複数の腫瘍抗原または複数のウイルスに対する特異的CTL株の作製[関連出願の相互参照]
【課題】本発明は、複数のウイルスを標的とするまたは複数の腫瘍抗原に特異的である、細胞傷害性Tリンパ球の作製と使用のための方法および組成物を包含する。
【解決手段】特定の実施形態では、この作製方法は、活性化T細胞集団での増殖を促進し、細胞死を減少させるための特定のサイトカイン類の使用を採用し、および/またはガス透過性膜を有する特定のバイオリアクターを採用する。
【解決手段】特定の実施形態では、この作製方法は、活性化T細胞集団での増殖を促進し、細胞死を減少させるための特定のサイトカイン類の使用を採用し、および/またはガス透過性膜を有する特定のバイオリアクターを採用する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つ以上のウイルスから少なくとも1つの抗原を標的とする細胞傷害性Tリンパ球(CTL)を作製する方法において、
(1)個体からの樹状細胞(DC)の集団を複数のプラスミドでヌクレオフェクションし、ここで、複数の各プラスミドは、2つ以上のウイルスの1つからの少なくとも1つの抗原をコードし、それによって、2つ以上のウイルスから少なくとも1つの抗原を発現し、そして提示する樹状細胞の集団を生成する工程;または、
(2)個体からのDCの集団をペプチドのライブラリーと接触させ、ここで、前記ペプチドは、全ウイルス抗原の一部または全部をスパンする配列において重複し、それによって、2つ以上の異なる抗原からの少なくとも1つのエピトープを提示するDC(APC)の集団を生成する工程;および
個体からの末梢血単核球細胞(PBMC)を、ヌクレオフェクションされたDC(APC)と接触させて、2つ以上のウイルスからの少なくとも1つの抗原に応答することのできる抗原特異的Tリンパ球を生成する工程;および
気体透過性膜を有する容器内の培地中で、抗原特異的Tリンパ球を培養し、ここで、培地成分が、IL−4とIL−7を含み、2つ以上のウイルスから少なくとも1つの抗原を標的とする細胞傷害性Tリンパ球(CTL)を生成する工程;
のいずれかを含む方法。
【請求項2】
前記CTLが、免疫不全の個体に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記個体が、同種間幹細胞移植を受けた、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ウイルスが、EBV、CMV、アデノウイルス、BK、HHV6、RSV、インフルエンザ、パラインフルエンザ、ボカウイルス、コロナウイルス、LCMV、ムンプス、麻疹、メタニューモウイルス、パルボウイルスB、ロタウイルス、西ナイルウイルス、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記細胞が、注射で投与される、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記注射が、静脈内である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
2つ以上の腫瘍抗原を標的とする細胞傷害性Tリンパ球(CTL)を作製する方法において、
(1)個体からのDCの集団を複数のプラスミドでヌクレオフェクションし、ここで、複数の各プラスミドは、1つ以上の腫瘍抗原の少なくとも1つのエピトープをコードし、それによって、2つ以上の腫瘍抗原から少なくとも1つのエピトープを発現し、そして提示するDC(APC)の集団を生成する工程;または、
(2)個体からのDCの集団を、ペプチドのライブラリーと接触させ、ここで、前記ペプチドは、全抗原の一部または全部をスパンする配列において重複し、それによって、2つ以上の異なる抗原からの少なくとも1つのエピトープを提示するDC(APC)の集団を生成する工程;および
個体からの末梢血単核球細胞(PBMC)をAPCと接触させて、2つ以上の腫瘍抗原からの少なくとも1つのエピトープに応答することのできる抗原特異的Tリンパ球の集団を生成する工程;および
気体透過性膜を有する容器内の培地中で、Tリンパ球を培養し、ここで、前記培地成分が、IL−7、IL12、IL15、およびIL6またはIL27のいずれかを含む工程;
のいずれかを含む方法。
【請求項8】
前記個体が、リンパ腫または白血病に罹患している、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記T−リンパ球が、個体に投与される、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記細胞が、注射によって投与される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記注射が、静脈内である、請求項10に記載の方法。
【請求項1】
2つ以上のウイルスから少なくとも1つの抗原を標的とする細胞傷害性Tリンパ球(CTL)を作製する方法において、
(1)個体からの樹状細胞(DC)の集団を複数のプラスミドでヌクレオフェクションし、ここで、複数の各プラスミドは、2つ以上のウイルスの1つからの少なくとも1つの抗原をコードし、それによって、2つ以上のウイルスから少なくとも1つの抗原を発現し、そして提示する樹状細胞の集団を生成する工程;または、
(2)個体からのDCの集団をペプチドのライブラリーと接触させ、ここで、前記ペプチドは、全ウイルス抗原の一部または全部をスパンする配列において重複し、それによって、2つ以上の異なる抗原からの少なくとも1つのエピトープを提示するDC(APC)の集団を生成する工程;および
個体からの末梢血単核球細胞(PBMC)を、ヌクレオフェクションされたDC(APC)と接触させて、2つ以上のウイルスからの少なくとも1つの抗原に応答することのできる抗原特異的Tリンパ球を生成する工程;および
気体透過性膜を有する容器内の培地中で、抗原特異的Tリンパ球を培養し、ここで、培地成分が、IL−4とIL−7を含み、2つ以上のウイルスから少なくとも1つの抗原を標的とする細胞傷害性Tリンパ球(CTL)を生成する工程;
のいずれかを含む方法。
【請求項2】
前記CTLが、免疫不全の個体に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記個体が、同種間幹細胞移植を受けた、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ウイルスが、EBV、CMV、アデノウイルス、BK、HHV6、RSV、インフルエンザ、パラインフルエンザ、ボカウイルス、コロナウイルス、LCMV、ムンプス、麻疹、メタニューモウイルス、パルボウイルスB、ロタウイルス、西ナイルウイルス、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記細胞が、注射で投与される、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記注射が、静脈内である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
2つ以上の腫瘍抗原を標的とする細胞傷害性Tリンパ球(CTL)を作製する方法において、
(1)個体からのDCの集団を複数のプラスミドでヌクレオフェクションし、ここで、複数の各プラスミドは、1つ以上の腫瘍抗原の少なくとも1つのエピトープをコードし、それによって、2つ以上の腫瘍抗原から少なくとも1つのエピトープを発現し、そして提示するDC(APC)の集団を生成する工程;または、
(2)個体からのDCの集団を、ペプチドのライブラリーと接触させ、ここで、前記ペプチドは、全抗原の一部または全部をスパンする配列において重複し、それによって、2つ以上の異なる抗原からの少なくとも1つのエピトープを提示するDC(APC)の集団を生成する工程;および
個体からの末梢血単核球細胞(PBMC)をAPCと接触させて、2つ以上の腫瘍抗原からの少なくとも1つのエピトープに応答することのできる抗原特異的Tリンパ球の集団を生成する工程;および
気体透過性膜を有する容器内の培地中で、Tリンパ球を培養し、ここで、前記培地成分が、IL−7、IL12、IL15、およびIL6またはIL27のいずれかを含む工程;
のいずれかを含む方法。
【請求項8】
前記個体が、リンパ腫または白血病に罹患している、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記T−リンパ球が、個体に投与される、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記細胞が、注射によって投与される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記注射が、静脈内である、請求項10に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【公表番号】特表2013−502235(P2013−502235A)
【公表日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−526919(P2012−526919)
【出願日】平成22年8月24日(2010.8.24)
【国際出願番号】PCT/US2010/046505
【国際公開番号】WO2011/028531
【国際公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【出願人】(391058060)ベイラー カレッジ オブ メディスン (16)
【氏名又は名称原語表記】BAYLOR COLLEGE OF MEDICINE
【出願人】(512047324)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年8月24日(2010.8.24)
【国際出願番号】PCT/US2010/046505
【国際公開番号】WO2011/028531
【国際公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【出願人】(391058060)ベイラー カレッジ オブ メディスン (16)
【氏名又は名称原語表記】BAYLOR COLLEGE OF MEDICINE
【出願人】(512047324)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]