説明

要求より前のバックグラウンド位置フィックス

移動局が、前の位置フィックスからの記憶された情報に基づいて使用パターンを判断する。使用パターンは、次の位置フィックス要求の時間を予測するために使用される。移動局は、次の位置フィックス要求の予測された時間より前に、バックグラウンドにおいて位置フィックスを実行する。バックグラウンド位置フィックスは、移動局を「ホット」状態にするために移動局の正確なロケーションおよび時間を与える。次の位置フィックス要求の時間の予測は、移動局の残りのバッテリー電力および/または最後の既知のロケーションによって影響され得る。さらに、次の位置フィックス要求の予測された時間と実際の時間との間の差を使用して、次の位置フィックス要求の時間のその後の予測を調整し得る。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
デバイスの位置を特定するための一般的な手段は、既知のロケーションにある複数のソースから送信された信号が、位置を特定すべきデバイス内の受信機に到達するのに必要な時間量を判断することである。既知のロケーションの複数の送信機から信号を供給する1つのシステムは、地球の周りの軌道中にあるいくつかの衛星を使用する、よく知られている地球測位衛星(GPS)システムなどの衛星測位システム(SPS)である。受信機は、衛星からの信号を受信し、それらの信号を処理して、3次元位置、速度および時刻を含む正確なナビゲーション情報を導出する。SPSを使用した位置測定は、周回軌道衛星からSPS受信機にブロードキャストされるSPS信号の伝搬遅延時間の測定に基づく。受信機が各衛星の信号伝搬遅延を測定すると、各衛星までの距離が判断され得、衛星の測定された距離と既知のロケーションとを使用して受信機のロケーションが判断され得る。
【0002】
SPSシステム内の衛星のロケーションは、いくつかの異なる情報によって識別され得る。たとえば、アルマナック(almanac)およびエフェメリス(ephemeris)は、「コンスタレーション」中のすべての衛星のロケーションに関する情報を提供し、エフェメリス情報はアルマナック情報よりも正確である。アルマナック情報とエフェメリス情報の両方は限られた時間量の間有効であり、たとえば、アルマナックは約1週間の間正確であり、エフェメリスは約4時間の間正確である。
【0003】
SPS受信機が衛星信号をすでに収集しており、SPS受信機の位置のフィックスを判断しているとき、その後の位置判断は早い。ただし、SPS受信機が電源投入されるか、またはスリープモードから出されたとき、最初の位置フィックスが実行されなければならない。初期位置算出時間(Time to First Fix)(TTFF)は、SPS受信機がこの最初の位置フィックスを実行するのに要する時間である。SPS受信機が有効なアルマナックデータおよびエフェメリスデータを有するかどうか、最後の位置フィックスからの時間の長さ、および最後の位置フィックスからSPS受信機のロケーションに著しい変化があるかどうかを含む、いくつかの要因がTTFFに影響を及ぼす。たとえば、SPS受信機が現在時間、位置を知らないか、または不正確なエフェメリスを有するが、強い衛星信号をもつ「コールドスタート」モードでは、TTFFは40〜45秒であり得るが、SPS受信機が位置フィックスを最近確立し、現在のエフェメリスデータを有する「ホットスタート」モードでは、TTFFは1〜2秒であり得る。
【発明の概要】
【0004】
移動局が、前の使用に基づいて次の位置フィックス要求の時間を予測することによって、実際の位置フィックス要求より前に、バックグラウンドにおいて位置フィックスを実行する。移動局は、前の位置フィックス要求からの使用情報を記憶し、その記憶された使用情報に基づいて使用パターンを判断する。使用パターンは、次の位置フィックス要求の時間を予測するために使用される。次いで、移動局は、次の位置フィックス要求の予測された時間より前に、バックグラウンドにおいて位置フィックスを実行することができる。移動局の残りのバッテリー電力および/または最後の既知のロケーションが、次の位置フィックス要求の時間の予測に影響を及ぼし得る。さらに、次の位置フィックス要求の予測された時間と実際の時間との間の差を使用して、次の位置フィックス要求の時間のその後の予測を調整し得る。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】SPS衛星、セルラータワー、またはワイヤレスインターネットから信号を受信し、バックグラウンド位置フィックスを実行することが可能である移動局を示す図。
【図2】位置フィックスの次の要求が行われる前に、たとえば、電源投入時にバックグラウンド位置フィックスを判断することが可能な移動局の例示的なブロック図。
【図3】位置フィックスの次の要求が行われる前に、移動局によるバックグラウンド位置フィックスを実行する方法を示すフローチャート。
【図4】1日の尤度関数の形態で使用パターンを示す表。
【図5】次の位置フィックス要求の時間の予測におけるしきい値の使用を示すフローチャート。
【図6】次の位置フィックス要求の予測された時間と実際の時間との間の差に基づいて、次の位置フィックス要求の時間の将来の予測を改善する方法を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図1に、以下で説明するようにバックグラウンド位置フィックスを実行することが可能である移動局100を示す。移動局100は、位置フィックスを実行するために、たとえば、衛星102から受信された測位信号を受信し、処理し得る。
【0007】
衛星測位システム(SPS)は、一般に、送信機から受信された信号に少なくとも部分的に基づいて地球上または地球上空のエンティティのロケーションをそれらのエンティティが判断できるように配置された送信機のシステムを含む。そのような送信機は、一般に、設定された数のチップの反復する擬似雑音(PN)コードでマークされた信号を送信し、地上ベースの制御局、ユーザ機器および/または宇宙ビークル上に配置され得る。特定の例では、そのような送信機は地球周回軌道衛星ビークル(SV)上に配置され得る。たとえば、Global Positioning System(GPS)、Galileo、GlonassまたはCompassなどのGlobal Navigation Satellite System(GNSS)のコンスタレーション中のSVは、(たとえば、GPSの場合のように各衛星について異なるPNコードを使用して、またはGlonassの場合のように異なる周波数上の同じコードを使用して)コンスタレーション中の他のSVによって送信されたPNコードとは区別可能なPNコードでマークされた信号を送信し得る。いくつかの態様によれば、本明細書で提示する技法は、SPSのためのグローバルシステム(たとえば、GNSS)に制限されない。たとえば、本願明細書で提供する技法は、たとえば、日本のQuasi−Zenith Satellite System(QZSS)、インドのIndian Regional Navigational Satellite System(IRNSS)、中国のBeidouなどの様々な領域システム、ならびに/あるいは1つまたは複数のグローバルおよび/または領域ナビゲーション衛星システムに関連付けること、または場合によってはそれらのシステムとともに使用することが可能である様々なオーグメンテーションシステム(たとえば、Satellite Based Augmentation System(SBAS))に適用され得、または場合によってはそれらのシステムにおいて使用することが可能である。限定ではなく例として、SBASは、たとえば、Wide Area Augmentation System(WAAS)、European Geostationary Navigation Overlay Service(EGNOS)、Multi−functional Satellite Augmentation System(MSAS)、GPS Aided Geo Augmented NavigationまたはGPSおよびGeo Augmented Navigationシステム(GAGAN)など、完全性情報、差分補正などを与える(1つまたは複数の)オーグメンテーションシステムを含み得る。したがって、本明細書で使用するSPSは、1つまたは複数のグローバルおよび/または領域ナビゲーション衛星システム、ならびに/あるいは1つまたは複数のグローバルおよび/または領域オーグメンテーションシステムの任意の組合せを含み得、SPS信号は、SPS信号、SPS様の信号、および/またはそのような1つまたは複数のSPSに関連する他の信号を含み得る。
【0008】
しかしながら、移動局100はSPSとの使用に限定されず、本明細書で説明する位置判断技法は、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)など、セルラータワー104を含む様々なワイヤレス通信ネットワークに関連して、ワイヤレス通信アクセスポイント106から実装され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。WWANは、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ネットワーク、Long Term Evolution(LTE)などであり得る。CDMAネットワークは、cdma2000、広帯域CDMA(W−CDMA)などの1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)を実装し得る。cdma2000は、IS−95、IS−2000、およびIS−856規格を含む。TDMAネットワークは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))、Digital Advanced Mobile Phone System(D−AMPS)、または何らかの他のRATを実装し得る。GSMおよびW−CDMAは、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。cdma2000は、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。3GPPおよび3GPP2の文書は公に入手可能である。WLANは、IEEE802.11xネットワークであり得、WPANは、Bluetooth(登録商標)ネットワーク、IEEE802.15x、または何らかの他のタイプのネットワークであり得る。本技法はまた、WWAN、WLANおよび/またはWPANの任意の組合せに関して実装され得る。本技法はまた、フェムトセルに関与する任意のシステムに関連して実装され得る。
【0009】
本明細書で使用する移動局は、位置ロケーションを判断することが可能であり、たとえば、ハンドヘルドまたは移動体搭載システムを含む専用SPS受信機であり得るデバイス、あるいは、セルラーまたは他のワイヤレス通信デバイス、パーソナル通信システム(PCS)デバイス、パーソナルナビゲーションデバイス、個人情報マネージャ(PIM)、携帯情報端末(PDA)、ラップトップ、またはワイヤレス通信を受信することが可能な他の好適なモバイルデバイスなどを指す。また、「移動局」という用語は、衛星信号受信、支援データ受信、および/または位置に関係する処理が当該デバイスで発生するかパーソナルナビゲーションデバイス(PND)で発生するかにかかわらず、短距離ワイヤレス、赤外線、ワイヤライン接続、または他の接続などによってPNDと通信するデバイスを含むものとする。また、「移動局」は、インターネット、Wi−Fi、または他のネットワークなどを介してサーバとの通信が可能であり、衛星信号受信、支援データ受信、および/または位置に関係する処理が当該デバイスで発生するか、サーバで発生するか、またはネットワークに関連する別のデバイスで発生するかにかかわらず、ワイヤレス通信デバイス、コンピュータ、ラップトップなどを含むすべてのデバイスを含むものとする。上記の任意の動作可能な組合せも「移動局」と見なされる。
【0010】
図2は、位置フィックスの要求が行われる前にバックグラウンド位置フィックスを判断することが可能な移動局100の例示的なブロック図である。位置フィックスの要求は、たとえば、移動局100を電源投入するかまたはスリープモードから起こすことによって行われ得る。移動局100は、アンテナ124を介してSPS衛星102(図1)から信号を受信するSPS受信機122とSPSクロック126とを含むシステムなど、位置ロケーションシステム120を含む。説明するように、位置ロケーションシステム120は、SPSに限定される必要がなく、セルラータワー104などの地上ソースまたはワイヤレス通信アクセスポイント106から得られた信号を使用し得る。そのような実施形態では、位置ロケーションシステム120は、たとえば、それぞれセルラータワーまたはワイヤレスアクセスポイントから通信を受信することが可能であるセルラーモデムまたはワイヤレスネットワーク受信機/送信機であり得る。
【0011】
位置ロケーションシステム120は、移動局制御装置130に結合され得、移動局制御装置130と通信することができ、たとえば、移動局制御装置130は、データを受け付け、位置ロケーションシステム120を制御する。移動局制御装置130は、処理ユニット132と、(たとえば、処理ユニット132に結合された)関連するメモリ134と、サポートハードウェア136と、ソフトウェア138と、ファームウェア140とを含むことができる。さらに、移動局制御装置130は、クロック142、ならびにバッテリーおよび電力制御ユニット144を含み得る。いくつかの実施形態では、クロック142はSPSクロック126としても働く。バッテリーおよび電力制御ユニット144は、処理ユニット132と通信しており、現在のバッテリー電力のデータを処理ユニット132に与えるように適応される。本明細書で使用するマイクロプロセッサ132は、必ず含む必要があるというわけではないが、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、組込みプロセッサ、コントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)などを含むことができることを理解されよう。処理ユニットという用語は、特定のハードウェアではなくシステムによって実装された機能について説明するものである。その上、本明細書で使用する「メモリ」という用語は、移動局に関連する長期ストレージ、短期ストレージ、または他のストレージを含む任意のタイプのコンピュータ記憶媒体を指し、メモリの特定のタイプまたはメモリの数、あるいはメモリが記憶される媒体のタイプに限定されない。
【0012】
移動局100はまた、移動局制御装置130と通信しているユーザインターフェース150を含み、たとえば、移動局制御装置130は、データを受け付け、ユーザインターフェース150を制御する。ユーザインターフェース150は、位置情報ならびに制御メニューを表示するディスプレイ152と、ユーザが移動局100に情報を入力することができるキーパッド154または他の入力デバイスとを含む。一実施形態では、キーパッド154は、タッチスクリーンディスプレイなどのディスプレイ152に組み込まれ得る。ユーザインターフェース150はまた、たとえば、移動局100がセルラー電話であるとき、たとえば、マイクロフォンおよびスピーカーを含み得る。
【0013】
本明細書で説明する方法は、適用例に応じて様々な手段によって実装され得る。たとえば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ハードウェア実装の場合、処理ユニットは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明する機能を実行するように設計された他の電子ユニット、またはそれらの組合せの中で実装され得る。
【0014】
ファームウェアおよび/またはソフトウェア実装の場合、本方法は、本明細書で説明する機能を実行するモジュール(たとえば、プロシージャ、関数など)を用いて実装され得る。命令を有形に実施するいずれの機械可読媒体も、本明細書で説明する方法の実装において使用され得る。たとえば、ソフトウェアコードは、メモリ134に記憶され、プロセッサ132によって実行され得る。メモリは、プロセッサユニットの内部および/またはプロセッサユニットの外部に実装され得る。本明細書で使用する「メモリ」という用語は、長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または他のメモリのいずれかのタイプを指し、メモリの特定のタイプまたはメモリの数、あるいはメモリが記憶される媒体のタイプに限定されない。
【0015】
ファームウェアおよび/またはソフトウェアで実装する場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され得る。例としては、データ構造で符号化されたコンピュータ可読媒体、およびコンピュータプログラムで符号化されたコンピュータ可読媒体がある。コンピュータ可読媒体は物理的コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく、例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスク(disk)ストレージ、磁気ディスク(disk)ストレージ、または他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができ、本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
【0016】
コンピュータ可読媒体上での記憶に加えて、命令および/またはデータは、通信装置中に含まれる伝送媒体上の信号として与えられ得る。たとえば、通信装置は、命令とデータとを示す信号を有するトランシーバを含み得る。命令およびデータは、1つまたは複数のプロセッサに、特許請求の範囲で概説する機能を実装させるように構成される。すなわち、通信装置は、開示する機能を実行するための情報を示す信号をもつ伝送媒体を含む。初めに、通信装置中に含まれる伝送媒体は、開示する機能を実行するための情報の第1の部分を含み得、次に、通信装置中に含まれる伝送媒体は、開示する機能を実行するための情報の第2の部分を含み得る。
【0017】
図3は、次の位置フィックスの要求が行われる前に、移動局によるバックグラウンド位置フィックスを実行する方法を示すフローチャートである。図3に示すように、移動局は、位置フィックスが要求されたとき、使用情報を、たとえばメモリ134に記憶する(202)。使用情報は、たとえば、位置フィックスの時間、曜日、移動局の速度および/またはロケーション/位置を含み得る。たとえば、各ナビゲーショントリップのスタートポイントおよびエンドポイントはメモリ134に記憶され得る。処理ユニット(たとえば、処理ユニット132)は、たとえば、ソフトウェアコード(たとえば、ソフトウェア138)および/またはファームウェアコード(たとえば、ファームウェア140)を実行することによって、図3の例示的な方法を実行するように適応され得る。
【0018】
次いで、使用情報に基づいて使用パターンを判断し(204)、メモリ134に記憶する。使用パターンは、1つまたは複数の前の位置フィックスからの使用情報を使用して判断され得る。たとえば、メモリ要件を最小限に抑えるために、前に判断された使用パターンを変更するために最後の位置フィックスのみからの使用情報が使用され得る。使用パターンは、統計的時系列解析および周波数領域解析などの機械学習の分野において使用される信号処理アルゴリズムのうちの1つまたは複数を使用して、記憶された使用情報を分析することによって判断され得、パターン認識、人工ニューラルネットワーク、隠れマルコフモデル(hidden Markov models)、ヒストグラム、および電力スペクトル密度に基づき得る。所望される場合、使用パターンを判断するために追加の情報が使用され得る。たとえば、一実施形態では、記憶された使用情報は、一般化された使用パターンをカスタマイズするために使用され得る。1つの一般化されたパターンは、1.時間(たとえば、ユーザは、午前1時と午前4時との間にナビゲーションを使用する可能性が低い)と、2.曜日(たとえば、ユーザは、平日とは対照的に週末にナビゲーションを使用するより可能性が高い)と、3.位置(たとえば、ユーザは、「自宅」住所から50マイルを超えて離れている場合、ナビゲーションを使用する可能性が高い)とに関する、位置フィックス要求の頻度などのユーザ行動に基づき得る。
【0019】
得られた使用パターンは、尤度関数、たとえば、任意の時間に位置フィックスの次の要求が行われる確率の形態であり得る。例として、図4は、1日の尤度関数の形態で使用パターンを示す表である。使用パターンは、複数の日、たとえば、1週間またはそれ以上を含み得、より大きいまたはより小さい時間粒度を有し得、たとえば、使用パターンは、連続関数であるか、あるいは1、5、10、または30分増分など、任意の所望の数の分増分に基づき得ることを理解されたい。図4に示すように、前の位置フィックスからの使用情報に基づいて、午前12時と午前5時との間には位置フィックス要求が発生する0%の確率があり、確率は、それぞれ午前5時〜午前7時と午前7時〜午前8時との間で40%から70%に増加する。使用パターンは異なる曜日で異なり得、たとえば、位置フィックスの要求は、平日よりも週末に発生する可能性が高くなり得ることを理解されたい。
【0020】
その上、判断される使用パターンは、時間的構成要素だけでなく地理的構成要素を含み得る。たとえば、移動局が遠くのロケーションにあるときの使用パターンは、移動局がなじみのロケーションにあるときの使用パターンとは異なり得る。一実施形態では、特定のロケーションまたは領域について1つまたは複数の追加の使用パターンが生成され得る。代替または追加として、「自宅」住所からの距離、たとえば、ユーザ識別された住所、または移動局が最も頻繁に訪れるロケーションに基づいて、1つまたは複数の追加の使用パターンが生成され得る。たとえば、使用パターンのあるセットは、移動局が「自宅」住所の50マイル以内にあるときに生成され得るが、使用パターンの別のセットは、移動局が「自宅」住所から50マイルを超えているときに生成され得る。
【0021】
判断された使用パターンを使用して、次の位置フィックス要求の時間の予測を行う(206)。予測は、たとえば、移動局が電源切断されたとき、またはスリープモードに入れられたときに実行され得る。次の位置フィックス要求の時間の予測は、使用パターンをしきい値と比較することによって行われ得る。図5は、次の位置フィックス要求の時間の予測におけるしきい値の使用のフローチャートである。図5に示すように、使用パターンを与える(252)。たとえば、上記で説明したように、複数の使用パターンを生成する場合、適切な使用パターンを選択する。しきい値を生成し(254)、使用パターンと比較して、次の位置フィックス要求の時間を予測する(256)。しきい値は、計算された尤度が十分高く、したがってバックグラウンド位置フィックスが望ましいときを判断するために使用される。たとえば、図4を参照すると、予測が午前12時に実行され、しきい値が70に設定されている場合、次の位置フィックス要求の予測される時間は午前7時になる。しきい値がより低い、たとえば、40である場合、次の位置フィックスの予測される時間は午前5時になる。
【0022】
しきい値は、静的な値、たとえば、上記の例では70であるか、あるいは内的および/または外的要因に基づいて変更される動的な値であり得る。たとえば、しきい値は、たとえば、Neiman−Pierson(ネイマン−ピアソン)基準を使用して判断され得る予測の過大な不正確さを補償するために変更され得る。さらに、しきい値は、移動局の残りのバッテリー電力、たとえば、予測が実行される時間においてバッテリーおよび電力制御ユニット144(図2)によって判断されたバッテリー電力に基づいて変化し得る。バッテリー電力が低いと判断された場合、しきい値は、次の位置フィックス要求では増加した尤度を必要とするように動的に変更され得る。たとえば、図4に関して、バッテリー電力が低い場合、しきい値は、次の位置フィックス要求の予測された時間が午後4時となるように75に増加され得る。言い換えれば、この例では、午前7時に位置フィックス要求が発生する尤度は、残りのバッテリー電力を使用してその時にバックグラウンド位置フィックスを実行することを保証するためには低過ぎると見なされる。しきい値を変化させるために使用され得る別の要因は、移動局の最後の既知の位置である。メモリ134は、たとえば、移動局の最後の既知の位置を記憶するように適応される。最後の既知のロケーションと自宅ロケーションとの間の距離が増加するにつれて、しきい値は、次の位置フィックス要求では減少した尤度を必要とするように動的に変更され得る。しきい値を変化させるために使用され得る他の要因は、時間、曜日、および最後の位置フィックス要求からの時間を含む。たとえば、位置フィックス要求が延長された時間期間中に実行されなかった場合、しきい値は、次の位置フィックス要求では増加した尤度を必要とするように変更され得、最終的に、バックグラウンド位置フィックスが発生することを防止し得る。
【0023】
次の位置フィックス要求の時間の予測は、たとえば、移動局が電源切断されたとき、またはスリープモードに入れられたときに実行され得る。代替的に、予測は、周期的に行われ、メモリに記憶され得、最後の予測は、電源切断するかまたはスリープモードに入るときに有効な予測として働く。予測された時間は、たとえば、メモリ134に記憶される。一実施形態では、予測された時間をメモリに記憶する代わりに、予測された時間から、バックグラウンド位置フィックスを実行するのに必要な時間を差し引いた時間がメモリに記憶される。たとえば、予測された時間が午前7時であり、「コールドスタート」位置フィックスが15分間を必要とする場合、午前6時45分がメモリに記憶される。移動局はスリープモードに入れられ、その間、クロック142は動作し続ける。図3に示すように、クロック142が適切な時間、たとえば、午前6時45分に達すると、移動局はスリープモードから起きる(208)。一実施形態では、次のバックグラウンドフィックス要求の時間の予測を再び実行し得る(210)。たとえば、新しい予測は、現在のバッテリー電力レベル、または変化していることがある任意の他の関係する条件に対して適切である更新されたしきい値を使用して実行され得る。新しい予測が異なる時間を生じた場合(212)、バックグラウンド位置フィックスは進められず、移動局は、スリープに戻り、適切な時間に再び起こされる(208)。新しい予測が同じ時間を生じた場合(212)、バックグラウンド位置フィックスを実行し、および/またはエフェメリスをダウンロードする(214)。いくつかの実施形態では、新しい予測(210)は削除され、プロセスは、バックグラウンド位置フィックスを実行することおよび/またはエフェメリスをダウンロードすること(214)に直接進み得る。
【0024】
バックグラウンド位置フィックスは、次の位置フィックス要求の予測された時間より前にバックグラウンド位置フィックスが完了されるのに十分な時間があるように、次の位置フィックス要求の予測された時間の前に実行される。バックグラウンド位置フィックスは、移動局のロケーションを含むだけでなく、たとえば、SPSを使用して位置フィックスが実行されるとき、時間フィックスおよび周波数バイアスをも含み得ることを理解されたい。時間フィックスおよび周波数バイアスは、実際の位置フィックスが要求されたとき、SPS信号を訂正するために使用され得る。バックグラウンド位置フィックスと実際の位置フィックス要求との間に大幅な遅延がある場合でも、時間フィックスおよび周波数バイアスは有用なままある。たとえば、低電力スリープクロック、たとえば、クロック142は、2、3時間では有意でないが、延長された期間、たとえば、1日またはそれ以上の後に訂正されなければ誤りを生じることになるレートで逸脱する。したがって、位置フィックスの要求が数時間の間行われない場合でも、バックグラウンド位置フィックスを用いて時間フィックスを判断することは有用である。同様に、移動局中の発振器は、たとえば、電圧レベルおよび湿度の変化により、時間とともに、一般的には数時間またはそれ以上でドリフトする。したがって、位置フィックスの要求が数時間の間行われない場合でも、移動局中の発振器の周波数バイアスを判断することは有用であり得る。
【0025】
代替的に、バックグラウンド位置フィックスは、セルラータワーまたはワイヤレスアクセスポイントからのデータを使用して実行され得る。位置フィックスの結果は、移動局100中に、たとえば、メモリ134に記憶される。追加または代替として、次の位置フィックス要求の予測された時間の前にエフェメリスをダウンロードし得る(214)。ユーザによって次の位置フィックス要求が行われるまで、移動局は再びスリープモードに入れられ得る。所望される場合、スリープモードに戻る前に、移動局は、たとえば、現在のバックグラウンド位置フィックスが古いと見なされたとき、次の位置フィックス要求の時間の別の予測を実行し得る(206)。
【0026】
次の位置フィックス要求に時間的に近接したバックグラウンド位置フィックスを実行することによって、初期位置算出時間(TTFF)は著しく改善される。バックグラウンド位置フィックスは移動局の正確なロケーションおよび時間を与えることができる。バックグラウンド位置フィックスが次の位置フィックス要求に時間的に十分近接している場合、移動局は、次の位置フィックス要求のときに「ホットスタート」モードにある。バックグラウンド位置フィックスが次の位置フィックスの直前に実行されない場合、たとえば、バックグラウンド位置フィックスと次の位置フィックスとの間の時間が30分またはそれ以上である場合でも、特に衛星信号が低いレベルにあるとき、TTFFは依然として著しく改善され得る。
【0027】
所望される場合、位置フィックス要求の将来の予測を支援するために、次の位置フィックスの時間の予測の精度が使用され得る。図6に示すように、次の位置フィックス要求が実際に行われた時間を記憶し(302)、次の位置フィックス要求の予測された時間と比較し得る(304)。次いで、次の位置フィックス要求の予測された時間と実際の時間との間の時間差を使用して、次の位置フィックス要求の時間を後で予測することを支援する(306)。たとえば、時間を予測すること(図3中の206)において使用されるしきい値は、この時間差に応答して変更され得、たとえば、大きい時間差がある場合、しきい値は、次の位置フィックス要求について増加した尤度を必要とするように動的に変更され得る。さらに、位置要求に関係する使用情報、たとえば、時間、ロケーションなどを記憶し、上記(202および204)で説明したように、使用パターンの判断において使用し得る。
【0028】
本発明は、教授の目的で特定の実施形態に関して示したが、本発明はそれらの実施形態に限定されない。本発明の範囲から逸脱することなく、様々な適応および修正が行われ得る。したがって、添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲は上記の説明に限定されるべきでない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動局の位置フィックスが要求されたとき、使用情報を記憶することと、
前記記憶された使用情報を使用して、前記移動局の位置フィックス要求の使用パターンを判断することと、
前記使用パターンに基づいて、前記移動局についての次の位置フィックス要求の時間を予測することと、
前記次の位置フィックス要求の前記予測された時間の前に、前記移動局の位置フィックスを実行することと
を備える方法。
【請求項2】
前記次の位置フィックス要求の時間を記憶することと、
時間差を判断するために、前記次の位置フィックス要求の前記時間を前記次の位置フィックス要求の前記予測された時間と比較することと、
次の位置フィックス要求の時間を後で予測することを支援するために前記時間差を使用することと
さらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
使用情報は、位置フィックスが要求されたときの時間、曜日、および位置のうちの少なくとも1つを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記使用パターンが、時間、曜日、および位置のうちの少なくとも1つに関する位置フィックス要求の頻度を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
しきい値を与えることをさらに備え、次の位置フィックス要求の時間を予測することが、前記使用パターンを前記しきい値と比較することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記しきい値が、前記移動局のバッテリー電力に基づいて改変される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記移動局の最後の既知の位置を記憶することをさらに備え、前記しきい値が、前記移動局の前記最後の既知の位置に基づいて改変される、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記次の位置フィックス要求の前記予測された時間の前に、前記移動局についてのエフェメリスをダウンロードすることをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記移動局の位置フィックスを実行することが、時間フィックスと周波数バイアスとを判断することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
移動局であって、
前記移動局の位置フィックスを判断するように適応された位置ロケーションシステムと、
前記位置ロケーションシステムに結合された処理ユニットであって、
前記メモリに記憶された使用情報を使用して、前記移動局の位置フィックス要求の使用パターンを判断することと、
前記使用パターンに基づいて、前記移動局についての次の位置フィックス要求の時間を予測することと、
前記次の位置フィックス要求の前記予測された時間の前に、前記移動局の位置フィックスを判断するように前記位置ロケーションシステムを制御することと
を行うように適合された処理ユニットと、
前記処理ユニットに結合されたメモリと
を備える移動局。
【請求項11】
前記使用情報は、位置フィックスが要求されたときの時間、曜日、および位置のうちの少なくとも1つを備え、前記使用パターンが、時間、曜日、および位置のうちの少なくとも1つに関する位置フィックス要求の頻度を備える、請求項10に記載の移動局。
【請求項12】
前記処理ユニットが、前記使用パターンに基づいて、前記移動局についての次の位置フィックス要求の時間を予測するために、前記使用パターンをしきい値と比較するようにさらに適応された、請求項10に記載の移動局。
【請求項13】
前記処理ユニットにバッテリー電力データを与えるように適応されたバッテリーおよび電力制御ユニットをさらに備え、前記処理ユニットが、前記バッテリー電力データに基づいて前記しきい値を改変するようにさらに適応された、請求項12に記載の移動局。
【請求項14】
前記メモリが、前記移動局の最後の既知の位置を記憶するように適応され、前記処理ユニットが、前記最後の既知の位置に基づいて前記しきい値を改変するようにさらに適応された、請求項12に記載の移動局。
【請求項15】
前記処理ユニットが、前記次の位置フィックス要求の前記予測された時間の前に、前記移動局についてのエフェメリスをダウンロードするようにさらに適応された、請求項10に記載の移動局。
【請求項16】
前記位置フィックスが時間フィックスと周波数バイアスとを備える、請求項10に記載の移動局。
【請求項17】
移動局であって、
前記移動局の位置フィックスが要求されたとき、使用情報を記憶するための手段と、
前記記憶された使用情報を使用して、前記移動局の位置フィックス要求の使用パターンを判断するための手段と、
前記使用パターンに基づいて、前記移動局についての次の位置フィックス要求の時間を予測するための手段と、
前記次の位置フィックス要求の前記予測された時間の前に、前記移動局の位置フィックスを実行するための手段と
を備える移動局。
【請求項18】
前記次の位置フィックス要求の時間を記憶するための手段と、
時間差を判断するために、前記次の位置フィックス要求の前記時間を前記次の位置フィックス要求の前記予測された時間と比較するための手段と、
次の位置フィックス要求の時間を後で予測することを支援するために前記時間差を使用するための手段と
をさらに備える、請求項17に記載の移動局。
【請求項19】
使用情報は、位置フィックスが要求されたときの時間、曜日、および位置のうちの少なくとも1つを備え、前記使用パターンが、時間、曜日、および位置のうちの少なくとも1つに関する位置フィックス要求の頻度を備える、請求項17に記載の移動局。
【請求項20】
しきい値を与えるための手段をさらに備え、次の位置フィックス要求の時間を予測するための前記手段が、前記使用パターンを前記しきい値と比較するための手段を備える、請求項17に記載の移動局。
【請求項21】
前記移動局のバッテリー電力を監視するための手段をさらに備え、前記しきい値が、前記移動局の前記バッテリー電力に基づいて改変される、請求項20に記載の移動局。
【請求項22】
前記移動局の最後の既知の位置を記憶するための手段をさらに備え、前記しきい値が、前記移動局の前記最後の既知の位置に基づいて改変される、請求項20に記載の移動局。
【請求項23】
前記次の位置フィックス要求の前記予測された時間の前にエフェメリスデータをダウンロードするための手段をさらに備える、請求項17に記載の移動局。
【請求項24】
前記位置フィックスが時間フィックスと周波数バイアスとを備える、請求項17に記載の移動局。
【請求項25】
処理ユニットによって実行されると、命令が測位を実行する、前記命令で符号化されたコンピュータ可読媒体であって、前記命令は、
移動局の位置フィックスが要求されたときから記憶された使用情報を使用して、移動局の位置フィックス要求の使用パターンを判断するためのコードと、
前記使用パターンに基づいて、前記移動局についての次の位置フィックス要求の時間を予測するためのコードと、
前記次の位置フィックス要求の前記予測された時間の前に、前記移動局の位置フィックスを判断するためのコードと
を備える、コンピュータ可読媒体。
【請求項26】
前記命令が、
前記次の位置フィックス要求の時間を記憶するためのコードと、
時間差を判断するために、前記次の位置フィックス要求の前記時間を前記次の位置フィックス要求の前記予測された時間と比較するためのコードと、
次の位置フィックス要求の時間を後で予測することを支援するために前記時間差を使用するためのコードと
をさらに備える、請求項25に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項27】
前記使用情報は、位置フィックスが要求されたときの時間、曜日、および位置のうちの少なくとも1つを備え、前記使用パターンが、時間、曜日、および位置のうちの少なくとも1つに関する位置フィックス要求の頻度を備える、請求項25に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項28】
前記使用パターンに基づいて、前記移動局についての次の位置フィックス要求の時間を予測するための前記コードが、前記使用パターンをしきい値と比較するためのコードを備える、請求項25に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項29】
前記命令が、前記移動局のバッテリー電力に基づいて前記しきい値を改変するためのコードをさらに備える、請求項28に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項30】
前記命令が、前記移動局の最後の既知の位置に基づいて前記しきい値を改変するためのコードをさらに備える、請求項28に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項31】
前記命令が、前記次の位置フィックス要求の前記予測された時間の前にエフェメリスをダウンロードするためのコードをさらに備える、請求項25に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項32】
前記位置フィックスが時間フィックスと周波数バイアスとを備える、請求項25に記載のコンピュータ可読媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2012−530905(P2012−530905A)
【公表日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−516354(P2012−516354)
【出願日】平成22年6月18日(2010.6.18)
【国際出願番号】PCT/US2010/039253
【国際公開番号】WO2010/148354
【国際公開日】平成22年12月23日(2010.12.23)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】