説明

計数装置、計数方法、および計数プログラム

【課題】物体の属性を推定し、属性別に計数した計数値に対する補正の精度を高め、この補正によって得られる補正計数値の信頼性を十分に向上させることができる計数装置を提供する。
【解決手段】計数装置1は、カメラで撮像された撮像画像を処理し、この撮像画像に撮像されている物体の属性を推定し、属性毎に、推定した物体数を計数する。また、計数装置1は、推定される属性毎の推定割合を示す推定割合データを記憶している。計数装置1は、各属性の計数値、および推定割合データを用いて、各属性の補正計数値を算出する。したがって、属性の推定誤りを考慮した補正が行えるので、この補正によって得られる補正計数値の信頼性を十分に向上させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、物体の属性を推定し、属性別に物体を計数する計数装置、計数方法、および計数プログラム
【背景技術】
【0002】
従来、店舗に来店した顧客や、商品を購入した顧客を属性別に計数する計数装置があった。ここで言う属性とは、性別や年代(または年齢)等である。この計数装置は、カメラの撮像画像を処理し、撮像されている顧客の目尻、ほうれい線、口元、顎等の特徴量を抽出し、抽出した特徴量から属性を推定する。来店した顧客を計数する場合には、カメラは店舗の入口付近に設置される。また、商品を購入した顧客を計数する場合には、カメラは店舗のレジ付近に設置される。
【0003】
店舗では、この計数装置によって計数された属性毎の顧客の人数を参考にして、売上の向上や顧客サービスの向上を図っている。具体的には、計数装置の計数結果から来店する顧客や、商品を購入する顧客の傾向(性別や年齢層等)を判断し、店舗で販売する商品のラインアップや、商品の陳列方法等の改良を行っている。
【0004】
顧客の属性は、その顧客を撮像した撮像画像によって推定することから、撮像画像における顔の向きや撮像環境等によって、属性を誤って推定することがある。例えば、西日などの外光の関係により、顧客の顔のしわや輪郭などが正確に撮影できないことにより、実際よりも若く計測したりすることがある。また、女性的特徴(顔器官に丸みがある、眉が細い等)を持つ男性を女性と推定したり、男性的特徴(彫りが深い、目が細い等)を持つ女性を男性と推定することがある。属性の推定誤りの発生頻度は、属性を判定するプログラム等の改良やカメラの設置環境の最適化によって、ある程度抑えられる。しかし、属性の推定誤りの発生頻度を0にすることはできない。また、属性誤りの発生頻度は、推定する属性の種類の増加にともなって大きくなる。
【0005】
そこで、属性別の計数結果に、推定誤りによる誤差が含まれていることを考慮し、この属性別の計数値を補正し、その補正計数値を出力することが提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1では、
(1)男性(または女性)と推定した人数を計数した計数値に対して、予め定めた識別精度(0以上、1以下の値)をかけた値を補正計数値値とする手法や、
(2)男性(または女性)と推定した人数を計数した計数値と、男性であるか女性であるかを推定できなかった人数を計数した計数値に対して、予め定めた男性比率(または女性比率)をかけた値と、の和を補正計数値とする手法や、
(3)上記(2)における男性比率(または女性比率)を、男性(または女性)と推定した人数を、男性と推定した人数と女性と推定した人数の和で除算した値とする手法、
を提案している。
【特許文献1】特開2007−102482号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1における上記(1)の手法では、属性を推定した人数(サンプル数)と、補正された男性の人数と女性の人数との和(出力数)と、が一致しない。したがって、この手法では、属性別の計数値から、信頼性を十分に向上させた補正計数値を得ることはできない。
【0007】
また、上記(2)、および(3)は、男性または女性と推定された属性の推定精度が100%であることを前提にしている。このため、男性または女性と推定された属性の計数値に対して、何らの補正も行われない。したがって、これらの手法でも、属性別の計数値から、信頼性を十分に向上させた補正計数値を得ることはできない
この発明の目的は、物体の属性を推定し、属性別に計数した計数値に対する補正の精度を高め、この補正によって得られる補正計数値の信頼性を十分に向上させることができる計数装置、計数方法、および計数プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明の計数装置は、上記課題を解決し、その目的を達するために、以下の構成を備えている。
【0009】
属性推定手段が、例えば、CCDカメラ等の撮像装置で撮像された撮像画像を処理し、この撮像画像に撮像されている人や車両等の物体の属性を推定する。例えば、物体が、人である場合には、性別や年代(または年齢)等を属性として推定する。また、物体が車両である場合には、軽車両、小型車両、普通車両、大型車両等の車両種類を属性として推定する。計数手段が、属性毎に、前記属性推定手段によって推定された物体数を計数する。計数手段は、例えば、属性推定手段が物体の属性を推定する毎に、推定された属性の物体の計数値を1カウントアップする。
【0010】
また、各属性の物体について、属性推定手段によって推定される属性毎の推定割合を示す推定割合データを推定割合記憶手段に記憶している。推定割合データは、具体的に言うと、属性nの物体を属性mと推定する割合である。例えば推定する属性の種類が属性1、属性2、属性3、および属性4の4つである場合、属性毎に、その属性n(n=1、2、3、4)の物体が属性1に推定される推定割合[1,n]、属性2に推定される推定割合[2,n]、属性3に推定される推定割合[3,n]、および属性4に推定される推定割合[4,n]を記憶している。すなわち、推定割合データは、16(4×4)個の推定割合によって構成される。
【0011】
推定割合データを構成する推定割合の個数は、推定する属性の種類数nの2乗である。また、各属性mの推定割合の総和([1,m]+[2,m]+・・・+[n,m])の総和は1である。ただし、mは、1〜nである。
【0012】
そして、補正計数値算出手段が計数手段によって計数された各属性の計数値、および前記推定割合記憶手段が記憶する前記推定割合データを用いたn次元一次連立方程式により、各属性の補正計数値を算出する。
【0013】
このn次元一次連立方程式は、
属性n(n=1・・・n)の計数値をAn
属性nの補正計数値をAn’
属性nの物体を属性m(m=1・・・n)と推定する推定割合を[m,n]とした場合、
【0014】
【数2】

【0015】
で表される、n次元連立一次方程式になる。
【0016】
例えば、推定する属性が属性1、属性2、属性3、および属性4である場合に、各属性の計数値をAn(n=1、2、3、4)とすると、
A1=A1’×[1,1]+A2’×[1,2]
+A3’×[1,3]+A4’×[1,4]
A2=A1’×[2,1]+A2’×[2,2]
+A3’×[2,3]+A4’×[2,4]
A3=A1’×[3,1]+A2’×[3,2]
+A3’×[3,3]+A4’×[3,4]
A4=A1’×[4,1]+A2’×[4,2]
+A3’×[4,3]+A4’×[4,4]
で示される4次元一次連立方程式を解くことにより、各属性の補正計数値An’を算出することができる。
【0017】
ここで、[数2]で示されるn次元一次連立方程式は、
【0018】
【数3】

【0019】
に示す行列式で表すことができる。そして、この[数3]は、公知のガウス・ジョルダン法で解くことができる。
【0020】
なお、属性毎の推定割合の総和は1である。
【0021】
これにより、属性を推定した物体の個数(サンプル数)と、補正された各属性の補正計数値の総和と、は等しくなる。また、計数値に対して、属性の推定誤りを考慮した補正が行えるので、この補正によって得られる補正計数値の信頼性を十分に向上させることができる。
【発明の効果】
【0022】
この発明によれば、物体の属性を推定し、属性別に計数した計数値に対する補正の精度を高め、この補正によって得られる補正計数値の信頼性を十分に向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、この発明の実施形態である計数装置について説明する。
【0024】
図1は、この発明の実施形態である計数装置の主要部の構成を示すブロック図である。この計数装置1は、顧客を属性別に計数する。計数装置1は、制御部2と、画像入力部3と、画像処理部4と、記憶部5と、操作部6と、出力部7と、を備えている。制御部2は、計数装置1本体各部の動作を制御する。画像入力部3には、撮像装置であるカメラ10が接続されている。カメラ10は、顧客を撮像する場所に取り付けられている。例えば、店舗に来店した顧客を属性別に計数する場合には、カメラ10は、店舗の入口付近で、店舗に入る顧客を正面から撮像する向きに取り付ける。また、店舗で商品を購入した顧客を属性別に計数する場合には、カメラ10は、店舗のレジ付近で、取引金額の精算を行っている顧客を正面から撮像する向きに取り付ける。画像入力部3には、接続されているカメラ10の撮像画像が入力される。画像処理部4は、画像入力部3に入力された撮像画像を処理し、撮像されている顧客の属性を推定する。ここでは、性別、および年代を属性として推定する場合を例にして説明する。
【0025】
記憶部5は、属性毎に、その属性であると推定した顧客の人数(計数値)を記憶する計数値記憶エリア5aと、後述する補正計数値算出処理で用いる推定割合データを記憶する推定割合データ記憶エリア5bと、を有する。計数値記憶エリア5aは、図2(A)に示す計数値データを記憶している。この計数値データは、画像処理部4が顧客の属性を推定する毎に、このときに推定された属性の計数値を1カウントアップされる。ここでは、画像処理部4が推定する顧客の属性を、
属性1:18歳未満の男性、
属性2:18歳以上〜30歳未満の男性、
属性3:30歳以上〜40歳未満の男性、
属性4:40歳以上〜50歳未満の男性、
属性5:50歳以上の男性、
属性6:18歳未満の女性、
属性7:18歳以上〜30歳未満の女性、
属性8:30歳以上〜40歳未満の女性、
属性9:40歳以上〜50歳未満の女性、
属性10:50歳以上の女性
の10種類であるとして説明する。
【0026】
また、ここでは、属性n(nは、1〜10)の顧客を、属性m(mは、1〜10)であると判定する割合[m,n]を推定割合という。推定割合データ記憶エリア5bは、図2(B)に示す推定割合データを記憶する。例えば推定割合[1,1]は、属性1である顧客を、正しく属性1であると推定する割合であり、推定割合[1,2]は、属性2である顧客を、誤って属性1であると推定する割合である。この例では、推定割合データは、[1,1]〜[10,10]からなる100個の推定割合で構成される。推定割合データを構成する推定割合の個数は、推定する属性の種類数の2乗である。
【0027】
なお、各推定割合は、0以上で1以下の値である。また、属性毎の推定割合の総和(図2(B)に示す横方向に並んでいる推定割合)は1である。
【0028】
また、属性毎の推定割合は、その属性の複数人の顧客(例えば、1000人や10000人の顧客)を対象にして実際に属性を推定し、その推定結果に基づいて設定すればよい。
【0029】
操作部6は、キーボードやマウス等の入力デバイスを有し、装置本体に対する入力操作を受け付ける。出力部7は、接続されている表示器やプリンタに対して、処理結果等を出力する。
【0030】
制御部2は、計数値記憶エリア5aに記憶する計数値データ、および推定割合データ記憶エリア5bに記憶する推定割合データに基づいて、各属性の補正計数値を算出する補正計数値算出処理を行う。この補正計数値算出処理の詳細については、後述する。この補正計数値は、画像処理部4における属性の推定精度を考慮して計数値を補正した各属性の顧客の人数である。
【0031】
次に、この計数装置1の動作について説明する。この計数装置1は、カメラ10の撮像画像を処理して、撮像されている人物の属性を推定し、顧客を属性別に計数する計数処理と、画像処理部4における属性の推定精度を考慮して計数値を補正する補正計数値算出処理と、を行う。
【0032】
まず、計数処理について説明する。図3は、計数処理を示すフローチャートである。計数装置1の画像入力部3には、カメラ10から1秒間に数十フレームの撮像画像が入力されている。画像処理部4は、画像入力部3に入力された撮像画像に顧客が撮像されているかどうかを判定する(s1)。s1では、例えば背景画像との差分画像を生成し、この差分画像に対する顔等の形状のパターンマッチング等を行い、人らしきものが撮像されているかどうかを判定する。また、特に差分画像を生成せずに、撮像画像に対して直接上述したパターンマッチング等を行ってもよい。さらに、時間的に連続する撮像画像の差分画像を生成し、移動体の有無を検出することによって、s1にかかる判定を行うようにしてもよい。
【0033】
画像処理部4は、s1で顧客が撮像されていると判定すると、その人物の顔がほぼ正面から撮像されているカメラ10の撮像画像を選択する(s2)。上述したように、カメラ10からは、1秒間に数十フレームの撮像画像が入力されているので、s1で撮像されていることを検出した顧客が撮像されている撮像画像も複数フレームある。s2は、顧客の属性を推定するのに適した撮像画像を選択する処理である。
【0034】
画像処理部4は、s2で選択した撮像画像を処理し、撮像されている顧客の属性を推定する(s3)。s3では、上述した属性1〜属性10のいずれであるかを推定する。属性の推定は、例えば、目尻、ほうれい線、口元、顎等の特徴量を抽出し、抽出した特徴量に基づいて行う。計数装置1は、画像処理部4がs3推定した属性について、記憶部5の計数値記憶エリア5aに記憶している該当する属性の計数値を1カウントアップし(s4)、s1に戻る。
【0035】
計数装置1は、上記処理を繰り返すことにより、カメラ10で撮像した顧客(例えば、店舗に来店した顧客や、商品を購入した顧客)の属性を推定し、属性別に人数を計数する。
【0036】
次に、記憶部5の計数値記憶エリア5aに記憶している属性別の計数値を補正する補正計数値算出処理について説明する。この補正計数値算出処理は、上述した計数処理において、顧客の属性の推定に誤りがあることを前提に、属性別の計数値Anを補正する処理である。この補正計数値算出処理は、例えば、オペレータが操作部6を操作して実行開始かかる入力操作を行う構成であってもよいし、定期的に自動実行する構成であってもよい。
【0037】
この計数装置1では、ある属性nの計数値は、属性毎に、その属性について求める人数(ここで言う、補正計数値に相当する。)と、その属性の人を属性nであると推定する推定割合との積、の総和であるとしている。
【0038】
具体的には、第1の属性を属性X(上述した属性1〜属性10のいずれか)とした場合、属性Xの計数値をAx、属性Xの補正計数値をAx’とすると、
【0039】
【数4】

【0040】
で示される10次元連立一次方程式で表すことができる。
【0041】
これは、
【0042】
【数5】

【0043】
に示す行列式で表すことができる。したがって、推定割合データに基づく行列Zの逆行列を両辺の左側にかけることにより、属性毎の補正計数値Ax’を算出することができる。すなわち、[数4]は、公知のガウス・ジョルダン法で解くことができる。
【0044】
計数装置1は、記憶部5の計数値記憶エリア5aに記憶している計数値データを読み出すとともに、推定割合データ記憶エリア5bに記憶している推定割合データを読み出す(s11、s12)。s11、s12にかかる処理は、どちらが先に行われてもよい。計数装置1は、公知のガウス・ジョルダン法により、属性毎の補正計数値An’を算出する(s13)。計数装置1は、s13で算出した属性毎の補正計数値An’を出力部7から出力し(s14)、本処理を終了する。出力部7から出力された属性毎の補正計数値An’は、この出力部7に接続している表示器で表示してもよいし、プリンタで印刷してもよい。
【0045】
このように、計数値Anに対して、属性の推定誤りを考慮した補正が行えるので、この補正によって得られる補正計数値An’の信頼性を十分に向上させることができる。したがって、顧客の属性別の人数を精度良く得ることができる。
【0046】
また、上記の説明では、画像入力部3に接続されているカメラ10を1つとして説明したが、複数のカメラが接続されていてもよい。この場合には、カメラ10毎に上述した処理を行えばよい。また、属性を推定する物体としては、人だけでなく、車両等の他の物体であってもよい。
【0047】
なお、推定する属性が属性1、および属性2の2種類であるときには、推定割合[1,1]と[2,1]との和が1であり、推定割合[1,2]と[2,2]との和が1であるので、推定割合[2,1]と[1,2]を用いずに、
A1’=(A2−(A1+A2)×[2,2])/(1−([1,1]+[2,2]))
A2’=(A1−(A1+A2)×[1,1])/(1−([1,1]+[2,2]))
により算出することもできる。
【0048】
また、画像処理部4で推定する属性の種類は、上記した10種類に限らず、何種類であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】計数装置の主要部の構成を示すブロック図である。
【図2】計数値データ、および推定割合データを示す図である。
【図3】計数処理を示すフローチャートである。
【図4】補正計数値算出処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0050】
1−計数装置
2−制御部
3−画像入力部
4−画像処理部
5−記憶部
5a−計数値記憶エリア
5b−推定割合データ記憶エリア
10−カメラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体の属性を推定する属性推定手段と、
属性毎に、前記属性推定手段によって推定された物体数を計数する計数手段と、
各属性の物体について、前記属性推定手段によって推定される属性毎の推定割合を示す推定割合データを記憶する推定割合記憶手段と、
前記計数手段によって計数された各属性の物体の計数値、および前記推定割合データに基づいて、各属性の補正計数値を算出する補正計数値算出手段と、を備えた計数装置。
【請求項2】
前記補正計数値算出手段は、
各属性n(n=1・・・n)の計数値をAn
各属性nの補正計数値をAn’とし、
前記推定割合記憶手段が記憶する、属性nの物体を属性m(m=1・・・n)と推定する推定割合を[m,n]とした場合に、
【数1】

で示されるn次元連立1次方程式により、各属性の補正計数値An’を算出する手段である、請求項1に記載の計数装置。
【請求項3】
撮像装置で撮像された撮像画像が入力される撮像画像入力手段を備え、
前記属性推定手段は、前記撮像画像入力部に入力された撮像画像を処理し、撮像されている物体の属性を推定する手段である、請求項1、または2に記載の計数装置。
【請求項4】
撮像装置で撮像された撮像画像が入力される撮像画像入力手段を備え、
前記属性推定手段は、前記撮像画像入力部に入力された撮像画像を処理し、撮像されている人物の属性を推定する手段である、請求項1、または2に記載の計数装置。
【請求項5】
前記属性推定手段は、属性として、撮像されている人物の性別を推定する手段である、請求項4に記載の計数装置。
【請求項6】
属性推定手段が、物体の属性を推定し、
計数手段が、属性毎に、前記属性推定手段によって推定された物体数を計数し、
補正計数値算出手段が、記憶部に記憶している、各属性の物体について、前記属性推定手段によって推定される属性毎の推定割合を示す推定割合データ、および前記計数手段によって計数された各属性の物体の計数値に基づいて、各属性の補正計数値を算出する、計数方法。
【請求項7】
コンピュータを、
物体の属性を推定する属性推定手段、
属性毎に、前記属性推定手段によって推定された物体数を計数する計数手段、および、
記憶部に記憶している、各属性の物体について、前記属性推定手段によって推定される属性毎の推定割合を示す推定割合データ、および前記計数手段によって計数された各属性の物体の計数値に基づいて、各属性の補正計数値を算出する補正計数値算出手段、
として機能させるための計数プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−97518(P2010−97518A)
【公開日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−269269(P2008−269269)
【出願日】平成20年10月20日(2008.10.20)
【出願人】(000002945)オムロン株式会社 (3,542)
【Fターム(参考)】