複素環式アスパルチルプロテアーゼインヒビター
式(I)の化合物またはその立体異性体、互変異性体、または薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和化合物が開示される。また、アスパルチルプロテアーゼを阻害する方法、そして詳細には、心血管系疾患、認知性障害および神経変性疾患を処置する方法、ならびにヒト免疫不全ウイルス、プラスメピン(plasmepin)、カテプシンDおよび原虫の酵素の阻害の方法も開示される。また、コリンエステラーゼインヒビターまたはムスカリンアンタゴニストと組み合わせて式(I)の化合物を用いる、認知性疾患または神経変性疾患を処置する方法も開示される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造式
【化1】
を有する化合物、またはその立体異性体、互変異性体、または薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和化合物であって、
Wが結合、−C(=S)−、−S(O)−、−S(O)2−、−C(=O)−、−O−、−C(R6)(R7)−、−N(R5)−または−C(=N(R5))−であり;
Xが−O−、−N(R5)−、または−C(R6)(R7)−であり;ただし、Xが−O−であるとき、Uが−O−でも、−S(O)−でも、−S(O)2−でも、−C(=O)−でも、または−C(=NR5)−でもなく;
Uは結合、−S(O)−、−S(O)2−、−C(O)−、−O−、−P(O)(OR15)−,−C(=NR5)−,−(C(R6)(R7))bまたは−N(R5)−であり;ここでbが1または2であり;ただしWが−S(O)−、−S(O)2−、−O−、またはN(R5)−であるとき、Uは−S(O)−でも、−S(O)2−でも、−O−でも、または−N(R5)−でもなく;ただしXが−N(R5)−であり、かつWが−S(O)−、−S(O)2−、−O−または−N(R5)−であるとき、Uは結合ではなく;
R1、R2およびR5は独立して、H、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、−OR15、−CN、−C(O)R8、−C(O)OR9、−S(O)R10、−S(O)2R10、−C(O)N(R11)(R12)、−S(O)N(R11)(R12)、−S(O)2N(R11)(R12)、−NO2、−N=C(R8)2および−N(R8)2からなる群より選択され、ただしR1およびR5は、両方とも−NO2、−N=C(R8)2および−N(R8)2から選択されることはなく;
R3、R4、R6およびR7は独立して、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CH2−O−Si(R9)(R10)(R19)、−SH、−CN、−OR9、−C(O)R8、−C(O)OR9、−C(O)N(R11)(R12)、−SR19、−S(O)N(R11)(R12)、−S(O)2N(R11)(R12)、−N(R11)(R12)、−N(R11)C(O)R8、−N(R11)S(O)R10、−N(R11)C(O)N(R12)(R13)、−N(R11)C(O)OR9および−C(=NOH)R8からなる群より選択され、ただしUが−O−または−N(R5)であるとき、R3、R4、R6およびR7はハロでも、−SHでも、−OR9でも、−SR19でも、−S(O)N(R11)(R12)でも、−S(O)2N(R11)(R12)でも、−N(R11)(R12)でも、−N(R11)C(O)R8でも、−N(R11)S(O)R10でも、−N(R11)C(O)N(R12)(R13)でも、または−N(R11)C(O)OR9でもなく;ただしWが−O−またはN(R5)−であるとき、R3およびR4が、ハロでも、−SHでも、−OR9でも、−SR19でも、−S(O)N(R11)(R12)でも、−S(O)2N(R11)(R12)でも、−N(R11)(R12)でも、−N(R11)C(O)R8でも、−N(R11)S(O)R10でも、−N(R11)C(O)N(R12)(R13)でもまたは−N(R11)C(O)OR9でもなく;そしてXが−N(R5)−である場合、Wが−C(O)−であり、かつUが結合であり、R3、R4、R6およびR7はハロでも、−CNでも、−SHでも、−OR9でも、−SR19でも、−S(O)N(R11)(R12)でも、または−S(O)2N(R11)(R12)でもないか;あるいはR3、R4、R6およびR7はそれらが結合している炭素と一緒になって、R14によって必要に応じて置換される3〜7員のシクロアルキル基、またはR14によって必要に応じて置換される3〜7員のシクロアルキルエーテルを形成するか、
あるいはR3およびR4、またはR6およびR7はそれらが結合している炭素と一緒になって、
【化2】
のような多環式基を組み合わさって形成し、
ここで、Mは−CH2−、S、−N(R19)−またはOであり、AおよびBは独立してアリールまたはヘテロアリールであり、そしてqは0、1または2であり、ただし、qが2であるとき、1つのMが炭素原子でなければならず、そしてqが2であるとき、Mは必要に応じて二重結合であり;ただしR3、R4、R6およびR7が該多環式基
【化3】
を形成するとき、隣接するR3およびR4またはR6およびR7基は、該多環式基を形成するように組み合わされ得ず;
R8が独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−OR15、−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)2R16、−N(R15)S(O)2N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)および−N(R15)C(O)OR16からなる群より選択され;
R9が独立して、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群より選択され R10が独立して、H、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルおよび−N(R15)(R16)からなる群より選択され;
R11、R12およびR13は独立して、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−C(O)R8、−C(O)OR9、−S(O)R10、−S(O)2R10、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)2N(R15)(R16)および−CNからなる群より選択され;
R14は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)2N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)2R16、−N(R15)S(O)2N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)および−N(R15)C(O)OR16;からなる群より独立して選択される1〜5置換基であり;
R15、R16およびR17は独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリールヘテロシクロアルキル、R18−アルキル、R18−シクロアルキル、R18−シクロアルキルアルキル、R18−ヘテロシクロアルキル、R18−ヘテロシクロアルキルアルキル、R18−アリール、R18−アリールアルキル、R18−ヘテロアリールおよびR18−ヘテロアリールアルキルからなる群より選択されるか;あるいは
R15、R16およびR17は
【化4】
であり、ここでR23は、合計0〜5の置換基になり、mは0〜6であり、そしてnは1〜5であり;
R18は、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、−NO2、ハロ、ヘテロアリール、HO−アルキルオキシアルキル、−CF3、−CN、アルキル−CN、−C(O)R19、−C(O)OH、−C(O)OR19、−C(O)NHR20、−C(O)NH2、−C(O)NH2−C(O)N(アルキル)2、−C(O)N(アルキル)(アリール)、−C(O)N(アルキル)(ヘテロアリール)、−SR19、−S(O)2R20、−S(O)NH2、−S(O)NH(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アルキル)、−S(O)NH(アリール)、−S(O)2NH2、−S(O)2NHR19、−S(O)2NH(ヘテロシクロアルキル)、−S(O)2N(アルキル)2、−S(O)2N(アルキル)(アリール)、−OCF3、−OH、−OR20、−O−ヘテロシクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−ヘテロシクロアルキルアルキル、−NH2、−NHR20、−N(アルキル)2、−N(アリールアルキル)2、−N(アリールアルキル)−(ヘテロアリールアルキル)、−NHC(O)R20、−NHC(O)NH2、−NHC(O)NH(アルキル)、−NHC(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)C(O)NH(アルキル)、−N(アルキル)C(O)N(アルキル)(アルキル)、−NHS(O)2R20、−NHS(O)2NH(アルキル)、−NHS(O)2N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)S(O)2NH(アルキル)および−N(アルキル)S(O)2N(アルキル)(アルキル)からなる群より独立して選択される1〜5の置換基であるか;
あるいは隣接する炭素上の2つのR18部分が、
【化5】
を形成するように一緒に連結され得;
R19が、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキルであり;
R20が、アルキル、シクロアルキル、アリール、ハロ置換アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルであり;
そしてR1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13およびR14における各々のアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は、独立して、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−CH(R15)(R16)、−S(O)2N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、N(R15)C(O)R16、−CH2−N(R15)C(O)R16、−CH2−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH2−R15;−CH2N(R15)(R16)、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)2R16、−CH2−N(R15)S(O)2R16、−N(R15)S(O)2N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH2−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH2−N(R15)C(O)OR16、−S(O)R15;=NOR15、−N3、−NO2、および−S(O)2R15からなる群より独立して選択される1〜5個のR21基によって置換され;R21における各々の該アルキル、シクロアルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は、独立して、非置換であるか、またはアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF3、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、アルキル−C(O)OR15、C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)2N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH2−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)2R16、−CH2−N(R15)S(O)2R16、−N(R15)S(O)2N((R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH2−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH2−N(R15)C(O)OR16、−N3、=NOR15、−NO2、−S(O)R15および−S(O)2R15からなる群より独立して選択される1〜5のR22基によって置換され;
あるいは隣接する炭素上の2つのR21または2つのR22部分が、一緒に連結されて
【化6】
を形成し得、
そしてR21またはR22が、−C(=NOR15)R16、−N(R15)C(O)R16、−CH2−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)2R16、−CH2−N(R15)S(O)2R16、−N(R15)S(O)2N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH2−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、および−CH2−N(R15)C(O)OR16からなる群より選択され、R15およびR16が一緒になって、C2〜C4鎖であり得、ここで必要に応じて、1、2または3つの環炭素が、−C(O)−または−N(H)−によって置換され得、そしてR15およびR16は、それらが結合される原子と一緒になって、必要に応じてR23によって置換される5〜7員環を形成し;
R23は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−OR24、−C(O)R24、−C(O)OR24、−C(O)N(R24)(R25)、−SR24、−S(O)N(R24)(R25)、−S(O)2N(R24)(R25)、−C(=NOR24)R25、−P(O)(OR24)(OR25)、−N(R24)(R25)、−アルキル−N(R24)(R25)、−N(R24)C(O)R25、−CH2−N(R24)C(O)R25、−N(R24)S(O)R25、−N(R24)S(O)2R25、−CH2−N(R24)S(O)2R25、−N(R24)S(O)2N(R25)(R26)、−N(R24)S(O)N(R25)(R26)、−N(R24)C(O)N(R25)(R26)、−CH2−N(R24)C(O)N(R25)(R26)、−N(R24)C(O)OR25、−CH2−N(R24)C(O)OR25、−S(O)R24および−S(O)2R24からなる群より独立して選択される1〜5の基であり;ここでR23における各々のアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は独立して、非置換であるか、またはアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF3、−CN、−OR24、−C(O)R24、−C(O)OR24、−アルキル−C(O)OR24、C(O)N(R24)(R25)、−SR24、−S(O)N(R24)(R25)、−S(O)2N(R24)(R25)、−C(=NOR24)R25、−P(O)(OR24)(OR25)、−N(R24)(R25)、−アルキル−N(R24)(R25)、−N(R24)C(O)R25、−CH2−N(R24)C(O)R25、−N(R24)S(O)R25、−N(R24)S(O)2R25、−CH2−N(R24)S(O)2R25、−N(R24)S(O)2N(R25)(R26)、−N(R24)S(O)N(R25)(R26)、−N(R24)C(O)N(R25)(R26)、−CH2−N(R24)C(O)N(R25)(R26)、−N(R24)C(O)OR25、−CH2−N(R24)C(O)OR25、−S(O)R24および−S(O)2R24からなる群より独立して選択される1〜5個のR27基によって置換され;
R24、R25およびR26は独立して、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、R27−アルキル、R27−シクロアルキル、R27−シクロアルキルアルキル、R27−ヘテロシクロアルキル、R27−ヘテロシクロアルキルアルキル、R27−アリール、R27−アリールアルキル、R27−ヘテロアリールおよびR27−ヘテロアリールアルキルからなる群より選択され;
R27は、アルキル、アリール、アリールアルキル、−NO2、ハロ、−CF3、−CN、アルキル−CN、−C(O)R28、−C(O)OH、−C(O)OR28、−C(O)NHR29、−C(O)N(アルキル)2、−C(O)N(アルキル)(アリール)、−C(O)N(アルキル)(ヘテロアリール)、−SR28、−S(O)2R29、−S(O)NH2、−S(O)NH(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アルキル)、−S(O)NH(アリール)、−S(O)2NH2、−S(O)2NHR28、−S(O)2NH(アリール)、−S(O)2NH(ヘテロシクロアルキル)、−S(O)2N(アルキル)2、−S(O)2N(アルキル)(アリール)、−OH、−OR29、−O−ヘテロシクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−ヘテロシクロアルキルアルキル、−NH2、−NHR29、−N(アルキル)2、−N(アリールアルキル)2、−N(アリールアルキル)(ヘテロアリールアルキル)、−NHC(O)R29、−NHC(O)NH2、−NHC(O)NH(アルキル)、−NHC(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)C(O)NH(アルキル)、−N(アルキル)C(O)N(アルキル)(アルキル)、−NHS(O)2R29、−NHS(O)2NH(アルキル)、−NHS(O)2N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)S(O)2NH(アルキル)および−N(アルキル)S(O)2N(アルキル)(アルキル)からなる群より独立して選択される1〜5の置換基であり;
R28は、アルキル、シクロアルキル、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキルであり;そして
R29は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルであり;
ただし、Wが−C(O)−でありUが結合であるとき、R1は必要に応じて置換されたフェニルではなく、そしてUが−C(O)−でありかつWが結合である場合、R5は必要に応じて置換されたフェニルではなく;
ただし、R1もR5も、(−COOR15または−C(O)N(R15)(R16))および(−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)2R16、−N(R15)S(O)2N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、または−N(R15)C(O)OR16)で二置換した−C(O)−アルキル−アゼチジノンでも、またはアルキルでもなく;
ただし、R1がメチルであり、Xが−N(R5)−であり、R2がHであり、Wが−C(O)−でありUが結合であるとき、(R3、R4)は、(H、H)でも、(フェニル、フェニル)でも、(H、フェニル)でも、(ベンジル、H)でも、(ベンジル、フェニル)でも、(i−ブチル、H)でも、(i−ブチル、フェニル)でも、(OH−フェニル、フェニル)でも、(ハロ−フェニル、フェニル)でも、または(CH3O−フェニル、NO2−フェニル)でもなく;そしてWが結合であり、Uが−C(O)−である場合、(R3、R4)が(H、H)でも、(フェニル、フェニル)でも、(H、フェニル)でも、(ベンジル、H)でも、(ベンジル、フェニル)でも、(i−ブチル、H)でも、(i−ブチル、フェニル)でも、(OH−フェニル、フェニル)でも、(ハロ−フェニル、フェニル)でも、または(CH3O−フェニル、NO2−フェニル)でもなく;
ただし、Xが−N(R5)−、R1およびR5が各々Hであり、Wが−C(O)−であり、かつUが結合であるとき、(R3、R4)が(必要に応じて置換されたフェニル、必要に応じて置換されたベンジル)でも、(必要に応じて置換されたフェニル、ヘテロアリールアルキル)でも、または(ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル);でもなく;
ただし、Uが結合であり、Wが−C(O)−であり、かつR3およびR4が、それが結合する炭素と一緒に環を形成するとき、R1が2−CF3−3−CN−フェニルではなく;
ただしこれは、Xが−N(R5)−であり、Uが−O−であり、かつWが結合であるかまたは−C(R6)(R7)−であるとき、(R3、R4)が(H、−NHC(O)−アルキル−ヘテロアリール)でも、または(H,アルキル−NHC(O)−アルキル−ヘテロアリール)でもなく;
ただしXが−N(R5)−であるとき、R1およびR5が−アルキルアリール−アリール−SO2−N(R15)(R16)ではなく、R15がHであってかつR16がヘテロアリールであり;
ただし、R1はR21−アリールまたはR21−アリールアルキルであり、ここでR21は、−OCF3、−S(O)CF3、−S(O)2CF3、−S(O)アルキル、−S(O)2アルキル、−S(O)2CHF2、−S(O)2CF2CF3、−OCF2CHF2、−OCHF2、−OCH2CF3、−SF5または−S(O)2NR15R16であり;
ここでR15およびR16が独立して、H、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリール、R18−アルキル、R18−シクロアルキル、R18−ヘテロシクロアルキル、R18−アリールおよびR18−ヘテロアリールからなる群より選択され;Uが結合または−CH2であり;そしてXが−N(R5)−であるとき;R5がHであり;
ただし、Uが結合であるとき、
R3およびR4がアルキル
【化7】
であり、ここでR21がハロ、−CN、アルキル、アルコキシ、ハロアルキルもしくはハロアルコキシであるか、またはR3およびR4が、それらが結合される炭素と一緒になって、3〜7員のシクロアルキル基を形成し、
そしてR1が
【化8】
であり、ここでaが0〜6であり、かつR22がアルキル、アルコキシ、ハロ、−CN、−OH、−NO2またはハロアルキルであるとき、
R21aがHでも、−C(O)2R15でもなく、ここでR15は、アルキル、シクロアルキルおよびフェニルで置換されたアルキル、アルキルまたはアルキル−R22であり、
ここでR22は、
フェニル、
アルキルで置換されたフェニル、
および
【化9】
からなる群より選択され、ここでR22は、H、メトキシ、ニトロ、オキソ、−OH、ハロおよびアルキル、
【化10】
からなる群より選択される、化合物。
【請求項2】
構造式:
【化11】
を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
構造式IA〜IFにおいて、Uが結合であるかまたは−C(R6)(R7)−である、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
構造式IBにおいてUが結合である、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
構造式IBにおいてUが−C(R6)(R7)−である、請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
R2がHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
R3、R4、R6およびR7が独立して、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CH2−O−Si(R9)(R10)(R19)、−SH、−CN、−OR9、−C(O)R8、−C(O)OR9、−C(O)N(R11)(R12)、−SR19、−S(O)N(R11)(R12)、−S(O)2N(R11)(R12)、−N(R11)(R12)、−N(R11)C(O)R8、−N(R11)S(O)R10、−N(R11)C(O)N(R12)(R13)、−N(R11)(O)OR9および−C(=NOH)R8からなる群より選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
R3、R4、R6およびR7がアリール、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルキルおよびシクロアルキルアルキルからなる群より選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
請求項1に記載の化合物であって、
Uが結合または−C(O)−であり;
Wが結合または−C(O)−であり;
Xが−N(R5)−であり;
R1はH、アルキル、R21−アルキル、アリールアルキル、R21−アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルまたはR21−ヘテロシクロアルキルアルキルであり、
R2はHであり;
R3はアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、R21−アルキル、R21−シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキル、R21−アリールまたはR21−アリールアルキルであり;
R4はアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、R21−アルキル、R21−シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキル、R21−アリール、またはR21−アリールアルキルであり;
R5はH、アルキル、R21−アルキル、アリールアルキル、R21−アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルまたはR21−ヘテロシクロアルキルアルキルであり;
R6はアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、R21−アルキル、R21−シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキル、R21−アリールまたはR21−アリールアルキルであり;
R7はアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、R21−アルキル、R21−シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキル、R21−アリールまたはR21−アリールアルキルであり;
R15、R16およびR17がH、R18−アルキル、アルキルまたは
【化12】
であり;
R21がアルキル、アリール、ハロ、−OR15、−NO2、−C(O)R15、−CH2−N(R15)C(O)N(R16)(R17)または−CH(R15)(R16)であり;
nが1であり;
mが1であり;
R18は−OR20であり
R20はアリールであり;
そして
R23はアルキルである、化合物。
【請求項10】
R3、R4、R6およびR7が
【化13】
であり、かつ
R1、およびR5がH、CH3、
【化14】
である、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
以下:
【化15】
【化16】
【化17】
からなる群より選択される、化合物。
【請求項12】
請求項1に記載の化合物であって、
Uが結合または−C(O)−であり;
Wが結合または−C(O)−であり;
Xが−N(R5)−であり;
R1がH、アルキル、R21−アルキル、アリールアルキル、R21−アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルまたはR21−ヘテロシクロアルキルアルキルであり、
R2はHであり;
R3はアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、R21−アルキル、R21−シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキル、R21−アリール、R21−アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、R21−ヘテロアリールアルキル、R21−ヘテロアリール、R21−ヘテロシクロアルキルまたはR21−ヘテロシクロアルキルアルキルであり;
R4はアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、R21−アルキル、R21−シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキル、R21−アリール、R21−アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、R21−ヘテロアリールアルキル、R21−ヘテロアリール、R21−ヘテロシクロアルキルまたはR21−ヘテロシクロアルキルアルキルであり;
R5はH、アルキル、R21−アルキル、アリールアルキル、R21−アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルまたはR21ヘテロシクロアルキルアルキルであり;
R6はアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、R21−アルキル、R21−シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキル、R21−アリール、R21−アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、R21−ヘテロアリールアルキル、R21−ヘテロアリール、R21−ヘテロシクロアルキルまたはR21−ヘテロシクロアルキルアルキルであり;
R7は、アルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、R21−アルキル、R21−シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキル、R21−アリール、R21−アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、R21−ヘテロアリールアルキル、R21−ヘテロアリール、R21−ヘテロシクロアルキルまたはR21−ヘテロシクロアルキルアルキルであり;
R15、R16およびR17がH、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、R18−アルキル、アルキル、アリール、R18−アリール、R18−アリールアルキル、アリールアルキル、
【化18】
であり;
nが1または2であり;
mが0または1であり;
R18は−OR20またはハロであり;
R20はアリールまたはハロ置換アリールであり;
R21は、アルキル、アリール、ヘテロアリール、R22−アルキル、R22−アリール、R22−ヘテロアリール、ハロ、ヘテロシクロアルキル、−N(R15)(R16)、−OR15、−NO2、−C(O)R15、−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)2R16、−CH2−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、または−CH(R15)(R16)であり;
R22は−OR15またはハロであり
そして
R23はHまたはアルキルである、化合物。
【請求項13】
以下:
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
【化23】
【化24】
からなる群より選択される、化合物。
【請求項14】
請求項1に記載の化合物の有効量および薬学的に有効なキャリアを含む、薬学的組成物。
【請求項15】
アスパルチルプロテアーゼを阻害する方法であって、請求項1に記載の化合物の有効量を、このような処置の必要な患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項16】
心血管系疾患、認知性障害および神経変性疾患を処置する方法、ならびにヒト免疫不全ウイルス、プラスメピン、カテプシンDおよび原虫の酵素の阻害の方法であって、このような処置の必要な患者に対して、請求項1に記載の化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項17】
認知性疾患または神経変性疾患が処置される、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
アルツハイマー病が処置される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
請求項1に記載の化合物の有効量と、有効量のコリンエステラーゼインヒビターまたはムスカリンアンタゴニストとを、薬学的に有効なキャリア中に含む、薬学的組成物。
【請求項20】
認知性疾患または神経変性疾患を処置する方法であって、このような処置の必要な患者に対して、有効量のコリンエステラーゼインヒビターと組み合わせて、有効量の請求項1に記載の化合物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項1】
構造式
【化1】
を有する化合物、またはその立体異性体、互変異性体、または薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和化合物であって、
Wが結合、−C(=S)−、−S(O)−、−S(O)2−、−C(=O)−、−O−、−C(R6)(R7)−、−N(R5)−または−C(=N(R5))−であり;
Xが−O−、−N(R5)−、または−C(R6)(R7)−であり;ただし、Xが−O−であるとき、Uが−O−でも、−S(O)−でも、−S(O)2−でも、−C(=O)−でも、または−C(=NR5)−でもなく;
Uは結合、−S(O)−、−S(O)2−、−C(O)−、−O−、−P(O)(OR15)−,−C(=NR5)−,−(C(R6)(R7))bまたは−N(R5)−であり;ここでbが1または2であり;ただしWが−S(O)−、−S(O)2−、−O−、またはN(R5)−であるとき、Uは−S(O)−でも、−S(O)2−でも、−O−でも、または−N(R5)−でもなく;ただしXが−N(R5)−であり、かつWが−S(O)−、−S(O)2−、−O−または−N(R5)−であるとき、Uは結合ではなく;
R1、R2およびR5は独立して、H、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、−OR15、−CN、−C(O)R8、−C(O)OR9、−S(O)R10、−S(O)2R10、−C(O)N(R11)(R12)、−S(O)N(R11)(R12)、−S(O)2N(R11)(R12)、−NO2、−N=C(R8)2および−N(R8)2からなる群より選択され、ただしR1およびR5は、両方とも−NO2、−N=C(R8)2および−N(R8)2から選択されることはなく;
R3、R4、R6およびR7は独立して、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CH2−O−Si(R9)(R10)(R19)、−SH、−CN、−OR9、−C(O)R8、−C(O)OR9、−C(O)N(R11)(R12)、−SR19、−S(O)N(R11)(R12)、−S(O)2N(R11)(R12)、−N(R11)(R12)、−N(R11)C(O)R8、−N(R11)S(O)R10、−N(R11)C(O)N(R12)(R13)、−N(R11)C(O)OR9および−C(=NOH)R8からなる群より選択され、ただしUが−O−または−N(R5)であるとき、R3、R4、R6およびR7はハロでも、−SHでも、−OR9でも、−SR19でも、−S(O)N(R11)(R12)でも、−S(O)2N(R11)(R12)でも、−N(R11)(R12)でも、−N(R11)C(O)R8でも、−N(R11)S(O)R10でも、−N(R11)C(O)N(R12)(R13)でも、または−N(R11)C(O)OR9でもなく;ただしWが−O−またはN(R5)−であるとき、R3およびR4が、ハロでも、−SHでも、−OR9でも、−SR19でも、−S(O)N(R11)(R12)でも、−S(O)2N(R11)(R12)でも、−N(R11)(R12)でも、−N(R11)C(O)R8でも、−N(R11)S(O)R10でも、−N(R11)C(O)N(R12)(R13)でもまたは−N(R11)C(O)OR9でもなく;そしてXが−N(R5)−である場合、Wが−C(O)−であり、かつUが結合であり、R3、R4、R6およびR7はハロでも、−CNでも、−SHでも、−OR9でも、−SR19でも、−S(O)N(R11)(R12)でも、または−S(O)2N(R11)(R12)でもないか;あるいはR3、R4、R6およびR7はそれらが結合している炭素と一緒になって、R14によって必要に応じて置換される3〜7員のシクロアルキル基、またはR14によって必要に応じて置換される3〜7員のシクロアルキルエーテルを形成するか、
あるいはR3およびR4、またはR6およびR7はそれらが結合している炭素と一緒になって、
【化2】
のような多環式基を組み合わさって形成し、
ここで、Mは−CH2−、S、−N(R19)−またはOであり、AおよびBは独立してアリールまたはヘテロアリールであり、そしてqは0、1または2であり、ただし、qが2であるとき、1つのMが炭素原子でなければならず、そしてqが2であるとき、Mは必要に応じて二重結合であり;ただしR3、R4、R6およびR7が該多環式基
【化3】
を形成するとき、隣接するR3およびR4またはR6およびR7基は、該多環式基を形成するように組み合わされ得ず;
R8が独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−OR15、−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)2R16、−N(R15)S(O)2N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)および−N(R15)C(O)OR16からなる群より選択され;
R9が独立して、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群より選択され R10が独立して、H、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルおよび−N(R15)(R16)からなる群より選択され;
R11、R12およびR13は独立して、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−C(O)R8、−C(O)OR9、−S(O)R10、−S(O)2R10、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)2N(R15)(R16)および−CNからなる群より選択され;
R14は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)2N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)2R16、−N(R15)S(O)2N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)および−N(R15)C(O)OR16;からなる群より独立して選択される1〜5置換基であり;
R15、R16およびR17は独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリールヘテロシクロアルキル、R18−アルキル、R18−シクロアルキル、R18−シクロアルキルアルキル、R18−ヘテロシクロアルキル、R18−ヘテロシクロアルキルアルキル、R18−アリール、R18−アリールアルキル、R18−ヘテロアリールおよびR18−ヘテロアリールアルキルからなる群より選択されるか;あるいは
R15、R16およびR17は
【化4】
であり、ここでR23は、合計0〜5の置換基になり、mは0〜6であり、そしてnは1〜5であり;
R18は、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、−NO2、ハロ、ヘテロアリール、HO−アルキルオキシアルキル、−CF3、−CN、アルキル−CN、−C(O)R19、−C(O)OH、−C(O)OR19、−C(O)NHR20、−C(O)NH2、−C(O)NH2−C(O)N(アルキル)2、−C(O)N(アルキル)(アリール)、−C(O)N(アルキル)(ヘテロアリール)、−SR19、−S(O)2R20、−S(O)NH2、−S(O)NH(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アルキル)、−S(O)NH(アリール)、−S(O)2NH2、−S(O)2NHR19、−S(O)2NH(ヘテロシクロアルキル)、−S(O)2N(アルキル)2、−S(O)2N(アルキル)(アリール)、−OCF3、−OH、−OR20、−O−ヘテロシクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−ヘテロシクロアルキルアルキル、−NH2、−NHR20、−N(アルキル)2、−N(アリールアルキル)2、−N(アリールアルキル)−(ヘテロアリールアルキル)、−NHC(O)R20、−NHC(O)NH2、−NHC(O)NH(アルキル)、−NHC(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)C(O)NH(アルキル)、−N(アルキル)C(O)N(アルキル)(アルキル)、−NHS(O)2R20、−NHS(O)2NH(アルキル)、−NHS(O)2N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)S(O)2NH(アルキル)および−N(アルキル)S(O)2N(アルキル)(アルキル)からなる群より独立して選択される1〜5の置換基であるか;
あるいは隣接する炭素上の2つのR18部分が、
【化5】
を形成するように一緒に連結され得;
R19が、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキルであり;
R20が、アルキル、シクロアルキル、アリール、ハロ置換アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルであり;
そしてR1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13およびR14における各々のアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は、独立して、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−CH(R15)(R16)、−S(O)2N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、N(R15)C(O)R16、−CH2−N(R15)C(O)R16、−CH2−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH2−R15;−CH2N(R15)(R16)、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)2R16、−CH2−N(R15)S(O)2R16、−N(R15)S(O)2N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH2−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH2−N(R15)C(O)OR16、−S(O)R15;=NOR15、−N3、−NO2、および−S(O)2R15からなる群より独立して選択される1〜5個のR21基によって置換され;R21における各々の該アルキル、シクロアルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は、独立して、非置換であるか、またはアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF3、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、アルキル−C(O)OR15、C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)2N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH2−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)2R16、−CH2−N(R15)S(O)2R16、−N(R15)S(O)2N((R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH2−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH2−N(R15)C(O)OR16、−N3、=NOR15、−NO2、−S(O)R15および−S(O)2R15からなる群より独立して選択される1〜5のR22基によって置換され;
あるいは隣接する炭素上の2つのR21または2つのR22部分が、一緒に連結されて
【化6】
を形成し得、
そしてR21またはR22が、−C(=NOR15)R16、−N(R15)C(O)R16、−CH2−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)2R16、−CH2−N(R15)S(O)2R16、−N(R15)S(O)2N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH2−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、および−CH2−N(R15)C(O)OR16からなる群より選択され、R15およびR16が一緒になって、C2〜C4鎖であり得、ここで必要に応じて、1、2または3つの環炭素が、−C(O)−または−N(H)−によって置換され得、そしてR15およびR16は、それらが結合される原子と一緒になって、必要に応じてR23によって置換される5〜7員環を形成し;
R23は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−OR24、−C(O)R24、−C(O)OR24、−C(O)N(R24)(R25)、−SR24、−S(O)N(R24)(R25)、−S(O)2N(R24)(R25)、−C(=NOR24)R25、−P(O)(OR24)(OR25)、−N(R24)(R25)、−アルキル−N(R24)(R25)、−N(R24)C(O)R25、−CH2−N(R24)C(O)R25、−N(R24)S(O)R25、−N(R24)S(O)2R25、−CH2−N(R24)S(O)2R25、−N(R24)S(O)2N(R25)(R26)、−N(R24)S(O)N(R25)(R26)、−N(R24)C(O)N(R25)(R26)、−CH2−N(R24)C(O)N(R25)(R26)、−N(R24)C(O)OR25、−CH2−N(R24)C(O)OR25、−S(O)R24および−S(O)2R24からなる群より独立して選択される1〜5の基であり;ここでR23における各々のアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は独立して、非置換であるか、またはアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF3、−CN、−OR24、−C(O)R24、−C(O)OR24、−アルキル−C(O)OR24、C(O)N(R24)(R25)、−SR24、−S(O)N(R24)(R25)、−S(O)2N(R24)(R25)、−C(=NOR24)R25、−P(O)(OR24)(OR25)、−N(R24)(R25)、−アルキル−N(R24)(R25)、−N(R24)C(O)R25、−CH2−N(R24)C(O)R25、−N(R24)S(O)R25、−N(R24)S(O)2R25、−CH2−N(R24)S(O)2R25、−N(R24)S(O)2N(R25)(R26)、−N(R24)S(O)N(R25)(R26)、−N(R24)C(O)N(R25)(R26)、−CH2−N(R24)C(O)N(R25)(R26)、−N(R24)C(O)OR25、−CH2−N(R24)C(O)OR25、−S(O)R24および−S(O)2R24からなる群より独立して選択される1〜5個のR27基によって置換され;
R24、R25およびR26は独立して、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、R27−アルキル、R27−シクロアルキル、R27−シクロアルキルアルキル、R27−ヘテロシクロアルキル、R27−ヘテロシクロアルキルアルキル、R27−アリール、R27−アリールアルキル、R27−ヘテロアリールおよびR27−ヘテロアリールアルキルからなる群より選択され;
R27は、アルキル、アリール、アリールアルキル、−NO2、ハロ、−CF3、−CN、アルキル−CN、−C(O)R28、−C(O)OH、−C(O)OR28、−C(O)NHR29、−C(O)N(アルキル)2、−C(O)N(アルキル)(アリール)、−C(O)N(アルキル)(ヘテロアリール)、−SR28、−S(O)2R29、−S(O)NH2、−S(O)NH(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アルキル)、−S(O)NH(アリール)、−S(O)2NH2、−S(O)2NHR28、−S(O)2NH(アリール)、−S(O)2NH(ヘテロシクロアルキル)、−S(O)2N(アルキル)2、−S(O)2N(アルキル)(アリール)、−OH、−OR29、−O−ヘテロシクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−ヘテロシクロアルキルアルキル、−NH2、−NHR29、−N(アルキル)2、−N(アリールアルキル)2、−N(アリールアルキル)(ヘテロアリールアルキル)、−NHC(O)R29、−NHC(O)NH2、−NHC(O)NH(アルキル)、−NHC(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)C(O)NH(アルキル)、−N(アルキル)C(O)N(アルキル)(アルキル)、−NHS(O)2R29、−NHS(O)2NH(アルキル)、−NHS(O)2N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)S(O)2NH(アルキル)および−N(アルキル)S(O)2N(アルキル)(アルキル)からなる群より独立して選択される1〜5の置換基であり;
R28は、アルキル、シクロアルキル、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキルであり;そして
R29は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルであり;
ただし、Wが−C(O)−でありUが結合であるとき、R1は必要に応じて置換されたフェニルではなく、そしてUが−C(O)−でありかつWが結合である場合、R5は必要に応じて置換されたフェニルではなく;
ただし、R1もR5も、(−COOR15または−C(O)N(R15)(R16))および(−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)2R16、−N(R15)S(O)2N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、または−N(R15)C(O)OR16)で二置換した−C(O)−アルキル−アゼチジノンでも、またはアルキルでもなく;
ただし、R1がメチルであり、Xが−N(R5)−であり、R2がHであり、Wが−C(O)−でありUが結合であるとき、(R3、R4)は、(H、H)でも、(フェニル、フェニル)でも、(H、フェニル)でも、(ベンジル、H)でも、(ベンジル、フェニル)でも、(i−ブチル、H)でも、(i−ブチル、フェニル)でも、(OH−フェニル、フェニル)でも、(ハロ−フェニル、フェニル)でも、または(CH3O−フェニル、NO2−フェニル)でもなく;そしてWが結合であり、Uが−C(O)−である場合、(R3、R4)が(H、H)でも、(フェニル、フェニル)でも、(H、フェニル)でも、(ベンジル、H)でも、(ベンジル、フェニル)でも、(i−ブチル、H)でも、(i−ブチル、フェニル)でも、(OH−フェニル、フェニル)でも、(ハロ−フェニル、フェニル)でも、または(CH3O−フェニル、NO2−フェニル)でもなく;
ただし、Xが−N(R5)−、R1およびR5が各々Hであり、Wが−C(O)−であり、かつUが結合であるとき、(R3、R4)が(必要に応じて置換されたフェニル、必要に応じて置換されたベンジル)でも、(必要に応じて置換されたフェニル、ヘテロアリールアルキル)でも、または(ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル);でもなく;
ただし、Uが結合であり、Wが−C(O)−であり、かつR3およびR4が、それが結合する炭素と一緒に環を形成するとき、R1が2−CF3−3−CN−フェニルではなく;
ただしこれは、Xが−N(R5)−であり、Uが−O−であり、かつWが結合であるかまたは−C(R6)(R7)−であるとき、(R3、R4)が(H、−NHC(O)−アルキル−ヘテロアリール)でも、または(H,アルキル−NHC(O)−アルキル−ヘテロアリール)でもなく;
ただしXが−N(R5)−であるとき、R1およびR5が−アルキルアリール−アリール−SO2−N(R15)(R16)ではなく、R15がHであってかつR16がヘテロアリールであり;
ただし、R1はR21−アリールまたはR21−アリールアルキルであり、ここでR21は、−OCF3、−S(O)CF3、−S(O)2CF3、−S(O)アルキル、−S(O)2アルキル、−S(O)2CHF2、−S(O)2CF2CF3、−OCF2CHF2、−OCHF2、−OCH2CF3、−SF5または−S(O)2NR15R16であり;
ここでR15およびR16が独立して、H、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリール、R18−アルキル、R18−シクロアルキル、R18−ヘテロシクロアルキル、R18−アリールおよびR18−ヘテロアリールからなる群より選択され;Uが結合または−CH2であり;そしてXが−N(R5)−であるとき;R5がHであり;
ただし、Uが結合であるとき、
R3およびR4がアルキル
【化7】
であり、ここでR21がハロ、−CN、アルキル、アルコキシ、ハロアルキルもしくはハロアルコキシであるか、またはR3およびR4が、それらが結合される炭素と一緒になって、3〜7員のシクロアルキル基を形成し、
そしてR1が
【化8】
であり、ここでaが0〜6であり、かつR22がアルキル、アルコキシ、ハロ、−CN、−OH、−NO2またはハロアルキルであるとき、
R21aがHでも、−C(O)2R15でもなく、ここでR15は、アルキル、シクロアルキルおよびフェニルで置換されたアルキル、アルキルまたはアルキル−R22であり、
ここでR22は、
フェニル、
アルキルで置換されたフェニル、
および
【化9】
からなる群より選択され、ここでR22は、H、メトキシ、ニトロ、オキソ、−OH、ハロおよびアルキル、
【化10】
からなる群より選択される、化合物。
【請求項2】
構造式:
【化11】
を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
構造式IA〜IFにおいて、Uが結合であるかまたは−C(R6)(R7)−である、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
構造式IBにおいてUが結合である、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
構造式IBにおいてUが−C(R6)(R7)−である、請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
R2がHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
R3、R4、R6およびR7が独立して、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CH2−O−Si(R9)(R10)(R19)、−SH、−CN、−OR9、−C(O)R8、−C(O)OR9、−C(O)N(R11)(R12)、−SR19、−S(O)N(R11)(R12)、−S(O)2N(R11)(R12)、−N(R11)(R12)、−N(R11)C(O)R8、−N(R11)S(O)R10、−N(R11)C(O)N(R12)(R13)、−N(R11)(O)OR9および−C(=NOH)R8からなる群より選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
R3、R4、R6およびR7がアリール、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルキルおよびシクロアルキルアルキルからなる群より選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
請求項1に記載の化合物であって、
Uが結合または−C(O)−であり;
Wが結合または−C(O)−であり;
Xが−N(R5)−であり;
R1はH、アルキル、R21−アルキル、アリールアルキル、R21−アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルまたはR21−ヘテロシクロアルキルアルキルであり、
R2はHであり;
R3はアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、R21−アルキル、R21−シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキル、R21−アリールまたはR21−アリールアルキルであり;
R4はアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、R21−アルキル、R21−シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキル、R21−アリール、またはR21−アリールアルキルであり;
R5はH、アルキル、R21−アルキル、アリールアルキル、R21−アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルまたはR21−ヘテロシクロアルキルアルキルであり;
R6はアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、R21−アルキル、R21−シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキル、R21−アリールまたはR21−アリールアルキルであり;
R7はアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、R21−アルキル、R21−シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキル、R21−アリールまたはR21−アリールアルキルであり;
R15、R16およびR17がH、R18−アルキル、アルキルまたは
【化12】
であり;
R21がアルキル、アリール、ハロ、−OR15、−NO2、−C(O)R15、−CH2−N(R15)C(O)N(R16)(R17)または−CH(R15)(R16)であり;
nが1であり;
mが1であり;
R18は−OR20であり
R20はアリールであり;
そして
R23はアルキルである、化合物。
【請求項10】
R3、R4、R6およびR7が
【化13】
であり、かつ
R1、およびR5がH、CH3、
【化14】
である、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
以下:
【化15】
【化16】
【化17】
からなる群より選択される、化合物。
【請求項12】
請求項1に記載の化合物であって、
Uが結合または−C(O)−であり;
Wが結合または−C(O)−であり;
Xが−N(R5)−であり;
R1がH、アルキル、R21−アルキル、アリールアルキル、R21−アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルまたはR21−ヘテロシクロアルキルアルキルであり、
R2はHであり;
R3はアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、R21−アルキル、R21−シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキル、R21−アリール、R21−アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、R21−ヘテロアリールアルキル、R21−ヘテロアリール、R21−ヘテロシクロアルキルまたはR21−ヘテロシクロアルキルアルキルであり;
R4はアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、R21−アルキル、R21−シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキル、R21−アリール、R21−アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、R21−ヘテロアリールアルキル、R21−ヘテロアリール、R21−ヘテロシクロアルキルまたはR21−ヘテロシクロアルキルアルキルであり;
R5はH、アルキル、R21−アルキル、アリールアルキル、R21−アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルまたはR21ヘテロシクロアルキルアルキルであり;
R6はアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、R21−アルキル、R21−シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキル、R21−アリール、R21−アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、R21−ヘテロアリールアルキル、R21−ヘテロアリール、R21−ヘテロシクロアルキルまたはR21−ヘテロシクロアルキルアルキルであり;
R7は、アルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、R21−アルキル、R21−シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキル、R21−アリール、R21−アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、R21−ヘテロアリールアルキル、R21−ヘテロアリール、R21−ヘテロシクロアルキルまたはR21−ヘテロシクロアルキルアルキルであり;
R15、R16およびR17がH、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、R18−アルキル、アルキル、アリール、R18−アリール、R18−アリールアルキル、アリールアルキル、
【化18】
であり;
nが1または2であり;
mが0または1であり;
R18は−OR20またはハロであり;
R20はアリールまたはハロ置換アリールであり;
R21は、アルキル、アリール、ヘテロアリール、R22−アルキル、R22−アリール、R22−ヘテロアリール、ハロ、ヘテロシクロアルキル、−N(R15)(R16)、−OR15、−NO2、−C(O)R15、−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)2R16、−CH2−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、または−CH(R15)(R16)であり;
R22は−OR15またはハロであり
そして
R23はHまたはアルキルである、化合物。
【請求項13】
以下:
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
【化23】
【化24】
からなる群より選択される、化合物。
【請求項14】
請求項1に記載の化合物の有効量および薬学的に有効なキャリアを含む、薬学的組成物。
【請求項15】
アスパルチルプロテアーゼを阻害する方法であって、請求項1に記載の化合物の有効量を、このような処置の必要な患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項16】
心血管系疾患、認知性障害および神経変性疾患を処置する方法、ならびにヒト免疫不全ウイルス、プラスメピン、カテプシンDおよび原虫の酵素の阻害の方法であって、このような処置の必要な患者に対して、請求項1に記載の化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項17】
認知性疾患または神経変性疾患が処置される、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
アルツハイマー病が処置される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
請求項1に記載の化合物の有効量と、有効量のコリンエステラーゼインヒビターまたはムスカリンアンタゴニストとを、薬学的に有効なキャリア中に含む、薬学的組成物。
【請求項20】
認知性疾患または神経変性疾患を処置する方法であって、このような処置の必要な患者に対して、有効量のコリンエステラーゼインヒビターと組み合わせて、有効量の請求項1に記載の化合物を投与する工程を包含する、方法。
【公表番号】特表2007−513973(P2007−513973A)
【公表日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−544081(P2006−544081)
【出願日】平成16年12月13日(2004.12.13)
【国際出願番号】PCT/US2004/041700
【国際公開番号】WO2005/058311
【国際公開日】平成17年6月30日(2005.6.30)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【出願人】(506021259)ファーマコペイア ドラッグ ディスカバリー, インコーポレイテッド (23)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年12月13日(2004.12.13)
【国際出願番号】PCT/US2004/041700
【国際公開番号】WO2005/058311
【国際公開日】平成17年6月30日(2005.6.30)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【出願人】(506021259)ファーマコペイア ドラッグ ディスカバリー, インコーポレイテッド (23)
【Fターム(参考)】
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