説明

複数のカードゲームを含むカードゲームのプレイ方法及びゲーミングマシン

【課題】参加者に満足感を持たせることが可能であるカードゲームのプレイ方法及びゲーミングマシンを提供することを目的とする。
【解決手段】第1のカードゲームに参加するための第1の賭け金のベットを受け付ける段階と、第2のカードゲームに参加するための第2のオプションの賭け金のベットを受け付ける段階と、スーツ及びランクが表示されている面の色が第1の色であるカードと、スーツ及びランクが表示されている面の色が第2の色であるカードとが含まれるカード群のなかからランダムに選択された所定枚数のカードを第1のカードゲームのためのカードとして開示する段階と、開示された第1のカードゲームのためのカードのランクに基づいて、第1のカードゲームのゲームルールにしたがって遂行される第1の賭け金の精算を行う段階と、開示された第1のカードゲームのためのカードの面の色に基づいて、第2のカードゲームの賞の発生を決定する段階とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、1組又は複数組のカードを用いて賭け事をするカードゲームのプレイ方法、及び、ゲーミングマシンに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、1組又は複数組のカードを用いて賭け事をするカードゲームが、種々知られている。例えばその一つであるバカラゲームでは、各カードゲーム毎にカードゲームの参加者が、「バンカー(Banker)」と「プレーヤ(Player)」のどちらが勝つか(又は引き分けるか)を予想して賭け金をベットする。
【0003】
したがって、1回のカードゲーム中に参加者が行える賭けが1つしかなく、カードゲームの所要時間の割には参加者が味わうことのできるカードゲームの密度が低かった。このような事情は、バカラゲームに限らず、ブラックジャックやその他のカードゲームについても共通して存在する。
【0004】
一方、米国特許US6789801B2号(特許文献1)においては、バカラゲームにおいて、バンカーの勝ち、プレーヤの勝ち及び引き分けのうちのいずれかに参加者がベットする第1のカードゲームを行うと共に、バンカー又はプレーヤが相手に対してどのくらいの差をつけて勝つかを予想してベットするサイドベットが行われている。
【特許文献1】米国特許US6789801B2号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のカードゲームでは、実質的に1種類のゲーム(バカラゲーム)が行われるのみであり、ゲームに多様性がなかった。
【0006】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、参加者に満足感を持たせることが可能であるカードゲームのプレイ方法及びゲーミングマシンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため請求項1に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法は、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームを含むカードゲームのプレイ方法であって、第1のカードゲームに参加するための第1の賭け金のベットを受け付ける段階と、第2のカードゲームに参加するための第2のオプションの賭け金のベットを受け付ける段階と、スーツ及びランクが表示されている面の色が第1の色であるカードと、スーツ及びランクが表示されている面の色が第2の色であるカードとが含まれるカード群のなかからランダムに選択された所定枚数のカードを第1のカードゲームのためのカードとして開示する段階と、開示された第1のカードゲームのためのカードのランクに基づいて、第1のカードゲームのゲームルールにしたがって遂行される第1の賭け金の精算を行う段階と、開示された第1のカードゲームのためのカードの面の色に基づいて、第2のカードゲームの賞の発生を決定する段階とを含むことを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法によれば、第1のカードゲームのために開示されたカードの面の色に基づいて第2のカードゲームの賞の発生が決定される。
【0009】
このため、第1のカードゲームを1回行う毎に、参加者は、第1のカードゲームに対する第1の賭け金のベットと共に、第2のカードゲームに対する第2の賭け金のベットを、オプションとして行うことができ、第2のカードゲームでは、第1のカードゲームで開示されたカードの面の色に基づいて、第2のカードゲームの賞が発生する。これにより、1回のカードゲーム中に参加者が複数の賭けを異なる第1及び第2のカードゲームに対して行うことが可能となる。
【0010】
また、第1のカードゲームのためのカードの面の色が特定の色であった場合に、第2のカードゲームの賞の発生が決定されることにより、第1のカードゲームが実行されると、これに伴って第2のカードゲームが実行されることになる。これにより、第1のカードゲームとは異なる種類の第2のカードゲームを実行するにあたって、カードを配るという第1のカードゲームのための手順を第2のカードゲームのゲーム手順としても利用することができ、1回のカードゲームの手順を変えることなく、第2のカードゲームに参加する機会が参加者に与えられる。かくして、参加者に対して、複数の賭けを複数のカードゲームに対して行う機会を容易に与えることができる。
【0011】
また、第1のカードゲームのために開示されたカードの面の色が特定の色であった場合に第2のカードゲームの賞が発生することにより、第1のカードゲームが実行されるなかで、第2のカードゲームの賞の発生が一段と分かりやすい状態で参加者に伝わる。
【0012】
また、請求項2に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法は、請求項1のカードゲームのプレイ方法において、第2のカードゲームの賞の発生が決定された場合に、賞の大きさを決定するための第3のカードゲームを実行することを特徴とする。
【0013】
請求項2に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法によれば、第2のカードゲームにおける賞の発生が決定されると、この決定に基づく賞の大きさを決定するための第3のカードゲームが実行される。
【0014】
このため、第2のカードゲームで賞の発生が決定された場合には、さらにその賞の大きさを決定するための新たな種類の第3のカードゲームの機会が参加者に与えられる。
【0015】
また、請求項3に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法は、請求項1のカードゲームのプレイ方法において、第2のカードゲームでは、第1のカードゲームに参加する複数の参加者からの第2の賭け金のベットをそれぞれ受け付けると共に、第2の賭け金をベットした複数の参加者に対する賞の発生が決定され、第2のカードゲームにおいて複数の参加者に対する賞の発生が決定された場合に、該複数の参加者に対する賞の大きさの順位を決定するための第3のカードゲームを実行することを特徴とする。
【0016】
請求項3に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法によれば、複数の参加者に対して第2のカードゲームにおける賞の発生が決定された場合に、各参加者の賞の大きさの順位が第3のカードゲームによって決定される。これにより、第2のカードゲームにおいて賞が発生した複数の参加者に対して、参加者同士が順位の決定を争うという新たな種類のゲームの機会が発生する。
【0017】
また、請求項4に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法は、請求項3のカードゲームのプレイ方法において、第3のカードゲームでは、第2のカードゲームで賞の発生対象となった複数の参加者に対して各々所定枚数のカードが配られ、該配られたカードに基づいて順位が決定されることを特徴とする。
【0018】
請求項4に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法によれば、第2のカードゲームにおいて賞が発生した参加者に対して第3のカードゲーム用として新たなカードが配られることにより、該参加者に対して新たなカードゲームに参加するという満足感を与えることができる。
【0019】
また、請求項5に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法は、請求項1のカードゲームのプレイ方法において、第1のカードゲームは、バカラゲームであることを特徴とする。
【0020】
請求項5に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法によれば、第1のカードゲームとしてバカラゲームが実行され、そのカードゲーム中にバカラゲームとは異なる第2のカードゲームに対する賭けの機会と、該賭けに応じた賞が参加者に与えられる。これにより、参加者は、バカラゲームを行いながら、他のカードゲームの楽しみを享受することができる。
【0021】
また、請求項6に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法は、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームを含むカードゲームのプレイ方法であって、第1のカードゲームに参加するための第1の賭け金のベットを受け付ける段階と、第2のカードゲームに参加するための第2のオプションの賭け金のベットを受け付ける段階と、スーツ及びランクが表示されている面の色が第1の色であるカードと、スーツ及びランクが表示されている面の色が第2の色であるカードとが含まれるカード群のなかからランダムに選択された所定枚数のカードを第1のカードゲームのためのカードとして開示する段階と、開示された第1のカードゲームのためのカードのランクに基づいて、第1のカードゲームのゲームルールにしたがって遂行される第1の賭け金の精算を行う段階と、開示された第1のカードゲームのためのカードの面の色に基づいて、第2のカードゲームの賞の発生を決定する段階と、賞の発生が決定された場合に、賞の大きさを決定するための第3のカードゲームを実行する段階とを含むことを特徴とする。
【0022】
請求項6に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法によれば、第1のカードゲームのために開示されたカードの面の色に基づいて第2のカードゲームの賞の発生が決定され、該賞の発生が決定されると、第3のカードゲームによって賞の大きさが決定される。
【0023】
このため、第1のカードゲームを1回行う毎に、参加者は、第1のカードゲームに対する第1の賭け金のベットと共に、第2のカードゲームに対する第2の賭け金のベットを、オプションとして行うことができ、第2のカードゲームでは、第1のカードゲームで開示されたカードの面の色に基づいて、第2のカードゲームの賞が発生する。これにより、1回のカードゲーム中に参加者が複数の賭けを異なる第1及び第2のカードゲームに対して行うことが可能となる。
【0024】
また、第1のカードゲームのためのカードの面の色が特定の色であった場合に、第2のカードゲームの賞の発生が決定されることにより、第1のカードゲームが実行されると、これに伴って第2のカードゲームが実行されることになる。これにより、第1のカードゲームとは異なる種類の第2のカードゲームを実行するにあたって、カードを配るという第1のカードゲームのための手順を第2のカードゲームのゲーム手順としても利用することができ、1回のカードゲームの手順を変えることなく、第2のカードゲームに参加する機会が参加者に与えられる。かくして、参加者に対して、複数の賭けを複数のカードゲームに対して行う機会を容易に与えることができる。
【0025】
また、第1のカードゲームのために開示されたカードの面の色が特定の色であった場合に第2のカードゲームの賞が発生することにより、第1のカードゲームが実行されるなかで、第2のカードゲームの賞の発生が一段と分かりやすい状態で参加者に伝わる。
【0026】
また、第2のカードゲームにおける賞の発生が決定されると、この決定に基づく賞の大きさを決定するための第3のカードゲームが実行される。このため、第2のカードゲームで賞の発生が決定された場合には、さらにその賞の大きさを決定するための新たな種類の第3のカードゲームの機会が参加者に与えられる。これにより参加者に満足間を与えることが可能となる。
【0027】
また、請求項7に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法は、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームを含むカードゲームのプレイ方法であって、複数の参加者が第1のカードゲームにそれぞれ参加するための第1の賭け金のベットをそれぞれ受け付ける段階と、第1のカードゲームに参加する複数の参加者が第2のカードゲームにそれぞれ参加するための第2のオプションの賭け金のベットをそれぞれ受け付ける段階と、スーツ及びランクが表示されている面の色が第1の色であるカードと、スーツ及びランクが表示されている面の色が第2の色であるカードとが含まれるカード群のなかからランダムに選択された所定枚数のカードを第1のカードゲームのためのカードとして開示する段階と、開示された第1のカードゲームのためのカードのランクに基づいて、第1のカードゲームのゲームルールにしたがって遂行される第1の賭け金の精算を行う段階と、開示された第1のカードゲームのためのカードの面の色に基づいて、第2のカードゲームの賞の発生を決定する段階と、賞の発生が決定された場合に、第2のカードゲームの複数の参加者に対する賞の大きさの順位を決定するための第3のカードゲームを実行する段階とを含むことを特徴とする。
【0028】
請求項7に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法によれば、第1のカードゲームのために開示されたカードの面の色に基づいて第2のカードゲームの賞の発生が決定され、該賞の発生が決定されると、第3のカードゲームによって賞の大きさが決定される。
【0029】
このため、第1のカードゲームを1回行う毎に、参加者は、第1のカードゲームに対する第1の賭け金のベットと共に、第2のカードゲームに対する第2の賭け金のベットを、オプションとして行うことができ、第2のカードゲームでは、第1のカードゲームで開示されたカードの面の色に基づいて、第2のカードゲームの賞が発生する。これにより、1回のカードゲーム中に参加者が複数の賭けを異なる第1及び第2のカードゲームに対して行うことが可能となる。
【0030】
また、第1のカードゲームのためのカードの面の色が特定の色であった場合に、第2のカードゲームの賞の発生が決定されることにより、第1のカードゲームが実行されると、これに伴って第2のカードゲームが実行されることになる。これにより、第1のカードゲームとは異なる種類の第2のカードゲームを実行するにあたって、カードを配るという第1のカードゲームのための手順を第2のカードゲームのゲーム手順としても利用することができ、1回のカードゲームの手順を変えることなく、第2のカードゲームに参加する機会が参加者に与えられる。かくして、参加者に対して、複数の賭けを複数のカードゲームに対して行う機会を容易に与えることができる。
【0031】
また、第1のカードゲームのために開示されたカードの面の色が特定の色であった場合に第2のカードゲームの賞が発生することにより、第1のカードゲームが実行されるなかで、第2のカードゲームの賞の発生が一段と分かりやすい状態で参加者に伝わる。
【0032】
また、複数の参加者に対して第2のカードゲームにおける賞の発生が決定された場合に、各参加者の賞の大きさの順位が第3のカードゲームによって決定される。これにより、第2のカードゲームにおいて賞が発生した複数の参加者に対して、参加者同士が順位の決定を争うという新たな種類のゲームの機会が発生する。
【0033】
また、請求項8に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法は、バカラゲーム及びオプションのカードゲームを含むカードゲームのプレイ方法であって、バカラゲームに参加するための第1の賭け金のベットを受け付ける段階と、オプションのカードゲームに参加するための第2の賭け金のベットを受け付ける段階と、スーツ及びランクが表示されている面の色が第1の色であるカードと、スーツ及びランクが表示されている面の色が第2の色であるカードとが含まれるカード群のなかからランダムに選択されたカードをバカラゲームのためのカードとして第1のエリア及び第2のエリアに各々2枚ずつ配る段階と、第1のエリア及び第2のエリアに配られたカードを開示する段階と、第1のエリア及び第2のエリアに配られ開示されたカードのランクに基づき、バカラゲームのゲームルールにしたがって第1のエリア及び第2のエリアのうちの少なくとも一方にバカラゲームのためのカードを追加配布し開示するか否かを決定すると共に該決定の結果を実行する段階と、第1のエリアに配られたカードのランクと第2のエリアに配られたカードのランクとに基づいて、第1のエリアに配られたカードと第2のエリアに配られたカードとの間の勝敗及び引き分けのうちのいずれかをバカラゲームのゲームルールにしたがって決定する段階と、決定された勝敗又は引き分けに基づいて、バカラゲームのゲームルールにしたがって遂行される第1の賭け金の精算を行う段階と、開示されたバカラゲームのためのカードの面の色に基づいて、オプションのカードゲームの賞の発生をオプションのカードゲームのゲームルールにしたがって決定する段階とを含むことを特徴とする。
【0034】
請求項8に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法によれば、バカラゲームのために開示されたカードの面の色に基づいてオプションのカードゲームの賞の発生が決定される。
【0035】
このため、バカラゲームを1回行う毎に、参加者は、バカラゲームに対する第1の賭け金のベットと共に、オプションのカードゲームに対する第2の賭け金のベットを、オプションとして行うことができ、オプションのカードゲームでは、バカラゲームで開示されたカードの面の色に基づいて、オプションのカードゲームの賞が発生する。これにより、1回のカードゲーム中に参加者が複数の賭けを異なる2つのカードゲームに対して行うことが可能となる。
【0036】
また、バカラゲームのためのカードの面の色が特定の色であった場合に、オプションのカードゲームの賞の発生が決定されることにより、バカラゲームが実行されると、これに伴ってオプションのカードゲームが実行されることになる。これにより、バカラゲームとは異なる種類のオプションのカードゲームを実行するにあたって、カードを配るというバカラゲームのための手順をオプションのカードゲームのゲーム手順としても利用することができ、1回のカードゲームの手順を変えることなく、オプションのカードゲームに参加する機会が参加者に与えられる。かくして、参加者に対して、複数の賭けを複数のカードゲームに対して行う機会を容易に与えることができる。
【0037】
また、バカラゲームのために開示されたカードの面の色が特定の色であった場合にオプションのカードゲームの賞が発生することにより、バカラゲームが実行されるなかで、オプションのカードゲームの賞の発生が一段と分かりやすい状態で参加者に伝わる。
【0038】
また、請求項9に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法は、バカラゲーム及びオプションのカードゲームを含むカードゲームのプレイ方法であって、バカラゲームに参加するための第1の賭け金のベットを受け付ける段階と、オプションのカードゲームに参加するための第2の賭け金のベットを受け付ける段階と、スーツ及びランクが表示されている面の色が第1の色であるカードと、スーツ及びランクが表示されている面の色が第2の色であるカードとが含まれるカード群のなかからランダムに選択されたカードをバカラゲームのためのカードとして第1のエリア及び第2のエリアに各々2枚ずつ配る段階と、第1のエリア及び第2のエリアに配られたカードを開示する段階と、第1のエリア及び第2のエリアに配られ開示されたカードのランクに基づき、バカラゲームのゲームルールにしたがって第1のエリア及び第2のエリアのうちの少なくとも一方にバカラゲームのためのカードを追加配布し開示するか否かを決定すると共に該決定の結果を実行する段階と、第1のエリアに配られたカードのランクと第2のエリアに配られたカードのランクとに基づいて、第1のエリアに配られたカードと第2のエリアに配られたカードとの間の勝敗及び引き分けのうちのいずれかをバカラゲームのゲームルールにしたがって決定する段階と、決定された勝敗又は引き分けに基づいて、バカラゲームのゲームルールにしたがって遂行される第1の賭け金の精算を行う段階と、開示されたバカラゲームのためのカードの面の色に基づいて、オプションのカードゲームの賞の発生をオプションのカードゲームのゲームルールにしたがって決定する段階と、賞の発生が決定された場合に、賞の大きさを決定するための補助のカードゲームを実行する段階とを含むことを特徴とする。
【0039】
請求項9に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法によれば、バカラゲームのために開示されたカードの面の色に基づいてオプションのカードゲームの賞の発生が決定され、該賞の発生が決定されると、補助のカードゲームによってオプションのカードゲームの賞の大きさが決定される。
【0040】
このため、バカラゲームを1回行う毎に、参加者は、バカラゲームに対する第1の賭け金のベットと共に、オプションのカードゲームに対する第2の賭け金のベットを、オプションとして行うことができ、オプションのカードゲームでは、バカラゲームで開示されたカードの面の色に基づいて、オプションのカードゲームの賞が発生する。これにより、1回のカードゲーム中に参加者が複数の賭けを異なる2つのカードゲームに対して行うことが可能となる。
【0041】
また、バカラゲームのためのカードの面の色が特定の色であった場合に、オプションのカードゲームの賞の発生が決定されることにより、バカラゲームが実行されると、これに伴ってオプションのカードゲームが実行されることになる。これにより、バカラゲームとは異なる種類のオプションのカードゲームを実行するにあたって、カードを配るというバカラゲームのための手順をオプションのカードゲームのゲーム手順としても利用することができ、1回のカードゲームの手順を変えることなく、オプションのカードゲームに参加する機会が参加者に与えられる。かくして、参加者に対して、複数の賭けを複数のカードゲームに対して行う機会を容易に与えることができる。
【0042】
また、バカラゲームのために開示されたカードの面の色が特定の色であった場合にオプションのカードゲームの賞が発生することにより、バカラゲームが実行されるなかで、オプションのカードゲームの賞の発生が一段と分かりやすい状態で参加者に伝わる。
【0043】
また、オプションのカードゲームにおける賞の発生が決定されると、この決定に基づく賞の大きさを決定するための補助のカードゲームが実行される。このため、オプションのカードゲームで賞の発生が決定された場合には、さらにその賞の大きさを決定するための新たな種類の補助のカードゲームの機会が参加者に与えられる。これにより参加者に満足間を与えることが可能となる。
【0044】
また、請求項10に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法は、バカラゲーム及びオプションのカードゲームを含むカードゲームのプレイ方法であって、複数の参加者がバカラゲームにそれぞれ参加するための第1の賭け金のベットをそれぞれ受け付ける段階と、バカラゲームに参加する複数の参加者がオプションのカードゲームにそれぞれ参加するための第2の賭け金のベットをそれぞれ受け付ける段階と、スーツ及びランクが表示されている面の色が第1の色であるカードと、スーツ及びランクが表示されている面の色が第2の色であるカードとが含まれるカード群のなかからランダムに選択されたカードをバカラゲームのためのカードとして第1のエリア及び第2のエリアに各々2枚ずつ配る段階と、第1のエリア及び第2のエリアに配られたカードを開示する段階と、第1のエリア及び第2のエリアに配られ開示された前記カードのランクに基づき、バカラゲームのゲームルールにしたがって第1のエリア及び第2のエリアのうちの少なくとも一方にバカラゲームのためのカードを追加配布し開示するか否かを決定すると共に該決定の結果を実行する段階と、第1のエリアに配られたカードのランクと第2のエリアに配られたカードのランクとに基づいて、第1のエリアに配られたカードと第2のエリアに配られたカードとの間の勝敗及び引き分けのうちのいずれかをバカラゲームのゲームルールにしたがって決定する段階と、決定された勝敗又は引き分けに基づいて、バカラゲームのゲームルールにしたがって遂行される第1の賭け金の精算を行う段階と、開示されたバカラゲームのためのカードの面の色に基づいて、オプションのカードゲームの賞の発生をオプションのカードゲームのゲームルールにしたがって決定する段階と、賞の発生が決定された場合に、オプションのカードゲームの複数の参加者に対する賞の大きさの順位を決定するための補助のカードゲームを実行する段階とを含むことを特徴とする。
【0045】
請求項10に記載した本発明のカードゲームのプレイ方法によれば、バカラゲームのために開示されたカードの面の色に基づいてオプションのカードゲームの賞の発生が決定され、該賞の発生が決定されると、補助のカードゲームによってオプションのカードゲームの賞の大きさが決定される。
【0046】
このため、バカラゲームを1回行う毎に、参加者は、バカラゲームに対する第1の賭け金のベットと共に、オプションのカードゲームに対する第2の賭け金のベットを、オプションとして行うことができ、オプションのカードゲームでは、バカラゲームで開示されたカードの面の色に基づいて、オプションのカードゲームの賞が発生する。これにより、1回のカードゲーム中に参加者が複数の賭けを異なる2つのカードゲームに対して行うことが可能となる。
【0047】
また、バカラゲームのためのカードの面の色が特定の色であった場合に、オプションのカードゲームの賞の発生が決定されることにより、バカラゲームが実行されると、これに伴ってオプションのカードゲームが実行されることになる。これにより、バカラゲームとは異なる種類のオプションのカードゲームを実行するにあたって、カードを配るというバカラゲームのための手順をオプションのカードゲームのゲーム手順としても利用することができ、1回のカードゲームの手順を変えることなく、オプションのカードゲームに参加する機会が参加者に与えられる。かくして、参加者に対して、複数の賭けを複数のカードゲームに対して行う機会を容易に与えることができる。
【0048】
また、バカラゲームのために開示されたカードの面の色が特定の色であった場合にオプションのカードゲームの賞が発生することにより、バカラゲームが実行されるなかで、オプションのカードゲームの賞の発生が一段と分かりやすい状態で参加者に伝わる。
【0049】
また、複数の参加者に対してオプションのカードゲームにおける賞の発生が決定された場合に、各参加者の賞の大きさの順位が補助のカードゲームによって決定される。これにより、オプションのカードゲームにおいて賞が発生した複数の参加者に対して、参加者同士が順位の決定を争うという新たな種類のゲームの機会が発生する。
【0050】
また、請求項11に記載した本発明のゲーミングマシンは、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームを含むカードゲームに参加するための賭け金のベットを受け付けるゲーミングターミナルと、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームが表示されるディスプレイと、カードゲームを進行させるための下記の処理を実行するコントローラとを備え、コントローラは、第1のカードゲームに参加するための第1の賭け金のベットを受け付け、第2のカードゲームに参加するための第2の賭け金のベットを受け付け、第1のカードゲームのためのカードのスーツ及びランクを該カードの表面の画像に重ねた状態で前記ディスプレイに表示し、表示された第1のカードゲームのためのカードのランクに基づいて、第1のカードゲームのゲームルールにしたがって遂行される第1の賭け金の精算を行い、ディスプレイに表示されるカードの表面の画像の色をランダムに変更し、変更された色に基づいて第2のカードゲームの賞の発生を決定することを特徴とする。
【0051】
請求項11に記載した本発明のゲーミングマシンによれば、第1のカードゲームのために表示されたカードの表面の画像の色に基づいて第2のカードゲームの賞の発生が決定される。
【0052】
このため、第1のカードゲームを1回行う毎に、参加者は、第1のカードゲームに対する第1の賭け金のベットと共に、第2のカードゲームに対する第2の賭け金のベットを、オプションとして行うことができ、第2のカードゲームでは、第1のカードゲームで表示されたカードの面の色に基づいて、第2のカードゲームの賞が発生する。これにより、1回のカードゲーム中に参加者が複数の賭けを異なる第1及び第2のカードゲームに対して行うことが可能となる。
【0053】
また、第1のカードゲームのためのカードの表面の画像の色が特定の色であった場合に、第2のカードゲームの賞の発生が決定されることにより、第1のカードゲームが実行されると、これに伴って第2のカードゲームが実行されることになる。これにより、第1のカードゲームとは異なる種類の第2のカードゲームを実行するにあたって、カードの画像を表示するという第1のカードゲームのための手順を第2のカードゲームのゲーム手順としても利用することができ、1回のカードゲームの手順を変えることなく、第2のカードゲームに参加する機会が参加者に与えられる。かくして、参加者に対して、複数の賭けを複数のカードゲームに対して行う機会を容易に与えることができる。
【0054】
また、第1のカードゲームのために表示されたカードの表面の画像の色が特定の色であった場合に第2のカードゲームの賞が発生することにより、第1のカードゲームが実行されるなかで、第2のカードゲームの賞の発生が一段と分かりやすい状態で参加者に伝わる。
【0055】
また、請求項12に記載した本発明のゲーミングマシンは、請求項11のゲーミングマシンにおいて、第2のカードゲームに付随する第3のカードゲームが表示される第2のディスプレイを備え、コントローラは、第2のカードゲームの賞の発生が決定された場合に、賞の大きさを決定するための第3のカードゲームを実行することを特徴とする。
【0056】
請求項12に記載した本発明のゲーミングマシンによれば、第2のカードゲームにおける賞の発生が決定されると、この決定に基づく賞の大きさを決定するための第3のカードゲームが実行される。
【0057】
このため、第2のカードゲームで賞の発生が決定された場合には、さらにその賞の大きさを決定するための新たな種類の第3のカードゲームの機会が参加者に与えられる。
【0058】
また、請求項13に記載した本発明のゲーミングマシンは、請求項11のゲーミングマシンにおいて、第2のカードゲームに付随する第3のカードゲームが表示される第2のディスプレイを備え、コントローラは、第1のカードゲームに参加する複数の参加者からの第2の賭け金のベットをそれぞれ受け付けると共に、第2の賭け金をベットした複数の参加者に対する第2のカードゲームの賞の発生を決定し、第2のカードゲームの賞が発生した複数の参加者に対する配当の大きさの順位を決定するための第3のカードゲームを実行することを特徴とする。
【0059】
請求項13に記載した本発明のゲーミングマシンによれば、複数の参加者に対して第2のカードゲームにおける賞の発生が決定された場合に、各参加者の賞の大きさの順位が第3のカードゲームによって決定される。これにより、第2のカードゲームにおいて賞が発生した複数の参加者に対して、参加者同士が順位の決定を争うという新たな種類のゲームの機会が発生する。
【0060】
また、請求項14に記載した本発明のゲーミングマシンは、請求項13のゲーミングマシンにおいて、コントローラは、第3のカードゲームにおいて、第2のカードゲームで賞の発生対象となった複数の参加者に各々所定枚数のカードを割り当てて第2のディスプレイに開示し、該開示されたカードに基づいて前記順位を決定することを特徴とする。
【0061】
請求項14に記載した本発明のゲーミングマシンによれば、第2のカードゲームにおいて賞が発生した参加者に対して第3のカードゲーム用として新たなカードが表示されることにより、該参加者に対して新たなカードゲームに参加するという満足感を与えることができる。
【0062】
また、請求項15に記載した本発明のゲーミングマシンは、請求項11のゲーミングマシンにおいて、第1のカードゲームは、バカラゲームであることを特徴とする。
【0063】
請求項15に記載した本発明のゲーミングマシンによれば、第1のカードゲームとしてバカラゲームが実行され、そのカードゲーム中にバカラゲームとは異なる第2のカードゲームに対する賭けの機会と、該賭けに応じた賞が参加者に与えられる。これにより、参加者は、バカラゲームを行いながら、他のカードゲームの楽しみを享受することができる。
【0064】
また、請求項16に記載した本発明のゲーミングマシンは、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームを含むカードゲームに参加するための賭け金のベットを受け付けるゲーミングターミナルと、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームが表示されるディスプレイと、第2のカードゲームに付随する第3のカードゲームが表示される第2のディスプレイと、カードゲームを進行させるための下記の処理を実行するコントローラとを備え、コントローラは、第1のカードゲームに参加するための第1の賭け金のベットを受け付け、第2のカードゲームに参加するための第2の賭け金のベットを受け付け、第1のカードゲームのためのカードのスーツ及びランクを該カードの表面の画像に重ねた状態で第1のディスプレイに表示し、表示された第1のカードゲームのためのカードのランクに基づいて、第1のカードゲームのゲームルールにしたがって遂行される第1の賭け金の精算を行い、ディスプレイに表示されるカードの表面の画像の色をランダムに変更し、変更された色に基づいて第2のカードゲームの賞の発生を決定し、賞の発生が決定された場合に、賞の大きさを決定するための第3のカードゲームを実行することを特徴とする。
【0065】
請求項16に記載した本発明のゲーミングマシンによれば、第1のカードゲームのために表示されたカードの表面の画像の色に基づいて第2のカードゲームの賞の発生が決定され、該賞の発生が決定されると、第3のカードゲームによって賞の大きさが決定される。
【0066】
このため、第1のカードゲームを1回行う毎に、参加者は、第1のカードゲームに対する第1の賭け金のベットと共に、第2のカードゲームに対する第2の賭け金のベットを、オプションとして行うことができ、第2のカードゲームでは、第1のカードゲームで表示されたカードの表面の画像の色に基づいて、第2のカードゲームの賞が発生する。これにより、1回のカードゲーム中に参加者が複数の賭けを異なる第1及び第2のカードゲームに対して行うことが可能となる。
【0067】
また、第1のカードゲームのためのカードの表面の画像の色が特定の色であった場合に、第2のカードゲームの賞の発生が決定されることにより、第1のカードゲームが実行されると、これに伴って第2のカードゲームが実行されることになる。これにより、第1のカードゲームとは異なる種類の第2のカードゲームを実行するにあたって、カードの画像を表示するという第1のカードゲームのための手順を第2のカードゲームのゲーム手順としても利用することができ、1回のカードゲームの手順を変えることなく、第2のカードゲームに参加する機会が参加者に与えられる。かくして、参加者に対して、複数の賭けを複数のカードゲームに対して行う機会を容易に与えることができる。
【0068】
また、第1のカードゲームのために表示されたカードの表面の画像の色が特定の色であった場合に第2のカードゲームの賞が発生することにより、第1のカードゲームが実行されるなかで、第2のカードゲームの賞の発生が一段と分かりやすい状態で参加者に伝わる。
【0069】
また、第2のカードゲームにおける賞の発生が決定されると、この決定に基づく賞の大きさを決定するための第3のカードゲームが実行される。このため、第2のカードゲームで賞の発生が決定された場合には、さらにその賞の大きさを決定するための新たな種類の第3のカードゲームの機会が参加者に与えられる。これにより参加者に満足間を与えることが可能となる。
【0070】
また、請求項17に記載した本発明のゲーミングマシンは、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームを含むカードゲームに参加するための賭け金のベットを受け付けるゲーミングターミナルと、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームが表示される第1のディスプレイと、第2のカードゲームに付随する第3のカードゲームが表示される第2のディスプレイと、カードゲームを進行させるための下記の処理を実行するコントローラとを備え、コントローラは、複数の参加者が前記第1のカードゲームにそれぞれ参加するための第1の賭け金のベットをそれぞれ受け付け、第1のカードゲームに参加する複数の参加者が第2のカードゲームにそれぞれ参加するための第2の賭け金のベットをそれぞれ受け付け、第1のカードゲームのためのカードのスーツ及びランクを該カードの表面の画像に重ねた状態で第1のディスプレイに表示し、表示された第1のカードゲームのためのカードのランクに基づいて、第1のカードゲームのゲームルールにしたがって遂行される第1の賭け金の精算を行い、ディスプレイに表示されるカードの表面の画像の色をランダムに変更し、変更された色に基づいて第2のカードゲームの賞の発生を決定し、賞の発生が決定された場合に、第2のカードゲームの複数の参加者に対する賞の大きさの順位を決定するための第3のカードゲームを実行することを特徴とする。
【0071】
請求項17に記載した本発明のゲーミングマシンによれば、第1のカードゲームのために表示されたカードの表面の画像の色に基づいて第2のカードゲームの賞の発生が決定され、該賞の発生が決定されると、第3のカードゲームによって賞の大きさが決定される。
【0072】
このため、第1のカードゲームを1回行う毎に、参加者は、第1のカードゲームに対する第1の賭け金のベットと共に、第2のカードゲームに対する第2の賭け金のベットを、オプションとして行うことができ、第2のカードゲームでは、第1のカードゲームで表示されたカードの表面の画像の色に基づいて、第2のカードゲームの賞が発生する。これにより、1回のカードゲーム中に参加者が複数の賭けを異なる第1及び第2のカードゲームに対して行うことが可能となる。
【0073】
また、第1のカードゲームのためのカードの表面の画像の色が特定の色であった場合に、第2のカードゲームの賞の発生が決定されることにより、第1のカードゲームが実行されると、これに伴って第2のカードゲームが実行されることになる。これにより、第1のカードゲームとは異なる種類の第2のカードゲームを実行するにあたって、カードの画像を表示するという第1のカードゲームのための手順を第2のカードゲームのゲーム手順としても利用することができ、1回のカードゲームの手順を変えることなく、第2のカードゲームに参加する機会が参加者に与えられる。かくして、参加者に対して、複数の賭けを複数のカードゲームに対して行う機会を容易に与えることができる。
【0074】
また、第1のカードゲームのために表示されたカードの表面の画像の色が特定の色であった場合に第2のカードゲームの賞が発生することにより、第1のカードゲームが実行されるなかで、第2のカードゲームの賞の発生が一段と分かりやすい状態で参加者に伝わる。
【0075】
また、複数の参加者に対して第2のカードゲームにおける賞の発生が決定された場合に、各参加者の賞の大きさの順位が第3のカードゲームによって決定される。これにより、第2のカードゲームにおいて賞が発生した複数の参加者に対して、参加者同士が順位の決定を争うという新たな種類のゲームの機会が発生する。
【0076】
また、請求項18に記載した本発明のゲーミングマシンは、バカラゲーム及びオプションのカードゲームを含むカードゲームに参加するための賭け金のベットを受け付けるゲーミングターミナルと、バカラゲーム及び前記オプションのカードゲームが表示されるディスプレイと、カードゲームを進行させるための下記の処理を実行するコントローラとを備え、コントローラは、バカラゲームに参加するための第1の賭け金のベットを受け付け、オプションのカードゲームに参加するための第2の賭け金のベットを受け付け、第1のカードゲームのためのカードのスーツ及びランクを該カードの表面の画像に重ねた状態のカードの画像を前記ディスプレイの第1のエリア及び第2のエリアに各々2枚ずつ表示し、表示されたバカラゲームのためのカードのランクに基づき、バカラゲームのゲームルールにしたがって第1のエリア及び第2のエリアのうちの少なくとも一方にバカラゲームのためのカードの画像を追加表示するか否かを決定すると共に該決定の結果を実行し、第1のエリアに表示されたカードの画像のランクと第2のエリアに表示されたカードの画像のランクとに基づいて、第1のエリアに表示されたカードと第2のエリアに表示されたカードとの間の勝敗及び引き分けのうちのいずれかをバカラゲームのゲームルールにしたがって決定し、決定された勝敗又は引き分けに基づいて、バカラゲームのゲームルールにしたがって遂行される第1の賭け金の精算を行い、ディスプレイに表示されるカードの表面の画像の色をランダムに変更し、変更された色に基づいてオプションのカードゲームの賞の発生を決定することを特徴とする。
【0077】
請求項18に記載した本発明のゲーミングマシンによれば、バカラゲームのために開示されたカードの表面の画像の色に基づいてオプションのカードゲームの賞の発生が決定される。
【0078】
このため、バカラゲームを1回行う毎に、参加者は、バカラゲームに対する第1の賭け金のベットと共に、オプションのカードゲームに対する第2の賭け金のベットを、オプションとして行うことができ、オプションのカードゲームでは、バカラゲームで開示されたカードの表面の画像の色に基づいて、オプションのカードゲームの賞が発生する。これにより、1回のカードゲーム中に参加者が複数の賭けを異なる2つのカードゲームに対して行うことが可能となる。
【0079】
また、バカラゲームのためのカードの表面の画像の色が特定の色であった場合に、オプションのカードゲームの賞の発生が決定されることにより、バカラゲームが実行されると、これに伴ってオプションのカードゲームが実行されることになる。これにより、バカラゲームとは異なる種類のオプションのカードゲームを実行するにあたって、カードの画像を表示するというバカラゲームのための手順をオプションのカードゲームのゲーム手順としても利用することができ、1回のカードゲームの手順を変えることなく、オプションのカードゲームに参加する機会が参加者に与えられる。かくして、参加者に対して、複数の賭けを複数のカードゲームに対して行う機会を容易に与えることができる。
【0080】
また、バカラゲームのために表示されたカードの表面の画像の色が特定の色であった場合にオプションのカードゲームの賞が発生することにより、バカラゲームが実行されるなかで、オプションのカードゲームの賞の発生が一段と分かりやすい状態で参加者に伝わる。
【0081】
また、請求項19に記載した本発明のゲーミングマシンは、バカラゲーム及びオプションのカードゲームを含むカードゲームに参加するための賭け金のベットを受け付けるゲーミングターミナルと、バカラゲーム及びオプションのカードゲームが表示される第1のディスプレイと、オプションのカードゲームに付随する補助のカードゲームが表示される第2のディスプレイと、カードゲームを進行させるための下記の処理を実行するコントローラとを備え、コントローラは、バカラゲームに参加するための第1の賭け金のベットを受け付け、オプションのカードゲームに参加するための第2の賭け金のベットを受け付け、第1のカードゲームのためのカードのスーツ及びランクを該カードの表面の画像に重ねた状態のカードの画像を前記ディスプレイの第1のエリア及び第2のエリアに各々2枚ずつ表示し、表示されたバカラゲームのためのカードのランクに基づき、バカラゲームのゲームルールにしたがって第1のエリア及び第2のエリアのうちの少なくとも一方にバカラゲームのためのカードの画像を追加表示するか否かを決定すると共に該決定の結果を実行し、第1のエリアに表示されたカードの画像のランクと第2のエリアに表示されたカードの画像のランクとに基づいて、第1のエリアに表示されたカードと第2のエリアに表示されたカードとの間の勝敗及び引き分けのうちのいずれかをバカラゲームのゲームルールにしたがって決定し、決定された勝敗又は引き分けに基づいて、バカラゲームのゲームルールにしたがって遂行される第1の賭け金の精算を行い、ディスプレイに表示されるカードの表面の画像の色をランダムに変更し、変更された色に基づいてオプションのカードゲームの賞の発生を決定し、賞の発生が決定された場合に、賞の大きさを決定するための補助のカードゲームを実行することを特徴とする。
【0082】
請求項19に記載した本発明のゲーミングマシンによれば、バカラゲームのために表示されたカードの表面の画像の色に基づいてオプションのカードゲームの賞の発生が決定され、該賞の発生が決定されると、補助のカードゲームによってオプションのカードゲームの賞の大きさが決定される。
【0083】
このため、バカラゲームを1回行う毎に、参加者は、バカラゲームに対する第1の賭け金のベットと共に、オプションのカードゲームに対する第2の賭け金のベットを、オプションとして行うことができ、オプションのカードゲームでは、バカラゲームで開示されたカードの表面の画像の色に基づいて、オプションのカードゲームの賞が発生する。これにより、1回のカードゲーム中に参加者が複数の賭けを異なる2つのカードゲームに対して行うことが可能となる。
【0084】
また、バカラゲームのためのカードの表面の画像の色が特定の色であった場合に、オプションのカードゲームの賞の発生が決定されることにより、バカラゲームが実行されると、これに伴ってオプションのカードゲームが実行されることになる。これにより、バカラゲームとは異なる種類のオプションのカードゲームを実行するにあたって、カードの画像を表示するというバカラゲームのための手順をオプションのカードゲームのゲーム手順としても利用することができ、1回のカードゲームの手順を変えることなく、オプションのカードゲームに参加する機会が参加者に与えられる。かくして、参加者に対して、複数の賭けを複数のカードゲームに対して行う機会を容易に与えることができる。
【0085】
また、バカラゲームのために表示されたカードの表面の画像の色が特定の色であった場合にオプションのカードゲームの賞が発生することにより、バカラゲームが実行されるなかで、オプションのカードゲームの賞の発生が一段と分かりやすい状態で参加者に伝わる。
【0086】
また、オプションのカードゲームにおける賞の発生が決定されると、この決定に基づく賞の大きさを決定するための補助のカードゲームが実行される。このため、オプションのカードゲームで賞の発生が決定された場合には、さらにその賞の大きさを決定するための新たな種類の補助のカードゲームの機会が参加者に与えられる。これにより参加者に満足間を与えることが可能となる。
【0087】
また、請求項20に記載した本発明のゲーミングマシンは、バカラゲーム及びオプションのカードゲームを含むカードゲームに参加するための賭け金のベットを受け付けるゲーミングターミナルと、バカラゲーム及びオプションのカードゲームが表示される第1のディスプレイと、オプションのカードゲームに付随する補助のカードゲームが表示される第2のディスプレイと、カードゲームを進行させるための下記の処理を実行するコントローラとを備え、コントローラは、複数の参加者がバカラゲームにそれぞれ参加するための第1の賭け金のベットをそれぞれ受け付け、バカラゲームに参加する複数の参加者がオプションのカードゲームにそれぞれ参加するための第2の賭け金のベットをそれぞれ受け付け、第1のカードゲームのためのカードのスーツ及びランクを該カードの表面の画像に重ねた状態のカードの画像を第1のディスプレイの第1のエリア及び第2のエリアに各々2枚ずつ表示し、表示されたバカラゲームのためのカードのランクに基づき、バカラゲームのゲームルールにしたがって第1のエリア及び第2のエリアのうちの少なくとも一方にバカラゲームのためのカードの画像を追加表示するか否かを決定すると共に該決定の結果を実行し、第1のエリアに表示されたカードの画像のランクと第2のエリアに表示されたカードの画像のランクとに基づいて、第1のエリアに表示されたカードと第2のエリアに表示されたカードとの間の勝敗及び引き分けのうちのいずれかをバカラゲームのゲームルールにしたがって決定し、決定された勝敗又は引き分けに基づいて、バカラゲームのゲームルールにしたがって遂行される第1の賭け金の精算を行い、ディスプレイに表示されるカードの表面の画像の色をランダムに変更し、変更された色に基づいてオプションのカードゲームの賞の発生を決定し、賞の発生が決定された場合に、オプションのカードゲームの複数の参加者に対する賞の大きさの順位を決定するための補助のカードゲームを実行することを特徴とする。
【0088】
請求項20に記載した本発明のゲーミングマシンによれば、バカラゲームのために表示されたカードの表面の画像の色に基づいてオプションのカードゲームの賞の発生が決定され、該賞の発生が決定されると、補助のカードゲームによってオプションのカードゲームの賞の大きさが決定される。
【0089】
このため、バカラゲームを1回行う毎に、参加者は、バカラゲームに対する第1の賭け金のベットと共に、オプションのカードゲームに対する第2の賭け金のベットを、オプションとして行うことができ、オプションのカードゲームでは、バカラゲームで表示されたカードの表面の画像の色に基づいて、オプションのカードゲームの賞が発生する。これにより、1回のカードゲーム中に参加者が複数の賭けを異なる2つのカードゲームに対して行うことが可能となる。
【0090】
また、バカラゲームのためのカードの表面の画像の色が特定の色であった場合に、オプションのカードゲームの賞の発生が決定されることにより、バカラゲームが実行されると、これに伴ってオプションのカードゲームが実行されることになる。これにより、バカラゲームとは異なる種類のオプションのカードゲームを実行するにあたって、カードの画像を表示するというバカラゲームのための手順をオプションのカードゲームのゲーム手順としても利用することができ、1回のカードゲームの手順を変えることなく、オプションのカードゲームに参加する機会が参加者に与えられる。かくして、参加者に対して、複数の賭けを複数のカードゲームに対して行う機会を容易に与えることができる。
【0091】
また、バカラゲームのために表示されたカードの表面の画像の色が特定の色であった場合にオプションのカードゲームの賞が発生することにより、バカラゲームが実行されるなかで、オプションのカードゲームの賞の発生が一段と分かりやすい状態で参加者に伝わる。
【0092】
また、複数の参加者に対してオプションのカードゲームにおける賞の発生が決定された場合に、各参加者の賞の大きさの順位が補助のカードゲームによって決定される。これにより、オプションのカードゲームにおいて賞が発生した複数の参加者に対して、参加者同士が順位の決定を争うという新たな種類のゲームの機会が発生する。
【発明の効果】
【0093】
本発明に係るカードゲームのプレイ方法及びゲーミングマシンによれば、1回のカードゲーム中に参加者が複数の賭けを異なる種類のゲームに対して行うことを可能とすることにより、カードゲームの所要時間に対して参加者が味わうことのできるカードゲームの密度を高め、カードゲームに対する参加者の満足感を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0094】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態の特徴部分を、図1乃至図7を参照して説明する。これらの図中、図1は、本発明の第1の実施形態に係るカードゲームのプレイ方法の概略を示すフローチャート、図2、図4乃至図7は、本発明の第1の実施形態に係るカードゲームが実施されるテーブルの上面図である。
【0095】
本実施形態に係るカードゲームでは、スーツ及びランクが表示されている面の色が第1の色(例えば白色)のカードと、第2の色(例えばゴールド等の特定色)のカードとが混ぜられた複数枚のカードが用意され、この中からランダムに選択された所定枚数(例えば4枚)のカードが第1のカードゲーム(バカラゲーム)用に配られる。
【0096】
この配られたカードの中に、スーツ及びランクが表示されている面の色が第2の色(特定色)のカードが出現した場合には、第2のカードゲームの賞が発生する。すなわち、第2のカードゲームでは、第1のカードゲームにおいて配られたカードの中に特定色のカードが出現するか否かを賭けの対象としており、特定色のカードが出現した場合にその第2のカードゲームにベットしていた参加者に対して賞が発生する。このように、第2のカードゲームは、第1のカードゲームとともに実行される。
【0097】
図1に示すように、本実施形態に係るカードゲームでは、ステップS1において、参加者の第1のカードゲームに対するベットを受け付け、さらにステップS2において、参加者の第2のカードゲームに対するベットを受け付ける。
【0098】
そして、ステップS3において、第1のカードゲームのためのカードが配られた後、ステップS4において、上述のステップS3において配られたカードに第2の色のカード(例えばゴールドカード)が出現したか否かを判断する。第2の色のカードが出現しなかった場合には、ステップS4からステップS5に移って、第1のカードゲームの配当が決定され、該配当が参加者に配られた後、カードゲームが終了する。
【0099】
これに対して、ステップS3において第2の色のカードが出現した場合、このことは、第2のカードゲームにベットした参加者に対して、第2のカードゲームに係る賞が発生することを意味している。この場合、本カードゲームの手順では、ステップS4からステップS6に移って、第1のカードゲームの配当が決定されると共に該配当が参加者に配られた後、ステップS7において、第2のカードゲームに係る賞の発生対象となった参加者に対して、該賞の大きさを決定するための補助のカードゲーム(第3のカードゲーム)が実行される。
【0100】
そして、ステップS8において、補助のカードゲームで決定された大きさの賞(配当)が第2のカードゲームの配当として、発生対象である参加者(第2のカードゲームにベットした参加者)に対して配られる。
【0101】
図2に示すように、カードゲームが進行されるテーブル10の上面には、第1のエリア11と第2のエリア12とが設けられている。第1のエリア11は、参加者の賭けの対象であるバンカー(BANKER)のためのカードが配られるエリアであり、第2のエリア12は、参加者の賭けの対象であるプレーヤ(PLAYER)のためのカードが配られるエリアである。
【0102】
第1のカードゲームであるバカラゲームにおいては、第1のエリア11及び第2のエリア12にそれぞれ2枚のカードが配られ(必要に応じて3枚目のカードが配られることがある)、該2枚のカードの手に応じてバンカーの勝ち、プレーヤの勝ち又は引き分けが決定される。これら一連のゲームの進行は、ディーラーにより行われる。
【0103】
また、テーブル10の上面には、バカラゲームの参加者が該バカラゲームのためにチップをベットするためのスペース21、22及び23が設けられている。スペース21は、バンカーの勝ちに賭けるためのスペースであり、スペース22は、プレーヤの勝ちに賭けるためのスペースであり、スペース23は、引き分けに賭けるためのスペースである。なお、本実施形態の場合、バンカーの勝ちにかけるためのスペース21、プレーヤの勝ちに賭けるためのスペース22及び引き分けにかけるためのスペース23は、それぞれ7つずつ設けられていることにより、1つのテーブル10において7名の参加者まで参加可能となっている。テーブル10には、各参加者に対して割り当てられる番号(1〜7)が付されている。
【0104】
参加者は、第1のエリア11及び第2のエリア12にカードが配られる前に、第1のカードゲームに対するベットを行うためのスペースにチップをベットすることにより、バンカーの勝、プレーヤの勝又は引き分けのいずれかに賭けることができる。
【0105】
また、テーブル10には、第1のカードゲーム(バカラゲーム)に対するベットを行うためのスペース21、22及び23の他に、第2のカードゲームに対するベット(以下、これをサイドベットと呼ぶ)を行うためのスペース24(以下、これをサイドベット用のスペースと呼ぶ)が設けられている。このスペース24も他のスペース21、22及び23と同様にして、参加者の数に応じた数のスペースが用意されている。参加者は、第1のカードゲーム(バカラゲーム)に対するベットを行う際に、第2のカードゲームに対するベットを任意に行うことができる。このスペース24は、第2のカードゲームでの賞の発生が決定された場合に、第2のカードゲームに対するベットを行った参加者に対して、賞の大きさを決定するための補助のカードゲーム(第2のカードゲームに付随したカードゲーム)のためのカードが配られるスペースとしても用いられる。
【0106】
また、テーブル10には、チップを貯留するためのチップトレイ31等が設けられている。このチップトレイ31には、ゲームの開始時にディーラーが一定数のチップを用意し、参加者に配当が与えられる場合には、このチップトレイ31に用意されているチップから配当が与えられ、また、参加者が賭けに負けた場合には、ベットしたチップがチップトレイ31に回収される。
【0107】
次に、第1のカードゲームであるバカラゲームの内容について詳述する。バカラゲームにおいて、参加者は、バンカー(BANKER)の勝ち、プレーヤ(PLAYER)の勝ち、又は引き分けのいずれかにチップをベットする。
【0108】
そして、ディーラーがプレーヤ、バンカーの順にカードを2枚ずつ配る。カードが2枚ずつ配られた時点で、バンカー又はプレーヤのうちのいずれかの2枚のカードに付された英数字(ランク:rank)の合計の下1桁が9又は8である場合、そちらの勝ちとなる。なお、2枚のカードの合計を計算する際に、エース(A)は1、2〜9はそのカードの数字と同じ数、絵札(ジャック(J)、クイーン(Q)、キング(K))は10としてそれぞれ計算する。
【0109】
また、バンカー及びプレーヤにカードが2枚ずつ配られた時点で勝敗がついていない場合は、プレーヤ及びバンカーにおいてそれぞれ所定のルールにしたがって、3枚目を引く(ヒットする)か又はスタンド(引かない)するかが決定される。このルールは、プレーヤとバンカーとで異なる。
【0110】
すなわち、プレーヤ側のルールとして、プレーヤに対して最初に配られた2枚のカードの合計の下1桁が0〜5のいずれかである場合、バンカーがナチュラル(最初に配られた2枚のカードの下1桁が8又は9であること)でなければ、プレーヤに3枚目のカードが配られる。
【0111】
また、プレーヤに最初に配られた2枚のカードの合計の下1桁が6又は7である場合、プレーヤには3枚目のカードが配られない。
【0112】
さらに、プレーヤがナチュラルである場合、プレーヤ及びバンカーのいずれに対しても3枚目のカードは配られない。
【0113】
一方、バンカー側のルールとして、バンカーに対して最初に配られた2枚のカードの合計の下1桁が0、1、2のいずれかである場合、プレーヤがナチュラルでなければ、バンカーに3枚目のカードが配られる。
【0114】
また、バンカーに対して最初に配られた2枚のカードの合計の下1桁が3である場合、プレーヤの3枚目のカードが8であれば、バンカーに3枚目のカードが配られず、プレーヤの3枚目のカードが8以外である場合には、バンカーに3枚目のカードが配られる。
【0115】
また、バンカーに対して最初に配られた2枚のカードの合計の下1桁が4である場合、プレーヤの3枚目のカードが2、3、4、5、6、7以外であれば、バンカーには3枚目のカードが配られず、プレーヤの3枚目のカードが2、3、4、5、6、7であれば、バンカーに3枚目のカードが配られる。
【0116】
また、バンカーに対して最初に配られた2枚のカードの合計の下1桁が5である場合、プレーヤの3枚目のカードが4、5、6、7以外であれば、バンカーには3枚目のカードが配られず、プレーヤの3枚目のカードが4、5、6、7であれば、バンカーに3枚目のカードが配られる。
【0117】
また、バンカーに対して最初に配られた2枚のカードの合計の下1桁が6である場合、プレーヤの3枚目のカードが6、7以外であれば、バンカーには3枚目のカードが配られず、プレーヤの3枚目のカードが6、7であれば、バンカーに3枚目のカードが配られる。
【0118】
また、バンカーに対して最初に配られた2枚のカードの合計の下1桁が7である場合、バンカーには3枚目のカードが配られない。
【0119】
また、バンカーに対して最初に配られた2枚のカードの合計の下1桁が8又は9(ナチュラル)である場合、バンカー及びプレーヤのいずれに対しても3枚目のカードは配られない。
【0120】
このような、ルールにしたがって、ディーラーによりゲームが進められ、ゲームが終了すると、バンカーの勝ち、プレーヤの勝ち又は引き分けのいずれかの結果が判断される。この判断においては、バンカーに配られたカードの数の合計及びプレーヤに配られたカードの数の合計を算出し、それらの下1桁が9に近い方が勝ちとなる。下1桁が同数の場合は引き分けとなる。そして、この勝敗の結果に基づいて配当が計算され、配当が得られることとなった参加者に配当に応じた数のチップが支払われる。この場合、プレーヤ、バンカーへの賭けに対しては、賭け金と同額が配当として支払われ、また、引き分け(TIE)に賭けた場合は、その8倍が配当として支払われる。
【0121】
次に、第2のカードゲームの内容について詳述する。第2のカードゲームにおいて、第1のカードゲーム(バカラゲーム)の参加者は、サイドベットを行うためのスペース24にチップ置く(ベットする)ことにより、第2のカードゲームに参加することができる。
【0122】
第2のカードゲームにおいては、第1のカードゲームのための第1のエリア11及び第2のエリア12に配られた複数のカードのなかに、スーツ及びランクの表示面の色が第2の色(例えばゴールド等の特定の色)のカード(ゴールドカード)があった場合に、第2のカードゲームにベット(サイドベット)している参加者に対して、賞の発生が決定される。
【0123】
そして、第2のカードゲームの賞の発生対象となった参加者(サイドベットをした参加者)の賞の大きさを決定するための補助のカードゲームが実行される。すなわち、この補助のカードゲームは、第2のカードゲームに付随するカードゲームであり、第2のカードゲームにベットした参加者のサイドベットを行うためのスペース24に、補助のカードゲームのためのカードが1枚ずつ配られ、このカードのランクによって、その参加者の賞の大きさが決定される。この実施形態の場合、ランクの大きい順に大きな賞が発生するようなルールとするが、本発明はこれに限れられるものではなく、特定のランク(エース等)が出現した場合に最も大きな賞を割り当てたるようにする等、賞の大きさの決定方法は種々の方法を用いることができる。また、カードのランクによる方法に限らず、スーツの種類又はスーツ及びランクの両方の組み合わせによって賞の大きさを決定するようにしてもよい。
【0124】
補助のカードゲームによって第2のカードゲームに係る賞の大きさが決定されると、その大きさに応じた配当が該当する参加者に支払われる。なお、第2のカードゲームに係る賞が発生しなかった場合(すなわち、第1のカードゲームにおいて第2の色のカード(ゴールドカード)が出現しなかった場合)には、サイドベットしたチップがディーラー側のチップトレイ31に回収される。第2のカードゲームの配当に用いられるチップは、第1のカードゲームのチップと同様にチップトレイ31に用意されているチップが用いられる。このように、本実施形態の場合、第2のカードゲームにおいて配当として参加者に支払われるチップ、及び参加者から回収したチップは、第1のカードゲーム(バカラゲーム)において用いられるチップと同じチップトレイ31において、第1のカードゲームのチップとまとめて管理される。
【0125】
なお、第2のカードゲームにおけるチップの管理は、第1のカードゲームのためのチップとは分けて行うようにしてもよい。この場合、チップトレイ31は、第1のカードゲームのためのものとして用いられると共に、これとは別の第2のカードゲーム用のチップトレイが用意され、第2のカードゲームのためのチップは、該チップトレイにおいて第1のカードゲームのためのチップとは区別して管理される。すなわち、第2のカードゲームにおいて参加者に支払われるチップは、第2のカードゲーム用のチップトレイに用意されているチップが用いられ、また、第2のカードゲームにおいて賭けに負けた参加者から回収されたチップは、該第2のカードゲーム用のチップトレイに戻される。
【0126】
次に、図3に示すフローチャート及び図4〜図7に示すテーブル10の状態を参照して、本実施形態に係るカードゲームのプレイ方法の詳細について説明する。図3は、ディーラーによって進行されるカードゲームの手順を示すフローチャートである。
【0127】
ディーラーが1組又は複数組のトランプカードをシャッフルした後(ステップS11)、第1のカードゲーム(バカラゲーム)に対するベットが受け付けられる(ステップS12)。ステップS11においてシャッフルされるカードには、スーツ及びランクが表示された面の色が第1の色(白色)のカードと、第2の色(特定の色であって、この実施形態の場合ゴールド)のカード(以下、これをゴールドカードと呼ぶ)とが混ぜられている。
【0128】
ステップS12において、参加者は、テーブル10に設けられた第1のカードゲームに係るベット用のスペース21、22及び23のうちのいずれかにチップを置くことにより、バンカーの勝ち、プレーヤの勝ち又は引き分けのいずれかにチップをベットする。
【0129】
図4は、第1の参加者がバンカーの勝ちにチップ20を2枚ベットし、第2の参加者がプレーヤの勝ちにチップ20を1枚ベットし、第3の参加者が引き分けにチップ20を1枚ベットし、第4の参加者がバンカーの勝ちにチップ20を1枚ベットし、第5の参加者がプレーヤの勝ちにチップ20を3枚ベットし、第6の参加者が引き分けにチップ20を2枚ベットし、第7の参加者がバンカーの勝ちにチップ20を3枚ベットした状態を示す。
【0130】
さらに、第2のカードゲームに対するベットが受け付けられる(ステップS13)。すなわち、参加者は、テーブル10に設けられたサイドベット用のスペース24にチップを置くことにより(サイドベットすることにより)、第2のカードゲームに参加することができる。このサイドベットは、参加者の任意により行われる。
【0131】
図5は、図4に示した状態から、第1の参加者がチップ20を1枚サイドベット用のスペース24に置くことによりサイドベットし、第2の参加者がチップ20を2枚サイドベット用のスペース24に置くことによりサイドベットし、第4の参加者がチップ1枚をサイドベット用のスペース24に置くことによりサイドベットした状態を示す。この場合、第3、第5、第6及び第7の参加者は、各自のサイドベット用のスペース24にチップを置かないことにより、サイドベットされなかったことになる。
【0132】
第1のカードゲームに対するベット及び第2のカードゲームに対するベットが行われると、第1のカードゲームのためのカードがディーラーによって配られる。すなわち、図6に示すように、第1のエリア11及び第2のエリア12にそれぞれ2枚のカードC1、C2及びC3、C4が伏せられた状態で配られる(ステップS14)。
【0133】
そして、第1のエリア11及び第2のエリア12に配られた第1のカードゲームのためのカードがディーラーによりオープンされる(ステップS15)。なお、上述したように、バカラゲームでは、バンカー及びプレーヤにそれぞれ最初に配られた2枚のカードの手に応じて、バンカー及びプレーヤのうちの少なくとも一方に3枚目のカードが配られる場合がある。この場合、バカラゲームのルールに従って、追加のカードが必要であるか否かが決定され(ステップS16)、必要であれば、追加のカードが配られる(ステップS17)。
【0134】
このようにして第1のエリア11及び第2のエリア12に配られたカードがオープンされた状態において、その中にゴールドカードが出現しているか否かを判断する(ステップS18)。ゴールドカードが出現していない場合には、第1のエリア11及び第2のエリア12でオープンされた4枚のカード(第1のカードゲーム(バカラゲーム)のゲームルールに従って追加のカードが配られた場合には該追加のカードを含める)に基づいて、第1のカードゲーム(バカラゲーム)におけるバンカー及びプレーヤの間の勝敗(又は引き分け)が判断され(ステップS19)、該判断の結果に基づいて第1のカードゲームの配当が決定される(ステップS20)。そして、決定された配当が、該当する参加者に支払われる(ステップS21)。
【0135】
これに対して、第1のエリア11及び第2のエリア12においてオープンされた第1のカードゲームのためのカードにゴールドカードが含まれている場合、このことは、第2のカードゲームにベットした参加者に対する賞の発生が決定されることを意味しており、第1のカードゲームの勝敗(及び引き分け)の判断(ステップS22)、第1のカードゲームの配当の決定(ステップS23)及び第1のカードゲームの配当の支払い(ステップS24)の処理(第1のカードゲームに係る処理)が行われた後、第2のカードゲームに係る賞の大きさを決定するための補助のカードゲーム(第2のカードゲームに付随したカードゲーム)が実行される。
【0136】
すなわち、図7に示すように、補助のカードゲームのためのカードが、第2のカードゲームにベット(サイドベット)を行った参加者に対してカードがオープンされた状態で1枚ずつ配られる(ステップS25)。例えば図7に示すように、サイドベット用のスペース24のうち、チップ20が置かれたスペースに配られる。図7の場合、第1の参加者、第2の参加者及び第4の参加者がサイドベットを行っていることにより、これらの参加者に対応したスペースに、それぞれ1枚ずつのカードC5A、C5B、C5Cが配られる。
【0137】
そして、補助のカードゲームのためのカードC5A、C5B、C5Cの順位が判断される(ステップS26)。この場合、例えば、補助のカードゲームとして配られたカードのランクの大きい順に順位が決定される。なお、順位の決定方法は、ランクの大きい順に限らず、スーツの種類等を組み合わせて決定するようにしてもよい。
【0138】
補助のカードゲームの順位が決定されると、該順位に基づいて、サイドベットしている各参加者に対する第2のカードゲームに係る配当が決定される(ステップS27)。配当の決定方法としては、例えば、ベットされたチップに対する倍率を順位に応じて予め決定しておく方法がある。この場合、例えば、補助のカードゲームにおいて1位となった参加者に対して、該参加者がベットしたチップの3倍の配当を決定し、2位となった参加者に対して、該参加者がベットしたチップの2倍の配当を決定し、3位以下の参加者に対して、該参加者がベットしたチップの1倍の配当を決定する。因みに、これらの配当は、ベットしたチップに加えて参加者に支払われるものである。
【0139】
かくして、ステップS27において決定された第2のカードゲームに係る配当が、該当する参加者に支払われる(ステップS28)。
【0140】
なお、ステップS27における配当の決定方法としては、上述した方法に限らず、例えば、第2のカードゲームにベットした参加者の数に応じて、配当率(ベットされたチップに対する倍率)を変化させる等、他の方法を適用することができる。
【0141】
また、上述の説明では、第2のカードゲームにおいて賞の発生が決定された場合に、補助のカードゲームの結果に基づいて、賞の大きさを決定するようにしたが、本発明はこれに限られるものではなく、ステップS18においてゴールドカードが出現したものと判断された場合において、ステップS25及びステップS26の補助ゲームを行うことなく、予め決定されている配当を該当する参加者に支払うようにしてもよい。
【0142】
以上説明したように、第1のカードゲームであるバカラゲームでは、複数の参加者に共通の場である第1のエリア11にバンカーのためのカードが少なくとも2枚配られると共に、複数の参加者に共通の場である第2のエリア12にプレーヤのためのカードが少なくとも2枚配られ、これらのカードの中にカード表面の色が特定の色(例えばゴールド)のカードが含まれている場合に、第2のカードゲームにおける賞の発生が決定される。この決定により、第2のカードゲームにベットを行っていた参加者は、賞を獲得する権利が得られる。そして、この賞の大きさを決定するための補助のカードゲームが実行され、各参加者に対する配当が決定される。
【0143】
このため、第1のカードゲームを1回行う毎に、参加者は、第1のカードゲームに対する第1の賭け金のベットと共に、第2のカードゲームに対する第2の賭け金のベットを、オプションとして行うことができ、第2のカードゲームでは、第1のカードゲームで開示されたカードの面の色に基づいて、第2のカードゲームの賞が発生する。これにより、1回のカードゲーム中に参加者が複数の賭けを異なる第1及び第2のカードゲームに対して行うことが可能となる。
【0144】
また、第1のカードゲームのためのカードの面の色が特定の色であった場合に、第2のカードゲームの賞の発生が決定されることにより、第1のカードゲームが実行されると、これに伴って第2のカードゲームが実行されることになる。これにより、第1のカードゲームとは異なる種類の第2のカードゲームを実行するにあたって、カードを配るという第1のカードゲームのための手順を第2のカードゲームのゲーム手順としても利用することができ、1回のカードゲームの手順を変えることなく、第2のカードゲームに参加する機会が参加者に与えられる。かくして、参加者に対して、複数の賭けを複数のカードゲームに対して行う機会を容易に与えることができる。
【0145】
また、第1のカードゲームのために開示されたカードの面の色が特定の色であった場合に第2のカードゲームの賞が発生することにより、第1のカードゲームが実行されるなかで、第2のカードゲームの賞の発生が一段と分かりやすい状態で参加者に伝わる。
【0146】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るゲーミングマシン100について、図8乃至図22を参照して説明する。これらの図中、図8は、本発明の第2の実施形態に係るゲーミングマシンにおいて実行されるカードゲームの特徴を示す概略図、図13、図18、図20乃至図22は、本発明の第2の実施形態に係る共通ディスプレイ101に表示される画像を示す平面図である。
【0147】
本実施形態に係るゲーミングマシン100で実行されるカードゲームは、図1について上述したカードゲームと同様であり、バカラゲームを第1のカードゲームとし、その1回のゲーム中に補助のカードゲームが実行されることにより、1回の第1のカードゲーム中に参加者に対して第2のカードゲームに対する賭けの機会が与えられる。本実施形態においては、第2のカードゲームとして、第1のカードゲームのためにディスプレイに表示された複数枚のカードの画像のうち、スーツ及びランクに重ねて表示されるカード表面の画像の色が特定の色(第2の色)に変化して表示された場合に、第2のカードゲームの賞の発生が決定されるゲームが実行される。参加者に対しては、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームの各々にベットする機会が与えられる。これにより、1回のゲーム中に、参加者に対して、複数種類のゲームに対する賭けの機会が与えられる。
【0148】
図8に示すように、ゲーミングマシン100は、共通ディスプレイ(第1のディスプレイ)101と、複数のゲーミングターミナル120とを備える。
【0149】
共通ディスプレイ101は、複数のゲーミングターミナル120に対して共通に設けられ、ゲーミングマシン100の内部に設けられたコントローラ150(後述)によって実行される第1のカードゲーム、第2のカードゲーム及び該第2のカードゲームに付随した補助のカードゲームが表示される。本実施形態においては、第1のカードゲームとして、バカラゲームが実行される。この共通ディスプレイ101は、例えば液晶ディスプレイ装置により構成されている。
【0150】
各ゲーミングターミナル120は、共通ディスプレイ101の表示画面102側において、共通ディスプレイ101を取り囲むように配置されている。各ゲーミングターミナル120には、チップ投入口121、チップ排出口122、ターミナルディスプレイ(第2のディスプレイ)123及びスイッチ部125が設けられている。チップ投入口121は、ゲーミングターミナル120を使用する参加者が第1のカードゲーム及び補助のカードゲームに対してベットのためのチップを投入する投入口である。チップ排出口122は、ゲーミングターミナル120(参加者)に対してゲームの配当を払いだすための排出口である。スイッチ部125は、参加者がゲームに参加するための各種入力を行う操作部である。
【0151】
また、ターミナルディスプレイ123には、コントローラ150の制御によって、第1のカードゲームに対するベットの受け付け画面、第1のカードゲームのゲーム結果に基づく配当の計算結果等、共通ディスプレイ101において進行される第1のカードゲームに参加者が参加するための画像が表示される。この画像は、各ゲーミングターミナル120ごとに個別の画像である。本実施形態の場合、ターミナルディスプレイ123は、液晶表示装置により構成されている。
【0152】
また、ターミナルディスプレイ123には、第2のカードゲーム及び補助のカードゲームの進行状況を表す画像及び第2のカードゲームに参加者が参加するための画像が表示される。これらの画像は、各ゲーミングターミナル120ごとに個別の画像である。ターミナルディスプレイ123の表面には、タッチパネル124が設けられており、このタッチパネルによって入力操作部が構成される。ゲーミングターミナル120では、この入力操作部を介して、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームに対するベット等を受け付ける。
【0153】
本実施形態のゲーミングマシン100の場合、7つのゲーミングターミナル120が設けられている。各ゲーミングターミナル120は、それぞれ一人の参加者が第1のカードゲーム及び補助のカードゲームに参加するためのものであり、これによりゲーミングマシン全体として一度に7名の参加者が第1のカードゲーム及び補助のカードゲームに参加することができる。
【0154】
図9に示すように、ゲーミングマシン100のコントローラ150は、CPU(中央処理ユニット)151、ROM152、RAM153、タイマ154、液晶ディスプレイ156、及び、キーボード157を備えている。CPU151は、コントローラ150の全体の制御を行う。液晶ディスプレイ156は、液晶駆動回路155を介してCPU151に接続されている。CPU151は、ゲーミングマシン100のメンテナンスに関する情報や各種プログラムの更新等に関する情報を液晶ディスプレイ156に表示する。また、CPU151は、キーボード157を介して入力されたメンテナンスに関する命令や各種プログラムの更新等に関する命令に基づいて、ゲーミングマシン100を維持管理するための処理を実行する。
【0155】
液晶駆動回路155は、プログラムROM、画像ROM、画像制御CPU、ワークRAM、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)及びビデオRAMを備えている。プログラムROMには、共通ディスプレイ101での表示に関する画像制御用プログラムや各種選択テーブルが格納されている。画像ROMには、例えば、共通ディスプレイ101で表示される画像を形成するためのドットデータが格納されている。画像制御CPUは、CPU151で設定されたパラメータに基づき、プログラムROM内に予め記憶された画像制御プログラムに従い、画像ROM内に予め記憶されたドットデータの中から共通ディスプレイ101に表示する画像の決定を行うものである。ワークRAMは、画像制御プログラムを画像制御CPUで実行するときの一時記憶装置として構成される。VDPは、画像制御CPUで決定された表示内容に応じた画像を形成し、共通ディスプレイ101に出力するものである。なお、ビデオRAMは、VDPで画像を形成するときの一時記憶装置と して構成される。
【0156】
これらの構成により、液晶駆動回路155は、第1のカードゲームのためのカードの画像として、スーツ及びランクの表示を、カード表面の画像に重ねた状態で共通ディスプレイ101に表示させる。液晶駆動回路155は、共通ディスプレイ101にカード表面の画像を表示する場合において、その表面の色として、カードの画像ごとに、第1の色(例えば白色)又は第2の色(例えばゴールド)のいずれかを表示する。このカード表面の画像の色は、CPU151の制御により、決定される。
【0157】
CPU151は、各ゲーミングターミナル120から供給される信号、ROM152、及び、RAM153に記憶されたデータやプログラムに基づいて、各種の処理を行い、その処理の結果に基づいてゲーミングターミナル120に制御データを送信する。これにより、CPU151は、各ゲーミングターミナル120を制御する。また、CPU151は、ROM152に記憶されているプログラムにしたがって第1のカードゲーム(バカラゲーム)、第2のカードゲーム及び補助のカードゲームを実行する。CPU151には、液晶駆動回路111を介して、液晶ディスプレイによって構成された共通ディスプレイ101が接続されている。CPU151は、第1のカードゲーム、第2のカードゲーム及び補助のカードゲームの進行状況を共通ディスプレイ101に表示すると共に、補助のカードゲームの進行状況に付随した情報をゲーミングターミナル120に送出する。ゲーミングターミナル120では、コントローラ150から受け取った情報をターミナルディスプレイ123に表示する。
【0158】
ROM152は、例えば、半導体メモリ等により構成されている。このROM152には、第1のカードゲーム、第2のカードゲーム及び補助のカードゲームを実行するためのプログラムや、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームにおける配当倍率(チップ一枚あたりの賭けに対するクレジットの払い出し数)、各ゲーミングターミナル120を制御するためのプログラム等が記憶されている。
【0159】
一方、RAM153は、各ゲーミングターミナル120から供給されるチップのベット情報、各ゲーミングターミナル120におけるゲーム結果、該ゲーム結果に応じて発生した賞(払い出されたクレジット数)の情報、各ゲーミングターミナル120のクレジット数(各参加者が所有するクレジット数)及びCPU151により実行された処理の結果に関するデータ等を記憶する。コントローラ150は、各ゲーミングターミナル120においてチップが投入されると、この投入数を表す情報をゲーミングターミナル120から受け取り、この投入数だけRAM153に記憶されている該ゲーミングターミナル120のクレジット数を増加させる。また、各ゲーミングターミナル120からベット情報を受け取ると、コントローラ150は、このベット情報をその送信元であるゲーミングターミナル120に対応付けて、RAM153に記憶すると共に、そのゲーミングターミナル120のクレジット数をベット情報に表されたベット数だけ減算する。
【0160】
ベット情報とは、第1のカードゲーム及び補助のカードゲームに対して各ゲーミングターミナル120においてベットされた内容を表す情報であり、第1のカードゲームとしてバカラゲームが実行される場合においては、バンカーの勝ち、プレーヤの勝ち及び引き分けのうちのいずれかとチップのベット数とが対応付けられた情報であり、第2のカードゲームにおいては、第2のカードゲームへの参加を表す情報とチップのベット数とが対応付けられた情報である。これらのベット情報は、ベットが行われたゲーミングターミナル120を表す情報と対応付けられて記憶される。
【0161】
また、コントローラ150は、第1のカードゲームのゲーム結果、第2のカードゲーム及び第3のカードゲームのゲーム結果をRAM153に記憶すると共に、該ゲーム結果と、各ゲーミングターミナル120から得られたベット情報とに基づいて、各ゲーミングターミナル120への配当を計算し、該配当をRAM153に記憶すると共に、該配当に基づいて、RAM153に記憶されている各ゲーミングターミナル120が所有するクレジット数を更新する。また、コントローラ150は、各ゲーミングターミナル120からクレジットの払い戻し要求を受け取ると、各ゲーミングターミナル120に対応付けてRAM153に記憶されているクレジット数に基づいて該ゲーミングターミナル120に対してクレジットの払出命令を送出すると共に、RAM153に記憶されている該ゲーミングターミナル120のクレジット数を“0”に書き換える。
【0162】
図10は、本実施形態に係るコントローラ150のRAM153の記憶領域を示した概略図である。図10に示すように、RAM153には、ベット情報記憶エリア153A、ゲーム結果記憶エリア153B、払出し数記憶エリア23C、クレジット数記憶エリア23D、判定フラグ記憶エリア153E、配当率記憶エリア153F、チップ情報記憶エリア153G、特定色の出現確率記憶エリア153H及び特定色出現フラグ記憶エリア153Iが設けられている。ベット情報記憶エリア153Aには、各ゲーミングターミナル120から受け取ったベット情報が記憶される。具体的には、各ゲーミングターミナル120ごとの第1のカードゲーム及び第2のカードゲームへのベット内容がベット情報記憶エリア153Aに記憶される。ゲーム結果記憶エリア153Bには、第1のカードゲームにおけるゲーム結果(バンカーの勝ち、プレーヤの勝ち及び引き分けのうちのいずれか)と、第2のカードゲームにおけるゲーム結果(第1のカードゲームのために表示された複数のカードの画像のいずれかに、ゴールドカードが出現したか否か)と、補助のカードゲームにおけるゲーム結果(第2のカードゲームにベットした参加者に対する賞(配当)の大きさを決めるゲームの結果)とが過去所定ゲーム回数分記憶される。
【0163】
なお、ゴールドカードとは、共通ディスプレイ101に表示される第1のカードゲームのためのカードの画像であって、スーツ及びランクに重ねて表示されるカード表面の画像の色が第2の色(この実施形態の場合ゴールド)に変化して表示されるカードの画像を意味する。本実施形態の場合、第2の色をゴールドとするが、本発明はこれに限られるものではなく、第1の色(例えば白色)とは異なる他の種々の色を適用することができる。
【0164】
また、図10において、払出し数記憶エリア153Cには、1回の第1のカードゲーム及びその際に実行される第2のカードゲームにおける各ゲーミングターミナル120への配当が、過去所定回数分記憶される。クレジット数記憶エリア153Dには、各ゲーミングターミナル120(各参加者)が所有するクレジット数が記憶される。判定フラグ記憶エリア153Eには、第1のカードゲーム、第2のカードゲーム及び補助のカードゲームについて、それぞれのゲーム結果の判定が済んでいるか否かを表すフラグが記憶される。配当率記憶エリア153Fには、第1のカードゲーム(バカラゲーム)のゲームルールに応じた第1のカードゲームに係る配当率と、第2のカードゲームにおける補助のカードゲームの結果に対応した配当率(後述)とが記憶される。
【0165】
また、チップ情報記憶エリア153Gには、ゲーミングマシン100が所持するチップの額が記憶される。このチップの額は、各ゲーミングターミナル120からチップ情報を受け取った場合にその分が加算されると共に、各ゲーミングターミナル120に対して配当を与える場合には、その分が減算される。本実施形態においては、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームにおけるチップを同じチップ情報で管理する。すなわち、第1のカードゲームにおいてベットされたチップの額及び補助のカードゲームにおいてベットされたチップの額は、同じチップ情報に加算され、また、第1のカードゲームにおいてゲーミングターミナル120へ支払われた配当及び補助のカードゲームにおいてゲーミングターミナル120へ支払われた配当は同じチップ情報から減算される。
【0166】
なお、このチップ情報は、第1のカードゲーム及び第2のカードゲーム用にそれぞれ別々の情報として管理するようにしてもよい。すなわち、第1のカードゲームにおいてチップがベットされた場合及び第1のカードゲームにおいてゲーミングターミナル120へ配当が支払われた場合は、第1のカードゲーム用のチップ情報を加算及び減算し、第2のカードゲームにおいてチップがベットされた場合及び第2のカードゲームにおいてゲーミングターミナル120へ配当が支払われた場合は、第2のカードゲーム用のチップ情報を加算及び減算するようにしてもよい。
【0167】
また、特定色の出現確率記憶エリア153Hには、共通ディスプレイ101に表示されるカード表面の画像の色として、第2の色(本実施形態の場合、ゴールド)が選択される確率が記憶される。また、特定色出現フラグ記憶エリア153Iには、第2のカードゲームにおいて特定色を出現させるか否かをランダムに選択した結果が記憶される。
【0168】
さらにコントローラ150(図9)において、CPU151には、時間計測を行うタイマ154が接続されている。タイマ154の時間情報は、CPU151に送信され、CPU151は、この時間情報に基づいて、第1のカードゲーム、第2のカードゲーム及び補助のカードゲームの進行を制御する。
【0169】
図11は、本実施形態に係るゲーミングターミナル120の内部構成を示すブロック図である。なお、複数台設けられたゲーミングターミナル120は基本的に同じ構成を有しており、ここでは、1台のゲーミングターミナル120について説明する。
【0170】
図11に示すように、ゲーミングターミナル120は、ターミナルコントローラ1300、スイッチ部125、ターミナルディスプレイ123、ホッパー126、チップセンサ127及びスピーカ128を備えている。ターミナルコントローラ1500は、CPU131、ROM132及びRAM133を有する。ROM132は、例えば、半導体メモリ等により構成され、ゲーミングターミナル120の基本的な機能を実現するためのプログラム、その他ゲーミングターミナル120の制御上必要な各種のプログラム、データテーブル等が記憶されている。また、RAM133は、コントローラ150から送信された第1のカードゲーム及び補助のカードゲームの各ゲーム結果、CPU131で演算された各種データ、ゲーミングターミナル120が所持するクレジット数、ゲーミングターミナル120においてベットされた結果(ベット情報)等を一時的に記憶しておくメモリである。
【0171】
因みに、図12は、RAM133の記憶エリアを示す概略図である。図12に示すように、RAM133には、ゲーム結果記憶エリア133A、クレジット数記憶エリア133B、ベット情報記憶エリア133C、配当情報記憶エリア133D、配当累積値記憶エリア133E等が設けられている。ゲーム結果記憶エリア133Aには、コントローラ150から受信した第1のカードゲーム及び補助のカードゲームのゲーム結果が記憶される。クレジット数記憶エリア133Bには、該ゲーミングターミナル120(参加者)が所持するクレジット数が記憶される。このクレジット数は、コントローラ150によって管理されており、コントローラ150からゲーミングターミナル120に送信される。ベット情報記憶エリア133Cには、該ゲーミングターミナル120においてゲームごとにベットされたベット数が記憶される。配当情報記憶エリア133Dには、コントローラ150から受信した第1のカードゲーム及び補助のカードゲームについての各々の配当の大きさを表す情報(配当情報)が、ゲームごとに記憶される。累計値記憶エリア133Eには、第1のカードゲームについての配当情報の累計値及び補助のカードゲームについての配当情報の累計値が記憶される。
【0172】
また、CPU131(図11)には、スイッチ部125に設けられているベット確定ボタン135、136、払い出しボタン137、ヘルプボタン138がそれぞれ接続されている。
【0173】
ベット確定ボタン135、136は、ターミナルディスプレイ123のタッチパネル124を介したベット操作の後にベットを確定するための押下ボタンであり、ベット確定ボタン135は、第1のカードゲームに対するベットを確定するためのボタンであり、ベット確定ボタン136は、第2のカードゲームに対するベットを確定するためのボタンである。
【0174】
払い出しボタン137は、通常、ゲーム終了時に押下されるボタンであり、この払い出しボタン137が押下されると、ゲーム等によって参加者が獲得したクレジット数に応じた数のチップ(通常は1クレジットに対してチップ1枚)がチップ払出口122(図8)から払い出される。クレジット数は、コントローラ150のRAM153のクレジット数記憶エリア153Dに記憶されている。
【0175】
これらの処理は、各ボタンの操作結果を受けて、CPU131により実行される。
【0176】
CPU131は、スイッチ部125の各ボタンの押下等により該スイッチ部125から出力される信号に基づき、対応する各種の処理を実行する。具体的には、CPU131は、参加者の操作に基づいてスイッチ部125から供給される信号、及び、ROM132とRAM133とに記憶されたデータやプログラムに基づいて、各種の処理を実行し、その結果をコントローラ150(図9)のCPU151に送信する。
【0177】
また、CPU131には、ホッパー126が接続されている。ホッパー126は、CPU131からの制御データにより、所定枚数のチップをチップ払出口122(図8)から払い出す。
【0178】
さらに、CPU131には、液晶駆動回路135を介してターミナルディスプレイ123が接続されている。液晶駆動回路135は、プログラムROM、画像ROM、画像制御CPU、ワークRAM、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)及びビデオRAMを備えている。プログラムROMには、ターミナルディスプレイ123での表示に関する画像制御用プログラムや各種選択テーブルが格納されている。画像ROMには、例えば、ターミナルディスプレイ123で表示される画像を形成するためのドットデータが格納されている。画像制御CPUは、CPU131で設定されたパラメータに基づき、プログラムROM内に予め記憶された画像制御プログラムに従い、画像ROM内に予め記憶されたドットデータの中からターミナルディスプレイ123に表示する画像の決定を行うものである。ワークRAMは、画像制御プログラムを画像制御CPUで実行するときの一時記憶装置として構成される。VDPは、画像制御CPUで決定された表示内容に応じた画像を形成し、ターミナルディスプレイ123に出力するものである。なお、ビデオRAMは、VDPで画像を形成するときの一時記憶装置として構成される。
【0179】
ターミナルディスプレイ123の前面には、タッチパネル124が設けられており、このタッチパネル124の操作結果は、CPU131に送信される。CPU131は、タッチパネル124の操作結果に基づき、第1のカードゲーム及び補助のカードゲームに対するベットを個別に受け付ける。CPU131は、ベットの入力があると、該入力結果(ベット情報)をコントローラ150に送信する。コントローラ150のCPU151は、このベット情報をRAM153に記憶する。なお、ベットを受け付ける処理については後述する。
【0180】
また、CPU131には、オーディオ出力回路129を介してスピーカ128が接続されており、スピーカ128は、オーディオ出力回路129からの信号に基づき各種の効果音を発生する。
【0181】
また、CPU131には、チップセンサ127が接続されている。チップセンサ127は、チップ投入口121(図8)から投入されたチップを検出し、この検出結果をCPU131に出力する。CPU131は、チップセンサ127から出力される検出結果に基づいて、投入されたチップ数をカウントし、そのカウント結果をコントローラ150(図8)に送信する。コントローラ150のCPU151は、ゲーミングターミナル120から送信されたカウント結果に基づいて、RAM153に記憶されているゲーミングターミナル120の所有するクレジット数を増加させる。
【0182】
次に、共通ディスプレイ101及び各ターミナルディスプレイ123に表示される画像について説明する。
【0183】
図13は、共通ディスプレイ101の表示画面102を示し、この表示画面102には、各ゲーミングターミナル120によってベットされた内容を表すベット情報がCPU151によって表示されると共に、CPU151によって実行される第1のカードゲーム、第2のカードゲーム及び補助のカードゲームが表示される。
【0184】
図13において、共通ディスプレイ101の表示画面102には、第1のカードゲームの進行状態、第2のカードゲームの進行状態及び補助のカードゲームの進行状態が表示される第1のウインドウ103と、各ゲーミングターミナル120においてベットされた内容が表示される第2のウインドウ104とが設けられている。第1のウインドウ103には、第1のカードゲーム(バカラゲーム)において、バンカーに配られたカードが表示される第1の表示エリア103Aと、プレーヤに配られたカードが表示される第2の表示エリア103Bと、補助のカードゲーム用に配られたカードが表示される第3の表示エリア103Cとが設けられている。第3の表示エリア103Cは、複数のゲーミングターミナル120のうち、第2のカードゲームによって賞の発生が決定されたゲーミングターミナルの各々にカードが割り当てられることに応じて、ゲーミングターミナル120ごとに複数設けられている。因みに、第2のカードゲームは、第1のカードゲームのためのカードが表示される第1の表示エリア103A及び第2の表示エリア103Bに表示されるカード表面の画像の色に基づいて進行する。
【0185】
なお、第1の表示エリア103A及び第2の表示エリア103Bは、第1のカードゲーム(バカラゲーム)のためのカードが開示される(第1のカードゲームが表示される)と共に第2のカードゲームが表示される第1のディスプレイを構成し、また第3の表示エリア103Cは、第2のカードゲームに付随した補助のカードゲーム(第3のカードゲーム)のためのカードが開示される(補助のカードゲームが表示される)第2のディスプレイを構成する。本実施形態においては、第1の表示エリア103A、第2の表示エリア103B及び第3の表示エリア103C(第1のディスプレイ及び第2のディスプレイ)は、同じ共通ディスプレイ101に構成されている場合について述べるが、本発明はこれに限られるものではなく、第1の表示エリア103A及び第2の表示エリア103Bを含む第1のディスプレイと、第3の表示エリア103Cを含む第2のディスプレイとを別々の構成としてもよい。
【0186】
また、第2のウインドウ104には、バンカーの勝ちにベットされた内容が表示される第1のエリア104Aと、プレーヤの勝ちにベットされた内容が表示される第2のエリア104Bと、引き分けにベットされた内容が表示される第3のエリア104Cと、第2のカードゲームに対してベットされた内容が表示される第4のエリア104Dとが設けられている。これら第1〜第4のエリア104A〜104Dは複数のゲーミングターミナル120に対応付けられて複数設けられている。本実施形態の場合、7台のゲーミングターミナル120が設けられていることに応じて、第1〜第4のエリア104A〜104Dは、各々7つ設けられている。
【0187】
一方、図14は、各ターミナルディスプレイ123の表示画面を示し、1回の第1のカードゲームごとに、バンカーの勝ちにベットするための第1のベット領域123A、プレーヤの勝ちにベットするための第2のベット領域123B、引き分けにベットするための第3のベット領域123C、第2のカードゲームにベットするための第4のベット領域123Dが設けられている。
【0188】
また、ターミナルディスプレイ123の表示画面には、チップボタン123が表示されている。このチップボタン123は、参加者が指定したベット領域(第1〜第4のベット領域)にチップ(1、5、10、100のチップのいずれか)をベットするためのボタンの画像である。チップボタン123はチップの種類(額の大きさ)に対応して、1チップボタン123E、5チップボタン123F、10チップボタン123G、100チップボタン123Hの四種類から構成されている。
【0189】
ゲーミングターミナル120のCPU131は、ターミナルディスプレイ123の表示画面の表面に設けられたタッチパネル124が押圧操作されることに応じて、該押圧操作された位置に応じたベット受け付け処理を実行する。
【0190】
すなわち、参加者は、まず、表示された画面のうち、ベットするベット領域(第1のベット領域123A、第2のベット領域123B、第3のベット領域123C及び第4のベット領域123Dのうちのいずれか)の表面のタッチパネル124を押圧操作することにより、ベットしようとする領域を指定する。ゲーミングターミナル120のCPU131は、このタッチパネル124の操作結果によって、指定された領域を判断し、該指定された領域の表示態様を変化させる。この表示態様の変化の例としては、例えば、指定された領域の背景色を変化させること、指定された領域の枠の色を変化させること、指定された領域の背景の輝度を変化させること、指定された領域の枠を点滅させること、等を適用することができる。
【0191】
そして、これに続いて、参加者がチップボタン123のいずれかの表面のタッチパネル124を押圧操作することにより、指定された領域に指定されたチップがベットされる。なお、CPU131は、ベットのために指定された領域において、複数のチップのベットがあった場合にはこれを受け付ける。これにより、参加者は、ベットする領域を指定した後、チップボタンを複数回押圧操作することにより、その回数に対応した数のチップがベットされる。また、この場合、押圧操作するベットボタンは同一のボタンに限らず、複数種類のチップボタン(1チップボタン123E、5チップボタン123F、10チップボタン123G、100チップボタン123H)を押圧操作することにより、該押圧操作されたボタンに対応した種類のチップが指定された領域にベットされる。例えば、図15に示すように、バンカーの勝ちにベットするための第1の領域123Aを指定することにより、この第1の領域123Aの枠が点滅し、この状態において、例えば、1チップボタン123Eを2回、10チップボタン123Gを1回押圧操作することで、第1の領域123Aに1チップを表す画像が2つ表示されると共に、10チップを表す画像が1つ表示される。
【0192】
また、ターミナルディスプレイ123の表示画面には、クレジット数表示領域123Jが設けられている。このクレジット数表示領域123Jには、現在の参加者が所有するクレジット数が表示される。このクレジット数は、各ゲーミングターミナル120に対応付けられてコントローラ150のRAM153のクレジット数記憶エリア153Dに記憶されている。コントローラ150のCPU151は、クレジット数に変化があった場合に、RAM153のクレジット数を更新すると共に、その更新結果を該当するゲーミングターミナルの識別子と共に該ゲーミングターミナル120に送信する。クレジット数は、参加者がチップをベットした場合に減算され、ゲームの結果により配当があった場合に加算される。
【0193】
ゲーミングターミナル120では、コントローラ150からクレジット数が送信されてくると、RAM133のクレジット数記憶エリア133Bに記憶されているクレジット数を更新し、更新されたクレジット数を、クレジット数表示領域123Jに表示する。
【0194】
これにより、クレジット数表示領域123Jに表示されるクレジット数は、ベット入力があった場合、ゲームの結果に応じて配当があった場合等において、リアルタイムで更新される。
【0195】
また、ターミナルディスプレイ123の表示画面には、合計ベット数表示領域123Kが設けられている。CPU131は、1回の第1のカードゲーム及び第2のカードゲームごとに、ベット領域123A〜123Dにベットされたチップの合計数をカウントし、そのカウント結果をRAM133の累計ベット情報記憶エリア133Hの累計値に加算し、該加算結果を新たな累計値として累計ベット情報記憶エリア133Hの情報を更新する。そして、CPU131は、この累計値を合計ベット数表示領域123Kに表示する。
【0196】
また、ターミナルディスプレイ123の表示画面には、前回ゲーム表示領域123Lが設けられている。CPU131は、1回の第1のカードゲーム及び第2のカードゲームごとに合計ベット数をRAM133に記憶すると共に、このゲームの結果に基づいて発生する賞の大きさ(チップ獲得数)を表す情報をコントローラ150から受け取ってRAM133に記憶する。そして、これらの情報を前回ゲーム表示領域123Lに表示する。前回ゲーム表示領域123Lに表示される情報としては、前回の第1のカードゲーム(MAIN)におけるベット数(BET)、前回の第1のカードゲーム(MAIN)において獲得した配当数(WIN)、前回の補助のカードゲーム(SIDE)におけるベット数(BET)及び前回の第2のカードゲーム(SIDE)において獲得した配当数(WIN)がある。前回の第1のカードゲーム及び第2のカードゲームの各ベット数は、ベット確定ボタン135A(図11)の操作によって合計ベット数が確定した際に表示が開始され、賞の大きさを表す情報は、1回の第1のカードゲーム及び第2のカードゲームが終了してコントローラ150からゲーミングターミナル120にこの賞の大きさを表す情報が送信された際に表示が開始される。これらの表示は、次のゲームのベットが開始されるまで続けられる。
【0197】
また、ターミナルディスプレイ123の表示画面には、合計配当数表示領域123Mが設けられている。CPU131は、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームにおいて発生した賞の大きさを表す情報(配当情報)を各回ごとにコントローラ150から受信すると、この配当情報を、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームごとにRAM133の配当情報記憶エリア133D(図12)に記憶すると共に、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームの配当結果を合計し、各回の該合計値をゲーム回数の増加にしたがって累積し、この累積値をRAM133の配当累計値記憶エリア13E(図12)に記憶する。CPU131は、この累積値をRAM133から読み取って、合計配当数表示領域123Mに表示する。CPU131は、この累積値の算出及びRAM133への記憶を、合計配当数表示領域123Mが押圧操作されるまで続ける。合計配当数表示領域123Mが押圧操作されると、CPU131は、RAM133の配当累計値記憶エリア133Eに記憶されている第1のカードゲーム及び補助のカードに関する配当数の累積値及びをリセットし(“0”に書き換え)、次のゲームの結果から累積を行う。これにより、合計配当数表示領域123Mには、リセットされた後に各ゲームで得られた賞の大きさ(配当数)の累積値が表示される。
【0198】
参加者は、合計配当数表示領域123Mの表示により、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームで得られた配当の累積結果を確認することができる。なお、合計配当数表示領域123Mにおいて、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームごとに配当の累積結果を分けて表示するようにしてもよい。この場合、RAM133の配当累計値記憶エリア133Eにおいて、第1のカードゲームの配当累計値と第2のカードゲームの配当累計値とを分けて記憶するようにすればよい。
【0199】
かくして、ターミナルディスプレイ123の表示画面には、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームに関して、参加者がベットを行うための操作用の画像と、ゲームの結果と、配当の結果とが表示される。
【0200】
これにより、参加者は、この表示画面を通じて、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームに対するベットを行うことができると共に、それぞれのゲームの結果を知ることができる。
【0201】
ここで、ターミナルディスプレイ123の表示画面には、ベットタイム表示領域123Iが設けられている。このベットタイム表示領域123Iには、参加者がベットすることが可能な残り時間が表示される。CPU131は、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームが終了した時点で、予め設定されているベットタイム(この実施形態の場合、20秒)をベットタイム表示領域123Iに表示する。そして、CPU131は、この表示と共に、内部タイマを起動し、そのカウント結果に基づいて、ベットタイムに表示する数字を1ずつ減算する。これにより、ベットタイム表示領域123Iに表示されたベットタイムは、ベット可能な残り時間に応じて減少する。CPU131は、このベットタイムが“0”となった時点でベットの受け付けを終了する。なお、CPU131は、ベットタイムの残り時間が10秒となった時点で、ベットタイム表示領域123Iの表示を青色から黄色に変化させ、残り時間が5秒となった時点で、黄色から赤色に変化させる。これにより、ベットタイムの残り時間が一段と分かり易くなる。なお、残り時間に応じて表示の色を変化させることに代えて、例えばベットタイム表示領域123Iを点滅させ、その点滅の周期を残り時間が少なくなるにつれて短くするようにしてもよい。
【0202】
かくして、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームが終了してベット操作の受付を開始した時点では、ベット表示領域123Iに“20”が表示され、1秒ごとにこの数字が1ずつ減少し、数字が“0”となったときにベット操作の受付が終了となる。
【0203】
なお、ベットタイムが残り5秒となると、CPU131は、ゲームの開始の予告である音声をスピーカ128から出力する。そして、ベットタイムの残りが“0”となったとき、CPU131は、ベットの受け付けが終了した旨をコントローラ150のCPU151に通知する。これにより、CPU151は、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームを開始する。
【0204】
次に、ゲーミングターミナル120におけるベットの受け付け処理からゲーミングマシン100におけるゲームの実行までの一連の動作を説明する。図16は、ゲーミングターミナル120におけるベットの受け付けからゲーム結果に基づく配当の払出しの処理までの一連の処理を示すフローチャートである。
【0205】
図16に示すように、ゲーミングターミナル120のCPU131は、ステップS31において、チップセンサ127の検出結果に基づいて、チップの投入があったか否かを判断する。このステップS31において否定結果が得られると、このことは、チップが投入されていないことを意味しており、CPU131は、後述するステップS34に移る。これに対してステップS31において肯定結果が得られると、このことは、チップがチップ投入口121から投入されたことを意味しており、CPU131は、ステップS31からステップS32に移る。
【0206】
ステップS32において、CPU131は、チップの投入枚数を、RAM133に記憶されているクレジット数に加算し、続くステップS33において、クレジット数の増加分をチップ検出信号としてコントローラ150に送信する。コントローラ150は、このクレジットデータをRAM153に記憶する。なお、ゲーミングターミナル120においては、ゲーム中においても、チップの受け付けを随時行っていることにより、チップの投入結果によるRAM133のクレジット数の更新及びチップ検出信号の送信は随時行われる。
【0207】
さらに、CPU131は、ステップS34において、RAM133に記憶されているクレジット数(このゲーミングターミナル120が所持するクレジット数)に基づいて、ベットが可能であるか否かを判断する。この実施形態の場合、チップ1枚からベットが可能となっていることにより、CPU131は、RAM133に記憶されているクレジット数が1枚以上である場合には、ステップS34において肯定結果を得ることにより、ステップS34からステップS35に移る。また、CPU131は、RAM133に記憶されているクレジット数が0である場合には、ステップS34において否定結果を得ることにより、ステップS34から上述のステップS31に戻る。これにより、CPU131は、チップが投入されてベットが可能となるまで、ステップS31〜ステップS34の処理を繰り返す。
【0208】
さらに、CPU131は、ステップS35において、ベットの受付けを開始するか否かをRAM133のベット受付フラグ記憶エリア133Fに記憶されているベット受付フラグに基づいて判断する。ベット受付フラグは、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームの両方が終了した場合にベットの受け付けを許可する状態となる。すなわち、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームが終了すると、コントローラ150はゲーム結果及びこのゲーム結果に基づく配当をゲーミングターミナル120に送信する。ゲーミングターミナル120では、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームの両方の配当を受信完了した場合に、RAM133のベット受付フラグをベット禁止状態からベット許可状態に変更する。CPU131は、このベット受付フラグがベット許可状態となった場合に、ベットの受け付けを開始する。すなわち、ゲーミングターミナル120では、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームの両方が終了した時点でベットの受け付けが開始される。従って、CPU131は、RAM133のベット受付フラグがベット禁止状態となっている場合には、該フラグがベット許可状態となるまでステップS34の処理を繰り返す。
【0209】
ベット受付フラグがベット許可状態になると、CPU131は、ステップS35からステップS36に移る。因みに、ゲーミングターミナル120においては、第2のカードゲームに対するベットを行うか否かは参加者の任意となっており、第1のカードゲームに対するベットのみが行われる場合もある。この場合には、第1のカードゲームに対するベットを表す情報と、第2のカードゲームに対するベットがないことを表す情報とがベット期間終了時点でゲーミングターミナル120のRAM133に記憶されると共に、その情報がゲーミングターミナル120からコントローラ150に送信される。これらは後述する。
【0210】
CPU131は、ステップS36において、ターミナルディスプレイ123に、ベットを受け付けるためのベット画面(図14)を表示した後、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームに対するベットを受け付ける。CPU131は、ターミナルディスプレイ123に設けられたタッチパネル124の操作結果を、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームに対するベット情報として、RAM133のベット情報記憶エリア133Cに一旦記憶する。
【0211】
なお、CPU131は、ステップS36においてベットの受け付けを開始すると、内部タイマを起動して、ベットの受け付けを開始した時点からの時間経過をカウントする。そして、CPU131は、ステップS37に移って、内部タイマから得られる時間経過に基づいて、ベットの受け付け期間(ベット期間)が終了したか否かを判断する。
【0212】
ステップS37において否定結果が得られると、このことは、ベットの受付け期間が終了していないことを意味しており、CPU131は、上述のステップS36に戻って、ベットの受付け処理を繰り返す。このように、ベット期間において、第1のカードゲーム及び補助のカードゲームに対するベットの受け付けが同時に行われる。
【0213】
そして、CPU131は、内部タイマのカウント結果に基づいて、ベットの受付け期間が終了したものと判断した場合には、ステップS37において肯定結果を得ることにより、ステップS37からステップS38に移って、ベットの受け付けを終了する。なお、ベット期間中に第2のカードゲームに対するベットの入力がなかった場合には、CPU131は、補助のカードゲームへの参加がないものとして、第2のカードゲームに対するベットがないことをベット情報記憶エリア133Cに記憶する。
【0214】
ベットの受け付けを終了すると、CPU131は、ステップS39において、ベットの受付け期間にRAM133に記憶された、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームに関するベット情報を、コントローラ150に送信する。
【0215】
ベットの受け付けが終了し、ゲーミングターミナル120からコントローラ150に対してベット情報が送信されると、コントローラ150は、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームを開始する。これらのカードゲームを実行するコントローラ150の処理手順については後述する。
【0216】
そして、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームが終了すると、コントローラ150からゲーミングターミナル120に対して、該ゲーミングターミナル150が獲得した賞の大きさを表す情報(第1のカードゲームで獲得したチップ枚数と第2のカードゲームで獲得したチップ枚数とを個別に表す情報)がそれぞれのゲーム結果に付加されて送信される。ゲーミングターミナル120は、このゲーム結果を受信することにより、獲得した賞の大きさ(チップ枚数)を第1のカードゲーム及び第2のカードゲームごとに分けてRAM133の配当情報記憶エリア133Dへ記憶すると共に、ターミナルディスプレイ123の前回ゲーム表示領域123L(図14)に表示し、また、そのゲーム結果に応じた処理を実行する。なお、コントローラ150は、ゲーミングターミナル120が獲得した賞の大きさに基づいて、該ゲーミングターミナル120が所持するクレジット数をRAM153上において更新する。コントローラ150は、この更新された結果についても賞の大きさを表す情報と共にゲーミングターミナル120に送信する。ゲーミングターミナル120は、この情報に基づいて、RAM133のクレジット数記憶エリア133Bに記憶されているクレジット数を更新する。
【0217】
すなわち、CPU131は、ステップS40において、コントローラ150からゲーム結果を受信したか否かを判断する。ここで否定結果が得られると、このことは、ゲームが未だ終了していないことを意味しており、CPU131は、ゲーム結果を受信するまでステップS40の処理を繰り返す。
【0218】
そして、コントローラ150からゲーミングターミナル120に対して、ゲーム結果が送信されると、CPU131は、ステップS40において肯定結果を得ることにより、ステップS40からステップS41に移る。
【0219】
ステップS41において、CPU131は、RAM133のゲーム結果受信フラグ記憶エリア133Gのゲーム結果受信フラグを“1”に書き換える。なお、コントローラ150からゲーミングターミナル120へ送信されるゲーム結果は、第1のカードゲームのゲーム結果及び第2のカードゲームのゲーム結果を含むことにより、第1のカードゲームのゲーム結果及び第2のカードゲームのゲーム結果が一度に送信される。ここで、ゲーミングターミナル120において第2のカードゲームへのベットが行われていない場合には、第2のカードゲームのゲーム結果を表す情報として、ゲーム結果が無い旨の情報が送信される。
【0220】
このように、CPU131は、コントローラ150からゲーム結果を受信した際に、該受信したゲームに対応したゲーム結果受信フラグを変更することにより、このフラグの状態に基づいて、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームが終了したか否かを判断することができる。
【0221】
ステップS42において、CPU131は、該ゲーミングターミナル120に対して発生した賞の大きさ(配当)をターミナルディスプレイ123に表示する。具体的には、CPU131は、図14に示した前回ゲーム表示領域123Lに第1のカードゲームに関する賞の大きさと、第2のカードゲームに関する賞の大きさとをそれぞれ個別に表示する。図14に示す表示例では、第1のカードゲームにおいてそのゲーミングターミナル120が獲得した賞の大きさが、チップ0枚であったことにより、“MAIM”の欄に“WIN 0”が表示されており、また、第2のカードゲームにおいて獲得した賞の大きさが、チップ10枚であったことにより、“SIDE”の欄に“WIN 10”が表示されている。
【0222】
また、ゲーミングターミナル120は、コントローラ150のRAM153において更新されたクレジット数を、ゲーム結果と共に受信しており、CPU131は、ステップS43において、RAM133のクレジット数を更新すると共に、このクレジット数をクレジット数表示領域123J(図14)に表示する。
【0223】
また、CPU131は、ターミナルディスプレイ123に、そのゲーミングターミナル120に対して発生した賞の大きさの累計値を算出し、これらをRAM133の累計値記憶エリア133Eに記憶すると共に、合計配当数表示領域123Mに表示する。
【0224】
さらに、CPU131は、ステップS44において、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームが終了したか否かを判断する。すなわち、CPU131は、コントローラ150から両ゲームが終了した旨を受信すると、RAM133のゲーム結果受信フラグを参照することにより、第1のカードゲーム及び第2のカードゲームの両方のゲーム結果を受信したか否かを判断し、両方のゲーム結果を受信していない場合には、否定結果を得ることにより、上述のステップS40に戻る。これに対して、両方のゲーム結果を受信している場合には、CPU131は、ステップS44において肯定結果を得ることにより、ステップS45に移って、ゲーム結果受信フラグを“1”から“0”にリセットした後、上述のステップS31に戻り、同様の処理を繰り返す。
【0225】
次に、コントローラ150におけるベット情報の受け付けからゲーム結果の送信までの一連の動作を図17に示す。なお、図17においては、チップの投入に基づいてゲーミングターミナル120からコントローラ150に送信されるクレジット数情報を受信するステップは省略されているが、この処理は随時行われており、CPU151は、この情報を受信すると、RAM153に記憶されているクレジット数を更新する。
【0226】
図17に示すように、コントローラ150のCPU151は、ステップS51において、ゲーミングターミナル120からベット情報を受信したか否かを判断する。ここで否定結果が得られると、このことは、ゲーミングターミナル120においてベット期間が経過していないことを意味しており、CPU151は、ベット情報を受信するまで、ステップS51の処理を繰り返す。なお、各ゲーミングターミナル120においては、ベット時間内にベット入力がなかった場合であっても、ベット情報(ベットに係るチップ数が“0”である情報)をコントローラ150に送信する。すべてのゲーミングターミナル120からコントローラ150に対してベット情報が送信されると、CPU151は、ステップS51において肯定結果を得ることにより、ステップS51からステップS52に移る。
【0227】
CPU151は、ステップS52において、各ゲーミングターミナル120から受け取った第1のカードゲームに係るベット情報及び第2のカードゲームに係るベット情報に基づき、これらベットされたチップの額をRAM153のチップ情報記憶エリア153Gに記憶されているチップの額(コントローラ150が所持するチップの額)に加算することにより、このチップ額を更新する。
【0228】
そして、CPU151は、ステップS53において、共通ディスプレイ101の表示画面102の第2のウインドウ104に、各ゲーミングターミナル120のベット情報を表示する。例えば、図18に示す共通ディスプレイ101の表示例は、第1のゲーミングターミナル120Aにおいて、第1のカードゲームについてバンカーに2チップがベットされていると共に、第2のカードゲームについて1チップがベットされ、第2のゲーミングターミナル120Bにおいて、第1のカードゲームについてプレーヤに10チップがベットされ、第3のゲーミングターミナル120Cにおいて、第1のカードゲームについてバンカーに6チップがベットされていると共に、第2のカードゲームについて1チップがベットされ、第4のゲーミングターミナル120Dにおいて、第1のカードゲームについて引き分けに1チップがベットされており、第5のゲーミングターミナル120Eにおいて、第1のカードゲームについてバンカーに10チップがベットされていると共に、第2のカードゲームについて5チップがベットされ、第6のゲーミングターミナル120Fにおいて、第1のカードゲームについて引き分けに1チップがベットされ、第7のゲーミングターミナル120Gにおいて、第1のカードゲームについてプレーヤに5チップがベットされている状態を示している。
【0229】
このようにして、CPU151は、各ゲーミングターミナル120(120A〜120G)においてベットされた内容を共通ディスプレイ101に表示した後、ステップS54に移って、カードゲーム(第1のカードゲーム及び第2のカードゲーム)を実行する。すなわち、図19は、CPU151によって実行される第1のカードゲーム及び第2のカードゲームの実行手順を示し、CPU151は、この処理に入ると、ステップS71に移り、共通ディスプレイ101(図13)の第1のウインドウ103において、バンカーへカードが配布された状態を表示する。すなわち、CPU151は、図13に示した共通ディスプレイ101の表示画面102において、バンカーのためのカードを配置する領域(第1の表示エリア103A)に2枚のカードが伏せられた状態の画像を表示する。
【0230】
さらに、CPU151は、ステップS72に移って、共通ディスプレイ101(図13)の第1のウインドウ103において、プレーヤへカードが配布された状態を表示する。すなわち、CPU151は、図13に示した共通ディスプレイ101の表示画面102において、プレーヤのためのカードを配置する領域(第2の表示エリア103B)に2枚のカードが伏せられた状態の画像を表示する。
【0231】
これにより、図20に示すように、共通ディスプレイ101の表示画面102においては、第1のカードゲーム及び補助のカードゲームの進行状態が表示される第1のウインドウ103の第1の表示エリア103A(バンカーのカードが表示されるエリア)に2枚のカードC11、C12が伏せられた状態の画像が表示され、第2の表示エリア103B(プレーヤのカードが表示されるエリア)に2枚のカードC13、C14が伏せられた状態の画像が表示される。
【0232】
そして、CPU151は、ステップS73に移って、上述のステップS71〜ステップS72において第1、第2のエリアに伏せた状態で表示されたカードの中に、その伏せられた側の表面の色が第2の色(ゴールド)であるカードを含ませるか否かをランダムに選択する。すなわち、CPU151は、第1及び第2の表示エリア103A及び103Bに表示されているカードのいずれかをゴールドカードとするか否かをランダムに決定する。この場合、表示されているカードについてそれぞれ乱数値を割り当て、この乱数値に基づいてゴールドカードとするか否かを決定する。ゴールドカードを出現させる確率は、RAM153の特定色の出現確率記憶エリア153Hに記憶されており、この確率に基づいて、乱数値と該乱数値に対応する状態(ゴールドカードを出現させるか否か)との対応関係が設定されている。この設定も特定色の出現確率記憶エリア153Hに記憶されている。さらに、ステップS76において、特定色のカードを出現させることが決定された場合には、CPU151は、RAM153の特定色出現フラグ記憶エリア153Iのフラグを「0」から「1」に変更する。このフラグは、1回のゲームが終了するごとに「0」にリセットされる。
【0233】
このようにして、第1及び第2の表示エリア103A及び103Bに表示されているカードのそれぞれについて、ゴールドカードとするか否かが決定されると、CPU151は、ステップS74に移って、上述のステップS71〜ステップS72において第1、第2のエリアに表示されたカードを伏せた状態からオープンした状態に変化させる。
【0234】
これにより、図21に示すように、第1の表示エリア103A及び第2の表示エリア103Bのカードがオープンされた状態が表示される。この場合、CPU151は、各カードC11〜C14のスーツ及びランクを予め決められているなかからランダムに選択する。スーツとしては、ダイヤ、ハード、クローバ、スペードのなかから選択され、ランクとしては、1〜13の数字のなかから選択される。そして、各表示エリア103A及び103Bにおいて、ランダムに選択された各カードのスーツ及びランクの表示にカードの表面の画像が重ねられた状態の画像が表示される。例えば、第1の表示エリア103Aにおいては、カードC11の画像として、スーツとしてダイヤのマークと、ランクとして数字“2”とが表示されると共に、これらの表示にカード表面の画像が重ねられた状態で表示される。また、カードC12の画像として、スーツとしてスペードのマークと、ランクとして数字“6”とが表示されると共に、これらの表示にカード表面の画像が重ねられた状態で表示される。また、第2の表示エリア103Bにおいては、カードC13の画像として、スーツとしてハートのマークと、ランクとして数字“2”とが表示されると共に、これらの表示にカード表面の画像が重ねられた状態で表示される。また、カードC14の画像として、スーツとしてクローバのマークと、ランクとして数字“5”とが表示されると共に、これらの表示画像にカード表面の画像が重ねられた状態で表示される。
【0235】
なお上述のステップS73において、ゴールドカードを出現させる決定がなされた場合には、CPU151は、その決定にしたがって該当するカードの表面の画像をゴールド(第2の色)で表示する。例えば、第1の表示エリア103AのカードC11をゴールドカードとする決定が上述のステップS73においてなされた場合には、図21に示すように、該カードC11のカード表面の色をゴールドで表示する。このような処理により、共通ディスプレイ101に表示される第1のカードゲームのためのカードの表面の画像の色がランダムに変更される。
【0236】
そして、CPU151は、ステップS75に移って、第1の実施形態において上述した第1のカードゲーム(バカラゲーム)のゲームルールに従って、バンカー及びプレーヤのうちの少なくともいずれか一方に追加のカードを配るか否かを判断する。
【0237】
図21に示す表示例の場合、バカラゲームのルールによるとバンカー及びプレーヤのいずれにも追加のカードが配られないことにより、この時点で表示されているバンカー(第1の表示エリア103A)及びプレーヤ(第2の表示エリア103B)の合計4枚のカードによってバカラゲームのカードが確定する。
【0238】
なお、追加のカードが必要である場合、CPU151は、ステップS75において肯定結果を得ることにいおり、ステップS75からステップS76に移って、追加のカードにゴールドカードを出現させるか否かをランダムに選択した後、ステップS77において、ゲームルールに基づく判断の結果に応じて、第1の表示エリア103A及び第2の表示エリア103Bのうちの少なくともいずれか一方に追加のカードをオーブンさせた状態で表示する。ステップS76における処理は、上述のステップS73における処理と同様である。
【0239】
かくして、共通ディスプレイ101において、第1のカードゲーム(バカラゲーム)及び第2のカードゲームを表示するための第1のウインドウ103の第1の表示エリア103A(バンカーのエリア)及び第2の表示エリア103B(プレーヤのエリア)には、図21に示すように、第1のカードゲームの進行に伴って複数枚のカードがオープンされた状態の画像が表示される。そして、オープンされたカードに基づく第1のカードゲームの配当の決定と、オープンされたカードの中に、表面の色が特定の色(ゴールド)であるカード(ゴールドカード)があるか否かによって賞の発生が決定される第2のカードゲームが進められる。
【0240】
すなわち、CPU151は、ステップS78において、第1のカードゲーム(バカラゲーム)について、第1の表示エリア103A及び第2の表示エリア103Bにオープンされたカードに基づき、第1の表示エリア103Aに配られたカード(すなわちバンカー)及び第2の表示エリア103Bに配られたカード(すなわちプレーヤ)の勝敗を判断する。この勝敗の判断は、第1の実施形態の場合と同様にして、バカラゲームのルールに従い、バンカー及びプレーヤのうち、配られたカードの合計数の下1桁が9に近い方の勝ちとなる。また、該下1桁が同数の場合は引き分けとなる。かくして、この勝敗の判断結果は、バンカーの勝ち、プレーヤの勝ち及び引き分けのいずれかとなる。因みに、合計数を計算する場合に、カードのエース(A)は1、2〜9はそのカードの数字と同じ数、絵札(ジャック(J)、クイーン(Q)、キング(K))は10としてそれぞれ計算する。判断された勝敗は、第1のカードゲームのゲーム結果として、RAM153(図10)のゲーム結果記憶エリア153Bに記憶される。
【0241】
図21に示した表示例の場合、バンカー(第1の表示エリア103A)のカードの下1桁が8(ナチュラル)であり、プレーヤ(第2の表示エリア103B)のカードの下1桁が7であることにより、バンカー(第1の表示エリア103A)の勝ちとなる。
【0242】
そして、CPU151は、ステップS79において、上述のステップS78において判断された第1のカードゲームの勝敗に基づき、各ゲーミングターミナル120(120A〜120G)に対する配当を計算する。すなわち、各ゲーミングターミナル120は、第1のカードゲーム(バカラゲーム)について、バンカーの勝ち、プレーヤの勝ち又は引き分けのいずれかにベットしており、ゲーム結果とベットした内容とが一致したゲーミングターミナル120に対して、そのベットに応じた配当が計算される。
【0243】
図21に示した表示例の場合、第1のカードゲームの結果は、バンカーの勝ちであることにより、該バンカーの勝ちにベットしたゲーミングターミナル120A、120C及び120Eに対して配当が計算される。すなわち、各ゲーミングターミナル120のベット内容が表示される第2のウインドウ104のうちの、バンカーの勝ちに対応した第1のエリア104Aにベット内容が表示されているゲーミングターミナル120A、120C及び120Eに対して配当が計算される。
【0244】
この場合、第1のゲーミングターミナル120Aでは、バンカーの勝ちに2チップがベットされていることにより、ベットしたチップに対して同額の2チップが加算されてなる4チップが配当となる。また、第3のゲーミングターミナル120Cでは、バンカーの勝ちに6チップがベットされていることにより、12チップが配当となる。また、第5のゲーミングターミナル120Eでは、バンカーの勝ちに10チップがベットされていることにより、20チップが配当となる。
【0245】
なお、バカラゲームの配当の計算方法としては、プレーヤの勝ちにベットして当たりとなった場合もバンカーの勝ちの場合と同様であるが、引き分けにベットした当たりとなった場合には、ベットしたチップ数にその8倍のチップ数が加算された数のチップが配当となる。この配当の計算結果は、配当先となるゲーミングターミナル120を特定するための情報と共にRAM153の払い出し数記憶エリア153Cに記憶される。
【0246】
第1のカードゲームの配当の計算が終了すると、CPU151は、ステップS80に移って、補助のカードゲームを実行するか否かを判断する。このステップS80において、CPU151は、RAM153の特定色出現フラグ記憶エリア153Iのフラグが「1」に設定されている場合に補助のカードゲームへ移行するものと判断する。すなわち、上述のステップS73及びステップS76において、特定色のカード(ゴールドカード)を出現させることが選択された場合には、RAM153の特定色出現フラグ記憶エリア153Iのフラグが「1」に変更される。従って、このフラグが「1」となっている場合には、第2のカードゲームにおいてゴールドカードが出現し、該第2のカードゲームの賞の大きさを決定するための補助のカードゲームに移行する必要があることから、CPU151は、ステップS80からステップS81に移って、補助のカードゲームのためのカードの画像を、共通ディスプレイ101の補助のカードゲームのためのカードを配置する領域(第3の表示エリア103C)に表示する。この場合、CPU151は、第2のカードゲームへのベット(サイドベット)が行われたゲーミングターミナル120に対応する第3の表示エリア103Cに補助のカードゲームのためのカードの画像を表示する。CPU151は、表示されるカードの画像として、スーツ及びランクをランダムに選択し、この選択されたスーツ及びランクの画像とカード表面の画像とを重ねた状態で第3の表示エリア103Cに表示する。
【0247】
これにより、図22に示すように、第3の表示エリア103Cのうち第2のカードゲームにベット(サイドベット)が行われたゲーミングターミナル120(例えば、図22に示される表示例の場合、ゲーミングターミナル120A、120C及び120E)に対応する表示エリア103Ca、103Cc及び103Ceにそれぞれ1枚のカードC21、C22、C23がオープンされた状態の画像が表示される。
【0248】
そして、CPU151は、ステップS83において、上述のステップS81において表示された補助のカードゲームのためのカードに基づいて、補助のカードゲームの順位を判断する。
【0249】
この場合、CPU151は、補助のカードゲームのために共通ディスプレイ101に表示されたカードC21、C22、C23の順位を判断する。この順位の判断方法としては、例えば、補助のカードゲームとして配られたカードのランクの大きい順に順位が決定される。図21に示す表示例の場合、カードC21のランクは「2」であり、カードC22のランクは「1(エース)」であり、カードC23のランクは「10」であることにより、カードC23が1位、カードC21が2位、カードC22が3位となる。これにより、カードC23が表示されているエリア103Ceに対応するゲーミングターミナル120Eが1位、カードC21が表示されているエリア103Caに対応するゲーミングターミナル120Aが2位、カードC22が表示されているエリア103Cbに対応するゲーミングターミナル120Cが3位となる。
【0250】
これらの順位が判断されると、CPU151は、ステップS82に移って、ステップS81において判断された順位に基づいて、サイドベットしているゲーミングターミナル120A、120C及び120Eに対する配当を計算する。
【0251】
なお、順位の決定方法は、ランクの大きい順に限らず、スーツの種類等を組み合わせて決定するようにしてもよい。
【0252】
配当の決定方法としては、例えば、ベットされたチップに対する倍率を順位に応じて予め決定しておく方法がある。この場合、例えば、補助のカードゲームにおいて1位となったゲーミングターミナル(参加者)に対して、該参加者がベットしたチップの3倍の配当を決定し、2位となった参加者に対して、該参加者がベットしたチップの2倍の配当を決定し、3位以下の参加者に対して、該参加者がベットしたチップの1倍の配当を決定する。この決定方法は、RAM153の配当率記憶エリア153Fに記憶されている。因みに、これらの配当は、ベットしたチップに加えて参加者に支払われるものである。
【0253】
なお、ステップS82における配当の決定方法としては、上述した方法に限らず、例えば、第2のカードゲームにベットした参加者の数に応じて、配当率(ベットされたチップに対する倍率)を変化させる等、他の方法を適用することができる。
【0254】
また、上述の説明では、第2のカードゲームにおいて賞の発生が決定された場合に、補助のカードゲームの結果に基づいて、賞の大きさを決定するようにしたが、本発明はこれに限られるものではなく、ゴールドカードを出現させた場合において、ステップS81及びステップS82の補助ゲームを行うことなく、予め決定されている配当を該当する参加者に支払うようにしてもよい。
【0255】
かくしてCPU151は、1回のカードゲーム(ステップS54(図17))を終了し、図17のステップS55に移る。ステップS55において、CPU151は、RAM153のクレジット数記憶エリア153Dに記憶されている各ゲーミングターミナル120が所持しているクレジット数を、上述のステップS79及びステップS82において計算された配当に基づいて更新する。すなわち、クレジット数記憶エリア153Dに記憶されている各ゲーミングターミナル120の所持するクレジット数のうち、配当を獲得したゲーミングターミナル120のクレジット数を該配当分だけ増加させる。
【0256】
そして、CPU151は、ステップS56において、RAM153のチップ情報記憶エリア153Gに記憶されているチップ情報(コントローラ150が所持しているチップの額)から、各ゲーミングターミナル120に支払った第1のカードゲームに係る配当の額及び補助のカードゲームに係る配当の額を減算することにより、チップ情報記憶エリア153Gのチップ情報を更新する。
【0257】
そして、CPU151は、ステップS57において、上述のステップS79において計算された第1のカードゲームの配当を表す配当情報を、その配当先であるゲーミングターミナル120に送信し、さらにステップS58において、上述のステップS82において計算された第2のカードゲームの配当を表す配当情報を、その配当先であるゲーミングターミナル120に送信する。第1のカードゲームに係る配当情報及び第2のカードゲームに係る配当情報を送信すると、CPU151は1回のカードゲームを終了する。
【0258】
かくして、本実施形態のゲーミングマシン100においては、第1のカードゲーム(バカラゲーム)が1回実行される間に、該第1のカードゲームのために配られるカードに基づいて第2のカードゲームが実行され、第2のカードゲームにおいてゴールドカードの出現により賞の発生が決定されると、その賞の大きさ(配当)が補助のカードゲームによって決定される。
【0259】
すなわち、バカラゲームにあっては、バンカー及びプレーヤに割り当てられた少なくとも各々2枚ずつ(合計4枚)のカードが表示される。ここで、第1のカードゲームのために表示されたカードの画像は、カードがオープンされた状態においては、スーツ及びランクの画像と、カード表面の画像とが重ねられた状態で表示される。カード表面の画像の色は、第1の色(本実施形態の場合、白色)と特定の色である第2の色(本実施形態の場合、ゴールド)とのうちのいずれかがランダムに選択される。第2の色が選択された場合には、第2のカードゲームにベットしたゲーミングターミナル(参加者)に対する賞の発生が決定される。
【0260】
かくして、第1のカードゲームを1回行う毎に、参加者は、第1のカードゲームに対するベットと共に、第2のカードゲームに対するベットをオプションとして行うことができ、補助のカードゲームでは、第1のカードゲームとは異なる種類のカードゲームが実行される。これにより、1回のカードゲーム中にプレーヤが複数の賭けを異なるゲームに対して行うことが可能となる。
【0261】
また、第2のカードゲームにおいて賞の発生が決定された場合において、その賞の大きさを決定するための補助のカードゲームが実行されることにより、参加者に対して、さらに第2のカードゲームに付随した補助のカードゲームの機会が与えられる。これにより、参加者の満足感がさらに高められる。
【図面の簡単な説明】
【0262】
【図1】第1の実施形態に係るカードゲームのプレイ方法を示すフローチャートである。
【図2】第1の実施形態に係るカードゲームが実行されるテーブルの上面を示す平面図である。
【図3】第1の実施形態に係るカードゲームのプレイ方法の詳細を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施形態において第1のカードゲームへのベットが行われたテーブルの状態を示す平面図である。
【図5】第1の実施形態において第2のカードゲームへのベットが行われたテーブルの状態を示す平面図である。
【図6】第1の実施形態において第1のカードゲームのためのカードが伏せられて配られた状態を示す平面図である。
【図7】第1の実施形態において第1のカードゲームのためのカードがオープンされると共に補助のカードゲームのためのカードが配られた状態を示す平面図である。
【図8】第2の実施形態に係るゲーミングマシンの外観を示す斜視図である。
【図9】第2の実施形態に係るゲーミングマシンの構成を示すブロック図である。
【図10】図8のゲーミングマシンのコントローラのRAMに記憶されるデータを示す概略図である。
【図11】図8のゲーミングマシンのゲーミングターミナルの構成を示すブロック図である。
【図12】図11のゲーミングターミナルのRAMに記憶されるデータを示す概略図である。
【図13】図8のゲーミングマシンの共通ディスプレイの表示を示す正面図である。
【図14】図8のゲーミングマシンのゲーミングターミナルのターミナルディスプレイの表示を示す平面図である。
【図15】ターミナルディスプレイにおいてバンカーにベットされた場合の表示例を示す平面図である。
【図16】ゲーミングターミナルのCPUの処理手順を示すフローチャートである。
【図17】ゲーミングマシンのコントローラのCPUの処理手順を示すフローチャートである。
【図18】ゲーミングマシンの共通ディスプレイにおけるベット情報の表示例を示す正面図である。
【図19】ゲーミングマシンのコントローラのCPUの処理手順を示すフローチャートである。
【図20】ゲーミングマシンの共通ディスプレイにおけるカードゲームの表示例を示す正面図である。
【図21】ゲーミングマシンの共通ディスプレイにおけるカードゲームの表示例を示す正面図である。
【図22】ゲーミングマシンの共通ディスプレイにおけるカードゲームの表示例を示す正面図である。
【符号の説明】
【0263】
10 テーブル
11 第1のエリア
12 第2のエリア
20 チップ
21、22、23 スペース
100 ゲーミングマシン
101 共通ディスプレイ
102 表示画面
103 第1のウインドウ
103A 第1の表示エリア
103B 第2の表示エリア
103C 第3の表示エリア
104 第2のウインドウ
104A 第1のエリア
104B 第2のエリア
104C 第3のエリア
104D 第4のエリア
111、135、155 液晶駆動回路
121 チップ投入口
122 チップ排出口
123 ターミナルディスプレイ
123A 第1のベット領域
123B 第2のベット領域
123C 第3のベット領域
123D 第4のベット領域
123E 1チップボタン
123F 5チップボタン
123G 10チップボタン
123H 100チップボタン
123I ベットタイム表示領域
123J クレジット数表示領域
123K 合計ベット数表示領域
123L 前回ゲーム表示領域
123M 合計配当数表示領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のカードゲーム及び第2のカードゲームを含むカードゲームのプレイ方法であって、
(a)前記第1のカードゲームに参加するための第1の賭け金のベットを受け付ける段階と、
(b)前記第2のカードゲームに参加するための第2のオプションの賭け金のベットを受け付ける段階と、
(c)スーツ及びランクが表示されている面の色が第1の色であるカードと、スーツ及びランクが表示されている面の色が第2の色であるカードとが含まれるカード群のなかからランダムに選択された所定枚数のカードを前記第1のカードゲームのためのカードとして開示する段階と、
(d)前記開示された第1のカードゲームのためのカードのランクに基づいて、前記第1のカードゲームのゲームルールにしたがって遂行される前記第1の賭け金の精算を行う段階と、
(e)前記開示された第1のカードゲームのためのカードの前記面の色に基づいて、前記第2のカードゲームの賞の発生を決定する段階と
を含むことを特徴とするカードゲームのプレイ方法。
【請求項2】
前記第2のカードゲームの賞の発生が決定された場合に、前記賞の大きさを決定するための第3のカードゲームを実行することを特徴とする請求項1に記載のカードゲームのプレイ方法。
【請求項3】
前記第2のカードゲームでは、前記第1のカードゲームに参加する複数の参加者からの前記第2の賭け金のベットをそれぞれ受け付けると共に、前記第2の賭け金をベットした複数の参加者に対する賞の発生が決定され、
前記第2のカードゲームにおいて前記複数の参加者に対する賞の発生が決定された場合に、該複数の参加者に対する前記賞の大きさの順位を決定するための第3のカードゲームを実行することを特徴とする請求項1に記載のカードゲームのプレイ方法。
【請求項4】
前記第3のカードゲームでは、前記第2のカードゲームで前記賞の発生対象となった前記複数の参加者に対して各々所定枚数のカードが配られ、該配られたカードに基づいて前記順位が決定されることを特徴とする請求項3に記載のカードゲームのプレイ方法。
【請求項5】
前記第1のカードゲームは、バカラゲームであることを特徴とする請求項1に記載のカードゲームのプレイ方法。
【請求項6】
第1のカードゲーム及び第2のカードゲームを含むカードゲームのプレイ方法であって、
(a)前記第1のカードゲームに参加するための第1の賭け金のベットを受け付ける段階と、
(b)前記第2のカードゲームに参加するための第2のオプションの賭け金のベットを受け付ける段階と、
(c)スーツ及びランクが表示されている面の色が第1の色であるカードと、スーツ及びランクが表示されている面の色が第2の色であるカードとが含まれるカード群のなかからランダムに選択された所定枚数のカードを前記第1のカードゲームのためのカードとして開示する段階と、
(d)前記開示された第1のカードゲームのためのカードのランクに基づいて、前記第1のカードゲームのゲームルールにしたがって遂行される前記第1の賭け金の精算を行う段階と、
(e)前記開示された第1のカードゲームのためのカードの前記面の色に基づいて、前記第2のカードゲームの賞の発生を決定する段階と、
(f)前記賞の発生が決定された場合に、前記賞の大きさを決定するための第3のカードゲームを実行する段階と
を含むことを特徴とするカードゲームのプレイ方法。
【請求項7】
第1のカードゲーム及び第2のカードゲームを含むカードゲームのプレイ方法であって、
(a)複数の参加者が前記第1のカードゲームにそれぞれ参加するための第1の賭け金のベットをそれぞれ受け付ける段階と、
(b)前記第1のカードゲームに参加する前記複数の参加者が前記第2のカードゲームにそれぞれ参加するための第2のオプションの賭け金のベットをそれぞれ受け付ける段階と、
(c)スーツ及びランクが表示されている面の色が第1の色であるカードと、スーツ及びランクが表示されている面の色が第2の色であるカードとが含まれるカード群のなかからランダムに選択された所定枚数のカードを前記第1のカードゲームのためのカードとして開示する段階と、
(d)前記開示された第1のカードゲームのためのカードのランクに基づいて、前記第1のカードゲームのゲームルールにしたがって遂行される前記第1の賭け金の精算を行う段階と、
(e)前記開示された第1のカードゲームのためのカードの前記面の色に基づいて、前記第2のカードゲームの賞の発生を決定する段階と、
(f)前記賞の発生が決定された場合に、前記第2のカードゲームの前記複数の参加者に対する前記賞の大きさの順位を決定するための第3のカードゲームを実行する段階と
を含むことを特徴とするカードゲームのプレイ方法。
【請求項8】
バカラゲーム及びオプションのカードゲームを含むカードゲームのプレイ方法であって、
(a)前記バカラゲームに参加するための第1の賭け金のベットを受け付ける段階と、
(b)前記オプションのカードゲームに参加するための第2の賭け金のベットを受け付ける段階と、
(c)スーツ及びランクが表示されている面の色が第1の色であるカードと、スーツ及びランクが表示されている面の色が第2の色であるカードとが含まれるカード群のなかからランダムに選択されたカードを前記バカラゲームのためのカードとして第1のエリア及び第2のエリアに各々2枚ずつ配る段階と、
(d)前記第1のエリア及び前記第2のエリアに配られたカードを開示する段階と、
(e)前記第1のエリア及び前記第2のエリアに配られ開示された前記カードのランクに基づき、前記バカラゲームのゲームルールにしたがって前記第1のエリア及び前記第2のエリアのうちの少なくとも一方に前記バカラゲームのためのカードを追加配布し開示するか否かを決定すると共に該決定の結果を実行する段階と、
(f)前記第1のエリアに配られたカードのランクと前記第2のエリアに配られたカードのランクとに基づいて、前記第1のエリアに配られたカードと前記第2のエリアに配られたカードとの間の勝敗及び引き分けのうちのいずれかを前記バカラゲームのゲームルールにしたがって決定する段階と、
(g)前記決定された勝敗又は引き分けに基づいて、前記バカラゲームのゲームルールにしたがって遂行される前記第1の賭け金の精算を行う段階と、
(h)前記開示されたバカラゲームのためのカードの前記面の色に基づいて、前記オプションのカードゲームの賞の発生を前記オプションのカードゲームのゲームルールにしたがって決定する段階と
を含むことを特徴とするカードゲームのプレイ方法。
【請求項9】
バカラゲーム及びオプションのカードゲームを含むカードゲームのプレイ方法であって、
(a)前記バカラゲームに参加するための第1の賭け金のベットを受け付ける段階と、
(b)前記オプションのカードゲームに参加するための第2の賭け金のベットを受け付ける段階と、
(c)スーツ及びランクが表示されている面の色が第1の色であるカードと、スーツ及びランクが表示されている面の色が第2の色であるカードとが含まれるカード群のなかからランダムに選択されたカードを前記バカラゲームのためのカードとして第1のエリア及び第2のエリアに各々2枚ずつ配る段階と、
(d)前記第1のエリア及び前記第2のエリアに配られたカードを開示する段階と、
(e)前記第1のエリア及び前記第2のエリアに配られ開示された前記カードのランクに基づき、前記バカラゲームのゲームルールにしたがって前記第1のエリア及び前記第2のエリアのうちの少なくとも一方に前記バカラゲームのためのカードを追加配布し開示するか否かを決定すると共に該決定の結果を実行する段階と、
(f)前記第1のエリアに配られたカードのランクと前記第2のエリアに配られたカードのランクとに基づいて、前記第1のエリアに配られたカードと前記第2のエリアに配られたカードとの間の勝敗及び引き分けのうちのいずれかを前記バカラゲームのゲームルールにしたがって決定する段階と、
(g)前記決定された勝敗又は引き分けに基づいて、前記バカラゲームのゲームルールにしたがって遂行される前記第1の賭け金の精算を行う段階と、
(h)前記開示されたバカラゲームのためのカードの前記面の色に基づいて、前記オプションのカードゲームの賞の発生を前記オプションのカードゲームのゲームルールにしたがって決定する段階と、
(i)前記賞の発生が決定された場合に、前記賞の大きさを決定するための補助のカードゲームを実行する段階と
を含むことを特徴とするカードゲームのプレイ方法。
【請求項10】
バカラゲーム及びオプションのカードゲームを含むカードゲームのプレイ方法であって、
(a)複数の参加者が前記バカラゲームにそれぞれ参加するための第1の賭け金のベットをそれぞれ受け付ける段階と、
(b)前記バカラゲームに参加する前記複数の参加者が前記オプションのカードゲームにそれぞれ参加するための第2の賭け金のベットをそれぞれ受け付ける段階と、
(c)スーツ及びランクが表示されている面の色が第1の色であるカードと、スーツ及びランクが表示されている面の色が第2の色であるカードとが含まれるカード群のなかからランダムに選択されたカードを前記バカラゲームのためのカードとして第1のエリア及び第2のエリアに各々2枚ずつ配る段階と、
(d)前記第1のエリア及び前記第2のエリアに配られたカードを開示する段階と、
(e)前記第1のエリア及び前記第2のエリアに配られ開示された前記カードのランクに基づき、前記バカラゲームのゲームルールにしたがって前記第1のエリア及び前記第2のエリアのうちの少なくとも一方に前記バカラゲームのためのカードを追加配布し開示するか否かを決定すると共に該決定の結果を実行する段階と、
(f)前記第1のエリアに配られたカードのランクと前記第2のエリアに配られたカードのランクとに基づいて、前記第1のエリアに配られたカードと前記第2のエリアに配られたカードとの間の勝敗及び引き分けのうちのいずれかを前記バカラゲームのゲームルールにしたがって決定する段階と、
(g)前記決定された勝敗又は引き分けに基づいて、前記バカラゲームのゲームルールにしたがって遂行される前記第1の賭け金の精算を行う段階と、
(h)前記開示されたバカラゲームのためのカードの前記面の色に基づいて、前記オプションのカードゲームの賞の発生を前記オプションのカードゲームのゲームルールにしたがって決定する段階と、
(i)前記賞の発生が決定された場合に、前記オプションのカードゲームの前記複数の参加者に対する前記賞の大きさの順位を決定するための補助のカードゲームを実行する段階と
を含むことを特徴とするカードゲームのプレイ方法。
【請求項11】
第1のカードゲーム及び第2のカードゲームを含むカードゲームに参加するための賭け金のベットを受け付けるゲーミングターミナルと、
前記第1のカードゲーム及び前記第2のカードゲームが表示されるディスプレイと、
前記カードゲームを進行させるための下記の処理を実行するコントローラとを備え、
前記コントローラは、
(a)前記第1のカードゲームに参加するための第1の賭け金のベットを受け付け、
(b)前記第2のカードゲームに参加するための第2の賭け金のベットを受け付け、
(c)前記第1のカードゲームのためのカードのスーツ及びランクを該カードの表面の画像に重ねた状態で前記ディスプレイに表示し、
(d)前記表示された第1のカードゲームのためのカードのランクに基づいて、前記第1のカードゲームのゲームルールにしたがって遂行される前記第1の賭け金の精算を行い、
(e)前記ディスプレイに表示される前記カードの表面の画像の色をランダムに変更し、
(f)前記変更された色に基づいて前記第2のカードゲームの賞の発生を決定する
ことを特徴とするゲーミングマシン。
【請求項12】
前記第2のカードゲームに付随する第3のカードゲームが表示される第2のディスプレイを備え、
前記コントローラは、
前記第2のカードゲームの賞の発生が決定された場合に、前記賞の大きさを決定するための前記第3のカードゲームを実行することを特徴とする請求項11に記載のゲーミングマシン。
【請求項13】
前記第2のカードゲームに付随する第3のカードゲームが表示される第2のディスプレイを備え、
前記コントローラは、
前記第1のカードゲームに参加する複数の参加者からの前記第2の賭け金のベットをそれぞれ受け付けると共に、前記第2の賭け金をベットした複数の参加者に対する前記第2のカードゲームの賞の発生を決定し、
前記第2のカードゲームの賞が発生した前記複数の参加者に対する配当の大きさの順位を決定するための前記第3のカードゲームを実行する
ことを特徴とする請求項11に記載のゲーミングマシン。
【請求項14】
前記コントローラは、
前記第3のカードゲームにおいて、前記第2のカードゲームで賞の発生対象となった前記複数の参加者に各々所定枚数のカードを割り当てて前記第2のディスプレイに開示し、該開示されたカードに基づいて前記順位を決定することを特徴とする請求項13に記載のゲーミングマシン。
【請求項15】
前記第1のカードゲームは、バカラゲームであることを特徴とする請求項11に記載のゲーミングマシン。
【請求項16】
第1のカードゲーム及び第2のカードゲームを含むカードゲームに参加するための賭け金のベットを受け付けるゲーミングターミナルと、
前記第1のカードゲーム及び前記第2のカードゲームが表示されるディスプレイと、
前記第2のカードゲームに付随する第3のカードゲームが表示される第2のディスプレイと、
前記カードゲームを進行させるための下記の処理を実行するコントローラとを備え、
前記コントローラは、
(a)前記第1のカードゲームに参加するための第1の賭け金のベットを受け付け、
(b)前記第2のカードゲームに参加するための第2の賭け金のベットを受け付け、
(c)前記第1のカードゲームのためのカードのスーツ及びランクを該カードの表面の画像に重ねた状態で前記第1のディスプレイに表示し、
(d)前記表示された第1のカードゲームのためのカードのランクに基づいて、前記第1のカードゲームのゲームルールにしたがって遂行される前記第1の賭け金の精算を行い、
(e)前記ディスプレイに表示される前記カードの表面の画像の色をランダムに変更し、
(f)前記変更された色に基づいて前記第2のカードゲームの賞の発生を決定し、
(g)前記賞の発生が決定された場合に、前記賞の大きさを決定するための前記第3のカードゲームを実行する
ことを特徴とするゲーミングマシン。
【請求項17】
第1のカードゲーム及び第2のカードゲームを含むカードゲームに参加するための賭け金のベットを受け付けるゲーミングターミナルと、
前記第1のカードゲーム及び前記第2のカードゲームが表示される第1のディスプレイと、
前記第2のカードゲームに付随する第3のカードゲームが表示される第2のディスプレイと、
前記カードゲームを進行させるための下記の処理を実行するコントローラとを備え、
前記コントローラは、
(a)複数の参加者が前記第1のカードゲームにそれぞれ参加するための第1の賭け金のベットをそれぞれ受け付け、
(b)前記第1のカードゲームに参加する前記複数の参加者が前記第2のカードゲームにそれぞれ参加するための第2の賭け金のベットをそれぞれ受け付け、
(c)前記第1のカードゲームのためのカードのスーツ及びランクを該カードの表面の画像に重ねた状態で前記第1のディスプレイに表示し、
(d)前記表示された第1のカードゲームのためのカードのランクに基づいて、前記第1のカードゲームのゲームルールにしたがって遂行される前記第1の賭け金の精算を行い、
(e)前記ディスプレイに表示される前記カードの表面の画像の色をランダムに変更し、
(f)前記変更された色に基づいて前記第2のカードゲームの賞の発生を決定し、
(g)前記賞の発生が決定された場合に、前記第2のカードゲームの前記複数の参加者に対する前記賞の大きさの順位を決定するための前記第3のカードゲームを実行する
ことを特徴とするゲーミングマシン。
【請求項18】
バカラゲーム及びオプションのカードゲームを含むカードゲームに参加するための賭け金のベットを受け付けるゲーミングターミナルと、
前記バカラゲーム及び前記オプションのカードゲームが表示されるディスプレイと、
前記カードゲームを進行させるための下記の処理を実行するコントローラとを備え、
前記コントローラは、
(a)前記バカラゲームに参加するための第1の賭け金のベットを受け付け、
(b)前記オプションのカードゲームに参加するための第2の賭け金のベットを受け付け、
(c)前記第1のカードゲームのためのカードのスーツ及びランクを該カードの表面の画像に重ねた状態のカードの画像を前記ディスプレイの第1のエリア及び第2のエリアに各々2枚ずつ表示し、
(d)前記表示されたバカラゲームのためのカードのランクに基づき、前記バカラゲームのゲームルールにしたがって前記第1のエリア及び前記第2のエリアのうちの少なくとも一方に前記バカラゲームのためのカードの画像を追加表示するか否かを決定すると共に該決定の結果を実行し、
(e)前記第1のエリアに表示されたカードの画像のランクと前記第2のエリアに表示されたカードの画像のランクとに基づいて、前記第1のエリアに表示されたカードと前記第2のエリアに表示されたカードとの間の勝敗及び引き分けのうちのいずれかを前記バカラゲームのゲームルールにしたがって決定し、
(f)前記決定された勝敗又は引き分けに基づいて、前記バカラゲームのゲームルールにしたがって遂行される前記第1の賭け金の精算を行い、
(g)前記ディスプレイに表示される前記カードの表面の画像の色をランダムに変更し、
(h)前記変更された色に基づいて前記オプションのカードゲームの賞の発生を決定する
ことを特徴とするゲーミングマシン。
【請求項19】
バカラゲーム及びオプションのカードゲームを含むカードゲームに参加するための賭け金のベットを受け付けるゲーミングターミナルと、
前記バカラゲーム及び前記オプションのカードゲームが表示される第1のディスプレイと、
前記オプションのカードゲームに付随する補助のカードゲームが表示される第2のディスプレイと、
前記カードゲームを進行させるための下記の処理を実行するコントローラとを備え、
前記コントローラは、
(a)前記バカラゲームに参加するための第1の賭け金のベットを受け付け、
(b)前記オプションのカードゲームに参加するための第2の賭け金のベットを受け付け、
(c)前記第1のカードゲームのためのカードのスーツ及びランクを該カードの表面の画像に重ねた状態のカードの画像を前記ディスプレイの第1のエリア及び第2のエリアに各々2枚ずつ表示し、
(d)前記表示されたバカラゲームのためのカードのランクに基づき、前記バカラゲームのゲームルールにしたがって前記第1のエリア及び前記第2のエリアのうちの少なくとも一方に前記バカラゲームのためのカードの画像を追加表示するか否かを決定すると共に該決定の結果を実行し、
(e)前記第1のエリアに表示されたカードの画像のランクと前記第2のエリアに表示されたカードの画像のランクとに基づいて、前記第1のエリアに表示されたカードと前記第2のエリアに表示されたカードとの間の勝敗及び引き分けのうちのいずれかを前記バカラゲームのゲームルールにしたがって決定し、
(f)前記決定された勝敗又は引き分けに基づいて、前記バカラゲームのゲームルールにしたがって遂行される前記第1の賭け金の精算を行い、
(g)前記ディスプレイに表示される前記カードの表面の画像の色をランダムに変更し、
(h)前記変更された色に基づいて前記オプションのカードゲームの賞の発生を決定し、
(i)前記賞の発生が決定された場合に、前記賞の大きさを決定するための前記補助のカードゲームを実行する
ことを特徴とするゲーミングマシン。
【請求項20】
バカラゲーム及びオプションのカードゲームを含むカードゲームに参加するための賭け金のベットを受け付けるゲーミングターミナルと、
前記バカラゲーム及び前記オプションのカードゲームが表示される第1のディスプレイと、
前記オプションのカードゲームに付随する補助のカードゲームが表示される第2のディスプレイと、
前記カードゲームを進行させるための下記の処理を実行するコントローラとを備え、
前記コントローラは、
(a)複数の参加者が前記バカラゲームにそれぞれ参加するための第1の賭け金のベットをそれぞれ受け付け、
(b)前記バカラゲームに参加する前記複数の参加者が前記オプションのカードゲームにそれぞれ参加するための第2の賭け金のベットをそれぞれ受け付け、
(c)前記第1のカードゲームのためのカードのスーツ及びランクを該カードの表面の画像に重ねた状態のカードの画像を前記第1のディスプレイの第1のエリア及び第2のエリアに各々2枚ずつ表示し、
(d)前記表示されたバカラゲームのためのカードのランクに基づき、前記バカラゲームのゲームルールにしたがって前記第1のエリア及び前記第2のエリアのうちの少なくとも一方に前記バカラゲームのためのカードの画像を追加表示するか否かを決定すると共に該決定の結果を実行し、
(e)前記第1のエリアに表示されたカードの画像のランクと前記第2のエリアに表示されたカードの画像のランクとに基づいて、前記第1のエリアに表示されたカードと前記第2のエリアに表示されたカードとの間の勝敗及び引き分けのうちのいずれかを前記バカラゲームのゲームルールにしたがって決定し、
(f)前記決定された勝敗又は引き分けに基づいて、前記バカラゲームのゲームルールにしたがって遂行される前記第1の賭け金の精算を行い、
(g)前記ディスプレイに表示される前記カードの表面の画像の色をランダムに変更し、
(h)前記変更された色に基づいて前記オプションのカードゲームの賞の発生を決定し、
(i)前記賞の発生が決定された場合に、前記オプションのカードゲームの前記複数の参加者に対する前記賞の大きさの順位を決定するための前記補助のカードゲームを実行する
ことを特徴とするゲーミングマシン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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