説明

視覚障害者誘導システム

【課題】視覚障害者に危険を案内するシステムを導入することによって安全にしかも円滑に誘導する。
【解決手段】歩行路に沿って配置されて位置情報を発信する電子チップと、視覚障害者が歩行時に携帯し、前記電子チップと交信して歩行位置を確認する携帯端末とから構成され、前記携帯端末は、電子チップと通信を行う通信手段、電子チップとの通信によって電子チップとの交信可能領域にあるか否かを確認する確認手段、電子チップとの通信によって歩行履歴を記憶する歩行履歴記憶手段、危険情報を発信する電子チップを認識した場合には視覚障害者に警報を伝達する警報手段とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は視覚障害者誘導システムに関し、特に、視覚障害者に危険を案内するシステムを導入することによって安全にしかも円滑に誘導する視覚障害者誘導システムに関する。
【背景技術】
【0002】
視覚障害者が歩行する際には、補助者が同行、あるいは盲導犬による誘導等が行われるが、主に街路では視覚障害者用誘導ブロックが設置され、視覚障害者自らが杖によりこれらを確認しながら通行することが可能となっている。
この視覚障害誘導ブロックは表面に凸凹が形成されているため、この凹凸の上は視覚障害者にとって不安定で歩きにくく、どうしてもブロックの突起を避けながら、白杖でブロックの突起を辿ることになる。また、一般歩行者、車椅子利用者、老人等の通行にとっても妨げとなる場合がある。
そこで、誘導ブロックによらず電子的システムによって視覚障害者を誘導する特開2003−109176号公報、特開2003−131556号公報が提案されている。
【特許文献1】特開2003−109176号公報
【特許文献2】特開2003−131556号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記電子的システムによって視覚障害者を誘導する場合においても、危険領域や進入不可領域を確実に伝達する効果的な手段はない。例えば、駅のプラットホームにおいては、視覚障害者誘導用のブロックを、プラットホームの前縁近くに横一列に敷設してそれを境界線として利用しているが、視覚障害者が現在位置・方向等を確認することはできず、線路上に落下する事故が生じてしまう。
そこで、誘導ブロック等に加えて、視覚障害者に対して周囲の状況を音声と点字パネルで詳細に伝達することができれば、一層安心して歩行することができる。
【0004】
本発明は係る従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、視覚障害者に危険を案内するシステムを導入することによって安全にしかも円滑に誘導する視覚障害者誘導システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するための手段として、請求項1記載の視覚障害者誘導システムでは、歩行路に沿って配置されて位置情報を発信する電子チップと、視覚障害者が歩行時に携帯し、前記電子チップと交信して歩行位置を確認する携帯端末とから構成され、前記携帯端末は、電子チップと通信を行う通信手段、電子チップとの通信によって電子チップとの交信可能領域にあるか否かを確認する確認手段、電子チップとの通信によって歩行履歴を記憶する歩行履歴記憶手段、危険情報を発信する電子チップを認識した場合には視覚障害者に警報を伝達する警報手段とを備えていることを特徴とする。
【0006】
請求項2記載の視覚障害者誘導システムでは、請求項1記載の視覚障害者誘導システムにおいて、前記歩行履歴記憶手段は電子チップと交信によって歩行ルートを記憶する機能を有し、さらに、その記憶した歩行履歴と現在位置を照合し、目標地点への距離・方向を音声によって案内するナビゲーション機能を備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項3記載の視覚障害者誘導システムでは、請求項1又は2記載の視覚障害者誘導システムにおいて、前記携帯端末は歩行路周囲を撮影する映像撮影機能を備え、その撮影した映像を遠隔送信する送信機能を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項4記載の視覚障害者誘導システムでは、請求項1〜3いずれか記載の視覚障害者誘導システムにおいて、前記携帯端末は遠隔地と通話する通話機能を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項5記載の視覚障害者誘導システムでは、請求項1〜4いずれか記載の視覚障害者誘導システムにおいて、前記携帯端末はステッキに組み込まれた構成であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
前記構成を採用したことにより、本発明では次の効果を有する。
請求項1記載の視覚障害者誘導システムでは、歩行路に沿って配置されて位置情報を発信する電子チップと、視覚障害者が歩行時に携帯し、前記電子チップと交信して歩行位置を確認する携帯端末とから構成されるので、視覚障害者は携帯端末で歩行路を確認しながら歩行することができる。
また、携帯端末は、電子チップと通信を行う通信手段、電子チップとの通信によって電子チップとの交信可能領域にあるか否かを確認する確認手段を備えているので、視覚障害者は歩行路上にあるか否かを確実に検知できる。
そして、電子チップとの通信によって歩行履歴を記憶する歩行履歴記憶手段を備えているので、以前に歩行したルートを円滑に案内することができる。
さらに、危険情報を発信する電子チップを認識した場合には視覚障害者に警報を伝達する警報手段を備えているので、危険領域の検知が確実に行われ、事故を未然に防止できる。
【0011】
請求項2記載の視覚障害者誘導システムにおいては、記憶した歩行履歴と現在位置を照合し、目標地点への距離・方向を音声によって案内するナビゲーション機能を備えているので、目的地までの案内が詳細に行われ、視覚障害者にとって目的地への歩行が容易となる。
【0012】
請求項3記載の視覚障害者誘導システムにおいては、歩行路周囲を撮影する映像撮影機能を備え、その撮影した映像を遠隔送信する送信機能を備えているので、不意の事故等が生じても映像を通して原因追及が可能となり防犯効果が得られる。
【0013】
請求項4記載の視覚障害者誘導システムにおいては、携帯端末は遠隔地と通話する通話機能を備えているので、遠隔地から歩行路、現在位置等の案内を受けることができる。
【0014】
請求項5記載の視覚障害者誘導システムにおいては、前記携帯端末がステッキに組み込まれているので、従来の視覚障害者用ステッキとして利用しながら、電子的システムを併用できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面に基づいて本発明を実現する最良の形態を説明する。
【実施例1】
【0016】
本発明の視覚障害者誘導システムは、図1に示すように、位置情報を格納した電子チップ1を歩行路に所定間隔で設置し、視覚障害者が携帯する端末(ステッキ2)でそれらの電子チップ1を確認しながら歩行するシステムである。電子チップは歩行路に凹凸を形成しないように配置する。
ステッキ2のセンサーが電子チップを感知すると、視覚障害者にバイブレーションあるいは音声を発して、歩行路であることを伝達する。
【0017】
前記電子チップ1は設置位置に関する情報を格納し、その情報を電波によって発信する機能を有している。この電子チップは赤外線信号、その他の電波を介して自己の位置情報を視覚障害者の携帯端末(ステッキ)に送信する。
電子チップには、経度・緯度の絶対的な位置情報の他、町・道路・交差点の名称等の位置情報が格納されている。
電子チップ1の電源は図2に示すように、それぞれが個別のソーラーパネル3とバッテリーを備えて昼間は太陽光により起電し、夜間は蓄積した電力を使用する。または、ビル等の構築物内では、屋内配線により電源供給を受ける。あるいはソーラーバッテリーの設備を集約して配置し、その集約した設備から一定の範囲に電力を供給する方法等による。
電子チップの発信電波は50cm程度の到達距離を有し、電子チップ1と隣接する電子チップ1同士の距離は90cm前後に設定する。これにより、隣接する電子チップ同士の電波は連続して、電波の空白地帯が存在しない構成となる。
図中3aは電波を発する発信部である。
【0018】
尚、前記電子チップ1は視覚障害者の携帯端末との通信を行う機能を備えたものであれば適用可能であり、特別の電源を備えないRFIDによる電子チップを使用することも可能である。
このRFID(Radio Frequency Identification)とは、対象物の認識に電波を使うものであり、各種情報を記憶したICチップを対象物に埋め込み、リードライト端末機からの電波を送信すると、ICチップがその電波に反応し、その電力を利用して記録部のIDコード等の情報を再び自己の記憶情報をリードライト端末に発信し、情報を送受信する装置であり、RFIDタグはリードライト端末から読み取る他、電子チップへの書き込みも可能となっている。このRFIDタグは自身の電池を必要としないため、半永久的に利用可能となっている。
このRFIDは樹脂製ケースに、アンテナコイルとコンデンサからなる共振回路とICチップ等を収容している。
また、このRFID システムは、タグ及びリードライタの各々に備えたアンテナを用いてデータの交信を行うため、タグをリードライタから数十cm乃至数m離しても通信可能である。
【0019】
前記ステッキ2は図3に示すように、一般的な視覚障害者が使用するステッキに各種電子回路を組み込んだものであり、視覚障害者が把持しやすいように水平方向に屈曲した取っ手4と、その取っ手4から下方に伸びる杖部5によって構成されている。
取っ手4には筋状の凹凸が形成されて滑り止め処理がなされ、杖の先端にはゴム6が装着されている。
また、取っ手4部分にはスイッチ7が配置され、このスイッチ7を操作して、ステッキに内蔵された電子回路のオンオフ操作を行う。そして、杖部にはバッテリー8(充電式リチウム電池)が収容されて、このバッテリー8から電子回路へ電気が供給され、このバッテリーには充電用のソーラーパネル9が接続されている。
杖には電子チップとの通信を行うセンサー、アンテナ等からなる通信部10が内蔵されている。
この通信部10は歩行時の衝撃による損傷を防止する観点からステッキの上部に配置しているが、電子チップとの良好な交信感度を維持するためステッキの先端部分に配置することも可能であり、電子チップとの交信を確保できる位置であれば取付け部位は任意である。
【0020】
次に、図4はステッキに内蔵された電子回路のブロック図である。
前記携帯端末の電子回路は図4に示すように、通信部10を介して電子チップと通信を行う通信手段11、電子チップとの通信によって電子チップとの距離を確認する確認手段12、電子チップとの通信によってチップの位置情報を認識し、歩行履歴を記憶する歩行履歴記憶手段13、危険情報を格納した電子チップを認識した場合には警報を伝達する警報手段14とを備えている。
また、これらの電子回路には視覚障害者に音声案内するスピーカ15・イヤホンジャック、バイブレーション16が接続される。
警報手段14はスピーカ15、バイブレーション16を作動させて視覚障害者に危険を伝達する。
【0021】
前記通信手段11は、電子チップの発信する電波を受けて作動し、あるいは電子チップに電波を送信して、その反応電波を受信する。
前記確認手段12は、通信手段が電子チップとの通信を維持しているか否かを確認する回路であり、電子チップとの反応電波を一定の強度で受信できるか否かを確認する。
一定の強度で確認できる場合にはバイブレーション16を作動させて取っ手を振動、またはイヤホンを介して音声を発する。
【0022】
通信手段11は歩行路に設置された電子チップとの交信を行う。電子チップの通信距離は50cm〜1mに設定する。50cmに設定した場合には、隣接する電子チップ同士の距離は90cmとする。この90cmとすることにより、歩行ラインには電子チップから発信される電波が届かない空白領域を生じることなく、隣接する電子チップの電波を連続受信しながら歩行することができる。
なお、電子チップの通信距離を50cmとした場合には、ステッキとの良好な通信を確保するために、ステッキの先端部分に通信部10を配置することが望ましい。
通信可能範囲であることは、イヤホンを介して音響、振動子によるバイブレーションによって視覚障害者に伝達される。視覚障害者は、これを検知して歩行路であることを確認しながら歩行することができる。通信範囲を外れると伝達機能が停止するので、歩行路を外れたことを認識する。この場合は基の位置に戻って電子チップの位置を確認して再び電波を受信できる位置を歩行する。
【0023】
歩行履歴記憶手段13は、歩行に伴って通信した電子チップの識別信号を順番に記憶し、歩行したルートと方向を記憶する。
この歩行履歴記憶手段13は最初に認識した電子チップの識別信号と、途中に認識する識別信号と、最後に認識した識別信号を記憶する。そうすると、どのようなルートを経由してどこに到達したかを記憶することができる。
歩行履歴記憶手段の出発地と目的地の認識方法については、スイッチ7を入れて、一定時間内において、最初に認識した電子チップの識別信号と、最後に認識した電子チップの識別信号を保存することにより可能となる他、ステッキのスイッチオンした後の最初の電子チップの識別信号を出発地として認識し、スイッチオフした直前の電子チップの識別信号を目的地として認識する方法等による。
この歩行履歴記憶手段は、別途ボタン操作等により往復路の他、複数のルートを記憶させることが可能である。
警報手段14は、予め電子チップに格納された危険信号を認識し、この危険信号が格納された情報を認識した場合には、スピーカ15を通して音声警報、バイブレーション16の振動を変化させて知らせる。
【0024】
次に、ナビゲーション機能について説明する。
歩行時にボタン操作等によりナビゲーション装置17を稼働させると、現在認識している電子チップの識別信号と歩行履歴記憶手段13に記憶された歩行履歴と照合を行う。
その結果、歩行履歴記憶手段13の電子チップ1の識別信号と同一の識別信号を確認した場合には、その電子チップの識別信号が含まれる歩行履歴の出発地または目的地までの距離を検出する。
この距離情報は電子チップに含まれる位置情報から演算することによって検出可能である。
検出された距離情報は、一例として「A地域まで約○○メートルです。」といった音声案内としてイヤホン、スピーカ等を介して視覚障害者に案内される。
また、分岐点においては、「A地域は右方向です。」「直進」「右カーブ」「左カーブ」等の案内が可能となる。
【0025】
また、このナビゲーション機能としては、電子的地図情報を予めステッキの記憶装置に記憶させておき、電子チップとの通信によって得られた経度・緯度情報と、電子的地図情報との照合を行い、地名によって「現在位置は○○丁目○○番地○号です。」また、「現在位置は○○交差点から○○メートルです。」あるいは、「○○ビル入口です。」といった音声案内を行う。
別の手段として、地名案内に関するデータを電子チップに予め組み込んでおき、通信手段がこの情報を読み取り、ステッキの電子回路を介して音声案内する構成としても良い。
【0026】
歩行路の危険領域等の特定場所には、図6に示す案内装置20を設置する。
この案内装置20はステッキに組み込まれたICチップ等からなる識別標識を認識し、ステッキを携帯した視覚障害者が5〜10m以内に接近した場合にはスピーカ21から音声を発する。又、発声された音声の真下にある点字パネル22で危険度の詳細を確認出来る。
ステッキ2には共通の電子的な識別標識を付し、この識別標識を案内装置20から発信する電波が感知し、視覚障害者が接近したことを検知する。
そして、交差点であること、横断歩道であること、階段、電車等の乗降口であることを音声案内し、詳細については点字パネル22において案内を表示する。
この案内装置の電源は配線によって供給される他、ソーラーパネル23とバッテリーによる蓄電池によって構成される。また、夜間照明等を備える共に、広告24等を備えて広告収入による利益によって視覚障害者が安心して歩行出来る様にシステムの維持管理及び安全パトロール等の運営を行う。
【実施例2】
【0027】
次に、図5に基づいて第2実施例に係る視覚障害者誘導システムを説明する。
本実施例の視覚障害者誘導システムは前記第1実施例のステッキに加えて、カメラ等の撮影機能及び電話等の通話機能を備えた構成である。
ステッキ2には取っ手4が形成されているので、取っ手4を把持して歩行すると必然的に前方に面する部位が決定するので、その前方に向かう部位にカメラのレンズ18を配置する。
本実施例では図5に示すように、ステッキ2の折れ曲がり部分にレンズ18を配置している。このレンズ18は広角レンズからなり、歩行方向前方を広く撮影することができる。
また、ステッキ2には携帯電話、PHS等の無線電話機が内蔵され、イヤホン・マイクの配線をこれらの電話装置から伸ばして装着する。そして、ボタン操作等により予め設定した救助施設、警備施設、自宅等へ連絡できる構成とする。
また、ステッキの上部には発光部19が配置されて、緊急時には点滅作動させて緊急事態であることを通報できるようになっている。
歩行時には撮影機能を作動させた状態で歩行すると、事故等の緊急時の映像を遠隔地へ送信し、その送信情報を記録することができ、事故等の原因追及が可能となるため防犯効果が得られる。
また、撮影機能と通話機能を組み合わせることにより、遠隔地から映像を確認しながら、歩行路の現在位置、障害物等の有無、方向等の案内が可能となる。
【0028】
以上、実施例を説明したが、本発明の具体的な構成は前記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】視覚障害者誘導システムの構成を示す説明図である。
【図2】電子チップを示す斜視図である。
【図3】ステッキの概略構成図である。
【図4】電子回路のブロック図である。
【図5】第2実施例に係るステッキの概略構成図である。
【図6】案内装置の説明図である。
【符号の説明】
【0030】
1 電子チップ
2 ステッキ
3 ソーラーパネル
4 取っ手
5 杖部
6 ゴム
7 スイッチ
8 バッテリー
9 ソーラーパネル
10 通信部
11 通信手段
12 確認手段
13 歩行履歴記憶手段
14 警報手段
15 スピーカ
16 バイブレーション
17 ナビゲーション機能
18 レンズ
19 発光部
20 案内装置
21 スピーカ
22 点字パネル
23 ソーラーパネル
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
歩行路に沿って配置されて位置情報を発信する電子チップと、
視覚障害者が歩行時に携帯し、前記電子チップと交信して歩行位置を確認する携帯端末とから構成され、
前記携帯端末は、電子チップと通信を行う通信手段、電子チップとの通信によって電子チップとの交信可能領域にあるか否かを確認する確認手段、電子チップとの通信によって歩行履歴を記憶する歩行履歴記憶手段、危険情報を発信する電子チップを認識した場合には視覚障害者に警報を伝達する警報手段とを備えていることを特徴とする視覚障害者誘導システム。
【請求項2】
前記歩行履歴記憶手段は、記憶した歩行履歴と現在位置を照合し、目標地点への距離・方向を音声によって案内するナビゲーション機能を備えたことを特徴とする請求項1記載の視覚障害者誘導システム。
【請求項3】
前記携帯端末は歩行路周囲を撮影する映像撮影機能を備え、その撮影した映像を遠隔送信する送信機能を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の視覚障害者誘導システム。
【請求項4】
前記携帯端末は遠隔地と通話する通話機能を備えたことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の視覚障害者誘導システム。
【請求項5】
前記携帯端末はステッキに組み込まれた構成であることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の視覚障害者誘導システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−289584(P2008−289584A)
【公開日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−136424(P2007−136424)
【出願日】平成19年5月23日(2007.5.23)
【出願人】(507168166)
【Fターム(参考)】