説明

複合記憶材料と製造方法

【課題】複合記憶材料と製造方法の提供。
【解決手段】複合記憶材料1製造方法は、人体が必要とする多種の天然微量元素及びミネラルである特定の鉱石、水晶、ヒスイを含み、特殊な製造工程を利用して混合し、高温で焼成して複合記憶材料1を形成し、量子機器を用いて波動トンネル効果処理を施すことで、人体の健康を改善することができる微波動エネルギー情報コードを複合記憶材料1に移転し、複合記憶材料1を水質を濾過する濾過材に使用すると、ナノレベル製造工程と量子化を経た天然ミネラル、微量元素、人体に有益なエネルギー情報が水中に溶け込み、これにより人体は、フリーラジカル及び不適当な飲食が招く体質の酸化現象に対抗することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は複合記憶材料製造方法に関し、特に複合記憶材料に用いる材料を合成し、焼成する方法である複合記憶材料と製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
21世紀の今日、台湾では、国民に日常生活に用いる水を供給するために、早くから上水道管を用いた方式による各家庭への給水が広く普及している。しかし、上水道水の清潔で衛生的な水質と適度な酸/アルカリ度を確保するため、上水道水の製造過程では、ミョウバンが加えられている。これにより、水中の雑物と顆粒状に凝結し、沈殿させることで濾過することができる。この後には、塩素を加え、消毒、殺菌を行う。最後に、石灰水を加えて、酸/アルカリ度を調節する。そのため、上水道水の多くには、塩素消毒により生じた化学物質と水中の有機物などの発ガンの恐れがある汚染物が含まれている。このため、多くの家庭では、浄水/ろ過設備を設置している。しかし、現在市販されている浄水器の内部濾過材は、上水道水を簡易に濾過、殺菌するだけで、水中の不純物、或いは有害物質を完全に除去、吸着することができない。しかも、人体が必要とするミネラル及び微量元素を、水中に増やすことができず、また人体に、より吸収され易い微小分子である水分子構造を提供することができない。
本発明は、従来の複合記憶材料と製造方法の上記した欠点に鑑みてなされたものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする課題は、人体が必要とする多種の天然微量元素及びミネラルである特定の鉱石、水晶、ヒスイを含み、特殊な製造工程を利用して混合し、高温で焼成して、複合記憶材料を形成し、量子機器を用いて波動トンネル効果処理を施すことで、人体の健康を改善することができる微波動エネルギー情報コードを複合記憶材料に移転し、複合記憶材料を水質を濾過する濾過材に使用すると、ナノレベル製造工程と量子化を経た天然ミネラル、微量元素、人体に有益なエネルギー情報が水中に溶け込み、これにより人体は、フリーラジカル及び不適当な飲食が招く体質の酸化現象に対抗することができる複合記憶材料と製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するため、本発明は下記の複合記憶材料と製造方法を提供する。
複合記憶材料製造方法は、以下のステップを含み、
ステップ1:トルマリン、雲母、麦飯石、ゲルマナイト、方解石、琥珀、メノウ、陽起石、水晶、ヒスイを、それぞれナノレベル製造工程により、ナノ化した粉状構造とし、
ステップ2:相対比率で、8%のトルマリン粉、12%の雲母粉、16%の麦飯石粉、4%のゲルマナイト粉、9%の方解石粉、8%の琥珀粉、10%のメノウ粉、12%の陽起石粉、15%の水晶粉、6%のヒスイ粉を混合し、低温冷凍下で、衝突式研磨を行い、複合粉状構造を形成し、
ステップ3:有機陶土と該複合粉状構造を、適当な比率で混合し、特定の圧力下で、高圧成型して、固体構造とし、
ステップ4:該固体構造を、摂氏1349度で焼き、顆粒構造を形成し、しかも、該顆粒構造は、複数の微細孔隙を備える。
【発明の効果】
【0005】
本発明の複合記憶材料と製造方法は、人体が必要とする多種の天然微量元素及びミネラルである特定の鉱石、水晶、ヒスイを含み、特殊な製造工程を利用して混合し、高温で焼成して、複合記憶材料を形成し、量子機器を用いて波動トンネル効果処理を施すことで、人体の健康を改善することができる微波動エネルギー情報コードを複合記憶材料に移転し、複合記憶材料を水質を濾過する濾過材に使用すると、ナノレベル製造工程と量子化を経た天然ミネラル、微量元素、人体に有益なエネルギー情報が水中に溶け込み、これにより人体は、フリーラジカル及び不適当な飲食が招く体質の酸化現象に対抗することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】複合記憶材料製造方法のフローチャートである。
【図2】複合記憶材料の立体図である。
【図3】複合記憶材料の断面図である。
【図4】顆粒構造の立体図である。
【図5】複合記憶材料の使用状態模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
【実施例】
【0008】
図1〜5に示す、本発明複合記憶材料製造方法は、複合記憶材料1の製造に応用する。さらに、量子機器により、複合記憶材料1に波動トンネル効果処理を施すことで、人体の健康を改善することができる微波動エネルギー情報コードを複合材料1に移転することができる。
【0009】
複合記憶材料1の製造方法は、以下の通りである。
ステップ1:トルマリン、雲母、麦飯石、ゲルマナイト、方解石、琥珀、メノウ、陽起石、水晶、ヒスイを、それぞれナノレベル製造工程により、ナノ化した粉状構造とする。
ステップ2:相対比率で、8%のトルマリン粉、12%の雲母粉、16%の麦飯石粉、4%のゲルマナイト粉、9%の方解石粉、8%の琥珀粉、10%のメノウ粉、12%の陽起石粉、15%の水晶粉、6%のヒスイ粉を混合し、低温冷凍下で、衝突式研磨を行い、複合粉状構造42を形成する。
ステップ3:陶土41と複合粉状構造42を、適当な比率で混合し、特定の圧力下で、高圧成型して、固体構造とする。
ステップ4:上記の固体構造を、摂氏1349度の高温で焼き、顆粒構造3を形成する。しかも、顆粒構造3は、複数の微細孔隙31を備えている。
ステップ5:顆粒構造3の表面をさらに、ナノ化した銀粉2で均一に覆い、さらに特定の温度で焼いて成型する。
【0010】
複合記憶材料1は、多種の天然ミネラル、及びゲルマニウム、セレン、亜鉛、銅、マンガン、鉄、クロム、コバルト、カルシウム、カリウムなどの微量元素を含む。そのため、複合記憶材料1を、濾芯管5内部の水質を濾過する濾過材に使用すると、天然ミネラルと微量元素が放射され、水中に溶け込む。これにより、一般の人が日常に必要な天然ミネラルと微量元素を補うことができ、これにより人体は、フリーラジカル及び不適当な飲食が招く体質の酸化現象に対抗することができる。
【0011】
濾過水が複合記憶材料1を通過することで溶け込む天然ミネラルと微量元素の、人体に対する作用は、以下の通りである。
クロムCr インシュリンと結合して血糖を低下させ、炭水化物と脂肪の代謝を活性化し、血糖を安定させ、中性脂肪とコレステロールを低下させる。
カルシウムCa PH値のバランスを維持し、血糖を安定させ、骨粗しょう症を予防し、カルシウムとマグネシウムのバランスを取ることで精神を安定させ、骨と歯を強化し、血液の凝固を助ける。
マグネシウムMg PH値のバランスを維持し、血糖を安定させ、炭水化物の代謝を助け、心臓病を防止し、うつ病に効果があり、腎臓結石と胆石を予防し、便秘を改善する。
亜鉛Zn 血糖のバランスをとり、低血糖の発生を回避し、免疫システムを増強し、前立腺肥大と男性不妊症を予防し、傷の治りを促進する。
マンガンMn 血糖のバランスをとり、低血糖の発生を回避し、酵素を活性化し、炭水化物、脂肪、タンパク質の代謝を活性化し、骨の生成を促進する。
有機ゲルマニウムGe(特殊微量元素) 希少元素であるため非常に高価。ガンを予防し、B型肝炎ウィルスを治療し、免疫機能を活性化してインターフェロンを発生し、細胞の酸素含有量を増やし、身体の毒素排出と抗酸化を助ける。
セレンSe 重金属水銀を吸着でき、無機ヒ素に対応でき、対外に排出し、細胞組織の酸化を防止し、ガンを防止し、抗老化作用を備え、心臓血管疾病を予防し、免疫能力を増やし、化学療法薬物の毒性を低下させることができる。水銀は、脂肪分解酵素の分解と脂肪の燃焼を妨げ、減量失敗の最大の元凶となるものである。
ナトリウムNa カリウムとバランスをとり、水分と血液の酸/アルカリ値を調節する。
カリウムK 細胞内外のカリウム/ナトリウムバランスをとり、血圧を調整し、正常な筋肉の収縮を助け、心臓の鼓動を安定させ、低血糖の発生を回避する。
鉄Fe 赤血球中のヘモグロビンの成分で、酸素を全身に供給し、酸欠による鉄欠乏性貧血を予防する。
コバルトCo B12を構成する元素で、悪性貧血を防止し、神経過敏と注意力及び記憶力の減退を予防する。
銅Cu ヘモグロビンの合成を促進し、鉄の吸収を助け、コラーゲンの形成を促進する。
ケイ素Si コラーゲンが必要とするカルシウムを留め、結合組織を強化し、アルミニウム毒素と結合して体外へと排出する。
ニッケルNi 尿素分解に必要な酵素の構成要素で、尿の分解を促進し、鉄の吸収を値高める。
【0012】
カルシウム、リン、マグネシウムは、骨の成長と発育を促進する。カリウム、ナトリウム、塩素は、体液のバランスを調節し、安定を促進する。カルシウム、リン、硫黄は、身体器官と組織細胞の必要成分である。マグネシウム、鉄、リンは、エネルギーの放射を担当する酵素システムの重要な成分である。ヨウ素は、甲状腺機能に影響を及ぼし、しかも発育と関係がある。銅、鉄は、赤血球組成の必要成分である。硫黄、コバルトは、体内で数種のビタミンの合成を助ける。亜鉛は、インシュリンの必要成分である。上記のように、すべてのミネラルは、人の健康に対して重大で、かつプラスの影響を及ぼすことができる。
【0013】
複合記憶材料1は、大量の天然ミネラルと微量元素を豊富に含むだけでなく、量子共鳴分析器により波動トンネル効果処理を施すため、材料内部の分子は量子化される。よって、濾過水流が複合記憶材料1を通過すると、水の分子構造は、超微粒子状に新たに配列され、3〜6個の小さな分子に分割される。これは、一般的な水の分子に比べ、より容易に、細胞の層を次々に通り貫け、分子層、原子層へと進み、最後には、量子層へと深く達し、人体に吸収される。これにより、人体の栄養素溶解、毒素と老廃物の排除、新陳代謝率の向上を助け、こうして活力と生命力を回復することができる。波動トンネル効果処理を行う際には、人体健康を改善できる微波動エネルギー情報コードを、複合記憶材料1に移転することができ、これにより複合記憶材料1が濾過水と接触する時にそれを放射し、水中に溶け込ませることができる。こうして、分子の小さな水はすべて、健康を改善する情報コードを帯びることになり、人体に吸収され易くなるばかりか、抵抗力を高め、薬物及び食品栄養の吸収を助け、野菜と果物中の農薬と重金属を分解し、心と体の特性を改善することができる。
【0014】
よって、家庭に供給される上水道水は、複合記憶材料1を内部に含む濾芯管5を装置する多重濾過装置による濾過を経ることで浄化され、自然な甘味がありおいしく、微小水分子を備える天然アルカリ性活性水となる。しかも、それは天然ミネラルと微量元素を豊富に含み、微波動エネルギー情報コードを備えるため、人体に水分を補充する他、人体の健康を改善することができる優れた飲料水である。
【0015】
上記の本発明名称と内容は、本発明技術内容の説明に用いたのみで、本発明を限定するものではない。本発明の精神に基づく等価応用或いは部品(構造)の転換、置換、数量の増減はすべて、本発明の保護範囲に含むものとする。
【産業上の利用可能性】
【0016】
本発明は特許の要件である新規性を備え、従来の同類製品に比べ十分な進歩を有し、実用性が高く、社会のニーズに合致しており、産業上の利用価値は非常に大きい。
【符号の説明】
【0017】
1 複合記憶材料
2 銀粉
3 顆粒構造
31 孔隙
41 陶土
42 複合粉状構造
5 濾芯管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複合記憶材料製造方法において、複合記憶材料の製造に応用し、さらに量子機器により、前記複合記憶材料に波動トンネル効果処理を施すことで、人体の健康を改善することができる微波動エネルギー情報コードを前記複合材料に移転することができ、
前記複合記憶材料の製造方法は、以下のステップを含み、
ステップ1:トルマリン、雲母、麦飯石、ゲルマナイト、方解石、琥珀、メノウ、陽起石、水晶、ヒスイを、それぞれナノレベル製造工程により、ナノ化した粉状構造とし、
ステップ2:前記トルマリン粉、前記雲母粉、前記麦飯石粉、前記ゲルマナイト粉、前記方解石粉、前記琥珀粉、前記メノウ粉、前記陽起石粉、前記水晶粉、前記スイ粉を、適当な割合で混合し、低温冷凍下で、衝突式研磨を行い、複合粉状構造を形成し、
ステップ3:有機陶土と前記複合粉状構造を、適当な比率で混合し、特定の圧力下で、高圧成型して、固体構造とし、
ステップ4:前記固体構造を、高温で焼き、顆粒構造を形成し、しかも、前記顆粒構造は、複数の微細孔隙を備えることを特徴とする複合記憶材料製造方法。
【請求項2】
前記複合記憶材料製造方法はさらに、以下を含み、
ステップ5:前記顆粒構造の表面をさらに、ナノ化した銀粉で均一に覆い、さらに特定の温度で焼いて成型することを特徴とする請求項1に記載の複合記憶材料製造方法。
【請求項3】
前記複合粉状構造の成分比率は、8%のトルマリン粉、12%の雲母粉、16%の麦飯石粉、4%のゲルマナイト粉、9%の方解石粉、8%の琥珀粉、10%のメノウ粉、12%の陽起石粉、15%の水晶粉、6%のヒスイ粉を含むことを特徴とする請求項1或いは2に記載の複合記憶材料製造方法。
【請求項4】
前記顆粒構造は、前記固体構造を、摂氏1349度の高温で焼き形成することを特徴とする請求項1或いは2に記載の複合記憶材料製造方法。
【請求項5】
前記複合粉状構造の成分比率は、8%のトルマリン粉、12%の雲母粉、16%の麦飯石粉、4%のゲルマナイト粉、9%の方解石粉、8%の琥珀粉、10%のメノウ粉、12%の陽起石粉、15%の水晶粉、6%のヒスイ粉を含むことを特徴とする請求項4に記載の複合記憶材料製造方法。
【請求項6】
複合記憶材料は、有機陶土とナノ化した少なくとも1個の粉状構造を備え、
前記陶土と前記粉状構造とは、適当な比率で混合し、高温で焼成して顆粒構造とし、
しかも、前記顆粒構造は、複数の微細孔隙を備えており、
前記粉状構造は、トルマリン粉、雲母粉、麦飯石粉、ゲルマナイト粉、方解石粉、琥珀粉、メノウ粉、陽起石粉、水晶粉、ヒスイ粉であることを特徴とする複合記憶材料。
【請求項7】
複合記憶材料は、有機陶土とナノ化した複数の粉状構造を備え、
前記陶土と前記各粉状構造とは、適当な比率で混合し、高温で焼成して顆粒構造とし、
しかも、前記顆粒構造は、複数の微細孔隙を備えており、
前記各粉状構造は、トルマリン粉、雲母粉、麦飯石粉、ゲルマナイト粉、方解石粉、琥珀粉、メノウ粉、陽起石粉、水晶粉、ヒスイ粉であることを特徴とする複合記憶材料。
【請求項8】
前記各粉状構造の相互間の相対比率は、8%のトルマリン粉、12%の雲母粉、16%の麦飯石粉、4%のゲルマナイト粉、9%の方解石粉、8%の琥珀粉、10%のメノウ粉、12%の陽起石粉、15%の水晶粉、6%のヒスイ粉であることを特徴とする請求項7に記載の複合記憶材料。
【請求項9】
前記顆粒構造の表面をさらに、ナノ化した銀粉で均一に覆うことを特徴とする請求項6或いは7或いは8に記載の複合記憶材料。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−201570(P2012−201570A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−69604(P2011−69604)
【出願日】平成23年3月28日(2011.3.28)
【出願人】(511078978)
【Fターム(参考)】