説明

記録再生装置

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、映像信号の記録再生装置に係わり、特に、カメラ一体形VTRや電子スチルカメラのようにビデオカメラが一体となった記録再生装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、たとえば「テレビ技術」'85年11月号pp.78−83に記載されるように、ビデオカメラとVTR(ビデオテープレコーダ)とを小形、軽量に一体化し、携帯して撮像、記録ができるようにしたカメラ一体形VTRが知られている。かかるカメラ一体形VTRにおいては、電子ビューファインダとVTRの再生信号の出力端子が設けられ、電子ビューファインダで撮像画像を確認することにより、所望の被写体を誤りなく撮像することができるし、上記出力端子をテレビジョン受像機に接続することにより、撮像、記録された画像をテレビジョン受像機でモニタすることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上のように、上記カメラ一体形VTRは、小形、軽量に構成され、また、電子ビューファインダも備えつけられているため、任意の場所に持ち運んで所望被写体を正しく撮像することができる。
しかしながら、かかるカメラ一体形VTRでは、記録された画像をモニタして楽しむためには、このカメラ一体形VTRをテレビジョン受像機に接続することが前提となる。このために、旅行中などにおいては、撮像した画像を直ちに再生して楽しみたい場合もあるが、このような場合にはテレビジョン受像機がなければならないし、これがあったとしても、カメラ一体形VTRを接続する端子を有していなければならない。
このように、従来のカメラ一体形VTRなどの記録再生装置においては、撮像、記録の点からみると便利なものであるが、画像モニタの点からみると、以上のような問題があった。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、画像モニタをいつでも、容易に行なうことができるようにした記録再生装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、再生映像信号による画像を映出する透過形表示手段と、該透過形表示手段に光を照射する光照射手段と、該透過形表示手段を透過した光をスクリーンに照射し該透過形表示手段で映出された画像を該スクリーンに拡大投写するズーム手段を含む光学手段と、該スクリーンまでの距離を測定する距離測定手段と、該距離測定手段からの距離情報に応じて該ズーム手段を制御するズーム制御手段とを設ける。
また、本発明は、前記スクリーンでの投写画面のサイズを指定する倍率設定手段を設け、前記ズーム制御手段が該倍率設定手段からの倍率サイズ情報と前記距離情報とに応じて前記ズーム手段を制御するようにする。
さらに、本発明は、前記倍率サイズ情報に応じて前記透過形表示手段の透過光量を制御する手段を設ける。
さらに、本発明は、再生映像信号による画像を映出する透過形表示手段と、該透過形表示手段に光を照射する光照射手段と、該透過形表示手段を透過した光をスクリーンに照射し該透過形表示手段で映出された画像を該スクリーンに拡大投写する光学手段と、該スクリーンまでの距離を測定する距離測定手段と、該距離測定手段からの距離情報に応じて該透過形表示手段の透過光量を制御する手段とを設ける。
〔作用〕
光照射手段からの光は透過形表示手段で映出される画像に応じて変調され、光学手段を通ってスクリーン上に照射される。これにより、スクリーン上に透過形表示手段に映出された画像が拡大して投写される。このとき、ズーム手段は、スクリーンまでの距離に応じて、さらには、指定される倍率に応じて制御され、投写画像が、スクリーンまでの距離にかかわらず、一定のサイズに、あるいは指定されたサイズに保持される。
また、投写画面の輝度は該投写画面のサイズやスクリーンまでの距離に応じて異なるが、これらサイズや距離に応じて透過形表示手段の透過量を制御することにより、投写画面のサイズやスクリーンまでの距離を異ならせても、投写画面の輝度が一定に保持される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明による記録再生装置の一実施例を示す構成図であって、1はスクリーン、2,3,4はズームレンズ、5はハーフミラー、6は赤外光受光部、7は赤外光発光部、8,9はレンズ、10は赤外線センサ、11は赤外線発光体、12はセンスアンプ、13は赤外光変調器、14は距離測定回路、15はレンズ駆動装置、16はレンズ、17は投写用光源、18はズーム制御器、19は撮像素子、20はカメラ信号処理回路、21は記録処理回路、22は再生処理回路、23は液晶駆動回路、24は記録再生機構部、25は倍率設定器、26は入力端子、27は液晶パネルである。
同図において、ズームレンズ2〜4、レンズ16、撮像管理や固体撮像素子などの撮像素子19およびカメラ信号処理回路20からなるビデオカメラと記録処理回路21、再生処理回路22および記録再生機構部24からなる記録再生部とが一体化されているが、さらに、液晶駆動回路23、液晶パネル28、光源17からなる投写ユニットや、赤外光受光部6、赤外光発光部7、センスアンプ12、赤外光変調器13および距離測定回路14からなる測距機構、ズームレンズ駆動制御装置18、レンズ駆動装置15および倍率設定器25からなるズームレンズ駆動機構も設けられている。この投写ユニットの投写レンズとしてはレンズ16やズームレンズ2〜4が兼用され、ビデオカメラと投写ユニットの光路を規定するために、ズームレンズ系4と撮像素子19との間にハーフミラー5が設けられている。
次に、この実施例の動作を説明する。
まず、被写体を撮像して映像信号を記録する場合には、ビデオカメラが作動状態となり、記録再生部は記録モードに設定される。また、液晶駆動回路23をオフ、光源17を消灯状態にして投写ユニットを非作動状態とする。
かかる状態において、図示しない被写体からの光は撮像レンズとして機能するレンズ16やズームレンズ2〜4およびハーフミラー5を通り、撮像素子19に照射されて被写体像が結像する。撮像素子19はこの被写体像を撮像して電気信号を出力する。この電気信号はカメラ信号処理回路6で処理されて撮像信号が生成される。この映像信号は、記録処理回路21で記録のための処理が施された後、記録再生機構部24に供給されて磁気テープなどの記録媒体に記録される。
この実施例では、画像再生のためにテレビジョン受像機との接続端子(図示せず)を有しているが、もしくはかかる接続端子を設けるようにしてもよいが、投写ユニットによっても画像再生が可能である。
すなわち、この場合には、投写ユニットを作動状態として記録再生部を再生モードとし、ビデオカメラは非作動状態とする。したがって、光源17は点灯して一定強度の光を発し、液晶駆動回路23はオン状態となる。記録再生部の記録再生機構部24で記録媒体から信号が再生され、この再生信号が再生処理回路22で処理されて映像信号が得られる。液晶駆動回路23はこの映像信号に応じて液晶パネル28を駆動し、そこに、再生映像信号による画像を映出する。
一方、光源17からの光は液晶パネル28でそこに映出される画像に応じて変調され、ハーフミラー5で反射された後、ズームレンズ4,3,2およびレンズ16を通ってスクリーン1に照射される。これらズームレンズ2〜4およびレンズ16は投写レンズとして機能しており、これにより、液晶パネル28に映出される画像が拡大されてスクリーン1上に結像して投写される。
また、赤外線発光部7は駆動状態となり、赤外光発光体11が赤外光を発光する。この場合、自然光の影響を低減するために、この赤外光は赤外光変調器13によってパルス状に変調される。この赤外光はレンズ9によってスクリーン1に投射される。スクリーン1で反転された赤外光は、赤外光受光部6において、レンズ8を通して赤外線センサ10で受光される。受光された赤外光は赤外光受光部10でパルス状の電気信号に変換され、センスアンプ12で増幅された後、距離測定回路14に送られる。距離測定回路14では、この電気信号と赤外光変調器13からの赤外光発光体11の変調に同期した基準信号との時間間隔を計測し、これによってスクリーン1と投写機本体との距離を表わす情報(距離情報)を生成してズーム制御器18に送る。
また、入力端子26からはズーム倍率の指定信号が入力され、これに応じて倍率設定器25はこのズーム倍率に応じた投写サイズ情報を出力する。ズーム制御器18は、これら距離情報と投写サイズ情報とで演算し、その演算結果に応じてレンズ駆動装置15を制御する。これにより、スクリーン1と投写機本体との距離にかかわらず、スクリーン1上での投写画面サイズが指定されたものとなるように、ズームレンズ2〜4が位置設定される。
設定可能な投写画面サイズとしては、たとえば、20インチ、30インチ、50インチの3種類とする。
以上のように、この実施例では、再生画像をスクリーン上に、しかも希望の画面サイズで投写することができ、テレビジョン受像機などのモニタなしで画像再生が可能である。
なお、この実施例はビデオカメラ一体形のビデオテープレコーダに限るものではなく、電子スチルカメラなど映像信号の記録再生が可能でビデオカメラと一体となった記録再生装置であればよい。また、スクリーン1も壁などで代用することもできる。
第2図は本発明による記録再生装置の他の実施例を示す構成図であって、28はスライダ抵抗器、29はスライダ抵抗制御器、30,31,32は接点、33は光源用電源であり、第1図に対応する部分には同一符号をつけている。
この実施例は、投写距離、投写倍率に関係なく、スクリーン上での画像の輝度を一定に保つものである。
第2図において、映像信号の記録動作も、スクリーンでの画面サイズの設定動作も第1図に示した実施例と同様である。
再生画像をスクリーン1上に投写する場合、投写画面サイズを、たとえば20インチ、30インチ、50インチした場合、スクリーン上での画面の輝度はその画面の面積に反比例して低下する。そこで、この実施例では、投写画面のサイズに応じて光源用電源33から投写用光源17に流れる電流を制御する。すなわち、スライダ抵抗制御器29は、距離測定回路14からの距離情報と倍率設定器25からの投写サイズ情報に応じて、スライダ抵抗器28での接点30,31,32を切換え、投写用光源17に流れる電源を制御する。たとえば、投写画面サイズが20インチのときには接点32が、30インチのときには接点31が、50インチのときは接点30が夫々選択される。
以上のように、この実施例では、投写画面のサイズを変更してもその輝度に変化はなく、常に良好な投写画面を得ることができる。
第3図は本発明による記録再生装置のさらに他の実施例を示す構成図であって、34は画像プロセサ、35は液晶セグメント・コントラスト制御器であり、第1図に対応する部分には同一符号をつけている。
たとえば、旅行先やキャンプ場などで壁、立札などを簡易スクリーンとして用いる場合、使用するスクリーンが常に反射率が高いものとは限らないし、また、反射率が全面にわたって一様とは限らない。この実施例は、かかるスクリーンに対しても、投写画面の輝度を一定にすることができるようにしたものである。
第3図において、映像信号の記録動作、投写画面サイズの設定動作は先の実施例と同様である。
スクリーン1での画面投写時、スクリーン1上に投写される画面の反射光は、また、レンズ16、ズームレンズ2〜4、ハーフミラー5を介して撮像素子19に受光され、これによってカメラ信号処理回路20から映像信号が出力される。この映像信号は画像プロセサ34に供給され、スクリーン1上の各部分の反射率が算出される。
液晶セグメント・コントラスト制御器35は、倍率設定器25からの投写サイズ情報に応じて液晶駆動回路23を制御し、液晶パネル27の全体的な透過率をスクリーン1上での投写画面のサイズに応じて変化させ、常に投写画面の輝度を一定に保つようにしているが、また、画像プロセサ34の演算結果に応じて液晶駆動回路23を制御し、スクリーン1上の反射率が高い部分では液晶パネル27の透過率を下げ、スクリーン1上の反射率が低い部分では液晶パネル27の透過率を上げるようにし、スクリーン1の反射率に影響されない投写画面が得られるようにする。
これにより、スクリーン1上の反射率にかかわらず、常に輝度が一様な良好な投写画面が得られる。
第4図は第3図における液晶セグメント・コントラスト制御器35の一具体例を示す図であって、36,37,38はスクリーン1上でのエリア、39,40はデコーダ、41,42はセグメントドライバ、43,44,45は液晶パネル27上でのエリアであり、第3図に対応する部分には同一符号をつけている。
同図において、スクリーン1は色模様などが付いた壁などとし、エリア36,37,38は反射率が異なるものとする。かかるスクリーン1の反射光を撮像素子19が撮像し、これによってカメラ信号処理回路20から映像信号が出力される。この映像信号は画像プロセサ34に供給され、スクリーン1上の各部の反射率が検出される。なお、ここでは、説明を簡単にするために、再生画面はスクリーン1の全面に投写されるものとしている。
一方、液晶パネル27の全面は投写画面(この場合にはスクリーン1に一致)に対応しており、全面がセグメント単位で分割されている。これらセグメントはスクリーン1上の各部と一対一に対応している。
液晶パネル27は、液晶駆動回路23(図示せず)を介し、セグメント単位で液晶セグメント・コントラスト制御器35によって透過率が制御される。画像プロセサ34で検出された反射率に応じた透過率制御信号は、液晶セグメント・コントラスト制御器35において、デコーダ39,40でデコードされ、セグメントドライバ41,42に供給される。液晶パネル27のセグメントは、セグメントドライバ41,42からの透過率制御信号に応じた駆動信号により、透過率が設定される。
ここで、スクリーン1上のエリア36の反射率が高く、エリア38の反射率が低いとすると、液晶パネル27においては、スクリーン1上のエリア36に対応するエリア43の各セグメントの透過率が下げられ、スクリーン1上のエリア38に対応するエリア45の各セグメントの透過率が上げられる。これにより、スクリーン1上にエリア36〜38毎に反射率が異なっても、一様な輝度の投写画面が得られる。
また、スクリーン1が全体にわたって反射率が低い場合には、液晶パネル27の全体のセグメントの透過率が高められ、スクリーン1が全体にわたって反射率が高い場合には、液晶パネル27の全体のセグメントの透過率が低められることはいうまでもない。
第5図は本発明による記録再生装置のさらに他の実施例を示すブロック図であって、46は距離・コントラスト変換器、47は液晶コントラスト制御器、48はフレネルレンズであり、第1図に対応する部分には同一符号をつけている。
同図において、被写体を撮像して記録する動作は第1図R>図に示した実施例と同様である。
記録再生機構部24から映像信号を再生してスクリーン1に再生画像を投写する場合には、再生処理回路22からの映像信号に応じて液晶駆動回路23が液晶パネル27を駆動し、液晶パネル27に再生画像を映出させる。投写用光源17からの光はフレネルレンズ48で平行光に補正される。この光は液晶パネル27でそこに映出される画像に応じて変調され、ハーフミラー5で反射された後、レンズ16を通ってスクリーン1に照射される。これにより、液晶パネル27に映出される画像が拡大されてスクリーン1上に結像して投写される。
一方、距離測定回路14で形成される距離情報は距離・コントラスト変換器46に供給され、距離情報に応じた透過率制御信号が形成される。液晶コントラスト制御器47はこの透過率制御信号に応じて液晶駆動回路23を制御し、スクリーン1と投写機本体との距離に応じて液晶パネル27の透過率を変化させる。
これにより、スクリーン1と投写機本体との距離が大きくなると(このとき、スクリーン1上での投写画面は大きくなる)、液晶パネル27の透過率が高められ、この距離が小さくなると、透過率は低められる。したがって、スクリーン1と投写機本体との距離が変わって投写画面サイズを変更しても、この投写画面の輝度を一定にすることができる。
第6図は本発明による記録再生装置のさらに他の実施例を示すブロック図であって、49はスライダ抵抗制御器、50はスライダ抵抗器、51は光源用電源であり、第5図R>図に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、スクリーン1への再生画像の投写時には、距離測定回路14からの距離情報はスライダ抵抗制御器49に供給され、これに応じたスライダ抵抗制御信号が形成される。スライダ抵抗器50はこのスライダ抵抗制御信号によって抵抗値が制御され、光源用電源51から投光用光源17に流れる電流をスクリーン1と投写機本体との距離に応じて変化させる。
スクリーン1に投写される再生画像は、スクリーン1と投写機本体との距離が大きくなるほどサイズが大きくなるとともに、この距離に反比例して輝度が低くなる。しかし、この距離が大きいときには、投写用光源17に流れる電流が大きくなるように、また、この距離が小さいときには、この電流が小さくなるように、スライダ抵抗器50の抵抗値が制御され、これにより、スクリーン1と投写機本体との距離を変化させて投写画面の大きさを変えても、その投写画面の輝度を一定に保つことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、スクリーンまでの距離が変わっても、常に指定したサイズの投写画面を得ることができるし、また、スクリーンの種類や状態、投写画面のサイズ、スクリーンまでの距離にかかわらず、常に良好な一定輝度の投写画面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による記録再生装置の一実施例を示すブロック図、第2図および第3図は夫々本発明による記録再生装置の他の実施例を示すブロック図、第4図は第3図R>図における液晶パネルの透過率制御手段の一具体例を示すブロック図、第5図および第6図は夫々本発明による記録再生装置のさらに他の実施例を示すブロック図である。
1……スクリーン、2〜4……ズームレンズ、5……ハーフミラ、6……赤外光受光部、7……赤外光発光部、14……距離測定回路、15……レンズ駆動装置、17……投写用光源、18……ズーム制御器、19……撮像素子、23……液晶駆動回路、24……記録再生機構部、25……倍率設定器、27……液晶パネル、28……スライダ抵抗器、29……スライダ抵抗制御器、34……画像プロセサ、35……液晶セグメント・コントラスト制御器、46……距離・コントラスト変換器、47……液晶コントラスト制御器、49……スライダ抵抗制御器、50……スライダ抵抗器。

【特許請求の範囲】
【請求項1】映像信号を記録し再生する記録再生装置において、再生された該映像信号による画像を映出する透過形表示手段と、該透過形表示手段に光を照射する光照射手段と、該透過形表示手段を透過した光をスクリーン上に照射して該透過形表示手段に映出される画像を拡大投写するズーム手段を含む光学手段と、該スクリーンまでの距離を測定する距離測定手段と、該距離測定手段からの距離情報に応じて該ズーム手段を制御するズーム制御手段とを設け、該スクリーンまでの距離にかかわらず、該スクリーン上での投写画面のサイズを一定に設定可能に構成したことを特徴とする記録再生装置。
【請求項2】請求項1において、前記投写画面のサイズを指定する倍率設定手段を設け、該倍率設定手段からの投写サイズ情報と前記距離情報に応じて前記ズーム手段を制御することにより、前記スクリーンまでの距離にかかわらず、前記スクリーン上での投写画面を指定したサイズに設定可能に構成したことを特徴とする記録再生装置。
【請求項3】請求項2において、前記投写サイズ情報に応じて前記光照射手段が発生する光量を制御する光量制御手段を設け、前記投写画面のサイズにかかわらず、前記投写画面の輝度を一定に保持することができるように構成したことを特徴とする記録再生装置。
【請求項4】請求項2において、前記投写サイズ情報に応じて前記透過形表示手段の透過率を制御する透過率制御手段を設け、前記投写画面のサイズにかかわらず、前記投写画面の輝度を一定に保持することができるように構成したことを特徴とする記録再生装置。
【請求項5】請求項4において、前記スクリーンの各部の反射率を検出する手段を設け、検出された該反射率に応じて前記透過率制御手段が前記透過形表示手段の各部の透過率を制御することを特徴とする記録再生装置。
【請求項6】映像信号を記録し再生する記録再生装置において、再生された該映像信号による画像を映出する透過形表示手段と、該透過形表示手段に光を照射する光照射手段と、該透過形表示手段を透過した光をスクリーン上に照射して該透過形表示手段に映出される画像を拡大投写する光学手段と、該スクリーンまでの距離を測定する距離測定手段と、該距離測定手段からの距離情報に応じて該透過形表示手段の透過率を制御する透過率制御手段とを設け、該スクリーンまでの距離にかかわらず、該投写画面の輝度を一定に保持することができるように構成したことを特徴とする記録再生装置。
【請求項7】映像信号を記録し再生する記録再生装置において、再生された該映像信号による画像を映出する透過形表示手段と、該透過形表示手段に光を照射する光照射手段と、該透過形表示手段を透過した光をスクリーン上に照射して該透過形表示手段に映出される画像を拡大投写する光学手段と、該スクリーンまでの距離を測定する距離測定手段と、該距離測定手段からの距離情報に応じて該光照射手段が発生する光量を制御する光量制御手段とを設け、該スクリーンまでの距離にかかわらず、該投写画面の輝度を一定に保持することができるように構成したことを特徴とする記録再生装置。

【第1図】
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【第2図】
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【第3図】
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【第4図】
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【第5図】
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【第6図】
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【特許番号】第2602318号
【登録日】平成9年(1997)1月29日
【発行日】平成9年(1997)4月23日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平1−60932
【出願日】平成1年(1989)3月15日
【公開番号】特開平2−241274
【公開日】平成2年(1990)9月25日
【出願人】(999999999)株式会社日立製作所
【参考文献】
【文献】特開 昭61−101175(JP,A)
【文献】特開 昭62−207073(JP,A)
【文献】特開 昭63−61302(JP,A)