説明

視聴者測定メータのための電力管理

【課題】視聴者測定メータのための電力管理方法、装置及び製品を提供する。
【解決手段】メディア提示デバイスのアクティブ化状態を判定するステップと、アクティブ化状態がアクティブ状態の場合に、メディア提示デバイスを監視するためのものである視聴者測定メータのアクティブ化状態を、メディア提示デバイスのアクティブ化状態に基づいて制御するステップとを含む。他の方法は、時間情報を含む、視聴者測定メータによって監視されるべきメディア提示デバイスのアクティブ化状態を表す提示デバイス状態データを取得するステップと、視聴者測定データから判定された提示デバイス状態データ及び停電情報に基づいて、視聴者測定メータによって報告される視聴者測定データを故障とするかどうかを判定するステップとを含む。

【発明の詳細な説明】
【開示分野】
【0001】
[0001]本開示は一般に視聴者測定に関し、より詳細には、視聴者測定メータのための電力管理に関する。
【背景】
【0002】
[0002]従来の視聴者測定システムは、いつでもメディアコンテンツを表示することができる監視対象の提示デバイスの正確な監視を確実にするために、継続的に動作することができる視聴者測定メータを含む。このように、これらの従来のシステムのうちの1つにおける視聴者測定メータは、監視対象の関連のメディア提示デバイスが非アクティブの場合でも、継続的に電力を消費する場合がある。さらに、そのような従来のシステムでは、視聴者測定メータに、監視対象期間の任意の期間について電力喪失及び/又はその他の機能停止が生じる場合、視聴者測定メータによって与えられる測定データは、例えば丸一日などの全監視期間について、(例えば無効及び/又は放棄とみなされる等)故障とされる場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0003】
【図1】[0003] 本明細書で説明する視聴者測定メータのための電力管理を用いる視聴者測定システム例のブロック図である。
【0004】
【図2】[0004] 図1の視聴者測定システム例を実装するために使用されることが可能な状態モニタ例のブロック図である。
【0005】
【図3】[0005] 図1の視聴者測定システム例を実装するために使用されることが可能な第1視聴者測定メータ例のブロック図である。
【0006】
【図4】[0006] 図1の視聴者測定システム例を実装するために使用されることが可能な第2視聴者測定メータ例のブロック図である。
【0007】
【図5】[0007] 図1の視聴者測定システム例を実装するために使用されることが可能なデータ処理設備例のブロック図である。
【0008】
【図6】[0008] 図2の状態モニタ例の中で電力制御処理を実施するために実行されることが可能な機械可読命令の例を描く流れ図である。
【0009】
【図7】[0009] 図3の第1視聴者測定メータ例及び/又は図4の第2視聴者測定メータ例の中で電力制御処理を実施するために実行されることが可能な機械可読命令の例を描く流れ図である。
【0010】
【図8】[0010] 図2の状態モニタ例の中で状態報告を実施するために実行されることが可能な機械可読命令の例を描く流れ図である。
【0011】
【図9】[0011] 図4の第2視聴者測定メータ例の中でメータ問い合わせ処理を実施するために実行されることが可能な機械可読命令の例を描く流れ図である。
【0012】
【図10】[0012] 図4の第2視聴者測定メータ例の中でデータ報告を実施するために実行されることが可能な機械可読命令の例を描く流れ図である。
【0013】
【図11】[0013] 図5のデータ処理設備例の中で故障判定処理を実施するために実行されることが可能な機械可読命令の例を描く。
【0014】
【図12】[0014] 図1の視聴者測定システム例、図2の状態モニタ例、図3の第1視聴者測定メータ例、図4の第2視聴者測定メータ例、及び/又は図5のデータ処理設備例を実施するために、図6〜10及び/又は11の機械可読命令の例を実行することが可能な処理システム例のブロック図である。
【詳細な説明】
【0015】
[0015]本明細書では、視聴者測定メータ(audience measurement meter)のための電力管理方法、装置及び製品が開示される。本明細書で開示する電力管理方法例は、メディア提示デバイス(media presentation device)のアクティブ化状態を判定するステップと、メディア提示デバイスのアクティブ化状態に基づいて、メディア提示デバイスを監視するためのものである視聴者測定メータのアクティブ化を制御するステップとを含む。いくつかの例では、メディア提示デバイスのアクティブ化状態は、メディア提示デバイスの電力消費を測定することに基づいて判定される。いくつかの例では、メディア提示デバイスのアクティブ化状態は、メディア提示デバイスの音声出力を監視することに基づいて判定される。いくつかの例では、視聴者測定メータのアクティブ化を制御するステップは、メディア提示デバイスがアクティブ状態であることを判定することに応じて、ウェイクアップ信号を視聴者測定メータに送信するステップと、メディア提示デバイスが非アクティブ状態であることを判定することに応じて、スリープ信号を視聴者測定メータに送信するステップとを含む。いくつかの例では、視聴者測定メータのアクティブ化を制御するステップは、メディア提示デバイスがある時間間隔にわたり非アクティブであったのかどうかを判定するステップと、メディア提示デバイスがある時間間隔にわたり非アクティブであった場合、その時間間隔に対応する、視聴者測定データを取得するための視聴者測定メータのウェイクアップ又は問い合わせは(例えば視聴者測定メータがスリープ状態にとどまることを許可するために)省かれてもよいことを示すステップとを含む。
【0016】
[0016]本明細書で開示する他の電力管理方法例は、視聴者測定メータによって、監視対象のメディア提示デバイスのアクティブ化状態を表す提示デバイス状態データ(presentation device state data)を取得するステップを含む。この方法例はまた、提示デバイスの状態データ及び視聴者測定データ(audience measurement data)から判定された機能停止情報に基づいて、視聴者測定メータによって報告された視聴者測定データを故障とするかどうかを判定するステップを含む。いくつかの例では、視聴者測定データを故障とするかどうかを判定するステップは、視聴者測定データが機能停止が生じたことを示す第1の時間間隔が、提示デバイス状態データがメディア提示デバイスがアクティブ状態であったことを示す第2の時間間隔と重複する場合、視聴者測定データは故障とされると判定するステップと、第1時間間隔が第2時間間隔に重複しない場合、視聴者測定データは故障とされないと判定するステップとを含む。いくつかの例では、提示デバイス状態データは、視聴者測定データを判定した視聴者測定メータと離れた状態モニタによって判定される。
【0017】
[0017]少なくとも一部の従来の視聴者測定システムでは、いつでも監視対象のメディア提示デバイスによって示されるメディアコンテンツの正確な監視を確実にするために、視聴者測定メータは継続的に動作する。しかしながら、メディア提示デバイスはしばしば、通常は睡眠時間である夜間等、かなりの期間非アクティブであるので、このような、これらの従来の視聴者測定メータの継続的な動作は不要な、及び/又は無駄な電力消費につながる可能性がある。このような従来のシステムとは対照的に、本明細書で開示する電力管理方法、装置及び製品の例は、視聴者測定メータによって監視されているメディア提示デバイスの検出されたアクティブ化状態に対応して、視聴者測定メータが(例えば起動される)アクティブ化されたり、(例えばスリープ状態にされる)非アクティブ化されたりすることを可能にするので、それによって視聴者測定メータのエネルギー効率を向上させる。さらに、又は代替として、本明細書で開示する電力管理方法、装置及び製品は、視聴者測定メータが報告する視聴者測定データを有しており、したがって問い合わせのために起動されるのかどうか、又は視聴者測定メータが報告する視聴者測定データを有しておらず、したがって低電力のスリープ状態で動作を継続することを許可されてもよいのかどうかを判定することが可能であり、このこともまた効率的なエネルギー消費をもたらす。
【0018】
[0018]さらに、少なくとも一部の従来の視聴者測定システムでは、視聴者測定メータに、監視対象期間の任意の期間について電力喪失又は(例えば通信機能停止等の)その他の機能停止が生じる場合、視聴者測定メータによって与えられる視聴者測定データは、例えば丸一日などの全監視期間について、(例えば無効、放棄とみなされる)故障とされる場合がある。このような従来のシステムでは、視聴者測定データを処理するためのものであるデータ処理設備は、視聴者測定メータに生じた電力喪失に起因する測定データの中の空白(複数可)の間に、視聴者測定メータによって監視されているメディア提示デバイスが依然としてメディアコンテンツを示している可能性があるかどうかを判定することができないので、視聴者測定データはこれらの状況下では故障とされる。このような従来のシステムとは対照的に、本明細書で開示する電力管理方法、装置及び製品の例は、(例えば、電力喪失又はその他の機能停止が視聴者測定メータによって報告される視聴者データの中の空白によって示される場合)視聴者測定メータに生じた電力喪失又はその他の停電の間に、視聴者測定メータによって監視対象のメディア提示デバイスがアクティブであったのか、又は非アクティブであったのかどうかを、データ処理設備が判定することを可能にする。さらに、視聴者測定メータに電力喪失又はその他の機能停止が生じていた間、メディア提示デバイスが非アクティブであったと判定される場合、電力喪失又はその他の機能停止に起因する測定データの中の空白(複数可)の間にメディアコンテンツが提示されていた可能性はなく、したがってデータ処理設備は、視聴者測定メータから取得された視聴者測定データを故障とする必要はないことを判定することができる。
【0019】
[0019]図面を見ると、図1には、本明細書で開示する視聴者測定メータのための電力管理を採用した視聴者測定システム100のブロック図が描かれている。図示する例の視聴者測定システム100は、(例えば視聴者メンバーの自宅等の)同じ位置か、又は2つ以上の異なる位置に存在してもよい3つの監視対象サイト例105A、105B及び105Cを含む。監視対象サイト105Aは、メディア提示デバイス例110A、及びメディア提示デバイス110Aによって提示されるメディアコンテンツを監視するための視聴者測定メータ例115Aを含む。同様に、監視対象サイト105Bは、メディア提示デバイス例110B、及びメディア提示デバイス110Bによって提示されるメディアコンテンツを監視するための視聴者測定メータ例115Bを含み、監視対象サイト105Cは、メディア提示デバイス例110C、及びメディア提示デバイス110Cによって提示されるメディアコンテンツを監視するための視聴者測定メータ例115Cを含む。本明細書で説明する例によって視聴者測定メータ115A〜Cのための電力管理を支援するために、監視対象サイト105A〜Cは各状態モニタ120A〜Cを含み、これらについては以下でより詳細に説明する。図示する例の視聴者測定システム100は3つの監視対象サイト105A〜Cを含むが、本明細書で説明する視聴者測定メータの電力管理は、任意の数の監視対象サイト105A〜Cを有する視聴者測定システム100の中で使用されることが可能である。
【0020】
[0020]メディア提示デバイス例110A〜Cは各々、メディアコンテンツを聴覚的及び/又は視覚的に提示することができる任意の種類のオーディオ、ビデオ及び/又はマルチメディア提示デバイスに対応する。例えば、メディア提示デバイス110A〜Cのうちの1つ又は複数は、全米テレビジョン標準化委員会(NTSC)規格、位相反転線(PAL)規格、メモリ搭載カラー電子システム(Systeme Electronique pour Couleur avec Memoire)(SECAM)規格、高解像度テレビジョン(HDTV)等の先進型テレビジョン方式委員会(ATSC)によって開発された規格、デジタルビデオブロードキャスティング(DVB)プロジェクトによって開発された規格等の各々に対応することが可能である。その他の例として、メディア提示デバイス110A〜Cのうちの1つ又は複数は、マルチメディアコンピュータシステム、パーソナルデジタルアシスタント、セルラー/モバイルスマートフォン、無線等に対応することが可能である。
【0021】
[0021]視聴者測定メータ115A〜Cは各々、各メディア提示デバイス110A〜Cによって提示されるメディアコンテンツを監視することができる任意の種類の測定デバイスに対応することが可能である。図1では、視聴者測定メータ115A〜Cは、メディア提示デバイス110A〜Cへの1つ又は複数の物理的接続を伴う侵略的監視及び/又はメディア提示デバイス110A〜Cへのいかなる物理的接続も伴わない非侵略的監視を支援してもよいので、視聴者測定メータ115A〜Cと各メディア提示デバイス110A〜Cの間の接続は破線によって表される。例えば、視聴者測定メータ115A〜Cのうちの1つ又は複数は、マイク及び/又は直接ケーブル接続から取得されたオーディオ信号を処理して、メディア提示デバイス110A〜Cのうちの1つ又は複数の各々によって提示されるメディアコンテンツのオーディオ部分(複数可)に埋め込まれたオーディオ符号及び/又はオーディオ透かしを識別するコンテンツ及び/又はソースを検出することができる。さらに、又は代替として、視聴者測定メータ115A〜Cのうちの1つ又は複数は、カメラ及び/又は直接ケーブル接続から取得されたビデオ信号を処理して、メディア提示デバイス110A〜Cのうちの1つ又は複数の各々によって提示されるメディアコンテンツのビデオ部分(複数可)に埋め込まれたビデオ符号及び/又はビデオ透かしを識別するコンテンツ及び/又はソースを検出することができる。さらに、又は代替として、視聴者測定メータ115A〜Cのうちの1つ又は複数は、上述のオーディオ信号及び/又はビデオ信号を処理して、メディア提示デバイス110A〜Cのうちの1つ又は複数の各々によって提示されるメディアコンテンツからオーディオ及び/又はビデオ署名を各々生成することができ、それらは参照署名と比較されてソース及び/又はコンテンツの識別を実行することができる。その他の種類の視聴者測定メータ115A〜Cもまた、本明細書で開示する視聴者測定メータ電力管理技術例によって支援されることが可能である。
【0022】
[0022]図1の視聴者測定システム100では、上述のメディアコンテンツ監視機能は、そのような機能の範囲が、各視聴者測定メータ115A〜Cが存在する特定の監視対象サイト105A〜Cに限定されることを示すために、サイトユニット(SU)機能と呼ばれる。さらに、図示された例の視聴者測定メータ115Aは、ホームユニット(HU)機能を実装する。ホームユニット機能には、(例えば視聴者測定メータ115Aの)ホームユニットが、サイトユニットの各々によって判定された視聴者測定データを取得するために、(例えば加入者世帯の)特定の位置にある(例えば視聴者測定メータ115B〜Cの)他のサイトユニットに問い合わせるデータのロギング及び転送機能が伴う。視聴者測定データは、例えば、メディアコンテンツ識別情報、ソース識別情報、コンテンツ提示期間情報、(例えばチャネル及びボリュームの変更情報、デジタルビデオレコーダのコマンドの選択などの)視聴者メンバーインタラクション情報、視聴者メンバー識別情報等を含むことができる。その後、ホームユニットはサイトユニットから取得された視聴者測定データを保存して、この視聴者測定データを(例えば特定のプログラムの信用格付け、商業広告ブロードキャストの確認等のための)後処理のためにデータ処理設備に転送する。
【0023】
[0023]例えば、視聴者測定システム100では、視聴者測定メータ115Aはホームユニット機能を提供し、それによって、監視対象サイト105B及び105Cの各々から視聴者測定データを取得するために、ネットワーク例125を介して視聴者測定メータ115B及び115Cに問い合わせる。その後、視聴者測定メータ115Aは、この視聴者測定データを、監視対象サイト105Aについて視聴者測定メータ115A自体によって判定された視聴者測定データとともに保存して、これらをネットワーク例130を介してデータ処理設備例135に報告する。データ処理設備135は、以下でより詳細に説明するように、報告された視聴者測定データを有効とし、このデータの任意の適切な後処理を実行する。図示する例の中では、ネットワーク125及び130は、任意の種類のワイヤード若しくはワイヤレスデータネットワーク、又はそれらの組み合わせに対応することができる。また、ネットワーク125及び130は、共通のネットワークの部分に対応することが可能であり、又は異なるネットワークに対応することが可能である。
【0024】
[0024]上述のように、視聴者測定システム100は、本明細書で説明される視聴者測定メータ電力管理を支援するための状態モニタ120A〜Cを含む。一般に、本明細書で説明される状態モニタ例は、各メディア提示デバイスのアクティブ化状態を監視し、監視対象の各メディア提示デバイスのアクティブ化状態に基づいて、各視聴者測定メータのアクティブ化を制御する。例えば、状態モニタは、各メディア提示デバイスが(例えばオンの)アクティブ状態であると判定される場合には、その各々の視聴者測定メータを(例えばアクティブモードの)使用可能状態に設定し、各メディア提示デバイスが(例えばオフの)非アクティブ状態であると判定される場合には、その各々の視聴者測定メータを(例えば低電力モードの)スリープ状態に設定することが可能である。さらに、又は代替として、状態モニタは、各メディア提示デバイスが問い合わせ間隔の間に(又は例えば、その他のそのような測定間隔の間に)、(例えばオフの)非アクティブ状態であったと判定される場合、その各々の視聴者測定メータの問い合わせは省かれてもよいことをホームユニットに示すことができる。さらに、又は代替として、状態モニタは、監視対象となるその各々のメディア提示デバイスのアクティブ化状態を表す提示デバイスの状態データを判定して、報告することが可能であり、この提示デバイスの状態データは、各視聴者測定メータによって報告される視聴者測定データを有効とする際にデータ処理設備によって使用されるための、各々の監視対象となる状態についての開始時間及び期間を特定する時間情報を含む。
【0025】
[0025]例えば、視聴者測定システム100では、状態モニタ120Aは電源140Aに電気的に結合されている。図示する例では、状態モニタ120Aは電源140Aをメディア提示デバイス110Aに結合し、これは回線145Aによって表される。このように、状態モニタ120Aは、メディア提示デバイス110Aの(例えばアクティブ/オン又は非アクティブ/オフの)アクティブ化状態を判定するために、電源140Aに関連した電力消費を(例えば電流消費を監視することによって)監視することができる。監視対象のメディア提示デバイス110Aのアクティブ化状態に基づいて、状態モニタ120Aは、例えば状態モニタ120Aが、メディア提示デバイス110Aがアクティブであると判定する場合には、視聴者測定メータ115Aが使用可能状態に入るようにし、状態モニタ120Aが、メディア提示デバイス110Aが非アクティブであると判定する場合には、視聴者測定メータ115Aがスリープ状態に入るようにすることによって、視聴者測定メータ115Aのアクティブ化を制御することができる。図1の例では、状態モニタ120Aは、この方法で視聴者測定メータ115Aを制御するために(例えばワイヤード/ケーブルドの)物理的接続150Aを用いる。図示の例では、状態モニタ120Aもまたネットワーク125に接続されており、したがって、各々の監視対象となる状態についての開始時間及び期間を特定する時間情報を含む、監視対象メディア提示デバイス110Aのアクティブ化状態を表す提示デバイス状態データを後でデータ処理設備135へ報告するために、ホームユニットの視聴者測定メータ115Aに報告することができる。以下でより詳細に説明するように、データ処理設備135はこの報告された提示デバイス状態情報を、メータ115Aによって報告される視聴者測定データから判定された機能停止情報とともに、メータ115Aによって報告される視聴者測定データを故障とするのか、又は有効とするのかどうかを判定するために使用する。
【0026】
[0026]同様に、状態モニタ120Bは電源140Bに電気的に結合されている。図示する例では、状態モニタ120Bは電源140Bをメディア提示デバイス110Bに結合し、これは回線145Bによって表される。このように、状態モニタ120Aと同様に、状態モニタ120Bは、メディア提示デバイス110Bの(例えばアクティブ/オン又は非アクティブ/オフの)アクティブ化状態を判定するために、電源140Bに関連した電力消費を(例えば電流消費を監視することによって)監視することができる。監視対象のメディア提示デバイス110Bのアクティブ化状態に基づいて、状態モニタ120Bは、例えば状態モニタ120Bが、メディア提示デバイス110Bがアクティブであると判定する場合には、視聴者測定メータ115Bが使用可能状態に入るようにし、状態モニタ120Bが、メディア提示デバイス110Bが非アクティブであると判定する場合には、視聴者測定メータ115Bがスリープ状態に入るようにすることによって、視聴者測定メータ115Bのアクティブ化を制御することができる。しかしながら、状態モニタ120Aによって用いられるワイヤード接続150Aとは異なり、状態モニタ120Bは、この方法で視聴者測定メータ115Bを制御するために、ワイヤレス接続150Bを用いる。また、状態モニタ120Aと同様に、状態モニタ120Bはネットワーク125に接続されており、したがって、各々の監視対象となる状態についての開始時間及び期間を特定する時間情報を含む、監視対象メディア提示デバイス110Bのアクティブ化状態を表す提示デバイス状態データを後でデータ処理設備135へ報告するために、ホームユニットの視聴者測定メータ115Aに報告することができる。以下でより詳細に説明するように、データ処理設備135はこの報告された提示デバイス状態情報を、メータ115Bによって報告される視聴者測定データから判定された機能停止情報とともに、メータ115Bによって報告される視聴者測定データを故障とするのか、又は有効とするのかどうかを判定するために使用する。さらに、又は代替として、いくつかの例では、状態モニタ120Bは、監視対象メディア提示デバイス110Bのアクティブ化状態に基づいて、視聴者測定データを取り出すための視聴者測定メータ115Bの問い合わせが、電流問い合わせ間隔の間に(又は例えば、その他のそのような測定間隔の間に)省かれることが可能かどうかを示すために、ネットワーク125を介してホームユニットの視聴者測定メータ115Aと通信する。
【0027】
[0027]図示する図1の例では、状態モニタ120Cは、状態モニタ120Cに電力を供給するための電源140Cに電気的に結合されている。しかしながら、状態モニタ120A〜Bの配置とは異なり、図示する例の状態モニタ120Cは、電源140Cをメディア提示デバイス110Cに結合しない。代わりに、メディア提示デバイス110Cのための電源145Cは、状態モニタ120Cに電力を供給する電源140Cと分離していてもよい。このように、状態モニタ120Cは、メディア提示デバイス110Cの(例えばアクティブ/オン又は非アクティブ/オフの)アクティブ化状態を判定するために、例えばセンサ例160を使用してメディア提示デバイス110Cから出力されたオーディオ信号155を監視すること等によって、メディア提示デバイス110Cの1つ又は複数のその他の動作態様を監視する。監視対象メディア提示デバイス110Cのアクティブ化状態に基づいて、状態モニタ120Cは、例えば、状態モニタ120Cが、メディア提示デバイス110Cがアクティブであると判定する場合には、視聴者測定メータ115Cが使用可能状態に入るようにし、状態モニタ120Cが、メディア提示デバイス110Cが非アクティブであると判定する場合には、視聴者測定メータ115Cがスリープ状態に入るようにすることによって、視聴者測定メータ115Cのアクティブ化を制御することができる。状態モニタ120Cは、状態モニタ120Bと同様に、この方法で視聴者測定メータ115Cを制御するためにワイヤレス接続150Cを用いる。また、状態モニタ120A〜Bと同様に、状態モニタ120Cはネットワーク125に接続されており、したがって、各々の監視対象となる状態についての開始時間及び期間を特定する時間情報を含む、監視対象メディア提示デバイス110Cのアクティブ化状態を表す提示デバイス状態データを後でデータ処理設備135へ報告するために、ホームユニットの視聴者測定メータ115Aに報告することができる。以下でより詳細に説明するように、データ処理設備135はこの報告された提示デバイス状態情報を、メータ115Cによって報告される視聴者測定データから判定された機能停止情報とともに、メータ115Cによって報告される視聴者測定データを故障とするのか、又は有効とするのかどうかを判定するために使用する。さらに、又は代替として、いくつかの例では、状態モニタ120Cは、監視対象メディア提示デバイス110Cのアクティブ化状態に基づいて、視聴者測定データを取り出すための視聴者測定メータ115Cの問い合わせが、電流問い合わせ間隔の間に(又は例えば、その他のそのような測定間隔の間に)省かれることが可能かどうかを示すために、ネットワーク125を介してホームユニットの視聴者測定メータ115Aと通信する。
【0028】
[0028]図2には、例えば図1のシステムモニタ120A〜Cのうちの任意のものを実装するために使用されることができる状態モニタ例200のブロック図が描かれている。図2の状態モニタ例200は、例えばメディア提示デバイス110A〜Cのうちの1つ等のメディア提示デバイスのアクティブ化状態を監視するための提示デバイス状態モニタ例205を含む。図示する例では、状態モニタ200は、電源が電力入力210から電力出力215へ電気的に結合されるように、(例えば電源140A〜Bのうちの1つの)電源と一列に並んで配置されてもよい。メディア提示デバイスが、電力入力210に電気的に結合された電源から電力を得るために電力出力215に電気的に結合されている場合、提示デバイス状態モニタ210は、電力入力210に電気的に結合された電源に関連した電力消費を監視することによって、メディア提示デバイスのアクティブ化状態を判定することができる。
【0029】
[0029]例えば、提示デバイス状態モニタ205は、監視対象メディア提示デバイスがアクティブ/オン状態にある場合の最少予想電力(電流)消費に対応する(例えば第1電流消費閾値等の)第1電力消費閾値、及び/又は監視対象メディア提示デバイスが非アクティブ/オフ状態にある場合の最大予想電力(電流)消費に対応する(例えば第2電流消費閾値等の)第2電力消費閾値で調整されてもよい。動作の間、提示デバイス状態モニタ205は、電力入力210に電気的に結合された電源に関連した監視対象となる電力(電流)消費を監視し、次いで監視された電力(電流)消費を第1及び/又は第2の調整閾値と比較するために、任意の適切な技術を使用することができる。いくつかの例では、提示デバイス状態モニタ205は、監視対象となる電力(電流)消費が第1閾値よりも大きい場合には、監視対象メディア提示デバイスがアクティブ/オンの状態にあると判定し、監視対象となる電力(電流)消費が第2閾値よりも小さい場合には、監視対象メディア提示デバイスが非アクティブ/オフの状態にあると判定する。代替として、いくつかの例では、提示デバイス状態モニタ205は、監視対象となる電力(電流)消費が第1閾値よりも大きい場合には、監視対象メディア提示デバイスがアクティブ/オンの状態にあると判定し、監視対象となる電力(電流)消費が第1閾値よりも小さい場合には、監視対象メディア提示デバイスが非アクティブ/オフの状態にあると判定する。代替として、いくつかの例では、提示デバイス状態モニタ205は、監視対象となる電力(電流)消費が第2閾値よりも大きい場合には、監視対象メディア提示デバイスがアクティブ/オンの状態にあると判定し、監視対象となる電力(電流)消費が第2閾値よりも小さい場合には、監視対象メディア提示デバイスが非アクティブ/オフの状態にあると判定する。
【0030】
[0030]さらに、又は代替として、提示デバイス状態モニタ205は、監視対象メディア提示デバイスが非アクティブ/オフ状態からアクティブ/オン状態に切り替えられたときを判定するために、経時的な電力(電流)消費の測定における傾斜変化を検出することができる。例えば、提示デバイス状態モニタ205が、1つ又は複数の各々の(例えば連続する)測定時間間隔での電力(電流)消費の増加に対応する1つ又は複数の正の傾斜変化を検出する場合、提示デバイス状態モニタ205は、監視対象メディア提示デバイスが非アクティブ/オフ状態からアクティブ/オン状態へ切り替えられていることを判定することができる。反対に、提示デバイス状態モニタ205が、1つ又は複数の各々の(例えば連続する)測定時間間隔での電力(電流)消費の減少に対応する1つ又は複数の負の傾斜変化を検出する場合、提示デバイス状態モニタ205は、監視対象メディア提示デバイスがアクティブ/オン状態から非アクティブ/オフ状態へ切り替えられていることを判定することができる。
【0031】
[0031]いくつかの例では、提示デバイス状態モニタ205はさらに、又は代替として、監視対象メディア提示デバイスのアクティブ化状態を判定するために、監視対象メディア提示デバイスによって出力され、デジタルオーディオ入力220に適用されるデジタルオーディオストリームを監視することができる。例えば、いくつかのメディア提示デバイスについては、そのようなデバイスがアクティブ/オンの場合には常にデジタルオーディオストリームが存在し、デバイスが非アクティブ/オフの場合には常にデジタルオーディオストリームは存在しない。そのようなメディア提示デバイスについては、監視対象となる提示デバイスのデジタルオーディオ出力がデジタルオーディオ入力220に結合される場合、提示デバイス状態モニタ205は、デジタルオーディオストリームが存在するために、デジタルオーディオ入力220を監視することができる。デジタルオーディオストリームが存在する場合、提示デバイス状態モニタ205は、監視対象メディア提示デバイスがアクティブ/オン状態であると判定する。一方、デジタルオーディオストリームが存在しない場合、提示デバイス状態モニタ205は、監視対象メディア提示デバイスが非アクティブ/オフ状態であると判定する。
【0032】
[0032]いくつかの例では、提示デバイス状態モニタ205はさらに、又は代替として、監視対象メディア提示デバイスのアクティブ化状態を判定するために、監視対象メディア提示デバイスから生じ、マイク225等のオーディオセンサ225によって受信されるオーディオ信号を監視することができる。例えば、提示デバイス状態モニタ205は、オーディオ信号の存在を検出するためにセンサ225の出力を監視することができる。オーディオ信号が(例えば信号エネルギー閾値との比較に基づいて)検出される場合、提示デバイス状態モニタ205は、監視対象メディア提示デバイスがアクティブ/オン状態であると判定する。一方、オーディオ信号が検出されない場合、提示デバイス状態モニタ205は、監視対象メディア提示デバイスが非アクティブ/オフ状態であると判定する。さらに、又は代替として、提示デバイス状態モニタ205は、センサ225からのオーディオ信号出力を処理して、監視対象メディア提示デバイスのアクティブ化状態を判定するために、2011年2月1日に発行された米国特許第7,882,514号「Display Device On/Off Detection Methods and Apparatus」の中で説明されている技術のうちの任意の1つ又は複数を使用することができる。さらに、又は代替として、提示デバイス状態モニタ205は、オーディオ信号以外の、又はオーディオ信号に加えて出力信号を処理して、監視対象メディア提示デバイスのアクティブ化状態を判定するために、米国特許第7,882,514号の中で説明されている技術のうちの任意の1つ又は複数を用いることができる。
【0033】
[0033]図2の状態モニタ例200もまた、提示デバイス状態モニタ205によって判定される(例えば関連のメディア提示デバイス110A〜Cのうちの1つ等の)関連のメディア提示デバイスの現在のアクティブ化状態に基づいて、(例えば視聴者測定メータ115A〜Cのうちの1つ等の)視聴者測定メータのための電力管理を実行するためのメータ電力マネージャ230を含む。表1は、視聴者測定メータ例についての動作状態のセット例を示す。表1に挙げる動作状態のセット例は、インテル(Intel)(登録商標)のAtom(商標)チップセットに基づくメータ実装に対応しているが、この動作状態のリストは、その他のプロセッサが動作するように設定されることが可能な典型的な状態の代表である。さらに、本明細書で説明する視聴者測定メータのための電力管理は、表1に挙げる動作状態のメータとともに使用されることに限定されず、少なくとも1つの状態が(例えばオンの)使用可能状態に対応し、少なくとも1つの他の動作状態がスリープ又はその他の低電力状態に対応する2つ以上の動作状態の任意のメータとともに使用されることが可能である。
【表1】

【0034】
[0034]表1を見ると、状態S3は、(例えば視聴者測定メータ115A〜Cのうちの1つ等の)対応する視聴者測定メータが適切なスリープ信号(又は同等に、適切なスリープコマンド)のアプリケーションに応じて設定されることが可能なスリープ(又は低電力)に対応する。視聴者測定メータは、適切なウェイクアップ信号(又は同等に、適切なウェイクアップコマンド)に応じて、状態S3又は他の低電力状態から起動される、又は言い換えれば、使用可能状態(オン)に対応する状態S0に移行するように構成されることが可能である。視聴者測定メータをスリープ状態(S3)から起動するために使用されることが可能な適切なウェイクアップ信号/コマンドの例は、(1)設定されたリアルタイムクロック(RTC)アラームが生じると、視聴者測定メータを使用可能状態(S0)に移行させるRTCアラーム信号;(2)ローカルエリアネットワーク(LAN)インターフェースでデータが検出されると、視聴者測定メータを使用可能状態(S0)に移行させるウェイクオンLAN信号;(3)ワイヤレスLAN(WLAN)インターフェースでデータが検出されると、視聴者測定メータを使用可能状態(S0)に移行させるウェイクオンLAN信号;(4)ユニバーサルシリアルバス(USB)インターフェースでデータが検出されると、視聴者測定メータを使用可能状態(S0)に移行させるウェイクオンUSB信号等のうちの1つ又は複数を含む。ウェイクアップ信号/コマンドのその他の例は、入力/出力(I/O)ピン上で信号をアサートすると割り込みが生じ、それによってメータがスリープ状態から使用可能状態に移行するように、適切に設定されたI/Oピン上で信号をアサートすることを含む。ウェイクアップ信号/コマンドのその他の例は、メッセージが検出される場合に、メータをスリープ状態から使用可能状態に移行させる適切に設定されたバスを介してメッセージを送信することを含む。
【0035】
[0035]いくつかの例では、メータ電力マネージャ230は、関連の視聴者測定メータにスリープ信号を送信するのか、又は適切なウェイクアップ信号を送信するのかどうかを判定するために、提示デバイス状態モニタ205によって判定される監視対象メディア提示デバイスの電流アクティブ化状態を使用する。例えば、一般性を失うことなく、図1の状態モニタ120Aを実装するために、図2の状態モニタ例200が使用されるとする。そのような例の中で、さらに、メディア提示デバイスは非アクティブ/オフであり、視聴者測定メータ115Aはスリープ状態(S3)であるとする。提示デバイス状態モニタ205が、メディア提示デバイス110Aがアクティブ/オン状態に移行していることを検出する場合、メータ電力マネージャ230は適切なウェイクアップ信号/コマンドを視聴者測定メータ115Aに送信し、メータ115Aを使用可能状態(S0)に移行させる。例えば、メータ管理マネージャ230は(例えばワイヤード/ケーブルドの)物理的電力制御接続245を介して、LAN信号、ウェイクオンUSB信号、適切なバスメッセージを送信することができる、及び/又は適切なI/Oピンをアサートすることができる。さらに、又は代替として、メータ電力マネージャ230は、ワイヤレス電力制御接続250を介して、ウェイクオンWLAN信号を送信することができる。次いで、その後のある時点で、提示デバイス状態モニタ205が、メディア提示デバイス110Aが非アクティブ/オフ状態に移行していることを検出するとする。それに応じて、メータ電力マネージャ230は、メータ電力マネージャ230は、接続245及び/又は250のうちの1つ又は両方を介して適切なスリープ信号を視聴者測定メータ115に送信し、メータ115Aをスリープ状態(S3)に移行させる。
【0036】
[0036]図2の状態モニタ例200は、提示デバイス状態モニタ205によって判定される、監視対象メディア提示デバイスのアクティブ化状態を表す提示デバイス状態データを記録するための状態ロガー例235をさらに含む。例えば、提示デバイス状態データは、監視対象メディア提示デバイスのアクティブ化状態の変化が生じたこと、及び結果として生じる(例えばアクティブ/オン、非アクティブ/オフの)アクティブ化状態を示す情報を含むことができる。さらに、図示する例では、図2の状態モニタ例200は、絶対的又は相対的時間を追跡することができるリアルタイムクロック(RTC)240、又は同様のクロッキング/タイミング機構を含む。状態ロガー235は、監視対象メディア提示デバイスのアクティブ化状態における各々の監視対象となる変化の開始時間、及び各々結果として生じる監視対象メディア提示デバイスの監視対象となるアクティブ化状態の期間を追跡するために、RTC240を使用する。いくつかの例では、このタイミング情報は、状態ロガー235によって記録された提示デバイス状態データの中に含まれる。さらに、状態モニタ200は、特定の停電イベントの間に、提示デバイス状態モニタ205が特定のメディア提示デバイスのアクティブ化状態を監視し続けることを可能にし、状態ロガー235が提示デバイス状態データを記録し続けることを可能にするために、バッテリ及び/又はその他のバックアップ電源(不図示)を含むことができる。提示デバイス状態データは、1つ又は複数のデータ構造、データベースエントリ等の任意のデータ形式で保存されることが可能である。
【0037】
[0037]さらに、図2の状態モニタ例200は、例えば(ホームユニットの視聴者測定メータ115A等の)ホームユニットからインターフェース260を介して受信される状態クエリを受信し、それに応答するためのメータ状態レポータ例255を含む。図1の視聴者測定システム100を参照すると、いくつかの例では、ホームユニットの視聴者測定メータ115Aは、サイトユニットの視聴者測定メータ115B及び115Cの保存された視聴者測定データを取得するために、定期的な問い合わせ間隔でそれらにクエリを行う。問い合わせクエリを行うときに、特定のサイトユニット視聴者測定メータ115B〜Cが(例えば状態S3の)スリープ状態にある場合、特定のサイトユニット視聴者測定メータ115B〜Cは、問い合わせを受けることに応じて、起動し、(例えば状態S0の)使用可能状態に移行する。しかしながら、特定のサイトユニットの視聴者測定メータ115B〜Cによって監視される各メディア提示デバイス110Bが、(例えば停電、デバイスの不使用等のために)問い合わせクエリに関連した全問い合わせ/測定間隔の間に非アクティブ/オフであった場合、特定のサイトユニットの視聴者測定メータ115B〜Cは、報告するべき視聴者測定データを持たない。このような状況では、特定のサイトユニット視聴者測定メータ115B〜Cを、受信した問い合わせクエリに応答するために起動する必要はなく、(例えば、メータ115B〜Cが停電の間にバックアップバッテリ電力で動作しており、スリープ状態にあるが、後で不必要に起動される場合)メータのエネルギー効率を減らすこと、及び/又はバックアップバッテリの寿命を減らすことにつながる可能性がある。
【0038】
[0038]報告すべき視聴者測定データを持たない場合に、特定のサイトユニットの視聴者測定メータ115B〜Cにクエリを行うことを回避するために、ホームユニットの視聴者測定メータ115Aは最初に、問い合わせ/測定間隔の間に、特定のサイトユニットの視聴者測定メータ115B〜Cに関連した状態モニタ120BからCにクエリを送信して、各メディア提示デバイス110B〜Cのアクティブ化状態に関する情報を取得することができる。状態モニタ120B〜Cが、各メディア提示デバイス110B〜Cが全問い合わせ/測定間隔の間に非アクティブであり、したがって視聴者測定データが入手できないという表示で応答する場合、ホームユニットの視聴者測定メータ115Aは、現在の問い合わせ/測定間隔の間に、特定のサイトユニットの視聴者測定メータ115B〜Cの問い合わせを省くことができる。しかしながら、状態モニタ120B〜Cが、各メディア提示デバイス110B〜Cが問い合わせ/測定間隔の少なくとも一部の間アクティブであり、したがって、視聴者測定データが入手できるという表示で応答する場合、ホームユニットの視聴者測定メータ115Aは、特定のサイトユニットの視聴者測定メータ115B〜Cへの問い合わせを続行して、その現在の問い合わせ/測定間隔についての視聴者測定データを取得することができる。
【0039】
[0039]図2を参照すると、メータ状態レポータ255はそのような状態クエリをホームユニットから受信し、状態ロガー235によって記録された提示デバイス状態データを処理して、状態モニタ200によって監視されているメディア提示デバイスが、(例えば最後の状態クエリが受信されて以来)現在の問い合わせ/測定間隔の間に非アクティブであったのか、又はアクティブであったのかどうかを判定することができる。提示デバイス状態データが、監視対象のメディア提示デバイスが現在の問い合わせ/測定間隔の間に非アクティブであったことを示す場合、メータ状態レポータ255は、メディア提示デバイスが非アクティブであったために入手できる視聴者測定データはない(したがって、関連の視聴者測定メータの問い合わせが省かれてもよい)という表示で状態クエリに応答してもよい。しかしながら、提示デバイス状態データが、監視対象のメディア提示デバイスが現在の問い合わせ/測定間隔の少なくとも一部の間にアクティブであったことを示す場合、メータ状態レポータ255は、メディア提示デバイスがアクティブであったために視聴者測定データが入手できる(したがって、関連の視聴者測定メータの問い合わせが実行されるべきである)という表示で状態クエリに応答してもよい。
【0040】
[0040]いくつかの例では、メータ状態レポータ255はさらに、又は代替として、状態ロガー235によって記録された提示デバイス状態データについてのクエリを受信すること、及びそれに応答することを支援する。例えば、(例えばホームユニットの視聴者測定メータ115A等の)ホームユニットは、(例えばデータ処理設備135の)データ処理設備に報告するために、状態モニタ200にクエリを行い、その提示デバイス状態データを取得することができる。以下でより詳細に説明するように、データ処理設備はその後、この提示デバイス状態データを使用して、状態モニタ200に関連した視聴者測定メータによって報告される視聴者測定データを故障とするのか、又は有効とするのかどうかを判定することができる。
【0041】
[0041]図3には、例えば、図1のサイトユニットの視聴者測定メータ115B〜Cのうちの任意のもの等を実装するために使用されてもよいサイトユニット視聴者測定メータ例300のブロック図が描かれている。図3のサイトユニット視聴者測定メータ例300は、図1の視聴者測定システム100とともに上で説明した監視技術のうちの1つ又は複数等の、任意の侵略的又は非侵略的監視技術を使用して、(例えばメディア提示デバイス110B〜Cのうちの1つ等の)メディア提示デバイスによって提示されるメディアコンテンツを監視するための監視プロセッサ例305を含む。
【0042】
[0042]図3のサイトユニット視聴者測定メータ例300はまた、上述の状態モニタ120B〜C又は200のうちの1つ等の状態モニタから受信される信号/コマンドに応答して、監視プロセッサ305に関連した電力消費を含む、メータ300の電力消費を制御するための電力コントローラ例310も含む。例えば、監視プロセッサ305は、表1に挙げるような動作状態を支援すると仮定する。その後、関連の状態モニタからスリープ信号/コマンドを受信することに応じて、サイトユニット視聴者測定メータ300の電力コントローラ310は、表1の状態S3又はその他の低電力状態等のスリープ状態に入るように監視プロセッサ305を設定することができる。さらに、関連の状態モニタから(例えばウェイクオンLAN信号、ウェイクオンUSB信号、ウェイクオンWLAN信号等の)アクティブ化(例えば起動)信号/コマンドを受信することに応じて、電力コントローラ310は、表1の状態S0等の使用可能状態に入るように監視プロセッサ305を設定することができる。
【0043】
[0043]図4には、図1のホームユニットの視聴者測定メータ115Aの実装例のブロック図が描かれている。図4のホームユニット視聴者測定メータ115Aは、図3の監視プロセッサ305及び電力コントローラ310の各々に類似しているか、又はそれらと同一であってよい、監視プロセッサ例405及び電力コントローラ例410を含む。図4のホームユニット視聴者測定メータ115Aはまた、サイトユニット視聴者測定メータ115B〜C等のサイトユニットに問い合わせて、それらの保存された測定データを取得するためのメータインタロゲータ(meter interrogator)例415も含む。さらに、又は代替として、いくつかの例では、メータインタロゲータ415は、サイトユニットに、その視聴者測定データについてクエリを行う前に、サイトユニットに関連した状態モニタ120B〜C又は200等の状態モニタにクエリを行い、サイトユニットによって監視されるメディア提示デバイスに関する情報を取得するように設定されている。
【0044】
[0044]例えば、一般性を失うことなく、現在の問い合わせ/測定間隔が終了し、ホームユニット視聴者測定メータ115Aがサイトユニット測定メータ115Bに問い合わせを行うものと仮定する。いくつかの例では、メータ115Bに問い合わせる前に、ホームユニット視聴者測定メータ115Aのメータインタロゲータ415は、現在の問い合わせ/測定間隔の間のメディア提示デバイス110Bのアクティブ化状態に関する情報を取得するために、状態モニタ120Bに状態クエリを送信する。状態モニタ120Bが、メディア提示デバイス110Bが全問い合わせ/測定間隔の間非アクティブであったという表示で応答する場合、メータインタロゲータ415は、入手できる視聴者測定データはなく、したがって現在の問い合わせ/測定間隔についてメータ115Bに問い合わせることを省略するということを判定することができる。このように、メータインタロゲータ415は、視聴者測定メータ115Bを起動させ、不必要な追加の電力を消費させることを回避することができる。しかしながら、サイトモニタ120Bが、メディア提示デバイス110Bが現在の問い合わせ/測定間隔の少なくとも一部の間アクティブであったという表示で応答する場合、メータインタロゲータ415は、視聴者測定データがサイトユニット視聴者測定メータ115Bで入手可能であり、したがってメータ115Bに問い合わせて、その視聴者測定データを取得するということを判定することができる。
【0045】
[0045]図5には、図1のデータ処理設備例135の実装例のブロック図が描かれている。図5のデータ処理設備例135は、ホームユニット視聴者測定メータ115A等の1つ又は複数のホームユニットから視聴者測定データを取得するためのデータレシーバ(data receiver、データ受信部)例505を含む。さらに、いくつかの例では、データレシーバ505は、受信される視聴者測定データに関連したメディア提示デバイス(複数可)のアクティブ化状態(複数可)を表す提示デバイス状態データを受信する。図5の図示する例では、データ処理設備135はまた、データレシーバ505によって取得される視聴者測定データでの任意の種類の後処理を実行するためのデータプロセッサ例510も含む。データプロセッサ510によって実行されることが可能な後処理の例は、監視対象サイト105A〜Cで提示されるコンテンツについて格付け情報を判定すること、監視対象サイト105A〜Cで提示されるメディアコンテンツに含まれるコマーシャルについて商業広告検証を実行することを含むが、これらに限定されない。
【0046】
[0046]さらに、図5のデータ処理設備例135は、データレシーバ505によって取得され、特定の視聴者測定メータに対応する視聴者測定データを(例えば無効とする)故障とするかどうかを判定するためのメータ故障デタミナー(meter fault determiner)例515を含む。視聴者測定データを故障とするかどうかを判定するための従来の技術は一般に、視聴者測定データが、測定間隔の任意の部分の間に、視聴者測定メータに停電又は(例えば通信停止等の)その他の機能停止が生じたことを示す場合、全測定間隔について、そのデータを故障とする。このような従来の技術とは対照的に、故障デタミナー515は、機能停止が生じていること示す視聴者測定データを故障とするのか、又は機能停止が生じても有効なままであることが可能なのかどうかを判定するために、データレシーバ505によって取得される提示デバイス状態データを使用することができる。
【0047】
[0047]例えば、一般性を失うことなく、データレシーバ505が、(例えば視聴者測定データの中の空白(複数可)によって示される)1つ又は複数の機能停止間隔の間にメータ115Bに機能停止が生じたことを示す、視聴者測定メータ115Bに関連した視聴者測定データを受信すると仮定する。そのような機能停止(複数可)は、停電(複数可)、サイトユニット視聴者測定メータ115Bとホームユニット視聴者測定メータ115Aの間の通信の混乱に対応する通信機能停止(複数可)、その他の機能停止(複数可)、又はそれらの組み合わせ(複数可)に対応することが可能である。データレシーバ505はまた、監視対象メディア提示デバイス110Bのアクティブ化状態の変化が生じたこと、及び結果として生じる(例えばアクティブ/オン、非アクティブ/オフ等の)アクティブ化状態とともに、各アクティブ化状態の変化の開始時間及び各々の結果として生じる監視対象のアクティブ化状態の期間を示す、状態モニタ120Bに関連した提示デバイス状態データを受信する。例えば、サイトユニット視聴者測定メータ115Bとホームユニット視聴者測定メータ115Aの間の通信機能停止の場合、状態モニタ120Bは依然として、その提示デバイス状態データを、異なる通信リンク/ネットワークを介してホームユニット視聴者測定メータ115Aに報告することができる。故障デタミナー515が、提示デバイス状態データがメディア提示デバイス110Bがアクティブ状態であったことを示す任意の時間間隔は、視聴者測定メータによって示される任意の機能停止間隔と重複すると判定する場合、メータ115Bが、メディア提示デバイス110Bがアクティブであった時間のうちの少なくとも一部について、メディア提示デバイス110Bを監視することができなかったことから、故障デタミナー515は視聴者測定データを故障とする。しかしながら、故障デタミナー515が、提示デバイス状態データがメディア提示デバイス110Bがアクティブであったことを示す時間間隔はいずれも、視聴者測定データによって示される機能停止間隔(複数可)に重複しないと判定する場合、次いで、メディア提示デバイス110Bがアクティブであった間、メータ115Bがメディア提示デバイス110Bを監視するのを妨げた機能停止はないことから、故障デタミナー515は視聴者測定データを故障としないことを決定することができる。さらに、いくつかの例では、故障デタミナー515が、特定の視聴者測定メータに長期間(又は任意の適切な時間間隔)にわたり機能停止が生じていることを検出する場合、故障デタミナー515は、機能停止の原因を診断し、修復するために、影響を受けた監視対象場所に適切な修理担当者を派遣することができる。
【0048】
[0048]図2〜5には、視聴者測定メータ115A〜C及び300、状態モニタ120A〜C及び200、並びにデータ処理設備135を実装する方法例が描かれているが、図2〜5に図示する要素、プロセス及び/又はデバイスのうちの1つ又は複数は結合、分割、再配置、省略、削除、及び/又は任意のその他の方法で実装されてもよい。さらに、図2〜5の視聴者測定メータ例115A〜C及び/又は300、状態モニタ例120A〜C及び/又は200、データ処理設備例135、提示デバイス状態モニタ例205、メータ電力マネージャ例230、状態ロガー例235、RTC例240、メータ状態レポータ例255、監視プロセッサ例305及び/又は405、電力コントローラ例310及び/又は410、メータインタロゲータ例415、データレシーバ例505、データプロセッサ例510及び/又はメータ故障デタミナー515は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はハードウェア、ソフトウェア及び/又はファームウェアの任意の組み合わせによって実装されてもよい。したがって、例えば、視聴者測定メータ例115A〜C及び/又は300、状態モニタ例120A〜C及び/又は200、データ処理設備例135、提示デバイス状態モニタ例205、メータ電力マネージャ例230、状態ロガー例235、RTC例240、メータ状態レポータ例255、監視プロセッサ例305及び/又は405、電力コントローラ例310及び/又は410、メータインタロゲータ例415、データレシーバ例505、データプロセッサ例510及び/又はメータ故障デタミナー515は、1つ又は複数の回路(複数可)、プログラマブルプロセッサ(複数可)、特定用途向け集積回路(ASIC)(複数可)、プログラマブル論理デバイス(PLD)(複数可)及び/又はフィールドプログラマブル論理デバイス(FPLD)(複数可)等によって実装されることが可能である。添付の装置請求項のうちの任意のものが、純粋にソフトウェア及び/又はファームウェア実装を対象とするものとして読まれる場合、視聴者測定メータ例115A〜C及び/又は300、状態モニタ例120A〜C及び/又は200、データ処理設備例135、提示デバイス状態モニタ例205、メータ電力マネージャ例230、状態ロガー例235、RTC例240、メータ状態レポータ例255、監視プロセッサ例305及び/又は405、電力コントローラ例310及び/又は410、メータインタロゲータ例415、データレシーバ例505、データプロセッサ例510及び/又はメータ故障デタミナー515は、本明細書では、そのようなソフトウェア及び/又はファームウェアを格納する、例えばメモリ、デジタル多用途ディスク(DVD)、コンパクトディスク(CD)等の有形のコンピュータ可読媒体を含むものとして明示的に定義される。またさらに、図2〜5の視聴者測定メータ例115A〜C及び/又は300、状態モニタ例120A〜C及び/又は200、データ処理設備例135は、図2〜5に図示するものに加えて、又はそれらの代わりに1つ又は複数の要素、プロセス及び/又はデバイスを含んでもよい、及び/又は図示する要素、プロセス及びデバイスの任意のものか、又はすべてのうちの複数を含んでもよい。
【0049】
[0049]図6〜11には、視聴者測定メータ例115A〜C及び/又は300、状態モニタ例120A〜C及び/又は200、データ処理設備例135、提示デバイス状態モニタ例205、メータ電力マネージャ例230、状態ロガー例235、RTC例240、メータ状態レポータ例255、監視プロセッサ例305及び/又は405、電力コントローラ例310及び/又は410、メータインタロゲータ例415、データレシーバ例505、データプロセッサ例510及び/又はメータ故障デタミナー515のうちの1つ又は複数を実装するために実行されてもよい機械可読命令を表す流れ図が示されている。これらの例では、各流れ図が示す機械可読命令は、図12とともに以下で論じられる処理システム例1200に示すプロセッサ1212等のプロセッサによる実行のための1つ又は複数のプログラムを含んでもよい。代替として、図6〜11の流れ図が示すプロセスのうちの1つ又は複数を実施する全プログラム又はプログラム(複数可)及び/又はその部分は、(例えばコントローラ及び/又は任意のその他の適切なデバイス等の)プロセッサ1212以外のデバイスによって実行されることが可能である、及び/又は(例えばASIC、PLD、FPLD、個別ロジック等によって実装される等)ファームウェア又は専用ハードウェアにおいて具体化されることが可能である。また、図6〜11の流れ図が示す機械可読命令のうちの1つ又は複数は、手動で実施されてもよい。さらに、機械可読命令の例は図6〜11に図示する流れ図を参照して説明されるが、本明細書で説明される方法及び装置の例を実装するために多くのその他の技術が代わりに使用されてもよい。例えば、図6〜11に図示する流れ図を参照すると、ブロックの実行順序は変更されてもよい、及び/又は説明するブロックのうちのいくつかは変更、削除、結合及び/又は多数のブロックに再分割されてもよい。
【0050】
[0050]上述のように、図6〜11のプロセス例は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、CD、DVD、キャッシュ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び/又は情報が(例えば長期間、永久的に、短いインスタンス、一時的なバッファリングのため及び/又は情報のキャッシュのため)任意の期間保存される任意のその他のストレージ媒体などの有形のコンピュータ可読媒体に保存された(例えばコンピュータ可読命令の)符号化された命令を使用して実施されてもよい。本明細書で使用する際、有形のコンピュータ可読媒体という用語語は、任意の種類のコンピュータ可読ストレージを含み、信号の伝搬を除外するものとして明示的に定義される。さらに、又は代替として、図6〜11のプロセス例は、フラッシュメモリ、ROM、CD、DVD、キャッシュ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び/又は情報が(例えば長期間、永久的に、短いインスタンス、一時的なバッファリングのため及び/又は情報のキャッシュのための)任意の期間保存される任意のその他のストレージ媒体などの非一時的コンピュータ可読媒体に保存された(例えばコンピュータ可読命令の)符号化された命令を使用して実施されてもよい。本明細書で使用する際、非一時的コンピュータ可読媒体という用語は、任意の種類のコンピュータ可読媒体を含み、信号の伝搬を除外するものとして明示的に定義される。また、本明細書で使用する際、「コンピュータ可読」及び「機械可読」という用語は、特に指示がない限り、同等とみなされる。
【0051】
[0051]図1〜2の状態モニタ120A〜C及び/又は200のうちの1つ又は複数で電力管理処理を実施するために実行されてもよい機械可読命令例600は、図6に示した流れ図によって表される。便宜のため、及び一般性を失うことなく、機械可読命令600は、図1の状態モニタ120Aを実施するために図2の状態モニタ200によって実行されるという文脈で説明される。このように、この例では、状態モニタ200は状態モニタ120Aの役割を果たし、したがってメディア提示デバイス110A及び視聴者測定メータ115Aに関連している。先の図を参照すると、図6の機械可読命令600は、状態モニタ200の提示デバイス状態モニタ205がメディア提示デバイス110Aのアクティブ化状態を監視及び検出するブロック605で、実行を開始する。メディア提示デバイス110Aがアクティブであると判定される場合(ブロック610)、次いでブロック615で、状態モニタ200のメータ電力マネージャ230は、視聴者測定メータ115Aを(例えば表1の状態S0の)使用可能状態に移行させるための適切なアクティブ化信号を送信することによって、視聴者測定メータ115Aのアクティブ化を制御する。しかしながら、メディア提示デバイス110Aが非アクティブであると判定される場合(ブロック610)、次いでブロック620で、メータ電力マネージャ230は、視聴者測定メータ115を(例えば表1の状態S3の)スリープ状態に移行させるための適切なスリープ信号を送信することによって、視聴者測定メータ115Aのアクティブ化を制御する。次いで処理は、提示デバイス状態モニタ205がメディア提示デバイス110Aのアクティブ化状態の監視を続けることを可能にするために、ブロック605に戻る。
【0052】
[0052]図1、3及び4の視聴者測定メータ115A〜C及び/又は300のうちの1つ又は複数で電力制御処理を実施するために実行されてもよい機械可読命令例700は、図7に示した流れ図によって表される。便宜のため、及び一般性を失うことなく、機械可読命令700は、図1及び4の視聴者測定メータ115Aによって実行されるという文脈で説明される。先の図を参照すると、図7の機械可読命令700は、視聴者測定メータ115Aの電力コントローラ419が状態モニタ120Aから電力制御信号を受信するブロック705で実行を開始する。電力制御信号がアクティブ化(ウェイクアップ)信号に相当する場合(ブロック710)、次いでブロック715で、電力コントローラ410は視聴者測定メータ115Aを(例えば、その監視プロセッサ405の適切な設定によって)(例えば表1の状態S0の)使用可能状態に設定する。しかしながら、電力制御信号がスリープ信号に相当する場合(ブロック710)、次いでブロック720で、電力コントローラ410は視聴者測定メータ115Aを(例えばその監視プロセッサ405の適切な設定によって)(例えば表1の状態S3の)スリープ状態に設定する。次いで処理は、電力コントローラ410が視聴者測定メータ115Aの電力制御を実行し続けることを可能にするために、ブロック705に戻る。
【0053】
[0053]図1〜2の状態モニタ120A〜C及び/又は200のうちの1つ又は複数で状態報告を実施するために実行されてもよい機械可読命令例800は、図8に示す流れ図によって表される。便宜のため、及び一般性を失うことなく、機械可読命令800は、図1の状態モニタ120Bを実装するために、図2の状態モニタ200によって実行されるという文脈で説明される。このように、この例では、状態モニタ200は状態モニタ120Bの役割を果たし、したがってメディア提示デバイス110B及び視聴者測定メータ115Bに関連している。先の図を参照すると、図8の機械可読媒体800は、状態モニタ200の提示デバイス状態モニタ205及び状態ロガー235が、メディア提示デバイス110Bのアクティブ化状態を示す提示デバイス状態データを監視し、記録するブロック805で実行を開始する。いくつかの例では、ブロック810で、状態ロガー235はまた、状態モニタ200に電力を供給する電源140Bについて監視される停電間隔(複数可)を記録する。
【0054】
[0054]ブロック815で、メータ状態レポータ255は、状態クエリがホームユニット視聴者測定メータ115Aから受信されているかどうかを判定する。状態クエリが受信されている場合(ブロック815)、ブロック820で、メータ状態レポータ255はブロック805で記録された提示デバイス状態データを処理して、(例えば最後の状態クエリから開始する現在の時間間隔に対応する)現在の問い合わせ/測定間隔の間にメディア提示デバイス110Bが非アクティブであったかどうかを判定する。メディア提示デバイス110Bがこの全間隔の間に非アクティブであった場合(ブロック825)、次いでブロック830で、メータ状態レポータ255は、サイトユニット視聴者測定メータ115Bによって監視されるメディア提示デバイス110Bが全問い合わせ/測定間隔の間に非アクティブであり、したがって、サイトユニット視聴者測定メータ115Bには報告すべき視聴者測定データがないという表示で状態クエリに応答する。この場合、ホームユニット視聴者測定メータ115Aは、現在の問い合わせ/測定間隔についてのサイトユニット視聴者測定メータ115Bの問い合わせを省くことができる。しかしながら、メディア提示デバイス110Bが問い合わせ/測定間隔の少なくとも一部の間にアクティブであった場合(ブロック825)、次いでブロック835で、メータ状態レポータ255は、メディア提示デバイス110Bが問い合わせ/測定間隔の間にアクティブであり、したがって、サイトユニット視聴者測定メータ115Bは報告すべき視聴者測定データを持っている可能性があるという表示で状態クエリに応答する。この場合、ホームユニット視聴者測定メータ115Aはサイトユニット視聴者測定メータ115Bの問い合わせを続けて、その現在の問い合わせ/測定間隔についての視聴者測定データを取得する。
【0055】
[0055]図1〜4のホームユニット視聴者測定メータ115Aでメータ問い合わせ処理を実施するために実行されてもよい機械可読媒体例900は、図9に示す流れ図によって表される。便宜のため、及び一般性を失うことなく、機械可読命令900は、図1のサイトユニット視聴者測定メータ115Bに問い合わせを行うために、ホームユニット視聴者測定メータ115Aによって実行されるという文脈で説明される。先の図を参照すると、図9の機械可読命令900は、ホームユニット視聴者測定メータ115Aのメータインタロゲータ415が、サイトユニット視聴者測定メータ115Bに関連したサイトモニタ120Bに問い合わせて、メディア提示デバイス110Bが現在の問い合わせ/測定間隔の間にアクティブであったかどうかを判定し、又、したがって、サイトユニット視聴者測定メータ115Bが報告すべき任意の視聴者測定データを持つかどうかを判定するブロック905で実行を開始する。ブロック910で、メータインタゲータ415は、状態モニタ120Bから受信した応答を評価する。応答が、メディア提示デバイス110Bが全問い合わせ/測定間隔の間に非アクティブであり、又、したがって、入手できる視聴者測定データはないということを示す場合(ブロック910)、次いでブロック915でメータインタロゲータ415は、サイトユニット視聴者測定メータ115Bの起動及び問い合わせを(例えば実行しない)省く。いくつかの例では、処理は、メータインタロゲータ415がさらにサイトユニット視聴者測定メータ115Bにスリープ信号を送信し、例えばメータ115Bが他の処理を実行するために別途使用可能にされていない場合に、メータ115Bが(例えば表1の状態S3の)スリープ状態に入ることを可能にする。
【0056】
[0056]しかしながら、応答が、メディア提示デバイス110Bが問い合わせ/測定間隔の間にアクティブであり、又、したがって、視聴者測定データが入手できる可能性があるということを示す場合(ブロック910)、次いでブロック925で、メータインタロゲータ415は適切な(例えばウェイクアップ信号の)アクティブ化信号を送信して、サイトユニット視聴者測定メータ115Bを(例えば表1の状態S0の)使用可能状態に移行させる。ブロック930で、メータインタロゲータ415はその後サイトユニット視聴者測定メータ115Bに問い合わせて、報告されるべき任意の視聴者測定データを取得する。視聴者測定データがサイトユニット視聴者測定メータ115Bから受信された後(ブロック935)、ブロック920でメータインタロゲータ415はサイトユニット視聴者測定メータ115Bにスリープ信号を送信し、例えばメータ115Bが他の処理を実行するために別途使用可能にされていない場合に、メータ115Bが(例えば表1の状態S3の)スリープ状態に入ることを可能にする。
【0057】
[0057]図1〜4のホームユニット視聴者測定メータ115Aでデータ報告を実施するために実行されてもよい機械可読命令例1000は、図10に示す流れ図によって表される。先の図を参照すると、図10の機械可読命令1000は、ホームユニット視聴者測定メータ115Aのメータインタロゲータ415が、各サイトユニット視聴者測定メータ115A、115B及び115Cによって監視される各メディア提示デバイス110A、110B及び110Cのアクティブ化状態履歴を表す提示デバイス状態データについて、状態モニタ120A、120B及び120Cにクエリを行うブロック1005で実行を開始する。ブロック1010で、ホームユニット視聴者測定メータ115Aは、適切に(例えば図9の機械可読命令例900を使用して)、サイトユニット視聴者測定メータ115B及び115Cに問い合わせて、それらの各々視聴者測定データを取得する。ブロック1015で、ホームユニット視聴者測定メータ115Aは、ホームユニット視聴者測定メータ115A自体によって判定された視聴者測定データとともに、状態モニタ120A〜Cから取得された提示デバイス状態データ及びサイトユニット視聴者測定メータ115B〜Cから取得された視聴者測定データをデータ処理設備135に報告する。上述のように、ブロック1015で報告される視聴者測定データは、(例えば各メータ115A〜Cについての視聴者測定データの中の空白という形で)各視聴者測定メータ115A〜Cについての停電及び/又はその他の機能停止情報を含む。
【0058】
[0058]図1及び5のデータ処理設備135で故障判定処理を実施するために実行されてもよい機械可読命令例1100は、図11に示す流れ図によって表される。先の図を参照すると、図11の機械可読命令1100は、データ処理設備135のデータレシーバ505が、視聴者測定メータから取得された各視聴者測定データと、状態モニタ120A〜Cから取得された各提示デバイス状態データもまた受信するブロック1105で実行を開始する。便宜のため、及び一般性を失うことなく、機械可読命令1100の残りの部分は、視聴者測定メータ115Aから取得された視聴者測定データの処理、及び状態モニタ120Aから取得された提示デバイス状態データの処理の観点から説明される。そこで、ブロック1100で、データ処理設備135のメータ故障デタミナー515は、視聴者測定メータ115Aから取得された視聴者測定データがメータ115Aに(例えば測定データの中の空白に対応する)機能停止が生じたことを示すかどうかを判定する。機能停止が生じていた場合(ブロック1110)、次いでメータ故障デタミナー515は、視聴者測定データが有効であると判定し、ブロック1115で、データ処理設備135のデータプロセッサ510は、視聴者測定メータ115Aから取得された視聴者測定データで任意の適切な後処理を実行する。
【0059】
[0059]しかしながら、視聴者測定データが機能停止が生じたことを示す場合(ブロック1110)、次いでブロック1120で、メータ故障デタミナー515は、視聴者測定データから判定された任意の機能停止間隔が、状態モニタ120Aから取得された提示デバイス状態データが、メディア提示デバイス110Aがアクティブであったことを示す任意の時間間隔と(少なくとも部分的に)重複するかどうかを判定する。これらの時間間隔の任意の重複が存在する場合(ブロック1120)、次いでブロック1125で、メータ故障デタミナー515は、視聴者測定メータ115Aから取得された視聴者測定データを故障とする。しかしながら、視聴者測定データから判定された任意の機能停止時間間隔と、提示デバイス状態データから判定されたアクティブデバイス時間間隔の間意に重複が存在しない場合(ブロック1120)、次いでブロック1130で、メータ故障デタミナー515は、視聴者測定メータ115Aから取得された視聴者測定データを故障とはしない。この場合、メータ故障デタミナー515は、は、視聴者測定データが有効であると判定し、処理は、データプロセッサ510が視聴者測定データで任意の適切な後処理を実行するブロック1115へ進む。
【0060】
[0060]図12は、本明細書で開示される装置及び方法を実装することができる処理システム例1200のブロック図である。処理システム1200は例えば、サーバ、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、インターネット機器、DVDプレイヤー、CDプレイヤー、デジタルビデオレコーダ、パーソナルビデオレコーダ、セットトップボックス又は任意のその他の種類のコンピューティングデバイスであることが可能である。
【0061】
[0061]簡単な例のシステム1200は、汎用プログラムマブルプロセッサ等のプロセッサ1212を含む。プロセッサ1212はローカルメモリ1214を含み、ローカルメモリ1214及び/又はその他のメモリデバイスの中に存在する符号化された命令1216を実行する。プロセッサ1212は、特に図6〜11に表した機械可読命令を実行してもよい。プロセッサ1212は、Atom(商標)ファミリ、ペンティアム(Pentium)(登録商標)ファミリ、アイテニアム(Itanium)(登録商標)ファミリ及び/又はXScale(登録商標)ファミリに由来する1つ又は複数のインテルマイクロプロセッサ、マイクロコントローラのARM(登録商標)ファミリ及び/又はPIC(登録商標)ファミリに由来する1つ又は複数のマイクロコントローラ等の任意の種類の処理ユニットであってもよい。当然ながら、その他のファミリに由来するその他のプロセッサもまた適している。
【0062】
[0062]プロセッサ1212は、バス1222を介して揮発性メモリ1218及び不揮発性メモリ1220を含むメインメモリと通信する。揮発性メモリ1218は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、RAMBUSダイナミックランダムアクセスメモリ(RDRAM)及び/又は任意のその他の種類のランダムアクセスメモリデバイスによって実装されてもよい。不揮発性メモリ1220は、フラッシュメモリ及び/又は任意のその他の所望の種類のメモリデバイスによって実装されてもよい。メインメモリ1218、1220へのアクセスは、典型的にはメモリコントローラ(不図示)によって制御される。
【0063】
[0063]処理システム1200はまた、インターフェース回路1224も含む。インターフェース回路1224は、イーサネットインターフェース、ユニバーサルシリアルバス(USB)、及び/又は第3世代入力/出力(3GIO)インターフェースによって実装されてもよい。
【0064】
[0064]1つ又は複数の入力デバイス1226は、インターフェース回路1224に接続される。入力デバイス(複数可)1226によって、ユーザはデータ及びコマンドをプロセッサ1212に入力することができる。入力デバイス(複数可)は、例えばキーボード、マウス、タッチスクリーン、トラックパッド、アイソポイント(isopoint)及び/又は音声認識システムによって実装されることが可能である。
【0065】
[0065]1つ又は複数の出力デバイス1228もまた、インターフェース回路1224に接続される。出力デバイス1228は、例えば(液晶ディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ(CRT)の)ディスプレイデバイスによって、プリンタ及び/又はスピーカによって実装されることが可能である。したがって、インターフェース回路1224は典型的にグラフィックドライバカードを含む。
【0066】
[0066]インターフェース回路1224はまた、(例えばイーサネット接続、デジタル加入者回線(DSL)、電話回線、同軸ケーブル、携帯電話システム等の)ネットワークを介して外部のコンピュータとのデータの交換を促進するために、モデム又はネットワークインターフェースカード等の通信デバイスも含む。
【0067】
[0067]処理システム1200はまた、機械可読命令及びデータを保存するための1つ又は複数のマスストレージデバイス1230も含む。そのようなマスストレージデバイス1230の例は、フロッピーディスクドライブ、ハードドライブディスク、コンパクトディスクドライブ及びデジタル多用途ディスク(DVD)ドライブを含む。いくつかの例では、マスストレージデバイス1230は、状態モニタ例220の状態ロガー例235によって記録された提示デバイス状態データを保存してもよい。さらに、又は代替として、いくつかの例では揮発性メモリ1218は、状態ロガー例235によって記録された提示デバイス状態データを保存してもよい。
【0068】
[0068]図6〜11の符号化された命令1232は、マスストレージデバイス1230、揮発性メモリ1218、不揮発性メモリ1220、ローカルメモリ1214の中に、及び/又はCD又はDVD1232等のリムーバブルストレージ媒体上に保存されてもよい。
【0069】
[0069]図12の処理システム等のシステムの中で、本明細書で説明する方法及び/又は装置を実装する代わりに、本明細書で説明する方法及び/又は装置は、プロセッサ及び/又はASIC(特定用途向け集積回路)等の構造体の中に埋め込まれてもよい。
【0070】
[0070]最後に、本明細書ではいくつかの方法、装置及び製品の例が説明されているが、本特許の対象範囲はこれらに限定されない。反対に、本特許は文字通りに、又は均等論の下で適正に添付の特許請求の範囲に入るすべての方法、装置及び製品を対象とする。
【符号の説明】
【0071】
100 視聴者測定システム
105A、105B、105C 監視対象サイト
110A、110B、110C メディア提示デバイス
115A、115B、115C 視聴者測定メータ
120A、120B、120C 状態モニタ
125、130 ネットワーク
135 データ処理設備
140A 電源
145A 回線
150A 物理的接続
200 状態モニタ
205 提示デバイス状態モニタ
210 電力入力
215 電力出力
220 デジタルオーディオ入力
225 オーディオセンサ
230 メータ電力マネージャ
235 状態ロガー
240 リアルタイムクロック
245 物理的電力制御接続
250 ワイヤレス電力制御接続
255 メータ状態レポータ
260 インターフェース
300 サイトユニット視聴者測定メータ
305、405 監視プロセッサ
310、410 電力コントローラ
415 メータインタロゲータ
505 データレシーバ
510 データプロセッサ
515 メータ故障デタミナー例
600、700、800、900、1000、1100 機械可読命令
1200 処理システム
1212 プロセッサ
1218 揮発性メモリ
1220 不揮発性メモリ
1222 バス
1224 インターフェース回路
1226 入力デバイス
1228 出力デバイス
1230 マスストレーイデバイス
1232 符号化された命令
605、610、615、620、705、710、715、720、805、810、815、820、825、830、835、905、910、915、920、925、930、935、1005、1010、1015、1105、1110、1115、1120、1125、1130 ブロック


【特許請求の範囲】
【請求項1】
メディア提示デバイスのアクティブ化状態を判定するステップと、
前記アクティブ化状態がアクティブ状態の場合に前記メディア提示デバイスを監視するためのものである視聴者測定メータのアクティブ化を、前記メディア提示デバイスの前記アクティブ化状態に基づいて制御するステップとを含む方法。
【請求項2】
前記メディア提示デバイスの前記アクティブ化を判定するステップが、
前記メディア提示デバイスの電力消費を測定するステップと、
前記測定された電力消費が第1閾値よりも大きい場合、前記アクティブ化状態が前記アクティブ状態であると判定するステップと、
前記測定された電力消費が、前記第1閾値又は第2閾値のうちの少なくとも1つよりも小さい場合、前記アクティブ化状態が非アクティブ状態であると判定するステップとを含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記メディア提示デバイスの前記アクティブ化状態を判定するステップが、
前記メディア提示デバイスの電力消費を測定するステップと、
前記測定された電力消費が正の傾斜変化を示す場合、前記アクティブ化状態が前記アクティブ状態であると判定するステップと、
前記測定された電気消費が負の傾斜変化を示す場合、前記アクティブ化状態が非アクティブ状態であると判定するステップとを含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記メディア提示デバイスの前記アクティブ化状態を判定するステップが、
前記メディア提示デバイスのオーディオ出力を監視するステップと、
前記監視されたオーディオ出力でオーディオ信号が検出される場合、前記アクティブ化状態が前記アクティブ状態であると判定するステップと、
前記監視されたオーディオ出力でオーディオ信号が検出されない場合、前記アクティブ化状態が非アクティブ状態であると判定するステップとを含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記視聴者測定メータの前記アクティブ化を制御するステップが、
前記メディア提示デバイスが前記アクティブ状態であると判定することに応じて、前記視聴者測定メータにウェイクアップ信号を送信するステップと、
前記メディア提示デバイスが非アクティブ状態であると判定することに応じて、前記視聴者測定メータにスリープ信号を送信するステップとを含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
ワイヤードローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイヤレスLAN、ユニバーサルシリアルバス(USB)又は入力/出力(I/O)ピンのうちの少なくとも1つを介して通信される前記ウェイクアップ信号を受信することに応じて、前記視聴者測定メータを使用可能状態に設定するステップと、
前記ワイヤードLAN、前記ワイヤレスLAN、前記USB又は前記I/Oピンのうちの少なくとも1つを介して通信される前記スリープ信号を受信することに応じて、前記視聴者測定メータをスリープ状態に設定するステップとをさらに含む請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記視聴者測定メータの前記アクティブ化を制御するステップが、
前記メディア提示デバイスがある時間間隔にわたって非アクティブであったかどうかを判定するステップと、
前記メディア提示デバイスが前記時間間隔にわたり非アクティブであった場合、前記時間間隔に対応する視聴者測定データを取得するための前記視聴者測定メータの問い合わせが省略されるべきであることを示すステップと、
前記メディア提示デバイスが前記時間間隔にわたり非アクティブではなかった場合、前記視聴者測定データを取得するための前記視聴者測定メータの前記問い合わせが生じるべきであることを示すステップとをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記メディア提示デバイスがある時間間隔にわたり非アクティブではなかったと判定された場合、
前記視聴者測定メータにウェイクアップ信号を送信するステップと、
前記視聴者測定データを取得するために前記視聴者測定メータに問い合わせるステップと、
前記視聴者測定データが取得された後、前記視聴者測定メータにスリープ信号を送信するステップとをさらに含む請求項7に記載の方法。
【請求項9】
実行される場合に、機械に少なくとも、
メディア提示デバイスのアクティブ化状態を判定させ、
前記アクティブ化状態がアクティブ状態である場合に前記メディア提示デバイスを監視するためのものである視聴者測定メータのアクティブ化を、前記メディア提示デバイスの前記アクティブ化状態に基づいて制御させる機械可読命令を保存する有形の製品。
【請求項10】
前記メディア提示デバイスの前記アクティブ化状態を判定するために、実行される場合に、前記機械可読命令が前記機械にさらに、
前記メディア提示デバイスの電力消費を測定させ、
前記測定された電力消費が第1閾値よりも大きい場合、前記アクティブ化状態が前記アクティブ状態であると判定させ、
前記測定された電力消費が、前記第1閾値又は第2閾値のうちの少なくとも1つよりも小さい場合、前記アクティブ化状態が非アクティブ状態であると判定させる請求項9に記載の有形の製品。
【請求項11】
前記メディア提示デバイスのアクティブ化状態を判定するために、実行される場合に、前記機械可読命令が前記機械にさらに、
メディア提示デバイスのオーディオ出力を監視させ、
前記監視されたオーディオ出力でオーディオ信号が検出される場合、前記アクティブ化状態が前記アクティブ状態であると判定させ、
前記監視されたオーディオ出力でオーディオ信号が検出されない場合、前記アクティブ化状態が非アクティブ状態であると判定させる請求項9に記載の有形の製品
【請求項12】
前記視聴者測定メータの前記アクティブ化を制御するために、実行される場合に、前記機械可読命令が前記機械にさらに、
前記メディア提示デバイスが前記アクティブ状態であると判定することに応じて、前記視聴者測定メータにウェイクアップ信号を送信させ、
前記メディア提示デバイスが非アクティブ状態であると判定することに応じて、前記視聴者測定メータにスリープ信号を送信させる請求項9に記載の有形の製品。
【請求項13】
実行される場合に、前記機械可読命令が前記機械にさらに、
ワイヤードローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイヤレスLAN、ユニバーサルシリアルバス(USB)又は入力/出力(I/O)ピンのうちの少なくとも1つを介して通信される前記ウェイクアップ信号を受信することに応じて、前記視聴者測定メータを使用可能状態に設定させ、
前記ワイヤードLAN、前記ワイヤレスLAN、前記USB又は前記I/Oピンのうちの少なくとも1つを介して通信される前記スリープ信号を受信することに応じて、前記視聴者測定メータをスリープ状態に設定させる請求項12に記載の有形の製品。
【請求項14】
前記視聴者測定メータの前記アクティブ化を制御するために、実行される場合に、前記機械可読命令が前記機械にさらに、
前記メディア提示デバイスがある時間間隔にわたって非アクティブであったかどうかを判定させ、
前記メディア提示デバイスが前記時間間隔にわたり非アクティブであった場合、前記時間間隔に対応する視聴者測定データを取得するための前記視聴者測定メータの問い合わせが省略されるべきであることを示させ、
前記メディア提示デバイスが前記時間間隔にわたり非アクティブではなかった場合、前記視聴者測定データを取得するための前記視聴者測定メータの前記問い合わせが生じるべきであることを示させる請求項9に記載の有形の製品。
【請求項15】
前記メディア提示デバイスが前記時間間隔にわたり非アクティブではなかったと判定された場合、実行される場合に、前記機械可読命令が前記機械にさらに、
前記視聴者測定メータにウェイクアップ信号を送信させ、
前記視聴者測定データを取得するために、前記視聴者測定メータに問い合わせ、
前記視聴者測定データが取得された後、前記視聴者測定メータにスリープ信号を送信させる請求項14に記載の有形の製品。
【請求項16】
メディア提示デバイスのアクティブ化状態を判定するための状態モニタと、
前記アクティブ化状態がアクティブ状態の場合に前記メディア提示デバイスを監視するためのものである視聴者測定メータのアクティブ化を、前記メディア提示デバイスの前記アクティブ化状態に基づいて制御するためのプロセッサとを備える装置。
【請求項17】
前記メディア提示デバイスの前記アクティブ化状態を判定するために、前記状態モニタが、
前記メディア提示デバイスの電力消費を測定するため、
前記測定された電力消費が第1閾値よりも大きい場合、前記アクティブ化状態が前記アクティブ状態であると判定するため、及び、
前記測定された電力消費が、前記第1閾値又は第2閾値のうちの少なくとも1つよりも小さい場合、前記アクティブ化状態が非アクティブ状態であると判定するためのものである請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記メディア提示デバイスの前記アクティブ化状態を判定するために、前記状態モニタが、
前記メディア提示デバイスのオーディオ出力を監視するため、
前記監視されたオーディオ出力でオーディオ信号が検出される場合、前記アクティブ化状態が前記アクティブ状態であると判定するため、及び、
前記監視されたオーディオ出力でオーディオ信号が検出されない場合、前記アクティブ化状態が非アクティブ状態であると判定するためのものである請求項16に記載の装置。
【請求項19】
前記視聴者測定メータの前記アクティブ化を制御するために、前記プロセッサが、
前記メディア提示デバイスが前記アクティブ状態であると判定することに応じて、前記視聴者測定メータにウェイクアップ信号を送信するため、及び、
前記メディア提示デバイスが非アクティブ状態であると判定することに応じて、前記視聴者測定メータにスリープ信号を送信するためのものである請求項16に記載の装置。
【請求項20】
前記プロセッサが、さらに、
ワイヤードローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイヤレスLAN、ユニバーサルシリアルバス(USB)又は入力/出力(I/O)ピンのうちの少なくとも1つを介して通信される前記ウェイクアップ信号を受信することに応じて、前記視聴者測定メータを使用可能状態に設定するため、及び、
前記ワイヤードLAN、前記ワイヤレスLAN、前記USB又は前記I/Oピンのうちの少なくとも1つを介して通信される前記スリープ信号を受信することに応じて、前記視聴者測定メータをスリープ状態に設定するためのものである請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記視聴者測定メータの前記アクティブ化を制御するために、前記プロセッサが、
前記メディア提示デバイスがある時間間隔にわたって非アクティブであったかどうかを判定するため、
前記メディア提示デバイスが前記時間間隔にわたり非アクティブであった場合、前記時間間隔に対応する視聴者測定データを取得するための前記視聴者測定メータの問い合わせが省略されるべきであることを示すため、及び、
前記メディア提示デバイスが前記時間間隔にわたり非アクティブではなかった場合、前記視聴者測定データを取得するための前記視聴者測定メータの前記問い合わせが生じるべきであることを示すためのものである請求項16に記載の装置。
【請求項22】
前記プロセッサが、さらに、
前記視聴者測定メータにウェイクアップ信号を送信するため、
前記視聴者測定データを取得するために、前記視聴者測定メータに問い合わせ、及び、
前記視聴者測定データが取得された後、前記視聴者測定メータにスリープ信号を送信するためのものである請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記装置が前記視聴者測定メータと離れている請求項21に記載の装置。
【請求項24】
時間情報を含む、視聴者測定メータによって監視されるメディア提示デバイスのアクティブ化状態を表す提示デバイス状態データを取得するステップと、
前記視聴者測定メータによって報告される視聴者測定データを、前記提示デバイス状態データ、及び前記視聴者測定データから判定される機能停止情報に基づいて、故障とするかどうかを判定するステップとを含む方法。
【請求項25】
前記視聴者測定データを故障とするかどうかを判定するステップが、
視聴者測定データが機能停止が生じたことを示す第1の時間間隔が、前記提示デバイス状態データが前記メディア提示デバイスがアクティブ状態であったことを示す第2の時間間隔と重複する場合、前記視聴者測定データは故障とされると判定するステップと、
前記第1時間間隔が前記第2時間間隔に重複しない場合、前記視聴者測定データは故障とされないと判定するステップとを含む請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記視聴者測定データを故障とするかどうかを判定するステップが、
前記視聴者測定データが任意の機能停止が生じたことを示す任意の時間間隔が、前記提示デバイス状態データが前記メディア提示デバイスがアクティブ状態であったことを示す任意の時間間隔と重複する場合、前記視聴者測定データは故障とされると判定するステップと、
前記視聴者測定データが任意の機能停止が生じたことを示す時間間隔が、前記提示デバイス状態データが前記メディア提示デバイスがアクティブ状態であったことを示すどの時間間隔にも重複しない場合、前記視聴者測定データは故障とされないと判定するステップとを備える請求項24に記載の方法。
【請求項27】
前記提示デバイス状態データが、前記視聴者測定データを判定した前記視聴者測定メータから離れたデバイスによって判定される請求項24に記載の方法。
【請求項28】
実行される場合に、機械に少なくとも、
時間情報を含む、視聴者測定メータによって監視されるメディア提示デバイスのアクティブ化状態を表す提示デバイス状態データを取得させ、
前記視聴者測定メータによって報告される視聴者測定データを、前記提示デバイス状態データ、及び前記視聴者測定データから判定される機能停止情報に基づいて、故障とするかどうかを判定させる機械可読命令を保存する有形の製品。
【請求項29】
前記視聴者測定データを故障とするかどうかを判定するために、実行される場合に、前記機械可読命令が前記機械にさらに、
視聴者測定データが機能停止が生じたことを示す第1の時間間隔が、前記提示デバイス状態データが前記メディア提示デバイスがアクティブ状態であったことを示す第2の時間間隔と重複する場合、前記視聴者測定データは故障とされると判定させ、
前記第1時間間隔が前記第2時間間隔に重複しない場合、前記視聴者測定データは故障とされないと判定させる請求項28に記載の有形の製品。
【請求項30】
前記視聴者測定データを故障とするかどうかを判定するために、実行される場合に、前記機械可読命令が前記機械にさらに、
前記視聴者測定データが任意の機能停止が生じたことを示す任意の時間間隔が、前記提示デバイス状態データが前記メディア提示デバイスがアクティブ状態であったことを示す任意の時間間隔と重複する場合、前記視聴者測定データは故障とされると判定させ、
前記視聴者測定データが任意の機能停止が生じたことを示す時間間隔が、前記提示デバイス状態データが前記メディア提示デバイスがアクティブ状態であったことを示すどの時間間隔にも重複しない場合、前記視聴者測定データは故障とされないと判定させる請求項28に記載の有形の製品。
【請求項31】
前記提示デバイス状態データが、前記視聴者測定データを判定した前記視聴者測定メータから離れたデバイスによって判定される請求項28に記載の有形の製品。
【請求項32】
時間情報を含む、視聴者測定メータによって監視されるメディア提示デバイスのアクティブ化状態を表す提示デバイス状態データを取得するためのデータレシーバと、
前記視聴者測定メータによって報告される視聴者測定データを、前記提示デバイス状態データ、及び前記視聴者測定データから判定される機能停止情報に基づいて、故障とするかどうかを判定するためのプロセッサとを備える装置。
【請求項33】
前記視聴者測定データを故障とするかどうかを判定するために、前記プロセッサが、
視聴者測定データが機能停止が生じたことを示す第1の時間間隔が、前記提示デバイス状態データが前記メディア提示デバイスがアクティブ状態であったことを示す第2の時間間隔と重複する場合、前記視聴者測定データは故障とされると判定するため、及び、
前記第1時間間隔が前記第2時間間隔に重複しない場合、前記視聴者測定データは故障とされないと判定するためのものである請求項32に記載の装置。
【請求項34】
前記視聴者測定データを故障とするかどうかを判定するために、前記プロセッサが、
前記視聴者測定データが任意の機能停止が生じたことを示す任意の時間間隔が、前記提示デバイス状態データが前記メディア提示デバイスがアクティブ状態であったことを示す任意の時間間隔と重複する場合、前記視聴者測定データは故障とされると判定するため、及び、
前記視聴者測定データが任意の機能停止が生じたことを示す時間間隔が、前記提示デバイス状態データが前記メディア提示デバイスがアクティブ状態であったことを示すどの時間間隔にも重複しない場合、前記視聴者測定データは故障とされないと判定するためのものである請求項32に記載の装置。
【請求項35】
前記提示デバイス状態データが、前記視聴者測定データを判定した前記視聴者測定メータから離れたデバイスによって判定される請求項32に記載の装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−253759(P2012−253759A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−118947(P2012−118947)
【出願日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
2.フロッピー
【出願人】(510130723)ザ ニールセン カンパニー (ユー エス) エルエルシー (22)
【Fターム(参考)】