説明

複素環式化合物およびそれらの使用

PI3キナーゼ活性を調節する複素環式成分、この複素環式成分を含有する薬学的組成物、ならびにPI3キナーゼ活性に関連する疾患および病態を治療するためにこれらの化学成分を使用する方法が本明細書に記載される。別の実施形態では、本発明は、ホスファチジルイノシトール−3キナーゼ(PI3キナーゼ)を阻害するための方法を提供し、PI3キナーゼを、有効量の本明細書に開示される化合物と接触させることを含む。本発明はまた、PI3キナーゼに関連する病態を治療するための方法を提供し、それを必要とする対象に、有効量の本明細書に開示される化合物を投与することを含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化83】

の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、式中
Xは、OまたはSまたはNであり、
は、N、NR、CR、またはC=Oであり、Wは、N、NR、CR、またはC=Oであり、Wは、N、NR、またはCRであり、Wは、N、C=O、またはCRであって、2個以下のN原子および2個以下のC=O基のみが隣接しており、
は、NまたはCRであり、
は、NまたはCRであり、
およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成し、
およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成するか、
あるいはRおよびRは、一緒になって環式部分を形成し、
、R、R、およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成する、化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
前記化合物は、式:
【化84】


を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
は、CRであり、Wは、CRであり、Wは、CRであり、Wは、Nであり、Wは、CRであり、Wは、CRであるか、
は、Nであり、Wは、CRであり、Wは、CRであり、Wは、Nであり、Wは、CRであり、Wは、CRであるか、または
は、CRであり、Wは、Nであり、Wは、CRであり、Wは、Nであり、Wは、CRであり、Wは、CRである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
およびWは、CHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
は、アミノである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
は、Hである、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
は、CRであり、Rは、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
は、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成する、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
は、CRであり、Wは、CRであり、RおよびRは、一緒になって環式部分を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
およびRは、一緒になって5員複素環式環を形成する、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
は、Nである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
前記環式部分は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’でさらに置換され、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成する、請求項9に記載の化合物。
【請求項13】
Xは、Oである、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
式II:
【化85】

の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、式中
Xは、OまたはSまたはNであり、
は、S、N、NR、またはCRであり、Wは、NまたはCRであり、Wは、S、N、またはCRであり、Wは、NまたはCであり、Wは、NまたはCであって、2個以下のN原子および2個以下のC=O基のみが隣接しており、
は、NまたはCRであり、
は、NまたはCRであり、
およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成し、
およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成するか、
あるいはRおよびRは、一緒になって環式部分を形成し、
、R、およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成する、化合物。
【請求項15】
前記化合物は、式:
【化86】


を有する、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
は、CRであり、Wは、CRであり、Wは、Nであり、Wは、Nであり、Wは、CRであり、Wは、CRであるか、
は、CRであり、Wは、CRであり、Wは、N、でありWは、Nであり、Wは、CRであり、Wは、CRであるか、
は、CRであり、Wは、CRであり、Wは、Nであり、Wは、Nであり、Wは、Nであり、Wは、CRであるか、
は、NRであり、Wは、CRであり、Wは、Nであり、Wは、Cであり、Wは、CRであり、Wは、CRであるか、
は、Sであり、Wは、CRであり、Wは、Nであり、Wは、Cであり、Wは、CRであり、Wは、CRであるか、または
は、CRであり、Wは、CRであり、Wは、Sであり、Wは、Cであり、Wは、Nであり、Wは、Nである、請求項14に記載の化合物。
【請求項17】
およびWは、CHである、請求項14に記載の化合物。
【請求項18】
は、アミノである、請求項14に記載の化合物。
【請求項19】
は、Hである、請求項14に記載の化合物。
【請求項20】
は、CRであり、Rは、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成する、請求項14に記載の化合物。
【請求項21】
は、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成する、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
は、CRであり、Wは、CRであり、RおよびRは、一緒になって環式部分を形成する、請求項14に記載の化合物。
【請求項23】
およびRは、一緒になって5員複素環式環を形成する、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
は、Nである、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
前記環式部分は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’でさらに置換され、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成する、請求項22に記載の化合物。
【請求項26】
は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成する、請求項14に記載の化合物。
【請求項27】
Xは、Oである、請求項14に記載の化合物。
【請求項28】
は、Cである、請求項14に記載の化合物。
【請求項29】
式III:
【化87】


の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、式中
は、CRであり、Wは、Rで置換されたC−ベンゾオキサゾリルであり、Wは、Sであるか、
は、CRであり、Wは、Rで置換されたC−ベンゾオキサゾリルであり、Wは、CRであるか、
は、NまたはNRであり、Wは、CRであり、Wは、Rで置換されたC−ベンゾオキサゾリルであるか、
は、CRであり、Wは、CRであり、Wは、Rで置換されたC−ベンゾオキサゾリルであるか、あるいは
は、NまたはNRであり、Wは、NRであり、Wは、Rで置換されたC−ベンゾオキサゾリルであり、
Xは、Nであり、
およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成し、
およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成し、
、R、R、およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成する、化合物。
【請求項30】
前記化合物は、
【化88】


であって、式中、Wは、CRまたはNRであり、Wは、CRである、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
前記化合物は、
【化89】


であって、式中、Wは、CRまたはNRであり、Wは、CRである、請求項29に記載の化合物。
【請求項32】
式IV:
【化90】

の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
は、N、NR、CR、またはC=Oであり、Wは、N、NR、CR、またはC=Oであり、Wは、N、NR、またはCRであり、Wは、N、C=O、またはCRであって、2個以下のN原子および2個以下のC=O基のみが隣接しており、
は、NまたはCRであり、
は、NまたはCRであり、
およびWは独立して、NまたはCRであり、
およびWのうちの1つは、Nであり、もう1つは、O、NR10、またはSであり、
およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成し、
およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成するか、
あるいはRおよびRは、一緒になって環式部分を形成し、
、R、R、およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’、およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成し、
は、アルキルまたはハロであり、
10は、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成する、化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項33】
は、Nである、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
は、CRであり、Rは、アルキルである、請求項32に記載の化合物。
【請求項35】
式V:
【化91】

の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、式中
は、S、N、NR、またはCRであり、Wは、NまたはCRであり、Wは、S、N、またはCRであり、Wは、NまたはCであり、Wは、NまたはCであり、2個以下のN原子および2個以下のC=O基のみが隣接しており、
は、NまたはCRであり、
は、NまたはCRであり、
およびWは独立して、NまたはCRであり、
およびWのうちの1つは、Nであり、もう1つは、O、NR10、またはSであり、
およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成し、
およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成するか、
あるいはRおよびRは、一緒になって環式部分を形成し、
、R、およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成し、
は、アルキルまたはハロであり、
10は、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成する、化合物。
【請求項36】
は、Nである、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
は、CRであり、Rは、アルキルである、請求項35に記載の化合物。
【請求項38】
式V−AまたはV−B:
【化92】

の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、式中
は、CRであり、
およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成し、
は、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成する、化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項39】
式V−CまたはV−D:
【化93】

の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、式中
は、CRであり、
は、NまたはCRであり、
およびWは独立して、NまたはCRであり、
およびWのうちの1つは、Nであり、もう1つは、O、NR10、またはSであり、
およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成し、
は、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成し、
は、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成し、
は、アルキルまたはハロであり、
10は、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成する、化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項40】
は、Nである、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
は、CRであり、Rは、アルキルである、請求項39に記載の化合物。
【請求項42】
式VI:
【化94】

の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、式中
は、CRであり、Wは、CRであり、
は、CHまたはNであり、
は、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成し、
は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成し、
は、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成するか、
あるいはRおよびRは、一緒になって環式部分を形成し、
10およびR11は独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成する、化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項43】
式VII:
【化95】

の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、式中
は、CR、NR、またはSであり、
は、CR、NR、CR
【化95−2】


CR、またはCR
【化95−3】


NRであり、
およびXは独立して、CまたはNであり、
は、CR、NR、またはSであり、
は、CR、NR、CR
【化95−4】


CR、またはCR
【化95−5】


NRであり、
およびWは独立して、NまたはCRであり、
およびWのうちの1つは、Nであり、もう1つは、O、NR10、またはSであり、
およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成し、
およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成するか、
あるいはRおよびRは、一緒になって環式部分を形成し、
、R、R、およびRは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成し、
は、アルキルまたはハロであり、
10は、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、アミド、アミノ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、スルホンアミド、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、リン酸塩、尿素、炭酸塩、またはNR’R’’であって、R’およびR’’は、窒素と一緒になって環式部分を形成する、化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項44】
は、Nである、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
は、CRであり、Rは、アルキルである、請求項43に記載の化合物。
【請求項46】
ホスファチジルイノシトール−3キナーゼ(PI3キナーゼ)を阻害する方法であって、前記PI3キナーゼを、有効量の前述の請求項のいずれか1項に記載の化合物と接触させることを含む、方法。
【請求項47】
前記接触させるステップは、前記PI3キナーゼを発現する細胞を接触させることを含む、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記PI3キナーゼは、PI3キナーゼアルファである、請求項46に記載の方法。
【請求項49】
第2の治療剤を前記細胞に投与することを含む、請求項46に記載の方法。
【請求項50】
前記接触させるステップは、体内で行われる、請求項46に記載の方法。
【請求項51】
前記接触させるステップは、体外で行われる、請求項46に記載の方法。
【請求項52】
PI3キナーゼに関連する病態を治療する方法であって、それを必要とする対象に、有効量の請求項1〜45のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含む、方法。
【請求項53】
前記病態は、喘息、気腫、気管支炎、乾癬、アレルギー、アナフィラキシー、関節リウマチ、移植片対宿主病、紅斑性狼瘡、乾癬、再狭窄、良性前立腺肥大症、糖尿病、膵炎、増殖性糸球体腎炎、糖尿病誘発性腎疾患、炎症性腸疾患、アテローム性動脈硬化症、湿疹、強皮症、糖尿病、糖尿病性網膜症、未熟児網膜症、加齢黄斑変性、血管腫、神経膠腫、悪性黒色腫、カポジ肉腫、ならびに卵巣、乳、肺、膵臓、前立腺、結腸、および類表皮癌からなる群から選択される、請求項52に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2013−502423(P2013−502423A)
【公表日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−525651(P2012−525651)
【出願日】平成22年8月17日(2010.8.17)
【国際出願番号】PCT/US2010/045816
【国際公開番号】WO2011/022439
【国際公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【出願人】(510186720)インテリカイン, エルエルシー (7)
【Fターム(参考)】