説明

覆工コンクリート養生装置

【課題】従来と異なり、水分供給や大掛かりな装置を必要とせずに覆工コンクリートの乾燥収縮を防ぐことができ、これによって、品質の向上を図るとともにコストの低減を図ることが可能な覆工コンクリート養生装置を提供することを目的とする。
【解決手段】トンネル壁面11に打設された覆工コンクリート12に対するものであり、中空筒状に形成された複数のエアーセル2,2…が並列に、かつトンネル壁面11のアーチ方向に沿うように連結されてなり、前記複数のエアーセル2,2…内に、空気よりも軽い気体が充填されていることを特徴とする覆工コンクリート養生装置1。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、脱型後の覆工コンクリートに対する養生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
トンネル覆工コンクリートにおいて、乾燥収縮によるクラック防止のための養生対策が行われる。
例えば、覆工コンクリート面に当接される保水シートの背面を空気チューブで押えておき、保水シートである不織布に取り付けた有孔導水管から水を供給して湿潤養生する技術がある(特許文献1参照)。
また、覆工コンクリートの内周側に、ほぼ同じ曲率に湾曲したシートを配置して、そのシートと覆工コンクリートとの間に形成される半リング状空間に超音波加湿器を設置することで、超音波加湿器の作動で発生する水蒸気により湿潤養生する技術もある(特許文献2参照)。
なお、覆工コンクリートの養生用テレフォームを盛り替えていく技術もある(特許文献3参照)。
【特許文献1】特開平10−102773号公報
【特許文献2】特開2000−73696号公報
【特許文献3】特開2003−155898号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、保水シートに取り付けた有孔導水管から水を供給して湿潤養生する技術は、導水配管に加え、保水シートとしての不織布、さらに保水シートの背面を押える空気チューブを必要とすることから、設備・管理・移動のコストが高い問題がある。
また、覆工コンクリートとその内周側に配置したシートとの間に半リング状空間を形成して、超音波加湿器から発生する水蒸気により湿潤養生する技術も、超音波加湿器の電気配線・水の供給に加え、覆工コンクリートの内周側に離間してシートを保持するための移動式架台を必要とすることから、同様に設備・管理・移動のコストが高い問題がある。
なお、覆工コンクリートの養生用テレフォームを盛り替えていく技術の場合、養生用テレフォーム自体が大掛かり・複雑で設備・管理・移動のコストが高い問題があった。
その上、以上の各特許文献に記載のような大掛かりな各種装置を用いることで、その組立作業や設置作業等にも手間や時間がかかっていたことから、施工性の向上を図ることが可能な技術の開発も望まれていた。
【0004】
本発明の課題は、従来と異なり、水分供給や大掛かりな装置を必要とせずに覆工コンクリートの乾燥収縮を防ぐことができ、これによって、品質の向上を図るとともにコストの低減を図ることが可能な覆工コンクリート養生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図4に示すように、トンネル壁面11に打設された覆工コンクリート12に対する養生装置1において、中空筒状に形成された複数のエアーセル2,2…が並列に、かつトンネル壁面11のアーチ方向に沿うように連結されてなり、前記複数のエアーセル2,2…内に、空気よりも軽い気体が充填されていることを特徴とする。
【0006】
請求項1に記載の発明によれば、前記複数のエアーセル内に、空気よりも軽い気体が充填されているので、浮力によって上昇させることで、これら複数のエアーセルをアーチに沿うようにしてトンネル壁面に密着させることができる。したがって、連結された複数のエアーセルで覆われたトンネル壁面への外気の流入を遮断するとともに、覆工コンクリート自身の水分の流出を防ぐことができるので、覆工コンクリートの表面を湿潤に保つことができ、乾燥収縮を防ぐことができる。
また、このように連結された複数のエアーセルを浮力によって上昇させるだけで、トンネル壁面に養生装置を容易に設置することができるので、従来に比して、装置の設置に係る手間や時間を大幅に削減することができ、工期の短縮や施工性の向上を図ることができる。
その上、前記複数のエアーセルをトンネル壁面の断面形状に合わせて密着させることができるので、断面形状の異なるトンネルでも使用することができ、汎用性の面で優れる。
これによって、従来と異なり、水分供給や大掛かりな装置を必要とせずに、覆工コンクリートの品質の向上を図るとともにコストの低減を図ることが可能となる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、例えば図5〜図8に示すように、請求項1に記載の覆工コンクリート養生装置1において、隣接するエアーセル2,2どうしが連結解除可能に連結されていることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、隣接するエアーセルどうしが連結解除可能に連結されているので、エアーセルの数を増減させることによって、トンネルの長手方向に沿うようにしてトンネル壁面に密着させることができる。これによって、トンネル壁面を広く覆うことができるので、覆工コンクリートの表面をより広く湿潤に保つことができ、乾燥収縮を防ぐことができる。
その上、エアーセルの数を増減させることによって、大きさや断面形状の異なるトンネルにも対応させることができるので、汎用性の面でより優れる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、空気よりも軽い気体が充填された複数のエアーセルが並列に、かつトンネル壁面のアーチ方向に沿うように連結されることによって、従来と異なり、水分供給や大掛かりな装置を必要とせずに覆工コンクリートの乾燥収縮を防ぐことができ、これによって、品質の向上を図るとともにコストの低減を図ることが可能となる。
その上、これら複数のエアーセルを上昇させるだけで、トンネル壁面に養生装置を容易に設置できるので、従来に比して、装置の設置に係る手間や時間を大幅に削減することができる、工期の短縮や施工性の向上を図ることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明に係る覆工コンクリート養生装置1の実施の形態について説明する。
【0011】
本実施の形態における覆工コンクリート養生装置1は、図1〜図4に示すように、トンネル壁面11に打設された覆工コンクリート12に対するものであり、中空筒状に形成された複数のエアーセル2,2…が並列に、かつトンネル壁面11のアーチ方向に沿うように連結されてなり、前記複数のエアーセル2,2…内に、空気よりも軽い気体が充填されている。
【0012】
ここで、本実施の形態のエアーセル2として、図5に示すように、その断面が長円形状に形成されたもの(2a)が採用されている。その他にも、図6および図7に示すように、断面が楕円形状のもの(2b)や円形のもの(2c)が挙げられる。
すなわち、長円形状のもの(2a)や楕円形状のもの(2b)は、円形のもの(2c)よりもトンネル壁面11に接する面が大きくなる等の利点がある。また、円形のもの(2c)は、長円形状のもの(2a)や楕円形状のもの(2b)よりも成型しやすく製造しやすい等の利点がある。実施に際しては、いずれを用いても良いが、これらに限られずに、その他の断面形状でも良く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0013】
さらに、前記複数のエアーセル2,2…内に充填される気体として、本実施の形態においては、水素に次いで軽い気体であり、非可燃性ガスであるヘリウムガスが採用されている。このように空気よりも軽い気体が使用されていることによって、養生装置1の設置作業だけでなく、持ち運びも容易となる。
【0014】
前記エアーセル2内に気体を充填する際は、図9に示すように、まず、エアーセル2内外を連通する連通路4aが形成されたプラスチックフィルム製の扁平な逆止弁4を、エアーセル2内に深く挿入するように形成しておく。このような逆止弁4によれば、前記エアーセル2内に気体を充填させ、その気体の圧力で前記連通路4aを潰すことで気体の抜けを防ぐようにしている。
また、前記連通路4aに管状体4bを差し込むだけで、エアーセル2内外を連通させることができるようになっている。そして、このように管状体4bを差し込んでから、この管状体4bを介して気体を吹き込むようにする。気体の充填後は、管状体4bを抜くだけで気体の抜け防止となる。
なお、本実施の形態においては、前記エアーセル2内に気体を充填する際に、このような逆止弁4を用いたが、これに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0015】
また、これら複数のエアーセル2,2…は、図1に示すように、側面どうしが向き合うように、また端面どうしが向き合うようにして連結された状態となっている。すなわち、図中において縦方向がトンネル壁面11の長手方向に沿う向きとなっており、横方向がトンネル壁面11のアーチ方向に沿う向きとなっている。
【0016】
つまり、前記複数のエアーセル2,2…を上昇させることで、これら複数のエアーセル2,2…をアーチ13に沿うようにしてトンネル壁面11に密着させることができるようになっている。また、これら複数のエアーセル2,2…をトンネル10の長手方向に沿うようにしてトンネル壁面11に密着させることができるようになっている。
【0017】
一方、このように前記複数のエアーセル2,2…は、隣接するエアーセル2,2どうしが連結解除可能に連結されている。そして、本実施の形態においては、図5〜図7に示すように、これら複数のエアーセル2,2…を連結するものとして、面ファスナ3が採用されている。
このような面ファスナ3は、例えば、一方の基布の表面に合成繊維の単糸からなる多数のフック状係合素子を設けた雄面ファスナと、他方の基布表面に多数のループ状係合素子を設けた雌面ファスナとからなる。そして、これら2つの係合素子を係合させることによって、2つの面ファスナを相互に密着一体化させることができ、またこれらの面ファスナは、手で容易に引き剥がすことができるようになっている。
また、その他の態様として、図8に示すように、スライドファスナ3aを採用しても良いものとする。このスライドファスナ3aの場合は、図示しない摘み部をスライドさせるだけで、隣接するエアーセル2,2どうしの連結および解除ができるようになっている。
【0018】
そして、このように隣接するエアーセル2,2どうしが連結解除可能に連結されていることから、エアーセル2の数を増減させることによって、トンネル10の長手方向に沿うようにしてトンネル壁面11に密着させることができる。これによって、トンネル壁面11を広く覆うことができるので、覆工コンクリート12の表面をより広く湿潤に保つことができ、乾燥収縮を防ぐことができる。
その上、エアーセル2の数を増減させることによって、大きさや断面形状の異なるトンネルにも対応させることができるので、汎用性の面でより優れる。
【0019】
なお、本実施の形態においては、前記複数のエアーセル2,2…を連結するものとして、面ファスナ3またはスライドファスナ3aを用いているが、これに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0020】
さらに、図示はしないが、前記覆工コンクリート12から滲出する水分が多量であった場合のために、前記面ファスナ3やスライドファスナ3aの周囲に、水分を少量ずつ流出させる小径の水溜防止孔が形成されていても良い。
【0021】
一方、前記トンネル壁面11のアーチ13の両端部13a,13bの下方に位置する一方の側壁部14から他方の側壁部14にかけて、図2〜図4に示すように、養生シート20がアーチ方向に沿うようにして設けられている。このように養生シート20を設けることによって、前記覆工コンクリート12から滲出する水分の重みによる前記複数のエアーセル2,2…の撓みを防ぐことができる。
【0022】
また、上述したように、前記面ファスナ3やスライドファスナ3aの周囲に、水分を少量ずつ流出させる小径の水溜防止孔が形成されていれば、養生シート20のようにアーチ方向に沿うようにして設けなくとも良い。すなわち、図10に示すように、側壁部14,14に、養生シート20a,20aをそれぞれ設けるようにする。
なお、これら養生シート20a,20aは、トンネル10の長手方向に張られたワイヤ(図示せず)に張設された状態となっている。また、前記複数のエアーセル2,2…を所定の位置に安定的に定着させるために、前記養生シート20a,20aの上端縁と複数のエアーセル2,2…の端縁とを連結しても良い。
【0023】
また、トンネル底面15には、切羽まで延出する配管である送風管21が設置されており、これによってトンネル10内の換気量を増大させることができるので、粉塵等による作業環境の悪化を防ぐことができるようになっている。
なお、図11に示すように、このような送風管21は、例えば、トンネル10上部から吊り下げるような態様としても良い。
この場合、吊り部21aによって前記送風管21が吊り下げられることになるので、吊り部21aの周囲に設けられる複数のエアーセル2,2…は、例えば、その連結状態を断つようにしたり、サイズの小さいもの(2d)を用いたりする。また、前記養生シート20も、吊り部21aを避けるように設けるものとする。
【0024】
次に、以上のような覆工コンクリート養生装置1を設置するには、まず、複数のエアーセル2,2…を、アーチ13の一方の端部13aから他方の端部13bまでの長さとほぼ同一の長さとなるように連結する。ここでは、これら複数のエアーセル2,2…の側面どうしが向き合うように連結する。
【0025】
また、複数のエアーセル2,2…を端面どうしが向き合うように、かつトンネル壁面11の長手方向に沿うようにして連結していく。なお、トンネル壁面11の長手方向に連結させる長さとしては本実施の形態において詳細に限定されるものではないが、各現場で設定された区間ごとの長さとするのが好ましい。
【0026】
なお、これらエアーセル2,2…どうしを長手方向に連結する際は、図12に示すように、前記逆止弁4どうしが向き合うようにして連結する。これによって、エアーセル2内に気体を充填させるに際して、同じ場所に留まったまま、隣接するエアーセル2,2に気体を充填できるので、例えば、ガスボンベを持ったまま移動する等の作業をより少なくすることができ、好ましい。
また、前記複数のエアーセル2,2どうしを連結する際は、養生装置1の設置後においてこれらエアーセル2,2…にヘリウムガスを補充するために、前記逆止弁4が下方に向くようにして連結することが好ましい。
【0027】
次いで以上のように複数のエアーセル2,2…が連結されてなる覆工コンクリート養生装置1を、トンネル10内の該当箇所まで移動させ、その後、前記エアーセル2,2…内に空気より軽い気体を充填し、上昇させて設置する。
なお、前記養生シート20a,20aは、予め前記側壁部14,14に設けておいても、また前記養生装置1が設置された後に設けるようにしても良い。さらに、予め前記複数のエアーセル2,2…と連結しておいても良い。
【0028】
なお、本実施の形態においては、前記複数のエアーセル2,2…をそれぞれ連結した後に、これらエアーセル2,2…内に空気よりも軽い気体を充填するが、これに限られるものではなく、前記複数のエアーセル2,2…内に空気よりも軽い気体を充填した後に、これらエアーセル2,2…をそれぞれ連結するものとしても良い。
【0029】
また、これら複数のエアーセル2,2…の連結作業は、トンネル10の内部で行っても良いし、トンネル10の外部で行っても良いものとし、現場の状況等に合わせて適宜判断することが好ましい。
【0030】
また、前記複数のエアーセル2,2…どうしを連結する際は、一つ一つ連結しても良いが、例えば、トンネル底面15の幅寸法よりもアーチ13のアーチ寸法の方が長いことから、予め、これらエアーセル2,2…を複数のグループ(図示せず)にグループ分けしておいてから、その後、グループどうしを連結するようにしても良い。
すなわち、例えば、トンネル底面15の幅寸法に近い寸法となるように連結された複数のエアーセル2,2…からなるグループ1を用意しておく。その後、このグループ1と、連結された適宜数のエアーセル2,2…からなるグループ2とを連結する。
そして、このようにグループ1とグループ2とを連結したものが、アーチ寸法とほぼ同一の長さとなるように設定されている。
【0031】
また、以上のように複数のエアーセル2,2…を連結する際は、これらエアーセル2,2…の上昇を防ぐために、トンネル10内の適当な高さ位置に、図示しないロープや網を張っておき、上昇するエアーセル2がロープや網に引っ掛かるようにしておくことが好ましい。
【0032】
さらに、これら複数のエアーセル2,2…に空気よりも軽い気体を充填する充填作業は、トンネル10の内部で行っても良いし、トンネル10の外部で行っても良いものとし、現場の状況等に合わせて適宜判断することが好ましい。
【0033】
本実施の形態によれば、空気よりも軽い気体が充填された複数のエアーセル2,2…が並列に、かつトンネル壁面11のアーチ方向に沿うように連結されることによって、従来と異なり、水分供給や大掛かりな装置を必要とせずに覆工コンクリート12の乾燥収縮を防ぐことができ、これによって、品質の向上を図るとともにコストの低減を図ることが可能となる。
その上、これら複数のエアーセル2,2…を上昇させるだけで、トンネル壁面11に養生装置1を容易に設置できるので、従来に比して、装置の設置に係る手間や時間を大幅に削減することができる、工期の短縮や施工性の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の覆工コンクリート養生装置を示す平面図である。
【図2】覆工コンクリート養生装置の設置構造の一実施例を示す断面図である。
【図3】覆工コンクリート養生装置の設置構造の一実施例を示す断面図である。
【図4】覆工コンクリート養生装置の設置構造の一実施例を示す断面図である。
【図5】隣接するエアーセルどうしの連結状態を示す要部拡大図である。
【図6】隣接するエアーセルどうしの連結状態を示す要部拡大図である。
【図7】隣接するエアーセルどうしの連結状態を示す要部拡大図である。
【図8】隣接するエアーセルどうしの連結状態を示す要部拡大図である。
【図9】エアーセル内に気体を充填する態様を示す斜視図である。
【図10】覆工コンクリート養生装置の設置構造の一実施例を示す断面図である。
【図11】覆工コンクリート養生装置の設置構造の一実施例を示す断面図である。
【図12】隣接するエアーセルどうしの連結状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0035】
1 覆工コンクリート養生装置
2 エアーセル
10 トンネル
11 トンネル壁面
12 覆工コンクリート
13 アーチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トンネル壁面に打設された覆工コンクリートに対する養生装置において、
中空筒状に形成された複数のエアーセルが並列に、かつトンネル壁面のアーチ方向に沿うように連結されてなり、
前記複数のエアーセル内に、空気よりも軽い気体が充填されていることを特徴とする覆工コンクリート養生装置。
【請求項2】
隣接するエアーセルどうしが連結解除可能に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の覆工コンクリート養生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2007−205055(P2007−205055A)
【公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−25895(P2006−25895)
【出願日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【出願人】(000201478)前田建設工業株式会社 (358)
【Fターム(参考)】