説明

訪問者認証方法、訪問者認証システム及びプログラム

【課題】
会社及び公共の施設等のセキュリティエリアに訪問者が立ち入る場合の本人確認を確実に行う。
【解決手段】
面会者10は、訪問者1との事前の電話連絡等により、面談日時を決める際に暗号番号を取り決めておくとともに、訪問者認証システムに、訪問者1の所属組織名、氏名のほかに、前記暗証番号を登録する。訪問者1は訪問した際、受付3のOCR6やバーコードリーダー8を利用し、所属組織名、氏名のどちらか一つを入力するとともに、予め通知された暗証番号を入力する。訪問者認証システムは、入力された各情報が、予め登録された情報と一致した場合に、訪問者の入場を許可する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、本人認証技術に関し、特に、予め本人識別情報の入手、登録することが困難な外部の訪問者の本人認証を安全確実に行う訪問者認証方法、訪問者認証システム及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般の本人認証は、対象者を目視で確認する方法の他、端末等にIDとパスワードを入力することにより行う方法、バイオメトリクス技術を用いた認証(顔貌、掌形、網膜、虹彩、指紋、声紋、指静脈、手の平静脈等)を利用して事前に登録した情報と照合する確認方法が知られている。
【0003】
しかしながら、外部から来る訪問者の場合、その都度IDを発行し、これを管理していくことは煩雑である。また、上記バイオメトリクス情報を事前に入手することも困難でありコストも相応のものとなる。そこで、会社や公共の施設では、セキュリティエリア入口や入退場口で、入出管理台帳等への記入を行わせる方法や担当者が訪問者の氏名や所属、訪問先(面会者)等を確認する方法が採られている。
【0004】
例えば、特開2005−4570号公報にRF−IDタグを利用した訪問者管理方法が開示されているが、RF−IDタグは事前に手交されるのではなく、あくまでも受付で手渡され退場する際に受付で回収することとなっており、訪問者のセキュリティエリア内での行動を管理・把握するために用いられている。
【0005】
また、特許第2883998号公報には、上記受付における、入出管理台帳、入出管理用伝票(訪問者カード)の記載事項の一部を訪問者の名刺から読み取るための読取手段を備えた外来者管理装置が開示されている。同公報の装置によれば、上記従来の受付業務を省力化・正確化できるとされている。
【0006】
【特許文献1】特開2005−4570号公報
【特許文献2】特許第2883998号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記した特開2005−4570号公報、特許第2883998号公報の技術をもってしても、訪問者の本人性が担保されるわけではない。例えば、特開2005−4570号公報では、訪問者が詐称することによって、セキュリティエリア内部への立ち入りが可能となってしまうし、特許第2883998号公報でも名刺さえ入手できれば、入門可能となってしまうという問題点が残されている。
【0008】
要するに、事前にバイオメトリクス情報等の本人認証情報を入手することを前提としない訪問者の認証は、不特定多数の潜在的訪問者を対象とするものであり、確実かつ安価な本人認証手段を構築することが難しいといえる。
【0009】
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであって、上記受付における本人確認をより精度良く行い、しかも導入コスト、ランニングコストも低廉に抑えることのできる訪問者認証方法、訪問者認証システム及びプログラムを提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の視点によれば、受付端末と、内部端末群と、を接続してなる訪問者認証システムであって、訪問者が入力した自己特定情報及び暗証コード(パスワード、暗証番号等)と、前記予め登録している訪問者情報及び暗証コードがそれぞれ整合した場合に、前記訪問者の入場を許可する訪問者認証システム及びプログラムが提供される。より具体的には、前記訪問者認証システムは、前記内部端末を介して、面会担当者から訪問予定者を特定するための訪問者情報の登録を受け付ける手段と、前記内部端末を介して、前記面会担当者から前記訪問者情報に対応する暗証コードの登録を受け付ける手段と、前記受付端末を介して、前記訪問者から前記訪問者情報の少なくとも一部と前記暗証コードの入力を受け付ける手段と、前記訪問者の入力内容と、前記予め登録している訪問者情報と前記暗証コードが整合した場合に、前記訪問者の入場を許可するよう前記受付端末に指令する手段と、を備えて構成される。
【0011】
また、本発明の第2の視点によれば、訪問者認証システムが、セキュリティエリア内部に設置された内部端末を介して、面会担当者から訪問予定者を特定するための訪問者情報の登録を受け付けるステップと、前記訪問者認証システムが、前記内部端末を介して、前記面会担当者から前記訪問者情報に対応する暗証コードの登録を受け付けるステップと、前記訪問者認証システムが、受付に設置された前記受付端末を介して、前記訪問者から前記訪問者情報の少なくとも一部と前記暗証コードの入力を受け付けるステップと、前記訪問者認証システムが、前記訪問者の入力内容と、前記予め登録している訪問者情報と前記暗証コードが整合した場合に、前記訪問者の入場を許可するよう前記受付端末に指令するステップと、を含むことを特徴とする訪問者認証方法が提供される。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、低コストで、かつ、信頼性の高い訪問者の本人認証を行うことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
続いて、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る訪問者認証システムの構成を表したブロック図である。
【0014】
図1を参照すると、訪問者1の入退場を管理する入場管理部門の受付3と、面会者(被訪問者)10が在籍するオフィス9と、管理用コンピュータ13が設置された電算室12が設けられた会社や公共施設等のセキュリティエリア2が示されている。受付3は、セキュリティエリア2の出入口付近に配置され、訪問者1が入場する際に、必ずこの受付3に立ち寄ることとなっている。
【0015】
また、受付3には、訪問者1が所属組織名、氏名の両方、あるいは、そのどちらか一つを入力し、さらに暗証番号を入力することが可能な受付端末4が設けられている。受付端末4は、パーソナルコンピュータ等で構成され、訪問者1の提示した名刺5の印刷文字情報を読み取る光学文字認識装置(Optical Character Recognition;以下、OCR装置という)6や、名刺5や携帯電話7の画面に表示されたバーコードを読み取るバーコードリーダー8等が接続されている。また、受付端末4は、通信網14を介して管理用コンピュータ13と接続されており、訪問者1の各入力内容の正当性を確認できるよう構成されている。
【0016】
また、オフィス9には、訪問者1とのアポイントメント等に基づいて、訪問者1が訪問する訪問者情報と、アポイントメントに相当する該訪問者情報毎に面会者(被訪問者)10が適宜設定する暗証番号と、を入力するためのパーソナルコンピュータ等の内部端末11が設けられている。また、内部端末11も、通信網14を介して管理用コンピュータ13と接続されており、面会者(被訪問者)10の各入力内容を登録できるよう構成されている。
【0017】
図2は、本発明の一実施形態に係る訪問者認証システムの詳細なシステム構成を表したブロック図である。図2を参照すると、受付3に備えられている受付端末4と、オフィス9に備えられている内部端末11は、それぞれ表示部15、入力部16、記憶部17、送受信部18、制御部19、等を備えて構成されている。
【0018】
表示部15は入力部16を介して入力された内容や送受信部18を介して受信した管理用コンピュータ13からの応答を表示するためのディスプレイ装置等である。入力部16は、訪問者情報や暗証番号を入力するためのキーボード等であり、記憶部17には、送受信部18を介した管理用コンピュータ13との対話処理(訪問者情報登録・照会・変更・取消、面会時の認証要求処理)のため制御部19にて実行されるコンピュータプログラムや作業データが格納される。
【0019】
また前記したように、受付端末4にはOCR装置6やバーコードリーダー8が接続され、訪問者1の提示した名刺5の印刷文字情報やバーコード、携帯電話7の表示画面に表示したバーコードを用いて、前記入力部16における入力内容に代えることが可能となっている。
【0020】
一方、管理用コンピュータ13には、送受信部20、訪問者情報データベース21、登録部22、照合部23、制御部24が備えられている。登録部22は、送受信部20を介して内部端末11からの訪問者情報の登録要求を受け付け、訪問者情報データベース21に登録する処理を行う手段である。照合部23は、送受信部20を介して受付端末4からの認証要求を受け付け、訪問者情報データベース21に登録されている内容との照合処理を行う手段である。
【0021】
図3は、訪問者情報データベース21の登録内容の一例を表した図である。図3の例では、管理用コンピュータ13側で自動採番される面会番号、(訪問)日付、(訪問)時刻、(訪問者1の)所属組織名、(訪問者1の)氏名、面会場所、面会担当者(面会者)の氏名、暗証番号等の情報を登録可能となっている。
【0022】
続いて、本実施形態の動作について図面を参照して詳細に説明する。図4は、本実施形態に係る訪問者認証システムにおける処理手順を表したフローチャートである。図4を参照すると、まず面会者(被訪問者)10は、訪問者1からの事前の電話連絡等により訪問予定と暗証番号を決め、内部端末11を使用して図3に例示した訪問者情報と暗証番号を入力し、管理用コンピュータ13に対して登録要求(送信)する(ステップS001)。
【0023】
前記訪問者情報を受信した管理用コンピュータ13は、受信した訪問者情報と暗証番号を訪問者情報データベース21に登録する(ステップS002)。
【0024】
以降随時、訪問者1や面会者(被訪問者)10間の連絡により、前記登録された訪問者情報を変更ないし取り消すことも可能であるし、ステップS001で仮入力しておいた暗証番号を後から変更することも可能である。
【0025】
一方、前記した面会者(被訪問者)10とのアポイントメントに基づいて、面会に訪れた訪問者1は、受付3で受付端末4に接続されたOCR装置6ないしバーコードリーダー8を利用して訪問者の所定の属性情報、例えば、所属組織名、氏名のいずれか、または、その両方を入力・送信する(ステップS003)。
【0026】
管理用コンピュータ13は、現在日時と訪問者情報データベース21に登録された訪問日時を照合するとともに、訪問者情報データベース21に前記所定の属性情報に該当するデータが登録されているか否か検索し(ステップS004)、一致するデータが無ければ(ステップS004の不一致)、受付端末4に対して入場拒否を示すメッセージを送信する(ステップS005)。
【0027】
一方、ステップS004で一致するデータがあった場合は管理用コンピュータ13より受付端末4に対して暗証番号の送信の要求がなされ(ステップS004の一致)、訪問者1は、受付端末4の入力部16より暗証番号を入力する(ステップS006)。
【0028】
続いて、管理用コンピュータ13は、入力された暗証番号が、訪問者情報データベース21に登録された暗証番号と一致するか否かを確認する(ステップS007)。ここで、入力された暗証番号が不一致であれば(ステップS007の不一致)、受付端末4に対して入場拒否を示すメッセージが送信される(ステップS005)。
【0029】
一方、ステップS007で入力された暗証番号と訪問者情報データベース21に登録された暗証番号とが一致した場合は(ステップS007の一致)、受付端末4に対して入場許可(認証成功)を示すメッセージが送信され、訪問者1は、セキュリティエリア2に入場可能となる。
【0030】
以上のとおり、本発明によれば、会社および公共の施設等のセキュリティエリアはもちろん、イベント会場等に立ち入る者の本人確認を簡便・確実に行うことが可能となる。
【0031】
また、上記した実施形態では、ユーザビリティを考慮して、訪問者が受付でOCR装置6やバーコードリーダー8を利用して所属組織名、氏名を入力できる形態を採用したが、本訪問者認証システムに求められるセキュリティレベルに応じて、所属組織名、氏名以外の属性情報項目のキーボード等による入力を要求するものとしてもよい。また同様に、OCR装置6やバーコードリーダー8に代えて、受付端末にその他の入力手段、メディアリーダー等を接続し、その他の印刷媒体、磁気媒体等を利用可能としても良い。
【0032】
また、上記した実施形態では、面会者(被訪問者)10が適宜暗証番号を決定し、訪問者情報データベース21に登録するものとして説明したが、内部端末11ないし管理用コンピュータ13が入力された訪問者情報を用いて、所定の関数を用いて、暗証番号、パスワードを自動生成し、前記訪問者情報と関連付けて登録する構成とすることも可能である。この場合、面会者(被訪問者)10は、前記自動生成後、内部端末11に表示される暗証番号、パスワードを訪問者1に適当な通信手段により通知する。
【0033】
また、上記した実施形態では、訪問日時を訪問者情報データベースの登録項目とし、訪問者の認証要求時に日時を照合するものとして説明したが、例えば、訪問日時を訪問者情報データベースの登録項目としない場合、あるいは、任意登録項目とする場合は、本訪問者認証システムは出入業者や関係会社従業員等の不定期に訪れる訪問者の本人確認をも行い得るシステムとして機能する。
【0034】
また、本発明は、受付端末4を操作する受付オペレータを配置する有人受付にも適用可能であるが、無人型の受付を実現することも可能である。ごく簡単には、OCR装置やバーコードリーダーを接続した受付端末と、暗証番号の入力用のキーボードないしタッチパネルと、管理用コンピュータにより制御される自動ゲート等の入場規制手段でこれを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の一実施形態に係る訪問者認証システムの概略構成を表したブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る訪問者認証システムの詳細構成を表したブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る訪問者認証システムの訪問者情報データベースに登録されるデータ項目の一例である。
【図4】本発明の一実施形態に係る訪問者認証システムの処理手順を表したフローチャートである。
【符号の説明】
【0036】
1 訪問者
2 セキュリティエリア
3 受付
4 受付端末
5 名刺
6 OCR(Optical Character Recognition)装置
7 携帯電話
8 バーコードリーダー
9 オフィス
10 面会者(被訪問者)
11 端末(内部端末)
12 電算室
13 管理用コンピュータ
14 通信網
15 表示部
16 入力部
17 記憶部
18 送受信部
19 制御部
20 送受信部
21 訪問者情報データベース
22 登録部
23 照合部
24 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
受付端末と、内部端末群と、を接続してなる訪問者認証システムであって、
前記内部端末を介して、面会担当者から訪問予定者を特定するための訪問者情報の登録を受け付ける手段と、
前記内部端末を介して、前記面会担当者から前記訪問者情報に対応する暗証コードの登録を受け付ける手段と、
前記受付端末を介して、前記訪問者から前記訪問者情報の少なくとも一部と前記暗証コードの入力を受け付ける手段と、
前記訪問者の入力内容と、前記予め登録している訪問者情報と前記暗証コードが整合した場合に、前記訪問者の入場を許可するよう前記受付端末に指令する手段と、
を備えたことを特徴とする訪問者認証システム。
【請求項2】
前記内部端末を介して、前記面会担当者から前記訪問者情報に対応する暗証コードの登録を受け付ける手段に代えて、
前記訪問者情報を用いて暗証コードを自動生成し、前記訪問者情報と関連付けて登録するとともに前記面会担当者が操作する内部端末に表示する手段、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の訪問者認証システム。
【請求項3】
前記受付端末に名刺用OCR装置が接続され、前記訪問者情報の少なくとも一部の入力を受け付けること、
を特徴とする請求項1又は2に記載の訪問者認証システム。
【請求項4】
前記受付端末にバーコードリーダーが配置され、前記訪問者情報の少なくとも一部の入力を受け付けること、
を特徴とする請求項1乃至3いずれか一に記載の訪問者認証システム。
【請求項5】
受付端末と、内部端末群と、を接続してなる訪問者認証システムの管理用コンピュータに実行させるプログラムであって、
前記内部端末を介して、面会担当者から訪問予定者を特定するための訪問者情報の登録を受け付ける処理と、
前記内部端末を介して、前記面会担当者から前記訪問者情報に対応する暗証コードの登録を受け付ける処理と、
前記受付端末を介して、前記訪問者から前記訪問者情報の少なくとも一部と前記暗証コードの入力を受け付ける処理と、
前記訪問者の入力内容と、前記予め登録している訪問者情報と前記暗証コードが整合した場合に、前記訪問者の入場を許可するよう前記受付端末に指令する処理と、
を前記コンピュータに実行させるプログラム。
【請求項6】
前記内部端末を介して、前記面会担当者から前記訪問者情報に対応する暗証コードの登録を受け付ける処理に代えて、
前記訪問者情報を用いて暗証コードを自動生成し、前記訪問者情報と関連付けて登録するとともに前記面会担当者が操作する内部端末に表示する処理を前記コンピュータに実行させる請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記受付端末に名刺用OCR装置が接続されており、
前記受付端末及び名刺用OCR装置をして、前記訪問者の名刺を読み取らせることによって、前記訪問者情報の少なくとも一部の入力受付処理を実行すること、
を特徴とする請求項5又は6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記受付端末にバーコードリーダーが接続されており、
前記受付端末及びバーコードリーダーをして、前記訪問者の名刺に印刷されたバーコードを読み取らせることによって、前記訪問者情報の少なくとも一部の入力受付処理を実行すること、
を特徴とする請求項5乃至7いずれか一に記載のプログラム。
【請求項9】
前記受付端末にバーコードリーダーが接続されており、
前記受付端末及びバーコードリーダーをして、前記訪問者の携帯電話の画面に表示されたバーコードを読み取らせることによって、前記訪問者情報の少なくとも一部の入力受付処理を実行すること、
を特徴とする請求項5乃至7いずれか一に記載のプログラム。
【請求項10】
受付端末と、内部端末群と、を接続してなる訪問者認証システムを用いて実施する訪問者認証方法であって、
前記訪問者認証システムが、前記内部端末を介して、面会担当者から訪問予定者を特定するための訪問者情報の登録を受け付けるステップと、
前記訪問者認証システムが、前記内部端末を介して、前記面会担当者から前記訪問者情報に対応する暗証コードの登録を受け付けるステップと、
前記訪問者認証システムが、前記受付端末を介して、前記訪問者から前記訪問者情報の少なくとも一部と前記暗証コードの入力を受け付けるステップと、
前記訪問者認証システムが、前記訪問者の入力内容と、前記予め登録している訪問者情報と前記暗証コードが整合した場合に、前記訪問者の入場を許可するよう前記受付端末に指令するステップと、
を含むことを特徴とする訪問者認証方法。
【請求項11】
前記訪問者認証システムが、前記内部端末を介して、前記面会担当者から前記訪問者情報に対応する暗証コードの登録を受け付けるステップに代えて、
前記訪問者認証システムが、前記訪問者情報を用いて暗証コードを自動生成し、前記訪問者情報と関連付けて登録するとともに前記面会担当者が操作する内部端末に表示するステップを含むこと、
を特徴とする請求項10に記載の訪問者認証方法。
【請求項12】
前記受付端末に名刺用OCR装置が接続されており、
前記名刺用OCR装置が、前記訪問者の名刺を読み取ることによって、前記訪問者情報の少なくとも一部の入力が行われること、
を特徴とする請求項10又は11に記載の訪問者認証方法。
【請求項13】
前記受付端末にバーコードリーダーが接続されており、
前記バーコードリーダーが、前記訪問者の名刺に印刷されたバーコードを読み取ることによって、前記訪問者情報の少なくとも一部の入力が行われること、
を特徴とする請求項10乃至12いずれか一に記載の訪問者認証方法。
【請求項14】
前記受付端末にバーコードリーダーが接続されており、
前記バーコードリーダーが、前記訪問者の携帯電話の画面に表示されたバーコードを読み取ることによって、前記訪問者情報の少なくとも一部の入力が行われること、
を特徴とする請求項10乃至12いずれか一に記載の訪問者認証方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2007−87334(P2007−87334A)
【公開日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−278524(P2005−278524)
【出願日】平成17年9月26日(2005.9.26)
【出願人】(000168285)エヌイーシーコンピュータテクノ株式会社 (572)
【Fターム(参考)】