断における行情報を読み取り、
上記リペアの部品の列情報を有するリペア列識別子の上記列情報を読み取り位置情報を定義して、当該位置情報に上記リペアの部品の部品識別子を読み取り更新することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の製品位置登録システム。
【請求項13】
上記被検出体における位置情報とともに登録された上記各部品の上記各部品識別子の情報から上記各部品の性能情報を得て、
上記被検出体のあらかじめ設定されている上記被検出体における位置情報とともに設定された上記各部品の性能情報とが一致しているか否かを判断することを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載の製品位置登録システム。
【請求項14】
上記被検出体が、太陽電池モジュール、
上記部品が、太陽電池セルであり、
上記部品識別子は上記太陽電池セルの裏面側に表示されていることを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載の製品位置登録システム。
【請求項1】
部品識別子が表示された部品がm行×n列に複数個配置された被検出体の、上記部品識別子の情報を上記被検出体における位置情報とともに登録する製品位置登録システムにおいて、
上記被検出体の各行の一端側にそれぞれ行情報を有するスタート識別子と、上記被検出体の各行の他端側にそれぞれ行情報を有するエンド識別子と、上記各識別子を読み取る読取手段とを有し、
上記読取手段は、任意の行の上記スタート識別子を読み取り、上記任意の行における上記各部品の上記各部品識別子をそれぞれ読み取り、上記任意の行の上記エンド識別子を読み取って上記任意の行の読み取りを終了し、当該読み取った情報から当該各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかを判断して上記各部品の上記各部品識別子の情報を位置情報とともに登録することを特徴とする製品位置登録システム。
【請求項2】
部品識別子が表示された部品がm行×n列に複数個配置された被検出体の、上記部品識別子の情報を上記被検出体における位置情報とともに登録する製品位置登録システムにおいて、
上記被検出体の各行の一端側に有する行発光部または行受光部と、上記被検出体の各行の他端側に有する行受光部または行発光部と、上記各識別子を読み取る読取手段とを有し、
上記行発光部または行受光部は、行情報を有し、
上記読取手段は、上記任意の行の上記行発光部および上記行受光部間の発光を遮断しながら、上記任意の行における上記各部品の上記各部品識別子をそれぞれ読み取って上記任意の行の読み取りを終了し、当該読み取った情報から当該各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかを判断して上記各部品の上記各部品識別子の情報を位置情報とともに登録すること特徴とする製品位置登録システム。
【請求項3】
上記各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかの判断において、
いずれかの列の部品が判断できない場合は、
再度上記任意の行における上記各部品の上記各部品識別子をそれぞれ読み取りを行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の製品位置登録システム。
【請求項4】
上記任意の行の上記各部品の登録を、上記被検出体の全ての行について行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の製品位置登録システム。
【請求項5】
上記各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかの判断を、
上記読取手段の上記各部品間の上記各部品識別子の読取時間により判断することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の製品位置登録システム。
【請求項6】
上記読取手段に、加速度センサを備え、
上記各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかの判断を、
上記加速度センサからの情報により判断することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の製品位置登録システム。
【請求項7】
上記被検出体の各列の一端側に有する列発光部または列受光部と、上記被検出体の各列の他端側に有する列受光部または列発光部とを備え、
上記列発光部または列受光部は、列情報を有し、
上記各部品が上記任意の行におけるいずれの列の位置であるかの判断を、
上記読取手段が、上記各列の上記列発光部および上記列受光部間の発光を遮断することにより判断することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の製品位置登録システム。
【請求項8】
上記各部品の上記各部品識別子の情報を上記被検出体における位置情報とともに登録保存する保存手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の製品位置登録システム。
【請求項9】
上記被検出体において、不良の部品が認定されると、部品識別子の表示されているリペアの部品を交換する製品位置登録システムにおいて、
上記不良の部品の位置情報における上記不良の部品の部品識別子の情報を、上記リペアの部品の部品識別子の情報に更新することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の製品位置登録システム。
【請求項10】
上記リペアの部品の交換は、
上記不良の部品の位置情報を指定することにより行うか、
上記読取手段がリペア識別子を読み取ることにより行うかのいずれかであることを特徴とする請求項9に記載の製品位置登録システム。
【請求項11】
上記リペアの部品の部品識別子の情報の更新は、
上記読取手段が、上記不良の部品の部品識別子を読み取り上記不良の部品の位置情報を定義して、当該位置情報に上記リペアの部品の部品識別子を読み取り更新することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の製品位置登録システム。
【請求項12】
上記リペアの部品の部品識別子の情報の更新は、
上記読取手段が、上記不良の部品の行における上記スタート識別子または上記エンド識別子の行情報、または、上記不良の部品の行における上記行発光部および上記行受光部の発光の遮断における行情報を読み取り、
上記リペアの部品の列情報を有するリペア列識別子の上記列情報を読み取り位置情報を定義して、当該位置情報に上記リペアの部品の部品識別子を読み取り更新することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の製品位置登録システム。
【請求項13】
上記被検出体における位置情報とともに登録された上記各部品の上記各部品識別子の情報から上記各部品の性能情報を得て、
上記被検出体のあらかじめ設定されている上記被検出体における位置情報とともに設定された上記各部品の性能情報とが一致しているか否かを判断することを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載の製品位置登録システム。
【請求項14】
上記被検出体が、太陽電池モジュール、
上記部品が、太陽電池セルであり、
上記部品識別子は上記太陽電池セルの裏面側に表示されていることを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載の製品位置登録システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2012−232804(P2012−232804A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−100282(P2011−100282)
【出願日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】
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