説明

視聴制限設定方法

【課題】 複数種の視聴制限方式の設定毎にパスワードを入力する必要がなくなり、設定操作が簡易になってユーザーの負担を軽減することができる視聴制限設定方法を提供する。
【解決手段】 制御手段16が視聴制限の設定を開始するときは、表示手段10の画面10aにパスワード入力用のサインを表示させた後、入力パスワードを認証してから視聴制限方式の全てを並列表示させるとともに、その何れかを選択させる選択用サインを表示させることにより、前記視聴制限方式を個別に設定する毎にパスワードの入力を要求する過程を省略した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、DVD(Digital Versatile Disc)等に記録されたAV情報の再生時に視聴制限を行う視聴制限設定方法に係り、特に、TVG(Television Guardian)やパレンタルロック等の視聴制限を設定する際の入力操作を簡便にし得る視聴制限設定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
子供に教育上好ましくないものを見せないようにする視聴制限は、放送番組や光ディスクの再生装置等に応じた方式が採用されている。
【0003】
ディジタル放送システムでは、視聴制限の一種であるパレンタル情報の設定が放送局側に任されていた。
【0004】
このため、基準値の設定の仕方によっては視聴制限したい番組が視聴できたり、視聴制限したくない番組が制限されたりする問題が生じていた。
【0005】
そこで、この不具合を解消することを目的としたディジタル放送受信装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
この受信装置は、放送局から放送される番組について、放送局側で予め設定されたパレンタル値およびユーザーが任意に設定するセルフパレンタル値を含む番組情報を番組情報メモリに記憶しておく。
【0007】
そして、放送受信に際しユーザーによって特定番組の視聴が指示された場合、番組情報管理部が特定番組の番組情報を番組情報メモリから読み出す。
【0008】
次に、パレンタル判定部が特定番組の番組情報と放送受信装置に予め設定された基準値とに基づいて、この特定番組が視聴制限された番組であるか否かを判定する。
【0009】
続いて、制御部がこの判定結果に従って特定番組の許可/不許可を関係各部に指示するようになっている。
【0010】
このため、放送局側の番組視聴制限とは別に、ユーザーの意思に応じた番組視聴制限を行えるというものである。
【特許文献1】特開2004−7415号公報 また、DVD等の光ディスクを再生する再生装置では、簡易な操作で適切なパレンタルレベルを設定可能とし得る記録媒体再生装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0011】
この記録媒体再生装置は、記憶部、パレンタルレベル記憶部、OSD表示出力部および制御部等を備えている。
【0012】
パレンタルレベルを設定するときは、予め設定されたパレンタルレベルおよび記録媒体に記録されたパレンタルレベルをOSD表示出力部に出力した後、前記設定されたパレンタルレベルをパレンタルレベル記憶部に記憶しておく。
【0013】
そして、記録媒体に記録されたパレンタルレベルに基づいて設定されたパレンタルレベルにより記録媒体を再生するようになっている。
【0014】
これにより、記録媒体に記録されたパレンタルレベルを簡単に確認できるから、簡便な操作で適切なパレンタルレベルを設定可能になるというものである。
【特許文献2】特開2002−325232号公報 さらに、パレンタル等の視聴制限機能を所期通り有効に発揮させることを目的とした記録再生装置および記録再生方法も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【0015】
このものは、書き換え不可の記録媒体固有のシリアル番号と、プログラム(コンテンツ)と、視聴制限設定の有無に関連付けた視聴制限情報とを視聴制限メモリに記憶する。
【0016】
そして、再生時にセットされた記憶媒体のシリアル番号と視聴制限メモリのシリアル番号とが一致するとき、その一致のプログラム再生を飛ばす。また、メニュー表示において、そのプログラムを表示の候補から外すようにする。
【0017】
これにより、視聴制限のかかったコンテンツが記憶されていることを知られないから、記憶媒体の再生時に視聴制限をかけていることを第三者に知られることがないというものである。
【特許文献3】特開2001−357611号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
ところで、上記特許文献1〜3は、何れもユーザーに対しパスワードの入力を要求するようになっている。
【0019】
すなわち、特許文献1のディジタル放送受信装置は、セルフパレンタル値を設定/変更するとき、また、特許文献2の記録媒体再生装置は、パレンタルレベルを設定する際に、さらに、特許文献3の記録再生装置および記録再生方法は、パレンタルを設定する場合にパスワードの入力がそれぞれ必要である。
【0020】
そして、このパスワードを要求するときは、何れもモニタ等の画面にパスワードの入力を促す文字やサインを表示させ、この後、入力するパスワードが予め登録されたパスワードのデータと一致したときに視聴制限の設定や変更を可能としている。
【0021】
このようなパスワードの入力は、パレンタルレベルの他に、近時、ディスク再生装置において視聴制限の一種に採用されているTVG(言葉制限)にも同じく必要である。
【0022】
このTVGは、映画等を記録したDVDをプレイヤーで再生するとき、読み出したAV情報の映像信号に含まれる字幕情報から特定の言葉を排除するために設定される。
【0023】
この排除の対象としては、差別的、暴力的な言葉を発するシーンやその音声を含み、再生時にカットする。
【0024】
このTVG設定も、やはり画面にTVGを表示するとともにパスワードの入力を促す文字やサインを表示させる。そして、これが認証されたときにTVGの設定を可能としている。
【0025】
このように、パレンタルレベルやTVGの設定では、画面に表示された指示に従って各個にパスワードを入力しなければならず、入力操作の回数が増えて時間もかかることから、ユーザーの負担となっていた。
【0026】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、複数種の視聴制限方式の設定毎にパスワードを入力する必要がなくなり、設定操作が簡易になってユーザーの負担を軽減することができる視聴制限設定方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0027】
上記目的を達成するため、本発明による視聴制限設定方法は、情報記録媒体のAV情報を再生する再生装置により複数種の視聴制限方式の何れかを選択的に設定するとき、制御手段が表示手段に対し選択された視聴制限方式名とともにパスワードの入力を促すサインをモニタの画面上に表示させた後、入力パスワードを認証してから当該視聴制限方式の設定を行う視聴制限設定方法において、前記制御手段が前記視聴制限の設定を開始するときは、前記画面に前記パスワード入力用のサインを表示させた後、入力パスワードを認証してから前記視聴制限方式の全てを並列表示させるとともに、その何れかを選択させる選択用サインを表示させることにより、前記視聴制限方式を個別に設定する毎にパスワードの入力を要求する過程を省略したことを特徴としている。
【0028】
また、前記視聴制限方式が、パレンタルと、前記AV情報の映像信号に含まれる字幕情報から特定の言葉を排除する言葉制限と、前記字幕情報から特定の言葉を他の言葉に置き換える言葉置換と、を含むことを特徴としている。
【0029】
また、前記特定の言葉が、前記言葉制限および言葉置換の判別基準に応じてそれぞれ定められ、言葉データとして前記再生装置のメモリに記憶されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0030】
以上説明したように、本発明による視聴制限設定方法は、画面にパスワード入力用のサインを表示させた後、入力パスワードを認証してから視聴制限方式の全てを並列表示させるとともに選択用サインを表示させることにより、視聴制限方式を個別に設定する毎にパスワードの入力を要求する過程を省略したので、従来のように、視聴制限方式の設定の度にパスワードを入力する必要がなくなり、設定操作が簡易になってユーザーの負担が軽減される効果がある。
【0031】
また、前記視聴制限方式が、パレンタル、言葉制限および言葉置換を含むことから、その何れを設定する場合でもパスワードの入力が1回で済む利点がある。
【0032】
また、前記特定の言葉が、言葉制限および言葉置換の判別基準に応じてそれぞれ定められ、言葉データとして再生装置のメモリに記憶されるので、視聴制限の必要な程度に合った言葉を任意に設定できる利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
以下、本発明の視聴制限設定方法の実施形態について、図面を参照しながら詳述する。
【0034】
図1は、本発明の一実施形態である視聴制限設定方法に係るディスク再生装置の電気的構成を示すブロック線図である。
【0035】
本実施形態のディスク再生装置は、DVDプレイヤー1に適用されたもので、リモコン (リモートコントローラ) 16の押キー操作によりDVD2の記録情報を再生し、図2に示すモニタ10の画面10aに所望の映像を表示させる構成になっている。
【0036】
このDVD2は、リードインエリヤ、ユーザーデータエリヤおよびリードアウトエリヤからなり、ユーザーデータエリヤに、例えば、映画番組等の映像・音声情報(AV情報)が記録される。
【0037】
このDVD2は、ユーザーデータエリヤにAV情報をディジタルデータで書き込むとき、スパイラル状の記録トラックにおける細かなポイント(位置)を示すためのアドレスが予めふられている。このアドレスは、AV情報の最初の記録位置から最後の記録位置までの経過時間に対応している。
【0038】
そして、リードインエリヤのTOC領域には、各チャプターおよび各タイトルの記録位置が、記録開始位置(タイトル番号1のチャブター1番目)からの経過時間情報に対応させたアドレスデータで記録されている。
【0039】
よって、このTOC領域のデータが読み出されると、記録トラックのユーザーデータエリヤに記録された映画等のタイトル番号、チャプター番号、これらの記録開始および終了位置、さらに、詳細な記録時間等をモニタ10の画面10aに表示可能である。
また、このリードインエリヤには、テキストデータが記録される構造になっている。このテキストデータは、視聴制限に関した情報をサブコードで記録することができる。
このサブコードは、ディジタルデータとともに記録されている制御表示用信号であり、P,Q,R,S,T,U,V,Wの8チャンネルからなる。
P,Qのチャンネルは、通常の再生において制御および表示に使用されており、R,S,T,U,V,Wの6チャンネルにテキストデータを記録する。
そして、前記DVD1の再生時、リードインエリヤから読み取られた情報がデコードされた後、この6チャンネルのテキストデータが8ビットの文字情報に変換される。
【0040】
このため、視聴制限に関した各種情報をモニタ10の画面10aに表示することが可能になる。
【0041】
なお、リードアウトエリヤには、AV情報の記録が終了したことを示すデータが書き込まれる。
【0042】
図1において、3は駆動系のモータであり、前記DVD2を載置するトレイを回転駆動させる。また、4は光ピックアップであって、DVD2のトラックから光学的に読み取った情報をRFアンプを介して信号処理部(図示省略)に送出する。
【0043】
この信号処理部は、読出部6および制御部16に接続されており、前記読取情報を信号処理してそれぞれに伝送する。
【0044】
なお、モータ3や光ピックアップ4は、サーボ制御部5により動作速度が制御されるようになっている。
【0045】
前記読出部6は、DVD2から読み出された圧縮映像音声データを分離化部7に送出する。また、この分離化部7は、圧縮映像音声データを圧縮映像データバケットと圧縮音声データバケットとに分離し、伸長部8へ伝送する。
【0046】
この伸長部8は、前記分離化部7にて分離された圧縮映像データバケットおよび圧縮音声データバケットをそれぞれ復号して元の映像音声情報に伸長する。
これら読出部6、分離化部7および伸長部8は、一般のデコーダICによって構成されている。
【0047】
また、9は映像情報出力部であって、端子部を介してテレビ等のモニタ10に接続されている。この映像情報出力部9は、前記伸長部8により伸長された映像データをモニタ10の画面10aに表示させるべくNTSCあるいはPAL方式のカラーテレビジョン信号に変換して出力する。
【0048】
11は音声情報出カ部であって、端子部を介してスピーカ12に接続されており、前記伸長部8によって伸長された音声データをスピーカ12に送出して放音させる。
【0049】
13は、OSD(On Screen Display)用の表示回路であり、出力が映像情報出力部9に接続されている。そして、制御部16の表示制御に基づき、映像情報出力部9にOSD信号を出力し、モニタ10の画面10aにメニューやパスワードの入力による視聴制限方式の設定内容等を表示させる。
【0050】
14はリモコンであり、リモコン本体にはDVDプレイヤー1を操作するための各種操作キーが配設されている。
この操作キーとしては、一般のリモコンと同様、電源オン・オフ用のパワーキーやトレイ開閉用の開閉キー、また、テンキー、メニューキー、設定キー、決定キーおよびカーソルキー等を備えている。
テンキーには、各数字キーに文字や記号が割り当てられており、モード切替によってパスワードの入力が可能となる。
【0051】
メニューキーは、画面10aにメニュー(MENU)を表示させる指令を出力する。設定キーは、各種設定を開始する指令を出力する。決定キーは、前記キーの操作に応じて画面10aに表示された選択項目を決定する指令を出力する。
【0052】
カーソルキーは、機能キーを兼ねており、上下左右に配置された各キーにプレイ、ストップ、早送り、早戻し機能が割り当てられている。
【0053】
このカーソルキーは、メニューキーでモニタ10の画面10aにメニューを表示させたときに何れかを操作すると、画面10a上のカーソルを移動させて所望の項目を選択する指令を出力するようになっている。
【0054】
このように構成されたリモコン14は、何れかのキーが押圧操作されると、この操作内容に応じた情報が赤外線信号でDVDプレイヤー1側に送信される。
【0055】
15は受信部であり、リモコン14から送信されてくる赤外線信号を受信して、その伝送信号を制御部16側に送出する。
【0056】
16はマイクロコンピュータからなる制御部であり、メモリ16aを備えていて、装置全体の動作を制御する。この制御部16は、回路各部とその機能に応じて一方向または双方向性に接続されている。
そして、リモコン16からの指令信号に対応したモードに移行し、サーボ制御部5に制御信号を送出して駆動機構を制御することにより、通常の再生、スロー再生、早送り、早戻しおよび停止といった各種動作を実行する。
【0057】
また、前記読出部6、分離化部7および伸長部8等の動作制御を行い、DVD2の記録情報を読み出してモニタ10の画面10aに映像を表示させ、かつスピーカ12から音声を放音させる。
【0058】
さらに、この制御部16は、視聴制限方式の設定時に表示回路13を制御しパレンタル、TVGおよび言葉置換の3種類を一度に並列表示するといった制御を行う構成となっている。
【0059】
メモリ16aは、視聴制限方式であるパレンタルレベル、言葉制限および言葉置換に関したデータを所定エリヤのデータテーブルにそれぞれ記憶している。
【0060】
パレンタルレベルは、ALLと1,2,3等の数値で示した段階的規制である(図6参照)。ALLは、全てに視聴制限をかける基準であり、規制段階は1,2,3と数値が増すに従って視聴制限のレベルを厳しくしている。
【0061】
また、言葉制限は、前記TVGであり、AV情報(映像音声信号)のうち、映像信号に含まれる字幕情報から特定の言葉を排除するもので、モードやジャンル等に応じて視聴制限をかけられるように、予め選択した言葉のデータを記憶してある。
【0062】
具体的には、差別的、暴力的な言葉を発するシーンやその音声等を含む。
【0063】
さらに、言葉置換は、前記字幕情報のうち、視聴制限をかけるべき特定の言葉を他の言葉に置き換えるもので、該当する用語に対応させた言葉のデータを記憶してある。
【0064】
次に、上記DVDプレイヤーの動作について、図を参照しつつ説明する。
【0065】
ユーザーがDVD2を再生する場合、予めこのDVDプレイヤー1の視聴制限設定を行っておく。
【0066】
まず、ユーザーがリモコン14のパワーキーをオンにしてDVDプレイヤー1を立ち上げる。続いて、メニューキーを操作すると、制御部16はこの指令に基づいて表示回路13を制御し、モニタ10の画面10aにメニューを表示させる。
【0067】
このメニューは、図2に示すように登録、初期設定、初期化等であり、ユーザーが初期設定を選択すると、制御部16は初期設定モードに移行し(ステップS11)、図3に示す如く言語、画面、音声および視聴制限といった初期設定項目を表示させる(ステップS12)。
【0068】
ここで、ユーザーが視聴制限を選択操作すると、制御部16は視聴制限の設定を開始する(ステップS13)。
【0069】
そして、図4に示すような「視聴制限」や「パスワードを入力して下さい。」の文字とともに空白を表示させる(ステップS14)。
【0070】
ここで、ユーザーがパスワードを入力すると、制御部16は入力パスワードが予め登録されたパスワードと正しいか否かを判別する(ステップS15)。
【0071】
このパスワードの正しいことが認証されると、制御部16は、図5に示すように、パレンタルレベル、TVG(言葉制限)および言葉置換といった視聴制限の種別を画面10aに表示させる(ステップS16)。
【0072】
このとき、ユーザーがTVGを選択すると、TVGの設定を開始し(ステップS17)、図6に示す如くモード、ジャンル等の種別を表示させる(ステップS18)。
【0073】
これにより、ユーザーは簡便にTVGの何れかの視聴制限を設定することができる。
【0074】
一方、ステップS16でユーザーがパレンタルレベルを選択すると、パレンタルの設定を開始し(ステップS19)、図6に示すように、視聴制限の範囲としてALLおよび各レベルを表示させる(ステップS20)。
【0075】
ユーザーがこれに応じて選択操作すると、ALLまたは何れかのパレンタルレベルが設定される。
【0076】
なお、ユーザーが言葉置換を選択したときは、言葉置換の設定を開始し、図示省略しているが、視聴制限の範囲として言葉置換のレベルを表示させる。そして、この置換レベルに応じた設定を行う。
【0077】
このように、ユーザーは、パレンタルレベル、TVGまたは言葉置換の何れかを1つのパスワードを入力する簡易な操作により、簡便に視聴制限の設定を行うことができる。
【0078】
続いて、制御部16は視聴制限の設定を終了するか否かを判別し(ステップS21)、設定終了の指令があると一連の設定動作を終了する。
【0079】
この後、ユーザーがDVD2を再生する場合、トレイにセットしてリモコン14のプレイキーを操作する。
【0080】
すると、制御部16がサーボ制御部5を動作させて、ピックアップ4によりDVD2のリードインエリヤからテキストデータを含む管理情報を読み取らせる。
この管理情報が、デコーダICを介して視聴制限に関した情報が制御部16に入力すると、この制御部16はメモリ16aから予め記憶されている視聴制限方式のデータを読み取る。
そして、予め設定された視聴制限方式に従い、デコーダICから音声出力部11に送出される再生音声に視聴制限をかける。
このときは、パレンタルレベル、TVGまたは言葉置換といった視聴制限方式の内容に応じた視聴制限をかける。
この結果、子供に限らず成人に対しても、不具合のある言葉に制限をかけたり他の言葉に置き変えて、スピーカ12から放音させることができる。
【0081】
なお、本発装置明は上記の各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1】本発明の一実施形態である視聴制限設定方法に係るディスク再生装置の電気的構成を示すブロック線図である。
【図2】モニタに表示されたメニューの項目を示す画面図である。
【図3】モニタに表示された初期設定の項目を示す画面図である。
【図4】モニタに表示されたパスワード入力を示す画面図である。
【図5】モニタに表示された視聴制限の種別を示す画面図である。
【図6】モニタに表示されたTVGの項目を示す画面図である。
【図7】モニタに表示されたパレンタルレベルの項目を示す画面図である。
【図8】視聴制限の設定動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0083】
1 ディスク再生装置
10 表示手段
10a 画面
16 制御手段
16a メモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報記録媒体のAV情報を再生する再生装置により複数種の視聴制限方式の何れかを選択的に設定するとき、制御手段が表示手段に対し選択された視聴制限方式名とともにパスワードの入力を促すサインをモニタの画面上に表示させた後、入力パスワードを認証してから当該視聴制限方式の設定を行う視聴制限設定方法において、
前記制御手段が前記視聴制限の設定を開始するときは、前記画面に前記パスワード入力用のサインを表示させた後、入力パスワードを認証してから前記視聴制限方式の全てを並列表示させるとともに、その何れかを選択させる選択用サインを表示させることにより、前記視聴制限方式を個別に設定する毎にパスワードの入力を要求する過程を省略したことを特徴とする視聴制限設定方法。
【請求項2】
前記視聴制限方式が、パレンタルと、前記AV情報の映像信号に含まれる字幕情報から特定の言葉を排除する言葉制限と、前記字幕情報から特定の言葉を他の言葉に置き換える言葉置換と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の視聴制限設定方法。
【請求項3】
前記特定の言葉が、前記言葉制限および言葉置換の判別基準に応じてそれぞれ定められ、言葉データとして前記再生装置のメモリに記憶されていることを特徴とする請求項1または2に記載の視聴制限設定方法。



















【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−180115(P2006−180115A)
【公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−369948(P2004−369948)
【出願日】平成16年12月21日(2004.12.21)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】