触媒物質、電極、ならびに水電解および他の電気化学的技術のためのシステム
特に、エネルギー変換、および/または、酸素、水素、および/または、酸素および/または水素含有種の産生の分野において、エネルギー貯蔵に使用することができる電気分解のための触媒、電極、デバイス、キット、およびシステム。電極および他のデバイスを形成するための組成物および方法も提供する。本発明の種々の側面の組み合わせは、有意に改善したエネルギー貯蔵、エネルギー使用、ならびに水素および/または酸素の選択的な商業産生において有用である。システムは、再生可能な方法で確実に動作し、低いまたは中程度の費用で作製することができる。本発明の主題は、場合によっては、相関製品、特定の問題の代替解決法、および/または、1つ以上のシステムおよび/または部品の複数の異なる使用法を伴う。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
電極であって、
コバルトイオンと、リンを含む陰イオン種とを含む触媒物質を含む、電極。
【請求項2】
電極であって、
電流コレクタと、
該電流コレクタと結合した触媒物質であって、該触媒物質にインターフェースしている電流コレクタ表面の1cm2当たり少なくとも約0.01mgの量である、触媒物質と、
を含み、
該電極は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧によって、水から酸素ガスを触媒的に産生することが可能である、電極。
【請求項3】
触媒電極であって、
触媒物質によって触媒される反応の少なくとも何らかの時点の間に、該電極上に吸収または電析される触媒物質を含み、
該電極は、本質的に白金から成っておらず、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧によって、ほぼ中性のpHの水から酸素ガスを触媒的に産生することが可能である、触媒電極。
【請求項4】
水から酸素ガスを触媒的に産生するための電極であって、
電流コレクタであって、該電流コレクタは、本質的に白金から成っていない、電流コレクタと、
(n+x)の酸化状態を伴う金属イオン種と、
陰イオン種と
を含み、
該金属イオン種および該陰イオン種は、実質的に非晶質の組成物を規定し、(n)の酸化状態を伴う該金属イオン種と該陰イオン種とを含む組成物のKsp値よりも小さい、少なくとも103分の1倍の、Ksp値を有する、電極。
【請求項5】
水から酸素ガスを触媒的に産生するための電極であって、
電流コレクタであって、該電流コレクタは、約0.01m2/gよりも大きい表面積を有する、電流コレクタと、
(n+x)の酸化状態を伴う金属イオン種と、
陰イオン種と
を含み、
該金属イオン種および該陰イオン種は、実質的に非晶質の組成物を規定し、(n)の酸化状態を伴う該金属イオン種と該陰イオン種とを含む組成物のKsp値よりも小さい、少なくとも103分の1倍の、Ksp値を有する、電極。
【請求項6】
水から酸素ガスを触媒的に産生するための電極であって、
電流コレクタと、
(n+x)の酸化状態を伴う金属イオン種と、
陰イオン種と
を含み、
該金属イオン種および該陰イオン種は、実質的に非晶質の組成物を規定し、(n)の酸化状態を伴う該金属イオン種と該陰イオン種とを含む組成物のKsp値よりも小さい、少なくとも103分の1倍の、Ksp値を有し、
該電極は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧によって、水から酸素ガスを触媒的に産生することが可能である、電極。
【請求項7】
再生触媒物質を含む、電極。
【請求項8】
前記触媒物質は、金属イオン種と、陰イオン種とを含む、請求項1〜7のいずれかに記載の電極。
【請求項9】
前記触媒物質は、電流コレクタと結合した、請求項1〜8のいずれかに記載の電極。
【請求項10】
前記触媒物質は、(n+x)の酸化状態を伴う金属イオン種と、陰イオン種とを含み、(n)の酸化状態を伴う該金属イオン種と該陰イオン種とを含む組成物のKsp値より小さい、少なくとも103分の1倍の、Ksp値を有する、請求項1〜9のいずれかに記載の電極。
【請求項11】
前記電流コレクタは、本質的に白金から成っていない、請求項1〜10のいずれかに記載の電極。
【請求項12】
前記電流コレクタは、約10重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜11のいずれかに記載の電極。
【請求項13】
前記電流コレクタは、約15重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜12のいずれかに記載の電極。
【請求項14】
前記電流コレクタは、約25重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜13のいずれかに記載の電極。
【請求項15】
前記電流コレクタは、約50重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜14のいずれかに記載の電極。
【請求項16】
前記電流コレクタは、約70重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜15のいずれかに記載の電極。
【請求項17】
前記電流コレクタは、約80重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜16のいずれかに記載の電極。
【請求項18】
前記電流コレクタは、約90重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜17のいずれかに記載の電極。
【請求項19】
前記電流コレクタは、約95重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜18のいずれかに記載の電極。
【請求項20】
前記電流コレクタは、約99重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜19のいずれかに記載の電極。
【請求項21】
前記金属イオン種は、コバルトイオンを含む、請求項1〜20のいずれかに記載の電極。
【請求項22】
前記金属イオン種は、少なくとも第1および第2の種類の金属イオン種を含む、請求項1〜21のいずれかに記載の電極。
【請求項23】
前記第1の種類の金属イオン種は、コバルトイオンを含む、請求項22に記載の電極。
【請求項24】
前記第2の種類の金属イオン種は、ニッケルイオンまたはマンガンイオンを含む、請求項23に記載の電極。
【請求項25】
前記陰イオン種は、本質的に水酸化物または酸化物イオンから成らない、請求項1〜24のいずれかに記載の電極。
【請求項26】
前記陰イオン種は、少なくとも第1の種類および第2の種類の陰イオン種を含む、請求項1〜25のいずれかに記載の電極。
【請求項27】
前記第1の種類の陰イオン種は、酸化物または水酸化物を含む、請求項26に記載の電極。
【請求項28】
前記第2の種類の陰イオン種は、リンを含む、請求項27に記載の電極。
【請求項29】
前記陰イオン種は、リンを含む、請求項1〜28のいずれかに記載の電極。
【請求項30】
リンを含む前記陰イオン種は、HPO4−2、H2PO4−2、PO4−3、H3PO3、HPO3−2、H2PO3−2、またはPO3−3から成る群より選択される、請求項1〜29のいずれかに記載の電極。
【請求項31】
リンを含む前記陰イオン種は、HPO4−2である、請求項1〜30のいずれかに記載の電極。
【請求項32】
前記陰イオン種は、リン酸塩の形態、硫酸塩の形態、炭酸塩の形態、ヒ酸塩の形態、亜リン酸塩の形態、ケイ酸塩の形態、またはホウ酸塩の形態から成る群より選択される、請求項1〜31のいずれかに記載の電極。
【請求項33】
前記触媒物質はさらに、陽イオン種を含む、請求項1〜32のいずれかに記載の電極。
【請求項34】
前記陽イオン種は、K+である、請求項33に記載の電極。
【請求項35】
前記金属イオン種対陰イオン種対陽イオン種の比は、約2:1:1である、請求項33に記載の電極。
【請求項36】
前記Ksp値は、少なくとも105倍だけ異なる、請求項1〜35のいずれかに記載の電極。
【請求項37】
前記Ksp値は、少なくとも1010倍だけ異なる、請求項1〜36のいずれかに記載の電極。
【請求項38】
前記Ksp値は、少なくとも1015倍だけ異なる、請求項1〜37のいずれかに記載の電極。
【請求項39】
前記触媒物質は、本質的に金属酸化物または金属水酸化物から成っていない、請求項1〜38のいずれかに記載の電極。
【請求項40】
前記過電圧は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、約0.35V未満である、請求項1〜39のいずれかに記載の電極。
【請求項41】
前記過電圧は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、約0.325V未満である、請求項1〜40のいずれかに記載の電極。
【請求項42】
前記電流コレクタは、約0.01m2/g乃至約300m2/gの間の表面積を有する、請求項1〜41のいずれかに記載の電極。
【請求項43】
前記電流コレクタは、約10m2/gより大きい表面積を有する、請求項1〜42のいずれかに記載の電極。
【請求項44】
前記電流コレクタは、約50m2/gより大きい表面積を有する、請求項1〜43のいずれかに記載の電極。
【請求項45】
前記電流コレクタは、約100m2/gより大きい表面積を有する、請求項1〜44のいずれかに記載の電極。
【請求項46】
前記電流コレクタは、約150m2/gより大きい表面積を有する、請求項1〜45のいずれかに記載の電極。
【請求項47】
前記電流コレクタは、約200m2/gより大きい表面積を有する、請求項1〜46のいずれかに記載の電極。
【請求項48】
電流コレクタは、金属、金属酸化物、または金属合金のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜47のいずれかに記載の電極。
【請求項49】
前記金属、前記金属酸化物、または前記金属合金は、金、銅、銀、白金、ルテニウム、ロジウム、オスミウム、イリジウム、ニッケル、カドミウム、スズ、リチウム、クロム、カルシウム、チタン、アルミニウム、コバルト、亜鉛、バナジウム、ニッケル、またはパラジウムのうちの少なくとも1つを含む、請求項48に記載の電極。
【請求項50】
前記電流コレクタは、セラミック、無機伝導性材料、または有機伝導性材料を含む、請求項1〜49のいずれかに記載の電極。
【請求項51】
前記電流コレクタは、酸化インジウムスズ、酸化フッ素スズ、アンチモンでドープした酸化スズ、アルミニウムでドープした酸化亜鉛、ガラス状炭素、炭素メッシュ、リチウム含有化合物、または黒鉛のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜50のいずれかに記載の電極。
【請求項52】
前記電流コレクタは、実質的に多孔質である、請求項1〜51のいずれかに記載の電極。
【請求項53】
前記電流コレクタは、実質的に非多孔質である、請求項1〜52のいずれかに記載の電極。
【請求項54】
前記電流コレクタは、少なくとも第1および第2の材料を含む、請求項1〜53のいずれかに記載の電極。
【請求項55】
前記第1の材料は、実質的に伝導性であり、前記第2の材料は、実質的に非伝導性である、請求項54に記載の電極。
【請求項56】
前記第1の材料は、前記第2の材料を実質的に被覆する、請求項55に記載の電極。
【請求項57】
前記コバルトイオンの少なくとも一部分、およびリンを含む前記陰イオン種は、使用中に、前記電極と結合し、該電極から解離する、請求項1〜56のいずれかに記載の電極。
【請求項58】
前記コバルトイオンの少なくとも一部分は、周期的に酸化および還元される、請求項1〜57のいずれかに記載の電極。
【請求項59】
前記電極はまた、酸素ガスから水を触媒的に産生することも可能である、請求項1〜58のいずれかに記載の電極。
【請求項60】
前記電極は、ガス状の水から酸素を触媒的に産生することができる、請求項1〜59のいずれかに記載の電極。
【請求項61】
前記電極は、液体の水から酸素を触媒的に産生することができる、請求項1〜60のいずれかに記載の電極。
【請求項62】
請求項1〜61のいずれかに記載の電極を備える、電解デバイス。
【請求項63】
請求項1〜62のいずれかに記載の電極を備える、燃料電池。
【請求項64】
請求項1〜63のいずれかに記載の電極を備える、再生燃料電池。
【請求項65】
水の電気分解のためのシステムであって、
太陽電池と、
水の電気分解のためのシステムであって、該太陽電池に電気的に接続可能であり、該太陽電池によって駆動されることが可能であり、デバイスは請求項1〜64のいずれかに記載の電極を含む、システムと
を含む、システム。
【請求項66】
水から酸素ガスを触媒的に産生するためのシステムであって、
電極であって、コバルトイオンとリンを含む陰イオン種とを含む触媒物質を含む、電極を含む、システム。
【請求項67】
水から酸素ガスを触媒的に産生するためのシステムであって、
水、コバルトイオン、およびリンを含む陰イオン種を含む、溶液と、
該溶液に浸漬された電流コレクタと
を備え、
該システムの使用中に、該コバルトイオンの少なくとも一部分、およびリンを含む陰イオン種は、該電流コレクタと結合し、該電流コレクタから解離する、システム。
【請求項68】
水から酸素ガスを触媒的に産生するためのシステムであって、
電流コレクタ、金属イオン種、および陰イオン種を含む第1の電極であって、該電流コレクタは本質的に白金から成っていない、第1の電極と、
第2の電極であって、該第2の電極は該第1の電極に対して負にバイアスされる、第2の電極と、
水を含む溶液と
を備え、
該金属イオン種および該陰イオン種は、該溶液と動的平衡にある、システム。
【請求項69】
水から酸素ガスを触媒的に産生するためのシステムであって、
電流コレクタ、金属イオン種、および陰イオン種を含む第1の電極であって、該電流コレクタは、約0.01m2/gよりも大きい表面積を有する、第1の電極と、
第2の電極であって、該第2の電極は、該第1の電極に対して負にバイアスされる、第2の電極と、
水を含む溶液と
を備え、
該金属イオン種および該陰イオン種は、該溶液と動的平衡にある、システム。
【請求項70】
水から酸素ガスを触媒的に産生するためのシステムであって、
電流コレクタ、金属イオン種、および陰イオン種を含む第1の電極と、
第2の電極であって、該第2の電極は、該第1の電極に対して負にバイアスされる、第2の電極と、
水を含む溶液と
を備え、
該金属イオン種および該陰イオン種は、該溶液と動的平衡にあり、該第1の電極は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧によって水から酸素ガスを触媒的に産生することが可能である、システム。
【請求項71】
水の電気分解のためのシステムであって、
太陽電池と、
水の電気分解のためのデバイスであって、該デバイスは、該太陽電池に電気的に接続可能であり、該太陽電池によって駆動されることが可能である、デバイスと
を含み、
該デバイスは、ほぼ周囲条件において水を酸素ガスに触媒的に変換することが可能な電極を含み、該電極は、本質的に金属酸化物または金属水酸化物から成らない触媒物質を含む、システム。
【請求項72】
水の電気分解のためのシステムであって、
容器と、
該容器の中の電解質と、
該容器の中に載置され、該電解質と接触している第1の電極であって、該第1の電極は、(n+x)の酸化状態を伴う金属イオン種と陰イオン種とを含み、該金属イオン種および該陰イオン種は、実質的に非晶質の組成物を規定し、該組成物は、(n)の酸化状態を伴う該金属イオン種と該陰イオン種とを含む組成物のKsp値よりも小さい、少なくとも103分の1倍の、Ksp値を有する、第1の電極と、
該容器の中に載置され、該電解質と接触している第2の電極であって、該第2の電極は、該第1の電極に対して負にバイアスされる、第2の電極と、
該第1の電極および該第2の電極を接続するための手段と
を含み、
それにより、電圧が該第1の電極と該第2の電極との間に印加されると、ガス状の水素が該第2の電極において発生させられ、ガス状の酸素が該第1の電極において産生される、システム。
【請求項73】
前記電解質のpHは、中性またはそれ以下である、請求項1〜72のいずれかに記載のシステム。
【請求項74】
ガス状の水素は、前記第2の電極において発生する、請求項1〜73のいずれかに記載のシステム。
【請求項75】
発生させられた前記ガス状の水素は、熱源を提供するために、デバイスに電力供給するために、または化学物質の産生において使用される、請求項1〜74のいずれかに記載のシステム。
【請求項76】
前記電極はさらに、電流コレクタを含む、請求項1〜75のいずれかに記載のシステム。
【請求項77】
前記金属イオン種および前記陰イオン種は、前記電流コレクタと結合した触媒物質を形成する、請求項1〜76のいずれかに記載のシステム。
【請求項78】
前記金属イオン種は、コバルトイオンを含む、請求項1〜77のいずれかに記載のシステム。
【請求項79】
前記金属イオン種は、少なくとも第1の種類および第2の種類の金属イオン種を含む、請求項1〜78のいずれかに記載のシステム。
【請求項80】
前記第1の種類の金属イオン種は、コバルトを含む、請求項79に記載のシステム。
【請求項81】
前記第1の種類の金属イオン種は、ニッケルまたはマンガンを含む、請求項79に記載のシステム。
【請求項82】
前記陰イオン種は、少なくとも第1の種類および第2の種類の陰イオン種を含む、請求項1〜81のいずれかに記載のシステム。
【請求項83】
前記第1の種類の陰イオン種は、酸化物または水酸化物を含む、請求項81に記載のシステム。
【請求項84】
前記第2の種類の陰イオン種は、リンを含む、請求項82に記載のシステム。
【請求項85】
前記陰イオン種は、リンを含む、請求項1〜84のいずれかに記載のシステム。
【請求項86】
リンを含む前記陰イオン種は、HPO4−2、H2PO4−2、PO4−3、H3PO3、HPO3−2、H2PO3−2、またはPO3−3から成る群より選択される、請求項1〜85のいずれかに記載のシステム。
【請求項87】
リンを含む前記陰イオン種は、HPO4−2である、請求項1〜86のいずれかに記載のシステム。
【請求項88】
リンを含む前記陰イオン種は、PO3Me−2である、請求項1〜87のいずれかに記載のシステム。
【請求項89】
リンを含む前記陰イオン種は、構造PO(OR1)(OR2)(R3)を含み、R1、R2、およびR3は、同じかまたは異なることができ、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、アリール、またはヘテロアリールであり、全てが選択的に置換されるか、または選択的に欠けている、請求項1〜88のいずれかに記載のシステム。
【請求項90】
前記陰イオン種は、リン酸塩の形態、硫酸塩の形態、炭酸塩の形態、ヒ酸塩の形態、亜リン酸塩の形態、ケイ酸塩の形態、またはホウ酸塩の形態から成る群より選択される、請求項1〜89のいずれかに記載のシステム。
【請求項91】
前記陰イオン種は、本質的に水酸化物または酸化物イオンから成っていない、請求項1〜90のいずれかに記載のシステム。
【請求項92】
前記電極はさらに、陽イオン種を含む、請求項1〜91のいずれかに記載のシステム。
【請求項93】
前記陽イオン種は、K+である、請求項92に記載のシステム。
【請求項94】
前記金属イオン種対陰イオン種対陽イオン種の比は、約2:1:1である、請求項92に記載のシステム。
【請求項95】
(n+x)の酸化状態を伴う金属イオン種と陰イオン種とを含む触媒物質または組成物は、(n)の酸化状態を伴う該金属イオン種と該陰イオン種とを含む組成物のKsp値よりも小さい、少なくとも103分の1倍の、Ksp値を有する、請求項1〜94のいずれかに記載のシステム。
【請求項96】
前記動的平衡は、周期的に酸化および還元されている前記金属イオン種の少なくとも一部分を含む、請求項1〜95のいずれかに記載のシステム。
【請求項97】
周期的に酸化および還元されている前記金属イオン種の少なくとも一部分は、それぞれ、前記電極と結合し、および該電極から解離している、請求項96に記載のシステム。
【請求項98】
前記第1の電極は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧によって酸素ガスを触媒的に産生することが可能である、請求項1〜97のいずれかに記載のシステム。
【請求項99】
前記Ksp値は、少なくとも105倍だけ異なる、請求項1〜98のいずれかに記載のシステム。
【請求項100】
前記Ksp値は、少なくとも1010倍だけ異なる、請求項1〜99のいずれかに記載のシステム。
【請求項101】
前記Ksp値は、少なくとも1015倍だけ異なる、請求項1〜100のいずれかに記載のシステム。
【請求項102】
前記電解質は、固体を含む、請求項1〜101のいずれかに記載のシステム。
【請求項103】
前記電解質は、固体ポリマー電解質である、請求項1〜102のいずれかに記載のシステム。
【請求項104】
前記電解質の前記pHは、約9.5乃至約5.5の間である、請求項1〜103のいずれかに記載のシステム。
【請求項105】
前記電解質の前記pHは、約8乃至約6の間である、請求項1〜104のいずれかに記載のシステム。
【請求項106】
前記電解質の前記pHは、約7乃至約4の間である、請求項1〜105のいずれかに記載のシステム。
【請求項107】
前記電解質の前記pHは、約8未満である、請求項1〜106のいずれかに記載のシステム。
【請求項108】
前記電解質の前記pHは、約7乃至約1の間である、請求項1〜107のいずれかに記載のシステム。
【請求項109】
前記電解質の前記pHは、約7乃至約2の間である、請求項1〜108のいずれかに記載のシステム。
【請求項110】
前記電解質の前記pHは、約7乃至約3の間である、請求項1〜109のいずれかに記載のシステム。
【請求項111】
前記電解質は、非透過性電解質である、請求項1〜110のいずれかに記載のシステム。
【請求項112】
電流コレクタは、金属、金属酸化物、または金属合金のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜111のいずれかに記載のシステム。
【請求項113】
前記金属、前記金属酸化物、または前記金属合金は、金、銅、銀、白金、ルテニウム、ロジウム、オスミウム、インジウム、ニッケル、カドミウム、スズ、リチウム、クロム、カルシウム、チタン、アルミニウム、コバルト、亜鉛、バナジウム、ニッケル、またはパラジウムのうちの少なくとも1つを含む、請求項112に記載のシステム。
【請求項114】
前記電流コレクタは、セラミック、無機伝導性材料、または有機伝導性材料を含む、請求項1〜113のいずれかに記載のシステム。
【請求項115】
前記電流コレクタは、酸化インジウムスズ、酸化フッ素スズ、アンチモンでドープした酸化スズ、アルミニウムでドープした酸化亜鉛、ガラス状炭素、炭素メッシュ、リチウム含有化合物、または黒鉛のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜114のいずれかに記載のシステム。
【請求項116】
前記電流コレクタは、約0.01m2/g乃至約300m2/gの間の表面積を有する、請求項1〜115のいずれかに記載のシステム。
【請求項117】
前記電流コレクタは、約10m2/gよりも大きい表面積を有する、請求項1〜116のいずれかに記載のシステム。
【請求項118】
前記電流コレクタは、約100m2/gよりも大きい表面積を有する、請求項1〜117のいずれかに記載のシステム。
【請求項119】
前記電流コレクタは、約150m2/gよりも大きい表面積を有する、請求項1〜118のいずれかに記載のシステム。
【請求項120】
前記電流コレクタは、約200m2/gよりも大きい表面積を有する、請求項1〜119のいずれかに記載のシステム。
【請求項121】
前記電流コレクタは、本質的に白金から成っていない、請求項1〜120のいずれかに記載のシステム。
【請求項122】
前記電流コレクタは、約5重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜121のいずれかに記載のシステム。
【請求項123】
前記電流コレクタは、約10重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜122のいずれかに記載のシステム。
【請求項124】
前記電流コレクタは、約15重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜123のいずれかに記載のシステム。
【請求項125】
前記電流コレクタは、約25重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜124のいずれかに記載のシステム。
【請求項126】
前記電流コレクタは、約50重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜125のいずれかに記載のシステム。
【請求項127】
前記電流コレクタは、約70重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜126のいずれかに記載のシステム。
【請求項128】
前記電流コレクタは、約80重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜127のいずれかに記載のシステム。
【請求項129】
前記電流コレクタは、約90重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜128のいずれかに記載のシステム。
【請求項130】
前記電流コレクタは、約95重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜129のいずれかに記載のシステム。
【請求項131】
前記電流コレクタは、約99重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜130のいずれかに記載のシステム。
【請求項132】
前記電気分解のための水は、気体状態で提供される、請求項1〜131のいずれかに記載のシステム。
【請求項133】
前記電気分解のための水は、液体状態で提供される、請求項1〜132のいずれかに記載のシステム。
【請求項134】
前記電解質または溶液は、水を含む、請求項1〜133のいずれかに記載のシステム。
【請求項135】
前記電気分解のための水は、少なくとも1つの不純物を含有する、請求項1〜134のいずれかに記載のシステム。
【請求項136】
前記少なくとも1つの不純物は、金属を含む、請求項135に記載のシステム。
【請求項137】
前記金属は、金属元素、金属イオン、金属原子を含む化合物、または金属イオンを含む陰イオン種である、請求項136に記載のシステム。
【請求項138】
前記金属は、ナトリウム、マグネシウム、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、イオン、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、カルシウム、水銀、鉛、またはバリウムである、請求項136に記載のシステム。
【請求項139】
前記少なくとも1つの不純物は、有機物質、有機小分子、細菌、医薬品、除草剤、殺虫剤、タンパク質、または無機化合物である、請求項135に記載のシステム。
【請求項140】
前記無機化合物は、ホウ素、シリコン、硫黄、窒素、シアン化物、リン、またはヒ素を含む、請求項139に記載のシステム。
【請求項141】
前記電極は、本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、該少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、ほぼ同じ活動レベルで動作することが可能である、請求項135に記載のシステム。
【請求項142】
前記電極は、本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、該少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、約95%を上回る活動レベルで動作することが可能である、請求項135に記載のシステム。
【請求項143】
前記電極は、本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、該少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、約90%を上回る活動レベルで動作することが可能である、請求項135に記載のシステム。
【請求項144】
前記電極は、本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、該少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、約85%を上回る活動レベルで動作することが可能である、請求項135に記載のシステム。
【請求項145】
前記電極は、本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、該少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、約80%を上回る活動レベルで動作することが可能である、請求項135に記載のシステム。
【請求項146】
前記少なくとも1つの不純物は、約1000ppm未満の量で存在する、請求項135に記載のシステム。
【請求項147】
前記少なくとも1つの不純物は、約100ppm未満の量で存在する、請求項135に記載のシステム。
【請求項148】
前記少なくとも1つの不純物は、約10ppm未満の量で存在する、請求項135に記載のシステム。
【請求項149】
前記少なくとも1つの不純物は、約1ppm未満の量で存在する、請求項135に記載のシステム。
【請求項150】
前記少なくとも1つの不純物は、約100ppb未満の量で存在する、請求項135に記載のシステム。
【請求項151】
前記少なくとも1つの不純物は、約10ppb未満の量で存在する、請求項135に記載のシステム。
【請求項152】
前記少なくとも1つの不純物は、約1ppb未満の量で存在する、請求項135に記載のシステム。
【請求項153】
前記少なくとも1つの不純物は、ガスである、請求項135に記載のシステム。
【請求項154】
前記ガスは、前記水の中に溶解させられる、請求項154に記載のシステム。
【請求項155】
前記ガスは、一酸化炭素である、請求項154に記載のシステム。
【請求項156】
前記ガスは、二酸化炭素である、請求項154に記載のシステム。
【請求項157】
前記不純物は、ハロゲン化物である、請求項135に記載のシステム。
【請求項158】
前記ハロゲン化物は、塩化物である、請求項157に記載のシステム。
【請求項159】
前記システムは、ほぼ周囲温度において操作される、請求項1〜158のいずれかに記載のシステム。
【請求項160】
前記システムは、約30℃を上回る温度において操作される、請求項1〜159のいずれかに記載のシステム。
【請求項161】
前記システムは、約60℃を上回る温度において操作される、請求項1〜160のいずれかに記載のシステム。
【請求項162】
前記システムは、約90℃を上回る温度において操作される、請求項1〜161のいずれかに記載のシステム。
【請求項163】
前記電圧は、電源によって印加される、請求項1〜162のいずれかに記載のシステム。
【請求項164】
前記電源は、太陽電池である、請求項163に記載のシステム。
【請求項165】
前記デバイスは、太陽電池1cm2当たり少なくとも約10mmolの酸素を産生することができる、請求項1〜164のいずれかに記載のシステム。
【請求項166】
前記触媒的活性種は、金属イオン種と、陰イオン種とを含む、請求項1〜165のいずれかに記載のシステム。
【請求項167】
前記システムは、電気化学電池である、請求項1〜166のいずれかに記載のシステム。
【請求項168】
前記デバイスは、酸素ガスを水に触媒的に変換することが可能である、請求項1〜167のいずれかに記載のシステム。
【請求項169】
電極用の組成物であって、
コバルトイオンと、
リンを含む陰イオン種と
を含み、
コバルトイオン対リンを含む陰イオンの比は、約10:1乃至約1:10の間であり、
該組成物は、水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、組成物。
【請求項170】
水からの酸素ガスの形成を触媒することが可能な組成物であって、該組成物は、プロセスによって取得可能であり、該プロセスは、
コバルトイオンおよびリンを含む陰イオン種の供給源に電流コレクタの少なくとも1つの表面を暴露することと、
ある期間にわたって該電流コレクタに電圧を印加することであって、それにより、該電流コレクタの該表面に近接して、コバルトイオンの少なくとも一部分とリンを含む陰イオン種とを含む組成物を蓄積する、ことと
を含む、組成物。
【請求項171】
水からの酸素ガスの形成を触媒することが可能な組成物であって、該組成物は、プロセスによって作製され、該プロセスは、
コバルトイオンおよびリンを含む陰イオン種の供給源に電流コレクタの少なくとも1つの表面を暴露することと、
ある期間にわたって該電流コレクタに電圧を印加することであって、それにより、該電流コレクタの該表面に近接して、該コバルトイオンの少なくとも一部分とリンを含む該陰イオン種とを含む組成物を蓄積する、ことと
を含む、組成物。
【請求項172】
コバルトイオン対リンを含む陰イオンの比は、約5:1乃至約1:5の間である、請求項1〜171のいずれかに記載の組成物。
【請求項173】
コバルトイオン対リンを含む陰イオンの比は、約2:1である、請求項1〜172のいずれかに記載の組成物。
【請求項174】
前記組成物は、電流コレクタと結合した、請求項1〜173のいずれかに記載の組成物。
【請求項175】
前記組成物はさらに、陽イオン種を含む、請求項1〜174のいずれかに記載の組成物。
【請求項176】
前記陽イオン種は、K+である、請求項175に記載の組成物。
【請求項177】
コバルトイオン:リンを含む陰イオン種:陽イオン種の比は、約2:1:1である、請求項176に記載の組成物。
【請求項178】
前記組成物はさらに、少なくとも第2の種類の陰イオン種を含む、請求項1〜177のいずれかに記載の組成物。
【請求項179】
前記第2の種類の陰イオン種は、酸化物および/または水酸化物イオンである、請求項178に記載の組成物。
【請求項180】
前記組成物はさらに、少なくとも1つの金属イオン種を含む、請求項1〜179のいずれかに記載の組成物。
【請求項181】
前記少なくとも1つの金属イオン種は、マンガンまたはニッケルイオンを含む、請求項180に記載の組成物。
【請求項182】
リンを含む前記陰イオン種は、HPO4−2、H2PO4−2、PO4−3、H3PO3、HPO3−2、H2PO3−2、またはPO3−3から成る群より選択される、請求項1〜181のいずれかに記載の組成物。
【請求項183】
リンを含む前記陰イオン種は、HPO4−4である、請求項1〜182のいずれかに記載の組成物。
【請求項184】
リンを含む前記陰イオン種は、PO3Me−2である、請求項1〜183のいずれかに記載の組成物。
【請求項185】
リンを含む前記陰イオン種は、構造PO(OR1)(OR2)(R3)を含み、R1、R2、およびR3は、同じかまたは異なることができ、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、アリール、またはヘテロアリールであり、全てが選択的に置換されるか、または選択的に欠けている、請求項1〜184のいずれかに記載の組成物。
【請求項186】
前記電流コレクタは、酸化インジウムスズを含む、請求項1〜185のいずれかに記載の組成物。
【請求項187】
前記電流コレクタは、本質的に白金から成っていない、請求項1〜186のいずれかに記載の組成物。
【請求項188】
前記組成物は、層を形成することによって、前記電流コレクタと結合する、請求項1〜187のいずれかに記載の組成物。
【請求項189】
前記層は、約10μm未満の厚さを有する、請求項188に記載の組成物。
【請求項190】
前記層は、前記電流コレクタ上に形成される複数の粒子の合体によって形成される、請求項188に記載の組成物。
【請求項191】
前記コバルトイオンと、リンを含む前記陰イオン種とを含む、錯体は、約10−3乃至約10−20の間のKsp定数を有する、請求項1〜190のいずれかに記載の組成物。
【請求項192】
前記コバルトイオンと、リンを含む前記陰イオン種とを含む、錯体は、約10−10を下回るKsp定数を有する、請求項1〜191のいずれかに記載の組成物。
【請求項193】
前記電極は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧によって、水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜192のいずれかに記載の組成物。
【請求項194】
前記電極は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.35ボルト未満の過電圧によって、水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜193のいずれかに記載の組成物。
【請求項195】
前記電極は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.325ボルト未満の過電圧によって、水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜194のいずれかに記載の組成物。
【請求項196】
前記電極は、約100%のファラデー効率によって水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜195のいずれかに記載の組成物。
【請求項197】
前記電極は、少なくとも約99%のファラデー効率によって水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜196のいずれかに記載の組成物。
【請求項198】
前記電極は、少なくとも約95%のファラデー効によって水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜197のいずれかに記載の組成物。
【請求項199】
前記電極は、少なくとも約90%のファラデー効率によって水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜198のいずれかに記載の組成物。
【請求項200】
前記電極はまた、酸素ガスから水を触媒的に形成することも可能である、請求項1〜199のいずれかに記載の組成物。
【請求項201】
少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧で、約3.0乃至約11.0のpHにおける水から酸素ガスを産生することを含む、方法。
【請求項202】
少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧で、水から酸素ガスを産生することを含み、該水はNaClを含む、方法。
【請求項203】
少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧で、水から酸素ガスを産生することを含み、該水は、不純水源から取得され、前記電気分解で使用する前であって、該水源から引き出された後に、その抵抗率を25%より大きい倍率だけ変化させる態様では浄化されない、方法。
【請求項204】
少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧で、水から酸素ガスを産生することを含み、該水は、該水の中に少なくとも100万分の1の量で存在する触媒反応に実質的に関与しない少なくとも1つの不純物を含む、方法。
【請求項205】
16MΩ・cm未満の抵抗率を有する水源からの水を使用して、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧で、水から酸素ガスを産生することを含み、該水は、電気分解において使用する前であって、水源から引き出された後に、その抵抗率を25%より大きい倍数だけ変化させる態様では浄化されない、方法。
【請求項206】
水から酸素ガスを触媒的に産生する方法であって、
電気化学システムを提供することであって、該電気化学システムは、
電解質と、
電流コレクタ、金属イオン種、および陰イオン種を含む第1の電極であって、該電流コレクタは本質的に白金から成っていない、第1の電極と、
該第1の電極に対して負にバイアスされる第2の電極と
を含む、ことと、
該電気化学システムに、水からの酸素ガスの産生を触媒させることと
を含み、
該金属イオン種および該陰イオン種は、該金属イオン種の少なくとも一部分が周期的に酸化および還元される動的平衡を伴う触媒反応に関与する、方法。
【請求項207】
水から酸素ガスを触媒的に産生する方法であって、
電気化学システムを提供することであって、該電気化学システムは、
電解質と、
電流コレクタ、金属イオン種、および陰イオン種を含む第1の電極と、
該第1の電極に対して負にバイアスされる第2の電極と
を含む、ことと、
該電気化学システムに、水からの酸素ガスの産生を触媒させることと
を含み、
該金属イオン種および該陰イオン種は、該金属イオン種の少なくとも一部分が周期的に酸化および還元される動的平衡を伴う触媒反応に関与する、方法。
【請求項208】
水から酸素ガスを触媒的に産生する方法であって、
電気化学システムを提供することであって、該電気化学システムは、
電解質と、
電流コレクタ、金属イオン種、および陰イオン種を含む第1の電極であって、該電流コレクタは、約0.01m2/gより大きい表面積を有する、第1の電極と、
該第1の電極に対して負にバイアスされる第2の電極と
を含む、ことと、
該電気化学システムに、水からの酸素ガスの産生を触媒させることと
を含み、
該金属イオン種および該陰イオン種は、該金属イオン種の少なくとも一部分が周期的に酸化および還元される動的平衡を伴う触媒反応に関与する、方法。
【請求項209】
水から酸素ガスを触媒的に産生する方法であって、
電気化学システムを提供することであって、該電気化学システムは、
電解質と、
電流コレクタ、金属イオン種、および陰イオン種を含む第1の電極と、
該第1の電極に対して負にバイアスされる第2の電極と
を含む、ことと、
該電気化学システムに、水からの酸素ガスの産生を触媒させることと
を含み、
該金属イオン種および該陰イオン種は、該金属イオン種の少なくとも一部分が周期的に酸化および還元される動的平衡を伴う触媒反応に関与し、それにより、該電流コレクタと結合し、該電流コレクタから解離し、該システムは、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において0.4ボルト未満の過電圧によって、該水から酸素ガスを産生することを触媒することが可能である、方法。
【請求項210】
電極を作製するための方法であって、
金属イオン種、および陰イオン種を含む溶液を提供することと、
電流コレクタを提供することと、
該金属イオン種および該陰イオン種に、該電流コレクタへの電圧の印加によって該電流コレクタと結合した組成物を形成させることと
を含み、
該金属イオン種および陰イオン種は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において0.4ボルト未満の過電圧によって、水から酸素ガスを触媒的に産生することが可能である、方法。
【請求項211】
電極を作製するための方法であって、
金属イオン種、および陰イオン種を含む溶液を提供することと、
電流コレクタを提供することと、
該金属イオン種および該陰イオン種に、該電流コレクタへの電圧の印加によって該電流コレクタと結合した組成物を形成させることと
を含み、
該金属イオン種および陰イオン種は、約5.5乃至約9.5のpHにおいて水の電気分解を触媒することができる、方法。
【請求項212】
電極を作製するための方法であって、
金属イオン種、および陰イオン種を含む溶液を提供することと、
電流コレクタを提供することであって、該電流コレクタは、本質的に白金から成っていない、ことと、
該金属イオン種および該陰イオン種に、該電流コレクタへの電圧の印加によって該電流コレクタと結合した組成物を形成させることと
を含み、
該組成物は、本質的に金属酸化物または金属水酸化物から成っておらず、該電極は、水から酸素ガスを触媒的に産生することができる、方法。
【請求項213】
電極を作製するための方法であって、
金属イオン種、および陰イオン種を含む溶液を提供することと、
電流コレクタを提供することであって、該電流コレクタは0.01m2/gよりも大きい表面積を有する、ことと、
該金属イオン種および該陰イオン種に、該電流コレクタへの電圧の印加によって該電流コレクタと結合した組成物を形成させることと
を含み、
該組成物は、本質的に金属酸化物または金属水酸化物から成っておらず、
該電極は、水から酸素ガスを触媒的に産生することができる、方法。
【請求項214】
電極を作製するための方法であって、
金属イオン種、および陰イオン種を含む溶液を提供することと、
電流コレクタを提供することと、
該金属イオン種および該陰イオン種に、該電流コレクタへの電圧の印加によって該電流コレクタと結合した組成物を形成させることと
を含み、
該組成物は、本質的に金属酸化物または金属水酸化物から成っておらず、
該電極は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧によって、水から酸素ガスを触媒的に産生することができる、方法。
【請求項215】
約5.5乃至約8.5のpHの水において、水から酸素ガスを産生することを含む、請求項1〜214のいずれかに記載の方法。
【請求項216】
約7.0以下のpHの水において、水から酸素ガスを産生することを含む、請求項1〜215のいずれかに記載の方法。
【請求項217】
前記金属イオン種および陰イオン種は、前記電流コレクタと結合した組成物を形成する、請求項1〜216のいずれかに記載の方法。
【請求項218】
酸素ガスの触媒産生を本質的に引き起こさせないレベルの電圧の印加によって、前記電流コレクタと結合した前記組成物を形成することを含む、請求項1〜217のいずれかに記載の方法。
【請求項219】
周期的に酸化および還元される金属イオン種の少なくとも一部分は、それぞれ、前記電極と結合され、該電極から解離される、請求項1〜218のいずれかに記載の方法。
【請求項220】
前記第2の電極において、水から水素ガスを産生することをさらに含む、請求項1〜219のいずれかに記載の方法。
【請求項221】
前記酸素ガスは、前記第1の電極において産生される、請求項1〜220のいずれかに記載の方法。
【請求項222】
熱を産生するために前記水素ガスまたは酸素ガスを使用することをさらに含む、請求項1〜221のいずれかに記載の方法。
【請求項223】
デバイスに電力供給するために前記水素ガスを使用することをさらに含む、請求項220に記載の方法。
【請求項224】
化学物質の産生のために前記水素ガスを使用することをさらに含む、請求項220に記載の方法。
【請求項225】
前記金属イオン種は、コバルトイオンを含む、請求項1〜224のいずれかに記載の方法。
【請求項226】
前記金属イオン種は、少なくとも第1の種類および第2の種類の金属イオン種を含む、請求項1〜225のいずれかに記載の方法。
【請求項227】
前記第1の種類の金属イオン種は、コバルトイオンを含む、請求項1〜226のいずれかに記載の方法。
【請求項228】
前記陰イオン種は、リンを含む、請求項1〜227のいずれかに記載の方法。
【請求項229】
リンを含む前記陰イオン種は、構造PO(OR1)(OR2)(R3)を含み、R1、R2、およびR3は、同じかまたは異なることができ、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、アリール、またはヘテロアリールであり、全てが選択的に置換されるか、または選択的に欠けている、請求項1〜228のいずれかに記載の方法。
【請求項230】
リンを含む前記陰イオン種は、PO3Me−2である、請求項1〜229のいずれかに記載の方法。
【請求項231】
前記陰イオン種は、酸化物および/または水酸化物ではない、請求項1〜230のいずれかに記載の方法。
【請求項232】
前記陰イオン種は、少なくとも第1の種類および第2の種類の陰イオン種を含む、請求項1〜231のいずれかに記載の方法。
【請求項233】
前記第1の種類の陰イオン種は、酸化物および/または水酸化物を含む、請求項232に記載の方法。
【請求項234】
前記第2の種類の陰イオン種は、リンを含む、請求項232に記載の方法。
【請求項235】
前記組成物は、実質的に非晶質である、請求項1〜234のいずれかに記載の方法。
【請求項236】
前記動的平衡は、前記金属イオン種の前記酸化状態の変化を含む、請求項1〜235のいずれかに記載の方法。
【請求項237】
前記金属イオン種の前記酸化状態の変化は、(n)から(n+x)までであり、xは、任意の整数である、請求項236に記載の方法。
【請求項238】
前記組成物は、実質的に金属酸化物および/または金属水酸化物から成っていない、請求項1〜237のいずれかに記載の方法。
【請求項239】
前記電解質は、陰イオン種を含む、請求項1〜238のいずれかに記載の方法。
【請求項240】
前記電圧は、約8時間にわたって前記電流コレクタに印加される、請求項1〜239のいずれかに記載の方法。
【請求項241】
前記電圧は、約1分乃至約24時間の間にわたって前記電流コレクタに印加される、請求項1〜240のいずれかに記載の方法。
【請求項242】
前記組成物は、前記電流コレクタと結合した材料の層を形成する、請求項1〜241のいずれかに記載の方法。
【請求項243】
前記層は、複数の突出粒子を含む、請求項242に記載の方法。
【請求項244】
前記層の厚さは、前記電圧が前記電流コレクタに印加される時間の長さに依存する、請求項242に記載の方法。
【請求項245】
前記層は、前記電流コレクタと結合した複数の粒子の合体から形成する、請求項242に記載の方法。
【請求項246】
前記層は、実質的に一様な厚さを有する、請求項242に記載の方法。
【請求項247】
前記層は、一様な厚さを有しない、請求項242に記載の方法。
【請求項248】
前記電極は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧によって、酸素ガスを触媒的に産生することができる、請求項1〜247のいずれかに記載の方法。
【請求項249】
前記触媒作用は、ほぼ周囲温度において遂行される、請求項1〜248のいずれかに記載の方法。
【請求項250】
前記触媒作用は、約30℃を上回る温度において遂行される、請求項1〜249のいずれかに記載の方法。
【請求項251】
前記水は、少なくとも1つの不純物を含有する、請求項1〜250のいずれかに記載の方法。
【請求項252】
前記少なくとも1つの不純物は、ハロゲン化物イオンを含む、請求項251に記載の方法。
【請求項253】
前記ハロゲン化物イオンは、塩化物イオンである、請求項252に記載の方法。
【請求項254】
前記少なくとも1つの不純物は、金属を含む、請求項251に記載の方法。
【請求項255】
前記金属は、金属元素、金属イオン、金属元素を含む化合物、または金属イオンを含む陰イオン種である、請求項254に記載の方法。
【請求項256】
前記金属は、リチウム、ナトリウム、マグネシウム、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、カルシウム、水銀、鉛、またはバリウムである、請求項254に記載の方法。
【請求項257】
前記少なくとも1つの不純物は、有機物質、有機小分子、細菌、医薬品、除草剤、殺虫剤、タンパク質、または無機化合物である、請求項251に記載の方法。
【請求項258】
前記無機化合物は、ホウ素、シリコン、硫黄、窒素、シアン化物、リン、またはヒ素を含む、請求項257に記載の方法。
【請求項259】
前記電極は、本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、該少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、ほぼ同じ活動レベルで動作することが可能である、請求項251に記載の方法。
【請求項260】
本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、前記少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、約95%を上回る活動レベルで動作することが可能である、請求項251に記載の方法。
【請求項261】
本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、該少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、約90%を上回る活動レベルで動作することが可能である、請求項251に記載の方法。
【請求項262】
本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、該少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、約85%を上回る活動レベルで動作することが可能である、請求項251に記載の方法。
【請求項263】
本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、該少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、約80%を上回る活動レベルで動作することが可能である、請求項251に記載の方法。
【請求項264】
前記少なくとも1つの不純物は、約1000ppm未満の量で存在する、請求項251に記載の方法。
【請求項265】
前記少なくとも1つの不純物は、約100ppm未満の量で存在する、請求項251に記載の方法。
【請求項266】
前記少なくとも1つの不純物は、約10ppm未満の量で存在する、請求項251に記載の方法。
【請求項267】
前記少なくとも1つの不純物は、約1ppm未満の量で存在する、請求項251に記載の方法。
【請求項268】
前記少なくとも1つの不純物は、約100ppb未満の量で存在する、請求項251に記載の方法。
【請求項269】
前記少なくとも1つの不純物は、約10ppb未満の量で存在する、請求項251に記載の方法。
【請求項270】
前記少なくとも1つの不純物は、約1ppb未満の量で存在する、請求項251に記載の方法。
【請求項271】
前記少なくとも1つの不純物は、ガスである、請求項251に記載の方法。
【請求項272】
前記ガスは、水中で溶解させられる、請求項271に記載の方法。
【請求項273】
前記ガスは、一酸化炭素である、請求項271に記載の方法。
【請求項274】
前記ガスは、二酸化炭素である、請求項271に記載の方法。
【請求項275】
電流コレクタは、金属、金属酸化物、または金属合金のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜274のいずれかに記載の方法。
【請求項276】
前記金属、前記金属酸化物、または前記金属合金は、金、銅、銀、白金、ルテニウム、ロジウム、オスミウム、イリジウム、ニッケル、カドミウム、スズ、リチウム、クロム、カルシウム、チタン、アルミニウム、コバルト、亜鉛、バナジウム、ニッケル、またはパラジウムのうちの少なくとも1つを含む、請求項275に記載の方法。
【請求項277】
前記電流コレクタは、セラミック、無機伝導性材料、または有機伝導性材料を含む、請求項1〜276のいずれかに記載の方法。
【請求項278】
前記電流コレクタは、約5重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜277のいずれかに記載の方法。
【請求項279】
前記電流コレクタは、約10重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜278のいずれかに記載の方法。
【請求項280】
前記電流コレクタは、約15重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜279のいずれかに記載の方法。
【請求項281】
前記電流コレクタは、約25重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜280のいずれかに記載の方法。
【請求項282】
前記電流コレクタは、約50重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜281のいずれかに記載の方法。
【請求項283】
前記電流コレクタは、約70重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜282のいずれかに記載の方法。
【請求項284】
前記電流コレクタは、約80重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜283のいずれかに記載の方法。
【請求項285】
前記電流コレクタは、約90重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜284のいずれかに記載の方法。
【請求項286】
前記電流コレクタは、約95重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜285のいずれかに記載の方法。
【請求項287】
前記電流コレクタは、約99重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜286のいずれかに記載の方法。
【請求項288】
前記電流コレクタは、酸化インジウムスズ、酸化フッ素スズ、アンチモンでドープした酸化スズ、アルミニウムでドープした酸化亜鉛、ガラス状炭素、炭素メッシュ、リチウム含有化合物、または黒鉛のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜287のいずれかに記載の方法。
【請求項289】
前記電流コレクタは、約0.01m2/g乃至約300m2/gの間の表面積を有する、請求項1〜288のいずれかに記載の方法。
【請求項290】
前記電流コレクタは、約10m2/gより大きい表面積を有する、請求項1〜289のいずれかに記載の方法。
【請求項291】
電流コレクタは、約100m2/gより大きい表面積を有する、請求項1〜290のいずれかに記載の方法。
【請求項292】
前記電流コレクタは、約150m2/gより大きい表面積を有する、請求項1〜291のいずれかに記載の方法。
【請求項293】
前記電流コレクタは、約200m2/gより大きい表面積を有する、請求項1〜292のいずれかに記載の方法。
【請求項294】
前記酸素は、ガス状の水から触媒的に産生される、請求項1〜293のいずれかに記載の方法。
【請求項295】
前記酸素は、液体の水から触媒的に産生される、請求項1〜294のいずれかに記載の方法。
【請求項296】
前記層は、約100μm未満の厚さを有する、請求項245に記載の方法。
【請求項297】
前記層は、約10μm未満の厚さを有する、請求項245に記載の方法。
【請求項298】
前記層は、約1μm未満の厚さを有する、請求項245に記載の方法。
【請求項299】
前記層は、約100nm未満の厚さを有する、請求項245に記載の方法。
【請求項300】
前記層は、約10nm未満の厚さを有する、請求項245に記載の方法。
【請求項301】
前記層は、約1nm未満の厚さを有する、請求項245に記載の方法。
【請求項302】
前記酸素ガスは、1時間当たり、電極1cm2当たり10mmolの酸素の割合で産生される、請求項1〜301のいずれかに記載の方法。
【請求項303】
前記電極は、本質的に白金から成っておらず、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧によって、ほぼ中性のpHにおける水から酸素ガスを触媒的に産生することが可能である、請求項1〜302のいずれかに記載の方法。
【請求項304】
前記電極は、本質的に白金から成っておらず、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.35ボルト未満の過電圧によって、ほぼ中性のpHにおける水から酸素ガスを触媒的に産生することが可能である、請求項1〜303のいずれかに記載の方法。
【請求項305】
前記電極は、本質的に白金から成っておらず、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.325ボルト未満の過電圧によって、ほぼ中性のpHにおける水から酸素ガスを触媒的に産生することが可能である、請求項1〜304のいずれかに記載の方法。
【請求項306】
前記電極は、約100%のファラデー効率によって水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜305のいずれかに記載の方法。
【請求項307】
前記電極は、少なくとも約99%のファラデー効率によって水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜306のいずれかに記載の方法。
【請求項308】
前記電極は、少なくとも約95%のファラデー効率によって水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜307のいずれかに記載の方法。
【請求項309】
前記電極は、少なくとも約90%のファラデー効率によって水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜308のいずれかに記載の方法。
【請求項310】
前記過電圧は、標準条件下において決定される、請求項1〜309のいずれかに記載の方法。
【請求項311】
前記標準条件は、中性pHを伴う電解質、周囲温度、周囲圧力、非多孔質で平面的である電流コレクタ、および約1mA/m2の幾何学的電流密度を含む、請求項310に記載の方法。
【請求項312】
前記水素ガスおよび前記酸素ガスから水素を形成することをさらに含む、請求項1〜311のいずれかに記載の方法。
【請求項313】
前記電極はまた、酸素ガスから水を触媒的に形成することも可能である、請求項1〜312のいずれかに記載の方法。
【請求項1】
電極であって、
コバルトイオンと、リンを含む陰イオン種とを含む触媒物質を含む、電極。
【請求項2】
電極であって、
電流コレクタと、
該電流コレクタと結合した触媒物質であって、該触媒物質にインターフェースしている電流コレクタ表面の1cm2当たり少なくとも約0.01mgの量である、触媒物質と、
を含み、
該電極は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧によって、水から酸素ガスを触媒的に産生することが可能である、電極。
【請求項3】
触媒電極であって、
触媒物質によって触媒される反応の少なくとも何らかの時点の間に、該電極上に吸収または電析される触媒物質を含み、
該電極は、本質的に白金から成っておらず、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧によって、ほぼ中性のpHの水から酸素ガスを触媒的に産生することが可能である、触媒電極。
【請求項4】
水から酸素ガスを触媒的に産生するための電極であって、
電流コレクタであって、該電流コレクタは、本質的に白金から成っていない、電流コレクタと、
(n+x)の酸化状態を伴う金属イオン種と、
陰イオン種と
を含み、
該金属イオン種および該陰イオン種は、実質的に非晶質の組成物を規定し、(n)の酸化状態を伴う該金属イオン種と該陰イオン種とを含む組成物のKsp値よりも小さい、少なくとも103分の1倍の、Ksp値を有する、電極。
【請求項5】
水から酸素ガスを触媒的に産生するための電極であって、
電流コレクタであって、該電流コレクタは、約0.01m2/gよりも大きい表面積を有する、電流コレクタと、
(n+x)の酸化状態を伴う金属イオン種と、
陰イオン種と
を含み、
該金属イオン種および該陰イオン種は、実質的に非晶質の組成物を規定し、(n)の酸化状態を伴う該金属イオン種と該陰イオン種とを含む組成物のKsp値よりも小さい、少なくとも103分の1倍の、Ksp値を有する、電極。
【請求項6】
水から酸素ガスを触媒的に産生するための電極であって、
電流コレクタと、
(n+x)の酸化状態を伴う金属イオン種と、
陰イオン種と
を含み、
該金属イオン種および該陰イオン種は、実質的に非晶質の組成物を規定し、(n)の酸化状態を伴う該金属イオン種と該陰イオン種とを含む組成物のKsp値よりも小さい、少なくとも103分の1倍の、Ksp値を有し、
該電極は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧によって、水から酸素ガスを触媒的に産生することが可能である、電極。
【請求項7】
再生触媒物質を含む、電極。
【請求項8】
前記触媒物質は、金属イオン種と、陰イオン種とを含む、請求項1〜7のいずれかに記載の電極。
【請求項9】
前記触媒物質は、電流コレクタと結合した、請求項1〜8のいずれかに記載の電極。
【請求項10】
前記触媒物質は、(n+x)の酸化状態を伴う金属イオン種と、陰イオン種とを含み、(n)の酸化状態を伴う該金属イオン種と該陰イオン種とを含む組成物のKsp値より小さい、少なくとも103分の1倍の、Ksp値を有する、請求項1〜9のいずれかに記載の電極。
【請求項11】
前記電流コレクタは、本質的に白金から成っていない、請求項1〜10のいずれかに記載の電極。
【請求項12】
前記電流コレクタは、約10重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜11のいずれかに記載の電極。
【請求項13】
前記電流コレクタは、約15重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜12のいずれかに記載の電極。
【請求項14】
前記電流コレクタは、約25重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜13のいずれかに記載の電極。
【請求項15】
前記電流コレクタは、約50重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜14のいずれかに記載の電極。
【請求項16】
前記電流コレクタは、約70重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜15のいずれかに記載の電極。
【請求項17】
前記電流コレクタは、約80重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜16のいずれかに記載の電極。
【請求項18】
前記電流コレクタは、約90重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜17のいずれかに記載の電極。
【請求項19】
前記電流コレクタは、約95重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜18のいずれかに記載の電極。
【請求項20】
前記電流コレクタは、約99重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜19のいずれかに記載の電極。
【請求項21】
前記金属イオン種は、コバルトイオンを含む、請求項1〜20のいずれかに記載の電極。
【請求項22】
前記金属イオン種は、少なくとも第1および第2の種類の金属イオン種を含む、請求項1〜21のいずれかに記載の電極。
【請求項23】
前記第1の種類の金属イオン種は、コバルトイオンを含む、請求項22に記載の電極。
【請求項24】
前記第2の種類の金属イオン種は、ニッケルイオンまたはマンガンイオンを含む、請求項23に記載の電極。
【請求項25】
前記陰イオン種は、本質的に水酸化物または酸化物イオンから成らない、請求項1〜24のいずれかに記載の電極。
【請求項26】
前記陰イオン種は、少なくとも第1の種類および第2の種類の陰イオン種を含む、請求項1〜25のいずれかに記載の電極。
【請求項27】
前記第1の種類の陰イオン種は、酸化物または水酸化物を含む、請求項26に記載の電極。
【請求項28】
前記第2の種類の陰イオン種は、リンを含む、請求項27に記載の電極。
【請求項29】
前記陰イオン種は、リンを含む、請求項1〜28のいずれかに記載の電極。
【請求項30】
リンを含む前記陰イオン種は、HPO4−2、H2PO4−2、PO4−3、H3PO3、HPO3−2、H2PO3−2、またはPO3−3から成る群より選択される、請求項1〜29のいずれかに記載の電極。
【請求項31】
リンを含む前記陰イオン種は、HPO4−2である、請求項1〜30のいずれかに記載の電極。
【請求項32】
前記陰イオン種は、リン酸塩の形態、硫酸塩の形態、炭酸塩の形態、ヒ酸塩の形態、亜リン酸塩の形態、ケイ酸塩の形態、またはホウ酸塩の形態から成る群より選択される、請求項1〜31のいずれかに記載の電極。
【請求項33】
前記触媒物質はさらに、陽イオン種を含む、請求項1〜32のいずれかに記載の電極。
【請求項34】
前記陽イオン種は、K+である、請求項33に記載の電極。
【請求項35】
前記金属イオン種対陰イオン種対陽イオン種の比は、約2:1:1である、請求項33に記載の電極。
【請求項36】
前記Ksp値は、少なくとも105倍だけ異なる、請求項1〜35のいずれかに記載の電極。
【請求項37】
前記Ksp値は、少なくとも1010倍だけ異なる、請求項1〜36のいずれかに記載の電極。
【請求項38】
前記Ksp値は、少なくとも1015倍だけ異なる、請求項1〜37のいずれかに記載の電極。
【請求項39】
前記触媒物質は、本質的に金属酸化物または金属水酸化物から成っていない、請求項1〜38のいずれかに記載の電極。
【請求項40】
前記過電圧は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、約0.35V未満である、請求項1〜39のいずれかに記載の電極。
【請求項41】
前記過電圧は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、約0.325V未満である、請求項1〜40のいずれかに記載の電極。
【請求項42】
前記電流コレクタは、約0.01m2/g乃至約300m2/gの間の表面積を有する、請求項1〜41のいずれかに記載の電極。
【請求項43】
前記電流コレクタは、約10m2/gより大きい表面積を有する、請求項1〜42のいずれかに記載の電極。
【請求項44】
前記電流コレクタは、約50m2/gより大きい表面積を有する、請求項1〜43のいずれかに記載の電極。
【請求項45】
前記電流コレクタは、約100m2/gより大きい表面積を有する、請求項1〜44のいずれかに記載の電極。
【請求項46】
前記電流コレクタは、約150m2/gより大きい表面積を有する、請求項1〜45のいずれかに記載の電極。
【請求項47】
前記電流コレクタは、約200m2/gより大きい表面積を有する、請求項1〜46のいずれかに記載の電極。
【請求項48】
電流コレクタは、金属、金属酸化物、または金属合金のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜47のいずれかに記載の電極。
【請求項49】
前記金属、前記金属酸化物、または前記金属合金は、金、銅、銀、白金、ルテニウム、ロジウム、オスミウム、イリジウム、ニッケル、カドミウム、スズ、リチウム、クロム、カルシウム、チタン、アルミニウム、コバルト、亜鉛、バナジウム、ニッケル、またはパラジウムのうちの少なくとも1つを含む、請求項48に記載の電極。
【請求項50】
前記電流コレクタは、セラミック、無機伝導性材料、または有機伝導性材料を含む、請求項1〜49のいずれかに記載の電極。
【請求項51】
前記電流コレクタは、酸化インジウムスズ、酸化フッ素スズ、アンチモンでドープした酸化スズ、アルミニウムでドープした酸化亜鉛、ガラス状炭素、炭素メッシュ、リチウム含有化合物、または黒鉛のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜50のいずれかに記載の電極。
【請求項52】
前記電流コレクタは、実質的に多孔質である、請求項1〜51のいずれかに記載の電極。
【請求項53】
前記電流コレクタは、実質的に非多孔質である、請求項1〜52のいずれかに記載の電極。
【請求項54】
前記電流コレクタは、少なくとも第1および第2の材料を含む、請求項1〜53のいずれかに記載の電極。
【請求項55】
前記第1の材料は、実質的に伝導性であり、前記第2の材料は、実質的に非伝導性である、請求項54に記載の電極。
【請求項56】
前記第1の材料は、前記第2の材料を実質的に被覆する、請求項55に記載の電極。
【請求項57】
前記コバルトイオンの少なくとも一部分、およびリンを含む前記陰イオン種は、使用中に、前記電極と結合し、該電極から解離する、請求項1〜56のいずれかに記載の電極。
【請求項58】
前記コバルトイオンの少なくとも一部分は、周期的に酸化および還元される、請求項1〜57のいずれかに記載の電極。
【請求項59】
前記電極はまた、酸素ガスから水を触媒的に産生することも可能である、請求項1〜58のいずれかに記載の電極。
【請求項60】
前記電極は、ガス状の水から酸素を触媒的に産生することができる、請求項1〜59のいずれかに記載の電極。
【請求項61】
前記電極は、液体の水から酸素を触媒的に産生することができる、請求項1〜60のいずれかに記載の電極。
【請求項62】
請求項1〜61のいずれかに記載の電極を備える、電解デバイス。
【請求項63】
請求項1〜62のいずれかに記載の電極を備える、燃料電池。
【請求項64】
請求項1〜63のいずれかに記載の電極を備える、再生燃料電池。
【請求項65】
水の電気分解のためのシステムであって、
太陽電池と、
水の電気分解のためのシステムであって、該太陽電池に電気的に接続可能であり、該太陽電池によって駆動されることが可能であり、デバイスは請求項1〜64のいずれかに記載の電極を含む、システムと
を含む、システム。
【請求項66】
水から酸素ガスを触媒的に産生するためのシステムであって、
電極であって、コバルトイオンとリンを含む陰イオン種とを含む触媒物質を含む、電極を含む、システム。
【請求項67】
水から酸素ガスを触媒的に産生するためのシステムであって、
水、コバルトイオン、およびリンを含む陰イオン種を含む、溶液と、
該溶液に浸漬された電流コレクタと
を備え、
該システムの使用中に、該コバルトイオンの少なくとも一部分、およびリンを含む陰イオン種は、該電流コレクタと結合し、該電流コレクタから解離する、システム。
【請求項68】
水から酸素ガスを触媒的に産生するためのシステムであって、
電流コレクタ、金属イオン種、および陰イオン種を含む第1の電極であって、該電流コレクタは本質的に白金から成っていない、第1の電極と、
第2の電極であって、該第2の電極は該第1の電極に対して負にバイアスされる、第2の電極と、
水を含む溶液と
を備え、
該金属イオン種および該陰イオン種は、該溶液と動的平衡にある、システム。
【請求項69】
水から酸素ガスを触媒的に産生するためのシステムであって、
電流コレクタ、金属イオン種、および陰イオン種を含む第1の電極であって、該電流コレクタは、約0.01m2/gよりも大きい表面積を有する、第1の電極と、
第2の電極であって、該第2の電極は、該第1の電極に対して負にバイアスされる、第2の電極と、
水を含む溶液と
を備え、
該金属イオン種および該陰イオン種は、該溶液と動的平衡にある、システム。
【請求項70】
水から酸素ガスを触媒的に産生するためのシステムであって、
電流コレクタ、金属イオン種、および陰イオン種を含む第1の電極と、
第2の電極であって、該第2の電極は、該第1の電極に対して負にバイアスされる、第2の電極と、
水を含む溶液と
を備え、
該金属イオン種および該陰イオン種は、該溶液と動的平衡にあり、該第1の電極は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧によって水から酸素ガスを触媒的に産生することが可能である、システム。
【請求項71】
水の電気分解のためのシステムであって、
太陽電池と、
水の電気分解のためのデバイスであって、該デバイスは、該太陽電池に電気的に接続可能であり、該太陽電池によって駆動されることが可能である、デバイスと
を含み、
該デバイスは、ほぼ周囲条件において水を酸素ガスに触媒的に変換することが可能な電極を含み、該電極は、本質的に金属酸化物または金属水酸化物から成らない触媒物質を含む、システム。
【請求項72】
水の電気分解のためのシステムであって、
容器と、
該容器の中の電解質と、
該容器の中に載置され、該電解質と接触している第1の電極であって、該第1の電極は、(n+x)の酸化状態を伴う金属イオン種と陰イオン種とを含み、該金属イオン種および該陰イオン種は、実質的に非晶質の組成物を規定し、該組成物は、(n)の酸化状態を伴う該金属イオン種と該陰イオン種とを含む組成物のKsp値よりも小さい、少なくとも103分の1倍の、Ksp値を有する、第1の電極と、
該容器の中に載置され、該電解質と接触している第2の電極であって、該第2の電極は、該第1の電極に対して負にバイアスされる、第2の電極と、
該第1の電極および該第2の電極を接続するための手段と
を含み、
それにより、電圧が該第1の電極と該第2の電極との間に印加されると、ガス状の水素が該第2の電極において発生させられ、ガス状の酸素が該第1の電極において産生される、システム。
【請求項73】
前記電解質のpHは、中性またはそれ以下である、請求項1〜72のいずれかに記載のシステム。
【請求項74】
ガス状の水素は、前記第2の電極において発生する、請求項1〜73のいずれかに記載のシステム。
【請求項75】
発生させられた前記ガス状の水素は、熱源を提供するために、デバイスに電力供給するために、または化学物質の産生において使用される、請求項1〜74のいずれかに記載のシステム。
【請求項76】
前記電極はさらに、電流コレクタを含む、請求項1〜75のいずれかに記載のシステム。
【請求項77】
前記金属イオン種および前記陰イオン種は、前記電流コレクタと結合した触媒物質を形成する、請求項1〜76のいずれかに記載のシステム。
【請求項78】
前記金属イオン種は、コバルトイオンを含む、請求項1〜77のいずれかに記載のシステム。
【請求項79】
前記金属イオン種は、少なくとも第1の種類および第2の種類の金属イオン種を含む、請求項1〜78のいずれかに記載のシステム。
【請求項80】
前記第1の種類の金属イオン種は、コバルトを含む、請求項79に記載のシステム。
【請求項81】
前記第1の種類の金属イオン種は、ニッケルまたはマンガンを含む、請求項79に記載のシステム。
【請求項82】
前記陰イオン種は、少なくとも第1の種類および第2の種類の陰イオン種を含む、請求項1〜81のいずれかに記載のシステム。
【請求項83】
前記第1の種類の陰イオン種は、酸化物または水酸化物を含む、請求項81に記載のシステム。
【請求項84】
前記第2の種類の陰イオン種は、リンを含む、請求項82に記載のシステム。
【請求項85】
前記陰イオン種は、リンを含む、請求項1〜84のいずれかに記載のシステム。
【請求項86】
リンを含む前記陰イオン種は、HPO4−2、H2PO4−2、PO4−3、H3PO3、HPO3−2、H2PO3−2、またはPO3−3から成る群より選択される、請求項1〜85のいずれかに記載のシステム。
【請求項87】
リンを含む前記陰イオン種は、HPO4−2である、請求項1〜86のいずれかに記載のシステム。
【請求項88】
リンを含む前記陰イオン種は、PO3Me−2である、請求項1〜87のいずれかに記載のシステム。
【請求項89】
リンを含む前記陰イオン種は、構造PO(OR1)(OR2)(R3)を含み、R1、R2、およびR3は、同じかまたは異なることができ、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、アリール、またはヘテロアリールであり、全てが選択的に置換されるか、または選択的に欠けている、請求項1〜88のいずれかに記載のシステム。
【請求項90】
前記陰イオン種は、リン酸塩の形態、硫酸塩の形態、炭酸塩の形態、ヒ酸塩の形態、亜リン酸塩の形態、ケイ酸塩の形態、またはホウ酸塩の形態から成る群より選択される、請求項1〜89のいずれかに記載のシステム。
【請求項91】
前記陰イオン種は、本質的に水酸化物または酸化物イオンから成っていない、請求項1〜90のいずれかに記載のシステム。
【請求項92】
前記電極はさらに、陽イオン種を含む、請求項1〜91のいずれかに記載のシステム。
【請求項93】
前記陽イオン種は、K+である、請求項92に記載のシステム。
【請求項94】
前記金属イオン種対陰イオン種対陽イオン種の比は、約2:1:1である、請求項92に記載のシステム。
【請求項95】
(n+x)の酸化状態を伴う金属イオン種と陰イオン種とを含む触媒物質または組成物は、(n)の酸化状態を伴う該金属イオン種と該陰イオン種とを含む組成物のKsp値よりも小さい、少なくとも103分の1倍の、Ksp値を有する、請求項1〜94のいずれかに記載のシステム。
【請求項96】
前記動的平衡は、周期的に酸化および還元されている前記金属イオン種の少なくとも一部分を含む、請求項1〜95のいずれかに記載のシステム。
【請求項97】
周期的に酸化および還元されている前記金属イオン種の少なくとも一部分は、それぞれ、前記電極と結合し、および該電極から解離している、請求項96に記載のシステム。
【請求項98】
前記第1の電極は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧によって酸素ガスを触媒的に産生することが可能である、請求項1〜97のいずれかに記載のシステム。
【請求項99】
前記Ksp値は、少なくとも105倍だけ異なる、請求項1〜98のいずれかに記載のシステム。
【請求項100】
前記Ksp値は、少なくとも1010倍だけ異なる、請求項1〜99のいずれかに記載のシステム。
【請求項101】
前記Ksp値は、少なくとも1015倍だけ異なる、請求項1〜100のいずれかに記載のシステム。
【請求項102】
前記電解質は、固体を含む、請求項1〜101のいずれかに記載のシステム。
【請求項103】
前記電解質は、固体ポリマー電解質である、請求項1〜102のいずれかに記載のシステム。
【請求項104】
前記電解質の前記pHは、約9.5乃至約5.5の間である、請求項1〜103のいずれかに記載のシステム。
【請求項105】
前記電解質の前記pHは、約8乃至約6の間である、請求項1〜104のいずれかに記載のシステム。
【請求項106】
前記電解質の前記pHは、約7乃至約4の間である、請求項1〜105のいずれかに記載のシステム。
【請求項107】
前記電解質の前記pHは、約8未満である、請求項1〜106のいずれかに記載のシステム。
【請求項108】
前記電解質の前記pHは、約7乃至約1の間である、請求項1〜107のいずれかに記載のシステム。
【請求項109】
前記電解質の前記pHは、約7乃至約2の間である、請求項1〜108のいずれかに記載のシステム。
【請求項110】
前記電解質の前記pHは、約7乃至約3の間である、請求項1〜109のいずれかに記載のシステム。
【請求項111】
前記電解質は、非透過性電解質である、請求項1〜110のいずれかに記載のシステム。
【請求項112】
電流コレクタは、金属、金属酸化物、または金属合金のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜111のいずれかに記載のシステム。
【請求項113】
前記金属、前記金属酸化物、または前記金属合金は、金、銅、銀、白金、ルテニウム、ロジウム、オスミウム、インジウム、ニッケル、カドミウム、スズ、リチウム、クロム、カルシウム、チタン、アルミニウム、コバルト、亜鉛、バナジウム、ニッケル、またはパラジウムのうちの少なくとも1つを含む、請求項112に記載のシステム。
【請求項114】
前記電流コレクタは、セラミック、無機伝導性材料、または有機伝導性材料を含む、請求項1〜113のいずれかに記載のシステム。
【請求項115】
前記電流コレクタは、酸化インジウムスズ、酸化フッ素スズ、アンチモンでドープした酸化スズ、アルミニウムでドープした酸化亜鉛、ガラス状炭素、炭素メッシュ、リチウム含有化合物、または黒鉛のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜114のいずれかに記載のシステム。
【請求項116】
前記電流コレクタは、約0.01m2/g乃至約300m2/gの間の表面積を有する、請求項1〜115のいずれかに記載のシステム。
【請求項117】
前記電流コレクタは、約10m2/gよりも大きい表面積を有する、請求項1〜116のいずれかに記載のシステム。
【請求項118】
前記電流コレクタは、約100m2/gよりも大きい表面積を有する、請求項1〜117のいずれかに記載のシステム。
【請求項119】
前記電流コレクタは、約150m2/gよりも大きい表面積を有する、請求項1〜118のいずれかに記載のシステム。
【請求項120】
前記電流コレクタは、約200m2/gよりも大きい表面積を有する、請求項1〜119のいずれかに記載のシステム。
【請求項121】
前記電流コレクタは、本質的に白金から成っていない、請求項1〜120のいずれかに記載のシステム。
【請求項122】
前記電流コレクタは、約5重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜121のいずれかに記載のシステム。
【請求項123】
前記電流コレクタは、約10重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜122のいずれかに記載のシステム。
【請求項124】
前記電流コレクタは、約15重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜123のいずれかに記載のシステム。
【請求項125】
前記電流コレクタは、約25重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜124のいずれかに記載のシステム。
【請求項126】
前記電流コレクタは、約50重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜125のいずれかに記載のシステム。
【請求項127】
前記電流コレクタは、約70重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜126のいずれかに記載のシステム。
【請求項128】
前記電流コレクタは、約80重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜127のいずれかに記載のシステム。
【請求項129】
前記電流コレクタは、約90重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜128のいずれかに記載のシステム。
【請求項130】
前記電流コレクタは、約95重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜129のいずれかに記載のシステム。
【請求項131】
前記電流コレクタは、約99重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜130のいずれかに記載のシステム。
【請求項132】
前記電気分解のための水は、気体状態で提供される、請求項1〜131のいずれかに記載のシステム。
【請求項133】
前記電気分解のための水は、液体状態で提供される、請求項1〜132のいずれかに記載のシステム。
【請求項134】
前記電解質または溶液は、水を含む、請求項1〜133のいずれかに記載のシステム。
【請求項135】
前記電気分解のための水は、少なくとも1つの不純物を含有する、請求項1〜134のいずれかに記載のシステム。
【請求項136】
前記少なくとも1つの不純物は、金属を含む、請求項135に記載のシステム。
【請求項137】
前記金属は、金属元素、金属イオン、金属原子を含む化合物、または金属イオンを含む陰イオン種である、請求項136に記載のシステム。
【請求項138】
前記金属は、ナトリウム、マグネシウム、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、イオン、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、カルシウム、水銀、鉛、またはバリウムである、請求項136に記載のシステム。
【請求項139】
前記少なくとも1つの不純物は、有機物質、有機小分子、細菌、医薬品、除草剤、殺虫剤、タンパク質、または無機化合物である、請求項135に記載のシステム。
【請求項140】
前記無機化合物は、ホウ素、シリコン、硫黄、窒素、シアン化物、リン、またはヒ素を含む、請求項139に記載のシステム。
【請求項141】
前記電極は、本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、該少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、ほぼ同じ活動レベルで動作することが可能である、請求項135に記載のシステム。
【請求項142】
前記電極は、本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、該少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、約95%を上回る活動レベルで動作することが可能である、請求項135に記載のシステム。
【請求項143】
前記電極は、本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、該少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、約90%を上回る活動レベルで動作することが可能である、請求項135に記載のシステム。
【請求項144】
前記電極は、本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、該少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、約85%を上回る活動レベルで動作することが可能である、請求項135に記載のシステム。
【請求項145】
前記電極は、本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、該少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、約80%を上回る活動レベルで動作することが可能である、請求項135に記載のシステム。
【請求項146】
前記少なくとも1つの不純物は、約1000ppm未満の量で存在する、請求項135に記載のシステム。
【請求項147】
前記少なくとも1つの不純物は、約100ppm未満の量で存在する、請求項135に記載のシステム。
【請求項148】
前記少なくとも1つの不純物は、約10ppm未満の量で存在する、請求項135に記載のシステム。
【請求項149】
前記少なくとも1つの不純物は、約1ppm未満の量で存在する、請求項135に記載のシステム。
【請求項150】
前記少なくとも1つの不純物は、約100ppb未満の量で存在する、請求項135に記載のシステム。
【請求項151】
前記少なくとも1つの不純物は、約10ppb未満の量で存在する、請求項135に記載のシステム。
【請求項152】
前記少なくとも1つの不純物は、約1ppb未満の量で存在する、請求項135に記載のシステム。
【請求項153】
前記少なくとも1つの不純物は、ガスである、請求項135に記載のシステム。
【請求項154】
前記ガスは、前記水の中に溶解させられる、請求項154に記載のシステム。
【請求項155】
前記ガスは、一酸化炭素である、請求項154に記載のシステム。
【請求項156】
前記ガスは、二酸化炭素である、請求項154に記載のシステム。
【請求項157】
前記不純物は、ハロゲン化物である、請求項135に記載のシステム。
【請求項158】
前記ハロゲン化物は、塩化物である、請求項157に記載のシステム。
【請求項159】
前記システムは、ほぼ周囲温度において操作される、請求項1〜158のいずれかに記載のシステム。
【請求項160】
前記システムは、約30℃を上回る温度において操作される、請求項1〜159のいずれかに記載のシステム。
【請求項161】
前記システムは、約60℃を上回る温度において操作される、請求項1〜160のいずれかに記載のシステム。
【請求項162】
前記システムは、約90℃を上回る温度において操作される、請求項1〜161のいずれかに記載のシステム。
【請求項163】
前記電圧は、電源によって印加される、請求項1〜162のいずれかに記載のシステム。
【請求項164】
前記電源は、太陽電池である、請求項163に記載のシステム。
【請求項165】
前記デバイスは、太陽電池1cm2当たり少なくとも約10mmolの酸素を産生することができる、請求項1〜164のいずれかに記載のシステム。
【請求項166】
前記触媒的活性種は、金属イオン種と、陰イオン種とを含む、請求項1〜165のいずれかに記載のシステム。
【請求項167】
前記システムは、電気化学電池である、請求項1〜166のいずれかに記載のシステム。
【請求項168】
前記デバイスは、酸素ガスを水に触媒的に変換することが可能である、請求項1〜167のいずれかに記載のシステム。
【請求項169】
電極用の組成物であって、
コバルトイオンと、
リンを含む陰イオン種と
を含み、
コバルトイオン対リンを含む陰イオンの比は、約10:1乃至約1:10の間であり、
該組成物は、水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、組成物。
【請求項170】
水からの酸素ガスの形成を触媒することが可能な組成物であって、該組成物は、プロセスによって取得可能であり、該プロセスは、
コバルトイオンおよびリンを含む陰イオン種の供給源に電流コレクタの少なくとも1つの表面を暴露することと、
ある期間にわたって該電流コレクタに電圧を印加することであって、それにより、該電流コレクタの該表面に近接して、コバルトイオンの少なくとも一部分とリンを含む陰イオン種とを含む組成物を蓄積する、ことと
を含む、組成物。
【請求項171】
水からの酸素ガスの形成を触媒することが可能な組成物であって、該組成物は、プロセスによって作製され、該プロセスは、
コバルトイオンおよびリンを含む陰イオン種の供給源に電流コレクタの少なくとも1つの表面を暴露することと、
ある期間にわたって該電流コレクタに電圧を印加することであって、それにより、該電流コレクタの該表面に近接して、該コバルトイオンの少なくとも一部分とリンを含む該陰イオン種とを含む組成物を蓄積する、ことと
を含む、組成物。
【請求項172】
コバルトイオン対リンを含む陰イオンの比は、約5:1乃至約1:5の間である、請求項1〜171のいずれかに記載の組成物。
【請求項173】
コバルトイオン対リンを含む陰イオンの比は、約2:1である、請求項1〜172のいずれかに記載の組成物。
【請求項174】
前記組成物は、電流コレクタと結合した、請求項1〜173のいずれかに記載の組成物。
【請求項175】
前記組成物はさらに、陽イオン種を含む、請求項1〜174のいずれかに記載の組成物。
【請求項176】
前記陽イオン種は、K+である、請求項175に記載の組成物。
【請求項177】
コバルトイオン:リンを含む陰イオン種:陽イオン種の比は、約2:1:1である、請求項176に記載の組成物。
【請求項178】
前記組成物はさらに、少なくとも第2の種類の陰イオン種を含む、請求項1〜177のいずれかに記載の組成物。
【請求項179】
前記第2の種類の陰イオン種は、酸化物および/または水酸化物イオンである、請求項178に記載の組成物。
【請求項180】
前記組成物はさらに、少なくとも1つの金属イオン種を含む、請求項1〜179のいずれかに記載の組成物。
【請求項181】
前記少なくとも1つの金属イオン種は、マンガンまたはニッケルイオンを含む、請求項180に記載の組成物。
【請求項182】
リンを含む前記陰イオン種は、HPO4−2、H2PO4−2、PO4−3、H3PO3、HPO3−2、H2PO3−2、またはPO3−3から成る群より選択される、請求項1〜181のいずれかに記載の組成物。
【請求項183】
リンを含む前記陰イオン種は、HPO4−4である、請求項1〜182のいずれかに記載の組成物。
【請求項184】
リンを含む前記陰イオン種は、PO3Me−2である、請求項1〜183のいずれかに記載の組成物。
【請求項185】
リンを含む前記陰イオン種は、構造PO(OR1)(OR2)(R3)を含み、R1、R2、およびR3は、同じかまたは異なることができ、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、アリール、またはヘテロアリールであり、全てが選択的に置換されるか、または選択的に欠けている、請求項1〜184のいずれかに記載の組成物。
【請求項186】
前記電流コレクタは、酸化インジウムスズを含む、請求項1〜185のいずれかに記載の組成物。
【請求項187】
前記電流コレクタは、本質的に白金から成っていない、請求項1〜186のいずれかに記載の組成物。
【請求項188】
前記組成物は、層を形成することによって、前記電流コレクタと結合する、請求項1〜187のいずれかに記載の組成物。
【請求項189】
前記層は、約10μm未満の厚さを有する、請求項188に記載の組成物。
【請求項190】
前記層は、前記電流コレクタ上に形成される複数の粒子の合体によって形成される、請求項188に記載の組成物。
【請求項191】
前記コバルトイオンと、リンを含む前記陰イオン種とを含む、錯体は、約10−3乃至約10−20の間のKsp定数を有する、請求項1〜190のいずれかに記載の組成物。
【請求項192】
前記コバルトイオンと、リンを含む前記陰イオン種とを含む、錯体は、約10−10を下回るKsp定数を有する、請求項1〜191のいずれかに記載の組成物。
【請求項193】
前記電極は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧によって、水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜192のいずれかに記載の組成物。
【請求項194】
前記電極は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.35ボルト未満の過電圧によって、水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜193のいずれかに記載の組成物。
【請求項195】
前記電極は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.325ボルト未満の過電圧によって、水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜194のいずれかに記載の組成物。
【請求項196】
前記電極は、約100%のファラデー効率によって水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜195のいずれかに記載の組成物。
【請求項197】
前記電極は、少なくとも約99%のファラデー効率によって水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜196のいずれかに記載の組成物。
【請求項198】
前記電極は、少なくとも約95%のファラデー効によって水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜197のいずれかに記載の組成物。
【請求項199】
前記電極は、少なくとも約90%のファラデー効率によって水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜198のいずれかに記載の組成物。
【請求項200】
前記電極はまた、酸素ガスから水を触媒的に形成することも可能である、請求項1〜199のいずれかに記載の組成物。
【請求項201】
少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧で、約3.0乃至約11.0のpHにおける水から酸素ガスを産生することを含む、方法。
【請求項202】
少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧で、水から酸素ガスを産生することを含み、該水はNaClを含む、方法。
【請求項203】
少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧で、水から酸素ガスを産生することを含み、該水は、不純水源から取得され、前記電気分解で使用する前であって、該水源から引き出された後に、その抵抗率を25%より大きい倍率だけ変化させる態様では浄化されない、方法。
【請求項204】
少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧で、水から酸素ガスを産生することを含み、該水は、該水の中に少なくとも100万分の1の量で存在する触媒反応に実質的に関与しない少なくとも1つの不純物を含む、方法。
【請求項205】
16MΩ・cm未満の抵抗率を有する水源からの水を使用して、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧で、水から酸素ガスを産生することを含み、該水は、電気分解において使用する前であって、水源から引き出された後に、その抵抗率を25%より大きい倍数だけ変化させる態様では浄化されない、方法。
【請求項206】
水から酸素ガスを触媒的に産生する方法であって、
電気化学システムを提供することであって、該電気化学システムは、
電解質と、
電流コレクタ、金属イオン種、および陰イオン種を含む第1の電極であって、該電流コレクタは本質的に白金から成っていない、第1の電極と、
該第1の電極に対して負にバイアスされる第2の電極と
を含む、ことと、
該電気化学システムに、水からの酸素ガスの産生を触媒させることと
を含み、
該金属イオン種および該陰イオン種は、該金属イオン種の少なくとも一部分が周期的に酸化および還元される動的平衡を伴う触媒反応に関与する、方法。
【請求項207】
水から酸素ガスを触媒的に産生する方法であって、
電気化学システムを提供することであって、該電気化学システムは、
電解質と、
電流コレクタ、金属イオン種、および陰イオン種を含む第1の電極と、
該第1の電極に対して負にバイアスされる第2の電極と
を含む、ことと、
該電気化学システムに、水からの酸素ガスの産生を触媒させることと
を含み、
該金属イオン種および該陰イオン種は、該金属イオン種の少なくとも一部分が周期的に酸化および還元される動的平衡を伴う触媒反応に関与する、方法。
【請求項208】
水から酸素ガスを触媒的に産生する方法であって、
電気化学システムを提供することであって、該電気化学システムは、
電解質と、
電流コレクタ、金属イオン種、および陰イオン種を含む第1の電極であって、該電流コレクタは、約0.01m2/gより大きい表面積を有する、第1の電極と、
該第1の電極に対して負にバイアスされる第2の電極と
を含む、ことと、
該電気化学システムに、水からの酸素ガスの産生を触媒させることと
を含み、
該金属イオン種および該陰イオン種は、該金属イオン種の少なくとも一部分が周期的に酸化および還元される動的平衡を伴う触媒反応に関与する、方法。
【請求項209】
水から酸素ガスを触媒的に産生する方法であって、
電気化学システムを提供することであって、該電気化学システムは、
電解質と、
電流コレクタ、金属イオン種、および陰イオン種を含む第1の電極と、
該第1の電極に対して負にバイアスされる第2の電極と
を含む、ことと、
該電気化学システムに、水からの酸素ガスの産生を触媒させることと
を含み、
該金属イオン種および該陰イオン種は、該金属イオン種の少なくとも一部分が周期的に酸化および還元される動的平衡を伴う触媒反応に関与し、それにより、該電流コレクタと結合し、該電流コレクタから解離し、該システムは、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において0.4ボルト未満の過電圧によって、該水から酸素ガスを産生することを触媒することが可能である、方法。
【請求項210】
電極を作製するための方法であって、
金属イオン種、および陰イオン種を含む溶液を提供することと、
電流コレクタを提供することと、
該金属イオン種および該陰イオン種に、該電流コレクタへの電圧の印加によって該電流コレクタと結合した組成物を形成させることと
を含み、
該金属イオン種および陰イオン種は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において0.4ボルト未満の過電圧によって、水から酸素ガスを触媒的に産生することが可能である、方法。
【請求項211】
電極を作製するための方法であって、
金属イオン種、および陰イオン種を含む溶液を提供することと、
電流コレクタを提供することと、
該金属イオン種および該陰イオン種に、該電流コレクタへの電圧の印加によって該電流コレクタと結合した組成物を形成させることと
を含み、
該金属イオン種および陰イオン種は、約5.5乃至約9.5のpHにおいて水の電気分解を触媒することができる、方法。
【請求項212】
電極を作製するための方法であって、
金属イオン種、および陰イオン種を含む溶液を提供することと、
電流コレクタを提供することであって、該電流コレクタは、本質的に白金から成っていない、ことと、
該金属イオン種および該陰イオン種に、該電流コレクタへの電圧の印加によって該電流コレクタと結合した組成物を形成させることと
を含み、
該組成物は、本質的に金属酸化物または金属水酸化物から成っておらず、該電極は、水から酸素ガスを触媒的に産生することができる、方法。
【請求項213】
電極を作製するための方法であって、
金属イオン種、および陰イオン種を含む溶液を提供することと、
電流コレクタを提供することであって、該電流コレクタは0.01m2/gよりも大きい表面積を有する、ことと、
該金属イオン種および該陰イオン種に、該電流コレクタへの電圧の印加によって該電流コレクタと結合した組成物を形成させることと
を含み、
該組成物は、本質的に金属酸化物または金属水酸化物から成っておらず、
該電極は、水から酸素ガスを触媒的に産生することができる、方法。
【請求項214】
電極を作製するための方法であって、
金属イオン種、および陰イオン種を含む溶液を提供することと、
電流コレクタを提供することと、
該金属イオン種および該陰イオン種に、該電流コレクタへの電圧の印加によって該電流コレクタと結合した組成物を形成させることと
を含み、
該組成物は、本質的に金属酸化物または金属水酸化物から成っておらず、
該電極は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧によって、水から酸素ガスを触媒的に産生することができる、方法。
【請求項215】
約5.5乃至約8.5のpHの水において、水から酸素ガスを産生することを含む、請求項1〜214のいずれかに記載の方法。
【請求項216】
約7.0以下のpHの水において、水から酸素ガスを産生することを含む、請求項1〜215のいずれかに記載の方法。
【請求項217】
前記金属イオン種および陰イオン種は、前記電流コレクタと結合した組成物を形成する、請求項1〜216のいずれかに記載の方法。
【請求項218】
酸素ガスの触媒産生を本質的に引き起こさせないレベルの電圧の印加によって、前記電流コレクタと結合した前記組成物を形成することを含む、請求項1〜217のいずれかに記載の方法。
【請求項219】
周期的に酸化および還元される金属イオン種の少なくとも一部分は、それぞれ、前記電極と結合され、該電極から解離される、請求項1〜218のいずれかに記載の方法。
【請求項220】
前記第2の電極において、水から水素ガスを産生することをさらに含む、請求項1〜219のいずれかに記載の方法。
【請求項221】
前記酸素ガスは、前記第1の電極において産生される、請求項1〜220のいずれかに記載の方法。
【請求項222】
熱を産生するために前記水素ガスまたは酸素ガスを使用することをさらに含む、請求項1〜221のいずれかに記載の方法。
【請求項223】
デバイスに電力供給するために前記水素ガスを使用することをさらに含む、請求項220に記載の方法。
【請求項224】
化学物質の産生のために前記水素ガスを使用することをさらに含む、請求項220に記載の方法。
【請求項225】
前記金属イオン種は、コバルトイオンを含む、請求項1〜224のいずれかに記載の方法。
【請求項226】
前記金属イオン種は、少なくとも第1の種類および第2の種類の金属イオン種を含む、請求項1〜225のいずれかに記載の方法。
【請求項227】
前記第1の種類の金属イオン種は、コバルトイオンを含む、請求項1〜226のいずれかに記載の方法。
【請求項228】
前記陰イオン種は、リンを含む、請求項1〜227のいずれかに記載の方法。
【請求項229】
リンを含む前記陰イオン種は、構造PO(OR1)(OR2)(R3)を含み、R1、R2、およびR3は、同じかまたは異なることができ、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、アリール、またはヘテロアリールであり、全てが選択的に置換されるか、または選択的に欠けている、請求項1〜228のいずれかに記載の方法。
【請求項230】
リンを含む前記陰イオン種は、PO3Me−2である、請求項1〜229のいずれかに記載の方法。
【請求項231】
前記陰イオン種は、酸化物および/または水酸化物ではない、請求項1〜230のいずれかに記載の方法。
【請求項232】
前記陰イオン種は、少なくとも第1の種類および第2の種類の陰イオン種を含む、請求項1〜231のいずれかに記載の方法。
【請求項233】
前記第1の種類の陰イオン種は、酸化物および/または水酸化物を含む、請求項232に記載の方法。
【請求項234】
前記第2の種類の陰イオン種は、リンを含む、請求項232に記載の方法。
【請求項235】
前記組成物は、実質的に非晶質である、請求項1〜234のいずれかに記載の方法。
【請求項236】
前記動的平衡は、前記金属イオン種の前記酸化状態の変化を含む、請求項1〜235のいずれかに記載の方法。
【請求項237】
前記金属イオン種の前記酸化状態の変化は、(n)から(n+x)までであり、xは、任意の整数である、請求項236に記載の方法。
【請求項238】
前記組成物は、実質的に金属酸化物および/または金属水酸化物から成っていない、請求項1〜237のいずれかに記載の方法。
【請求項239】
前記電解質は、陰イオン種を含む、請求項1〜238のいずれかに記載の方法。
【請求項240】
前記電圧は、約8時間にわたって前記電流コレクタに印加される、請求項1〜239のいずれかに記載の方法。
【請求項241】
前記電圧は、約1分乃至約24時間の間にわたって前記電流コレクタに印加される、請求項1〜240のいずれかに記載の方法。
【請求項242】
前記組成物は、前記電流コレクタと結合した材料の層を形成する、請求項1〜241のいずれかに記載の方法。
【請求項243】
前記層は、複数の突出粒子を含む、請求項242に記載の方法。
【請求項244】
前記層の厚さは、前記電圧が前記電流コレクタに印加される時間の長さに依存する、請求項242に記載の方法。
【請求項245】
前記層は、前記電流コレクタと結合した複数の粒子の合体から形成する、請求項242に記載の方法。
【請求項246】
前記層は、実質的に一様な厚さを有する、請求項242に記載の方法。
【請求項247】
前記層は、一様な厚さを有しない、請求項242に記載の方法。
【請求項248】
前記電極は、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧によって、酸素ガスを触媒的に産生することができる、請求項1〜247のいずれかに記載の方法。
【請求項249】
前記触媒作用は、ほぼ周囲温度において遂行される、請求項1〜248のいずれかに記載の方法。
【請求項250】
前記触媒作用は、約30℃を上回る温度において遂行される、請求項1〜249のいずれかに記載の方法。
【請求項251】
前記水は、少なくとも1つの不純物を含有する、請求項1〜250のいずれかに記載の方法。
【請求項252】
前記少なくとも1つの不純物は、ハロゲン化物イオンを含む、請求項251に記載の方法。
【請求項253】
前記ハロゲン化物イオンは、塩化物イオンである、請求項252に記載の方法。
【請求項254】
前記少なくとも1つの不純物は、金属を含む、請求項251に記載の方法。
【請求項255】
前記金属は、金属元素、金属イオン、金属元素を含む化合物、または金属イオンを含む陰イオン種である、請求項254に記載の方法。
【請求項256】
前記金属は、リチウム、ナトリウム、マグネシウム、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、カルシウム、水銀、鉛、またはバリウムである、請求項254に記載の方法。
【請求項257】
前記少なくとも1つの不純物は、有機物質、有機小分子、細菌、医薬品、除草剤、殺虫剤、タンパク質、または無機化合物である、請求項251に記載の方法。
【請求項258】
前記無機化合物は、ホウ素、シリコン、硫黄、窒素、シアン化物、リン、またはヒ素を含む、請求項257に記載の方法。
【請求項259】
前記電極は、本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、該少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、ほぼ同じ活動レベルで動作することが可能である、請求項251に記載の方法。
【請求項260】
本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、前記少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、約95%を上回る活動レベルで動作することが可能である、請求項251に記載の方法。
【請求項261】
本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、該少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、約90%を上回る活動レベルで動作することが可能である、請求項251に記載の方法。
【請求項262】
本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、該少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、約85%を上回る活動レベルで動作することが可能である、請求項251に記載の方法。
【請求項263】
本質的に同一の条件下で前記少なくとも1つの不純物を実質的に含有しない水と対比して、該少なくとも1つの不純物を含有する水を使用して、約80%を上回る活動レベルで動作することが可能である、請求項251に記載の方法。
【請求項264】
前記少なくとも1つの不純物は、約1000ppm未満の量で存在する、請求項251に記載の方法。
【請求項265】
前記少なくとも1つの不純物は、約100ppm未満の量で存在する、請求項251に記載の方法。
【請求項266】
前記少なくとも1つの不純物は、約10ppm未満の量で存在する、請求項251に記載の方法。
【請求項267】
前記少なくとも1つの不純物は、約1ppm未満の量で存在する、請求項251に記載の方法。
【請求項268】
前記少なくとも1つの不純物は、約100ppb未満の量で存在する、請求項251に記載の方法。
【請求項269】
前記少なくとも1つの不純物は、約10ppb未満の量で存在する、請求項251に記載の方法。
【請求項270】
前記少なくとも1つの不純物は、約1ppb未満の量で存在する、請求項251に記載の方法。
【請求項271】
前記少なくとも1つの不純物は、ガスである、請求項251に記載の方法。
【請求項272】
前記ガスは、水中で溶解させられる、請求項271に記載の方法。
【請求項273】
前記ガスは、一酸化炭素である、請求項271に記載の方法。
【請求項274】
前記ガスは、二酸化炭素である、請求項271に記載の方法。
【請求項275】
電流コレクタは、金属、金属酸化物、または金属合金のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜274のいずれかに記載の方法。
【請求項276】
前記金属、前記金属酸化物、または前記金属合金は、金、銅、銀、白金、ルテニウム、ロジウム、オスミウム、イリジウム、ニッケル、カドミウム、スズ、リチウム、クロム、カルシウム、チタン、アルミニウム、コバルト、亜鉛、バナジウム、ニッケル、またはパラジウムのうちの少なくとも1つを含む、請求項275に記載の方法。
【請求項277】
前記電流コレクタは、セラミック、無機伝導性材料、または有機伝導性材料を含む、請求項1〜276のいずれかに記載の方法。
【請求項278】
前記電流コレクタは、約5重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜277のいずれかに記載の方法。
【請求項279】
前記電流コレクタは、約10重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜278のいずれかに記載の方法。
【請求項280】
前記電流コレクタは、約15重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜279のいずれかに記載の方法。
【請求項281】
前記電流コレクタは、約25重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜280のいずれかに記載の方法。
【請求項282】
前記電流コレクタは、約50重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜281のいずれかに記載の方法。
【請求項283】
前記電流コレクタは、約70重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜282のいずれかに記載の方法。
【請求項284】
前記電流コレクタは、約80重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜283のいずれかに記載の方法。
【請求項285】
前記電流コレクタは、約90重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜284のいずれかに記載の方法。
【請求項286】
前記電流コレクタは、約95重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜285のいずれかに記載の方法。
【請求項287】
前記電流コレクタは、約99重量パーセント未満の白金を含む、請求項1〜286のいずれかに記載の方法。
【請求項288】
前記電流コレクタは、酸化インジウムスズ、酸化フッ素スズ、アンチモンでドープした酸化スズ、アルミニウムでドープした酸化亜鉛、ガラス状炭素、炭素メッシュ、リチウム含有化合物、または黒鉛のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜287のいずれかに記載の方法。
【請求項289】
前記電流コレクタは、約0.01m2/g乃至約300m2/gの間の表面積を有する、請求項1〜288のいずれかに記載の方法。
【請求項290】
前記電流コレクタは、約10m2/gより大きい表面積を有する、請求項1〜289のいずれかに記載の方法。
【請求項291】
電流コレクタは、約100m2/gより大きい表面積を有する、請求項1〜290のいずれかに記載の方法。
【請求項292】
前記電流コレクタは、約150m2/gより大きい表面積を有する、請求項1〜291のいずれかに記載の方法。
【請求項293】
前記電流コレクタは、約200m2/gより大きい表面積を有する、請求項1〜292のいずれかに記載の方法。
【請求項294】
前記酸素は、ガス状の水から触媒的に産生される、請求項1〜293のいずれかに記載の方法。
【請求項295】
前記酸素は、液体の水から触媒的に産生される、請求項1〜294のいずれかに記載の方法。
【請求項296】
前記層は、約100μm未満の厚さを有する、請求項245に記載の方法。
【請求項297】
前記層は、約10μm未満の厚さを有する、請求項245に記載の方法。
【請求項298】
前記層は、約1μm未満の厚さを有する、請求項245に記載の方法。
【請求項299】
前記層は、約100nm未満の厚さを有する、請求項245に記載の方法。
【請求項300】
前記層は、約10nm未満の厚さを有する、請求項245に記載の方法。
【請求項301】
前記層は、約1nm未満の厚さを有する、請求項245に記載の方法。
【請求項302】
前記酸素ガスは、1時間当たり、電極1cm2当たり10mmolの酸素の割合で産生される、請求項1〜301のいずれかに記載の方法。
【請求項303】
前記電極は、本質的に白金から成っておらず、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.4ボルト未満の過電圧によって、ほぼ中性のpHにおける水から酸素ガスを触媒的に産生することが可能である、請求項1〜302のいずれかに記載の方法。
【請求項304】
前記電極は、本質的に白金から成っておらず、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.35ボルト未満の過電圧によって、ほぼ中性のpHにおける水から酸素ガスを触媒的に産生することが可能である、請求項1〜303のいずれかに記載の方法。
【請求項305】
前記電極は、本質的に白金から成っておらず、少なくとも1mA/cm2の電極電流密度において、0.325ボルト未満の過電圧によって、ほぼ中性のpHにおける水から酸素ガスを触媒的に産生することが可能である、請求項1〜304のいずれかに記載の方法。
【請求項306】
前記電極は、約100%のファラデー効率によって水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜305のいずれかに記載の方法。
【請求項307】
前記電極は、少なくとも約99%のファラデー効率によって水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜306のいずれかに記載の方法。
【請求項308】
前記電極は、少なくとも約95%のファラデー効率によって水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜307のいずれかに記載の方法。
【請求項309】
前記電極は、少なくとも約90%のファラデー効率によって水から酸素ガスを触媒的に形成することが可能である、請求項1〜308のいずれかに記載の方法。
【請求項310】
前記過電圧は、標準条件下において決定される、請求項1〜309のいずれかに記載の方法。
【請求項311】
前記標準条件は、中性pHを伴う電解質、周囲温度、周囲圧力、非多孔質で平面的である電流コレクタ、および約1mA/m2の幾何学的電流密度を含む、請求項310に記載の方法。
【請求項312】
前記水素ガスおよび前記酸素ガスから水素を形成することをさらに含む、請求項1〜311のいずれかに記載の方法。
【請求項313】
前記電極はまた、酸素ガスから水を触媒的に形成することも可能である、請求項1〜312のいずれかに記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図9−1】
【図9−2】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13−1】
【図13−2】
【図14A】
【図14B】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21A】
【図21B】
【図21C】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26A】
【図26B】
【図26C】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33−1】
【図33−2】
【図33−3】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図9−1】
【図9−2】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13−1】
【図13−2】
【図14A】
【図14B】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21A】
【図21B】
【図21C】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26A】
【図26B】
【図26C】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33−1】
【図33−2】
【図33−3】
【公表番号】特表2011−525217(P2011−525217A)
【公表日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−514609(P2011−514609)
【出願日】平成21年6月17日(2009.6.17)
【国際出願番号】PCT/US2009/003627
【国際公開番号】WO2009/154753
【国際公開日】平成21年12月23日(2009.12.23)
【出願人】(596060697)マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー (233)
【出願人】(510333955)サン カタリティックス コーポレイション (2)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年6月17日(2009.6.17)
【国際出願番号】PCT/US2009/003627
【国際公開番号】WO2009/154753
【国際公開日】平成21年12月23日(2009.12.23)
【出願人】(596060697)マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー (233)
【出願人】(510333955)サン カタリティックス コーポレイション (2)
【Fターム(参考)】
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