説明

複写撮影装置、IDカード発行システム及びIDカード発行方法

【課題】申請書の搬送時のエラーに伴うロスカード発生を手間をかけることなく低減できる複写撮影装置、IDカード発行システム及びIDカード発行方法を提供する。
【解決手段】撮影装置4に、ID番号と撮影完了情報とを対応づけて記憶する撮影完了データファイル49Aと、CPU47に、ID番号読取部41により申請書に記載されたID番号が読み取られた場合に、撮影完了データファイル49Aに記憶された撮影完了情報に基づいて、撮影部42による撮影が完了しているか否かを判断させる撮影完了判断プログラム49Cと、撮影が完了していないと判断した場合に撮影部42により申請書の顔写真を撮影させる制御を行わせるとともに、撮影が完了していると判断した場合に撮影部42による申請書の顔写真を撮影しない制御を行わせる撮影制御プログラム49Eと、を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写撮影装置、IDカード発行システム及びIDカード発行方法にかかるものである。
【背景技術】
【0002】
従来、社員証や各種免許証等のIDカードを発行するIDカード発行システムでは、まず、複写撮影装置において、OCR装置等により申請書に記載されたID番号が読み取られ、次いで、申請書に貼付された顔写真が撮影されるとともに、撮影された顔写真の画像データはIDカード発行装置に送信され、次いで、当該申請書のイメージ画像がスキャナにより読み取られるとともに、読み取られた申請書のイメージ画像データはファイルサーバに送信される。そして、IDカード発行装置において、複写撮影装置により送信された顔写真の画像データに基づく画像が印刷されたIDカードが発行され、ファイルサーバにおいて、複写撮影装置により送信された申請書のイメージ画像が記憶保管される(例えば、特許文献1)。
【特許文献1】特開2000−113288号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、複写撮影装置において、例えば、申請書の搬送時にエラーが発生した場合には、エラー発生のタイミングにより申請書に貼付された顔写真の撮影が成功したのか否かが異なるため、撮影が成功したか否かをいちいち確かめてから、撮影をやり直すのか否かを判断して、申請書をより分けると、手間がかかるという問題がある。一方、申請書の搬送時にエラーが発生した場合には、一律に撮影からやり直すとすると、撮影が成功してIDカードが作成されているにも関わらず、撮影からやり直すこととなり、ロスカードが発生してしまうという問題がある。
【0004】
本発明の課題は、申請書の搬送時のエラーに伴うロスカード発生を手間をかけることなく低減できる複写撮影装置、IDカード発行システム及びIDカード発行方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、IDカードの発行を申請する申請書に記載された識別情報を読み取る識別情報読取手段と、前記識別情報読取手段により識別情報が読み取られた前記申請書に貼付された顔写真を撮影して顔画像データを取得する撮影手段と、前記撮影手段により取得された顔画像データをIDカード発行装置に送信する送信手段と、前記撮影手段により顔画像が撮影された後に前記申請書の申請書イメージデータを取得する取得手段と、を備える複写撮影装置において、
前記送信手段により顔画像データを前記IDカード発行装置に送信した場合に、前記識別情報と前記撮影完了情報とを対応づけて記憶する撮影完了情報記憶手段と、
前記識別情報読取手段により前記申請書に記載された前記識別情報が読み取られた場合に、前記撮影完了情報記憶手段に記憶された撮影完了情報に基づいて、前記撮影手段による撮影が完了しているか否かを判断する撮影完了判断手段と、
前記撮影完了判断手段により撮影が完了していないと判断された場合に前記撮影手段により前記申請書の顔写真を撮影させる制御を行うとともに、前記撮影完了判断手段により撮影が完了していると判断された場合に前記撮影手段による前記申請書の顔写真を撮影しない制御を行う撮影制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の複写撮影装置において、
前記取得手段による前記申請書の申請書イメージデータの取得が完了した場合に、当該申請書の前記識別情報と取得完了情報とを対応づけて記憶する取得完了情報記憶手段と、
前記識別情報読取手段により前記申請書に記載された前記識別情報が読み取られた場合に、前記取得完了情報記憶手段に記憶された取得完了情報に基づいて、前記取得手段による前記申請書の申請書イメージデータの取得が完了しているか否かを判断する取得完了判断手段と、
前記取得完了判断手段により申請書イメージデータの取得が完了していないと判断された場合に前記取得手段による前記申請書の申請書イメージデータを取得させる制御を行い、前記取得完了判断手段により申請書イメージデータの取得が完了していると判断された場合に前記取得手段による前記申請書の申請書イメージデータを取得させない制御を行う取得制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の複写撮影装置において、
前記撮影完了判断手段により、前記撮影手段による前記申請書における顔写真の撮影が完了していると判断された場合に、表示部に当該申請書における顔写真を再撮影するか否かを選択する選択画面を表示させる表示制御手段と、
前記表示部に表示された選択画面において当該申請書における顔写真を再撮影するか否かを選択するための入力手段と、
を備え、
前記撮影制御手段は、前記入力手段より当該申請書における顔写真を再撮影するとの選択がなされた場合に、前記撮影手段により前記申請書の顔写真を撮影させることを特徴としている。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の複写撮影装置において、
前記撮影完了判断手段による判断を行う第1の制御モードと、前記撮影完了判断手段による判断を行わない第2の制御モードと、を選択するための選択手段を備えることを特徴としている。
【0009】
請求項5に記載の発明は、IDカードの発行を申請する申請書に貼付された顔写真を撮影して顔画像データを取得する複写撮影装置と、前記前記複写撮影装置により撮影された顔画像データを用いてIDカードを発行するIDカード発行装置と、を備えるIDカード発行システムにおいて、
前記複写撮影装置は、
前記申請書に記載された識別情報を読み取る識別情報読取手段と、
前記識別情報読取手段により識別情報が読み取られた前記申請書に貼付された顔写真を撮影して顔画像データを取得する撮影手段と、
前記撮影手段により取得された顔画像データを前記IDカード発行装置に送信する送信手段と、
前記撮影手段により顔写真が撮影された後に前記申請書の申請書イメージデータを取得する取得手段と、
前記送信手段により顔画像データを前記IDカード発行装置に送信した場合に、前記識別情報と前記撮影完了情報とを対応づけて記憶する撮影完了情報記憶手段と、
前記識別情報読取手段により前記申請書に記載された前記識別情報が読み取られた場合に、前記撮影完了情報記憶手段に記憶された撮影完了情報に基づいて、前記撮影手段による撮影が完了しているか否かを判断する撮影完了判断手段と、
前記撮影完了判断手段により撮影が完了していないと判断された場合に前記撮影手段により前記申請書の顔写真を撮影させる制御を行うとともに、前記撮影完了判断手段により撮影が完了していると判断された場合に前記撮影手段による前記申請書の顔写真を撮影しない制御を行う撮影制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0010】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のIDカード発行システムにおいて、
前記複写撮影装置は、
前記取得手段による前記申請書の申請書イメージデータの取得が完了した場合に、当該申請書の前記識別情報と取得完了情報とを対応づけて記憶する取得完了情報記憶手段と、
前記識別情報読取手段により前記申請書に記載された前記識別情報が読み取られた場合に、前記取得完了情報記憶手段に記憶された取得完了情報に基づいて、前記取得手段による前記申請書の申請書イメージデータの取得が完了しているか否かを判断する取得完了判断手段と、
前記取得完了判断手段により前記申請書の申請書イメージデータの取得が完了していないと判断された場合に前記取得手段による前記申請書の申請書イメージデータを取得させる制御を行い、前記取得完了判断手段により前記申請書の申請書イメージデータの取得が完了していると判断された場合に前記取得手段による前記申請書の申請書イメージデータを取得させない制御を行う取得制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0011】
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載のIDカード発行システムにおいて、
前記複写撮影装置は、
前記撮影完了判断手段により、前記撮影手段による前記申請書における顔写真の撮影が完了していると判断された場合に、表示部に当該申請書における顔写真を再撮影するか否かを選択する選択画面を表示させる表示制御手段と、
前記表示部に表示された選択画面において当該申請書における顔写真を再撮影するか否かを選択するための入力手段と、
を備え、
前記撮影制御手段は、前記入力手段より当該申請書における顔写真を再撮影するとの選択がなされた場合に、前記撮影手段により前記申請書の顔写真を撮影させることを特徴としている。
【0012】
請求項8に記載の発明は、請求項5〜7の何れか一項に記載のIDカード発行システムにおいて、
前記複写撮影装置は、
前記撮影完了判断手段による判断を行う第1の制御モードと、前記撮影完了判断手段による判断を行わない第2の制御モードと、を選択するための選択手段を備えることを特徴としている。
【0013】
請求項9に記載の発明は、請求項5に記載のIDカード発行システムにおいてIDカードを発行するIDカード発行方法であって、
前記送信手段により顔画像データを前記IDカード発行装置に送信した場合に、前記識別情報と前記撮影完了情報とを対応づけて記憶する撮影完了情報記憶工程と、
前記識別情報読取手段により前記申請書に記載された前記識別情報が読み取られた場合に、前記撮影完了情報記憶手段に記憶された撮影完了情報に基づいて、前記撮影手段による撮影が完了しているか否かを判断する撮影完了判断工程と、
前記撮影完了判断工程において撮影が完了していないと判断された場合に前記撮影手段により前記申請書の顔写真を撮影させる制御を行うとともに、前記撮影完了判断工程において撮影が完了していると判断された場合に前記撮影手段による前記申請書の顔写真を撮影しない制御を行う撮影制御工程と、
を備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
請求項1、5、9に記載の発明によれば、申請書の搬送時にエラーが発生した場合に、申請書を分別することなく再度複写撮影装置に投入するだけで、それぞれの申請書において撮影が完了したか否かが自動的に判断され、撮影が完了していないもののみ撮影が行われてIDカードが作成されることとなって、申請書の搬送時のエラーに伴うロスカードの発生を、手間をかけることなく低減することができる。
【0015】
請求項2、6に記載の発明によれば、請求項1又は5に記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、申請書の搬送時にエラーが発生した場合に、申請書を分別することなく再度複写撮影装置に投入するだけで、それぞれの申請書において申請書の申請書イメージデータの取得が完了したか否かが自動的に判断され、申請書の申請書イメージデータの取得が完了していないもののみ申請書の申請書イメージデータの取得が行われることとなって、より効率良く複写撮影を行うことができる。
【0016】
請求項3、7に記載の発明によれば、請求項1、2、5、6の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、一度撮影が完了しているものでも、再度撮影を行うか否かを選択することができることとなって、作成したIDカードの券面にゴミ等が付着してしまっていて、再度撮影を行いたい場合にも対応できる。
【0017】
請求項4、8に記載の発明によれば、請求項1、2、3、5、6、7の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、一度撮影が完了しているものでも、撮影完了判断手段により撮影完了の判断がなされることなく再度撮影を行うことができることとなって、再度撮影を行いたい場合に、撮影完了判断を行うことなく、より効率良く再度撮影を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明の最良の形態について詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。また、限定的な表現をする場合があるが、これに限られるものではない。
【0019】
本発明に係るIDカード発行システム100は、例えば、図1に示すように、ホストコンピュータ1,ファイルサーバ2,登録装置3,複写撮影装置としての撮影装置4,IDカード発行装置5等を備えている。
また、ホストコンピュータ1,ファイルサーバ2,登録装置3,撮影装置4,IDカード発行装置5等は、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信回線Nを介して通信可能に接続されている。
【0020】
ホストコンピュータ1は、例えば、通信部(図示省略),入力部(図示省略),CPU(Central Processing Unit)(図示省略),RAM(Random Access Memory)(図示省略),記憶部(図示省略)等を備えて構成され、データベース(DB)1aと接続されている。
【0021】
データベース1aは、例えば、識別情報としてのID番号と、申請者の個人情報とを対応づけて記憶している。
【0022】
ファイルサーバ2は、例えば、通信部(図示省略),CPU(図示省略),RAM(図示省略),記憶部(図示省略)等を備えて構成され、撮影装置4から送信される申請書の申請書イメージデータをID番号と対応づけて記憶している。
【0023】
登録装置3は、例えば、通信部(図示省略),表示部(図示省略),入力部(図示省略),プリンタ(図示省略),CPU(図示省略),RAM(図示省略),記憶部(図示省略)等を備えて構成されている。
そして、例えば、登録装置3において、オペレータにより入力部から申請者のID番号と当該申請者の個人情報とが入力され、当該ID番号と当該個人情報とが対応付けられてホストコンピュータ1に送信され、データベース1aに記憶されるようになっている。
また、登録装置3において、申請者のID番号等が印字された申請書がプリンタにより出力されるようになっている。
【0024】
撮影装置4は、例えば、図2に示すように、ID番号読取部41,撮影部42,スキャナ43,通信部44,操作部45,表示部46,CPU47,RAM48,記憶部49等を備えている。
【0025】
ID番号読取部41は、例えば、バーコードリーダや、スキャナ、光学式文字読取装置(OCR装置)、磁気読取装置等を備えて構成され、申請書を挿入するための挿入口(図示省略)等を備え、申請書に印字されているID番号を読み取り、識別情報読取手段として機能する。
【0026】
撮影部42は、例えば、デジタルカメラ(図示省略)等を備えて構成され、申請書に貼り付けられた顔写真を撮影して、申請者の顔画像データを取得し、撮影手段として機能する。
【0027】
スキャナ43は、例えば、申請書を走査して、当該申請書の記載内容を光学的に読み取って、申請書の申請書イメージデータを取得し、取得手段として機能する。
【0028】
通信部44は、例えば、撮影装置4とIDカード発行システム100内の他の装置との間の通信を行う。より具体的には、通信部44は、例えば、撮影部42により撮影された申請書の顔写真の顔画像データをIDカード発行装置5に送信して、送信手段として機能するとともに、スキャナ43により走査されて読み取られた申請書の申請書イメージデータとID番号とを対応づけてファイルサーバ2に送信する。
【0029】
操作部45は、各種の操作ボタン,カーソルキー等を備え、各種の操作信号をCPU47に出力する。より具体的には、操作部45は、例えば、オペレータにより操作されることにより、CPU47が後述する表示制御プログラム49Gを実行することによって表示部46に表示された選択画面において、申請書の顔写真を再撮影するか否かを選択する操作信号を入力し、入力手段として機能する。
また、操作部45は、例えば、オペレータにより操作されることにより、CPU47が撮影完了判断プログラム49C及び表示制御プログラム49Gを実行することによる撮影完了判断を行う第1制御モードと、CPU47が撮影完了判断プログラム49C及び表示制御プログラム49Gを実行することによる撮影完了判断を行わない第2制御モードとを選択するための操作信号をCPU47に出力し、選択手段として機能する。
【0030】
表示部46は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等を備えて構成され、例えば、CPU47が後述する表示制御プログラム49Gを実行することにより、申請書における顔写真を再撮影するか否かを選択する選択画面を表示する。
【0031】
CPU47は、例えば、記憶部49に格納された処理プログラム等を読み出して、RAM48に展開して実行することにより、撮影装置4全体の制御を行う。
【0032】
RAM48は、例えば、CPU47により実行された処理プログラム等を、RAM48内のプログラム格納領域に展開するとともに、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等をデータ格納領域に格納する。
【0033】
記憶部49は、例えば、プログラムやデータ等が予め記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は、例えば、半導体メモリ等で構成されている。また、記憶部49は、CPU47が撮影装置4全体を制御する機能を実現させるための各種データ,各種処理プログラム,これらプログラムの実行により処理されたデータ等を記憶する。より具体的には、記憶部49は、例えば、図2に示すように、撮影完了データファイル49A,取得完了データファイル49B,撮影完了判断プログラム49C,取得完了判断プログラム49D,撮影制御プログラム49E,取得制御プログラム49F,表示制御プログラム49G等を格納している。
【0034】
撮影完了データファイル49Aは、例えば、ID番号と撮影完了情報とを対応づけて記憶している。ここで、撮影完了情報とは、例えば、撮影部42による申請書の顔写真の撮影が完了している旨を示す情報である。記憶部49は、かかる撮影完了データファイル49Aを格納することにより、撮影完了情報記憶手段として機能する。
【0035】
取得完了データファイル49Bは、例えば、ID番号と取得完了情報とを対応づけて記憶している。ここで、取得完了情報とは、例えば、スキャナ43による申請書の申請書イメージデータの取得が完了している旨を示す情報である。記憶部49は、かかる取得完了データファイル49Bを格納することにより、取得完了情報記憶手段として機能する。
【0036】
撮影完了判断プログラム49Cは、例えば、CPU47に、ID番号読取部41によりID番号が読み取られた場合に、撮影完了データファイル49Aを検索して、当該ID番号に対応する撮影完了情報を参照し、当該撮影完了情報に基づいて撮影部42による撮影が完了しているか否かを判断する機能を実現させるプログラムである。CPU47は、かかる撮影完了判断プログラム49Cを実行することにより、撮影完了判断手段として機能する。
【0037】
取得完了判断プログラム49Dは、例えば、CPU47に、ID番号読取部41によりID番号が読み取られた場合に、取得完了データファイル49Bを検索して、当該ID番号に対応する取得完了情報を参照し、当該取得完了情報に基づいてスキャナ43による申請書の申請書イメージデータの取得が完了しているか否かを判断する機能を実現させるプログラムである。CPU47は、かかる取得完了判断プログラム49Dを実行することにより、取得完了判断手段として機能する。
【0038】
撮影制御プログラム49Eは、例えば、CPU47に、撮影完了判断プログラム49Cを実行することにより、撮影部42による撮影が完了していないと判断した場合に、撮影部42により申請書の顔写真を撮影させる制御を行うとともに、撮影完了判断プログラム49Cを実行することにより、撮影部42による撮影が完了していると判断した場合に、撮影部42により申請書の顔写真を撮影させない制御を行う機能を実現させるプログラムである。
より具体的には、撮影制御プログラム49Eは、例えば、CPU47に、撮影完了判断プログラム49Cを実行することにより、撮影部42による撮影が完了したと判断し、後述する表示制御プログラム49Gを実行することにより表示部46に表示された選択画面において、操作部45から再撮影する操作信号が入力されたか否かを判断し、再撮影する操作信号が入力されたと判断した場合には、撮影部42を制御して申請書の顔写真を撮影させるとともに、通信部44を制御して、撮影により得られた顔画像データとID番号とを対応づけてIDカード発行装置5に送信させるとともに、撮影完了情報とID番号とを対応づけて撮影完了データファイル49Aに記憶させる機能を実現させるプログラムである。
また、撮影制御プログラム49Eは、例えば、CPU47に、撮影完了判断プログラム49Cを実行することにより、撮影部42による撮影が完了したと判断し、表示制御プログラム49Gを実行することにより表示部46に表示された選択画面において、操作部45から再撮影する操作信号が入力されたか否かを判断し、再撮影しない操作信号が入力されたと判断した場合には、撮影部42を制御して、申請書の顔写真の撮影を行わせない制御を行う機能を実現させるプログラムである。
また、撮影制御プログラム49Eは、例えば、CPU47に、撮影完了判断プログラム49Cを実行することにより、撮影部42による撮影が完了していないと判断した場合に、撮影部42を制御して申請書の顔写真を撮影させるとともに、通信部44を制御して、撮影により得られた顔画像データとID番号とを対応づけてIDカード発行装置5に送信させるとともに、撮影完了情報とID番号とを対応づけて撮影完了データファイル49Aに記憶させる機能を実現させるプログラムである。
CPU47は、かかる撮影制御プログラム49Eを実行することにより、撮影制御手段として機能する。
【0039】
取得制御プログラム49Fは、例えば、CPU47に、取得完了判断プログラム49Dを実行することにより、スキャナ43による申請書の申請書イメージデータの取得が完了していないと判断した場合に、スキャナ43により申請書の申請書イメージデータを取得させる制御を行うとともに、取得完了判断プログラム49Dを実行することにより、スキャナ43による申請書の申請書イメージデータの取得が完了していると判断した場合に、スキャナ43により申請書の申請書イメージデータを取得させない制御を行う機能を実現させるプログラムである。
また、取得制御プログラム49Fは、例えば、CPU47に、取得完了判断プログラム49Dを実行することにより、スキャナ43による申請書の申請書イメージデータの取得が完了していないと判断された場合に、スキャナ43に申請書を走査させ、申請書イメージデータを取得させるとともに、通信部44を制御して、当該申請書イメージデータとID番号とを対応づけてファイルサーバ2に送信させ、取得完了情報とID番号とを対応づけて取得完了データファイル49Bに記憶させる機能を実現させるプログラムである。
CPU47は、かかる取得制御プログラム49Fを実行することにより、取得制御手段として機能する。
【0040】
表示制御プログラム49Gは、例えば、CPU47に、撮影完了判断プログラム49Cを実行することにより、撮影部42による申請書の顔写真の撮影が完了していると判断した場合に、表示部46に、当該申請書における顔写真を再撮影するか否かを選択する選択画面を表示させる機能を実現させるプログラムである。CPU47は、かかる表示制御プログラム49Gを実行することにより、表示制御手段として機能する。
【0041】
次に、上述のような構成のIDカード発行システム100におけるIDカード発行動作の一例を図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0042】
まず、撮影装置4のID番号読取部41により、申請書に印字されたID番号が読み取られる(ステップS1)。
【0043】
次に、CPU47は、操作部45から第1制御モードを選択する操作信号と第2制御モードを選択する操作信号のどちらが入力されているか否かにより、第1制御モードが選択されているか否かを判断する(ステップS2)。
【0044】
ステップS2において、CPU47が、第1制御モードが選択されていない、即ち、第2制御モードが選択されていると判断した場合には(ステップS2;No)、ステップSS6へ進む。
ステップS2において、CPU47が、第1制御モードが選択されていると判断した場合には(ステップS2;Yes)、CPU47は、撮影完了判断プログラム49Cを実行することにより、撮影部42による申請書の顔写真の撮影が終了しているか否かを判断する(ステップS3:撮影完了判断工程)。
【0045】
ステップS3において、CPU47が、撮影部42による撮影が終了していないと判断した場合には(ステップS3;No)、ステップS6へ進む。
ステップS3において、CPU47が、撮影部42による撮影が終了していると判断した場合には(ステップS3;Yes)、CPU47は、表示制御プログラム49Gを実行することにより、表示部46に、当該申請書における顔写真を再撮影するか否かを選択する選択画面を表示させる(ステップS4)。
【0046】
次に、CPU47は、撮影制御プログラム49Eを実行することにより、操作部45から、再撮影する操作信号又は再撮影しない操作信号が入力されたか否かにより、再撮影するか否かを判断する(ステップS5)。
【0047】
ステップS5において、CPU47が、再撮影しないと判断した場合には(ステップS5;No)、CPU47は、撮影制御プログラム49Eの実行に基づいて、撮影部42に申請書の顔写真を撮影させない制御を行って(撮影制御工程)、ステップS8へ進む。
ステップS5において、CPU47が、再撮影すると判断した場合には(ステップS5;Yes)、CPU47は、CPU47は、撮影制御プログラム49Eの実行に基づいて、撮影部42に申請書の顔写真を撮影させる制御を行い、撮影部42により申請書の顔写真が撮影され(ステップS6:撮影制御工程)、通信部44により、撮影によって得られた顔画像データとID番号がIDカード発行装置5に送信されるとともに、撮影完了情報とID番号とが対応付けられて撮影完了データファイル49Aに記憶される(ステップS7:撮影完了情報記憶工程)。
【0048】
次に、CPU47は、取得完了判断プログラム49Dを実行することにより、スキャナ43による申請書の申請書イメージデータの取得が完了しているか否かを判断する(ステップS8)。
【0049】
ステップS8において、CPU47が、スキャナ43による申請書の申請書イメージデータの取得が完了していると判断した場合には(ステップS8;Yes)、CPU47は、取得制御プログラム49Fを実行することにより、スキャナ43を制御して、申請書の読取を行わせない制御を行って、本処理を終了する。
ステップS8において、CPU47が、スキャナ43による申請書の申請書イメージデータの取得が完了していないと判断した場合には(ステップS8;No)、CPU47は、取得制御プログラム49Fを実行することにより、スキャナ43を制御して、申請書の申請書イメージデータの取得を行わせ(ステップS9)、通信部44を制御して、申請書の申請書イメージデータとID番号とを対応づけてファイルサーバ2へ送信させ(ステップS10)、取得完了情報とID番号とを対応づけて取得完了データファイル49Bに記憶させて、本処理を終了する。
【0050】
以上に説明した、本実施形態に係る撮影装置4,IDカード発行システム100及びIDカード発行方法によれば、撮影完了データファイル49Aにより、通信部44によって顔画像データがIDカード発行装置5に送信された場合に、ID番号と撮影完了情報とが対応づけられて記憶され、CPU47が撮影完了判断プログラム49Cを実行することにより、ID番号読取部41によって申請書に記載されたID番号が読み取られた場合に、撮影完了データファイル49Aに記憶された撮影完了情報に基づいて、撮影部42による撮影が完了しているか否かが判断され、CPU47が撮影制御プログラム49Eを実行することにより、撮影完了判断プログラム49Cを実行することにより撮影が完了していないと判断した場合に撮影部42に申請書の顔写真を撮影させる制御が行われるとともに、撮影完了判断プログラム49Cを実行することにより撮影が完了していると判断した場合に撮影部42による申請書の顔写真を撮影しない制御が行われるので、申請書の搬送時にエラーが発生した場合に、申請書を分別することなく再度撮影装置4に投入するだけで、それぞれの申請書において撮影が完了したか否かが自動的に判断され、撮影が完了していないもののみ撮影が行われてIDカードが作成されることとなって、申請書の搬送時のエラーに伴うロスカードの発生を手間をかけることなく低減することができる。
【0051】
また、取得完了データファイル49Bにより、スキャナ43による申請書の申請書イメージデータの取得が完了した場合に、当該申請書のID番号と取得完了情報とが対応づけて記憶され、CPU47が取得完了判断プログラム49Dを実行することにより、ID番号読取部41によって申請書に記載されたID番号が読み取られた場合に、取得完了データファイル49Bに記憶された取得完了情報に基づいて、スキャナ43による申請書の申請書イメージデータの取得が完了しているか否かが判断され、CPU47が取得制御プログラム49Fを実行することにより、取得完了判断プログラム49Dを実行することによって申請書の申請書イメージデータの取得が完了していないと判断した場合に、スキャナ43に申請書の申請書イメージデータを取得させる制御が行われ、取得完了判断プログラム49Dを実行することによって申請書の申請書イメージデータの取得が完了していると判断された場合に、スキャナ43に申請書の申請書イメージデータを取得させない制御が行われるので、申請書の搬送時にエラーが発生した場合に、申請書を分別することなく再度撮影装置4に投入するだけで、それぞれの申請書において申請書イメージデータの取得が完了したか否かが自動的に判断され、申請書イメージデータの取得が完了していないもののみ申請書イメージデータの取得が行われることとなって、より効率良く複写撮影を行うことができる。
【0052】
また、CPU47が表示制御プログラム49Gを実行することにより、撮影完了判断プログラム49Cを実行することによって、撮影部42による申請書における顔写真の撮影が完了していると判断した場合に、表示部46に当該申請書における顔写真を再撮影するか否かを選択する選択画面が表示され、操作部45により、表示部46に表示された選択画面において当該申請書における顔写真を再撮影するか否かが選択され、CPU47は、撮影制御プログラム49Eを実行することにより、操作部45より当該申請書における顔写真を再撮影するとの選択がなされた場合に、撮影部42により申請書の顔写真を撮影させるので、一度撮影が完了しているものでも、再度撮影を行うか否かを選択することができることとなって、作成したIDカードの券面にゴミ等が付着してしまっていて、再度撮影を行いたい場合にも対応できる。
【0053】
また、操作部45により、撮影完了判断を行う第1の制御モードと、撮影完了判断を行わない第2の制御モードと、が選択されるので、一度撮影が完了しているものでも、CPU47が撮影完了判断プログラム49Cを実行することにより撮影完了の判断がなされることなく再度撮影を行うことができることとなって、再度撮影を行いたい場合に、撮影完了判断を行うことなく、より効率良く再度撮影を行うことができる。
【0054】
なお、本実施形態では、取得手段として、スキャナ43を例示したが、これに限られるものではなく、例えば、取得手段は、カメラ等を備えて構成され、当該カメラ等によって申請書の紙面を撮影されることにより、申請書イメージデータが取得されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明に係るIDカード発行システムの概略構成図である。
【図2】本発明に係る撮影装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係るIDカード発行システムにおけるIDカード発行動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0056】
4 撮影装置(複写撮影装置)
41 ID番号読取部(識別情報読取手段)
42 撮影部(撮影手段)
43 スキャナ(取得手段)
44 通信部(送信手段)
45 操作部(入力手段,選択手段)
46 表示部
47 CPU(撮影完了判断手段,取得完了判断手段,撮影制御手段,取得制御手段,表示制御手段)
49 記憶部(撮影完了情報記憶手段,取得完了情報記憶手段)
49A 撮影完了データファイル(撮影完了情報記憶手段)
49B 取得完了データファイル(取得完了情報記憶手段)
49C 撮影完了判断プログラム(撮影完了判断手段)
49D 取得完了判断プログラム(取得完了判断手段)
49E 撮影制御プログラム(撮影制御手段)
49F 取得制御プログラム(取得制御手段)
49G 表示制御プログラム(表示制御手段)
100 IDカード発行システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
IDカードの発行を申請する申請書に記載された識別情報を読み取る識別情報読取手段と、前記識別情報読取手段により識別情報が読み取られた前記申請書に貼付された顔写真を撮影して顔画像データを取得する撮影手段と、前記撮影手段により取得された顔画像データをIDカード発行装置に送信する送信手段と、前記撮影手段により顔画像が撮影された後に前記申請書の申請書イメージデータを取得する取得手段と、を備える複写撮影装置において、
前記送信手段により顔画像データを前記IDカード発行装置に送信した場合に、前記識別情報と前記撮影完了情報とを対応づけて記憶する撮影完了情報記憶手段と、
前記識別情報読取手段により前記申請書に記載された前記識別情報が読み取られた場合に、前記撮影完了情報記憶手段に記憶された撮影完了情報に基づいて、前記撮影手段による撮影が完了しているか否かを判断する撮影完了判断手段と、
前記撮影完了判断手段により撮影が完了していないと判断された場合に前記撮影手段により前記申請書の顔写真を撮影させる制御を行うとともに、前記撮影完了判断手段により撮影が完了していると判断された場合に前記撮影手段による前記申請書の顔写真を撮影しない制御を行う撮影制御手段と、
を備えることを特徴とする複写撮影装置。
【請求項2】
前記取得手段による前記申請書の申請書イメージデータの取得が完了した場合に、当該申請書の前記識別情報と取得完了情報とを対応づけて記憶する取得完了情報記憶手段と、
前記識別情報読取手段により前記申請書に記載された前記識別情報が読み取られた場合に、前記取得完了情報記憶手段に記憶された取得完了情報に基づいて、前記取得手段による前記申請書の申請書イメージデータの取得が完了しているか否かを判断する取得完了判断手段と、
前記取得完了判断手段により申請書イメージデータの取得が完了していないと判断された場合に前記取得手段による前記申請書の申請書イメージデータを取得させる制御を行い、前記取得完了判断手段により申請書イメージデータの取得が完了していると判断された場合に前記取得手段による前記申請書の申請書イメージデータを取得させない制御を行う取得制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項1記載の複写撮影装置。
【請求項3】
前記撮影完了判断手段により、前記撮影手段による前記申請書における顔写真の撮影が完了していると判断された場合に、表示部に当該申請書における顔写真を再撮影するか否かを選択する選択画面を表示させる表示制御手段と、
前記表示部に表示された選択画面において当該申請書における顔写真を再撮影するか否かを選択するための入力手段と、
を備え、
前記撮影制御手段は、前記入力手段より当該申請書における顔写真を再撮影するとの選択がなされた場合に、前記撮影手段により前記申請書の顔写真を撮影させることを特徴とする請求項1又は2に記載の複写撮影装置。
【請求項4】
前記撮影完了判断手段による判断を行う第1の制御モードと、前記撮影完了判断手段による判断を行わない第2の制御モードと、を選択するための選択手段を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の複写撮影装置。
【請求項5】
IDカードの発行を申請する申請書に貼付された顔写真を撮影して顔画像データを取得する複写撮影装置と、前記前記複写撮影装置により撮影された顔画像データを用いてIDカードを発行するIDカード発行装置と、を備えるIDカード発行システムにおいて、
前記複写撮影装置は、
前記申請書に記載された識別情報を読み取る識別情報読取手段と、
前記識別情報読取手段により識別情報が読み取られた前記申請書に貼付された顔写真を撮影して顔画像データを取得する撮影手段と、
前記撮影手段により取得された顔画像データを前記IDカード発行装置に送信する送信手段と、
前記撮影手段により顔写真が撮影された後に前記申請書の申請書イメージデータを取得する取得手段と、
前記送信手段により顔画像データを前記IDカード発行装置に送信した場合に、前記識別情報と前記撮影完了情報とを対応づけて記憶する撮影完了情報記憶手段と、
前記識別情報読取手段により前記申請書に記載された前記識別情報が読み取られた場合に、前記撮影完了情報記憶手段に記憶された撮影完了情報に基づいて、前記撮影手段による撮影が完了しているか否かを判断する撮影完了判断手段と、
前記撮影完了判断手段により撮影が完了していないと判断された場合に前記撮影手段により前記申請書の顔写真を撮影させる制御を行うとともに、前記撮影完了判断手段により撮影が完了していると判断された場合に前記撮影手段による前記申請書の顔写真を撮影しない制御を行う撮影制御手段と、
を備えることを特徴とするIDカード発行システム。
【請求項6】
前記複写撮影装置は、
前記取得手段による前記申請書の申請書イメージデータの取得が完了した場合に、当該申請書の前記識別情報と取得完了情報とを対応づけて記憶する取得完了情報記憶手段と、
前記識別情報読取手段により前記申請書に記載された前記識別情報が読み取られた場合に、前記取得完了情報記憶手段に記憶された取得完了情報に基づいて、前記取得手段による前記申請書の申請書イメージデータの取得が完了しているか否かを判断する取得完了判断手段と、
前記取得完了判断手段により前記申請書の申請書イメージデータの取得が完了していないと判断された場合に前記取得手段による前記申請書の申請書イメージデータを取得させる制御を行い、前記取得完了判断手段により前記申請書の申請書イメージデータの取得が完了していると判断された場合に前記取得手段による前記申請書の申請書イメージデータを取得させない制御を行う取得制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項5に記載のIDカード発行システム。
【請求項7】
前記複写撮影装置は、
前記撮影完了判断手段により、前記撮影手段による前記申請書における顔写真の撮影が完了していると判断された場合に、表示部に当該申請書における顔写真を再撮影するか否かを選択する選択画面を表示させる表示制御手段と、
前記表示部に表示された選択画面において当該申請書における顔写真を再撮影するか否かを選択するための入力手段と、
を備え、
前記撮影制御手段は、前記入力手段より当該申請書における顔写真を再撮影するとの選択がなされた場合に、前記撮影手段により前記申請書の顔写真を撮影させることを特徴とする請求項5又は6に記載のIDカード発行システム。
【請求項8】
前記複写撮影装置は、
前記撮影完了判断手段による判断を行う第1の制御モードと、前記撮影完了判断手段による判断を行わない第2の制御モードと、を選択するための選択手段を備えることを特徴とする請求項5〜7の何れか一項に記載のIDカード発行システム。
【請求項9】
請求項5に記載のIDカード発行システムにおいてIDカードを発行するIDカード発行方法であって、
前記送信手段により顔画像データを前記IDカード発行装置に送信した場合に、前記識別情報と前記撮影完了情報とを対応づけて記憶する撮影完了情報記憶工程と、
前記識別情報読取手段により前記申請書に記載された前記識別情報が読み取られた場合に、前記撮影完了情報記憶手段に記憶された撮影完了情報に基づいて、前記撮影手段による撮影が完了しているか否かを判断する撮影完了判断工程と、
前記撮影完了判断工程において撮影が完了していないと判断された場合に前記撮影手段により前記申請書の顔写真を撮影させる制御を行うとともに、前記撮影完了判断工程において撮影が完了していると判断された場合に前記撮影手段による前記申請書の顔写真を撮影しない制御を行う撮影制御工程と、
を備えることを特徴とするIDカード発行方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−307836(P2007−307836A)
【公開日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−140506(P2006−140506)
【出願日】平成18年5月19日(2006.5.19)
【出願人】(303000420)コニカミノルタエムジー株式会社 (2,950)
【Fターム(参考)】